JP2002105810A - 電子写真応用機器のクリーニング用立毛布帛 - Google Patents

電子写真応用機器のクリーニング用立毛布帛

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JP2002105810A
JP2002105810A JP2000296607A JP2000296607A JP2002105810A JP 2002105810 A JP2002105810 A JP 2002105810A JP 2000296607 A JP2000296607 A JP 2000296607A JP 2000296607 A JP2000296607 A JP 2000296607A JP 2002105810 A JP2002105810 A JP 2002105810A
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JP2000296607A
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Izumi Tabuchi
泉 田淵
Hisafumi Takanabe
久文 高鍋
Miyoko Takebe
美世子 武部
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Kuraray Co Ltd
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Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 立毛部が耐へたり性に優れ、温度や湿度など
の環境変化による影響を受けにくく安定性に優れ、長期
にわたって良好なクリーニング性能を維持する電子写真
応用機器のクリーニング用立毛布帛、その製造方法及び
該立毛布帛を用いてなるクリーニングブラシ。 【解決手段】 (i)クリーニング用立毛布帛の立毛
が、偏平度が2.5〜15で且つねじれピッチ(P)が
L/10≦P(mm)≦Lの範囲にある嵩高ねじれクリ
ンプ構造を有する偏平横断面繊維から構成され、(ii)
立毛の立毛長(L)が2〜20mmであり;(iii)立
毛部の圧縮率(C)が10〜15%である電子写真応用
機器のクリーニング用立毛布帛並びに該立毛布帛を用い
てなるクリーニングブラシ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真応用機器
のクリーニングに用いられる立毛布帛およびその製造方
法、並びに該立毛布帛を用いてなる電子写真応用機器用
のクリーニングブラシに関する。より詳細には、本発明
は、立毛部が嵩高ねじれクリンプ構造を有する偏平断面
繊維から構成されている、電子写真応用機器のクリーニ
ング用立毛布帛および該立毛布帛の製造方法、並びに該
立毛布帛からなるクリーニングブラシに関するものであ
る。本発明のクリーニング用立毛布帛は、耐へたり性に
優れ、温度や湿度などの環境変化による影響を受けにく
く安定性に優れているため、該立毛布帛から作製された
クリーニングブラシは長期にわたって良好なクリーニン
グ性能を維持しながら、繰り返して使用することができ
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真応用機器の代表例としては、複
写機、プリンター、ファクシミリなどが挙げられ、近
年、高性能化、高速化、小型化、複合化などの技術革新
が著しい。これらの電子写真応用機器では、そのクリー
ニング工程として、転写工程の後に、感光体上に残った
トナーを除去する工程があり、クリーニングが不充分で
あると、感光体上に残留したトナーが感光特性を妨害
し、結果として記録品質が低下する。感光体上に残留し
たトナーのクリーニング方式としては、接触型のブラシ
を用いる方式、ゴムのブレードを用いる方式、巻き取り
式のウエブを使用する方式、弾性体ローラーを用いる方
式などが知られている。それらの方式のうち、接触型の
ブラシを用いる方式の中に、立毛布帛を用いて製造した
ブラシを使用するものがある。
【0003】従来、クリーニングブラシ用の立毛布帛と
しては、導電性カーボンブラックを含有するレーヨン、
ナイロン繊維、ポリエステル繊維を用いて製造した立毛
布帛が多く使用されている。しかしながら、レーヨンお
よびナイロン繊維は、温湿度の環境変化を受け易く、そ
のためそれを用いてなるクリーニングブラシのクリーニ
ング性能が温湿度に左右され一定しないという問題があ
る。また、ポリエステル繊維は温湿度などの環境変化の
影響は少ないが、収束性が強過ぎて、ブラシにしたとき
に空隙率が大きくなるために、立毛部がへたり易く、反
復使用時のクリーニング性能の安定性などに問題があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、立毛
布帛を用いて製造したクリーニングブラシにおける上記
した従来の問題点を解決して、立毛部の耐へたり性に優
れ、温湿度などの環境変化による影響を受けにくく、し
かも反復使用時の安定性に優れていて、良好なクリーニ
ング性能を温湿度などの環境変化に左右されることな
く、長期にわたって安定して維持することのできる電子
写真応用機器のクリーニング用立毛布帛および該立毛布
帛よりなるクリーニングブラシを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成すべく
本発明者らが検討を重ねた結果、電子写真応用機器のク
リーニング用立毛布帛において、その立毛部を所定の偏
平度と所定のねじれピッチを有する、嵩高ねじれクリン
プ構造を有する偏平横断面繊維から構成すると共に、そ
の立毛長および立毛部の圧縮率を特定の数値範囲にする
と、耐へたり性に優れ、温湿度などの環境変化による影
響を受けにくく、しかも反復使用時の安定性に優れる、
電子写真応用機器のクリーニング用布帛およびクリーニ
ングブラシが得られることを見出した。また、本発明者
らは、クリーニング用立毛布帛の立毛を構成する嵩高ね
じれクリンプ構造を有する偏平横断面繊維は、貼合型の
複合繊維を用いることによって円滑に製造されること、
該立毛布帛における立毛部および/または地組織の一部
として導電性繊維を用いるとクリーニング時に静電気の
除去も行えるようになりクリーニング性能が一層向上す
ること、前記した優れた特性を有するクリーニング用立
毛布帛は、特定のねじれ収縮率を有する偏平横断面繊維
を立毛用繊維として用いて立毛布帛を製造し、それを加
熱処理してその立毛部に嵩高ねじれクリンプ構造を発現
させることによって円滑に製造されることを見出し、そ
れらの知見に基づいて本発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明は、 (1) 電子写真応用機器のクリーニング用立毛布帛で
あって、下記の要件(i)〜(iii); (i)クリーニング用立毛布帛における立毛が、嵩高ね
じれクリンプ構造を有する偏平横断面繊維から構成さ
れ、立毛を構成している該嵩高ねじれクリンプ構造を有
する偏平横断面繊維は、その偏平度(w/d)[但しw
は繊維横断面における最大幅(μm)を示し、dは繊維
横断面における最大厚み(μm)を示す]が2.5〜1
5の範囲で、且つそのねじれピッチ(P)(mm)が、
L/10≦P(mm)≦L[式中、Lは立毛長(mm)
を示す]の範囲にある; (ii) 立毛布帛における立毛の立毛長(L)が2〜2
0mmである;および、 (iii) 下記の数式(I)から求められる立毛部の圧縮
率(C)が10〜15%である;
【0007】
【数4】 圧縮率(%)={(D1−D2)/D1}×100 (I) [式中、D1は、温度20℃、湿度65%RHの条件下
に、立毛布帛の上部から10g/cm2の荷重をかけて
1分間放置したときの立毛布帛における立毛部の厚さ
(mm)を示し、D2は、前記荷重を取り除き、それに
代えて200g/cm2の荷重を立毛布帛の上部からか
けて温度20℃、湿度65%RHの条件下に、1分間放
置したときの立毛部の厚さ(mm)を示す。]を満足す
ることを特徴とする電子写真応用機器のクリーニング用
立毛布帛である。
【0008】そして、本発明は、(2) 立毛布帛にお
ける立毛を構成する嵩高ねじれクリンプ構造を有する偏
平横断面繊維が、貼合型複合繊維である前記(1)の電
子写真応用機器のクリーニング用立毛布帛;(3) 立
毛布帛における立毛が、偏平度(w/d)が2.5〜1
5の範囲にあり且つ下記の数式(II);
【0009】
【数5】 ねじれ収縮率(%)={(L2−L1)/L2}×100 (II) (式中、L1は繊維の一端に1mg/dtexの荷重を
吊るした状態で90℃の熱水中に30分間浸漬した後、
熱水から取り出し、同荷重をかけたままの状態で20℃
で乾燥した後の繊維の20℃、65%RHにおける長さ
を示し、L2は前記乾燥した繊維に吊るしてあった1m
g/dtexの荷重を取り除き、代わりに50mg/d
texの荷重を吊るして空気中で20℃、65%RHで
測定したときの繊維の長さを示す。)から求められるね
じれ収縮率が3〜40%の範囲にある偏平横断面繊維を
立毛用繊維として用い、該偏平横断面繊維に加熱処理に
よって嵩高ねじれクリンプ構造を発現させることによっ
て形成されたものである前記(1)または(2)の電子
写真応用機器のクリーニング用立毛布帛;(4) 立毛
布帛における立毛および/または地組織の少なくとも一
部として導電性繊維を用いてなる前記(1)〜(3)の
いずれかの電子写真応用機器のクリーニング用立毛布
帛;および、(5) 立毛部、または立毛部と地組織が
ポリエステル繊維から形成されている前記(1)〜
(4)のいずれかの電子写真応用機器のクリーニング用
立毛布帛;を好ましい態様として包含する。
【0010】そして、本発明は、(6) 偏平度(w/
d)[但しwは繊維横断面における最大幅(μm)を示
し、dは繊維横断面における最大厚み(μm)を示す]
が2.5〜15の範囲にあり且つ下記の数式(II);
【0011】
【数6】 ねじれ収縮率(%)={(L2−L1)/L2}×100 (II) (式中、L1は繊維の一端に1mg/dtexの荷重を
吊るした状態で90℃の熱水中に30分間浸漬した後、
熱水から取り出し、同荷重をかけたままの状態で20℃
で乾燥した後の繊維の20℃、65%RHにおける長さ
を示し、L2は前記乾燥した繊維に吊るしてあった1m
g/dtexの荷重を取り除き、代わりに50mg/d
texの荷重を吊るして空気中で20℃、65%RHで
測定したときの繊維の長さを示す。)から求められるね
じれ収縮率が3〜40%の範囲にある偏平横断面繊維を
立毛部用繊維として用いて立毛布帛を製造した後、立毛
布帛を加熱処理して、立毛に嵩高ねじれクリンプ構造を
発現させることを特徴とする、嵩高ねじれクリンプ構造
を有する偏平横断面繊維からなる立毛を有する電子写真
応用機器のクリーニング用立毛布帛の製造方法である。
【0012】さらに、本発明は、(7) 前記(1)〜
(5)のいずれかのクリーニング用立毛布帛を用いたこ
とを特徴とする電子写真応用機器用のクリーニングブラ
シである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明について詳細に説明
する。本発明のクリーニング用立毛布帛は、複写機、プ
リンター、ファクシミリなどの電子写真応用機器におい
て、感光体上に残留しているトナー等を除去するための
クリーニングブラシとしてに用いられる立毛布帛であ
る。
【0014】本発明のクリーニング用立毛布帛(クリー
ニング用パイル布帛)では、立毛部を構成する立毛が、
偏平度(w/d)が2.5〜15の範囲にある偏平な横
断面形状を有する繊維(偏平横断面繊維)から形成され
ていることが必要であり、偏平度が3.5〜8.0の偏
平横断面繊維から形成されていることが好ましい。立毛
を構成する偏平横断面繊維の偏平度が2.5未満である
と、繊維の横断面が円形に近くなり、ねじれクリンプ構
造が発現しにくくなって、耐へたり性が劣るようにな
り、クリーニング性能が低下する。一方、立毛を構成す
る偏平横断面繊維の偏平度が15を超える場合も、ねじ
れクリンプ構造が発現しにくくなり、しかも繊維自体の
剛性が失われて、耐へたり性に劣るようになり、クリー
ニング性能が低下する。ここで、本明細書における「立
毛を構成している偏平横断面繊維の偏平度(w/d)」
とは、嵩高ねじれクリンプ構造を発現してなる偏平横断
面繊維の偏平度を意味し、繊維の横断面形状を記載した
図1を参照して説明すると、繊維の横断面における最大
幅w(μm)を繊維の最大厚みd(μm)で除した値で
ある。本発明のクリーニング用立毛布帛では、立毛部を
構成する偏平横断面繊維は、嵩高ねじれクリンプ構造の
発現前と発現後とで、その偏平度に殆ど違いがなく、一
般に、嵩高ねじれクリンプ構造の発現後の偏平横断面繊
維の偏平度は、嵩高ねじれクリンプ構造の発現前の偏平
横断面繊維の偏平度の約0.95〜1.0倍程度であ
る。
【0015】本発明のクリーニング用立毛布帛では、立
毛を構成する偏平横断面繊維の横断面形状は、その偏平
度が上記した2.5〜15の範囲にある限りは特に制限
されず、例えば、図1の(イ)に示すような略長方形、
図1の(ロ)に示すようなアレイ形(ドッグボーン
形)、図1の(ハ)に示すような中央部に凸部が存在す
るアレイ形、図1の(ニ)に示すような長楕円形などを
挙げることができる。そのうちでも、立毛を構成する偏
平横断面繊維の横断面形状は、図1の(ハ)に示すよう
な中央部に凸部が存在するアレイ形、図1の(イ)、
(ロ)、(ニ)などのような横断面形状を有するものに
おいて繊維同士の付着を防止するために突起を繊維表面
に多数設けた形状(点接触型)であることが、耐へたり
性、嵩高性などに優れることから好ましい。
【0016】本発明のクリーニング用立毛布帛では、立
毛を構成している偏平横断面繊維は、直線状ではなく、
嵩高ねじれクリンプ構造を有する。ここで、本発明にお
ける「嵩高ねじれクリンプ構造」とは、例えば図2に例
示すように、立毛を構成している偏平横断面繊維が、繊
維の長さ方向にねじれながらクリンプ(カール)して嵩
高な構造をなしていることをいう。立毛を構成する嵩高
ねじれクリンプ構造を有する偏平横断面繊維では、その
ねじれピッチ(P)(mm)、すなわち図2に示すよう
に、クリンプ構造の隣り合う谷と谷の間の距離(山と山
の間の距離)(P)が、L/10≦P(mm)≦L[式
中、Lは立毛長(mm)を示す]の範囲にあり、ねじれ
ピッチ(P)が0.2〜12mmの範囲にあることが好
ましい。立毛を構成する偏平横断面繊維におけるねじれ
ピッチ(P)が立毛長(L)の10分の1よりも短い
と、立毛部に嵩高性、耐へたり性、弾力性が付与されに
くくなって、クリーニング性能が低下し、一方立毛長
(L)よりも長くても立毛部に嵩高性、耐へたり性、弾
力性が付与されにくくなって、クリーニング性能が低下
する。立毛部の立毛長(L)が2〜20mmである本発
明のクリーニング用立毛布帛では、上記したねじれピッ
チ(P)を有することにより、式:K=1/Pによって
求められるねじれ数(K)は、立毛の長さ1mm当た
り、通常約1〜10個となる。
【0017】立毛を構成する、ねじれピッチ(P)がL
/10〜Lの範囲にある嵩高ねじれクリンプ構造の偏平
横断面繊維は、偏平度(w/d)が2.5〜15の範囲
にあり且つ上記の数式(II)から求められるねじれ収縮
率が3〜40%の範囲にある偏平横断面繊維を立毛用繊
維として用いて立毛布帛を製造した後、該立毛布帛を加
熱処理して立毛部に嵩高ねじれクリンプ構造を発現させ
ることによって、円滑に得ることができる。立毛布帛の
製造時に立毛用繊維として偏平横断面繊維のねじれ収縮
率が3%未満のものを用いた場合は、立毛布帛に加熱処
理を施したときに、ねじれの発現が小さくて直線状のま
まの状態になり、耐へたり性に優れる立毛部が形成され
にくくなる。一方、立毛布帛の製造時に立毛用繊維とし
て偏平横断面繊維のねじれ収縮率が40%を超えるもの
を用いた場合は、加熱処理したときに、立毛部が強い捲
縮状態になってしまってクリーニング機能が失われ、感
光体上に残留したトナーなどの除去能が劣るものになり
易い。
【0018】本発明のクリーニング用立毛布帛における
立毛は、偏平度(w/d)が上記した2.5〜15の範
囲にあり且つねじれピッチ(P)が上記したL/10〜
Lの範囲にある嵩高ねじれクリンプ構造を有する偏平横
断面繊維から構成されている限りはどのような繊維から
形成されていてもよいが、嵩高ねじれクリンプ構造を有
する偏平横断面繊維は、図1の(イ)〜(ニ)に例示す
るように、収縮性能が互いに異なる2種のA成分とB成
分、好ましくは収縮率差が2%以上であるA成分とB成
分を、左右に貼り合わせた偏平な横断面形状を有する貼
合型複合繊維から円滑に形成される。前記貼合型複合繊
維を構成するA成分およびB成分は、ポリエステル、ポ
リオレフィン、ポリアミド、その他の繊維形成が可能な
重合体のいずれであってもよく、またそれらの混合物、
複合物、または20重量%以下の添加物を含んでいるも
のであってもよい。立毛部の形成に用いる貼合型複合繊
維は、温湿度などの環境変化を受けにくく、取り扱い性
に優れるポリエステルから形成されていることが好まし
く、特に収縮性能の異なる2種類のポリエステルをA成
分およびB成分として用いた貼合型複合繊維がより好ま
しく用いられる。
【0019】限定されるものではないが、本発明の立毛
布帛における立毛を構成する貼合型複合繊維の好ましい
例としては、以下のものを挙げることができる。 A成分が極限粘度[η]≧0.6のポリエチレンテ
レフタレート(PET)で、B成分がA成分よりも極限
粘度[η]が0.1以上小さいPETである貼合型複合
繊維。 A成分が極限粘度[η]≧0.75のポリブチレン
テレフタレート(PBT)で、B成分がA成分よりも極
限粘度[η]が0.1以上小さいPBTである貼合型複
合繊維。 A成分がエチレンテレフタル酸単位から実質的にな
り他の共重合単位の割合が3モル%未満であるPET
で、B成分が他の共重合単位を3〜15モル%有するP
ETである貼合型複合繊維。 A成分がブチレンテレフタル酸単位から実質的にな
り他の共重合単位の割合が3モル%未満であるPBT
で、B成分が他の共重合単位を3〜15モル%有するP
BTである貼合型複合繊維。 A成分がPETで、B成分がPBTである貼合型複
合繊維。 A成分がPETで、B成分がPETとPBTとの混
合物である貼合型複合繊維。
【0020】上記の(3)および(4)に挙げた貼合型
複合繊維において、PETまたはPBT中に含有させ得
る他の共重合単位としては、例えば、イソフタール酸、
アジピン酸、セバシン酸、ジエチレングリコール、プロ
ピレン分子量、ネオペンチルグリコール、スルホイソフ
タール酸、1,4−ブタンジオールなどに由来する単位
を挙げることができ、これらの1種または2種以上の共
重合単位を有することができる。また、上記(1)〜
(6)に挙げたPETおよび/またはPBTは、必要に
応じて、例えば、つや消し剤、熱安定剤、顔料、カーボ
ンブラック、シリカなどの充填の1種または2種以上を
少量(好ましくは5質量%)の割合で含有していてもよ
い。
【0021】図1に例示するような貼合型複合繊維にお
けるA成分とB成分の割合は、その横断面形状、偏平
度、貼合型複合繊維を構成するA成分とB成分の種類な
どに応じて異なり得るが、一般には、A成分とB成分を
1:1〜1:2の質量比で貼り合わせることが、嵩高ね
じれクリンプ構造の発現が良好になり、且つ曳糸性が良
好である点から好ましい。
【0022】A成分とB成分が貼り合わさった偏平な横
断面形状を有する貼合型複合繊維の製法は特に制限され
ず、従来から知られている方法に準じて製造することが
できる。例えば、A成分をなす繊維形成性重合体流と、
B成分をなす繊維形成性重合体流とを複合流として左右
に合流させ、例えば図3の(イ)〜(ニ)に示すような
ノズルから紡出した後に引き取ることによって製造する
ことができる。その際にA成分とB成分の複合流は、ノ
ズルから吐き出す前に形成しても、またはノズルから吐
き出した直後に形成してもよい。ノズルから紡出した偏
平横断面繊維は、引き取った後にまたは引き取り途中に
延伸することが好ましく、延伸倍率としては1.1〜
5.0倍の倍率が好ましく採用される。
【0023】偏平横断面繊維を製造する際のA成分とB
成分との組み合わせ、ノズル形状、紡糸条件、引き取り
条件、延伸条件などを選択・調整することによって、上
記の数式(II)で表されるねじれ収縮率が3〜40%の
範囲内にあり且つ偏平度が2.5〜15の範囲にある立
毛用の偏平横断面繊維(原糸)を製造することができ
る。この偏平横断面繊維を立毛用繊維として用いて立毛
布帛を製造した後、該立毛布帛を加熱処理することによ
って、立毛部に嵩高ねじれクリンプ構造が発現して、偏
平度が2.5〜15の範囲内で且つねじれピッチ(P)
(mm)が立毛長(L)の10分の1〜立毛長(L)と
同じ値であり、且つ立毛部の圧縮率(C)が3〜40%
の範囲にある本発明のクリーニング用立毛布帛を円滑に
製造することができる。立毛布帛の立毛部に嵩高ねじれ
クリンプ構造を発現させるための加熱処理の温度として
は、一般に、立毛を構成している偏平横断面繊維におけ
る低融点重合体成分のガラス転移点(Tg)からガラス
転移点(Tg)+80℃の範囲内の温度が好ましく採用
される。
【0024】本発明のクリーニング用立毛布帛では、立
毛を構成する偏平横断面繊維の太さは特に制限されない
が、一般には、その単繊維繊度が1〜6dtexである
ことが、耐へたり性、クリーニング性などの点から好ま
しく、2〜4dtexであることがより好ましい。
【0025】本発明のクリーニング用立毛布帛では、嵩
高ねじれクリンプ構造を有する偏平横断面繊維からなる
立毛の立毛長(すなわち立毛の根部から立毛の先端まで
の距離)(L)が2〜20mmであり、3〜10mmで
あることが好ましい。立毛長(L)が2mm未満である
とクリーニング性能が低下し、一方20mmを超えると
立毛が倒れ易くなって、耐へたり性が低下し、やはりク
リーニング性能が低下する。
【0026】本発明のクリーニング用立毛布帛では、立
毛は、先端がカットされたカットパイルの形態であって
も、または先端がループ状になったループパイルの形態
であってもいずれでもよいが、クリーニング性能、弾力
性などの点から、カットパイルの形態であることが好ま
しい。
【0027】立毛布帛では、立毛部の圧縮率が小さいほ
ど、圧縮による立毛部の変形(厚さの減少)がなく、耐
へたり性および耐久性に優れたものとなるが、圧縮率が
低すぎると立毛を構成する繊維の剛直性が高くなり過ぎ
て、クリーニング時に感光体に傷が付き易くなる。かか
る点から、本発明のクリーニング用立毛布帛では、上記
の数式(I)から求められる立毛部の圧縮率(C)が1
0〜15%であることが必要であり、10〜13%であ
ることが好ましい。立毛部の圧縮率(C)が10%未満
であると、立毛を構成する偏平横断面繊維の剛直性が高
くなり過ぎて感光体に傷が付き易くなり、一方15%を
超えると耐へたり性が低下して、クリーニング性能が低
下する。
【0028】丸形断面を有するポリエステル繊維からな
る立毛部を有する従来のクリーニング用立毛布帛では上
記と同様に測定した圧縮率(C)が一般に30%以上で
あり、また丸形断面を有するレーヨンからなる立毛部を
有する従来のクリーニング用立毛布帛では上記と同様に
測定した圧縮率(C)が一般に28%前後である。した
がって、立毛部の圧縮率(C)が10〜15%である本
発明のクリーニング用立毛布帛は、そのような従来のク
リーニング用立毛布帛と比較すると、立毛部の圧縮率が
大幅に小さくて圧縮による立毛部の変形、へたりが少な
く耐へたり性に優れており、しかも立毛部が硬すぎず適
度の柔軟性を備えており、感光体を傷つけることなく、
良好にクリーニングすることができる。
【0029】本発明のクリーニング用立毛布帛では、立
毛部における立毛密度は特に制限されず、立毛を構成す
る偏平横断面繊維の単繊維繊度、横断面形状、収縮率な
どに応じて選択できるが、立毛を構成する偏平横断面繊
維の単繊維繊度が1〜6dtexの範囲内にある場合
は、立毛部における立毛密度は8000〜23000本
/cm2程度であることが、立毛部の圧縮率(C)を上
記した10〜15%の範囲に調整し易い点から好まし
く、15000〜2000本/cm2であることがより
好ましい。
【0030】本発明のクリーニング用立毛布帛は、上記
した(i)〜(iii)の要件を満足する限りは、織物で
あってもまたは編物であってもいずれでもよく、また織
物または編物の地組織の種類も特に制限されないが、立
毛の耐抜け性、立毛布帛の製造の容易性、立毛品位など
の点から、二重織物または経編物であることが好まし
い。本発明のクリーニング用立毛布帛では、地組織を形
成する繊維の種類は特に制限されず、立毛を構成する繊
維と同じであっても、または異なっていてもよい。一般
的には、立毛部を上記した偏平横断面繊維から構成し、
地組織を丸形断面を有する通常の合成繊維(例えば丸形
断面を有するポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリ
オレフィン繊維)などから形成することが、立毛布帛の
製造の容易性、コスト、立毛品位などの点から好まし
い。
【0031】本発明のクリーニング用立毛布帛におい
て、立毛を構成する偏平横断面繊維および地組織を構成
する繊維のいずれか一方または両方の少なくとも一部と
して導電性繊維を用いると、感光体のクリーニング時に
静電気を同時に除去することができ、クリーニング性能
がより向上する。導電性繊維としては、導電性カーボン
ブラック粒子を添加した繊維、金属粉を添加した繊維な
どが挙げられる。また、立毛を構成する偏平横断面繊維
に帯電防止剤を含有させる(練り込む)かまたは繊維表
面に付着させると、クリーニング時に静電気の除去を同
時に行うことができる。
【0032】電子写真応用機器の感光体上に残留してい
るトナー等を除去するためのクリーニングブラシとして
は、一般にローラブラシと平面ブラシが知られている。
ローラブラシは、ローラに立毛布帛をバイアス状に巻き
付け、バインダーで固定することによって作製される。
また平面ブラシは、立毛布帛を板状基材にバインダーな
どで固定することによって作製される。本発明のクリー
ニング用立毛布帛は、ローラブラシおよび平面ブラシの
いずれにも用いることができ、したがって本発明は本発
明のクリーニング用立毛布帛を用いてなるクリーニング
ブラシを本発明の範囲に包含する。
【0033】本発明のクリーニング用立毛布帛の製造方
法は特に制限されず、上記した(i)〜(iii)の要件
を満足する立毛布帛を製造し得るいずれの方法で製造し
てもよい。さらに、本発明のクリーニングブラシの作製
方法も特に制限されず、本発明のクリーニング用立毛布
帛を用いてクリーニングブラシを製造するのであれば、
いずれの方法で作製してもよい。限定されるものではな
いが、本発明のクリーニング用立毛布帛およびクリーニ
ングブラシは、例えば、以下のようにして製造すること
ができる。
【0034】すなわち、偏平度が2.5〜15の偏平横
断面繊維、好ましくは偏平度が2.5〜15で且つねじ
れ収縮率が上記した3〜40%の範囲にある偏平横断面
繊維(ねじれ嵩高ねじれクリンプ構造を発現させる前の
偏平横断面繊維)(好ましくはフィラメント糸)を立毛
用繊維として用い、地組織用繊維として通常の繊維(例
えばポリエステル丸形断面繊維等)からなる糸を使用し
て、二重織組織またはダブルラッセル組織の布帛を製造
した後に布帛を厚さ方向の中央部で切断(スライス)し
て、立毛布帛を製造するか、或いは一重の織編物に立毛
が植え込まれた立毛布帛を直接製造した後に、立毛部の
毛抜け防止のために布帛の裏面をゴムラテックスなどの
バッキング材で処理し、必要に応じて適当な温度(例え
ば100〜140℃)で乾燥する。次に、上記で得られ
た立毛布帛を立毛を構成する偏平横断面繊維のガラス転
移点(Tg)以上の温度、好ましくはTgからTg+8
0℃の範囲の温度に加熱処理して、立毛部に嵩高ねじれ
クリンプ構造を発現させることにより、嵩高ねじれクリ
ンプ構造を有する偏平横断面繊維よりなる立毛を有する
本発明のクリーニング用立毛布帛が製造される。その際
に、立毛を構成する偏平横断面繊維がポリエステル繊維
である場合、特に2種類のポリエステルをA成分および
B成分とする上記〜に挙げたような貼合型複合繊維
である場合は、嵩高ねじれクリンプ構造を発現させるた
めの加熱処理を、一般に、100〜180℃で行うと、
嵩高ねじれクリンプ構造を良好に発現させることができ
る。嵩高ねじれクリンプ構造を発現させるための加熱処
理は、加熱水蒸気、熱風、輻射熱などを用いて行うこと
ができるが、加熱水蒸気による加熱処理の均一性などの
点から好ましい。
【0035】立毛を構成する偏平横断面繊維に嵩高ねじ
れクリンプ構造を発現させるための加熱処理は、立毛布
帛をクリーニングブラシ用のローラまたは板状基材に取
り付ける前に行っても、または取り付けた後に行っても
よい。クリーニングブラシの製作時の作業性などの点か
らは、クリーニングブラシ用のローラまたは板状基材に
巻き付けまたは取り付けた後に加熱処理する後者が方法
が好ましく採用される。加熱処理によって立毛にねじれ
クリンプ構造が発現する。嵩高ねじれクリンプ構造を発
現させる前の立毛布帛または発現させた後の立毛布帛を
ローラに巻き付ける場合は、立毛布帛をバイアス状の細
帯に切断して、それをローラにバイアス状に巻き付けて
ゆくと、立毛布帛をローラに均一に且つ強固に巻き付け
ることができる。
【0036】嵩高ねじれクリンプ構造を発現させるため
の加熱処理時および/または加熱処理後に立毛部にシャ
ーリングを施すと、立毛の毛足が均一に揃い、クリーニ
ング性能に一層優れる立毛布帛またはそれを取り付けた
クリーニングブラシを得ることができる。また、立毛布
帛における立毛および/または地組織の少なくとも一部
を導電性繊維を用いて形成した場合は、立毛布帛のバッ
キング剤、立毛布帛をローラや板状基材に固定するため
のバインダー、立毛布帛を貼り付けるローラや板状基材
として導電性のものを使用することが好ましく、それに
より感光体などに帯電している静電気をより良好に除去
することができる。
【0037】
【実施例】以下に本発明を実施例などにより具体的に説
明するが、本発明は以下の例により何ら限定されない。
以下の例において、立毛布帛における立毛の形成に用い
た繊維(嵩高ねじれクリンプ構造を発現させる前の繊
維)のねじれ収縮率、および立毛布帛(嵩高ねじれクリ
ンプ構造を発現させた後の立毛布帛)(クリーニングブ
ラシ)における立毛部の圧縮率(C)は、上記した方法
で測定した。また、立毛用繊維の製造に用いたポリエス
テルの極限粘度[η]、立毛用繊維(嵩高ねじれクリン
プ構造を発現させる前の繊維)および嵩高ねじれクリン
プ構造を発現させた後の繊維の偏平度(w/d)と立毛
長(L)、立毛のねじれピッチ(P)(mm)の測定
(算出)、並びに最終的に得られたクリーニングブラシ
における立毛の耐へたり性およびクリーニング性能の評
価は、次のようにして行った。
【0038】(1)ポリエステルの極限粘度[η]:フ
ェノールとテトラクロルエタンの等質量混合溶媒を用
い、30℃の恒温槽中でウッベローデ型粘度計を用いて
測定した。
【0039】(2)立毛を構成する繊維の偏平度(w/
d):以下の実施例1〜3および比較例1〜2におい
て、ステンレス製丸棒に巻き付ける前の立毛布帛(嵩高
ねじれクリンプ構造を発現させる前の立毛布帛)および
該立毛布帛を用いて製作したクリーニングブラシ(嵩高
ねじれクリンプ構造を発現させた立毛布帛)のそれぞれ
に対して、その立毛を構成する繊維の任意の横断面を光
学電子顕微鏡を用いて写真撮影し、その最大幅(w)と
最大厚み(d)を測定して偏平度(w/d)を算出し
た。立毛を構成する繊維の任意の横断面20箇所につい
て前記と同じ操作を繰り返して偏平度を算出し、20個
の平均値を採って、偏平度とした。
【0040】(3)立毛長:以下の実施例1〜3および
比較例1〜2において、ステンレス製丸棒に巻き付ける
前の立毛布帛(嵩高ねじれクリンプ構造を発現させる前
の立毛布帛)および該立毛布帛を用いて製作したクリー
ニングブラシ(嵩高ねじれクリンプ構造を発現させた後
の立毛布帛)のそれぞれに対して、電子顕微鏡で拡大写
真を撮り、物差しを用いて、その立毛長(L)を図4に
示すようにしてランダムに20カ所測定し、その平均値
を採って立毛長(L)とした。
【0041】(4)立毛におけるねじれピッチ(P):
以下の実施例1〜3および比較例1〜2において、最終
的に得られたクリーニングブラシ(嵩高ねじれクリンプ
構造を発現させた後の立毛布帛)における立毛の長さ方
向の電子顕微鏡写真を撮り、図2に示すようにして、ク
リンプの谷と谷の間の距離(P)を測定し、同じ測定を
ランダムに20カ所行い、その平均値を採ってねじれピ
ッチ(P)とした。
【0042】(5)クリーニングブラシにおける立毛の
耐へたり性:クリーニングブラシにおける立毛に対し
て、荷重75g/cm2で500回圧縮し、除重2分後
の厚さ減少率を調べ、厚さ減少率が、0〜1%である場
合を耐へたり性が極めて良好(◎)、1%を超え3%未
満である場合を耐へたり性が良好(○)、3%を超え5
%未満である場合を耐へたり性がやや不良(△)、5%
以上である場合を耐へたり性が不良(×)であると評価
した。
【0043】(6)クリーニングブラシのクリーニング
性能:クリーニングブラシのクリーニング性能をトナー
除去率によって調べ、トナー除去率が、95%以上であ
る場合をクリーニング性能が極めて良好(◎)、90%
以上95%未満である場合をクリーニング性能が良好
(○)、85%以上90%未満である場合をクリーニン
グ性能がやや不良(△)、85%未満である場合をクリ
ーニング性能が不良(×)であると評価した。
【0044】《実施例1》 (1) ポリエチレンテレフタレート(極限粘度[η]
=0.65)をA成分として用い、イソフタール酸を8
モル%共重合したポリエチレンテレフタレート(極限粘
度[η]=0.66)をB成分として用いて、A成分と
B成分を1:1の複合比(質量比)で図3の(ハ)に示
したノズルから温度260℃で貼り合わせながら溶融紡
糸し、1000m/分の速度で巻き取って図1の(ハ)
に示す横断面形状を有する、偏平度(w/d)3.8の
偏平横断面繊維(マルチフィラメント)を製造した後、
該偏平横断面繊維を下記の条件で2段延伸して、83d
tex/24フィラメントの偏平横断面繊維よりなるマ
ルチフィラメント糸を製造した。このマルチフィラメン
ト糸のねじれ収縮率を上記した方法で測定したところ、
以下の表1に示すように20%であった。 [延伸条件]温度77℃の第1ローラー、温度90℃の
第2ローラーおよび室温の第3ローラーを使用し、第1
段延伸倍率=1.9倍および第2段延伸倍率=1.6倍
の条件下に2段延伸した。 (2) 上記(1)で得られたマルチフィラメント糸を
立毛用糸として用い、レギュラーポリエステル繊維より
なる糸を地組織用糸として用いて、ダブルラッセル組織
の布帛(布帛の目付0.1g/m2)を製造した後、布
帛を厚さ方向の中央部で切断(スライス)して、立毛布
帛を製造し、その裏面に立毛部の毛抜け防止のためにゴ
ムラテックスを塗布してバッキング処理した後乾燥し
て、バッキング処理立毛布帛を製造した。この立毛布帛
における立毛長を上記した方法で測定したところ、下記
の表1に示すように4.5mmであった。
【0045】(3) 上記(2)で得られた立毛布帛
を、バイアス状に幅1.5cmの帯状に切断し、その裏
側に導電性ホットメルト接着剤を塗布して、直径4mm
のステンレス製棒(ローラブラシ用)にバイアス状巻き
付けた後、温度100〜105℃の加熱水蒸気を用いて
加熱処理して、立毛に嵩高ねじれクリンプ構造を発現さ
せると共に立毛布帛をステンレス製棒に接着させて、ロ
ーラ状のクリーニングブラシを製造した。これにより得
られたクリーニングブラシにおける立毛の偏平度(w/
d)および立毛部の立毛長(L)を上記した方法で測定
したところ、下記の表1に示すようにそれぞれ3.8お
よび4.1mmであった。次いで、これにより得られた
ローラ状のクリーニングブラシをシャーリング処理して
立毛の毛足を均一に揃えた。 (4) 上記(3)で得られたシャーリング処理後のク
リーニングブラシについて、その立毛部の圧縮率(C)
を上記した方法で測定すると共に、その耐へたり性およ
びクリーニング性能を上記した方法で評価したところ、
下記の表1に示すとおりであった。
【0046】《実施例2》 (1) ポリエチレンテレフタレート(極限粘度[η]
=0.55)をA成分として用い、イソフタール酸を8
モル%をおよび2モル%共重合したポリエチレンテレフ
タレート(極限粘度[η]=0.55)をB成分として
用いて、A成分とB成分を1:1の複合比(質量比)で
図3の(ハ)に示したノズルから温度260℃で貼り合
わせながら溶融紡糸し、1000m/分の速度で巻き取
って図1の(ハ)に示す横断面形状を有する偏平度2.
5の偏平横断面繊維(マルチフィラメント)を製造した
後、該偏平横断面繊維を実施例1におけるのと同じ延伸
条件で2段延伸して、83dtex/24フィラメント
のマルチフィラメント糸を製造した。このマルチフィラ
メント糸のねじれ収縮率を上記した方法で測定したとこ
ろ、以下の表1に示すように3%であった。 (2) 上記(1)で得られたマルチフィラメント糸を
立毛用糸として用い、それ以外は実施例1の(2)と同
様にして立毛布帛を製造した後、ゴムラテックスを用い
てバッキング処理を行って、バッキング処理立毛布帛を
製造した。この立毛布帛における立毛長を上記した方法
で測定したところ、下記の表1に示すように4.5mm
であった。
【0047】(3) 上記(2)で得られたバッキング
処理立毛布帛を用いて、実施例1の(3)におけるのと
同様にしてローラ状のクリーニングブラシを製造した。
これにより得られたクリーニングブラシにおける立毛の
偏平度(w/d)および立毛部の立毛長(C)を上記し
た方法で測定したところ、下記の表1に示すようにそれ
ぞれ2.5および4.3mmであった。これにより得ら
れたローラ状のクリーニングブラシを実施例1の(3)
におけるのと同様にシャーリング処理して立毛の毛足を
均一に揃えた。 (4) 上記(3)で得られたシャーリング処理後のク
リーニングブラシについて、その立毛部の圧縮率(C)
を上記した方法で測定すると共に、その耐へたり性およ
びクリーニング性能を上記した方法で評価したところ、
下記の表1に示すとおりであった。
【0048】《実施例3》 (1) ポリエチレンテレフタレート(極限粘度[η]
=0.65)をA成分として用い、イソフタールさんを
8モル%およびスルホイソフタール酸を2モル%共重合
したポリエチレンテレフタレート(極限粘度[η]=
0.55)をB成分として用いて、A成分とB成分を
1:1の複合比(質量比)で図3の(ハ)に示したノズ
ルから温度260℃で貼り合わせながら溶融紡糸し、1
000m/分の速度で巻き取って図1の(ハ)に示す横
断面形状を有する偏平度14.3の偏平横断面繊維(マ
ルチフィラメント)を製造した後、該偏平横断面繊維を
実施例1におけるのと同じ延伸条件で2段延伸して、8
3dtex/24フィラメントのマルチフィラメント糸
を製造した。このマルチフィラメント糸のねじれ収縮率
を上記した方法で測定したところ、以下の表1に示すよ
うに39%であった。 (2) 上記(1)で得られたマルチフィラメント糸を
立毛用糸として用い、それ以外は実施例1の(2)と同
様にして立毛布帛を製造した後、バッキング処理し、バ
ッキング処理立毛布帛を製造した。この立毛布帛におけ
る立毛の立毛長(C)を上記した方法で測定したとこ
ろ、下記の表1に示すように4.5mmであった。
【0049】(3) 上記(2)で得られたバッキング
処理立毛布帛を用いて、実施例1の(3)におけるのと
同様にしてローラ状のクリーニングブラシを製造した。
これにより得られたクリーニングブラシにおける立毛の
偏平度(w/d)および立毛部の立毛長(L)を上記し
た方法で測定したところ、下記の表1に示すようにそれ
ぞれ14.3および3.9mmであった。これにより得
られたローラ状のクリーニングブラシを実施例1の
(3)におけるのと同様にシャーリング処理して立毛の
毛足を均一に揃えた。 (4) 上記(3)で得られたシャーリング処理後のク
リーニングブラシについて、その立毛部の圧縮率(C)
を上記した方法で測定すると共に、その耐へたり性およ
びクリーニング性能を上記した方法で評価したところ、
下記の表1に示すとおりであった。
【0050】《比較例1》 (1) ポリエチレンテレフタレート(極限粘度[η]
=0.65)を用いて常法により溶融紡糸、延伸して、
丸形の横断面形状(偏平度1)を有するマルチフィラメ
ント糸(83dtex/24フィラメント)を製造し
た。このマルチフィラメント糸のねじれ収縮率を上記し
た方法で測定したところ、以下の表1に示すように2%
であった。 (2) 上記(1)で得られたマルチフィラメント糸を
立毛用糸として用い、それ以外は実施例1の(2)と同
様にして立毛布帛を製造した後、バッキング処理してバ
ッキング処理立毛布帛を製造した。この立毛布帛におけ
る立毛長(L)を上記した方法で測定したところ、下記
の表1に示すように3.9mmであった。
【0051】(3) 上記(2)で得られたバッキング
処理立毛布帛を用いて、実施例1の(3)におけるのと
同様にしてローラ状のクリーニングブラシを製造した。
これにより得られたクリーニングブラシにおける立毛部
の立毛長(L)を上記した方法で測定したところ、下記
の表1に示すように3.9mmであった。これにより得
られたローラ状のクリーニングブラシを実施例1の
(3)におけるのと同様にシャーリング処理して立毛の
毛足を均一に揃えた。 (4) 上記(3)で得られたシャーリング処理後のク
リーニングブラシについて、その立毛部の圧縮率(C)
を上記した方法で測定すると共に、その耐へたり性およ
びクリーニング性能を上記した方法で評価したところ、
下記の表1に示すとおりであった。
【0052】《比較例2》 (1) 常法に従って丸形の横断面形状を有するレーヨ
ン繊維(マルチフィラメント糸;83dtex/24フ
ィラメント)を製造した。このマルチフィラメント糸の
ねじれ収縮率を上記した方法で測定したところ、以下の
表1に示すように1.5%であった。 (2) 上記(1)で得られたマルチフィラメント糸を
立毛用糸として用い、それ以外は実施例1の(2)と同
様にして立毛布帛を製造した後、バッキング処理してバ
ッキング処理立毛布帛を製造した。この立毛布帛におけ
る立毛長(L)を上記した方法で測定したところ、下記
の表1に示すように3.2mmであった。
【0053】(3) 上記(2)で得られたバッキング
処理立毛布帛を用いて、実施例1の(3)におけるのと
同様にしてローラ状のクリーニングブラシを製造した。
これにより得られたクリーニングブラシにおける立毛部
の立毛長(L)を上記した方法で測定したところ、下記
の表1に示すように2.5mmであった。これにより得
られたローラ状のクリーニングブラシを実施例1の
(3)におけるのと同様にシャーリング処理して立毛の
毛足を均一に揃えた。 (4) 上記(3)で得られたシャーリング処理後のク
リーニングブラシについて、その立毛部の圧縮率を上記
した方法で測定すると共に、その耐へたり性およびクリ
ーニング性能を上記した方法で評価したところ、下記の
表1に示すとおりであった。
【0054】
【表1】
【0055】上記の表1の結果から、実施例1〜3での
立毛布帛(クリーニングブラシ)では、立毛布帛のにお
ける立毛を構成する繊維の偏平度が2.5〜15の範囲
内にあり、且つそのねじれピッチ(P)が立毛長(L)
の10分の1〜立毛長と同じ長さの範囲にある嵩高ねじ
れクリンプ構造を有する偏平横断面繊維から構成される
ていることにより、該立毛布帛およびそれを用いてなる
クリーニングブラシは、その圧縮率(C)が10〜15
%のあり、耐へたり性およびクリーニング性能に優れて
いること、それに対して、嵩高ねじれクリンプ構造と偏
平断面を有していない、汎用の丸形断面ポリエステル繊
維またはレーヨンから立毛部が形成されている比較例1
および2の従来のクリーニング用立毛布帛およびそれを
用いてなるクリーニングブラシでは、立毛部の圧縮率
(C)が大きくて耐へたり性およびクリーニング性能に
劣っていることがわかる。
【0056】
【発明の効果】本発明のクリーニング用立毛布帛は、立
毛部の耐へたり性に優れ、温湿度などの環境変化による
影響を受けにくく、しかも反復使用時の安定性に優れて
いて、良好なクリーニング性能を長期にわたって安定し
て維持することができる。そのため、本願発明のクリー
ニング用立毛布帛並びに該クリーニング用立毛布帛を用
いて作製したクリーニングブラシは、良好なクリーニン
グ性能を温湿度などの環境変化に左右されることなく、
長期にわたって安定して維持することのできる。本発明
の立毛布帛は、前記した優れた特性を活かして、複写
機、プリンター、ファクシミリなどの電子写真応用機器
のクリーニングブラシなどに有効に用いることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクリーニング用立毛布帛における立毛
を構成する嵩高ねじれクリンプ構造を有する偏平横断面
繊維の横断面形状の例と、その最大幅(w)および最大
厚み(d)の測定法を示す図である。
【図2】本発明のクリーニング用立毛布帛における立毛
を構成する嵩高ねじれクリンプ構造の偏平横断面繊維の
繊維の長さ方向の形態を示す模式図である。
【図3】図1に記載されている偏平横断面繊維の製造に
用いる紡糸口金のノズル形状を示す図である。
【図4】立毛布帛における立毛長(L)の測定方法を示
す図である。
【符号の説明】
A A成分(繊維形成性重合体) B B成分(A成分とは別の繊維形成性重合体) L 立毛の繊維長 P 立毛におけるクリンプのねじれピッチ(P)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // D01F 8/14 D04B 21/14 Z D04B 21/14 G03G 21/00 314 (72)発明者 武部 美世子 岡山県倉敷市酒津1621番地 株式会社クラ レ内 Fターム(参考) 2H034 BD01 BD03 4L002 AA07 AB02 AB05 CA01 CB01 DA01 DA02 FA06 4L041 BA02 BA05 BA09 BA34 BC05 BD14 CA06 CA11 DD01 4L045 AA05 BA03 BA21 CB02 4L048 AA20 AA30 AA37 AA55 BA23 DA21 DA24

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真応用機器のクリーニング用立毛
    布帛であって、下記の要件(i)〜(iii); (i)クリーニング用立毛布帛における立毛が、嵩高ね
    じれクリンプ構造を有する偏平横断面繊維から構成さ
    れ、立毛を構成している該嵩高ねじれクリンプ構造を有
    する偏平横断面繊維は、その偏平度(w/d)[但しw
    は繊維横断面における最大幅(μm)およびdは繊維横
    断面における最大厚み(μm)を示す]が2.5〜15
    の範囲で、且つそのねじれピッチ(P)(mm)が、L
    /10≦P(mm)≦L[式中、Lは立毛長(mm)を
    示す]の範囲にある; (ii) 立毛布帛における立毛の立毛長(L)が2〜2
    0mmである;および、 (iii) 下記の数式(I)から求められる立毛部の圧縮
    率(C)が10〜15%である; 【数1】 圧縮率(%)={(D1−D2)/D1}×100 (I) [式中、D1は、温度20℃、湿度65%RHの条件下
    に、立毛布帛の上部から10g/cm2の荷重をかけて
    1分間放置したときの立毛布帛における立毛部の厚さ
    (mm)を示し、D2は、前記荷重を取り除き、それに
    代えて200g/cm2の荷重を立毛布帛の上部からか
    けて温度20℃、湿度65%RHの条件下に1分間放置
    したときの立毛部の厚さ(mm)を示す。]を満足する
    ことを特徴とする電子写真応用機器のクリーニング用立
    毛布帛。
  2. 【請求項2】 立毛布帛における立毛を構成する嵩高ね
    じれクリンプ構造を有する偏平横断面繊維が、貼合型複
    合繊維である請求項1に記載の電子写真応用機器のクリ
    ーニング用立毛布帛。
  3. 【請求項3】 立毛布帛における立毛が、偏平度(w/
    d)が2.5〜15の範囲にあり且つ下記の数式(I
    I); 【数2】 ねじれ収縮率(%)={(L2−L1)/L2}×100 (II) (式中、L1は繊維の一端に1mg/dtexの荷重を
    吊るした状態で90℃の熱水中に30分間浸漬した後、
    熱水から取り出し、同荷重をかけたままの状態で20℃
    で乾燥した後の繊維の20℃、65%RHにおける長さ
    を示し、L2は前記乾燥した繊維に吊るしてあった1m
    g/dtexの荷重を取り除き、代わりに50mg/d
    texの荷重を吊るして空気中で20℃、65%RHで
    測定したときの繊維の長さを示す。)から求められるね
    じれ収縮率が3〜40%の範囲にある偏平横断面繊維を
    立毛用繊維として用い、該偏平横断面繊維に加熱処理に
    よって嵩高ねじれクリンプ構造を発現させることによっ
    て形成されたものである請求項1または2に記載の電子
    写真応用機器のクリーニング用立毛布帛。
  4. 【請求項4】 立毛布帛における立毛および/または地
    組織の少なくとも一部として導電性繊維を用いてなる請
    求項1〜3のいずれか1項に記載の電子写真応用機器の
    クリーニング用立毛布帛。
  5. 【請求項5】 立毛部、または立毛部と地組織がポリエ
    ステル繊維から形成されている請求項1〜4のいずれか
    1項に記載の電子写真応用機器のクリーニング用立毛布
    帛。
  6. 【請求項6】 偏平度(w/d)[但しwは繊維横断面
    における最大幅(μm)を示し、dは繊維横断面におけ
    る最大厚み(μm)を示す]が2.5〜15の範囲にあ
    り且つ下記の数式(II); 【数3】 ねじれ収縮率(%)={(L2−L1)/L2}×100 (II) (式中、L1は繊維の一端に1mg/dtexの荷重を
    吊るした状態で90℃の熱水中に30分間浸漬した後、
    熱水から取り出し、同荷重をかけたままの状態で20℃
    で乾燥した後の繊維の20℃、65%RHにおける長さ
    を示し、L2は前記乾燥した繊維に吊るしてあった1m
    g/dtexの荷重を取り除き、代わりに50mg/d
    texの荷重を吊るして空気中で20℃、65%RHで
    測定したときの繊維の長さを示す。)から求められるね
    じれ収縮率が3〜40%の範囲にある偏平横断面繊維を
    立毛部用繊維として用いて立毛布帛を製造した後、該立
    毛布帛を加熱処理して、立毛に嵩高ねじれクリンプ構造
    を発現させることを特徴とする、嵩高ねじれクリンプ構
    造を有する偏平横断面繊維からなる立毛を有する電子写
    真応用機器のクリーニング用立毛布帛の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれか1項のクリーニ
    ング用立毛布帛を用いたことを特徴とする電子写真応用
    機器用のクリーニングブラシ。
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