JP2002088390A - 鋼板用水溶性冷間圧延油 - Google Patents

鋼板用水溶性冷間圧延油

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JP2002088390A JP2001164822A JP2001164822A JP2002088390A JP 2002088390 A JP2002088390 A JP 2002088390A JP 2001164822 A JP2001164822 A JP 2001164822A JP 2001164822 A JP2001164822 A JP 2001164822A JP 2002088390 A JP2002088390 A JP 2002088390A
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Yasuhiro Sotani
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Yosuke Amanuma
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Shigehiro Tomotsune
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定性が良好で、プレートアウト性にも優
れ、かつミル汚れも少ないクーラントの得られる鋼板用
水溶性冷間圧延油を提供する。 【解決手段】 下記一般式(1)または(2)で表され
るポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルア
ルキレンジアミンおよびその酸付加塩の少なくとも一方
を含有することを特徴とする。 【化1】 【化2】 (ただし、R1は炭素原子数12〜18のアルキル基、
2は炭素原子数12〜18のアルケニル基、nは2ま
たは3の整数、aおよびbはそれぞれ1〜6の整数であ
り、かつ、a+bは3〜12である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼板用水溶性冷間
圧延油に関し、詳しくは、安定性および圧延潤滑性に優
れるとともに付着汚れの少ない鋼板用水溶性冷間圧延油
に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼板用水溶性冷間圧延油は、油脂、鉱
油、合成エステル等を基油とし、これに脂肪酸等の油性
向上剤、極圧添加剤、防錆添加剤、酸化防止剤等を加え
た潤滑油成分を含有し、通常は水に乳化分散させた濃度
1〜10体積%程度の乳化分散液として使用されるの
で、この乳化分散のための界面活性剤等がさらに配合さ
れている。この乳化分散液は一般にクーラントと呼ば
れ、通常はタンク内からポンプを経由しノズルより作業
ロール及び鋼板に供給噴射されタンクに戻る循環方式で
使用される。この循環方式で用いられる冷間圧延油は、
作業ロール及び鋼板の表面にクーラントとして供給され
たとき、圧延油中の潤滑成分が作業ロール及び鋼板表面
に展着する作用(プレートアウト性と呼ばれる)により
潤滑効果を発揮する。
【0003】このような水溶性冷間圧延油は、水による
冷却効果、あるいは循環使用による経済性等の面で非水
溶性の冷間圧延油に比べて有利である反面、圧延加工に
より発生した摩耗鉄粉がクーラント中に混入し油分と合
一したいわゆるスカムが生成される。このため、クーラ
ントの管理上で(1)循環使用時のクーラントの安定
性、(2)スカムの付着による圧延機(ミル)周辺の汚
れ、等の問題を生じることがある。
【0004】クーラントの安定性を高めるためには、界
面活性剤の量や種類を調節することが考えられる。しか
し、乳化分散のためにノニオン系、アニオン系等の界面
活性剤を配合した水溶性冷間圧延油においては、その種
類、配合量の調節によってプレートアウト性が変化す
る。例えば、クーラントの安定性を高めるとプレートア
ウト性が低下して潤滑性が不十分となり、また界面活性
剤を調節してプレートアウト性を増大しようとするとク
ーラントが不安定となって循環使用する際に種々の支障
をきたす。即ち、クーラントの安定性とプレートアウト
性とは相反する傾向を示すものである。また、プレート
アウト性を良くするために、スカムアウト(スカムの除
去)頻度を減らす方法があるが、この場合には、クーラ
ント中にスカムが増加しその付着によるミル汚れが増す
ことになる。
【0005】上記のような問題点に対して、クーラント
の安定性とプレートアウト性とを両立させた冷間圧延油
の開発が試みられており、カチオン系又はアミン系界面
活性剤を含有する冷間圧延油等が提案されている。例え
ば、特開昭62−112695号公報にはアルキルアミ
ン等のアミノ化合物の酸化エチレン付加物を、特公平2
−40113号公報にはポリエチレンイミン等のポリア
ルキレンイミン類を、特公平2−40114号公報には
ポリアルキレンポリアミン類等にアルキレンオキシドを
付加したポリエーテルポリオール類を、特開平8−32
5588号公報にはアルキルアミンエチレンプロピレン
オキサイド付加物等を含有する圧延油が開示されてい
る。
【0006】しかしながら、上記の従来技術では、クー
ラントの安定性およびプレートアウト性のいずれにも優
れ、更にミル汚れが少ないという観点から十分な性能を
有する鋼板用水溶性冷間圧延油はまだ得られていないの
が実情である。
【0007】また、近年、生産性を向上するため、圧延
速度を増加する傾向があり、より優れた潤滑性と同時に
クーラントの安定性および圧延機周辺の耐汚れ性の向上
が冷間圧延油に求められている。特に、ブリキ原板等の
板厚0.35mm以下の薄物材を得るために圧延速度1
000m/分以上で高速圧延する場合には、圧延条件が
厳しく、上記の特性が強く求められている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の鋼板用水溶性
冷間圧延油は、上記従来技術の冷間圧延油の欠点を解消
するものであり、クーラントの安定性が良好で、プレー
トアウト性にも優れ、かつミル汚れも少ない冷間圧延油
を提供することを目的とする。更に、薄物材の高速圧延
においても、上記性能を発揮することができる冷間圧延
油を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋼板用水
溶性冷間圧延油クーラントの安定性及びプレートアウト
性に関し、特にアミン系界面活性剤の影響について鋭意
検討した結果、特定のアミン系界面活性剤、すなわち、
アルキルアルキレンジアミンまたはアルケニルアルキレ
ンジアミンのポリオキシアルキレン付加物が優れた作用
を発揮することを見いだして本発明を完成した。
【0010】本発明における第1発明の鋼板用水溶性冷
間圧延油は、下記一般式(1)で表されるポリオキシエ
チレンポリオキシプロピレンアルキルアルキレンジアミ
ンおよびその酸付加塩の少なくとも一方を含有すること
を特徴とする。
【化3】 (ただし、上記式中において、R1は炭素原子数12〜
18のアルキル基、nは2または3の整数、aおよびb
はそれぞれ1〜6の整数であり、かつ、a+bは3〜1
2である。)
【0011】また、本発明における第2発明の鋼板用水
溶性冷間圧延油は、下記一般式(2)で表されるポリオ
キシエチレンポリオキシプロピレンアルケニルアルキレ
ンジアミンおよびその酸付加塩の少なくとも一方を含有
することを特徴とする。
【化4】 (ただし、上記式中において、R2は炭素原子数12〜
18のアルケニル基、nは2または3の整数、aおよび
bはそれぞれ1〜6の整数であり、かつ、a+bは3〜
12である。)
【0012】以下、本発明を詳細に説明する。一般式
(1)または(2)において、エチレンオキシド付加モ
ル数aは1〜6の整数(より好ましくは1〜4の整数)
であり、プロピレンオキシド付加モル数bは1〜6の整
数(より好ましくは3〜6の整数)である。エチレンオ
キシド付加モル数aが1未満またはプロピレンオキシド
付加モル数bが6を超える場合には、プレートアウト性
は良いものの安定性が低下する。一方、エチレンオキシ
ド付加モル数aが6を超えるかまたはプロピレンオキシ
ド付加モル数bが1未満の場合には、安定性は良いもの
のプレートアウト性が低下する。なお、一般式(1)ま
たは(2)で表される化合物の一分子中には複数のaが
含まれるが、これらは互いに同じであっても異なってい
てもよく、bについても同様である。
【0013】このaとbとの合計は3〜12であり、5
〜10であることが好ましい。a+bが3未満では鉄粉
に対する分散能が不足し、a+bが12を超えるとプレ
ートアウト性が不足するという問題が生じる。エチレン
オキサイド及びプロピレンオキサイドの付加形態は、い
わゆるブロック付加を示すが、ランダム付加でもリバー
ス付加でもよい。なお、アルキレンオキサイドの炭素原
子数が4以上となると水溶性が低下して安定性が不足す
る。また、一般式(1)または(2)において、アルキ
レン基の炭素原子数nは2または3であり、3であるこ
とがより好ましい。
【0014】一般式(1)におけるR1は炭素原子数1
2〜18(より好ましくは14〜18、さらに好ましく
は16〜18)のアルキル基である。炭素原子数が12
未満ではプレートアウト性が不足し、18を超えると水
溶性が低下して安定性が悪くなる。一般式(2)におけ
るR2は炭素原子数12〜18(より好ましくは14〜
18、さらに好ましくは16〜18)のアルケニル基で
ある。炭素原子数が12未満ではプレートアウト性が不
足、18を超えると水溶性が低下して安定性が悪くな
る。このアルキル基およびアルキレン基は直鎖状でも分
岐状でもよいが、直鎖状であることが好ましい。
【0015】また、一般式(1)または(2)で表され
る化合物は、単体でも優れた性能を発揮するが、酸付加
塩としてカチオン性をより高めることもできる。その塩
とする酸としては、ギ酸、酢酸、酪酸、プロピオン酸等
の低級酸、リンゴ酸、乳酸、グリコール酸等のオキシカ
ルボン酸、リン酸等の無機酸、無水マレイン酸、琥珀酸
等のジカルボン酸、カプロン酸、カプリル酸、カプリン
酸、2−エチルヘキシル酸等の中級酸及び酸性リン酸エ
ステル等を挙げることができ、これらの一種または二種
以上を用いることができる。本発明の冷間圧延油は、一
般式(1)または(2)で表される化合物とその酸付加
塩との両方を含有してもよく、いずれか一方を含有して
もよい。
【0016】上記一般式(1)または(2)で表される
化合物およびその酸付加塩の含有量は、本発明の冷間圧
延油全体を100重量部として0.1〜10重量部の範
囲とすることが好ましく、0.1〜5重量部の範囲とす
ることがより好ましく、0.5〜3重量部の範囲とする
ことがさらに好ましい。含有量が0.1重量部未満では
乳化分散が不十分となり、クーラントの安定性が悪くな
るとともに、ミルへの汚れ付着が多くなる。また、含有
量が10重量部を越えるとプレートアウト性が低下して
潤滑性が不足する。
【0017】本発明の鋼板用冷間圧延油の基油として
は、スピンドル油、マシン油等の鉱物油、牛脂、豚脂、
菜種油、パーム油等の動植物油脂、脂肪酸エステル、ヒ
ンダードエステル等の合成エステル等が挙げられる。こ
れらのうち一種を単独で、あるいは二種以上を混合して
用いることができる。基油の含有量は、本発明の冷間圧
延油全体を100重量部として通常60〜95重量部の
範囲であり、好ましくは80〜95重量部の範囲であ
る。
【0018】本発明の鋼板用水溶性冷間圧延油は、上記
の一般式(1)で表される化合物を必須成分とするが、
その他の任意成分として基油のほか、従来より冷間圧延
油に用いられている油性向上剤、極圧添加剤、防錆添加
剤、酸化防止剤、界面活性剤、その他の添加剤を適宜使
用することができる。油性向上剤としては脂肪酸、アル
コール等を、極圧添加剤としては硫化油脂、硫化鉱油、
ポリスルフィド等の硫黄系またはリン酸エステル等のリ
ン系極圧剤を、防錆添加剤としては石油スルホン酸塩等
を、酸化防止剤としてはフェノール系、アミン系等を、
界面活性剤としてはアニオン系、ノニオン系等をそれぞ
れ例示することができる。
【0019】本発明の鋼板用水溶性冷間圧延油は、上記
の必須成分及び任意成の所定の割合を混合することによ
り得られる。この鋼板用水溶性冷間圧延油は、原液(圧
延油)を水により希釈した(すなわち水に乳化分散させ
た)クーラントとして冷間圧延に使用される。クーラン
ト中における冷間圧延油の濃度は、通常0.5〜10体
積%(好ましくは1〜5体積%)程度である。
【0020】本発明の冷間圧延油は、この圧延油2体積
%を含む55℃の水乳化分散液を、鉛直に懸垂された1
50℃の鋼板(例えばJIS SPCC−SB鋼板)に
2秒間スプレー(例えばスプレー流量2リットル/分)
した場合における該鋼板への付着油分が1.0g/m2
以上(より好ましい条件では1.2g/m2以上)であ
り、かつ、上記水乳化分散液中における上記圧延油の平
均粒子径をr1、該水乳化分散液に平均粒子径0.02
μmの鉄粉1000ppmを添加しホモミキサーにて9
500rpmで15分間攪拌した後における上記圧延油
の平均粒子径をr2としたとき、r2/r1の値が1.
2以下(より好ましい条件では1.15以下)であるも
のとすることができる。
【0021】また、本発明の鋼板用水溶性冷間圧延油
は、圧延速度1000m/分以上(通常、2000m/
分以下)の条件下、鋼板を板厚0.5mm以下(好まし
くは0.35mm以下、より好ましくは0.15〜0.
25mm)に冷間圧延する際に用いられるものとするこ
とができる。通常、圧延後の板厚(仕上厚)は0.1m
m以上である。
【0022】本発明の鋼板用水溶性冷間圧延油は、下記
実施例の性能試験(2)に示す条件において測定した場
合、圧延速度2000m/分における摩擦係数が0.0
05〜0.010(特に0.006〜0.009)であ
るものとすることができる。また、この冷間圧延油は、
下記実施例の性能試験(2)に示す条件において測定し
た場合、r4(24時間操業後の上記圧延油の平均粒子
径)/r3(上記圧延油の初期の平均粒子径)の値が
1.15以下(好ましくは1.10以下、より好ましく
は1.05以下)であるものとすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の鋼板用水溶性冷間
圧延油について、実施例及び比較例により詳細に説明す
る。一般式(1)におけるR1、n、aおよびbがそれ
ぞれ表1に示すとおりである化合物A1〜A10を用い
て、表2および表3に示す組成の冷間圧延油を調整し
た。表1に示す化合物のうちA3〜A6およびA10を用い
た冷間圧延油は本発明品であり、A1、A2およびA7
9を用いた冷間圧延油は比較品である。これらの化合
物は、それぞれ原料となるジアミンにエチレンアルキレ
ンオキシドをaモル付加させ、次いでプロピレンオキシ
ドをbモル付加させて得られたものである。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【表3】
【0027】表2および表3に示す材料の内容は以下の
とおりである。 合成エステル:トリメチロールプロパン脂肪酸エステ
ル、商品名「ユニスターH−381R」(日本油脂株式
会社製) 脂肪酸a:牛脂脂肪酸、商品名「TOENOL#105
0」(当栄ケミカル株式会社製) 酸性リン酸エステル:2−エチルヘキシルアシッドホス
フェート、商品名「Phoslex A−4」(堺化学
工業株式会社製) 界面活性剤a:ポリオキシエチレンジオレエート、商品
名「イオネットDO600」(三洋化成工業株式会社
製) 界面活性剤b:ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
商品名「リカノンUA5008」(新日本理化株式会社
製) 防食剤:1,2,3−ベンゾトリアゾール、商品名「B
T−120」(城北化学株式会社製) 酸化防止剤:ヒンダードフェノール、商品名「ノクラッ
クNS−6」(大内新興株式会社製)
【0028】[1]性能試験(1) 得られた各冷間圧延油(試料油)の性能を以下の試験に
より評価した。 安定性 水に試料油の所定量を加え、ホモミキサーにより950
0rpmで15分間攪拌して水乳化分散液を調製し、こ
の分散液中における試料油の平均粒子径r1をコールタ
ーカウンター(マルチサイザーI型)により測定した。
次いで、この分散液に鉄粉を添加して下記の条件で攪拌
した後における試料油の平均粒子径r2を同様に測定し
た。この鉄粉添加による平均粒子径の変化から、クーラ
ントの安定性を評価した。 試料油濃度:2体積% 水乳化分散液の量:800g 水乳化分散液の温度:55℃ 攪拌機:ホモミキサー、9500rpm 鉄粉:粒径0.02μm、添加量1000ppm 撹拌時間:15分
【0029】プレートアウト性 上記と同様に調整した試料油の水乳化分散液(鉄粉な
し)をポンプで1時間循環させ、鉛直に懸垂した試験片
にこの分散液を2秒間スプレーし、そのときの付着油分
(g/m2)を測定した。 試験片:JIS SPCC−SB、サイズ3.2×60
×80mm 試験片温度:150℃ スプレー流量:2リットル/分 試料油濃度:2体積% 水乳化分散液の温度:55℃
【0030】付着汚れ試験 上記と同様にして鉄粉の添加された水乳化分散液を調
整し、この分散液をと同様にポンプで循環させ、鉛直
に懸垂した試験片にスプレーした。その後、試験片に付
着した汚れの量及び汚れ状態を目視により評価した。
【0031】以上の結果を表4および表5に示す。な
お、表4および表5において、安定性の評価結果は○:
安定性良好、△:やや不安定、×:不安定を、また付着
汚れの評価結果は○:付着汚れなし、△:付着汚れあ
り、×:付着汚れ著しい、をそれぞれ表す。
【0032】
【表4】
【0033】
【表5】
【0034】表4および表5から判るように、実施例1
〜7の冷間圧延油は安定性においては、平均粒径が9μ
m前後であり、鉄粉添加後の粒径の変化を示すr2/r
1の値が1.07〜1.14と優れていた。また、プレ
ートアウト性においても、付着油分量が1.24〜1.
58g/m2と優れており、更に、試験片への汚れ付着
量も66〜72g/m2と少なく優れていた。これに対
して、bが6を超える比較例1および2ではプレートア
ウト性は1.78g/m2及び1.62g/m2と良いも
のの、安定性においてはr2/r1の値が1.50及び
1.45と低下した。また、aが6を超える比較例3は
安定性においてはr2/r1の値が1.10と良いもの
の、プレートアウト性が0.98g/m2と低下し、b
が1未満である比較例6もプレートアウト性が0.90
g/m2と不十分であった。化合物A1〜A10のいずれも
含有しない比較例4および5、そしてa+bの合計が3
未満である比較例7は、いずれも安定性において、鉄粉
添加後の粒径が大きく、r2/r1の値が順に2.0
5、1.91、1.91と劣っており安定性が低く、か
つ汚れの付着量も順に230g/m2、200g/m2
200g/m2と多かった。
【0035】[2]性能試験(2)表2及び表3に示す
各冷間圧延油(試料油)の性能を以下の実機試験により
評価した。 (圧延潤滑性) 各冷間圧延油(試料油)を、5スタンド冷間タンデム圧
延機に用いて、原板厚2.0mm、板幅900mmの低
炭素鋼を、圧延速度300m/分、600m/分、10
00m/分、1500m/分及び2000m/分の各速
度で圧延し、仕上厚0.2mm時の各圧延速度における
摩擦係数により圧延潤滑性を評価した。また、ある圧延
速度でスリップ等の不具合が生じた場合は、その速度以
上の圧延は行わなかった。尚、この際の温水中の試料油
濃度は3体積%、水乳化分散液の温度は60℃で、循環
式給油とし供給流量は17000リットル/分である。
また、この摩擦係数は#5スタンドにおける圧延荷重の
計測値からBland&Fordの式を用いて逆算し
た。 (水乳化分散液の安定性) 水乳化分散液の安定性は、上記と同様の圧延機を用い
て、圧延速度300〜2000m/分の条件で24時間
連続圧延を行い、24時間操業後における水乳化分散液
の平均粒径の変化により評価した。この際の温水中の油
分濃度、水乳化分散液の温度、給油方式及び供給流量
は、と同様である。なお、比較例1、2、3、5およ
び6においては、300〜1000m/分(比較例1、
2、5、6)、又は300〜1500m/分(比較例
3)の圧延速度で評価した。 (圧延機周辺汚れ) 上記の圧延終了後における、圧延機周辺に付着した汚
れの量及び汚れ状態を目視により評価した。
【0036】以上の結果を表6に示す。なお、水乳化分
散液の安定性の評価結果は○:安定性良好、△:やや不
安定、×:不安定を、また圧延機周辺汚れの評価結果は
○:付着汚れなし、△:付着汚れあり、×:付着汚れ著
しい、をそれぞれ表す。
【0037】
【表6】
【0038】表6によれば、全ての実施例において、圧
延速度2000m/分まで安定した圧延が可能で、60
0m/分、1000m/分、1500m/分および20
00m/分の各速度での摩擦係数は0.006〜0.0
10の範囲で変動も小さかった。更に、スリップ、チャ
タリング(圧延機振動)、ヒートスクラッチの発生も無
く、良好な品質の冷延鋼板が得られた。これに対して、
比較例1および2では、1000m/分でスリップを生
じてしまい、圧延を中断した。比較例3では、摩擦係数
が高く1000m/分でヒートスクラッチを生じた。ま
た、比較例5では、1000m/分でスリップを生じ
た。更に、比較例6では、摩擦係数が高く1000m/
分でチャタリングを生じ、圧延速度を上げることができ
なかった。比較例4および7では、2000m/分まで
圧延できた。尚、300m/分の低速圧延時において、
摩擦係数が大きいのはロ−ルバイト内に導入される油膜
厚みが小さいためである。
【0039】また、水乳化分散液の安定性においては、
全ての実施例において、24時間操業後の平均粒径が1
0μm前後であり、かつ、粒径の変化を示すr4/r3
の値が1.0〜1.03であり、安定性に優れていた。
これに対して、比較例1および2では、r4/r3の値
は1.31及び1.30であったが、24時間操業後の
平均粒径が14.2μm及び16.4μmと大きく、不
安定であった。比較例4〜7の平均粒径では、24時間
操業後の平均粒径が10.8〜17.0μmと大きく、
r4/r3の値が1.29〜1.78と著しく不安定で
あり、比較例3のみ平均粒径がr4/r3の値が1.1
4と安定した平均粒径であった。更に、全ての実施例に
おいて、圧延機周辺の汚れやスカムの堆積は微少で良好
な耐汚れ性を示した。これに対して比較例では、比較例
3および6のみが良好であり、比較例1および2では、
圧延機周辺の汚れがやや目立ち、比較例4、5および7
では、汚れが非常に目立った。以上のことより、本実施
例の圧延油は、圧延潤滑性、水乳化分散液の安定性、及
び圧延機周辺の耐汚れ性に優れ、性能バランスのよいも
のであることが分かった。特に、仕上厚0.35mm以
下の薄物材を得るために、圧延速度1000m/分以上
で高速圧延する際、優れた圧延潤滑性と同時に、優れた
水乳化分散液の安定性及び圧延機周辺の耐汚れ性を示す
ものであることが分かった。
【0040】
【発明の効果】本発明の鋼板用水溶性冷間圧延油を用い
ることにより、安定性およびプレートアウト性のいずれ
にも優れ、かつミル汚れの少ないクーラントが得られ
る。これにより、圧延潤滑性能及びクーラント管理の改
善が可能となる。更に、本発明の鋼板用水溶性冷間圧延
油は、圧延速度1000m/分以上の条件下、鋼板を板
厚0.35mm以下に冷間圧延する際、優れた潤滑性を
発揮でき、かつクーラントの安定性および圧延機周辺の
耐汚れ性にも優れる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年10月10日(2001.10.
10)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 (ただし、上記式中において、Rは炭素原子数12〜
18のアルキル基、nは2または3の整数、aおよびb
はそれぞれ1〜6の整数であり、かつ、a+bは3〜1
2である。)
【化2】 (ただし、上記式中において、Rは炭素原子数12〜
18のアルケニル基、nは2または3の整数、aおよび
bはそれぞれ1〜6の整数であり、かつ、a+bは3〜
12である。)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】本発明における第1発明の鋼板用水溶性冷
間圧延油は、下記一般式(1)で表されるポリオキシエ
チレンポリオキシプロピレンアルキルアルキレンジアミ
ンの酸付加塩を含有することを特徴とする。
【化3】 (ただし、上記式中において、Rは炭素原子数12〜
18のアルキル基、nは2または3の整数、aおよびb
はそれぞれ1〜6の整数であり、かつ、a+bは3〜1
2である。)
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また、本発明における第2発明の鋼板用水
溶性冷間圧延油は、下記一般式(2)で表されるポリオ
キシエチレンポリオキシプロピレンアルケニルアルキレ
ンジアミンの酸付加塩を含有することを特徴とする。
【化4】 (ただし、上記式中において、Rは炭素原子数12〜
18のアルケニル基、nは2または3の整数、aおよび
bはそれぞれ1〜6の整数であり、かつ、a+bは3〜
12である。)
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】また、一般式(1)または(2)で表され
る化合物は、単体でも優れた性能を発揮するが、酸付加
塩としてカチオン性をより高めることもできる。その塩
とする酸としては、ギ酸、酢酸、酪酸、プロピオン酸等
の低級酸、リンゴ酸、乳酸、グリコール酸等のオキシカ
ルボン酸、リン酸等の無機酸、無水マレイン酸、琥珀酸
等のジカルボン酸、カプロン酸、カプリル酸、カプリン
酸、2−エチルヘキシル酸等の中級酸及び酸性リン酸エ
ステル等を挙げることができ、これらの一種または二種
以上を用いることができる。本発明の冷間圧延油は、一
般式(1)または(2)で表される化合物とその酸付加
塩との両方を含有してもよい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】上記一般式(1)または(2)で表される
化合物の酸付加塩の含有量は、本発明の冷間圧延油全体
を100重量部として0.1〜10重量部の範囲とする
ことが好ましく、0.1〜5重量部の範囲とすることが
より好ましく、0.5〜3重量部の範囲とすることがさ
らに好ましい。含有量が0.1重量部未満では乳化分散
が不十分となり、クーラントの安定性が悪くなるととも
に、ミルへの汚れ付着が多くなる。また、含有量が10
重量部を越えるとプレートアウト性が低下して潤滑性が
不足する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10M 129/36 C10M 129/36 133/08 133/08 // C10N 10:16 C10N 10:16 20:06 20:06 Z 30:00 30:00 A Z 40:24 40:24 Z (72)発明者 桝本 剛直 神奈川県高座郡寒川町田端1580番地 ユシ ロ化学工業株式会社内 (72)発明者 細田 貢司 神奈川県高座郡寒川町田端1580番地 ユシ ロ化学工業株式会社内 (72)発明者 曽谷 保博 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 天沼 陽介 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 友常 茂宏 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 舘野 文吾 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 徳永 宗康 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 4H104 AA08C BB16C BB18C BB19C BE04C DA02A DA06A EA08C EB02 FA08 LA11 LA20 PA23 PA34

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表されるポリオキシ
    エチレンポリオキシプロピレンアルキルアルキレンジア
    ミンおよびその酸付加塩の少なくとも一方を含有するこ
    とを特徴とする鋼板用水溶性冷間圧延油。 【化1】 (ただし、上記式中において、R1は炭素原子数12〜
    18のアルキル基、nは2または3の整数、aおよびb
    はそれぞれ1〜6の整数であり、かつ、a+bは3〜1
    2である。)
  2. 【請求項2】 下記一般式(2)で表されるポリオキシ
    エチレンポリオキシプロピレンアルケニルアルキレンジ
    アミンおよびその酸付加塩の少なくとも一方を含有する
    ことを特徴とする鋼板用水溶性冷間圧延油。 【化2】 (ただし、上記式中において、R2は炭素原子数12〜
    18のアルケニル基、nは2または3の整数、aおよび
    bはそれぞれ1〜6の整数であり、かつ、a+bは3〜
    12である。)
  3. 【請求項3】 上記圧延油2体積%を含む55℃の水乳
    化分散液を、懸垂された150℃の鋼板に2秒間スプレ
    ーした場合における該鋼板への付着油分が1.0g/m
    2以上であり、かつ、上記水乳化分散液中における上記
    圧延油の平均粒子径をr1、該水乳化分散液に平均粒子
    径0.02μmの鉄粉1000ppmを添加しホモミキ
    サーにて9500rpmで15分間攪拌した後における
    上記圧延油の平均粒子径をr2としたとき、r2/r1
    の値が1.2以下である請求項1または2記載の鋼板用
    水溶性冷間圧延油。
  4. 【請求項4】 圧延速度1000m/分以上の条件下、
    鋼板を板厚0.35mm以下に冷間圧延する際に用いら
    れる請求項1乃至3のいずれかに記載の鋼板用水溶性冷
    間圧延油。
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