JP2002088164A - オレフィン系熱可塑性エラストマー成形品、その製造方法および用途 - Google Patents

オレフィン系熱可塑性エラストマー成形品、その製造方法および用途

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JP2002088164A
JP2002088164A JP2000284181A JP2000284181A JP2002088164A JP 2002088164 A JP2002088164 A JP 2002088164A JP 2000284181 A JP2000284181 A JP 2000284181A JP 2000284181 A JP2000284181 A JP 2000284181A JP 2002088164 A JP2002088164 A JP 2002088164A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬さとゴム弾性とのバランスに優れるととも
にリサイクルが容易で、しかも低コストで得られるオレ
フィン系熱可塑性エラストマー成形品を製造する。 【課題手段】 オレフィン系熱可塑性エラストマーから
成形品を成形し、成形品の表面温度が50℃以下に低下
した後、60℃以上の温度で熱処理し、式(1) −5 ≦ Y−0.43X < 9 …(1) (式(1)中、XはJIS K6301に準拠して測定
した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJIS
K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測定
した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を満
たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー成
形品を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オレフィン系熱可
塑性エラストマー成形品(以下、単に成形品という場合
がある)、その製造方法および用途に関する。さらに詳
しくは、ポリエチレン樹脂、エチレン・α−オレフィン
系共重合体および必要によりポリプロピレン樹脂を含む
オレフィン系熱可塑性エラストマーからなり、硬さとゴ
ム弾性とのバランスに優れるとともにリサイクルが容易
で、しかも低コストで得られるオレフィン系熱可塑性エ
ラストマー成形品、その製造方法および用途に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車部品、工業機械部品、電気・電子
部品、建材などに用いられるゴム弾性を必要とする部品
または部位には、従来から種々の材料が用いられてい
る。このような材料には、例えば加硫ゴムがある。通常
加硫ゴムは、ゴムを架橋剤、架橋助剤、添加剤および副
資材などと混練して未加硫のゴム配合物を調製した後、
加熱して加硫する加硫工程を経て製造されるため、工程
が煩雑でコスト高になるという問題点がある。また、加
硫ゴムは熱硬化型のゴムであるためリサイクルが不可能
である。
【0003】一方、加硫工程を必要としない、ゴム類似
の性能を有する素材として、塩化ビニル樹脂がある。し
かし、塩化ビニル樹脂は加硫ゴムに比べてゴム弾性に劣
るため、その用途は限られている。
【0004】また高温で可塑化されてプラスチックと同
様に成形でき、常温ではゴム弾性を有する高分子材料と
して熱可塑性エラストマーが知られている。リサイクル
可能なオレフィン系熱可塑性エラストマーとして、ポリ
プロピレンとエチレン・α−オレフィン共重合体との動
的架橋物が知られている。しかしこの場合も、架橋剤や
架橋助剤が必要なためコスト高になるという問題点があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
従来の問題点を解決するため、硬さとゴム弾性とのバラ
ンスに優れるとともにリサイクルが容易で、しかも低コ
ストで得られるオレフィン系熱可塑性エラストマー成形
品、その製造方法および用途を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は次のオレフィン
系熱可塑性エラストマー成形品、その製造方法および用
途である。 (1) オレフィン系熱可塑性エラストマーから成形さ
れてなる成形品であって、式(1) −5 ≦ Y−0.43X < 9 …(1) (式(1)中、XはJIS K6301に準拠して測定
した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJIS
K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測定
した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を満
たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー成
形品。 (2) オレフィン系熱可塑性エラストマーから成形さ
れてなる成形品であって、式(1’) −5 ≦ Y−0.43X < 8.18 …(1’) (式(1’)中、XはJIS K6301に準拠して測
定した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJI
S K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測
定した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を
満たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー
成形品。 (3) オレフィン系熱可塑性エラストマーが、エチレ
ン含有量90モル%以上のポリエチレン樹脂(A)と、
エチレン含有量70モル%以上90モル%未満のエチレ
ン・α−オレフィン系共重合体(B)とを含むオレフィ
ン系熱可塑性エラストマーである上記(1)または
(2)記載の成形品。 (4) ポリエチレン樹脂(A)の含有量が5〜60重
量%、エチレン・α−オレフィン系共重合体(B)の含
有量が40〜95重量%である上記(3)記載の成形
品。 (5) ポリエチレン樹脂(A)が高密度ポリエチレ
ン、中密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンま
たは低密度ポリエチレンである上記(3)または(4)
記載の成形品。 (6) エチレン・α−オレフィン系共重合体(B)が
ムーニー粘度ML1+4(100℃)90〜250のエチ
レン・α−オレフィン系共重合体である上記(3)ない
し(5)のいずれかに記載の成形品。 (7) オレフィン系熱可塑性エラストマーが、ポリエ
チレン樹脂(A)およびエチレン・α−オレフィン系共
重合体(B)の合計100重量部に対して、さらにポリ
プロピレン樹脂(C)を0.1〜30重量部の割合で含
むオレフィン系熱可塑性エラストマーである上記(3)
ないし(6)のいずれかに記載の成形品。 (8) オレフィン系熱可塑性エラストマーが、ポリエ
チレン樹脂(A)、エチレン・α−オレフィン系共重合
体(B)および必要により用いられるポリプロピレン樹
脂(C)を、架橋剤の非存在下に、動的に熱処理して得
られるオレフィン系熱可塑性エラストマーである上記
(3)ないし(7)のいずれかに記載の成形品。 (9) 成形品の表面温度が50℃以下に低下した後、
60℃以上の温度で熱処理されたものである上記(1)
ないし(8)のいずれかに記載の成形品。 (10) 成形品の表面温度が50℃以下に低下した
後、60〜110℃の温度で1〜90分間熱処理された
ものである上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の
成形品。 (11) 成形品を成形した後、成形品の表面温度が8
0〜60℃にある期間を10℃/hr以下の冷却速度で
徐冷したものである上記(1)ないし(8)のいずれか
に記載の成形品。 (12) エチレン含有量90モル%以上のポリエチレ
ン樹脂(A)と、エチレン含有量70モル%以上90モ
ル%未満のエチレン・α−オレフィン系共重合体(B)
とを含むオレフィン系熱可塑性エラストマーから成形さ
れてなる成形品であって、成形品の表面温度が50℃以
下に低下した後、60℃以上の温度で熱処理されたもの
であるオレフィン系熱可塑性エラストマー成形品。 (13) 式(1) −5 ≦ Y−0.43X < 9 …(1) (式(1)中、XはJIS K6301に準拠して測定
した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJIS
K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測定
した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を満
たす特性を有する上記(12)記載の成形品。 (14) 式(1’) −5 ≦ Y−0.43X < 8.18 …(1’) (式(1’)中、XはJIS K6301に準拠して測
定した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJI
S K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測
定した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を
満たす特性を有する上記(12)記載の成形品。(1
5) オレフィン系熱可塑性エラストマーから成形品を
成形し、成形品の 表面温度が50℃以下に低下した後、60℃以上の温度
で熱処理し、式(1) −5 ≦ Y−0.43X < 9 …(1) (式(1)中、XはJIS K6301に準拠して測定
した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJIS
K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測定
した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を満
たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー成
形品を製造するオレフィン系熱可塑性エラストマー成形
品の製造方法。 (16) オレフィン系熱可塑性エラストマーから成形
品を成形し、成形品の表面温度が50℃以下に低下した
後、60℃以上の温度で熱処理し、式(1’) −5 ≦ Y−0.43X < 8.18 …(1’) (式(1’)中、XはJIS K6301に準拠して測
定した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJI
S K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測
定した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を
満たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー
成形品を製造するオレフィン系熱可塑性エラストマー成
形品の製造方法。 (17) 60〜110℃の温度で1〜90分間熱処理
する上記(15)または(16)記載の製造方法。 (18) オレフィン系熱可塑性エラストマーから成形
品を成形した後、成形品の表面温度が80〜60℃にあ
る期間を10℃/hr以下の冷却速度で徐冷し、式
(1) −5 ≦ Y−0.43X < 9 …(1) (式(1)中、XはJIS K6301に準拠して測定
した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJIS
K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測定
した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を満
たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー成
形品を製造するオレフィン系熱可塑性エラストマー成形
品の製造方法。 (19) オレフィン系熱可塑性エラストマーから成形
品を成形した後、成形品の表面温度が80〜60℃にあ
る期間を10℃/hr以下の冷却速度で徐冷し、式
(1’) −5 ≦ Y−0.43X < 8.18 …(1’) (式(1’)中、XはJIS K6301に準拠して測
定した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJI
S K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測
定した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を
満たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー
成形品を製造するオレフィン系熱可塑性エラストマー成
形品の製造方法。 (20) オレフィン系熱可塑性エラストマーが、エチ
レン含有量90モル%以上のポリエチレン樹脂(A)
と、エチレン含有量70モル%以上90モル%未満のエ
チレン・α−オレフィン系共重合体(B)とを含むオレ
フィン系熱可塑性エラストマーである上記(15)ない
し(19)のいずれかに記載の製造方法。 (21) ポリエチレン樹脂(A)の含有量が5〜60
重量%、エチレン・α−オレフィン系共重合体(B)の
含有量が40〜95重量%である上記(20)記載の製
造方法。 (22) ポリエチレン樹脂(A)が高密度ポリエチレ
ン、中密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンま
たは低密度ポリエチレンである上記(20)または(2
1)記載の製造方法。 (23) エチレン・α−オレフィン系共重合体(B)
がムーニー粘度ML1+ 4(100℃)90〜250のエ
チレン・α−オレフィン系共重合体である上記(20)
ないし(22)のいずれかに記載の製造方法。 (24) オレフィン系熱可塑性エラストマーが、ポリ
エチレン樹脂(A)およびエチレン・α−オレフィン系
共重合体(B)の合計100重量部に対して、さらにポ
リプロピレン樹脂(C)を0.1〜30重量部の割合で
含むオレフィン系熱可塑性エラストマーである上記(2
0)ないし(23)のいずれかに記載の製造方法。 (25) オレフィン系熱可塑性エラストマーが、ポリ
エチレン樹脂(A)、エチレン・α−オレフィン系共重
合体(B)および必要により用いられるポリプロピレン
樹脂(C)を、架橋剤の非存在下に、動的に熱処理して
得られるオレフィン系熱可塑性エラストマーである上記
(20)ないし(24)のいずれかに記載の製造方法。 (26) エチレン含有量90モル%以上のポリエチレ
ン樹脂(A)と、エチレン含有量70モル%以上90モ
ル%未満のエチレン・α−オレフィン系共重合体(B)
とを含むオレフィン系熱可塑性エラストマーから成形品
を成形し、成形品の表面温度が50℃以下に低下した
後、60℃以上の温度で熱処理するオレフィン系熱可塑
性エラストマー成形品の製造方法。 (27) 式(1) −5 ≦ Y−0.43X < 9 …(1) (式(1)中、XはJIS K6301に準拠して測定
した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJIS
K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測定
した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を満
たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー成
形品を製造する上記(26)記載の製造方法。 (28) 式(1’) −5 ≦ Y−0.43X < 8.18 …(1’) (式(1’)中、XはJIS K6301に準拠して測
定した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJI
S K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測
定した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を
満たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー
成形品を製造する上記(26)記載の製造方法。 (29) 上記(1)ないし(14)のいずれかに記載
の成形品からなる自動車の内装部品または外装部品。 (30) 上記(1)ないし(14)のいずれかに記載
の成形品からなる家電部品。 (31) 上記(1)ないし(14)のいずれかに記載
の成形品からなる土木または建材部品。
【0007】本発明で使用するオレフィン系熱可塑性エ
ラストマーは、前記式(1)、好ましくは式(1’)の
特性を満たす成形品を得ることができれば特に限定され
ないが、ポリエチレン樹脂(A)と、エチレン・α−オ
レフィン系共重合体(B)とを含むオレフィン系熱可塑
性エラストマーが好ましく、このようなエラストマーを
使用することにより、前記式(1)の特性を満たす成形
品を容易に低コストで製造することができる。
【0008】《ポリエチレン樹脂(A)》本発明で用い
るポリエチレン樹脂(A)はエチレンの単独重合体であ
ってもよいし、90モル%以上、好ましくは92モル%
以上のエチレンと、10モル%以下、好ましくは8モル
%以下の他のモノマーとの共重合体であってもよい。他
のモノマーとしては、炭素数3〜20、好ましくは3〜
8のα−オレフィン;酢酸ビニルおよびエチルアクリレ
ート等のビニルモノマーなどがあげられる。他のモノマ
ーとして用いられるα−オレフィンとしては、例えばプ
ロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1
−ヘキセンおよび1−オクテンなどがあげられる。他の
モノマーは1種単独で使用することもできるし、2種類
以上を組み合せて使用することもできる。
【0009】本発明で用いるポリエチレン樹脂(A)と
しては、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、直
鎖状低密度ポリエチレンおよび低密度ポリエチレンな
ど、公知のポリエチレン樹脂が制限なく用いられる。ポ
リエチレン樹脂(A)はメタロセン触媒、バナジウム触
媒などの公知の触媒を用いて公知の方法により製造する
ことができる。
【0010】本発明において好ましく用いられるポリエ
チレン樹脂(A)は、直鎖状低密度ポリエチレンであ
り、特にメタロセン触媒を用いて重合した直鎖状低密度
ポリエチレンが好ましい。ポリエチレン樹脂(A)とし
て直鎖状低密度ポリエチレンを用いた場合、高密度ポリ
エチレンまたは中密度ポリエチレンを用いた場合に比べ
て、肌荒れが生じにくく外観性に優れ、しかも表面のベ
タ付きの少ない押出成形品や射出成形品などの成形品を
得ることができる。
【0011】ポリエチレン樹脂(A)はメルトフローレ
ート(MFR;ASTM D 1238、190℃、
2.16kg荷重)が0.01〜100g/10分、好
ましくは0.01〜50g/10分であるのが望まし
い。なおMFRが0.1g/10分より小さい超高分子
量ポリエチレンは、135℃デカリン(デカヒドロナフ
タレン)溶媒中で測定した極限粘度〔η〕が通常7〜4
0dl/gであり、このような超高分子量ポリエチレン
をポリエチレン樹脂(A)として使用する場合は、13
5℃デカリン溶媒中で測定した極限粘度〔η〕が0.1
〜5dl/gの低分子量ないし高分子量ポリエチレン1
5〜40重量%と、極限粘度〔η〕が7〜40dl/g
の超高分子量ポリエチレン85〜60重量%とを含む超
高分子量ポリエチレン樹脂組成物の形態で使用するのが
好ましく、この超高分子量ポリエチレン樹脂組成物全体
の極限粘度〔η〕は3.5〜8.3dl/gであるのが
好ましい。
【0012】ポリエチレン樹脂(A)は密度が0.88
0〜0.980g/cm3、好ましくは0.900〜
0.960g/cm3、さらに好ましくは0.900〜
0.950g/cm3であるのが望ましい。ポリエチレ
ン樹脂(A)は1種単独で使用することもできるし、2
種類以上を組み合せて使用することもできる。
【0013】《エチレン・α−オレフィン系共重合体
(B)》本発明で用いるエチレン・α−オレフィン系共
重合体(B)としては、エチレン含有量70モル%以上
90モル%未満、好ましくは75モル%以上90モル%
未満、さらに好ましくは75〜85モル%の公知のエチ
レン・α−オレフィン系共重合体が使用できる。エチレ
ン含有量が上記好ましい範囲にある場合、物性バランス
が優れ、特に圧縮永久歪みが優れたオレフィン系熱可塑
性エラストマー成形品が得られ、上記さらに好ましい範
囲にある場合、物性バランスがより優れ、特に圧縮永久
歪みがより優れたオレフィン系熱可塑性エラストマー成
形品が得られる。
【0014】エチレン・α−オレフィン系共重合体
(B)はエチレンと炭素数3〜20、好ましくは3〜8
のα−オレフィンとからなる共重合体であってもよい
し、さらにα−オレフィン以外のモノマーが共重合され
ていてもよい。α−オレフィン以外のモノマーとして
は、非共役ポリエンなどがあげられる。またエチレン・
α−オレフィン系共重合体(B)はランダム共重合体で
あってもよいし、ブロック共重合体であってもよい。
【0015】エチレン・α−オレフィン系共重合体
(B)の具体的なものとしては、エチレン・α−オレフ
ィン共重合体、エチレン・α−オレフィン・非共役ポリ
エン共重合体などがあげられる。これらの中ではエチレ
ン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体が好まし
い。
【0016】エチレン・α−オレフィン系共重合体
(B)において、エチレンと共重合されるα−オレフィ
ンとしては、例えばプロピレン、1−ブテン、ペンテ
ン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセンおよび1
−オクテンなどがあげられる。α−オレフィンは1種単
独で使用することもできるし、2種類以上を組み合せて
使用することもできる。
【0017】エチレン・α−オレフィン系共重合体
(B)において、エチレンおよびα−オレフィンと共重
合される非共役ポリエンとしては、例えばジシクロペン
タジエン、1,4−ヘキサジエン、シクロオクタジエ
ン、メチレンノルボルネンおよびエチリデンノルボルネ
ン等の非共役ジエンなどがあげられる。非共役ポリエン
は1種単独で使用することもできるし、2種類以上を組
み合せて使用することもできる。エチレン・α−オレフ
ィン・非共役ポリエン共重合体のヨウ素価は、通常0.
1〜50、好ましくは5〜30であるのが望ましい。
【0018】エチレン・α−オレフィン系共重合体
(B)としては、ムーニー粘度ML1+4(100℃)が
90〜250、好ましくは100〜200、さらに好ま
しくは110〜180のものが望ましい。ムーニー粘度
が上記好ましい範囲にある場合、物性バランスが優れ、
特に圧縮永久歪みが優れたオレフィン系熱可塑性エラス
トマー成形品が得られ、上記さらに好ましい範囲にある
場合、物性バランスがより優れ、特に圧縮永久歪みがよ
り優れたオレフィン系熱可塑性エラストマー成形品が得
られる。
【0019】エチレン・α−オレフィン系共重合体
(B)は1種単独で使用することもできるし、2種類以
上を組み合せて使用することもできる。エチレン・α−
オレフィン系共重合体(B)はメタロセン触媒、バナジ
ウム触媒などの公知の触媒を用いて公知の方法により製
造することができる。例えば、エチレン・α−オレフィ
ン・非共役ポリエン共重合体は、「ポリマー製造プロセ
ス((株)工業調査会発行、P.309〜330)」に
記載されている方法により製造することができる。
【0020】《ポリプロピレン樹脂(C)》本発明で用
いられるオレフィン系熱可塑性エラストマーにはポリプ
ロピレン樹脂(C)が含まれていてもよい。上記ポリプ
ロピレン樹脂(C)としては、公知のポリプロピレン樹
脂が制限なく使用できる。具体的なものとしては、次の
ポリプロピレン樹脂などが例示される。
【0021】1)プロピレン単独重合体 2)90モル%以上のプロピレンと10モル%以下の他
のα−オレフィンとのランダム共重合体(プロピレン・
α−オレフィンランダム共重合体) 3)70モル%以上のプロピレンと30モル%以下の他
のα−オレフィンとのブロック共重合体(プロピレン・
α−オレフィンブロック共重合体) プロピレンと共重合される上記他のα−オレフィンとし
ては、具体的にはエチレン、1−ブテン、4−メチル−
1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテンなどの炭素
数2〜20、好ましくは2〜8のα−オレフィンがあげ
られる。
【0022】ポリプロピレン樹脂(C)としては、前記
1)のプロピレン単独重合体および2)のプロピレン・
α−オレフィンランダム共重合体が好ましく、特にMF
R(ASTM D 1238、230℃、2.16kg
荷重)が0.1〜50g/10分であるものが好まし
い。ポリプロピレン樹脂(C)は1種単独で使用するこ
ともできるし、2種以上を組み合せて使用することもで
きる。
【0023】《オレフィン系熱可塑性エラストマー》本
発明で用いるオレフィン系熱可塑性エラストマーは前記
ポリエチレン樹脂(A)、エチレン・α−オレフィン系
共重合体(B)および必要によりポリプロピレン樹脂
(C)を含むものが好ましく、これらの含有量はポリエ
チレン樹脂(A)およびエチレン・α−オレフィン系共
重合体(B)の合計量に対してポリエチレン樹脂(A)
5〜60重量%、好ましくは10〜50重量%、エチレ
ン・α−オレフィン系共重合体(B)40〜95重量
%、好ましくは50〜90重量%であるのが望ましい。
ポリエチレン樹脂(A)およびエチレン・α−オレフィ
ン系共重合体(B)の含有量が上記範囲にあるオレフィ
ン系熱可塑性エラストマーを使用した場合、前記式
(1)の特性を満たす成形品をより容易に低コストで製
造することができる。ポリプロピレン樹脂(C)の含有
量は、前記ポリエチレン樹脂(A)およびエチレン・α
−オレフィン系共重合体(B)の合計100重量部に対
して0.1〜30重量部、好ましくは2〜30重量部、
さらに好ましくは5〜20重量部の割合であるのが望ま
しい。ポリプロピレン樹脂(C)の含有量が上記範囲に
ある場合、肌荒れが生じにくく外観性に優れ、しかもベ
タ付きの少ない押出成形品や射出成形品等の成形品を得
ることができる。
【0024】本発明で用いられるオレフィン系熱可塑性
エラストマーには、本発明の目的を損なわない範囲で、
必要に応じて、公知の軟化剤、耐熱安定剤、老化防止
剤、耐候安定剤、帯電防止剤、充填材、着色剤、滑剤な
どの添加剤を配合することができる。前記軟化剤として
は、鉱物油系軟化剤が好ましく用いられる。このような
鉱物油系軟化剤は、通常ゴムに使用されるパラフィン
系、ナフテン系、芳香族系などの軟化剤が適当である。
また、このような鉱物油系軟化剤は、オレフィン系熱可
塑性エラストマーを製造する時に添加してもよいし、エ
チレン・α−オレフィン系共重合体(B)にあらかじめ
伸展油として添加されていてもよい。
【0025】本発明で用いるオレフィン系熱可塑性エラ
ストマーは、前記ポリエチレン樹脂(A)、エチレン・
α−オレフィン系共重合体(B)、ならびに必要により
配合するポリプロピレン樹脂(C)、その他の樹脂およ
び添加剤を、前記特定の割合で混合し、架橋剤の非存在
下に動的に熱処理することにより製造されたものが好ま
しい。
【0026】上記の「動的に熱処理する」とは、前記ポ
リエチレン樹脂(A)、エチレン・α−オレフィン系共
重合体(B)、ならびに必要により配合するポリプロピ
レン樹脂(C)、その他の樹脂および添加剤を溶融(融
解)状態で混練することをいう。この動的な熱処理は、
ミキシングロール、インテンシブミキサー(たとえばバ
ンバリーミキサー、ニーダー)、一軸押出機および二軸
押出機などの混練装置を用いて行うことができるが、二
軸押出機を用いて行うのが好ましく、動的な熱処理は、
非開放型の混練装置中で行うのが好ましい。また窒素な
どの不活性ガス中で行うのが好ましい。
【0027】動的に熱処理する際の条件は、混練温度が
通常150〜280℃、好ましくは170〜240℃、
混練時間が1〜20分間、好ましくは1〜5分間とする
のが望ましい。また、混練の際に加えられる剪断力は、
通常剪断速度で10〜104sec-1、好ましくは102
〜104sec-1とするのが望ましい。
【0028】また、動的な熱処理を二軸押出機を用いて
行う場合には、下記式(2)、好ましくは式(2’)、
さらに好ましくは式(2'')を満たす条件で行うことが
好ましい。
【数1】 4.8 < (T-130)/100 + 2.2logP + logQ - logR < 7.0 …(2) 5.0 < (T-130)/100 + 2.2logP + logQ - logR < 6.8 …(2’) 5.3 < (T-130)/100 + 2.2logP + logQ - logR < 6.5 …(2'') (上記式中、Tは二軸押出機のダイス出口での樹脂温度
(℃)、Pは二軸押出機のスクリューの直径(mm)、
Qは二軸押出機内で受ける最高剪断速度(sec-1)、
Rは二軸押出機の押出量(kg/h)である。上記最高
剪断速度Q(sec-1)は、Q=P×π×S/Uの式か
ら求められる。ここで、Pは二軸押出機のスクリューの
直径(mm)、Sは1秒間でのスクリュー回転数(rp
s)、Uはバレル内壁とスクリューのニーディングセグ
メント間のクリアランスの最も狭い部分の距離(mm)
である。)
【0029】上記(2)を満たす条件で、二軸押出機を
用いて動的に熱処理することにより、オレフィン系熱可
塑性エラストマーを構成する各成分の相溶性に優れ、引
張強度および成形外観に優れた成形品を製造することが
できる。
【0030】《オレフィン系熱可塑性エラストマー成形
品》本発明の成形品は、下記式(1)、好ましくは式
(1’)、さらに好ましくは式(1'')、特に好ましく
は式(1''')を満たす特性を有する成形品である。 −5 ≦ Y−0.43X < 9 …(1) −5 ≦ Y−0.43X < 8.18 …(1’) −5 ≦ Y−0.43X ≦ 8.1 …(1'') −5 ≦ Y−0.43X ≦ 8 …(1''')
【0031】前記式(1)を満たす成形品は、硬さとゴ
ム弾性とのバランスに優れていることを意味し、圧縮と
解放、および/または伸長と解放とを繰り返す用途に好
適である。式(1’)、式(1'')、式(1''')を満
たすに従ってこの特性はさらに優れたものとなる。
【0032】式(1)中のXはJIS K6301に準
拠して測定した成形品のJIS A硬度(単位はなし)
であり、スプリング式硬さ試験機A型による瞬間値であ
る。またYはJIS K6301に準拠し、70℃×2
2時間の条件で測定した成形品の圧縮永久歪み(単位は
%)であり、25%圧縮の値である。
【0033】また本発明の成形品は前記ポリエチレン樹
脂(A)と、前記エチレン・α−オレフィン系共重合体
(B)とを含むオレフィン系熱可塑性エラストマー、好
ましくは前記ポリエチレン樹脂(A)の含有量が5〜6
0重量%、エチレン・α−オレフィン系共重合体(B)
の含有量が40〜95重量%のオレフィン系熱可塑性エ
ラストマー、さらに好ましくは架橋剤の非存在下に動的
に熱処理して得られるオレフィン系熱可塑性エラストマ
ーから成形されてなる成形品であって、成形品の表面温
度が50℃以下に低下した後、60℃以上の温度で熱処
理された成形品である。このような特定のオレフィン系
熱可塑性エラストマーを特定の条件で熱処理して得られ
る成形品は硬さとゴム弾性とのバランスに優れ、通常式
(1)〜式(1''')を満たす。
【0034】本発明の成形品は、架橋剤や加硫助剤など
を使用しないオレフィン系熱可塑性エラストマーを原料
としているにもかかわらず、ゴム弾性に優れるととも
に、硬さとゴム弾性とのバランスに優れている。そして
架橋剤や加硫助剤などを用いる必要がなく、しかも煩雑
な加硫工程が必要ないので、低コストで製造することが
でき、リサイクルも可能である。
【0035】《オレフィン系熱可塑性エラストマー成形
品の製造方法》本発明のオレフィン系熱可塑性エラスト
マー成形品は、オレフィン系熱可塑性エラストマー、好
ましくは前記ポリエチレン樹脂(A)およびエチレン・
α−オレフィン系共重合体(B)、ならびに必要により
用いられるポリプロピレン樹脂(C)を含むオレフィン
系熱可塑性エラストマー、より好ましくは架橋剤の非存
在下に動的に熱処理することにより製造されたオレフィ
ン系熱可塑性エラストマーから成形品を成形し、その後
成形品の表面温度が50℃以下、好ましくは40℃以
下、さらに好ましくは室温にまで冷却した後、60℃以
上の温度で熱処理することにより製造することができ
る。成形する際の成形方法は特に限定されることはな
く、射出成形、押出成形、圧縮成形(プレス成形)、ブ
ロー成形など通常の熱可塑性エラストマーに用いられる
成形方法が採用できる。また、オレフィン系樹脂やオレ
フィン系エラストマーとの2色射出成形や多層押出成形
などの種々の複合成形も可能である。
【0036】熱処理は、例えばギアオーブンなどの恒温
槽中で行うことができる。熱処理の条件は熱処理温度6
0℃以上、好ましくは60〜110℃、さらに好ましく
は65〜100℃が望ましく、熱処理時間は1分間以
上、好ましくは1〜90分間、さらに好ましくは2〜6
0分間が望ましい。熱処理は最終成形品の形状が付与さ
れた成形品に対して行うのが好ましい。このように熱処
理することにより、前記式(1)を満たす成形品を容易
に低コストで製造することができる。
【0037】また本発明の成形品は、オレフィン系熱可
塑性エラストマーから成形品を成形した後、成形品の表
面温度が80〜60℃にある期間を10℃/hr以下、
好ましくは2〜10℃/hrの冷却速度で徐々に冷却す
る方法によっても製造することができる。このように冷
却時間を制御することにより、前記式(1)〜式
(1''')を満たす成形品を容易に低コストで製造する
こともできる。
【0038】このようにして得られる本発明の成形品
は、架橋剤や加硫助剤などを使用しないオレフィン系熱
可塑性エラストマーを原料としているにもかかわらず、
ゴム弾性に優れるとともに、硬さとゴム弾性とのバラン
スに優れている。そして架橋剤や加硫助剤などを用いる
必要がなく、しかも煩雑な加硫工程が必要ないので、低
コストで製造することができ、リサイクルも可能であ
る。
【0039】本発明の成形品は上記特性を有するととも
に、圧縮と解放、および/または伸長と解放とを繰り返
して使用することができるので、自動車の内装部品およ
び外装部品、家電関連部品、土木・建材関連部品、雑貨
ならびに日用品などの分野で好適に利用することができ
る。
【0040】
【発明の効果】本発明のオレフィン系熱可塑性エラスト
マー成形品は、前記式(1)を満たすので、硬さとゴム
弾性とのバランスに優れるとともにリサイクルが容易
で、しかも低コストで得られる。また本発明のオレフィ
ン系熱可塑性エラストマー成形品は、成形後に特定の条
件で熱処理するか、または特定の条件で冷却されて得ら
れるので、硬さとゴム弾性とのバランスに優れるととも
にリサイクルが容易で、しかも低コストで得られる。
【0041】本発明のオレフィン系熱可塑性エラストマ
ー成形品の製造方法は、成形後に特定の条件で熱処理す
るか、または特定の条件で冷却するので、上記成形品を
容易に低コストで製造できる。
【0042】本発明の成形品は、硬さとゴム弾性とのバ
ランスに優れるとともにリサイクルが容易で、しかも低
コストで得られるので、自動車の内装部品および外装部
品、家電関連部品、土木・建材関連部品、雑貨ならびに
日用品などの分野で好適に利用することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例および比較
例により説明するが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではない。
【0044】実施例および比較例におけるオレフィン系
熱可塑性エラストマーの製造に際して用いたポリエチレ
ン樹脂(A)、エチレン・α−オレフィン系共重合体
(B)およびポリプロピレン樹脂(C)などの原材料を
以下に記す。なおこれらの原料のメルトフローレート
(MFR)は、特に断らない限り、ASTM D 12
38、190℃、2.16kg荷重の条件で測定した値
である。各原料の略号は表中の記号と対応している。
【0045】《ポリエチレン樹脂(A)》 ・(A−1)高密度ポリエチレン: 1)密度;0.954g/cm3 2)MFR;0.8g/10分 3)エチレン単独重合体 ・(A−2)直鎖状低密度ポリエチレン: 1)密度;0.920g/cm3 2)MFR;2.1g/10分 3)エチレン含有量;97.0モル%、4−メチル−1
−ペンテン含有量;3.0モル% ・(A−3)低密度ポリエチレン: 1)密度;0.927g/cm3 2)MFR;3g/10分 3)エチレン単独重合体
【0046】《エチレン・α−オレフィン系共重合体
(B)》 ・(B−1)エチレン・プロピレン・ジシクロペンタジ
エン共重合体ゴム: 1)エチレン含有量;77モル% 2)ムーニー粘度[ML1+4、100℃];145 3)ヨウ素価;12 ・(B−2)前記(B−1)のエチレン・プロピレン・
ジシクロペンタジエン共重合体ゴム70重量部に、40
重量部の伸展油(パラフィン系オイル:出光興産(株)
社製、PW−380、商標)を配合したもの
【0047】《ポリプロピレン樹脂(C)》 ・(C−1)プロピレン・エチレンランダム共重合体 1)エチレン含有量;4モル% 2)MFR;0.5g/10分(ASTM D 123
8、230℃、2.16kg荷重) 《鉱物油系軟化剤》 パラフィン系オイル:出光興産(株)社製、PW−38
0、商標
【0048】実施例1〜7表1に示す割合で、各成分を
ヘンシェルミキサーにより混合した。次に、L/D=3
0、スクリュー径50mmの二軸押出機を用いて、窒素
雰囲気中、220℃で動的に熱処理して押し出し、オレ
フィン系熱可塑性エラストマーのペレットを製造した。
次に、このオレフィン系熱可塑性エラストマーのペレッ
トから射出成形機を用いて、厚さ12.7mm、直径2
9.0mmの円柱形のサンプルを射出成形した。サンプ
ルが室温にまで冷却した後、硬度(JIS A)を測定
した。さらにこのサンプルを90℃のオーブンで30分
間熱処理を施した後、70℃、22時間後の圧縮永久歪
み(JIS K6301)を測定した。結果を表1に示
す。
【0049】比較例1エチレン・プロピレン・ジシクロ
ペンタジエン共重合体ゴム(B−1)とプロピレン・エ
チレンランダム共重合体(C−1)を表1に示す割合で
用いて、実施例と同様にしてオレフィン系熱可塑性エラ
ストマーのペレットを得た。このペレットから実施例と
同様にして物性測定用のサンプルを作製し、硬度および
圧縮永久歪みを測定した。結果を表1に示す。
【0050】比較例2実施例1のオレフィン系熱可塑性
エラストマーのペレットから得られるサンプルを用い
て、オーブンでの熱処理を施さずに圧縮永久歪みの測定
を行った。結果を表1に示す。
【0051】
【表1】
【0052】表1の注 *1 A−1:高密度ポリエチレン *2 A−2:直鎖状低密度ポリエチレン *3 A−3:低密度ポリエチレン *4 B−1:エチレン・プロピレン・ジシクロペンタ
ジエン共重合体ゴム *5 B−2:前記B−1のエチレン・プロピレン・ジ
シクロペンタジエン共重合体ゴム70重量部に、40重
量部の伸展油を配合したもの *6 C−1:プロピレン・エチレンランダム共重合体 *7 パラフィン系オイル:出光興産(株)社製、PW
−380、商標 *8 T:二軸押出機のダイス出口での樹脂温度(℃) *9 P:二軸押出機のスクリューの直径(mm) *10 Q:二軸押出機内で受ける、Q=P×π×S/
Uの式から求められる最高剪断速度(sec-1) *11 R:二軸押出機の押出量(kg/h) *12 S:1秒間でのスクリュー回転数(rps) *13 U:バレル内壁とスクリューのニーディングセ
グメント間のクリアランスの最も狭い部分の距離(m
m) *14 式(2)の値:「(T-130)/100 + 2.2logP + l
ogQ - logR」の値 *15 硬度(JIS A):JIS K6301、ス
プリング式硬さ試験機A型による瞬間値 *16 圧縮永久歪み:JIS K6301、25%圧
縮、70℃×22時間後の残留歪み *17 Y−0.43X:Xは上記*15の硬度、Yは
上記*16の圧縮永久歪み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 23/10 C08L 23/10 // B29K 21:00 B29K 21:00 23:00 23:00 Fターム(参考) 4F071 AA15 AA15X AA16 AA17 AA19 AA20 AA20X AF13Y AF20Y AF21Y AF25Y BB05 BB13 4F073 AA07 AA32 BA07 BA08 BA09 GA01 4F201 AA03 AA04E AA05 AA07 AA11 AA45 AB03 AH24 AH25 AH26 AH42 AH46 AM27 AM32 AR06 AR11 AR17 BA07 BR02 BR06 BR15 4J002 BB03W BB05X BB123 BB15X

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オレフィン系熱可塑性エラストマーから
    成形されてなる成形品であって、式(1) −5 ≦ Y−0.43X < 9 …(1) (式(1)中、XはJIS K6301に準拠して測定
    した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJIS
    K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測定
    した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を満
    たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー成
    形品。
  2. 【請求項2】 オレフィン系熱可塑性エラストマーから
    成形されてなる成形品であって、式(1’) −5 ≦ Y−0.43X < 8.18 …(1’) (式(1’)中、XはJIS K6301に準拠して測
    定した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJI
    S K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測
    定した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を
    満たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー
    成形品。
  3. 【請求項3】 オレフィン系熱可塑性エラストマーが、
    エチレン含有量90モル%以上のポリエチレン樹脂
    (A)と、エチレン含有量70モル%以上90モル%未
    満のエチレン・α−オレフィン系共重合体(B)とを含
    むオレフィン系熱可塑性エラストマーである請求項1ま
    たは2記載の成形品。
  4. 【請求項4】 ポリエチレン樹脂(A)の含有量が5〜
    60重量%、エチレン・α−オレフィン系共重合体
    (B)の含有量が40〜95重量%である請求項3記載
    の成形品。
  5. 【請求項5】 ポリエチレン樹脂(A)が高密度ポリエ
    チレン、中密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレ
    ンまたは低密度ポリエチレンである請求項3または4記
    載の成形品。
  6. 【請求項6】 エチレン・α−オレフィン系共重合体
    (B)がムーニー粘度ML1+4(100℃)90〜25
    0のエチレン・α−オレフィン系共重合体である請求項
    3ないし5のいずれかに記載の成形品。
  7. 【請求項7】 オレフィン系熱可塑性エラストマーが、
    ポリエチレン樹脂(A)およびエチレン・α−オレフィ
    ン系共重合体(B)の合計100重量部に対して、さら
    にポリプロピレン樹脂(C)を0.1〜30重量部の割
    合で含むオレフィン系熱可塑性エラストマーである請求
    項3ないし6のいずれかに記載の成形品。
  8. 【請求項8】 オレフィン系熱可塑性エラストマーが、
    ポリエチレン樹脂(A)、エチレン・α−オレフィン系
    共重合体(B)および必要により用いられるポリプロピ
    レン樹脂(C)を、架橋剤の非存在下に、動的に熱処理
    して得られるオレフィン系熱可塑性エラストマーである
    請求項3ないし7のいずれかに記載の成形品。
  9. 【請求項9】 成形品の表面温度が50℃以下に低下し
    た後、60℃以上の温度で熱処理されたものである請求
    項1ないし8のいずれかに記載の成形品。
  10. 【請求項10】 成形品の表面温度が50℃以下に低下
    した後、60〜110℃の温度で1〜90分間熱処理さ
    れたものである請求項1ないし8のいずれかに記載の成
    形品。
  11. 【請求項11】 成形品を成形した後、成形品の表面温
    度が80〜60℃にある期間を10℃/hr以下の冷却
    速度で徐冷したものである請求項1ないし8のいずれか
    に記載の成形品。
  12. 【請求項12】 エチレン含有量90モル%以上のポリ
    エチレン樹脂(A)と、エチレン含有量70モル%以上
    90モル%未満のエチレン・α−オレフィン系共重合体
    (B)とを含むオレフィン系熱可塑性エラストマーから
    成形されてなる成形品であって、成形品の表面温度が5
    0℃以下に低下した後、60℃以上の温度で熱処理され
    たものであるオレフィン系熱可塑性エラストマー成形
    品。
  13. 【請求項13】 式(1) −5 ≦ Y−0.43X < 9 …(1) (式(1)中、XはJIS K6301に準拠して測定
    した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJIS
    K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測定
    した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を満
    たす特性を有する請求項12記載の成形品。
  14. 【請求項14】 式(1’) −5 ≦ Y−0.43X < 8.18 …(1’) (式(1’)中、XはJIS K6301に準拠して測
    定した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJI
    S K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測
    定した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を
    満たす特性を有する請求項12記載の成形品。
  15. 【請求項15】 オレフィン系熱可塑性エラストマーか
    ら成形品を成形し、成形品の表面温度が50℃以下に低
    下した後、60℃以上の温度で熱処理し、式(1) −5 ≦ Y−0.43X < 9 …(1) (式(1)中、XはJIS K6301に準拠して測定
    した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJIS
    K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測定
    した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を満
    たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー成
    形品を製造するオレフィン系熱可塑性エラストマー成形
    品の製造方法。
  16. 【請求項16】 オレフィン系熱可塑性エラストマーか
    ら成形品を成形し、成形品の表面温度が50℃以下に低
    下した後、60℃以上の温度で熱処理し、式(1’) −5 ≦ Y−0.43X < 8.18 …(1’) (式(1’)中、XはJIS K6301に準拠して測
    定した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJI
    S K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測
    定した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を
    満たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー
    成形品を製造するオレフィン系熱可塑性エラストマー成
    形品の製造方法。
  17. 【請求項17】 60〜110℃の温度で1〜90分間
    熱処理する請求項15または16記載の製造方法。
  18. 【請求項18】 オレフィン系熱可塑性エラストマーか
    ら成形品を成形した後、成形品の表面温度が80〜60
    ℃にある期間を10℃/hr以下の冷却速度で徐冷し、
    式(1) −5 ≦ Y−0.43X < 9 …(1) (式(1)中、XはJIS K6301に準拠して測定
    した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJIS
    K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測定
    した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を満
    たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー成
    形品を製造するオレフィン系熱可塑性エラストマー成形
    品の製造方法。
  19. 【請求項19】 オレフィン系熱可塑性エラストマーか
    ら成形品を成形した後、成形品の表面温度が80〜60
    ℃にある期間を10℃/hr以下の冷却速度で徐冷し、
    式(1’) −5 ≦ Y−0.43X < 8.18 …(1’) (式(1’)中、XはJIS K6301に準拠して測
    定した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJI
    S K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測
    定した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を
    満たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー
    成形品を製造するオレフィン系熱可塑性エラストマー成
    形品の製造方法。
  20. 【請求項20】 オレフィン系熱可塑性エラストマー
    が、エチレン含有量90モル%以上のポリエチレン樹脂
    (A)と、エチレン含有量70モル%以上90モル%未
    満のエチレン・α−オレフィン系共重合体(B)とを含
    むオレフィン系熱可塑性エラストマーである請求項15
    ないし19のいずれかに記載の製造方法。
  21. 【請求項21】 ポリエチレン樹脂(A)の含有量が5
    〜60重量%、エチレン・α−オレフィン系共重合体
    (B)の含有量が40〜95重量%である請求項20記
    載の製造方法。
  22. 【請求項22】 ポリエチレン樹脂(A)が高密度ポリ
    エチレン、中密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチ
    レンまたは低密度ポリエチレンある請求項20または2
    1記載の製造方法。
  23. 【請求項23】 エチレン・α−オレフィン系共重合体
    (B)がムーニー粘度ML1+4(100℃)90〜25
    0のエチレン・α−オレフィン系共重合体である請求項
    20ないし22のいずれかに記載の製造方法。
  24. 【請求項24】 オレフィン系熱可塑性エラストマー
    が、ポリエチレン樹脂(A)およびエチレン・α−オレ
    フィン系共重合体(B)の合計100重量部に対して、
    さらにポリプロピレン樹脂(C)を0.1〜30重量部
    の割合で含むオレフィン系熱可塑性エラストマーである
    請求項20ないし23のいずれかに記載の製造方法。
  25. 【請求項25】 オレフィン系熱可塑性エラストマー
    が、ポリエチレン樹脂(A)、エチレン・α−オレフィ
    ン系共重合体(B)および必要により用いられるポリプ
    ロピレン樹脂(C)を、架橋剤の非存在下に、動的に熱
    処理して得られるオレフィン系熱可塑性エラストマーで
    ある請求項20ないし24のいずれかに記載の製造方
    法。
  26. 【請求項26】 エチレン含有量90モル%以上のポリ
    エチレン樹脂(A)と、エチレン含有量70モル%以上
    90モル%未満のエチレン・α−オレフィン系共重合体
    (B)とを含むオレフィン系熱可塑性エラストマーから
    成形品を成形し、成形品の表面温度が50℃以下に低下
    した後、60℃以上の温度で熱処理するオレフィン系熱
    可塑性エラストマー成形品の製造方法。
  27. 【請求項27】 式(1) −5 ≦ Y−0.43X < 9 …(1) (式(1)中、XはJIS K6301に準拠して測定
    した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJIS
    K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測定
    した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を満
    たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー成
    形品を製造する請求項26記載の製造方法。
  28. 【請求項28】 式(1’) −5 ≦ Y−0.43X < 8.18 …(1’) (式(1’)中、XはJIS K6301に準拠して測
    定した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJI
    S K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測
    定した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を
    満たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー
    成形品を製造する請求項26記載の製造方法。
  29. 【請求項29】 請求項1ないし14のいずれかに記載
    の成形品からなる自動車の内装部品または外装部品。
  30. 【請求項30】 請求項1ないし14のいずれかに記載
    の成形品からなる家電部品。
  31. 【請求項31】 請求項1ないし14のいずれかに記載
    の成形品からなる土木または建材部品。
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