JP2002095138A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP2002095138A
JP2002095138A JP2000282691A JP2000282691A JP2002095138A JP 2002095138 A JP2002095138 A JP 2002095138A JP 2000282691 A JP2000282691 A JP 2000282691A JP 2000282691 A JP2000282691 A JP 2000282691A JP 2002095138 A JP2002095138 A JP 2002095138A
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Takao Nozaki
隆男 野崎
Takeshi Hosokawa
剛 細川
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンルーム側に配置する電気接続箱の構
造を簡単なものとする。 【解決手段】 電気接続箱の内部回路の主体を、積層し
た複数のプリント基板で構成し、上記プリント基板のう
ちの少なくとも一枚のプリント基板は、片面に導体を設
けると共に他面にバスバーを固定し、該バスバーに圧接
端子を折り曲げ形成すると共に、基板に圧接端子を貫通
させて基端を導体に溶接すると共に圧接スロットを設け
た先端側を基板のバスバー固定面側に突設し、上記バス
バーの上流側と下流側の圧接端子、バスバーの圧接端子
と導体の圧接端子あるいは/および導体の上流側と下流
側の圧接端子同士に、ヒューズを嵌合接続させる構成と
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気接続箱に関し、
特に、自動車のエンジンルーム内に搭載し、エンジンル
ーム側に装着される電装品への電源供給、制御および信
号の送受信を行う電気接続箱に好適に用いられるもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車では、車室内にジャンクシ
ョンボックスからなる大型の電気接続箱を配置し、該ジ
ャンクションボックスをワイヤハーネスを介して自動車
の各部に装着する電装品と接続し、電源回路、制御回
路、信号回路の分岐接続を集中的に行っている。しかし
ながら、エンジンルーム側に装着する電装品、例えばヘ
ッド側ランプ類やエンジン回りの電子制御機器等を室内
側のジャンクションボックスに接続すると、ワイヤハー
ネスの電線量が増加すると共にワイヤハーネスの構成が
複雑になる問題がある。
【0003】また、エンジンルーム内の多重通信ユニッ
トをジャンクションボックスを介して更にインストルメ
ントパネル内の電子表示デバイス等と接続する必要があ
る場合には、直接接続することが好ましい。上記した理
由より、近時、室内側に搭載するジャンクションボック
スとは別に、エンジンルーム内にエンジンルーム用ジャ
ンクションボックスを搭載する提案が種々なされてい
る。
【0004】この種のエンジンルーム用ジャンクション
ボックスは、図8および図9に示すように、室内側に搭
載するジャンクションボックスと同様な構成とされてい
る。即ち、ケース1の内部に、絶縁板2を介してバスバ
ー3を積層配置して収容し、ケース1に設けた収容部に
ヒューズ、リレー(図示せず)を差し込んでバスバーと
接続させ、防水対策のためにアッパーカバー4とロアカ
バー5を被せた構成とされている。また、ECU等の電
子制御ユニットは、ケース1の内部において、上部ある
いは下部の一部、または一側部に上記バスバーと分離し
て収容されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た構成は、構造が非常に複雑になり、それに伴い大型化
し、大きな配置スペースを必要とする。さらに、回路構
成に応じて導電板を打ち抜き加工して形成するバスバー
のみで回路を構成すると、回路変更した場合に金型費用
の増大し、かつ、バスバーを絶縁板に固定する作業もあ
り、バスバーを用いると高コストになる問題がある。ま
た、リレーをケースに差し込んでバスバーと接続する
等、多数の電気部品が独立しているため組付手数がかか
り、コストの低下を図ることは容易ではない。
【0006】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、エンジンルーム用ジャンクションボックスとして
好適に用いられる電気接続箱を、簡単な構成で小型化を
図り、かつ、バスバーの使用をできるだけ低減して、コ
スト低下を図ることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、電気接続箱の内部回路の主体を、積層し
た複数のプリント基板で構成し、上記プリント基板のう
ちの少なくとも一枚のプリント基板は、片面に導体を設
けると共に他面にバスバーを固定し、該バスバーにヒュ
ーズ接続端子を折り曲げて設けると共に、基板にヒュー
ズ接続端子を貫通させて基端を導体に半田付けし、上記
バスバーの上流側と下流側のヒューズ接続端子、バスバ
ーのヒューズ接続端子と導体のヒューズ接続端子あるい
は/および導体の上流側と下流側のヒューズ接続端子
に、ヒューズの端子を嵌合接続させる構成としている電
気接続箱を提供している。
【0008】上記バスバーに折り曲げ加工で形成するヒ
ューズ接続端子および導体に半田接続するヒューズ接続
端子は、接続端側より圧接スロットを設けている圧接端
子からなり、ヒューズの端子を圧接接続させるものが好
適に用いられる。なお、雌端子形状としてヒューズの端
子を雌雄嵌合接続させてもよい。
【0009】上記のように、本発明の電気接続箱は、内
部回路を主としてプリント基板で構成し、このプリント
基板の導体の厚さを変えることにより、これら導体で構
成する回路に適した許容電流量となるように設定してい
る。さらに、同一厚さの導体は、各プリント基板の導体
は、その幅を変えることにより、許容電流量を変えてい
る。このように、導体の厚さ、更に幅を変えることによ
り、簡単に回路に適した許容電流量とすることができ
る。このように、プリント基板で回路体を構成すると、
バスバーと比較して端子を基板に打ち込むことにより、
回路を密に配置でき、回路体を薄く且つ小型化を図るこ
とが出来ると共に、許容電流量も導体の厚さを変えるだ
けで容易に所要電流量とすることができる。
【0010】また、上記のように、基板の片面に導体、
他面にバスバーを固定したハイブリットの回路板として
構成し、バスバーにヒューズの端子と圧接接続させる圧
接端子を折り曲げ加工して設け、また、導体と接続させ
た圧接端子を設けると、プリント基板上にヒューズを取
り付けることができる。該構成とすると、電気接続箱を
コンパクトにまとめることができる。なお、ヒューズの
一部は出力側端子を複数個としたマルチヒューズとする
と、さらに、部品点数の削減および設置スペースの減少
を図ることができる。
【0011】上記圧接端子に嵌合接続するプラグインタ
イプのヒューズの他に、上記バスバーの上流側と下流
側、バスバーと導体、あるいは/および導体の上流側と
下流側にヒューズの端子を半田接続したものを設けても
よい。このように、予めプリント基板にヒューズを半田
固定しておくと、ヒューズを嵌合させる手数を省くこと
ができると共に、挿入作業用のスペースを設ける必要が
ないため、ヒューズ取付面積の減少を図ることができ
る。
【0012】さらに、電気接続箱に取り付けるヒューズ
を全て、プリント基板の導体に全て半田付けで接続して
おいてもよい。即ち、本発明は、電気接続箱の内部回路
の主体を、積層した複数のプリント基板で構成し、上記
プリント基板のうちの少なくとも一枚のプリント基板
は、片面に導体を設ける一方、他面にバスバーを固定す
ると共にヒューズを載置し、該ヒューズの端子を上記バ
スバーの上流側と下流側、バスバーと導体、あるいは/
および導体の上流側と下流側に半田付けで接続している
電気接続箱も提供している。
【0013】上記プリント基板のバスバー固定面側にリ
レーを実装し、該リレーの端子を基板を貫通させて導体
と溶接し、該リレーと接続する導体は上記ヒューズとの
接続部の下流側に設けている。上記のように、リレーを
プリント基板に実装して、該リレーの端子を導体と予め
接続しておくと、リレーを後から差し込み接続する必要
はなくなり作業手数を低減することができる。上記リレ
ーのうち、スタータおよびイグニッションの回路に介設
されるリレーに、プラグインタイプとしてヒューズ機能
を持たせることが好ましい。
【0014】上記積層配置する他のプリント基板のう
ち、少なくとも一枚のプリント基板は片面に導体を設け
ると共に電子部品を導体と接続させて搭載するプリント
基板とし、前記ヒューズを取り付けるプリント基板の導
体と上記電子部品を搭載したプリント基板とは、導体の
厚さを変えていると共にこれら導体をジャンパー線、中
継端子、あるいはFPC(フレキシブル・プリンテッド
・サーキット)で接続している。
【0015】上記のように、プリント基板を、バスバー
を取り付けてハイブリットとしたものと、電子部品を搭
載したものとを設け、これらを積層して配置すると、効
率の良い回路の取り回し及び回路の高密度化が図れると
共に、電子部品と回路の接続も簡単となり、従来は複雑
な構成であった電気接続箱の内部回路を簡単な構成に出
来ると共に小型化を図ることができる。よって、配置ス
ペースが少ないエンジンルーム内に搭載することができ
る。
【0016】具体的には、上記プリント基板を2枚設け
て絶縁板を介して上下に積層配置し、一枚のプリント基
板は片面に大電流用の厚さの導体を設けると共に他面に
バスバーを固定し、他のプリント基板は片面に小電流用
の厚さの導体を設けて、該導体と接続した電子部品を搭
載し、上記2枚のプリント基板の導体を、基板の一辺側
に架け渡すジャンパー線で接続している。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1に示すように、実施形態の電気
接続箱10は、エンジンルーム(X)に配置しており、
室内(Y)側に配置するジャンクションボックス11と
は別に設けている。
【0018】上記エンジンルーム側の電気接続箱10は
室内側のジャンクションボックス11とワイヤハーネス
W/Hを介して接続していると共に、エンジンルーム側
に搭載する各種電装品、即ち、ヘッド側のランプ類、エ
ンジン回りの電装品、電子制御燃料噴射ユニット(EF
I)等の電子制御ユニットとワイヤハーネスを介し、こ
れら電装品への電源供給、オン/オフ制御を行ってい
る。さらに、該電気接続箱10内に収容する電子部品お
よび導体で構成するCANバスおよびシリアル通信用の
多重信号回路を、車室内のインストルメントパネルに取
り付けた電子表示デバイス等にジャンクションボックス
11を介さずに、直接、通信バスを介して接続してい
る。
【0019】電気接続箱10は、図2に示すように、ロ
アケース12内に2枚のプリント基板13、14を絶縁
板15を介在させて上下に積層し、上下のプリント基板
13と14とを一側面に配置するジャンパー線16で接
続している。ロアケース12にはアッパーケース17を
被せてロック結合し、さらに、防水対策として、アッパ
ーカバー18を被せて、該アッパーカバー18をロアケ
ース12とロック結合している。
【0020】上記プリント基板13、14はいずれも、
剛体の絶縁樹脂からなる基板20、21の片面にのみ導
体22、23を設けた片面基板構成とし、貫通孔を設け
ていない絶縁樹脂製の絶縁板15の上下両面に組みつけ
て一体化させている。本実施形態では、プリント基板1
3、14および絶縁板は略正方形の同一形状としてい
る。
【0021】絶縁板15の上面に組みつけるプリント基
板13は、基板20の下面に厚さ70μmの導体22を
プリントしている一方、上面に大電流用の厚いバスバー
26を載置してハイブリット回路板としている。上面の
バスバー26には下向きに屈折させた接続端子26aを
設け、基板20に穿設している端子孔を通して下面へ突
出させ、導体22と半田接続している。上記導体22
は、形成する回路に応じて、更に幅を変えており、電源
側上流となる回路C1の導体22は幅広とする一方、負
荷側と接続する下流側となる回路C2は細幅としてい
る。この回路C2は上記ジャンパー線16の一端と接続
するため、基板20の一辺側に沿って接続端を並列させ
ている。
【0022】上記プリント基板13の上面には、バスバ
ー26、リレー31を固定していると共に、アッパーケ
ース17に設けたヒューズ収容部17aに挿入するヒュ
ーズ30と接続する端子を突出させている。。
【0023】即ち、図5(A)(B)に示すように、上
記バスバー26には上方に屈折させた圧接端子部26a
をヒューズ接続端子として設けている。また、ヒューズ
接続端子となる圧接端子29を設け、基板20を貫通さ
せて下面の導体22と基端を半田接続させると共にバス
バー固定側の上方へ突出させている。これらバスバーの
圧接端子部26aと導体側の圧接端子29とには先端に
開口した圧接スロットを設け、ヒューズ30の端子を圧
接接続させるようにしている。
【0024】ヒューズ30は入力端子30aを圧接端子
部26aに、出力端子30bを圧接端子29に直接圧接
接続して嵌合するものと、導体22の上流側の圧接端子
29と下流側の圧接端子29とに圧接接続して嵌合する
ものとの2種類を設けている。また、一部のヒューズ3
0は2つの出力端子30bを備えたマルチヒューズと
し、導体側の2つの圧接端子29と接続させる構成とし
ている。上記圧接端子29は、リレー31と接続する導
体22の上流側に接続し、ヒューズ30で保護した後に
リレー31と接続させている。
【0025】さらに、図6に示すように、プリント基板
13のバスバー26およびヒューズ30の取付面側に
は、図6に示すように、リレー31を実装している。各
リレー31の複数の端子31aは基板20の端子孔を通
して導体22側へと突出させ、端子31aと導体22と
を半田接続している。上記リレー31のうち、スタータ
およびイグニッションの回路に介設されるリレー31に
はヒューズ機能を持たせている。
【0026】上記アッパーケース17には、ヒューズ収
容部17aと共にコネクタ収容部17bを設け、該コネ
クタ収容部17bに挿入するコネクタ32の端子を、バ
スバー26に設けたタブおよび、導体22と接続させて
基板20を貫通させ、上方へ突出させた垂直端子板から
なる接続端子33と雌雄嵌合接続させる構成としてい
る。上記バスバーのタブは電源側の電線端末のコネクタ
32Aと接続し、接続端子33は負荷側電線端末のコネ
クタ32Bと接続するものであり、よって、該接続端子
33と溶接する導体22は負荷側回路c2としている。
【0027】絶縁板15の下面に組みつけるプリント基
板14は、基板21の下面に小電流用の厚さ35μmの
導体23をプリントしており、電子部品35(コンデン
サ、トランジスタ、ダイオード等)を導体23と半田付
けで搭載している。この導体23は上記ジャンパー線1
6と接続するため、各回路を構成する導体23を基板2
1の一辺側に並列させている。上記電子部品35と導体
23との回路により多重通信回路を構成している。
【0028】プリント基板13と14の間に介在させる
絶縁板15の外周縁には上下両側に突設した周壁15a
を設け、周壁15aの上側内に上部プリント基板13を
嵌め込む一方、周壁15aの下側内に下部プリント基板
14を嵌め込んで一体的に組みつけている。また、絶縁
板15の上下両面には所要位置に補強用リブ15bを突
設し、プリント基板13の下面、プリント基板14の上
面に当接させている。
【0029】プリント基板13の導体22とプリント基
板14の導体23とは、基板20、21の一辺側に架け
渡す多数のジャンパー線16を介して接続している。こ
れらジャンパー線16の両端を基板20の一辺側に並列
させた導体22の端部と、基板1の一辺側に並列させた
導体23の端部と半田付けで接続している。
【0030】上記したプリント基板13の導体22とバ
スバー26の接続端子26a、圧接端子29、コネクタ
接続端子33、ジャンパー線16の一端とは一度のフロ
ーソルダーにより半田接続している。同様に、プリント
基板14の導体23と電子部品35、ジャンパー線16
の他端とも同様に一度のフローソルダーで半田接続して
いる。
【0031】上記構成からなる電気接続箱10では、電
源と接続した電線端末のコネクタ32Aをアッパーケー
ス17のコネクタ収容部17aに収容して、プリント基
板13側のバスバー26と接続している。このバスバー
26をヒューズ30の入力端子30aと接続し、ヒュー
ズの出力端子30bを導体22の回路C1と接続してい
る。また、バスバー26と接続した導体22の回路にヒ
ューズ30を接続してる。ヒューズ30との接続後の下
流側で導体22をリレー31と接続し、導体22の接続
端をジャンパー線16を介してプリント基板14の導体
23を接続している。導体23で分岐接続された回路お
よび導体23と接続された電子部品35を通した回路
は、再度、ジャンパー線16と接続され、プリント基板
13側の導体22の回路C2と接続され、接続端子33
を介して負荷側電線端末のコネクタ32Bと接続してい
る。
【0032】上記電気接続箱10では片面に導体22を
設けたプリント基板13の他面にヒューズ30、リレー
31を全てまとめて取り付けているため、効率の良い配
置となり、電気接続箱10の小型化を図ることができ
る。
【0033】また、電気接続箱10は2枚のプリント基
板の導体で主たる内部回路を形成し、バスバーは電源側
と接続する大電流回路用としている。よって、バスバー
による回路を大幅に減少でき、大半の回路をプリント基
板の導体で形成しているため、回路形成が簡単となり、
バスバーで全ての回路を形成する場合と比較して、部品
点数の削減、薄型かつ小型化を図ることができる。
【0034】また、上記実施形態では、バスバーと入力
側端子を接続するヒューズは、出力側端子を導体と接続
させているが、バスバーの幅を変えることにより上流側
(入力側)と下流側(出力側)のバスバーを設け、これ
らバスバーに夫々設けた圧接端子にバスバーの入力側と
出力側の端子を圧接接続させてもよい。出力側のバスバ
ーは導体22と接続されており、よって、バスバーと接
続させるヒューズにより導体22側の回路を保護するこ
とができる。
【0035】図7は第2実施形態を示し、ヒューズ30
の一部をプラグインタイプとせずに、ヒューズ30’の
入力側端子30a’をバスバー26と半田付けすると共
に、出力側端子30b’を導体22とに半田付けしてい
る。なお、ヒューズ30の入力側および出力側の両端子
を導体22と半田接続してもよい。
【0036】また、電気接続箱10に搭載するヒューズ
は全て図7に示す態様で端子をプリント基板の導体と半
田付けで接続するタイプとしてもよい。この場合、ヒュ
ーズの入力側と出力側の両方をバスバーに半田付けする
場合、一方をバスバーに半田付けすると共に他方を導体
に半田付けする場合、両方を導体に半田付けする場合の
3つの態様がある。
【0037】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の電気接続箱は、片面基板のプリント基板の他面にバス
バーを固定してハイブリット化し、該バスバーにヒュー
ズと圧接接続させる圧接端子を屈折して設けると共に、
導体と接続した圧接端子を突設しているため、プリント
基板上にヒューズを直接取り付けることができる。よっ
て、コンパクトにまとめることができ、電気接続箱の小
型化を図ることができる。
【0038】また、上記ヒューズ取付面と同一面にリレ
ーを実装して、ヒューズおよびリレーともプリント基板
上にまとめると、さらに、効率の良い配置となり、電気
接続箱の小型化を促進できる。
【0039】さらに、電気接続箱の内部回路の主体をプ
リント基板の導体で構成し、複数のプリント基板を積層
配置しており、かつ、これらのプリント基板の導体の厚
さを変えて、大電流回路、小電流回路に適した厚さとし
ている。このように、バスバーで回路を形成する代わり
に、プリント基板で形成することにより、コストを大幅
に低減できると共に回路変更にも容易に対応できる。し
かも、回路を高密度で形成できると共に部品点数の削減
など、構造を簡単とすることができ、電気接続箱の薄型
化及び小型化を図ることができる。その結果、室内側ジ
ャンクションボックスと別にエンジンルーム側にジャン
クションボックスとなる電気接続箱を設けてもコストが
かからず、かつ、大きな設置スペースを必要としないた
め、エンジンルーム側ジャンクションボックスとして好
適に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる電気接続箱の搭載箇所を示す
自動車の全体図である。
【図2】 本発明の電気接続箱の分解斜視図である。
【図3】 上記電気接続箱の収容する2枚のプリント基
板を連結した状態の斜視図である。
【図4】 (A)は上記電気接続箱に収容する一方のプ
リント基板の底面図、(B)は他方のプリント基板の底
面図である。
【図5】 (A)はバスバーと導体とにヒューズを接続
している状態を示す斜視図、(B)は導体にヒューズを
接続している状態を示す断面図である。
【図6】 上記電気接続箱内の一方のプリント基板にリ
レーを実装している状態を示す断面図である。
【図7】 第2実施形態の要部断面図である。
【図8】 従来の電気接続箱の斜視図である。
【図9】 従来の電気接続箱の分解斜視図である。
【符号の説明】
10 エンジンルーム用電気接続箱 11 室内側ジャンクションボックス 12 ロアケース 13、14 プリント基板 15 絶縁板 16 ジャンパー線 17 アッパーケース 18 アッパーカバー 20、21 基板 22、23 導体 26 バスバー 29 圧接端子 30 ヒューズ 31 リレー 32(32A、32B) コネクタ 33 接続端子 35 電子部品
フロントページの続き (72)発明者 野崎 隆男 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 細川 剛 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5G361 BA01 BA03 BB01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気接続箱の内部回路の主体を、積層し
    た複数のプリント基板で構成し、上記プリント基板のう
    ちの少なくとも一枚のプリント基板は、片面に導体を設
    けると共に他面にバスバーを固定し、該バスバーにヒュ
    ーズ接続端子を折り曲げて設けると共に、基板にヒュー
    ズ接続端子を貫通させて基端を導体に半田付けし、 上記バスバーの上流側と下流側のヒューズ接続端子、バ
    スバーのヒューズ接続端子と導体のヒューズ接続端子あ
    るいは/および導体の上流側と下流側のヒューズ接続端
    子に、ヒューズの端子を嵌合接続させる構成としている
    電気接続箱。
  2. 【請求項2】 上記バスバーに折り曲げ加工で形成する
    ヒューズ接続端子および導体に半田付けするヒューズ接
    続端子は、接続端側より圧接スロットを設けている圧接
    端子からなり、ヒューズの端子を圧接接続させるもので
    ある請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 【請求項3】 上記端子同士を嵌合接続するヒューズの
    他に、上記バスバーの上流側と下流側、バスバーと導
    体、あるいは/および導体の上流側と下流側にヒューズ
    の端子を半田付けで接続したものを備えている請求項1
    または請求項2に記載の電気接続箱。
  4. 【請求項4】 電気接続箱の内部回路の主体を、積層し
    た複数のプリント基板で構成し、上記プリント基板のう
    ちの少なくとも一枚のプリント基板は、片面に導体を設
    ける一方、他面にバスバーを固定すると共にヒューズを
    載置し、該ヒューズの端子を上記バスバーの上流側と下
    流側、バスバーと導体、あるいは/および導体の上流側
    と下流側に半田付けで接続している電気接続箱。
  5. 【請求項5】 上記プリント基板のバスバー固定面側に
    リレーを実装し、該リレーの端子を基板を貫通させて導
    体と半田付けし、該リレーと接続する導体は上記ヒュー
    ズとの接続部の下流側に設けている請求項1乃至請求項
    4のいずれか1項に記載の電気接続箱。
  6. 【請求項6】 上記積層配置する他のプリント基板のう
    ち、少なくとも一枚のプリント基板は片面に導体を設け
    ると共に電子部品を導体と接続させて搭載するプリント
    基板とし、前記ヒューズを取り付けるプリント基板の導
    体と上記電子部品を搭載したプリント基板とは、導体の
    厚さを変えていると共にこれら導体をジャンパー線、中
    継端子、あるいはFPC(フレキシブル・プリンテッド
    ・サーキット)で接続している請求項1乃至請求項5の
    いずれか1項に記載の電気接続箱。
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