JP2002096234A - Nc工作機械における駆動機構部の制御方法および制御装置 - Google Patents

Nc工作機械における駆動機構部の制御方法および制御装置

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JP2002096234A
JP2002096234A JP2000284928A JP2000284928A JP2002096234A JP 2002096234 A JP2002096234 A JP 2002096234A JP 2000284928 A JP2000284928 A JP 2000284928A JP 2000284928 A JP2000284928 A JP 2000284928A JP 2002096234 A JP2002096234 A JP 2002096234A
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axis
correction
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drive
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Tatsuji Kawase
辰司 川瀬
Takayuki Oji
孝之 大治
Hiroyuki Ozaki
弘行 尾崎
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DMG Mori Co Ltd
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Mori Seiki Co Ltd
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    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】主軸を同一方向に相対移動させる二つの駆動機
構部を備えたNC工作機械において、ワーク加工面の真
直度などを高精度に仕上げることができる駆動機構部の
制御方法等を提供する。 【解決手段】主軸を同一方向に相対移動させる二つの駆
動機構部を備えたNC工作機械の、各駆動機構部の作動
を制御する制御方法であって、加工中に主軸を前記方向
に相対移動させるに際し、主軸を正方向に相対移動させ
る際には、一方の駆動機構部のみを駆動して主軸を正方
向に相対移動せしめ、主軸を負方向に相対移動させる際
には、他方の駆動機構部のみを駆動して主軸を負方向に
相対移動せしめる。各駆動機構部はそれぞれ主軸を正,
負のどちらか一方にのみ移動させるように駆動されるた
め、主軸の移動方向を反転させる際に、バックラッシの
影響を受けることがなく、主軸を高精度に位置決めする
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主軸を同一方向に
相対移動させる二つの駆動機構部を備えたNC工作機械
の、前記各駆動機構部の作動を制御する制御方法及び制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上述の如き、主軸を同一方向に相対移動
させる二つの駆動機構部を備えたNC工作機械の一例を
図8及び図9に示す。図8は、このNC工作機械の概略
構成を示す正面図であり、図9は、これを数値制御する
制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【0003】図示されるように、このNC工作機械10
0はいわゆる門形のマシニングセンタと称されるもので
あり、設置面に適宜間隔を隔てて立設された一対のコラ
ム101,101と、このコラム101,101に掛け
渡され、各コラム101,101に沿って、即ち、矢示
W方向の送り軸(以下、W軸と称す)に沿って移動可能
に設けられたクロスビーム102と、このクロスビーム
102に、その長手方向に沿って、即ち、矢示Y方向の
送り軸(以下、Y軸と称す)に,沿って移動可能に設け
られた主軸頭103と、この主軸頭103に回転自在に
支持され、矢示Z方向の送り軸(以下、Z軸と称す)に
沿って移動可能に設けられた主軸104と、主軸頭10
3の下方であり且つコラム101,101間に配設され
たベッド105と、このベッド105上に載置され、紙
面に対し直交する方向の送り軸(以下、この送り軸をX
軸と称す)に沿って移動可能に設けられたテーブル10
6とを主な構成要素として備えている。
【0004】前記クロスビーム102は、前記各コラム
101,101のそれぞれに設けられた、サーボモー
タ,ボールネジ及びボールナットからそれぞれ構成され
る第1W軸駆動機構部125及び第2W軸駆動機構部1
26により駆動されて、上述した如くW軸に沿って移動
し、主軸104は、主軸頭103に設けられたサーボモ
ータ,ボールネジ及びボールナットから構成されるZ軸
駆動機構部124により駆動されて上記Z軸に沿って移
動する。
【0005】また、主軸頭103は、クロスビーム10
2に設けられたサーボモータ,ボールネジ及びボールナ
ットから構成されるY軸駆動機構部123により駆動さ
れて上記Y軸に沿って移動し、テーブル106は、ベッ
ド105に設けられたサーボモータ,ボールネジ及びボ
ールナットから構成されるX軸駆動機構部122により
駆動されて上記X軸に沿って移動する。
【0006】そして、上記X軸駆動機構部122,Y軸
駆動機構部123,Z軸駆動機構部124,第1W軸駆
動機構部125及び第2W軸駆動機構部126は、図9
に示した制御装置110によって数値制御される。同図
に示すように、この制御装置110は、プログラム解析
部111,X軸位置データ生成処理部112,Y軸位置
データ生成処理部113,Z軸位置データ生成処理部1
14,第1W軸位置データ生成処理部115,第2W軸
位置データ生成処理部116,X軸駆動制御部117,
Y軸駆動制御部118,Z軸駆動制御部119,第1W
軸駆動制御部120,第2W軸駆動制御部121などを
主要な構成要素として備えている。
【0007】プログラム解析部111は、制御装置11
0内に格納された加工プログラムを指令ブロック毎に解
析し、移動位置座標や送り速度に関する指令を抽出し、
抽出した位置データや速度データを当該指令に関連する
上記X軸位置データ生成処理部112,Y軸位置データ
生成処理部113,Z軸位置データ生成処理部114,
第1W軸位置データ生成処理部115及び第2W軸位置
データ生成処理部116にそれぞれ出力する。
【0008】そして、前記X軸位置データ生成処理部1
12,Y軸位置データ生成処理部113,Z軸位置デー
タ生成処理部114,第1W軸位置データ生成処理部1
15及び第2W軸位置データ生成処理部116は、それ
ぞれプログラム解析部111から受信した位置データや
速度データを基に、一定時間間隔毎の目標位置データを
生成して、それぞれに対応したX軸駆動制御部117,
Y軸駆動制御部118,Z軸駆動制御部119,第1W
軸駆動制御部120及び第2W軸駆動制御部121に生
成した目標位置データを出力する。
【0009】X軸駆動制御部117,Y軸駆動制御部1
18,Z軸駆動制御部119,第1W軸駆動制御部12
0及び第2W軸駆動制御部121は、それぞれ受信した
目標位置データと、それぞれに対応して設定されたX軸
駆動機構部122,Y軸駆動機構部123,Z軸駆動機
構部124,第1W軸駆動機構部125及び第2W軸駆
動機構部126からフィードバックされる現在位置とか
らその偏差を算出し、これに位置ループゲインを乗じて
速度指令値を算出した後、算出された速度指令値と、同
じくX軸駆動機構部122,Y軸駆動機構部123,Z
軸駆動機構部124,第1W軸駆動機構部125及び第
2W軸駆動機構部126からフィードバックされる現在
速度データとからその偏差を算出し、これに速度ループ
ゲインを乗じてトルク指令信号を算出し、しかる後算出
されたトルク指令信号に応じた駆動電流を、各X軸駆動
機構部122,Y軸駆動機構部123,Z軸駆動機構部
124,第1W軸駆動機構部125及び第2W軸駆動機
構部126のそれぞれに出力する。
【0010】そして、各X軸駆動機構部122,Y軸駆
動機構部123,Z軸駆動機構部124,第1W軸駆動
機構部125及び第2W軸駆動機構部126は、入力さ
れた駆動電流によってそれぞれを構成するサーボモータ
が駆動され、これらX軸駆動機構部122,Y軸駆動機
構部123,Z軸駆動機構部124,第1W軸駆動機構
部125及び第2W軸駆動機構部126の作動によっ
て、上述した如く、テーブル106がX軸方向に、主軸
頭103がY軸方向に、主軸104がZ軸方向に、クロ
スビーム102がW軸方向に、それぞれ移動せしめられ
る。
【0011】斯くして、このNC工作機械100による
と、テーブル106をX軸方向に、主軸頭103をY軸
方向に、主軸104をZ軸方向に、クロスビーム102
をW軸方向にそれぞれ移動させることで、テーブル10
6上に載置,固定したワーク(図示せず)と主軸104
とをX軸,Y軸,Z軸及びW軸の各方向に相対移動させ
ることができ、ワークに対して3次元の加工を行うこと
ができる。尚、Z軸及びW軸はともに上下方向の送り軸
であり、以下の説明ではこれらを総称してZ’軸とい
う。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常、前記
テーブル106,主軸頭103,主軸104及びクロス
ビーム102は、それぞれに対応して設けられた滑り案
内部(図示せず)によって案内され、それぞれ上述した
方向に移動するように構成されている。したがって、ワ
ーク加工面の真直度はこの滑り案内部の真直度によって
左右される。例えば、主軸104にフライスカッタを装
着し、主軸頭103をZ’軸方向については固定した状
態で、加工原点からY軸+方向に移動させてワーク上面
を加工したとすると、ワーク加工面はY軸滑り案内部の
真直度の影響を受けてうねりが形成される。この一例
を、図10に示す。同図においては、破線がワーク加工
面の形状として示されているが、この場合、滑り案内部
が中高となる特性を有していることが読み取られる。し
たがって、この場合においてワーク加工面の真直度を限
りなく0に近づけて高精度なものとするためには、Z’
軸における主軸104の位置を、図10において実線で
示すように補正する必要がある。
【0013】また、クロスビーム102は所定の剛性を
備えるように構成されてはいるが、当然の如く完全な剛
体では有り得ないため、両持ち支持されるクロスビーム
102の端部に主軸頭103が位置するときの、同部に
おけるクロスビーム102の撓みと、クロスビーム10
2の中央部に主軸頭103が位置するときの撓みとは異
なるものとなり、主軸頭103がクロスビーム102の
中央部に位置するときの撓みが最も大きくなる。即ち、
主軸頭103のY軸方向の移動に伴うクロスビーム10
2の撓み線図は、丁度、図10において実線で示した線
図と類似したものとなる。特に、大型の機械になるほ
ど、コラム101,101間の間隔が広く、しかも主軸
頭103の重量が重くなることから、上記撓み差が大き
くなる。よって、ワーク加工面の真直度を高精度なもの
とするためには、Z’軸における主軸104の位置を、
図10において破線で示すように補正する必要がある。
【0014】そして、上述した2例の場合、Y軸方向に
おける主軸頭103の位置に応じて、クロスビーム10
2をW軸方向に移動させる、或いは主軸104をZ軸方
向に移動させることによって上記補正を行うことができ
る。
【0015】ところが、上記補正を、クロスビーム10
2若しくは主軸104のどちらか一方のみを移動させて
行った場合、移動方向が正方向から負方向に反転する際
や、負方向から正方向に反転する際に、ボールネジ機構
のバックラッシによって設定したとおりの補正を行うこ
とができないという問題を生じるのである。
【0016】本発明は以上の実情に鑑みなされたもので
あって、主軸を同一方向に相対移動させる二つの駆動機
構部を備えたNC工作機械において、ワーク加工面の真
直度などを高精度に仕上げることができる駆動機構部の
制御方法および制御装置の提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記課題を
解決するための本発明の請求項1に係る発明は、主軸を
同一方向に相対移動させる二つの駆動機構部を備えたN
C工作機械の、前記各駆動機構部の作動を制御する制御
方法であって、加工中に前記主軸を前記方向に相対移動
させるに際し、前記主軸を正方向に相対移動させる際に
は、一方の前記駆動機構部のみを駆動して前記主軸を正
方向に相対移動せしめ、前記主軸を負方向に相対移動さ
せる際には、他方の前記駆動機構部のみを駆動して前記
主軸を負方向に相対移動せしめることを特徴とする。
【0018】この発明によると、加工中に主軸を正方向
に相対移動させる際には、二つの駆動機構部の内、一方
の駆動機構部のみを駆動して主軸を正方向に移動させる
一方、主軸を負方向に相対移動させる際には、他方の駆
動機構部のみを駆動して主軸を負方向に移動させるよう
にしているので、各駆動機構部はそれぞれ主軸を正,負
のどちらか一方にのみ移動させるように駆動される。し
たがって、各駆動機構部にボールネジ機構を採用して
も、主軸の移動方向を正方向から負方向に、或いは負方
向から正方向に反転させる際に、そのバックラッシの影
響を受けることがなく、主軸をその移動方向に高精度に
位置決めすることができる。
【0019】例えば、前記二つの駆動機構部が主軸を上
下方向に移動させるように設けられるとともに、主軸を
水平方向に移動させる他の駆動機構部が設けられた工作
機械において、主軸を水平方向に移動させて加工した場
合、水平方向に案内する滑り案内部の真直度が加工面に
影響してうねりが形成されるような場合に、当該うねり
を解消すべく加工中に主軸を上下動させてこれを除去す
る補正を行う場合、一つの駆動機構部のみにより主軸を
上下動させると、駆動機構部にボールネジ機構が用いら
れていると、そのバックラッシによって精度の良い補正
を行うことができない。この発明によれば、このような
補正を行う場合にも、各駆動機構部がそれぞれ主軸を
上,下(正,負)のどちらか一方にのみ移動させるよう
に駆動されるため、上記バックラッシの影響を受けるこ
とがなく、上記補正を精度良く行うことができる。尚、
本発明によって高精度のものとなる加工精度は、上記真
直度などの形状精度に限られるものではなく、段差寸法
などの寸法精度についても同様にこれを高精度なものと
することができる。
【0020】前記駆動機構部の制御は請求項2に係る発
明のように、加工プログラムに基づいて行うことがで
き、また、請求項3に係る発明のように、補正データに
基づいて行うこともできる。そして、補正データに基づ
いて前記駆動機構部を制御する場合には、請求項4及び
請求項5に係る装置発明によりこれを好適に実施するこ
とができる。
【0021】即ち、請求項4に係る発明は、主軸を第1
の方向に相対移動させる二つの駆動機構部及び前記主軸
を前記方向とは異なる少なくとも第2の方向に相対移動
させる駆動機構部を備えたNC工作機械の、前記各駆動
機構部の作動を制御する制御装置であって、前記各駆動
機構部のそれぞれに対応して設けられ、加工プログラム
において指令された位置データを基に、前記各駆動機構
部における移動先の目標位置データを生成する位置デー
タ生成処理部と、前記各駆動機構部のそれぞれに対応し
て設けられ、各位置データ生成処理部において生成され
た目標位置データを基に、該目標位置に到達するように
前記各駆動機構部を駆動,制御する駆動制御部とを備え
た制御装置において、前記第1の移動方向における補正
量を、少なくとも前記第2の移動方向における位置デー
タと関連付けて記憶した補正データ記憶部と、加工中に
前記主軸を前記第1の移動方向に相対移動させるに際
し、前記補正データ記憶部から補正量を取得して前記第
1の移動方向における補正値を算出するとともに、算出
された補正値が前記主軸を正方向に相対移動させる値で
ある場合には、該補正値を前記第1の移動方向に係る駆
動制御部の内、一方の駆動制御部にのみ出力し、これに
対応した一方の駆動機構部のみを駆動して前記主軸を正
方向に相対移動せしめる一方、算出された補正値が前記
主軸を負方向に相対移動させる値である場合には、該補
正量を前記第1の移動方向に係る駆動制御部の内、他方
の駆動制御部にのみ出力し、これに対応した他方の駆動
機構部のみを駆動して前記主軸を負方向に相対移動せし
める補正データ生成処理部とを設けて構成したことを特
徴とする。
【0022】前記補正データ記憶部には、第2の移動方
向において予め設定された複数の位置に主軸が達した際
の、第1の移動方向における補正量が記憶されており、
加工中の主軸が第2の移動方向に駆動されて該当位置に
達すると、補正データ生成処理部において、補正データ
記憶部に記憶された当該位置の補正量が読み出され、読
み出された補正量と、直前に用いられた補正量との差を
とって補正すべき補正値が算出される。
【0023】そして、算出された補正値が主軸を正方向
に移動させる値である場合には、補正データ生成処理部
は、この補正値を第1の移動方向に係る二つの駆動制御
部の内、一方の駆動制御部にのみ出力して、これに対応
した一方の駆動機構部のみを駆動し、主軸を正方向に移
動させる。一方、算出された補正値が主軸を負方向に移
動させる値である場合には、補正データ生成処理部は、
この補正量を第1の移動方向に係る駆動制御部の内、他
方の駆動制御部にのみ出力して、これに対応した他方の
駆動機構部のみを駆動し、主軸を負方向に相対移動せし
める。
【0024】斯くして、二つの駆動機構部はそれぞれ主
軸を正,負のどちらか一方にのみ移動させるように駆動
され、例え、各駆動機構部にボールネジ機構が採用され
る場合であっても、主軸の移動方向を正方向から負方向
に、或いは負方向から正方向に反転させる際に、そのバ
ックラッシの影響を受けることがなく、主軸を第1の移
動方向に高精度に位置決めすることができ、真直度など
の形状精度や段差寸法などの寸法精度を高精度なものと
することができる。
【0025】また、請求項5に係る発明は、主軸を第1
の方向に相対移動させる二つの駆動機構部及び前記主軸
を前記方向とは異なる少なくとも第2の方向に相対移動
させる駆動機構部を備えたNC工作機械の、前記各駆動
機構部の作動を制御する制御装置であって、前記各駆動
機構部のそれぞれに対応して設けられ、加工プログラム
において指令された位置データを基に、前記各駆動機構
部における移動先の目標位置データを生成する位置デー
タ生成処理部と、前記各駆動機構部のそれぞれに対応し
て設けられ、各位置データ生成処理部において生成され
た目標位置データを基に、該目標位置に到達するように
前記各駆動機構部を駆動,制御する駆動制御部とを備え
た制御装置において、前記第1の移動方向における補正
値を、少なくとも前記第2の移動方向における位置デー
タと関連付け、且つ前記第1の移動方向に係る駆動機構
部の内、補正すべき駆動機構部に関するデータとともに
記憶した補正データ記憶部と、加工中に前記主軸を前記
第1の移動方向に相対移動させるに際し、前記補正デー
タ記憶部から補正値及び補正すべき駆動機構部に関する
データを取得して、得られたデータに対応した駆動制御
部に、得られた補正値を出力して該当する駆動機構部の
みを駆動し、前記主軸を相対移動せしめる補正データ生
成処理部とを設けて構成したことを特徴とする。
【0026】前記補正データ記憶部には、第2の移動方
向において予め設定された複数の位置に主軸が達した際
の、第1の移動方向における補正値と、二つの駆動機構
部の内、どちらの駆動機構部を駆動して補正するかとう
いうデータとが記憶されており、加工中の主軸が第2の
移動方向に駆動されて該当位置に達すると、補正データ
生成処理部において、補正データ記憶部に記憶された当
該位置の補正値及び補正すべき駆動機構部に関するデー
タが読み出され、補正データ生成処理部は得られたデー
タに対応した駆動制御部に、読み出された補正値を出力
して該当する駆動機構部のみを駆動し、主軸を移動せし
める。
【0027】斯くして、この発明によっても同様に、二
つの駆動機構部はそれぞれ主軸を正,負のどちらか一方
にのみ移動させるように駆動され、例え、各駆動機構部
にボールネジ機構が採用される場合であっても、主軸の
移動方向を正方向から負方向に、或いは負方向から正方
向に反転させる際に、そのバックラッシの影響を受ける
ことがなく、主軸を第1の移動方向に高精度に位置決め
することができ、真直度などの形状精度や段差寸法など
の寸法精度を高精度なものとすることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
について添付図面に基づき説明する。図1は、本実施形
態に係る制御装置の概略構成を示すブロック図である。
尚、本例の制御装置1は、上述した図8に示される工作
機械100の作動を制御するものであり、主軸104を
Y軸方向に真直に移動させるように制御するものであ
る。また、図1に示すように、本例の制御装置1は、図
9に示した従来の制御装置110の構成に、真直補正デ
ータ生成処理部2と真直補正データ記憶部3とを設けて
構成されるものである。したがって、既述の制御装置1
10と同じ構成部分については同一の符号を付し、その
詳しい説明を省略する。
【0029】前記真直補正データ記憶部3には、主軸1
04をY軸方向に真直に移動させるように、その動作を
Z’軸方向に補正する補正データが格納されている。
尚、本例では、主軸104をZ’軸方向に固定させた状
態でこれをY軸方向に移動させ加工した場合に、加工面
が図10において破線で示される中高現象を生じるもの
とし、補正データはかかる中高現象を解消して加工面を
真直にし得る値、即ち、図において黒丸でプロットされ
る値に設定され、真直補正データ記憶部3には、Y軸座
標において所定間隔毎に設定された補正量が、図3に示
したデータテーブルとして格納されている。
【0030】また、前記真直補正データ生成処理部2
は、プログラム解析部111から真直度補正コードが入
力された場合に、真直度補正処理を開始し、Y軸におけ
る主軸104の位置データをY軸位置データ生成処理部
113から受信して、これに応じた補正量を真直補正デ
ータ記憶部3から読み出し、主軸104をZ’軸方向に
移動させる補正値を算出した後、これをZ軸駆動制御部
119若しくは第1W軸駆動制御部120及び第2W軸
駆動制御部121に出力して、Z軸駆動機構部124若
しくは第1W軸駆動機構部125及び第2W軸駆動機構
部126を駆動せしめ、主軸104のZ’軸方向におけ
る位置を補正する機能部であり、図2に示した処理を実
行する。尚、前記真直度補正コードは、真直度補正を行
う場合に、加工プログラム中において指令されるコード
である。
【0031】具体的には、加工プログラム中に真直度補
正コードが含まれているか否かがプログラム解析部11
1によって解析され、真直度補正コードが含まれている
場合には、これが真直補正データ生成処理部2に出力さ
れ、これを受けて真直補正データ生成処理部2は、以後
の補正処理を実行する(ステップS1)。
【0032】真直度補正コードが入力されると、真直補
正データ生成処理部2は、次に、Y軸位置データ生成処
理部113から出力される主軸104のY軸における位
置データを順次受信して(ステップS2)、この位置デ
ータを基に真直補正データ記憶部3に格納されたデータ
テーブルを検索し、当該位置に対応した補正量を取得す
る(ステップS3)。例えば、主軸104がY=0mm
の位置からY=800mmの位置まで移動する場合、Y
軸位置データ生成処理部113から出力される位置デー
タが、0mm,200mm,400mm,600mm,
800mmとなったときに、それぞれ0μm,−0.7
μm,−1.7μm,−3.2μm,−5.5μmとい
った補正量が真直補正データ生成処理部2にその都度取
得される。
【0033】補正量が取得されると、次に、真直補正デ
ータ生成処理部2は、主軸104を現在位置からZ’軸
方向に移動させるべき移動量、即ち補正値を算出した後
(ステップS4)、算出された補正値が正である場合に
はZ軸駆動制御部119に当該補正値を出力し(ステッ
プS6)、0以下である場合には第1W軸駆動制御部1
20及び第2W軸駆動制御部121に当該補正値を出力
する(ステップS7)。そして、Z軸駆動制御部11
9,第1W軸駆動制御部120,第2W軸駆動制御部1
21は、入力された補正値に基づいて、それぞれZ軸駆
動機構部124,第1W軸駆動機構部125,第2W軸
駆動機構部126を駆動し、その結果、主軸104が当
該補正値分だけZ’軸方向に移動せしめられる。
【0034】例えば、主軸104がY=200mmの位
置からY=400mmの位置まで移動する場合、400
mmの位置の補正量−1.7μmから200mmの位置
の補正量−0.7μmが減算され、補正値として−1.
0μmが算出される。そして、この補正値は負の値であ
るから、これが第1W軸駆動制御部120及び第2W軸
駆動制御部121にそれぞれ出力され、主軸104がY
=200mmの位置からY=400mmの位置まで移動
する間に−1.0μmだけW軸方向(Z’軸方向)に移
動せしめられる。また、主軸104がY=1000mm
の位置からY=1200mmの位置まで移動する場合、
1200mmの位置の補正量−3.2μmから1000
mmの位置の補正量−4.7μmが減算され、補正値と
して1.5μmが算出される。そして、この補正値は正
の値であるから、これがZ軸駆動制御部119に出力さ
れ、主軸104がY=1000mmの位置からY=12
00mmの位置まで移動する間に2.3μmだけZ軸方
向(Z’軸方向)に移動せしめられる。
【0035】そして、以後、プログラム解析部111か
ら真直度補正コードが入力されるまで、以上の処理を繰
り返し、真直度補正コードが入力された後、当該処理を
終了する(ステップS8)。
【0036】このように、本例の制御装置100による
と、主軸104の位置をZ’軸正方向に補正する際に
は、Z軸駆動機構部124のみが駆動されて主軸104
が正方向に移動せしめられる一方、主軸104の位置を
負方向に補正する際には、第1及び第2W軸駆動機構部
125,126のみが駆動されて主軸104が負方向に
移動せしめられる。したがって、主軸104の移動方向
を正方向から負方向に、或いは負方向から正方向に反転
させる際に、Z軸駆動機構部124,第1及び第2W軸
駆動機構部125,126のバックラッシの影響を受け
ることがなく、主軸104を前記移動方向に高精度に位
置決めすることができる。斯くして、主軸頭103をY
軸方向に案内する滑り案内部やクロスビーム102の撓
みに起因した真直度の補正や、段差を有する加工面の寸
法出しなどを高精度に行うことが可能となる。
【0037】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明の具体的な態様がこれに限られるものでな
いことは言うまでもなく、例えば、上述した例におい
て、ある定められた主軸104の移動経路についてのみ
上記真直度補正を行う場合には、Y軸方向の各移動経路
における前記補正値はこれを予め算出することができる
ので、算出された補正値と、当該補正値をもって駆動さ
せる駆動軸とを前記補正データ記憶部3に格納してお
き、プログラム解析部111から真直度補正データ生成
処理部2に真直度補正コードが入力された後、当該真直
度補正処理を開始し、Y軸における主軸104の位置デ
ータをY軸位置データ生成処理部113から受信して、
これに応じた補正値及び駆動軸データを真直補正データ
記憶部3から読み出し、得られた駆動軸データに対応し
た駆動制御部に前記補正値を出力して主軸104をZ’
軸方向に移動させるように構成しても良い。以下、この
態様について、もう少し詳しく説明する。
【0038】例えば、主軸104をY軸方向にY=0m
mからY=1600mmまで移動させる経路において真
直度の補正を行う場合に、図3に示した補正データを基
に、Y軸方向の各移動経路における前記補正値を上例の
ようにして算出し、算出された補正値の正,負から駆動
されるべき駆動軸を決定すると、図4に示した如くな
る。そして、これらのデータがデータテーブルとして補
正データ記憶部3に格納される。尚、この場合も、補正
値が正の場合にはZ軸を駆動するようにし、補正値が負
の場合にはW軸を駆動するようにした。
【0039】そして、真直補正データ生成処理部2にお
いて、図5に示した処理が実行される。即ち、まず、加
工プログラム中に真直度補正コードが含まれているか否
かがプログラム解析部111によって解析され、真直度
補正コードが含まれている場合には、これが真直補正デ
ータ生成処理部2に出力され、これを受けて真直補正デ
ータ生成処理部2は、以後の補正処理を実行する(ステ
ップS11)。
【0040】真直度補正コードが入力されると、真直補
正データ生成処理部2は、次に、Y軸位置データ生成処
理部113から出力される主軸104のY軸における位
置データを順次受信して(ステップS12)、この位置
データを基に真直補正データ記憶部3に格納されたデー
タテーブルを検索し、当該位置に対応した補正値及び駆
動軸に係る補正データを取得する(ステップS13)。
【0041】次に、真直補正データ生成処理部2は、取
得した補正値を同時に取得した駆動軸データに対応した
駆動制御部に出力する(ステップS14)。これによ
り、当該駆動制御部に対応した駆動機構部が駆動され、
前記補正値分だけ主軸104がZ’軸方向に移動せしめ
られる。例えば、主軸104がY=0mmの位置から正
方向に移動してY=200mmの位置まで移動する場
合、補正値「−0.7μm」と駆動軸データ「W軸」が
真直補正データ生成処理部2に取得され、ついで、この
補正値が真直補正データ生成処理部2から第1及び第2
W軸駆動制御部120,121に出力され、主軸104
がY=0mmの位置から正方向に移動してY=200m
mの位置まで移動する間に−0.7μmだけW軸方向
(Z’軸方向)に移動せしめられる。また、主軸104
がY=1400mmの位置からY=1200mmの位置
まで移動する場合には、データテーブルのY軸移動経路
データの「1200→1400」と移動方向が逆である
ことを認識し、補正値「−0.9μm」と駆動軸データ
「W軸」が真直補正データ生成処理部2に取得され、つ
いで、この補正値が真直補正データ生成処理部2からZ
軸駆動制御部119に出力され、主軸104がY=14
00mmの位置からY=1200mmの位置まで移動す
る間に−0.9μmだけW軸方向(Z’軸方向)に移動
せしめられる。
【0042】そして、以後、プログラム解析部111か
ら真直度補正コードが入力されるまで、以上の処理を繰
り返し、真直度補正コードが入力された後、当該処理を
終了する(ステップS15)。
【0043】このように、この態様によっても、上例に
おけると同様に、主軸104の位置をZ’軸正方向に補
正する際には、Z軸駆動機構部124のみを駆動して主
軸104を正方向に移動させることができる一方、主軸
104の位置を負方向に補正する際には、第1及び第2
W軸駆動機構部125,126のみを駆動して主軸10
4を負方向に移動させることができ、主軸104の移動
方向を正方向から負方向に、或いは負方向から正方向に
反転させる際に、Z軸駆動機構部124,第1及び第2
W軸駆動機構部125,126のバックラッシの影響を
受けることがなく、主軸104を前記移動方向に高精度
に位置決めすることができる。そして、主軸頭103を
Y軸方向に案内する滑り案内部やクロスビーム102の
撓みに起因した真直度の補正や、段差を有する加工面の
寸法出しなどを高精度に行うことが可能となる。
【0044】また、上記2例では、データテーブルに記
憶された移動量で説明したが、データテーブルにない移
動量の場合でも、データテーブルの補正量に比例した補
正を行う。更に、上記2例では、プログラム解析部から
真直度補正コードが入力され、次に同じコードが入力さ
れるまでの間のみ補正したが、これに限られず、機械稼
動中の全てのY軸移動に対して補正をかけるようにして
も良い。
【0045】また、上例では、主軸104をY軸方向に
移動させる際の真直度補正について例示したが、主軸1
04をX軸方向に移動させる際にも同様の態様によって
真直度の補正を行うことができる。更に、当然のことな
がら、主軸104をX軸及びY軸に移動させる際にも真
直度の補正を行うことができ、この場合には、図6に示
すような補正データを真直補正データ記憶部3に格納し
ておき、図7に示すように、X軸位置データ生成処理部
112及びY軸位置データ生成処理部113から出力さ
れる主軸104のX軸及びY軸における位置データを真
直補正データ生成処理部2において順次受信するように
構成し、受信した位置データを基に、上述したと同様の
処理を真直補正データ生成処理部2において行うように
構成すると良い。
【0046】また、多くを説明するまでもなく、真直度
を補正すべく主軸104をZ’軸方向に移動させるにあ
たり、Z軸駆動機構部124のみを駆動して主軸104
を正方向に移動させ、且つ第1及び第2W軸駆動機構部
125,126のみを駆動して主軸104を負方向に移
動させることは、加工プログラムにおける移動位置指令
によってこれを実現することができる。例えば、主軸1
04をZ’軸の正方向に移動させる場合にはZ**と指
令し、Z’軸の負方向に移動させる場合にはW**と指
令する。
【0047】更に、念のために申し添えると、上記の例
では、補正値が正のときにZ軸駆動機構部124を駆動
し、補正値が負のときに第1及び第2W軸駆動機構部1
25,126を駆動するように構成したが、これに代え
て、補正値が正のときに第1及び第2W軸駆動機構部1
25,126を駆動し、補正値が負のときにZ軸駆動機
構部124を駆動するように構成しても、何ら差し支え
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る制御装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図2】本実施形態に係る真直補正データ生成処理部に
おける処理手順を示すフローチャートである。
【図3】本実施形態に係る真直補正データ記憶部に格納
されるデータテーブルを示す説明図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係る真直補正データ記
憶部に格納されるデータテーブルを示す説明図である。
【図5】本発明の他の実施形態に係る真直補正データ生
成処理部における処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図6】本発明の他の実施形態に係る真直補正データ記
憶部に格納されるデータテーブルを示す説明図である。
【図7】本発明の他の実施形態に係る制御装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図8】従来例に係る工作機械の概略構成を示す正面図
である。
【図9】従来例に係る制御装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】従来例の工作機械において生じる現象を説明
するための説明図である。
【符号の説明】
1 制御装置 2 真直補正データ生成処理部 3 真直補正データ記憶部 114 Z軸位置データ生成処理部 115 第1W軸位置データ生成処理部 116 第2W軸位置データ生成処理部 119 Z軸駆動制御部 120 第1W軸駆動制御部 121 第2W軸駆動制御部 124 Z軸駆動機構部 125 第1W軸駆動機構部 126 第2W軸駆動機構部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾崎 弘行 奈良県大和郡山市北郡山町106番地 株式 会社森精機製作所内 Fターム(参考) 5H269 AB01 BB03 EE10 KK10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸を同一方向に相対移動させる二つの
    駆動機構部を備えたNC工作機械の、前記各駆動機構部
    の作動を制御する制御方法であって、 加工中に前記主軸を前記方向に相対移動させるに際し、 前記主軸を正方向に相対移動させる際には、一方の前記
    駆動機構部のみを駆動して前記主軸を正方向に相対移動
    せしめ、 前記主軸を負方向に相対移動させる際には、他方の前記
    駆動機構部のみを駆動して前記主軸を負方向に相対移動
    せしめることを特徴とするNC工作機械における駆動機
    構部の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記駆動機構部の制御を加工プログラム
    に基づいて行うことを特徴とする請求項1記載のNC工
    作機械における駆動機構部の制御方法。
  3. 【請求項3】 前記駆動機構部の制御を補正データに基
    づいて行うことを特徴とする請求項1記載のNC工作機
    械における駆動機構部の制御方法。
  4. 【請求項4】 主軸を第1の方向に相対移動させる二つ
    の駆動機構部及び前記主軸を前記方向とは異なる少なく
    とも第2の方向に相対移動させる駆動機構部を備えたN
    C工作機械の、前記各駆動機構部の作動を制御する制御
    装置であって、前記各駆動機構部のそれぞれに対応して
    設けられ、加工プログラムにおいて指令された位置デー
    タを基に、前記各駆動機構部における移動先の目標位置
    データを生成する位置データ生成処理部と、前記各駆動
    機構部のそれぞれに対応して設けられ、各位置データ生
    成処理部において生成された目標位置データを基に、該
    目標位置に到達するように前記各駆動機構部を駆動,制
    御する駆動制御部とを備えた制御装置において、 前記第1の移動方向における補正量を、少なくとも前記
    第2の移動方向における位置データと関連付けて記憶し
    た補正データ記憶部と、 加工中に前記主軸を前記第1の移動方向に相対移動させ
    るに際し、前記補正データ記憶部から補正量を取得して
    前記第1の移動方向における補正値を算出するととも
    に、算出された補正値が前記主軸を正方向に相対移動さ
    せる値である場合には、該補正値を前記第1の移動方向
    に係る駆動制御部の内、一方の駆動制御部にのみ出力
    し、これに対応した一方の駆動機構部のみを駆動して前
    記主軸を正方向に相対移動せしめる一方、算出された補
    正値が前記主軸を負方向に相対移動させる値である場合
    には、該補正量を前記第1の移動方向に係る駆動制御部
    の内、他方の駆動制御部にのみ出力し、これに対応した
    他方の駆動機構部のみを駆動して前記主軸を負方向に相
    対移動せしめる補正データ生成処理部とを設けて構成し
    たことを特徴とするNC工作機械における駆動機構部の
    制御装置。
  5. 【請求項5】 主軸を第1の方向に相対移動させる二つ
    の駆動機構部及び前記主軸を前記方向とは異なる少なく
    とも第2の方向に相対移動させる駆動機構部を備えたN
    C工作機械の、前記各駆動機構部の作動を制御する制御
    装置であって、前記各駆動機構部のそれぞれに対応して
    設けられ、加工プログラムにおいて指令された位置デー
    タを基に、前記各駆動機構部における移動先の目標位置
    データを生成する位置データ生成処理部と、前記各駆動
    機構部のそれぞれに対応して設けられ、各位置データ生
    成処理部において生成された目標位置データを基に、該
    目標位置に到達するように前記各駆動機構部を駆動,制
    御する駆動制御部とを備えた制御装置において、 前記第1の移動方向における補正値を、少なくとも前記
    第2の移動方向における位置データと関連付け、且つ前
    記第1の移動方向に係る駆動機構部の内、補正すべき駆
    動機構部に関するデータとともに記憶した補正データ記
    憶部と、 加工中に前記主軸を前記第1の移動方向に相対移動させ
    るに際し、前記補正データ記憶部から補正値及び補正す
    べき駆動機構部に関するデータを取得して、得られたデ
    ータに対応した駆動制御部に、得られた補正値を出力し
    て該当する駆動機構部のみを駆動し、前記主軸を相対移
    動せしめる補正データ生成処理部とを設けて構成したこ
    とを特徴とするNC工作機械における駆動機構部の制御
    装置。
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