JP2002110256A - 携帯用機器 - Google Patents

携帯用機器

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JP2002110256A
JP2002110256A JP2000302181A JP2000302181A JP2002110256A JP 2002110256 A JP2002110256 A JP 2002110256A JP 2000302181 A JP2000302181 A JP 2000302181A JP 2000302181 A JP2000302181 A JP 2000302181A JP 2002110256 A JP2002110256 A JP 2002110256A
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Japan
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portable device
heat
thermoelectric element
power
electromotive force
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Pending
Application number
JP2000302181A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kayama
博之 香山
Hidetaka Yabuuchi
秀隆 藪内
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JP2002110256A publication Critical patent/JP2002110256A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Secondary Cells (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の携帯用機器は電源である電池の取り扱
いが困難であるという課題を有している。 【解決手段】 燃料タンクから取り出した燃料を燃焼す
る燃焼器32の発熱により加熱される熱電素子31を備
え、この熱電素子31が発生する起電力を電力取り出し
部64によって取り出すようにして、頻繁な電池の交換
や、交流電源からの充電作業を不要とし、かつ軽量の携
帯用機器としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、携帯型情
報端末、携帯型電話機、携帯型コンピュータ、携帯型電
卓、携帯型無線機、携帯型ラジオ、携帯型テレビ、携帯
型ナビゲーション、携帯型録音再生機器、携帯型ゲーム
機等の携帯用機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在携帯型機器は、電源として主に一次
電池もしくは二次電池を使用している。また携帯用電話
に代表されるように、このとき使用されている二次電池
は、デザイン上、機器の筐体の形状に特化した専用の形
態となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の携帯用機器は、
機器の筐体の形状に特化した専用の形態の二次電池が使
われているものである。このため、電池切れとなる場合
に備えて予備の電池を携帯する必要があるものである。
このとき、専用の形状とした二次電池は、一般的な一次
電池(乾電池等)に比べて入手が困難なものである。ま
た、予備の二次電池を携帯することは、携帯用機器の本
来の利便性を損なう恐れがある。また、使用済みの電池
は、水銀あるいは亜鉛、マンガン等が環境を汚染する可
能性があるため、一般の廃棄物と同じ扱いで廃棄するこ
とができないものである。
【0004】すなわち、従来の携帯用機器は電源である
電池の取り扱いが困難であるという課題を有している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、燃料タンクか
ら取り出した燃料を燃焼する燃焼器の発熱により加熱さ
れる熱電素子を備え、この熱電素子が発生する起電力を
電力取り出し部によって取り出すようにして、頻繁な電
池の交換や、交流電源からの充電作業を不要とし、かつ
軽量の携帯用機器としている。
【0006】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、燃料
タンクから取り出した燃料を燃焼する燃焼器の発熱によ
り加熱される熱電素子を備え、この熱電素子が発生する
起電力を電力取り出し部によって取り出すようにして、
頻繁な電池の交換や、交流電源からの充電作業を不要と
し、かつ軽量の携帯用機器としている。
【0007】請求項2に記載した発明は、燃焼器は、燃
焼用の触媒によって燃料ガスを触媒燃焼するようにし
て、無炎燃焼によって低温域で燃焼熱を得ることがで
き、安全性を確保した携帯用機器としている。
【0008】請求項3に記載した発明は、熱電素子は、
放熱側に筐体外の外気と接触する熱交換部を備えるよう
にして、熱電素子の放熱側の冷却効率が向上して、より
大きな発電起電力が得られて、動作が安定した携帯用機
器としている。
【0009】請求項4に記載した発明は、熱交換部は別
途設けた放熱部と接続している構成として、熱電素子の
放熱側の冷却効率が向上して、より大きな発電起電力が
得られて、動作が安定した携帯用機器としている。
【0010】請求項5に記載した発明は、熱電素子の起
電力が所定値以下のときにこれをバックアップする補助
電源を有するので、一時的に消費電力量が増加した場合
や故障などで発電が停止した場合でも一定時間の電力供
給が可能となるからこれによる被害を最小限に抑えるこ
とができる。
【0011】請求項6に記載した発明は、二次電池を脱
着可能に有するようにして、携帯用機器が未使用時には
充電し続けることができ、携帯用機器のサイズや重量が
増しても利便性を損ねることなく使用できる。
【0012】請求項7に記載した発明は、携帯用機器を
収容ケースと一体化して、接続作業を必要とせずに、携
帯用機器を収納すると同時に充電が開始され、使用時に
収容ケースから取り出すと同時に充電が自動的に停止で
き、使い勝手の良い携帯用機器としている。
【0013】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の携帯用機器の実
施例について説明する。本実施例では、携帯用機器は携
帯型電話器としている。図1は本実施例の携帯型電話器
の構成を示す平面図である。携帯型電話器11は、筐体
12の表面に、表示部13と操作部14とスピーカ15
とマイク16と通信用アンテナ17など通話に必要な基
本構成を有している。また筐体12の内部には、通話や
電力制御、燃焼制御に必要な制御回路18と発電部21
等を有している。
【0014】発電部21は、筐体12の内部に設けてい
る燃料タンク23から電磁弁24を介して供給された液
化石油ガスを使用して発電するものであり、ここで発電
した電力は、前記した制御回路18等に供給されてい
る。また余剰の電力は、二次電池やコンデンサからなる
補助電源22に蓄電している。
【0015】25は、外部から燃料タンク23に燃料を
注入する注入部である。前記発電部21と補助電源22
と燃料タンク23とは、電源装置として作用している。
【0016】図2は、発電部21の構成を示す断面図で
ある。発電部21は、熱電素子31と、熱電素子31の
吸熱面31aを加熱する燃焼器32と、熱電素子31の
放熱面31bを冷却する熱交換部33とを備えている。
熱電素子31は、金属あるいは半導体両端に温度差を設
けるとその高温部と低温部との間に電位差が発生すると
いうゼーベック効果を利用しているペルチェ素子を使用
しており、本実施例では図3に示す構成となっている。
すなわち、接続電極41または出力電極42を設けた絶
縁板からなる吸熱側基板43と、放熱側基板44の間
に、n型半導体45およびp型半導体46を挟み込んで
おり、これらを電気的に直列に接続した構成としてい
る。前記高温部は、本実施例では吸熱面31aとしてお
り、低温部は放熱面31bとしている。
【0017】ここで使用している半導体は、Bi−Te
系、Pb−Te系、Si−Ge系、Fe−Si系、Co
−Sb系などの材料に微量の不純物をドーピングしてn
型、p型としているものである。例えばBi−Te系の
半導体では、1個当たり最大で約200μV/Kの熱起
電力が得られる。したがって、この半導体を300ケ直
列に接続して熱電素子を構成し、吸熱面の温度を100
℃、放熱面の温度を50℃と設定すると、出力電極に接
続した出力線64には最大3Vの電圧が発生する。前記
出力線64は、熱電素子31が発生する起電力の取り出
し部として作用する。
【0018】図2に示している燃焼器32は、アルミダ
イキャスト等の金属で構成しており、外面は前記熱電素
子31の吸熱面31aに熱的に接続するように密着して
取り付けている。燃焼器32を構成するノズル52に
は、図1に示している燃料タンク23と電磁弁24に接
続している燃料供給配管53を接続している。従って、
ノズル52は燃料タンク23が貯留している液化石油ガ
スが噴出する。この液化石油ガスの噴出によるエジェク
ター効果によって、吸気通路54を通って外気から空気
が吸引される。この空気と燃料である液化石油ガスと
は、混合室55で混合されて可燃性の混合ガスとなる。
この混合ガスは、触媒56を収容している燃焼室57に
入る。スタータ59は、高電圧を発生することによって
燃焼室57内にスパークを発生させて、前記混合ガスを
着火させるものである。図1に示している制御回路18
は、燃焼器32にガスの供給が始まった時に、前記スタ
ータ59を動作させて混合ガスを着火させている。この
高電圧の発生に必要な電源は、図1に示している補助電
源22を使用しており、補助電源22から供給される電
圧は供給線60を介してスタータ59に供給されてい
る。
【0019】混合ガスの一部が着火すると、この熱エネ
ルギーが触媒56に伝達されて、触媒56が加熱され、
触媒56の温度が上昇して、触媒燃焼可能温度にまで到
達する。触媒56が触媒燃焼可能温度に達すると、燃焼
室57の全体が触媒燃焼を起こして燃焼熱を発生する。
触媒56は、金属やセラミック等の耐熱材料をハニカム
状、ネット状、繊維状などに加工し、内部をガスが通過
できる構成とした担体を使用している。この担体の表面
には、Pt、Pd、Rh等からなる金属触媒を担持して
いる。これらの金属触媒は、200℃〜300℃程度以
上の温度のときに、前記混合ガスが空気とともに触れる
と酸化反応を継続して起こすものである。すなわち、2
00℃〜300℃程度以上の温度が、前記触媒燃焼可能
温度となっているものである。この触媒燃焼では、温度
が低いため火炎は発生しない。通常、触媒温度を500
℃〜600℃程度まで上げれば、供給された燃料ガスは
ほぼ100%触媒燃焼させることができる。この触媒燃
焼によって発生した熱エネルギーは、前記しているよう
に、熱電素子31の吸熱面31aに供給されている。
【0020】この触媒燃焼によって発生する排気ガス
は、排気通路58を通って外部へ排出される。
【0021】また熱交換部33は、熱電素子31の放熱
面31bに密着して取り付けている。すなわち、熱交換
部33は熱電素子31の放熱面31bと熱的に接続され
ている。熱交換部33は、前記した熱電素子31の放熱
面31bと熱的に接続されている熱伝導板61と、放熱
部63で構成している。放熱部63は、筐体12の外部
に設けた下げ手(ストラップ)に設けている。すなわ
ち、熱電素子31の放熱面31bは、下げ手62に設け
ている放熱部63と熱的に接続されており、放熱部63
を介して外気と熱交換されるようになっている。
【0022】以下、本実施例の動作について説明する。
使用者が操作部14に設けているスタートスイッチを押
すと、制御回路18は動作を開始する。すなわち、まず
電磁弁24を開いて、燃料タンク23から燃料である液
化石油ガスをノズル52に供給する。続いてスタータ5
9に補助電源22から電圧を供給して、スタータ59を
動作させて、燃焼室57にスパークを発生させる。こう
して、燃焼室57は触媒燃焼を開始する。触媒燃焼が開
始されると、燃焼室57に発生している火炎は消滅し
て、無炎燃焼が行われる。この触媒燃焼による発熱は、
熱電素子31の高温側である吸熱面31aに供給され
て、吸熱面31aは温度上昇する。一方、熱電素子31
の低温側である放熱面31bは、これに取り付けた熱交
換部33が外気と接触して放熱を行なっているため、外
気温度を維持しているものである。このため、熱電素子
31の吸熱面31aと放熱面31bとの間には温度差が
発生する。この温度差によるゼーベック効果によって、
熱電素子31は起電力を発生する。この起電力による電
圧は、電力取り出し部である出力線64によって制御回
路18、補助電源22に供給されている。 このとき、
燃焼器32では、燃料タンク23からガスが供給されて
いる間は発熱し続けるが熱交換部33からの放熱との熱
バランスによって一定時間後には飽和温度に達するもの
である。従って、定常的には熱電素子31の吸熱面31
aの温度と放熱面31bの温度とは一定となり、従って
この間の温度差も一定値で安定するものである。したが
って、熱電素子31で発生する起電力もほぼ一定とな
り、常に所定の発電力が得られることとなる。また定常
の消費電力は、この発電電力より小さいので、余剰電力
は補助電源22の蓄電に使用できるものである。
【0023】こうして発電部21は、十分な電源を有す
るものとして、制御回路18と、補助電源22に電力を
供給するものである。こうして、例えば使用者が電話を
かける、あるいはかかってきた電話を受ける等の際に、
スピーカ15あるいはマイク16が消費する電力は、あ
るいは制御回路18が消費する電力は、発電部21が供
給することができるものである。
【0024】また、何かの原因によって熱電素子31の
起電力が所定値以下になったときあるいは回路の消費電
力が一時的に増加する場合等は、補助電源22が蓄電し
た電力を使用できるものである。
【0025】特に、補助電源22を二次電池で構成する
ようにした場合は、小型で大容量の蓄電ができるから長
期に亘って安定した電力供給が可能となる。また、補助
電源22をコンデンサで構成すれば、蓄電量は小さいが
頻繁な充放電に対しての耐久力が優れているものであ
る。このため、携帯型機器11の種類が電力の消費変動
が大きい駆動回路を用いる構成のものである場合に適し
たものとなる。
【0026】このとき本実施例によれば、燃料タンク2
3のガスを使い切った場合には、別途携帯している軽量
の小型高圧燃料ボンベ(図示せず)を使用して、注入部
25から燃料の液化石油ガスを補給できる。
【0027】また本実施例によれば、燃料ボンベを携帯
することによって、携帯型機器11である電話器の携帯
時での連続使用時間を延長できるものである。すなわ
ち、頻繁な電池交換や交流電源からの充電作業を伴うこ
とがなく、連続使用時間を延長できるものである。
【0028】また本実施例によれば、燃焼器32は触媒
56を使用した触媒燃焼によって燃焼熱を得るようにし
ているものである。このため、火炎を使用することな
く、低温域で燃焼熱を得ることができる。したがって、
安全性の確保が容易となるとともに小型化が図れるもの
である。さらに、触媒燃焼を使用しているため、微少燃
焼であっても安定した燃焼が可能となるから、必要電力
に適した小型の燃焼器32が実現できる。
【0029】また本実施例では、熱交換部33に下げ手
62に接続した放熱部63を使用している。このため、
下げ手62自体も位置が固定されていないため、携帯型
機器11を電話器としたときに、使用時には放熱部63
が使用者の手や顔で覆われることなく、放熱部63の全
体が外気に接触できるものである。すなわち、熱電素子
31の低温側である放熱面31bの温度を低く保つこと
が容易にできるものである。このため、冷却効率が向上
して、熱電素子31の吸熱面31aと放熱面31bとの
温度差を大きくとることができ、より大きな発電起電力
が得られるものである。
【0030】なお本実施例では、発電部21および補助
電源22を携帯型機器11に内蔵しているが、例えばこ
れらを別電源ユニットとして携帯型機器11の外面に設
けても良い。
【0031】また本実施例では、熱電素子31に半導体
材料を用いているが、例えばインコネル−コンスタンタ
ン等の金属材料を用いても良い。
【0032】また本実施例では、燃焼器32での燃焼を
制御回路18によって自動的に行うようにしているが、
手動で行うようにしても支障はないものである。
【0033】(実施例2)続いて本発明の第2の実施例
について説明する。図4は本実施例の構成を示す平面図
である。本実施例では、筐体12内に、二次電池71
と、二次電池71を充電するための受電用電磁コイル7
2を設けている。受電用電磁コイル72は、外部から非
接触で二次電池72を充電できるものである。
【0034】また本実施例では、携帯型電話器11は、
収容ケース73内に収容している。この収容ケース73
の筐体74は、表面に燃料タンク23に燃料を注入する
注入部25を設けている。また、筐体74の内部には、
発電部21、補助電源22、燃料タンク23、そして発
電部21の電力を高周波に変換するインバータ30と、
インバータ30に接続した送電用電磁コイル75を備え
ている。送電用電磁コイル75は、前記受電用電磁コイ
ル72と相対する位置に設けている。前記受電用電磁コ
イル72と送電用電磁コイル75とは、熱電素子31を
有している発電部21の電力を取り出す電力取り出し部
として作用する。
【0035】また本実施例では、熱交換部33の放熱面
31bは、筐体74と熱的に接続され、筐体74を介し
て外気と熱交換するようになっている。
【0036】以下、本実施例の動作について説明する。
本実施例では、発電部21は、筐体74内に設けてい
る。従って、携帯型電話器11を収容ケース73内に収
容しておくと、二次電池71は発電部21の発電を電力
取り出し部である受電用電磁コイル72と送電用電磁コ
イル75を介して受けて充電されているものである。
【0037】すなわち、発電部21が発生した起電力
は、インバータ30によって約20kHz程度の高周波
に変換されて送電用電磁コイル75に供給される。送電
用電磁コイル75は、この高周波電力に相当する高周波
磁界を発生する。この高周波磁界は、送電用電磁コイル
75に相対して設けている受電用電磁コイル72に鎖交
する。このため、受電用電磁コイル72は発電部21が
発生した起電力に相当する電圧を発生する。この起電力
は二次電池71に供給されており、二次電池71はこの
起電力によって充電される。この二次電池71の蓄電量
が限界に達すると、制御回路18は、電磁弁24を閉じ
燃料タンク23からの液化石油ガスの供給を停止する。
すなわち、二次電池71の蓄電を終了する。
【0038】この状態で使用者が携帯型電話器11を使
用するために、収容ケース73から携帯型電話器11を
取り出すと、このときは、二次電池71は十分な電力を
蓄電しているものであり、電話をかける、あるいはかか
ってきた電話に応対することが容易にできるものであ
る。
【0039】以上のように本実施例によれば、携帯型電
話器11を未使用時のときは、収容ケース73の筐体7
4内に収容しておくことによって、二次電池71の充電
を実行できるものである。このため、携帯型電話器11
のサイズや重量が増すことがなく、利便性を損ねること
なく、使用することが可能となる。
【0040】また本実施例によれば、携帯型電話器11
を収容ケース73と一体化して収容する構成としている
ため、接続作業などをせずとも携帯型電話器11を収容
すると同時に充電が開始され、使用時に充電が自動的に
停止し簡易に取り出すことができるという利便性に富ん
だ運用を行うことができる。
【0041】また本実施例によれば、筐体74そのもの
を熱交換手段として用いている。このため、表面積の大
きい筐体74を熱交換手段として利用でき、良好な放熱
特性を得ることができ、大きな起電力を得ることができ
るものである。
【0042】なお本実施例では、筐体74を携帯型電話
器11より一回り大きな専用ケースとしているが、手提
げ鞄、肩掛け鞄、背負い鞄などの鞄類、袋類、またジャ
ケットなどの衣類、ベルト類と一体化することで、さら
に大きな表面積のものを放熱手段として利用することも
可能である。
【0043】なお本実施例では、筐体74のみを熱交換
手段としているが、筐体74に熱伝導率の高いアクセサ
リー類を装着したものを熱交換手段として利用すること
もできるものである。すなわち、アクセサリー部が使用
者の移動に伴いランダムに移動して、さらに良好な放熱
特性を得ることができるものである。
【0044】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、燃料を収容
する燃料タンクと、前記燃料タンクから取り出した燃料
を燃焼させる燃焼器と、前記燃焼器の発熱により加熱さ
れる熱電素子と、前記熱電素子が発生した起電力を取り
出す電力取り出し部を有する構成として、頻繁な電池の
交換や、交流電源からの充電作業を不要とし、かつ軽量
の携帯用機器を実現するものである。
【0045】請求項2に記載した発明は、燃焼器は、燃
焼用の触媒によって燃料ガスを触媒燃焼する構成とし
て、無炎燃焼によって低温域で燃焼熱を得ることがで
き、安全性を確保した携帯用機器を実現するものであ
る。
【0046】請求項3に記載した発明は、熱電素子は、
放熱側に筐体外の外気と接触する熱交換部を有する構成
として、熱電素子の放熱側の冷却効率が向上して、より
大きな発電起電力が得られて、動作が安定した携帯用機
器を実現するものである。
【0047】請求項4に記載した発明は、熱交換部は、
別途設けた放熱部と接続している構成として、熱電素子
の放熱側の冷却効率が向上して、より大きな発電起電力
が得られて、動作が安定した携帯用機器を実現するもの
である。
【0048】請求項5に記載した発明は、熱電素子の起
電力が所定値以下のときにこれをバックアップする補助
電源を有する構成として、一時的に消費電力量が増加し
た場合や故障などで発電が停止した場合でも一定時間の
電力供給が可能となる携帯用機器を実現するものであ
る。
【0049】請求項6に記載した発明は、二次電池を脱
着可能に有する構成として、携帯用機器が未使用時には
充電し続けることができ、携帯用機器のサイズや重量が
増しても利便性を損ねることなく使用できる携帯用機器
を実現するものである。
【0050】請求項7に記載した発明は、携帯用機器を
収容ケースと一体化した構成として、接続作業を必要と
せずに、携帯用機器を収納すると同時に充電が開始さ
れ、使用時に収容ケースから取り出すと同時に充電が自
動的に停止でき、使い勝手の良い携帯用機器を実現する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である携帯型機器の構成
を示す平面図
【図2】同、発電部の構造を示す断面図
【図3】同、熱電素子の構造を示す断面図
【図4】本発明の第2の実施例である携帯型機器の構成
を示す平面図
【符号の説明】
11 携帯型電話器 12 筐体 13 表示部 14 操作部 15 スピーカ 16 マイク 17 通信用アンテナ 18 制御回路 21 発電部 22 補助電源 23 燃料タンク 24 電磁弁 25 注入部 30 インバータ 31 熱電素子 31a 吸熱面 31b 放熱面 32 燃焼器 33 熱交換部 41 接続電極 42 出力電極 43 吸熱側基板 44 放熱側基板 45 n型半導体 46 p型半導体 52 ノズル 53 燃料供給管 54 吸気通路 55 混合室 56 触媒 57 燃焼室 58 排気通路 59 スタータ 60 供給線 61 熱伝導板 62 下げ手 63 放熱部 64 出力線 71 二次電池 72 受電用電磁コイル 73 収容ケース 74 筐体 75 送電用電磁コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 35/16 H01L 35/16 35/28 35/28 Z 35/32 35/32 A H01M 10/46 H01M 10/46 H02N 11/00 H02N 11/00 A Fターム(参考) 3K017 BA07 BB07 BC03 BC09 BC10 BD00 3K065 TB13 TC10 TD05 TK02 TK06 TM05 TP09 TP10 5H030 AA03 AA04 AA06 AS11 AS14 BB12 BB21 DD20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料を収容する燃料タンクと、前記燃料
    タンクから取り出した燃料を燃焼させる燃焼器と、前記
    燃焼器の発熱により加熱される熱電素子と、前記熱電素
    子が発生した起電力を取り出す電力取り出し部を有する
    携帯用機器。
  2. 【請求項2】 燃焼器は、燃焼用の触媒によって燃料ガ
    スを触媒燃焼する請求項1に記載した携帯用機器。
  3. 【請求項3】 熱電素子は、放熱側に筐体外の外気と接
    触する熱交換部を有する請求項1または2に記載した携
    帯用機器。
  4. 【請求項4】 熱交換部は別途設けた放熱部と接続して
    いる請求項3に記載した携帯用機器。
  5. 【請求項5】 熱電素子の起電力が所定値以下のときに
    これをバックアップする補助電源を有する請求項1から
    4のいずれか1項に記載した携帯用機器。
  6. 【請求項6】 二次電池を脱着可能に有する請求項1か
    ら5のいずれか1項に記載した携帯用機器。
  7. 【請求項7】 携帯用機器を収容ケースと一体化した請
    求項6に記載した携帯用機器。
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