JP2002090822A - ストロボ装置およびカメラ - Google Patents

ストロボ装置およびカメラ

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JP2002090822A
JP2002090822A JP2000277420A JP2000277420A JP2002090822A JP 2002090822 A JP2002090822 A JP 2002090822A JP 2000277420 A JP2000277420 A JP 2000277420A JP 2000277420 A JP2000277420 A JP 2000277420A JP 2002090822 A JP2002090822 A JP 2002090822A
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Hiroyuki Oishi
弘幸 大石
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトな構成でストロボ光の配光角度を
広い範囲にわたり調整することができ、且つ均一な光量
分布とテレ側でのストロボ光到達距離を延ばすことので
きるストロボ装置およびそのストロボ装置を備えたカメ
ラを提供する。 【解決手段】 閃光を発する発光管41と、その発光管
41から発せられた閃光を反射する反射笠42と、反射
笠42内部の発光管41前方の位置に配置されて、発光
管41と反射笠42とからなる発光部組40に対して光
軸方向に相対的に変位する正のディオプタを有するレン
ズ部材43及び反射笠42の開口部にプロテクタ44と
を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストロボ光の配光
が工夫されたストロボ装置およびそのストロボ装置を備
えたカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ストロボ装置から発光される
ストロボ光の配光を改善するために、種々の技術が提案
されている。例えば、閃光を発する発光管と、その発光
管から発せられた閃光を反射する反射笠を備えたストロ
ボ装置において、発光管を反射笠に対して相対的に近づ
けてストロボ光の配光角を狭めたり、あるいは発光管を
反射笠に対して相対的に遠ざけてストロボ光の配光角を
広げたりすることにより、撮影状況に応じてストロボ光
の配光が被写体に対して最適に照射されるように調整す
る方式のストロボ装置が提案されている。
【0003】また、発光管と反射笠からなる発光反射部
の外部に集光効果を有するプロテクタが配置されてなる
発光部を備え、プロテクタに対して発光反射部を相対的
に近づけて配光角を広げたり、あるいは相対的に遠ざけ
て配光角を狭めたりすることにより、ストロボ光の配光
が被写体に対して最適に照射されるように調整する方式
のストロボ装置も提案されている。この方式のストロボ
装置は、ズームレンズが内蔵されたカメラにおいて最も
多く採用されている。以下、図7および図8を参照し
て、このストロボ装置に備えられた発光部の構成および
配光について説明する。
【0004】図7は、従来のストロボ装置に備えられた
発光部を示す図である。
【0005】図7に示す発光部100には、発光管11
1と反射笠112からなる発光反射部110、および発
光反射部110の外部に配置されたプロテクタ120が
備えられている。発光反射部110は、図7に示すよう
に、プロテクタ120に対して相対的に近づけられてお
り、このような状態で発光管111から閃光が発せられ
ると、発光管111からの閃光と反射笠112で反射さ
れた閃光との双方がプロテクタ120で集光されて広範
囲にわたり照射される。このようにして、ワイド側(広
角側)におけるストロボ撮影が行なわれる。
【0006】図8は、図7に示す発光部において、プロ
テクタに対して発光反射部が相対的に遠ざけられて配光
角が狭められた様子を示す図である。
【0007】図8に示すように、発光反射部110はプ
ロテクタ120に対して遠ざけられており、このような
状態で発光管111から閃光が発光されると、発光管1
11から発光された閃光の一部(直接光130)と、反
射笠111で反射された閃光(間接光131)とがプロ
テクタ120で集光されて狭い範囲内で照射される。こ
のようにして、テレ側(望遠側)におけるストロボ撮影
が行なわれる。
【0008】さらに、特開平9−73119号公報に、
反射笠の内部に集光効果を有するプロテクタを備えたス
トロボ装置が提案されている。
【0009】図9は、特開平9−73119号公報に提
案されたストロボ装置の発光部を示す図である。
【0010】図9に示す発光部組200には、発光管2
10と、反射笠220と、プロテクタ230とが備えら
れている。反射笠220は、ドーム部221と、平坦部
222と、開口部223とを有する。発光管210は、
ドーム部221の内壁に接するように配置されている。
また、プロテクタ230は、反射笠220を構成する平
坦部222の、開口部223側の内壁に、発光管210
と所定の距離を隔てて配置されている。この発光部20
0では、発光管210から閃光が発せられると、その閃
光はプロテクタ230により均一に配光されて、閃光ど
うしの交差が防止される。このため、配光バランスのよ
いストロボ光を得ることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した、発
光管を反射笠に対して相対的に近づけたり遠ざけたりす
ることによりストロボ光の配光を調整する方式のストロ
ボ装置では、配光角度の調整幅をあまり大きくすること
ができないという問題がある。また、発光管を安定した
状態で保持しつつ移動させることは困難性が高い。
【0012】さらに、図7,図8を参照して説明した、
プロテクタに対して発光反射部を相対的に近づけたり遠
ざけたりしてストロボ光の配光を調整する方式のストロ
ボ装置では、特に、テレ側の撮影をしようとしてプロテ
クタに対して反射笠を相対的に遠ざけた場合には、プロ
テクタに入射しないで撮影画角外に散逸する光(図8に
示す光132)が増加し、撮影画角内に有効に届く光の
減少を招く。また、散逸する光を無くそうとすると反射
笠を大きくしたり、プロテクタを大きくしたりする必要
があり、ストロボ装置を内蔵する機器の小型化に支障を
きたすという問題が生ずる。
【0013】さらに、発光管から放射されてプロテクタ
に直接入射する直接光によって得られる光量分布が撮影
画角内の中央部に比較的効率よく集光されるのに対し
て、一旦反射笠で反射された後プロテクタに入射する間
接光によって得られる光量分布は、撮影画角内の中央部
から大きく外れる趨勢となり、時にはこれが撮影画角外
に逃げて無駄な光となってしまうというように前記直接
光及び間接光による光量分布を撮影画角内で適切に制御
することが殆ど不可能といえるものであった。
【0014】このように従来方式のストロボ発光部の構
成では、良好な配光性能を得ることができないという性
能上の問題があった。
【0015】また、特開平9−73119号公報に提案
された、反射笠の内部に集光効果を有するプロテクタを
備えたストロボ装置では、発光管とプロテクタとの距離
は一定であるため、撮影状況に応じて最適となる配光角
が得られるように調整することは困難であるという問題
がある。
【0016】本発明は、上記事情に鑑み、コンパクトな
構成でストロボ光の配光角度を広い範囲にわたり調整す
ることができ、かつ撮影画角内の光量分布を均一にし、
更には特にテレ側(望遠側)において撮影画角外に散逸
する光を無くして撮影画角内の有効光量を増加せしめる
とともに、ストロボ発光部の小型化を確保しながら良好
な配光性能を得つつストロボ光到達距離を伸ばすストロ
ボ装置及び該ストロボ装置を備えたカメラを提供するこ
とを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のストロボ装置は、閃光を発する発光管と、その発光
管から発せられた閃光を反射する反射笠とからなる発光
部組と、上記反射笠内であって上記発光管前方の位置に
配置する正のディオプタを有するレンズ部材とからな
り、そのレンズ部材は上記発光部組に対して光軸方向に
相対的に変位されることを特徴とする。
【0018】本発明のストロボ装置は、反射笠の内部に
配置された、正のディオプタ(屈折力)を有するレンズ
部材を、発光管と反射笠とからなる発光部組に対して光
軸方向に相対的に変位させることによって、ストロボ光
の配光角度を大きく変化させ、従ってコンパクトな構成
でストロボ光の配光角度を広範囲に亘って調整すること
ができるとともに、前述した如く構成してなるレンズ部
材がワイド側で前記発光部組に対して相対的に近い位置
にあるとき及びテレ側で遠い位置にあるときの双方にお
いて、発光管から放射される光を無駄に散逸させること
無く、撮影画角内に有効に配光させることができる。前
者においてはレンズ部材に直接入射する直接光及び一旦
反射笠によって反射され、反射笠によって反射された間
接光の2通りの光が入射し、レンズ部材によって屈折効
果を受けた後、被写体に向けて配光され、後者において
は、前記2通りの光の他に、レンズ部材を通らずレンズ
部材と反射笠との間を通り抜けて反射笠によって反射さ
れるもう1つの光である反射光が被写体に向けて配光さ
れる。このように発光管から放射される光が複数の経路
を辿って被写体に向けて配光されるので、これら複数の
光で構成される各々の配光の境界領域における光量差を
小さくすることができ、このように変位可能なレンズ部
材を備えない従来式のストロボ発光部と異なって、結果
として撮影画角内を滑らかな光量分布で、かつ無駄に散
逸する光を生じさせること無く照射するという効果をも
たらすことができる。
【0019】ここで、上記発光部組がさらに、前面を覆
い上記発光管から発せられた光を透過させるカバー(プ
ロテクタ)を備えたものであることが好ましい。
【0020】発光部組にこのようなプロテクタを備える
と、その発光部組を構成する発光管やレンズ部材を保護
することができる。
【0021】また、上記プロテクタが、正のレンズ効果
を有するものであることも好ましい態様である。
【0022】例えば、望遠系の多焦点レンズ付カメラに
ストロボ装置を備えた場合、そのカメラでは、配光を一
層狭める必要があり、その場合レンズ部材のみのディオ
プタを高めて対応しようとするとそのレンズ部材の厚み
が厚くなり、このためレンズ部材を反射笠の比較的狭い
空間に納める上で障害になるという問題が発生する。ま
た、このように厚いレンズ部材をフレネル化すると、分
割された隣り合う段差が大きくなって、その部分で配光
ムラが発生する。このような場合、発光管やレンズ部材
を保護する役割を担うプロテクタに正のレンズ効果を持
たせて、レンズ部材が有する正のディオプタを分担させ
ると、レンズ部材の厚みを小さく抑えることができる。
従って、上記障害や配光ムラを解決することができる。
【0023】さらに、上記プロテクタが、負のレンズ効
果を有するものであることも好ましい態様である。
【0024】ワイド系の多焦点レンズ付カメラにストロ
ボ装置を備えた場合、そのカメラでは、配光を一層広げ
る必要があり、その場合、上記プロテクタに負のレンズ
効果を持たせて、レンズ部材が有する負のディオプタを
分担させると、やはり上記障害や配光ムラを解決するこ
とができる。
【0025】また、上記目的を達成する本発明のカメラ
は、焦点距離可変の撮影レンズとストロボ装置とを備
え、上記ストロボ装置が、閃光を発する発光管と、その
発光管から発せられた閃光を反射する反射笠とからなる
発光部組と、上記反射笠内であって上記発光管前方の位
置に配置され、上記撮影レンズの焦点距離に対応して上
記発光部組に対して光軸方向に相対的に変位される正の
ディオプタを有するレンズ部材とから構成されることを
特徴とする。
【0026】本発明のカメラは、上記のストロボ装置を
備えたものであるため、コンパクトな構成でストロボ光
の配光角度を広い範囲にわたり調整することができる。
従って、近距離から遠距離の範囲にわたり、被写体にス
トロボ光を適切に照射することができるとともに小型化
が図られる。
【0027】ここで、上記レンズ部材の上記発光部組に
対する光軸方向の相対的な変位が、上記撮影レンズの焦
点距離可変調節に運動して行われることが好ましい。
【0028】レンズ部材を撮影レンズの焦点距離の変更
に連動して移動すると、ストロボ光を被写体に一層適切
に照射することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0030】図1は、本発明の第1実施形態のストロボ
装置を備えたカメラを前面斜め上から見た外観斜視図で
ある。
【0031】図1に示すカメラ10は、一般にアクティ
ブタイプと呼ばれるオートフォーカス(AF)装置を内
蔵した、ロール状の写真フイルム上に写真撮影を行なう
カメラである。オートフォーカス装置には、カメラ10
の前面上部に配置されたAF投光窓12を有しそのAF
投光窓12からカメラ10の前方に向けて測距用の光を
放つ投光部、およびカメラ10前面の、上記AF投光窓
12から所定距離離れた位置に配置されたAF受光窓1
3を有し上記AF投光窓12からカメラ10の前方に放
たれ被写体で反射して戻ってきた光をそのAF受光窓1
3から受け入れて受光することにより被写体までの距離
を求める受光部が備えられている。
【0032】また、このカメラ10の前面中央部には、
光学ズームレンズ11aを内部に備えたズーム鏡胴11
が備えられている。
【0033】さらに、このカメラ10には、そのカメラ
10の上面に配備された、撮影に同期して閃光を発する
発光部組40を有するストロボ装置30が備えられてい
る。このストロボ装置30の発光部組40については後
述する。
【0034】また、このカメラ10には、図示しないズ
ームファインダユニットを構成するズームファインダ窓
14、および内蔵された露出調整用のAEセンサに光を
導くためのAE受光窓15も備えられている。さらに、
このカメラ10の上面には、シャッタボタン18が備え
られている。
【0035】図2は、図1のカメラを背面斜め上から見
た外観斜視図である。
【0036】このカメラ10の背面には、ファインダ接
眼窓22、および光学ズームレンズ11aをワイド側
(近距離側)あるいはテレ側(遠距離側)に動作させる
ズーム操作レバー23が備えられている。
【0037】図3は、図1に示すストロボ装置を構成す
る発光部組を示す図である。
【0038】図3に示す発光部組40には、閃光を発す
る発光管41と、その発光管41から発せられた閃光を
反射する反射笠42と、その反射笠42内部の発光管4
1前方の位置に配置され、正のデイオプタ(屈折力)を
有し、発光管41と反射笠42とからなる発光部組40
に対して光軸方向に相対的に変位させるレンズ部材43
を備えている。また、発光部組40には、図3の右方で
ある前面を覆い発光管41から発せられた光を透過させ
るプロテクタ44(本発明にいうカバーに相当)が備え
られている。
【0039】レンズ部材43は、反射笠42の内部にお
いて、ズーム操作レバー23(図2参照)により光学ズ
ームレンズ11aがワイド側あるいはテレ側に操作され
ると、その光学ズームレンズ11aの焦点距離の変更に
連動し、反射笠42の内部において発光部組40に対し
て光軸方向に相対的に位置を変える。この図3では、ズ
ーム操作レバー23をワイド側に操作した場合の、発光
管41に対するレンズ部材43の位置関係が示されてお
り、発光管41とレンズ部材43との距離Aは比較的小
さい。
【0040】ここで、シャッタボタン18(図1もしく
は図2参照)が操作されて発光管41から閃光が発せら
れる。すると、正のデイオプタを有するレンズ部材43
には発光管42からの直接光70と一旦反射笠42によ
って反射された後入射する間接光71とが入射して屈折
効果を受け、前者は集光する方向に、後者は光軸から離
れる方呵に進み、プロテクタ44を透過して被写体に向
けて照射される。ここで、撮影レンズの撮影画角に対応
する適切なレンズ部材43のディオプタ及び反射笠42
の当該領域の曲面形状を設定することによって、ワイド
側(広角側)で撮影面角内をほぼ均一な光量分布で照射
してストロボ撮影を行うことができる。
【0041】図4は、図1に示すカメラにおいて、テレ
側に操作された結果、反射笠内において、レンズ部材が
プロテクタ側に移動した様子を示す図である。
【0042】図4に示すように、反射笠42内におい
て、レンズ42がプロテクタ44側に移動されているた
め、発光管41とレンズ部材43との距離Bは、図3に
示す距離Aよりも大きい。
【0043】この場合には、レンズ部材43に発光管4
1から直接入射する直接光70と一旦反射笠42によっ
て反射された後間接的に入射する間接光71とが入射し
て屈折効果を受けた後、前者は集光する方向に、後者は
光軸から離れる方向に進み、更に、レンズ部材43を通
らず、レンズ部材43と反射笠42との間を通り抜けた
光72が、反射笠42によって反射されて進む。合わせ
て3通りの光が合成されてプロテクタ44を透過して被
写体に向けて照射される。ここで、反射笠42の当該領
域の曲面形状を撮影レンズの焦点距離に対応した撮影画
角に対して適切となるよう形成することによって、テレ
側(望遠側)においても撮影画角内をほぼ均一な光量分
布で照射してストロボ撮影を行うことができる。。
【0044】第1実施形態のストロボ装置40では、正
のデイオプタを有するレンズ部材43が、反射笠42の
中で発光管41と反射笠42とからなる発光部組40に
対して光軸方向の相対的位置関係を変化させることによ
って、ストロボ光の配光角度を大きく変化させることが
できる。本実施形態のカメラ10は、このようなストロ
ボ装置40を備えたものであるため、コンパクトな構成
でストロボ光の配光角度を広い範囲にわたり調整するこ
とができるとともに、撮影画角内の光量分布を均一化
し、更にはテレ側(望遠側)においてストロボ光の到達
距離を伸ばすことができる。従って、広角から望遠の範
囲にわたり、被写体にストロボ光を適切に照射すること
ができるとともに小型化が図られる。
【0045】図5は、本発明の第2実施形態のストロボ
装置を構成する発光部組を示す図である。
【0046】尚、図4に示す発光部組40と同じ構成要
素には同一の符号を付して説明する。
【0047】図5に示す発光部組50には、正のレンズ
効果を有するプロテクタ54が備えられている。このた
め、レンズ部材43からの閃光および反射笠42で反射
された閃光は、プロテクタ54が有する正のレンズ効果
により、さらに狭い範囲内に照射される。ここで、レン
ズ部材43が有する正のディオプタをプロテクタ54に
分担させると、レンズ部材43の厚みを小さく抑えるこ
とができる。
【0048】図6は、本発明の第3実施形態のストロボ
装置を構成する発光部組を示す図である。
【0049】尚、図3に示す発光部組40と同じ構成要
素には同一の符号を付して説明する。
【0050】図6に示す発光部組60には、負のレンズ
効果を有するプロテクタ64が備えられている。このた
め、レンズ部材43からの閃光は、プロテクタ64が有
する負のレンズ効果により、さらに広い範囲にわたり照
射されることとなる。
【0051】尚、本実施形態では、カメラに内蔵された
ストロボ装置の例で説明したが、これに限られるもので
はなく、本発明のストロボ装置はカメラの外部に取り付
けられるものであってもよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コンパクトな構成でストロボ光の配光角度を広い範囲に
わたり調整することができるとともに、撮影画角内の光
量分布を均一化し、更にはテレ側(望遠側)においてス
トロボ光の到達距離を伸ばすことが可能なストロボ装置
およびそのストロボ装置を備えたカメラを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のストロボ装置を備えた
カメラを前面斜め上から見た外観斜視図である。
【図2】図1のカメラを背面斜め上から見た外観斜視図
である。
【図3】図1に示すストロボ装置を構成する発光部組を
示す図である。
【図4】図1に示すカメラにおいて、テレ側に操作され
た結果、反射笠内において、レンズ部材がプロテクタ側
に移動した様子を示す図である。
【図5】本発明の第2実施形態のストロボ装置を構成す
る発光部組を示す図である。
【図6】本発明の第3実施形態のストロボ装置を構成す
る発光部組を示す図である。
【図7】従来のストロボ装置に備えられた発光部を示す
図である。
【図8】図7に示す発光部において、プロテクタに対し
て発光反射部が相対的に遠ざけられて配光角が狭められ
た様子を示す図である。
【図9】特開平9−73119号公報に提案されたスト
ロボ装置の発光部を示す図である。
【符号の説明】
10 カメラ 11 ズーム鏡胴 11a 光学ズームレンズ 12 AF投光窓 13 AF受光窓 14 ズームファインダ窓 15 AE受光窓 18 シャッタボタン 22 ファインダ接眼窓 23 ズーム操作レバー 30 ストロボ装置 40,50,60 発光部組 41 発光管 42 反射笠 43 レンズ部材 44,54,64 プロテクタ 70 直接光 71 間接光 72 レンズ部材を通らない光 100 従来型発光部 111 発光管 112 反射笠 120 プロテクタ 130 直接光 131 間接光 132 散逸光 200 発光部 210 発光管 220 反射笠 230 中央部凸レンズ付プロテクタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閃光を発する発光管と、該発光管から発
    せられた閃光を反射する反射笠とからなる発光部組と、
    前記反射笠内であって前記発光管前方の位置に配置する
    正のディオプタを有するレンズ部材とからなり、該レン
    ズ部材は前記発光部組に対して光軸方向に相対的に変位
    されることを特徴とするストロボ装置。
  2. 【請求項2】 前記発光部組がさらに、前面を覆い前記
    発光管から発せられた光を透過させるカバーを備えたも
    のであることを特徴とする請求項1記載のストロボ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記カバーが、正のレンズ効果を有する
    ものであることを特徴とする請求項2記載のストロボ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記カバーが、負のレンズ効果を有する
    ものであることを特徴とする請求項2記載のストロボ装
    置。
  5. 【請求項5】 焦点距離可変の撮影レンズとストロボ装
    置とを備え、前記ストロボ装置が、閃光を発する発光管
    と、該発光管から発せられた閃光を反射する反射笠とか
    らなる発光部組と、前記反射笠内であって前記発光管前
    方の位置に配置され、前記撮影レンズの焦点距離に対応
    して前記発光部組に対して光軸方向に相対的に変位され
    る正のディオプタを有するレンズ部材とから構成される
    ことを特徴とするカメラ。
  6. 【請求項6】 前記レンズ部材の前記発光部組に対する
    光軸方向の相対的な変位が、前記撮影レンズの焦点距離
    可変調節に運動して行われることを特徴とする請求項5
    記載のカメラ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008089782A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Stanley Electric Co Ltd 液晶光学素子及びその製造方法並びにそれを使用したストロボ装置
US8042972B2 (en) 2005-10-19 2011-10-25 Martin Professional A/S Light assemblies
EP2594977B1 (en) * 2011-11-21 2023-06-14 Hanwha Techwin Co., Ltd. Zoom illuminating system and imaging apparatus employing the same

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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