JP2002112356A - リモートコントロールシステム - Google Patents

リモートコントロールシステム

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JP2002112356A
JP2002112356A JP2000300456A JP2000300456A JP2002112356A JP 2002112356 A JP2002112356 A JP 2002112356A JP 2000300456 A JP2000300456 A JP 2000300456A JP 2000300456 A JP2000300456 A JP 2000300456A JP 2002112356 A JP2002112356 A JP 2002112356A
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control device
control right
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target device
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JP2000300456A
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English (en)
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Hitoshi Yamakado
均 山門
Toru Miyamoto
徹 宮本
Kazuhiko Muto
和彦 無藤
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のリモートコントロール装置2が操作対
象機器1を操作することによって、操作対象機器1の動
作が不安定となることを回避する。 【解決手段】 操作対象機器1はリモートコントロール
装置2からリモコン権の付与要求が行われたとき、付与
されていないリモコン権がある場合にこのリモートコン
トロール装置2に対してリモコン権を付与し、且つこの
時点からの経過時間の計測を開始し、経過時間がリモコ
ン権獲得時間に達したときにこのリモートコントロール
装置2に付与したリモコン権を無効にする。リモートコ
ントロール装置2はリモコン権が付与されたときにこの
操作対象機器1の操作処理プログラムを起動して操作対
象機器1に対する操作制御を開始し、ユーザーの操作に
応じた操作コマンドをリモートコントロール装置2に送
信する。そして、リモコン権獲得時間が経過しリモコン
権が無効にされたとき、操作対象機器1は操作処理プロ
グラムを終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作対象機器を複
数のリモートコントロール装置で操作できるようになっ
ているリモートコントロールシステムに関し、特に、他
のリモートコントロール装置によって意図せずに操作対
象機器が操作されることを回避するようにしたリモート
コントロールシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、操作対象機器をリモートコントロ
ール装置で操作するようにしたリモートコントロールシ
ステムにおいては、例えば、一つのリモートコントロー
ル装置で複数の操作対象機器を操作できるようにしたい
わゆる多機能リモコン、また、操作対象機器を複数のリ
モートコントロール装置で操作できるようにし、複数の
人が一つの操作対象機器をリモートコントロール操作で
きるようにしたシステム等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法にあっては、一つの操作対象機器を複数のリモ
ートコントロール装置によって操作することができるた
め、例えば一つのリモートコントロール装置で操作対象
機器を操作している状態で、他のリモートコントロール
装置が操作対象機器を操作した場合には、これに応じて
操作対象機器は操作されてしまうため、一つのリモート
コントロール装置で操作対象機器を操作している人は、
操作対象機器が意図しない動きをするため、違和感を感
じることになる。
【0004】また、複数のリモートコントロール装置か
ら同時に操作対象機器に対して操作コマンドが送信され
た場合、操作対象機器がどのように動作するかわから
ず、動作が不安定となる。
【0005】そこで、この発明は、上記従来の未解決の
問題に着目してなされたものであり、操作制御中の操作
対象機器に対し、他のリモートコントロール装置によっ
て割り込み操作を行うことに起因して操作対象機器が意
図しない動作をすることを回避することの可能なリモー
トコントロールシステムを提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係るリモートコントロールシス
テムは、操作対象機器と、当該操作対象機器を操作可能
な複数のリモートコントロール装置とを備えたリモート
コントロールシステムにおいて、前記操作対象機器は、
当該操作対象機器を操作する操作権を付与したリモート
コントロール装置を管理する操作権管理手段と、前記リ
モートコントロール装置から前記操作権の付与要求が行
われたとき、前記操作権管理手段の管理情報に基づいて
前記操作権を付与可能であると判定される場合に前記リ
モートコントロール装置に前記操作権を付与する操作権
付与手段と、を備え、前記リモートコントロール装置
は、前記操作対象機器を操作するときには前記操作対象
機器に対して前記操作権の付与要求を行って前記操作権
を獲得し、前記操作対象機器は、前記操作権を付与した
リモートコントロール装置からの操作要求に対してのみ
処理を行うようになっていることを特徴としている。
【0007】この請求項1に係る発明では、リモートコ
ントロール装置では、操作対象機器に対して操作を行う
場合には、操作対象機器に対し、この操作対象機器を操
作する権利である操作権の付与要求を行う。一方、操作
対象機器では、操作権の管理を行って現在操作権を保有
しているリモートコントロール装置を管理しており、例
えば何れのリモートコントロール装置に対しても操作権
を付与していない場合等、付与可能な操作権があるとき
に、これを操作権の付与要求を行ったリモートコントロ
ール装置に付与し、この操作権を付与したリモートコン
トロール装置からの操作要求に対してのみ処理を行う。
【0008】したがって、複数のリモートコントロール
装置が操作対象機器を操作可能な場合であっても、操作
対象機器は、操作権を付与したリモートコントロール装
置からの操作要求に対してのみ処理を行うから、例えば
操作権を一つのリモートコントロール装置に対してのみ
付与するようにすれば、あるリモートコントロール装置
で操作対象機器を操作している状態で、他のリモートコ
ントロール装置によって意図しない操作が行われること
はない。
【0009】また、請求項2に係るリモートコントロー
ルシステムは、前記操作権付与手段は、前記操作権を前
記リモートコントロール装置に付与した後、所定時間経
過した時点で付与した操作権を無効にするようになって
いることを特徴としている。
【0010】この請求項2に係る発明では、操作対象機
器では、操作権の付与要求元のリモートコントロール装
置に対して操作権を付与した後、所定時間経過した時点
でこのリモートコントロール装置に対して付与した操作
権を無効としつまり、操作権を剥奪する。したがって、
一つのリモートコントロール装置が長時間、操作権を占
有することはない。
【0011】また、請求項3に係るリモートコントロー
ルシステムは、前記操作権付与手段は、前記操作権を前
記リモートコントロール装置に付与した後、前記リモー
トコントロール装置と通信不可となった時点で付与した
操作権を無効にするようになっていることを特徴として
いる。
【0012】この請求項3に係る発明では、操作対象機
器では、操作権の付与要求元のリモートコントロール装
置2に対して操作権を付与した後、このリモートコント
ロール装置2との通信ができなくなった時点、つまり、
リモートコントロール装置が操作対象機器との通信可能
範囲外に移動した時点で、このリモートコントロール装
置に対して付与した操作権を無効とし、つまり操作権を
剥奪する。したがって、操作対象機器との通信可能範囲
外に移動し、操作対象機器を操作することのできないリ
モートコントロール装置が操作権を保有することはな
い。
【0013】また、請求項4に係るリモートコントロー
ルシステムは、前記操作権付与手段は、前記操作権管理
手段の管理情報に基づいて操作権の付与が不可であると
判定されるときには、操作権を保有するリモートコント
ロール装置を前記操作権の付与要求元のリモートコント
ロール装置に通知するようになっていることを特徴とし
ている。
【0014】この請求項4に係る発明では、操作対象機
器では、リモートコントロール装置から操作権の付与要
求が行われたとき、操作権管理手段の管理情報に基づい
て、操作権を付与することができるかどうかを判定する
が、この操作権の付与要求元のリモートコントロール装
置に付与する操作権がないと判定されるときには、操作
権を保有しているリモートコントロール装置を特定し、
これを操作権の付与要求元のリモートコントロール装置
に対して通知する。
【0015】したがって、操作権の付与要求元のリモー
トコントロール装置では、操作権を保有しているリモー
トコントロール装置を認識することができるから、例え
ば、これらリモートコントロール装置のユーザーの間で
リモコン権の譲渡交渉を行い、操作権を放棄してもらう
ことによって、リモコン権を獲得できなかったリモート
コントロール装置は、操作権を獲得することが可能とな
る。
【0016】また、請求項5に係るリモートコントロー
ルシステムは、前記リモートコントロール装置は、他の
リモートコントロール装置と通信可能に構成されている
ことを特徴としている。
【0017】この請求項5に係る発明では、リモートコ
ントロール装置は操作対象機器との間で通信を行うこと
ができると共に、他のリモートコントロール装置との間
でも通信を行うことができる。したがって、例えば、操
作権の付与要求を行って操作権を獲得できず操作権を保
有しているリモートコントロール装置が通知された場合
には、このリモートコントロール装置との間で通信を行
ってリモコン権の譲渡交渉を行うことによって、容易に
操作権を放棄してもらうことが可能となる。
【0018】また、請求項6に係るリモートコントロー
ルシステムは、前記操作権付与手段は、操作権を保有す
るリモートコントロール装置から当該リモートコントロ
ール装置が保有する操作権の譲渡先のリモートコントロ
ール装置が通知されたとき、前記操作権を保有するリモ
ートコントロール装置に付与した操作権を、当該リモー
トコントロール装置に代えて、通知された前記譲渡先の
リモートコントロール装置に付与するようになっている
ことを特徴としている。
【0019】この請求項6に係る発明では、操作対象機
器では、操作権を保有するリモートコントロール装置か
ら、このリモートコントロール装置が保有している操作
権の譲渡先のリモートコントロール装置が通知されたと
きには、前記操作権を保有するリモートコントロール装
置の操作権を剥奪し、譲渡先として通知されたリモート
コントロール装置に付与する。したがって、あるリモー
トコントロール装置が保有する操作権を、他のリモート
コントロール装置に譲渡することが可能となる。
【0020】また、請求項7に係るリモートコントロー
ルシステムは、前記リモートコントロール装置は、前記
操作対象機器と通信チェックを行い、前記操作対象機器
を操作可能な範囲にあるかどうかを検出するようになっ
ていることを特徴としている。
【0021】この請求項7に係る発明では、リモートコ
ントロール装置は、操作対象機器と通信チェックを行
い、通信チェックができるかどうかに基づいて操作対象
機器を操作可能な範囲にあるかどうかを検出する。した
がって例えばリモートコントロール装置に、操作対象機
器を操作可能な範囲にあるかどうかを表示するための表
示部を設け、ここに検出結果を表示することによって、
ユーザーは、操作対象機器を操作可能であるかどうか
を、容易に認識することが可能となる。
【0022】さらに、請求項8に係るリモートコントロ
ールシステムは、前記リモートコントロール装置は、前
記操作対象機器から当該操作対象機器を操作するために
必要な機器操作情報を受信するようになっていることを
特徴としている。
【0023】この請求項8に係る発明では、リモートコ
ントロール装置は、操作対象機器から、この操作対象機
器を操作するために必要な、例えばこの機器を操作する
ための操作コマンド或いは操作処理プログラム等といっ
た機器操作情報を受信する。したがって、操作対象機器
を操作するときに機器操作情報を受信することによっ
て、操作を行わない操作対象機器を操作するための不必
要な機器操作情報を保有することが回避される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明によるリモートコ
ントロールシステムの概略構成を示したものであって、
このリモートコントロールシステム100は、例えばエ
アーコンディショナ、テレビ、ビデオ等の多様な機器で
ある操作対象機器1と、この操作対象機器1を操作可能
な複数のリモートコントロール装置2(2A,2B)と
から構成されている。
【0025】前記操作対象機器1は、リモートコントロ
ール装置2との間で例えば近距離無線通信によって情報
授受を行うための無線通信インタフェース部11、操作
対象機器1に対する操作権であるリモコン権をリモート
コントロール装置2に与える等といったリモコン権の管
理を行うリモコン権管理部12、例えばエアコンのコン
プレッサ等の被制御部13を制御するための操作コマン
ドにしたがって被制御部13を制御する作動制御部1
4、リモートコントロール装置2が操作対象機器1を操
作するにあたって必要とする操作処理プログラム、操作
コマンド等といったアプリケーション情報を記憶するた
めのダウンロード情報記憶部15とから構成されてい
る。
【0026】前記無線通信インタフェース部11は、リ
モートコントロール装置2の無線通信インタフェース部
21との間で無線通信を行い、リモコン権管理部12と
リモートコントロール装置2との間での通信情報の授受
を行うと共に、リモートコントロール装置2から受信し
た操作コマンドを作動制御部14に出力する。また、リ
モートコントロール装置2との間で、これら間での無線
通信が可能であるかをチェックするための通信チェック
を行い、リモートコントロール装置2からの通信チェッ
ク用の機器探索信号を受信した場合には、これに対する
応答として機器コード等の自己を特定する識別情報を送
信する。また、リモコン権が付与されたリモートコント
ロール装置2との間での通信チェックにおいて所定時間
通信が行われないときには、リモートコントロール装置
2が通信可能範囲外に移動したものと判定し、これをリ
モコン権管理部12に通知する。
【0027】前記リモコン権管理部12は、無線通信イ
ンタフェース部11を介してリモートコントロール装置
2からリモコン権の付与要求が行われたとき、リモコン
権とこのリモコン権を付与したリモートコントロール装
置2とを対応付けて記憶部12aに記憶しているリモコ
ン権管理情報をもとに、リモコン権を付与することがで
きるかどうかを判定する。例えばリモコン権が一つしか
ないときには、リモコン権管理情報においてリモコン権
が付与されているリモートコントロール装置2があるか
どうかを検索し、リモコン権を付与したリモートコント
ロール装置2がないときにはリモコン権を付与可能と判
定する。また、例えばリモコン権が複数ある場合には、
これら複数のリモコン権全てを何れかのリモートコント
ロール装置2に付与しているかどうかを判定し、全ての
リモコン権を付与していない場合にはリモコン権を付与
可能と判定する。
【0028】そして、全てのリモコン権がすでに他のリ
モートコントロール装置2に対して付与されているとき
には、リモコン権の付与は不可として、リモコン権の要
求元のリモートコントロール装置2に通知する。また、
このとき前記リモコン権管理情報に基づいてリモコン権
を保有しているリモートコントロール装置2を特定し、
特定したリモートコントロール装置2を識別する識別情
報を、リモコン権の付与の不可通知と共に要求元のリモ
ートコントロール装置2に通知する。
【0029】一方、リモコン権を付与可能であるときに
は、リモコン権の付与通知と共に、リモコン権の有効時
間であるリモコン権獲得時間を、要求元のリモートコン
トロール装置2に通知する。また、このリモートコント
ロール装置2をリモコン権管理情報にリモコン権を保有
するリモートコントロール装置として登録すると共に、
リモコン権を付与した時点からの経過時間の計測を開始
し、例えば予め設定したタイミングでこの経過時間をリ
モートコントロール装置2に送信すると共に、リモコン
権獲得時間が経過したとき、該当するリモートコントロ
ール装置2に対してリモコン権獲得時間のタイムアップ
と共にリモコン権の無効通知を行い、リモコン権管理情
報を更新して該当するリモートコントロール装置2を、
リモコン権を保有するリモートコントロール装置から削
除する。
【0030】また、リモコン権を付与し且つリモコン権
獲得時間内にあるリモートコントロール装置2からリモ
コン権の要求が行われたときには再度リモコン権を付与
しこの時点からの経過時間を新たに計測する。つまり、
リモコン権獲得時間の延長を行う。
【0031】また、リモコン権を保有するリモートコン
トロール装置2からリモコン権の譲渡先のリモートコン
トロール装置が通知され、その後所定時間以内に譲渡先
のリモートコントロール装置として通知されたリモート
コントロール装置からリモコン権の付与要求が行われた
ときには、譲渡通知を行ったリモートコントロール装置
2が保有するリモコン権を無効にして代わりに、譲渡先
として通知されたリモートコントロール装置2に付与
し、リモコン権管理情報を操作してリモコン権の譲渡を
行う。
【0032】一方、前記リモートコントロール装置2
は、前記操作対象機器1との間で無線通信を行うための
無線通信インタフェース部21、操作対象機器1からこ
の操作対象機器1を操作するためのアプリケーション情
報を入力してこれをダウンロード情報記憶部22に格納
すると共に、操作対象機器1に対してリモコン権の付与
要求を行うリモコン権獲得処理部23と、リモコン権獲
得処理部23で獲得したリモコン権が有効な間、ダウン
ロード情報記憶部22に格納したアプリケーション情報
にしたがって動作し、タッチパネル24に、前記操作対
象機器1を操作するための操作画面を表示すると共に、
この操作画面におけるユーザーのタッチパネル24の操
作情報に応じた操作コマンドを無線通信インタフェース
部21を介して送信する操作制御部25と、を備えてい
る。
【0033】前記無線通信インタフェース部21は、操
作対象機器1の無線通信インタフェース部11との間で
無線通信を行い、リモコン権獲得部23と操作対象機器
1との間での通信情報の授受を行うと共に、操作制御部
25から入力した操作コマンド及びリモコン権獲得処理
部23からのリモコン権獲得に関する指令信号を操作対
象機器1に送信する。また、操作対象機器1及びリモー
トコントロール装置2との間での通信が可能であるかど
うかを検出するための通信チェック用の機器探索信号を
自己を特定する識別情報を付加して例えば所定時間毎に
送信し、これに対する操作対象機器1からの応答を受信
したときには、操作対象機器1との通信可能範囲内にあ
るものとしてこれをリモコン権獲得処理部23に通知
し、応答を受信しないときには、通信可能範囲外にある
ものとしてこれをリモコン権獲得処理部23に通知す
る。
【0034】前記リモコン権獲得処理部23では、無線
通信インタフェース部21で操作対象機器1との通信可
能範囲内にあることを検出している間は操作制御部25
を介してタッチパネル24に、例えば操作可能な機器、
この場合操作対象機器1のアプリケーションアイコンを
表示すること等によって、操作対象機器1を制御可能な
状態であることを表示し、通信可能範囲外にあることを
検出している間は、アプリケーションアイコンを表示し
ないこと等によって、操作対象機器1を操作可能である
かどうかをユーザーに通知する。
【0035】また、タッチパネル24の画面において、
操作対象機器1の制御を指示する操作が行われたとき、
操作対象機器1を操作するために必要なアプリケーショ
ン情報をダウンロード情報記憶部22に保持していない
場合には、無線通信インタフェース部21を介して操作
対象機器1に対してアプリケーション情報のダウンロー
ド要求を行い、操作対象機器1から受信したアプリケー
ション情報をダウンロード情報記憶部22に格納する。
既にアプリケーション情報がダウンロード情報記憶部2
2に格納されている場合には、ダウンロード要求は行わ
ない。そして、ダウンロード記憶部22にアプリケーシ
ョン情報に格納されると続いて操作対象機器1にリモコ
ン権の付与要求を行い、操作対象機器1からリモコン権
の付与通知を受信した場合にはこれを操作制御部25に
通知する。また、操作対象機器1からの、リモコン権が
付与された時点からの経過時間を入力し、例えばこれと
リモコン権獲得時間とからリモコン権の有効残り時間を
計測し、これを操作制御部25を介してタッチパネル2
4に表示する。
【0036】一方、操作対象機器1からリモコン権の付
与不可通知が行われた場合には、リモコン権獲得処理部
23は、リモコン権を有するリモートコントロール装置
2に対してリモコン権の譲渡を要求するためのリモコン
権の譲渡交渉希望処理を実行する。また、他のリモート
コントロール装置2からリモコン権の譲渡要求が行われ
た場合には、リモコン権を譲渡するかどうかを設定する
ためのリモコン権の譲渡要求処理を実行し、リモコン権
を譲渡するときには、操作対象機器1に対してリモコン
権の譲渡先のリモートコントロール装置2と共にリモコ
ン権の譲渡を通知し、さらにリモコン権の無効としてこ
れを操作制御部25に通知する。
【0037】前記操作制御部25は、前記リモコン権獲
得処理部23から通知されるリモコン権が有効である状
態で、タッチパネル24の操作によってリモコン権の獲
得が指示されたときにはダウンロード情報記憶部22に
格納されているアプリケーション情報を読み出し、リモ
コン権が有効である間、アプリケーション情報に基づい
て操作対象機器1を操作制御するためのGUI画面等を
タッチパネル24に表示すると共に、タッチパネル24
でのユーザーの操作に応じた操作コマンドを通信インタ
フェース部21を介して操作対象機器1に送信する。ま
た、必要に応じて操作対象機器1に例えば温度湿度等の
現在の設定情報といった操作対象機器1固有の機器情報
等の送信要求を行い、操作対象機器1からこれら機器情
報を受信する。
【0038】また、操作制御部25は、リモコン権獲得
処理部23からの指示にしたがってリモコン権の譲渡交
渉を行うための処理を実行し、リモコン権獲得処理部2
3からリモコン権の譲渡交渉希望画面の表示が指示され
たときには、指定された譲渡交渉希望画面をタッチパネ
ル24に表示すると共に、タッチパネル24での操作に
応じた操作コマンドを無線通信インタフェース部21を
介して送信し、その応答を受信したときには応答結果を
タッチパネル24に表示すると共に結果をリモコン権獲
得処理部23に通知する。また、リモコン権獲得処理部
23からリモコン権の譲渡要求画面の表示が指示された
ときには指定された譲渡要求画面をタッチパネル24に
表示すると共に、タッチパネル24での操作に応じた操
作コマンドを無線通信インタフェース部21を介して送
信し、また、これをリモコン権獲得処理部23に通知す
る。
【0039】また、操作制御部25は、前記リモコン権
獲得処理部23からリモコン権獲得時間の経過によるリ
モコン権の無効が通知されたときには、リモコン権獲得
時間のタイムアップによるリモコン権無効等をタッチパ
ネル24に表示した後、操作対象機器1の操作処理プロ
グラムを終了する。また、リモコン権獲得処理部23か
ら、通信可能範囲外によるリモコン権の無効が通知され
たときには、通信可能範囲外によるリモコン権の無効等
をタッチパネル24にこれを表示した後、操作対象機器
1の操作処理プログラムを終了する。
【0040】図2は、操作対象機器1のリモコン権管理
部12におけるリモコン権管理処理の処理手順の一例を
示すフローチャートである。すなわち、操作対象機器1
では、リモートコントロール装置2からアプリケーショ
ン情報のダウンロード要求が行われたときには、ステッ
プS1からステップS2に移行し、リモコン権管理部1
2がダウンロード情報記憶部15からアプリケーション
情報を読み出しこれを無線通信インタフェース部11を
介してリモートコントロール装置2に送信する。そし
て、ステップS3に移行する。
【0041】一方、ダウンロード要求が行われない場合
には、そのままステップS3に移行し、リモートコント
ロール装置2からリモコン権の付与要求が行われたかど
うかを判定する。そして、リモコン権の付与要求が行わ
れない場合には後述のステップS8に移行し、リモコン
権の付与要求が行われた場合にはステップS4に移行す
る。
【0042】このステップS4では、既にこのリモート
コントロール装置2に対してリモコン権を付与している
かどうかを、リモコン権管理情報に基づいて判定する。
そして、リモコン権管理情報においてリモコン権を付与
したリモートコントロール装置としてリモコン権の付与
要求を行ったリモートコントロール装置2が登録されて
いなければ、リモコン権を付与していないと判定してス
テップS5に移行し、既に登録されている場合には後述
のステップS6に移行する。
【0043】前記ステップS5では、リモコン権管理情
報を参照し、リモコン権の付与要求を行ったリモートコ
ントロール装置2に対してリモコン権を付与することが
可能であるかどうかを判定する。そして、例えばリモコ
ン権を一台のリモートコントロール装置に対してのみ付
与できるように構成されているときには、何れのリモー
トコントロール装置2に対してもリモコン権が付与され
ていなければ、ステップS6に移行し、リモコン権の付
与要求を行ったリモートコントロール装置2に対して、
予め設定したリモコン権獲得時間と共にリモコン権の付
与通知を送信する。また、付与要求を行ったリモートコ
ントロール装置2に対してリモコン権を付与したことを
リモコン権管理情報に登録すると共に、リモコン権付与
後の経過時間の計測を開始する。また、既にリモコン権
が付与されたリモートコントロール装置2の場合には、
それまでの経過時間をリセットし、新たにこの時点から
の経過時間を計測を開始する。そして、ステップS8に
移行する。
【0044】一方、前記ステップS5で既にリモコン権
が他のリモートコントロール装置2に対して付与されて
いる場合には、リモコン権の付与は不可として、ステッ
プS7に移行し、リモコン権の付与要求を行ったリモー
トコントロール装置2に対してリモコン権の付与は不可
として通知すると共に、リモコン権管理情報から、リモ
コン権を保有しているリモートコントロール装置2を特
定し、特定したリモートコントロール装置2を識別する
ための識別情報を通知する。そして、ステップS8に移
行する。
【0045】このステップS8では、何れかのリモート
コントロール装置2から、リモコン権の譲渡先のリモー
トコントロール装置が通知されてリモコン権の譲渡要求
が行われたかどうかを判定し、リモコン権の譲渡要求が
行われないときには後述のステップS10に移行する。
一方、リモコン権の譲渡要求が行われたときには、ステ
ップS9に移行し、譲渡要求時点からの経過時間の計測
を開始する。そして、ステップS10に移行する。
【0046】ステップS10では、リモコン権の譲渡要
求と共に通知された譲渡先のリモートコントロール装置
からリモコン権の付与要求が行われたかどうかを判定
し、付与要求が行われたときにはステップS11に移行
して、リモコン権の受け渡しを行う。すなわち、リモコ
ン権管理情報において、譲渡要求を行ったリモートコン
トロール装置2に付与されていたリモコン権の保有元
を、譲渡先のリモートコントロール装置2に切り換え
る。この時点で、譲渡要求を行ったリモートコントロー
ル装置2はリモコン権を失い、譲渡先のリモートコント
ロール装置2はリモコン権2を獲得する。
【0047】そして、ステップS6に戻って、譲渡先の
リモートコントロール装置2に対してリモコン権獲得時
間の通知等を行う。
【0048】一方、ステップS10で、譲渡先のリモー
トコントロール装置2から付与要求が行われないときに
はステップS12に移行し、ステップS9でカウント開
始した譲渡要求時点からの経過時間が、予め設定した制
限時間内であるかどうかを判定し、制限時間内でないと
きにはステップS13に移行し、付与要求を行ったリモ
ートコントロール装置2のリモコン権を無効にすると共
に、譲渡先のリモートコントロール装置2にもリモコン
権を付与しない。そして、ステップS16に移行する。
【0049】一方、ステップS12で譲渡要求時点から
の経過時間が制限時間内であるときにはそのままステッ
プS16に移行する。
【0050】なお、前記制限時間は、例えば、譲渡先と
して通知されたリモートコントロール装置が、何らかの
理由で、リモコン権の付与要求を行わなくなったとみな
すことの可能な時間に設定される。
【0051】前記ステップS16では、無線通信インタ
フェース部11での通信チェックの結果、リモコン権を
保有するリモートコントロール装置2との通信が正常に
行われているかどうかを判定し、所定時間をあけずにリ
モコン権を保有するリモートコントロール装置2との通
信が行われているときにはステップS17に移行し、今
度は、ステップS6で計測を開始したリモコン権付与後
の経過時間がリモコン権獲得時間に達したかどうかを判
定する。そして、リモコン権獲得時間が経過していない
場合にはそのままステップS1に戻る。前記ステップS
17で、リモコン権を保有するリモートコントロール装
置2との通信が所定時間継続して行われないときには、
ステップS18に移行してリモコン権獲得時間がタイム
アップしたことをリモコン権の保有先のリモートコント
ロール装置2に対して送信した後、ステップS19に移
行する。
【0052】一方、前記ステップS16で、所定時間継
続してリモコン権を保有するリモートコントロール装置
2との通信が行われないときには、リモコン権を保有す
るリモートコントロール装置2が操作対象機器1との通
信可能範囲外に移動したと判定し、ステップS19に移
行する。
【0053】このステップS19では、リモートコント
ロール装置2へのリモコン権を無効にし、リモコン権管
理情報を更新する。そしてステップS1に戻る。
【0054】図3は、リモートコントロール装置2のリ
モコン権獲得処理部23のリモコン権獲得処理の処理手
順の一例を示すフローチャートである。
【0055】すなわち、まず、ステップS21で操作制
御部25から、ユーザーによってリモコン権の獲得操作
が行われたことが通知されたかどうかを判定し、リモコ
ン権の獲得操作が行われないときには後述のステップS
35に移行し、リモコン権の獲得操作が行われたときに
はステップS22に移行してダウンロード情報記憶部2
2にアプリケーション情報が格納されているかどうかを
判定する。この判定は例えばアプリケーション情報をダ
ウンロードする際にフラグをたてること等によって判定
する。
【0056】そして、アプリケーション情報がダウンロ
ードされていないときにはステップS23に移行し、操
作対象機器1に対してアプリケーション情報のダウンロ
ード要求を行い、操作対象機器1からダウンロード情報
を受信したならば、これをダウンロード情報記憶部22
に格納する。そして、ステップS24に移行する。
【0057】一方、ステップS22でアプリケーション
情報が既にダウンロード情報格納部22に格納されてい
る場合には、そのままステップS24に移行する。
【0058】このステップS24では、操作対象機器1
に対してリモコン権の付与要求を行い、これに対する操
作対象機器1からの応答を受信する。その結果リモコン
権を獲得することができたならばステップS25からス
テップS26に移行して、操作制御部25にリモコン権
獲得を通知した後、ステップS35に移行する。
【0059】一方、前記ステップS25で、リモコン権
を獲得できない場合にはステップS31に移行し、リモ
コン権を保有するリモートコントロール装置2に対して
リモコン権の譲渡を要求するため譲渡交渉希望処理を行
う。例えば、操作制御部25を制御してタッチパネル2
4に譲渡交渉希望画面を表示させ、リモコン権の譲渡要
求を行うかどうかをユーザーに問い合わせる。そして、
譲渡交渉希望画面においてリモコン権の譲渡交渉が指示
されたならば、操作対象機器1からのリモコン権の付与
要求に対する応答として付与不可通知が行われたときに
これと共に通知された、現在リモコン権を保有している
リモートコントロール装置2宛に、リモコン権の譲渡交
渉希望を送信する。そして、この譲渡交渉希望に対する
応答を受信しこれを譲渡交渉希望画面に表示し、ステッ
プS32に移行する。また、リモコン権の譲渡交渉が指
示されない場合にはそのままステップS32に移行す
る。
【0060】ステップS32では、譲渡交渉の結果リモ
コン権の譲渡が成立した場合にはステップS21に戻
り、譲渡交渉の結果交渉成立が表示された譲渡交渉希望
画面においてユーザーがリモコン権の獲得要求操作を再
度行うと、ステップS21からステップS22に移行し
て上記と同様にしてリモコン権の獲得処理を行う。
【0061】一方、ステップS32でリモコン権の譲渡
交渉が行われないときまた譲渡交渉が行われたか譲渡が
成立しなかったときには、ステップS35に移行し、今
度は他のリモートコントロール装置2から自己が保有す
るリモコン権の譲渡要求が行われたかどうかを判定す
る。そして、リモコン権の譲渡要求が行われたときには
ステップS36に移行し、リモコン権の譲渡要求処理を
実行する。例えば、操作制御部25を制御してタッチパ
ネル24に譲渡要求画面を表示させ、リモコン権を譲渡
するかどうかをユーザーに問い合わせ、譲渡要求画面に
おいてリモコン権を譲渡する或いは譲渡しないの指示が
行わると、これを譲渡要求元のリモートコントロール装
置2に返信する。
【0062】次いで、ステップS37に移行し、ユーザ
ーによってリモコン権の譲渡指示が行われたかどうかを
判定し 譲渡指示が行われたときには、ステップS38
に移行し、操作対象機器1に対して、リモコン権の譲渡
要求を行ったリモートコントロール装置2を特定する識
別情報を譲渡先としてリモコン権を譲渡することを通知
し、また、操作制御部25に対してリモコン権の無効を
通知する。そして、ステップS41に移行する。
【0063】また、前記ステップS35でリモコン権の
譲渡要求が行われないときにはそのままステップS41
に移行する。
【0064】このステップS41では、操作対象機器1
からリモコン権獲得時間が経過したことが通知されかど
うかを判定し、リモコン権獲得時間が経過しているとき
には、ステップS42に移行し、操作制御部25に対し
てリモコン権獲得時間が経過したためリモコン権が無効
であることを通知した後、ステップS43に移行する。
【0065】前記ステップS41で操作対象機器1から
リモコン権獲得時間が経過したことが通知されないとき
にはそのままステップS43に移行する。このステップ
S43では、無線通信インタフェース部21での通信チ
ェックの結果、操作対象機器1と通信が正常に行われて
いるかどうかを判定し、操作対象機器1との通信が所定
時間をあけずに行われているときには通信チェックの結
果は正常であると判定してそのままステップS21に戻
る。一方、操作対象機器1との通信が所定時間行われな
い場合には、ステップS44に移行し、操作制御部25
に対して操作対象機器1が通信可能範囲外でありリモコ
ン権が無効であることを通知した後、ステップS21に
戻る。
【0066】ここで、図2のうち、ステップS6,S1
1,S13,S19の処理において、リモコン権の付与
状態に応じてリモコン権管理情報を更新する処理がリモ
コン権管理手段に対応し、その他の処理がリモコン権付
与手段に対応している。
【0067】次に、上記実施の形態の動作を、図4〜図
7に示す操作対象機器1及びリモートコントロール装置
2間での授受データのタイミングチャートに基づいて説
明する。
【0068】今、リモートコントロール装置2Aによっ
て操作対象機器1を操作するものとする。リモートコン
トロール装置2Aは操作対象機器1に例えば機器探索信
号を送信しその応答として操作対象機器1の機器コード
を受信すること等によって、操作対象機器と通信チェッ
クを行っており(図4t1 )、リモートコントロール装
置2Aが操作対象機器1との通信可能範囲内に入り、通
信チェックが成立したときに、リモートコントロール装
置2Aのタッチパネル24に操作対象機器1のアプリケ
ーションアイコンが表示される。
【0069】そして、ユーザーがタッチパネル24を操
作し、操作対象機器1のアプリケーションアイコンを操
作してリモコン権の付与要求を行うと、リモートコント
ロール装置2のリモコン権獲得処理部23では、図3の
ステップS21からステップS22に移行し、このと
き、操作対象機器1に対するアプリケーション情報がダ
ウンロードされていない場合には、ステップS23に移
行して、操作対象機器1に対してダウンロード要求を行
う(図4t2 )。
【0070】操作対象機器1では、ダウンロード要求を
入力すると、図2のステップS1からステップS2に移
行し、ダウンロード情報記憶部15に格納されているア
プリケーション情報を読み出しこれを無線通信インタフ
ェース部11を介して送信する。
【0071】リモートコントロール装置2Aでは、アプ
リケーション情報を受信すると、これをダウンロード情
報記憶部22に格納する。そして、図3のステップS2
4に移行して、操作対象機器1に対してリモコン権の付
与要求を行う(図4t3 )。
【0072】操作対象機器1では、リモコン権の付与要
求を受信すると図2のステップS3からステップS4に
移行し、リモコン権管理情報を検索してリモートコント
ロール装置2Aに対してリモコン権を付与しているか否
かを判定し、リモコン権を付与していないからステップ
S5に移行し、リモコン権管理情報を参照して、リモコ
ン権を付与可能であるかどうかを判定する。このとき、
操作対象機器1が何れのリモートコントロール装置2に
対してもリモコン権を付与していないとすると、ステッ
プS6に移行し、リモートコントロール装置2Aに対し
て予め設定したリモコン権獲得時間を付加してリモコン
権を付与することを通知する。そして、この時点からの
経過時間の計測を開始する。また、リモコン権管理情報
として、リモートコントロール装置2Aにリモコン権を
付与したことを登録する。
【0073】これを受けて、リモートコントロール装置
2Aでは、リモコン権を獲得したから、図3のステップ
S25からステップS26に移行し、操作制御部25に
対してリモコン権の獲得を通知し、操作対象機器1の操
作処理プログラムの起動を指示する。
【0074】これによって、操作制御部25では、ダウ
ンロード情報記憶部22に格納されている操作対象機器
1のアプリケーション情報に基づいて操作対象機器1を
操作するためのGUI画面をタッチパネル24に表示
し、ユーザーによって、タッチパネル24が操作された
ときにはこれに対応する操作コマンドを無線通信インタ
フェース部21を介して送信する。
【0075】操作対象機器1では、これを無線通信イン
タフェース部11で受信して作動制御部14に出力す
る。これによって、操作コマンドに応じて被制御部13
が制御されて、リモートコントロール装置2Aでのユー
ザーの操作に応じた制御が行われる(図4t4 )。
【0076】一方、図5に示すように、時点t11でリモ
ートコントロール装置2Aから操作対象機器1のリモコ
ン権の付与要求を行ったときに、例えばリモートコント
ロール装置2Bが既に操作対象機器1のリモコン権を獲
得している場合には、操作対象機器1では、図2のステ
ップS5でリモコン権管理情報を参照したときにリモコ
ン権がリモートコントロール装置2Bに付与されている
ことから、ステップS7に移行して、リモコン権の付与
不可としてリモートコントロール装置2Aに送信する。
【0077】したがってリモートコントロール装置2A
では、リモコン権を獲得できなかったことから、図3の
ステップS25からステップS31に移行し、リモコン
権の譲渡交渉希望処理を行い、タッチパネル24にリモ
コン権の譲渡交渉希望画面を表示し、この画面において
ユーザーがリモコン権の譲渡交渉希望を指示しなけれ
ば、ステップS32からステップS35に移行し、リモ
コン権の譲渡交渉は行われず、リモコン権は無効のまま
である。したがって、操作制御部25では、操作対象機
器1を操作するための操作処理プログラムは起動しない
から、操作対象機器1の操作を行うことはできない。
【0078】また、例えば、図6に示すように、リモー
トコントロール装置2Bがリモコン権の付与要求を行っ
てリモコン権を獲得し(図6t21)、操作対象機器1を
リモートコントロール装置2Bが操作している状態から
(図6t22)、リモートコントロール装置2Aが操作対
象機器1に対してリモコン権の付与要求を行うと(図6
23)、操作対象機器1では、リモコン権を既にリモー
トコントロール装置2Bに付与していることからリモー
トコントロール装置2Aに対してリモコン権の付与不可
通知を行う。
【0079】リモートコントロール装置2Aでは、リモ
コン権を獲得できないことから図3のステップS25か
らステップS31に移行し、リモコン権の譲渡交渉希望
画面を表示し、リモコン権を保有しているリモートコン
トロール装置2Bをユーザーに通知する。
【0080】譲渡交渉希望画面においてユーザーがリモ
コン権の譲渡希望として操作を行うと、リモコン権獲得
処理部23では、リモコン権を保有しているリモートコ
ントロール装置2B宛にリモコン権の譲渡希望要求を送
信する(図6t24)。
【0081】これを受けて、リモートコントロール装置
2Bでは、譲渡要求が行われたことから、図3のステッ
プS35からステップS36に移行して譲渡要求画面を
タッチパネル24に表示し、ユーザーはリモコン権を譲
渡してもよいならば、リモコン権の譲渡を指示する操作
を行い、これがリモートコントロール装置2A宛に送信
される。
【0082】そして、リモートコントロール装置2Bで
は、リモコン権を譲渡することから、図3のステップS
37からステップS38に移行し、操作対象機器1に対
して、リモートコントロール装置2Aへのリモコン権の
譲渡通知を行い(図6t25)、リモコン権の無効を操作
制御部25に通知する。
【0083】これを受けて、操作制御部25では、例え
ば、タッチパネル24にリモコン権の譲渡による操作対
象機器1に対する操作処理プログラムの終了を表示した
後、操作処理プログラムを終了する。
【0084】また、操作処理機器1では、リモコン権の
譲渡通知が行われたことから、図2のステップS8から
ステップS9に移行してリモコン権譲渡後の経過時間の
計測を開始した後ステップS10に移行し、リモコン権
譲渡後の経過時間が制限時間を経過していない間は、譲
渡先として通知されたリモートコントロール装置2Aか
らのリモコン権の付与要求を待つ。
【0085】一方、リモートコントロール装置2Aで
は、リモートコントロール装置2Bから譲渡を行う旨の
通知をうけたことから、図3のステップS32からステ
ップS21に移行し、ユーザーがリモコン権の付与要求
操作を行うと、再度、操作対象機器1に対してリモコン
権の付与要求を行う(図6t26)。
【0086】これを受けて、操作対象機器1では、図2
のステップS10からステップS11に移行し、リモコ
ン権管理情報を操作して、リモートコントロール装置2
Bのリモコン権を無効にし代わりにリモートコントロー
ル装置2Aにリモコン権を付与する。そしてステップS
6に移行して、リモートコントロール装置2Aにリモコ
ン権獲得時間を送信してリモコン権を付与する。
【0087】これによって、リモートコントロール装置
2Bが保有していたリモコン権がリモートコントロール
装置2Aに譲渡され、リモートコントロール装置2Bで
は操作対象機器1を操作することはできなくなり、逆に
リモートコントロール装置2Aでは操作対象機器1の操
作が可能となる。
【0088】このとき、例えば、リモートコントロール
装置2Aと2Bとの間での譲渡交渉中に都合が悪くなっ
たこと等によって、譲渡交渉が成立しても、リモートコ
ントロール装置2Aにおいてユーザーがリモコン権の付
与要求を行わなかった場合には、リモートコントロール
装置2Bが操作対象機器1に対してリモコン権の譲渡を
通知した時点から制限時間が経過しても、リモートコン
トロール装置2Aから操作対象機器1に対してリモコン
権の付与要求が送信されないことから、操作対象機器1
では、リモコン権の譲渡が通知された時点から制限時間
が経過した時点で、図2のステップS12からステップ
S13に移行し、リモートコントロール装置2Bのリモ
コン権を無効にし、且つリモートコントロール装置2A
にもリモコン権を付与しない。したがって、リモコン権
の譲渡が成立したものの、何らかの理由によって、リモ
コン権の付与要求を行わないリモートコントロール装置
2A用として、リモコン権が確保されることが回避され
る。
【0089】また、例えば、リモートコントロール装置
2Aがリモコン権を獲得し操作対象機器1を操作してい
る状態で(図7t31)、操作対象機器1から通知される
リモートコントロール装置2Aに対するリモコン権の残
り時間が短くなった場合には、ユーザーは再度、リモコ
ン権の付与要求操作を行う(図7t32)。
【0090】これによって、リモートコントロール装置
2Aからリモコン権の付与要求が操作対象機器1に送信
され、操作対象機器1では、リモコン権の付与要求が行
われたから図2のステップS3からステップS4に移行
してリモートコントロール装置2Aに対してリモコン権
が付与されているかどうかリモコン権管理情報を検索す
る。この場合、既に付与されているから、ステップS4
からステップS6に移行し、リモコン権獲得時間をリモ
ートコントロール装置2Aに対して通知すると共に、リ
モートコントロール装置2Aに対するリモコン権付与後
の経過時間の計測を新たに開始する。
【0091】これによって、リモートコントロール装置
2Aに対するリモコン権の獲得時間が延長されたことに
なる。
【0092】そして、この状態から、リモコン権付与
後、リモコン権の延長操作を行わなければ、図7の時点
33で、リモコン権獲得時間が経過した時点で、操作対
象機器1が、図2のステップS17の処理でこれを検出
し、ステップS18に移行してリモコン権獲得時間が経
過したことをリモートコントロール装置2Aに通知し、
ステップS19に移行してリモートコントロール装置2
Aに対するリモコン権を無効にする。
【0093】一方、リモートコントロール装置2Aで
は、リモコン権獲得時間が経過したことが通知されるこ
とから図3のステップS41からステップS42に移行
し、操作制御部25に対してリモコン権獲得時間が経過
しリモコン権が無効となったことを通知する。これによ
って、タッチパネル24にリモコン権獲得時間が経過し
たことが表示され、操作対象機器1に対する操作処理プ
ログラムを終了する。これによって、リモートコントロ
ール装置2Aは操作対象機器1の操作を行うことができ
なくなる。またユーザーはリモコン権獲得時間が経過し
たことによってリモコン権が無効となったことを認識す
ることができる。
【0094】また、例えば、リモートコントロール装置
2Aが操作対象機器1との通信可能範囲外に移動した場
合には、それぞれの無線通信インタフェース部11,2
1における通信チェックによって、通信ができなくなっ
たことを検出するから、操作対象機器1では、図2のス
テップS16からステップS19に移行してリモートコ
ントロール装置2Aのリモコン権を無効にし、また、リ
モートコントロール装置2Aでは、図3のステップS4
3からステップS44に移行して、操作制御部25に対
して、操作対象機器1との通信可能範囲外となりリモコ
ン権が無効となったことを通知する。これによって、タ
ッチパネル24に通信可能範囲外となったことが表示さ
れ、操作対象機器1に対する操作処理プログラムを終了
する。
【0095】したがって、通信可能範囲外となったリモ
ートコントロール装置2Aに対して、リモコン権が付与
された状態となることが回避される。
【0096】このように、操作対象機器1が、リモコン
権を付与するリモートコントロール装置2を制限してい
るから、例えば一つのリモートコントロール装置2に対
してのみリモコン権を付与するようにすれば、操作制御
中の操作対象機器に対して他のリモートコントロール装
置が、割り込み操作を行うことによって操作対象機器1
が意図しない動作をすることを回避することができる。
また、操作対象機器1を操作可能なリモートコントロー
ル装置2が制限されるため、操作対象機器1が不安定な
動作をすることを回避することができる。
【0097】また、このとき、予め設定したリモコン権
獲得時間が経過した時点で、リモコン権を保有するリモ
ートコントロール装置2に対するリモコン権を無効とす
るようにしたから、数に制限のあるリモコン権を特定の
リモートコントロール装置2が確保してしまうことを回
避することができる。
【0098】また、リモコン権を必要とするときにリモ
ートコントロール装置2からリモコン権の付与要求を行
ってリモコン権を得るようにしているから、リモコン権
を必要としないリモートコントロール装置2がリモコン
権を保有することが回避される。
【0099】また、リモコン権の付与要求の結果、リモ
コン権を獲得できない場合であっても、現在リモコン権
を保有しているリモートコントロール装置が通知される
から、このリモコン権を保有するリモートコントロール
装置2との間でリモコン権の譲渡交渉を行うことによっ
て、リモコン権を獲得することができる。また、例え
ば、リモコン権を保有しているリモートコントロール装
置を操作するユーザーがリモートコントロール装置から
離れているような場合であっても、リモコン権の付与要
求元のユーザーは、どのリモートコントロール装置にリ
モコン権が付与されているかを認識できるから、例えば
リモコン権を保有しているリモートコントロール装置を
特定しこれを操作することによって容易にリモコン権を
放棄させることができる。
【0100】また、リモートコントロール装置2では、
操作対象機器1の制御用のアプリケーション情報を操作
対象機器1から受信するようにしているから、操作する
必要のある操作対象機器1のアプリケーション情報のみ
を保有することになって、不必要なアプリケーション情
報を保有する必要はない。
【0101】なお、上記実施の形態においては、一つの
リモートコントロール装置2に対してのみリモコン権を
付与するようにした場合について説明したが、複数のリ
モートコントロール装置2に対してリモコン権を付与す
るようにすることも可能であり、要は、操作対象機器1
での動作が不安定とならないように、操作対象機器1に
対するリモートコントロール装置2からの操作頻度等に
応じてリモコン数を設定するようにすればよい。
【0102】また、このように複数のリモートコントロ
ール装置2に対してリモコン権を付与した場合には、操
作対象機器1に対して複数のリモートコントロール装置
2から操作コマンドが送信される場合があるが、この場
合には、例えば、操作対象機器1では受信した操作コマ
ンドに対して受信した順に処理を行うようにしてもよ
く、また、操作コマンドに対する処理中に新たに別のリ
モートコントロール装置2からの操作コマンドを受信し
た場合には、エラー通知を行うようにしてもよい。
【0103】また、上記実施の形態において、予め各リ
モートコントロール装置2について優先順位を設定して
き、リモコン権を何れかのリモートコントロール装置例
えば2Aに対して付与している状態で、これよりも優先
順位の高いリモートコントロール装置例えば2Bからリ
モコン権の付与要求が行われた場合には、操作対象機器
1からリモートコントロール装置2Aに対して優先順位
の高いリモートコントロール装置2Bにリモコン権を譲
渡する旨の通知を行ってリモコン権を無効にし、代わり
に、優先順位の高いリモートコントロール装置2Bにリ
モコン権を付与するようにしてもよい。
【0104】また、上記実施の形態においては、一つの
操作対象機器1と二つのリモートコントロール装置2と
から構成されるリモートコントロールシステム100に
ついて説明したが、これに限るものではなく、複数の操
作対象機器1と複数のリモートコントロール装置2とか
ら構成されるリモートコントロールシステム100に適
用することもできる。この場合、リモートコントロール
装置2のダウンロード情報記憶部22に、複数の操作対
象機器1を操作するためのアプリケーション情報をダウ
ンロードしておけば、リモートコントロール装置2をい
わゆる多機能リモコンとして動作させることができる。
【0105】また、上記実施の形態においては、リモコ
ン権を獲得したリモートコントロール装置2のみが操作
コマンドを操作対象機器1に対して送信できるようにし
た場合について説明したが、これに限らず、例えば、操
作対象機器1側でリモコン権を獲得したリモートコント
ロール装置2からの操作コマンドのみを選択し、これに
対して処理を行うようにしてもよい。
【0106】また、上記実施の形態においては、リモー
トコントロール装置2は、操作対象機器1の操作用のリ
モートコントロール装置に適用した場合について説明し
たが、これに限るものではなく、例えば、パーソナルコ
ンピュータ或いは形態情報端末装置等にリモートコント
ロール機能を実装したものであってもよく、要は、リモ
ートコントロール機能を備えた装置であれば適用するこ
とができる。
【0107】また、上記実施の形態においては、リモー
トコントロール装置2に付与したリモコン権を、リモコ
ン権獲得時間が経過した時点で無効とするようにした場
合について説明したが、これに限らず、リモートコント
ロール装置2が操作対象機器1との通信可能範囲外とな
った時点で、無効とするようにしてもよく、また、リモ
ートコントロール装置2でリモコン権の放棄を指示する
操作が行われたときに、リモートコントロール装置2か
ら操作対象機器1に対してこれを通知することによっ
て、リモコン権を放棄するようにしてもよく、また、こ
れらを組み合わせてもよい。
【0108】また、上記実施の形態においては、操作対
象機器1のアプリケーション情報を操作対象機器1から
リモートコントロール装置2にダウンロードするように
した場合について説明したが、これに限らず、予め操作
対象機器1のアプリケーション情報をリモートコントロ
ール装置2に格納しておくようにした場合であっても適
用することができ、また、複数の操作対象機器1のアプ
リケーション情報が格納された多機能リモコンであって
も適用することができ、また一つの操作対象機器1のア
プリケーション情報が格納された単機能リモコンであっ
ても適用することができる。要は、複数のリモートコン
トロール装置によって一つの操作対象機器1を操作可能
なリモートコントロールシステムであれば適用すること
ができる。
【0109】また、上記実施の形態においては、操作対
象機器1ではリモコン権の付与要求が行われたとき、リ
モコン権を付与できない場合には、リモコン権の要求元
のリモートコントロール装置例えば2Aに対してリモコ
ン権を保有するリモートコントロール装置例えば2Bを
通知し、リモートコントロール装置2A及び2Bにおい
てユーザーが操作することによって、リモコン権の譲渡
交渉を行うようにした場合について説明したが、これに
限るものではなく、例えば、リモートコントロール装置
2A及び2Bのユーザーが口頭で交渉し、リモコン権を
保有するリモートコントロール装置2Bから譲渡先のリ
モートコントロール装置2Aを入力してこれを操作対象
機器1に通知することによって、リモコン権の譲渡を行
うようにしてもよい。また、例えば、リモコン権を確保
できなかったリモートコントロール装置2Aがリモコン
権を保有するリモートコントロール装置2Bに対してリ
モコン権をかけた勝負要求を行い、リモートコントロー
ル装置2Bがこれに応じたならば、両者の間で対戦ゲー
ム等の勝負を行うようにし、その勝者をリモコン権の譲
渡先として通知すること等によって、リモコン権を付与
するようにしてもよい。
【0110】また、上記実施の形態においては、無線通
信インタフェース処理部11及び21として、近距離無
線通信可能なインタフェースを用い、リモートコントロ
ール装置2が操作対象機器1との通信可能範囲内にある
かどうかを検出するようにした場合について説明した
が、これに限るものではなく、例えば赤外線通信等を適
用することもできる。赤外線通信の場合には指向性があ
るため、通信チェックを行うタイミングに制限が生じる
が、この場合には、例えば操作対象機器1を操作する前
に通信チェックを行うようにし、その結果通信可能であ
るときに、この操作対象機器1に対応するアプリケーシ
ョンアイコンを表示するようにすればよい。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係るリモートコントロールシステムによれば、操作対
象機器が操作権の付与要求が行われたリモートコントロ
ール装置を付与し、操作権を付与したリモートコントロ
ール装置からの操作要求に対してのみ処理を行うように
したから、複数のリモートコントロール装置により操作
されることによって、操作対象機器がユーザーの意図し
ない動作を行うことを回避しその動作が不安定となるこ
とを回避することができる。
【0112】また、請求項2に係るリモートコントロー
ルシステムによれば、操作権を付与されたリモートコン
トロール装置が長時間操作権を占有することを回避する
ことができる。
【0113】また、請求項3に係るリモートコントロー
ルシステムによれば、操作対象機器と通信不可能とな
り、操作対象機器を操作することのできないリモートコ
ントロール装置が操作権を保有することを回避すること
ができる。
【0114】また、請求項4に係るリモートコントロー
ルシステムによれば、操作権を獲得できなかった操作権
の付与要求元のリモートコントロール装置では、操作権
を保有しているリモートコントロール装置を認識するこ
とができるから、例えば、これらリモートコントロール
装置のユーザー間でリモコン権の譲渡交渉を行って操作
権を放棄してもらうこと等によって放棄した操作権を獲
得することができる。
【0115】また、請求項5に係るリモートコントロー
ルシステムによれば、リモートコントロール装置間で通
信を行うことができるから、例えば、操作権の付与要求
を行って操作権を獲得できず操作権を保有しているリモ
ートコントロール装置が通知された場合には、このリモ
ートコントロール装置との間で通信を行うことによって
操作権を容易に返却してもらうことができる。
【0116】また、請求項6に係るリモートコントロー
ルシステムによれば、あるリモートコントロール装置が
保有する操作権を、このリモートコントロール装置が通
知した譲渡先のリモートコントロール装置に容易に譲渡
させることができる。
【0117】また、請求項7に係るリモートコントロー
ルシステムによれば、操作対象機器を操作可能な範囲に
あるかどうかを検出するから、この検出結果をユーザー
に通知することによって、ユーザーは操作対象機器を操
作可能であるかどうかを容易に認識することができる。
【0118】さらに、請求項8に係るリモートコントロ
ールシステムによれば、リモートコントロール装置は、
操作対象機器からこの操作対象機器を操作するための機
器操作情報を受信するようにしたから、リモートコント
ロール装置が必要とする機器操作情報のみを保持させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したリモートコントロールシステ
ムの一例を示す概略構成図である。
【図2】図1の操作対象機器1におけるリモコン権管理
処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図3】図1のリモートコントロール装置2におけるリ
モコン権獲得処理の処理手順の一例を示すフローチャー
トである。
【図4】本発明の動作説明に供するシーケンス図であ
る。
【図5】本発明の動作説明に供するシーケンス図であ
る。
【図6】本発明の動作説明に供するシーケンス図であ
る。
【図7】本発明の動作説明に供するシーケンス図であ
る。
【符号の説明】
1 操作対象機器 11 無線通信インタフェース部 12 リモコン権管理部 13 被制御部 14 作動制御部 15 ダウンロード情報記憶部 2,2A,2B リモートコントロール装置 21 無線通信インタフェース部 22 ダウンロード情報記憶部 23 リモコン権獲得処理部 24 タッチパネル 25 操作制御部 100 リモートコントロールシステム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 無藤 和彦 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 3L061 BB01 5C056 AA01 BA01 BA08 BA10 CA08 CA10 CA11 CA19 EA05 EA09 5K048 AA04 BA01 CA08 DA03 DC01 EA11 EB02 EB03 FB15 FC01 HA01 HA02 HA05 HA07 HA23

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作対象機器と、当該操作対象機器を操
    作可能な複数のリモートコントロール装置とを備えたリ
    モートコントロールシステムにおいて、 前記操作対象機器は、当該操作対象機器を操作する操作
    権を付与したリモートコントロール装置を管理する操作
    権管理手段と、 前記リモートコントロール装置から前記操作権の付与要
    求が行われたとき、前記操作権管理手段の管理情報に基
    づいて前記操作権を付与可能であると判定される場合に
    前記リモートコントロール装置に前記操作権を付与する
    操作権付与手段と、を備え、 前記リモートコントロール装置は、前記操作対象機器を
    操作するときには前記操作対象機器に対して前記操作権
    の付与要求を行って前記操作権を獲得し、 前記操作対象機器は、前記操作権を付与したリモートコ
    ントロール装置からの操作要求に対してのみ処理を行う
    ようになっていることを特徴とするリモートコントロー
    ルシステム。
  2. 【請求項2】 前記操作権付与手段は、前記操作権を前
    記リモートコントロール装置に付与した後、所定時間経
    過した時点で付与した操作権を無効にするようになって
    いることを特徴とする請求項1記載のリモートコントロ
    ールシステム。
  3. 【請求項3】 前記操作権付与手段は、前記操作権を前
    記リモートコントロール装置に付与した後、前記リモー
    トコントロール装置と通信不可となった時点で付与した
    操作権を無効にするようになっていることを特徴とする
    請求項1又は2記載のリモートコントロールシステム。
  4. 【請求項4】 前記操作権付与手段は、前記操作権管理
    手段の管理情報に基づいて操作権の付与が不可であると
    判定されるときには、操作権を保有するリモートコント
    ロール装置を前記操作権の付与要求元のリモートコント
    ロール装置に通知するようになっていることを特徴とす
    る請求項1乃至3の何れかに記載のリモートコントロー
    ルシステム。
  5. 【請求項5】 前記リモートコントロール装置は、他の
    リモートコントロール装置と通信可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のリモ
    ートコントロールシステム。
  6. 【請求項6】 前記操作権付与手段は、操作権を保有す
    るリモートコントロール装置から当該リモートコントロ
    ール装置が保有する操作権の譲渡先のリモートコントロ
    ール装置が通知されたとき、前記操作権を保有するリモ
    ートコントロール装置に付与した操作権を、当該リモー
    トコントロール装置に代えて、通知された前記譲渡先の
    リモートコントロール装置に付与するようになっている
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のリモ
    ートコントロールシステム。
  7. 【請求項7】 前記リモートコントロール装置は、前記
    操作対象機器と通信チェックを行い、前記操作対象機器
    を操作可能な範囲にあるかどうかを検出するようになっ
    ていることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載
    のリモートコントロールシステム。
  8. 【請求項8】 前記リモートコントロール装置は、前記
    操作対象機器から当該操作対象機器を操作するために必
    要な機器操作情報を受信するようになっていることを特
    徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のリモートコン
    トロールシステム。
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