JP2002092353A - 電子見積システムと電子見積の方法、及びこの方法を記録した記録媒体 - Google Patents

電子見積システムと電子見積の方法、及びこの方法を記録した記録媒体

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JP2002092353A
JP2002092353A JP2000278725A JP2000278725A JP2002092353A JP 2002092353 A JP2002092353 A JP 2002092353A JP 2000278725 A JP2000278725 A JP 2000278725A JP 2000278725 A JP2000278725 A JP 2000278725A JP 2002092353 A JP2002092353 A JP 2002092353A
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JP2000278725A
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Tomoko Shimatani
友子 嶋谷
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 見積もり条件にリクエストフォームを使用す
ることなく、XMLの利点を活かした自由な形式で見積
もり条件を指定できるようにする。 【解決手段】 買手側企業3が仮想マーケット2へ見積
もり依頼5を提出すると、これが売手側企業4に配信さ
れる。見積もり依頼5を受け取った単一または複数の売
手側企業4は、見積もり依頼5に書かれた条件に合致す
る見積もり情報6を作成して仮想マーケット2に提出す
ると買手側企業3に配信される。仮想マーケット2上の
情報のやりとりには、予め決められたフォーマットのデ
ータであるデータ交換フォーマット7を使用してXML
形式で記述される。また、このXMLファイルのフォー
マットは、データ交換フォーマット7で固定的な情報部
分のみが定義されている。これによって、買手側企業3
は、所望の見積もり条件を記述して、多数の売手側企業
からの見積もり情報6を短時間で入手することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータネッ
トワークを利用して資材などの見積もりを行う電子見積
システム及びその方法に関し、特に、インターネットと
XML(eXtensible Markup Language)を使用したコン
ピュータシステムによる電子見積システムとその方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】インターネットは、近年、企業間システ
ムにおいて使用される機会が増加しつつあり、資材など
の発注においても広く利用され始めている。例えば、特
表2000-506290号公報には、商品及びサービスの見積も
り要求を行う買い手と、これを処理する売り手とをネッ
トワークで結び、コンピュータ処理によって売買の成立
条件が決定できるようなコンピュータ化された見積りシ
ステムが開示されている。この技術によれば、価格見積
もりの際に、インターネットサイトリクエストフォーム
を使用して、このリクエストフォーム内に表示されるオ
プションの選択によって見積もり商品の諸条件を指定し
ている。つまり、表示されるオプションのみが、リクエ
ストフォームで指定できる範囲内において指定可能とい
うことになる。従って、売買する商品の内容や見積もり
条件などが、予め定まっているネットワーク会員同士に
おいては、極めて有用な見積もり手段として提供するこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のような、インターネットを使用した資材発注の見積
もりシステムでは、定型フォーマットでの条件指定しか
できない。従って、買い手側が望む多様な構成の商品を
見つけるまでには、通常、買手側企業と売手側企業の間
で多くの回数のやりとりが必要となる。また、複数企業
からの見積もりを入手したい場合には、企業毎のシステ
ムを使用し見積もり依頼を行う必要があり、それぞれ異
なるフォーマットの見積もり依頼をしなければならず、
結果的に、見積もり依頼の提出に多くの時間がかかるな
どの不具合もある。また、上記従来の技術はHTML
(Hyper Text Markup Language)を用いているため、タ
グを自由に記述することはできないので、見積もり依頼
のフォーマットについて、予め、多くの定義をしておか
なければならないなどの不具合もある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、見積もり条件にリクエスト
フォームを使用することなく、XMLの利点を活かした
自由な形式で見積もり条件を指定できるようなコンピュ
ータシステムによる電子見積システムとその方法を提供
することにある。すなわち、XMLを用いてタグを自由
に記述し、もって、データ自体に意味を持たせることに
よって、見積もり依頼のフォーマットを最低限の部分し
か定義しないようにし、自由な形式で見積もり条件の指
定ができるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の電子見積システムは、インターネット上
に買手側企業と売手側企業とが存在し、コンピュータネ
ットワークを利用して、買手側企業と売手側企業との間
で商品またはサービスの見積もりを行う電子見積システ
ムにおいて、インターネット上に、買手側企業と売手側
企業との間で見積情報のやり取りを行う仮想マーケット
を構築し、この仮想マーケットにおいて交換される見積
情報は、XML形式で記述されたXMLファイルが使用
され、買手側企業と売手側企業が、XMLファイルによ
るデータ交換フォーマットを用いて見積もりを実行する
ことを特徴とする。
【0006】すなわち、本発明の電子見積システムによ
れば、買手側企業と売手側企業とで取り交わされる見積
情報は、HTMLではなく、タグを自由に記述すること
のできるXMLが使用されている。従って、交換される
見積情報のデータ自体に意味を持たせることができる。
このように、本発明の電子見積システムは、XMLの利
点を活かして見積もり依頼のフォーマットを最低部分し
か定義しないようにし、買手側企業と売手側企業が所望
する見積もり諸条件は、自由に記述できるようにしたこ
とを特徴としている。これにより、見積もりの発注から
回答の入手までを、短時間且つ低コストで行うことがで
きる。
【0007】また、本発明の電子見積システムは、前記
の発明において、XMLファイルに記述される見積情報
は、予め、前記データ変換フォーマットで定義されてい
る固定的な見積情報と、買手側企業及び売手側企業が、
それぞれ、所望の条件を任意に記述する可変的な見積情
報とからなり、買手側企業及び売手側企業が、XMLフ
ァイルに可変的な見積情報を記述して、所望の条件の見
積もりを実行することを特徴とする。
【0008】すなわち、本発明の電子見積システムによ
れば、買手側企業と売手側企業とが、XMLファイルに
自由な見積条件を記述して見積もりを行うことができ
る。このように、自由な形式で様々なパターンの複雑な
条件を記述した見積もり依頼を発行することで、一度の
見積もりで条件に合う多くの見積情報を入手することが
できるようになり、発注から見積情報入手までの買手側
企業と売手側企業のやりとり回数を少なくおさえること
ができる。
【0009】また、本発明の電子見積システムは、前記
の発明において、一の買手側企業に対して売手側企業が
複数存在し、複数の売手側企業から提出された各々の見
積情報は、仮想マーケットにプールされ、買手側企業
が、仮想マーケットにアクセスすることにより、仮想マ
ーケットにプールされている複数の見積情報のうち、所
望の見積情報を取得することを特徴とする。
【0010】すなわち、本発明の電子見積システムによ
れば、例えば資材調達において、買手側企業は、インタ
ーネット上の仮想マーケットに対し、1件の見積もり依
頼を登録するだけで、仮想マーケットに参加している多
数の売手側企業からの見積もり情報を入手できるように
なり、短期間で条件のよい見積もり情報を見つけること
ができる。
【0011】また、本発明の電子見積システムは、複数
の売手側企業から提出された全ての見積情報は、仮想マ
ーケットが備えるデータベースに蓄積され、買手側企業
は、データベースから所望の見積情報の閲覧、及び引き
出しができるようにしたことを特徴とする。
【0012】すなわち、本発明の電子見積システムによ
れば、常に、仮想マーケットのデータベースに多くの見
積情報が蓄積されているので、買手側企業は、必要に応
じて、任意のタイミングで、見積情報を閲覧したり必要
な見積情報を引き出したりすることができる。
【0013】また、本発明の電子見積システムは、買手
側企業から提出された見積依頼情報は、仮想マーケット
が備えるデータベースに蓄積され、売手側企業は、デー
タベースから所望の見積依頼情報の閲覧ができるように
したことを特徴とする。すなわち、売手側企業にとって
も、必要に応じて、任意のタイミングで、多くの買手側
企業から提出されている見積依頼情報を閲覧して、必要
に応じて見積回答を提出することができる。
【0014】また、本発明は、コンピュータシステムに
よる電子見積の方法も提供している。すなわち、インタ
ーネット上に買手側企業と売手側企業とが存在し、コン
ピュータネットワークを利用して、買手側企業と売手側
企業との間で商品またはサービスの見積もりを行う電子
見積の方法において、買手側企業と売手側企業が仮想マ
ーケットへの登録を行う手順と、買手側企業が、XML
ファイルを使用して、仮想マーケットに対して見積依頼
情報を提出する手順と、仮想マーケットが、売手側企業
に対して、見積依頼情報を配信する手順と、売手側企業
が、仮想マーケットに対して、受信した見積依頼情報に
基づきXMLファイルを使用して作成した見積回答情報
を提出する手順と、買手側企業が、仮想マーケットに配
信されている見積回答情報の内、所望の見積回答情報を
取得する手順とを経て、買手側企業と売手側企業との間
で見積もりが実行されることを特徴とする電子見積の方
法である。
【0015】尚、前記電子見積の方法において、XML
ファイルに記述される見積依頼情報及び見積回答情報
は、予め、データ変換フォーマットで定義されている固
定的な情報と、買手側企業及び売手側企業が、所望の条
件を任意に記述する可変的な情報とからなり、買手側企
業及び売手側企業が、XMLファイルに可変的な情報を
記述して、所望の条件の見積もりを実行することを特徴
とする。
【0016】また、本発明は、前記発明の電子見積の方
法を実現するためのコンピュータ読み取り可能な記録媒
体をも提供している。すなわち、インターネット上に買
手側企業と売手側企業とが存在し、コンピュータネット
ワークを利用して、買手側企業と売手側企業との間で行
われる商品またはサービスの見積もりを支援するコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体であって、買手側企業と
売手側企業が仮想マーケットへの登録を行う手順と、買
手側企業が、XMLファイルを使用して、仮想マーケッ
トに対して見積依頼情報を提出する手順と、仮想マーケ
ットが、売手側企業に対して、見積依頼情報を配信する
手順と、売手側企業が、仮想マーケットに対して、受信
した見積依頼情報に基づいてXMLファイルを使用して
作成した見積回答情報を提出する手順と、買手側企業
が、仮想マーケットに配信されて見積回答情報の内、所
望の見積回答情報を取得する手順とをコンピュータに実
行させるためのプログラムを記録したことを特徴とする
コンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0017】尚、コンピュータ読み取り可能な記録媒体
とは、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディス
ク、ROM、CD−ROMなどの可搬媒体や、コンピュ
ータシステムに内蔵されるハードディスクなどの記憶装
置のことをいう。さらに、コンピュータ読み取り可能な
記録媒体とは、インタネットなどのネットワークや電話
回線などの通信回線を介してプログラムが送信された場
合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム
内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プロ
グラムを保持しているものも含むものとする。
【0018】また、上記プログラムは、このプログラム
を記憶装置などに格納したコンピュータシステムから、
伝送媒体として、あるいは、伝送媒体中の伝送により他
のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、
プログラムを伝送する伝送媒体は、インターネットなど
ネットワーク(通信網)や電話回線などの通信回線(通
信線)のように、情報を伝送する機能を有する媒体のこ
とをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一
部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述
した機能をコンピュータシステムに既に記録されている
プログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分
ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明のコ
ンピュータシステムによる電子見積システム及びその方
法を詳細に説明する。尚、本発明では、コンピュータネ
ットワークを利用して資材などの見積もりを行う見積シ
ステムを電子見積システムと呼ぶことにする。図1は、
本発明の電子見積システムを説明するための仮想マーケ
ットの概念図である。すなわち、この仮想マーケット
は、 インターネット1上に仮想マーケット2が存在し
ており、この仮想マーケット2に参加している買手側企
業3と売手側企業4とがインタネット1に接続されてい
る。
【0020】買手側企業3が、仮想マーケット2に資材
などの見積もり依頼5を提出すると、この見積もり依頼
5内に記載された資材などの分類コードの資材を取り扱
っている売手側企業4に対して、見積もり依頼5が自動
的に配信される。すると、見積もり依頼5を受け取った
単一または複数の売手側企業4は、見積もり依頼5に書
かれた条件に合致する資材の見積もり情報6を作成し、
仮想マーケット2に提出する。そして、仮想マーケット
2に提出された複数の売手側企業4の見積もり情報6
は、仮想マーケット2に届き次第、買手側企業3に配信
される。
【0021】また、仮想マーケット2上の情報のやりと
りには、あらかじめ決められたフォーマットのデータで
あるデータ交換フォーマット7を使用する。すなわち、
仮想マーケット2上で、買手側企業3と売手側企業4と
の間の情報のやりとりは、XMLファイルを使用する。
そのXMLファイルのフォーマットは、データ交換フォ
ーマット7で固定的な情報部分のみ定義されている。
【0022】図2は、図1に示す仮想マーケットでの処
理の流れを示すフロー図である。従って、図2を用いて
仮想マーケット上での動作を説明する。尚、図2におい
て、図1と同一部分は同一符号を付し、処理の流れはス
テップSを付すことにする。
【0023】インターネット上に存在する仮想マーケッ
ト2では資材の調達の取り引きを行っている。仮想マー
ケット2上で取り引きを開始するためには、予め、買手
側企業3は仮想マーケット2への登録を行い(ステップ
S1)、同様に、売手側企業4も仮想マーケット2への
登録を行う(ステップS2)。その際、売手側企業4
は、仮想マーケット2上で取り決められている商品の分
類コードに従って、自社が扱う商品の分類コードを登録
する。
【0024】そして、登録が完了すると、仮想マーケッ
ト2上で取り引きを行う時に使用するデータ交換フォー
マット7が買手側企業3に公開され(ステップS3
a)、同時に、売手側企業4にも公開される(ステップ
S3b)。これによって、買手側企業3と売手側企業4
の双方は取り引きを開始することが可能になる。そし
て、買手側企業3は、公開されたデータ交換フォーマッ
ト7に基づいた形式で、見積もり依頼5を仮想マーケッ
ト2に提出する(ステップS4)。このとき、見積もり
依頼5のフォーマットは、2つの部分に分かれる。 一
方は、固定的な情報を記述する部分で、発注企業名や発
注する商品名、数、納期などを書く。もう一方は、自由
に記述できる部分であり、商品に関する様々な条件を自
由に指定できるようになっている。
【0025】そして、仮想マーケット2に提出された見
積もり依頼5は、見積もり依頼5の中に記述された分類
コードに基づいて、予め、仮想マーケット2に登録され
ている売手側企業4に配信される(ステップS5)。さ
らに、売手側企業4は、見積もり依頼5を受け取ると、
見積もり依頼5中で指定されている複雑な条件を満たす
商品すべての見積もり情報6を作成し、仮想マーケット
2に送付する(ステップS6)。この見積もり情報6
も、データ交換フォーマット7に基づいた形式で公開さ
れる。
【0026】この売手側企業4の見積もり情報6は、複
数の売手側企業4によって送付されるため、買手側企業
3にとっては、1件の見積もり依頼を仮想マーケット2
に提出するだけで、複数の見積もり情報6を入手するこ
とが可能になる。複数の売手側企業4から提出された見
積もり情報6は、仮想マーケット2に届き次第、買手側
企業3に配信される(ステップS7)。
【0027】さらに、それと同時に、見積もり情報6
は、仮想マーケット2内のデータベース8にも蓄積され
(ステップS8)、情報を取り出したいときには、すべ
ての見積もり情報6をマージし、買手側企業3はマージ
した見積もり情報9として閲覧を行う(ステップS
9)。そして、買手側企業3は、見積もり情報6の比較
検討を行い(ステップS10)、最終的に、どこの売手
側企業4に発注するかを決定し、特定の売手側企業4に
発注を行う(ステップS11)。
【0028】図3は、図2における買手側企業より、デ
ータ交換フォーマット7に基づいて提出された見積もり
依頼5のフォーマットの一例である。尚、この見積もり
依頼5のフォーマットの一例はXML形式の言語で記述
されている。また、見積もり依頼の内容は、企業コード
11、企業名12、提出日付13、回答期限14、分類
コード15などの基本的な部分に関してはタグが定義さ
れている。さらに、分類コード15は資材毎にコードが
定められている。
【0029】一方、条件16に関しては、<条件>とい
うタグが取り決められているだけである。そのため、買
手側企業が条件を自由に定義することが可能である。図
3の例では、条件内容にANDとORを用いて、希望す
る商品の条件を指定している例を示している。例えば、
「型番」、「メモリ」、「モニタ」、「価格」などがA
ND条件で指定されている。その他にも、文章で条件を
指定することも可能である。そのため、様々なパターン
の複雑な条件を指定した見積もり依頼10を、一度に、
複数の売手側企業4に対して送付することが可能にな
り、その結果、発注から見積もり情報入手までのやりと
り回数を非常に少ない回数におさえることができ、発注
から見積もりまでの時間を短縮することが可能になる。
【0030】以上、説明したように、本発明におけるコ
ンピュータシステムによる見積もり方法は、インターネ
ットとXMLを使用した仮想的なマーケットを構築して
資材価格の見積もりを実現したものであり、従来の見積
もり方法と対比して、以下に述べるような種々の特徴が
ある。
【0031】すなわち、仮想マーケット上において、買
手側企業と売手側企業との間の情報のやりとりには、X
MLファイルを使用している。また、その内容は、固定
的な情報の部分と、自由に記述できる部分に分かれてい
る。固定的な情報の部分には、発注企業名や発注する商
品名、数、納期などを書くことができる。一方、自由に
記述できる部分には、商品に関する様々な条件を記述す
ることができる。
【0032】しかるに、従来の見積もり方法のシステム
では、HTMLによる記述形式であるために、簡単な条
件の指定しかできず、買手側企業の条件を十分に満たす
商品の見積もり情報を手に入れるためには、買手側企業
と売手側企業との間で複数回数の情報のやりとりを行う
ことが必要であった。
【0033】一方、本発明における見積もり方式を使用
すると、資材の見積もりを依頼する際に、XMLによっ
て非常に複雑な条件が自由に指定できるようになり、様
々なパターンの見積もり情報を一度に取り出すことがで
きる。この結果、見積もり依頼の提出から、条件を十分
に満たす資材の見積もり情報を入手するまでの、買手側
企業と売手側企業のやりとり回数を非常に少ない回数に
抑えることができ、発注から見積もりまでの時間を大幅
に短縮すると同時に、見積もりにかかるコストを削減す
ることが可能になる。
【0034】また、 買手側企業は、インターネット上
の仮想マーケットに対して1件の見積もり依頼を登録す
るだけで、仮想マーケットに参加している特定多数の売
手側企業に対して見積もり依頼を同時に送付することが
できる。 そのため、従来では、買手側企業が売手側企
業に対して見積もり依頼を出すという作業を行う場合に
は、売手側企業の企業数分だけの見積もり依頼を出すと
いう作業を行っていたものに対し、本発明の見積もり方
法により、仮想マーケットに対して1件の見積もり依頼
を登録するという作業だけで所望の見積もり情報を入手
することができる。
【0035】以上述べた実施の形態は本発明を説明する
ための一例であり、本発明は、上記の実施の形態に限定
されるものではなく、発明の要旨の範囲で種々の変形が
可能である。例えば、上述の仮想マーケットで、見積も
り依頼情報をデータベースで管理し、売手側企業には見
積もり依頼情報が登録されたことだけを通知し、仮想マ
ーケット上のデータを売手側企業から閲覧することも可
能である。さらに、見積情報もデータベースで管理し、
買い手側企業は、任意な時間に閲覧したり、マージした
見積情報を引き出すことも可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子見積
システムは、インターネットとXMLを使用して仮想的
なマーケットを構築したコンピュータシステムによる見
積システムである。この電子見積システムでは、資材調
達において、買手側企業は、インターネット上の仮想マ
ーケットに対し、1件の見積もり依頼を登録するだけ
で、仮想マーケットに参加している多数の売手側企業か
らの見積もり情報を入手できるようになり、短期間で条
件のよい見積もり情報を見つけることができる。また、
自由な形式で様々なパターンの複雑な条件を記述した見
積もり依頼を発行することで、一度の見積もりで条件に
合う多くの見積情報を入手することができるようにな
り、発注から見積情報入手までの買手側企業と売手側企
業のやりとり回数を非常に少ない回数におさえることが
でき、発注から見積もりまでの時間を短縮すると同時
に、見積もりにかかるコストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電子見積システムを説明するための
仮想マーケットの概念図である。
【図2】 図1に示す仮想マーケットでの処理の流れを
示すフロー図である。
【図3】 図2における買手側企業の、見積もり依頼の
データ交換フォーマットの一例である。
【符号の説明】
1 インターネット 2 仮想マーケット 3 買手側企業 4 売手側企業 5 見積もり依頼 6 見積もり情報 7 データ交換フォーマット 8 データベース 9 マージした見積もり情報 11 企業コード 12 企業名 13 提出日付 14 回答期限 15 分類コード 16 条件

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネット上に買手側企業と売手側
    企業とが存在し、コンピュータネットワークを利用し
    て、前記買手側企業と前記売手側企業との間で商品また
    はサービスの見積もりを行う電子見積システムにおい
    て、 前記インターネット上に、前記買手側企業と前記売手側
    企業との間で見積情報のやり取りを行う仮想マーケット
    を構築し、 前記仮想マーケットにおいて交換される見積情報は、X
    ML形式で記述されたXMLファイルが使用され、 前記買手側企業と前記売手側企業が、前記XMLファイ
    ルによるデータ交換フォーマットを用いて見積もりを実
    行することを特徴とする電子見積システム。
  2. 【請求項2】 前記XMLファイルに記述される見積情
    報は、 予め、前記データ変換フォーマットで定義されている固
    定的な見積情報と、 前記買手側企業及び前記売手側企業が、それぞれ、所望
    の条件を任意に記述する可変的な見積情報とからなり、 前記買手側企業及び前記売手側企業が、前記XMLファ
    イルに可変的な見積情報を記述して、所望の条件の見積
    もりを実行することを特徴とする請求項1に記載の電子
    見積システム。
  3. 【請求項3】 一の前記買手側企業に対して、前記売手
    側企業が複数存在し、 複数の前記売手側企業から提出された各々の見積情報
    は、前記仮想マーケットにプールされ、 前記買手側企業が、前記仮想マーケットにアクセスする
    ことにより、前記仮想マーケットにプールされている複
    数の見積情報のうち、所望の見積情報を取得することを
    特徴とする請求項2に記載の電子見積システム。
  4. 【請求項4】 複数の前記売手側企業から提出された全
    ての見積情報は、前記仮想マーケットが備えるデータベ
    ースに蓄積され、 前記買手側企業は、前記データベースから所望の見積情
    報の閲覧、及び引き出しができるようにしたことを特徴
    とする請求項3に記載の電子見積システム。
  5. 【請求項5】 前記買手側企業から提出された見積依頼
    情報は、前記仮想マーケットが備えるデータベースに蓄
    積され、 前記売手側企業は、前記データベースから所望の見積依
    頼情報の閲覧ができるようにしたことを特徴とする請求
    項3または請求項4に記載の電子見積システム。
  6. 【請求項6】 インターネット上に買手側企業と売手側
    企業とが存在し、コンピュータネットワークを利用し
    て、前記買手側企業と前記売手側企業との間で商品また
    はサービスの見積もりを行う電子見積の方法において、 前記買手側企業と前記売手側企業が前記仮想マーケット
    への登録を行う手順と、 前記買手側企業が、XMLファイルを使用して、前記仮
    想マーケットに対して見積依頼情報を提出する手順と、 前記仮想マーケットが、前記売手側企業に対して、見積
    依頼情報を配信する手順と、 前記売手側企業が、前記仮想マーケットに対して、受信
    した見積依頼情報に基づきXMLファイルを使用して作
    成した見積回答情報を提出する手順と、 前記買手側企業が、前記仮想マーケットに配信されてい
    る見積回答情報の内、所望の見積回答情報を取得する手
    順とを経て、前記買手側企業と前記売手側企業との間で
    見積もりが実行されることを特徴とする電子見積の方
    法。
  7. 【請求項7】 前記XMLファイルに記述される見積依
    頼情報及び見積回答情報は、 予め、データ変換フォーマットで定義されている固定的
    な情報と、 前記買手側企業及び前記売手側企業が、所望の条件を任
    意に記述する可変的な情報とからなり、 前記買手側企業及び前記売手側企業が、前記XMLファ
    イルに可変的な情報を記述して、所望の条件の見積もり
    を実行することを特徴とする請求項6に記載の電子見積
    の方法。
  8. 【請求項8】 インターネット上に買手側企業と売手側
    企業とが存在し、コンピュータネットワークを利用し
    て、前記買手側企業と前記売手側企業との間で行われる
    商品またはサービスの見積もりを支援するコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体であって、 前記買手側企業と売手側企業が前記仮想マーケットへの
    登録を行う手順と、 前記買手側企業が、XMLファイルを使用して、前記仮
    想マーケットに対して見積依頼情報を提出する手順と、 前記仮想マーケットが、前記売手側企業に対して、見積
    依頼情報を配信する手順と、 前記売手側企業が、前記仮想マーケットに対して、受信
    した見積依頼情報に基づいてXMLファイルを使用して
    作成した見積回答情報を提出する手順と、 前記買手側企業が、前記仮想マーケットに配信されて見
    積回答情報の内、所望の見積回答情報を取得する手順と
    をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録し
    たことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
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