JP2002102241A - 骨固定機構 - Google Patents

骨固定機構

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JP2002102241A JP2001239468A JP2001239468A JP2002102241A JP 2002102241 A JP2002102241 A JP 2002102241A JP 2001239468 A JP2001239468 A JP 2001239468A JP 2001239468 A JP2001239468 A JP 2001239468A JP 2002102241 A JP2002102241 A JP 2002102241A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 骨折または破損部分の固定または減少のため
に使用するロッド部材またはケーブルのような連結部材
を係留するための外科的方法およびアンカー組立体を提
供する。 【解決手段】 本発明による組立体の一例はアンカー・
プレートおよび当該プレートを捕捉して設置を容易にす
るための一部材片状の組立体を形成するスロット付きア
ンカー・ボルトを備えている。また、ケーブル・コネク
タがアンカー・プレート、椎骨アンカー・スクリューお
よび1個以上の椎骨のそれぞれの高さにおける各ケーブ
ルの両端部を固定するための固定用ロッド部材と共に用
いられて、頸部および胸部の脊椎における配列、固定お
よび融合のための多様で安定なシステムを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は整形外科手術におい
て使用する固定装置に関し、特に、一定領域内の骨また
は骨の部分に取り付けられて、別の領域内に固定されて
いるケーブル、ワイヤ、プレートまたはネジにより取り
付けられているロッド部材に固定されるプレート部材に
よる骨折部分の減少または骨の位置決めにおいて使用す
る装置に関する。それゆえ、このロッド部材は2個の骨
の領域間に取り付けられて、各骨の部分の安定化、位置
決め、減少または固定を行なう。
【0002】
【従来の技術】多数の上記のような機構が知られてお
り、とりわけ、ハームズ・T型プレート部材(Harms T-
plate)を述べる必要があり、このプレート部材は分割
状またはスロット付きのボルトを使用していて、このボ
ルトのヘッド部(頭部)は骨または骨の部分に取り付け
られているプレート部材のスロットの中において摺動す
る。このプレート部材はスロット付きのボルトをその下
部から受容し、当該プレートの中において異なる方向に
延在している幾つかの通路または溝部を有していて、こ
れら異なる通路の任意の1個に沿って上記のボルトを位
置決めおよび位置合わせすることを可能にしている。使
用時において、接続用のロッド部材がスロット付きのボ
ルトの中に嵌合してナットに係合し、締め付け時におい
て、ボルトを通路内の所定位置に係止してロッド部材を
そのスロットの中に固定する。一般に、上記のシステム
は基部において正方形のフランジ部を有するスロット付
きのボルトを使用しており、各通路がこのボルトの外側
に突出している部分のロッド部材受容用のスロットの配
向を決める。それゆえ、上記のプレートはそれぞれロッ
ド部材の係留点に対応する一定角度の配向を有する幾つ
かの異なる線に沿う一定範囲の線形位置を提供する。
【0003】上記のようなプレート部材の他に、単一の
固定位置において骨の中に直接的にねじ込む様式の多数
のアイ・スクリューがある。これらのネジ部材におい
て、その目に相当する部分の構造は一般にキャップによ
り閉じられる前にロッド部材を内部に受容するように構
成されている開口スロットまたはその他のロッド部材受
容用の開口部分である。このキャップは慣用的なネジ付
きの係止ナットとすることができ、特定の構成において
は、ばち形のキャップ・セグメントでもよく、このキャ
ップ・セグメントはロッド部材の中を摺動してこれに対
して楔状に食い込むことによりこのロッド部材を係止す
ると共に上記の受容用スロットをその開口端部において
閉鎖する。このようなアイ・スクリューは、その特定の
構成において、上記の安定化用ロッド部材を把持するこ
とに加えてプレート部材を骨に固定するために使用でき
る。このように使用される場合に、プレート部材は係留
用スクリューによる取り付け強度を高めてその応力を分
配するように作用する。
【0004】ロッド部材受容用ネジの変形の一例は米国
特許第5,672,176号に開示されているようなモ
ス・マイアミ(Moss-Miami)型多軸ネジである。この装
置においては、ネジが球形のヘッド部を有している。円
錐形状にテーパー状の内表面部を有するスロット付きロ
ッド保持用キャップ構造が玉継手型ジョイントの様式で
上記球形のヘッド部の外側に嵌合する。このロッド保持
用のキャップ構造はその内部にネジが設けられていて、
キャップが上方に移動してその円錐の斜面にヘッド部が
押し当てられる際にその球形のネジ・ヘッド部の周囲に
結合する全体的な構造部分を有する多数の成形したパッ
キング用または圧力支持用のインサート部分を備えてい
る。このキャップは球形のヘッド部に結合する前に回転
可能であり、その把持による連結により、ネジの軸回り
における任意の回転角度にそのスロットを配向しながら
ロッド保持用の部材をボルト締めして固定できる。ロッ
ド部材は保持用キャップ構造内のスロットの中に嵌合し
てネジ付きキャップの中にボルトを締め付けることによ
り固定される。この装置はネジのボール端部の周囲に内
部的に配置されてキャップ上に延在するスエージ加工部
分により保持されているパッキング用または圧力支持用
の部材を伴って予備的に組み立てられた装置として形成
される。その後、キャップをロッド部材に対して締め付
けることにより、その円錐形の外側の保持用本体部分を
ボール部分に対して上方に引き上げられてスロットの配
向がロッド部材の位置と共に固定される。
【0005】下層の骨が十分な完全性を有している場合
に、上記の個々のアイ・スクリューは一平面内における
ロッド部材の配向において相当の柔軟性を提供できる。
さらに、多数本のネジにより固定される骨プレート部材
が必要である場合には、上記のハームズ・プレートはケ
ーブル、固定ロッド部材または減少用ロッド部材を接続
するための異なる配向角度の組み合わせを有する一定範
囲の把持点の移動位置を提供できる。しかしながら、こ
れらのシステムはその利便性、またはその位置または配
向の範囲、または適応可能な負荷の程度において、それ
ぞれ固有の制限がある。さらに、種々のプレート部材、
およびネジ・ヘッド部またはキャップ構造は特定の場所
における効果的な係留処理または外科的な閉鎖処理に対
してこれを妨げる要因となる嵩高い不規則な外形形状を
有する場合が多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、角度調節可能
な骨プレート/ロッド連結システムを提供することが要
望されている。
【0007】さらに、スロット付きプレート部材に沿っ
て自由に配置可能な多軸式のロッド連結方法を提供する
ことが要望されている。
【0008】さらに、各構成部品が外科手術中に装置と
して備え付けられるように予備的に組み立て可能な多軸
式のロッド連結方法を提供することが要望されている。
【0009】さらに、改善されたアンカー・プレート構
造を提供することが要望されている。
【0010】さらに、脊椎を固着および固定するために
効果的な脊椎固定用の機械的アンカー、ロッド部材およ
びケーブル処理による改善された方法を提供することが
要望されている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の要望されている目
的の1個以上がスロット付きボルト、当該ボルト上に嵌
合しているロッド支持用のプラットホーム、および当該
支持プラットホームにおけるスロットの中にロッド部材
を固定するために締め付けられるナットを備えているロ
ッド連結機構により構成されている本発明により達成で
きる。上記ボルトの基部はプレートまたはオフセット・
タブにおけるスロットまたは深い座ぐり穴または通路の
中において摺動できるように構成されていて、円形であ
ってプレート部材内で自由に回転できるようになってお
り、上記支持プラットホームは上記ボルトの基部上に存
在してこれらの間にプレート部材を挟んで把持固定する
環状または厚いワッシャーの形態を有している。このワ
ッシャーは上記ロッド部材が配置される円形の溝部を有
する上面部、およびプレート部材内に延在してその開口
部の壁部を支持する段付きのカラーを有する下面部を有
している。プレート部材はボルトの基部と支持プラット
ホームとの間に挟まれて、応力を広い領域に分配すると
共にロッド部材を支持するための強力な支持台を構成す
る。
【0012】実施形態の一例において、上記支持プラッ
トホームは横方向の開口部を有しており、これらの開口
部はプラットホームにおける半径方向の内壁面に近接す
るが貫通しないように半径方向に延在することにより薄
く形成された壁部部分を構成している。上記ボルトがプ
レート部材の中に配置され、プラットホームがその薄く
形成された壁部部分においてボルトに対するスエージ加
工部分を有していることにより、これらの間に骨プレー
ト部材を捕捉して取り扱いおよび配備の際に便利な単一
部材片の組立体が構成できる。このような構成におい
て、上記ボルトは捕捉状態の組立体としての骨プレート
の開口部の中において自由に移動できるので、全ての構
成部品を一体に維持することにより外科手術中に装置の
配備が容易に行なえる。上記のスエージ加工により、ボ
ルトのスロット部の方向に沿う支持プラットホームにお
ける溝部の位置合わせが固定されるが、これら両方の部
材片は自由に回転できるので、骨プレート部材の開口部
がスロットである場合には、当該骨プレートのスロット
に沿って移動できる。また、スエージ加工の代わりに、
好ましい実施形態はボルト軸部および支持プラットホー
ム上に外周溝部およびこれに対応する***部を備えるこ
とにより取り扱い時および使用時にこれら2個の部品を
スナップ・リングとして機能させて一体に保持するため
の一部材片型の組立体を実施している。使用時におい
て、上記ロッド部材が上方に延在しているボルト・スロ
ットの中に配置されると、慣用的な種類とすることが可
能な係止用ナットまたはキャップがこのボルトにネジ係
合する。このナットがロッド部材を支持プラットホーム
に対して押し出すことにより、支持プラットホームがさ
らに骨プレート部材を下方に押し下げるが、ナットがボ
ルトを上方に引き上げると、ボルト基部のフランジ部が
プレートの下部に対して押し出される。上記の支持プラ
ットホームの下面部、ボルト・フランジ部のプレート対
向面部、および/またはプレート部材の表面部を粗面処
理またはザラザラ状に加工することにより、ロッド部材
を位置決めしてナットを下方に締め付けた後の把持効果
が高められ、ボルトの回転または横方向の移動に対する
抵抗を高めることができる。
【0013】後頭部固定用のプレート部材は中央部分に
沿うアンカー・スクリュー用の穴を有するT字形または
Y字形の形状、および当該プレート部材の各横方向のア
ーム部分または分岐部分に配置されているロッド把持用
またはロッド・クランプ用のアンカー構造を有してい
る。このY字形プレート部材の実施形態を逆向きにし
て、外部後頭***部(external occipital protuberanc
e)の下方における頭蓋の正中線に沿ってプレート部材
を取り付けてそのロッド把持用の構造部分を軟質組織の
下方にさらに効果的に位置決めすることにより外科手術
による傷部分の閉鎖処理を容易化できる。
【0014】本発明による脊椎固定用のシステムおよび
方法は後頭部プレート上および頸部および/または胸部
の脊椎における1個以上の椎骨上に固定される固定用ロ
ッド部材を提供し、当該ロッド部材に対してクランプ留
めできるケーブル・コネクタにより固定される1本以上
のケーブルを含む。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明のロッド連結システ
ム10の実施形態の一例の分解斜視図を示している図で
ある。図示のように、この実施形態において、本発明は
プレート部材2および当該プレート部材2の中に嵌合し
ているスロット付きボルト12を備えており、さらにボ
ルト12上に嵌着しているロッド接触用支持プラットホ
ーム22または支持カラー、およびボルトの端部上に嵌
着してロッド部材を固定するナットまたはキャップ32
を備えている。ロッド3は図示の便宜上仮想線で示して
いる。プレート部材2における穴5は図示のように細長
くて閉塞端部状のスロットのような単純な丸穴とするこ
とができるが、ボルト12をプレート部材の長さに沿っ
て種々の位置に移動できる従来技術において知られてい
る種類の開口端部状のスロットにすることも可能であ
る。さらに、上記プレート部材2は整形外科における固
定処理において一般的に使用されている種々の形状の多
数の形態における任意のものとすることができる。すな
わち、上記プレート部材2は一般に平面状であり、片状
部材のような形状、L字形、T字形、V字形、Y字形等
の形状とすることができ、あるいは、ロッド部材3を把
持するための軸ずれした、または平面から外れた位置に
おいてボルト12を位置決めするために骨の固定位置か
ら横方向に延出するように構成されている短いタブとす
ることができる。さらに、プレート部材12は湾曲状の
骨の表面に適合するように平面から外れた折れ曲がった
形状または湾曲した形状にすることも可能である。実施
形態の一例において、この組立体は後頭部の骨固定用プ
レートの輪郭形状を有するプレート部材2と共に使用さ
れ、ボルト12は脊椎に対して平行に延在している2個
の固定ロッド部材を固定するために中心線の両側に配置
されている。例示的なT字形、Y字形および逆Y字形の
プレート部材および設置方法を以下においてさらに説明
する。
【0016】図3に示すように、プレート部材2の穴ま
たはスロット部5はさらに広い開口部5aに深座ぐり加
工(counter-bored)またはフライス削り加工されてい
てスロット付きボルト12の基部13がこの中に嵌合す
るようになっており、そのスラスト面5bまでプレート
部材2の下面部のレベルから凹んでいる。従って、開口
部5は深座ぐり穴または細長い穴、あるいは幾つかの段
付きの壁部を有するスロットとすることができる。さら
に図1において示すように、ボルト12はその基部13
から延出しているシャンク部14、および当該シャンク
部14の上方に延出しているネジ付きの軸部15を有し
ている。U字形スロット16がネジ付きの軸部15の長
さ方向に沿って延在しており、好ましくは、シャンク部
14の少なくとも一部分の中に延在している。さらに、
図示の実施形態における基部13は概ね円板の形状また
は半径方向に対称であるので、ボルト12はプレート部
材2における穴またはスロットの中において自由に完全
に一回転できる。基部13は穴5よりも相当に広いため
に、ボルト12はプレート部材2から抜け出ない。
【0017】プレート2の反対側において、支持プラッ
トホーム22またはスラスト・カラーがボルト12にお
けるネジ付きの軸部15の周りに嵌着していて、その上
面部27において形成されている浅い枠部または縦方向
の溝部26(図3)を有している。使用時において、溝
部26はボルト12のスロット部16に位置合わせされ
て、ロッド部材3を受容する軸受面または支持面を形成
する。支持プラットホーム22はロッド部材3のための
支持台として機能し、さらにボルト12の周りのカラー
またはスリーブとして機能する環状のワッシャーとして
形成されている。それゆえ、この支持プラットホーム2
2はボルト12と共に穴あけしたプレート部材2を補強
して、当該プレート部材2をボルト12の基部13とプ
ラットホーム22自体との間に効果的に挟みこむように
作用する。
【0018】さらに、スロット部16の方向に対してこ
れを横切るボルト12の直径方向の平面においてみた場
合の図3の断面図において示すように、上記の目的のた
めに、プラットホーム22はプレート部材2の上部に支
持される帯状部分24a内の外側周縁面部を有するワッ
シャー状の本体部分、およびプレート開口部5の中に延
在していて当該プレート部材2の開口部5の中にカラー
または補強用スリーブを形成している内側環状部分24
bを有している。この実施形態において、図1において
一方が見えている一対の半径方向に配向されている穴2
5がプラットホーム22の外周壁部からその半径方向に
おける内表面部24cに近い深さまで内部に向かって延
在している。図3において最良に示すように、これらの
穴25がプレート部材2を基部13とプラットホーム2
2との間に捕捉しながら支持プラットホーム22におけ
る残りの薄い壁部の内側カラー部分をボルト12に対し
てスエージ加工処理することを可能にするためのアクセ
ス・ホールとして作用することにより、この組立体全体
は設置前の取り扱い中に各部品を損失することなく緩や
かに一体保持された状態で自由に移動可能な単一装置を
形成する。
【0019】図1および図2に示す実施形態において、
各構成部品はプラットホーム22がネジ付き部分15よ
りも下方のボルト12におけるシャンク部14およびス
ロット部26の軸に対して垂直な各位置においてスエー
ジ加工できるような寸法をそれぞれ有している。この目
的のために、横穴または凹部14aが上記の内壁部にお
ける変形したスエージ加工部分に対応する各位置におい
てシャンク部14にドリル加工またはその他の方法で形
成されているのが好ましい。ボルト12の基部13と同
様に、プラットホーム22は穴5から半径方向に外側に
延出していて、ボルト12と共にスエージ加工される場
合に、プレート部材2がこれらの間に捕捉されるが、ボ
ルト12および支持プラットホーム22の組立体はボル
ト軸部の軸に対して垂直な平面内における任意の角度位
置に単一の装置として自由に一体に回転できる。図示の
ように、ボルト12においてネジが設けられていないシ
ャンク部分14はプレート部材2およびプラットホーム
22の厚さにほぼ等しい長さだけ延出しており、軸部に
おけるネジ付きの部分15はナット32がロッド部材3
およびボルト12の組立体を一体に把持できるのに十分
な長さだけさらに延出している。
【0020】図2はプレート部材2におけるプラットホ
ーム22の支持位置を示している図であり、簡明化のた
めにボルト12を省いている。図示のように、支持プラ
ットホーム22の厚さはプレート・アンカー領域の実質
的な構造的補強部分を構成している。このプラットホー
ム部材22における溝部をその基部に向けて僅かに内側
にテーパー状にすることにより、ロッド部材3をスロッ
ト部の中に挿入して下方に把持する際に、その支持用の
溝部の側面に対して楔状に当接または嵌合してシステム
全体に剛性が賦与できる。ボルト12の全長は上記のネ
ジ付き部分15が例えば1センチメートル以下で僅かに
プラットホーム22の上部から上方に延出してナット3
2に適合する程度であるのが好ましく、これにより、ナ
ット32は設置される際にロッド部材およびプレート部
材の上方に低い外形形状で存在し得る。
【0021】図11(a)は本発明と共に使用するため
の後頭部固定用のプレート部材102の一例を示してい
る図である。このプレート部材102は2個の穴105
を有しており、各穴105はスロット付きのボルト組立
体に適合し、このボルト組立体は本明細書における添付
図面において示す各実施形態またはその等価物の任意の
ものとすることができる。図示のように、後頭部用プレ
ート部材102において各穴105は横方向に細長くな
っていて、ロッド部材、ケーブルまたはその他の固定連
結部材を固定するために締め付ける前に横方向における
ボルト位置の調節を可能にしている。
【0022】図11(b)および図11(c)は本発明
と共に使用するための別の後頭部固定用のプレート部材
102aの上方斜視図および上面図をそれぞれ示してい
る図である。このプレート部材102aは上記プレート
部材102と同様にT字形状であり、上記の穴105に
ついて既に説明したようにスロット付きのボルト・アン
カー組立体に適合するようにT字形状部分の各アームに
それぞれ1個ずつ設けられている2個の穴105aを有
している。すなわち、これらの穴105aは横方向に細
長くなっていて、ロッド部材、ケーブルまたはその他の
固定連結部材を固定するために下方に締め付ける前に横
方向におけるボルト位置の調節を可能にしている。これ
らの面取処理した穴は骨ネジに対応する正中線に沿って
延在しており、さらに1個の付加的な骨ネジ開口部がそ
れぞれの側のアームに設けられていて、プレート部材を
後頭部に確実に固定できるようにしている。このプレー
ト部材の各アームは湾曲していてもよく、あるいは、頭
蓋に一致するためにT字形状の中心線に対して僅かに二
面角を成して延出していてもよい。
【0023】図15は使用時おけるT字形プレート部材
の位置決め方法を示している図である。プレート部材の
上面部における正中線切欠部分N(図11(c))が頭
蓋の外部後頭***部Pよりも下方に位置合わせおよび位
置決めされて、上部うなじ線に沿って位置合わせされ
る。このことにより、後頭部において太められた中心線
に沿って骨ネジに対応する各開口部の位置決めが行なえ
るので、より強度の高いアンカー(係留部分)が確実に
構成できる。
【0024】従って、ボルトおよびスエージ加工した支
持ワッシャー組立体がプレート部材を捕捉する上記の構
成により、固定用ロッド部材を固定するための多様な角
度において簡単に設置可能な一部材片型のプレートおよ
びアンカーの組立体が形成できる。加えて、本発明は別
の実施形態を含む。図5(a)はこのような実施形態の
一例であり、この場合に、アンカー・ボルト120は支
持ワッシャー122を捕捉して一体の組立体を形成する
ように配置されている突出した周縁***部121により
形成されている。この場合の支持ワッシャー122は隆
起部121が嵌合することによりワッシャー122をボ
ルトに係止してプレート部材2を捕捉するために対応す
る溝部または凹部123を有している。この溝付きの支
持ワッシャー122は図1乃至図3において示したワッ
シャーよりも幾分低い外形形状を有している。さらに、
最初に説明した実施形態の懸架状のスリーブ部分24b
に対応する構造的部分を備える必要がない。しかしなが
ら、このような構造的部分は支持ワッシャー122aの
場合の図5(b)に示す中央カラーまたはスリーブ12
5として備えることも可能である。
【0025】図6は本発明によるアンカー・ボルトおよ
び支持ワッシャー130,132の別の実施形態を示し
ている図である。他の実施形態と同様に、これらの2個
の部材片は互いに締め付け合って骨プレート部材を捕捉
して非分離式で一体の組立体を構成し、この組立体は設
置中に自由に操作可能であって、ボルトをロッド部材ま
たはケーブル連結組立体上に下方に締め付ける前に、角
度的に、および特定の実施形態においては線形的な位置
について、スロット付きボルトを調節可能にする。図6
の実施形態において、ボルト130は凹状の外周溝部1
31を有しており、支持ワッシャー132はこの溝部1
31にスナップ係合してこれら2個の部品を一体に維持
する突出状の***部136による対応部分を有してい
る。***部136は連続的な***部である必要はなく、
1個または少数の小さい***部分または突出部分により
構成することが可能であり、これらの部分は僅かな圧力
で接触部分における剪断または亀裂を生じることなく溝
部131の中において移動可能な大きさを有している。
複数の(非連続的な)***部分を1個の(連続的な)隆
起部の代わりに用いる場合は、溝部131もまた幾つか
の分離した凹部に置き換えられ、この場合に、これらの
凹部および***部分はボルト・スロットをロッド支持溝
部に対して位置合わせするために選択される角度に位置
決めできる。懸架状のカラー部分135は係合***部1
36または突出する複数の***部分がボルト・シャンク
部におけるかなり低い位置で位置決めすることを可能に
しているので、この装置はこれを取り付けるプレート部
材よりも僅かに上方にだけ延出する全体的な外形形状を
有する。
【0026】図7(a)乃至図7(c)および図8
(a)および図8(b)は本発明を実施するための整形
外科手術用のアンカー・ボルト140および支持ワッシ
ャー142の別の実施形態を示している図である。他の
実施形態と同様に、このワッシャーはロッド部材または
ケーブルを支持するために横切る方向の溝部または支持
面を有しており、さらに下層の骨プレート部材に支持さ
れる概ね平坦なワッシャー状の本体部分を有している。
図7(a)の実施形態において、ワッシャー142は半
径方向に延在している空隙部分142aを有する分割型
ワッシャーであるのが好ましく、この空隙部142aに
より、ワッシャー142は柔軟に開口して、半径方向に
内側に突出している歯部143がボルトにおいて対応す
る凹部140aに係合するように、ボルト140上に配
置できる。図7(a)はワッシャーの上部平面図を示し
ている図であり、図7(b)はワッシャー142aの直
径面に沿って見た場合の垂直方向の断面図である。さら
に、図7(c)は側面図であり、平坦なワッシャーの上
面部および下面部を示している。図8(a)はボルトの
スロット部の上方から軸方向に沿って見た場合のボルト
140の端面図であり、符号A−Aにより示した点線は
図8(b)における部分的に破断した部分の方向を示し
ている。図8(b)において示すように、約1ミリメー
トルの深さの凹部140aが支持ワッシャーの突出して
いる歯部143を捕捉するためにボルト・シャンク部に
設けられている。
【0027】図9(a)乃至図9(c)および図10
(a)および図10(b)は本発明のアンカー・ボルト
150およびワッシャー組立体152の別の実施形態を
示している図である。これらの図面は図7(a)乃至図
7(c)および図8(a)および図8(b)の各図面に
それぞれ対応しており、対応する各2個の図面の間にお
いて同様の形状部分は同様に示されている。しかしなが
ら、この実施形態においては、ボルト150は当該ボル
トのシャンク部分の上部近くにおいて半径方向に外側に
延出しているキャッチ部(捕捉部分)または半径方向に
突出している鋭い角度のエッジ部150aを備えてい
る。この捕捉部分150aは支持ワッシャー152の上
面部における半径方向に内側に向いているエッジ部15
2aを捕らえる。この目的のために、支持表面部におけ
るその半径方向に内側に向く領域が軸方向に僅かに凹ん
でいて、支持ワッシャー152における固定用のエッジ
部152aがボルト150のシャンク部の高さまで下げ
られている。このために、組立体全体が低い外形形状を
有することができる。また、上記の凹状の内側の段部
は、このような構成にしない場合にタンブリング処理の
ような全体的な仕上げ処理により支持ワッシャーのバリ
取りまたは仕上げを行なう際に傷ついて丸められるとい
う不都合から固定用のエッジ部152aを保護してい
る。
【0028】それゆえ、上記のアンカー組立体はプレー
ト部材を捕捉してアンカー・ボルト組立体を自由に配向
するための多数の異なる可能なワッシャーまたはカラー
状の支持要素により実施できる。プレート部材自体は椎
骨プレート、フックまたはオフセット要素を含む種々の
形態を採ることができ、1個以上のアンカー・ボルトに
より1個の組立体を形成する後頭部用T字形プレートの
ような形状にすることも可能である。
【0029】脊椎の配列、固定および融合を行なうため
の固定用ロッド部材を備え付ける場合に各ロッド部材自
体およびロッド固定用ボルト組立体12,22,32が
骨から上方に突出するので、外科的に傷ついた部分を閉
鎖するために、周囲の軟質組織をこれらの突出している
組立体の上から閉じて縫合する必要がある。それゆえ、
かなり年配の患者および十分な弾性を失っている組織を
有するその他の患者の場合に、この処理を行なうことが
困難になる可能性がある。
【0030】このような問題はY字形状の後頭部固定用
プレートを備え付けることによる本発明の別の態様にお
いて対処でき、このプレート部材は、例えば、下部うな
じ線よりも下方で、軟質組織が十分な厚さで移植した組
立体の機械的構成部品上に良好に延伸および被覆可能な
場所を含む頭蓋部分に、アンカー・ボルト12を逆向き
の配向で締め付けて位置決めする。図12乃至図14は
このようなY字形の後頭部固定用プレート102bを示
している図である。
【0031】図12乃至図14に示すように、プレート
部材102bはY字形状部分における第1の分岐アーム
112および第2の分岐アーム114を有しており、こ
れらは中央部分110の両側に延出していて、各アーム
が上記と同様にロッド・アンカー・ボルトを受容するよ
うに構成されている。好ましい構成および使用方法の一
例において、Y字形プレート部材102bの中央部分1
10は短い中央の胴体部分を形成しており、プレート部
材102bは図16に示すように逆向きの配向で配置さ
れた状態で固定されていて、Y字形の各アーム部分が逆
Y字形の状態で下方に胴体部分から延出している。この
中央の胴体部分は外部後頭***部Pに向けて正中線に沿
って上方に延出している。外部後頭***部および大後頭
孔の後縁部分は後頭部における正中線の案内部分として
使用でき、上記の逆Y字形プレートはこれら二つの標識
間の中央部分における外部後頭***部の一般に約1セン
チメートル乃至1.5センチメートル下方に位置決めさ
れる。このことにより、図15に示すように配置したT
字形プレート部材の場合よりも数センチメートル以上ロ
ッド・アンカー・ボルトの位置を低くできる。この状態
で設置すれば、軟質層の厚さが大きいほど、アンカー・
ボルトがさらに信頼性高く支持されるようになり、特に
頭蓋上部の皮膚および軟質組織がほとんど無く極めて弾
性に乏しい衰弱したまたはかなり年配の患者の場合にお
いて、外科手術により生じた傷の閉鎖が容易になる。
【0032】以上により、本発明による外科固定用の種
々のアンカー・プレートおよびアンカー・ボルトの構造
の多数の例示的な実施形態の説明を終わる。上記におい
て示したように、当該技術分野における通常の熟練者で
あれば、上記と同様の形状を有するプレート部材が同様
に使用可能であることが容易に理解できる。例えば、後
頭***部から垂直にずれている適当な位置においてロッ
ド・アンカー・ボルト用の横方向にずれた位置を設ける
ためにV字形、U字形、または回転したC字形の形状を
有することを特徴とするプレート部材も使用可能であ
る。
【0033】特別に図示しないが、上記のプレート部材
における穴5は円形または細長い穴とすることができ、
開口端部状または閉鎖端部状とすることができる。後者
の3種類の形態の場合に、ボルト12はその軸の回りに
完全に回転可能であることに加えて、締め付けられる前
にスロット部に沿う任意の線形位置に摺動可能である。
ボルトの基部における上面部13a(図1)および支持
プラットホーム(図3)における下面部24aに歯部、
刻み処理、粗面化処理、またはその他の表面模様付け処
理を施すことにより、これらの面部が締め付け時におい
てプレート部材を把持してボルトの回転または位置ずれ
を阻止するようにできる。あるいは、または、さらに、
プレート部材において対応する接触領域が上記のような
把持用の表面模様または表面仕上げを有することも可能
である。加えて、上記のプレート構成部品は本発明の1
個以上のボルト/カラー組立体を受容するための複数の
開口部、溝部または通路を有することが可能であり、さ
らに、一定の位置選択範囲を設けるために異なる方向に
延在している幾つかの溝部を有することができる。ま
た、上記のボルトおよび支持プレート部材は、各図面に
おいて示した構成の変形において、戻り止めまたは締り
嵌めの様式で互いに固定し合うことも可能である。
【0034】上記の後頭部用プレート部材は、一定の直
径を有しているか、または長さ方向に沿う異なる位置に
おいて異なる直径を有する固定用ロッド(例えば、胸部
椎骨において4ミリメートルから頸部/頭部領域におい
て3ミリメートルまで遷移している多数のまたは段階状
の直径を有する遷移形ロッド部材(transition rod
s))と共に使用できる。上部脊椎を固定して融合のた
めに圧縮力を解除または椎骨を安定化するために、本発
明のシステムはさらに1本以上のケーブル(例えば、頸
椎骨を支持するための下層ケーブル(sublaminar cable
s))を使用することができ、これらのケーブルは遷移
形ロッド部材を脊椎に固定するために各ロッド部材の間
に備えられる。
【0035】本発明の態様の一例によれば、本出願人は
固定用ロッド部材上にクランプ留めして剛体であるが選
択的に配置できるケーブル・アンカーを形成するように
構成されている図18に示すようなケーブル・コネクタ
機構200を有する新規なケーブル・システムを提供す
る。このケーブル・コネクタ200は固定用ロッド部材
(図1、図19)上に嵌合するように寸法付けられてい
る通路210、およびロッド3を締め付けてクランプ留
めすることによりコネクタ200をロッド部材上の所望
の固定位置に固定するための固定ネジ205を有してい
る。図示のように、通路210は一端部において開口し
ており、ロッド部材が通路210の床の輪郭部分に支持
されるようにその輪郭に丸みが付けられている。これに
より、固定ネジ205を締め付けると、本体部分におけ
る起立壁部または段付き部分Sがロッド部材のあらゆる
横方向の移動を阻止する。さらに、ケーブル・コネクタ
200は通路を設けた本体部分から延出している横方向
のフランジ208を有しており、このフランジ208に
はケーブルを固定するためのアイレット、または穴また
はボルト穴206が設けられている。
【0036】上記のような構成を伴って、T字形、Y字
形または逆Y字形のプレート部材102aまたは102
bのような後頭部用プレート部材が備えられ、幾つかの
椎骨アンカー・ネジが配置され、ロッド部材3が後頭部
用プレート部材のスロット付きアンカーの間に位置合わ
せされて嵌合し、さらにアンカー・ネジが椎骨に取り付
けられる。加えて、1本以上のケーブル・コネクタ20
0がロッド部材上に嵌合し、ケーブルが1個以上の椎骨
に通されて引っ張られて各コネクタに締め付けられるこ
とにより、ロッド部材が頸部脊椎に固定されて、特定の
椎骨が結合および支持される。各コネクタ200は対応
する椎骨の高さにおいて各ケーブルに対して固定された
係留点を与えるので、さらに確実な固定が行なえる。特
に、これらのコネクタ200は支持されている椎骨が大
幅に移動できない程度の比較的短い長さをケーブルが有
するように、且つ、ケーブル自体が垂直方向に自由に移
動しないように締め付けを行なう。図17はソンガー・
ケーブル(Songer cables)の下層ネジ留め処理を示し
ており、好ましくは、この処理は以下に説明するロッド
部材3a,3bの設置の前に支持するための各椎骨にお
いて行なわれる。
【0037】上記の固定システムは以下のように設置す
る。頸部(またはその他の)椎骨の固定にケーブルを使
用する場合は、各ケーブルを先ず融合させる全ての高さ
において挿入する。望ましくは、チタン製の二重ケーブ
ルを先導体(leader)として使用することにより、2本
のケーブルを1個の下層通路により各椎骨の高さにおい
て同時に供給できる。ソンガー・ケーブルの場合は、特
異的な解剖学的構造に対して一致するC字形の形状に二
重ケーブルの先導体の外形を調整することにより上記の
処理を行なうことができる。尾骨側から先に、外形を調
整した先導体を下方から、関連する層の下部およびその
周囲に導入する。上側に先導体が現れた時点で、その先
導体をゴム被覆した鉗子または太針フックで掴んで上方
に引っ張ることによりケーブルの張力を保つ。このこと
により下層の硬膜に対する接触を最少にできる。その
後、先導体を切断して、各ケーブルを横方向に分離して
ゴム被覆した鉗子を用いて傷の両側にクランプ留めす
る。この処理を融合する全ての高さにおいて連続的に繰
り返すことにより、一組のケーブルセグメント230が
図17に示すように構成できる。各セグメントを(a)
乃至(h)でラベル化して各ケーブルにおける左側およ
び右側をさらに明瞭に示した。
【0038】その後、2個のロッド部材3a,3bの外
形を調整して、必要に応じて切断することにより解剖学
的構造への正確な適合を確実にして、それぞれの上端部
および下端部を後頭部用プレート部材における各アンカ
ー・ボルトおよび椎骨アンカー・スクリューの中にそれ
ぞれ二方向に捕捉する。各ケーブルを正確に配置した後
に、スロット付きアンカー・ボルトの最後の締め付けを
行なう。
【0039】各ロッド部材を緩く固定してから、各高さ
における下方のケーブル端部を各ロッド部材の外側に配
置する。最も先端側のケーブルから先に、その先導され
た端部をケーブル・コネクタ200のアイレット206
の中に通し、さらにケーブル・アイレット(ケーブルの
ループ状端部の周囲にフェルールをけん縮することによ
り形成されている)を通して、最後にその側面上にひだ
状に覆う。その後、コネクタ200をロッド部材3aま
たはロッド部材3b上に配置して、固定ネジ205を締
め付けることにより緩く固定する。1個のケーブル・コ
ネクタが各ケーブルに対応している場合に、この処理を
繰り返して、コネクタをそれぞれの高さにおけるロッド
部材の1個ずつに対して緩く固定する。その後、各ケー
ブルに張力をかけてけん縮することにより、ケーブル・
コネクタ200を各ロッド部材上にそれぞれ締め付け
る。次に、アンカー・ボルト内の各固定用ロッド部材の
最終的な締め付けを行なう。図19は上記の方法で2本
の頸椎骨ケーブルを備えているモデルとしての脊椎を示
している。
【0040】図20はケーブル・コネクタ200に対す
るケーブルの取り付け方法を詳細に示している拡大した
線図である。図示のように、ケーブル300はケーブル
・コネクタ200のアイレット206の中に挿入されて
いるその先導体端部301を有している。別のケーブル
310(または特定の方法による同一ケーブルの別の端
部)のケーブル・アイレットまたは端部ループ311が
先導体301の周囲に延在していてコネクタ200の表
面に対して下方に嵌め合わされていおり、トップ−ハッ
ト状のけん縮端部305が先導体端部301を固定する
ために用いられている。このけん縮端部305はつば部
分306を有しており、このつば部分306はケーブル
・アイレット311のループ状開口部よりも大きく、コ
ネクタ・アイレット206よりも大きい直径を有してい
る。さらに、このけん縮端部は円筒形の本体部分307
を有しており、この本体部分307の中に先導体301
が嵌合している。この本体部分307は、2個の端部3
01,311がコネクタ200において位置決めされた
段階において、けん縮されて緩く固定されるので、これ
ら両方のケーブル端部はコネクタに捕捉される。既に説
明したように、上記のケーブル・コネクタ組立体はケー
ブル、その次に各ロッド部材、その次にケーブル・コネ
クタが位置決めされる多段階の処理中に固定用ロッド部
材3a,3bの一方に取り付けられる。その後、各ケー
ブルおよび構成部品の位置決め、取り付け、および予備
的な締め付け処理の後に最終的な張力賦与を行なうため
に、トップ−ハット状の端部305の本体部分307が
ケーブルの先導体端部301を強くけん縮した状態で、
張力賦与器具(図示せず)が先導体301を引っ張る
(例えば、先導体を把持して端部に対して押し出す)こ
とにより各ケーブルに張力が加えられる。各ループ31
1は(例えば、図17において示すような各ケーブルを
1本は直線状に、他の1本はループ状の端部を有して使
用前に送り出すことにより)形成可能であり、あるい
は、これらのループはケーブル310およびケーブル・
アイレット311を形成するためのループ状の戻り端部
310aの上にスリーブまたはフェルールをけん縮する
ことにより上記の処理中に形成できる。
【0041】悪影響を受けている椎骨内においてアンカ
ー・スクリューを使用しない別の支持手段が必要とされ
る場合に、椎骨に対してロッド部材を固定するためのケ
ーブルの使用が一般に許容されている実施方法として既
に知られていることが理解されると考える。しかしなが
ら、椎骨の周囲に下層ケーブルを通す代わりに、固定用
ロッド部材に対して直接的にクランプ留めするために頸
椎骨内に比較的小さいアンカー・スクリューを配置する
ことも可能である。この場合に、標準的なモス−マイア
ミ型ネジに対して全体的構造が類似している、いわゆる
ミニ−多軸型ネジ(mini-polyaxial screw)(Depuy Ac
romed社、部品番号1746−07−408乃至−45
0または1746−07−508乃至−550)を適当
な固定用ロッド組立体と共に使用することができる。
【0042】本発明のアンカー・プレートは後頭部固定
用組立体において特に有用であり、この場合に、そのプ
レート部分は後頭部に対して安定に支持できるような形
状に形成されている。一定の移動またはずれを可能にし
ながらスロット付きのロッド・アンカー・ボルトを適宜
に完全に回転できる能力は、遷移形ロッド部材における
位置合わせずれを最少にして、アンカー・スクリューへ
の不要な引出し力を供給することが回避できる点で極め
て有用である。しかしながら、本発明の構成は上記組立
体におけるプレート部分が、図4に示すようなオフセッ
ト・タブ式の実施形態、短い椎骨プレート、および特定
用途に対して適応可能である別の形状を含む種々の長さ
または形状に構成されている多様な別の実施形態におい
ても有用である。
【0043】本明細書において記載する後頭部用プレー
トの種々の実施形態において、そのプレート部材自体は
後頭部の正中線に沿う頭蓋部分に係留されるように構成
されており、この場合に骨は比較的厚く、上記の係留処
理、およびアンカー・スクリューに隣接する後頭部用プ
レートにおける分岐部分またはアーム部分に沿って固定
用ロッド部材を固定するための強度の高い基板として作
用する。望ましくは、逆Y字形プレートの実施形態はう
なじ線の下方にロッド固定用のスロット付きボルトまた
はキャップを配置した場合に、十分または比較的厚い軟
質組織の存在により、過剰な組織の延伸または応力を必
要とせずに傷の部分の閉鎖を確実に行なうことができ
る。さらに、本発明はV字形またはその他の形状のプレ
ート部材によりこのような効果を達成することもでき
る。
【0044】以上において、本発明を図示し、開示し且
つ詳細に説明したので、当該技術分野における熟練者に
おいては本発明のさらに別の変形および変更が可能にな
るが、これら全ての変形および変更は特許請求の範囲お
よびその実施形態およびこれらの等価物により定められ
る本発明の範囲内に含まれると考えるべきである。
【0045】本発明の実施態様は以下の通りである。 (1)前記アンカー・プレートが中央胴体部分および一
対の角度付けしたアーム部分を有するY字形プレートで
あり、前記ボルトが当該アーム部分の1個に固定される
請求項1に記載のアンカー組立体。 (2)前記ボルトが各アーム部分に固定される実施態様
(1)に記載のアンカー組立体。 (3)前記プレートが細長い穴を有しており、当該穴を
通して前記ボルトがその一方の側から他方の側に嵌合し
て、当該ボルトが把持動作を行なう前に前記細長い穴の
長さ方向に沿って調節可能に位置決めできる請求項1に
記載のアンカー組立体。 (4)前記穴が前記アーム部分の長手方向の軸に沿って
延在している実施態様(3)に記載のアンカー組立体。 (5)前記ボルトが当該ボルトの周囲に嵌着するように
構成されていて前記ボルトのスロット部に対して位置合
わせ可能な支持表面部を有する支持プラットホームによ
り前記アンカー・プレートに固定され、前記スロット部
の角度的配向を決めるために前記ボルトが前記プレート
の中で移動可能な状態において、前記ボルトおよび支持
プラットホームが一体になって前記プレートをその間に
捕捉することにより一体の組立体を形成する請求項1に
記載のアンカー組立体。
【0046】(6)前記支持プラットホームが前記アン
カー・プレート内の穴の中に嵌合するスリーブ部分を有
している実施態様(5)に記載のアンカー組立体。 (7)前記ボルトが上面部を有する基部を有しており、
当該上面部の少なくとも一部分および前記支持プラット
ホームの下面部に、前記ボルトに張力を加えた時に前記
アンカー・プレートに対する移動を阻止するための表面
模様が備えられている実施態様(5)に記載のアンカー
組立体。 (8)前記支持プラットホームのスリーブ部分が前記ア
ンカー・プレートの中に部分的に延在している実施態様
(6)に記載のアンカー組立体。 (9)前記アンカー・プレートが段付きのスロット部を
有しており、当該スロット部に沿って前記ボルトが固定
用ロッド部材を受容するために位置合わせされる位置ま
で摺動する実施態様(1)に記載のアンカー組立体。 (10)前記支持プラットホームが前記固定部材を支持
するための支持面部、および前記ボルトを捕捉するため
の捕捉部または戻り止め部分を有する分割ワッシャ−で
ある実施態様(5)に記載のアンカー組立体。
【0047】(11)前記後頭部用プレートがT字形プ
レートである請求項2に記載の脊椎固定用システム。 (12)前記後頭部用プレートがY字形プレートである
請求項2に記載の脊椎固定用システム。 (13)前記Y字形プレートが逆Y字形の配向で取り付
けられるように構成されている実施態様(12)に記載
の脊椎固定用システム。
【0048】
【発明の効果】従って、本発明によれば、角度調節可能
な骨プレート/ロッド連結システムが提供できる。さら
に、スロット付きプレート部材に沿って自由に配置可能
な多軸式のロッド連結方法が提供できる。さらに、各構
成部品が外科手術中に装置として備え付けられるように
予備的に組み立て可能な多軸式のロッド連結方法が提供
できる。さらに、改善されたアンカー・プレート構造が
提供できる。さらに、脊椎を固着および固定するために
効果的な脊椎固定用の機械的アンカー、ロッド部材およ
びケーブル処理による改善された方法が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロッド連結システムの分解斜視図であ
る。
【図2】プレート上に支持されている図1の実施形態の
構成要素を示す斜視図である。
【図3】図1のシステムの断面図である。
【図4】オフセット・タブを示す斜視図である。
【図5】(a)は本発明によるアンカー・ボルトおよび
支持ワッシャーの別の実施形態を示す斜視図であり、
(b)は支持ワッシャーの別の実施形態を示す部分的概
略図である。
【図6】本発明によるアンカー・ボルトおよび支持ワッ
シャーの別の実施形態を示す斜視図である。
【図7】(a)乃至(c)は本発明を実施するための支
持ワッシャーの別の実施形態を示す概略図である。
【図8】(a)および(b)は図7(a)乃至図7
(c)の支持ワッシャーの実施形態と共に使用するため
の本発明のアンカー・ボルトを示す概略図である。
【図9】(a)乃至(c)は本発明の支持ワッシャー組
立体の別の実施形態を示す概略図である。
【図10】(a)および(b)は図9(a)乃至図9
(c)の支持ワッシャー組立体と共に使用するためのア
ンカー・ボルトの実施形態を示す概略図である。
【図11】(a)乃至(c)は本発明の組立体において
使用するための後頭部固定用プレート部材を示している
概略図である。
【図12】別の後頭部固定用プレート部材を示す概略図
である。
【図13】別の後頭部固定用プレート部材を示す概略図
である。
【図14】別の後頭部固定用プレート部材を示す概略図
である。
【図15】図11(a)および図12乃至図14の後頭
部用プレート部材の位置決め方法を示す概略図である。
【図16】図11(a)および図12乃至図14の後頭
部用プレート部材の位置決め方法を示す概略図である。
【図17】本発明の実施形態の一例によるケーブル・レ
イアウトを示す概略図である。
【図18】ケーブル・コネクタおよび本発明のシステム
による脊椎固定の方法における当該ケーブル・コネクタ
の使用方法を示す概略図である。
【図19】ケーブル・コネクタおよび本発明のシステム
による脊椎固定の方法における当該ケーブル・コネクタ
の使用方法を示す概略図である。
【図20】ケーブル・コネクタおよび本発明のシステム
による脊椎固定の方法における当該ケーブル・コネクタ
の使用方法を示す概略図である。
【符号の説明】
2 プレート部材 3 ロッド部材 5 穴 10 ロッド連結システム10 12 スロット付きボルト 13 ボルトの基部 22 プラットホーム22
フロントページの続き (71)出願人 599054950 3303 Carnegie Avenue, Cleveland, Ohio, U.S.A. (72)発明者 ブラッドフォード・カリアー アメリカ合衆国、55902 ミネソタ州、エ スダブリュ・ロチェスター、メリーヒル ズ・ドライブ 2005 (72)発明者 デビッド・エム・セルビトリー アメリカ合衆国、02482 マサチューセッ ツ州、ウェルズリー、グローブ・ストリー ト 82エイ (72)発明者 マーチン・エイ・レイノルズ アメリカ合衆国、02035 マサチューセッ ツ州、マンスフィールド、チャーチ・スト リート 155 (72)発明者 トーマス・ブイ・ドハーティ アメリカ合衆国、02035 マサチューセッ ツ州、フォクスボロ、アパートメント・ユ ー・エル、チェストナット・ストリート 101イー3 Fターム(参考) 4C060 LL14 LL15 MM24

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脊椎固定用のアンカー組立体において、 外部後頭***部の下方における頭蓋の中央部分に係留す
    るように構成されていて、両側に延出する第1のアーム
    部分および第2のアーム部分を有しているアンカー・プ
    レートと、固定部材を捕捉して把持するように構成され
    ているスロット部を有する少なくとも1個のボルトを備
    えており、当該ボルトが前記アームに固定されて前記ア
    ンカー・プレートと共に一部材片として設置するための
    一体で非分離型の組立体を形成し、前記ボルトが固定部
    材を受容して位置決めするための把持動作を行なう前に
    自由に回転可能であるアンカー組立体。
  2. 【請求項2】 脊椎固定用のシステムにおいて、 内部に配置した少なくとも1個のアンカー・スクリュー
    用の穴および内部に配置した少なくとも1個のボルト受
    容用の穴を有する後頭部用プレートの形態の第1のアン
    カー構成要素と、 前記第1のアンカー構成要素におけるボルト受容用の穴
    の中に支持されるように構成されている少なくとも1個
    のアンカー・ボルトを備えており、当該アンカー・ボル
    トがその一部分の中を横切る方向に延在しているスロッ
    ト部を有しており、さらに、 前記スロット部の中に把持される基端側の端部部分を有
    していて、椎骨に対して係留される先端側の端部部分を
    有している連結部材と、 前記連結部材に対してその基端側の端部部分と先端側の
    端部部分との間の選択された位置に固定される少なくと
    も1個のケーブル・コネクタを備えており、 前記ケーブル・コネクタが前記選択された位置において
    脊椎固定用ケーブルを固定するための接続点を形成する
    アイレットを有している脊椎固定用システム。
  3. 【請求項3】 ケーブル・コネクタにおいて、 内部に延在する概ね細長い形状であって固定用ロッド部
    材を受容する寸法を有している通路を有する本体部分を
    備えており、当該通路が、前記固定用ロッド部材が少な
    くとも部分的に係留されている状態で、選択された位置
    において当該ロッド部材上における一側面部から前記本
    体部分を配置可能にするように開口している側面部分を
    有しており、さらに、 前記本体部分がケーブルを受容するように構成されてい
    るアイレット部分を有しており、さらに、 前記通路に近接して前記本体部分の中に嵌合するクラン
    プ・スクリューを備えており、当該クランプ・スクリュ
    ーが前記固定用ロッド部材を係止して当該ロッド部材上
    にケーブル・コネクタの位置を固定し、 これにより、前記アイレットが前記選択された位置にケ
    ーブルを固定するケーブル・コネクタ。
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