JP2002102323A - 処理液または処理ガスの滅菌装置 - Google Patents
処理液または処理ガスの滅菌装置Info
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Abstract
が達成できる装置の提供。 【解決手段】 処理液または処理ガスが接触できる装置
内の任意の場所に磁性材料と殺菌性材料が配置されてい
ることを特徴とする処理液または処理ガスの滅菌装置。
Description
の滅菌装置に関する。
を用いたエアーフィルタが用いられているだけであり、
また、水などの処理には抗菌剤は使用することがあって
も、磁性材料を併用しようという考え方は知られていな
い。
て簡単な手段により空気や水などの滅菌が達成できる装
置を提供する点にある。
または処理ガスが接触できる装置内の任意の場所に磁性
材料と殺菌性材料が配置されていることを特徴とする処
理液または処理ガスの滅菌装置に関する。すなわち、本
発明の基本は処理液または処理ガスに磁力と殺菌性材料
との接触を同時に行わせる点にある。
部位を構成しており、また殺菌性材料は装置を構成する
各部位の少なくとも表面層を形成しているものである請
求項1記載の処理液または処理ガスの滅菌装置に関す
る。前記部位とは、滞留槽、そこに処理液または処理ガ
スを供給するためのパイプ、滞留槽から処理液または処
理ガスを排出するためのパイプなど、装置の各構成部位
を指すものである。なお、磁性材料は、槽やパイプの表
面に貼り付けられた状態の場合も包含している。
は処理ガスが通過する部位、滞留する部位および挿入物
のうちの少なくとも1つである請求項2記載の処理液ま
たは処理ガスの滅菌装置に関する。前記処理液または処
理ガスが通過する部位としては、例えばパイプであり、
滞留する部位としては槽、タンクなどであり、挿入物と
しては、金網などフィルタ、棒状物、板状物など、パイ
プやタンク内に挿入できるものを意味している。
を用いた挿入物、磁性材料の表面に殺菌性材料を被覆し
た挿入物および殺菌性材料を被覆した挿入物である請求
項3記載の処理液または処理ガスの滅菌装置に関する。
0Hzの振動を与えるための振動手段を付設した請求項
3または4記載の滅菌装置に関する。
項1〜5いずれか記載の処理液または処理ガスの滅菌装
置に関する。
装置である請求項6記載の処理液または処理ガスの滅菌
装置に関する。
石(硬磁性材料)を用いることもできるし、電磁石を用
いることもできるし、また場合によっては軟磁性材料を
用いることもできる。硬磁性材料としては、フェライト
磁性材料、希土類磁性材料、磁性鋼などがあり、具体的
には、アルニコ磁石、サマリウムコバルト磁石、ネオジ
ウム磁石、鉄磁石、ホウ素磁石などを挙げることができ
る。また、軟磁性材料の場合は、該材料のまわりにコイ
ルを巻き、これに電流を流して電磁石の原理により軟磁
性材料に、その都度必要な磁力を与えたのち、使用する
こともできる。軟磁性材料としては軟鉄、ケイ素鋼、パ
ーマロイなどを挙げることができる。前記電磁石の原理
で磁性を付与するに際しては、極性を、(1)プラスか
らマイナスに、(2)マイナスからプラスに、(3)す
べてをマイナスに、(4)すべてをプラスに、あるいは
(5)例えば、特定の金属部品はプラスに、他の特定の
金属部品はマイナスに、といったように選択的にプラス
とマイナスを与えることもできる。またこれら磁性材料
としては実公昭53−21438号公報記載の可撓性薄
板磁石も使用することができるし、磁性材料粒子をゴム
やプラスチックス中に分散させた組成物も使用できる。
磁力の強さは500エルステッド以上であることが好ま
しい。
料が比較的加工しにくい材料であることから、微妙な形
状を要求される部位に使用することは避けることが好ま
しい。処理液や処理ガスが滞留する部位たとえば処理槽
あるいは処理タンクの壁の全部または一部を磁性材料と
することもできるし、処理槽や処理タンク内あるいはそ
の出入口部などに格子状、金網状、多孔板状、ラッシリ
ング状、球状など任意の形状物の形で挿入物とした磁性
材料を用いることができる。これらの挿入物は必要に応
じて、無機系抗菌剤、たとえば殺菌性金属のめっき層を
もつものであることができる。また、ガスを処理する場
合には挿入物として、送風ファンや換気扇を挙げること
ができ、これらの部品とくに羽根に殺菌性金属めっき、
たとえば銀めっきをほどこし、これに強磁性フェライト
のような磁性材料製の格子や金網と併用したものを挿入
物としてもよい。また、送風ファンや換気扇の部品を磁
性材料とし、格子や金網に殺菌性金属めっきを施したも
のの組合せでもよい。
在する磁性金属などを捕獲するので、捕獲物を任意の段
階で除去する必要が生じるので、除去しやすい形状で使
用することが好ましい。
剤、有機系抗菌剤のいずれもが使用できる(例えば、P
etrotech 第21巻第4号63〜68頁参
照)。
機系抗菌製品用抗菌剤があるが、いずれも使用できる。
銀、オキシシアン化水銀などの水銀化合物;硝酸銀など
の銀化合物;次亜塩素酸ナトリウム、二酸化塩素などの
塩素化合物;ヨウ素、ヨードホルムなどのヨウ素化合
物;ホウ酸などのホウ素化合物;過酸化水素、過マンガ
ン酸カリウムなどの過酸化物;生石灰などの石灰類、酸
化チタン、酸化亜鉛、酸化銀などの金属酸化物などが挙
げられる。
属担持型、金属酸化物のような殺菌性金属化合物あるい
は有機抗菌剤担持型がある。金属担持型は、ゼオライ
ト、シリカゲル、ケイ酸ガラス、ビロキシアパタイト、
リン酸カルシウム、難溶性リン酸塩、リン酸ジルコニウ
ム、ケイ酸塩、酸化チタンなどの無機担体に、Ag、H
g、Cu、Cd、Au、Co、Ni、Pb、Fe、A
l、Zn、Mn、Ba、Mg、Ca、などの殺菌性金属
を担持させたものを挙げることができる。金属酸化物の
ような殺菌性金属化合物としては、酸化チタンや酸化亜
鉛などを挙げることができる。また、有機抗菌剤担持型
は、前記担体に第4級アンモニウム塩、第2級アミンな
どの抗菌性有機物を担持させたものを挙げることができ
る。
ベンズイミダゾールカーバメイト、トリクロロカルバニ
リド、ヘキサミン、グルコン酸クロルヘキシジン、塩化
ベンザルコニウム、脂肪酸モノグリセリド、アルキルピ
リジニウムハライド、セチルトリメチルアンモニウムハ
ライドのようなアルキルトリメチルアンモニウムハライ
ドなどを挙げることができる。
における金属の種類により細菌の最小発育阻止濃度は変
化するが、チフス菌に対する最小発育阻止濃度(MIC
で示す)は、Ag:2×10−6、Hg:2×1
0−6、Cu:1.5×10−5、Cd:6.0×10
−5、Au:1.2×10−4、Co:1.2×10
−4、Ni:1.2×10−4、Pb:5.0×10
−4である。
物などの金属化合物よりなる表面層の形成は、所定の金
属材料上に、前記殺菌性の金属またはその合金を用いて
めっきをするか、あるいはこれら金属成分を含有する粒
子または殺菌性の金属化合物(金属酸化物など)粒子の
コンポジットめっきにより達成することができる。粒子
の大きさにとくに制約はないが、好ましくは微粒子ほど
表面積が大きくなるから好都合であり、できれば5μm
以下が好ましい。表面層の厚みには何ら制限はないが、
通常5〜20μm程度もあれば充分である。また、任意
の金属材料中に殺菌性の金属粒子を分散させたものを用
いることもできる。また場合によっては、不織布や織物
よりなるフィルタを用いる場合にはこれらの繊維に金属
や金属酸化物を真空蒸着しておいたり、有機抗菌剤を含
浸させておくこともできる。とくにガスを処理する場合
にはフィルタ(濾布)の併用は有効である。とくに高性
能フィルタとして知られているHEPA(High E
fficiency Particulate Ai
r)フィルタ(昭和59年4月5日、株式会社建帛社発
行、辻薦著、「食品工場における洗浄と殺菌」第30
頁、図3−11、昭和55年2月29日、産業図書株式
会社、今木清康著、「空気調和工学」第246〜247
頁、図10・7参照)やULPA(Ultra Low
Penetration Air)フィルタおよびこ
れらを組合せて使用することは有効である。
成装置部材の任意の部分を被覆すればよいから、磁性材
料が使用できる部位に較べて、その使用可能な部位は多
い。とくにめっきするのに好適な部位としては、移送用
のパイプ内面、処理槽や処理タンクの内壁、撹拌用プロ
ペラ、輸送用ファン、フィルタなどであることができ
る。また、処理槽や処理タンク内あるいはその出入口部
位(パイプなど)などに、格子状、金網状、布状、多孔
板状、ラッシリング状、球状、粒子状などの任意の形状
物の表面に殺菌性材料の被覆層をほどこしたものを係留
あるいは投入することができる。とくに、1μm〜数m
mの微細粒子表面に殺菌性材料を被覆し(例えば銀めっ
き)、これを処理槽に投入すると、表面積を大きくする
ことができるので、効果が大きい。磁性材料粒子上に殺
菌性材料を被覆したものであれば、これのみで磁性材料
と殺菌性材料の併用という要件を満足することができ
る。また、プラスチック粒子の表面にAgなどの殺菌性
材料を被覆したものを用いることもできる。この粒子は
軽いものとすることができるので、処理系が水のような
液体の場合には、処理後に粒子が浮上するので、分離が
容易である。殺菌性材料を表面に有する挿入物を挿入し
た処理槽またはタンク内に、あるいは殺菌性材料を表面
層にもつ処理槽やタンク内に、通常の撹拌機や出願人の
開発した後述の出願などに代表される振動撹拌装置を設
ければ、磁性材料がなくてもそれなりに効果はあるが、
本発明のように磁性材料と併用した場合と較べれば効果
はそれに遠く及ばない。
んどである。有機系、無機系いずれの場合も、水溶性抗
菌剤の場合には、水不溶性で抗菌剤透過性のカプセル内
に抗菌剤を封入し、これを合成樹脂などのバインダー中
に分散させて、前記挿入物や装置表面に塗布したり、コ
ンポジットめっき技術を用いてめっき層中に存在させた
りすることができる。カプセル化剤としては、合成、天
然樹脂などを用いることができ、いずれも公知のカプセ
ル化方法が使用できる。
なる菌については、とくに限定するものではないが、少
なくとも大腸菌群(大腸菌、病原大腸菌、O−15
7)、サルモネラ菌、腸炎ビブリオ菌、カンピロバクタ
ー、エルシニア菌、ウエルシュ菌、ナグビブリオ菌、腸
球菌、緑膿菌(Psevdomonas aerugi
nosa)、セパシア菌(Burkholderia
cepacia)、黄色ブドウ球菌(Staphylo
coccus aureus)、表皮ブドウ球菌(St
aphylococcus epidermidi
s)、肺炎(レンサ)球菌(Streptococcu
s pneumoniae)、セラチア属菌(Serr
atia)、プラテウス属菌(Proteus)、エン
テロバクター属菌(Enterobacter)、シト
ロバクター属菌(Citrobacter)、エンテロ
コッカス属菌(Enterococcus)、クレブシ
エラ属菌(Klebsiella)、バクテロイデス属
菌(Bacteroides)、レジオネラ属菌(Le
gionella)、マイコバクテリウム属菌(Myc
obacterium)、ニューモシスチス・カリニ
(Pneumocystiscarinii)、真菌
(fungus)、病原ウィルスなどに対して有効であ
る。
井戸水、廃水、めっき洗浄液、野菜洗浄液、食器洗浄液
などを挙げることができ、処理ガスとしては、室内空
気、とくに病院、養老院などの空気、食品工場などの空
気などを挙げることができる。
用を妨げるものではなく、殺菌灯(紫外線照射)、オゾ
ン発生機などを必要に応じて併用することができる。
または全部を磁性材料とし、磁性材料が使用されている
個所および/または磁性材料が用いられていない個所に
殺菌性材料の被覆層を設ける。
料よりなる板、棒および管よりなる群から選ばれた資材
を配置し、一方、処理槽または処理タンクの内壁には殺
菌性材料の被覆層を設ける。もう一つの態様は、磁性材
料と殺菌性材料被覆層の場所を入れ替える。さらにもう
1つの態様としては、磁性材料よりなる前記資材の表面
に殺菌性材料の被覆層を形成してもよい。
を受けかつ殺菌性材料と有効に接触させるために、磁性
材料で作った格子状物、多孔板あるいは金網に、殺菌性
材料の被覆層を設け、これを処理液や処理ガスの通路に
設置する。例えばフィルターやかごに、このような材料
を使用することもできる。また、フィルターやかごなど
は、回転(10〜40回/分)、揺動(10〜60回/
分)および/または振動(10〜500Hzの振動モー
タを利用)を与えることもできる。
さらにその表面に殺菌性被覆層を設けたラッシリングや
粒状体などの小物を処理槽または処理タンク内に処理液
または処理ガスが流通できるように充填するとともに、
前記小物に殺菌性被覆層がない場合には、処理槽または
処理タンク内壁の任意部分または全面に殺菌性被覆層を
設ける。
料製プロペラあるいは円板または、これらに殺菌性被覆
層を設けたものを多数とりつけ、これを1〜複数個、処
理槽または処理タンク中に挿入し、モータなどの手段に
より、これを回転させる。ただし前記プロペラや円板が
非磁性材料製の場合には、処理槽または処理タンクある
いはその他の装置内のいずれかの部分を磁性材料とす
る。
るいは含浸(濾布などの場合は、繊維の段階で殺菌性金
属や金属酸化物などを真空蒸着あるいはスパッタリング
などの手段で一本一本の糸に被覆したものを使用するこ
ともできるし、合成繊維布にプラスチックに対する金属
めっき手段を採用して殺菌性材料である金属をめっきす
ることもできる)して得られた殺菌性材料よりなるフィ
ルタと磁性材料製格子状物とを例えば交互に任意段数密
着してあるいは所定間隔(例えば5〜20mmの間隔)
を開けて重ね合せ、必要に応じてこれをカートリッジの
形にまとめて使用する。
るいはこれらを組合せたカートリッジ体などを10〜2
00Hz、好ましくは20〜60Hzの振動をモータに
より振幅0.2〜10mmの振動を与えることにより、
一層滅菌効果を上げることができる。
は、処理槽液を撹拌することが好ましい。撹拌手段は、
通常のプロペラ式撹拌をはじめ、任意の撹拌手段を採用
することができるが、もっとも好ましいのは本発明者の
開発にかかる特許第1941498号、第276238
8号、第2988624号、第2989440号、第3
046594号などの特許公報に記載した振動撹拌装置
の使用である。
ターにより10〜500Hzの間の任意の振動を発生す
ることのできる振動モータを含む振動発生手段と、それ
に連係して処理槽内で振動する振動棒に一段または多段
に回転不能に固定した振動羽根部よりなる振動流動撹拌
手段よりなるものである。
振動棒に伝える振動が処理槽などを無用に振動させるこ
とを避ける目的で、任意の振動吸収手段を設けることが
好ましい。
すように振動撹拌装置側から下方に伸びた金属棒47と
処理槽側から上方に伸びた金属棒48とが直接接触しな
いように両金属棒の周りをスプリング5で包みこんだ状
態の振動吸収手段を挙げることができる。
生手段と処理槽との接続部に、(1)ゴム板または
(2)ゴム板(板状ゴム)と金属板との積層体、よりな
る振動吸収手段である(本出願人の出願にかかる特願平
11−127830号明細書2〜5頁参照)。
接続部には振動応力分散手段を設けることが好ましい
(本出願人の出願にかかる特開平8−173785号公
報参照)。
は、例えばつぎのような手段を挙げることができる。
と振動棒の接続部において、振動発生装置の下部の振動
棒の周りに設けられるゴム質リング18である(図3参
照)。とくにその長さが振動棒の直径より長く、通常、
振動棒の直径の3〜8倍であり、かつその太さが振動棒
の直径より1.3〜3.0倍とくに約1.5〜2.5倍
大きいものが好ましい。別の見地から述べれば、振動棒
8の径が10〜16mmの丸棒であるときは、ゴム質リ
ング18の肉厚は10〜15mmが好ましく、振動棒
(丸棒)8の直径が20〜25mmのときは、ゴム質リ
ング18の肉厚は20〜30mmが好ましい。例えば、
図3や図4に示すように、振動伝達部材3に振動棒8を
連結するに当り、振動伝達部材3の所定の穴に振動棒8
を通し、振動棒8の端部をナット12、13、ワッシャ
ーリング16により固定し、一方、振動伝達部材3の反
対側は、振動棒8に前記のゴム質リング18を挿入し、
ナット14、15により固定する。ゴム質リング18を
使用しないケースにおいては、振動応力が振動伝達部材
と振動棒との接合部分近辺に集中し、振動棒が折れ易い
という問題点があったが、ここにゴム質リングを挿着す
ることにより、完全に解消することができた。とくに、
ゴム質リングを使用しないで振動数を100Hz以上に
高くした場合には振動棒の折れがしばしば発生していた
が、これにより、そのような心配がなく振動数を高くす
ることができる。
合成ゴム、合成樹脂等のショアーA硬度80〜120、
好ましくは90〜100の硬質弾性体により構成するこ
とができる。とくに、ショアーA硬度90〜100の硬
質ウレタンゴムが耐久性、耐薬品性の点で好ましい。
装置と振動棒の接続部において、振動発生装置と振動棒
の間に金属線束を挿入することである。例えば、図5に
示すように、振動伝達部材3(あるいは振動基本部材)
に振動棒8を連結するに当り、補助振動棒8′と金属線
束23を介在させるものである。なお、場合により、補
助振動棒8′は使用しないで、金属線束23を直接振動
伝達部材3に連結することもできる。具体的には、補助
振動棒8′の一端をナット12、12′、13、1
3′、ワッシャーリング16、16′により振動伝達部
材3に固定し、この他端にナット19と接続リング20
を介して金属線束23の一端を連結し、ついで金属線束
23の他端に接続リング21とナット22を用いて振動
棒8を連結した。これにより、ゴム質リングを用いた場
合と同様の効果を奏することができる。
としてよく利用されているタイプのものであって、たく
さんの金属単線あるいは金属撚線を端部で外側より結束
したものであり、通常結束には金属被覆部を用いる。こ
の金属線束と他物との連結には、前記金属被覆部にネジ
を切ることにより達成できる。
位であり、長さは振動により上下の金属線束の被覆部や
該被覆部に取付けられた接続リング同士が接触しない程
度の長さがあればよい。
ましくは20〜400ヘルツ(Hz)の振動を発生する
振動モータなどにより行う。振動モータの出力と撹拌容
量の関係は、通常の水溶液の場合おおよそ下記のとおり
である。
ものを充分撹拌できる。
タ1は、処理槽7上、処理槽側壁にあるいは固い床上に
架台2をおきその上にセットする。槽の厚みが薄く(ス
テンレス槽5mm以下)液の振動によりタンク側壁や床
面に振動が伝えられる場合は槽の外側に架台を設置する
ことが好ましい。槽の厚みが5mm以下の場合には、槽
の側壁にバンドを締めるような要領で補強部材を付設
し、そこに振動装置を設置するとよい。振動モータの発
生する振動は、基本振動部材2を介して振動棒8に伝え
られる。この場合、振動モータは通常基本振動部材の下
側に吊り下げる形でセットすることが好ましい。このよ
うにすることにより重心を下げることができ、横ぶれの
発生を少なくすることができる。
動モータ(電機モータ、エアーモータ等も含む)により
基本振動部材2や振動伝達部材3などを振動させるシス
テムを採用している。また、引火性の有機溶剤を含む系
を撹拌する場合には防曝型の振動モータを使用する。ま
た、振動モータに代えて電磁マグネットあるいはエアー
ガンなどの振動発生手段も使用することもできる。
7上に弾性体11を介して架台6を載置し、その上にス
プリング5付支持枠上に基本振動部材2を設け、これに
振動モータ1を取付ける。取付けは基本振動部材の上方
であってもよいが、下方に取付けた方が振動発生源の重
心が下がり、不要の横ぶれを防止することができる。図
20では振動モータ1は基本振動部材2の下で、振動伝
達部材3の上の位置になっているが、振動伝達部材3の
邪魔にならない個所であれば、振動伝達部材3の下位に
吊り下げることもできる。また、図21に示すように、
振動モータを基本振動部材2の下部に取付け、振動棒8
を振動モータの両側に2本取付けることもできる。この
ケースにおいては振動伝達部材3は不要であり、小型化
が可能である。振動モータ1は必ずしも処理槽7上に設
ける必要はなく、基本振動部材あるいは振動伝達部材を
撹拌槽の外側まで延長し、その延長された基本振動部材
の上側または下側に振動モータを取付け、その振動を振
動棒に伝えることもできる。
動羽根板用固定部材よりなるか、振動羽根板を複数枚重
ねたもの、あるいは振動羽根板と振動羽根板用固定部材
を一体成形したものを使用することができる。
は薄い金属、弾力のある合成樹脂、ゴム等が使用できる
が、振動モータの上下の振動により、少なくとも羽根板
の先端部分がフラッター現象(波を打つような状態)を
呈する厚みであり、これにより系に振動に加えて流動を
与えることのできるものが好ましい。金属の振動羽根板
の材質としてチタン、アルミニウム、銅、鉄鋼、ステン
レス鋼、これらの合金が使用できる。合成樹脂として
は、ポリカーボネート、塩化ビニル系樹脂、ポリプロピ
レンなどが使用できる。振動エネルギーを伝えて振動の
効果を上げるため厚みは特に限定されないが一般に金属
の場合は0.2〜2mm、プラスチックの場合は0.5
〜10mmが好ましい。過度に厚くなると振動撹拌の効
果が減少する。
脂、ゴム等を使用する場合には、厚みは特に限定されな
いが一般に1〜5mmが好ましいが、金属たとえばステ
ンレスの場合は0.2〜1mmたとえば0.5mmのも
のが好ましい。また、振動板の振幅は、0.2〜30m
m、好ましくは1〜10mmである。
取り付けることができる。振動羽根部を多段にする場
合、振動モータの大きさにより5〜7枚が好ましい。多
段の段数を増加する場合、振動モータの負荷を大きくす
ると振動巾が減少し、振動モータが発熱する場合があ
る。振動羽根板は一体でもよい。振動軸に対し振動羽根
部の角度は水平でもよいが、傾斜角度α(図11のA参
照)が5〜30度とくに10〜20度に傾斜させて振動
に方向性をもたせることが好ましい(図24参照)。
上下両面から挾みつけて振動棒に固定することにより振
動羽根部を形成することができる。また、図11に示す
ように振動羽根板用固定部材10と振動羽根板9が振動
軸の側面からみて一体的に傾斜および/またはわん曲し
ていることが好ましい。わん曲している場合でも、全体
として前述のように5〜30度とくに10〜20度の傾
斜をもたせることが好ましい。振動羽根板と振動羽根板
用固定部材が同一の傾斜および/またはわん曲面をもつ
方が振動応力を分散するのに有効であり、とくに振動周
波数が高くなったときは、これにより振動羽根板の破損
を回避することができる。
は例えばプラスチックスを用いて一体成形することによ
り製造することもできる(図11のC参照)。この場合
は振動羽根板と、振動羽根板用固定部材を別々に使用す
る場合に較べて、その接合部分に被処理物が浸入、固着
し、洗浄に手間がかかるという欠点を回避することがで
きる。また、図11に示すように羽根板と固定部材を一
体化したことにより、厚みの段差が発生せず、応力集中
を避けることができるので、羽根板の破損を避けること
ができる。
材を別々に作っておけば、振動羽根板のみをとりかえる
ことができるが、一体成形のものでも交換は可能であ
る。この場合の振動羽根板、振動羽根板用固定部材、一
体成形品はプラスチックスに限らず、前述の種々の材料
が使用できる。振動羽根用固定部材10を使用するとき
は、上下から振動羽根板をはさみつけて使用するが、図
12のaに示すようにこの固定部材は上下で、その大き
さを異ったものとすることもでき、これにより振動応力
を分散させることができる。
2の(b)に示すように固定部材10の先端部分の上下
いずれか一方または両方に遊び32を設けることがで
き、これにより(a)と同様に応力を分散させることが
できる。また必要に応じてこの遊び32の部分にゴム質
部材を補充して振動を吸収したり、羽根板や固定部材の
寿命を長くすることもできる。さらに、うすい羽根を用
いて図13に示すようにそれぞれの寸法が異る振動羽根
板を積層(相互に接着はしない)して固定部材兼振動羽
根板とすることもできる。この場合、振動板の大きさを
図13の(a)に示すように下段になる程小さくするこ
とにより、うすい羽根全体を一体として振動させ固定部
材をナットにより代用することができる。これらの手段
は、いずれも振動羽根板にかかる応力を分散させること
に寄与するものである。図13の(b)はその変形であ
る。この場合も振動応力の分散に有効である。また、振
動羽根板の形状は図6〜9などいろいろの形状に構成し
て振動させ流動を発生させることができる。
どよりなる振動羽根部は、ナットを用いて振動棒に固着
することができる。振動羽根板および/または振動羽根
板用固定部材を多数振動棒に取付ける場合には、図20
に示すようにナット29で固定した後、振動棒に丁度嵌
合する円筒状の一定の長さのスペーサ30を1個または
複数個挿入することにより、振動羽根板および/または
振動羽根板用固定部材の間隔を簡単に一定化することが
できる。
は、いろいろな形状を採用することができる。その1例
を図7〜10に示す。これらの場合、切欠部27を設け
ることが好ましいが、切欠部27が固定部材9まで延び
ていると、固定部材9の破損を誘発する傾向があるの
で、図のような連結部28を残しておくことが好まし
く、切欠部の形状もV字形が好ましい。なお、振動羽根
板は振動棒を中心に対称形である必要はなく、一方側の
みに振動羽根板を設けてもよい。
与えた場合には、多数の振動羽根部のうち、下位の1〜
2枚を下向きの傾斜および/またはわん曲とし、それ以
外のものを上向きの傾斜および/またはわん曲とするこ
ともできる(図20、24参照)。このようにすると、
処理槽底部の撹拌を充分行うことができ、下部に溜りが
発生するのを防止することができる。
場合には、前記下向きわん曲の振動羽根板を取りはずす
ことにより対処できる。撹拌により反応が進行するケー
スにおいて、反応が終了した部分を下部に溜めて、これ
を拡散させることなく、下部より取り出す場合には好都
合である。
してきたが、振動棒は複数本であってもよいことは勿論
であり、多軸にすることにより大型の処理槽の撹拌に有
効である。
せ、処理槽下部に溜りが発生するのを防止したい場合に
は、図14に示すように一方の振動棒にはすべて上向き
の傾斜またはわん曲をもつ振動羽根板(固定部材を用い
る場合も含むのは勿論であるが、図12〜15では固定
部材やナットはすべて図面上は省略して表示した。)
を、他方の振動棒にはすべて下向きの傾斜わん曲をもつ
振動羽根板を設けることにより達成することができる。
られるタイプのほかに、二本ないし複数本の振動棒を横
切って多数の振動羽根板を連結したタイプ(以下連結型
振動羽根部ということがある)でもよい。例えば、図1
5は、二本の振動棒8、8間に多数の振動羽根板9、9
・・・を設けた場合である。
よいし、傾斜をもつものであってもよく、また振動羽根
板は平面であってもよいし、わん曲していてもよいこと
は前述のとおりである(図17のA、B参照)。
を下位の振動羽根板と、それ以外の振動羽根板とをそれ
ぞれ下向きと上向きにすることができるのも、単独振動
羽根板の場合と何ら異るものではない(図17のB参
照)。
処理槽の左右両側に2対設けることもできるし、右側の
振動羽根板の傾斜またはわん曲を上向きに、左側の振動
羽根板をすべて下向きにすることにより、処理槽の対流
を促進することもできる。
羽根板)と連結型振動羽根板とを組合せて設けたケース
である。
根板の“しなり現象”の程度は、振動を与える周波数、
振動羽根板の長さと厚み、被撹拌物の粘度、比重(密
度)などによって変化するので、与えられた周波数にお
いてもっともよく“しなる”長さと厚みを選択すること
が好ましい。周波数と振動羽根板の厚みを一定にして、
振動羽根板の長さを変化させてゆくと、振動羽根板のし
なりの程度は図19に示すように長さ(固定部材より先
の部分の長さ)が大きくなるに従ってある段階までは大
きくなるが、それをすぎるとしなりは小さくなり、ある
長さはときにはほとんどしなりがなくなり、さらに振動
羽根板を長くするとまたしなりが大きくなるという関係
をくりかえすことが判ってきた。その様子のモデルを図
19に示す。
より先の部分の長さ)は、好ましくは、第1回目のピー
クを示す長さか、第2回目のピークを示す長さを選択す
ることが好ましい。第1回目のピークを示す長さにする
か、第2回目のピークを示す長さにするかは、系の振動
を強くするか、流動を強くするかによって適宜選択でき
る。第3回目のピークを示す長さを選択した場合は、振
動巾が小さくなり、用途が限られる。
304製の振動板のいろいろの厚みのものについて、ほ
ゞ第1回目のピークを示す長さ、第二回目のピークを示
す長さを求めたところ、つぎのような結果が得られた。
の先端から振動羽根板の先端までの長さ(図11のAに
おけるmの長さ)で示したものであり、振動棒中心から
前記固定部材先端部までの長さ(図11のAにおけるn
の長さ)は27mm、振動羽根板の傾斜角αは上向き1
5゜の場合である。
動条件により好ましい範囲は異なるが、振動羽根板が折
れることなく、羽根のように充分しなうことのできる程
度の厚みとするのが、もっとも振動撹拌の効率を高める
ことができる。
く寄与し、振動羽根板用固定部材は系の振動に寄与して
いるものと推定される。
ットは省略している場合が多い)を用いて基本振動部材
または振動伝達部材などの振動羽根部を固着することが
できるが、ナットの代りにストッパーリングを用いるこ
とができる。ストッパーリング41の例を図18に示
す。振動羽根板や振動羽根板用固定部材などの振動羽根
部と接触する部分は弾性体を用いると固着が安定するの
で好ましい。図中、42はストッパーリング本体、43
はネジである。ストッパーリングを用いることにより振
動棒を上下させて液中の振動棒の長さを変化させること
ができるので、処理槽の大きさに応じて振動棒の長さを
任意に調整することができる。また、振動棒を金属製よ
りプラスチック製などに容易に取り替えることができ
る。このように処理槽内の液の性質により容易に振動棒
や振動羽根などの撹拌手段を変更できることは、従来の
回転式撹拌機では全く行なえないことである。
処理槽とは、図20a、図21aに示すように振動発生
手段から下方に垂直に伸びた三本以上、好ましくは四本
の支持棒、それに対応して処理槽側から上方に垂直に伸
びた支持棒および上下支持棒を取り巻くスプリングによ
り係合されていることが好ましい。とくに上と下の支持
棒は前記スプリングにより非接触状態に保たれているこ
とが好ましい。これにより、振動発生装置に横ゆれが発
生しても前述の係合部分でうまく横ゆれを吸収すること
ができ、装置全体に好ましくない横ゆれの発生、それに
伴う騒音の発生を防止することができる。
は、図20、図21、図23、図24に示し、これらの
図における横ゆれ防止機構の拡大図は、図25に示す。
図中5はスプリング、46は処理槽またはそれに設けら
れた架台あるいは補強部材、47は基本振動部材または
振動伝達部材より下方に垂直に伸びた支持棒、48は前
記46より上方に垂直に伸びた支持棒である。
本発明はこれにより何ら限定されるものではない。
ストライクめっきにより、銀層を約15μm厚に形成
し、殺菌性濾布54とした。一方、支持枠55に、厚さ
5mm、幅5mm、長さ100mmのネオジウム磁石角
棒56(長さ方向と直角方向にS極とN極ができてい
る)をはめこんで作った磁性格子状枠体53(300×
300mm)を用意する(図1および2参照)。つい
で、銀めっき濾布/磁性格子状枠体/銀めっき濾布/磁
性格子状枠体/銀めっき濾布/磁性格子状枠体/銀めっ
き濾布/磁性格子状枠体/銀めっき濾布よりなる積層物
を1セットとして、型枠52に入れ、空気フィルタカー
トリッジ51とした(図2参照)。これを空調器の空気
フィルタとして使用した(処理空気の面通過速度1.5
m/sで)ところ、すぐれた集塵、除菌結果を示した。
っき、ついで5μmの銀めっきをほどこした。一方、支
持枠に、ネオジウム磁石角板(長さと直角方向にS極と
N極ができている)(4×10×100mm)を4mm
間隔ではめ込んだ磁性格子状枠体(200×200m
m)を作った。銀めっき金網/磁性格子状枠体/銀めっ
き金網/磁性格子状枠体/銀めっき金網よりなる積層物
(磁石と磁石の間は10mm間隔とした)を1つの型枠
に収納して空気フィルタカートリッジとした。実施例1
と同様に使用し、良好な結果を得た。
表面に厚さ15μmの銀めっき層をつけ、これを市販の
高性能フィルタ(HEPAフィルタ:HighEffi
ciency Particulate Air Fi
lter)の前後に挟みつけて空気フィルタカートリッ
ジとした。実施例1と同様に使用し、除菌状態の良好な
結果を得た。
ので、それぞれのフィルタを200リットルの水槽に固
定し、この水槽の処理水を一方からポンプで汲み出し、
他方から水槽に戻すことにより処理水を循環させた。こ
れにより処理水の滅菌を10分間で達成することができ
た。
け、インバーターにより20〜30Hzの振動を与えた
ところ、実施例4に較べておよそ50%処理時間が短縮
できた。
いので、雑菌の繁殖が避けられなかった。そこで、この
水洗槽内に実施例1〜3のフィルタを設置したところ、
長時間の使用に対し充分雑菌の繁殖を抑えることができ
た。
と貯水槽の間で水が循環できるようにし、サブタンク内
に実施例1〜3のフィルタを設置した。その結果、貯水
槽内の水は満足すべき滅菌状態となった。
した後、15μmのAgメッキ層を形成して得た板状体
を450×1100×500mmの鉄鋼製水槽の4つの
側壁全面に貼り付けた。この水槽に純水中に大腸菌1×
106CFU/ミリリットルを投入した処理水200リ
ットルを入れ、ここに実施例1で用いたフィルタ1枚と
下記規格の振動撹拌機を挿入し、40.5Hzで1時間
処理した。その結果、大腸菌はほとんどすべてが死滅し
ていた。 振動撹拌機 :日本テクノ株式会社製 商品名 超振動α撹拌機3型 使用振動モータ :株式会社村上精機製作所製 3相、200V、出力250W 振動棒と振動羽根:振動羽根の両端に振動棒が配置され、ステンレス製振動 羽根は5枚、取付角度α=15°
300リットルのタンク内に、実施例1記載のフィルタ
と実施例8記載の振動撹拌機を挿入し、タンク内の空気
を循環させながら実施例8と同様にして、タンク内に空
気1cm3中じんあい800個の空気を導入して処理し
た。処理された空気は、浮遊じんあい濃度が100以下
(空気1cm3中の粒子数)であり、清浄レベルのもの
であった。
した金属線を用いて800×400×300mmのかご
を作った。このかごを1000mm×500mm×40
0mmのステンレス水槽に吊り下げるとともに、水槽の
片隅には、下記規格の振動撹拌機をセットし、40.5
Hzで3分間、水のみ(水温25℃)を用いて洗浄処理
を行った。なお、前記かごは回転(10〜40回/
分)、揺動(10〜60回/分)、振動(10〜500
Hz)を与えることもできる。 振動撹拌機 :日本テクノ株式会社製 商品名 超振動α撹拌機1型 使用振動モータ :株式会社村上精機製作所製 3相、200V、出力75W 振動棒と振動羽根:振動羽根の両端に振動棒が配置され、振動羽根は5枚、 取付角度α=15°
定して、本実施例による洗浄効果を調べた。その結果は
下記表に示すとおりである。
洗剤を洗いおとすため、水を流しながら、本実施例の装
置を駆動した結果、洗浄残留率は、単なる流水洗による
場合に較べて1/5であった。
泥のついたキャベツについて洗浄を行った。その結果は
下記表に示すとおりである。
処理液を高能率で滅菌することができた。具体的には下
記のような利用の態様を挙げることができる。 (1)食品機械部品などの精密洗浄と殺菌を実現 (2)常温で液体食品の均一撹拌と殺菌を実現 (3)ビル屋上の貯水槽内の水の汚染防止と殺菌による
衛生の向上 (4)くだものや野菜の完全洗浄と殺菌 (5)給食センターなどの食器の最終洗浄と殺菌による
食中毒防止 (6)病院内での手洗い、衣服などの最終洗浄、殺菌に
よる院内感染防止 (7)発展途上国などにおいて、撹拌による水の清浄化
と殺菌による飲料水化の実現 (8)その他撹拌・洗浄と殺菌を必要としている個所へ
の利用
に用いられている磁性格子状枠体の平面図である。
の断面図である。
分散手段としてゴム質リングを用いた場合の拡大断面図
である。
分散手段としてゴム質リングを用いた場合のもう1つの
変形例を示す拡大断面図である。
分散手段として金属線束を用いた場合の拡大断面図を示
す。
る。
よりなる振動撹拌部材を示し、Aは断面図、Bは平面図
であり、Cは、A、Bのものを一体化して成形した場合
の断面図である。
あり、aはその1例を示す断面図、bは他の1例を示す
断面図である。
固定部材とした場合の断面図であり、Aは3枚の振動羽
根板を下側ほど短くしたものであり、Bは中央部が一番
長くそのつぎの上下の羽根板がやゝ短く、さらにその上
下の羽根板がさらに短くなっているケースである。
羽根板をすべて上向きに、他方の振動棒には振動羽根板
をすべて下向きにした場合をモデル的に示した断面図で
ある。
連結固定して連結型振動羽根板セット1組を用いた場合
の1例をモデル的に示す断面図である。
連結固定して連結型振動羽根板セット1組を用いた場合
の他の1例をモデル的に示す断面図である。
をとりつけた場合の断面図であり、Aは振動羽根板をす
べて同一方向の上側に傾斜させた場合、Bは下の2枚の
みを下側に傾斜させた場合をそれぞれモデル的に示す断
面図である。
す。aは上面図、bとcは側面図である。
デル的に示すグラフである。
す。aは断面図、bは上面図である。
示す。aは断面図、bは上面図である。
体例の上面図である。
る。
る。
る。
部材 47 基本振動部材またはそれに設けられた架台あるい
は補助部材より下方に垂直に伸びた支持棒 48 前記46より上方に垂直に伸びた支持棒 51 フィルタカートリッジ 52 フィルタカートリッジの型枠 53 磁性格子状枠体(磁性材料製格子状物) 54 殺菌性濾布 55 支持枠 56 ネオジウム磁石角棒または角板
Claims (7)
- 【請求項1】 処理液または処理ガスが接触できる装置
内の任意の場所に磁性材料と殺菌性材料が配置されてい
ることを特徴とする処理液または処理ガスの滅菌装置。 - 【請求項2】 磁性材料は装置の任意の部位を構成して
おり、また殺菌性材料は装置を構成する各部位の少なく
とも表面層を形成しているものである請求項1記載の処
理液または処理ガスの滅菌装置。 - 【請求項3】 前記部位が、処理液または処理ガスが通
過する部位、滞留する部位および挿入物のうちの少なく
とも1つである請求項2記載の処理液または処理ガスの
滅菌装置。 - 【請求項4】 前記挿入物が、磁性材料を用いた挿入
物、磁性材料の表面に殺菌性材料を被覆した挿入物およ
び殺菌性材料を被覆した挿入物である請求項3記載の処
理液または処理ガスの滅菌装置。 - 【請求項5】 前記挿入物に10〜200Hzの振動を
与えるための振動手段を付設した請求項3または4記載
の滅菌装置。 - 【請求項6】 撹拌手段を併設した請求項1〜5いずれ
か記載の処理液または処理ガスの滅菌装置。 - 【請求項7】 前記撹拌手段が振動撹拌装置である請求
項6記載の処理液または処理ガスの滅菌装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000304126A JP2002102323A (ja) | 2000-10-03 | 2000-10-03 | 処理液または処理ガスの滅菌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000304126A JP2002102323A (ja) | 2000-10-03 | 2000-10-03 | 処理液または処理ガスの滅菌装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=18785218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000304126A Pending JP2002102323A (ja) | 2000-10-03 | 2000-10-03 | 処理液または処理ガスの滅菌装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002102323A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2000
- 2000-10-03 JP JP2000304126A patent/JP2002102323A/ja active Pending
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