JP2002116480A - 書画原稿入力装置 - Google Patents

書画原稿入力装置

Info

Publication number
JP2002116480A
JP2002116480A JP2000308269A JP2000308269A JP2002116480A JP 2002116480 A JP2002116480 A JP 2002116480A JP 2000308269 A JP2000308269 A JP 2000308269A JP 2000308269 A JP2000308269 A JP 2000308269A JP 2002116480 A JP2002116480 A JP 2002116480A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
arm
light source
input device
video camera
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000308269A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Ogawa
潤 小川
Tomoaki Koida
具明 鯉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP2000308269A priority Critical patent/JP2002116480A/ja
Publication of JP2002116480A publication Critical patent/JP2002116480A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Input (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 照明具から射出した射出光のビデオカメラへ
の写り込みなくし、照度ムラを最も少なくできるアーム
上の位置に照明具を取り付ける。 【解決手段】 書画原稿4を載置するためのステージ3
に対してアーム7を所定の角度傾斜して起立させ、この
アーム7の上方部位にビデオカメラ8をステージ3に向
けて垂設すると共に、アーム7上に照明具10を書画原
稿4に向けて取り付けた書画原稿入力装置1において、
照明具10をアーム7上でビデオカメラ8の撮影サイズ
Sに対して書画原稿4のサイズLに応じた照明具取付位
置に取り付けることを特徴とする書画原稿入力装置1を
提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステージ上に載置
した書画原稿を照明具から射出した射出光で照射しなが
ら上方よりビデオカメラで撮影する書画原稿入力装置に
おいて、とくに、照明具から射出した射出光のビデオカ
メラへの写り込みをなくし、射出光の書画原稿への照度
ムラを最も少なくできるように照明具をアーム上に取り
付けた書画原稿入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、会議用及び講演用として用いられ
る視聴覚機器として、平板状のステージ上に書画原稿を
載置し、照明具から射出した射出光で書画原稿を照射し
ながら上方よりビデオカメラで撮影して、撮影した書画
原稿の画像をモニタ及びスクリーンなどに投影する書画
原稿入力装置が多用されている。
【0003】この種の書画原稿入力装置の一例として、
特開平11−174578号公報にには、照明手段を載
置台に近い位置に配置したとき、ビデオカメラへの照明
手段から射出した射出光の写り込みを防止し、書画原稿
に対して照度ムラを少なくできる書画入力装置が開示さ
れている。
【0004】図7は従来の書画入力装置を説明するため
の図である。
【0005】図7に示した従来の書画入力装置100
は、上記した特開平11−174578号公報に開示さ
れているものであり、ここでは簡略に説明すると、撮影
対象物を載置するための載置台101の一端部にアーム
102が回動自在に取り付けられ、このアーム102の
上端部にはビデオカメラ103が回動自在に取り付けら
れている。この際、アーム102は、載置台101の一
端部側に設けた回転軸104aを中心に回動自在に取り
付けられ、一方、ビデオカメラ103は、アーム102
の上端部に設けた回転軸104bを中心に回動自在に取
り付けられている。また、アーム102には、蛍光灯な
どによる照明手段105が内蔵されている。また、アー
ム102には、照明手段105から所定角度で照射され
る光線を遮断するルーバー106と、このルーバー10
6より下方で照明手段105からの光線を拡散する拡散
板107とが載置台101に向かって取り付けられてい
る。更に、照明手段105の後ろ側には照明手段105
からの光線を反射する反射板108が設けられている。
なお、載置台101上の範囲Q(斜線部)は、ルーバー
106で光線が遮断されることによって、照明手105
からの光線が直接達しない範囲である。
【0006】ここで、図中のAはビデオカメラ103の
撮影範囲を示す撮影光線であり、Bは撮影光線の載置台
101による反射光線であり、Cはビデオカメラ103
による撮影光線Aで囲まれる撮影光束である。
【0007】この際、照明手段105の領域Dの内側の
部分から照射される光には、光線Eのように、載置台1
01で反射してビデオカメラ103に撮影される写り込
み光線が含まれる。
【0008】そして、上記した照明手段105は、載置
台101で反射してビデオカメラ103に撮影される写
り込み光線Eが含まれる領域の外側と内側とにまたがっ
て配置されている。また、ルーバー106は、このよう
な写り込み光線Eを遮断するために、領域Dの内側の照
明手段105の前面に配置されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の書画入力装置100によれば、照明手段105をア
ーム102に内蔵し、載置台101に近い位置に配置し
たため、照明手段105からの光量が少なくても照度を
向上させることが可能となり、また、照明手段105の
前面にルーバー106を配置することにより、照明手段
105からの写り込み光線Eを遮断することができると
共に、載置台101上の照度をムラなく均一にすること
ができるものの、照明手段105がアーム102内で固
定されているため、撮影対象物となる書画原稿のサイズ
に応じて照明手段105の位置を変えることができな
い。従って、どうしても書画原稿のサイズに応じて照明
手段105の位置を変える必要がある場合には、アーム
102の回動角度を変えることで対応は可能なものの、
アーム102の回動角に応じてこの上端部に回動自在に
取り付けたビデオカメラ103の回動位置も調整する必
要があるため、書画原稿のサイズに対して書画入力装置
100の操作性が劣っているどの問題点が生じている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、第1の発明は、書画原稿を載置
するためのステージに対してアームを所定の角度傾斜し
て起立させ、このアームの上方部位にビデオカメラを前
記ステージに向けて垂設すると共に、前記アーム上に照
明具を前記書画原稿に向けて取り付けた書画原稿入力装
置において、前記照明具を前記アーム上で前記ビデオカ
メラの撮影サイズに対して前記書画原稿のサイズに応じ
た照明具取付位置に取り付けることを特徴とする書画原
稿入力装置である。
【0011】また、第2の発明は、上記した第1の発明
の書画原稿入力装置において、前記照明具は、前記アー
ム上に取り付けられる外装枠体と、この外装枠体内に設
けられた光源と、この光源の前方に設けられて該光源か
ら射出した射出光の射出方向・可視角度を制御する射出
方向・可視角度制御材とを備えたことを特徴とする書画
原稿入力装置である。
【0012】また、第3の発明は、上記した第1の発明
の書画原稿入力装置において、前記照明具は、前記アー
ム上に取り付けられる外装枠体と、この外装枠体内に設
けられた光源と、この光源の前方に設けられ且つ上側か
ら下側に向かって薄肉から徐々に厚肉に形成して該光源
から射出した射出光の透過率を制御する偏肉シェード材
とを備えたことを特徴とする書画原稿入力装置である。
【0013】また、第4の発明は、上記した第1の発明
の書画原稿入力装置において、前記照明具は、前記アー
ム上に取り付けられる外装枠体と、この外装枠体内に設
けられた光源と、この光源の前方に設けられて該光源か
ら射出した射出光の射出方向・可視角度を制御する射出
方向・可視角度制御材と、この射出方向・可視角度制御
材の前方に設けられ且つ上側から下側に向かって薄肉か
ら徐々に厚肉に形成して前記光源からの射出光の透過率
を制御する偏肉シェード材とを備えたことを特徴とする
書画原稿入力装置である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る書画原稿入力
装置の一実施例を図1乃至図6を参照して詳細に説明す
る。
【0015】図1は本発明に係る書画原稿入力装置の全
体構成を示した斜視図、図2は図1に示した照明具の構
成を説明するための図であり、(a)は照明具の全体構
成を示し、(b)は照明具に取り付けた偏肉シェード材
のシボ加工を示した図、図3は図1及び図2に示した照
明具内の射出方向・可視角度制御材を説明するための斜
視図、図4は射出方向・可視角度制御材の作用を説明す
るための側面図であり、(a)は射出方向・可視角度制
御材を使用しない場合を示し、(b)は射出方向・可視
角度制御材を使用した場合を示した図、図5(a),
(b)は本発明に係る書画原稿入力装置において、射出
方向・可視角度制御材を使用しない場合と使用した場合
の作用を説明するための側面図、図6は本発明に係る書
画原稿入力装置において、ビデオカメラの撮影サイズに
対して書画原稿のサイズに応じて照明具をアーム上に取
り付ける照明具取付位置を説明するための模式図であ
り、(a)は撮影サイズ<原稿サイズの場合を示し、
(b)撮影サイズ≧原稿サイズの場合を示した図であ
る。
【0016】図1に示した如く、本発明に係る書画原稿
入力装置1では、外装を担う筐体2が樹脂材などを用い
て箱状に形成されている。この筐体2の上面には、ステ
ージ3が筐体2と一体的に平板状に形成されており、こ
のステージ3上に文字,画像などを印刷した書画原稿4
が着脱自在に載置可能になっている。また、ステージ3
の前方は長手方向に沿って僅かに斜め傾斜した操作パネ
ル5が設けられ、且つ、ステージ3の後方は長手方向に
沿って後方突出部2aが筐体2と一体的に斜め上方に向
かって突出形成されており、この後方突出部2aにも操
作パネル6が設けられている。
【0017】また、筐体2に形成した後方突出部2aの
中間部位には、アーム7が収納位置と起立位置との2位
置の間で回動可能に取り付けられている。この際、アー
ム7の収納位置は搬送時の小型化を図る目的でステージ
3に接近した位置を取り、一方、アーム7の起立位置は
所定の角度傾斜した位置を取るように設けられており、
この実施例ではステージ3を基準面としてアーム7の下
端を仮想に延出した仮想線がステージ3と交わった時に
所定の角度θが例えば54°程度まで起立する位置を取
っている。
【0018】また、アーム7の上方部位には、周知のビ
デオカメラ8がステージ3に向けて垂設されており、こ
のビデオカメラ8でステージ3上の書画原稿4を撮影可
能になっている。
【0019】また、アーム7上には、本発明の要部を構
成する照明具10がアーム7に対して略直角に横方向に
延出されて、且つ、ステージ3上の書画原稿4に向けて
取り付けられている。この際、照明具10の延出方向は
ステージ3の長手方向に沿うように設定されている。ま
た、照明具10は、アーム7上を上下方向に移動可能に
設けられている。そして、後述するように、照明具10
をアーム7上でビデオカメラ8の撮影サイズに対して書
画原稿4のサイズに応じた照明具取付位置に取り付けて
いる。この際、照明具10は手動で移動できる形態、又
は、パルスモータなどの駆動により自動で移動できる形
態のいずれの構造形態であっても良い。
【0020】ここで、本発明の要部を構成する照明具1
0は、図2(a)に拡大して示した如く、照明具10の
外装を担う外装枠体11内に設けられた光源12(以
下、白色蛍光灯と記す)12と、外装枠体11内で白色
蛍光灯12の前方に設けられた射出方向・可視角度制御
材(ライトコントロール材)13と、更に、射出方向・
可視角度制御材13の前方に設けられ且つ外装枠体11
の前面に白色蛍光灯12b及び射出方向・可視角度制御
材13を覆うように防塵を兼ねて取り付けた透明又は乳
白色の偏肉シェード材14とで構成されている。
【0021】尚、実施例では光源として白色蛍光灯12
を用いているが、これに限ることなく、EL(エレクト
ロルミネッセンス),LED(発光ダイオード)などを
用いても良い。
【0022】図1に戻り、照明具10は、外装枠体11
に形成したガイド部11aがアーム7に沿って上下方向
に摺動し、アーム7上に刻んだ目盛り7aを参照しなが
ら後述するように照明具10を原稿影サイズによって定
めらる照明具取付位置にサムスクリュ15を介して固定
している。
【0023】ここで、上記した射出方向・可視角度制御
材(ライトコントロール材)13は、外装枠体11内に
設けた白色蛍光灯12の前方でステージ3上に載置した
書画原稿4に向けて取り付けられており、この射出方向
・可視角度制御材は白色蛍光灯12から射出した射出光
の射出方向や可視角度範囲を制御でき、更に、ステージ
3上に載置した書画原稿4をビデオカメラ8で撮影した
時にビデオカメラ8に対して白色蛍光灯12からの射出
光の写り込みを阻止することができるものである。
【0024】より具体的には、図3に拡大して示した如
く、上記した射出方向・可視角度制御材は、透明フィル
ム13a上に多数のルーバー13bが略平行に接着材な
どを用いて垂設されている。このルーバー13bはセル
ロース系樹脂を用いて厚みが0.4〜0.63mm程度
に形成されており、透明フィルム13a上での各ルーバ
ー13bのピッチは略0.5mm程度に設定されてい
る。
【0025】また、射出方向・可視角度制御材13の可
視角度を法線に対して例えば±30°に設定した時に、
法線上では光透過率が例えば70%になり、法線に対し
て±15°では光透過率が例えば35%になり、法線に
対して±30°では光透過率が例えば0%(カットオ
フ)になるので、白色蛍光灯12からの射出光に対して
射出方向・可視角度を制御することができる。
【0026】尚、実施例の射出方向・可視角度制御材1
3は、透明フィルム13a上に垂設した多数のルーバー
13bで1層型として形成されているが、これに限るこ
となく、更に、1層目の射出方向・可視角度制御部材1
3上に透明フィルム13a,多数のルーバー13b,透
明フィルム13a,……の順に積層した多層型の射出方
向・可視角度制御部材13であっても良い。
【0027】また、実施例の射出方向・可視角度制御部
材13は、透明フィルム13a上に多数のルーバー13
bを略等ピッチで垂設しているが、これに限ることな
く、多数のルーバー13bのピッチを上側(ビデオカメ
ラ側)から下側(ステージ側)に向かって順次狭めると
か、あるいは、多数のルーバー13bを透明フィルム1
3aに対して所定の角度傾けて接着するなどの構造形態
であっても良い。
【0028】そして、図4(a)及び図5(a)に示し
たように、射出方向・可視角度制御部材13を使用しな
い場合{但し、図3(a)では透明フィルム13aを等
価的に図示している}には、照明具10内の白色蛍光灯
12からの射出光が全方位に射出されるので、ステージ
3上に載置した書画原稿4への射出光(照射光)の使用
効率が悪くなってしまう。
【0029】一方、図4(b)及び図5(b)に示した
ように、射出方向・可視角度制御部材13を使用した場
合には、前述したように、照明具10内の白色蛍光灯1
2からの射出光の射出方向・可視角度を制御できるの
で、白色蛍光灯12からの射出光をステージ3上に載置
した書画原稿4に対して略均一に照度ムラなく照射で
き、更に、ビデオカメラ8への射出光の写り込みを阻止
することができるため、ビデオカメラ8で書画原稿4を
撮影した画像は高品位な画像となる。
【0030】ここで、図2(a)に戻り、照明具10の
前面に取り付けた偏肉シェード14は、透明な樹脂材を
用いて上側(ビデオカメラ側)が薄肉に形成され、且
つ、下側(ステージ側)に向かって徐々に厚肉に形成さ
れている。これにより、偏肉シェード14は、上側から
中央部にかけて薄肉に形成されているために白色蛍光灯
12からの射出光の透過率が高くなるので、ステージ3
上の書画原稿4を明るく照射でき、一方、下側は厚肉に
形成されているため白色蛍光灯12からの射出光の透過
率が低くなるので、ビデオカメラ8に対して白色蛍光灯
12からの射出光の写り込みを阻止することができる。
尚、実施例では、偏肉シェード14を射出方向・可視角
度制御部材13の前方に取り付けているが、射出方向・
可視角度制御部材13を用いずに白色蛍光灯12などの
光源の前方に偏肉シェード14を直接取り付けても良
い。
【0031】更に、図2(b)に示した如く、偏肉シェ
ード14の内側表面(光源側表面)にエッチング処理な
どを用いて上側(ビデオカメラ側)から下側(ステージ
側)に向かって粗なシボ加工から密なシボ加工に段階的
に処理することで、白色蛍光灯12からの射出光の透過
率を制御できる。ここでは、例えば、上側のシボ1は粗
で透過率が高く、シボ2,シボ3,シボ4と下側に向か
って密で透過率が低くなるようにシボ加工を施してい
る。
【0032】次に、ビデオカメラ8の撮影サイズに対し
て書画原稿4のサイズに応じて照明具10をアーム7上
に取り付ける照明具取付位置について図6(a),
(b)を用いて説明する。
【0033】図6(a),(b)において、Lは書画原
稿4のサイズを示し、Sはビデオカメラ8のステージ3
上での撮影サイズを示し、Hはステージ3を基準面とし
た時のビデオカメラ8の撮影レンズの高さを示し、θは
ステージ3に対するアーム7の所定の傾斜角を示してい
る。また、ビデオカメラ8の光軸Kをステージ3上に載
置した書画原稿4の中心を通る鉛直線上に設定し、この
光軸Kを中心にして撮影サイズSに対応するビデオカメ
ラ8の撮影角度を2αとしている。また、書画原稿4の
中心をxy軸上で(0,0)と設定した時に、照明具1
0のアーム7上での照明具取付位置(x,y)として以
下説明する。
【0034】まず、図6(a)に示した如く、.撮影
サイズS<書画原稿サイズLであり、且つ、tanα
=S/2H<L/2H である場合に、ビデオカメラ8
の光軸Kと、ビデオカメラ8と撮影サイズSのアーム側
端部とを結ぶ線とがなす角度はαであり、この状態で撮
影サイズSのアーム側端部から垂線を立て、この垂線を
中心にして撮影サイズSのアーム側端部からアーム7側
に角度αの引出線を引き、この引出線がアーム7と交差
した点がこの場合の照明具取付位置(x1,y1)とな
る。この場合の照明具取付位置(x1,y1)はアーム
7上で中央部よりも下方側の位置となる。
【0035】ここで、図6(a)の場合の照明具取付位
置(x1,y1)を求めると、図示から下記の式1及び
式2が成立する。
【0036】 y1=(x1/tanα)−H ……式1 y1=(−x1×tanθ)+H ……式2 そして、式1及び式2の連立方程式を解くと、下記の如
く、x1及びy1が求まる。
【0037】x1=(2H×tanα)/(1+tan
α×tanθ) y1={H×(1−tanα×tanθ)}/(1+t
anα×tanθ) この際、H,tanα,tanθは全て既知の値である
ので、これらの値を代入すれば照明具取付位置(x1,
y1)を容易に求めることができる。
【0038】次に、図6(b)に示した如く、.撮影
サイズS≧書画原稿サイズLであり、且つ、tanα
=S/2H≧L/2H である場合に、ビデオカメラ8
の光軸Kと、ビデオカメラ8と書画原稿サイズLのアー
ム側端部とを結ぶ線とがなす角度をβとし、この状態で
書画原稿サイズLのアーム側端部から垂線を立て、この
垂線を中心にして書画原稿サイズLのアーム側端部から
アーム7側に角度βの引出線を引き、この引出線がアー
ム7と交差した点がこの場合の照明具取付位置(x2,
y2)となる。この場合の照明具取付位置(x2,y
2)はアーム7上で上記した照明具取付位置(x1,y
1)よりも上方側の位置となる。
【0039】ここで、図6(b)の場合の照明具取付位
置(x2,y2)を求める際に、tanβ=L/2H
と置くと、図示から下記の式3及び式4が成立する。
【0040】 y2=(x2/tanβ)−H ……式3 y2=(−x2×tanθ)+H ……式4 そして、式3及び式4の連立方程式を解くと、下記の如
く、x2及びy2が求まる。
【0041】x2=(2H×tanβ)/(1+tan
β×tanθ) y2={H×(1−tanβ×tanθ)}/(1+t
anβ×tanθ) この際、H,tanβ,tanθは全て既知の値である
ので、これらの値を代入すれば照明具取付位置(x2,
y2)を容易に求めることができる。
【0042】尚、本発明ではビデオカメラ8の撮影サイ
ズSに対して書画原稿4のサイズLに応じて照明具10
をアーム7上に取り付けているが、書画原稿4のサイズ
Lに関係なく照明具10をアーム7上に取り付ける場合
には図6(a)に示した位置で固定させる方法もある
が、この場合にはビデオカメラ8で書画原稿4を撮影し
た時にの書画原稿4のサイズLに応じた画像性能とはな
りえないものの、使用は可能である。
【0043】そして、上記した図6(a),(b)から
わかるように、撮影サイズSのアーム側端部の位置と、
書画原稿サイズLのアーム側端部の位置とを知ること
で、照明具取付位置を容易に計算することができる。
【0044】そこで、図6(a),(b)で説明した照
明具10のアーム7上での照明具取付位置は、書画原稿
サイズLに応じてその都度計算することなく、予め計算
しておけば大変便利であり、例えば、書画原稿サイズL
に応じた照明具取付位置を予め計算した結果を、図1に
示したように書画原稿入力装置1の内部に設けたメモリ
ーテーブル16に記憶させている。従って、操作パネル
6に設けた書画原稿サイズ入力部6aで書画原稿サイズ
Lを選定すれば、メモリーテーブル16から書画原稿サ
イズLに応じた照明具取付位置が操作パネル6に設けた
表示部6bに表示されるので、アーム7上に刻んだ目盛
り7aを参照しながら表示部6bに表示された照明具取
付位置に照明具10をサムスクリュ15を介して固定す
れば良い。この際、書画原稿サイズ入力部6aで選定す
る書画原稿サイズLは、簡易的な書画原稿のサイズを示
すA3,A4,B4,B5など周知の用紙規格サイズで
あれば良く、メモリーテーブル16には周知の用紙規格
サイズに対応して計算した結果による照明具取付位置を
記憶させれば良い。
【0045】上記のように、書画原稿4のサイズに応じ
たアーム7上の位置に照明具10を取り付けることで、
ビデオカメラ8で書画原稿4を撮影した時に書画原稿4
のサイズに応じて高品位な画像が得られ、且つ、照明具
10内の光源12から射出した射出光をステージ3上に
載置した書画原稿4に対して略均一に照度ムラなく照射
でき、更に、ビデオカメラ8への射出光の写り込みを阻
止することができる。
【0046】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係る書画原稿入力
装置において、請求項1記載によると、とくに、書画原
稿を載置するためのステージに対してアームを所定の角
度傾斜して起立させ、このアームの上方部位にビデオカ
メラをステージに向けて垂設した際に、照明具をアーム
上でビデオカメラの撮影サイズに対して書画原稿のサイ
ズに応じた照明具取付位置に取り付けているため、ビデ
オカメラで書画原稿を撮影した時に書画原稿のサイズに
応じて高品位な画像が得られ、且つ、照明具内の光源か
ら射出した射出光をステージ上に載置した書画原稿に対
して略均一に照度ムラなく照射でき、更に、ビデオカメ
ラへの射出光の写り込みを阻止することができる。
【0047】また、請求項2記載によると、とくに、照
明具内の光源の前方に射出方向・可視角度制御材を設け
たので、請求項1記載の効果をより確実に得られる。
【0048】また、請求項3記載によると、とくに、照
明具内の光源の前方に上側から下側に向かって薄肉から
徐々に厚肉に形成した偏肉シェード材を設けたので、請
求項1記載の効果をより確実に得られる。
【0049】また、請求項4記載によると、とくに、照
明具内の光源の前方に射出方向・可視角度制御材を設
け、且つ、射出方向・可視角度制御材前方に上側から下
側に向かって薄肉から徐々に厚肉に形成した偏肉シェー
ド材を設けたので、請求項1記載の効果をより一層確実
に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る書画原稿入力装置の全体構成を示
した斜視図である。
【図2】図1に示した照明具の構成を説明するための図
である。
【図3】図1及び図2に示した照明具内の射出方向・可
視角度制御材を説明するための斜視図である。
【図4】射出方向・可視角度制御材の作用を説明するた
めの側面図である。
【図5】本発明に係る書画原稿入力装置において、射出
方向・可視角度制御材を使用しない場合と使用した場合
の作用を説明するための側面図である。
【図6】本発明に係る書画原稿入力装置において、ビデ
オカメラの撮影サイズに対して書画原稿のサイズに応じ
て照明具をアーム上に取り付ける照明具取付位置を説明
するための模式図である。
【図7】従来の書画入力装置を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1…本発明に係る書画原稿入力装置、2…筐体、3…ス
テージ、4…書画原稿、7…アーム、10…照明具、1
1…外装枠体、12…光源(白色蛍光灯)、13…射出
方向・可視角度制御材、14…偏肉シェード材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/238 H04N 5/238 Z Fターム(参考) 5B047 AA01 BA02 BB06 BC12 CA19 5C022 AB15 AC74 AC78 CA07 5C072 AA01 BA17 CA09 EA08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書画原稿を載置するためのステージに対
    してアームを所定の角度傾斜して起立させ、このアーム
    の上方部位にビデオカメラを前記ステージに向けて垂設
    すると共に、前記アーム上に照明具を前記書画原稿に向
    けて取り付けた書画原稿入力装置において、 前記照明具を前記アーム上で前記ビデオカメラの撮影サ
    イズに対して前記書画原稿のサイズに応じた照明具取付
    位置に取り付けることを特徴とする書画原稿入力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の書画原稿入力装置におい
    て、 前記照明具は、前記アーム上に取り付けられる外装枠体
    と、この外装枠体内に設けられた光源と、この光源の前
    方に設けられて該光源から射出した射出光の射出方向・
    可視角度を制御する射出方向・可視角度制御材とを備え
    たことを特徴とする書画原稿入力装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の書画原稿入力装置におい
    て、 前記照明具は、前記アーム上に取り付けられる外装枠体
    と、この外装枠体内に設けられた光源と、この光源の前
    方に設けられ且つ上側から下側に向かって薄肉から徐々
    に厚肉に形成して該光源から射出した射出光の透過率を
    制御する偏肉シェード材とを備えたことを特徴とする書
    画原稿入力装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の書画原稿入力装置におい
    て、 前記照明具は、前記アーム上に取り付けられる外装枠体
    と、この外装枠体内に設けられた光源と、この光源の前
    方に設けられて該光源から射出した射出光の射出方向・
    可視角度を制御する射出方向・可視角度制御材と、この
    射出方向・可視角度制御材の前方に設けられ且つ上側か
    ら下側に向かって薄肉から徐々に厚肉に形成して前記光
    源からの射出光の透過率を制御する偏肉シェード材とを
    備えたことを特徴とする書画原稿入力装置。
JP2000308269A 2000-10-06 2000-10-06 書画原稿入力装置 Pending JP2002116480A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000308269A JP2002116480A (ja) 2000-10-06 2000-10-06 書画原稿入力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000308269A JP2002116480A (ja) 2000-10-06 2000-10-06 書画原稿入力装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002116480A true JP2002116480A (ja) 2002-04-19

Family

ID=18788610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000308269A Pending JP2002116480A (ja) 2000-10-06 2000-10-06 書画原稿入力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002116480A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008311729A (ja) * 2007-06-12 2008-12-25 Elmo Co Ltd 撮像装置
JP2013258611A (ja) * 2012-06-13 2013-12-26 Pfu Ltd オーバーヘッド型画像読取装置
JP2013258610A (ja) * 2012-06-13 2013-12-26 Pfu Ltd オーバーヘッド型画像読取装置
JP2013258612A (ja) * 2012-06-13 2013-12-26 Pfu Ltd オーバーヘッド型画像読取装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008311729A (ja) * 2007-06-12 2008-12-25 Elmo Co Ltd 撮像装置
JP2013258611A (ja) * 2012-06-13 2013-12-26 Pfu Ltd オーバーヘッド型画像読取装置
JP2013258610A (ja) * 2012-06-13 2013-12-26 Pfu Ltd オーバーヘッド型画像読取装置
JP2013258612A (ja) * 2012-06-13 2013-12-26 Pfu Ltd オーバーヘッド型画像読取装置
CN103491275A (zh) * 2012-06-13 2014-01-01 株式会社Pfu 上置型图像读取装置
US9219838B2 (en) 2012-06-13 2015-12-22 Pfu Limited Overhead image reading apparatus
US9350893B2 (en) 2012-06-13 2016-05-24 Pfu Limited Overhead image reading apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2002086618A1 (en) Integrated front projection system with dry erase screen
JP2005173019A (ja) 光源装置及びそれを備えたプロジェクタ
JP2001268476A (ja) マルチディスプレイ装置、マルチディスプレイシステム、マルチディスプレイ装置の調整方法
JP2015018024A (ja) 画像投射装置
JP2002175543A (ja) 3次元モデリング装置
JP2002116480A (ja) 書画原稿入力装置
JP2019133092A (ja) プロジェクタ装置一体型壁掛け式照明器具
US7035011B2 (en) Support surface of a device for optically capturing objects
JP2005184106A (ja) 資料提示装置
JP2003032445A (ja) 印刷物測定装置
JP3423432B2 (ja) 写真撮影用ストロボ装置
US6094545A (en) Deflector/diffuser/flash system
CN1206572C (zh) 光学装置的制造机械
JP2855312B2 (ja) カメラ用被写体データ写し込み装置
JP2005283613A (ja) 光源装置及びそれを備えたプロジェクタ
JP2000122125A (ja) 撮影装置
TWI294985B (en) Device for optically recording an object
US20040126104A1 (en) Kiosk having a light source
JP2743855B2 (ja) 書画カメラ装置
JPH09261419A (ja) 画像入力装置
KR100413045B1 (ko) 컴퓨터용 카메라를 이용한 이미지 스캐닝장치 및 그이미지 처리방법
JP3800935B2 (ja) プロジェクタ
KR200174672Y1 (ko) 실물화상기의 조명장치
JP2004053976A (ja) 投射型ビデオプロジェクタ−
JP2005176093A (ja) 資料提示装置