JP2002098937A - 3板式反射型液晶プロジェクタ装置 - Google Patents

3板式反射型液晶プロジェクタ装置

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JP2002098937A
JP2002098937A JP2000291969A JP2000291969A JP2002098937A JP 2002098937 A JP2002098937 A JP 2002098937A JP 2000291969 A JP2000291969 A JP 2000291969A JP 2000291969 A JP2000291969 A JP 2000291969A JP 2002098937 A JP2002098937 A JP 2002098937A
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Yoshihisa Sato
能久 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 R、G、Bの反射型液晶パネルにそれぞれ入
射されるR、G、Bの入力光の光エネルギーの強さに対
応させてR、G、Bの反射型液晶パネルを放熱すること
により、これらR、G、Bの反射型液晶パネルを一定温
度に高精度に保つようにすること。 【解決手段】 R、G、Bの反射型液晶パネル12、1
3、14に入射されるR、G、Bの入力光の光エネルギ
ーがほぼEb≧Eg>Erであることに着目し、R、
G、Bの反射型液晶パネル12、13、14の光入出力
面に対する背面側から放熱するR、G、Bの放熱機構2
1、22、23の放熱特性θr、θg、θbを入力光の
光エネルギーの強さに対応させてθb≧θg>θrに設
定したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばテレビジョ
ン映像やコンピュータ画面等をスクリーン等の投射表示
部に投射して表示するのに最適な3板式反射型液晶プロ
ジェクタ装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、フルカラーの反射型液晶プロ
ジェクタ装置として、空間光変調器に液晶材料で構成さ
れた反射型液晶パネルを1枚用いる単板式液晶プロジェ
クタ装置と、反射型液晶パネルを3枚用いる3板式反射
型液晶プロジェクタ装置とがある。そして、単板式液晶
プロジェクタ装置は、光源から出射された白色光を1枚
の反射型液晶パネルに入射して時間的に赤色帯域の光で
あるRと、緑色帯域の光であるGと、青色帯域の光であ
るB(R、G、Bと白色の場合もある)の波長帯域に光
分割し、人間の目の反応速度の遅さを利用して、フルカ
ラーの映像を投射して表示するものである。また、3板
式液晶プロジェクタ装置は、光源から出射される白色光
を空間的にR、G、Bに光分割した後に、対応するR、
G、Bの液晶パネルにそれぞれ入射して変調する。そし
て、その変調されたR、G、Bの映像を合成してフルカ
ラーの映像を投射するものである。従って、単板式液晶
プロジェクタ装置は、反射型液晶パネルが1枚で良いこ
とから、小型化、軽量化に向く反面、表示画面の階調が
少ないと言う欠陥がある。一方、3板式反射型液晶プロ
ジェクタ装置は、反射型液晶パネルを3枚用いることか
ら、単板式液晶プロジェクタ装置に比べて大型化等する
反面、表示画面の階調が多くなり、高画質の映像を投射
して表示することができる特徴がある。
【0003】また、3板式反射型液晶プロジェクタ装置
は、光分割されたR、G、Bの入力を対応するR、G、
Bの反射型液晶パネルの光入出力面からそれぞれ入射
し、映像信号(電気信号)の印加に従い変調して内部の
反射層で反射し、同じ光入出力面から出射して投射する
ので、入力光の入射面と出力面が同じとなり、R、G、
Bの反射型液晶パネルの光入出力面の反射側の面である
背面側に配線部を形成することができる。従って、その
背面側の配線部は光通過の障害にならず、光通過のため
の開口率を大きく設定することができて、高輝度化にも
適している。更に、R、G、Bの反射型液晶パネルの開
口率を大きく設定できることから、光の入出力による発
熱を抑えることができる上に、R、G、Bの反射型液晶
パネルの背面に放熱機構をそれぞれ付設することができ
ることから、冷却にも適していると言う特徴がある。
【0004】ところで、3板式反射型液晶プロジェクタ
装置では、R、G、Bの反射型液晶パネルのそれぞれに
おいて、映像信号の印加に従い液晶材料の高分子を回転
させるオン−オフ動作により変調を行っている関係で、
R、G、Bの反射型液晶パネルの温度特性が変化する
と、液晶材料の動作速度の特性が変化してしまうため
に、R、G、Bの反射型液晶パネルの温度特性をほぼ一
定に保つ必要がある。つまり、R、G、Bの反射型液晶
パネルの温度特性が変化して、液晶材料の動作速度の特
性が変化すると、特に、高速の映像を表示させる時に、
表示画面の画質が悪化してしまう。例えば、Rの入力光
に対応したRの反射型液晶パネルの動作速度が遅い場
合、Rの映像が他の色の映像に対して遅れて表示されて
しまう。また、物体が高速で動く映像の場合には、映像
の輪郭に信号と異なる色が発生する色破れ等を発生して
しまう。
【0005】一方、一般的に、R、G、Bの光エネルギ
ーEr、Eg、Ebは、Bの光は波長が最も短いことか
ら強く、Gの光は光量が最も多いことから強いために、
R、G、Bの光エネルギーEr、Eg、Ebの強さは、
ほぼEb≧Eg>Erとなっており、R、G、Bの反射
型液晶パネルで、これらR、G、Bが100%内部反射
されれば問題は発生しないが、実際上は幾らかの内部光
吸収が発生するために、R、G、Bの反射型液晶パネル
の温度上昇が発生していて、R、G、Bの反射型液晶パ
ネルの温度特性は、R、G、Bの光エネルギーにほぼ比
例した温度特性を生じている。従って、投射される映像
の画質の向上を図るためには、R、G、Bの反射型液晶
パネルの温度特性を一定に保つことが必要となる。
【0006】そこで、従来、特開平5−249431号
公報や特開平11−38378号公報で開示されている
ように、R、G、Bの反射型液晶パネルの背面にそれぞ
れ放熱用素子であるペルチェ素子を取り付け、温度セン
サと併用することにより、これらのペルチェ素子によっ
てR、G、Bの反射型液晶パネルを強制空冷して、これ
らR、G、Bの反射型液晶パネルを一定の温度に保つよ
うにした技術が既に提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ペルチェ素子
は電流を流すことによって反射型液晶パネルの室温に対
する温度差を生じさせるようにしたもの、例えば、室温
25℃対して反射型液晶パネル温度を10℃に保つこと
によって15℃の温度差が得られるようにしたものであ
り、例えば、10Wの熱を移動させて20Wの放熱を行
うためには、約10Wの電力を通電する必要があって、
大きなエネルギーを食うことになり、消費電力の著しい
増大を招いている。しかも、ペルチェ素子への通電によ
り3板式反射型液晶プロジェクタ装置全体の発熱が増加
することになり、さほど高輝度が要求されることのない
一般事務や一般家庭等で使用される小型の3板式反射型
液晶プロジェクタ装置としては、装置全体の発熱は決し
て好ましいものではなく、その発熱を極力抑えることが
強く望まれている。
【0008】そこで、小型の3板式反射型液晶プロジェ
クタ装置においては、ペルチェ素子を使用することな
く、従来から実施されている放熱方法であるR、G、B
の反射型液晶パネルの光入出力面に対する背面側にヒー
トシンクを取り付けて、室温に近づけるような放熱方法
を採用することが最も望ましい。しかし、従来は、R、
G、Bの反射型液晶パネルにそれぞれ入射されるR、
G、Bの入力光の光エネルギーがほぼEb≧Eg>Er
であることを考慮したヒートシンクの設計が全く行われ
ていなかったために、R、G、Bの反射型液晶パネルの
温度を一定温度に保つことができず、R、G、Bの反射
型液晶パネルの温度特性が入射される入力光の光エネル
ギーEb≧Eg>Erに比例した温度のバラツキが生じ
ていた。そして、R、G、Bの反射型液晶パネルの温度
のバラツキは投射される映像の画質の劣化の大きな要因
になっていた。
【0009】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、R、G、Bの反射型液晶パネルに
それぞれ入射されるR、G、Bの入力光の光エネルギー
の強さに対応させてR、G、Bの反射型液晶パネルを放
熱することにより、これらR、G、Bの反射型液晶パネ
ルを一定温度に高精度に保つことができるようにした3
板式反射型液晶プロジェクタ装置を提供することを目的
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の3板式反射型液晶プロジェクタ装置は、
R、G、Bの反射型液晶パネルにそれぞれ入射される
R、G、Bの入力光の光エネルギーのうち、少なくとも
B若しくはGの光源エネルギーがRの光エネルギーより
も大きく設定され、R、G、Bの反射型液晶パネルを光
入出力面に対する背面側からそれぞれ放熱するR、G、
Bの放熱手段の放熱特性のうち、少なくともB若しくは
Gの放熱手段の放熱特性がRの放熱手段の放熱特性より
大きく設定されているものである。
【0011】上記のように構成された本発明の3板式反
射型液晶プロジェクタ装置は、R、G、Bの反射型液晶
パネルに入射されるR、G、Bの入力光の光エネルギー
がほぼEb≧Eg>Erであることに着目し、R、G、
Bの反射型液晶パネルの光入出力面に対する背面側から
放熱するR、G、Bの放熱手段の放熱特性θr、θg、
θbを入力光の光エネルギーの強さに対応させてθb≧
θg>θrに設定したので、R、G、Bの反射型液晶パ
ネルを一定温度に高精度に保つことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した3板式反
射型液晶プロジェクタ装置の実施の形態を図を参照して
説明する。
【0013】「第1の実施の形態」まず、図1〜図3に
よって、3板式反射型液晶プロジェクタ装置の第1の実
施の形態について説明すると、高圧水銀ランプ等の放電
ランプ1aと反射集光鏡1bからなる光源1の光軸F1
上に集光レンズ2、ダイクロイックミラー等の第1色分
解ミラー3及び反射ミラー5が配置されていて、第1色
分解ミラー3及び反射ミラー5は光軸F1に対して45
°に傾斜されている。そして、第1色分解ミラー3の反
射光軸F2上にダイクロイックミラー等の第2色分解ミ
ラー4、第1偏光ビームスプリッタ(以下、単に第1P
BSと記載する)6が配置され、第2色分解ミラー4の
反射光軸F3上に第2偏光ビームスプリッタ(以下、単
に第2PBSと記載する)7が配置され、反射ミラー5
の反射光軸F4上にリレーレンズ9及び第3偏光ビーム
スプリッタ(以下、単に第3PBSと記載する)8が配
置されている。
【0014】そして、反射光軸F2、F4の中間に平行
に配置された投射光軸F5上にほぼ正方形状の色合成プ
リズム10と投射レンズ11が配置されていて、その反
射光軸F5の延長線上で色合成プリズム10の投射レン
ズ11とは反対側の側面に第2PBSが配置され、その
色合成プリズム10の投射光軸F5に対して直角な光軸
F6、F7上で、その色合成プリズム10の両側に第1
PBS6と第3PBS8が対称状に配置されている。な
お、色合成プリズム10の直交するR反射面10aとB
反射面10bは投射光軸F5に対して45°に傾斜され
ている。
【0015】そして、第1、第2、第3PBS6、7、
8の色合成プリズム10とは反対側の側面にR、G、B
の光に対応された空間光変調器である第1、第2、第3
反射型液晶パネル12、13、14が配置されていて、
これら第1、第2、第3反射型液晶パネル12、13、
14の光入出力面12a、13a、14aに対する背面
12b、13b、14bには配線部が形成されている。
そして、これらの背面12b、13b、14bには放熱
手段の一例である第1、第2、第3ヒートシンク15、
16、17が取り付けられている。ここで、第1、第2
色分解ミラー3、4は色分解素子であり、第1、第2、
第3PBS6、7、8は偏光分離合成素子であり、色合
成プリズム10は色合成素子である。
【0016】そして、この3板式反射型液晶プロジェク
タ装置は、光源1から出射された白色光を集光レンズ2
によって第1色分解ミラー3に集光して、この第1色分
解ミラー3でRとGの光を反射し、Bの光はそのまま透
過させる。そして、第1色分解ミラー3で反射されたR
とGの光は第2色分解ミラー4に入射され、この第2色
分解ミラー4でGの光が反射され、Rの光はそのまま透
過される。そして、第2色分解ミラー4を透過したRの
光は第1PBS6に入射されて、その偏光分離合成面6
aで反射されたS偏光が第1反射型液晶パネル12に光
入出力面12aから入射され、第2色分解ミラー4で反
射されたGの光は第2PBS7に入射されて、その偏光
分離合成面7aで反射されたS偏光が第2反射型液晶パ
ネル13に光入出力面13aから入射される。一方、第
1色分解ミラー3を透過したBの光は反射ミラー5で反
射され、リレーレンズ9でリレーされて第3PBS8に
入射され、その偏光分離合成面8aで反射されたS偏光
が第3反射型液晶パネル17にその光入出力面17aか
ら入射される。
【0017】ここで、第2色分解ミラー4を透過して、
第1PBS6の偏光分離合成面6aで反射されて第1反
射型液晶パネル12に到達するRの光の到達距離と、第
2色分解ミラー4で反射されて、第2PBS7の偏光分
離合成面7aで反射されて第2反射型液晶パネル13の
光入出力面13aに到達するGの光の到達距離は等しく
構成されている。一方、これらR、Gの光の到達距離に
対して第3反射型液晶パネル14の光入出力面14aに
到達するBの光の到達距離が長くなっているが、リレー
レンズ9によってその到達距離が光学的に補正されてい
る。
【0018】そして、第1、第2、第3反射型液晶パネ
ル12、13、14にこれらの光入出力面12a、13
a、14aから入射されたR、G、Bの入力光はこれら
第1、第2、第3反射型液晶パネル12、13、14に
印加される映像信号に従い偏光方向が回転されてP偏光
成分に変調され、内部の反射層で反射されて同じ光入出
力面12a、13a、14aから出射される。そして、
これら第1、第2、第3反射型液晶パネル12、13、
14の光入出力面12a、13a、14aから出射され
たR、G、BのP偏光成分は第1、第2、第3PBS
6、7、8の偏光分離合成面6a、7a、8aを透過し
て色合成プリズム10に入射される。この色合成プリズ
ム10によってR、G、Bの波長帯域の光が合成され
る。
【0019】即ち、第1反射型液晶パネル12で変調さ
れたRの光のP偏光成分は色合成プリズム10のR反射
面10aで反射されて投射レンズ11に入射され、第3
反射型液晶パネル14で変調されたBの光のP偏光成分
は色合成プリズム10のB反射面10bで反射されて投
射レンズ11に入射され、第2反射型液晶パネル13で
変調されたGの光のP偏光成分は色合成プリズム10の
R反射面10aとB反射面10bをそのまま透過して投
射レンズ11に入射される。このようにして、R、G、
Bの映像が色合成プリズム10によって合成され、投射
レンズ11によってスクリーン等の投射表示部15に投
射されて、フルカラーの映像がその投射表示部15に表
示されることになる。
【0020】そして、前述したように3板式反射型液晶
プロジェクタ装置では、R、G、Bに対応する第1、第
2、第3反射型液晶パネル12、13、14の温度特性
の変化により、これら第1、第2、第3反射型液晶パネ
ル12、13、14の変調のための動作速度の特性が変
化することから、これら第1、第2、第3反射型液晶パ
ネル12、13、14の光入出力面12a、13a、1
4aに対する背面12b、13b、14b側に放熱手段
である第1、第2、第3放熱機構21、22、23を取
り付けて、これら第1、第2、第3放熱機構21、2
2、23によって第1、第2、第3反射型液晶パネル1
2、13、14を室温に近づけるように放熱させるよう
に構成したものである。そして、その第1、第2、第3
放熱機構21、22、23を第1、第2、第3ヒートシ
ンク24、25、26によって構成している。
【0021】しかし、第1、第2、第3反射型液晶パネ
ル12、13、14の温度特性は、これらにそれぞれ入
射されるR、G、Bの入力光の光エネルギーの変化によ
って変動することから、第1、第2、第3ヒートシンク
24、25、26による放熱量を単に一定にしただけで
は、第1、第2、第3反射型液晶パネル12、13、1
4の全部を一定温度に保つことができない。そこで、本
発明では、第1、第2、第3反射型液晶パネル12、1
3、14にそれぞれ入射されるR、G、Bの入力光の光
エネルギーの強さに対応させて、第1、第2、第3反射
型液晶パネル12、13、14を放熱することができる
ように、これら第1、第2、第3ヒートシンク24、2
5、26の放熱特性を互いに異なる値に設定することに
より、第1、第2、第3反射型液晶パネル12、13、
14の全てを一定温度に高精度に保つことができるよう
にしている。なお、第1、第2、第3ヒートシンク2
4、25、26の放熱特性は、これらの放熱容量である
放熱面積の大小の変化によって決定される。
【0022】即ち、高画質の3板式反射型液晶プロジェ
クタ装置を実現するためには、第1、第2、第3反射型
液晶パネル12、13、14から出射されるR、G、B
の光の映像の光エネルギーのバランスが良くなければな
らず、例えば、R、G、Bの光の映像のうちの1つの色
の光エネルギーが高くても、投射される映像の階調を保
ち、広い色範囲の再現性を保つことが困難になる。一般
に、放電ランプ1aから出射される光束のスペクトル分
布(波長分布)は一様ではなく、例えば、高圧水銀ラン
プから出射される光のスペクトル分布を測定したとこ
ろ、図2に示すように、Bの光(波長440nm付近)
とGの光(波長550nm付近)の光エネルギーがRの
光(波長610nm付近)に比べて高いことが判る。
【0023】また、図3は比視感度曲線を測定したもの
であって、同じエネルギーの光でも、人間の目に感じる
明るさ(比視感度)に違いが生じていて、Gの光の波長
(波長550nm付近)において、比視感度が最も高い
ことが判る。つまり、Gの光は他のBやRの光よりも少
ないエネルギーでも良く見えることになる。そして、こ
のように、BとGの光エネルギーEb、EgがRの光エ
ネルギーErに比べて高く、Gの光エネルギーは少なく
ても良く見えることの2点を大きな理由として、一般的
に3板式反射型液晶プロジェクタ装置ではRの光エネル
ギーErをB、Gの光エネルギーEb、Egよりも少な
くしている場合、即ち、Eb≧Eg>Erが多い。
【0024】そこで、図1に示す3板式反射型液晶プロ
ジェクタ装置において、R、G、Bの入力光が入射され
る第1、第2、第3反射型液晶パネル12、13、14
の位置に光パワーメータ等を配置して、これら第1、第
2、第3反射型液晶パネル12、13、14に入射され
るR、G、Bの入力光の光エネルギーの強さを測定した
ところ、ある機種では、R:G:B=1:2:3となる
場合があり、別の機種ではR:G:B=1:2:2であ
った。そして、この光エネルギーの比は、同じスペクト
ル分布の放電ランプ1aを使用した3板式反射型液晶プ
ロジェクタ装置であっても、その光学系におけるダイク
ロイックミラー等の光の色分離・合成に係わる特性や所
望の色純度の光を得るために、所定のスペクトル帯域の
光を除去(トリミング)する必要がある時等におけるト
リミングの手法やトリミングのためのフィルタに適用す
る光学素子の配置等によっても変化する。そこで、本発
明の3板式反射型液晶プロジェクタ装置では、第1、第
2、第3反射型液晶パネル12、13、14に入射され
るR、G、Bの入力光の光エネルギーEr、Eg、Eb
の強さの比はEb≧Eg>Erとする。
【0025】そして、本発明の3板式反射型液晶プロジ
ェクタ装置の第1の実施の形態では、図1に示すよう
に、R、G、Bの入力光が入射される第1、第2、第3
反射型液晶パネル12、13、14の背面12a、13
a、14aに取り付けられた第1、第2、第3ヒートシ
ンク24、25、26の放熱特性をθr、θg、θbと
した時に、R、G、Bの入力光の光エネルギーの強さで
あるEb≧Eg>Erにほぼ比例するように、その放熱
特性をθb≧θg>θrに設定したものである。
【0026】以上により、本発明の3板式反射型液晶プ
ロジェクタ装置の第1の実施の形態では、入力光の光エ
ネルギーEb、Egが最も強いBとGの光が入力され
て、温度が最も上昇され易いBとGに対応された第3、
第2反射型液晶パネル14、13を放熱特性θb、θg
が最も高い第3、第2ヒートシンク26、25によって
高効率に放熱することができて、第1、第2、第3反射
型液晶パネル12、13、14を一定温度に高精度に保
つことができて、高画質の3板式反射型液晶プロジェク
タ装置を実現することができた。
【0027】「第2の実施の形態」次に、図4によっ
て、3板式反射型液晶プロジェクタ装置の第2の実施の
形態について説明すると、この第2の実施の形態は、第
1の実施の形態と同じ3板式反射型液晶プロジェクタ装
置において、第1、第2、第3反射型液晶パネルを放熱
する第1、第2、第3放熱機構21、22、23を第
1、第2、第3ヒートシンク24、25、26と、その
第1、第2、第3ヒートシンク24、25、26を強制
的に空冷する第1、第2、第3空冷ファン27、28、
29とによって構成したものである。但し、この図4で
は図1に示されている光源1、照明光学系である集光レ
ンズ2や反射ミラー5、第1、第2色分解ミラー3、4
等を省略して図示している。
【0028】そして、この第2の実施の形態では、3板
式反射型液晶プロジェクタ装置の動作中に、第1、第
2、第3空冷ファン27、28、29を作動させて、第
1、第2、第3ヒートシンク24、25、26に冷却空
気を送風することにより、これら第1、第2、第3ヒー
トシンク24、25、26を強制的に空冷して、第1、
第2、第3反射型液晶パネル12、13、14を強制的
に放熱させるようにしたものである。なお、第1、第
2、第3空冷ファン27、28、29は多翼ファン(シ
ロッコファン)又は軸流ファンの何れでも良い。そし
て、第1、第2、第3放熱機構21、22、23の放熱
特性θr、θg、θbを第1の実施の形態と同様に、θ
b≧θg>θrに設定するに当って、ここでは第1、第
2、第3空冷ファン27、28、29の送風量を変化さ
せたものである。
【0029】なお、第1、第2、第3空冷ファン27、
28、29の送風量の変化は、これら第1、第2、第3
空冷ファン27、28、29の大きさの変化や印加電圧
の変化によって異にすることができる。そして、第1、
第2、第3空冷ファン27、28、29の送風量の変化
によって放熱特性θr、θg、θbをθb≧θg>θr
に設定する場合には、第1、第2、第3ヒートシンク2
4、25、26には同じ大きさのものを使用することが
できるので、同一部品を用いることによる製造、組立の
観点からコスト的に有利となる。
【0030】但し、この第2の実施の形態において、第
1、第2、第3空冷ファン27、28、29の送風量を
同じにして、第1、第2、第3ヒートシンク24、2
5、26の放熱特性を第1の実施の形態と同じように変
化させることによって、第1、第2、第3放熱機構2
1、22、23の放熱特性θr、θg、θbをθb≧θ
g>θrに設定することもできる。
【0031】「第3の実施の形態」次に、図5によっ
て、3板式反射型液晶プロジェクタ装置の第3の実施の
形態について説明すると、この第3の実施の形態は、第
2の実施の形態における第1、第2、第3放熱機構2
1、22、23を第1、第2、第3ヒートシンク24、
25、26と、これら第1、第2、第3ヒートシンク2
4、25、26に共通の1つの空冷ファン30と、その
1つの空冷ファン30と第1、第2、第3ヒートシンク
24、25、26との間をそれぞれ結ぶ第1、第2、第
3送風ダクト31、32、33とによって構成したもの
である。
【0032】そして、この第3の実施の形態では、3板
式反射型液晶プロジェクタ装置の動作中に、1つの空冷
ファン30を作動させて、第1、第2、第3送風ダクト
31、32、33を通じて第1、第2、第3ヒートシン
ク24、25、26に冷却空気を送風することにより、
これら第1、第2、第3ヒートシンク24、25、26
を強制的に空冷して、第1、第2、第3反射型液晶パネ
ル12、13、14を強制的に放熱させるようにしたも
のである。なお、空冷ファン30は多翼ファン(シロッ
コファン)又は軸流ファンの何れでも良いが、特に多翼
ファンは高い静圧が得られることから、空冷ファン30
から離れた部位にある第1、第2、第3ヒートシンク2
4、25、26に第1、第2、第3送風ダクト31、3
2、33を通じて冷却空気を送風するのに最適である。
【0033】そして、この第3の実施の形態では、1つ
の空冷ファン30から第1、第2、第3送風ダクト3
1、32、33を通じて第1、第2、第3ヒートシンク
24、25、26に送風する冷却空気の送風量を調整す
ることによって第1、第2、第3ヒートシンク24、2
5、26による第1、第2、第3放熱機構21、22、
23の放熱特性θr、θg、θbを第1、第2の実施の
形態と同じようにθb≧θg>θrに設定したものであ
る。そして、第1、第2、第3ヒートシンク24、2
5、26に送風する冷却空気の送風量の調節を第1、第
2、第3送風ダクト31、32、33の断面積Sr、S
g、Sbの調節によって行うようにしたものである。
【0034】つまり、第1、第2、第3送風ダクト3
1、32、33の断面積Sr、Sg、SbをSb≧Sg
>Srに設定することによって、第1、第2、第3ヒー
トシンク24、25、26による第1、第2、第3放熱
機構21、22、23の放熱特性θr、θg、θbをθ
b≧θg>θrに設定したものである。そして、この第
3の実施の形態によれば、第1、第2、第3ヒートシン
ク24、25、26の部位によって空冷ファン30の部
位が拘束されることがなく、この空冷ファン30を外気
吸引に最適な外筐内の最外周位置等の自由な位置に配置
することができると共に、空冷ファン30が1個で済む
ことによるコストダウンや消電力化を実現できる特徴が
ある。
【0035】「第4の実施の形態」次に、図6によっ
て、3板式反射型液晶プロジェクタ装置の第4の実施の
形態について説明すると、この第4の実施の形態は、1
PBSタイプと称され、偏光分離合成素子であるPBS
を1つにしたものである。即ち、光源1の光軸F1が投
射光軸F5に対して直角状に配置されていて、これらの
光軸F1、F5の交点に1つのPBS17が配置され、
そのPBS17の偏光分離合成面17aが両光軸F1、
F5に対して共に45°に設定されている。そして、光
軸F1上で光源1とPBS17との間に集光レンズ2が
配置され、反射光軸F5上でPBS17の投射レンズ1
1側とは反対側に色合成分解素子である色分解合成プリ
ズム18が配置され、その色分解合成プリズム18のP
BS17側を除く3面に第1、第2、第3反射型液晶パ
ネル12、13、14が配置されている。そして、これ
ら第1、第2、第3反射型液晶パネル12、13、14
の光入出力面12a、13a、14aに対する背面12
b、13b、14bに第1、第2、第3の実施の形態で
説明した第1、第2、第3放熱機構21、22、23の
何れかが取り付けられている。
【0036】そして、この1PBSタイプの3板式反射
型液晶プロジェクタ装置は、光源1から出射されて集光
レンズ2によって集光されたR、G、Bの入力光が1つ
のPBS17に入射されて検光された後に、色分解合成
プリズム18の直交する色分解合成面18a、18bに
よってR、G、Bの各波長の光に分解されて、対応する
R、G、Bの第1、第2、第3反射型液晶パネル12、
13、14の光入出力面12a、13a、14aに入射
される。そして、第1、第2、第3反射型液晶パネル1
2、13、14に印加される映像信号によって変調され
たR、G、Bの映像が内部の反射層で反射されて、これ
ら第1、第2、第3反射型液晶パネル12、13、14
の同じ光入出力面12a、13a、14aから出射され
て再び色分解合成プリズム18に入射される。そして、
この色分解合成プリズム18の直交する色分解合成面1
8a、18bによってR、G、Bの映像が合成され、P
BS17で検光されて、投射レンズ11によってスクリ
ーン等の投射表示部15に投射されて、フルカラーの映
像が表示されるものである。
【0037】そして、この1PBSタイプの3板式反射
型液晶プロジェクタ装置において、第1、第2、第3の
実施の形態で説明した第1、第2、第3放熱機構21、
22、23の何れかが取り付けられていることによっ
て、第1、第2、第3の実施の形態と同様に第1、第
2、第3反射型液晶パネル12、13、14の全てを一
定温度に高精度に保つことができるものである。なお、
この1PBSタイプの3板式反射型液晶プロジェクタ装
置は、1つの色分解合成プリズム18で第1、第2、第
3の実施の形態で示した第1、第2色分解ミラー3、4
と色合成プリズム10とを兼用させることができること
から、3板式反射型液晶プロジェクタ装置のより一層の
小型化、軽量化を実現することができる。
【0038】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記した実施の形態に限定されることな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能で
ある。例えば、上記した実施の形態では、第1、第2、
第3反射型液晶パネル12、13、14にS偏光が入射
されるように光学素子の配置を設定したものについて述
べたが、第1、第2、第3反射型液晶パネル12、1
3、14にP偏光が入射されるようにしたものにも適用
することができる。
【0039】以上のように構成された本発明の3板式反
射型液晶プロジェクタ装置は、R、G、Bの反射型液晶
パネルに入射されるR、G、Bの入力光の光エネルギー
がほぼEb≧Eg>Erであることに着目し、R、G、
Bの反射型液晶パネルの光入出力面に対する背面側から
放熱するR、G、Bの放熱手段の放熱特性θr、θg、
θrを入力光の光エネルギーの強さに対応させてθb≧
θg>sθrに設定して、R、G、Bの反射型液晶パネ
ルを一定温度に高精度に保つことができるようにしたの
で、スクリーン等の投射表示部に投射されて表示される
映像のR、G、Bの各色ごとの表示速度がほぼ等しくな
り、高品質の映像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した3板式反射型液晶プロジェク
タ装置の第1の実施の形態を説明する模式図である。
【図2】放電ランプから出射される光束のスペクトル分
布を示した図面である。
【図3】比視感度曲線を示した図面である。
【図4】本発明を適用した3板式反射型液晶プロジェク
タ装置の第2の実施の形態を示した模式図である。
【図5】本発明を適用した3板式反射型液晶プロジェク
タ装置の第3の実施の形態を示した模式図である。
【図6】本発明を適用した3板式反射型液晶プロジェク
タ装置の第4の実施の形態を示した模式図である。
【符号の説明】
1は光源、3、4は色分解素子である第1、第2色分解
ミラー、6、7、8は偏光分離合成素子である第1、第
2、第3PBS、10は色合成素子である色合成プリズ
ム、11は投射レンズ、12、13、14は第1、第
2、第3反射型液晶パネル、15は投射表示部、17は
PBS、18は色分解素子と色合成素子とを兼用する色
分解合成プリズム、21、22、23は第1、第2、第
3放熱機構、24、25、26は第1、第2、第3ヒー
トシンク、27、28、29は第1、第2、第3空冷フ
ァン、30は1つの空冷ファン、31、32、33は第
1、第2、第3送風ダクトである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/00 304 G09F 9/00 304B 360 360D Fターム(参考) 2H088 EA14 EA15 MA04 MA20 2H091 FA05X FA05Z FA14Y FA14Z FA26X FA26Z FA41Z LA04 LA16 5G435 AA04 AA12 BB12 BB16 BB17 CC09 CC12 DD05 EE04 EE22 GG02 GG03 GG04 GG08 GG23 GG28 GG44 GG46 LL15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と、 前記光源から出射された赤色、緑色、青色の入力光が光
    入出力面にそれぞれ入射され、映像信号の印加に従い変
    調されて、赤色、緑色、青色の映像をその光入出力面か
    らそれぞれ出射する赤色、緑色、青色に対応した反射型
    液晶パネルと、 前記赤色、緑色、青色に対応した反射型液晶パネルから
    それぞれ出射された赤色、緑色、青色の映像を投射する
    投射レンズとを備えた3板式反射型液晶プロジェクタ装
    置において、 前記赤色、緑色、青色に対応した反射型液晶パネルにそ
    れぞれ入射される赤色、緑色、青色の入力光の光エネル
    ギーのうち、少なくとも青色若しくは緑色の光エネルギ
    ーが赤色の光エネルギーよりも大きく設定され、 前記赤色、緑色、青色に対応した反射型液晶パネルを光
    入出力面に対する背面側からそれぞれ放熱する赤色、緑
    色、青色に対応した放熱手段の放熱特性のうち、少なく
    とも青色若しくは緑色に対応した放熱手段の放熱特性が
    赤色に対応した放熱手段の放熱特性より大きく設定され
    ていることを特徴とする3板式反射型液晶プロジェクタ
    装置。
  2. 【請求項2】光源と、 前記光源から出射された赤色、緑色、青色の入力光が光
    入出力面にそれぞれ入射され、映像信号の印加に従い変
    調されて、赤色、緑色、青色の映像をその光入出力面か
    らそれぞれ出射する赤色、緑色、青色に対応した反射型
    液晶パネルと、 前記赤色、緑色、青色に対応した反射型液晶パネルから
    それぞれ出射された赤色、緑色、青色の映像を投射する
    投射レンズとを備えた3板式反射型液晶プロジェクタ装
    置において、 前記赤色、緑色、青色に対応した反射型液晶パネルにそ
    れぞれ入射される赤色、緑色、青色の入力光の光エネル
    ギーのうち、少なくとも青色若しくは緑色の光エネルギ
    ーが赤色の光エネルギーよりも大きく設定され、 前記赤色、緑色、青色に対応した反射型液晶パネルを光
    入出力面に対する背面側からそれぞれ放熱する赤色、緑
    色、青色のヒートシンクの放熱特性のうち、少なくとも
    青色若しくは緑色のヒートシンクの放熱特性が赤色のヒ
    ートシンクの放熱特性より大きく設定されていることを
    特徴とする3板式反射型液晶プロジェクタ装置。
  3. 【請求項3】光源と、 前記光源から出射された赤色、緑色、青色の入力光が光
    入出力面にそれぞれ入射され、映像信号の印加に従い変
    調されて、赤色、緑色、青色の映像をその光入出力面か
    らそれぞれ出射する赤色、緑色、青色に対応した反射型
    液晶パネルと、 前記赤色、緑色、青色に対応した反射型液晶パネルから
    それぞれ出射された赤色、緑色、青色の映像を投射する
    投射レンズとを備えた3板式反射型液晶プロジェクタ装
    置において、 前記赤色、緑色、青色に対応した反射型液晶パネルにそ
    れぞれ入射される赤色、緑色、青色の入力光の光エネル
    ギーのうち、少なくとも青色若しくは緑色の光エネルギ
    ーが赤色の光エネルギーよりも大きく設定され、 前記赤色、緑色、青色に対応した反射型液晶パネルを光
    入出力面に対する背面側からそれぞれ放熱する赤色、緑
    色、青色に対応した放熱機構がそれぞれヒートシンクと
    空冷ファンによって構成されていて、これら空冷ファン
    の風量の変化若しくはヒートシンクの放熱特性の変化に
    よって、これら赤色、緑色、青色に対応した放熱機構の
    放熱特性のうち、少なくとも青色しくは緑色の放熱機構
    の放熱特性が赤色の放熱機構の放熱特性より大きく設定
    されていることを特徴とする3板式反射型液晶プロジェ
    クタ装置。
  4. 【請求項4】光源と、 前記光源から出射された赤色、緑色、青色の入力光が光
    入出力面にそれぞれ入射され、映像信号の印加に従い変
    調されて、赤色、緑色、青色の映像をその光入出力面か
    らそれぞれ出射する赤色、緑色、青色に対応した反射型
    液晶パネルと、前記赤色、緑色、青色に対応した反射型
    液晶パネルからそれぞれ出射された赤色、緑色、青色の
    映像を投射する投射レンズとを備えた3板式反射型液晶
    プロジェクタ装置において、 前記赤色、緑色、青色に対応した反射型液晶パネルにそ
    れぞれ入射される赤色、緑色、青色の入力光の光エネル
    ギーのうち、少なくとも青色若しくは緑色の光エネルギ
    ーが赤色の光エネルギーよりも大きく設定され、 前記赤色、緑色、青色に対応した反射型液晶パネルを光
    入出力面に対する背面側からそれぞれ放熱する赤色、緑
    色、青色に対応した放熱機構がこれら赤色、緑色、青色
    に対応した反射型液晶パネルの背面に設けられた赤色、
    緑色、青色のヒートシンクと、3つの送風ダクトを介し
    て赤色、緑色、青色のヒートシンクを空冷する1つの空
    冷ファンによって構成されていて、これら3つの送風ダ
    クトの断面積の変化によって赤色、緑色、青色のヒート
    シンクの放熱特性のうち、少なくとも青色若しくは緑色
    のヒートシンクの放熱特性が赤色のヒートシンクの放熱
    特性より大きく設定されていることを特徴とする3板式
    反射型液晶プロジェクタ装置。
  5. 【請求項5】前記光源から出射された赤色、緑色、青色
    の出力光をそれぞれ分離する3つの色分離素子と、前記
    赤色、緑色、青色に対応した反射型液晶パネルで変調さ
    れた赤色、緑色、青色の映像を合成する1つの色合成素
    子を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2又は
    請求項3又は請求項4に記載の3板式反射型液晶プロジ
    ェクタ装置。
  6. 【請求項6】前記光源から出射された赤色、緑色、青色
    の出力光の色分離素子と、前記赤色、緑色、青色に対応
    した反射型液晶パネルで変調された赤色、緑色、青色の
    映像を合成する色合成素子が同一の素子で構成されてい
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3
    又は請求項4又に記載の3板式反射型液晶プロジェクタ
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008176338A (ja) * 2008-03-27 2008-07-31 Seiko Epson Corp プロジェクタ
US8743299B2 (en) 2005-10-03 2014-06-03 JVC Kenwood Corporation Three-plate type of liquid crystal projector using projection display apparatus
WO2022158261A1 (ja) * 2021-01-20 2022-07-28 ソニーグループ株式会社 光学モジュールおよびプロジェクタ

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