JP2002117542A - 多層回転記録媒体及びその記録再生方法並びに記録再生装置 - Google Patents

多層回転記録媒体及びその記録再生方法並びに記録再生装置

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JP2002117542A JP2000306596A JP2000306596A JP2002117542A JP 2002117542 A JP2002117542 A JP 2002117542A JP 2000306596 A JP2000306596 A JP 2000306596A JP 2000306596 A JP2000306596 A JP 2000306596A JP 2002117542 A JP2002117542 A JP 2002117542A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安定した記録及び/又は再生を行うことが可
能で高性能な多層光学式回転記録媒体及び当該多層光学
式回転記録媒体の記録再生方法を提供する。 【解決手段】 データ信号の記録に先立って、記録がな
される記録層からの反射光を検出してこれを読取信号に
変換する読取ステップと、記録がなされる記録層以外で
光ビームが透過した他の記録層のプリフォーマット領域
の位置を検出する検出ステップと、読取信号及びプリフ
ォーマット領域の位置に基づいて、記録時又は再生時に
おける照射光ビームの強度、又は再生時における再生信
号を補正する補正ステップと、を有することを特徴とし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学式記録媒体の
記録再生方法及び記録再生装置、特に、プリフォーマッ
ト領域によってデータ記録領域が分割された複数の記録
層を有する多層回転記録媒体の記録再生方法及び記録再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大容量の記録媒体として、1面当
たりの記録容量を増大させることが可能な多層光ディス
クが知られている。かかる多層光ディスクは、比較的小
さな所定の間隔を置いた複数の記録層を積層した構造を
有している。また、例えば、相変化媒体等の記録媒体を
用いた記録可能な多層光ディスクの開発が進められてい
る。
【0003】以下においては、相変化媒体を用いた2つ
の記録層を有する2層DVD(Digital Versatile Dis
c)の場合を例に説明する。かかる2層DVDディスク
は、上層又は第1記録層(すなわち、光ピックアップの
対物レンズに近い層)および下層又は第2記録層に相変
化記録膜を形成した構造を有している。このような2層
ディスクの記録時においては、いずれかの記録層にレー
ザ光をフォーカシングし、その記録層に信号を記録又は
その記録層から信号を再生する。
【0004】上記した2層DVDディスク等において、
第2記録層(以下、単に第2層と称する)に照射光ビー
ムの焦点を合わせて記録再生を行う場合を例に考える。
すなわち、光ビームを第1記録層(以下、単に第1層と
称する)を透過させつつ第2層に照射してデータ信号の
記録及び/又は再生を行う場合を考える。かかる記録再
生時において、第1層による影響は、第1層から反射さ
れて受光系に至る反射光量の変化及び第1層を透過して
第2層に至る透過光量の変化である。第1層からの反射
光量の変化に対しては、検出系等の構成を工夫すること
によってその影響を低減することができる。しかしなが
ら、第1層の透過光量の変化は、記録時においては記録
光強度の変動として、また、再生時においては再生信号
レベルの変動として現れ、無視できない場合がある。
【0005】記録層に相変化媒体、例えば、ゲルマニウ
ムアンチモンテルル(GeSbTe)等を用いた場合、
結晶部とアモルファス部とでは透過率が異なり、結晶部
の透過率はアモルファス部の透過率よりも低い。相変化
媒体の未記録領域ではほぼ100%が結晶部となり、記
録領域では結晶部とアモルファス部とが混在する。ま
た、第1層の記録領域では焦点が合っていないため、記
録信号そのものは再生されないが、光ビームの透過率は
結晶部とアモルファス部の平均透過率となる。従って、
第2層の再生時においては、第1層が記録領域である場
合と未記録領域である場合とで受光量、すなわち、再生
時におけるRF信号レベルが変動する。
【0006】このような場合、第1層におけるビーム内
で結晶部の占める面積とアモルファス部の占める面積の
割合が常に一定であれば、その透過率も一定となり、上
記した変動は回避される。しかしながら、一般的な記録
可能な多層光ディスクにおいては、データ信号が記録さ
れないプリフォーマット領域が設けられている。図1及
び図2を参照してDVD−RAM(Random Access Memo
ry)の場合を例に説明する。この光ディスク3は、記録
領域が光ビームのトレース方向(すなわち、タンジェン
シャル方向)にプリフォーマットエリア5によって分割
され、複数のデータエリア6が同心円状に形成されてい
る。また、1つのプリフォーマットエリア5及びこれに
隣接する1つのデータエリア6でセクタ7が構成されて
いる。
【0007】図2に、プリフォーマットエリア5の近傍
部分(A部)の模式的な拡大図、及びこれらのエリアに
おける透過率を併せて示す。プリフォーマットエリア5
には、アドレス等の情報がエンボスピット8として記録
されている。データエリア6はランド(L)及びグルー
ブ(G)からなり、データが記録された部分には記録マ
ーク9が形成されている。
【0008】図2に示すように、データが記録されてい
るデータエリア6の平均透過率(T D)はプリフォーマ
ットエリア5の透過率(TP)よりも大きい。すなわ
ち、第1層のプリフォーマットエリア5における透過率
は変動し、従って、第2層の記録再生時における記録光
強度又は再生信号強度は変動する。通常プリフォーマッ
トエリアに記録されることはないので、プリフォーマッ
トエリアを有する多層光学式記録媒体において記録再生
時の悪影響を回避するためには、第1層及び第2層の各
プリフォーマットエリアの位置が完全に一致することが
必要である。すなわち、透過光量が減少する第1層のプ
リフォーマットエリアの下を必ず第2層のプリフォーマ
ットエリアとすれば記録再生時に影響を与えることがな
い。しかしながら、製造時においてプリフォーマットエ
リアの位置を一致させることは実際上、困難であった。
【0009】従って、各層間において、プリフォーマッ
トエリアの位置ずれがある場合に上記した透過率の変動
に起因する再生RF信号の変動やSN(信号対雑音比)
の低下等の記録再生動作における悪影響を回避すること
が必要である。さらに悪影響を回避するために補正を行
なおうとすると、実際に記録する記録層以外の他の層の
プリフォーマットエリアの位置を正確に検出する必要が
ある。そこで、各層のプリフォーマットエリアの一部で
も重なっていると、正確な位置の検出が困難となり、か
つ補正信号も複雑なものとなる。したがって補正を行な
うことを前提とすると、各層のプリフォーマットエリア
は明確にずれている構造にする必要がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した点に
鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、
安定した記録及び/又は再生を行うことが可能で高性能
な多層光学式回転記録媒体及び当該多層光学式回転記録
媒体の記録再生方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による多層記録媒
体は、プリフォーマット領域によって光ビームのトレー
ス方向にデータ記録領域が分割された複数の記録層が積
層された記録可能な多層光学式記録媒体であって、記録
層の各々のプリフォーマット領域は当該積層方向におい
て重複しないように形成されたことを特徴としている。
【0012】本発明による記録方法は、プリフォーマッ
ト領域によって光ビームのトレース方向にデータ記録領
域が分割された複数の記録層を有する記録可能な多層回
転記録媒体の記録方法であって、データ信号の記録に先
立って、記録がなされる記録層からの反射光を検出して
これを読取信号に変換する読取ステップと、記録がなさ
れる記録層以外で光ビームが透過した他の記録層のプリ
フォーマット領域の位置を検出する検出ステップと、読
取信号及びプリフォーマット領域の位置に基づいて、記
録時における照射光ビームの強度を補正する補正ステッ
プと、を有することを特徴としている。
【0013】本発明による再生方法は、プリフォーマッ
ト領域によって光ビームのトレース方向にデータ記録領
域が分割された複数の記録層を有する記録可能な多層回
転記録媒体の再生方法であって、データ信号の再生に先
立って、再生がなされる記録層からの反射光を検出して
これを読取信号に変換する読取ステップと、記録がなさ
れる記録層以外で光ビームが透過した他の記録層のプリ
フォーマット領域の位置を検出する検出ステップと、読
取信号及びプリフォーマット領域の位置に基づいて、再
生時における再生信号を補正する補正ステップと、を有
することを特徴としている。
【0014】本発明による記録装置は、プリフォーマッ
ト領域によって光ビームのトレース方向にデータ記録領
域が分割された複数の記録層を有する記録可能な多層回
転記録媒体の記録装置であって、記録がなされる記録層
からの反射光を検出してこれを読取信号に変換する読取
手段と、記録がなされる記録層以外で光ビームが透過し
た他の記録層のプリフォーマット領域の位置を検出する
検出手段と、読取信号及びプリフォーマット領域の位置
に基づいて、記録時における照射光ビームの強度を補正
する補正手段と、を有することを特徴としている。
【0015】本発明による再生装置は、プリフォーマッ
ト領域によって光ビームのトレース方向にデータ記録領
域が分割された複数の記録層を有する記録可能な多層回
転記録媒体の再生装置であって、再生がなされる記録層
からの反射光を検出してこれを読取信号に変換する読取
手段と、記録がなされる記録層以外で光ビームが透過し
た他の記録層のプリフォーマット領域の位置を検出する
検出手段と、読取信号及びプリフォーマット領域の位置
に基づいて、再生時における再生信号を補正する補正手
段と、を有することを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面を参照しつ
つ詳細に説明する。尚、以下に説明する図において、実
質的に同等な構成要素には同一の参照符を付している。 [第1の実施例]本発明の第1の実施例について説明す
る前に、プリフォーマットエリアの位置ずれについて述
べる。なお、以下においては、説明の簡便さのため、相
変化媒体を用いた2つの記録層を有する光ディスクの場
合を例に説明する。また、この光ディスクには、情報デ
ータ信号の記録又は再生のためのレーザ光ビームの照射
側から、順に第1記録層(上層)11及び第2記録層
(下層)12が形成されている場合を例に説明する。す
なわち、第2層12がレーザ光ビームを集光する対物レ
ンズから遠い側の記録層である。
【0017】図3は、第1記録層11及び第2記録層1
2(以下、第1層、第2層とも称する)のプリフォーマ
ットエリア5A及び5Bの位置ずれを説明するための上
面図である。第1層11に関しては実線で、第2層12
に関しては破線で示している。プリフォーマットエリア
5A及び5Bの間に位置ずれが生じる原因は、第1層1
1及び第2層12の中心のずれ、すなわち、偏心による
ものと、回転方向のずれによるものに分けられる。
【0018】図4は、本発明の第1の実施例である2層
光学式回転記録媒体10の上面図である。図3と同様
に、説明の簡便さのため、記録層の分割を示す線のみで
表している。尚、図4においては、回転方向のずれの場
合のみを示している。第1層11及び第2層12は同心
円(円環)状に記録エリアが分割されている。図4は、
第1層11及び第2層12の外周部の記録エリアが、そ
れぞれプリフォーマットエリア5A、5Bによって8つ
のデータエリア6A、6Bに分割された場合を示してい
る。また同様に、中周部及び内周部の記録エリアはそれ
ぞれ7つ及び6つのデータエリア6A、6Bに分割され
ている。第1層11及び第2層12は、製造上意図的な
偏心及び/又は回転方向のずれを有し、プリフォーマッ
トエリア5Aと5Bとはその位置が明確にずれて形成さ
れている。
【0019】図5は、2層光学式回転記録媒体10のプ
リフォーマットエリア5Aと5B及びデータエリア6
A、6Bの関係を示す光ビームのトレース方向における
断面図である。プリフォーマットエリア5A及び5B
は、記録媒体10の面内に渡ってずれており、記録層の
積層方向において重複している部分がないように形成さ
れている。このように記録媒体10の各記録層のプリフ
ォーマットエリアを形成することにより、記録及び再生
時において、読み取り信号からプリフォーマット信号を
分離、抽出することが容易になる。
【0020】なお、上記した記録エリアの分割形状及び
分割数は例示であり、プリフォーマットエリアが重なら
ないように分割されていればよい。また、図4において
は回転方向のずれの場合を例示したが、偏心によるずれ
がある場合においても対応可能である。要は、各記録層
間においてプリフォーマットエリアが積層方向において
重複しないように形成されていればよい。 [第2の実施例]図6は、本発明の第2の実施例である
記録再生装置の構成を示すブロック図である。光ピック
アップ21は、図示しない集光レンズ、ビームスプリッ
タ、対物レンズ等を含む光学系、及び光源であるレーザ
ダイオード、光検出器等を含む。光ピックアップ21
は、記録媒体である光ディスク10に対して、記録光又
は再生光として光ビームを照射すると共に光ディスクの
記録層からの反射光ビームを検出し、光ディスク10上
に形成されているトラック及び情報ピット又は記録マー
クに対応する信号を読み取る。このとき、光ビームが光
ディスク10の情報記録面上に正確に焦点を結ぶよう
に、対物レンズに対してトラッキングサーボ及びフォー
カスサーボ制御がなされる(図示しない)。
【0021】光ピックアップ21から出力された読取信
号(RF信号)は、増幅回路22において増幅され、プ
リピット読み出し回路23に供給される。プリピット読
み出し回路23において、プリピット及びウォブル信号
等が抽出され、同期クロック及びタイミング信号生成回
路24において、光ディスク10の回転に同期したクロ
ック信号(CK)及びタイミング信号が生成される。こ
れらの生成された信号は、装置全体の制御を行う制御部
(CPU)26に供給され、種々の制御に用いられる。
また、CPU26は、これらの信号から記録を行う記録
層のプリフォーマット位置を検出する。CPU26に
は、必要なデータ等を格納するための記憶装置(図示し
ない)が内蔵、又は接続されていてもよい。
【0022】増幅回路22からの増幅された読取信号
は、ローパスフィルタ(LPF)28にも供給され、低
域成分がアナログ−デジタル(A/D)変換器29に供
給される。A/D変換器29において、デジタル信号に
変換された信号は、タイミング信号生成回路24からの
タイミング信号に応じてメモリ31に供給され、記憶さ
れる。
【0023】メモリ31に記憶された信号は、記録補正
信号生成回路33に供給される。記録補正信号生成回路
33内の2値化回路34において2値化された後、乗算
器35A、加算器35Bにおいて係数(α)の乗算、及
びオフセット(β)の加算が行われ、記録補正信号が生
成される。記録補正信号は、記録補正信号生成回路33
からレーザパワー制御回路36に送られる。レーザパワ
ー制御回路36においては、記録補正信号に基づいて記
録時のレーザ光ビームパワーの制御がなされる。
【0024】メモリ31に記憶された信号は、また、再
生補正信号生成回路37にも供給される。再生補正信号
生成回路37の2値化回路38において2値化された
後、乗算器39A、加算器39Bにおいて係数(γ)の
乗算、及びオフセット(δ)の加算が行われ、再生時に
おける利得補正量を示す再生利得補正信号が生成され
る。また、2値化回路38からの2値化信号に乗算器3
9Cにおいて係数(ζ)が乗算され、再生時におけるオ
フセット補正量を示す再生オフセット補正信号が生成さ
れる。乗算器41A、加算器41Bにおいて、これらの
再生利得補正信号及び再生オフセット補正信号を用いて
増幅回路22からの読取信号は補正され、信号再生系4
3に供給される。
【0025】なお、上記した記録補正信号生成回路33
及び再生補正信号生成回路37は、CPU26の制御用
バスに接続され、CPU26により制御される。また、
制御用バスを介して供給される制御信号CSには、上記
した係数やオフセット値(α,β)及び(γ,δ,ζ)
が含まれる。上記においては、記録補正信号生成回路3
3及び再生補正信号生成回路37を個別の回路ブロック
で示したが、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)等
を用いることもできる。また、2値化回路34,38は
必ずしも必要ではないが、処理回路の規模を低減するの
に有効である。
【0026】信号再生系43は、LPF44、ハイパス
フィルタ(HPF)及びATC回路45,PLL回路4
6及び信号読み出し回路47からなる一般的な信号再生
回路であり、当該補正された読取信号は再生信号として
出力される。また、信号再生系43は、制御用バスを介
してCPU26により制御される。なお、上記した再生
時の補正処理系によって他の層の変動を完全に取り除く
ことが困難な場合には、例えば、CPU26の制御によ
りATC、AGCやPLL等のフィードバック系の帯域
を変更したり、処理をホールドすることがよい場合もあ
る。ホールド解除後は、HPFやPLLの帯域を適応的
に切り替えることでより安定した再生制御が可能にな
る。上記した再生補正信号生成回路37からの信号を用
いてこのような制御を行うことでかかる適応的な処理が
可能になる。
【0027】次に、上記した記録再生装置の記録再生補
正動作について、図7に示すフローチャートを参照しつ
つ以下に説明する。なお、この記録再生補正動作は制御
部(CPU)26の制御の下で実行される。まず、記録
再生装置にセットされたディスクが記録済みか否かが判
別される(ステップS11)。記録済みでない場合に
は、未記録状態における反射光量の変化が再生RF信号
として測定される(ステップS12)。図8は、記録を
行おうとしている層(第2層12)から読み出した再生
RF信号を、光ディスクの1回転に関して示している。
再生信号中には、第2層12のプリフォーマット信号
(SP2)がプリフォーマットエリアの周期で現れる。
一方、第1層11のプリフォーマット信号(SP1)
は、偏心量及び回転方向のずれに応じて現れる。かかる
再生RF信号からLPF28によって反射光量を示す信
号が得られる。この反射光量の測定データから、図9に
示すように、第1層のプリフォーマットエリアによる変
動分(第1層のプリフォーマット信号成分)が抽出され
る(ステップS13)。抽出されたデータはメモリ31
に格納される(ステップS14)。
【0028】次に、第1層のプリフォーマットエリアに
よる変動分を相殺するように、メモリ31に格納された
抽出データに係数(α)の乗算及びオフセット(β)の
加算が行われ、図10に示す記録補正信号が生成される
(ステップS15)。記録補正信号はレーザパワー制御
回路36に送られ、記録補正信号に基づいて記録時のレ
ーザ光パワーの補正を行いつつ記録がなされる(ステッ
プS16)。
【0029】ステップS11において、記録済みのディ
スクであると判別された場合には、記録トラックの反射
光量が測定される(ステップS17)。尚、ステップS
17においては、未記録トラックにおける反射光量を測
定してもよい。次に、上記した場合と同様に、反射光量
の測定データから第1層のプリフォーマットエリアによ
る変動分が抽出され(ステップS18)、メモリ31に
格納される(ステップS19)。その後、次の動作が記
録動作であるか再生動作であるかが判別される(ステッ
プS20)。記録動作の場合は、記録補正信号が生成さ
れ(ステップS21)、記録補正信号に基づいてレーザ
光パワーの補正を行いつつ記録がなされる(ステップS
22)。ステップS20において再生動作である場合に
は、第1層のプリフォーマットエリアによる変動分を相
殺するように、メモリ31に格納された抽出データが処
理される。図11に示すように、抽出データに係数
(γ)の乗算及びオフセット(δ)の加算が行われ、再
生利得補正信号が生成され、また、抽出データに係数
(ζ)が乗算され、再生オフセット補正信号が生成され
る(ステップS23)。これらの再生利得補正信号及び
再生オフセット補正信号により読取信号は補正され、再
生される(ステップS24)。以上の手順により記録再
生時における補正動作が実行される。
【0030】上記した第2の実施例は種々の場合に適用
することができる。以下に、その改変例について説明す
る。光ディスクからの反射光量は種々の要因で変動する
ため、図12に示すように、測定の度に反射光量が変動
する場合がある。かかる変動のうち時間に応じて変動す
る成分は、ディスクの回転に同期した測定データを加算
し、平均化することで取り除くことができる。例えば、
メモリ31をループ構成とし、メモリ31に測定データ
を積和していくことで実現することができる。あるい
は、かかる演算処理はCPU26の制御によっても実現
することができる。
【0031】他の改変例としては、第1層、すなわち、
照射光ビームが透過する記録層のプリフォーマットエリ
アの位置に基づいて第1層のプリフォーマットエリアに
よる変動分(第1層のプリフォーマット信号成分)を抽
出することができる。通常、プリフォーマットエリアの
大きさ(物理サイズ)はあらかじめ決められているの
で、読み取り時の線速度が決まれば、何時、どの程度の
変動が生じるかは、その大きさ(位置)及び記録層間の
距離及び読み取り光学系の設定から計算して求めること
ができる。従って、このように計算された所定値よりも
小さな、あるいは大きな変動を他の要因による変動とし
て取り除くことによって、第1層のプリフォーマット信
号による変動のみを抽出することができる。かかる計算
処理は、個別の回路ブロック、DSP(図示しない)又
はCPU26等のハードウエアによって、あるいはCP
U26等に組み込まれたソフトウエアによっても実現す
ることができる。
【0032】さらに、他の改変例としては、上記した第
1層のプリフォーマット信号による変動のみを抽出する
場合において、所定値よりも小さな変動を取り除く処理
は、例えば、LPF等によって測定した信号の低域成分
を取り出すことで実現することができる。また、測定デ
ータ信号、及び補正信号として必要な帯域の信号を用い
ることによって記憶しておくデータ量を低減できるとい
う利点を有している。さらに、このようにして得られた
所定帯域の測定データ信号をサンプリングしてメモリ3
1に記憶しておくようにしてもよい。かかる処理は、一
般的なサンプリング回路を設けることによって、又はD
SP、CPU26等のハードウエア、あるいはソフトウ
エアによっても実現することができる。 [第3の実施例]図13は、本発明の第3の実施例であ
る記録再生装置の構成を示すブロック図である。本実施
例の記録再生装置は、特にランド及びグルーブからなる
ランド・グルーブ構造を有する多層記録媒体に適してい
る。
【0033】本実施例においては、メモリ31は、ラン
ド用及びグルーブ用の2系統の記憶領域を有している。
また、ランド及びグルーブのそれぞれのデータを選択す
るためのセレクタ52,53がメモリ31の入出力ポー
トに各々構成されている。セレクタ52,53は、CP
U26からの制御信号、あるいは、タイミング生成回路
24からのタイミング信号に基づいて動作する。さら
に、A/D変換器29からのデータを積和演算するため
の係数器51A,51Bが構成されている。従って、メ
モリ31、セレクタ52,53、及び係数器51A,5
1Bはループ構成を形成し、ディスクの回転に同期した
測定データはランド及びグルーブのそれぞれに対して加
算及び平均化の処理がなされる。
【0034】このように処理されて抽出された第1層の
プリフォーマットエリアによる変動分(第1層のプリフ
ォーマット信号成分)を表す信号は、記録補正信号生成
回路33及び再生補正信号生成回路37に送られる。記
録補正信号生成回路33及び再生補正信号生成回路37
において、当該抽出データに基づいて、例えば、上記し
た第1の実施例と同様な方法によって記録補正信号及び
再生補正信号が生成される。
【0035】従って、本実施例によれば、ランド及びグ
ルーブの各々に関して独立に記録補正又は再生補正をな
すことができるのでより高精度に上層のプリフォーマッ
トエリアによる変動を除去することが可能である。本実
施例の改変例について以下に説明する。上記したように
他層のプリフォーマットエリアによる変動は、ランド及
びグルーブに関してそれぞれ異なる場合がある。しかし
ながら、2つの補正処理系統を設けることは回路の複雑
化や大型化、あるいは製造上のコスト上昇につながる。
従って、この場合、ランド及びグルーブの各々の変動を
平均化するように処理系統を統一化してもよい。具体的
には、図13において、セレクタ53をランド及びグル
ーブの抽出データを平均化する平均化処理回路で置き換
えてもよい。すなわち、平均化された抽出データに基づ
いて、記録補正信号生成回路33及び再生補正信号生成
回路37が補正信号を生成するように構成してもよい。 [第4の実施例]図14は、本発明の第4の実施例であ
る記録再生装置の構成を示すブロック図である。本実施
例の記録再生装置には、第1層のプリフォーマット信号
検出回路55が設けられている。すなわち、図15に示
すように、プリフォーマット信号検出回路55は、A/
D変換器29を経た反射光量を示すデータから基準時間
に対する第1層のプリフォーマット信号(SP1)の発
生時間(Ti,i=1,2,・・・)を検出し、これを
CPU26に供給する。基準時間はタイミング生成回路
24からのタイミング信号を用いることができる。例え
ば、現在読み取りを行っている層である第2層のプリフ
ォーマット信号(SP2)の開始時点あるいは終了時点
を基準時間とすることができる。
【0036】CPU26は、記憶装置57に記憶された
記録層の特性(アモルファス部及び結晶部の透過率等)
や、あるいは第1層のプリフォーマットエリアの位置、
層間距離等のデータを参照して、プリフォーマット信号
検出回路55から供給された第1層のプリフォーマット
信号の発生時間に基づいて第1層のプリフォーマット信
号による変動分(第1層のプリフォーマット信号成分)
を計算する。計算結果はメモリ56に記憶される。この
ように計算された第1層のプリフォーマットエリアによ
る変動分を表す信号は、記録補正信号生成回路33及び
再生補正信号生成回路37に送られる。記録補正信号生
成回路33及び再生補正信号生成回路37において、当
該計算データに基づいて、例えば、上記した実施例と同
様な方法によって記録補正信号及び再生補正信号が生成
される。
【0037】従って、本実施例によれば、第1層のプリ
フォーマット信号による変動を表すデータそのものを記
憶しておく必要がないので必要な記憶容量を著しく低減
することができる。なお、第1層のプリフォーマット信
号の発生時間(Ti)に加えてその大きさ(SP1)を
記憶しておくようにしてもよい。 [第5の実施例]本発明の第5の実施例における記録再
生装置の構成は、第4の実施例の場合と同様である。本
実施例においては、記録層間の偏心量及び回転方向のず
れから第1層のプリフォーマット信号の発生時間を計算
し、補正を行う。その詳細について以下に説明する。
【0038】すなわち、各記録層における同一ゾーン内
でのプリフォーマットエリアの数が同一の場合には、図
16に示すように、ディスクの各記録層間の偏心(Δ
x,Δy)及び回転方向のずれ(θ)の大きさがわかっ
ていれば、半径(r)の位置における第1層のプリフォ
ーマット信号による変動の発生時間を算出することがで
きる。
【0039】まず、上記した第4の実施例の場合と同様
に、プリフォーマット信号検出回路55は、基準時間に
対する第1層のプリフォーマット信号(SP1)の発生
時間(Ti,i=1,2,・・・)を検出し、これをC
PU26に供給する。基準時間は、例えば、現在読み取
りを行っている層(第2層)のプリフォーマット信号
(SP2)を基準とすることができる。
【0040】CPU26は、第1層のプリフォーマット
信号の発生時間Tiを用いて、第1層11及び第2層1
2間の偏心(Δx,Δy)及び回転方向のずれ(θ)を
計算し、記憶装置57に記憶する。かかる処理は、ゾー
ン内のプリフォーマットエリアの数が一定であれば、各
トラック毎に行う必要はない。CPU26は、記憶され
た(Δx,Δy,θ)を用いて、各トラック毎にその半
径から第1層のプリフォーマット信号の発生時間Tiを
計算する。次に、第4の実施例の場合と同様に、透過率
等及び第1層のプリフォーマットエリアの位置、層間距
離等のデータを参照して、第1層のプリフォーマット信
号による変動分を計算する。計算結果はメモリ56に記
憶される。このように計算された第1層のプリフォーマ
ットエリアによる変動分を表す信号に基づいて、記録補
正信号生成回路33及び再生補正信号生成回路37にお
いて記録補正信号及び再生補正信号が生成される。
【0041】従って、本実施例によれば、第1層のプリ
フォーマット信号による変動を表すデータそのものを記
憶しておく必要がなく、また、記録又は再生に先立って
測定を行う頻度が低減されるので必要な記憶容量を著し
く低減すると共に迅速な動作を行うことができる。 [第6の実施例]図17は、本発明の第6の実施例であ
る記録再生装置の構成を示すブロック図である。本実施
例の記録再生装置においては、増幅回路22からの読み
取り信号を評価し、その評価結果に応じて補正信号の生
成処理を変更する構成を有している。
【0042】すなわち、評価回路63は増幅回路22か
らの再生RF信号を変動パラメータを用いて評価する。
変動パラメータは、例えば、反射光量、再生RF信号の
ジッタ値、エンベロープの最大値(Itop)、振幅等で
ある。評価回路63は評価のための評価関数又は評価テ
ーブルを有している。当該評価結果は、記録補正信号生
成回路33及び再生補正信号生成回路37に供給され
る。記録補正信号生成回路33及び再生補正信号生成回
路37は、当該評価結果を表す信号に基づいて補正信号
を生成するための生成処理関数や処理関数中のパラメー
タを変更することが可能なように構成されている。例え
ば、記録補正信号生成回路33及び再生補正信号生成回
路37は、複数の処理関数やパラメータテーブルを有し
ている。あるいは、CPU26の制御によって生成処理
が変更されるように構成されていてもよい。
【0043】さらに、メモリ31に送られる第1層のプ
リフォーマット信号による変動分を表す測定データを更
新するための更新スイッチ65を有している。更新スイ
ッチ65は、CPU26によって制御され、ディスクの
変更、ゾーン定角速度(ZCAV)ディスクにおけるゾ
ーン変更時、あるいは、上記した処理関数の変更時等に
おいてメモリ31へのデータ転送を切り替える動作をな
す。
【0044】次に、上記した記録再生装置の記録時にお
ける補正動作について、図18に示すフローチャートを
参照しつつ以下に説明する。なお、この記録再生補正動
作は制御部(CPU)26の制御の下で実行される。ま
た、以下においては、記録処理関数及び再生処理関数の
変更の例として、第2の実施例に示した場合(図11参
照)のように、記録補正信号生成回路33及び再生補正
信号生成回路37における係数及びオフセット(α,
β),(γ,δ,ζ)を変更する場合について説明す
る。
【0045】まず、記録再生装置にセットされたディス
クが記録済みか否かが判別される(ステップS31)。
記録済みであると判別された場合はステップS38に移
行する。ステップS31において記録済みでないと判別
された場合には、未記録状態における反射光量の変化が
測定される(ステップS32)。この反射光量の測定デ
ータから、第1層のプリフォーマットエリアによる変動
分(第1層のプリフォーマット信号成分)が抽出される
(ステップS33)。抽出されたデータはメモリ31に
格納される(ステップS34)。すなわち、更新スイッ
チ65が開かれ、第1層のプリフォーマット信号による
変動分を表す測定データがメモリ31に格納される。
【0046】次に、記録補正信号生成回路33における
処理関数が暫定的に確定される。この暫定的な処理関数
は初期設定として与えられた所定の処理関数が用いられ
る。あるいは、抽出された第1層のプリフォーマット信
号成分に基づいて確定されてもよい。すなわち、本実施
例においては、記録補正信号生成回路33における係数
及びオフセット(α,β)が暫定的に確定される(ステ
ップS35)。
【0047】当該暫定値を用いて記録補正信号が生成さ
れ(ステップS36)、この記録補正信号に基づいて所
定の試験データが記録される(ステップS37)。次
に、当該記録された試験データが再生される(ステップ
S38)。評価回路63において、再生信号から反射光
量、あるいは、再生RF信号のジッタ値、Itop、振幅
等が測定される(ステップS39)。評価回路63は評
価関数又は評価テーブルを用いて評価を行い、評価値が
許容範囲内であるか否かを判別する(ステップS4
0)。許容範囲内であると判別された場合は、その旨を
示す信号をCPU26に送ることによって記録すべき情
報データの記録が実行され(ステップS41)、本ルー
チンを抜ける。ステップS40において許容範囲内でな
い場合は、その旨を示す信号をCPU26に送り、係数
及びオフセット(α,β)の再計算が実行される(ステ
ップS42)。再計算の結果は記録補正信号生成回路3
3に送られ、ステップS36以降のステップが繰り返さ
れる。
【0048】次に、上記した記録再生装置の再生時にお
ける補正動作について、図19に示すフローチャートを
参照しつつ以下に説明する。なお、この再生補正動作は
制御部(CPU)26の制御の下で実行される。また、
上記した記録補正動作と連続して、あるいは、2重ルー
プ構成により同時に、又は記録補正動作と独立して実行
される。
【0049】まず、ディスクの記録領域における反射光
量の変化が測定される(ステップS51)。この反射光
量の測定データから、第1層のプリフォーマットエリア
による変動分(第1層のプリフォーマット信号成分)が
抽出される(ステップS52)。抽出されたデータはメ
モリ31に格納される(ステップS53)。次に、再生
補正信号生成回路37における処理関数が暫定的に確定
される。この暫定的な処理関数は初期設定として与えら
れた所定の処理関数が用いられる。あるいは、抽出され
た第1層のプリフォーマット信号成分に基づいて確定さ
れてもよい。すなわち、本実施例においては、再生補正
信号生成回路37における係数及びオフセット(γ,
δ,ζ)が暫定的に確定される(ステップS54)。
【0050】当該暫定値を用いて再生補正信号が生成さ
れ(ステップS55)、この再生補正信号に基づいて所
定の試験データが再生される(ステップS56)。評価
回路63において、再生信号から反射光量、あるいは、
再生RF信号のジッタ値、Itop、振幅等が測定される
(ステップS57)。評価回路63は評価関数又は評価
テーブルを用いて評価を行い、評価値が許容範囲内であ
るか否かを判別する(ステップS58)。許容範囲内で
あると判別された場合は、その旨を示す信号をCPU2
6に送ることによって再生すべき情報データの再生が実
行され(ステップS59)、本ルーチンを抜ける。ステ
ップS58において許容範囲内でない場合は、その旨を
示す信号をCPU26に送り、係数及びオフセット
(γ,δ,ζ)の再計算が実行される(ステップS6
0)。再計算の結果は再生補正信号生成回路37に送ら
れ、ステップS55以降のステップが繰り返される。
【0051】従って、本実施例によれば、再生補正信号
を検出して良好な再生信号が得られるように記録補正又
は再生補正をなすので高性能な記録及び再生を行うこと
ができる。本実施例の改変例について以下に説明する。
上記した実施例においては、ディスクがセットされる度
に第1層のプリフォーマット信号成分の測定及び処理関
数の変更をなす場合について説明したが、必要に応じて
測定及び/又は処理関数の変更をなすようにしてもよ
い。例えば、ZCAVディスクの記録又は再生時におい
てゾーンが変更される毎に第1層のプリフォーマット信
号成分の測定及び処理関数の変更をなすようにしてもよ
い。
【0052】また、上記した実施例においては、評価値
が許容範囲外の場合には、処理関数の係数及びオフセッ
トを行い処理関数を変更する場合について説明したが、
評価値が許容範囲外となった場合には第1層のプリフォ
ーマット信号成分の測定を行った後、処理関数の変更を
なすようにしてもよい。以上詳細に説明したように、本
発明によれば、安定した記録及び/又は再生を行うこと
が可能で高性能な多層光学式回転記録媒体及び当該多層
光学式回転記録媒体の記録再生方法を実現できる。
【0053】なお、上記した実施例においては、2層光
ディスクを例に説明したが、複数の記録層を有する光デ
ィスクについても適用が可能である。また、上記した実
施例は例示であり、適宜改変して、または様々に組み合
わせて適用することができる。
【0054】
【発明の効果】上記したことから明らかなように、本発
明によれば、安定した記録及び/又は再生を行うことが
可能で高性能な多層光学式回転記録媒体及び当該多層光
学式回転記録媒体の記録再生方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ディスクにおけるプリフォーマットエリア、
データエリア及びセクタの構成を模式的に示す図であ
る。
【図2】プリフォーマットエリア及びデータエリアの模
式的な拡大図、及びこれらのエリアにおける透過率を示
す図である。
【図3】第1記録層及び第2記録層の各々のプリフォー
マットエリアの位置ずれを説明するための上面図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施例である2層光学式回転記
録媒体の上面図である。
【図5】本発明の第1の実施例である2層光学式回転記
録媒体のプリフォーマットエリア5Aと5B及びデータ
エリア6A、6Bの関係を示すトレース方向における断
面図である。
【図6】本発明の第2の実施例である記録再生装置の構
成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施例である記録再生装置の記
録再生補正動作の手順を示すフローチャートである。
【図8】記録を行おうとしている層(第2層)から読み
出した再生RF信号を、光ディスクの1回転に関して示
す図である。
【図9】第1層のプリフォーマットエリアによる変動分
(第1層のプリフォーマット信号成分)を示す図であ
る。
【図10】記録補正信号の一例を示す図である。
【図11】再生利得補正信号及び再生オフセット補正信
号を示す図である。
【図12】反射光量の変動について説明するための図で
ある。
【図13】本発明の第3の実施例である記録再生装置の
構成を示すブロック図である。
【図14】本発明の第4の実施例である記録再生装置の
構成を示すブロック図である。
【図15】基準時間に対する第1層のプリフォーマット
信号(SP1)の発生時間(Ti,i=1,2,・・
・)について説明するための図である。
【図16】ディスクの各記録層間の偏心(Δx,Δy)
及び回転方向のずれ(θ)の大きさと、半径(r)の位
置における第1層のプリフォーマット信号による変動の
発生時間の関係を示す図である。
【図17】本発明の第6の実施例である記録再生装置の
構成を示すブロック図である。
【図18】本発明の第6の実施例における記録補正動作
の手順を示すフローチャートである。
【図19】本発明の第6の実施例における再生補正動作
の手順を示すフローチャートである。
【主要部分の符号の説明】
10 多層記録ディスク 21 光ピックアップ 22 増幅回路 23 プリピット読み出し回路 24 同期クロック及びタイミング信号生成回路 26 CPU 28 LPF 29 A/D変換器 31 メモリ 33 記録補正信号生成回路 35A,39A,39C,41A 乗算器 35B,39B,41B 加算器 36 レーザパワー制御回路 37 再生補正信号生成回路 43 信号再生系 63 評価回路 65 更新スイッチ

Claims (65)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリフォーマット領域によって光ビーム
    のトレース方向にデータ記録領域が分割された複数の記
    録層が積層された記録可能な多層光学式記録媒体であっ
    て、 前記記録層の各々のプリフォーマット領域は当該積層方
    向において重複しないように形成されたことを特徴とす
    る多層光学式記録媒体。
  2. 【請求項2】 プリフォーマット領域によって光ビーム
    のトレース方向にデータ記録領域が分割された複数の記
    録層を有する記録可能な多層回転記録媒体の記録方法で
    あって、 データ信号の記録に先立って、記録がなされる記録層か
    らの反射光を検出してこれを読取信号に変換する読取ス
    テップと、 記録がなされる前記記録層以外で前記光ビームが透過し
    た他の記録層のプリフォーマット領域の位置を検出する
    検出ステップと、 前記読取信号及び前記プリフォーマット領域の位置に基
    づいて、記録時における照射光ビームの強度を補正する
    補正ステップと、を有することを特徴とする記録方法。
  3. 【請求項3】 前記補正ステップは、前記読取信号中の
    前記多層回転記録媒体の回転に同期した成分に基づいて
    記録時における照射光ビームの強度を補正することを特
    徴とする請求項2記載の記録方法。
  4. 【請求項4】 前記補正ステップは、記録がなされる前
    記記録層以外で前記光ビームが透過した前記他の記録層
    のプリフォーマット領域の大きさ及び記録がなされる前
    記記録層との層間距離に基づいて補正をなすことを特徴
    とする請求項2記載の記録方法。
  5. 【請求項5】 前記補正ステップは、前記読取信号中の
    低域成分に基づいて記録時における照射光ビームの強度
    を補正することを特徴とする請求項2記載の記録方法。
  6. 【請求項6】 前記多層回転記録媒体はランド及びグル
    ーブからなるランド・グルーブ構造を有し、前記読取ス
    テップ及び前記補正ステップは、前記ランド及び前記グ
    ルーブの各々に関して実行されることを特徴とする請求
    項2記載の記録方法。
  7. 【請求項7】 前記ランド及び前記グルーブの各々に関
    する読取信号を平均化する平均化ステップを更に有し、
    前記補正ステップは、当該平均化された読取信号に基づ
    いて記録時における照射光ビームの強度を補正すること
    を特徴とする請求項2記載の記録方法。
  8. 【請求項8】 前記読取ステップは、記録がなされる前
    記記録層の前記プリフォーマット領域からの反射光の検
    出時点を基準時間として前記読取信号を計時し、前記補
    正ステップは、前記基準時間に基づいて記録時における
    照射光ビームの強度を補正することを特徴とする請求項
    2記載の記録方法。
  9. 【請求項9】 前記読取ステップは、記録がなされる前
    記プリフォーマット領域からの反射光の検出時点を基準
    時間として前記読取信号を計時し、前記補正ステップ
    は、前記基準時間、記録がなされる前記記録層以外で前
    記光ビームが透過した前記他の記録層の前記プリフォー
    マット領域の反射光強度、及び前記記録がなされる記録
    層との層間距離に基づいて記録時における照射光ビーム
    の強度を補正することを特徴とする請求項2記載の記録
    方法。
  10. 【請求項10】 前記読取信号から前記記録がなされる
    記録層に対する少なくとも1の他の記録層の偏心量及び
    回転角度ずれを算出するステップと、前記偏心量及び前
    記回転角度ずれを記録層毎に記憶するステップと、前記
    偏心量及び前記回転角度ずれから前記少なくとも1の他
    の記録層毎の補正時間及び補正値を算出するステップ
    と、を更に有し、前記補正ステップは、前記補正時間及
    び前記補正値に基づいて記録時における照射光ビームの
    強度を補正することを特徴とする請求項2記載の記録方
    法。
  11. 【請求項11】 前記補正ステップは、当該補正の実行
    による前記読取信号の変動パラメータの変動に基づいて
    補正値を調節する調節ステップを有することを特徴とす
    る請求項2記載の記録方法。
  12. 【請求項12】 前記変動パラメータは前記読取信号の
    ジッタ量であることを特徴とする請求項11記載の記録
    方法。
  13. 【請求項13】 前記変動パラメータは前記読取信号の
    振幅であることを特徴とする請求項11記載の記録方
    法。
  14. 【請求項14】 前記変動パラメータは前記読取信号の
    エンベロープの大きさであることを特徴とする請求項1
    1記載の記録方法。
  15. 【請求項15】 前記調節ステップは、前記変動パラメ
    ータの変動が所定値を超えた場合に前記補正値を調節す
    ることを特徴とする請求項11記載の記録方法。
  16. 【請求項16】 記録をなすべき多層回転記録媒体が交
    換されたことを判別する判別ステップを更に有し、前記
    判別ステップにおける判別結果に応じて前記読取ステッ
    プ及び前記補正ステップを順次実行することを特徴とす
    る請求項2記載の記録方法。
  17. 【請求項17】 前記多層回転記録媒体はゾーン定角速
    度(ZCAV)ディスクであり、前記判別ステップは記
    録すべきゾーンの変更を識別する識別ステップを含み、
    前記識別ステップにおける識別結果に応じて前記読取ス
    テップ及び前記補正ステップを順次実行することを特徴
    とする請求項2記載の記録方法。
  18. 【請求項18】 プリフォーマット領域によって光ビー
    ムのトレース方向にデータ記録領域が分割された複数の
    記録層を有する記録可能な多層回転記録媒体の再生方法
    であって、 データ信号の再生に先立って、再生がなされる記録層か
    らの反射光を検出してこれを読取信号に変換する読取ス
    テップと、 記録がなされる前記記録層以外で前記光ビームが透過し
    た他の記録層のプリフォーマット領域の位置を検出する
    検出ステップと、 前記読取信号及び前記プリフォーマット領域の位置に基
    づいて、再生時における再生信号を補正する補正ステッ
    プと、を有することを特徴とする再生方法。
  19. 【請求項19】 前記補正ステップは、前記読取信号中
    の前記多層回転記録媒体の回転に同期した成分に基づい
    て再生時における再生信号を補正することを特徴とする
    請求項18記載の再生方法。
  20. 【請求項20】 前記補正ステップは、記録がなされる
    前記記録層以外で前記光ビームが透過した前記他の記録
    層のプリフォーマット領域の大きさ及び記録がなされる
    前記記録層との層間距離に基づいて補正をなすことを特
    徴とする請求項18記載の再生方法。
  21. 【請求項21】 前記補正ステップは、前記読取信号中
    の低域成分に基づいて再生時における再生信号を補正す
    ることを特徴とする請求項18記載の再生方法。
  22. 【請求項22】 前記多層回転記録媒体はランド及びグ
    ルーブからなるランド・グルーブ構造を有し、前記読取
    ステップ及び前記補正ステップは、前記ランド及び前記
    グルーブの各々に関して実行されることを特徴とする請
    求項18記載の再生方法。
  23. 【請求項23】 前記ランド及び前記グルーブの各々に
    関する読取信号を平均化する平均化ステップを更に有
    し、前記補正ステップは、当該平均化された読取信号に
    基づいて再生時における再生信号を補正することを特徴
    とする請求項18記載の再生方法。
  24. 【請求項24】 前記読取ステップは、記録がなされる
    前記記録層の前記プリフォーマット領域からの反射光の
    検出時点を基準時間として前記読取信号を計時し、前記
    補正ステップは、前記基準時間に基づいて記録時におけ
    る照射光ビームの強度を補正することを特徴とする請求
    項18記載の再生方法。
  25. 【請求項25】 前記読取ステップは、記録がなされる
    前記プリフォーマット領域からの反射光の検出時点を基
    準時間として前記読取信号を計時し、前記補正ステップ
    は、前記基準時間、記録がなされる前記記録層以外で前
    記光ビームが透過した前記他の記録層の前記プリフォー
    マット領域の反射光強度、及び前記記録がなされる記録
    層との層間距離に基づいて再生時における再生信号を補
    正することを特徴とする請求項18記載の再生方法。
  26. 【請求項26】 前記読取信号から前記再生がなされる
    記録層に対する少なくとも1の他の記録層の偏心量及び
    回転角度ずれを算出するステップと、前記偏心量及び前
    記回転角度ずれを記録層毎に記憶するステップと、前記
    偏心量及び前記回転角度ずれから前記少なくとも1の他
    の記録層毎の補正時間及び補正値を算出するステップ
    と、を更に有し、前記補正ステップは、前記補正時間及
    び前記補正値に基づいて再生時における再生信号を補正
    することを特徴とする請求項18記載の再生方法。
  27. 【請求項27】 前記補正ステップは、当該補正の実行
    による前記読取信号の変動パラメータの変動に基づいて
    補正値を調節する調節ステップを有することを特徴とす
    る請求項18記載の再生方法。
  28. 【請求項28】 前記変動パラメータは前記読取信号の
    ジッタ量であることを特徴とする請求項27記載の再生
    方法。
  29. 【請求項29】 前記変動パラメータは前記読取信号の
    振幅であることを特徴とする請求項27記載の再生方
    法。
  30. 【請求項30】 前記変動パラメータは前記読取信号の
    エンベロープの大きさであることを特徴とする請求項2
    7記載の再生方法。
  31. 【請求項31】 前記調節ステップは、前記変動パラメ
    ータの変動が所定値を超えた場合に前記補正値を調節す
    ることを特徴とする請求項27記載の再生方法。
  32. 【請求項32】 記録をなすべき多層回転記録媒体が交
    換されたことを判別する判別ステップを更に有し、前記
    判別ステップにおける判別結果に応じて前記読取ステッ
    プ及び前記補正ステップを順次実行することを特徴とす
    る請求項18記載の再生方法。
  33. 【請求項33】 前記多層回転記録媒体はゾーン定角速
    度(ZCAV)ディスクであり、前記判別ステップは再
    生すべきゾーンの変更を識別する識別ステップを含み、
    前記識別ステップにおける識別結果に応じて前記読取ス
    テップ及び前記補正ステップを順次実行することを特徴
    とする請求項18記載の再生方法。
  34. 【請求項34】 プリフォーマット領域によって光ビー
    ムのトレース方向にデータ記録領域が分割された複数の
    記録層を有する記録可能な多層回転記録媒体の記録装置
    であって、 記録がなされる記録層からの反射光を検出してこれを読
    取信号に変換する読取手段と、 記録がなされる前記記録層以外で前記光ビームが透過し
    た他の記録層のプリフォーマット領域の位置を検出する
    検出手段と、 前記読取信号及び前記プリフォーマット領域の位置に基
    づいて、記録時における照射光ビームの強度を補正する
    補正手段と、を有することを特徴とする記録装置。
  35. 【請求項35】 前記補正手段は、前記読取信号中の前
    記多層回転記録媒体の回転に同期した成分に基づいて記
    録時における照射光ビームの強度を補正することを特徴
    とする請求項34記載の記録装置。
  36. 【請求項36】 前記補正手段は、記録がなされる前記
    記録層以外で前記光ビームが透過した前記他の記録層の
    プリフォーマット領域の大きさ及び記録がなされる前記
    記録層との層間距離に基づいて補正をなすことを特徴と
    する請求項34記載の記録装置。
  37. 【請求項37】 前記補正手段は、前記読取信号中の低
    域成分に基づいて記録時における照射光ビームの強度を
    補正することを特徴とする請求項34記載の記録装置。
  38. 【請求項38】 前記多層回転記録媒体はランド及びグ
    ルーブからなるランド・グルーブ構造を有し、前記読取
    手段における読取信号への変換及び前記補正手段におけ
    る補正は前記ランド及び前記グルーブの各々に関してな
    されることを特徴とする請求項34記載の記録装置。
  39. 【請求項39】 前記ランド及び前記グルーブの各々に
    関する読取信号を平均化する平均化ステップを更に有
    し、前記補正手段は、当該平均化された読取信号に基づ
    いて記録時における照射光ビームの強度を補正すること
    を特徴とする請求項34記載の記録装置。
  40. 【請求項40】 前記読取手段は、記録がなされる前記
    記録層の前記プリフォーマット領域からの反射光の検出
    時点を基準時間として前記読取信号を計時し、前記補正
    手段は、前記基準時間に基づいて記録時における照射光
    ビームの強度を補正することを特徴とする請求項34記
    載の記録装置。
  41. 【請求項41】 前記読取手段は、記録がなされる前記
    プリフォーマット領域からの反射光の検出時点を基準時
    間として前記読取信号を計時し、前記補正手段は、前記
    基準時間、記録がなされる前記記録層以外で前記光ビー
    ムが透過した前記他の記録層の前記プリフォーマット領
    域の反射光強度、及び前記記録がなされる記録層との層
    間距離に基づいて記録時における照射光ビームの強度を
    補正することを特徴とする請求項34記載の記録装置。
  42. 【請求項42】 前記読取信号から前記記録がなされる
    記録層に対する少なくとも1の他の記録層の偏心量及び
    回転角度ずれを算出する手段と、前記偏心量及び前記回
    転角度ずれを記録層毎に記憶する手段と、前記偏心量及
    び前記回転角度ずれから前記少なくとも1の他の記録層
    毎の補正時間及び補正値を算出する手段と、を更に有
    し、前記補正手段は、前記補正時間及び前記補正値に基
    づいて記録時における照射光ビームの強度を補正するこ
    とを特徴とする請求項34記載の記録装置。
  43. 【請求項43】 前記補正手段は、当該補正による前記
    読取信号の変動パラメータの変動に基づいて補正値を調
    節する調節手段を有することを特徴とする請求項34記
    載の記録装置。
  44. 【請求項44】 前記変動パラメータは前記読取信号の
    ジッタ量であることを特徴とする請求項43記載の記録
    装置。
  45. 【請求項45】 前記変動パラメータは前記読取信号の
    振幅であることを特徴とする請求項43記載の記録装
    置。
  46. 【請求項46】 前記変動パラメータは前記読取信号の
    エンベロープの大きさであることを特徴とする請求項4
    3記載の記録装置。
  47. 【請求項47】 前記調節手段は、前記変動パラメータ
    の変動が所定値を超えた場合に前記補正値を調節するこ
    とを特徴とする請求項43記載の記録装置。
  48. 【請求項48】 記録をなすべき多層回転記録媒体が交
    換されたことを判別する判別手段を更にすることを特徴
    とする請求項34記載の記録装置。
  49. 【請求項49】 前記多層回転記録媒体はゾーン定角速
    度(ZCAV)ディスクであり、前記判別手段は記録す
    べきゾーンの変更を識別する識別手段を含むことを特徴
    とする請求項34記載の記録装置。
  50. 【請求項50】 プリフォーマット領域によって光ビー
    ムのトレース方向にデータ記録領域が分割された複数の
    記録層を有する記録可能な多層回転記録媒体の再生装置
    であって、 再生がなされる記録層からの反射光を検出してこれを読
    取信号に変換する読取手段と、 記録がなされる前記記録層以外で前記光ビームが透過し
    た他の記録層のプリフォーマット領域の位置を検出する
    検出手段と、 前記読取信号及び前記プリフォーマット領域の位置に基
    づいて、再生時における再生信号を補正する補正手段
    と、を有することを特徴とする再生装置。
  51. 【請求項51】 前記補正手段は、前記読取信号中の前
    記多層回転記録媒体の回転に同期した成分に基づいて再
    生時における再生信号を補正することを特徴とする請求
    項50記載の再生装置。
  52. 【請求項52】 前記補正手段は、記録がなされる前記
    記録層以外で前記光ビームが透過した前記他の記録層の
    プリフォーマット領域の大きさ及び記録がなされる前記
    記録層との層間距離に基づいて補正をなすことを特徴と
    する請求項50記載の再生装置。
  53. 【請求項53】 前記補正手段は、前記読取信号中の低
    域成分に基づいて再生時における再生信号を補正するこ
    とを特徴とする請求項50記載の再生装置。
  54. 【請求項54】 前記多層回転記録媒体はランド及びグ
    ルーブからなるランド・グルーブ構造を有し、前記読取
    手段における読取信号への変換及び前記補正手段におけ
    る補正は前記ランド及び前記グルーブの各々に関してな
    されることを特徴とする請求項50記載の再生装置。
  55. 【請求項55】 前記ランド及び前記グルーブの各々に
    関する読取信号を平均化する平均化手段を更に有し、前
    記補正手段は、当該平均化された読取信号に基づいて再
    生時における再生信号を補正することを特徴とする請求
    項50記載の再生装置。
  56. 【請求項56】 前記読取手段は、記録がなされる前記
    記録層の前記プリフォーマット領域からの反射光の検出
    時点を基準時間として前記読取信号を計時し、前記補正
    手段は、前記基準時間に基づいて再生時における再生信
    号を補正することを特徴とする請求項50記載の再生装
    置。
  57. 【請求項57】 前記読取手段は、記録がなされる前記
    プリフォーマット領域からの反射光の検出時点を基準時
    間として前記読取信号を計時し、前記補正手段は、前記
    基準時間、記録がなされる前記記録層以外で前記光ビー
    ムが透過した前記他の記録層の前記プリフォーマット領
    域の反射光強度、及び前記記録がなされる記録層との層
    間距離に基づいて再生時における再生信号を補正するこ
    とを特徴とする請求項50記載の再生装置。
  58. 【請求項58】 前記読取信号から前記再生がなされる
    記録層に対する少なくとも1の他の記録層の偏心量及び
    回転角度ずれを算出する手段と、前記偏心量及び前記回
    転角度ずれを記録層毎に記憶する手段と、前記偏心量及
    び前記回転角度ずれから前記少なくとも1の他の記録層
    毎の補正時間及び補正値を算出する手段と、を更に有
    し、前記補正手段は、前記補正時間及び前記補正値に基
    づいて再生時における再生信号を補正することを特徴と
    する請求項50記載の再生装置。
  59. 【請求項59】 前記補正手段は、当該補正による前記
    読取信号の変動パラメータの変動に基づいて補正値を調
    節する調節手段を有することを特徴とする請求項50記
    載の再生装置。
  60. 【請求項60】 前記変動パラメータは前記読取信号の
    ジッタ量であることを特徴とする請求項59記載の再生
    装置。
  61. 【請求項61】 前記変動パラメータは前記読取信号の
    振幅であることを特徴とする請求項59記載の再生装
    置。
  62. 【請求項62】 前記変動パラメータは前記読取信号の
    エンベロープの大きさであることを特徴とする請求項5
    9記載の再生装置。
  63. 【請求項63】 前記調節手段は、前記変動パラメータ
    の変動が所定値を超えた場合に前記補正値を調節するこ
    とを特徴とする請求項59記載の再生装置。
  64. 【請求項64】 記録をなすべき多層回転記録媒体が交
    換されたことを判別する判別手段を更に有することを特
    徴とする請求項50記載の再生装置。
  65. 【請求項65】 前記多層回転記録媒体はゾーン定角速
    度(ZCAV)ディスクであり、前記判別手段は再生す
    べきゾーンの変更を識別する識別手段を含むことを特徴
    とする請求項50記載の再生装置。
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