JP2002103579A - 記録方法および記録装置 - Google Patents

記録方法および記録装置

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JP2002103579A JP2001210857A JP2001210857A JP2002103579A JP 2002103579 A JP2002103579 A JP 2002103579A JP 2001210857 A JP2001210857 A JP 2001210857A JP 2001210857 A JP2001210857 A JP 2001210857A JP 2002103579 A JP2002103579 A JP 2002103579A
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    • G06K15/102Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by matrix printers using ink jet print heads
    • G06K15/105Multipass or interlaced printing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロウィーブ方式を改良し、双方向記録
において、縞模様が生じず、しかも従来のフル・オーバ
ラップ記録方式よりも高速に記録可能な記録方法および
記録装置を提供する。 【解決手段】 第n番目の主走査(往路)では、白丸の
ドットによるラスタが形成される。この主走査後、印刷
用紙Sはドット間の間隔dと同じ副走査距離だけ副走査
方向下流側に搬送され、搬送後の第(n+1)番目の主
走査(復路)において、黒丸のドットによるラスタが形
成される。続いて、印刷用紙Sは、(2N−1)・dの
副走査距離だけ副走査方向下流側に搬送され、搬送後の
第(n+2)番目の主走査(往路)および副走査距離d
搬送後の第(n+3)番目の主走査(復路)において、
白丸および黒丸のドットがそれぞれ形成される。同じノ
ズルにより形成される2本の隣接したラスタを単位に画
像が印刷される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録方法に関し、
具体的には、被記録材の搬送方向である副走査方向にN
(Nは正の整数)個のドット形成要素を前記副走査方向
の記録解像度Rにおけるドット間の間隔dの偶数倍の間
隔ごとに配設したドット形成要素アレイを有する記録ヘ
ッドを、前記副走査方向と直交する主走査方向に往復移
動させながら、記録データにしたがって前記ドット形成
要素アレイにより前記被記録材にドットを形成するとと
もに、前記被記録材を前記副走査方向に前記記録ヘッド
に対して相対的に搬送して記録を行う記録方法に関す
る。また、本発明は、記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録装置、たとえばカラー印刷を行うイ
ンク・ジェット・プリンタでは、インク滴を吐出する複
数のノズル(ドット形成要素)を備えた記録ヘッドが主
走査方向に往復移動しながらインク滴を吐出するととも
に、主走査方向と直交する副走査方向に印刷用紙(被記
録材)を記録ヘッドに対して相対的に搬送することによ
り印刷(記録)が行われる。
【0003】記録ヘッドには、ブラック、濃シアン、淡
シアン、濃マゼンタ、淡マゼンタ、およびイエローの各
インクを吐出するノズル(ドット形成要素)列が主走査
方向にこの順序で配置されている。
【0004】このようなカラー・インク・ジェット・プ
リンタの記録品質向上を図る記録方式として、米国特許
第4、198、642号および特開昭53−2040号
公報に記載のインターレース方式(マイクロウィーブ方
式)」(以下「マイクロウィーブ方式」という。)と呼
ばれる記録方式がある。
【0005】この「マイクロウィーブ方式」による印刷
では、ラスタを副走査方向に間欠的に形成(すなわち印
刷)しつつ、画像が記録される。そして、隣接するラス
タは、必ず異なるノズルで形成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、主走査方向に
おける往路および復路の双方で印刷を行う双方向印刷に
従来のマイクロウィーブ方式を使用すると、あるラスタ
の形成後、印刷用紙(被記録材)を記録ヘッドに対して
相対的に副走査方向に搬送してから次のラスタを形成す
る際に、両ラスタにおける記録ヘッドの移動方向が逆と
なる。すなわち、あるラスタは主走査方向の往路で形成
されるのに対し、次のラスタは主走査方向の復路で印刷
される。
【0007】したがって、両ラスタにおいて、インク滴
が吐出されるノズルの順番が逆となる。すなわち、たと
えば、往路では、ブラック、濃シアン、淡シアン、濃マ
ゼンタ、淡マゼンタ、およびイエローの順番でインク滴
が吐出されるのに対し、復路では、この逆のイエロー、
淡マゼンタ、濃マゼンタ、淡シアン、濃シアン、および
ブラックの順番でインク滴が吐出される。このため、副
走査方向への搬送の単位ごとに、縞模様(いわゆるバン
ディングの一種)が発生して見える傾向がある。
【0008】このような縞模様の発生を防止するため
に、1本のラスタを構成する複数のドットを往路と復路
でそれぞれ間欠的に形成するフル・オーバラップ記録方
式が提案されている。しかし、この記録方式では、各ラ
スタを往路と復路で形成するので、印刷速度(スループ
ット)が低下するという問題がある。
【0009】一方、インクとして顔料を使用するインク
・ジェット・プリンタにおいては、インクとして染料を
使用する場合よりも、インク滴により形成されるドット
径が小さくなる傾向がある。その結果、複数のドットが
主走査方向に配列されて形成されるラスタの幅(いわゆ
る線幅)も小さくなる傾向がある。また、各ノズルは、
通常、そのノズルに特有の偏向(いわゆる飛行曲がり)
を有し、インク滴は、ノズルが設けられた記録ヘッド面
に対して垂直に吐出されるわけではない。この飛行曲が
りには、副走査方向における飛行曲がりと、主走査方向
における飛行曲がりがある。
【0010】マイクロウィーブ方式のように、隣接する
ラスタを異なるノズルで印刷すると、ノズルの副走査方
向における飛行曲がりの程度によっては、両ラスタ間に
インク滴で埋まらない隙間(すなわち印刷用紙の地が残
る、いわゆる白筋)が生じることがある。たとえば、あ
るラスタとこれに隣接するラスタとが、相互に遠ざかる
方向の飛行曲がりを有するノズルによって形成される
と、両ラスタ間の間隔が理想的な間隔よりも広がり、両
ラスタ間に白筋ができることとなる。
【0011】理論的には、ドット径を、ドット間の間隔
dに2の平方根(ルート2)を乗算した値(以下「ドッ
ト径の理論値」という。)とすれば、白筋を生ずること
なく、記録を行うことが可能である。一方、実際のイン
ク・ジェット・プリンタでは、副走査方向における飛行
曲がりがあるので、これを考慮して、ドット径をドット
間の間隔dの2倍程度の大きさにし、これにより、白筋
の発生を防止している。
【0012】従来の染料を用いたインクでは、ドット径
がドット間の間隔dの2倍程度の大きさになるので、副
走査方向における飛行曲がりがあっても、白筋ができる
おそれはなかった。一方、顔料インクでは、ドット径が
ドット径の理論値よりも大きいものの、ドット間の間隔
dの2倍よりも小さいため、副走査方向における飛行曲
がりの程度によっては、白筋ができるおそれがある。
【0013】本発明は、このような状況に鑑みなされた
ものであり、その第1の目的は、マイクロウィーブ方式
を改良し、双方向記録において、縞模様が生じず、しか
も従来のフル・オーバラップ記録方式よりも高速に記録
可能な記録方法および記録装置を提供することにある。
【0014】また、本発明の第2の目的は、顔料インク
のようにドット径が小さくなる場合においても、いわゆ
る白筋が生じないようにすることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的および第
2の目的の一部を達成するために、本願請求項1に記載
の発明に係る記録方法は、被記録材の搬送方向である副
走査方向にN(Nは正の整数)個のドット形成要素を一
定の間隔Dで配設したドット形成要素アレイを有する記
録ヘッドを、前記副走査方向と直交する主走査方向に往
復移動させながら、記録データにしたがって前記ドット
形成要素アレイにより前記被記録材にドットを形成する
とともに、前記被記録材を前記副走査方向に前記記録ヘ
ッドに対して相対的に搬送して記録を行う記録方法にお
いて、前記間隔Dは、前記副走査方向の記録解像度にお
けるドット間の間隔dに偶数kを乗算した値であり、か
つ、前記偶数kとドット形成要素数Nとは、互いに素な
関係にあるものであり、前記記録ヘッドを前記主走査方
向の往路を移動させながら前記ドット形成要素アレイに
よって前記被記録材にドットを形成する第1の工程と、
前記ドット間の間隔dの副走査距離だけ前記被記録材を
前記副走査方向に前記記録ヘッドに対して相対的に搬送
する第2の工程と、前記記録ヘッドを前記主走査方向の
復路を移動させながら前記ドット形成要素アレイによっ
て前記被記録材にドットを形成する第3の工程と、(2
N−1)・dの副走査距離だけ前記被記録材を前記副走
査方向に前記記録ヘッドに対して相対的に搬送する第4
の工程と、を備え、前記第1の工程から前記第4の工程
を繰り返すことにより記録を行う、ことを特徴とする。
【0016】本願請求項1に記載の発明に係る記録方法
によると、第1の工程によって、主走査方向の往路でN
本のラスタが形成された後、第2の工程および第3の工
程によって、主走査方向の復路でこれらN本の各ラスタ
と隣接する次のN本のラスタが形成される。これら往路
で形成されたN本の各ラスタと、復路で形成された次の
N本の各ラスタとは、同一のドット形成要素によって形
成される。すなわち、被記録材への記録は、往路および
復路でそれぞれ形成された隣接する2本のラスタを1単
位として行われる。
【0017】したがって、記録された画像全体は、これ
ら隣接する2本のラスタを1単位として形成されている
ので、画像全体では、従来のマイクロウィーブ方式にお
いて双方向記録を行った場合に副走査方向への搬送の単
位ごとに生じる縞模様が防止される。
【0018】また、各ラスタは、同じドット形成要素に
よる往路または復路のいずれか一方の路における記録に
よって形成されるので、従来のフル・オーバラップ記録
方式よりも高速印刷が可能となる。
【0019】さらに、同じドット形成要素により形成さ
れる2本のラスタ間では、形成するドット形成要素が同
じであるので、副走査方向における飛行曲がりも同じと
なる。すなわち、副走査方向における飛行曲がりがあっ
たとしても、これらの2本のラスタでは、同じ方向への
曲がりとなっている。したがって、ドット径が、ドット
径の理論値程度あれば、両ラスタ間に白筋が生じること
はない。その結果、本発明を顔料インクを使用するイン
ク・ジェット・プリンタに用いた場合であっても、これ
ら2本のラスタ間では、ドット間の白筋の発生を防止す
ることができる。
【0020】本願請求項2に記載の発明に係る記録方法
は、被記録材の搬送方向である副走査方向にN(Nは正
の整数)個のドット形成要素を一定の間隔Dで配設した
ドット形成要素アレイを有する記録ヘッドを、前記副走
査方向と直交する主走査方向に往復移動させながら、記
録データにしたがって前記ドット形成要素アレイにより
前記被記録材にドットを形成するとともに、前記被記録
材を前記副走査方向に前記記録ヘッドに対して相対的に
搬送して記録を行う記録方法において、前記間隔Dは、
前記副走査方向の記録解像度におけるドット間の間隔d
に偶数kを乗算した値であり、かつ、前記偶数kとドッ
ト形成要素数Nとは、互いに素な関係にあるものであ
り、前記記録ヘッドを前記主走査方向の往路又は復路を
移動させながら前記ドット形成要アレイによって前記被
記録材にドットを形成する第1の工程と、前記ドット間
の間隔dの副走査距離だけ前記被記録材を前記副走査方
向に前記記録ヘッドに対して相対的に搬送する第2の工
程と、前記記録ヘッドを前記主走査方向の往路又は復路
を移動させながら前記ドット形成要素アレイによって前
記被記録材にドットを形成する第3の工程と、(2N−
1)・dの副走査距離だけ前記被記録材を前記副走査方
向に前記記録ヘッドに対して相対的に搬送する第4の工
程と、を備え、前記第1の工程から前記第4の工程を繰
り返すことにより記録を行う、ことを特徴とする。
【0021】本発明によれば、双方向記録ではない一方
向記録においても、隣接する2本のラスタを1単位とし
て画像を形成する。従って、同じドット形成要素により
形成される2本のラスタ間では、形成するドット形成要
素が同じであるので、副走査方向における飛行曲がりも
同じとなる。すなわち、副走査方向における飛行曲がり
があったとしても、これらの2本のラスタでは、同じ方
向への曲がりとなっている。したがって、ドット径が、
ドット径の理論値程度あれば、両ラスタ間に白筋が生じ
ることはない。その結果、本発明を顔料インクを使用す
るインク・ジェット・プリンタに用いた場合であって
も、これら2本のラスタ間では、ドット間の白筋の発生
を防止することができる。
【0022】本願請求項3に記載の発明に係る記録方法
は、請求項1又は2において、前記副走査距離dの相対
的搬送の前後における同じドット形成要素によって形成
される隣接する2本のラスタを1単位とし、該1単位を
成すラスタと隣接する他のラスタは前記単位ラスタの形
成に使われたドット形成要素と異なるドット形成要素に
よって形成されることを特徴とする。
【0023】本願請求項4に記載の発明に係る記録方法
は、請求項1又は2において、前記記録ヘッドが、前記
N個のドット形成要素アレイの前記副走査方向上流側端
部または下流側端部に、前記副走査方向に前記間隔Dで
配設されたM(MはN以下の正の整数)個の補助ドット
形成要素アレイをさらに有し、前記補助ドット形成要素
アレイと、当該補助ドット形成要素アレイが上流側端部
に設けられている場合には、前記N個のドット形成要素
アレイのうちの下流側端部にあるM個のドット形成要素
アレイとが、当該補助ドット形成要素アレイが下流側端
部に設けられている場合には、前記N個のドット形成要
素アレイのうちの上流側端部にあるM個のドット形成要
素アレイとが、前記第1の工程および前記第3の工程の
双方で、同じ主走査ライン上で、相互に同じ位置に重複
してドットを形成することなく、かつ、ドットを形成す
べき位置にドットが形成されない箇所を生じないよう
に、過不足なく間欠的にドットを形成する、ことを特徴
とする。
【0024】本願請求項4に記載の発明に係る記録方法
によると、(2N−1)・dの副走査距離の搬送によ
り、M個の補助ドット形成要素アレイのドット形成位置
とN個のうちのM個のドット形成要素アレイのドット形
成位置とが重なることとなる。これらの双方は、相互に
同じ位置に重複してドットを形成することなく、かつ、
ドットを形成すべき位置にドットが形成されない箇所を
生じないように、過不足なく間欠的にドットを形成す
る。したがって、M本のラスタの一部のドットは(2N
−1)・dの副走査距離の搬送前に形成され、残りは同
副走査距離の搬送後に形成されることとなる。これによ
り、従来のマイクロウィーブ方式による被記録材の副走
査方向への相対的な移動ごとに生ずるバンディングを目
立たなくすることができ、画質を向上させることができ
る。
【0025】本願請求項5に記載の発明に係る記録方法
は、請求項4において、前記M個の補助ドット形成要素
アレイおよび前記N個のうちのM個のドット形成要素ア
レイが、1対1の比率で間欠的にドットを形成する、こ
とを特徴とする。本願請求項5に記載の発明に係る記録
方法によると、間欠的なドットの形成の比率が1対1で
あるので、記録ヘッドの駆動の制御を単純なものとする
ことができる。
【0026】本願請求項6に記載の発明に係る記録方法
は、請求項1又は2において、副走査距離のオフセット
αを、ゼロより大きな値であって、かつ、前記ドット形
成要素により形成されるドット径から前記間隔dに2の
平方根を乗算した値を引算し、当該引算した結果の値を
2の平方根で除算した値以下の値と定義すると、前記第
2の工程における前記副走査距離が、前記距離dに前記
オフセットαを加算した距離であり、前記第4の工程に
おける前記副走査距離が、前記距離(2N−1)・dか
ら前記オフセットαを引算した距離である、ことを特徴
とする。
【0027】同じドット形成要素により形成される隣接
した2本のラスタは、飛行曲がりがあっても、同じ方向
に曲がるので、両ラスタ間の間隔xは、実際のドット径
aをルート2で除算した値程度にまですることができ
る。換言すると、実際のドット径aが、両ラスタ間の間
隔(すなわちドット間の間隔)xに対してドット径の理
論値(=x×ルート2)であっても、両ラスタ間に白筋
を生ずることなく、記録を行うことが可能となる。
【0028】したがって、ラスタ間の間隔に加えられる
オフセットの最大値をαMAXとすると、両ラスタ間の
間隔xは、 d<x≦d+αMAX ただし、αMAX={(実際のドット径a)−間隔d×
(ルート2)}÷(ルート2) に設定しても、両ラスタ間では白筋を生ずることなく記
録を行うことができる。
【0029】オフセットαを、0<α≦αMAXとする
と、本願請求項4に記載の発明に係る記録方法によれ
ば、同じドット形成要素により形成されるラスタ間の間
隔はd+αとされるので、一方では、両ラスタ間に白筋
は生じず、他方では、ラスタ間の間隔が広がるので、ド
ット形成要素により形成されるドット径が比較的小さな
場合であっても、隣接する2本のラスタにより形成され
る画像の幅(線幅)を太くすることができる。
【0030】一方、(2N−1)・dの副走査距離移動
後のラスタ間の距離はαだけ小さくされる。{(2N−
1)・d−α}の副走査距離移動前に形成されたラスタ
と、これに隣接する、{(2N−1)・d−α}の副走
査距離移動後に形成されたラスタとは、異なったドット
形成要素により形成される。したがって、実際のドット
径が間隔dの2倍なければ白筋が生じるおそれがある
が、副走査距離がαだけ小さくされているので、実際の
ドット径が間隔dの2倍ない場合であっても、両ラスタ
間での白筋の発生が抑止される。これにより、同じドッ
ト形成要素により形成される2本のラスタ間および異な
るドット形成要素により形成される2本のラスタ間の双
方において、白筋の発生が抑止されることとなる。この
ようにして、前記本発明の第2の目的が達成される。
【0031】本願請求項7に記載の発明に係る記録方法
は、請求項1又は2において、前記第2の工程における
前記副走査距離が、前記距離dにオフセットαを加算し
た距離であり、前記第4の工程における前記副走査距離
が、前記距離(2N−1)・dから前記オフセットαを
引算した距離であり、副走査距離の前記オフセットα
は、ゼロより大きな値であって、かつ、副走査距離(d
+α)の移動前後に形成される隣接するラスタ間および
副走査距離{(2N−1)・d−α}の移動前後に形成
されるラスタ間の双方に白筋が生じない値とする、こと
を特徴とする。本発明によっても、請求項6に記載の発
明と同様の作用効果が得られる。
【0032】本願請求項8に記載の発明に係る記録方法
は、請求項1又は2において、前記第1の工程における
ドットを形成するための記録データと、前記第3の工程
におけるドットを形成するための記録データとが同じで
ある、ことを特徴とする。
【0033】本願請求項8に記載の発明に係る記録方法
によると、第1の工程および第3の工程における記録デ
ータが同じであるので、記録データを2分の1に減少さ
せることができる。これにより、記録データを生成する
処理に要する時間も減少し、記録全体を高速に行うこと
ができる。
【0034】本願請求項9に記載の発明に係る記録方法
は、請求項6において、前記第1の工程におけるドット
を形成するための記録データと、前記第3の工程におけ
るドットを形成するための記録データとが同じである、
ことを特徴とする。
【0035】本願請求項10に記載の発明に係る記録装
置は、被記録材の搬送方向である副走査方向にN(Nは
正の整数)個のドット形成要素を一定の間隔Dで配設し
たドット形成要素アレイを有する記録ヘッドと、前記ド
ット形成要素を駆動するヘッド駆動手段と、前記記録ヘ
ッドを前記被記録材に対して、前記副走査方向に直交す
る主走査方向に往復移動させる主走査駆動手段と、前記
被記録材を前記副走査方向に前記記録ヘッドに対して相
対的に搬送する副走査駆動手段と、前記ヘッド駆動手
段、前記主走査駆動手段および前記副走査駆動手段を制
御する制御手段とを備え、前記記録ヘッドが前記被記録
材の表面を前記主走査方向および前記副走査方向に走査
しながら記録を行う記録装置において、前記間隔Dは、
前記副走査方向の記録解像度におけるドット間の間隔d
に偶数kを乗算した値であり、かつ、前記偶数kとドッ
ト形成要素数Nとは、互いに素な関係にあるものであ
り、前記制御手段が、前記主走査駆動手段および前記ヘ
ッド駆動手段を制御して、前記記録ヘッドを前記主走査
方向の往路を移動させながら前記ドット形成要素アレイ
によって前記被記録材にドットを形成し、前記副走査駆
動手段を制御して、前記ドット間の間隔dの副走査距離
だけ前記被記録材を前記副走査方向に前記記録ヘッドに
対して相対的に搬送し、前記主走査駆動手段および前記
ヘッド駆動手段を制御して、前記記録ヘッドを前記主走
査方向の復路を移動させながら前記ドット形成要素アレ
イによって前記被記録材にドットを形成し、前記副走査
駆動手段を制御して、(2N−1)・dの副走査距離だ
け前記被記録材を前記副走査方向に前記記録ヘッドに対
して相対的に搬送する、ことを繰り返すことにより記録
を行うものである、ことを特徴とする。本願請求項10
に記載の発明に係る記録装置によると、本願請求項1に
記載の発明と同様の作用効果を得ることができる。
【0036】本願請求項11に記載の発明に係る記録装
置は、被記録材の搬送方向である副走査方向にN(Nは
正の整数)個のドット形成要素を一定の間隔Dで配設し
たドット形成要素アレイを有する記録ヘッドと、前記ド
ット形成要素を駆動するヘッド駆動手段と、前記記録ヘ
ッドを前記被記録材に対して、前記副走査方向に直交す
る主走査方向に往復移動させる主走査駆動手段と、前記
被記録材を前記副走査方向に前記記録ヘッドに対して相
対的に搬送する副走査駆動手段と、前記ヘッド駆動手
段、前記主走査駆動手段および前記副走査駆動手段を制
御する制御手段とを備え、前記記録ヘッドが前記被記録
材の表面を前記主走査方向および前記副走査方向に走査
しながら記録を行う記録装置において、前記間隔Dは、
前記副走査方向の記録解像度におけるドット間の間隔d
に偶数kを乗算した値であり、かつ、前記偶数kとドッ
ト形成要素数Nとは、互いに素な関係にあるものであ
り、前記制御手段が、前記主走査駆動手段および前記ヘ
ッド駆動手段を制御して、前記記録ヘッドを前記主走査
方向の往路又は復路を移動させながら前記ドット形成要
素アレイによって前記被記録材にドットを形成し、前記
副走査駆動手段を制御して、前記ドット間の間隔dの副
走査距離だけ前記被記録材を前記副走査方向に前記記録
ヘッドに対して相対的に搬送し、前記主走査駆動手段お
よび前記ヘッド駆動手段を制御して、前記記録ヘッドを
前記主走査方向の往路又は復路を移動させながら前記ド
ット形成要素アレイによって前記被記録材にドットを形
成し、前記副走査駆動手段を制御して、(2N−1)・
dの副走査距離だけ前記被記録材を前記副走査方向に前
記記録ヘッドに対して相対的に搬送する、ことを繰り返
すことにより記録を行うものである、ことを特徴とす
る。
【0037】本願請求項12に記載の発明に係る記録装
置は、請求項10又は11において、前記制御手段は、
前記副走査距離dの相対的搬送の前後における同じドッ
ト形成要素によって形成される隣接する2本のラスタを
1単位とし、該1単位を成すラスタと隣接する他のラス
タは前記単位ラスタの形成に使われたドット形成要素と
異なるドット形成要素によって形成されるように構成さ
れていることを特徴とする。
【0038】本願請求項13に記載の発明に係る記録装
置は、請求項10又は11において、前記記録ヘッド
が、前記N個のドット形成要素アレイの前記副走査方向
上流側端部または下流側端部に、前記副走査方向に前記
間隔Dで配設されたM(MはN以下の正の整数)個の補
助ドット形成要素アレイをさらに有し、前記補助ドット
形成要素アレイと、当該補助ドット形成要素アレイが上
流側端部に設けられている場合には、前記N個のドット
形成要素アレイのうちの下流側端部にあるM個のドット
形成要素アレイとが、当該補助ドット形成要素アレイが
下流側端部に設けられている場合には、前記N個のドッ
ト形成要素アレイのうちの上流側端部にあるM個のドッ
ト形成要素アレイとが、前記制御手段によって、前記第
1の工程および前記第3の工程の双方で、同じ主走査ラ
イン上で、相互に同じ位置に重複してドットを形成する
ことなく、かつ、ドットを形成すべき位置にドットが形
成されない箇所を生じないように、過不足なく間欠的に
ドットを形成するように構成されていることを特徴とす
る。
【0039】本願請求項14に記載の発明に係る記録装
置は、請求項13において、前記M個の補助ドット形成
要素アレイおよび前記N個のうちのM個のドット形成要
素アレイが、1対1の比率で間欠的にドットを形成する
ように構成されいることを特徴とする。
【0040】本願請求項15に記載の発明に係る記録装
置は、請求項10又は11において、副走査距離のオフ
セットαを、ゼロより大きな値であって、かつ、前記ド
ット形成要素により形成されるドット径から前記間隔d
に2の平方根を乗算した値を引算し、当該引算した結果
の値を2の平方根で除算した値以下の値と定義すると、
前記制御手段は、前記第2の工程における前記副走査距
離が、前記距離dに前記オフセットαを加算した距離で
あり、前記第4の工程における前記副走査距離が、前記
距離(2N−1)・dから前記オフセットαを引算した
距離であるように構成されていることを特徴とする。
【0041】本願請求項16に記載の発明に係る記録装
置は、請求項10又は11において、前記制御手段は、
前記第2の工程における前記副走査距離が、前記距離d
にオフセットαを加算した距離であり、前記第4の工程
における前記副走査距離が、前記距離(2N−1)・d
から前記オフセットαを引算した距離であり、副走査距
離の前記オフセットαは、ゼロより大きな値であって、
かつ、副走査距離(d+α)の移動前後に形成される隣
接するラスタ間および副走査距離{(2N−1)・d−
α}の移動前後に形成されるラスタ間の双方に白筋が生
じない値とするように構成されていることを特徴とす
る。
【0042】本願請求項17に記載の発明に係る記録装
置は、請求項10又は11において、前記制御手段は、
前記第1の工程におけるドットを形成するための記録デ
ータと、前記第3の工程におけるドットを形成するため
の記録データとが同じとなるように設定されている、又
は設定可能である、ことを特徴とする。
【0043】本願請求項18に記載の発明に係る記録装
置は、請求項15において、前記制御手段は、前記第1
の工程におけるドットを形成するための記録データと、
前記第3の工程におけるドットを形成するための記録デ
ータとが同じとなるように設定されている、又は設定可
能であることを特徴とする。
【0044】
【発明の実施の形態】<カラー・インク・ジェット・プ
リンタ1の構成>図1は、本発明に係る「記録装置」の
一例としてのカラー・インク・ジェット・プリンタ1の
斜視図(一部断面図)である。このカラー・インク・ジ
ェット・プリンタ(以下、単に「プリンタ」という。)
1は、「被記録材」の一例としての印刷用紙Sに印刷
(記録)を行う記録ヘッド2と、「主走査駆動手段」と
しての主走査駆動部3と、「副走査駆動手段」としての
副走査駆動部4とを備えている。
【0045】記録ヘッド2の印刷用紙Sに対向する面
(以下「ヘッド面」という。)には、「ドット形成要
素」の一例としてのインク・ジェット・ノズル(以下、
単に「ノズル」という。)が形成されている。図2
(A)は、記録ヘッド2のヘッド面に形成されたノズル
の配列を示す説明図である。記録ヘッド2は、6色のイ
ンク用として6組のノズル・アレイ21から26を備え
ている。6組のノズル・アレイ21から26は、ブラッ
ク(K)、濃シアン(C)、淡シアン(LC)、濃マゼ
ンタ(M)、淡マゼンタ(LM)、およびイエロー
(Y)のインク滴をそれぞれ吐出する。
【0046】6組のノズル・アレイ21から26は、副
走査方向に沿って一定のノズル間隔Dで千鳥状に配列さ
れた複数個(本実施の形態では64個)のノズルnzを
それぞれ備えている。ノズル間隔Dは、副走査方向の記
録解像度Rにおけるドット間の間隔dの正の整数k倍
(本実施の形態では特に偶数倍)に設定されている。こ
の正の整数(偶数)kを「ノズル・ピッチ」という。本
実施の形態では、副走査方向の記録解像度Rは720
[DPI]であり、ノズル・ピッチk=4に設定されて
いる。したがって、副走査方向におけるドット間の間隔
(ラスタ間の間隔でもある。)d=約35.3[μm]
であり、ノズル間隔D=k×d=約141.1[μm]
である。
【0047】なお、各ノズル・アレイに含まれる複数個
のノズルnzは、千鳥状に配列されている必要はなく、
一直線上に配列されていてもよいが、千鳥状に配列する
ことにより、製造上、ノズル・ピッチkを小さく設定し
やすいという利点がある。
【0048】図2(B)は、1つのノズル・アレイによ
って形成される複数のドットの配列を示している。1つ
のノズル・アレイは、その配置が千鳥状か直線状かに関
わらず、形成されるドットが副走査方向に沿ってほぼ一
直線上に並ぶように駆動される。なお、後述するよう
に、各ノズル・アレイ21から26に設けられている複
数個のノズルは、常に全数が使用されるとは限らず、記
録方式によって、その一部のノズルのみが使用される場
合もある。
【0049】これらノズル・アレイ21から26の各ノ
ズルは、図5に示したように、「制御手段」としての制
御装置15の制御の下、「ヘッド駆動手段」としてのヘ
ッド駆動部17により駆動されて記録ヘッド2のノズル
からインク滴を吐出し、印刷用紙Sに印刷を行う。本実
施の形態では、インクとして顔料が使用され、各ノズル
から吐出されるインク滴により形成されるドットの径
(実際のドット径)aは約60[μm]である。したが
って、ドット径aは、ドット間の間隔(ラスタ間の間
隔)dの約1.7倍であり、2倍はない。
【0050】図1に戻って、主走査駆動部3は、記録ヘ
ッド2を固定するキャリッジ5と、ガイド・レール6
と、無端ベルト7と、キャリッジ・モータ(たとえばス
テッピング・モータ、DCモータ等)8とを備えてい
る。キャリッジ・モータ8の回転および停止は、前述し
た制御装置15によって制御される。この制御装置15
がキャリッジ・モータ8を回転させることにより、キャ
リッジ5は、無端ベルト7を介してガイド・レール6に
案内されて主走査方向に往復移動する。
【0051】副走査駆動部4は、ローラ対9と、ローラ
10と、紙送りモータ(たとえばステッピング・モー
タ、DCモータ等)11とを備えている。紙送りモータ
11の回転および停止は、前述した制御装置15により
制御される。この制御装置15が紙送りモータ11を回
転させることにより、印刷用紙Sは、ローラ対9によっ
て引き込まれ、ローラ10を介して副走査方向への搬送
が行われる。
【0052】すなわち、図5に示したように、制御装置
15は、主走査駆動部3、副走査駆動部4およびヘッド
駆動部17を制御して、以下に述べる記録方法による印
刷を印刷用紙Sに行う。
【0053】<第1の記録方法>図3は、プリンタ1に
おける第1の記録方法によるドットの形成を示す説明図
である。第1の記録方法では、各ノズル・アレイ21か
ら26にそれぞれ設けられた64個のノズルのうち、副
走査方向下流側(図3の上方)に位置する#1ノズルか
ら#3ノズルの3個は使用されず、#4ノズルから#6
4ノズルの61個のみが使用される。すなわち、ノズル
個数N=61である。なお、ノズル個数Nとノズル・ピ
ッチkとは、互いに素な関係にあることが必要である
が、N=61、k=4であるので、この条件を満たして
いる。
【0054】図3は、#1から#3の不使用ノズルを白
菱形で示し、#4から#64の使用ノズルおよびこの使
用ノズルにより形成されるドットを白丸または黒丸で示
している。
【0055】図3では、印刷開始後の第n番目の主走査
から第(n+5)番目の主走査の6回の主走査における
ドットの形成(すなわちラスタの形成)を示している。
これらの主走査のうち、第n番目、第(n+2)番目お
よび第(n+4)番目の主走査は往路の走査であり、第
(n+1)番目、第(n+3)番目および第(n+5)
番目の主走査は復路の走査である。往路による主走査で
形成されるドットを白丸で、復路による主走査で形成さ
れるドットを黒丸で、それぞれ示している。
【0056】なお、図3では、各ラスタを8個のドット
として表しているが、実際の印刷では、各ラスタにより
ドットの個数が異なり、これより多くのドットまたはこ
れより少ないドットでラスタが形成されることがある。
また、ドットを形成すべき位置でのみドットが形成さ
れ、そうでない位置には、ドットは形成されない。以下
に述べる図4についても同様である。
【0057】第n番目の往路の主走査では、#4ノズル
から#64ノズルにより、白丸のドットによるラスタが
形成される。図3は、このうち#61ノズルから#64
ノズルによるラスタの形成のみを示している。第n番目
の主走査後、印刷用紙Sはドット間の間隔dと同じ1/
720[インチ]=約35.3[μm]の副走査距離だ
け副走査方向下流側に搬送される。図3は、印刷用紙S
ではなく、記録ヘッド2の移動として表している。
【0058】搬送後、第(n+1)番目の復路の主走査
において、#4ノズルから#64ノズルにより、黒丸の
ドットによるラスタが形成される。図3は、このうち#
61ノズルから#64ノズルによるラスタの形成のみを
示している。このように、2本の隣接したラスタは、同
じノズルの往路および復路の主走査により形成される。
【0059】続いて、印刷用紙Sは、(2N−1)・d
=(2×61−1)×1/720[インチ]=約4.2
7[mm]の副走査距離だけ副走査方向下流側に搬送さ
れる。この副走査距離は、2N−1=121[ドット]
分に相当するので、第(n+1)番目の走査における#
61ノズルの1ドット分副走査方向上流側(図3の下
方)に#31ノズルが位置することとなる。
【0060】搬送後、第(n+2)番目の往路の主走査
が行われる。この主走査では、#4ノズルから#64ノ
ズルにより、白丸のドットによるラスタが形成される。
図3は、このうち#31ノズルから#37ノズルおよび
#61ノズルから#64ノズルによるラスタの形成のみ
を示している。この主走査により、たとえば、#31ノ
ズルは#61ノズルにより形成されたラスタに隣接した
位置に、#32ノズルは#62ノズルにより形成された
ラスタに隣接した位置に、#33ノズルは#63ノズル
により形成されたラスタに隣接した位置に、#34ノズ
ルは#64ノズルにより形成されたラスタに隣接した位
置に、それぞれ白丸のドットによるラスタを形成する。
【0061】続いて、印刷用紙Sは、ドット間の間隔d
と同じ1/720[インチ]=約35.3[μm]の副
走査距離だけ副走査方向下流側に搬送される。搬送後、
第(n+3)番目の復路の主走査により、#4ノズルか
ら#64ノズルにより黒丸のドットが形成される。これ
により、往路および復路によりそれぞれ形成される隣接
した2本のラスタは、同じノズルにより形成される。
【0062】再び、印刷用紙Sは、(2N−1)・d=
(2×61−1)×1/720[インチ]=約4.27
[mm]の副走査距離だけ副走査方向下流側に搬送さ
れ、第(n+4)番目の往路の主走査および第(n+
5)番目の復路の主走査により、隣接する2本のラスタ
が、同じノズルにより形成される。
【0063】このように、副走査距離dおよび(2N−
1)・dの搬送を交互に繰り返しながら同じノズルによ
り形成される2本のラスタを1単位として、画像が記録
されて行く。したがって、記録された画像全体は、これ
ら隣接する2本のラスタを1単位として形成されるの
で、画像全体では、従来のマイクロウィーブ方式におい
て双方向印刷を行った場合に副走査方向への搬送の単位
ごとに生じる縞模様が防止される。
【0064】また、各ラスタは、同じノズルによる往路
または復路のいずれか一方の路における印刷によって形
成されるので、従来のフル・オーバラップ記録方式より
も高速印刷が可能となる。
【0065】さらに、同じノズルにより形成される2本
のラスタでは、形成するノズルが同じであるので、副走
査方向における飛行曲がりも同じとなる。すなわち、副
走査方向における飛行曲がりがあったとしても、これら
の2本のラスタでは、同じ方向への曲がりとなってい
る。したがって、ドット径aが、ドット径の理論値(す
なわち副走査方向の記録解像度におけるドット間の間隔
dのルート2倍)程度あれば、両ラスタ間に白筋が生じ
ることはない。ここで、本実施の形態では、前述したよ
うにドット径a=約60[μm]であり、染料インクの
ようにドット間の間隔dの約2倍の約70[μm]はな
いものの、ドット径の理論値A(A=約49.8[μ
m])以上はある。したがって、同じノズルで形成され
る2本のラスタ間では、白筋が発生することはない。
【0066】同じノズルで形成される2本のラスタは、
同じ記録データを用いて印刷するように構成することも
できるし、各ラスタに対応する異なる記録データを用い
て印刷するように構成することもできる。同じ記録デー
タを用いて印刷する場合には、副走査方向の記録解像度
720[DPI]の印刷であっても、記録データ量を実
質的には360[DPI]相当の量、すなわち720
[DPI]の印刷における記録データ量の1/2とする
ことができる。これにより、記録データ量を減少させる
ことができる。また、記録データ作成に要する時間が減
少するので、高速印刷も可能となる。
【0067】<第2の記録方法>図4は、プリンタ1に
おける第2の記録方法によるドットの形成を示す説明図
である。第2の記録方法では、各ノズル・アレイ21か
ら26にそれぞれ設けられた64個のノズルのうち、#
4ノズルから#64ノズルの61個(N=61)の使用
ノズルに加えて、#1ノズルから#3ノズルの3個(M
=3)のノズルが補助ノズルとして使用される。また、
#4ノズルから#64ノズルの使用ノズルのうち、補助
ノズルと反対側(すなわち搬送方向上流側)に位置し、
かつ、補助ノズルと同数(M=3)の#62ノズルから
#64ノズルは、ドットを形成すべき位置に間欠的にド
ットを形成するノズルとして使用される。それ以外の#
4ノズルから#61ノズルは、ドットを形成すべき位置
では常にドットを形成するノズルとして使用される。以
下では、前者を「間欠ノズル」と呼び、後者を「常用ノ
ズル」と呼ぶこととする。なお、使用ノズル個数Nとノ
ズル・ピッチkとは、互いに素な関係にあることが必要
であるが、N=61、k=4であるので、この条件を満
たしている。
【0068】間欠ノズル(#62ノズル〜#64ノズ
ル)および補助ノズル(#1ノズル〜#3ノズル)は、
以下に述べるように、同じ主走査ライン(すなわち同じ
ラスタ)上に配置される。両ノズルは、同じ主走査ライ
ン上で、相互に同じ位置に重複してドットを形成するこ
となく、かつ、ドットを形成すべき位置にドットが形成
されない箇所を生じないように、過不足なく間欠的にド
ットを形成するように、制御装置およびヘッド駆動部に
よって制御される。
【0069】図4は、補助ノズル(#1ノズル〜#3ノ
ズル)およびこの補助ノズルにより形成されるドットを
白三角または黒三角で、常用ノズル(#4ノズル〜#6
1ノズル)およびこの常用ノズルにより形成されるドッ
トを白丸または黒丸で、間欠ノズル(#62ノズル〜#
64ノズル)およびこの間欠ノズルにより形成されるド
ットを白四角または黒四角で、それぞれ示している。
【0070】図4では、印刷開始後の第n番目の主走査
から第(n+5)番目の主走査の6回の主走査における
ドットの形成(すなわちラスタの形成)を示している。
これらの主走査のうち、第n番目、第(n+2)番目お
よび第(n+4)番目の主走査は往路の走査であり、第
(n+1)番目、第(n+3)番目および第(n+5)
番目の主走査は復路の走査である。往路による主走査で
形成されるドットを白丸、白四角または白三角で、復路
による主走査で形成されるドットを黒丸、黒四角または
黒三角で、それぞれ示している。
【0071】第n番目の往路の主走査では、常用ノズル
により白丸のドットによるラスタが形成される(図4
は、このうち#61ノズルによるラスタの形成のみを示
している)とともに、間欠ノズル(#62ノズル〜#6
4ノズル)および補助ノズル(#1ノズル〜#3ノズ
ル)により白四角および白三角のドットがそれぞれ2個
おきに形成される(図4の第n番目の主走査では、補助
ノズル(#1ノズル〜#3ノズル)およびこれにより形
成されるドットを省略している)。
【0072】本実施の形態では、間欠ノズル(#62ノ
ズル〜#64ノズル)は、1つのラスタにおいて左から
1番目および2番目、ならびに5番目および6番目のド
ット形成箇所にドットを形成し、補助ノズル(#1ノズ
ル〜#3ノズル)は、同ラスタにおいて間欠ノズル(#
62ノズル〜#64ノズル)がドットを形成していない
箇所である3番目および4番目、ならびに7番目および
8番目のドット形成箇所にドットを形成するように制御
される。したがって、間欠ノズル(#62ノズル〜#6
4ノズル)および補助ノズル(#1ノズル〜#3ノズ
ル)が、ともにドットを形成することにより、1本のラ
スタが形成される。
【0073】第n番目の主走査後、前述した第1の記録
方法と同様にして、印刷用紙Sはドット間の間隔dと同
じ1/720[インチ]=約35.3[μm]の副走査
距離だけ副走査方向下流側に搬送される。
【0074】搬送後、第(n+1)番目の復路の主走査
においては、常用ノズル(#4ノズル〜#61ノズル)
により黒丸のドットによるラスタが形成されるととも
に、間欠ノズル(#62ノズル〜#64ノズル)および
補助ノズル(#1ノズル〜#3ノズル)により黒四角お
よび黒三角のドットがそれぞれ2個おきに形成される。
このように、2本の隣接したラスタは、同じノズルの往
路および復路の主走査により形成される。
【0075】続いて、印刷用紙Sは、(2N−1)・d
=(2×61−1)×1/720[インチ]=約4.2
7[mm]の副走査距離だけ副走査方向下流側に搬送さ
れる。この副走査距離は、2N−1=121[ドット]
分に相当するので、第(n+1)番目の走査における#
61ノズルの1ドット分副走査方向上流側(図4の下
方)に#31ノズルが位置することとなる。
【0076】搬送後、第(n+2)番目の往路の主走査
が行われる。この主走査では、第n番目の主走査と同様
に、常用ノズル(#4ノズル〜#61ノズル)により白
丸のドットによるラスタが形成されるとともに、間欠ノ
ズル(#62ノズル〜#64ノズル)および補助ノズル
(#1ノズル〜#3ノズル)により白四角および白三角
のドットがそれぞれ2個おきに形成される。この主走査
により、たとえば、#31ノズルは#61ノズルにより
形成されたラスタに隣接した位置に、#32ノズルは#
62ノズルにより形成されたラスタに隣接した位置に、
#33ノズルは#63ノズルにより形成されたラスタに
隣接した位置に、#34ノズルは#64ノズルにより形
成されたラスタに隣接した位置に、それぞれ白丸のドッ
トによるラスタを形成する。
【0077】続いて、印刷用紙Sは、ドット間の間隔d
と同じ1/720[インチ]=約35.3[μm]の副
走査距離だけ副走査方向下流側に搬送される。搬送後、
第(n+3)番目の復路の走査によりドットが形成され
る。これにより、往路および復路によりそれぞれ形成さ
れる隣接した2本のラスタは、同じノズルにより形成さ
れる。
【0078】再び、印刷用紙Sは、(2N−1)・d=
(2×61−1)×1/720[インチ]=約4.27
[mm]の副走査距離だけ副走査方向下流側に搬送さ
れ、第(n+4)番目の往路の主走査および第(n+
5)番目の復路の主走査により、隣接する2本のラスタ
が、同じノズルにより形成される。なお、第(n+4)
番目の主走査および第(n+5)番目の主走査において
間欠ノズル(#62ノズル〜#64ノズル)により形成
されたドット(白四角および黒四角)の間にある空白部
分は、図示しない第(n+6)番目および第(n+7)
番目の主走査で、補助ノズル(#1ノズル〜#3ノズ
ル)によって埋められる。
【0079】このように、副走査距離dおよび(2N−
1)・dの搬送を交互に繰り返しながら同じノズルによ
り形成される2本のラスタを1単位として、画像が記録
されて行く。したがって、前述した第1の記録方法と同
様の作用効果が得られる。
【0080】さらに、この第2の記録方法によると、副
走査距離(2N−1)・dの副走査ごとに、補助ノズル
(#1ノズル〜#3ノズル)および間欠ノズル(#62
ノズル〜#64ノズル)が間欠的にドットを形成するの
で、6(3×2)本のラスタの一部のドットは(2N−
1)・dの副走査距離の搬送前に形成され、残りは同副
走査距離の搬送後に形成されることとなる。これによ
り、従来のマイクロウィーブ方式による被記録材の副走
査方向への相対的な移動ごとに生ずるバンディングを目
立たなくすることができ、画質を向上させることができ
る。
【0081】第2の記録方法においても、第1の記録方
法と同様に、同じノズルで形成される2本のラスタは、
同じ記録データを用いて印刷するように構成することも
できるし、各ラスタに対応する異なる記録データを用い
て印刷するように構成することもできる。
【0082】<第3の記録方法>第3の記録方法では、
前述した第1の記録方法および第2の記録方法におい
て、副走査距離dが、この距離dにオフセットαを加え
た(d+α)とされる一方、副走査距離(2N−1)・
dが{(2N−1)・d−α}とされる。
【0083】ここで、0<α≦αMAX、 αMAX={(実際のドット径a)−間隔d×(ルート
2)}÷(ルート2) とされる。
【0084】すなわち、第n番目の主走査と第(n+
1)番目の主走査との間に行われる副走査方向への搬送
および第(n+2)番目の主走査と第(n+3)番目の
主走査との間に行われる副走査方向への搬送、更に第
(n+4)番目の主走査と第(n+5)番目の主走査と
の間に行われる副走査方向への搬送は、ともに(d+
α)の副走査距離だけ行われる。一方、第(n+1)番
目の主走査と第(n+2)番目の主走査との間に行われ
る副走査方向への搬送および第(n+3)番目の主走査
と第(n+4)番目の主走査との間に行われる副走査方
向への搬送は、ともに{(2N−1)・d−α}の副走
査距離だけ行われる。このように、副走査距離(d+
α)の搬送と、副走査距離{(2N−1)・d−α}の
搬送とが交互に繰り返される。
【0085】本実施の形態では、ドット径a=約60
[μm]、間隔d=約35.3[μm]であるので、α
MAX=約7[μm]である。したがって、オフセット
αとしては、7[μm]以下の正数(たとえば3[μ
m])を選択することができる。
【0086】副走査距離dを(d+α)としても、両ラ
スタ間で白筋を生ずることなく、印刷を行うことができ
る。これは、次のような理由による。同じノズルにより
形成される隣接した2本のラスタは、飛行曲がりがあっ
ても、同じ方向に曲がるので、両ラスタ間の間隔xは、
実際のドット径aをルート2で除算した値程度にまです
ることができる。換言すると、実際のドット径aが、両
ラスタ間の間隔(すなわちドット間の間隔)xに対して
ドット径の理論値(=x×ルート2)であっても、両ラ
スタ間に白筋を生ずることなく、記録を行うことが可能
となる。したがって、ラスタ間の間隔に加えられるオフ
セットαの最大値をαMAXとすると、両ラスタ間の間
隔xは、 d<x≦d+αMAX に設定しても、両ラスタ間では白筋を生ずることなく記
録を行うことができる。
【0087】また、ラスタ間の間隔がその間に白筋を生
ずることなく広がるので、ノズルにより形成されるイン
ク滴のドット径aが比較的小さな場合であっても、隣接
する2本のラスタにより形成される画像の幅(線幅)を
太くすることができる。
【0088】一方、(2N−1)・dの副走査距離移動
後のラスタ間の距離はαだけ小さくされる。これらのラ
スタは異なったノズルにより形成されるので、実際のド
ット径が間隔dの2倍なければ白筋が生ずるおそれがあ
るが、副走査距離がαだけ小さくされているので、両ラ
スタ間においても、白筋の発生が抑止される。
【0089】これにより、同じノズルにより形成される
2本のラスタ間および異なるノズルにより形成される2
本のラスタ間の双方において、白筋の発生が抑止される
こととなる。
【0090】なお、αの具体的な値は、副走査距離(d
+α)の移動前後に形成された隣接するラスタ間、およ
び、副走査距離{(2N−1)・d−α}移動前後に形
成された隣接するラスタ間の双方に白筋が生じないよう
に、各記録装置ごとに実験等によって求められることが
好ましい。
【0091】<他の実施の形態>前述した実施の形態で
はノズル・ピッチk=2としたが、k=6、8等の他の
値とすることもできる。また、制御装置による前述した
第1の記録方法から第3の記録方法は、ハードウェア回
路により実現することもできるし、CPUおよび当該C
PUが実行するソフトウェア・プログラムとして実現す
ることもできる。
【0092】さらに、前述した実施の形態では、間欠ノ
ズルおよび補助ノズルは、ともに2個ずつドットを形成
するが、1個ずつ形成することもできるし、3個以上ず
つ形成することもできる。また、間欠ノズルと補助ノズ
ルとが、同じ主走査ライン上において1対1の比率でド
ットを形成する以外に、2対1、1対2、3対1等の異
なる比率でドットを形成することもできる。またさら
に、前述した実施の形態では、間欠ノズルおよび補助ノ
ズルをそれぞれ3(M=3)個としたが、2(M=2)
個等の他の個数とすることもできる。
【0093】
【発明の効果】本発明によると、画像全体では、従来の
マイクロウィーブ方式において双方向記録を行った場合
に副走査方向への搬送の単位ごとに生じる縞模様が防止
される。また、従来のフル・オーバラップ記録方式より
も高速印刷が可能となる。さらに、ドット間の白筋の発
生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る「記録装置」の一例としてのカラ
ー・インク・ジェット・プリンタの斜視図(一部断面
図)である。
【図2】(A)は、記録ヘッドの印刷用紙に対向する面
に形成された「ドット形成要素」の一例としてのインク
・ジェット・ノズルの配列を示す説明図であり、(B)
は、1つのノズル・アレイによって形成される複数のド
ットの配列を示す。
【図3】プリンタにおける第1の記録方法によるドット
の形成を示す説明図である。
【図4】プリンタにおける第2の記録方法によるドット
の形成を示す説明図である。
【図5】本発明に係る「記録装置」の概略のブロック構
成図である。
【符号の説明】
1 カラー・インク・ジェット・プリンタ 2 記録ヘッド 3 主走査駆動部 4 副走査駆動部 21〜26 ノズル・アレイ nz ノズル d ドット間の間隔 D ノズル間の間隔 k ノズル・ピッチ N ノズル数 M 補助ノズル数

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被記録材の搬送方向である副走査方向に
    N(Nは正の整数)個のドット形成要素を一定の間隔D
    で配設したドット形成要素アレイを有する記録ヘッド
    を、前記副走査方向と直交する主走査方向に往復移動さ
    せながら、記録データにしたがって前記ドット形成要素
    アレイにより前記被記録材にドットを形成するととも
    に、前記被記録材を前記副走査方向に前記記録ヘッドに
    対して相対的に搬送して記録を行う記録方法において、 前記間隔Dは、前記副走査方向の記録解像度におけるド
    ット間の間隔dに偶数kを乗算した値であり、かつ、前
    記偶数kとドット形成要素数Nとは、互いに素な関係に
    あるものであり、 前記記録ヘッドを前記主走査方向の往路を移動させなが
    ら前記ドット形成要素アレイによって前記被記録材にド
    ットを形成する第1の工程と、 前記ドット間の間隔dの副走査距離だけ前記被記録材を
    前記副走査方向に前記記録ヘッドに対して相対的に搬送
    する第2の工程と、 前記記録ヘッドを前記主走査方向の復路を移動させなが
    ら前記ドット形成要素アレイによって前記被記録材にド
    ットを形成する第3の工程と、 (2N−1)・dの副走査距離だけ前記被記録材を前記
    副走査方向に前記記録ヘッドに対して相対的に搬送する
    第4の工程と、を備え、 前記第1の工程から前記第4の工程を繰り返すことによ
    り記録を行う、ことを特徴とする記録方法。
  2. 【請求項2】 被記録材の搬送方向である副走査方向に
    N(Nは正の整数)個のドット形成要素を一定の間隔D
    で配設したドット形成要素アレイを有する記録ヘッド
    を、前記副走査方向と直交する主走査方向に往復移動さ
    せながら、記録データにしたがって前記ドット形成要素
    アレイにより前記被記録材にドットを形成するととも
    に、前記被記録材を前記副走査方向に前記記録ヘッドに
    対して相対的に搬送して記録を行う記録方法において、 前記間隔Dは、前記副走査方向の記録解像度におけるド
    ット間の間隔dに偶数kを乗算した値であり、かつ、前
    記偶数kとドット形成要素数Nとは、互いに素な関係に
    あるものであり、 前記記録ヘッドを前記主走査方向の往路又は復路を移動
    させながら前記ドット形成要アレイによって前記被記録
    材にドットを形成する第1の工程と、 前記ドット間の間隔dの副走査距離だけ前記被記録材を
    前記副走査方向に前記記録ヘッドに対して相対的に搬送
    する第2の工程と、 前記記録ヘッドを前記主走査方向の往路又は復路を移動
    させながら前記ドット形成要素アレイによって前記被記
    録材にドットを形成する第3の工程と、 (2N−1)・dの副走査距離だけ前記被記録材を前記
    副走査方向に前記記録ヘッドに対して相対的に搬送する
    第4の工程と、を備え、 前記第1の工程から前記第4の工程を繰り返すことによ
    り記録を行う、ことを特徴とする記録方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記副走査距
    離dの相対的搬送の前後における同じドット形成要素に
    よって形成される隣接する2本のラスタを1単位とし、
    該1単位を成すラスタと隣接する他のラスタは前記単位
    ラスタの形成に使われたドット形成要素と異なるドット
    形成要素によって形成されることを特徴とする記録方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2において、前記記録ヘッ
    ドが、前記N個のドット形成要素アレイの前記副走査方
    向上流側端部または下流側端部に、前記副走査方向に前
    記間隔Dで配設されたM(MはN以下の正の整数)個の
    補助ドット形成要素アレイをさらに有し、 前記補助ドット形成要素アレイと、当該補助ドット形成
    要素アレイが上流側端部に設けられている場合には、前
    記N個のドット形成要素アレイのうちの下流側端部にあ
    るM個のドット形成要素アレイとが、当該補助ドット形
    成要素アレイが下流側端部に設けられている場合には、
    前記N個のドット形成要素アレイのうちの上流側端部に
    あるM個のドット形成要素アレイとが、前記第1の工程
    および前記第3の工程の双方で、同じ主走査ライン上
    で、相互に同じ位置に重複してドットを形成することな
    く、かつ、ドットを形成すべき位置にドットが形成され
    ない箇所を生じないように、過不足なく間欠的にドット
    を形成する、ことを特徴とする記録方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記M個の補助ドッ
    ト形成要素アレイおよび前記N個のうちのM個のドット
    形成要素アレイが、1対1の比率で間欠的にドットを形
    成する、ことを特徴とする記録方法。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2において、副走査距離の
    オフセットαを、ゼロより大きな値であって、かつ、前
    記ドット形成要素により形成されるドット径から前記間
    隔dに2の平方根を乗算した値を引算し、当該引算した
    結果の値を2の平方根で除算した値以下の値と定義する
    と、 前記第2の工程における前記副走査距離が、前記距離d
    に前記オフセットαを加算した距離であり、 前記第4の工程における前記副走査距離が、前記距離
    (2N−1)・dから前記オフセットαを引算した距離
    である、ことを特徴とする記録方法。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2において、前記第2の工
    程における前記副走査距離が、前記距離dにオフセット
    αを加算した距離であり、 前記第4の工程における前記副走査距離が、前記距離
    (2N−1)・dから前記オフセットαを引算した距離
    であり、 副走査距離の前記オフセットαは、ゼロより大きな値で
    あって、かつ、副走査距離(d+α)の移動前後に形成
    される隣接するラスタ間および副走査距離{(2N−
    1)・d−α}の移動前後に形成されるラスタ間の双方
    に白筋が生じない値とする、ことを特徴とする記録方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項1又は2において、前記第1の工
    程におけるドットを形成するための記録データと、前記
    第3の工程におけるドットを形成するための記録データ
    とが同じである、ことを特徴とする記録方法。
  9. 【請求項9】 請求項6において、前記第1の工程にお
    けるドットを形成するための記録データと、前記第3の
    工程におけるドットを形成するための記録データとが同
    じである、ことを特徴とする記録方法。
  10. 【請求項10】 被記録材の搬送方向である副走査方向
    にN(Nは正の整数)個のドット形成要素を一定の間隔
    Dで配設したドット形成要素アレイを有する記録ヘッド
    と、前記ドット形成要素を駆動するヘッド駆動手段と、
    前記記録ヘッドを前記被記録材に対して、前記副走査方
    向に直交する主走査方向に往復移動させる主走査駆動手
    段と、前記被記録材を前記副走査方向に前記記録ヘッド
    に対して相対的に搬送する副走査駆動手段と、前記ヘッ
    ド駆動手段、前記主走査駆動手段および前記副走査駆動
    手段を制御する制御手段とを備え、前記記録ヘッドが前
    記被記録材の表面を前記主走査方向および前記副走査方
    向に走査しながら記録を行う記録装置において、 前記間隔Dは、前記副走査方向の記録解像度におけるド
    ット間の間隔dに偶数kを乗算した値であり、かつ、前
    記偶数kとドット形成要素数Nとは、互いに素な関係に
    あるものであり、 前記制御手段が、 前記主走査駆動手段および前記ヘッド駆動手段を制御し
    て、前記記録ヘッドを前記主走査方向の往路を移動させ
    ながら前記ドット形成要素アレイによって前記被記録材
    にドットを形成し、 前記副走査駆動手段を制御して、前記ドット間の間隔d
    の副走査距離だけ前記被記録材を前記副走査方向に前記
    記録ヘッドに対して相対的に搬送し、 前記主走査駆動手段および前記ヘッド駆動手段を制御し
    て、前記記録ヘッドを前記主走査方向の復路を移動させ
    ながら前記ドット形成要素アレイによって前記被記録材
    にドットを形成し、 前記副走査駆動手段を制御して、(2N−1)・dの副
    走査距離だけ前記被記録材を前記副走査方向に前記記録
    ヘッドに対して相対的に搬送する、ことを繰り返すこと
    により記録を行うものである、ことを特徴とする記録装
    置。
  11. 【請求項11】 被記録材の搬送方向である副走査方向
    にN(Nは正の整数)個のドット形成要素を一定の間隔
    Dで配設したドット形成要素アレイを有する記録ヘッド
    と、前記ドット形成要素を駆動するヘッド駆動手段と、
    前記記録ヘッドを前記被記録材に対して、前記副走査方
    向に直交する主走査方向に往復移動させる主走査駆動手
    段と、前記被記録材を前記副走査方向に前記記録ヘッド
    に対して相対的に搬送する副走査駆動手段と、前記ヘッ
    ド駆動手段、前記主走査駆動手段および前記副走査駆動
    手段を制御する制御手段とを備え、前記記録ヘッドが前
    記被記録材の表面を前記主走査方向および前記副走査方
    向に走査しながら記録を行う記録装置において、 前記間隔Dは、前記副走査方向の記録解像度におけるド
    ット間の間隔dに偶数kを乗算した値であり、かつ、前
    記偶数kとドット形成要素数Nとは、互いに素な関係に
    あるものであり、 前記制御手段が、 前記主走査駆動手段および前記ヘッド駆動手段を制御し
    て、前記記録ヘッドを前記主走査方向の往路又は復路を
    移動させながら前記ドット形成要素アレイによって前記
    被記録材にドットを形成し、 前記副走査駆動手段を制御して、前記ドット間の間隔d
    の副走査距離だけ前記被記録材を前記副走査方向に前記
    記録ヘッドに対して相対的に搬送し、 前記主走査駆動手段および前記ヘッド駆動手段を制御し
    て、前記記録ヘッドを前記主走査方向の往路又は復路を
    移動させながら前記ドット形成要素アレイによって前記
    被記録材にドットを形成し、 前記副走査駆動手段を制御して、(2N−1)・dの副
    走査距離だけ前記被記録材を前記副走査方向に前記記録
    ヘッドに対して相対的に搬送する、ことを繰り返すこと
    により記録を行うものである、ことを特徴とする記録装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項10又は11において、前記制
    御手段は、前記副走査距離dの相対的搬送の前後におけ
    る同じドット形成要素によって形成される隣接する2本
    のラスタを1単位とし、該1単位を成すラスタと隣接す
    る他のラスタは前記単位ラスタの形成に使われたドット
    形成要素と異なるドット形成要素によって形成されるよ
    うに構成されていることを特徴とする記録装置。
  13. 【請求項13】 請求項10又は11において、前記記
    録ヘッドが、前記N個のドット形成要素アレイの前記副
    走査方向上流側端部または下流側端部に、前記副走査方
    向に前記間隔Dで配設されたM(MはN以下の正の整
    数)個の補助ドット形成要素アレイをさらに有し、 前記補助ドット形成要素アレイと、当該補助ドット形成
    要素アレイが上流側端部に設けられている場合には、前
    記N個のドット形成要素アレイのうちの下流側端部にあ
    るM個のドット形成要素アレイとが、当該補助ドット形
    成要素アレイが下流側端部に設けられている場合には、
    前記N個のドット形成要素アレイのうちの上流側端部に
    あるM個のドット形成要素アレイとが、前記制御手段に
    よって、前記第1の工程および前記第3の工程の双方
    で、同じ主走査ライン上で、相互に同じ位置に重複して
    ドットを形成することなく、かつ、ドットを形成すべき
    位置にドットが形成されない箇所を生じないように、過
    不足なく間欠的にドットを形成するように構成されてい
    ることを特徴とする記録装置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、前記M個の補助
    ドット形成要素アレイおよび前記N個のうちのM個のド
    ット形成要素アレイが、1対1の比率で間欠的にドット
    を形成するように構成されていることを特徴とする記録
    装置。
  15. 【請求項15】 請求項10又は11において、副走査
    距離のオフセットαを、ゼロより大きな値であって、か
    つ、前記ドット形成要素により形成されるドット径から
    前記間隔dに2の平方根を乗算した値を引算し、当該引
    算した結果の値を2の平方根で除算した値以下の値と定
    義すると、 前記制御手段は、 前記第2の工程における前記副走査距離が、前記距離d
    に前記オフセットαを加算した距離であり、 前記第4の工程における前記副走査距離が、前記距離
    (2N−1)・dから前記オフセットαを引算した距離
    であるように構成されていることを特徴とする記録装
    置。
  16. 【請求項16】 請求項10又は11において、前記制
    御手段は、 前記第2の工程における前記副走査距離が、前記距離d
    にオフセットαを加算した距離であり、 前記第4の工程における前記副走査距離が、前記距離
    (2N−1)・dから前記オフセットαを引算した距離
    であり、 副走査距離の前記オフセットαは、ゼロより大きな値で
    あって、かつ、副走査距離(d+α)の移動前後に形成
    される隣接するラスタ間および副走査距離{(2N−
    1)・d−α}の移動前後に形成されるラスタ間の双方
    に白筋が生じない値とするように構成されていることを
    特徴とする記録装置。
  17. 【請求項17】 請求項10又は11において、前記制
    御手段は、前記第1の工程におけるドットを形成するた
    めの記録データと、前記第3の工程におけるドットを形
    成するための記録データとが同じとなるように設定され
    ている、又は設定可能である、ことを特徴とする記録装
    置。
  18. 【請求項18】 請求項15において、前記制御手段
    は、前記第1の工程におけるドットを形成するための記
    録データと、前記第3の工程におけるドットを形成する
    ための記録データとが同じとなるように設定されてい
    る、又は設定可能であることを特徴とする記録装置。
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