JP2002087250A - 搬送設備 - Google Patents

搬送設備

Info

Publication number
JP2002087250A
JP2002087250A JP2000279001A JP2000279001A JP2002087250A JP 2002087250 A JP2002087250 A JP 2002087250A JP 2000279001 A JP2000279001 A JP 2000279001A JP 2000279001 A JP2000279001 A JP 2000279001A JP 2002087250 A JP2002087250 A JP 2002087250A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side guide
branch
merging
path
branching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000279001A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4483055B2 (ja
Inventor
Kazufumi Matsukawa
和史 松川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP2000279001A priority Critical patent/JP4483055B2/ja
Priority to US09/940,124 priority patent/US6629502B2/en
Priority to TW090121259A priority patent/TW517184B/zh
Priority to KR1020010056773A priority patent/KR100753072B1/ko
Priority to CNB011330384A priority patent/CN1274545C/zh
Publication of JP2002087250A publication Critical patent/JP2002087250A/ja
Priority to US10/636,443 priority patent/US6931996B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4483055B2 publication Critical patent/JP4483055B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 塵埃などが溜まり難くしたレール装置によっ
て直線状経路部や分岐・合流経路部を形成し、分岐・合
流箇所のレール装置に対する簡単な構造付加により、レ
イアウトには制約の無い分岐・合流を実現した搬送設備
を提供する。 【解決手段】 一対のレール体11,12に、上向きの
車輪支持面11A,12Aと内向きのローラガイド面1
1B,12Bを形成した。一定経路10は直線状経路部
51,52や分岐・合流経路部53からなり、分岐・合
流箇所に、直線状経路部に沿った直線側ガイド体15,
16と、分岐・合流経路部に沿った分岐・合流側ガイド
体17を設けた。移動体20に、車輪支持面とローラガ
イド面に支持案内される車輪21とサイドガイドローラ
24を設けた。ガイド体の横向きのガイド部15a,1
5b、16a,16b、18b,19bに案内される方
向規制用部材25は、左右動手段30によって、直線側
ガイド体に対応する位置と分岐・合流側ガイド体に対応
する位置の間で左右動自在に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々なものを支持
搬送するのに利用される搬送設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の搬送設備としては、たと
えば特開平10−111719号公報に示される構成が
提供されている。この従来構成は、主軌道や分岐軌道に
支持案内される搬送台車が設けられ、各軌道は、底壁
と、左右の側壁と、上壁とからなり、上壁の幅方向中央
に長手方向に沿うスリットを有せしめて形成されてい
る。そして、少なくとも分岐点には、主軌道に沿ったガ
イドと分岐軌道に沿ったガイドとが設けられ、また搬送
台車には、前記ガイドに倣う案内部材と、この案内部材
をいずれか一方のガイドに振り分ける振り向け機構とが
設けられている。
【0003】ここでガイドとしては、主軌道に沿った磁
性体製のガイドレールと分岐軌道に沿った磁性体製のガ
イドレールとが設けられ、そして案内部材として磁石ロ
ーラが設けられるとともに、この磁石ローラを、アーム
などを介して左右のガイドレールに振り向けるように構
成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来形式では、主軌道や分岐軌道に対してそれぞれ磁性体
製のガイドレールを別個に敷設しなければならず、製作
や組み立て施工などにおいて面倒となる。また主軌道や
分岐軌道は、底壁上に塵埃などが溜まることになり、そ
の清掃などは容易に行えず、以てクリーンエアを下吹き
するクリーンルームなどには容易に採用できない。
【0005】さらに、分岐・合流が可能なレイアウトに
は制約があり、たとえば、軌道が平行に走っているレイ
アウトで、軌道間で搬送台車を移すようなレイアウトは
困難であった。なおレーン間で搬送台車を移す構成とし
ては、たとえば、特開平11−222122号公報に示
される旋回テーブル形式が提供されているが、これによ
ると構造が複雑になるとともに、両軌道間における搬送
台車の走行を一旦停止しなければならなかった。
【0006】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、塵埃などが溜まり難くしたレール装置によって直線
状経路部や分岐・合流経路部を形成する構成でありなが
ら、分岐・合流箇所でのレール装置に対する簡単な構造
付加により、レイアウトには制約の無い分岐・合流を実
現して、高能力・フレキシブルな搬送を可能にし得る搬
送設備を提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の搬送設備は、レ
ール装置と、このレール装置に支持案内されて一定経路
上で移動自在な移動体とからなる搬送設備であって、前
記レール装置は左右一対のレール体からなり、両レール
体にはそれぞれ、上向きの車輪支持面と内向きのローラ
ガイド面とが形成され、前記一定経路は直線状経路部や
分岐・合流経路部からなり、これら経路部により形成さ
れる分岐・合流箇所には、直線状経路部に沿った直線側
ガイド体と、分岐・合流経路部に沿った分岐・合流側ガ
イド体とが設けられ、前記移動体には、前記車輪支持面
に支持案内される車輪と、前記ローラガイド面に案内さ
れるサイドガイドローラと、前記ガイド体の横向きのガ
イド部に案内される方向規制用部材とが設けられ、この
方向規制用部材は、左右動手段によって、直線側ガイド
体に対応する位置と分岐・合流側ガイド体に対応する位
置との間で左右動自在に構成されていることを特徴とし
たものである。
【0008】したがって請求項1の発明によると、移動
体の移動は、その車輪群を車輪支持面に支持案内して転
動させ、サイドガイドローラをローラガイド面に案内さ
せることで、レール装置に案内させて行える。その際に
レール装置は、左右一対のレール体により全長に亘って
隙間を形成し得、この隙間による上下方向の貫通部によ
って空気の流れを妨げることがなくなる。
【0009】そして直線状経路部上の移動体を、分岐・
合流経路部側に分岐・合流させることなく直線状経路部
で移動させるときには、左右動手段によって方向規制用
部材を、分岐・合流経路部側とは離れる側に移動させ
る。これにより方向規制用部材を、直線側ガイド体のガ
イド部で案内することになり、以て移動体を、分岐・合
流経路部に入り込ませることなく直線状経路部で安定し
て直進移動し得る。
【0010】また直線状経路部上の移動体を、分岐・合
流経路部側に分岐・合流させるときには、左右動手段に
よって方向規制用部材を、分岐・合流経路部側に移動さ
せる。これにより方向規制用部材を、分岐・合流側ガイ
ド体のガイド部で案内することになり、以て移動体を、
分岐・合流経路部へと分岐移動し得る。
【0011】分岐・合流箇所において、レール体の車輪
支持面上で転動していた一方の車輪は、両レール体間の
隙間を越えて車輪支持面上で転動することになり、した
がって車輪が隙間に落ち込み、自重により他方の車輪支
持面側の車輪を中心にモーメントが発生して、移動体が
傾斜しようとするが、このとき方向規制用部材を横向き
のガイド体により案内することで、移動体側のモーメン
トを受止め得、これにより、移動体の傾斜を阻止しなが
ら方向規制作用を行え、以て車輪は、隙間に落ち込むこ
となく隙間を越えることになる。
【0012】また本発明の請求項2記載の搬送設備は、
上記した請求項1記載の構成において、並行状の一対の
直線状経路部間に分岐・合流経路部が配置され、両直線
状経路部の直線側ガイド体は、並行側に対して外側に直
線側ガイド部が形成されるとともに、内側に分岐・合流
側ガイド部が形成され、分岐・合流側ガイド体は、分断
された分岐側ガイド部材と合流側ガイド部材からなると
ともに、分岐・合流側ガイド部に連なる分岐側ガイド部
と合流側ガイド部が、相異なる向きとして形成され、分
断部は、分岐側ガイド部を移動してきた方向規制用部材
が合流側ガイド部に導かれるように構成されていること
を特徴としたものである。
【0013】したがって請求項2の発明によると、移動
体を、分岐・合流経路部側に分岐・合流させることなく
直線状経路部で移動させるときには、方向規制用部材
を、直線側ガイド体の直線側ガイド部で案内することに
なり、以て移動体を直線状経路部で安定して直進移動し
得る。
【0014】また一方の直線状経路部上の移動体を、分
岐・合流経路部側に分岐・合流させるときには、方向規
制用部材を、直線側ガイド体の分岐・合流側ガイド部か
ら、分岐側ガイド部材の分岐側ガイド部へと案内させる
ことになり、以て移動体を、分岐・合流経路部へと分岐
移動し得る。そして、分岐側ガイド部で案内している方
向規制用部材を、合流側ガイド部材の合流側ガイド部に
より案内し、次いで直線側ガイド体の分岐・合流側ガイ
ド部へ案内することになり、以て移動体を他方の直線状
経路部に合流移動し得る。
【0015】そして本発明の請求項3記載の搬送設備
は、上記した請求項1または2記載の構成において、方
向規制用部材は、支持体を介して左右動自在に設けら
れ、左右動手段は、駆動部と、この駆動部の正逆駆動に
より支持体を左右動させる駆動伝達部とにより構成され
るとともに、この駆動伝達部には伝達経路の接断装置が
設けられていることを特徴としたものである。
【0016】したがって請求項3の発明によると、左右
動手段における駆動部の正逆駆動により、接断装置が接
続状態の駆動伝達部を介して支持体を左右動させること
で、方向規制用部材を左右動し得る。このように方向規
制用部材を左右動させたのち、接断装置を分断させるこ
とで伝達経路をフリーにし得、これにより、ガイド体の
案内時における方向規制用部材の左右動は、支持体とと
もに無理なくスムースに行える。
【0017】さらに本発明の請求項4記載の搬送設備
は、上記した請求項3記載の構成において、左右動限位
置に達した支持体の保持を行う吸着手段が設けられてい
ることを特徴としたものである。
【0018】したがって請求項4の発明によると、左右
動させた支持体を、吸着手段による吸着作用によって左
右動限位置にて保持(拘束)し得、そして、ガイド体の
案内時における方向規制用部材の左右動は、吸着手段に
よる吸着を自動的に開放して、支持体とともに無理なく
スムースに行える。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を、図1〜図8に基づいて説明する。図1〜図5におい
て、レール装置10は左右一対のレール体11,12か
らなり、これらレール体11,12は型材形状であっ
て、線対称状として配設されている。そして両レール体
11,12にはそれぞれ、その上面(上位面)により上
向きの車輪支持面11A,12Aが形成され、上部でか
つ内側に向いた面により内向きのローラガイド面11
B,12Bが形成されている。さらに両レール体11,
12にはそれぞれ、外側に向いた横向き蟻溝部11C,
12Cと、下側に向いた下向き蟻溝部11D,12Dと
が形成されている。
【0020】両レール体11,12は、所定間隔置きで
複数のレールヨーク1を介して天井梁2側に支持されて
いる。すなわちレールヨーク1は、上板部1Aと、この
上板部1Aの両端近くから垂下された側板部1Bと、こ
れら側板部1Bの中間外面から外方へ突出された連結部
1Cを有する状態で、正面視で門型状に一体形成されて
いる。
【0021】このレールヨーク1は、両連結部1Cに作
用される連結具(ボルト・ナットなど)3を介して、天
井梁2側に対して高さ位置変更自在にかつ姿勢調整自在
に支持されている。そして側板部1Bの下部内面側に、
両レール体11,12の外側面が当てつけられ、横向き
蟻溝部11C,12Cを利用した連結具4を介して連結
されている。これにより両レール体11,12は、所定
の隙間Sを形成した状態で配設される。
【0022】上記したように左右一対のレール体11,
12からなるレール装置10により一定経路50が形成
される。ここで一定経路50は、たとえば並行状の一対
の直線状経路部51,52と、これら直線状経路部5
1,52間に配置された分岐・合流経路部53とにより
形成されている。この分岐・合流経路部53では、前記
左右一対のレール体11,12のうち分岐・合流経路部
53側のレール体11,12により、それぞれ片側のレ
ール体が連続して形成されている。
【0023】すなわち分岐・合流経路部53において
も、前記レール体11,12と断面形状が同一状の左右
一対のレール体11a,12aが配設され、これらレー
ル体11a,12aによりレール装置10aが構成され
ている。このうち分岐経路方向側のレール体11aは、
直線状経路部52を形成する部分から、分岐・合流経路
部53において直線状経路部51側に湾曲したのち、直
線状経路部51を形成するレール体12の切断端部に接
続する状態に形成されている。
【0024】また、他方のレール体12aは前記レール
体11aに沿うように形成されているが、その際に、直
線状経路部51を形成する部分から、分岐・合流経路部
53において直線状経路部52側に湾曲したのち、直線
状経路部52を形成するレール体11の切断端部に接続
する状態に形成されている。
【0025】各経路部51〜53により形成される分岐
・合流箇所には、直線状経路部51,52に沿った直線
側ガイド体15,16と、分岐・合流経路部53に沿っ
た分岐・合流側ガイド体17とが設けられている。ここ
でガイド体15,16、17は、左右一対のレール体1
1,12、11a,12a間でかつ上方位置に配設さ
れ、そしてレールヨーク1における上板部1Aの下面側
に連結されている。
【0026】前記直線側ガイド体15,16には、並行
側に対して外側に直線側ガイド部15a,16aが形成
されるとともに、内側に分岐・合流側ガイド部15b,
16bが形成されている。
【0027】また分岐・合流側ガイド体17は、分断さ
れた分岐側ガイド部材18と合流側ガイド部材19から
なるとともに、分岐・合流側ガイド部15b,16bに
連なる分岐側ガイド部18bと合流側ガイド部19b
が、相異なる向きとして形成されている。さらに分断部
は、合流側ガイド部材19の遊端が上手側へ突出状の迎
え部19Aに形成されることで、分岐側ガイド部18b
を移動してきた方向規制用部材(後述する。)が合流側
ガイド部19bに導かれるように構成されている。
【0028】なお、直線状経路部51に沿った直線側ガ
イド体15も、その始端部分は合流・分岐側へ突出状の
迎え部15Aに形成されることで、移動してきた方向規
制用部材が直線側ガイド部15aに導かれるように構成
されている。
【0029】前記レール装置10に支持案内されて一定
経路50上で移動自在な自走体(移動体の一例)20が
設けられる。この自走体20は、前記車輪支持面11
A,12Aに支持案内されて転動自在な車輪21を有す
る前後一対のトロリ本体22と、両トロリ本体22の下
端間に設けられた被搬送物の保持装置41と、一方の車
輪21に連動した走行駆動装置23などにより構成され
ている。
【0030】そして自走体20における両トロリ本体2
2には、前記ローラガイド面11B,12Bに案内され
る前後一対のサイドガイドローラ24が遊転自在に設け
られている。さらに両トロリ本体22には、前記ガイド
体15〜17の横向きのガイド部15a,15b、16
a,16b、18b,19bに案内される方向規制用ロ
ーラ(方向規制用部材の一例)25が設けられている。
ここで方向規制用ローラ25は、左右動手段30によっ
て、直線側ガイド体15,16に対応する位置と分岐・
合流側ガイド体17に対応する位置との間で左右動自在
に構成されている。
【0031】すなわち、トロリ本体22の上部には左右
一対のブラケット26が設けられ、これらブラケット2
6間には、左右方向のガイドロッド27が前後一対に設
けられている。そして、前記ガイドロッド27に支持案
内されて左右方向に移動自在な支持体28が設けられ、
この支持体28の上面側に、前記方向規制用ローラ25
が縦方向ピン29を介して遊転自在に設けられている。
【0032】前記左右動手段30は、正逆駆動自在な駆
動部(駆動用モータ)31を有し、この駆動部31は、
駆動軸を左右方向としてトロリ本体22の上部に設けら
れている。そしてトロリ本体22の上部には、前記駆動
部31の正逆駆動により支持体28を左右動させる駆動
伝達部32が設けられている。
【0033】この駆動伝達部32は、左右方向軸心の周
りに回転自在に設けられたカムローラ33と、このカム
ローラ33の外周面に形成された螺旋溝34と、前記駆
動部31の駆動軸をカムローラ33に連動連結させる巻
掛け伝動機構(タイミングベルト形式やチェーン形式な
ど)35などにより構成されている。その際に駆動伝達
部32には、伝達経路の接断を行うためのクラッチ(接
断装置の一例)36が設けられている。
【0034】前記螺旋溝34には、前記支持体28側に
設けられたカムフォロア37が嵌合されている。なお前
記支持体28は、全体あるいは左右の両端部分が磁性体
からなり、そして両ブラケット26における支持体28
が当接可能な位置には、左右動限位置に達した支持体2
8の吸着保持を行う磁石体(吸着手段の一例)38が埋
め込み状に設けられている。
【0035】上記構成の左右動手段30によると、駆動
部31の正逆駆動により巻掛け伝動機構35を介してカ
ムローラ33が正逆回転され、回転する螺旋溝34に嵌
合されているカムフォロア37を介して支持体28が、
ガイドロッド27に支持案内されて左右方向に移動さ
れ、以て支持体28を介して方向規制用ローラ25が左
右動される。
【0036】これにより方向規制用ローラ25は、直線
側ガイド体15,16に対応する位置と、分岐・合流側
ガイド体17に対応する位置との間で左右動自在に構成
される。そして左右動限位置に達した支持体28は、磁
石体38による吸着作用によって左右動限位置にて保持
される。またクラッチ36が分断されることで、カムロ
ーラ33は自由回転(遊転)が可能となる。
【0037】前記自走体20への給電は無接触給電方式
で行われ、そのためにレール体11(11a),12
(12a)には、下向き蟻溝部11Dを利用してコード
線路13,14がレール長さ方向に配設され、そして自
走体20のトロリ本体22間にはピックアップコイル3
9が設けられている。またトロリ本体22側には検出器
40が設けられ、そして一定経路50側の所定箇所には
走行制御用の被検出体(図示せず。)が設けられてい
る。
【0038】前記自走体20のトロリ本体22間には、
前記保持装置41が吊下げ状に設けられている。この保
持装置41は左右と下とが開放された箱枠状であって、
その上面側が前記トロリ本体22に連結具42を介して
連結されている。そして保持装置41内には、左右方向
への移載手段(図示せず。)などが配設されている。な
お両トロリ本体22には、外方(前方および後方)に突
出されるストッパー体43が設けられている。
【0039】以下に、上記した実施の形態における作用
を説明する。自走体20の一定経路50での走行は、そ
の車輪21群が車輪支持面11A,12Aに支持案内さ
れて転動され、そしてサイドガイドローラ24がローラ
ガイド面11B,12Bに案内されることで、レール装
置10,10aに案内されて行われる。その際に自走体
20側には、コード線路13,14に対向されるピック
アップコイル39などを介して、無接触給電方式によっ
て給電が行われる。
【0040】このような状態での走行において、たとえ
ば図6(a)の実線に示されるように、片側の直線状経
路部52で走行されている自走体20は、分岐・合流箇
所に到達する少し前に検出器40が被検出体を検出し
て、そのまま直進走行するか、あるいは分岐走行するか
を判断し、進む方向(走行方向)側へ方向規制用ローラ
25を移動させる。
【0041】すなわち、判断に基づいた指示信号によっ
て駆動部31が正逆駆動され、このときクラッチ36が
接続されていることで、巻掛け伝動機構35を介してカ
ムローラ33が正逆回転される。すると、回転する螺旋
溝34に嵌合されているカムフォロア37を介して支持
体28が、ガイドロッド27に支持案内されて左右方向
に移動され、以て支持体28を介して方向規制用ローラ
25が左右動される。
【0042】これにより方向規制用ローラ25は、直線
側ガイド体16に対応する位置と、分岐・合流側ガイド
体17に対応する位置との間で左右動される。そして左
右動限位置に達した支持体28は、磁石体38による吸
着作用によって左右動限位置にて保持され、このときク
ラッチ36は分断される。なお、判断に基づいた指示信
号を与えるときに、既に方向規制用ローラ25が進む方
向側へ移動されていたときには、この指示信号はキャン
セル状となり、駆動部31は駆動されない。
【0043】たとえば、直線状経路部52で走行されて
いる自走体20が、そのまま直進走行するように判断さ
れたとき、方向規制用ローラ25は、図2や図4の仮想
線、図6(a)の仮想線に示されるように、左側へ移動
される。これにより方向規制用ローラ25は、直線側ガ
イド体16の直線側ガイド部16aに案内されることに
なり、以て自走体20は図6(a)の仮想線イに示され
るように、そのまま直進走行されることになる。
【0044】また、直線状経路部52で走行されている
自走体20が、分岐・合流経路部53へ分岐走行するよ
うに判断されたとき、方向規制用ローラ25は、図1、
図2や図4の実線、図5、図6(a)の実線に示される
ように、右側へ移動される。これにより方向規制用ロー
ラ25は、直線側ガイド体16の分岐・合流側ガイド部
16bから、分岐・合流側ガイド体17における分岐側
ガイド部材18の分岐側ガイド部18bへと案内される
ことになり、以て自走体20は図6(b)に示されるよ
うに、分岐・合流経路部53へ分岐走行されることにな
る。
【0045】そして、分岐側ガイド部18bで案内され
ている方向規制用ローラ25は、分岐・合流側ガイド体
17における合流側ガイド部材19の迎え部19Aに係
合されて、強制的に引き込み案内されたのち、合流側ガ
イド部材19の合流側ガイド部19bへと案内されるこ
とになり、以て自走体20は図7(a)に示されるよう
に、分岐・合流経路部53で走行されることになる。
【0046】前述したように、方向規制用ローラ25が
迎え部19Aから合流側ガイド部19bへと強制的に引
き込み案内される際に、この方向規制用ローラ25は支
持体28とともに左側に移動され、以て案内はスムース
に行われる。
【0047】すなわち支持体28は、磁石体38による
吸着作用(磁力)によって右動限位置にて保持(拘束)
されているが、このときクラッチ36が分断されてカム
ローラ33が遊転自在であることから、方向規制用ロー
ラ25が合流側ガイド部19bに強制的に引き込み案内
される際の引き込み力によって、磁石体38による吸着
が開放されるとともに、カムフォロア37と螺旋溝34
とを介してカムローラ33が遊転されることになり、以
て方向規制用ローラ25は支持体28とともに左側に自
動的に移動されることになる。
【0048】次いで、合流側ガイド部19bで案内され
ている方向規制用ローラ25は、直線側ガイド体15の
分岐・合流側ガイド部15bへと案内されることにな
り、以て自走体20は図7(b)に示されるように、直
線状経路部51に合流走行されることになる。
【0049】たとえば、図6(a)の仮想線ロに示され
るように、合流側となる直線状経路部51で走行されて
いる自走体20は、分岐・合流経路部53からの自走体
20と衝突などしないように、相互に制御されている。
【0050】そして自走体20が直線状経路部51で直
進走行する場合、分岐・合流箇所の手前で方向規制用ロ
ーラ25を右側に移動させておけば、自走体20は直線
側ガイド体15の直線側ガイド部15aに従って直進走
行するが、このとき直線側ガイド体15の始端部分が迎
え部15Aに形成されていることで、方向規制用ローラ
25を右側に移動しておかなくても、迎え部15Aから
直線側ガイド部15aへと右側に自動的に移動されるこ
とになる。
【0051】なお、直線状経路部52で走行されている
自走体20が分岐・合流経路部53へ分岐走行する際に
は、まず図6の(b)に示されるように、自走体20に
おける左前の車輪21がレール体12,12a間の隙間
(欠如部分)Sを越えて転動され、次いで図7の(a)
に示されるように、左後の車輪21がレール体12,1
2a間の隙間Sを越えて転動される。したがって隙間S
を越えようとする車輪21がこの隙間Sに落ち込み、自
走体20の自重により車輪支持面11H側の車輪21を
中心にモーメントが発生し、自走体20が傾斜しようと
する。
【0052】しかし、このとき、隙間Sに位置された車
輪21に対応されかつ右動限位置にある方向規制用ロー
ラ25が、隙間Sとは反対側に向いている分岐側ガイド
部18bに受止められて案内されることで、自走体20
側のモーメントを受止め得る。これにより、自走体20
が傾斜しようとすることを阻止しながら分岐走行がスム
ースに行われ、以て車輪21は、隙間Sに落ち込むこと
なく隙間Sを越えることになる。
【0053】また、分岐・合流経路部53で走行されて
いる自走体20が直線状経路部51へ合流走行する際に
は、まず自走体20における右前の車輪21がレール体
11a,11間の隙間Sを越えて転動され、次いで図7
の(b)に示されるように、右後の車輪21がレール体
11a,11間の隙間Sを越えて転動される。
【0054】このようなとき、隙間Sに位置された車輪
21に対応されかつ左動限位置にある方向規制用ローラ
25が、隙間Sとは反対側に向いている合流側ガイド部
19bに受止められて案内されることで、自走体20側
のモーメントを受止め得る。これにより、自走体20が
傾斜しようとすることを阻止しながら合流走行がスムー
スに行われ、以て車輪21は、隙間Sに落ち込むことな
く隙間Sを越えることになる。
【0055】さらに、図6(a)の仮想線ロに示される
直線状経路部51の自走体20が分岐・合流箇所で直進
走行する際には、まず自走体20における左前の車輪2
1がレール体12a,12a間の隙間Sを越えて転動さ
れ、次いで左後の車輪21がレール体12a,12a間
の隙間Sを越えて転動される。
【0056】このようなとき、隙間Sに位置された車輪
21に対応されかつ右動限位置にある方向規制用ローラ
25が、隙間Sとは反対側に向いている直線側ガイド部
15aに受止められて案内されることで、自走体20側
のモーメントを受止め得る。これにより、自走体20が
傾斜しようとすることを阻止しながら直進走行がスムー
スに行われ、以て車輪21は、隙間Sに落ち込むことな
く隙間Sを越えることになる。
【0057】上記した実施の形態のように、左右一対の
レール体11(11a),12(12a)によりレール
装置10(10a)を構成したことで、このレール装置
10(10a)は全長に亘って隙間Sを形成し得、この
隙間Sによる上下方向の貫通部によって空気の流れを妨
げることがなくなり、以てクリーンエアを下吹きするク
リーンルームであったとしても好適に採用し得る。
【0058】上記した実施の形態では、直線状経路部5
2の自走体20が分岐・合流経路部53を介して直線状
経路部51へ分岐・合流されているが、これは図8に示
されるように、直線状経路部51の自走体20が分岐・
合流経路部53を介して直線状経路部52へ分岐・合流
されるレイアウトも可能である。
【0059】図9の(a)〜(c)、図10の(a)〜
(f)は、本発明の種々な実施の形態(レイアウト)を
示している。図9の(a)は、直線状経路部51,52
の自走体20が、分岐経路部54を介して別の経路部5
5へ分岐可能とされた形式とされている。
【0060】図9の(b)は、別の経路部55の自走体
20が、合流経路部56を介して直線状経路部51,5
2へ合流可能とされた形式とされている。図9の(c)
は、直線状経路部51,52の自走体20が、分岐経路
部54を介してステーション経路部57へ分岐可能とさ
れ、さらにステーション経路部57から合流経路部56
を介して直線状経路部51,52へ合流可能とされた形
式とされている。なおステーション経路部57には、被
搬送物の積み下ろしを行うステーション58が設けられ
ている。
【0061】図10の(a)は、長円無端状の一定経路
50における両直線状経路部51,52に、それぞれ複
数のステーション経路部57が分岐、合流された形式と
されている。
【0062】図10の(b)は、長円無端状の一定経路
50における一方の直線状経路部52にのみ、複数(単
数)のステーション経路部57が分岐、合流された形式
とされている。
【0063】図10の(c)は、長円無端状の一定経路
50における一方の直線状経路部52(または両直線状
経路部51,52)に、有端の別の経路部55が分岐さ
れた形式とされている。ここで別の経路部55の終端に
達した自走体20は、昇降手段(エレベータ)59によ
って他の階(上階、下階)に移動される。なお、有端の
別の経路部55は複数箇所に設けられてもよい。
【0064】図10の(d)は、長円無端状の一定経路
50における一方の直線状経路部52(または両直線状
経路部51,52)に有端の別の経路部55が分岐さ
れ、そして別の経路部55から単数または複数の有端の
別の経路部55が順次分岐された形式とされている。な
お、有端の別の経路部55は複数箇所に設けられてもよ
い。
【0065】図10の(e)は、長円無端状の一定経路
50における一方の直線状経路部52(または両直線状
経路部51,52)に、有端の別の経路部55が合流さ
れた形式とされている。ここで別の経路部55の始端に
は、他の階(上階、下階)からの自走体20が昇降手段
(エレベータ)59によって移動される。なお、有端の
別の経路部55は複数箇所に設けられてもよい。
【0066】図10の(f)は、長円無端状の一定経路
50における一方の直線状経路部52(または両直線状
経路部51,52)に、有端の別の経路部55が合流さ
れ、そして別の経路部55に単数または複数の有端の別
の経路部55が順次合流された形式とされている。な
お、有端の別の経路部55は複数箇所に設けられてもよ
い。
【0067】上記した図10の(a)〜(f)では、長
円無端状の一定経路50における一方の直線状経路部5
2(または両直線状経路部51,52)に対するレイア
ウトが示されているが、これは図8に示されるように、
並行された一対の直線状経路部51,52からなる一定
経路50に同様のレイアウトが施工されたものであって
もよい。
【0068】また図10の(a)に示されるように、一
対の直線状経路部51,52間(一箇所または複数箇
所)にターン経路部60が分岐・合流されるレイアウト
も可能である。これによると、自走体20を、ターン経
路60を利用してターン走行させることで、ショートカ
ット走行が行えて、作業時間の短縮が可能となる。
【0069】上記した実施の形態では、移動体として、
給電が無接触給電方式で行われる自走体20が示されて
いるが、これは給電が接触給電方式で行われる自走体2
0であってもよい。また、駆動チェーンなど他の駆動装
置から移動力が付与される台車形式の移動体などであっ
てもよい。さらに走行駆動は、リニアモータ駆動形式で
あってもよい。
【0070】上記した実施の形態では、自走体20に保
持装置41が吊下げ状に設けられた形式が示されている
が、これは、たとえば床側で走行される台車(移動体)
から保持装置が立設される形式(フロア形式)などであ
ってもよい。
【0071】上記した実施の形態では、直線側ガイド体
15、16のガイド部15a,15b、16a,16b
や、分岐・合流側ガイド体17におけるガイド部材1
8,19のガイド部18b,19bとしてガイド面が採
用され、そして方向規制用部材として方向規制用ローラ
25が採用されているが、ガイド面に案内される方向規
制用部材としては摺動自在な突起体などであってもよ
い。また、ガイド面がラック面であり、そして方向規制
用ローラ25が方向規制用ピニオンである組み合せであ
ってもよい。
【0072】上記した実施の形態では、検出器40が被
検出体を検出して判断することに基づいて、左右動装置
30を介して方向規制用ローラ25を左右動させている
が、これは、分岐・合流箇所を通過した後に、検出器4
0が被検出体を検出することに基づいて、方向規制用ロ
ーラ25の位置が最初の状態に戻される(リセットされ
る)形式であってもよい。
【0073】上記した実施の形態では、自走体20のト
ロリ本体22間に保持装置41が吊下げ状に設けられ、
そして保持装置41内に左右方向への移載手段が配設さ
れているが、保持装置41に上下方向の移載手段が配設
された形式であってもよい。また、単に物品を載せるだ
けの荷受け台を搭載した形式や、また物品を直接に載せ
るだけの形式など、種々な形式のものが採用される。
【0074】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、移
動体の移動は、その車輪群を車輪支持面に支持案内して
転動させ、サイドガイドローラをローラガイド面に案内
させることで、レール装置に案内させて安定して行うこ
とができる。その際にレール装置は、左右一対のレール
体により全長に亘って隙間を形成でき、この隙間による
上下方向の貫通部によって空気の流れを妨げることがな
くなり、以てクリーンエアを下吹きするクリーンルーム
であったとしても好適に採用できる。
【0075】そして直線状経路部上の移動体を、分岐・
合流経路部側に分岐・合流させることなく移動させると
きには、左右動手段によって方向規制用部材を分岐・合
流経路部側とは離れる側に移動させればよく、これによ
り方向規制用部材を、直線側ガイド体のガイド部で案内
できて、移動体を、分岐・合流経路部に入り込ませるこ
となく直線状経路部で安定して直進移動できる。
【0076】また直線状経路部上の移動体を、分岐・合
流経路部側に分岐・合流させるときには、左右動手段に
よって方向規制用部材を分岐・合流経路部側に移動させ
ればよく、これにより方向規制用部材を、分岐・合流側
ガイド体のガイド部で案内できて、移動体を、分岐・合
流経路部へと円滑にかつ確実に分岐移動できる。
【0077】分岐・合流箇所においては、レール体の車
輪支持面上で転動していた一方の車輪は、両レール体間
の隙間を越えて車輪支持面上で転動することになり、し
たがって車輪が隙間に落ち込み、自重により他方の車輪
支持面側の車輪を中心にモーメントが発生して、移動体
が傾斜しようとするが、このとき方向規制用部材を横向
きのガイド体により案内することで、移動体側のモーメ
ントを受止めることができて、移動体の傾斜を阻止しな
がら方向規制作用を行え、以て車輪は、隙間に落ち込む
ことなく安定して隙間を越えることができる。
【0078】このように、塵埃などが溜まり難くしたレ
ール装置によって直線状経路部や分岐・合流経路部を形
成する構成でありながら、分岐・合流箇所でのレール装
置に対する簡単な構造付加により、レイアウトとしては
制約の無い分岐・合流を実現できて、高能力・フレキシ
ブルな搬送を可能にできる。
【0079】また上記した本発明の請求項2によると、
移動体を、分岐・合流経路部側に分岐・合流させること
なく直線状経路部で移動させるときには、方向規制用部
材を、直線側ガイド体の直線側ガイド部で案内すること
になり、以て移動体を直線状経路部で安定して直進移動
できる。
【0080】そして一方の直線状経路部上の移動体にお
ける方向規制用部材を、直線側ガイド体の分岐・合流側
ガイド部から分岐側ガイド部材の分岐側ガイド部へと案
内することで、移動体を分岐・合流経路部へと分岐移動
でき、さらに分岐側ガイド部で案内している方向規制用
部材を、合流側ガイド部材の合流側ガイド部から直線側
ガイド体の分岐・合流側ガイド部へと案内することで、
移動体を他方の直線状経路部に合流移動できる。
【0081】これにより、並行状の直線状経路部間での
移動体の乗り移りを、円滑にかつ確実に行うことがで
き、以てレイアウトとしてはより制約の無い分岐・合流
を実現できる。
【0082】そして上記した本発明の請求項3による
と、左右動手段における駆動部の正逆駆動により、接断
装置が接続状態の駆動伝達部を介して支持体を左右動さ
せることで、方向規制用部材を左右動でき、こののち、
接断装置を分断させることで伝達経路をフリーにでき、
これにより、ガイド体の案内時における方向規制用部材
の左右動は、制御を不要として、支持体とともに無理な
くスムースに行うことができる。
【0083】さらに上記した本発明の請求項4による
と、左右動させた支持体を、吸着手段による吸着作用に
よって左右動限位置にて保持(拘束)でき、そして、ガ
イド体の案内時における方向規制用部材の左右動は、吸
着手段による吸着を自動的に開放して、支持体とともに
無理なくスムースに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示し、搬送設備における
分岐・合流部分の斜視図である。
【図2】同搬送設備における一部切り欠き正面図であ
る。
【図3】同搬送設備における要部の一部切り欠き側面図
である。
【図4】同搬送設備における要部の平面図である。
【図5】同搬送設備における移動体の要部の斜視図であ
る。
【図6】同搬送設備における分岐・合流箇所の平面図
で、(a)は分岐前、(b)は分岐時を示す。
【図7】同搬送設備における分岐・合流箇所の平面図
で、(a)は分岐・合流時、(b)は合流時を示す。
【図8】同搬送設備における概略平面図である。
【図9】本発明の別の実施の形態を示し、(a)〜
(c)は種々な実施の形態を示す概略平面図である。
【図10】本発明のさらに別の実施の形態を示し、
(a)〜(f)は種々な実施の形態を示す概略平面図で
ある。
【符号の説明】
10 レール装置 10a レール装置 11 レール体 11a レール体 11A 車輪支持面 11B ローラガイド面 12 レール体 12a レール体 12A 車輪支持面 12B ローラガイド面 13 コード線路 14 コード線路 15 直線側ガイド体 15a 直線側ガイド部 15b 分岐・合流側ガイド部 15A 迎え部 16 直線側ガイド体 16a 直線側ガイド部 16b 分岐・合流側ガイド部 17 分岐・合流側ガイド体 18 分岐側ガイド部材 18b 分岐側ガイド部 19 合流側ガイド部材 19b 合流側ガイド部 19A 迎え部 20 自走体(移動体) 21 車輪 22 トロリ本体 23 走行駆動装置 24 サイドガイドローラ 25 方向規制用ローラ(方向規制用部材) 28 支持体 30 左右動手段 31 駆動部 32 駆動伝達部 33 カムローラ 34 螺旋溝 35 巻掛け伝動機構 36 クラッチ(接断装置) 37 カムフォロア 38 磁石体(吸着手段) 39 ピックアップコイル 40 検出器 41 保持装置 50 一定経路 51 直線状経路部 52 直線状経路部 53 分岐・合流経路部 54 分岐経路部 55 別の経路部 56 合流経路部 57 ステーション経路部 S 隙間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レール装置と、このレール装置に支持案
    内されて一定経路上で移動自在な移動体とからなる搬送
    設備であって、前記レール装置は左右一対のレール体か
    らなり、両レール体にはそれぞれ、上向きの車輪支持面
    と内向きのローラガイド面とが形成され、前記一定経路
    は直線状経路部や分岐・合流経路部からなり、これら経
    路部により形成される分岐・合流箇所には、直線状経路
    部に沿った直線側ガイド体と、分岐・合流経路部に沿っ
    た分岐・合流側ガイド体とが設けられ、前記移動体に
    は、前記車輪支持面に支持案内される車輪と、前記ロー
    ラガイド面に案内されるサイドガイドローラと、前記ガ
    イド体の横向きのガイド部に案内される方向規制用部材
    とが設けられ、この方向規制用部材は、左右動手段によ
    って、直線側ガイド体に対応する位置と分岐・合流側ガ
    イド体に対応する位置との間で左右動自在に構成されて
    いることを特徴とする搬送設備。
  2. 【請求項2】 並行状の一対の直線状経路部間に分岐・
    合流経路部が配置され、両直線状経路部の直線側ガイド
    体は、並行側に対して外側に直線側ガイド部が形成され
    るとともに、内側に分岐・合流側ガイド部が形成され、
    分岐・合流側ガイド体は、分断された分岐側ガイド部材
    と合流側ガイド部材からなるとともに、分岐・合流側ガ
    イド部に連なる分岐側ガイド部と合流側ガイド部が、相
    異なる向きとして形成され、分断部は、分岐側ガイド部
    を移動してきた方向規制用部材が合流側ガイド部に導か
    れるように構成されていることを特徴とする請求項1記
    載の搬送設備。
  3. 【請求項3】 方向規制用部材は、支持体を介して左右
    動自在に設けられ、左右動手段は、駆動部と、この駆動
    部の正逆駆動により支持体を左右動させる駆動伝達部と
    により構成されるとともに、この駆動伝達部には伝達経
    路の接断装置が設けられていることを特徴とする請求項
    1または2記載の搬送設備。
  4. 【請求項4】 左右動限位置に達した支持体の保持を行
    う吸着手段が設けられていることを特徴とする請求項3
    記載の搬送設備。
JP2000279001A 2000-09-14 2000-09-14 搬送設備 Expired - Lifetime JP4483055B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000279001A JP4483055B2 (ja) 2000-09-14 2000-09-14 搬送設備
US09/940,124 US6629502B2 (en) 2000-09-14 2001-08-27 Conveyance system
TW090121259A TW517184B (en) 2000-09-14 2001-08-29 Conveyance system
KR1020010056773A KR100753072B1 (ko) 2000-09-14 2001-09-14 이송 설비
CNB011330384A CN1274545C (zh) 2000-09-14 2001-09-14 运送设备
US10/636,443 US6931996B2 (en) 2000-09-14 2003-08-06 Conveyance system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000279001A JP4483055B2 (ja) 2000-09-14 2000-09-14 搬送設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002087250A true JP2002087250A (ja) 2002-03-27
JP4483055B2 JP4483055B2 (ja) 2010-06-16

Family

ID=18764079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000279001A Expired - Lifetime JP4483055B2 (ja) 2000-09-14 2000-09-14 搬送設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4483055B2 (ja)

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004189209A (ja) * 2002-12-06 2004-07-08 Samsung Electronics Co Ltd オーバヘッドタイプの移送装置
JP2004314740A (ja) * 2003-04-15 2004-11-11 Asyst Shinko Inc 有軌道搬送装置
KR100753072B1 (ko) * 2000-09-14 2007-08-31 가부시키가이샤 다이후쿠 이송 설비
JP2008126743A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Asyst Technologies Japan Inc 有軌道搬送装置
US7644664B2 (en) 2003-12-26 2010-01-12 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Track guided vehicle system
US20100242784A1 (en) * 2009-03-27 2010-09-30 Daifuku Co., Ltd. Switching Facility for Crossed Paths
US8322287B2 (en) 2009-03-27 2012-12-04 Daifuku Co., Ltd. Article Transport facility
JP2013000605A (ja) * 2011-06-10 2013-01-07 Daifuku Co Ltd 天井搬送設備の清掃装置
KR20130139767A (ko) 2012-06-13 2013-12-23 가부시키가이샤 다이후쿠 물품 반송 설비
CN103547498A (zh) * 2011-05-16 2014-01-29 村田机械株式会社 有轨台车***
KR101436905B1 (ko) 2013-04-30 2014-11-04 주식회사 에스에프에이 반송대차 및 이를 이용하는 반송시스템
KR101473832B1 (ko) 2013-03-28 2014-12-18 주식회사 에스에프에이 반송시스템
KR101521498B1 (ko) * 2013-05-31 2015-05-19 주식회사 에스에프에이 반송대차 및 이를 이용하는 반송시스템
EP2583876A4 (en) * 2010-06-18 2016-12-07 Murata Machinery Ltd RAIL GUIDED CARRIAGE SYSTEM AND METHOD FOR CONTROLLING THE NEEDLE FOR A RAIL GUIDED CARRIAGE SYSTEM
KR101736887B1 (ko) 2009-12-07 2017-05-17 가부시키가이샤 다이후쿠 물품 반송 설비
CN107042210A (zh) * 2016-02-08 2017-08-15 株式会社大福 物品搬运设备
JP2018111444A (ja) * 2017-01-13 2018-07-19 株式会社ダイフク 搬送設備
CN109532858A (zh) * 2017-09-22 2019-03-29 中车唐山机车车辆有限公司 一种微轨道岔结构及微轨轨道***
US10377578B2 (en) 2017-05-24 2019-08-13 Delta Electronics, Inc. Transmission equipment
US10427889B2 (en) 2017-05-24 2019-10-01 Delta Electronics, Inc. Transmission equipment
WO2019211933A1 (ja) * 2018-05-01 2019-11-07 村田機械株式会社 搬送システム
TWI684563B (zh) * 2017-05-24 2020-02-11 台達電子工業股份有限公司 輸送設備
CN111118980A (zh) * 2020-01-07 2020-05-08 刘忠 一种城市空中轨道及轨道式共享电力单车
TWI711568B (zh) * 2016-09-09 2020-12-01 日商大福股份有限公司 物品搬送設備
CN114197257A (zh) * 2021-11-24 2022-03-18 重庆交通大学 一种用于Strub齿轨铁路桥梁伸缩缝处的可变齿距齿轨

Cited By (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100753072B1 (ko) * 2000-09-14 2007-08-31 가부시키가이샤 다이후쿠 이송 설비
JP2004189209A (ja) * 2002-12-06 2004-07-08 Samsung Electronics Co Ltd オーバヘッドタイプの移送装置
KR100520061B1 (ko) * 2002-12-06 2005-10-11 삼성전자주식회사 오버헤드타입 이송장치
US7107911B2 (en) 2002-12-06 2006-09-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Overhead transport apparatus
JP2004314740A (ja) * 2003-04-15 2004-11-11 Asyst Shinko Inc 有軌道搬送装置
US7644664B2 (en) 2003-12-26 2010-01-12 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Track guided vehicle system
JP2008126743A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Asyst Technologies Japan Inc 有軌道搬送装置
US8245647B2 (en) * 2009-03-27 2012-08-21 Daifuku Co., Ltd. Switching facility for crossed paths
US8322287B2 (en) 2009-03-27 2012-12-04 Daifuku Co., Ltd. Article Transport facility
US20100242784A1 (en) * 2009-03-27 2010-09-30 Daifuku Co., Ltd. Switching Facility for Crossed Paths
KR101736887B1 (ko) 2009-12-07 2017-05-17 가부시키가이샤 다이후쿠 물품 반송 설비
EP2583876A4 (en) * 2010-06-18 2016-12-07 Murata Machinery Ltd RAIL GUIDED CARRIAGE SYSTEM AND METHOD FOR CONTROLLING THE NEEDLE FOR A RAIL GUIDED CARRIAGE SYSTEM
CN103547498A (zh) * 2011-05-16 2014-01-29 村田机械株式会社 有轨台车***
JP2013000605A (ja) * 2011-06-10 2013-01-07 Daifuku Co Ltd 天井搬送設備の清掃装置
US8844092B2 (en) 2011-06-10 2014-09-30 Daifuku Co., Ltd. Cleaning device for ceiling transport facility and operation method thereof
KR20130139767A (ko) 2012-06-13 2013-12-23 가부시키가이샤 다이후쿠 물품 반송 설비
JP2013256235A (ja) * 2012-06-13 2013-12-26 Daifuku Co Ltd 物品搬送設備
TWI564196B (zh) * 2012-06-13 2017-01-01 大福股份有限公司 物品搬送設備
KR101473832B1 (ko) 2013-03-28 2014-12-18 주식회사 에스에프에이 반송시스템
KR101436905B1 (ko) 2013-04-30 2014-11-04 주식회사 에스에프에이 반송대차 및 이를 이용하는 반송시스템
KR101521498B1 (ko) * 2013-05-31 2015-05-19 주식회사 에스에프에이 반송대차 및 이를 이용하는 반송시스템
CN107042210A (zh) * 2016-02-08 2017-08-15 株式会社大福 物品搬运设备
JP2017140553A (ja) * 2016-02-08 2017-08-17 株式会社ダイフク 物品搬送設備
TWI711568B (zh) * 2016-09-09 2020-12-01 日商大福股份有限公司 物品搬送設備
JP2018111444A (ja) * 2017-01-13 2018-07-19 株式会社ダイフク 搬送設備
US10377578B2 (en) 2017-05-24 2019-08-13 Delta Electronics, Inc. Transmission equipment
US10427889B2 (en) 2017-05-24 2019-10-01 Delta Electronics, Inc. Transmission equipment
TWI684563B (zh) * 2017-05-24 2020-02-11 台達電子工業股份有限公司 輸送設備
CN109532858A (zh) * 2017-09-22 2019-03-29 中车唐山机车车辆有限公司 一种微轨道岔结构及微轨轨道***
WO2019211933A1 (ja) * 2018-05-01 2019-11-07 村田機械株式会社 搬送システム
CN111788106A (zh) * 2018-05-01 2020-10-16 村田机械株式会社 输送***
JPWO2019211933A1 (ja) * 2018-05-01 2021-02-12 村田機械株式会社 搬送システム
CN111788106B (zh) * 2018-05-01 2022-07-26 村田机械株式会社 输送***
CN111118980A (zh) * 2020-01-07 2020-05-08 刘忠 一种城市空中轨道及轨道式共享电力单车
CN114197257A (zh) * 2021-11-24 2022-03-18 重庆交通大学 一种用于Strub齿轨铁路桥梁伸缩缝处的可变齿距齿轨

Also Published As

Publication number Publication date
JP4483055B2 (ja) 2010-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002087250A (ja) 搬送設備
TWI564987B (zh) 物品搬送設備
US6629502B2 (en) Conveyance system
JP5686501B2 (ja) 物品搬送設備
JP2003079074A (ja) 搬送設備
JP5099454B2 (ja) 交差部切換設備
KR100654838B1 (ko) 이송장치
JP6613941B2 (ja) 物品搬送設備
TW201124330A (en) Article transport facility
KR20130070543A (ko) 천정 설치형의 물품 반송 설비
TWI728223B (zh) 物品搬送設備
TW201400389A (zh) 物品搬送設備
JP4419302B2 (ja) 搬送設備
JP4240758B2 (ja) 搬送設備
JP2009061908A (ja) 自動搬送装置
KR101407417B1 (ko) 반송 시스템
TW201910234A (zh) 物品搬送設備
KR20140014529A (ko) 반송 시스템
JP4240708B2 (ja) 搬送設備
JP4265266B2 (ja) 有軌道搬送装置
JP5344366B2 (ja) 搬送システム
JP2007217076A (ja) 搬送車
JP3978975B2 (ja) 移動体使用の搬送設備
JP4220948B2 (ja) 無軌道式の自動走行台車
JPH0342370A (ja) 可動体搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070830

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100302

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100315

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4483055

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140402

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term