JP2002116498A - プロジェクター装置 - Google Patents

プロジェクター装置

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JP2002116498A
JP2002116498A JP2000344406A JP2000344406A JP2002116498A JP 2002116498 A JP2002116498 A JP 2002116498A JP 2000344406 A JP2000344406 A JP 2000344406A JP 2000344406 A JP2000344406 A JP 2000344406A JP 2002116498 A JP2002116498 A JP 2002116498A
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projector
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axis angle
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JP2000344406A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Sato
哲也 佐藤
Tsutomu Hasegawa
勉 長谷川
Shogo Nogami
省吾 野上
Noriyuki Sadaki
紀之 定木
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RIKEI KK
Chiyoda Corp
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
Rikei Corp
Original Assignee
RIKEI KK
Chiyoda Corp
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
Rikei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のプロジェクターで複数の映像を合成す
る投影設備の設定と変更が容易なプロジェクター装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 移動装置1と投射角度変更装置2を備え
投影映像補正のデジタル処理ができるプロジェクター3
を複数用い、各移動装置1の位置データと各投射角度変
更装置2の投射角度データと各プロジェクター3の投影
映像補正データを投影パターン設定データとして登録保
存できる記憶手段6と、指定した投影パターン設定デー
タの状態を復元できる制御装置5を備えていることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、複数のプロジェク
ターを利用して、複数の映像の一部分を重ねて合成し、
スクリーンに大型映像を投影することができるプロジェ
クター装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプロジェクター装置は、まず、ス
クリーンを設置し、つぎに、複数のプロジェクターの配
置と投射角度とを決め、そのままの状態に固定的に設置
してまったく動かない構造をしている。したがって、各
プロジェクターの投射位置、投射角度、スクリーン上の
投影位置、投影された映像の歪み方、複数の映像の重な
る部分の形状も固定されている。複数の映像を合成する
パターン(横に合成したり、縦に合成したり、縦と横を
組合せたりすること)は一つに限定されている。
【0003】従来のプロジェクターは、投影された映像
の歪みを補正する機能(投影歪補正、ノンリニアイメー
ジマッピング処理、又はジオメトリコレクション処理と
呼ばれている)を有していない。したがって、最初から
歪みを計算して映像を製作する方法がとられている。非
常手段として、固定されていたプロジェクターをはずし
て最初から配置位置や投射角度を調整して固定しなおす
場合もある。
【0004】従来のプロジェクターは、投影された映像
の重なり合う部分の輝度を調整し他の部分との見かけを
一様にして継目をなくす機能(投影継目補正、又はエッ
ジブレンディング処理と呼ばれている)を有していな
い。したがって、最初から重なり合う部分の形状と量と
輝度とを計算して映像を製作する方法がとられている。
または、機械的な方法により目視で補正する場合があ
る。または、映像のアナログ信号処理により目視で補正
する場合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のプロジェクター
装置は、複数のプロジェクターの配置と投射角度固定さ
れているので複数の映像を合成するパターンは一つに限
られてしまい、それ以外の合成パターンの映像は投影す
ることができない。また、通常よりも高精細の投影を行
なう時にプロジェクターを追加して合成パターンを変え
ることも容易でない。また、投射した光を遮る障害物が
ある場合、プロジェクターを移動させてこれを避けるこ
とはできない。もし、これらの問題に対応するには、固
定されていたプロジェクターをすべてはずして最初から
配置位置や投射角度を調整して固定しなおす必要があ
る。
【0006】従来のプロジェクターは、投影歪みを補正
する機能を有していないので、映像の製作段階から歪み
を計算して映像を製作することになる。これは映像製作
にとって非常な制約となっている。投影歪みが計算に入
れられていない映像は、従来のプロジェクター装置では
投影することができない。歪みはスクリーンの形状や投
射角度や投射距離によって変化するため、異なる条件の
投影設備では歪みが生じる。この問題に対応するには、
固定されていたプロジェクターをすべてはずして最初か
ら配置位置や投射角度を調整して固定しなおす必要があ
る。歪みの補正がどうしてもうまくいかない場合もあ
る。歪みが生じれば複数映像の継目の重なりがずれて二
重に見え、美しい合成映像ができず、投影条件はクリア
できない。
【0007】従来のプロジェクターは、映像の重なり合
う部分を補正して継目をなくす機能を有していないの
で、映像の製作段階から計算して映像を製作することに
なる。これは映像製作にとって非常な制約となってい
る。投影継目が計算に入れられていない映像は、従来の
プロジェクター装置では投影することができない。重な
り合う部分の形状や面積は、スクリーンの形状やプロジ
ェクター相互の間隔や投射角度や投射距離によって変化
するため、異なる条件の投影設備では継目が生じる。投
射光の縁部分を紙などを使って遮り映像の端の方をぼか
して重ねる方法や、電気信号で映像の端だけを薄くする
方法などあるが、いずれの補正も技術者の熟練と長い作
業時間を要する。継目補正がどうしてもうまくいかない
場合もある。継目が目立てば美しい合成映像ができず、
投影条件はクリアできない。
【0008】プロジェクター装置の設置時や、上記のよ
うに固定をはずして設置しなおすには大変な時間と労力
を必要とする。熟練した技術者の目視と調整による試行
錯誤の繰り返しによるしかなかった。目視とは、映像の
歪みを目で見ながら調整し、映像の継目を目で見ながら
調整し、さらに、観察者(観客)と同じ視点から見て映
像全体から受ける視覚効果を確認しながら各プロジェク
ターの投射位置と投射角度を調整することである。しか
も、どこか一箇所を変更する度に、全体のバランスをと
るためにさらに多くの箇所の調整が必要であった。実に
複雑で根気のいるデリケートな作業である。平均的な作
業時間を例示すると、3台のプロジェクターの設置や変
更に要する時間は一人で約24時間である。この2倍の
6台のプロジェクターの設定を終えるには、全体の調整
作業に時間がかかるので48時間を大きく上回る。10
台のプロジェクターを設置した設備になると、設置や変
更に数人で一月かかることもある。熟練者でない者が投
影条件をクリヤすることは不可能に近い。また、たとえ
熟練者であっても、投影パターンを一度変更してしまっ
たら、元の状態に復元させるには、最初から調整作業の
試行錯誤を繰り返す以外に方法はなかった。また、調整
途中の段階であるのに、だれかがそれを不意に変更して
しまったとすれば、元の調整途中の段階に復元すること
は困難である。
【0009】この発明は、上記の問題を解決するための
プロジェクター装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載のプロジェクター装置は、移動装置と
投射角度変更装置を有した可動式のプロジェクターを複
数用いて複数の映像を合成することが可能なプロジェク
ター装置において、映像を投影させるスクリーンと、プ
ロジェクターを移動させて投射位置を変更させることが
可能である移動装置と、移動装置に取付けられて制御装
置から与えられた投射角度データに基づいてX軸角度と
Y軸角度の二軸回転により投射角度を調整することが可
能である投射角度変更装置と、該投射角度変更装置の角
度変更部分に取付けられて制御装置から与えられた投影
映像補正データの補正方法に基づいて投影歪補正と投影
継目補正をデジタル処理することが可能であるプロジェ
クターと、投影条件を完全にクリアした投影パターンに
おける各移動装置の位置データと各投射角度変更装置の
X軸角度データとY軸角度データの投射角度データと各
プロジェクターの投影歪補正データと投影継目補正デー
タの投影映像補正データを投影パターン設定データとし
て登録保存することが可能である記憶手段と、該記憶手
段に登録保存されている投影パターン設定データに基づ
いて複数の可動式プロジェクターの各移動装置の投射位
置と各投射角度変更装置の投射角度と各プロジェクター
の投影映像補正を設定することが可能である制御装置を
備えたことを特徴とする。
【0011】また、請求項2記載のプロジェクター装置
は、前記記憶手段において、複数の前記可動式のプロジ
ェクターの前記各移動装置の投射位置と前記各投射角度
変更装置の投射角度と各プロジェクターの投影映像補正
を夫々調節することにより記憶手段に登録されていない
投影パターンで投影条件をクリアした場合に、現状の投
影パターンにおける各移動装置の位置データと各投射角
度変更装置のX軸角度データとY軸角度データの投射角
度データと各プロジェクターの投影歪補正データと投影
継目補正データの投影映像補正データを、新規の投影パ
ターン設定データとして追加登録保存することが可能で
あることを特徴とする。
【0012】また、請求項3記載のプロジェクター装置
は、前記記憶手段に登録保存できる投影パターン設定デ
ータが、位置データとX軸角度データとY軸角度データ
の組み合わせが同じものは一つしか登録保存することは
できず、また、位置データとX軸角度データとY軸角度
データの一つの組み合わせには一組の投影歪補正データ
と投影継目補正データが登録保存されていることと、前
記制御装置で記憶手段から一つの投影パターン設定デー
タを選択するに際し、まず、目的とする投影パターンに
合致するように前記各移動装置の配置位置を調整し、つ
ぎに、その配置位置における位置データの条件に合致し
た投影パターン設定データの選択肢の中から各投射角度
変更装置のX軸角度を指定し、つぎに、夫々の配置位置
とX軸角度の条件に合致した投影パターン設定データの
選択肢の中から各投射角度変更装置のY軸角度を指定
し、以上の作業終了とともに、夫々の配置位置とX軸角
度とY軸角度の条件に合致した投影パターン設定データ
の投影歪補正データと投影継目補正データに基づいて自
動的に各プロジェクターの投影映像を補正することが可
能であることを特徴とする。
【0013】また、請求項4記載のプロジェクター装置
は、前記移動装置がレールを移動することを特徴とす
る。
【0014】また、請求項5記載のプロジェクター装置
は、前記移動装置が環状のレールを移動することを特徴
とする。
【0015】請求項1記載の発明によれば、プロジェク
ターが可動式であり、移動装置で位置を移動でき、投射
角度変更装置で方向を自在に変更できる。投影映像補正
をデジタル処理できるプロジェクターを利用しているの
で、記憶手段と制御装置の連携により、登録保存されて
いる投影パターン設定データを選択することで、実に簡
単に複数のプロジェクターを目的の投影パターンの状態
に設定してしまうことができる。複数のプロジェクター
の配置位置と、投射角度と、投影歪補正と、投影継目補
正が、わずかな時間で設定できる。このプロジェクター
装置によれば、設定や変更や復元を短時間で簡単にでき
る。素人であっても容易に投影条件をクリアできる。た
とえば、1台のプロジェクターによる通常の投影から高
精細の映像の投影に切換えるには、4台のプロジェクタ
ーで縦横に一つの映像を合成して光線の密度を高くする
投影パターン設定データを指定することで、簡単に設定
を変えられる。勿論、データによらず、位置と角度と映
像補正を手動で調整を行うことも可能である。
【0016】請求項2記載の発明によれば、新しい投影
パターンの設定を目的として可動式プロジェクターの配
置位置と投射角度と投影映像補正を調整し投影条件をク
リアすれば、その状態を即座に投影パターン設定データ
として新規登録保存することができる。記憶手段にデー
タが登録保存されている限り、いつでも簡単に今の状態
を再現して復元させることができる。また、応用とし
て、試行錯誤している調整途中の設定データを保存して
おけば、いつでもその状態から調整を始めることができ
る。
【0017】請求項3記載の発明によれば、わずか3つ
の作業で投影パターンの設定や変更や復元を実行するこ
とができる。記憶手段に登録保存されているデータは、
使用する可能性が想定された組み合わせデータであるた
め、位置データとX軸角度データとY軸角度データの順
に選択肢の中から目的にあったデータを指定するだけ
で、目的とする投影パターン設定データを検索すること
ができる。これだけの作業で、後は自動的に投影歪みと
投影継目の補正処理が実行され、歪みも継目もない映像
を合成できる。各プロジェクターは投影パターン設定デ
ータに基づいて制御されるので、1台のプロジェクター
のデータを選択するだけで、関連するすべてのプロジェ
クターのデータが自動的に設定される。ケースによって
異なるが、たとえば、1台のプロジェクターの位置を移
動させるデータを選択することによって他のプロジェク
ターも移動し、1台のプロジェクターの角度を変更する
データを選択することによって他のプロジェクターも角
度が調整され、同時に全プロジェクターの投影映像の補
正処理が実行される。
【0018】請求項4記載の発明によれば、プロジェク
ターはレールに沿って移動可能となる。
【0019】請求項5記載の発明によれば、プロジェク
ターは環状のレールに沿って移動可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】複数のプロジェクターを使用して
複数の映像を合成し、投影条件をクリアできる投影パタ
ーンを、簡単な操作で設定できるようにするという目的
を、可動式で映像のデジタル補正処理ができるプロジェ
クターと記憶手段と制御装置により実現した。
【0021】
【実施例】以下、図1〜4に基づいて、請求項1,2,
3,4,5記載の本発明に係わるプロジェクター装置の
一実施例について説明するが、本発明は本実施例のみに
限定されるものではない。
【0022】本実施例のプロジェクター装置は、図1〜
3に示すように、映像を投影するスクリーン4と、映像
を補正して投射する複数のプロジェクター3と、プロジ
ェクター3の配置位置を変更できる移動装置1と、プロ
ジェクター3の投射角度を自在に変更できる投射角度変
更装置2と、投影パターン設定データとして各プロジェ
クター3の配置位置データと各投射方向変更装置2のX
軸角度データとY軸角度データと各プロジェクター3の
投影歪補正データと投影継目補正データを登録保存でき
る記憶手段6と、登録保存されている投影パターン設定
データに基づいて各移動装置1の位置と各投射角度変更
装置2の投射角度と各プロジェクター3の投影映像補正
を設定実行することができる制御装置5と、移動装置1
が移動できる環状のレール7を備えている。
【0023】図1は、5台のプロジェクター3による5
つの映像がきれいに合成されて、歪補正が完全である状
態をテストパターンの投影によってあらわしている。投
影パターン設定データに基づいて操作をすれば、配置位
置や投射角度を変更して映像の投影位置を上下左右斜め
のいずれに移動させても、自動的に最適の投影映像補正
処理されるので、歪みは生じない。万一、歪みが生じた
場合は、手動で微調整を行う。
【0024】図2は、制御装置5と可動式のプロジェク
ター3が、データをやりとりするケーブル8で配線がつ
ながれている状態を示している。このレール7は天井か
ら吊って固定されている。
【0025】図3は、この内の3台のプロジェクター3
を利用して3つの映像を合成する状態を示している。各
プロジェクター3から点線で示したのが投射光線であ
り、スクリーン4上に実線で示したのが合成されたワイ
ド映像であり、斜線で示した扇状が映像の重なり合った
部分であり、縦横垂直の交線で示したのが基準となる観
察者の位置である。映像の重なり部分が下に広がってい
るのは上から下向きに投射しているためで、Y軸角度を
上に動かして映像の位置を上に移動させると、重なり部
分の形状は上広がりに近づいて変化する。投影パターン
設定データに基づいて操作をすれば、配置位置や投射角
度を変更して映像の投影位置を上下左右斜めのいずれに
移動させても、自動的に最適の投影映像補正処理される
ので、継目は見えない。万一、継目が目立つ場合は、手
動で微調整を行う。
【0026】図4は、プロジェクター装置の操作の流れ
を、1台のプロジェクター3の投影パターン設定データ
によって示しており、他のデータは省略する。まず、登
録保存されている投影パターン設定データの選択肢の中
から移動装置1の位置データを指定し、つぎに、この位
置データと合致した投影パターン設定データの選択肢の
中から投射角度変更装置2のX軸角度を指定し(2本の
点線矢印で挟まれたデータは指定可能な選択肢を示
す)、つぎに、配置位置とX軸角度の条件に合致した投
影パターン設定データの選択肢の中から投射角度変更装
置2のY軸角度を指定する(実線矢印は操作の流れを示
す)。X軸角度データを指定すると同時に信号が出され
て実際にX軸角度が変更され、Y軸角度データを指定す
ると同時に信号が出されて実際にY軸角度が変更され、
以上の操作終了とともに、夫々の配置位置とX軸角度と
Y軸角度の条件に合致した投影パターン設定データの投
影歪補正データと投影継目補正データの信号が出されて
自動的にプロジェクター3の投影映像を補正する(波線
矢印は制御信号を示している)。
【0027】なお、本発明は上記した実施例に限定され
るものではなく、様々なバリエーションも本発明に含ま
れる。本実施例のスクリーン4は曲面スクリーンである
が、平面状、筒状、ドーム状、その他の形状でも構わな
い。また、本実施例の移動装置1は環状のレール7を移
動するが、直線状、曲線状のレール7であってもよく、
本実施例のレール7は1本であるが複数本でもよく、本
実施例のレール7は固定されているが可動式のレール7
でもよく、本実施例は同一軌道上を移動するが2次元的
に移動するものでもよく、その他様々な変形があり得
る。
【0028】また、本実施例では制御装置5の方で位置
データを指定することで移動装置1を移動させる作業か
ら始まるが、最初に移動装置1を移動させることで位置
データを指定する機構としてもよい。Y軸角度の指定を
先にしてX軸角度を後で指定することも、場合によって
はあり得る。操作の流れも、本実施例は3つの操作段階
を設けているが、ダイレクトに一つの投影パターン設定
データを指定することで一切の操作が完了する方式でも
よい。映像歪補正データと映像継目補正データは、投射
位置や投影角度やスクリーン4との距離やスクリーン4
の形状や投射光線の広がりなどから計算してあらかじめ
得られたデータを登録保存してもよい。映像の合成パタ
ーンは、本実施例では横に並べて投影したが、縦に並べ
る投影や、縦横に並べて大きな映像を合成することもで
きる。その他、セパレート式に投影する映像や、投射映
像の位置を移動させる映像や、1台のプロジェクター3
だけを利用する映像や、一箇所の映像に2台一組のプロ
ジェクター3を利用して左右の目に見える映像を交互に
投影する3D映像なども投影することが可能である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、プロジェクターが可動式であり、移動装置
で位置を移動でき、投射角度変更装置で方向を自在に変
更できる。投影映像補正をデジタル処理できるプロジェ
クターを利用しているので、位置センサーと記憶手段と
制御装置の連携により、登録保存されている投影パター
ン設定データを選択することで、実に簡単に複数のプロ
ジェクターを目的の投影パターンの状態に設定してしま
うことができる。複数のプロジェクターの配置位置と、
投射角度と、投影歪補正と、投影継目補正が、わずかな
時間で設定できる。このプロジェクター装置によれば、
設定や変更や復元を短時間で簡単にできる。素人であっ
ても容易に投影条件をクリアできる。データによらず、
位置と角度と映像補正を手動で調整を行うことも可能で
ある。
【0030】また、請求項2記載の発明によれば、新し
い投影パターンの設定を目的として可動式プロジェクタ
ーの配置位置と投射角度と投影映像補正を調整し投影条
件をクリアすれば、その状態を即座に投影パターン設定
データとして新規登録保存することができる。記憶手段
にデータが登録保存されている限り、いつでも簡単に今
の状態を再現して復元させることができる。また、応用
として、試行錯誤している調整途中の設定データを保存
しておけば、いつでもその状態から調整を始めることが
できる。
【0031】また、請求項3記載の発明によれば、わず
か3つの作業で投影パターンの設定や変更や復元を実行
することができる。記憶手段に登録保存されているデー
タは、使用する可能性が想定された組み合わせデータで
あるため、位置データとX軸角度データとY軸角度デー
タの順に選択肢の中から目的にあったデータを指定する
だけで、目的とする投影パターン設定データを検索する
ことができる。これだけの作業で、後は自動的に投影歪
みと投影継目の補正処理が実行され、歪みも継目もない
映像を合成できる。各プロジェクターは投影パターン設
定データに基づいて制御されるので、1台のプロジェク
ターのデータを選択するだけで、関連するすべてのプロ
ジェクターのデータが自動的に設定される。
【0032】また、請求項4記載の発明によれば、プロ
ジェクターはレールに沿って移動可能となる。
【0033】また、請求項5記載の発明によれば、プロ
ジェクターはレールに沿って環状に移動可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プロジェクター装置の一実施例をあらわす説明
図である。
【図2】プロジェクター装置の一実施例をあらわす説明
図である。
【図3】プロジェクター装置の一実施例をあらわす説明
図である。
【図4】プロジェクター装置の一実施例の作業の流れを
あらわす説明図である。
【符号の説明】
1 移動装置 2 投射角度変更装置 3 プロジェクター 4 スクリーン 5 制御装置 6 記憶手段 7 レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野上 省吾 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央二丁目12番 1号 (72)発明者 定木 紀之 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央二丁目12番 1号 Fターム(参考) 2H059 BA11 BA18 5C058 BA06 BA23 BA24 BA27 BB14 EA02 5C094 BA43 CA19 DA08 HA08 5G435 BB12 BB17 CC09 DD03 DD06 DD09 EE16 EE17 EE18 GG46 LL15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動装置(1)と投射角度変更装置
    (2)を有した可動式のプロジェクター(3)を複数用
    いて複数の映像を合成することが可能なプロジェクター
    装置において、映像を投影させるスクリーン(4)と、
    プロジェクター(3)を移動させて投射位置を変更させ
    ることが可能である移動装置(1)と、移動装置(1)
    に取付けられて制御装置(5)から与えられた投射角度
    データに基づいてX軸角度(X)とY軸角度(Y)の二
    軸回転により投射角度を調整することが可能である投射
    角度変更装置(2)と、該投射角度変更装置(2)の角
    度変更部分に取付けられて制御装置(5)から与えられ
    た投影映像補正データの補正方法に基づいて投影歪補正
    と投影継目補正をデジタル処理することが可能であるプ
    ロジェクター(3)と、投影条件を完全にクリアした投
    影パターンにおける各移動装置(1)の位置データと各
    投射角度変更装置(2)のX軸角度データとY軸角度デ
    ータの投射角度データと各プロジェクター(3)の投影
    歪補正データと投影継目補正データの投影映像補正デー
    タを投影パターン設定データとして登録保存することが
    可能である記憶手段(6)と、該記憶手段(6)に登録
    保存されている投影パターン設定データに基づいて複数
    の可動式プロジェクター(3)の各移動装置(1)の投
    射位置と各投射角度変更装置(2)の投射角度と各プロ
    ジェクター(3)の投影映像補正を設定することが可能
    である制御装置(5)を備えたことを特徴とするプロジ
    ェクター装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段(6)において、複数の前
    記可動式のプロジェクター(3)の前記各移動装置
    (1)の投射位置と前記各投射角度変更装置(2)の投
    射角度と各プロジェクター(3)の投影映像補正を夫々
    調節することにより記憶手段(6)に登録されていない
    投影パターンで投影条件をクリアした場合に、現状の投
    影パターンにおける各移動装置(1)の位置データと各
    投射角度変更装置(2)のX軸角度データとY軸角度デ
    ータの投射角度データと各プロジェクター(3)の投影
    歪補正データと投影継目補正データの投影映像補正デー
    タを、新規の投影パターン設定データとして追加登録保
    存することが可能であることを特徴とする請求項1記載
    のプロジェクター装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段(6)に登録保存できる投
    影パターン設定データが、D置データとX軸角度データ
    とY軸角度データの組み合わせが同じものは一つしか登
    録保存することができず、また、位置データとX軸角度
    データとY軸角度データの一つの組み合わせには一組の
    投影歪補正データと投影継目補正データが登録保存され
    ていることと、前記制御装置(5)で記憶手段(6)か
    ら一つの投影パターン設定データを選択するに際し、ま
    ず、目的とする投影パターンに合致するように前記各移
    動装置(1)の配置位置を調整し、つぎに、その配置位
    置における位置データの条件に合致した投影パターン設
    定データの選択肢の中から各投射角度変更装置(2)の
    X軸角度を指定し、つぎに、夫々の配置位置とX軸角度
    の条件に合致した投影パターン設定データの選択肢の中
    から各投射角度変更装置(2)のY軸角度を指定し、以
    上の作業終了とともに、夫々の配置位置とX軸角度とY
    軸角度の条件に合致した投影パターン設定データの投影
    歪補正データと投影継目補正データに基づいて自動的に
    各プロジェクター(3)の投影映像を補正することが可
    能であることを特徴とする請求項1又は2記載のプロジ
    ェクター装置。
  4. 【請求項4】 前記移動装置(1)がレール(7)を移
    動することを特徴とする請求項1、2又は3記載のプロ
    ジェクター装置。
  5. 【請求項5】 前記移動装置(1)が環状のレール
    (7)を移動することを特徴とする請求項1、2、3又
    は4記載のプロジェクター装置。
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