JP2002117362A - 電子マネーの管理方法,電子マネー管理システム,電子マネー管理所有用媒体,電子マネー管理用プログラム,同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体,電子的価値情報管理所有用媒体および電子的価値情報管理方法 - Google Patents

電子マネーの管理方法,電子マネー管理システム,電子マネー管理所有用媒体,電子マネー管理用プログラム,同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体,電子的価値情報管理所有用媒体および電子的価値情報管理方法

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JP2002117362A
JP2002117362A JP2001233508A JP2001233508A JP2002117362A JP 2002117362 A JP2002117362 A JP 2002117362A JP 2001233508 A JP2001233508 A JP 2001233508A JP 2001233508 A JP2001233508 A JP 2001233508A JP 2002117362 A JP2002117362 A JP 2002117362A
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electronic
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JP2001233508A
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Tomohiko Tamura
友彦 田村
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子マネーの使い過ぎによる残高不足を生じ
させることなく、且つ、ユーザが電子マネーの残高を意
識することなく、電子マネー使用することができるよう
にする。 【解決手段】 媒体100と支払請求部210と支払実
行部120と、特定用途としてのみ使用可能な金額を最
低残高として媒体に予め設定する最低残高設定部130
と、電子マネーの支払い時に電子マネーの用途が特定用
途であるか否かを判定する用途判定部140と、支払い
後の電子マネーの残高総額が最低残高以下になるか否か
を判定する残高判定部150と、電子マネーの用途が特
定用途以外であると判定され、且つ、支払い後の電子マ
ネーの残高総額が最低残高以下になると判定されると、
電子マネーの支払いを禁止するように制御する制御部1
60とを有するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通貨の電子的象徴
として定義される電子マネーを管理,所有する際に用い
て好適な、電子マネーの管理方法,電子マネー管理シス
テム,電子マネー管理所有用媒体,電子マネー管理用プ
ログラム,電子マネー管理用プログラムを記録したコン
ピュータ読取可能な記録媒体,電子的価値情報管理所有
用媒体および電子的価値情報管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子マネー管理システムにおいて、電子
マネーの管理所有媒体(電子マネーの過般媒体)とし
て、集積回路(IC:Integrated Circuit)が内蔵され
たICカードが一般的に用いられている。このICカー
ドはデータメモリをそなえており、このデータメモリに
電子マネーを格納(入金)し、この格納した電子マネー
を現金の代わりに用いて支払いを行なうことにより、ク
レジットカードと異なり焼き付けがなく、又、セキュリ
ティ機能を付加することにより安全性を高めることもで
きる。
【0003】また、電子マネーをデータメモリに使用目
的別に格納すべく、複数の格納領域を有するデータメモ
リをそなえたICカードが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電子マネー管理システムにおいては、ICカ
ードに電子マネーを入金して支払いを行なう場合に、リ
ーダ等の外部装置を使用しなければ、ICカード内の電
子マネーの残高を確認することができない。従って、ユ
ーザが意識しない間にICカード内の電子マネーを使い
切ってしまうこともできてしまい、その使用に際して、
ユーザが電子マネーの残高を常に意識していなければ、
電子マネーの使い過ぎによる残高不足が生じるおそれが
ある。
【0005】また、データメモリに形成した複数の格納
領域に、用途別にそれぞれ電子マネーを格納して支払い
に用いる場合には、その用途を限定するため、柔軟に電
子マネーを使用することができないという課題がある。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、電
子マネーの最低残高を保持する工夫を施すことにより、
電子マネーの使い過ぎによる残高不足が生じることな
く、且つ、ユーザが電子マネーの残高を意識することな
く、電子マネーを使用することができるようにした、電
子マネーの管理方法,電子マネー管理システム,電子マ
ネー管理所有用媒体,電子マネー管理用プログラム,電
子マネー管理用プログラムを記録したコンピュータ読取
可能な記録媒体,電子的価値情報管理所有用媒体および
電子的価値情報管理方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の電子
マネー管理方法(請求項1)は、特定用途としてのみ使
用可能な金額を最低残高として媒体に予め設定する最低
残高設定ステップと、電子マネーの支払い時に電子マネ
ーの用途が特定用途であるか否かを判定する用途判定ス
テップと、支払い後の電子マネーの残高総額が最低残高
以下になるか否かを判定する残高判定ステップと、用途
判定ステップで電子マネーの用途が特定用途以外である
と判定され、且つ、残高判定ステップで支払い後の電子
マネーの残高総額が最低残高以下になると判定される
と、電子マネーの支払いを禁止する支払禁止ステップと
を有することを特徴としている。
【0007】また、本発明の電子マネー管理システム
(請求項6)は、通貨の電子的象徴として定義される電
子マネーを、記憶部に保持しうる媒体と、支払い金額と
ともに用途情報を通知して支払い請求を行なう支払請求
部と、この支払請求部からの請求に応じて電子マネーに
よる支払いを実行する支払実行部と、特定用途としての
み使用可能な金額を最低残高として媒体に予め設定する
最低残高設定部と、支払実行部による該電子マネーの支
払い時に、支払請求部からの用途情報に基づいて電子マ
ネーの用途が特定用途であるか否かを判定する用途判定
部と、支払い後の電子マネーの残高総額が最低残高以下
になるか否かを判定する残高判定部と、用途判定部によ
り電子マネーの用途が特定用途以外であると判定され、
且つ、残高判定部により支払い後の電子マネーの残高総
額が最低残高以下になると判定されると、電子マネーの
支払いを禁止するように制御する制御部とを有すること
を特徴としている。
【0008】さらに、本発明の電子マネー管理所有用媒
体(請求項7)は、通貨の電子的象徴として定義される
電子マネーを、記憶部に保持しうる媒体であって、電子
マネーによる支払いを実行する支払実行部と、特定用途
としてのみ使用可能な金額を最低残高として媒体に予め
設定する最低残高設定部と、支払実行部による電子マネ
ーの支払い時に電子マネーの用途が特定用途であるか否
かを判定する用途判定部と、支払い後の電子マネーの残
高総額が最低残高以下になるか否かを判定する残高判定
部と、用途判定部により電子マネーの用途が特定用途以
外であると判定され、且つ、残高判定により支払い後の
電子マネーの残高総額が最低残高以下になると判定され
ると、電子マネーの支払いを禁止するように制御する制
御部とを有することを特徴としている。
【0009】また、本発明の電子マネー管理用プログラ
ム(請求項8)は、通貨の電子的象徴として定義される
電子マネーを、媒体に格納して使用する際における電子
マネーの管理機能をコンピュータに実行させるための電
子マネー管理用プログラムであって、電子マネーによる
支払いを実行する支払実行部、特定用途としてのみ使用
可能な金額を最低残高として媒体に予め設定する最低残
高設定部、支払実行部による電子マネーの支払い時に電
子マネーの用途が前記特定用途であるか否かを判定する
用途判定部、支払い後の電子マネーの残高総額が最低残
高以下になるか否かを判定する残高判定部、および、用
途判定部により電子マネーの用途が特定用途以外である
と判定され、且つ、残高判定により支払い後の電子マネ
ーの残高総額が最低残高以下になると判定されると、電
子マネーの支払いを禁止するように制御する制御部とし
て、コンピュータを機能させることを特徴としている。
【0010】さらに、本発明の電子マネー管理用プログ
ラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体(請求
項9)は、通貨の電子的象徴として定義される電子マネ
ーを、媒体に格納して使用する際における電子マネーの
管理機能をコンピュータに実行させるための、電子マネ
ー管理用プログラムを記録したコンピュータ読取可能な
記録媒体であって、電子マネー管理用プログラムが、電
子マネーによる支払いを実行する支払実行部、特定用途
としてのみ使用可能な金額を最低残高として媒体に予め
設定する最低残高設定部、支払実行部による電子マネー
の支払い時に電子マネーの用途が前記特定用途であるか
否かを判定する用途判定部、支払い後の電子マネーの残
高総額が最低残高以下になるか否かを判定する残高判定
部、および、用途判定部により電子マネーの用途が特定
用途以外であると判定され、且つ、残高判定により支払
い後の電子マネーの残高総額が最低残高以下になると判
定されると、電子マネーの支払いを禁止するように制御
する制御部として、コンピュータを機能させることを特
徴としている。
【0011】このとき、支払い金額と電子マネーの残高
総額から最低残高を除いた金額としての通常残高とを比
較することにより支払い後の電子マネーの残高総額が最
低残高以下になるか否かを判定してもよい(請求項
2)。また、残高判定ステップにおいて、支払い後の電
子マネーの残高総額と最低残高とを比較することにより
電子マネーの残高総額が最低残高以下になるか否かを判
定してもよい(請求項3)。
【0012】さらに、媒体への該電子マネーの入金時に
最低残高の設定を行なってもよく(請求項4)、電子マ
ネーの用途が前記特定用途であると判定され、且つ、支
払い後の該電子マネーの残高総額が最低残高以下になる
と判定されると、電子マネーの支払いを許容してもよい
(請求項5)。また、本発明の電子的価値情報管理所有
用媒体は、電子的価値情報を格納される領域をそなえた
記憶部を含んで構成される媒体であって、記憶部に格納
された電子的価値情報の残高が所定値以下となる場合に
電子的価値情報の利用を制限すべく、所定値が残高情報
として記憶部に記録されていることを特徴としている
(請求項10)。
【0013】さらに、本発明の電子的価値情報管理方法
は、電子的価値情報を媒体に格納して使用する際におけ
る電子的価値情報の管理方法であって、媒体に格納され
た電子的価値情報の残高を判別し、この判別された電子
的価値情報の残高が所定値以下である場合に、電子的価
値情報の利用を制限することを特徴としている(請求項
11)。
【0014】上述の構成により、電子マネーの用途が予
め設定された特定用途以外であり、且つ、支払い後の電
子マネーの残高総額が最低残高以下になる場合に、電子
マネーの支払いが禁止されるので、特定用途以外の支払
いにより電子マネーの残高総額が最低残高以下になるこ
とがない。また、電子的価値情報の残高が所定値以下と
判断された場合に、電子的価値情報の利用が制限される
ので、例えば、支払い等を行なう前に電子的価値情報の
残高が所定値以下である場合に電子的価値情報の利用を
制限することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (A)第1実施形態の説明 図1は本発明の第1実施形態としての電子マネーの管理
システムの構成を示す機能ブロック図、図2はその電子
マネー管理所有媒体としてのICカードのハードウェア
構成を示すブロック図である。図1に示す電子マネーの
管理システム1000は、通貨の電子的象徴として定義
される電子マネーを管理、所有するための装置であり、
電子マネーの管理所有用媒体としてのICカード100
と後述する自動取引装置200とを組み合わせることに
より構成されている。
【0016】ICカード100は、電子マネーを所要の
記憶部110に書き換え可能に保持しうる媒体(電子マ
ネーの管理所有用媒体)としての機能を有するものであ
る。このICカード100は、図2に示すように、MP
U(Micro Processor Unit)2,データメモリ3および
コネクト部4をそなえて構成されている。MPU2は、
ROM(Read Only Memory)23,RAM(Random Acc
ess Memory)24,主制御部21および演算部22をそ
なえて構成されており、ROM23には、主制御部21
および演算部22を駆動させるためのプログラムが記録
されている。
【0017】そして、MPU2においては、このROM
23に記録されているプログラムに従って主制御部21
および演算部22が動作することにより、図2にでは図
示しない外部装置から入力された電子マネーの入出金デ
ータや、この入出金データに基づいて演算部22によっ
て演算された演算データを、RAM24に一時的に格納
したり、データメモリ3に引き渡したり、更には、コネ
クト部4を介して外部装置に引き渡したりしてICカー
ド100を機能させるようになっている。
【0018】また、データメモリ3は、MPU2におい
て演算された結果等の電子マネーの金額(残高)情報を
記憶するものであり、PROM(Programmable ROM)に
より構成されている。すなわち、このデータメモリ3
は、電子マネーを格納する機能を有しているのである。
さらに、コネクト部4は、外部装置(例えば図1中の自
動取引装置200におけるICカードリーダ/ライタ
等)に接続される電極部であり、ICカード100はこ
のコネクト部4を介して外部装置と入出金データ等送受
を行なうようになっている。上述の構成により、電子マ
ネー情報が記録されたICカード100を、コネクト部
4を介して外部装置に接続することにより、ICカード
100のMPU2が外部装置と接続され、この外部装置
からの入力(指示)に従い、MPU2によりデータメモ
リ3に格納されている電子マネーの金額情報の操作が行
なわれる。
【0019】そして、ユーザは、このICカード100
を金融機関の電子マネー対応ATM等に挿入し、このA
TMを通じて電子マネーの発行を要求する。この要求に
応じて、金融機関のホストコンピュータは利用者の預金
口座から、要求された金額を減額するとともに、その金
額と同額の電子マネーを発行し、ATMを通じてユーザ
ICカード100のデータメモリ3に格納する。又、同
様にして、金融機関のATMを用いて電子マネーの現金
化や、電子マネーによる預金等も行なうことができる。
【0020】また、ICカード100に電子マネーを格
納する際に、ユーザは、特定用途としてのみ使用可能な
電子マネーの金額を最低残高として設定することができ
るようになっている(詳細は後述)。そして、ユーザは
このICカード100を財布の代わりに所持し、例え
ば、競馬場,競輪場,オートレース場,競艇場等の公営
競技場や、パチンコ店等の各種店舗において、専用の自
動取引装置200(図1参照)にこのICカード100
を挿入することにより、馬券等の購入の他、施設利用
料,飲食代等の支払いに、このICカード100に格納
した電子マネーを使用することができる。
【0021】自動取引装置200は、支払請求部210
をそなえて構成されており、挿入されたICカード10
0に対して、請求する支払い金額の情報とともに、その
支払請求がどのような用途に対するものであるかを示す
情報(用途情報)をICカード100に送信するように
なっている。一方、ICカード100は、機能的には、
図1に示すように、記憶部110,支払実行部120,
最低残高設定部130,用途判定部140,残高判定部
150および制御部160をそなえて構成されている。
【0022】記憶部110は、前述のごとく電子マネー
を書き換え可能に保持しうるものであり、図2に示すデ
ータメモリ3に相当するものである。最低残高設定部1
30は、特定用途としてのみ使用可能な電子マネーの金
額を最低残高としてICカード100に予め設定するも
のであって、図2に示すMPU2によって実現されるも
のである。
【0023】そして、例えばICカード100への入金
時に、ユーザが、前述したATMの入力装置を用いて最
低残高として設定する金額を入力することにより、最低
残高を予め設定することができるようになっており、最
低残高設定部130はこの入力された最低残高をICカ
ード100に設定するようになっている。最低残高設定
部130は、具体的には、データメモリ3に特定用途の
種類とこの特定用途にのみ使用可能な電子マネーの金額
とを任意に設定するようになっている。
【0024】なお、この最低残高設定部130による最
低残高の設定は、ICカード100への電子マネーの入
金時に設定することが望ましいが、電子マネーの入金後
にこれらの特定用途や最低金額に関する設定を変更して
もよい。又、この最低残高やその用途をユーザが任意に
設定する代わりに、予め所定の値を設定しておきその内
容を変更不可能としてもよい。
【0025】図3は本第1実施形態におけるICカード
100の記憶部110における電子マネーの格納状態を
説明するための図である。この図3に示すように、本第
1実施形態においては、記憶部110は、特定用途にの
み使用可能な電子マネーを格納するための領域110b
と、用途に限定することなく使用可能な電子マネーを格
納するための領域110aとをそなえて形成されてい
る。なお、以下、図中においては、領域110aに格納
されている用途が限定されない電子マネーの残高金額
(通常残高)を符号Xを用いて示す。同様に、領域11
0bに格納されている特定用途にのみ使用可能な電子マ
ネーの残高金額(最低残高)を符号Yを用いて示すもの
とする。
【0026】なお、上述のごとき記憶部110に形成さ
れる領域110a,110bは、ROM23に格納され
ているプログラム(カード内アプリケーション)をMP
U2が実行することによって実現されるものである。そ
して、ユーザは最低残高設定部130を用いて、この領
域110bに格納する電子マネーの金額(最低残高)Y
を設定することができるようになっている。
【0027】支払実行部120は、支払請求部210
(自動取引装置200)からの支払請求に応じて、電子
マネーによる支払いを行なうものであって、支払請求部
210からの請求金額に相当する金額を、記憶部110
に格納されている電子マネーの残高から減算するように
なっている。この支払実行部120は図2に示すMPU
2によって実現されるものである。
【0028】また、支払実行部120は、支払いを行な
う際には、領域110aに格納されている電子マネー
(通常残高)をその用途にかかわらず優先的に支払いに
使用するようになっており、通常残高だけではその支払
いに残高が不足する場合であって、且つ、その支払いが
特定用途を目的とするものである場合にのみ、領域11
0bに格納されている電子マネー(最低残高)を支払い
に使用するようになっている。
【0029】用途判定部140は、支払実行部120に
よる電子マネーの支払い時に、支払請求部210からの
用途情報に基づいて電子マネーの用途が特定用途である
か否かを判定するものであって、図2に示すMPU2に
よって実現されるものである。この用途判定部140
は、最低残高設定部130によってデータメモリ3に記
録された特定用途と、支払請求部210から請求金額と
とともに送信された用途情報とを比較して、その比較の
結果を制御部160に送信するようになっている。
【0030】残高判定部150は、支払い後の電子マネ
ーの残高総額が最低残高以下になるか否かを判定するも
のであり、支払実行部120によって支払いを実行する
前に、記憶部110に記憶されている電子マネーの残高
総額から、支払請求部210から通知された請求金額を
減算することによって支払い後の残高総額を予め算出す
るようになっている。
【0031】そして、残高判定部150は、支払実行部
120によって支払いが実行される前に、算出した支払
い後の残高総額と最低残高設定部130に設定されてい
る最低残高とを比較することにより、支払い後の電子マ
ネーの残高総額が最低残高以下になるか否かを判定する
ようになっている。なお、残高判定部150は図2に示
すMPU2によって実現されるものである。
【0032】残高判定部150は、特定用途以外の支払
いが行なわれる場合には、記憶部110の領域110a
に格納されている通常残高から、支払請求部210から
通知される支払い金額を減算し、この計算結果が0より
も大きくなるか否かを判断することにより、特定用途以
外の用途に使用可能な電子マネーがICカード100に
格納されているか否かを判断するようになっている、
又、残高判定部150はその判断結果を制御部160に
通知するようになっている。
【0033】また、残高判定部150は、特定用途の支
払いが行なわれる場合には、記憶部110の領域110
aに格納されている通常残高から、支払請求部210か
ら通知される支払い金額を減算し、この計算結果が0よ
りも大きくなるか否かを判断するようになっている。
又、残高判定部150はその判定結果を制御部160に
通知するようになっている。
【0034】制御部160は、支払実行部120による
電子マネーの支払いを制御するものであって、図2に示
すMPU2によって実現されるものである。制御部16
0は、用途判定部140により電子マネーの用途が特定
用途以外であると判定された場合において、残高判定部
150により支払い後の電子マネーの残高総額が最低残
高以下になると判定されると、支払実行部120に対し
て支払いの実行を禁止するようになっており、これによ
り電子マネーの支払いを禁止するように制御する。
【0035】また、制御部160は、用途判定部140
により電子マネーの用途が特定用途以外であると判定さ
れた場合において、残高判定部150により支払い後の
電子マネーの残高総額が最低残高よりも大きいと判定さ
れると、支払実行部120に対して支払いの実行を許容
するようになっており、これにより電子マネーの支払い
を許容するように制御する。
【0036】さらに、制御部160は、用途判定部14
0が電子マネーの用途が特定用途であると判定した場合
には、残高判定部150が支払い後の電子マネーの残高
総額が最低残高以下になると判定しても、支払実行部1
20に対して支払いの実行を許容するようになってお
り、これにより、電子マネーの支払いを許容するように
制御する。
【0037】また、制御部160は、用途判定部140
が電子マネーの用途が特定用途であると判定した場合に
は、残高判定部150が支払い後の電子マネーの残高総
額が最低残高以下であると判定した場合でも、残高総額
が0円になるまでは支払実行部120に対して支払いの
実行を許容するようになっており、これにより、電子マ
ネーの支払いを許容するように制御する。
【0038】このような構成により、本第1実施形態と
しての電子マネー管理システム1000のICカード1
00における記憶部110への電子マネーの入金時の処
理を、図4に示すフローチャート(ステップA10〜A
30)に従って説明する。例えば、ATM等においてZ
円の電子マネーをICカード100の記憶部110に格
納(入金)する際には、ユーザは、先ず、電子マネーの
用途を特定するか否か、すなわち、最低残高の設定を行
なうか否かを判断する(ステップA10)。
【0039】そして、電子マネーの用途を特定する場
合、すなわち最低残高の設定を行なう場合には(ステッ
プA10のYESルート参照)、領域110bにY円の
電子マネー(最低残高)を格納するとともに、領域11
0aに(Z−Y)円の電子マネー(通常残高)を格納す
る(X=Z−Y)(ステップA20)。一方、最低残高
の設定を行なわない場合には(ステップA10のNOル
ート参照)、領域110aにZ円の電子マネー(通常残
高)を格納し、領域110bには電子マネーを格納しな
い(X=Z,Y=0)(ステップA30)。
【0040】次に、本第1実施形態の電子マネー管理シ
ステムにおいて最低残高が設定されているICカード1
00を用いて、特定用途以外の用途に電子マネーを用い
た支払いを行なう場合の各部の処理を、図5に示すフロ
ーチャート(ステップB10〜B30)に従って説明す
る。特定用途以外の支払い(例えば支払い金額W円)に
本第1実施形態のICカード100を用いる場合には、
残高判定部150は、記憶部110の領域110aに格
納されている通常残高Xから支払請求部210から通知
される支払い金額(W円)を減算し、この計算結果(X
−W)が0より大きいか否かを判断する(ステップB1
0)。
【0041】ここで、(X−W)が0より大きい場合に
は(ステップB10のYESルート参照)、残高判定部
150は、支払いに使用可能な電子マネー(残高総額)
がICカードに格納されているものと判断して、その旨
を制御部160に通知する。制御部160は、支払実行
部120に対してその支払いを許容するように制御し、
支払実行部120は支払い処理を行なう。この支払いに
より領域110aの通常残高Xは(X−W)になる(ス
テップB20)。
【0042】一方、(X−W)が0以下の場合には(ス
テップB10のNOルート参照)、残高判定部150
は、支払いに使用可能な電子マネーが不足しているもの
と判断して、その旨を制御部160に通知する。制御部
160は、支払実行部120に対してその支払いを禁止
するように制御し、支払実行部120は支払いを行なう
ことができない(ステップB30)。
【0043】次に、本第1実施形態の電子マネー管理シ
ステムにおいて最低残高が設定されているICカード1
00を用いて、特定用途に電子マネーを用いた支払いを
行なう場合の各部の処理を、図6に示すフローチャート
(ステップC10〜C50)に従って説明する。特定用
途の支払い(例えばZ円)に本第1実施形態のICカー
ド100を用いる場合には、残高判定部150は、先
ず、記憶部110の領域110aに格納されている通常
残高Xから支払請求部210から通知される支払い金額
(Z円)を減算し、この計算結果(X−Z)が0以上で
あるか否かを判断する(ステップC10)。
【0044】ここで、(X−Z)が0以上である場合に
は(ステップC10のYESルート参照)、残高判定部
150は、支払いに使用可能な電子マネーがICカード
100に格納されているものと判断して、その旨を制御
部160に通知する。制御部160は、支払実行部12
0に対してその支払いを許容するように制御し、支払実
行部120は支払い処理を行なう。この支払いにより領
域110aの通常残高Xは(X−Z)になり(ステップ
C20)、特定用途に対する支払い(出金処理)を完了
する。
【0045】一方、(X−Z)が0よりも小さい場合に
は(ステップC10のNOルート参照)、次に、残高判
定部150は、記憶部110に格納されている電子マネ
ーの残高総額(X+Y)と支払い金額Zとを比較する
(ステップC30)。そして、記憶部110の残高総額
(X+Y)が支払い金額Zよりも少ない場合には(ステ
ップC30のNOルート参照)、残高判定部150は、
支払いに使用可能な電子マネーが不足しているものと判
断して、その旨を制御部160に通知する。制御部16
0は、支払実行部120に対してその支払いを禁止する
ように制御し、支払実行部120は支払いを行なうこと
ができない(ステップC50)。
【0046】また、記憶部110の残高総額(X+Y)
が支払い金額Z以上の場合には(ステップC30のYE
Sルート参照)、残高判定部150は、使用可能な電子
マネーがICカード100に格納されているものと判断
して、その旨を制御部160に通知する。制御部160
は、支払実行部120に対してその支払いを許容するよ
うに制御し、支払実行部120は支払い処理を行なう
(ステップC40)。すなわち、通常残高Xを0にする
とともに、最低残高YをY−(Z−X)に変更すること
により、通常残高で不足した金額を最低残高Yから支払
う。これにより、特定用途に対する支払い(出金処理)
を完了する。
【0047】上述の如く、本第1実施形態においては、
特定用途に対する支払いについて、残高判定部150が
支払い金額Zと通常残高Xとを比較し、通常残高Xより
も支払い金額Zの方が高い場合には、更に、残高総額
(X+Y)と支払い金額Zとを比較するようになってい
る。そして、この比較の結果、支払い後の電子マネーの
残高総額が最低残高Y以下になる場合でも、制御部16
0が支払実行部120に対して電子マネーの支払いを許
容する。
【0048】このように、本発明の第1実施形態として
の電子マネー管理システム1000によれば、ユーザ
は、予め特定用途にのみ使用可能な電子マネーの金額を
最低残高として設定することにより、電子マネーの使い
過ぎによる残高不足が生じることがなく、例えば、特定
用途以外の支払いに電子マネーを使い切ってしまう心配
がない。ユーザはICカード100に格納された電子マ
ネーの残高を常に意識する必要がなく利便性が向上す
る。
【0049】例えば、競馬場における電子マネーの使用
時に、施設使用料として残しておかなければならない金
額を予め最低残高として設定しておくことにより、ユー
ザが知らない間に施設使用料として必要な金額まで馬券
の購入に費やしてしまうことがない。また、カード内部
で使用可能な金額の設定や入金,出金の処理を行なうこ
とができる。
【0050】さらに、ICカード100への電子マネー
の入金時に、最低残高設定部130によって最低残高を
任意に設定することにより、ユーザが計画的に電子マネ
ーを使用することができ、これによっても利便性が向上
する。 (B)第2実施形態の説明 本発明の第2実施形態としての電子マネー管理システム
1000′およびICカード100′も、図1および図
2に示す電子マネー管理システム1000およびICカ
ード100と同様の構成を有しているので、その詳細な
説明は省略する。なお、図中、既述の符号と同一の符号
は同一もしくは略同一の部分を示しているので、その説
明は省略する。
【0051】本第2実施形態としての電子マネー管理シ
ステム1000′において、記憶部110′も、図1に
示す記憶部110と同様に、電子マネーを書き換え可能
に保持しうるものであり、図2に示すデータメモリ3に
相当するものである。最低残高設定部130′も図1に
示す最低残高設定部130と同様に、特定用途としての
み使用可能な電子マネーの金額を最低残高としてICカ
ード100′に予め設定するものであって、図2に示す
MPU2によって実現されるものである。
【0052】そして、最低残高設定部130′は、デー
タメモリ3に特定用途の種類とこの特定用途にのみ使用
可能な電子マネーの金額とを設定するようになってい
る。なお、この最低残高設定部130′による最低残高
の設定についても、ICカード100′への電子マネー
の入金時に設定することが望ましいが、電子マネーの入
金後にこれらの特定用途や最低金額に関する設定を変更
してもよい。
【0053】図7は本第2実施形態におけるICカード
100′の記憶部110′における電子マネーの格納状
態を説明するための図である。この図7に示すように、
本第2実施形態においては、記憶部110′には、電子
マネーを格納するための領域110a′と、しきい値を
格納するための領域110b′とが形成されており、領
域110a′に電子マネーを格納するようになってい
る。そして、この領域110a′に格納された電子マネ
ーには、特定用途にのみ使用可能な電子マネー(最低残
高)がしきい値として設定され、そのしきい値が領域1
10b′に格納されている。
【0054】なお、以下、図中においては、領域110
a′に格納されている電子マネーの残高総額をXを用い
て示す。又、領域110b′にしきい値として設定され
ている最低残高をYを用いて示すものとする。そして、
ユーザは、例えば、ICカード100′へ電子マネーを
入金する際に、最低残高設定部130′を用いて、この
しきい値として設定される金額Yを任意に設定すること
ができるようになっている。
【0055】残高判定部150′は、支払い後の電子マ
ネーの残高総額と最低残高とを比較することにより電子
マネーの残高総額が最低残高以下になるか否かを判定す
るものであり、支払実行部120によって支払いが実行
される前に、記憶部110′に記憶されている電子マネ
ーの残高総額から、支払請求部210から通知された請
求金額を減算することによって支払い後の残高総額を予
め算出するようになっている。
【0056】そして、残高判定部150′は、支払実行
部120によって支払いが実行される前に、算出した支
払い後の電子マネーの残高総額と最低残高とを比較する
ことにより、支払い後の電子マネーの残高総額が最低残
高以下になるか否かを判定するようになっている。な
お、残高判定部150′も残高判定部150と同様に、
図2に示すMPU2によって実現されるものである。
【0057】残高判定部150′は、特定用途以外の支
払いが行なわれる場合には、記憶部110′の領域11
0a′に格納されている残高総額から、支払請求部21
0から通知される支払い金額を減算し、この計算結果が
領域110b′に格納されているY(最低残高)よりも
大きくなるか否かを判断することにより、特定用途以外
の用途に使用可能な電子マネーがICカード100′に
格納されているか否かを判断するようになっている。
又、残高判定部150′は、その判断結果を制御部16
0に通知するようになっている。
【0058】また、残高判定部150′は、特定用途に
対する支払いを行なう場合には、記憶部110′の領域
110a′に格納されている残高総額から支払請求部2
10から通知される支払い金額を減算し、この計算結果
が0以上であるか否かを判断することにより、特定用途
に使用可能な電子マネーがICカード100′に格納さ
れているか否かを判断するようになっている。又、残高
判定部150′はその旨を制御部160に通知するよう
になっている。
【0059】このような構成により、本第2実施形態と
しての電子マネー管理システム1000′において、最
低残高が設定されているICカード100′を用いて、
特定用途以外の用途に電子マネーを用いた支払いを行な
う場合の各部の処理を、図8に示すフローチャート(ス
テップD10〜D30)に従って説明する。特定用途以
外の支払い(例えば支払い金額W円)に本第2実施形態
のICカード100′を用いる場合には、残高判定部1
50′は、記憶部110′の領域110a′に格納され
ている残高総額Xから支払請求部210から通知される
支払い金額(W円)を減算し、この計算結果(X−W)
がY(最低残高)よりも大きいか否かを判断する(ステ
ップD10)。
【0060】ここで、(X−W)がYよりも大きい場合
には(ステップD10のYESルート参照)、残高判定
部150′は、支払いに使用可能な電子マネーがICカ
ード100に格納されているものと判断して、その旨を
制御部160に通知する。制御部160は、支払実行部
120に対してその支払いを許容するように制御し、支
払実行部120は支払い処理を行なう。この支払いによ
り領域110a′の残高総額Xは(X−W)になる(ス
テップD20)。
【0061】一方、(X−W)がY以下の場合には(ス
テップD10のNOルート参照)、残高判定部150′
は、支払いに使用可能な電子マネー(残高総額)が不足
しているものと判断して、その旨を制御部160に通知
する。制御部160は、支払実行部120に対してその
支払いを禁止するように制御し、支払実行部120は支
払いを行なうことができない(ステップD30)。
【0062】次に、本第2実施形態において最低残高が
設定されているICカード100′を用いて、特定用途
に電子マネーを用いた支払いを行なう場合の各部の処理
を、図9に示すフローチャート(ステップE10〜E3
0)に従って説明する。特定用途に対する支払い(例え
ば支払い金額Z円)に本第2実施形態のICカード10
0′を用いる場合には、残高判定部150′は、先ず、
記憶部110′の領域110a′に格納されている残高
総額Xから支払請求部210から通知される支払い金額
(Z円)を減算し、この計算結果(X−Z)が0以上で
あるか否かを判断する(ステップE10)。
【0063】ここで、(X−Z)が0以上である場合に
は(ステップE10のYESルート参照)、残高判定部
150′は、支払いに使用可能な電子マネーがICカー
ド100に格納されているものと判断して、その旨を制
御部160に通知する。制御部160は、支払実行部1
20に対してその支払いを許容するように制御し、支払
実行部120は支払い処理を行なう。この支払いにより
領域110a′の残高総額Xは(X−Z)になり(ステ
ップE20)、特定用途の支払い(出金処理)を完了す
る。
【0064】一方、(X−Z)が0よりも小さい場合に
は(ステップE10のNOルート参照)、残高判定部1
50′は、支払いに使用可能な電子マネー(残高総額)
が不足しているものと判断して、その旨を制御部160
に通知する。制御部160は、支払実行部120に対し
てその支払いを禁止するように制御し、支払実行部12
0は支払いを行なうことができない(ステップE3
0)。
【0065】このように、本発明の第2実施形態として
の電子マネー管理システム1000′によっても、上述
した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができ
る。 (C)その他 なお、上述した実施形態に関わらず、本発明の趣旨を逸
脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例
えば、上述した第1実施形態および第2実施形態では、
カードユニットがICカードである場合について説明し
ているが、本発明はこれに限定するものではなく、記憶
部を内蔵するものであれば、光カード,無線カード等の
他のカードユニットにも同様に適用され、上述した各実
施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0066】また、上述した実施形態においては、IC
カード(媒体)100(100′)が、支払実行部12
0,最低残高設定部130(130′),用途判定部1
40,残高判定部150(150′)および制御部16
0をそなえて構成されているが、本発明は、これに限定
されるものではなく、例えば、これらの全てもしくは少
なくとも一部が他の機器にそなえられていてもよく、本
発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施するこ
とができる。
【0067】さらに、上述した各実施形態においては、
残高判定部150,(150′)が支払い後の電子マネ
ーの残高総額が最低残高以下になるか否かを判定してい
るが、それに限定するものではなく、例えば、残高判定
部150,(150′)が、支払いを行なう前の電子マ
ネーの残高を判別し、この電子マネーの残高が最低残高
(所定値)以下である場合には、制御部160が支払実
行部120に対して支払いの実行を禁止してもよい。
【0068】また、上述した各実施形態においては、通
貨の電子的象徴として定義される電子マネーを管理,所
有する手法について説明したがそれに限定するものでは
ない。すなわち、上述した電子マネーに代えて、クーポ
ン,商品券,ポイントカード等の有価証券的価値を有す
るものの電子的象徴としての電子的価値情報を管理,所
有してもよい。
【0069】このとき、電子的価値情報の残高が所定値
以下と判断された場合に、電子的価値情報の利用を制限
することにより、例えば、支払い等を行なう前に電子的
価値情報の残高が所定値以下である場合に電子的価値情
報の利用を制限することができる。なお、本発明の各実
施形態が開示されていれば、当業者によって製造するこ
とが可能である。
【0070】(D)付記 (付記1) 通貨の電子的象徴として定義される電子マ
ネーを、媒体に格納して使用する際における電子マネー
の管理方法であって、特定用途としてのみ使用可能な金
額を最低残高として該媒体に予め設定する最低残高設定
ステップと、該電子マネーの支払い時に該電子マネーの
用途が前記特定用途であるか否かを判定する用途判定ス
テップと、支払い後の該電子マネーの残高総額が該最低
残高以下になるか否かを判定する残高判定ステップと、
該用途判定ステップで該電子マネーの用途が前記特定用
途以外であると判定され、且つ、該残高判定ステップで
支払い後の該電子マネーの残高総額が該最低残高以下に
なると判定されると、該電子マネーの支払いを禁止する
支払禁止ステップとを有することを特徴とする、電子マ
ネーの管理方法。
【0071】(付記2) 該残高判定ステップにおい
て、支払い金額と該電子マネーの残高総額から該最低残
高を除いた金額としての通常残高とを比較することによ
り支払い後の該電子マネーの残高総額が該最低残高以下
になるか否かを判定することを特徴とする、付記1記載
の電子マネーの管理方法。 (付記3) 該残高判定ステップにおいて、支払い後の
該電子マネーの残高総額と該最低残高とを比較すること
により該電子マネーの残高総額が該最低残高以下になる
か否かを判定することを特徴とする、付記1記載の電子
マネーの管理方法。
【0072】(付記4) 該最低残高設定ステップを、
該媒体への該電子マネーの入金時に実行することを特徴
とする、付記1〜付記3のいずれか1項に記載の電子マ
ネーの管理方法。 (付記5) 該用途判定ステップで該電子マネーの用途
が前記特定用途であると判定され、且つ、該残高判定ス
テップで支払い後の該電子マネーの残高総額が該最低残
高以下になると判定されると、該電子マネーの支払いを
許容することを特徴とする、付記1〜付記4のいずれか
1項に記載の電子マネーの管理方法。
【0073】(付記6) 通貨の電子的象徴として定義
される電子マネーを、記憶部に保持しうる媒体と、支払
い金額とともに用途情報を通知して支払い請求を行なう
支払請求部と、該支払請求部からの請求に応じて該電子
マネーによる支払いを実行する支払実行部と、特定用途
としてのみ使用可能な金額を最低残高として該媒体に予
め設定する最低残高設定部と、該支払実行部による該電
子マネーの支払い時に、前記支払請求部からの用途情報
に基づいて該電子マネーの用途が前記特定用途であるか
否かを判定する用途判定部と、支払い後の該電子マネー
の残高総額が該最低残高以下になるか否かを判定する残
高判定部と、該用途判定部により該電子マネーの用途が
前記特定用途以外であると判定され、且つ、該残高判定
部により支払い後の該電子マネーの残高総額が該最低残
高以下になると判定されると、該電子マネーの支払いを
禁止するように制御する制御部とを有することを特徴と
する、電子マネー管理システム。
【0074】(付記7) 該残高判定部が、支払い金額
と該電子マネーの残高総額から該最低残高を除いた金額
としての通常残高とを比較することにより支払い後の該
電子マネーの残高総額が該最低残高以下になるか否かを
判定することを特徴とする、付記6記載の電子マネー管
理システム。 (付記8) 該残高判定部が、支払い後の該電子マネー
の残高総額と該最低残高とを比較することにより該電子
マネーの残高総額が該最低残高以下になるか否かを判定
することを特徴とする、付記6記載の電子マネー管理シ
ステム。
【0075】(付記9) 該最低残高設定部が、該媒体
への該電子マネーの入金時に該最低残高を設定すること
を特徴とする、付記6〜付記8のいずれか1項に記載の
電子マネー管理システム。 (付記10) 該用途判定部が該電子マネーの用途が前
記特定用途であると判定し、且つ、該残高判定部が支払
い後の該電子マネーの残高総額が該最低残高以下になる
と判定すると、該制御部が該電子マネーの支払いを許容
することを特徴とする、付記6〜付記9のいずれか1項
に記載の電子マネー管理システム。
【0076】(付記11) 該媒体に、前記の支払実行
部,最低残高設定部,用途判定部,残高判定部および制
御部がそなえられていることを特徴とする、付記6〜付
記10のいずれか1項に記載の電子マネー管理システ
ム。 (付記12) 通貨の電子的象徴として定義される電子
マネーを、記憶部に保持しうる媒体であって、該電子マ
ネーによる支払いを実行する支払実行部と、特定用途と
してのみ使用可能な金額を最低残高として該媒体に予め
設定する最低残高設定部と、該支払実行部による該電子
マネーの支払い時に該電子マネーの用途が前記特定用途
であるか否かを判定する用途判定部と、支払い後の該電
子マネーの残高総額が該最低残高以下になるか否かを判
定する残高判定部と、該用途判定部により該電子マネー
の用途が前記特定用途以外であると判定され、且つ、該
残高判定により支払い後の該電子マネーの残高総額が該
最低残高以下になると判定されると、該電子マネーの支
払いを禁止するように制御する制御部とを有することを
特徴とする、電子マネー管理所有用媒体。
【0077】(付記13) 該残高判定部が、支払い金
額と該電子マネーの残高総額から該最低残高を除いた金
額としての通常残高とを比較することにより支払い後の
該電子マネーの残高総額が該最低残高以下になるか否か
を判定することを特徴とする、付記12記載の電子マネ
ー管理所有用媒体。 (付記14) 該残高判定部が、支払い後の該電子マネ
ーの残高総額と該最低残高とを比較することにより該電
子マネーの残高総額が該最低残高以下になるか否かを判
定することを特徴とする、付記12記載の電子マネー管
理所有用媒体。
【0078】(付記15) 該最低残高設定部が、該記
憶部への該電子マネーの入金時に該最低残高を設定する
ことを特徴とする、付記12〜付記14のいずれか1項
に記載の電子マネー管理所有用媒体。 (付記16) 該用途判定部が該電子マネーの用途が前
記特定用途であると判定し、且つ、該残高判定部が支払
い後の該電子マネーの残高総額が該最低残高以下になる
と判定すると、該制御部が該電子マネーの支払いを許容
することを特徴とする、付記12〜付記15のいずれか
1項に記載の電子マネー管理所有用媒体。
【0079】(付記17) 通貨の電子的象徴として定
義される電子マネーを、媒体に格納して使用する際にお
ける電子マネーの管理機能をコンピュータに実行させる
ための、電子マネー管理用プログラムであって、該電子
マネーによる支払いを実行する支払実行部、特定用途と
してのみ使用可能な金額を最低残高として該媒体に予め
設定する最低残高設定部、該支払実行部による該電子マ
ネーの支払い時に該電子マネーの用途が前記特定用途で
あるか否かを判定する用途判定部、支払い後の該電子マ
ネーの残高総額が該最低残高以下になるか否かを判定す
る残高判定部、および、該用途判定部により該電子マネ
ーの用途が前記特定用途以外であると判定され、且つ、
該残高判定により支払い後の該電子マネーの残高総額が
該最低残高以下になると判定されると、該電子マネーの
支払いを禁止するように制御する制御部として、該コン
ピュータを機能させる、電子マネー管理用プログラム。
【0080】(付記18) 通貨の電子的象徴として定
義される電子マネーを、媒体に格納して使用する際にお
ける電子マネーの管理機能をコンピュータに実行させる
ための、電子マネー管理用プログラムを記録したコンピ
ュータ読取可能な記録媒体であって、該電子マネー管理
用プログラムが、該電子マネーによる支払いを実行する
支払実行部、特定用途としてのみ使用可能な金額を最低
残高として該媒体に予め設定する最低残高設定部、該支
払実行部による該電子マネーの支払い時に該電子マネー
の用途が前記特定用途であるか否かを判定する用途判定
部、支払い後の該電子マネーの残高総額が該最低残高以
下になるか否かを判定する残高判定部、および、該用途
判定部により該電子マネーの用途が前記特定用途以外で
あると判定され、且つ、該残高判定により支払い後の該
電子マネーの残高総額が該最低残高以下になると判定さ
れると、該電子マネーの支払いを禁止するように制御す
る制御部として、該コンピュータを機能させる、電子マ
ネー管理用プログラムを記録したコンピュータ読取可能
な記録媒体。
【0081】(付記19) 該残高判定部が、支払い金
額と該電子マネーの残高総額から該最低残高を除いた金
額としての通常残高とを比較することにより支払い後の
該電子マネーの残高総額が該最低残高以下になるか否か
を判定することを特徴とする、付記18記載の電子マネ
ー管理所プログラムを記録したコンピュータ読取可能な
記録媒体。
【0082】(付記20) 該残高判定部が、支払い後
の該電子マネーの残高総額と該最低残高とを比較するこ
とにより該電子マネーの残高総額が該最低残高以下にな
るか否かを判定することを特徴とする、付記18記載の
電子マネー管理プログラムを記録したコンピュータ読取
可能な記録媒体。 (付記21) 該最低残高設定部が、該媒体への該電子
マネーの入金時に該最低残高を設定することを特徴とす
る、付記18〜付記20のいずれか1項に記載の電子マ
ネー管理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な
記録媒体。
【0083】(付記22) 該用途判定部が該電子マネ
ーの用途が前記特定用途であると判定し、且つ、該残高
判定部が支払い後の該電子マネーの残高総額が該最低残
高以下になると判定すると、該制御部が該電子マネーの
支払いを許容することを特徴とする、付記18〜付記2
1のいずれか1項に記載の電子マネー管理プログラムを
記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
【0084】(付記23) 電子的価値情報を格納され
る領域をそなえた記憶部を含んで構成される媒体であっ
て、該記憶部に格納された該電子的価値情報の残高が所
定値以下となる場合に該電子的価値情報の利用を制限す
べく、前記所定値が残高情報として該記憶部に記録され
ていることを特徴とする、電子的価値情報管理所有用媒
体。
【0085】(付記24) 電子的価値情報を媒体に格
納して使用する際における電子的価値情報の管理方法で
あって、該媒体に格納された該電子的価値情報の残高を
判別し、前記判別された電子的価値情報の残高が所定値
以下である場合に、該電子的価値情報の利用を制限する
ことを特徴とする、電子的価値情報管理方法。
【0086】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の電子マネ
ーの管理方法,電子マネー管理システム,電子マネー管
理所有用媒体,電子マネー管理用プログラム,電子マネ
ー管理用プログラムを記録したコンピュータ読取可能な
記録媒体,電子的価値情報管理所有用媒体および電子的
価値情報管理方法によれば、以下の効果ないし利点があ
る。
【0087】(1)特定用途としてのみ使用可能な電子
マネーの金額を最低残高として媒体に予め設定すること
により、電子マネーの使い過ぎによる残高不足が生じる
ことがなく、例えば、特定用途以外の支払いに電子マネ
ーを使い切ってしまう心配がない。すなわち、ユーザは
媒体に格納された電子マネーの残高を常に意識する必要
がなく利便性が向上する。(請求項1〜請求項3,請求
項5〜請求項9)。
【0088】(2)媒体への電子マネーの入金時に最低
残高を設定することにより、ユーザが計画的に電子マネ
ーを使用することができ、これによっても利便性が向上
する(請求項4)。 (3)電子的価値情報の残高が所定値以下と判断された
場合に、電子的価値情報の利用が制限されるので、例え
ば、支払い等を行なう前に電子的価値情報の残高が所定
値以下である場合に電子的価値情報の利用を制限するこ
とができ、電子的価値情報を使い切ってしまう心配がな
い。すなわち、ユーザは媒体に格納された電子的価値情
報の残高を常に意識する必要がなく利便性が向上する
(請求項10,請求項11)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としての電子マネーの管
理システムの構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態としての電子マネーの管
理システムにおける電子マネー管理所有媒体としてのI
Cカードのハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態におけるICカードの記
憶部における電子マネーの格納状態を説明するための図
である。
【図4】本発明の第1実施形態としての電子マネー管理
システムのICカードにおける記憶部への電子マネーの
入金時の処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の第1実施形態の電子マネー管理システ
ムにおいて最低残高が設定されているICカードを用い
て、特定用途以外の用途に電子マネーを用いた支払いを
行なう場合の各部の処理を説明するためのフローチャー
トである。
【図6】本発明の第1実施形態の電子マネー管理システ
ムにおいて最低残高が設定されているICカードを用い
て、特定用途に電子マネーを用いた支払いを行なう場合
の各部の処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の第2実施形態におけるICカードの記
憶部における電子マネーの格納状態を説明するための図
である。
【図8】本発明の第2実施形態としての電子マネー管理
システムにおいて最低残高が設定されているICカード
を用いて、特定用途以外の用途に電子マネーを用いた支
払いを行なう場合の各部の処理を説明するためのフロー
チャートである。
【図9】本発明の第2実施形態において最低残高が設定
されているICカードを用いて、特定用途に電子マネー
を用いた支払いを行なう場合の各部の処理を説明するた
めのフローチャートである。
【符号の説明】
2 MPU 3 データメモリ 4 コネクト部 21 主制御部 22 演算部 23 ROM 24 RAM 100,100′ ICカード(媒体) 110,110′ 記憶部 120 支払実行部 130,130′ 最低残高設定部 140 用途判定部 150,150′ 残高判定部 160 制御部 200 自動取引装置 210 支払請求部 1000,1000′ 電子マネー管理システム
フロントページの続き (54)【発明の名称】 電子マネーの管理方法,電子マネー管理システム,電子マネー管理所有用媒体,電子マネー管理 用プログラム,同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体,電子的価値情報管理 所有用媒体および電子的価値情報管理方法

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通貨の電子的象徴として定義される電子
    マネーを、媒体に格納して使用する際における電子マネ
    ーの管理方法であって、 特定用途としてのみ使用可能な金額を最低残高として該
    媒体に予め設定する最低残高設定ステップと、 該電子マネーの支払い時に該電子マネーの用途が前記特
    定用途であるか否かを判定する用途判定ステップと、 支払い後の該電子マネーの残高総額が該最低残高以下に
    なるか否かを判定する残高判定ステップと、 該用途判定ステップで該電子マネーの用途が前記特定用
    途以外であると判定され、且つ、該残高判定ステップで
    支払い後の該電子マネーの残高総額が該最低残高以下に
    なると判定されると、該電子マネーの支払いを禁止する
    支払禁止ステップとを有することを特徴とする、電子マ
    ネーの管理方法。
  2. 【請求項2】 該残高判定ステップにおいて、支払い金
    額と該電子マネーの残高総額から該最低残高を除いた金
    額としての通常残高とを比較することにより支払い後の
    該電子マネーの残高総額が該最低残高以下になるか否か
    を判定することを特徴とする、請求項1記載の電子マネ
    ーの管理方法。
  3. 【請求項3】 該残高判定ステップにおいて、支払い後
    の該電子マネーの残高総額と該最低残高とを比較するこ
    とにより該電子マネーの残高総額が該最低残高以下にな
    るか否かを判定することを特徴とする、請求項1記載の
    電子マネーの管理方法。
  4. 【請求項4】 該最低残高設定ステップを、該媒体への
    該電子マネーの入金時に実行することを特徴とする、請
    求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の電子マネーの
    管理方法。
  5. 【請求項5】 該用途判定ステップで該電子マネーの用
    途が前記特定用途であると判定され、且つ、該残高判定
    ステップで支払い後の該電子マネーの残高総額が該最低
    残高以下になると判定されると、該電子マネーの支払い
    を許容することを特徴とする、請求項1〜請求項4のい
    ずれか1項に記載の電子マネーの管理方法。
  6. 【請求項6】 通貨の電子的象徴として定義される電子
    マネーを、記憶部に保持しうる媒体と、 支払い金額とともに用途情報を通知して支払い請求を行
    なう支払請求部と、 該支払請求部からの請求に応じて該電子マネーによる支
    払いを実行する支払実行部と、 特定用途としてのみ使用可能な金額を最低残高として該
    媒体に予め設定する最低残高設定部と、 該支払実行部による該電子マネーの支払い時に、前記支
    払請求部からの用途情報に基づいて該電子マネーの用途
    が前記特定用途であるか否かを判定する用途判定部と、 支払い後の該電子マネーの残高総額が該最低残高以下に
    なるか否かを判定する残高判定部と、 該用途判定部により該電子マネーの用途が前記特定用途
    以外であると判定され、且つ、該残高判定部により支払
    い後の該電子マネーの残高総額が該最低残高以下になる
    と判定されると、該電子マネーの支払いを禁止するよう
    に制御する制御部とを有することを特徴とする、電子マ
    ネー管理システム。
  7. 【請求項7】 通貨の電子的象徴として定義される電子
    マネーを、記憶部に保持しうる媒体であって、 該電子マネーによる支払いを実行する支払実行部と、 特定用途としてのみ使用可能な金額を最低残高として該
    媒体に予め設定する最低残高設定部と、 該支払実行部による該電子マネーの支払い時に該電子マ
    ネーの用途が前記特定用途であるか否かを判定する用途
    判定部と、 支払い後の該電子マネーの残高総額が該最低残高以下に
    なるか否かを判定する残高判定部と、 該用途判定部により該電子マネーの用途が前記特定用途
    以外であると判定され、且つ、該残高判定により支払い
    後の該電子マネーの残高総額が該最低残高以下になると
    判定されると、該電子マネーの支払いを禁止するように
    制御する制御部とを有することを特徴とする、電子マネ
    ー管理所有用媒体。
  8. 【請求項8】 通貨の電子的象徴として定義される電子
    マネーを、媒体に格納して使用する際における電子マネ
    ーの管理機能をコンピュータに実行させるための、電子
    マネー管理用プログラムであって、 該電子マネーによる支払いを実行する支払実行部、 特定用途としてのみ使用可能な金額を最低残高として該
    媒体に予め設定する最低残高設定部、 該支払実行部による該電子マネーの支払い時に該電子マ
    ネーの用途が前記特定用途であるか否かを判定する用途
    判定部、 支払い後の該電子マネーの残高総額が該最低残高以下に
    なるか否かを判定する残高判定部、および、 該用途判定部により該電子マネーの用途が前記特定用途
    以外であると判定され、且つ、該残高判定により支払い
    後の該電子マネーの残高総額が該最低残高以下になると
    判定されると、該電子マネーの支払いを禁止するように
    制御する制御部として、該コンピュータを機能させる、
    電子マネー管理用プログラム。
  9. 【請求項9】 通貨の電子的象徴として定義される電子
    マネーを、媒体に格納して使用する際における電子マネ
    ーの管理機能をコンピュータに実行させるための、電子
    マネー管理用プログラムを記録したコンピュータ読取可
    能な記録媒体であって、 該電子マネー管理用プログラムが、 該電子マネーによる支払いを実行する支払実行部、 特定用途としてのみ使用可能な金額を最低残高として該
    媒体に予め設定する最低残高設定部、 該支払実行部による該電子マネーの支払い時に該電子マ
    ネーの用途が前記特定用途であるか否かを判定する用途
    判定部、 支払い後の該電子マネーの残高総額が該最低残高以下に
    なるか否かを判定する残高判定部、および、 該用途判定部により該電子マネーの用途が前記特定用途
    以外であると判定され、且つ、該残高判定により支払い
    後の該電子マネーの残高総額が該最低残高以下になると
    判定されると、該電子マネーの支払いを禁止するように
    制御する制御部として、該コンピュータを機能させる、
    電子マネー管理用プログラムを記録したコンピュータ読
    取可能な記録媒体。
  10. 【請求項10】 電子的価値情報を格納される領域をそ
    なえた記憶部を含んで構成される媒体であって、 該記憶部に格納された該電子的価値情報の残高が所定値
    以下となる場合に該電子的価値情報の利用を制限すべ
    く、前記所定値が残高情報として該記憶部に記録されて
    いることを特徴とする、電子的価値情報管理所有用媒
    体。
  11. 【請求項11】 電子的価値情報を媒体に格納して使用
    する際における電子的価値情報の管理方法であって、 該媒体に格納された該電子的価値情報の残高を判別し、 前記判別された電子的価値情報の残高が所定値以下であ
    る場合に、該電子的価値情報の利用を制限することを特
    徴とする、電子的価値情報管理方法。
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