JP2002098517A - 無段変速機用プーリの計測装置 - Google Patents

無段変速機用プーリの計測装置

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JP2002098517A JP2000294560A JP2000294560A JP2002098517A JP 2002098517 A JP2002098517 A JP 2002098517A JP 2000294560 A JP2000294560 A JP 2000294560A JP 2000294560 A JP2000294560 A JP 2000294560A JP 2002098517 A JP2002098517 A JP 2002098517A
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    • F16H55/32Friction members
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無段変速機用プーリの形状及び位置精度を定
量的に測定する。 【解決手段】 計測装置1のワーク保持ポスト3にプー
リを保持し、ワークセンタを検出した後、制御盤6によ
りスライドテーブル4及び測定ポスト5を移動制御して
測定ポスト5の検出ヘッド9に連設される測定子9a先
端を被測定部位に接触させて倣い計測を行い、ボール溝
の溝径、交点角、分割角度、オーバーボール径、ビット
ウィーン径、リード誤差、リード誤差、振れ、同軸度、
コーン面部のテーパ角度、コーン面の真直度、コーン面
の振れ等を絶対空間座標で測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無段変速機用プー
リの形状及び位置精度を定量的に測定可能な無段変速機
用プーリの計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ベルト式無段変速機の主要部品
であるプーリは、固定側のプーリに対して可動側のプー
リがボールスプラインを介して相対回転不能に嵌合さ
れ、可動側のプーリが軸方向に相対移動して固定側のプ
ーリのコーン面と可動側のプーリのコーン面との間のプ
ーリ幅が可変される。
【0003】この可変幅プーリでは、部品の品質を管理
するため、ボールスプラインのボール溝やコーン面の形
状・位置精度を評価する必要がある。このため、従来で
は、指定径の基準ボールを用いた検出部材を溝数分だけ
用意し、ワークの溝部にスプリングを介して基準ボール
を押圧し、そのときの変位量すなわち円周方向変位と径
方向変位とをマスタとの比較によって測定する技術や三
次元測定機を用いた倣い測定による形状測定の技術等が
採用されている。また、実開平6−56708号公報に
は、オス側のプーリとメス側のプーリとを組み付けした
状態で、一方のワークを固定し、他方のワークをアクチ
ュエータにより軸線廻りに回動させたときの両ワークの
相対的な軸線廻りのがたつき(角変位量)を測定する技
術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、指定径
の基準ボールを用いた検出部材を溝に押圧する測定技術
では、ボール溝の形状測定やコーン面のテーパ角度、そ
の他の幾何学的位置精度を定量的に評価できないばかり
でなく、検出部材の数に限りがあるため、サンプリング
数が少なくなってしまい、繰り返し精度が悪い上にスプ
リングの押圧力のバラツキがあり、測定精度の低下やマ
スタセットの際の零点精度が悪くなるといった問題があ
る。
【0005】また、三次元測定機による倣い測定では、
サンプリング点数が粗く(例えば、10ポイント/4m
m程度)、繰り返し精度がばらついて高精度の測定が困
難である。同様に、実開平6−56708号公報に開示
されている組付けした状態でのプーリアッセンブリのが
たつきを測定する技術では、ボール溝以外の他の部位の
形状・位置精度についての情報が不足して緻密な管理が
困難であるばかりでなく、がたつきの大きい組付け品
は、再度分解して原因を追求する等の措置が必要であ
り、却って手間が掛かり、生産性や品質管理上必ずしも
有利ではない。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、無段変速機用プーリの形状及び位置精度を定量的に
測定可能とし、品質向上及び原価低減に寄与することの
できる無段変速機用プーリの計測装置を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、プーリ幅を可変するための
ボールスプライン用のボール溝とコーン面部とを有する
無段変速機用プーリの計測装置であって、上記プーリを
軸周りに回転自在に保持するワーク保持ポストと、上記
ワーク保持ポストに対して接近・離間する方向をラジア
ル軸として、このラジアル軸方向に摺動自在に移動可能
なスライドテーブルと、上記スライドテーブル上で、上
記ラジアル軸に直交するタンジェント軸の方向に摺動自
在に立設される測定ポストと、上記測定ポストに、上記
ラジアル軸と上記タンジェント軸とで形成する平面に直
交するアキシャル軸方向に摺動自在に取付けられ、先端
に指定径のボールをセットした測定子を有する検出ヘッ
ドと、上記スライドテーブル及び上記測定ポストを移動
制御して上記測定子を上記プーリの被測定部位に接触さ
せ、上記検出ヘッドにより検出した変位データに基づい
て被測定部位の形状及び位置精度を絶対空間座標で測定
する制御演算部とを備えたことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の記
載の発明において、上記制御演算部は、上記被測定部位
の形状及び位置精度として、上記ボール溝の溝径、上記
ボール溝に規定径の理想円を2点で接触させたときに理
想円中心と接触点とを結ぶ直線が理想円中心と測定基準
中心とを結ぶ直線に対してなす交点角、複数の理想円の
中心と測定基準中心とを結ぶ直線群によって分割される
分割角度、複数の理想円が内接する円の径、該円の中心
と測定基準中心とのずれ、複数の理想円が外接する円の
径、該円の中心と測定基準中心とのずれ、上記ボール溝
のリードにおける円周方向及び径方向誤差、上記コーン
面部のテーパ角度、上記コーン面部の規定角度線に対す
る法線方向誤差、上記コーン面部の測定基準に対する振
れのうち、少なくとも一項目以上を測定することを特徴
とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、上記制御演算部は、上記ボール溝の溝径を
測定する場合、上記スライドテーブルと上記測定ポスト
とを同時制御して上記測定子を上記ボール溝に接触させ
ながら上記ラジアル軸及びタンジェント軸方向に移動さ
せて多数点の倣い計測を行い、この多数点の倣い計測に
おいて上記検出ヘッドにより検出した上記ラジアル軸方
向の変位データと上記タンジェント軸方向の変位データ
とを処理して円近似し、近似した円の径を上記ボール溝
の溝径として求めることを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項2又は請求
項3記載の発明において、上記制御演算部は、上記ボー
ル溝の溝径を測定する場合、上記多数点の倣い計測に先
立つ数点のサンプリングデータに基づいて上記測定子先
端が移動すべき測定基準円を決定し、この測定基準円に
沿って上記測定子先端が移動するよう、上記スライドテ
ーブルと上記測定ポストとを同時制御することを特徴と
する。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項2記載の発
明において、上記制御演算部は、上記交点角を測定する
場合、上記多数点の倣い計測での変位データを処理して
上記ボール溝を近似した円の中心と上記接触点と上記理
想円の中心とが同一直線上にあるものとして上記理想円
の中心位置を求め、この中心位置に基づいて上記交点角
を求めることを特徴とする。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項2記載の発
明において、上記制御演算部は、上記分割角度を測定す
る場合、上記理想円に相当するボール径の測定子を複数
の上記ボール溝に接触させたときの各ボール中心位置に
基づいて上記分割角度を求めることを特徴とする。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項2記載の発
明において、上記制御演算部は、上記複数の理想円が内
接する円の径或いは上記複数の理想円が外接する円の径
を測定する場合、上記理想円に相当するボール径の測定
子を複数の上記ボール溝に接触させたときの各ボール中
心位置を通る円の径を求め、この円の径に上記測定子の
ボール径を加算或いは減算することにより、上記複数の
理想円が内接する円の径或いは上記複数の理想円が外接
する円の径を求めることを特徴とする。
【0014】請求項8記載の発明は、請求項2記載の発
明において、上記制御演算部は、上記コーン面部のテー
パ角度を測定する場合、上記測定ポストを制御して上記
測定子を上記プーリのコーン面部に接触させながら上記
タンジェント軸方向に移動させて得られるコーン面の頂
点を上記ラジアル軸方向の測定基準中心線とし、上記ス
ライドテーブルと上記測定ポストとを同時制御して上記
測定子を上記測定基準中心線に沿って移動させて多数点
の倣い計測を行い、この多数点の倣い計測において上記
検出ヘッドにより検出した上記ラジアル軸方向の変位デ
ータと上記アキシャル軸方向の変位データとに基づいて
上記コーン面部のテーパ角度を割り出すことを特徴とす
る。
【0015】すなわち、請求項1記載の発明は、ワーク
保持ポストに保持したプーリの被測定部位に、スライド
テーブル上の測定ポストに取り付けられた検出ヘッドの
測定子先端を接触させ、検出ヘッドにより検出した変位
データに基づいて被測定部位の形状及び位置精度を絶対
空間座標で測定する。
【0016】その際、請求項2記載の発明は、プーリの
ボール溝の溝径、ボール溝に規定径の理想円を2点で接
触させたときに理想円中心と接触点とを結ぶ直線が理想
円中心と測定基準中心とを結ぶ直線に対してなす交点
角、複数の理想円の中心と測定基準中心とを結ぶ直線群
によって分割される分割角度、複数の理想円が内接する
円の径、該円の中心と測定基準中心とのずれ、複数の理
想円が外接する円の径、該円の中心と測定基準中心との
ずれ、ボール溝のリードにおける円周方向及び径方向誤
差、プーリのコーン面部のテーパ角度、コーン面部の規
定角度線に対する法線方向誤差、コーン面部の測定基準
に対する振れのうち、少なくとも一項目以上を測定す
る。
【0017】請求項3記載の発明は、スライドテーブル
と測定ポストとを同時制御して測定子をボール溝に接触
させながら移動させ、スライドテーブルの移動方向であ
るラジアル軸方向、及びスライドテーブル上の測定ポス
トの移動方向であるタンジェント軸方向での多数点の倣
い計測を行う。そして、この多数点の倣い計測において
検出ヘッドにより検出したラジアル軸方向の変位データ
とタンジェント軸方向の変位データとを処理して円近似
し、近似した円の径をボール溝の溝径として求める。
【0018】請求項4記載の発明は、ボール溝の倣い計
測に先立ち、数点のサンプリングデータに基づいて測定
子先端が移動すべき測定基準円を決定し、スライドテー
ブルと測定ポストとを同時制御して測定基準円に沿った
倣い計測を行う。
【0019】請求項5記載の発明は、ボール溝の倣い計
測での多数点の変位データを処理してボール溝を近似し
た円の中心と接触点と理想円の中心とが同一直線上にあ
るものとして理想円の中心位置を求め、この中心位置に
基づいて交点角を求める。
【0020】請求項6記載の発明は、理想円に相当する
ボール径の測定子を複数のボール溝に接触させたときの
各ボール中心位置に基づいて分割角度を求める。
【0021】請求項7記載の発明は、理想円に相当する
ボール径の測定子を複数のボール溝に接触させたときの
各ボール中心位置を通る円の径を求め、この円の径に測
定子のボール径を加算或いは減算することにより、複数
の理想円が内接する円の径、或いは複数の理想円が外接
する円の径を求める。
【0022】請求項8記載の発明は、測定ポストを制御
して測定子をプーリのコーン面部に接触させながらタン
ジェント軸方向に移動させて得られるコーン面の頂点を
ラジアル軸方向の測定基準中心線とし、スライドテーブ
ルと測定ポストとを同時制御して測定子を測定基準中心
線に沿って移動させて多数点の倣い計測を行う。そし
て、この多数点の倣い計測において検出ヘッドにより検
出したラジアル軸方向の変位データとアキシャル軸方向
の変位データとに基づいてコーン面部のテーパ角度を割
り出す。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図21は本発明の実施の一
形態に係わり、図1は計測装置の全体構成図、図2はス
ライドテーブルの説明図、図3はシャフトプーリの説明
図、図4はシーブプーリの説明図、図5は基本測定処理
のフローチャート、図6はマスタによる原点確認の説明
図、図7はワークセンタ測定の説明図、図8はシャフト
プーリの測定個所を示す説明図、図9はシーブプーリの
測定個所を示す説明図、図10はコーン面の測定個所を
示す説明図、図11はボール溝の測定移動基準線を示す
説明図、図12はボール溝と理想円との関係を示す説明
図、図13は理想円の中心座標の説明図、図14は転動
角を求める三角法の説明図、図15は分割角度測定の説
明図、図16は振れ測定の説明図、図17はリード測定
の説明図、図18は径方向及び円周方向の誤差の説明
図、図19はコーン面測定の説明図、図20はテーパ角
度測定の説明図、図21はコーン面の真直度の説明図で
ある。
【0024】図1において、計測装置1は自動車や産業
機器等に使用される無段変速機の主要部品であるプーリ
を4軸で測定可能な装置であり、ワークをセットして測
定を行なうための測定台2と、この測定台2を制御する
と共にデータの収集・演算を行う制御演算部としての制
御盤6とを備えている。測定台2には、ワークを保持し
て軸周りに回転させるためのワーク保持ポスト3と、ス
ライドテーブル4上に摺動自在に立設される測定ポスト
5とが備えられ、また、制御盤6には、計測制御及びデ
ータ処理を行うコンピュータ7と、ワーク保持ポスト3
及び測定ポスト5の作動を制御するための駆動制御部8
とが備えられている。
【0025】ワーク保持ポスト3は、ワークを挟持する
上部センタ3aと下部センタ3bとを有し、上部センタ
3aと下部センタ3bとによる主軸を中心としてワーク
が回転される。また、図2に示すように、スライドテー
ブル4は、ワークに対して接近・離間する方向で摺動自
在に移動され、このスライドテーブル4の移動軸をラジ
アル軸として、スライドテーブル4上でラジアル軸に直
交する方向(タンジェント軸)に測定ポスト5が摺動自
在に立設されている。
【0026】更に、測定ポスト5には、先端にルビー球
等の指定径のボールをセットした測定子9aを連設する
検出ヘッド9がラジアル軸とタンジェント軸とで形成す
る平面に直交するアキシャル軸に沿って摺動自在に取付
けられている。検出ヘッド9は、タンジェント軸をX
軸、ラジアル軸をY軸として、X,Yの2軸方向の変位
を測定可能である。
【0027】本形態における測定対象のワークは、自動
車のベルト式無段変速機に使用される可変幅プーリであ
り、図3に示すように、ボールスプライン用のボール溝
10cを120°間隔で外周に形成した固定軸10a
と、この固定軸10a端部に設けられたコーン面部10
bとからなるシャフトプーリ10を固定側のプーリと
し、図4に示すように、ボールスプライン用のボール溝
11cを120°間隔で内周に形成した軸受け部11a
と、この軸受け部11a端部に設けられたコーン面部1
1bとからなるシーブプーリ11を可動側のプーリとす
る。そして、ボール溝10c,11cに軸受け用ボール
が介装されてシーブプーリ11の軸受け部11aにシャ
フトプーリ10の固定軸10aが相対回転不能に嵌合さ
れ、シーブプーリ11が軸方向にスライドしてプーリ幅
が可変される。
【0028】ここで、ボール溝10c,11cは、任意
の径の2つの円を重ね合わせて形成されるゴシックアー
チ形状の溝である。本形態では、ゴシックアーチ形状の
ボール溝10c,11cに使用される軸受け用ボールと
して、φ6の径のボールを用いる。このため、測定子9
aは、特記しない限り通常はφ2の径の精密ボールを先
端にセットしたものを使用し、適宜、測定項目に応じて
先端のボール径がφ6の測定子に交換する。
【0029】以上の計測装置1によるプーリの計測は、
図5の基本測定処理のフローチャートに従って行われ、
シャフトプーリ10の固定軸10aの外径、或いはシー
ブプーリ11の軸受け部11a内径を基準として、各ボ
ール溝10c,11c、各コーン面部10b,11bの
形状及び位置精度を測定する。
【0030】この基本測定処理においては、先ず、ステ
ップS1で、マスタ検定を行なって原点を確認する。す
なわち、図6に示すように、設定された径で高精度に仕
上げたマスタ芯金20をワーク保持ポスト3にセット
し、マスタ芯金20の外周面に測定子9a先端のボール
を接触させて位置を記録することにより、原点を確認す
る。
【0031】次に、ステップS2へ進み、被測定対象の
ワークとしてシャフトプーリ10或いはシーブプーリ1
1を選択し、選択したワークをセットすると共に、ボー
ル溝やコーン面等の測定項目の諸元を選択する。そし
て、ステップS3へ進んで測定を開始し、測定が終了す
るとステップS4で誤差を計算し、ステップS5でデー
タの作図を行なって処理を終了する。
【0032】例えば、被測定対象のワークとしてシャフ
トプーリ10を選択した場合、シャフトプーリ10の固
定軸10aを主軸(回転軸)方向にセットする。そし
て、実際の測定に先立ち、測定基準中心となるワークセ
ンタを求める。このため、図7に示すように、固定軸1
0aの外周に測定子9a先端を接触させて倣い計測を行
ない、主軸回転0.5°おきにデータをサンプリングす
る。
【0033】各ポイントのデータeは、図7に示すよう
に、測定子9aで検出されるX軸(タンジェント軸)及
びY軸(ラジアル軸)の変位(Adx,Ady)、主軸
(回転軸)の回転角θの機械的絶対値として、e(X+
Adx,Y+Ady,θ)として表され、以下の(1)
式により絶対空間座標に変換することができる。この空
間座標への変換を全測定ポイントのデータeについて行
い、最小二乗法を用いて円近似して最適な円を求める。
そして、求めた円から中心位置を導いて測定の基準とす
る。
【0034】実際の測定項目は、本形態では、シャフト
プーリ10或いはシーブプーリ11に対し、以下の項目
が選択可能である。 (1)ボール溝測定(図8,9参照) (a)ボール溝径 実測データを円近似して得られる径(左右の溝径RL
H,RRH) (b)交点角(転動角) (a)で得られるボール溝に、規定径の理想円を2点で
接触させたときに理想円中心と接触点とを結ぶ直線が理
想円中心とワークセンタとを結ぶ直線に対してなす角度
(左右の転動角θLH,θRH) 理想円:規定径の軸受け用ボール(本形態では、φ6の
基準ボール)を理想化した円 (c)分割角度 (a)で得られる径のボール溝に理想円を2点で接触さ
せたときの3個の理想円の中心とワークセンタとを結ぶ
直線群で分割される角度 (d)オーバーボール径、ビットウィーン径 オーバーボール径:(a)で得られるシャフトプーリ1
0の各ボール溝に接触させた3個の理想円が内接する円
の径 ビットウィーン径:(a)で得られるシーブプーリ11
の各ボール溝に接触させた3個の理想円が外接する円の
径 (e)リード誤差 リードにおける円周方向誤差及び径方向誤差 (f)振れ、同軸度 オーバーボール径の円の中心とワークセンタとの間のず
れ、ビットウィーン径の円の中心とワークセンタとの間
のずれ (2)コーン面測定(図10参照) (a)コーン面部のテーパ角度 (b)コーン面真直度 規定角度線に対する法線方向誤差 (c)コーン面振れ ワークセンタに対する振れ、或いは基準径(シャフトプ
ーリ10の基準外径、シーブプーリ11の基準内径)に
対する振れ
【0035】以下、各項目毎の測定処理について説明す
る。尚、以下の説明においては、主としてシャフトプー
リ10を被測定対象のワークとして説明するが、原則的
にシーブプーリ11についても同様の処理である。
【0036】(A)ボール溝径の測定 前述のワークセンタを求める処理では、同時にボール溝
も含めて倣い計測することになる。従って、ボール溝を
測定する場合、ワークセンタを求める処理で得られたデ
ータからボール溝のラフ位置を確定しておく。そして、
測定子9aをボール溝の中心位置になるよう各軸を移動
させて測定子9a先端をボール溝の一番深い部分に突き
当て、ボール溝の位置を確認して測定対象とする座標領
域を確定する。
【0037】次に、測定データが検出ヘッド9の測定範
囲内に収まるよう、ボール溝に対する測定子9a先端が
移動すべき測定移動基準線を決定する。すなわち、図1
1に示すように、左右のLH,RH溝で、それぞれ数ポ
イント(例えばLH溝でL1〜P4、RH溝でR1〜R
4の各4ポイント)ずつデータをサンプリングし、この
サンプリングデータから測定基準円を決定し、この測定
基準円を測定子9a先端を移動させる測定移動基準線と
する。
【0038】そして、スライドテーブル4及び測定ポス
ト5を介してY軸(ラジアル軸)及びX軸(タンジェン
ト軸)を同時制御し、測定移動基準線に沿って測定子9
aを移動させて倣い計測を行い、ボール溝の片側毎に、
検査範囲内で多数ポイントの詳細なデータをサンプリン
グする。このデータのサンプリング数は、例えば、20
0ポイント/4mmであり、既存の汎用三次元測定機等
の約10倍のサンプリング数で非常に高精度な測定が可
能である。尚、この場合、測定子9a先端のボールは、
必ず測定移動基準線における法線方向に接触しているも
のとする。
【0039】そして、サンプリングしたデータを空間座
標に変換して最小二乗法により円近似を行なう処理を複
数回繰り返し、中央値数点を平均化して収束させる等の
処理を行い、溝径を確定する。同時に、検出ヘッド9の
出力を溝径誤差として出力し、真円度を評価する。この
測定はボール溝の左右について行い、左右のボール溝径
RLH,RRHを、自動にて3溝分測定する。また、リ
ード方向については、数断面分(例えば、10断面分)
の測定が可能である。
【0040】(B)転動角の測定 以上により、左右のボール溝径RLH,RRHを求めた
後、次に、転動角を求める。先ず、左右のLH,RH溝
に接する規定径の理想円の中心を求める。既に得られた
データからLH溝を形成するLH円の中心座標A1(a
1,b1)及び半径r1、RH溝を形成するRH円の中
心座標A2(a2,b2)及び半径r2が既知となるた
め、LH円、RH円は、それぞれ、以下の(2),
(3)式によって表すことができる。また、理想円は半
径r3が既知であるため、理想円の中心座標をA3(a
3,b3)とすると、以下の(4)式によって表すこと
ができる。尚、以下の式中、「^」はべき乗を表すもの
とする。 (X−a1)^2+(X−b1)^2=r1^2 …(2) (X−a2)^2+(X−b2)^2=r2^2 …(3) (X−a3)^2+(X−b3)^2=r3^2 …(4)
【0041】ここで、LH円、RH円、理想円の各中心
間距離を求める。LH円の中心A1とRH円の中心A2
との距離A1A2は、以下の(5)式によって表すこと
ができる。また、理想円の接触ポイントと理想円の中心
A3とを結ぶ直線は、LH円の中心A1或いはRH円の
中心A2を必ず通ることから(図12参照)、LH円の
中心A1と理想円の中心A3との距離A1A3、RH円
の中心A2と理想円の中心位置A3との距離A2A3
は、それぞれ、以下の(6),(7)式によって表すこ
とができる。 A1A2=((a1−a2)^2+(b1−b2)^2)^0.5 …(5) A1A3=r1−r3 …(6) A2A3=r2−r3 …(7)
【0042】そして、図13に示すように、線分A1A
2の傾きをαとし、理想円の中心座標A3(a1,b
1)を求めると、以下の(8),(9)式に示す2点の
座標が得られる。 (a1,b1)=(a2+R×cosα+T×sinα, a2+R×sinα−T×cosα) …(8) (a1,b1)=(a2+R×cosα−T×sinα, a2+R×sinα+T×cosα) …(9) 但し、 R=(A1A2^2−A2A3^2−A1A3^2)/2/A
1A2 T=(A2A3^2−R^2)^0.5
【0043】(8),(9)式の2点の座標のうち、理
想円の中心A3はY座標の値が座標原点に近い方であ
る。従って、2点のうち、Y座標の値が座標原点に近い
方を選択して(4)式に代入することにより(4)式が
既知となり、理想円の中心座標A3(a1,b1)を求
めることができる。
【0044】次に、図12に示すLH溝側の転動角θL
H=∠B1A3Oを求める。先ず、θ1において2円
(LH円、理想円)が接触するポイントB1(ab1,
bb1)は、(1)式と(3)式との連立方程式の解と
して求めることができ、図14に示すように、3辺が既
知の三角形を得る。従って、三角形△B1A3Oに余弦
定理を適用し、以下の(10)式に示すように、転動角
θLHを求めることができる。 θLH=arccos((b^2+c^2−a^2)/(2×b×c)) …(10) 但し、a,b,cは、それぞれ三角形△B1A3Oの各
辺の長さで、以下に示される値である。 a=(ab1^2+bb1^2)^0.5 b=(a3^2+b3^2)^0.5 c=r3
【0045】この場合、実際には、円を近似によって求
めているため、(1)式と(3)式との連立方程式が重
解を持たない場合が発生する可能性がある。従って、中
心座標及び半径が共に既知である理想円とLH円とが接
触する(重解を持つ)ものと見做し、図14において、
同様に三辺が既知である三角形△A3A1Oに余弦定理
を適用し、以下の(11)式に示すように、転動角θL
Hを求めても良い。RH溝側の転動角θRH=∠B2A
3Oも同様に求めることができる。 θLH=π−arccos((b^2+c’^2−b’^2)/(2×b×c’)) …(11) 但し、b’,c’は、三角形△A3A1Oの辺bを挟む
2辺の長さで、以下に示される値である。 b’=(a1^2+b1^2)^0.5 c’=r1−r3
【0046】尚、シーブプーリ11の場合には、同様に
して以下の(11’)式によって求めることができる。 θLH=arccos((b^2+c’^2−b’^2)/(2×b×c’))…(11')
【0047】この転動角の測定により、プーリ加工の砥
石に対し、加工中心(ワークのクランプ中心)と砥石の
芯のずれを把握することができ、転動角のずれによるプ
ーリ作動力への悪影響を未然に取り除くことができる。
【0048】(C)分割角度の測定 次に、分割角度の測定について説明する。分割角度は、
ボール溝の測定で得られたデータを利用して演算により
算出することが可能であるが、本形態では、測定子9a
を先端ボール径φ6のものに交換してダイレクトに測定
を行なう。
【0049】すなわち、測定子9aを、理想円に相当す
るφ6の径の精密ボールを先端にセットしたものに交換
して基準取りを行なった後、測定子9aを指定位置に入
れ込み、図15に示すように、ボール溝に接触させて変
位量を測定する。この動作を主軸を120°回転させて
行ない、3個所のボール溝について測定する。そして、
3箇所のボール溝について測定した変位量を加味して座
標変換し、分割角度を決定する。この場合、求めた分割
角度を、ボール溝の測定で得られたデータを利用して算
出した値と比較・検討することにより、測定子9a等の
磨耗に対するチェックが可能である。
【0050】(D)オーバーボール径(ビットウィーン
径)の測定 前述の分割角度の測定で座標変換したデータから得られ
る測定子9aのφ6先端ボール中心位置についての3ポ
イントの座標を、O1(x1,y1),O2(x2,y
2),O3(x3,y3)とし、円を(12)の一般式
で表すと、3点を通る円は、以下の(13)式(行列
式)を解法することによって求めることができる。 X^2+Y^2+fX+gY+h=0 …(12)
【0051】すなわち、(13)式を解法して係数f,
g,hに対応する値を求め、(12)式に入れ込むと、
3点を通る円は、以下の(14)式によって表すことが
できる。従って、オーバボール径OP1は、(14)式
から得られる円の半径に基準ボール径φ6を加算して求
めることができ((15)式)、同様にして、ビットウ
ィーン径OP2は、(14)式から得られる円の半径か
ら基準ボール径φ6を減算して求めることができる
((16)式)。 (X+f/2)^2+(Y+g/2)^2+ h−(f/2)^2−(g/2)^2=0…(14) OP1=2×((f/2)^2+(g/2)^2−h)^0.5+6…(15) OP2=2×((f/2)^2+(g/2)^2−h)^0.5−6…(16)
【0052】(E)振れの測定 振れの測定は、オーバーボール径(ビットウィーン径)
の測定と同時に行なわれる。ここで、測定子9aのφ6
先端ボール中心の各座標位置をOn(xn,yn)、ワ
ークセンタを(xo,yo)とすると、図16に示すよ
うに、ワークセンタから測定子9aの先端ボール中心位
置までの長さSn(n=1,2,3)は、以下の(1
7)式によって表される。この式に座標値を入れ込み、
そのときの最大・最小の差が振れとなる。 Sn=((xn−xo)^2+(yn−yo)^2)^0.5 …(17)
【0053】(F)同軸度の測定 オーバーボール径(ビットウィーン径)の測定で得られ
た円の中心位置をP(xp,yp)とおくと、同軸度D
は、以下の(18)式に示すように、中心位置P(x
p,yp)とワークセンタ(xo,yo)との間のずれ
の2倍の値として求められる。 D=((xp−xo)^2+(yp−yo)^2)^0.5×2 …(18)
【0054】(G)リードの測定 分割角度の測定と同様、先端ボール径φ6の測定子9a
を使用し、図17に示すように、測定子9aの先端ボー
ルを溝に突き当て、ワークの軸方向に移動させて測定を
行なう。図18に示すように、このとき、検出ヘッド9
から得られる円周方向の変位dx、径方向の変位dy
を、それぞれ、円周方向リード誤差、径方向リード誤差
として同時に取り込み、例えば、10断面についてリー
ド誤差を測定する。
【0055】このリード計測では、溝加工機の各軸のた
おれ等を2軸を同時に調べることにより正確に把握する
ことができ、リードの精度悪化によるプーリ作動力への
悪影響を未然に取り除くことができる。
【0056】(H)コーン面の測定 コーン面の計測は、ワークのコーン面を上に向けてセッ
トし、検出ヘッド9をX軸(タンジェント軸)及びY軸
(ラジアル軸)の2軸方向の変位を測定可能な2軸ヘッ
ドから1軸ヘッドに交換してアキシャル軸(Z軸)方向
の変位を測定する。2軸ヘッドを用いる場合には、検出
ヘッド9を測定子9aと共に90°回転させてセットす
ることで、Z軸方向の変位を測定する。
【0057】次に、図19(a)に示すように、シャフ
トプーリ10のコーン面部10b、或いはシーブプーリ
11のコーン面部11bに測定子9aの先端ボールを接
触させて測定ポスト5をX軸(タンジェント軸)方向に
移動させ、図19(b)に示すように、コーン面の頂点
をピックアップし、その頂点をワーク中心位置とする。
そして、測定子9aをワーク中心位置に合わせたまま、
アキシャル(Z軸)及びラジアル軸(Y軸)を同時制御
し、指定範囲の計測を行なう。
【0058】この場合、コーン面のテーパ角度として
は、図20に示すように、実測定形状はうねりや粗さを
含んでいるため、所定の評価範囲でのうねりの接線をテ
ーパ角度の実測角度として出力する。但し、測定データ
から最小二乗法によって処理した角度も出力する。同時
に、図21に示すように、基準線(規定角度線)に対す
る方線方向誤差を真直度として測定する。
【0059】以上の測定は、主軸を回転させてコーン面
の数箇所について行なう。更に、Y軸(ラジアル軸)方
向の指示位置に測定子9aを移動させ、主軸を回転させ
てデータを取り込み、その最大・最小の差をコーン面の
振れとして出力する。
【0060】コーン面の測定により、熱処理による部材
の変形量を短時間且つ高精度に把握することが可能であ
り、研削工程でのチェックを作業者が短時間で行うこと
ができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、無
段変速機用プーリの形状及び位置精度を定量的に測定す
ることができ、製品の品質向上及び原価低減に寄与する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】計測装置の全体構成図
【図2】スライドテーブルの説明図
【図3】シャフトプーリの説明図
【図4】シーブプーリの説明図
【図5】基本測定処理のフローチャート
【図6】マスタによる原点確認の説明図
【図7】ワークセンタ測定の説明図
【図8】シャフトプーリの測定個所を示す説明図
【図9】シーブプーリの測定個所を示す説明図
【図10】コーン面の測定個所を示す説明図
【図11】ボール溝の測定移動基準線を示す説明図
【図12】ボール溝と理想円との関係を示す説明図
【図13】理想円の中心座標の説明図
【図14】転動角を求める三角法の説明図
【図15】分割角度測定の説明図
【図16】振れ測定の説明図
【図17】リード測定の説明図
【図18】径方向及び円周方向の誤差の説明図
【図19】コーン面測定の説明図
【図20】テーパ角度測定の説明図
【図21】コーン面の真直度の説明図
【符号の説明】
1 計測装置 3 ワーク保持ポスト 4 スライドテーブル 5 測定ポスト 6 制御盤(制御演算部) 9 検出ヘッド 9a 測定子 10 シャフトプーリ 11 シーブプーリ 10b,11b コーン面部 10c,11c ボール溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金 明洙 大阪府大阪市東成区深江北1丁目12−9− 303 Fターム(参考) 2F069 AA04 AA21 AA38 AA55 AA56 AA66 AA72 AA82 BB40 CC07 GG01 GG73 HH01 JJ28 LL02 LL04 MM13 MM23 NN17 NN18 3J031 BC10 CA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プーリ幅を可変するためのボールスプラ
    イン用のボール溝とコーン面部とを有する無段変速機用
    プーリの計測装置であって、 上記プーリを軸周りに回転自在に保持するワーク保持ポ
    ストと、 上記ワーク保持ポストに対して接近・離間する方向をラ
    ジアル軸として、このラジアル軸方向に摺動自在に移動
    可能なスライドテーブルと、 上記スライドテーブル上で、上記ラジアル軸に直交する
    タンジェント軸の方向に摺動自在に立設される測定ポス
    トと、 上記測定ポストに、上記ラジアル軸と上記タンジェント
    軸とで形成する平面に直交するアキシャル軸方向に摺動
    自在に取付けられ、先端に指定径のボールをセットした
    測定子を有する検出ヘッドと、 上記スライドテーブル及び上記測定ポストを移動制御し
    て上記測定子を上記プーリの被測定部位に接触させ、上
    記検出ヘッドにより検出した変位データに基づいて被測
    定部位の形状及び位置精度を絶対空間座標で測定する制
    御演算部とを備えたことを特徴とする無段変速機用プー
    リの計測装置。
  2. 【請求項2】 上記制御演算部は、 上記被測定部位の形状及び位置精度として、上記ボール
    溝の溝径、上記ボール溝に規定径の理想円を2点で接触
    させたときに理想円中心と接触点とを結ぶ直線が理想円
    中心と測定基準中心とを結ぶ直線に対してなす交点角、
    複数の理想円の中心と測定基準中心とを結ぶ直線群によ
    って分割される分割角度、複数の理想円が内接する円の
    径、該円の中心と測定基準中心とのずれ、複数の理想円
    が外接する円の径、該円の中心と測定基準中心とのず
    れ、上記ボール溝のリードにおける円周方向及び径方向
    誤差、上記コーン面部のテーパ角度、上記コーン面部の
    規定角度線に対する法線方向誤差、上記コーン面部の測
    定基準に対する振れのうち、少なくとも一項目以上を測
    定することを特徴とする請求項1記載の無段変速機用プ
    ーリの計測装置。
  3. 【請求項3】 上記制御演算部は、 上記ボール溝の溝径を測定する場合、上記スライドテー
    ブルと上記測定ポストとを同時制御して上記測定子を上
    記ボール溝に接触させながら上記ラジアル軸及びタンジ
    ェント軸方向に移動させて多数点の倣い計測を行い、こ
    の多数点の倣い計測において上記検出ヘッドにより検出
    した上記ラジアル軸方向の変位データと上記タンジェン
    ト軸方向の変位データとを処理して円近似し、近似した
    円の径を上記ボール溝の溝径として求めることを特徴と
    する請求項2記載の無段変速機用プーリの計測装置。
  4. 【請求項4】 上記制御演算部は、 上記ボール溝の溝径を測定する場合、上記多数点の倣い
    計測に先立つ数点のサンプリングデータに基づいて上記
    測定子先端が移動すべき測定基準円を決定し、この測定
    基準円に沿って上記測定子先端が移動するよう、上記ス
    ライドテーブルと上記測定ポストとを同時制御すること
    を特徴とする請求項2又は請求項3記載の無段変速機用
    プーリの計測装置。
  5. 【請求項5】 上記制御演算部は、 上記交点角を測定する場合、上記多数点の倣い計測での
    変位データを処理して上記ボール溝を近似した円の中心
    と上記接触点と上記理想円の中心とが同一直線上にある
    ものとして上記理想円の中心位置を求め、この中心位置
    に基づいて上記交点角を求めることを特徴とする請求項
    2記載の無段変速機用プーリの計測装置。
  6. 【請求項6】 上記制御演算部は、 上記分割角度を測定する場合、上記理想円に相当するボ
    ール径の測定子を複数の上記ボール溝に接触させたとき
    の各ボール中心位置に基づいて上記分割角度を求めるこ
    とを特徴とする請求項2記載の無段変速機用プーリの計
    測装置。
  7. 【請求項7】 上記制御演算部は、 上記複数の理想円が内接する円の径或いは上記複数の理
    想円が外接する円の径を測定する場合、上記理想円に相
    当するボール径の測定子を複数の上記ボール溝に接触さ
    せたときの各ボール中心位置を通る円の径を求め、この
    円の径に上記測定子のボール径を加算或いは減算するこ
    とにより、上記複数の理想円が内接する円の径或いは上
    記複数の理想円が外接する円の径を求めることを特徴と
    する請求項2記載の無段変速機用プーリの計測装置。
  8. 【請求項8】 上記制御演算部は、 上記コーン面部のテーパ角度を測定する場合、上記測定
    ポストを制御して上記測定子を上記プーリのコーン面部
    に接触させながら上記タンジェント軸方向に移動させて
    得られるコーン面の頂点を上記ラジアル軸方向の測定基
    準中心線とし、上記スライドテーブルと上記測定ポスト
    とを同時制御して上記測定子を上記測定基準中心線に沿
    って移動させて多数点の倣い計測を行い、この多数点の
    倣い計測において上記検出ヘッドにより検出した上記ラ
    ジアル軸方向の変位データと上記アキシャル軸方向の変
    位データとに基づいて上記コーン面部のテーパ角度を割
    り出すことを特徴とする請求項2記載の無段変速機用プ
    ーリの計測装置。
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