JP2002094053A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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Abstract
ジスタにおいて、ソース−ドレイン拡散層を極めて浅く
形成しショートチャネル効果を抑制できる半導体装置の
製造方法を提供する。 【解決手段】ゲート電極92及びゲート側壁101を形
成後、基板81に対して垂直にイオン注入し深いソース
−ドレイン拡散層112を形成する。次に高温或いは長
時間の第1の熱処理工程を行い活性化させる。次に基板
81に対して斜めにイオン注入し浅いソース−ドレイン
拡散層131をゲート側壁101下に形成する。そして
第1の熱処理工程よりも低い温度或いは短い時間で第2
の熱処理工程を行い浅いソース−ドレイン拡散層131
を活性化させる。
Description
方法に関する。
回路では、より高い集積化を図るために、電界効果トラ
ンジスタの微細加工が進められている。電界効果トラン
ジスタとして、特にシリコン酸化膜をゲート絶縁膜とし
て用いるMOS電界効果トランジスタでは、ゲート長が
100nmを切るトランジスタの研究開発がなされてい
る。このようなMOS電界効果トランジスタでは、ゲー
ト長が100nmを切ると、ショートチャネル効果と呼
ばれる問題点が見られるようになる。
ャネル効果の一つとして、ホットキャリアによる素子の
劣化が挙げられる。これはゲート長の微細化によりドレ
イン領域のチャネル側に電界が集中することによって、
この部分にホットキャリアが発生し、素子特性の劣化を
起こす現象である。
制するための手段として、LDD(Lightly D
oped Drain)と呼ばれる構造が考案されてい
る。このLDD構造は、ソース領域及びドレイン領域の
チャネル側に、ソース領域及びドレイン領域よりも不純
物濃度が低く、接合の深さが浅く、ソース領域及びドレ
イン領域と同じ導電型の領域(以下LDD領域と記す)
を形成することにより、チャネル領域とドレイン領域の
界面での電界強度を弱め、ホットキャリアの生成を抑え
る効果がある。
タの従来の製造方法(特開平7−297397号公報)
について、以下図面を参照して説明する。
晶基板11上にP型ウエル12及びN型ウエル13を形
成し、LOCOS法を用いてフィールド酸化膜からなる
素子分離領域14、15、16を形成し、NMOS形成
領域及びPMOS形成領域に区画する。
を調整するために、NMOS形成領域及びPMOS形成
領域に個々に或いは別々にボロンをイオン注入する。こ
れによりP型ウエル12及びN型ウエル13に薄いチャ
ネル注入領域21、22が形成される。
りチャネル注入領域21、22上にゲート酸化膜31を
形成する。次に、このゲート酸化膜31上に、N型不純
物として、例えばリンを含むポリシリコンを形成し、こ
れを異方性エッチングすることによりパターニングして
ゲート電極32をPウエル12上及びNウエル13上に
形成する。
1上の全面に化学的気相成長法(CVD法)によりシリ
コン酸化膜を膜厚50nmから150nm成膜して、こ
のシリコン酸化膜を異方性エッチングによりエッチバッ
クすることにより、ゲート電極32の側面にゲート側壁
絶縁膜41を形成する。
領域にフォトレジスト51を形成し、このフォトレジス
ト51をマスクとして、PMOS形成領域にボロンを斜
めイオン注入してPMOS電界効果トランジスタにおけ
るソース−ドレイン領域のLDD構造を薄いP型不純物
層52(LDD領域)により形成する。このとき、ボロ
ンの注入角度は30°〜45°である。このように、ボ
ロンの注入角度がシリコン基板1に対して斜めになって
いるのでゲート側壁絶縁層41の下にもP型不純物層が
形成される。
レジスト層51をマスクとして用いPMOS形成領域に
2フッ化ボロンをイオン注入してPMOS電界効果トラ
ンジスタにおけるLDD構造の濃いP型不純物層61を
形成する。このとき、2フッ化ボロンの注入角度はほぼ
垂直である。そしてフォトレジスト51を除去する。
領域12も同様にしてLDD構造を形成しCMOS電界
効果トランジスタを形成している。このとき、NMOS
領域のLDD領域53には砒素を斜めイオン注入し、N
MOS領域の濃いN型不純物層62には砒素をほぼ直角
にイオン注入して形成している。
後に、一回の熱処理によってLDD領域52、53及び
濃い不純物層61、62の不純物を同時に活性化させて
いる。
のLDD構造を有する電界効果トランジスタの製造方法
は、LDD領域52、53と濃い不純物領域61、62
を一回の熱処理工程によって同時に活性化させソース−
ドレイン領域を形成している。しかしながらゲート長が
より短くなるにつれて、ソース−ドレイン領域の不純物
濃度はLDD領域といえどもより高濃度化しなければシ
ョートチャネル効果を防ぐことができなくなってきてお
り、一方濃いソース−ドレイン領域をさらに活性化させ
るためには、1000℃以上の高温もしくは長時間の熱
処理工程が必要となってきている。
では、LDD領域と濃いソース−ドレイン領域を同時に
熱処理しているので、本来浅い接合が必要なLDD領域
における不純物がこの高温の熱処理工程中にシリコン基
板中に拡散してしまいショートチャネル効果を抑制でき
なくなるという問題が生じる。
で、ゲート長が短くなってもLDD領域の接合界面が十
分に浅くショートチャネル効果の生じない半導体装置の
製造方法を提供することを目的とする。
に、本発明は、半導体基板上にゲート絶縁膜を形成する
工程と、前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工
程と、前記ゲート電極の側面にゲート側壁を形成する工
程と、前記半導体基板中の前記ゲート電極下及び前記ゲ
ート側壁下以外にイオン注入してイオン注入領域を形成
する第1のイオン注入工程と、前記イオン注入領域を活
性化して、前記半導体基板中にソース領域及びドレイン
領域を形成する第1の熱処理工程と、前記半導体基板に
対して斜め上方からイオン注入することによって、前記
ゲート側壁の下に前記ソース領域及び前記ドレイン領域
よりも浅いイオン注入領域を形成する第2のイオン注入
工程と、前記浅いイオン注入領域を活性化する第2の熱
処理工程とを具備することを特徴とする半導体装置の製
造方法を提供する。
シリコンにより形成し、前記第1のイオン注入工程の際
に、同時に前記ゲート電極中にもイオン注入し、前記第
1の熱処理工程の際に、前記ゲート電極に注入されたイ
オンを活性化することが好ましい。
に、同時にゲート電極もイオン注入でき、またソース領
域及びドレイン領域を活性化する熱処理時にゲート電極
も活性化できるので、工程を簡略化できる。
の熱処理工程よりも、熱処理温度が低いことが好まし
い。
の熱処理工程よりも、熱処理時間が短いことが好まし
い。
熱処理工程をより低い温度或いはより短い時間で行うこ
とで、第2のイオン注入工程によって作成されたイオン
注入領域の拡散を防ぐことが可能となる。
しい実施形態について説明する。
で説明する。本実施形態では、素子を微細化するとLD
D領域の濃度を高濃度としなければならないので、すで
にLightlyDopeとはいえず、以後この領域を
浅いソース−ドレイン領域と呼ぶことにし、濃いソース
−ドレイン領域をこれに対して深いソース−ドレイン領
域と呼ぶことにする。
いて、不純物濃度を高め且つ薄く形成することによっ
て、ショートチャネル効果を抑制しつつ、寄生抵抗の増
大を抑制することに主眼を置いている。
スタに適用される。
基板81上に、P型ウエル82を形成し、STI(Sh
allow Trench Isolation)法に
より、素子分離領域83を形成する。次に、しきい値電
圧を調整するためにP型不純物をイオン注入することに
よりチャネル注入領域84をP型ウエル82に形成す
る。チャネル注入領域84の形成条件は、例えば、P型
不純物としてボロンを注入加速電圧10keV〜20k
ev、注入ドーズ量5×1012/cm2〜1×10
13/cm2の条件でイオン注入する。
のシリコン酸窒化膜を形成することによって、ゲート絶
縁膜91を全面に形成する。酸チッ化膜形成条件は、4
TorrのNO雰囲気中にて、900℃、30秒のRT
P(Rapid Thermal Process)で
あった。また、ゲート絶縁膜91としては、シリコン酸
窒化膜に限らずシリコン酸化膜、シリコン窒化膜やスト
ロンチウムチタン酸バリウム等の他の高誘電体絶縁体膜
を用いることができる。
法により多結晶シリコンを厚さ175nm成膜してパタ
ーニングすることによってゲート電極92を形成する。
このときゲート電極92としては、ドープドポリシリコ
ン、アモルファスシリコン、SiGe或いは金属などの
導電性膜でも良い。
基板81上の全面に、CVD法によって、Si3N4膜
を堆積し、異方性エッチングを用いてエッチバックする
ことにより、ゲート電極92の側面にゲート側壁101
を形成する。このときゲート側壁101の膜厚(ゲート
電極92の側面との界面からゲート側壁101の表面ま
での厚さ)は、例えば10nm〜50nmであればよ
い。
基板81上に、ほぼ垂直にN型不純物をイオン注入する
第1のイオン注入工程を行う。この第1のイオン注入工
程によってゲート電極92中には、不純物ドーピング領
域111が形成され、ゲート電極92を挟む位置にある
シリコン単結晶基板81中には深いソース−ドレイン領
域となる不純物ドーピング領域112が形成される。こ
の第1のイオン注入工程の条件は、例えばN型不純物と
して砒素を注入加速電圧50keV〜70keV、ドー
ズ量5×1015/cm2でイオン注入する。
び深いソース−ドレイン領域112を活性化させるため
に第1の熱処理工程を行う。この第1の熱処理工程は、
熱処理温度1035℃、熱処理時間10秒のRTPを用
いた。この第1の熱処理工程において、熱処理温度を1
000℃以上の高温とすることにより、ゲート電極92
内の不純物ドーピング領域111を十分に活性化するこ
とができ、ゲート電極92の空乏化を抑制することがで
きる。ゲート電極の不純物の活性化率が高いほど、ゲー
ト電極の空乏化を抑制できる。
と、ゲート電極92の活性化率(縦軸)を表わす図であ
る。
℃よりも低ければ、ゲート電極の活性化率が低くなり空
乏化の抑制効果が十分でない。また熱処理時間を長くす
れば活性化率は高くなる傾向にある。
活性化率 50% 熱処理温度1035℃ 熱処理時間20秒 ゲート電極
活性化率 80% 熱処理温度1100℃ 熱処理時間10秒 ゲート電極
活性化率 85% であった。
の好ましい条件は、熱処理温度がおよそ1000℃以
上、熱処理時間がおよそ10秒以上である。熱処理温度
があまり高すぎるとP型ポリシリコンからなるゲート電
極92から不純物であるボロンがチャネル領域に突き抜
ける問題、チャネルリトログレードプロファイルの崩れ
という問題が起こり、低すぎるとゲート電極92中の不
純物活性化不足によるゲート電極92の空乏化という問
題が起こる。また熱処理時間があまり長すぎるとP型ポ
リシリコンからなるゲート電極92から不純物であるボ
ロンがチャネル領域に突き抜ける問題、チャネルリトロ
グレードプロファイルの崩れという問題が起こり、短す
ぎるとゲート電極中の不純物活性化不足によるゲート電
極の空乏化という問題が起こる。
基板81に対して斜め上方からゲート絶縁膜91を介し
てN型不純物をイオン注入し、浅いソース−ドレイン領
域121を形成する第2のイオン注入工程を行う。この
第2のイオン注入工程によって、ゲート側壁101下に
もイオン注入が侵入し浅いソース−ドレイン領域121
が形成されることになる。また第2のイオン注入工程の
際、シリコン単結晶基板81の基板面とイオン注入する
方向とのなす角が小さくなればなるほど、浅いソース−
ドレイン領域121の注入深さを浅くすることができ
る。また注入加速電圧を第1のイオン注入工程よりも低
くすることによってもより浅い接合を形成できる。
ば、砒素を注入加速電圧5keV〜10keV、注入ド
ーズ量5×1014/cm2〜1×1015/cm2、
注入角度をシリコン単結晶基板81面の法線方向とイオ
ン注入方向とのなす角が30°以上60°以下の範囲に
なるようにイオン注入方向を選べばよい。
活性化させるために第2の熱処理工程を行う。第2の熱
処理工程の条件は、深いソース−ドレイン領域112を
形成するための第1の熱処理工程に比較して、低い熱処
理温度900℃、熱処理時間は10秒である。こうする
ことで浅いソース−ドレイン領域121の不純物はシリ
コン単結晶基板81中に深く拡散することがない。
化すると、深いソース−ドレイン領域112に対して
は、寄生抵抗値の低減が非常に重要であり、これに比較
して浅いソース−ドレイン領域121についてはそれほ
どでもない。したがって浅いソース−ドレイン領域12
1では、寄生抵抗値よりも接合の浅さがショートチャネ
ル効果を抑制する観点から重要となる。したがって深い
ソース−ドレイン領域112はより活性化率を高めるた
めに高温、長時間の第1の熱処理工程を行い、その後で
浅いソース−ドレイン領域121をより低温若しくは短
時間の第2の熱処理工程により形成することで、深いソ
ース−ドレイン領域112では寄生抵抗を低減しつつか
つ浅いソース−ドレイン領域121では極めて浅い接合
が可能となる。
電界効果トランジスタのLDD領域の接合深さと、本実
施形態における電界効果トランジスタの浅いソース−ド
レイン領域121の接合深さを比較するために、それぞ
れ砒素のSIMSプロファイルを示す。横軸はシリコン
単結晶基板の表面からの深さを表わし、縦軸は砒素の濃
度を表わしている。
いソース−ドレイン領域121の深さは約20nm(砒
素濃度が1×1018/cm2となる深さ。)で、従来
方法における同時に熱処理する場合のLDD領域の接合
深さ40nmと比較して、約半分の深さにすることが可
能となった。
リコン単結晶基板81及びゲート電極92上部の酸化膜
を除去した後、Coをスパッタによりウエハ全体に成膜
して、RTAによる熱処理によってソース−ドレイン領
域及びゲート電極92上部にコバルトシリサイド領域1
31を形成する。そして余分なCo膜は剥離する。
シリコン酸化膜からなる層間絶縁膜141を成膜して異
方性エッチングにより所定の位置にコンタクトホール1
42を形成する。次に、アルミニウムをスパッタ法によ
り成膜し、パターニングして配線143を形成する。
域121と深いソース−ドレイン領域112を持ちかつ
ゲート空乏化も充分に制御できるNMOS電界効果トラ
ンジスタを形成できる。
をP型不純物に、P型不純物をN型不純物に置き換える
ことにより、PMOSトランジスタも同様に作成でき
る。
電界効果トランジスタとPMOS電界効果トランジスタ
を具備するCMOS電界効果トランジスタを形成する際
に、ゲート電極として多結晶シリコンを採用し、深いソ
ース−ドレイン領域に不純物をイオン注入する際に同時
にゲート電極にも不純物をイオン注入して、同時に熱処
理によって活性化させる、いわゆるデュアルゲート構造
を採用している。
電界効果トランジスタでは、ゲート電極の空乏化を抑制
するために、ゲート電極における不純物を活性化する際
の熱処理工程温度は1000℃以上の高温若しくは10
秒以上の長時間の熱処理が必要となる。
晶基板151上にSTI(Shallow Trenc
h Isolation)法により、素子分離領域15
2を形成してNMOS形成領域153とPMOS形成領
域161とに区画する。次に、PMOS形成領域161
上にフォトレジスト154を形成しこのフォトレジスト
154をマスクとして、NMOS形成領域153にP型
不純物をイオン注入することによってP型ウエル155
を形成する。次に、同じフォトレジスト154をマスク
として、しきい値電圧を調整するためにP型不純物をイ
オン注入することによりチャネル注入領域156をP型
ウエル155に形成する。チャネル注入領域156の形
成条件は、例えば、P型不純物としてボロンを注入加速
電圧10keV〜20kev、注入ドーズ量5×10
12/cm2〜1×1013/cm 2の条件でイオン注
入する。そしてフォトレジスト154を除去する。
領域153上にフォトレジスト162を形成しこのフォ
トレジスト層162をマスクとして、PMOS形成領域
161上にN型不純物をイオン注入することによってN
型ウエル163を形成する。次に、同じフォトレジスト
162をマスクとして、しきい値電圧を調整するために
N型不純物をイオン注入することによりチャネル注入領
域164をN型ウエル163に形成する。チャネル注入
領域164の形成条件は、例えば、N型不純物として砒
素を注入加速電圧70keV〜150keV、注入ドー
ズ量5×101 2/cm2〜5×1013/cm2の条
件でイオン注入する。そしてフォトレジスト162を除
去する。
mのシリコン酸窒化膜を形成することによって、ゲート
絶縁膜171をP型ウエル155上及びN型ウエル16
3上に形成する。酸チッ化膜形成条件は、4Torrの
NO雰囲気中にて、900℃、30秒のRTPであっ
た。また、ゲート絶縁膜171としては、シリコン酸窒
化膜に限らずシリコン酸化膜、シリコン窒化膜やストロ
ンチウムチタン酸バリウム等の他の高誘電体絶縁体膜を
用いることができる。
D法により多結晶シリコンを厚さ175nm成膜してパ
ターニングすることによってゲート電極172を形成す
る。このときゲート電極172としては、ドープドポリ
シリコン、アモルファスシリコン、SiGe或いは金属
などの導電性膜でも良い。
晶基板151全面に、CVD法によって、Si3N4膜
を堆積し、異方性エッチングでエッチバックすることに
より、ゲート電極172の側面にゲート側壁181を形
成する。このときゲート側壁181の膜厚(ゲート電極
172の側面との界面からゲート側壁181の表面まで
の厚さ)は、例えば10nm〜50nmであればよい。
領域161上にフォトレジスト191を形成しこのフォ
トレジスト191をマスクとして、NMOS形成領域1
53上に、ほぼ垂直にN型不純物をイオン注入する第1
のイオン注入工程を行う。この第1のイオン注入工程に
よってNMOS形成領域153のゲート電極172に不
純物ドーピング領域192を形成し、ゲート電極172
を挟む位置にあるシリコン単結晶基板151中の深いソ
ース−ドレイン領域となる位置に不純物ドーピング領域
192、193を形成する。この第1のイオン注入条件
は、例えば、砒素を注入加速電圧50keV〜70ke
V、注入ドーズ量5×1015/cm2が挙げられる。
そしてフォトレジスト191を除去する。
同様の工程を施すので、この工程を説明する図面は省略
する。
ジストを形成し、シリコン単結晶基板151上に、ほぼ
垂直にP型不純物をイオン注入する第1のイオン注入工
程を行う。この第1のイオン注入工程によってPMOS
形成領域161におけるゲート電極172中に不純物ド
ーピング領域を形成しゲート電極172を挟む位置にあ
るシリコン単結晶基板151中に深いソース−ドレイン
領域となる不純物ドーピング領域193を形成する。こ
の第1のイオン注入条件は、例えば、ボロンを注入加速
電圧5keV〜10keV、ドーズ量5×1015/c
m2が挙げられる。そしてフォトレジストを除去する。
S形成領域161の不純物ドーピング領域192及び1
93を活性化させるために第1の熱処理工程を行う。こ
の第1の熱処理工程の条件は、熱処理温度1035℃、
熱処理時間10秒のRTPを用いた。この第1の熱処理
工程において、熱処理温度を1000℃以上の高温とす
ることにより、ゲート電極172内の不純物ドーピング
領域192を十分に活性化することができ、ゲート電極
172の空乏化を抑制することができる。この第1の熱
処理工程の好ましい条件は、熱処理温度がおよそ100
0℃以上、熱処理時間がおよそ10秒以上である。熱処
理温度があまり高すぎるとP型ポリシリコンからなるゲ
ート電極172からチャネル領域へ不純物であるボロン
が突き抜ける問題、チャネルリトログレードプロファイ
ルの崩れという問題が起こり、低すぎるとゲート電極1
72中の不純物活性化不足によるゲート電極172の空
乏化という問題が起こる。また熱処理時間があまり長す
ぎるとP型ポリシリコンからなるゲート電極172から
不純物であるボロンがチャネル領域へ突き抜ける問題、
チャネルリトログレードプロファイルの崩れという問題
が起こり、短すぎるとゲート電極中の不純物活性化不足
によるゲート電極の空乏化という問題が起こる。
領域161上にフォトレジスト201を形成しこのフォ
トレジスト201をマスクとして、シリコン単結晶基板
151に対して斜め上方からN型不純物をイオン注入
し、浅いソース−ドレイン領域211を形成する第2の
イオン注入工程を行う。この第2のイオン注入工程によ
って、ゲート側壁181下にも浅いソース−ドレイン領
域221が形成されることになる。また第2のイオン注
入工程の際、シリコン単結晶基板151面とイオン注入
方向とのなす角が小さくなればなるほど、浅いソース−
ドレイン領域221の注入深さを浅くすることができ
る。また注入加速電圧を第1のイオン注入工程よりも低
くすることによってもより浅い接合を形成できる。
ば、砒素を注入加速電圧5keV〜10keV、注入ド
ーズ量5×1014/cm2〜1×1015/cm2、
シリコン単結晶基板151面の法線方向とイオン注入方
向とのなす角が30°以上60°以下となるようにイオ
ン注入方向を選べばよい。そしてフォトレジスト201
は除去する。
同様の斜め注入工程を行うので、図面による説明は省略
する。
レジストを形成しこのフォトレジストをマスクとして、
シリコン単結晶基板151に対して斜め上方からP型不
純物をイオン注入し、浅いソース−ドレイン領域211
を形成する第2のイオン注入工程を行う。この第2のイ
オン注入工程によって、ゲート側壁181下にも浅いソ
ース−ドレイン領域221が形成されることになる。ま
た第2のイオン注入工程の際、シリコン単結晶基板15
1に対してイオン注入角が浅くなればなるほど、浅いソ
ース−ドレイン領域221の注入深さを浅くすることが
できる。また注入加速電圧を第1のイオン注入工程より
も低くすることによってもより浅い接合を形成できる。
ば、ボロンを加速電圧5keV〜10keV、ドーズ量
5×1014/cm2〜1×1015/cm2、シリコ
ン単結晶基板151面の法線方向とイオン注入方向なす
角が30°以上60°以下となるように、イオン注入方
向を選べばよい。そしてフォトレジストは除去する。
領域153及びPMOS形成領域161の両方の浅いソ
ース−ドレイン領域221を活性化させるために第2の
熱処理工程を行う。第2の熱処理工程の条件は、第1の
熱処理よりも低い熱処理温度1000℃、短い熱処理時
間5秒である。
11の不純物の活性化させるための第2の熱処理工程と
して、1000℃と比較的高温でも熱処理時間を5秒と
短くすれば、浅いソースードレイン領域211は熱拡散
による深さの増大を防げる。
及びゲート電極92上部の酸化膜を除去した後、Coを
スパッタによりウエハ全体に成膜して、RTPによる熱
処理によってソース−ドレイン領域及びゲート電極92
上部にコバルトシリサイド領域131を形成する。そし
て余分なCo膜は剥離する。
り層間絶縁膜221を成膜して異方性エッチングにより
所定の位置にコンタクトホール222を形成する。次
に、アルミニウムをスパッタ法により成膜して、パター
ニングし配線223を形成する。
域と深いソース−ドレイン領域を持ちかつゲート空乏化
も充分に制御できるCMOS電界効果トランジスタを形
成できる。
ン単結晶基板を用いて説明したが、SOI(Silic
on On Insulator)基板やSiGe、G
aAs、GaN等その他の半導体層が表面に形成された
基板を用いることができる。
浅いソース−ドレイン領域を有する電界効果トランジス
タにおいて、浅いソース−ドレイン領域の拡散を防ぎ、
ゲート長が短くなってもショートチャネル効果の生じな
い半導体装置の製造方法を提供することができる。
スタの製造方法の一工程における断面図。
スタの製造方法の一工程における断面図。
スタの製造方法の一工程における断面図。
スタの製造方法の一工程における断面図。
物の活性化率を示したグラフ。
スタの製造方法の一工程における断面図。
接合深さと本発明の電界効果トランジスタの浅いソース
−ドレイン領域の接合深さを比較したグラフ。
スタの製造方法の一工程における断面図。
スタの製造方法の一工程における断面図。
ジスタの製造方法の一工程における断面図。
ジスタの製造方法の一工程における断面図。
ジスタの製造方法の一工程における断面図。
ジスタの製造方法の一工程における断面図。
ジスタの製造方法の一工程における断面図。
ジスタの製造方法の一工程における断面図。
ジスタの製造方法の一工程における断面図。
一工程における断面図。
一工程における断面図。
一工程における断面図。
一工程における断面図。
一工程における断面図。
一工程における断面図。
一工程における断面図。
一工程における断面図。
Claims (4)
- 【請求項1】半導体基板上にゲート絶縁膜を形成する工
程と、 前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極の側面にゲート側壁を形成する工程と、 前記半導体基板中の前記ゲート電極下及び前記ゲート側
壁下以外にイオン注入してイオン注入領域を形成する第
1のイオン注入工程と、 前記イオン注入領域を活性化して、前記半導体基板中に
ソース領域及びドレイン領域を形成する第1の熱処理工
程と、 前記半導体基板に対して斜め上方からイオン注入するこ
とによって、前記ゲート側壁の下に前記ソース領域及び
前記ドレイン領域よりも浅いイオン注入領域を形成する
第2のイオン注入工程と、 前記浅いイオン注入領域を活性化する第2の熱処理工程
とを具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】前記ゲート電極を多結晶シリコンにより形
成し、前記第1のイオン注入工程の際に、同時に前記ゲ
ート電極中にもイオン注入し、前記第1の熱処理工程の
際に、前記ゲート電極に注入されたイオンを活性化する
ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項3】前記第2の熱処理工程は、前記第1の熱処
理工程よりも、熱処理温度が低いことを特徴とする請求
項1或いは請求項2記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】前記第2の熱処理工程は、前記第1の熱処
理工程よりも、熱処理時間が短いことを特徴とする請求
項1乃至請求項3のいずれかに記載の半導体装置の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000278444A JP2002094053A (ja) | 2000-09-13 | 2000-09-13 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000278444A JP2002094053A (ja) | 2000-09-13 | 2000-09-13 | 半導体装置の製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002094053A true JP2002094053A (ja) | 2002-03-29 |
Family
ID=18763610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000278444A Pending JP2002094053A (ja) | 2000-09-13 | 2000-09-13 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2002094053A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008244108A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Toshiba Corp | 半導体装置および半導体装置の製造方法 |
WO2010013404A1 (ja) * | 2008-07-28 | 2010-02-04 | パナソニック株式会社 | 半導体装置及びその製造方法 |
JP2011009321A (ja) * | 2009-06-24 | 2011-01-13 | Fujitsu Semiconductor Ltd | 半導体装置の製造方法 |
-
2000
- 2000-09-13 JP JP2000278444A patent/JP2002094053A/ja active Pending
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WO2010013404A1 (ja) * | 2008-07-28 | 2010-02-04 | パナソニック株式会社 | 半導体装置及びその製造方法 |
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