JP2002111366A - 電流分布制御型パッチアンテナ - Google Patents

電流分布制御型パッチアンテナ

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JP2002111366A
JP2002111366A JP2000301373A JP2000301373A JP2002111366A JP 2002111366 A JP2002111366 A JP 2002111366A JP 2000301373 A JP2000301373 A JP 2000301373A JP 2000301373 A JP2000301373 A JP 2000301373A JP 2002111366 A JP2002111366 A JP 2002111366A
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JP2000301373A
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Hiroshi Nakano
洋 中野
Yasutaka Hirachi
康剛 平地
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Fujitsu Quantum Devices Ltd
Original Assignee
Fujitsu Quantum Devices Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/40Radiating elements coated with or embedded in protective material
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/0407Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna

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  • Waveguide Aerials (AREA)
  • Aerials With Secondary Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】より簡単な構成で利得を向上させる。 【解決手段】パッチアンテナ10Aのパッチ電極17側
に、パッチ電極17と0.1λ0〜2λ0離間して、厚さ
0.1λ〜2λの誘電体基板27が対向配置されてお
り、ここにλ0及びλはそれぞれ放射電波の自由空間波
長及び誘電体内での波長である。誘電体基板27は、中
央部より外側を誘電率が低くなるようにしてもよい。通
信モジュールにこのアンテナを組み込む場合、誘電体基
板27を通信モジュールの蓋に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電流分布制御型パ
ッチアンテナに係り、特に30〜300GHzのミリ波
周波数領域及びミリ波に近いマイクロ波領域に適する電
流分布制御型パッチアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】パッチアンテナは、薄型かつ小型である
ため、ミリ波無線通信で用いられている。なお、本明細
書でパッチアンテナとは、高周波電力が給電されて電波
を放射するパッチ電極と、該パッチ電極と離間して配置
されたグランドプレーンとを有するものを言い、一般に
はパッチ電極及びグランドプレーンが誘電体の対向面に
形成されている。ミリ波ではパッチアンテナが低利得で
あるため、アレイ化や誘電体レンズによる利得の向上が
図られている。
【0003】しかしながら、アレイアンテナは、誘電体
基板上に複数のパッチ電極を配列し、各パッチ電極に対
し位相及び電力を制御して給電する必要があり、かつ、
ミリ波では電送ロスが比較的大きいマイクロストリップ
ラインで分配給電する必要があるので、設計と実際とを
一致させるのが困難である。また、電送ロスの少ない誘
電体材料を選ぶとアンテナが高価になる。さらに、波長
λに対しパッチ電極間を0.5〜1λ以上離間させる必
要がるので、アレイアンテナの面積が広くなる。
【0004】また、誘電体レンズによりパッチアンテナ
の利得を向上させるためには、パッチアンテナの開口角
よりも大きなレンズを必要とし、一方、パッチアンテナ
の開口角が一般に広いため、大きなレンズが必要とな
る。さらに、高効率のアンテナを得るためにはパッチア
ンテナと誘電体レンズとの位置合わせ精度を高くしなけ
ればならず、高度な実装技術と検査技術とが必要になる
ので、コスト高になる。
【0005】パッチアンテナを用いてこのような問題を
解決するために、特公平6−809715号公報には図
10に示すようなアンテナが開示されている。
【0006】パッチアンテナ10は、反射板11と誘電
体ブロック12との間に配置され、反射板11と離間し
ている。反射板11と誘電体ブロック12との間にはス
ペーサ13が配置され、パッチアンテナ10のパッチ電
極にはマイクロストリップライン14が接続されてい
る。
【0007】この公報には、パッチアンテナ10から放
射された電波を反射板11と誘電体ブロック12との間
で多重反射させ誘電体ブロック12を透過した電波の位
相面を揃えることにより指向性を向上させ、さらに誘電
体ブロック12内で電波を共振させることにより、利得
を高めることが可能であることが記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
のアンテナではパッチアンテナ10に誘電体ブロック1
2のみならず反射板11も追加しなければならず、ま
た、上記位相面を合わせるためにパッチアンテナ10と
誘電体ブロック12との間隔及び誘電体ブロック12の
厚みのみならず、パッチアンテナ10と反射板11との
間隔も最適にしなければならない。
【0009】本発明の目的は、このような問題点に鑑
み、より簡単な構成で利得を向上させることが可能な電
流分布制御型パッチアンテナを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段及びその作用効果】本発明
による電流分布制御型パッチアンテナの第1態様では、
パッチアンテナのパッチ電極側に、該パッチ電極と0.
1λ0〜2λ0離間して誘電体部材が対向配置されてお
り、ここにλ0は該電流分布制御型パッチアンテナの放
射電波の自由空間波長である。パッチアンテナに関し誘
電体部材と反対側の対向面は、導電面非配置領域であっ
ても、導電面であってもよい。但し、導電面である場合
には、上述した従来構成のように放射電磁波の位相を合
わせるためにパッチアンテナと誘電体部材と導電面の間
隔を調整する必要は全くない。該電波が該誘電体部材の
入射面に直接到達したしたものと該電波が該導電面で反
射した後に該入射面に到達したものとの位相が実質的に
異なるように、該導電面が該誘電体部材から離間して配
置されている。
【0011】本発明の電流分布制御型パッチアンテナに
よれば、高周波電力をパッチアンテナに供給すると、パ
ッチ電極から電波が放射され、誘電体部材を通り抜け
る。誘電体部材ではこの電波により分極し、誘電体部材
からパッチ電極へ電磁界が与えられて、パッチ電極の電
流分布が変化する。上述のように誘電体部材とパッチ電
極との間隔を定めることにより、主にパッチ電極の周縁
部で電流密度が、誘電体基板を用いない場合よりも大き
くなる。これにより、電磁放射パターンに指向性が生じ
て、利得が向上する。パッチ電極上の電流分布が誘電体
部材の作用により、電磁放射パターンに指向性が生じて
利得が向上するように制御される。
【0012】本発明の高利得化の原理は、図10に示す
ような反射板11を用いた公知の構成のそれとは原理が
異なり、位置が厳密に調整された反射板11が不要であ
るので、より簡単な構成で利得を向上させることが可能
となる。すなわち、この公知の構成では、パッチアンテ
ナから放射された電磁波が誘電体部材を直接透過したも
のと反射板11で反射した後、誘電体部材を透過したも
のとの位相を合わせるために、反射板11などの位置合
わせを厳密に行う必要があったが、本発明では例え導電
面を備えていてもこのような位置合わせは全く不要であ
る。誘電体部材でパッチ電極周縁部の電流密度を大きく
することによりアンテナの高利得化を図るのは本発明独
自のものである。
【0013】本発明を実現するには、パッチアンテナの
パッチ電極側に、該パッチ電極と0.1λ0〜2λ0離間
して誘電体部材を対向配置すると共に、パッチアンテナ
に関し誘電体部材と反対側の対向面を、導電面非配置領
域、すなわち電磁波反射面非配置領域にすればよい。こ
の対向面を導電面にする場合には、その導電面での反射
波と、パッチアンテナから誘電体部材に直接照射される
電磁波とが、誘電体部材入射面において実質的に異なる
位相を有するように、当該導電面をパッチアンテナ又は
誘電体部材から離間して配置すればよい。ここで実質的
に異なる位相を実現するためには、パッチアンテナから
誘電体部材へ直接照射される電磁波の誘電体部材入射面
での位相と、パッチアンテナから導電面に照射された電
磁波が反射し誘電体部材へ照射される電磁波の位相とを
求め、両位相が実質的に異なるように、例えば逆位相に
なるようにすればよい。アンテナ設計においては、電磁
波の放射パターンのシミュレーションを、本発明のアン
テナ構造各部における誘電率と、そこを通過する電磁波
が受ける位相の変動分とを考慮して行い、その結果から
上記位相条件を導き出せばよい。
【0014】本発明による電流分布制御型パッチアンテ
ナの第2態様では、上記第1態様において、上記誘電体
部材は、厚さが0.1λ〜2λであり、ここにλは上記
放射電波の該誘電体内での波長である。
【0015】この電流分布制御型パッチアンテナによれ
ば、誘電体基板からパッチ電極へ加えられる電磁界が、
この範囲外の場合よりも強くなって、上記効果が高めら
れる。
【0016】本発明による電流分布制御型パッチアンテ
ナの第3態様では、上記第1態様において、上記誘電体
部材は、中央部の第1誘電体と、該中央部の周りに配置
され該第1誘電体より誘電率が低い第2誘電体とを有す
る。
【0017】この電流分布制御型パッチアンテナによれ
ば、誘電体基板が誘電体レンズとしても機能するので、
上記第1態様よりも指向性が向上してアンテナの利得が
より高くなる。
【0018】本発明による通信モジュールの一態様で
は、上記誘電体基板が通信モジュールの蓋に取り付けら
れているので、従来のパッチアンテナと実質的に同じサ
イズでアンテナの高利得化を図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0020】[第1実施形態]図1は、本発明の第1実
施形態の電流分布制御型パッチアンテナの分解斜視図で
ある。図2は、このアンテナを組み立てた状態の一部縦
断面図である。
【0021】パッチアンテナ10Aは、誘電体基板15
の対向面にそれぞれグランドプレーン16及びパッチ電
極17が形成されている。誘電体基板15は、例えばS
iO 2で厚さ200〜500μmである。グランドプレ
ーン16及びパッチ電極17はいずれも厚さ数μmの金
属膜である。パッチ電極17は一辺がλ0/2であり、
ここにλ0は放射電波の自由空間波長である。
【0022】誘電体基板15の中央部には孔が形成さ
れ、これに同軸ケーブル19の中心導体20が通され、
その先端部がパッチ電極17に半田付けされている。こ
の孔に対応して支持基板22に孔23が形成され、これ
に同軸ケーブル19の先端部が通され、この先端部が支
持基板22に固定されている。同軸ケーブル19の外側
導体はグランドプレーン16に接続されている。支持基
板22は絶縁体であり、これには、その角部に配置され
たスペーサ26を介して誘電体部材27が固定されてい
る。
【0023】誘電体部材27は、例えばAl23であ
り、厚さ0.1λ〜2λである。ここにλは、放射電波
の誘電体部材27内での波長である。誘電体部材27と
パッチ電極17との間隔は、後述の高利得化を図るため
には0.1λ〜2λである。
【0024】上記構成の電流増幅型パッチアンテナにお
いて、誘電体部材27を用いない場合と用いた場合とに
ついて放射パターンを測定したところ、図3及び図4に
示すような結果が得られた。この実験においては、誘電
体部材27を用いない場合と用いた場合とでパッチアン
テナ10Aに同一電力の高周波電力を供給した。測定し
た電波の周波数は、強度が最も大きい59.8947G
Hzであった。
【0025】図3及び図4において、半径方向は利得
(dBi)であり、円周方向は中心導体20の方向に対
する角度θである。放射角は利得の最大値から3dB下
がった点の中心角であり、図3及び図4ではそれぞれ約
60゜及び30゜であった。図3及び図4でのアンテナ
利得はそれぞれ7dBi及び15dBiであった。この
結果から、本第1実施形態のアンテナによればその指向
性が向上して利得が向上する。
【0026】このような効果が得られる理由は、次の通
りである。すなわち、同軸ケーブル19を介して高周波
電力をパッチアンテナ10Aに供給すると、パッチ電極
17から電波が放射され、誘電体部材27を通り抜け
る。誘電体部材27ではこの電波により分極し、誘電体
部材27からパッチ電極17へ電磁界が与えられて、パ
ッチ電極17の電流分布が変化する。上述のようにとパ
ッチ電極17との間隔を定めることにより、主にパッチ
電極17の周縁部で電流密度が、誘電体部材27を用い
ない場合よりも大きくなる。これにより、電磁放射パタ
ーンに指向性が生じて、利得が向上する。すなわち、パ
ッチ電極17上の電流分布が誘電体部材27の作用によ
り、電磁放射パターンに指向性が生じて利得が向上する
ように制御される。
【0027】上記のような誘電体部材27の配置により
パッチ電極面の電流密度がどの程度増加するのかをシミ
ュレーションで確かめたところ、次のような結果が得ら
れた。
【0028】誘電体部材27を配置しなかった場合と、
誘電体部材27をパッチ電極17から3λ離間して対向
配置した場合とでは、パッチ電極17上の電流分布はほ
ぼ同一であった。
【0029】誘電体部材27をパッチ電極17から0.
4λ離間して対向配置した場合には、パッチ電極17上
の電流分布は、パッチ電極17の中央部及び周縁部でそ
れぞれ、誘電体部材27を配置しなかった場合の約2倍
及び3倍になった。
【0030】誘電体部材27とパッチ電極17との間隔
が0.1λ〜2λの範囲で、特にパッチ電極17の周縁
部で、誘電体部材27を配置しなかった場合よりも増加
した。
【0031】本第1実施形態の電流増幅型パッチアンテ
ナは、図10に示すような反射板11を用いた構成とは
高利得化の原理が異なり、反射板11が不要であるの
で、より簡単な構成で利得を向上させることが可能とな
る。
【0032】さらに、上述のように誘電体部材27の厚
みを定めることにより、誘電体部材27からパッチ電極
17へ加えられる電磁界が、この範囲外の場合よりも強
くなって、上記効果が高められる。
【0033】また、誘電体部材27がレンズと異なり平
板であるので、パッチアンテナ10Aに対し誘電体部材
27を軸合わせする必要がない。しかも、レンズと異な
り焦点を有しないので、誘電体部材27とパッチアンテ
ナ10Aとの間隔を精度良く定める必要がない。したが
って、高度な実装技術と検査技術とが不要であり、誘電
体レンズを用いる場合と比較して製造コストを低減する
ことができる。
【0034】[第2実施形態]図5は、本発明の第2実
施形態の電流分布制御型パッチアンテナの一部分解斜視
図である。
【0035】パッチアンテナ10Bでは、グランドプレ
ーン16Aが支持基板22と同じ広さであり、誘電体基
板15A上に形成されたマイクロストリップライン28
を介してパッチ電極17に高周波電力が供給される。
【0036】他の点は上記第1実施形態と同一である。
【0037】本第2実施形態によっても、上記第1実施
形態と同様な効果が得られる。
【0038】[第3実施形態]図6は、本発明の第3実
施形態の電流分布制御型パッチアンテナの一部分解斜視
図である。
【0039】このアンテナでは、図5の誘電体部材27
の替わりに誘電体部材27Aが用いられている。
【0040】図7は、図6の誘電体部材27AのB−B
線に沿った断面を示す斜視図である。
【0041】誘電体部材27Aは、中央部の円形誘電体
271と、その周りの環状誘電体272、273及び外
側誘電体274とからなる。誘電体271〜274の誘
電率は、互いに異なり、外側ほど大きな値になってい
る。これにより、誘電体部材27Aが誘電体レンズとし
ても機能するので、上記第2実施形態よりも指向性が向
上してアンテナの利得がより高くなる。
【0042】[第4実施形態]次に、パッチアンテナの
グランドプレーン側に導電面が配置された場合を本発明
の第4実施例として説明する。
【0043】図8(A)は、図5のアンテナを用いた通
信モジュールの平面図であり、図8(B)は図8(A)
中の8B−8B線に沿った一部断面図である。
【0044】この通信モジュールは、図5のパッチアン
テナ10Bが、そのグランドプレーンを良導体の基板3
0に接触させてこれに半田付けされている。基板30に
はさらに、複数のMMIC31が半田付けされており、
その1つとパッチアンテナ10Bとの間がポンディング
ワイヤで接続されている。基板30上には、パッチアン
テナ10B及びMMIC31を覆うように蓋32が固着
されている。蓋32のパッチアンテナ10B上方には開
口が形成され、これに誘電体部材27が固定されてい
る。基板30から外部に突出したピン33は、MMIC
31に電源及び信号を供給するためのものである。
【0045】本第4実施形態では、グランドプレーン
が、導電面である基板30に接触した場合に、基板30
の表面での反射波とパッチアンテナ10Bから誘電体部
材27に直接照射される電磁波とが、誘電体部材27の
入射面において実質的に異なる位相を有する。位相を一
致させるのは容易でないので、この条件は通常、位相を
一致させるように位置決めしなければ自動的に成立して
いる。特に、設計において両位相が逆位相になるように
しておけば、部品寸法精度がよくなくて容易にこの条件
を成立させることができる。
【0046】図9は、MMIC31の概略ブロック図で
ある。
【0047】MMIC31では、局部発振器311の出
力と外部からの中間周波数の信号IFinとがミクサ31
2に供給されて、信号IFinの周波数が上方側及び下方
側にシフトし、その上方側がバンドパスフィルタ313
を通ってアンプ314で増幅され、切換回路315を介
しパッチアンテナ10Bに供給される。受信の場合に
は、パッチアンテナ10Bから切換回路315を介して
受信信号がアンプ316で増幅され、ミクサ317に供
給され、その信号の周波数が局部発振器318で上方側
及び下方側にシフトされ、下方側がバンドパスフィルタ
319を通り、中間周波数の信号IFoutとして出力さ
れる。
【0048】本第4実施形態によれば、誘電体部材27
が通信モジュールの蓋に取り付けられているので、従来
のパッチアンテナと実質的に同じサイズでアンテナの高
利得化を図ることができる。
【0049】なお、本発明には外にも種々の変形例が含
まれる。
【0050】例えば、本発明で用いられるパッチアンテ
ナは、上記のものに限定されず、切欠やスロットを形成
したものや円形など各種形状のものであってもよく、ま
た、給電点も用途に応じて決定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の電流分布制御型パッチ
アンテナの分解斜視図である。
【図2】図1のアンテナを組み立てた状態の一部縦断面
図である。
【図3】図1の構成から誘電体基板を取り除いたパッチ
アンテナの指向性を示す放射パターン図である。
【図4】図1の電流分布制御型パッチアンテナの指向性
を示す放射パターン図である。
【図5】本発明の第2実施形態の電流分布制御型パッチ
アンテナの一部分解斜視図である。
【図6】本発明の第3実施形態の電流分布制御型パッチ
アンテナの一部分解斜視図である。
【図7】図6の誘電体部材27AのB−B線に沿った断
面を示す斜視図である。
【図8】(A)は図5のアンテナを用いた通信モジュー
ルの平面図であり、(B)は図8(A)中の8B−8B
線に沿った一部断面図である。
【図9】図8中のMMICの概略ブロック図である。
【図10】従来の高利得化パッチアンテナを示す斜視図
である。
【符号の説明】
10A、10B 電流分布制御型パッチアンテナ 15、27、27A 誘電体基板 16 グランドプレーン 17 パッチ電極 19 同軸ケーブル 20 中心導体 22 支持基板 26 スペーサ 271 円形誘電体 272、273 環状誘電体 274 外側誘電体 28 マイクロストリップライン 30 基板 31 MMIC 32 蓋 33 ピン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッチ電極及びグランドプレーンを備
    え、該パッチ電極に高周波電力が供給されて電波を放射
    するパッチアンテナと、 該パッチ電極側に該パッチ電極と0.1λ0〜2λ0離間
    して対向配置された誘電体部材とを有し、 ここにλ0は該電流分布制御型パッチアンテナの放射電
    波の自由空間波長であり、該パッチアンテナに関し該誘
    電体部材と反対側の対向面が、導電面非配置領域である
    か又は、導電面であり該導電面が、該電波が該誘電体部
    材の入射面に直接到達したしたものと該電波が該導電面
    で反射した後に該入射面に到達したものとの位相が実質
    的に異なるように該誘電体部材から離間して配置されて
    いることを特徴とする電流分布制御型パッチアンテナ。
  2. 【請求項2】 上記誘電体部材は、厚さが0.1λ〜2
    λであり、ここにλは上記放射電波の該誘電体内での波
    長であることを特徴とする請求項1記載の電流分布制御
    型パッチアンテナ。
  3. 【請求項3】 上記誘電体部材は、中央部の第1誘電体
    と、該中央部の周りに配置され該第1誘電体より誘電率
    が低い第2誘電体とを有することを特徴とする請求項1
    記載の電流分布制御型パッチアンテナ。
  4. 【請求項4】 上記誘電体部材は、上記誘電体基板と平
    行に配置された基板であることを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれか1つに記載の電流分布制御型パッチアン
    テナ。
  5. 【請求項5】 電導体基板と、 該電導体基板上に上記グランドプレーンが接するように
    搭載された請求項1乃至4のいずれか1つに記載の電流
    分布制御型パッチアンテナと、 該電導体基板上に搭載され該電流分布制御型パッチアン
    テナに接続された通信用MMICと、 を有することを特徴とする通信モジュール。
  6. 【請求項6】 上記電流分布制御型パッチアンテナ及び
    上記MMICの上方を覆うように上記電導体基板に取り
    付けられ、該電流分布制御型パッチアンテナに対応する
    部分に開口を有する蓋をさらに有し、 上記電流分布制御型パッチアンテナの上記誘電体部材
    は、その周縁部が該蓋の該開口部に取り付けられてい
    る、 ことを特徴とする請求項5記載の通信モジュール。
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