JP2002104723A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002104723A
JP2002104723A JP2000298580A JP2000298580A JP2002104723A JP 2002104723 A JP2002104723 A JP 2002104723A JP 2000298580 A JP2000298580 A JP 2000298580A JP 2000298580 A JP2000298580 A JP 2000298580A JP 2002104723 A JP2002104723 A JP 2002104723A
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JP
Japan
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stapling
tray
sheet
unit
staple
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JP2000298580A
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English (en)
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Yoshinobu Kawakami
善信 川上
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Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ステープル処理機能を有した画像形成装置にお
いて無駄なステープル処理を防止することを目的とす
る。 【構成】画像形成された1組の用紙にステープル処理を
行うステープル手段を備えた画像形成装置において、上
記ステープル手段は、試しステープル指令に基づいて、
針無し状態で試しステープルを実行した後に、針を使用
したステープル処理を実行することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
するものであり、より詳細には、後処理機構としてステ
ープル処理装置が組み込まれた画像形成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機に代表される画像形成装置
の後処理機構として、ステープル手段が画像形成装置に
備えられているものがある。
【0003】この種の複写機は、後処理トレイを備えて
おり、オペレータが『ステープル機能』を選択した場合
には、一連の複写が終了し、後処理トレイへ排出され
た、1組の複写用紙束は、揃えられた後にステープル処
理がなされるようになっている。
【0004】しかしながら、多くの複写機は画像形成さ
れた用紙束へステープルする位置は概ね決まっているた
め、原稿の設定を誤った場合には、オペレータの予期せ
ぬ位置にステープル処理がなされることもあった。そし
て希望に添わないステープル処理がなされた場合には、
一旦複写機によりなされたステープルをオペレータが手
作業で外し、再度手作業でステープル処理を行うことを
余儀なくされていた。
【0005】こうした問題点を解決するため、最新の複
写機では、『試し複写モード』を設け、いきなり連続複
写を行ってステープル処理を実行することなく、まず1
枚だけ複写を行って、この試し複写用紙に対してステー
プルを実行し、ステープル位置に問題が無いか否かの判
断を行って、問題が無ければ一連の複写を実行するとい
うことが行われるようになってきている。
【0006】しかしながら、このような『試し複写モー
ド』を採用する場合においては、1枚目の用紙にステー
プル処理がなされるため、この用紙自体は目的とする複
写物としては活用できない。即ちあくまでも『試し複
写』に使用されるものでしかなく、オペレータにとって
有効な複写物としては使用できないのが実状である。そ
のため、『試し複写』用の用紙として、複写装置内に通
常の複写用紙とは別に、比較的コストの安い再利用用紙
(片面が複写、残り片面を複写用として使用する用紙な
ど)を収納し、この用紙を利用することも提案されてい
る(特開平8年101542号公報参照)。
【0007】この場合でも、『試し複写』で使用する用
紙やステープルの針は無駄になってしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
観点から案出されたものであり、『試し複写』において
使用された用紙の無駄をなくすと共に、ステープルの針
の無駄な消費をも無くすことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段と発明の効果】上記目的を
達成するため、請求項1記載の発明は、画像形成された
1組の用紙にステープル処理を行うステープル手段を備
えた画像形成装置において、上記ステープル手段は、試
しステープル指令に基づいて、針無し状態で試しステー
プルを実行した後に、針を使用したステープル処理を実
行することを特徴とする画像形成装置である。この請求
項1の発明によれば、試しステープル指令に基づいて針
無し状態で試しステープルが実行されるため、試し複写
においてステープルの針を無駄に消費することがなくな
る。この場合、ステープル手段が空打ちを行うことで、
用紙にステープルのハンマー痕が残っているため、コノ
ハンマー痕を目視で確認することで、正しいステープル
処理が実行されるか否かの判断を行うことができる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1に示された画
像形成装置として、通常の画像形成が実行され、排出さ
れた用紙を載置する胴内排紙部と、ステープル処理を実
行するための用紙を胴内に載置する中間トレイ部と、ス
テープル処理が実行された用紙を排出する排出手段と、
排出されたステープル処理済用紙を載置するためのスタ
ック部を備えている画像形成装置であることを特徴とし
ている。この請求項2の発明によれば、ステープル処理
が胴内排紙空間に設けられた中間トレイ部で実行される
ため、試しステープル処理に使用された用紙を簡単に取
り出し、試しステープル処理時のハンマー痕を確認した
後、この用紙を中間トレイ部に簡単に戻す事が可能とな
る。その結果、試しステープル処理に使用した用紙を通
常のステープル処理を実行する1枚目の複写物として再
利用することが極めて容易に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明における画像形成装
置の一具体例を示した複写機の外観斜視図であり、図2
はその内部構成を示す概略図である。まず、図1を参照
して、複写機1は、デジタルタイプの複写機であり、読
み取った原稿画像をデジタル処理してプリント出力する
タイプのもである。
【0012】この複写機1は、主として本体ハウジング
11によって構成されており、その上部には、原稿載置
面を備えた画像読取部が、下部には用紙を給紙する給紙
部20を備えており、この上下方向途中部に外表面から
内側に入り込んだ胴内排紙部空間12が形成されてい
る。画像読取部は、原稿載置面に対して開閉自在な原稿
処理装置(DF)が設けられており、原稿を自動的に原
稿載置面に供給し、画像読取部に設けられた露光ラン
プ、ミラー、レンズ系及びCCD等からなる光学系手段
により原稿画像を本体メモリ内に取り込むようになって
いる。
【0013】また、ハウジング11の内部にはそれ自体
の公知の電子写真プロセスを備えた作像ユニット(I
U)および、半導体レーザなどの光源を利用したレーザ
露光ユニット(LSU)が収納され、給紙部から供給さ
れた用紙にトナー画像を形成し、定着後胴内排紙空間1
2へ排出される。この胴内排紙部空間12の底面部分に
は、通常の排出用紙(後処理されない用紙)がスタック
される排紙トレイ13が、また上方部には後述する後処
理が行われる後処理トレイ14が設けられている。そし
て、この後処理トレイ14では、排出された用紙が揃え
られた後に、後処理としてのステイプル処理がなされ、
再度給紙されて、後処理トレイ14の下方に位置してい
る排紙トレイ13へ排出されるようになっている。な
お、この具体例では後処理としてステープル処理を例に
上げているが、ステープル処理以外にもパンチ処理など
も実施できる。
【0014】図2を参照し、用紙搬送について更に詳細
に説明する。今、原稿処理部DFにて供給された複数の
原稿について1部(ワンセット)複写を行い、後処理は
行わないものとする。この場合、まず、原稿処理部DF
の原稿給紙部90より原稿が順次供給され、シートスル
ータイプの原稿読取部100より原稿像はCCDへ導か
れ、原稿画像情報として図示しない本体内のメモリに、
読み取った原稿順に一旦全て格納される。そして、これ
ら1組の原稿画像情報は、データ処理された後、1枚目
より順次出力され、LSUよりレーザー光のオンオフに
よる光情報として作像ユニット内の感光体へ照射され
る。この感光体は予めその表面に均一に静電荷が付与さ
れているため、レーザー光が照射された部分が電荷を失
い、画像情報に対応した静電荷潜像が形成される。この
静電荷潜像は反転現像され、トナー像化される。
【0015】一方、給紙部20から給紙された用紙は、
搬送路中の作像ユニット(IU)に対応する転写部21
で用紙にトナー画像が転写され、次いで定着部22にて
定着された後、第1排出ローラ対23を経て排出トレイ
13へ排出される。このとき原稿枚数に対応した複写動
作が順次行われ、原稿に対応した1部の複写物が排出ト
レイ13上に順次排出される。
【0016】次に複数の原稿について3部複写を行い、
後処理としてステープル処理を行うものとする。先きの
場合と同様、原稿処理部DFの原稿給紙部90より原稿
が順次供給され、シートスルータイプの原稿読取部10
0より原稿像はCCDへ導かれ、原稿画像情報として図
示しない本体内のメモリに読み取った原稿順に全て格納
される。そして、これら1組の原稿画像情報は、データ
処理された後、まず1部目の原稿画像情報が1枚目より
順次出力され、作像ユニット(IU)にてトナー画像化
される。トナー画像は転写部21で転写され、定着部2
2で定着された後、今度は第1排出ローラ対23へは向
かわず第2排出ローラ対24へ導かれ、後処理トレイ1
4上へ原稿に対応した1部の複写物が排出される。
【0017】そして、この後処理トレイ14上で排出さ
れた1部の複写物が、後述する幅合わせ手段54により
整えられた後、後処理としてのステープル処理がなされ
る。このステープル処理がなされた1部の複写物は、再
給紙ローラ対25により複写機本体内へ再給紙され、排
紙トレイ13へ排出される。そして、この動作が必要部
数(この例では3回)繰り返されて、ステープル処理が
なされた3部の複写物が排紙トレイ13上に排出され
る。
【0018】次に、これら、後処理がなされない場合と
後処理がなされる場合について、定着部22より下流側
の用紙搬送路について図6を参照して詳細に説明する。
即ち、定着部22より用紙搬送路は分岐部150にて排
出トレイ13へ向かう第1排出路151と後処理トレイ
14へ向かう第2排出路152に分岐される。そして第
1排出路151の出口には第1排出ローラ対23が、ま
た第2排出路152の出口には第2排出ローラ対24が
設けられている。この第2排出ローラ対24の下ローラ
27は、第2排出ローラ対24の下ローラの役目を果た
すと共に、加圧ローラ28aと共に、後処理トレイ14
上にて後処理された用紙束を再度複写機内に給紙するた
めの再給紙ローラ対25を構成している。このような構
成をとることで、3つのローラで2つのローラ対24,
25を構成することができ、ローラを1つ削除すること
ができるので、装置の小型化、コスト削減といった効果
を奏する。
【0019】この再給紙ローラ対25で後処理トレイ1
4上の用紙束を再給紙するにあたっては、第2排出路1
52の下搬送ガイド200が、軸201を回動中心とし
て図中右側が下方へ回動し、再給紙ローラ対25からの
再給紙される用紙束の下搬送ガイドを兼ねる。この下搬
送ガイド200は、再給紙が終了すると、元の位置(図
中実線位置)へ復帰する。かくして、再給紙ローラ対2
5で再給紙された用紙束は、前述した分岐部150へ搬
送される。
【0020】この分岐部150には、定着部22から送
り出されてくる用紙を第1排出路151と第2排出路1
52とに切り換えると共に、再給紙ローラ25にて再給
紙された用紙束を第1排出路151へ導くための分岐爪
153が設けられている。図中破線は第1排出路151
への案内状態を示しており、実線は第2排出路152へ
の案内状態を、一点鎖線は、再給紙された用紙束を第2
排出路152より第1排出路151への案内状態をそれ
ぞれ示している。この分岐爪153の切り換えは、複写
機本体のコントローラにより、後処理機能を選択しない
場合には第1排出路(実線位置)151へ、また後処理
機能を選択した場合には、後処理前は第2排出路(破線
位置)152へ、後処理後は第2排出路152から第1
排出路151へ導く一点鎖線位置をそれぞれ自動的に選
択し切り換えるように制御されている。
【0021】続いて再給紙ローラ対25および第1の排
出ローラ対23について補足する。まず、再給紙ローラ
対25はステープル処理がなされた用紙束を搬送するこ
とができるように、通常の給紙手段とは異なり分離機構
を備えていない。そのため、用紙束が再給紙ローラ対2
5まで送られると、ステープル処理された用紙束はその
まま給紙することができる。また、後処理としてステー
プル処理する場合、排出された用紙1枚だけステープル
処理を行うことはなく、例えば、10枚、あるいは20
枚といった複数の用紙をステープル処理し、1部の用紙
束とする。この場合、用紙束の厚みは束ねる用紙の枚数
に応じて大きくなるため、ニップするローラ対について
は、ローラ対のニップ位置におけるローラ間距離が変更
できるように、駆動側ローラ27,29を固定し、従動
側ローラ(加圧側ローラ)28a、28bを駆動側ロー
ラ27,29に対して移動可能な構成としている。具体
的には、図6に示したように従動側ローラ(加圧ロー
ラ)28a、28bの軸端部300a、300bを旋回
アーム301a、301bにより、旋回アーム301
a、301bの端部に設けた軸302a、302bによ
りスイング自在に取り付けられている。そして、この加
圧ローラ28a、28bは駆動側ローラ27,29側へ
賦勢されている。このような構成を採用することで、加
圧ローラ28a、28bは駆動側ローラ27,29側へ
移動可能状態でローラ対を形成しているので、比較的厚
みのあるステープル処理された用紙束であっても、支障
なく搬送することが可能となる。以上のような構成を採
用することで、後処理トレイ14にてステープル処理さ
れた用紙束は、再給紙ローラ対25で再給紙され、第2
の排出路152から分岐部150を経由して第1の排出
路151へ案内され、第1の排出路151より排紙トレ
イ13へ排出される。
【0022】次に、図3を用いて、本発明に好適に使用
できる後処理トレイ14の具体的な構成について説明す
る。この図3はこの実施例に採用された後処理トレイの
構成を示す平面図である。後処理トレイ14は用紙をス
タックするトレイ部50とこのトレイ部50にスタック
された用紙束をステイプル処理するステイプル部30と
から構成されている。トレイ部50は図3において右側
が巾狭となった固定トレイ51と該固定トレイ51に格
納されている可動トレイ52と該可動トレイを固定トレ
イに対し用紙搬送方向と垂直方向(図3において矢印A
方向及び矢印B方向)である第1方向に移動させる可動
トレイ移動手段53とからなり、該固定トレイ51はス
タックされた用紙束の巾合わせを行なう巾合わせ部54
を有している。該固定トレイ51の形状は上記のように
図3において右側が巾狭となっているため、可動トレイ
52が格納された状態では、第1排出部へ排出された用
紙が操作者から見えやすいようになっている。また、該
ステイプル部30には図外のステイプル針が収納されて
いる。
【0023】該巾合わせ部54は、第1サイドフェンス
61と第2サイドフェンス63と後端サイドフェンス6
5とこれら3つのサイドフェンスを固定トレイ51に設
けられた移動開口62,64,66に沿ってそれぞれ移
動させる図外の駆動手段によって構成され、後処理部5
0にスタックされた用紙束の巾合わせを行なうことがで
きるようになっている。また、後端サイドフェンス65
は、後処理トレイにてステープル処理がなされた用紙束
を再給紙する場合に、用紙束を再給紙ローラ対まで送り
出す機能も果たしている。具体的には、ステープル処理
が終了すると、用紙束の先端が再給紙ローラ対のニップ
位置まで届くように後端サイドフェンス65が用紙束の
後端を押し出すようになっている。
【0024】図4はこの後処理トレイにおける可動トレ
イ移動手段の構成を示す図であり、図5は固定トレイと
可動トレイとの係合状態を示す図である。尚、図4は図
3におけるC−C断面図である。図4を参照して、可動
トレイ移動手段53は図外のモータと該モータに駆動連
結されたピニオンギア71と可動トレイ52の底面に設
けられたラックギア72とで構成され、このモータが回
転することでピニオンギア71及びラックギア72を介
して可動トレイ52が固定トレイ51に対し前記第1方
向に移動させ、可動トレイ52を固定トレイ51に対し
て突出させたりあるいは格納させることができるように
なっている。尚、このモータは正逆回転可能なモータで
あり、可動トレイ52の固定トレイ51から突出させる
方向への移動や固定トレイ51へ格納させる方向への移
動に対応させている。
【0025】また、図5を参照して、固定トレイ51に
は底部2ヶ所に第1方向にわたって溝73が設けられて
おり、該2つの溝73に係合する2つの突起74が可動
トレイ52にそれぞれ設けられており、これによって可
動トレイ52が固定トレイ51に対し前記第1方向に移
動できる構成となっている。尚、図5においては、固定
トレイ51に設けられた溝73を図示するため、固定ト
レイ51のみ断面斜視図としている。
【0026】上述した巾合わせ部54の駆動手段及び可
動トレイ52を移動させるモータは図外の制御手段に連
結されており、これらの駆動の制御を行なっている。ま
た、該制御手段は、前述した用紙検出手段とも連結され
ている。即ち、該用紙検出手段の検出結果に応じて、該
制御手段を介して該モータを回転させるようになってい
る。
【0027】この可動トレイを備えた後処理トレイの作
用について説明する。例えば、図外の操作部によって5
枚のA3たて原稿を等倍にて1部コピーしステイプル処
理するように設定し、コピーキーをONする。すると、
給紙部20内の用紙検出手段によるA3たてサイズであ
るとの検出信号が制御手段に送られる。該検出信号を受
けた制御手段は可動トレイ52を固定トレイ51から突
出させると判断し、その信号をモータへ送る。これによ
って、可動トレイ移動手段53のモータが回転し、ピニ
オンギア71、ラックギア72を介して可動トレイ52
が固定トレイ51に対して矢印A方向(図3参照)に移
動し、固定トレイ51に格納されていた可動トレイ52
が固定トレイ51から突出し、前記A3巾に対応して、
ストックが可能となる。一方、給紙部20ではA3たて
用紙が選択され給紙が開始される。該給紙された用紙は
画像形成部21、定着部22、第2排出ローラ対24を
経て後処理トレイ14へ排出され1枚目の用紙がストッ
クされる。同様にして、2乃至5枚目の用紙も後処理ト
レイ14へストックされる。ストックされた5枚の用紙
束は巾合わせ手段54によって巾合わせされる。具体的
には、第1および第2のサイドフェンス61,63が図
外の駆動手段によって第1方向に移動開口62,64に
沿ってそれぞれ数回、往復移動を行なう。また、後端フ
ェンス65も同様に第1方向と垂直方向に移動開口66
にそって数回、往復移動を行なう。これらの往復移動量
は数cm程度でよい。これによって用紙束の巾合わせが
完了する。その後、第1及び第2サイドフェンス61,
63が用紙束を保持した状態で矢印A方向(図3参照)
に移動し、用紙束の端部がステイプル部30に到達すれ
ば上記移動は停止する。この移動量は、用紙サイズ情報
から駆動手段の駆動する量を算出し、該算出した量だけ
駆動手段を駆動させるようにしてもよいし、またステイ
プル部に用紙束が到達したときにONする位置にスイッ
チを設けておき、該スイッチが用紙束によってONされ
た直後に駆動手段からの駆動伝達を解除してもかまわな
い。
【0028】ステイプル部30に到達した用紙束はステ
イプル処理され、その後第1及び第2のサイドフェンス
61,63が用紙束を保持した状態で矢印B方向(図3
参照)に移動し元の位置に戻る。この後、後端フェンス
65が移動開口66に沿って移動することで用紙束を再
給紙ローラ対25の方へ押す。これによって、用紙束先
端が再給紙ローラ対25にかみ込み、この再給紙ローラ
対25によって前述したような搬送制御を行って排紙ト
レイ13へ排出される。かくして一連のコピー動作がが
完了する。
【0029】なお、ここで、後端フェンス66の移動に
伴い、可動トレイ52も固定トレイ51に格納されるべ
くモータが回転しはじめ、可動トレイ52は矢印B方向
に移動し、コピーが完了したときには、可動トレイ52
は固定トレイ51に格納された状態に戻っている。
【0030】また、例えばA4たて通しでステイプル処
理してコピーする場合も上記と同様の手順でコピー及び
ステイプル処理されていくが、この場合、可動トレイ5
2は固定トレイ51に格納された状態でもステイプル処
理が可能であるため、上記のように可動トレイ52が固
定トレイ51から突出せずにステイプル処理がされる。
また、第1方向がA4たて以下のサイズの場合も上記と
同様に可動トレイ52は固定トレイ51に対して突出し
ないでステイプル処理がされる。
【0031】このように、可動トレイ52は必要なとき
だけ固定トレイ51から突出し、それ以外のときは固定
トレイ51に格納されているので、用紙排出空間12の
上方部に後処理装置を設けても、用紙排出空間の底面部
分、即ち第1排出部に排出されてきた用紙が操作者から
見えにくいということはない。
【0032】次に本発明に適用できる好適な排紙トレイ
13について説明する。排紙トレイ13は、胴内排紙部
空間12底部に設けられ、排出された用紙を積載するた
めのトレイである。そのため、一般的には、複写機本体
のハウジング材料と共通の材料を使用して、固定的に取
り付けられていればたりるものである。しかしながら、
この実施例では、胴内排紙空間部12には、排紙トレイ
と共に後処理トレイ14が設けられているため、排紙ト
レイ13の占める空間は小さくなっている。そのため、
少しでも排紙トレイ13上の用紙を取り出しやすくする
ため、引き出し式の排紙トレイが採用されている。
【0033】具体的には、図1および図2を再び参照し
て、排紙トレイ13の図中左側縁に設けたガイド手段1
20と、同じく排紙トレイ13の図中右側縁に設けたス
ライド手段130を備えている。そして、ガイド手段1
20は胴内排紙空間部12の左下側縁に、このガイド手
段120を引出自在に摺動させるための溝に係合させて
いる。またスライド手段130は例えばアーキュライド
社のスライダーのようなものであり、ベアリングを介し
て摺動自在に組み込んだ一対のスライド手段130の
内、一方側を排紙トレイ13に、他方側を胴内排紙部空
間12の図中右下側縁に取り付けている。このような構
成とすることで、排紙トレイ13は胴内排紙部空間12
から自由に引出せるようになっている。また排紙トレイ
13の後方側側縁は上方に突出したサイドフェンス14
0を備え、排紙トレイ13を引出す際に複写物が胴内排
紙部空間12に取り残されないようにしている。このよ
うな引き出し式の排紙トレイを採用することで、排紙ト
レイ13上の複写物の取出しは極めて容易となる。
【0034】次に、図7、8、9を使用して試しステー
プル処理について具体的に説明する。なお、図7は本発
明で好適に使用される電動ステープルの模式図であり、
図8はシート状の針を折り曲げる状態を説明した模式図
であり、図9は針送り手段の移動を説明するための模式
図である。
【0035】本発明で好適に使用できるステープル手段
30は、基本的に従来から公知の電動タイプのステープ
ルであるが、針無し状態での『試しステープル』機能を
備えるために、針を退避させる機構が設けられている点
が大きな特徴である。まず、ステープル手段30の構成
について説明する。ステープル手段30は、主としてス
テープル針を用紙束Pに打込むためのドライバー手段
と、このドライバー手段Dを上下動させるためのドライ
バー駆動手段M、ドライバー手段Dへステープル針を供
給するための針送り手段Nから構成されている。
【0036】ドライバー手段Dは最前列のコの字状の針
を打ち出すための板状のドライバープレート500と、
シート状のステープル針501をコの字状に成型するた
めのフォーミングプレート502とから構成されてい
る。そして両者はスペーサを挟んで一体状に取り付けら
れている。このドライバー手段Dの上端部には後述する
ドライバー駆動手段Mと連結するためのドライバーヘッ
ド504が取り付けられている。このドライバーヘッド
504はドライバープレート500を上下動させるため
の役割を果たすためのものであり、ステープル本体の上
面506に垂直に立設させた軸508に貫通させている
貫通孔510と、後述するリンク手段520の動きを伝
えるためのドライバー軸512を備えている。そして、
このドライバーヘッド504は、軸508に挿通させて
いるバネ509を挟んで挿通されている。
【0037】ドライバー駆動手段Mは、前述したドライ
バーヘッド504と連結するため一対の略ヘの字状に屈
曲させたリンク手段520,520(図7では、構成を
わかり易くするために、ドライバヘッド504の両側面
に連結された1対のリンク手段520,520をその一
部を切り欠いた状態で示している。即ちリンク手段52
0の図中左側に示されているリンク手段の先端部は奥側
のリンク手段を、残りの部分は手前側のリンク手段をそ
れぞれ示している。)とこのリンク手段520,520
を駆動するための駆動手段530とから構成されてい
る。リンク手段520,520の屈曲部は2つのリンク
手段520,520を連結する貫通軸522により支持
されている。またリンク手段520,520にはカム孔
524が設けられ、回転する駆動手段530に設けられ
たピン532を挿通させることで、駆動手段530の回
転に伴って、貫通軸522を中心に揺動自在な構造とな
っている。一方、リンク手段520,520の先端部5
28には、溝529が形成されており、ドライバーヘッ
ド504に水平方向に設けられたドライバ軸512と係
合している。かくして、駆動手段530が1回転する
と、この回転に伴ってリンク手段520,520が軸5
22を中心にして一往復分揺動する。そして、リンク手
段520,520の先端部528も上下方向に一往復分
揺動し、結果としてドライバー手段Dを上下方向へ揺動
させることが可能となり、この上下方向の揺動に伴っ
て、ステープル処理が実行される。なお、このとき、フ
ォミングプレート502の作用によりシート状のステー
プル針501はコの字状に成型される(図8参照)。
【0038】ステープル本体30の下方には、シート状
のステープル針501を図中左方向へ送り出すための針
送り手段Nが配置されている。この針送り手段Nはシー
ト状のステープル針501を滑らせる平面(滑動面)5
48と、この平面548に形成された開口550と、こ
の開口550よりその一部を露出させた針送りベルト手
段552を有するユニット状に構成されている。ステー
プル針滑動面548の先端部は凸状に突出させ、前述し
たドライバー手段Dのフォーミングプレート502によ
りコの字状に形成させるためのブロック554を形成し
ている。なお、滑動面548の上方には、ステープル針
び円滑な搬送を確保するためガイド板556が設けられ
ている。針送りベルト手段552は2つのプーリー56
0、562に懸架されたベルト552から構成されてお
り、一方のプーリー560に伝えられた駆動力によりベ
ルト(上側)552を図中右から左方向へステープルの
使用に応じてステップ状に送るように制御されている。
そしてこのユニット状に構成された針送り手段Nの図中
右側面部には、ユニットNとは別体の構造物(たとえば
ステープル手段本体)に取り付けられたソレノイド手段
564のプランジャー568が連結され、ソレイノド5
64の動作に伴って、ステープル手段本体30に対して
数mm程度スライド自在な構造となっている。なお、図
9中針送り手段Nの上部にはシート状のステープル針5
01を収納した針カセットが装着されている。
【0039】以上説明したようなステープル手段を利用
した、『試しステープル』動作について説明する。画像
形成装置本体の操作部より、『試しステープル』モード
を選択して1組の原稿に対して10部の複写動作を開始
する場合について説明する。複写ボタンを押すと、前述
したように1組の原稿が原稿処理部DFの原稿給紙部9
0より原稿が順次供給され、シートスルータイプの原稿
読取部100よりCCDへ導かれ、本体内のメモリに画
像情報としてデータ処理されて格納される。ついで、格
納されたデータのうち最初の1枚目の原稿画像情報のみ
が画像信号としてLSUに送られ、作像ユニットにてト
ナー画像化される。
【0040】一方、給紙部からは1枚の用紙が給紙さ
れ、上記トナー画像が転写、定着され、後処理トレイ1
4へ排出される。そしてこの排出トレイ14上で位置合
わせされた後、『試しステープル』が実行される。具体
的には、ステープル手段30に設けられたソレノイド5
64の作用で、針送り手段Nを後退させ、ステープル部
600(図7参照)に針が無い状態で駆動手段530が
1回転し、リンク手段520、520の揺動によりドラ
イバー手段Dが下降上昇の動作を1回実施する。このと
き、ステープル部には針が無いため、ドライバープレー
トの先端が直接用紙の所定部に押圧することとなる。
【0041】その結果、用紙には、ステープルの針が打
ち込まれること無く、ドライバープレートの接触痕跡の
みが残る。そして複写機を使用するオペレータはこの接
触痕跡を目視により確認して、ステープル位置が適切か
どうかを判断する。適切と判断した場合、その複写用紙
を元の状態(排出時の状態)にして後処理トレイ14に
戻す。複写機1の操作部には『ステープル処理を継続し
ますか』などのステープル処理継続を確認する表示がな
されており、コピーボタンを再度押すことで、2枚目の
原稿情報より複写動作が再開され、一連の複写が継続さ
れる。即ち2枚目以降の複写が実施され、1組の複写動
作が終了すると、1組の用紙束が幅合わせ手段54で整
えられた後、今度はステープル針が正しい状態に位置づ
けられた状態でステープル処理が行われる。その結果、
確認した位置にステープル針が打ち込まれる。1組目の
複写が終了し、ステープル処理された用紙束は前述した
再給紙により排紙トレイ13へ排出される。この1組目
の用紙束の排出後、2組目以降10組の複写が連続して
実施される。
【0042】なお、『試しステープル』により空打ちし
た結果、接触痕跡により、希望の位置にステープルが押
されないことが判明すると、『ステープル処理を継続し
ますか』の表示に対して、『ステープル解除ボタン』を
押し、ステープルを解除した状態で複写を継続させる。
この場合、ステープル処理がなされないまま、10組の
複写が継続される。従って、オペレータはステープル処
理がなされていない10組の複写用紙束が排出された後
に、手動にてステープル処理を行えばよいこととなる。
従って、希望に沿わないなステープルにより、針を外
し、再度手動でステープル処理を行うという無駄な作業
から開放される。
【0043】上述した実施例では、1組の原稿中1枚目
の原稿情報について複写動作を実施し、『試しステープ
ル』を実行したが、この例とな別に、読み込んだ原稿情
報から画像処理により、もっとも原稿の周辺部にまで画
像情報のある原稿を抽出して試しステープル用の複写物
とすることができる。この場合、ステープル位置につい
ては最も適切な判断(1枚目は問題なくとも中の特定の
ページが問題ある場合に生じる事故が防止できる)が可
能となる。この場合、試しステープルされた複写用紙は
ページの順序が狂ってしまうことになるため、表示部に
『後処理トレイに戻さないでください』などの警告表示
を行い、オペレータに注意を促す一方、メモリからは全
ての原稿情報を順次出力して画像形成を行うこととな
る。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
針無し状態で『試しステープル』を実行することにより
無駄なステープル処理を有効に防止することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における画像形成装置の外観斜視図
【図2】本発明における内部構成を示す概略図
【図3】本発明における後処理部の構成を示す平面図
【図4】本発明における可動トレイ移動手段の構成を示
す図(図3におけるC−C断面図)
【図5】本発明における固定トレイと可動トレイとの係
合状態を示す図
【図6】本発明の画像形成装置における用紙排出のため
の搬送路を示す概略図
【図7】本発明に好適に使用できる電動ステープルの模
式図
【図8】電動ステープルがシート状の針を折り曲げる状
態を説明した模式図
【図9】電動ステープルの針送り手段の動作を説明する
ための模式図
【符号の説明】
1…画像形成装置 11…本体ハウジング 12…用紙排出空間部 13…排紙トレイ 14…後処理トレイ 20…給紙部 21…転写部 22…定着部 23…第1排出ローラ対 24…第2排出ローラ対 25…搬送ローラ対 26…再給紙ローラ対 27、29…駆動側ローラ 28a、28b…加圧側ローラ 30…ステープル手段 51…固定トレイ 52…可動トレイ 53…可動トレイ移動手段 54…巾合わせ部 61…第1サイドフェンス 62、64、66…移動開口 63…第2サイドフェンス 65…後端サイドフェンス 71…ピニオンギア 72…ラックギア 73…溝 74…突起 150…分岐部 151…第1の排出路 152…第2の排出路 153…分岐爪 500…ドイバープレート 501…シート状ステープル針 502…フォーミングプレート D…ドライバー手段 M…ドライバ駆動手段 N…針送り手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成された1組の用紙にステープル処
    理を行うステープル手段を備えた画像形成装置におい
    て、 上記ステープル手段は、試しステープル指令に基づい
    て、針無し状態で試しステープルを実行した後に、針を
    使用したステープル処理を実行することを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】上記画像形成装置が、通常の画像形成が実
    行され、排出された用紙を載置する胴内排紙部と、ステ
    ープル処理を実行するための用紙を胴内に載置する中間
    トレイ部と、ステープル処理が実行された用紙を排出す
    る排出手段と、排出されたステープル処理済用紙を載置
    するためのスタック部を備えている請求項1記載の画像
    形成装置。
JP2000298580A 2000-09-29 2000-09-29 画像形成装置 Pending JP2002104723A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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