JP2002093028A - 磁気ディスク記録再生システム - Google Patents

磁気ディスク記録再生システム

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JP2002093028A
JP2002093028A JP2000276027A JP2000276027A JP2002093028A JP 2002093028 A JP2002093028 A JP 2002093028A JP 2000276027 A JP2000276027 A JP 2000276027A JP 2000276027 A JP2000276027 A JP 2000276027A JP 2002093028 A JP2002093028 A JP 2002093028A
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disk cartridge
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small
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Kengo Oishi
健吾 大石
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型磁気ディスクカートリッジを、汎用され
ている大型磁気ディスクカートリッジ用の磁気ディスク
記録再生装置において直接に磁気記録再生が行えるよう
に、アダプターに収納保持し上記記録再生装置に装填可
能とした磁気ディスク記録再生システムにおいて、磁気
ディスク記録再生装置に対し大型磁気ディスクカートリ
ッジが装填されたのか、あるいはアダプターが装填され
たのかの識別を容易にして、磁気ディスク記録再生装置
の誤動作を防止し、信頼性を向上させる。 【解決手段】 アダプター1に、磁気ディスク記録再生
装置が備えている磁気ヘッドの作動可能範囲を示す識別
部材14を設けるとともに、磁気ディスク記録再生装置
に、識別部材14の有無を検知する検知手段と、識別部
材14の有無に応じて磁気ヘッドの作動範囲を変更する
磁気ヘッド制御手段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型磁気ディスク
メディアを回転自在に内蔵する小型磁気ディスクカート
リッジを、大型磁気ディスクメディアを回転自在に内蔵
する大型磁気ディスクカートリッジ用の磁気ディスク記
録再生装置により記録再生することを可能にした磁気デ
ィスク記録再生システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、センターコアに固着支持され
たフレキシブルなポリエステルシート等からなる円盤状
のベースの両面に磁性体層が形成され、回転駆動されな
がら磁気ヘッドにより上記磁性体層に磁気記録および再
生がなされる磁気ディスクメディア(いわゆるフロッピ
ー(登録商標)・ディスク)を扁平ケース内に収容した
磁気ディスクカートリッジが提供され、その取扱いの容
易性、低コストといった利点から、主としてコンピュー
タ用の記録媒体として用いられている。
【0003】また、上記磁気ディスクカートリッジに
は、磁気記録再生のための磁気ヘッドが磁気ディスクメ
ディアの両面に外部から接触もしくは近接するため出し
入れされる磁気ヘッド挿入用窓部が設けられ、さらにこ
の窓部には不使用時における塵埃等の侵入を防止するた
めのシャッター部材が開閉可能に設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な磁気ディスクカートリッジによる記録媒体は、画像情
報等を記録するのが好適であるため、コンピュータに限
らずデジタルカメラ等の各種小型機器(小型システム)
にも使用され、この小型システム用のものにおいては小
型化した磁気ディスクカートリッジが望まれている。こ
のような小型磁気ディスクカートリッジの出現によって
デジタルカメラ等のコンパクト化、普及が促進される。
【0005】また、汎用されている磁気ディスクカート
リッジすなわち大型磁気ディスクカートリッジにおいて
は、その記録方式および磁気ディスクメディアの改良に
より記録容量の増大が図られ、この技術を応用すれば磁
気ディスクカートリッジの小型化が実現可能であるが、
この小型磁気ディスクカートリッジではそれ専用に設定
された小型磁気ディスク記録再生装置でしか記録再生が
行えないことになる。
【0006】一方、例えばデジタルカメラで撮影記録さ
れた画像情報等をコンピュータで加工処理する場合、小
型磁気ディスクカートリッジがコンピュータの磁気ディ
スクドライブ装置に装填できないときには、一般にコン
ピュータとデジタルカメラ等の小型システムとをケーブ
ルで接続し、記録情報をコンピュータ側に転送するなど
の処理を行わなければならない。しかし、このようなケ
ーブルを接続しての情報の転送作業等は煩雑で面倒であ
る。
【0007】そこで、小型磁気ディスクカートリッジ
を、大型磁気ディスクカートリッジ用の磁気ディスク記
録再生装置により記録再生が可能にすべく、大型磁気デ
ィスクカートリッジとほぼ一致する外形寸法を有するア
ダプターを用意し、小型磁気ディスクカートリッジを装
架した上記アダプターを上記磁気ディスク記録再生装置
に装填することにより、小型磁気ディスクカートリッジ
の記録再生を可能にすることが考えられるが、大型磁気
ディスクカートリッジと小型磁気ディスクカートリッジ
とでは、センターコアの寸法および磁気ディスクメディ
アの外径寸法とがそれぞれ異なるため、磁気ディスク記
録再生装置では、大型磁気ディスクカートリッジが装填
されたか、あるいは小型磁気ディスクカートリッジを装
架したアダプターが装填されたかを識別して、磁気ヘッ
ドの可動範囲を変更する必要がある。
【0008】しかしながら、大型磁気ディスクカートリ
ッジとアダプターとは、その要求機能上外形寸法がほぼ
同じであるため、磁気ディスク記録再生装置側から単純
に識別するのは困難である。
【0009】上述の事情に鑑み、本発明は、磁気ディス
ク記録再生装置に対し大型磁気ディスクカートリッジが
装填されたのか、あるいは小型磁気ディスクカートリッ
ジを装架したアダプターが装填されたのかの識別を容易
にして、磁気ディスク記録再生装置の誤動作を防止し、
信頼性を向上させた磁気ディスク記録再生システムを提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明の磁気ディスク記録再生システムは、上記アダプター
に、磁気ディスク記録再生装置が備えている磁気ヘッド
の作動可能範囲を示す識別部材を設けるとともに、磁気
ディスク記録再生装置に、上記識別部材の有無を検知す
る検知手段と、識別部材の有無に応じて磁気ヘッドの作
動範囲を変更する磁気ヘッド駆動手段とを設けてなるこ
とを特徴とするものである。
【0011】上記識別部材は、アダプターの挿入方向に
関し前面部または側面部の少なくとも一箇所に、あるい
は、アダプターの底面または上面の少なくとも一箇所に
設けることができる。
【0012】また、上記識別部材を、小型磁気ディスク
カートリッジのアダプターへの装架に伴って機能を発揮
するように構成してもよい。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、アダプター側に識別部
材を、磁気ディスク記録再生装置側に、識別部材の有無
を検知する検知手段と、この識別部材の有無に応じて磁
気ヘッドの作動範囲を変更する磁気ヘッド制御手段とを
設けたことにより、磁気ディスク記録再生装置の誤動作
を防止することができ、信頼性が向上する。
【0014】また、上記識別部材を、小型磁気ディスク
カートリッジのアダプターへの装架に伴って機能を発揮
するように構成することにより、さらに安全性を高める
ことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す発明の実施の形
態に基づいて本発明を詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明による磁気記録再生システ
ムに用いられるアダプターの第1の実施の形態を小型磁
気ディスクカートリッジとともに示す外観斜視図、図2
は、図1のII−II線に沿った小型磁気ディスクカートリ
ッジの断面図、図3は、本発明による磁気記録再生シス
テムに用いられる大型磁気ディスクカートリッジの外観
斜視図、図4は図3のIV−IV線に沿った断面図である。
なお、各図においては構造を明確にするため、各部の厚
み等は実際の寸法とは異なる比率で示してある。
【0017】アダプター1は、合成樹脂で成形されたほ
ぼ平板状の本体2の平面的な外形および厚さが、汎用さ
れている後述の図3に示す大型磁気ディスクカートリッ
ジ50とほぼ一致して形成され、図示しない大型磁気デ
ィスクカートリッジ用の記録再生装置に対しA方向から
挿入可能に設けられている。そして、アダプター1に
は、例えばデジタルカメラ等に装填される小型磁気ディ
スクカートリッジ30を着脱可能に収納保持する収納部
3が設けられている。この収納部3は、アダプター1の
上面に、側面から中心部に向けて凹状に形成されてい
る。
【0018】前述の大型磁気ディスクカートリッジ50
は、図3および図4に示すように、平板状ケース52
(ハードケース)内に、センターコア53に保持された
円盤状の磁気ディスクメディア54が回転自在に収容さ
れ、その上下にライナー58が介装されている。この磁
気ディスクメディア54は、フレキシブルなポリエステ
ルシート等からなる円盤状のベースの両面に磁性体層が
形成されたものである。
【0019】上記ケース52は2つのシェルハーフの内
面が蓋合わせ状に固着されてなるものであり、このケー
ス52の前端面から上下面に亘ってに磁気ヘッド挿入用
窓部56が設けられている。また、ケース52下面の中
心部にはセンターコア53が露出する磁気ディスクメデ
ィア駆動用のセンターコア孔57が円形状に開口されて
いる。この大型磁気ディスクカートリッジ50は、前端
面を前方にしてA方向から磁気ディスク記録再生装置に
挿入装填される。
【0020】さらに、上記ケース52には、磁気ヘッド
挿入用窓部56を開閉するために、A方向と直交する開
閉方向に滑動自在とされた断面ほぼコ字状に形成された
シャッター部材59が組み付けられている。そして、上
記磁気ヘッド挿入用窓部56が開いた際に、磁気ヘッド
が磁気ディスクメディア54に対して挿入される。
【0021】この場合、磁気ディスクメディア54の記
録部分の最小径をD、最大径をDとすると、磁
気ヘッドの許容可動範囲はLとなる。
【0022】また、上記磁気ディスクカートリッジ50
を挿入する磁気ディスク記録再生装置は、図示していな
いが、奥部に磁気ヘッドを有するとともに、下方にはド
ライブユニットが設けられ、挿入された磁気ディスクカ
ートリッジ50の磁気ディスクメディア54のセンター
コア53にドライブユニットの回転駆動部材(スピンド
ル)が係着して回転駆動し、シャッター部材59が開作
動することにより磁気ヘッドがケース52の磁気ヘッド
挿入用窓部56を通して磁気ディスクメディア54の記
録面に接近して記録再生を行うように構成されている。
【0023】一方、小型磁気ディスクカートリッジ30
の構造は、図1および図2に示すように、大型磁気ディ
スクカートリッジ50のケース52より厚さの薄い平板
状ケース32(ハードケース)内に、大型磁気ディスク
カートリッジ50の磁気ディスクメディア54より径の
小さい小型磁気ディスクメディア34が内蔵されてい
る。この磁気ディスクメディア34は、センターコア3
3に保持され回転自在に収容され、その上下にライナー
38が介装されている。この磁気ディスクメディア34
は、フレキシブルなポリエステルシート等からなる円盤
状のベースの両面に磁性体層が形成されたものである。
【0024】ケース32は2つのシェルハーフの内面が
蓋合わせ状に固着されてなるものであり、このケース3
2の前端面から上下面に亘って連通するように切り欠か
れた磁気ヘッド挿入用窓部36が設けられている。ま
た、ケース32下面の中心部には上記センターコア33
が露出する磁気ディスクメディア駆動用のセンターコア
孔37が円形状に開口され、このセンターコア孔37の
上方のケース32内面には下方に突出する円環状突起4
0が形成され、センターコア33の内側に挿入されて磁
気ディスクメディア34の半径方向の移動を規制してい
る。
【0025】さらに、上記ケース32には、磁気ヘッド
挿入用窓部36を開閉するために、アダプター1の挿入
方向Aと直交する開閉方向に滑動自在とされたシャッタ
ー部材39が組み付けられ、その摺動範囲のケース32
の表面には浅い摺動溝が形成されている。そして、上記
シャッター部材39が開方向に移動して磁気ヘッド挿入
用窓部36が開いた際に、磁気ヘッドが磁気ディスクメ
ディア34に対して接近可能となる。
【0026】このシャッター部材39は断面ほぼコ字状
に形成されたもので、その閉位置において磁気ヘッド挿
入用窓部36の上面、前端面および下面を覆うように設
けられ、摺動した際にケース32に設けられた磁気ヘッ
ド挿入用窓部36を開放するものである。
【0027】この小型磁気ディスクカートリッジ30に
おいては、磁気ディスクメディア34の記録部分の最小
径をd、最大径をdとすると、磁気ヘッドの許
容可動範囲はLとなり、大型磁気ディスクカートリ
ッジ50における磁気ディスクメディア54の記録部分
の最小径D、最大径Dおよび磁気ヘッドの許容
可動範囲Lに対してそれぞれの寸法がすべて小さく
なっている。
【0028】次に、アダプター1は、小型磁気ディスク
カートリッジ30を着脱可能に収納保持する収納部3を
有するとともに、この収納部3に収納した小型磁気ディ
スクカートリッジ30のセンターコア孔37に対応する
位置に、磁気ディスクドライブ装置の回転駆動部材が挿
入可能な第1の開口部5を有し、また、収納部3に収納
した小型磁気ディスクカートリッジ30の磁気ヘッド挿
入用窓部36に対応する位置に、磁気ヘッドが挿入可能
な第2の開口部6を有している。したがって、アダプタ
ー1は、その収納部3に小型磁気ディスクカートリッジ
30を収納した状態で磁気ディスク記録再生装置に装填
して小型磁気ディスクカートリッジ30の磁気ディスク
メディア34に磁気ヘッドによる記録再生を可能として
いる。
【0029】第1の開口部5は、収納部3の底面3aの
中心部に円形状に開口し、前述の大型磁気ディスクカー
トリッジ50のセンターコア孔57と同一位置に同一形
状に開口されている。また、第2の開口部6は、本体2
の前端面2aの矩形状の開口から後方に収納部3に向け
てトンネル状に形成され、後端部が収納部3の前面3b
に開口している。この第2の開口部6における本体2の
前端面2aの開口形状は、少なくとも大型磁気ディスク
カートリッジ50の磁気ヘッド挿入用窓部56の開口形
状と同一位置に同一形状に設けられている。
【0030】また、アダプター1の収納部3は、磁気デ
ィスク記録再生装置への挿入装填方向Aに対し直交する
側面方向より前記小型磁気ディスクカートリッジ30を
挿入して収納保持するものであり、この収納部3には、
シャッター開閉手段としてのシャッター開閉凸部11が
設けられている。このシャッター開閉凸部11は、小型
磁気ディスクカートリッジ30の挿入動作に応じてこの
小型磁気ディスクカートリッジ30の磁気ヘッド挿入用
窓部36を開閉するシャッター部材39を開作動し、挿
入完了状態でシャッター部材39を開状態に保持し、取
出し動作に伴ってシャッター部材39を閉状態に作動す
る。また、収納部3は、挿入される小型磁気ディスクカ
ートリッジ30を収納保持位置に案内するガイド手段と
しての保持凸部12を備えている。
【0031】さらに具体的に述べると、小型磁気ディス
クカートリッジ30の前端面にアダプター1への挿入方
向に延びる凹溝41が設けられ、後端面にも同じく挿入
方向に延びる係合段部42が形成されている。一方、収
納部3の前面3bには、第2の開口部6の一側部に上記
シャッター開閉凸部11が、反対側の側部に上記保持凸
部12が、それぞれ小型磁気ディスクカートリッジ30
の挿入方向に延びて小型磁気ディスクカートリッジ30
の凹溝41に係合可能に設けられている。また、上記シ
ャッター開閉凸部11は、小型磁気ディスクカートリッ
ジ30の凹溝41を通ってシャッター部材39の一端部
に係止可能であり、小型磁気ディスクカートリッジ30
の収納部3への挿入時にこのシャッター部材39に係止
して開作動する。また、収納部3の後面3cには横方向
に延びて、前記小型磁気ディスクカートリッジ30の係
合段部42と係合する保持段部13が設けられている。
【0032】そして、小型磁気ディスクカートリッジ3
0の前後面の凹溝41および係合段部42と、収納部3
の前後面のシャッター開閉凸部11、保持凸部12およ
び保持段部13との係合により、アダプター1に対する
小型磁気ディスクカートリッジ30の挿入案内を行うと
ともに、小型磁気ディスクカートリッジ30の収納部3
から上方への抜け止めを行い、さらに、前後で凹凸の形
状が異なることで小型磁気ディスクカートリッジ30の
表裏前後方向の誤挿入防止機能を得ている。
【0033】なお、アダプター1には本体2の前端面2
aに形成された第2の開口部6を開閉するシャッター部
材10が設置されている。このシャッター部材10は、
大型磁気ディスクカートリッジ50において磁気ヘッド
挿入用窓部56を開閉するシャッター部材59に相当す
るもので、磁気ディスクドライブ装置に設置されている
シャッター開閉機構によって同様に挿入動作に応じて開
閉作動される。このシャッター部材10の設置は省略し
てもよい。
【0034】さらに、アダプター1の本体2の前端面2
aには、アダプター1が磁気ディスク記録再生装置に挿
入装填されたことを磁気ディスク記録再生装置側で識別
するための識別部材14が設けられている。そして、磁
気ディスク記録再生装置には、上記識別部材14の有無
を検知する検知手段が設けられており、大型ディスクカ
ートリッジ50またはアダプター1のいずれかが磁気デ
ィスク記録再生装置に挿入装填されたとき、磁気ディス
ク記録再生装置が識別部材14を検知し得ないときに
は、大型ディスクカートリッジ50が挿入装填されたと
判定して、磁気ヘッドをその作動範囲が上記Lにな
るように制御する。一方、磁気ディスク記録再生装置が
識別部材14を検知したときには、小型ディスクカート
リッジ30を装架したアダプター1が挿入装填されたと
判定して、磁気ヘッドをその作動範囲が上記Lにな
るように制御する。
【0035】アダプター1側に設けられる上記識別部材
14と、これに対応して磁気ディスク記録再生装置側に
設けられる検知手段としては、例えば下記のようなもの
が考えられる。
【0036】(1) 識別部材14を孔あるいは切欠けと
し、検知手段を、上記孔あるいは切欠けに機械的に接触
し得るリミットスイッチ式センサーとする。
【0037】(2) 識別部材14を光反射部材とし、検知
手段を発光素子/受光素子として、発光素子から発せら
れた光を光反射部材で反射させて受光素子で受ける。
【0038】(3) 識別部材14を情報が記録された半導
体素子とし、検知手段を上記情報が検出可能なものとす
る。
【0039】アダプター1の識別部材14は、図1のよ
うな本体2の前面部のほか挿入方向側面部に設けてもよ
く、前面部または挿入方向側面部の少なくとも1個所に
設けてあればよい。また識別部材14は、アダプター1
の本体2の底面部または上面部の少なくとも1個所に設
けてあればよい。なお、大型磁気ディスクカートリッジ
50にも識別部材は設けられているが、アダプター1に
設けられる識別部材14は、大型磁気ディスクカートリ
ッジ50が備えている識別部材の設置位置とは異なる位
置に設けられる。
【0040】以上の説明で明らかなように、本実施の形
態によれば、アダプター1側に識別部材14を、磁気デ
ィスク記録再生装置側に、識別部材14の有無を検知す
る検知手段と、この識別部材14の有無に応じて磁気ヘ
ッドの作動範囲を変更する磁気ヘッド制御手段とを設け
たことにより、磁気ディスク記録再生装置の誤動作を防
止することができ、信頼性が向上する。
【0041】次に、図5は、本発明による磁気記録再生
システムに用いられるアダプターの第2の実施の形態
を、小型磁気ディスクカートリッジを収納した状態で示
す外観斜視図である。
【0042】本実施の形態では、アダプター1の本体2
の上面部に収納部3の奥の縁部3dに沿って複数の孔2
4が識別部材として設けられているとともに、この孔2
4の下方に、孔24の遮蔽部材25が収納部3内に出没
可能に設けられている。そして、この遮蔽部材25は、
収納部3内に突出した状態で孔24を遮蔽している第1
の位置と、収納部3内から没入して孔24を開放する第
2の位置との間で摺動自在となっているとともに、図示
しないスプリングによって第1の位置に向かってばね付
勢されている。
【0043】したがって、小型磁気ディスクカートリッ
ジ30がアダプター1の収納部3に収納されないときに
は、遮蔽部材25は上記第1の位置にあって、孔24を
遮蔽しているから、孔24は識別部材としては機能しな
い。したがって、小型磁気ディスクカートリッジ30を
収納部3に収納していないアダプター1を磁気ディスク
記録再生装置に装填しても、磁気ディスク記録再生装置
あ差っどうしない。
【0044】一方、小型磁気ディスクカートリッジ30
がアダプター1の収納部3に収納されるのに伴って、遮
蔽部材25は小型磁気ディスクカートリッジ30に押さ
れて上記第2の位置に移動して孔24を開放するから、
孔24は識別部材としては機能を発揮することになり、
この孔24を検知し得る検知手段を磁気ディスク記録再
生装置側に設ければよいことになる。
【0045】本実施の形態では、識別部材としての孔2
4を、小型磁気ディスクカートリッジ30のアダプター
へ1の装架に伴って機能を発揮するように構成すること
により、さらに安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気記録再生システムに用いられ
るアダプターの第1の実施の形態を小型磁気ディスクカ
ートリッジとともに示す外観斜視図
【図2】図1のII−II線に沿った小型磁気ディスクカー
トリッジの断面図
【図3】本発明による磁気記録再生システムに用いられ
る大型磁気ディスクカートリッジの外観斜視図
【図4】図3のIV−IV線に沿った断面図
【図5】本発明による磁気記録再生システムに用いられ
るアダプターの第2の実施の形態を小型磁気ディスクカ
ートリッジを収納した状態で示す外観斜視図
【符号の説明】
1 アダプター 2 本体 3 収納部 5 第1の開口部 6 第2の開口部 11 シャッター開閉凸部 12 保持凸部 13 保持段部 14 識別部材 24 孔(識別部材) 25 遮蔽部材 30 小型磁気ディスクカートリッジ 32 ケース 34 磁気ディスクメディア 36 磁気ヘッド挿入用窓部 39 シャッター部材 41 凹溝 42 係合段部 50 大型磁気ディスクカートリッジ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小型磁気ディスクメディアを回転自在に
    内蔵する小型磁気ディスクカートリッジを、大型磁気デ
    ィスクメディアを回転自在に内蔵する大型磁気ディスク
    カートリッジ用の磁気ディスク記録再生装置により記録
    再生することが可能な磁気ディスク記録再生システムで
    あって、前記小型磁気ディスクカートリッジを前記大型
    磁気ディスクカートリッジとほぼ一致する外形寸法を有
    するアダプターを用意し、前記小型磁気ディスクカート
    リッジを装架した前記アダプターを前記磁気ディスク記
    録再生装置に装填することにより、前記小型磁気ディス
    クカートリッジの記録再生を可能にした磁気ディスク記
    録再生システムにおいて、 前記アダプターに、前記磁気ディスク記録再生装置が備
    えている磁気ヘッドの作動可能範囲を示す識別部材を設
    けるとともに、前記磁気ディスク記録再生装置に、前記
    識別部材の有無を検知する検知手段と、前記識別部材の
    有無に応じて前記磁気ヘッドの作動範囲を変更する磁気
    ヘッド制御手段とを設けてなることを特徴とする磁気デ
    ィスク記録再生システム。
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