JP2002112513A - 回転電機 - Google Patents

回転電機

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JP2002112513A
JP2002112513A JP2000301082A JP2000301082A JP2002112513A JP 2002112513 A JP2002112513 A JP 2002112513A JP 2000301082 A JP2000301082 A JP 2000301082A JP 2000301082 A JP2000301082 A JP 2000301082A JP 2002112513 A JP2002112513 A JP 2002112513A
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magnetic
rotating electric
core
rotor
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JP2000301082A
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Kazuto Sakai
和人 堺
Masanori Shin
政憲 新
Tomoyuki Hattori
伴之 服部
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広範囲の可変速運転が可能で電磁振動が小さ
く、信頼性が高く、製造性に優れた回転電機を提供す
る。 【解決手段】 異方性電磁鋼板を積層した複数個の磁性
材を環状に配置して構成した固定子鉄心2に対してその
内周部の固定子鉄心歯4に電機子コイル6を巻きつけた
構成の固定子1と、周方向に磁気的凹凸10,11を持
つ回転子鉄心8内に永久磁石12を配置して構成した回
転子7とで回転電機を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転電機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の同期電動機で、可変速運転を行う
代表的なものとして、リラクタンス型回転電機と永久磁
石式回転電機がある。リラクタンス型回転電機は図13
に示すような構造である。このリラクタンス型回転電機
は、外側の固定子1と内側の回転子7から構成される。
そして固定子1は、固定子鉄心2を多数枚積層した構造
である。各固定子鉄心2の内側には多数の鉄心歯4が設
けられていて、隣接する鉄心歯4間にコイルスロット5
が形成されている。鉄心歯4に巻装された電機子コイル
6はコイルスロット5内に収容されている。一方、回転
子7は、周方向(回転方向)に凹凸のある鉄心8のみで
構成されている。このような構造のリラクタンス型回転
電機は、上述したように回転子7に界磁を形成するコイ
ルが不要であり、凹凸のある回転子鉄心8のみで構成で
きるため、構造が簡素であり、かつ安価に製造できる特
徴がある。
【0003】リラクタンス型回転電機の回転出力の発生
原理は、次の通りである。リラクタンス型回転電機の回
転子7には凹凸があることにより、凸部11で磁気抵抗
が小となり、凹部10では磁気抵抗が大となる。すなわ
ち、凸部11上の空隙部分と凹部10上の空隙部分とで
は、電機子コイル6に電流を流すことにより蓄えられる
随伴磁気エネルギーが異なる。この円周方向での随伴磁
気エネルギーの変化により、回転出力が発生する。ま
た、凸部11と凹部10は構造的のみでなく、磁気的に
凹凸が形成できる形状又は構造、つまり構造的には周方
向に凹凸がなくても、磁気抵抗や磁束密度分布が回転子
7の周方向の位置により異なる構造であればよい。
【0004】他の高性能な回転電機である永久磁石式回
転電機の場合、電機子の構造はリラクタンス型回転電機
とほぼ同様であるが、回転子はそのほぼ全周に渡り永久
磁石が配置された構造である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のリラ
クタンス型回転電機、永久磁石式回転電機には、次のよ
うな技術課題があった。リラクタンス型回転電機は回転
子鉄心の周面の凹凸により回転子の回転角度位置で磁気
抵抗が異なり、空隙磁束密度も変化することになる。こ
の変化により磁気エネルギーが変化して出力が得られる
のである。しかし、電流が増加すると共に固定子鉄心及
び回転子の磁極となる鉄心の凸部(d軸)11において
局部的な磁気飽和が拡大する。これにより、磁極間とな
る鉄心の凹部(q軸)10に漏れる磁束が増加して、有
効な磁束は減少して出力が低下する。このため、コイル
電流の増加率に対して出力の増加率が低下し、やがて出
力は飽和する。また、q軸の漏れ磁束は無効な電圧を誘
起して力率を低下させる。
【0006】一方、永久磁石式回転電機の場合、回転子
鉄心の表面に高磁気エネルギー積の永久磁石を配置して
いるために高磁界を磁気空隙に形成でき、小形、高出力
が可能である。しかし、永久磁石の磁束は一定であるの
で、電機子コイルに誘導される電圧は回転速度に比例し
て大きくなる。したがって、高速回転までの広範囲の可
変速運転を行う場合、界磁磁束を減らすことができない
ため、電源電圧を一定とすると基底速度の2倍以上の定
出力運転は困難である。
【0007】本発明はこのような従来の小型・高出力の
リラクタンス型回転電機、永久磁石式回転電機の技術的
課題を解決するためになされたもので、広範囲の可変速
運転が可能で電磁振動が小さく、信頼性が高く、製造性
に優れた回転電機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の回転電
機は、異方性電磁鋼板を積層した複数個の磁性材を環状
に配置して構成した固定子鉄心に対してその内周部の固
定子鉄心歯に電機子コイルを巻きつけた構成の固定子
と、周方向に磁気的凹凸を持つ回転子鉄心内に永久磁石
を配置して構成した回転子とを備えたものである。
【0009】請求項2の発明の回転電機は、異方性電磁
鋼板を積層した複数個の磁性材を環状に配置して構成し
た固定子鉄心に対してその内周部の固定子鉄心歯に電機
子コイルを巻きつけた構成の固定子と、周方向に磁気的
凹凸を持つ回転子とを備えたものである。
【0010】請求項3の発明の回転電機は、異方性電磁
鋼板を積層した複数個の磁性材を環状に配置して構成し
た固定子鉄心に対してその内周部の固定子鉄心歯に電機
子コイルを巻きつけた構成の固定子と、周方向に磁気的
凹凸を持つように永久磁石が配置された回転子とを備え
たものである。
【0011】請求項4の発明は、請求項1〜3の回転電
機において、前記固定子鉄心として、異方性電磁鋼板の
磁化容易軸を一方向にそろえて積層して固定子鉄心歯と
コアバックの一部を構成するようにした磁性材の適数個
を、固定子の径方向断面で磁化容易軸が径方向に向くよ
うに環状に配置することによって構成したものを用いた
ものである。
【0012】請求項5の発明は、請求項4の回転電機に
おいて、前記固定子鉄心歯の磁路長をコアバックの磁路
長の1/2よりも長くしたものである。
【0013】請求項6の発明は、請求項1〜3の回転電
機において、前記固定子鉄心として、異方性電磁鋼板の
磁化容易軸を一方向にそろえて積層して固定子鉄心歯と
コアバックの一部を構成するようにした磁性材の適数個
を、固定子の径方向断面で磁化容易軸が周方向に向くよ
うに環状に配置することによって構成したものを用いた
ものである。
【0014】請求項7の発明は、請求項6の回転電機に
おいて、前記固定子鉄心歯の磁路長をコアバックの磁路
長の1/2よりも短くしたものである。
【0015】請求項8の発明は、請求項1〜3の回転電
機において、前記固定子鉄心として、異方性電磁鋼板の
磁化容易軸を一方向にそろえて積層して固定子鉄心歯の
一部とコアバックの一部をそれぞれ分割して構成するよ
うにした磁性材の適数個を、固定子鉄心歯は固定子の径
方向断面で磁化容易軸が径方向に向くように、コアバッ
クは固定子の径方向断面で磁化容易軸が周方向に向くよ
うにして環状に配置することによって構成したものを用
いたものである。
【0016】請求項9の発明は、請求項8の回転電機に
おいて、径方向に磁化容易軸を持つ固定子鉄心歯の外周
側先端は凸形状とし、周方向に磁化容易軸を持つコアバ
ックは内周側の一部に凹形状部を有して、前記凸形状の
部分を前記凹形状部に嵌め込んで磁気回路を構成したも
のである。
【0017】請求項10の発明は、請求項1〜9の回転
電機において、前記固定子鉄心として、帯状の異方性電
磁鋼板にスロットの穴を多数抜いた抜き板を積層し、そ
の後、折り曲げて環状に形成したものを用いたものであ
る。
【0018】請求項11の発明は、請求項10の回転電
機において、前記固定子鉄心として、帯状の電磁鋼板に
スロットの穴を多数抜いた抜き板を積層した後、導体を
巻き付けた絶縁物のボビンを前記帯状の積層した鉄心の
スロット間の凸部に嵌め込み、その後、帯状の積層した
鉄心を折り曲げて環状に形成したものを用いたものであ
る。
【0019】請求項12の発明は、請求項1,3〜11
の回転電機において、前記回転子を、周方向の回転位置
により磁気抵抗が異なり、かつ磁気抵抗の高い部分を通
る電機子電流による磁束を打ち消すように永久磁石を回
転子鉄心に設けた構成とし、前記永久磁石は、前記回転
子の磁化容易方向とは異なる方向に磁化されており、そ
の発生する空隙磁束密度の基本波の振幅値を0.3〜
0.8[T]であることを特徴とするものである。
【0020】請求項13の発明は、請求項1,3〜12
の回転電機において、前記回転子を、周方向において構
造的に凹凸を持つ回転子鉄心で構成し、かつ前記構造的
な凹部を通る電機子電流の磁束を打ち消すように磁化さ
れた永久磁石を回転子鉄心の前記凹部に配置したもので
ある。
【0021】請求項14の発明は、請求項13の回転電
機において、前記回転子鉄心の凹部に配置された前記永
久磁石の厚みを前記凹部の深さよりも薄くして、前記構
造的な凸部の磁気的空隙長よりも前記凹部の永久磁石か
ら見た磁気的空隙長を長くしたものである。
【0022】請求項15の発明は、請求項14の回転電
機において、前記回転子の永久磁石の空隙側表面に磁性
材を配置したものである。
【0023】請求項16の発明は、請求項13の回転電
機において、前記磁気的凹部における構造的空隙長と前
記磁気的凸部における構造的空隙長を同一にしたもので
ある。
【0024】請求項17の発明は、請求項12〜16の
回転電機において、磁気的に凸となる部分の磁極鉄心幅
を磁極ピッチの0.3から0.4倍としたものである。
【0025】請求項18の発明は、請求項12〜17の
回転電機において、最大トルク時で、電流当たりトルク
が最大となる状態で電流の位相を設定し、凹部に対応す
る電機子コイルに鎖交する電流と永久磁石による合成磁
束を永久磁石の磁束で相殺されてほぼ零となるようにし
たものである。
【0026】請求項19の発明は、請求項1,3〜18
の回転電機において、回転子の永久磁石をフェライト磁
石で構成したものである。
【0027】請求項20の発明は、請求項1,3〜18
の回転電機において、前記回転子の永久磁石として、フ
ェライト磁石とNdFeB磁石とを組み合わせたものを
用いたものである。
【0028】請求項21の発明は、請求項1〜20の回
転電機において、前記回転子の極数と前記固定子鉄心歯
又はスロット数との関係を、8極では15又は18スロ
ットとし、10極ではl2又はl8スロットとし、14
極では24スロットとなるように固定子鉄心を構成した
ものである。
【0029】請求項22の発明の回転電機は、回転子の
極数と固定子歯又はスロット数との関係を、8極では1
5又は18スロットとし、l0極では12又は18スロ
ットとし、14極では24スロットとなるように固定子
鉄心を構成したものである。
【0030】
【発明の実施の形態】<第1の実施の形態>図1は本発
明の第1の実施の形態の回転電機の径方向断面図であ
る。第1の実施の形態の回転電機は、外側の固定子1と
内側の回転子7から構成される。固定子1は、電磁鋼板
を積層した固定子鉄心2と電機子コイル6から成る。そ
して固定子鉄心2は、分割された鉄心ブロック2aから
成る。
【0031】固定子鉄心2の製作方法は次の通りであ
る。まず1つの鉄心歯4とこれに磁気的に連なるコアバ
ック3の一部から成る異方性電磁鋼板を積層して1つの
鉄心ブロック2aを作り、同じ構造の12個の鉄心ブロ
ック2aを環状に配置することによって固定子鉄心2を
構成する。その際、図2に示すように鉄心ブロック2a
の異方性電磁鋼板の磁化容易軸dが鉄心歯4の長手方
向、つまり、鉄心ブロック2aを環状に配置したときに
磁化容易軸20が径方向にそろうようにしている。
【0032】鉄心ブロック2aを上述のようにして環状
に配列して固定子鉄心2を構成することにより、隣接す
る鉄心ブロック2aの鉄心歯4間に空隙、つまり、コイ
ルスロット5が自ずと形成されることになる。そこで、
固定子鉄心2では、各鉄心歯4を中心に12個のコイル
6が巻きつけられて、コイルスロット5に収容されてい
る。
【0033】図1及び図3に示すように、回転子7は回
転子鉄心8の外周近い部分に永久磁石12を埋め込んだ
構造である。回転子鉄心8は、周方向に磁気的な凹凸を
形成するために、外周近い部分に等間隔に10個の空洞
部9が設けられた円盤状の無方向性電磁鋼板を積層して
構成してある。回転子7に磁気的な凹凸が形成されてい
るため、コイル6の電流による磁化の容易方向d軸と困
難方向q軸が生じる。空洞部9が設けられた領域は磁気
的な凹部10となり、q軸方向となる。そして隣接する
磁気的な凹部10に挟まれた部分が磁気的な凸部11と
なり、d軸方向となる。回転子7の回転子鉄心8内に
は、さらにフェライト永久磁石12が凹部10を挟み込
むようにV字状に埋め込まれている。永久磁石12の磁
化方向はq軸方向の電機子電流による磁束を相殺する方
向で磁化される。このとき、100℃の温度状態で永久
磁石の空隙磁束密度は基本波の振幅値で0.35[T]
である。この永久磁石12にNdFeB磁石を適用した
場合、空隙磁束密度は基本波の振幅値で0.68[T]
である。
【0034】次に、上記の構成の回転電機の動作につい
て説明する。磁気抵抗の大きさの周方向での変化が回転
子の形状により形成され、回転子7の外周部分には磁気
的な凹凸が周方向に生じる。回転子7のd軸の凸部11
では空隙磁束密度が高く、q軸の凹部10では空隙磁束
密度が低くなる。この磁束密度変化によりリラクタンス
トルクが発生する。
【0035】リラクタンストルクは磁束量の変化で生じ
るため、鉄心の磁気飽和が生じるとトルクが低下する。
本実施の形態では、主磁束となるd軸方向の磁束は回転
子7の磁気的凸部11とd軸磁束ブリッジ13の端部を
通るため、主磁束は全ての固定子鉄心歯4に均等には分
布せず、磁気飽和が局所的に生じやすい。本実施の形態
ではこれを避けるために、径方向に磁化容易軸20が形
成できるように、分割された磁気異方性の電磁鋼板の鉄
心ブロツク2aを環状に配置している。これにより、磁
束が集中して磁気飽和を生じやすい鉄心歯4は、径方向
に流れる磁束が主であり、電磁鋼板の磁化容易軸20の
方向と一致するので鉄心歯4の飽和磁束密度が2.1
[T]まで高くとれる。
【0036】この結果、コイル6のアンペアターンを大
きくした場合でも、固定子鉄心歯4の磁気抵抗は小とな
るため、磁気回路中の全磁気抵抗に対して回転子7の磁
気的凹凸による磁気抵抗の変化が大きくなり、回転子7
の磁気的凹凸による磁束の変化幅が大となることによっ
てトルクが増加する。
【0037】一方、鉄心ブロック2aのコアバック3で
の磁束は周方向となるので、電磁鋼板の透磁率は低い値
となり、磁気抵抗が高くなる。そこで、固定子鉄心歯4
の磁路長がコアバック3の磁路長の1/2よりも長くな
るように形状を定めることにより、異方性電磁鋼板によ
るコアバック3での磁気抵抗を小さくし、磁気回路の全
磁気抵抗に対する回転子7の磁気抵抗変化幅が小となら
ないように抑制している。
【0038】さらに本実施の形態では、回転子7におけ
るq軸となる凹部10の鉄心8内に永久磁石12があ
り、q軸方向に分布するq軸電流による磁束を永久磁石
12の磁束で相殺するため、凹部10の空隙磁束密度は
さらに小となる。これにより、凸部11と凹部10の空
隙磁束密度変化が大となり、リラクタンストルクは大き
くなると共に力率も向上する。
【0039】なお、図1及び図3に示した回転子7は、
回転子鉄心8の外周部近くに空洞部9を形成することに
よって回転子7の周方向に磁気的凹凸を形成する構造に
しているが、回転子7の周方向に設ける凹凸は定性的に
磁気的な凹凸となればよいものである。したがって、図
4に示したように、回転子鉄心8の表面に構造的な凹部
15を設けることにより、回転子7の周方向で磁気抵抗
が変化する構造にしてもよい。この構造の場合、回転子
7内に永久磁石12が配置され、同時にd軸磁束ブリッ
ジ13も形成されるので、上述した図3に示した構造の
回転子7と同様に動作する。
【0040】また第1の実施の形態の回転電機では、リ
ラクタンス型回転電機に適用することができ、それに応
じた仕様に設計することにより、回転子の磁気抵抗変化
に対する空隙磁束の変化率が高くとれるので、トルクが
増加する。また、第1の実施の形態の回転電機は、永久
磁石式回転電機に適用することもでき、それに応じた仕
様に設計することにより、磁気抵抗変化を利用したリラ
クタンストルクではないのでトルク改善の効果は顕著で
はないが、永久磁石の磁束が増加するので、トルクが増
加する。
【0041】加えて、図3の回転子7の拡大図に示すよ
うに、d軸11の磁極鉄心の幅αは磁極ピッチ(隣合う
磁極間10の距離、又は凸部11と凹部12を合わせた
長さ)の0.3〜0.4倍とすることができる。この幅
に設定するとd軸インダクタンスLdとq軸インダクタ
ンスLqの差Ld−Lqが大となり、リラクタンストル
クを大きくすることができる。
【0042】また、本実施の形態の回転電機のトルクを
式で表現すると次のようになる。
【0043】
【数1】T(トルク)=P×(Ld・Id・Iq−(L
q・Iq−ψm)・Id) ここで、Ld,Lq:d軸,q軸のインダクタンス、I
d,Iq:d軸,q軸の電流、ψm:永久磁石の鎖交磁
束である。
【0044】ここで、最大トルク時で、電流当たりトル
クが最大となる状態で電流の位相を設定し、凹部10に
対応する電機子コイル6に鎖交する電流と永久磁石12
による合成磁束は永久磁石12の磁束で相殺されて−
0.1〜+0.1[T]になるように永久磁石12の厚
みと空洞部9の大きさ又は構造的凹部15の深さを決定
する。これにより、数2式に示すようにq軸磁束λqは
ほぼ0となるので、
【数2】λq=Lq・Iq−ψm=0 負荷時の電圧はd軸電圧のみとなり、力率を向上でき
る。同時に、数1式のトルク式から分かるように、q軸
磁束λqは負のトルクを発生しており、凹部10に漏れ
る磁束であるλqの磁束を減少させることにより、λq
による負のトルクを減少させてトルクも増加させること
ができる。
【0045】さらに、q軸磁束はほぼ零であるので、q
軸磁束で誘導されるd軸電圧は零であり、基本的にはd
軸電流のみで電圧を調整できるので、高速まで広範囲で
可変速運転が可能となる。加えて、少ない磁束で出力を
発生するので、力率が高くなり、鉄損も減少する。さら
に加えて、固定子鉄心2のコアバック3を通る全磁束は
少なくなるので、鉄心コアバック3の磁気飽和も緩和さ
れて出力も向上し、高速回転時での鉄損も低減できる。
【0046】このとき、本回転電機では、永久磁石12
は周囲を磁性の鉄心8に覆われ、積極的に磁気的な短絡
を形成できる形状の磁気回路となっている。これより、
本回転電機では、永久磁石12の反磁界は小となり、q
軸の鎖交磁束を零にしても回転子鉄心8内には永久磁石
12の磁束が分布しており、永久磁石12が磁気特性上
の安定な点で動作することになり、不可逆減磁すること
がない。
【0047】さらに、一般的な永久磁石式電動機、埋め
込み型永久磁石式電動機(IPM)では永久磁石の空隙
磁束密度は約1[T]程度と高く、誘起電圧も高くな
る。また、鉄損も大である。これに対して、本実施の形
態の回転電機では、フェライト永久磁石12の鎖交磁束
が0.35[T]程度であり、永久磁石式電動機の磁束
の1/3でも大きな出力が得られるため、次のような利
点がある。
【0048】(1)高速回転で過大な誘起電圧を発生し
ないため、過電圧インバータのパワー素子やコンデンサ
を破損することがはない。
【0049】(2)d軸電流が主に磁界を形成する励磁
電流であり、q軸電流はトルク電流となる。したがっ
て、高速回転になるにつれて、励磁電流であるd軸電流
を小さくすれば一定電圧で高速回転まで容易に運転でき
る。このため、永久磁石式電動機のように永久磁石の磁
束による過大な誘起電圧を打ち消すような弱め磁束のた
めの大きな電流を流す必要はない。また、弱め磁束で生
じる高周波鉄損も僅かである。
【0050】(3)運転状態に応じて、d軸の励磁電流
とq軸のトルク電流を変化させることができ、最適な状
態で運転できるので、軽負荷から高負荷、低速から高速
回転まで広範囲で効率が向上する。さらに、エンジン等
に直結された構成において、回転電機が無作動中に回転
させられる状態でも永久磁石による磁束は僅かであるの
で、誘起電圧抑制のための電流は不要であり鉄損も僅か
であり、システムの運転効率が向上する。
【0051】(4)永久磁石12によるコイルの鎖交磁
束は少ないので、コイルが電気的に短絡した状態で回転
しても過大な短絡電流は流れず、コイルを焼損すること
がない。電気自動車、電車等の駆動電動機に適用した場
合でも、短絡故障時に急ブレーキが作用することがな
く、また回転時のブレーキ力は僅かであるので牽引する
ことができる。
【0052】(5)仮に、永久磁石12が不可逆減磁し
ても、本回転電機ではリラクタンストルクが主であるの
で、出力は低下するが、純粋なリラクタンス型電動機と
して駆動することができる。
【0053】<第2の実施の形態>次に、本発明の第2
の実施の形態の回転電機について、図5に基づいて説明
する。第2の実施の形態の回転電機は、図5に示すよう
に固定子の構造に特徴を有している。すなわち、1つの
固定子鉄心歯4と磁気的に連なるコアバック3を異方性
電磁鋼板の磁化容易軸20を一方向にそろえて積層して
分割された鉄心ブロック2aを作っている。この場合、
電磁鋼板の抜き板が図5に示すように磁化容易軸20が
断面の周方向に向くようにして打ち抜かれ、積層され
る。そして積層した鉄心ブロック2aを環状に配置する
ことによって、第1の実施の形態と同様に図1に示した
構造の固定子鉄心2を構成する。
【0054】第2の実施の形態においても、固定子鉄心
歯4の磁路長はコアバック3の磁路長の1/2よりも短
くしてある。固定子1のコアバック3は、磁束の流れる
方向と電磁鋼板の磁化容易軸とが同方向であるので磁気
抵抗が小となる。鉄心歯4は電磁鋼板の磁化困難軸方向
となるが、磁路長を短くすることによって磁気抵抗の増
加幅を小さくすることができる。
【0055】これにより、かかる構造の固定子を用いて
組み立てた第1の実施の形態と同様の図1に示す構造の
回転電機では、磁気回路中の全磁気抵抗に対する回転子
7の磁気抵抗幅が大きくなる。つまり、回転子7の磁気
抵抗変化に対する空隙磁束の変化率が高くとれるので、
トルクが増加する。
【0056】<第3の実施の形態>次に、本発明の第3
の実施の形態の回転電機について、図6に基づいて説明
する。第3の実施の形態の回転電機は、図6に示すよう
に固定子の構造に特徴を有している。すなわち、異方性
電磁鋼板の磁化容易軸20を一方向にそろえて積層して
1個の固定子鉄心歯4と1個のコアバック3をそれぞれ
分割して構成し、鉄心歯4では固定子1の径方向断面で
磁化容易軸20が径方向に向くように、コアバック3で
は固定子1の径方向断面で磁化容易軸20が周方向に向
くようにする。そして各々12個を環状に連結して、第
1の実施の形態と同様に図1に示した構造の固定子鉄心
2を構成している。
【0057】かかる構造の固定子2を用いて組み立てた
回転電機では、鉄心歯4とコアバック3では磁束の流れ
る方向と電磁鋼板の磁化容易軸20が同方向であるので
固定子鉄心2の磁気抵抗が小となる。これにより、磁気
回路中の全磁気抵抗に対する回転子の磁気抵抗幅が大き
くなる。つまり、回転子7の磁気抵抗変化に対する空隙
磁束の変化率が高くとれるので、トルクが増加する。
【0058】なお、第3の実施の形態においては、固定
子鉄心2を構成する鉄心ブロック2aの構造を図7に示
すものとすることができる。図7に示した鉄心ブロック
2aの場合、径方向に磁化容易軸20を持つ鉄心歯4の
外周側先端は凸形状とし、周方向に磁化容易軸20を持
つコアバック3は内周側の一部に凹形状部を有して、凸
形状の部分を凹形状部に嵌め込んで磁気回路を構成して
いる。これにより鉄心歯4の径方向に流れる磁束は隣接
する近傍のコアバック3の近くでほぼ均一に周方向に向
きを変えることができ、磁束の集中を避けることがで
き、鉄損の低減とトルクの増加が図れる。
【0059】<第4の実施の形態>次に、本発明の第4
の実施の形態の回転電機について、図8に基づいて説明
する。第4の実施の形態の特徴は、回転電機の固定子1
の製造方法に特徴を有している。本実施の形態の場合、
固定子1は次の方法で製造する。
【0060】帯状の電磁鋼板2′にスロット5の形状の
穴を多数抜き、その抜き板を積層した後、コイル6を巻
き付けた絶縁物のボビン14を積層した状態の鉄心歯4
に次々に嵌め込む。その後、帯状鉄心2′を折り曲げて
環状とし、固定子鉄心2を構成すると同時に固定子1を
構成するのである。
【0061】なお、環状の固定子鉄心2にしたときのス
ロット5のスペースはコイル6が全て埋め尽くすように
するため、ボビン14には外周側が広がって台形状にな
るまでコイル銅線を巻いてある。コイル銅線はボビン1
4を回転させて巻くので高い引っ張り力をかけて巻くこ
とができ、コイル6の占積率を高くできる。また、固定
子鉄心歯4が平行歯の形状なので、ボビン14を2分割
することなくコイル6を巻いた状態で固定子歯4に挿入
できる。
【0062】さらに、内周側が狭く外周側の広いスロッ
ト5となる環状の固定子鉄心2には台形状のボビン14
を挿入することはできないが、本製造方法の場合、帯状
で矩形にスロット5を抜いた鉄心2′の状態でボビン1
4を鉄心歯4に嵌め込むので、スロット5の開口側の幅
は環状にされた状態でのスロット5の外周側(奥側)の
幅とほぼ同寸法である。したがって、台形状にコイル6
が巻かれたボビン14を嵌め込むことができるのであ
る。
【0063】<第5の実施の形態>次に、本発明の第5
の実施の形態の回転電機について、図9に基づいて説明
する。第5の実施の形態の特徴は、回転電機の回転子7
の構造に特徴を有している。図9は第5の実施の形態の
回転電機の回転子7の磁極間10と磁極11を示す径方
向断面図である。回転子鉄心8は周方向で構造的に凹凸
ができるように一定回転角度ごとの位置に構造的な凹部
15が形成された電磁鋼板を積層して構成されている。
磁極間(磁気的凹部)10を通る電機子電流の磁束を打
ち消すように磁化されたNdFeB永久磁石12が、回
転子鉄心8の構造的な凹部15に配置されている。この
永久磁石12の厚みは凹部15の深さよりも薄くするこ
とによって、磁極(磁気的凸部)11における磁気的空
隙長よりも磁極間10における永久磁石12から見た磁
気的空隙長を長くしている。また、永久磁石12が発生
する空隙磁束密度の基本波の振幅値は0.70[T]と
している。
【0064】このような構造の回転子を備えた第5の実
施の形態の回転電機の場合、図1〜図3に示した第1の
実施の形態の回転電機よりもトルク、磁石の耐減磁力が
若干低下するが、それでも同様な作用効果が得られる。
また、回転子7において中空にできる部分が広く取れる
ので、構造的に低慣性にできる利点がある。
【0065】なお、第5の実施の形態の回転電機におい
ては、回転子7を図10に示した構造にすることができ
る。すなわち、回転子鉄心8の外周部に等間隔に周方向
に幅広となる空洞部17を形成し、その中に永久磁石1
2を挿入した構造とするのである。これにより、回転子
鉄心8における磁気的な凹部10における永久磁石12
よりも外側の部分にも磁性材16が存在することにな
る。回転子8を図10のような構造にすれば、図9に示
した構造の回転子8と比較して、リラクタンストルクは
若干低下することになるが、耐減磁力が向上し、永久磁
石12よりも外周側の磁性材16によって永久磁石12
を確実に保持することができ、さらには空隙高調波磁束
による渦流損の低減も図れる。
【0066】また第5の実施の形態では、図11に示す
ように、回転子鉄心8の構造的凹部15の深さとほぼ等
しい厚みの永久磁石12をその凹部15に埋め込んだ構
造にすることができる。これにより、回転子鉄心8の周
囲の磁気的凹部10の磁気的空隙長と磁気的凸部11の
磁気的空隙長は等しくなり、永久磁石12の磁束が強く
なるので、図9の構造のものよりもリラクタンストルク
は低下するが、永久磁石12によるトルクが増加する。
また、図10の構造のものよりも空隙高調波磁束による
渦電流損は増加することになるが、従来のものに比べ
て、これら図9及び図10に構造の回転子7を備えた回
転電機と同様の作用効果を奏する。
【0067】<第6の実施の形態>次に、本発明の第6
の実施の形態の回転電機について、図12に基づいて説
明する。第6の実施の形態は回転子7の構造に特徴を有
している。図12は本発明の第6の実施の形態の永久磁
石補助式リラクタス型回転電機に採用する回転子7の磁
極部11及び磁極間12を示す径方向断面である。回転
子7の永久磁石12は上層を4MGOeの磁気エネルギ
ー積を持つフェライト磁石12a、下層を35MGOe
の磁気エネルギー積を持つNdFeB磁石12bとして
構成している。
【0068】フェライト磁石12aは0℃以下で急激に
磁力が低下し、NdFeB磁石12bは150℃以上で
急激に低下する。本実施の形態では、フェライト磁石1
2aはその保磁力がNdFeB磁石12bと同程度にな
るように両磁石の厚みの比率を設定してある。
【0069】これにより、低温環境下や高温環境下で回
転電機を使用しても、永久磁石の不可逆減磁なく、運転
が可能となる。さらに、永久磁石12の空隙側表面側に
は、NdFeB磁石12bと比較して100倍程度高い
電気抵抗を持つフェライト磁石12aが存在する構造で
あるので、電流による高調波磁界で生じる渦電流を低減
でき、永久磁石12の温度上昇を抑制できると共に高温
減磁も起こり難くなる。
【0070】なお、上層のフェライト磁石l2a、下層
のNdFeB磁石12bを入れ替えてもよく、さらに磁
石をさらに多層構造としてもよく、また、横方向に交互
に配置しても、低温時と高温時に回転電機を使用しても
永久磁石12の不可逆減磁がなく、運転が可能となると
いう作用効果が得られる。
【0071】<第7の実施の形態>上記のいずれの実施
の形態の回転電機においても、回転子7の極数と固定子
鉄心歯4又はスロット5の数との関係を、8極では15
又は18スロットとし、10極では12又は18スロッ
トとし、14極では24スロットとなるように固定子鉄
心2の構成とすることができる。これにより、分数溝に
よって回転電機内の基本波よりも低次の磁界が抑制で
き、特に2極の磁界を抑制でき、かつ高出力が得られる
ようになる。
【0072】なお、上述した極数と固定子鉄心のスロッ
ト数との関係は、一般的な回転電機に対しても広く適用
することができ、それによって上述した作用効果を奏す
る。
【0073】
【発明の効果】本発明によれば、固定子鉄心歯の局所的
な磁気飽和の影響を緩和して回転子位置によりインダク
タンスの差が大きな回転電機が得られ、さらにq軸電流
による磁束を永久磁石で相殺してほぼ零にすることによ
り、高出力、高力率が可能となる。永久磁石の磁束量が
少なくても高出力が得られ、フェライト磁石の適用が可
能となる。また、励磁電流成分により回転電機内の磁束
量を調整できるため、負荷に合わせた最適な状態で駆動
でき、軽負荷から高負荷、低速から高速までの広範囲で
効率の良い運転ができる。
【0074】また本発明によれば、永久磁石の減磁、永
久磁石の誘起電圧によるインバータの破損、急ブレー
キ、永久磁石が減磁状態になっても駆動が可能等の多々
の面で信頼性が向上できる。
【0075】また本発明によれば、台形状のボビンを挿
入して固定子を組み立てることができるので、高出力と
ともに製造性も容易である。
【0076】さらに本発明によれば、特定の極数対スロ
ット数で固定子鉄心を構成することにより、電磁振動の
低減と高出力が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の回転電機の径方向
断面図。
【図2】上記の第1の実施の形態における固定子鉄心を
構成する鉄心ブロックを示す径方向断面図。
【図3】上記の第1の実施の形態における回転子の構造
を示す径方向断面図。
【図4】上記の第1の実施の形態において採用する回転
子の別の構造を示す径方向断面図。
【図5】本発明の第2の実施の形態において採用する回
転子の構造を示す径方向断面図。
【図6】本発明の第3の実施の形態において採用する回
転子の構造を示す径方向断面図。
【図7】上記の第3の実施の形態において採用する回転
子の別の構造を示す径方向断面図。
【図8】本発明の第4の実施の形態の回転電機における
固定子の製造方法の説明図。
【図9】本発明の第5の実施の形態の回転電機における
回転子の構造を示す径方向断面図。
【図10】上記の第5の実施の形態において採用する回
転子の別の構造を示す径方向断面図。
【図11】上記の第5の実施の形態において採用する回
転子のさらに別の構造を示す径方向断面図。
【図12】本発明の第6の実施の形態の回転電機におけ
る回転子の構造を示す径方向断面図。
【図13】従来のリラクタンス型回転電機の径方向断面
図。
【符号の説明】
1…固定子 2…固定子鉄心 2′…帯状鉄心 2a…鉄心ブロック 3…コアバック 4…固定子鉄心歯 5…スロット 6…コイル 7…回転子 8…回転子鉄心 9…空洞部 10…磁気的凹部(q軸) 11…磁気的凸部(d軸) 12…永久磁石 12a…フェライト永久磁石 12b…NdFeB永久磁石 13…d軸磁束ブリッジ 14…ボビン 15…構造的凹部 16…磁性材 20…磁化容易軸
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 1/27 501 H02K 1/27 501K 5H622 501C 501M 3/18 3/18 P 15/06 15/06 21/16 21/16 M (72)発明者 服部 伴之 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 Fターム(参考) 5H002 AA01 AA09 AB06 AB07 AE08 5H603 AA09 BB01 BB09 BB12 CA01 CA05 CB02 CC11 CC17 CD21 CD22 CE01 5H615 AA01 BB01 BB07 BB14 PP01 PP10 PP13 QQ02 QQ12 QQ19 SS05 TT04 TT05 5H619 AA01 AA10 BB01 BB06 BB24 PP01 PP02 PP04 PP06 PP08 PP14 5H621 AA03 BB07 GA16 GA18 HH01 5H622 AA03 CA02 CA05 CA07 CA10 CA14 CB05 PP03 PP07 PP10

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異方性電磁鋼板を積層した複数個の磁性
    材を環状に配置して構成した固定子鉄心に対してその内
    周部の固定子鉄心歯に電機子コイルを巻きつけた構成の
    固定子と、 周方向に磁気的凹凸を持つ回転子鉄心内に永久磁石を配
    置して構成した回転子とを備えて成る回転電機。
  2. 【請求項2】 異方性電磁鋼板を積層した複数個の磁性
    材を環状に配置して構成した固定子鉄心に対してその内
    周部の固定子鉄心歯に電機子コイルを巻きつけた構成の
    固定子と、 周方向に磁気的凹凸を持つ回転子とを備えて成る回転電
    機。
  3. 【請求項3】 異方性電磁鋼板を積層した複数個の磁性
    材を環状に配置して構成した固定子鉄心に対してその内
    周部の固定子鉄心歯に電機子コイルを巻きつけた構成の
    固定子と、 周方向に磁気的凹凸を持つように永久磁石が配置された
    回転子とを備えて成る回転電機。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の回転電
    機において、前記固定子鉄心は、異方性電磁鋼板の磁化
    容易軸を一方向にそろえて積層して固定子鉄心歯とコア
    バックの一部を構成するようにした磁性材の適数個を、
    固定子の径方向断面で磁化容易軸が径方向に向くように
    環状に配置することによって構成したことを特徴とする
    回転電機。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の回転電機において、前
    記固定子鉄心歯の磁路長をコアバックの磁路長の1/2
    よりも長くしたことを特徴とする回転電機。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれかに記載の回転電
    機において、前記固定子鉄心は、異方性電磁鋼板の磁化
    容易軸を一方向にそろえて積層して固定子鉄心歯とコア
    バックの一部を構成するようにした磁性材の適数個を、
    固定子の径方向断面で磁化容易軸が周方向に向くように
    環状に配置することによって構成したことを特徴とする
    回転電機。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の回転電機において、前
    記固定子鉄心歯の磁路長をコアバックの磁路長の1/2
    よりも短くしたことを特徴とする回転電機。
  8. 【請求項8】 請求項1〜3のいずれかに記載の回転電
    機において、前記固定子鉄心は、異方性電磁鋼板の磁化
    容易軸を一方向にそろえて積層して固定子鉄心歯の一部
    とコアバックの一部をそれぞれ分割して構成するように
    した磁性材の適数個を、固定子鉄心歯は固定子の径方向
    断面で磁化容易軸が径方向に向くように、コアバックは
    固定子の径方向断面で磁化容易軸が周方向に向くように
    して環状に配置することによって構成したことを特徴と
    する回転電機。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の回転電機において、径
    方向に磁化容易軸を持つ固定子鉄心歯の外周側先端は凸
    形状とし、周方向に磁化容易軸を持つコアバックは内周
    側の一部に凹形状部を有して、前記凸形状の部分を前記
    凹形状部に嵌め込んで磁気回路を構成したことを特徴と
    する回転電機。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の回転
    電機において、前記固定子鉄心として、帯状の異方性電
    磁鋼板にスロットの穴を多数抜いた抜き板を積層し、そ
    の後、折り曲げて環状に形成したものを用いたことを特
    徴とする回転電機。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の回転電機におい
    て、前記固定子鉄心は、帯状の電磁鋼板にスロットの穴
    を多数抜いた抜き板を積層した後、導体を巻き付けた絶
    縁物のボビンを前記帯状の積層した鉄心のスロット間の
    凸部に嵌め込み、その後、帯状の積層した鉄心を折り曲
    げて環状に形成したものを用いたことを特徴とする回転
    電機。
  12. 【請求項12】 請求項1,3〜11のいずれかに記載
    の回転電機において、前記回転子は、周方向の回転位置
    により磁気抵抗が異なり、磁気抵抗の高い部分を通る電
    機子電流による磁束を打ち消すように永久磁石を回転子
    鉄心に設けた構成とし、前記永久磁石は、前記回転子の
    磁化容易方向とは異なる方向に磁化されており、その発
    生する空隙磁束密度の基本波の振幅値を0.3〜0.8
    [T]であることを特徴とする回転電機。
  13. 【請求項13】 請求項1,3〜12のいずれかに記載
    の回転電機において、前記回転子は、周方向において構
    造的に凹凸を持つ回転子鉄心で構成され、前記構造的な
    凹部を通る電機子電流の磁束を打ち消すように磁化され
    た永久磁石を回転子鉄心の前記凹部に配置したことを特
    徴とする回転電機。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の回転電機におい
    て、前記回転子鉄心の凹部に配置された前記永久磁石の
    厚みは前記凹部の深さよりも薄くして、前記構造的な凸
    部の磁気的空隙長よりも前記凹部の永久磁石から見た磁
    気的空隙長を長くしたことを特徴とする回転電機。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の回転電機におい
    て、前記回転子の永久磁石の空隙側表面に磁性材を配置
    したことを特徴とする回転電機。
  16. 【請求項16】 請求項13に記載の回転電機におい
    て、前記磁気的凹部における構造的空隙長と前記磁気的
    凸部における構造的空隙長を同一にしたことを特徴とす
    る回転電機。
  17. 【請求項17】 請求項12〜16のいずれかに記載の
    回転電機において、磁気的に凸となる部分の磁極鉄心幅
    を磁極ピッチの0.3から0.4倍としたことを特徴と
    する回転電機。
  18. 【請求項18】 請求項12〜17のいずれかに記載の
    回転電機において、最大トルク時で、電流当たりトルク
    が最大となる状態で電流の位相を設定し、凹部に対応す
    る電機子コイルに鎖交する電流と永久磁石による合成磁
    束は永久磁石の磁束で相殺されてほぼ零となるようにし
    たことを特徴とする回転電機。
  19. 【請求項19】 請求項1,3〜18のいずれかに記載
    の回転電機において、回転子の永久磁石はフェライト磁
    石で構成することを特徴とする回転電機。
  20. 【請求項20】 請求項1,3〜18のいずれかに記載
    の回転電機において、前記回転子の永久磁石がフェライ
    ト磁石とNdFeB磁石とを組み合わせたものであるこ
    とを特徴とする回転電機。
  21. 【請求項21】 請求項1〜20のいずれかに記載の回
    転電機において、前記回転子の極数と前記固定子鉄心歯
    又はスロット数との関係を、8極では15又は18スロ
    ットとし、10極ではl2又はl8スロットとし、14
    極では24スロットとなるように固定子鉄心を構成した
    ことを特徴とする回転電機。
  22. 【請求項22】 回転子の極数と固定子歯又はスロット
    数との関係を、8極では15又は18スロットとし、l
    0極では12又は18スロットとし、14極では24ス
    ロットとなるように固定子鉄心を構成したことを特徴と
    する回転電機。
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