JP2002084420A - 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムが格納された記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムが格納された記録媒体

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JP2002084420A
JP2002084420A JP2000271212A JP2000271212A JP2002084420A JP 2002084420 A JP2002084420 A JP 2002084420A JP 2000271212 A JP2000271212 A JP 2000271212A JP 2000271212 A JP2000271212 A JP 2000271212A JP 2002084420 A JP2002084420 A JP 2002084420A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力画像中に写真画像や網点画像のような画
像要素が含まれていた場合に、その2値画像に対してハ
フ変換を実施すると、ハフ空間からスキュー角を検知す
る際にその検知精度が低下する。 【解決手段】 先ず、ハフ変換部41において、入力さ
れた輪郭2値画像データ中のHIGH画素に対してハフ
変換を行い、その演算結果をハフ空間データ記憶部44
に入力する。次いで、ハフ空間データ演算投影部42に
おいて、ハフ空間データ記憶部44に記憶されているデ
ータを順次読み出し、所定の演算を行った後その演算結
果を順次演算投影データ記憶部45に入力する。そし
て、角度検知部43において、演算投影データ記憶部4
5に記憶されている頻度演算データを順次読み出し、こ
の読み出したデータの最大値を求め、その最大値をとる
角度をスキュー角して検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字認識などに利
用される画像処理装置、画像処理方法および画像処理プ
ログラムが格納された記録媒体に関し、特に、例えばイ
メージスキャナで読み取った文書や、ファクシミリ装置
で受信した文書などの文書画像の傾きを検出してその傾
きを補正する、いわゆるスキュー補正処理機能を備えた
画像処理装置およびその処理方法、ならびに当該処理方
法の処理動作を実行させるためのプログラムがソフトウ
ェアとして格納された記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】イメージスキャナで読み取った文書画像
や、ファクシミリ装置で受信した文書などの文書画像か
ら領域の切り出しを行い、文書中に含まれる画像の種類
や属性を自動的に判別し、そのうち文字と判別された領
域に対しては文字認識処理を行う、OCR装置(光学式
文字認識装置)などの画像処理装置が知られている。
【0003】この種の画像処理装置では、領域の切り出
しや文字認識などが正しく行われるための前提として、
画像が傾きの無い、すなわちスキューの無い状態である
必要があり、スキューのある状態で画像が読み取られた
り、あるいは受信された場合には、スキュー補正処理を
行う必要がある。
【0004】従来、スキューの検出・補正を行うために
いくつかの技術が提案されてきた。その代表的なものと
して、例えば、特開平2−170280号公報に記載さ
れているように、角度θを順次変更しながら文書画像を
角度θだけ回転させ、回転画像中に含まれる全黒画素を
含む外接矩形を作成し、該外接矩形の面積が最小となる
角度θをスキュー角度として検出する技術が知られてい
る。以下、これを第1の従来技術と称す。
【0005】また、特開平6−203202号公報に記
載されているように、画像中に含まれる黒画素の連結性
を調べながらその外接矩形を作成し、所定範囲のサイズ
を持つ外接矩形のみを抽出し、抽出された外接矩形の1
つの頂点を種々の方位に投影したヒストグラムを求め、
このヒストグラムが最大となる角度をスキュー角度とし
て検出する技術が知られている。以下、これを第2の従
来技術と称す。
【0006】さらに、特開平11−328408号公報
に記載されているようなハフ変換を用いた技術(以下、
これを第3の従来技術と称す)が知られている。この第
3の従来技術では、入力画像にフィルタリング処理を行
って濃淡差を強調し、その強調された画像に対して2値
化処理を行って2値画像を作成する。次いで、作成され
た2値画像の各画素に対してハフ変換を行ってハフ空間
上にヒストグラムを作成する。次いで、ハフ空間上で頻
度が所定閾値以上となる座標を抽出し、抽出された座標
をグループ化する。そして、グループごとに代表点座標
を抽出し、抽出された座標から画像データの傾斜を推定
する。
【0007】同公報にはさらに、やはりハフ変換を用い
た技術(以下、これを第4の従来技術と称す)も開示さ
れている。この第4の従来技術では、入力画像にフィル
タリング処理を行って濃淡差を強調し、その強調された
画像に対して2値化処理を行って2値画像を作成する。
次いで、作成された2値画像の各画素に対してハフ変換
を行ってハフ空間上にヒストグラムを作成する。次い
で、ハフ空間上で頻度が閾値以上となる座標を抽出す
る。そして、抽出された座標の個数を角度ごとに積算し
てヒストグラムを作成し、頻度が最大となる角度を画像
データの傾斜角度とする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1の従来技術では、画像を複数角度だけ回転させる必要
があるため、大きな処理時間を要するという問題点があ
る。また、画像中に含まれる全黒画素を含む外接矩形か
らスキュー角度を検出するため、上・下・左・右部に存
在する画素が部分的に飛び出している場合は、最適な外
接矩形が作成されず、正確にスキュー角を検知できない
問題がある。
【0009】また、上記第2の従来技術では、外接矩形
頂点の投影ヒストグラムからスキュー角度を検出するた
め、文書画像が多段組の文章領域で構成され、また段組
間の行の位置がずれているときなど、正確にスキュー角
を検知できない問題がある。また、第2の従来技術は、
基本的に文字領域を対象とした手法であるため、文書画
像中に含まれる文字が少ない場合なども、正確にスキュ
ー角を検知できない問題がある。
【0010】また、上記第3および第4の従来技術で
は、入力画像にフィルタリング処理を行って濃淡差を強
調し、その濃淡差が強調された画像に対して2値化処理
を行って2値画像を作成し、その2値画像に対してハフ
変換を行うことから、入力画像が文字・表・線図形など
の画像要素のみから構成されている場合には、2値画像
のON(黒)画素はそのほとんどが画像要素の輪郭から
構成されるため、比較的良い性能を示す。
【0011】しかしながら、入力画像中に、写真画像や
網点画像のような画像要素が含まれていた場合には、2
値化した際に写真画像や網点画像中にもON画素が存在
したり、あるいは網点画像の各網点ドットをON画素と
してしまう。このような2値画像に対してハフ変換を実
施した場合、処理時間が増大したり、ハフ空間からスキ
ュー角を検知する際に、その検知精度が低下するなどの
問題がある。
【0012】本発明は、上述した従来技術の問題点を解
消すべくなされたものであり、その目的とするところ
は、入力画像の種別に関係しない、高精度なスキュー角
の検出・補正処理を行うことが可能な画像処理装置およ
びその処理方法、ならびにその処理方法の処理動作を実
行させるための画像処理プログラムが格納された記録媒
体を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像処理装
置は、画像データを入力する入力手段と、この入力手段
によって入力された画像データから2値画像データを生
成する2値画像生成手段と、この2値画像生成手段によ
って生成された2値画像データから、入力手段によって
入力された画像データのスキュー角を算出するスキュー
角検知手段とを具備し、このスキュー角検知手段が、2
値画像生成手段によって生成された2値画像データに対
してハフ変換を行ってハフ空間データを生成するハフ変
換手段と、このハフ変換手段によって生成されたハフ空
間データからデータ中の各頻度に対して所定の演算を行
い、得られた演算結果を角度ごとに加算して頻度演算デ
ータを生成する頻度演算手段と、この頻度演算手段によ
って生成された頻度演算データから、角度を算出する角
度検知手段とを有する構成となっている。
【0014】また、本発明に係る画像処理方法では、入
力された画像データから2値画像データを生成し、この
生成した2値画像データから入力された画像データのス
キュー角を検出する際に、2値画像データに対してハフ
変換を行ってハフ空間データを生成するハフ変換ステッ
プと、このハフ変換ステップで生成されたハフ空間デー
タからデータ中の各頻度に対して所定の演算を行い、得
られた演算結果を角度ごとに加算して頻度演算データを
生成する頻度演算ステップと、この頻度演算ステップで
生成された頻度演算データから角度を算出する角度検知
ステップとの各処理を実行する。
【0015】上記構成の画像処理装置およびその処理方
法において、入力手段による入力画像データから2値画
像生成手段で2値画像データを生成し、この2値画像デ
ータから、スキュー角検知手段によって入力画像データ
のスキュー角を検出する。このとき、スキュー角検知手
段では、2値画像生成手段によって生成された2値画像
データに対してハフ変換手段によって、ハフ変換を行っ
てハフ空間データを生成する。次に、頻度演算手段によ
って、ハフ変換手段によって生成されたハフ空間データ
から、データ中の各頻度に対して所定の演算を行い、得
られた演算結果を角度ごとに加算して頻度演算データを
生成する。そして、角度検知手段によって、頻度演算手
段によって生成された頻度演算データから角度を算出す
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0017】<第1実施形態>図1は、本発明の第1実施
形態に係る画像処理装置の構成例を示すブロック図であ
る。図1において、画像入力部1は、原稿のカラー画像
情報を色別に読み取り、電気的なディジタル画像信号に
変換して出力するものであり、CCDCharge Coupled D
evice)型固体撮像素子などの光電変換素子を用いたイメ
ージスキャナなどによって構成される。なお、画像入力
部1によって読み取られ、電気信号に変換されたディジ
タル画像信号は、解像度400dpi、各色8bitの
RGBカラー画像信号であるとして以下の説明を行うも
のとする。
【0018】データ記憶部2は、画像入力部1によって
入力された画像データ、各処理部によって画像処理の行
われた画像データなどを記憶する。演算制御部3は、マ
イクロプロセッサやメモリなどによって構成され、マイ
クロプロセッサがメモリに格納されている画像処理プロ
グラムを実行することにより各処理部の制御を行う。な
お、マイクロプロセッサが実行する画像処理プログラム
としては、あらかじめメモリに格納されたものであって
も良く、またCD−ROMなどの記録媒体からインスト
ールされたものであっても良い。
【0019】画像入力部1から出力されるRGB画像デ
ータ(RGB各色8ビット)は、データ記憶部2に記憶
される。画像入力部1から出力され、データ記憶部2に
記憶されたRGB画像データは、演算制御部3の指示に
よって階調補正部4に読み出され、ここで画像の階調が
補正される。階調補正部4によって階調補正の行われた
RGB画像データは、データ記憶部2に記憶される。
【0020】階調補正部4から出力され、データ記憶部
2に記憶されたRGB画像データは、演算制御部3の指
示によってスキュー補正部5に読み出され、ここで画像
データのスキューが補正される。スキュー補正部5によ
ってスキュー補正の行われたRGB画像データは、デー
タ記憶部2に記憶される。スキュー補正部5の詳細につ
いては後述する。スキュー補正部5から出力され、デー
タ記憶部2に記憶されたRGB画像データは、演算制御
部3の指示によって、例えばCRTや液晶などで構成さ
れた画像表示部7に読み出され、ここで表示される。
【0021】また、スキュー補正部5から出力され、デ
ータ記憶部2に記憶されたRGB画像データは、演算制
御部3の指示によって色信号変換部6に読み出され、こ
こでRGB画像信号から出力色信号(例えば、YMCK
画像信号)に変換される。色信号変換部6によって色信
号変換の行われたYMCK画像データは、データ記憶部
2に記憶される。色信号変換部6から出力され、データ
記憶部2に記憶されたYMCK画像データは、演算制御
部3の指示によって画像出力部8に読み出され、ここで
紙などに画像出力される。
【0022】次に、図2を用いてスキュー補正部5につ
いて説明する。図2において、スキュー補正部5に入力
された画像データ(解像度400dpi、各画素8bi
tのRGB画像信号)は、2値化部11および画像回転
部14に入力される。2値化部11では、入力されたR
GB画像データから、画像中に含まれる例えば文字や
線、絵柄や写真などの前景に属する画素はHIGH,背
景領域に属する画素はLOWとした各画素1bit、即
ち2値化された2値画像データを作成して出力する。2
値化部11は、2値画像データ中からHIGH画素(O
N画素)の画素塊を抽出する画素塊抽出手段としての機
能も合わせ持っている。2値化部11の詳細については
後述する。
【0023】2値化部11から出力された2値画像デー
タは輪郭抽出部12に入力される。輪郭抽出部(即ち、
代表点抽出手段)12では、入力された2値画像データ
中からHIGH画素領域の輪郭(画素塊の代表点)を抽
出し、抽出した輪郭画素による輪郭2値画像データを作
成して出力する。輪郭抽出部12の詳細については後述
する。輪郭抽出部12から出力された輪郭2値画像デー
タはスキュー角検知部13に入力される。スキュー角検
知部13では、入力された輪郭2値画像データを用いて
画像データのスキュー角度を算出して出力する。スキュ
ー角検知部13の詳細については後述する。
【0024】スキュー角検知部13において検知された
スキュー角度は画像回転部14に入力される。また、画
像回転部14にはRGB画像データが入力され、スキュ
ー角検知部13において検知されたスキュー角度に基づ
き、RGB画像データのスキューが補正される。画像回
転の方法としては、例えばAffine変換などを用い
た周知の方法を用い得る。スキュー補正の行われたRG
B画像データ(スキュー補正後RGB画像データ)は、
スキュー補正部5でのスキュー補正結果として出力され
る。
【0025】次に、図3を用いて2値化部11の詳細に
ついて説明する。2値化部11に入力されたRGB画像
データは、色成分選択部21に入力される。色成分選択
部21では、入力されたRGB画像データからG信号だ
けを取り出し、G画像データ(解像度400dpi、各
画素8bit)を作成して出力する。G信号だけ取り出
す理由は、R・G・B信号のうちG信号が、画像の持つ
情報に対する寄与度がもっとも大きいからである。
【0026】色成分選択部21から出力されたG画像デ
ータは、浮動2値化部22に入力される。浮動2値化部
22では、注目画素周辺の画素を用いて注目画素の浮動
2値化処理、即ち動的閾値2値化処理を行い、画素を順
次走査して画像全体の2値化を行って出力する。浮動2
値化部22の詳細については後述するが、浮動2値化部
22からは、濃い領域に属する画素はHIGHとし、淡
い領域に属する画素はLOWとした2値画像データが出
力される。
【0027】浮動2値化部22から出力された2値画像
データは膨張部23に入力される。膨張部23では画素
を順次走査しながら、HIGH画素の膨張処理が行われ
て出力される。なお、ここでは、2値画像データを直接
膨張部23に入力する構成を採っているが、縮小部(図
示せず)にて2値画像データに対して縮小処理を行った
後、この縮小処理で抽出された2値画像データ(第1の
画素塊)を膨張部23に入力する構成を採ることも可能
である。こうすることで、ノイズ成分を除去できること
になる。
【0028】膨張部23での膨張処理について図4を用
いて説明する。図4(a)に示すように、注目画素を
“X”、その周囲8近傍の画素を“A”〜“H”とする
と、画素“X”および画素“A”〜“H”、即ち注目画
素を中心とする3×3画素のうち1つでもHIGH画素
があれば、注目画素“X”に対する膨張処理結果として
HIGHを、画素“X”および画素“A”〜“H”、即
ち注目画素を中心とする3×3画素がすべてLOW画素
であれば、注目画素“X”に対する膨張処理結果として
LOWを出力する。
【0029】この処理を、各画素を順次走査しながら画
像全体に対して行う。例えば、図4(b)に示すような
2値画像データが膨張部23に入力されたとすると、膨
張処理結果として、図4(c)に示すような2値画像デ
ータが膨張部23から出力される。なお、上記の例で
は、膨張処理に用いる画素を、注目画素とその周囲8近
傍画素、即ち注目画素を中心とする3×3画素とした
が、図5に示すように、画素“X”および画素“A”〜
“Y”、即ち注目画素を中心とする5×5画素、あるい
はさらに大きい領域を用いたり、主走査・副走査方向で
異なる画素数の領域を用いることも可能である。
【0030】上述したように、浮動2値化部22で生成
された2値画像データを、膨張部23においてHIGH
画素の膨張処理を行うことにより、例えば入力画像中に
含まれていた写真・網点領域などが、浮動2値化部22
での2値化処理では部分的にLOWとなっても、膨張部
23でのHIGH画素の膨張処理により、前記領域内で
LOWとなっていた画素をHIGHとすることができ、
各領域全体をHIGH画素(第2の画素塊)で連続化す
ることが可能となる。
【0031】膨張部23から出力された2値画像データ
は、収縮部24に入力される。収縮部24では画素を順
次走査しながら、HIGH画素の収縮処理が行われて出
力される。この収縮処理について図4を用いて説明す
る。
【0032】図4(a)に示すように、注目画素を
“X”、その周囲8近傍の画素を“A”〜“H”とする
と、画素“X”および画素“A”〜“H”、即ち注目画
素を中心とする3×3画素のうち1つでもLOW画素が
あれば、注目画素“X”に対する収縮処理結果としてL
OWを、画素“X”および画素“A”〜“H”、即ち注
目画素を中心とする3×3画素がすべてHIGH画素で
あれば、注目画素“X”に対する収縮処理結果としてH
IGHを出力する。
【0033】この処理を、各画素を順次走査しながら画
像全体に対して行う。例えば、図4(c)に示すような
2値画像データが収縮部24に入力されたとすると、収
縮処理結果として、図4(d)に示すような2値画像デ
ータが収縮部24から出力される。なお、上記の例で
は、収縮処理に用いる画素を、注目画素とその周囲8近
傍画素、即ち注目画素を中心とする3×3画素とした
が、膨張部23の場合と同様に、図5に示すように、画
素“X”および画素“A”〜“Y”、即ち注目画素を中
心とする5×5画素、あるいはさらに大きい領域を用い
たり、主走査・副走査方向で異なる画素数の領域を用い
ることも可能である。
【0034】このように、膨張部23から出力された2
値画像データを、収縮部24において収縮処理すること
により、膨張処理によって接続(結合)してしまった領
域同士を切り離すことが可能となる。収縮部24で作成
された2値画像データ(第3の画素塊)は、2値化部1
1での処理結果として出力される。
【0035】なお、本実施形態では、2値化部11での
処理結果として、収縮部24を経た2値画像データ(第
3の画素塊)を輪郭抽出部12に与えて輪郭画素の抽出
を行うようにしたが、先述した縮小部(図示せず)を経
た2値画像データ(第1の画素塊)または膨張部23を
経た2値画像データ(第2の画素塊)に基づいて輪郭画
素の抽出を行うようにすることも可能である。
【0036】続いて、図6を用いて浮動2値化部22の
詳細について説明する。浮動2値化部22に入力された
画像データ、本実施形態では解像度400dpi・各画
素8bitのG画像データは、3×3画素平均値演算部
31と5×5画素平均値演算部32に入力される。3×
3画素平均値演算部31では、入力される画像データに
対して、注目画素を順次走査させながら、注目画素を中
心とする3×3画素の画素平均値を算出する。3×3画
素平均値演算部31で算出された3×3画素平均値画像
データは、後述する比較部35に入力される。
【0037】また、5×5画素平均値演算部32では、
入力される画像データに対して、注目画素を順次走査さ
せながら、注目画素を中心とする5×5画素の画素平均
値を算出する。5×5画素平均値演算部32で算出され
た5×5画素平均値画像データは、加算部33に入力さ
れる。加算部33では、5×5画素平均値演算部32か
ら入力された画像データと、あらかじめ設定された値
“Value1”との加算演算が行われ、その演算結果
はリミッタ部34に入力される。
【0038】なお、上記の例では、“Value1”を
あらかじめ設定された値として説明したが、3×3画素
平均値演算部31あるいは5×5画素平均値演算部32
の出力から、所定の演算によって算出した値や、LUT
(Look Up Table)を用いて算出した値を用いても構わな
い。
【0039】リミッタ部34では、加算部33から入力
された画像データを、あらかじめ設定された上限値“L
imitH”と、下限値“LimitL”の間に画素値
を制限する。すなわち、 注目画素値>LimitH→注目画素に対する出力値=
LimitH 注目画素値<LimitL→注目画素に対する出力値=
LimitL 上記以外→注目画素に対する出力値=注目画素の入力値 とする。
【0040】リミッタ部34の出力結果は、比較部35
に供給される。比較部35には、3×3画素平均値演算
部31から出力された画像データと、リミッタ部34か
ら出力された画像データが入力される。そして、比較部
35では、2つの画像データの対応する画素同士の比較
が行われる。
【0041】今、明るい(淡い)領域に属する画素の画
素値が大きく、暗い(濃い)領域に属する画素の画素値
が小さいとすると、3×3画素平均値演算部31から入
力された画像データの注目画素の画素値が、リミッタ部
34から入力された画像データの対応する注目画素の画
素値よりも小さいときまたは等しいときは、注目画素に
対する比較結果としてHIGHを出力する。逆に、前者
が後者よりも大きいときは、注目画素に対する比較結果
としてLOWを出力する。
【0042】上記のような2値化処理を行うことによ
り、濃い領域に属する画素をHIGH画素として抽出す
ることが可能となる。すなわち、白い原稿に描かれた、
濃い文字や、写真・絵柄領域などをHIGH画素として
抽出することが可能となる。比較部35から出力された
比較結果、即ち2値画像データは、浮動2値化部22の
演算結果として出力される。
【0043】次に、図7を用いて2値化部11の他の例
について説明する。2値化部11に入力されたRGB画
像データは、明度信号生成部25に入力される。明度信
号生成部25では、入力されたRGB画像データから明
度画像データ(L*画像データ)(解像度400dpi
・各画素8bit)を生成する。その生成の方法として
は、XYZ色空間を用いて演算で求める方法や、LUT
を用いるなど複数の方法があるが、演算処理を簡略化す
るために、式(1)などの簡易演算式を用いても構わな
い。 L*=(3R+6G+B)/10 ……(1)
【0044】明度信号生成部25で生成されたL*画像
データは、浮動2値化部22と網点抽出部26に入力さ
れる。浮動2値化部22では、明度信号生成部25から
入力されたL*画像データから、濃い領域に属した画素
はHIGHとし、淡い領域に属した画素はLOWとした
2値画像データを生成して出力する。なお、浮動2値化
部22の詳細については前述しているので、ここでの説
明は省略する。
【0045】浮動2値化部22から出力された2値画像
データは、画像合成部27に入力される。網点抽出部2
6では、明度信号生成部25から入力されたL*画像デ
ータから網点領域を抽出し、網点領域に属する画素はH
IGHとし、属さない画素はLOWとする2値化を行
う。網点領域の抽出方法としては、過去にいくつか提案
されているが、例えば本願出願人に係る特開平11−7
3503号公報に記載された抽出方法などを用い得る。
その抽出方法の詳細についてはここでは記載しないが、
その概要は次の通りである。
【0046】すなわち、入力画像データの2値化を行
い、2値画像データのHIGHとなっている画素(また
は、LOWとなっている画素)が、注目画素を中心とし
たN1×N1(例えばN1=13)の広範囲領域の中で
周期構造を成しているか否かを判定した後、その判定結
果に対してN2×N2(例えばN2=25)の広範囲領
域を用いて網点領域を判定・抽出するものである。網点
抽出部26から出力された2値画像データは、画像合成
部27に入力される。
【0047】画像合成部27では、浮動2値化部22お
よび網点抽出部26から入力された2値画像データの対
応する画素同士の論理和演算を行い、その演算結果を出
力する。すなわち、浮動2値化部22および網点抽出部
26から入力された2値画像データの対応するそれぞれ
の画素のいずれか一方がHIGHであれば、それらの画
素に対する出力をHIGHとし、2つの画素が共にLO
Wであれば、それらの画素に対する出力をLOWとする
2値画像データを作成する。
【0048】画像合成部27から出力された2値画像デ
ータは、膨張部23に入力される。膨張部23では、画
像合成部27から入力された2値画像データのHIGH
画素の膨張処理を行い、その結果を収縮部24に出力す
る。収縮部24では、膨張部23から入力された2値画
像データのHIGH画素の収縮処理を行い、その結果を
出力する。なお、膨張部23および収縮部24の詳細に
ついては前述しているので、ここではその説明について
は省略する。収縮部24の出力は、2値化部11の処理
結果として出力される。
【0049】次に、輪郭抽出部12での輪郭抽出処理の
詳細について、図8および図9を用いて説明する。輪郭
抽出部12では、2値化部11から入力された2値画像
データから、HIGH画素領域の輪郭を抽出し、抽出し
た輪郭のみをHIGH画素とした輪郭2値画像データを
作成して出力する。
【0050】図8(a)に示すように、注目画素を
“X”、その周囲8近傍の画素を“A”〜“H”とする
と、図8(b)に示すように、画素“X”がLOWのと
きは、注目画素が輪郭画素ではないと判定して、注目画
素に対する出力としてLOWを、また図8(c)に示す
ように、画素“X”および画素“A”〜“H”が全てH
IGHのときも、注目画素が輪郭画素ではないと判定し
て、注目画素に対する出力としてLOWを、また図8
(d)に示すように、注目画素がHIGHでかつ図8
(c)以外の場合は、注目画素が輪郭画素であると判定
して、注目画素に対する出力としてHIGHを出力す
る。
【0051】例えば、図9(a)に示すような2値画像
が輪郭抽出部12に入力された場合は、図9(b)に示
すような輪郭を抽出した輪郭2値画像データを出力す
る。なお、本実施形態では、注目画素がHIGHでかつ
図8(c)以外の場合に、注目画素を輪郭画素であると
判定しているが、注目画素の値に関係なく、注目画素を
中心とする3×3画素がすべてHIGHまたはLOWの
とき以外の場合に注目画素を輪郭画素であると判定する
ようにしても構わない。
【0052】ただし、注目画素を中心とする3×3画素
がすべてHIGHまたはLOWのとき以外の場合に注目
画素を輪郭画素であると判定する方法を採った場合に
は、輪郭画素として判定される画素が増え、結果として
輪郭が太くなり、以降の処理の対象となる画素数が増え
ることになるため、処理時間がかかることになる。これ
に対して、注目画素がHIGHでかつ図8(c)以外の
場合に、注目画素を輪郭画素であると判定する方法を採
ると、輪郭画素として判定する画素数が半分以下となる
ため、処理速度も半分以下で済むという利点がある。
【0053】次に、スキュー角検知部13の詳細につい
て、図10を用いて説明する。スキュー角検知部13に
入力された輪郭2値画像データは、ハフ変換部41に入
力される。ハフ変換部41では、入力された輪郭2値画
像データ中のHIGH画素に対してハフ変換を行い、そ
の演算(変換)結果(ハフ空間データ)をハフ空間デー
タ記憶部44に入力する。ハフ変換部41の詳細につい
ては後述する。
【0054】ハフ空間データ記憶部44では、ハフ変換
部41から入力されたハフ空間データを順次記憶してい
く。ハフ空間データ記憶部44の詳細については後述す
る。ハフ空間データ演算投影部(頻度演算手段)42で
は、ハフ空間データ記憶部44に記憶されているデータ
を順次読み出し、所定の演算を行った後その演算結果
(第1の頻度演算データ)を順次演算投影データ記憶部
45に入力する。ハフ空間データ演算投影部42の詳細
については後述する。
【0055】演算投影データ記憶部45では、ハフ空間
データ演算投影部42から入力された頻度演算データを
順次記憶していく。演算投影データ記憶部45の詳細に
ついては後述する。角度検知部43では、演算投影デー
タ記憶部45に記憶されている頻度演算データを順次読
み出し、読み出したデータの最大値を求め、その最大値
をとる角度を検知し、検知した角度を出力する。角度検
知部43の詳細については後述する。角度検知部43か
ら出力された角度は、スキュー角検知部13において検
知されたスキュー角度として出力される。
【0056】以降、スキュー角検知部13内の各処理部
の詳細について順次説明していく。まず、ハフ変換部4
1およびハフ空間データ記憶部44での各処理の詳細に
ついて、図11および図12を用いて説明する。
【0057】図11(a)に示す画像は、画像入力部1
によって読み取られる原稿画像である。そして、この図
11(a)に示す原稿画像を画像入力部1によって読み
取った際に、図11(b)に示すようなスキューの発生
した画像が得られたとする。なお、図11(b),
(c),(d)において、画像の周囲に描かれている破
線の矩形は画像の縁を示しており、画像中には現れな
い。図11(b)に示す画像に対して、2値化部11で
2値化処理が行われ、さらに輪郭抽出部12で輪郭抽出
処理が行われることにより、図11(c)に示すような
画像が得られる。この図11(c)に示すような画像が
ハフ変換部41に入力される。
【0058】ハフ変換は、周知の技術であるのでその詳
細についてはここでは省略するが、簡単に述べると、x
−y座標空間上に存在する点を、原点からの距離と角度
で表す極座標(ρ−θ)空間に変換する処理であり、図
12(a)に示す1点51に対してハフ変換を行うこと
により、図12(b)に示す曲線52に変換することが
できる。図12(b)において、θは角度を、ρは距離
をそれぞれ示し、曲線52については式(2)で表すこ
とができる。式(2)におけるx、yは、x−y座標空
間上での点の座標である。 ρ=x・cosθ+y・sinθ ……(2)
【0059】図11(c)に示すような画像に対してハ
フ変換を実施すると、図12(c)に示すような極座標
(ρ−θ)空間上でのヒストグラムが、ハフ空間データ
記憶部44に作成される。なお、実際に作成されるヒス
トグラムデータは数値で表されるが、図12(c)で
は、白いところは頻度が0または小さいところを示し、
色が濃くなるにつれて頻度が大きくなっていることを示
している。
【0060】図12(c)に示すような極座標(ρ−
θ)空間上でのヒストグラムの作成の処理手順につい
て、図13のフローチャートを用いて説明する。図13
のフローチャートにおいて、まず、ハフ空間データ記憶
部41内にあらかじめ確保されたハフ空間メモリの初期
化、即ち頻度としてすべて“0”を代入する(ステップ
S101)。
【0061】次に、輪郭抽出されたすべての画素に対し
てハフ変換を行うため、ハフ変換の行われていないHI
GH画素が有るか否かを判断し(ステップS102)、
未処理HIGH画素が無ければ、ハフ変換部41での処
理を終了する。また、未処理HIGH画素が有れば、ハ
フ変換の対象となる未処理HIGH画素のx、y座標を
変数x、yに代入し(ステップS103)、次いで式
(2)の演算を角度θを順次変更しながら行うため、初
期値として角度θに0(rad)を代入する(ステップ
S104)。
【0062】続いて、角度θとπ(rad)とを比較し
(ステップS105)、θ≧πならば、現在対象となっ
ているHIGH画素に対するハフ変換は終了し、θ<π
ならば、ハフ変換処理を続ける。ここで、角度θをπ
(rad)と比較する理由は、そもそもハフ変換は直線
を検出するための処理であり、直線の方向は0≦θ<π
の範囲で表すことができるため、即ちπ≦θ<2πの範
囲は直線を半回転させたのと同じであるため、演算処理
を省略することができる。なお、本実施形態では演算範
囲を0≦θ<πとしたが、−π/2≦θ<π/2などで
も構わない。
【0063】ステップS105での比較結果がθ<πな
らば、x、y、θを用いて式(2)右辺の演算を行い、
その演算結果を距離ρに代入する(ステップS10
6)。次に、角度θおよびステップS106で求めた距
離ρの値を用いて、ハフ空間データ記憶部41内のハフ
空間メモリ(θ、ρ)座標の頻度を1増分する(ステッ
プS107)。
【0064】なお、ステップS106で求めた距離ρの
値は通常小数で表されるため、ステップS107の処理
を実際に行う際には、距離ρの値を四捨五入、切り上
げ、切り捨てなどによって、整数に変換する必要があ
る。また、ハフ空間メモリの容量を削減するために、距
離ρをさらに量子化することも可能である。
【0065】次に、角度θを用いて式(2)右辺の演算
を行うため、角度θをあらかじめ定めた値step_a
だけ増分する(ステップS108)。この値は、求める
スキュー角の分解能によって決まり、1度単位でスキュ
ー角を求めたければ、step_a=1(度)=π/1
80(rad)に、0.1度単位でスキュー角を求めた
ければ、step_a=0.1(度)=π/1800
(rad)に設定する。ステップS108の処理が終了
したら、ステップS105に戻る。
【0066】ステップS103〜ステップS108にお
いて、1つのHIGH画素に対するハフ変換処理、即ち
0≦θ<πでの式(2)右辺の演算が終了したら、次の
未処理HIGH画素に処理対象を移す(ステップS10
9)。
【0067】上述したように、ハフ変換部41では、入
力された輪郭2値画像データに対しハフ変換処理を行
い、ハフ空間データ記憶部44内のハフ空間メモリにハ
フ空間データ(ヒストグラム)が作成される。なお、ハ
フ変換部41において、生成したハフ空間データについ
て、注目画素の頻度とその周囲の頻度を用いて平滑化す
ることも可能である。こうすることで、ある領域におい
て全体的に頻度が低いのに、1箇所だけ頻度が高い、と
いうような異常な状態があった場合に、これを平均化す
ることができることになる。
【0068】次に、ハフ空間データ演算投影部42およ
び演算投影データ記憶部45での各処理の詳細につい
て、図14を用いて説明する。図14(a)は、ハフ空
間データ記憶部44内のハフ空間メモリに作成されたハ
フ空間データ(ヒストグラム)であり、図12(c)と
同じものである。
【0069】ハフ空間データ演算投影部42では、図1
4(a)に示すハフ空間データ記憶部44内のハフ空間
メモリに作成されたハフ空間データ(ヒストグラム)か
ら、頻度を順次読み出し、後述する所定の演算を施した
後、求められた値を演算投影データ記憶部45内の演算
投影メモリに格納していく。その結果、図14(b)に
示すような、演算投影ヒストグラムデータが作成され
る。
【0070】上述した演算投影ヒストグラムデータの作
成の処理手順について、図15のフローチャートを用い
て説明する。図15のフローチャートにおいて、まず、
演算投影データ記憶部45内の演算投影メモリの初期
化、即ち頻度としてすべて“0”を代入する(ステップ
S201)。ここで、この演算投影メモリをhist
[θ]で表すものとすると、hist[θ]←0(θ:
step_a×i、0≦θ<π)の処理を行う。
【0071】次に、輪郭2値画像データの幅をwidt
h,高さをheightとしたときに、max_d=s
qrt(width2+height2)を求める(ステ
ップS202)。ここで、sqrt( )は平方根を表
す。max_dは、輪郭2値画像データの対角線の長さ
であるため、ハフ空間データのρの最大≦max_d、
ρの最小≧−max_dとなる。
【0072】また、演算投影処理を角度θを順次変更し
ながら行うため、初期値として角度θに0(rad)を
代入する(ステップS203)。続いて、角度θとπ
(rad)とを比較し(ステップS204)、θ≧πな
らば、演算投影処理は終了し、θ<πならば、演算投影
処理の初期値として、ρに−max_dを、wに0を設
定する(ステップS205)。
【0073】次に、距離ρをmax_dと比較し(ステ
ップ206)、ρ≦max_dならば、現在の角度θに
対する演算投影処理を継続するため、まず、ハフ空間デ
ータ(ヒストグラム)から座標(θ、ρ)の頻度を読み
出し、頻度vに代入する(ステップS207)。次に、
読み出された頻度vに対して所定の演算f(v)を行
い、その演算結果をwに加算する(ステップS20
8)。そして、距離ρを1増分させ(ステップ20
9)、しかる後ステップS206に戻る。
【0074】ここで、演算f(v)は、ハフ空間データ
(ヒストグラム)から各θごとの頻度の密集度を算出で
きるものであればどのようなものでも構わないが、式
(3)に示すような演算処理が比較的簡易で、かつハフ
空間データ(ヒストグラム)から各θごとの頻度の密集
度、即ちスキュー角を検知するのに適している。すなわ
ち、各θごとに頻度のn乗和、例えば2乗和(n=2)
を計算することにより、計算結果が大きいほど密集度が
高いと判定することができる。 f(v)=v2 ……(3)
【0075】一方、ステップS206の比較処理で、ρ
>max_dならば、現在の角度θに対する演算投影処
理をすべて終了し、即ち現在の角度θに対してとり得る
すべての距離ρに対する演算投影処理を終了し、求まっ
たwを現在の角度θに対する演算投影ヒストグラムデー
タとして、hist[θ]に代入する(ステップS21
0)。そして、次の角度θを用いて演算投影処理を行う
ため、角度θをあらかじめ定めた値step_aだけ増
分する(ステップS211)。このstep_aは、図
13の説明の中で用いた値と同じである。ステップS2
11の処理の終了後は、ステップS204に戻る。
【0076】上述したように、ハフ空間データ演算投影
部42では、ハフ空間データ記憶部44内のハフ空間メ
モリに記憶されているハフ空間データ(ヒストグラム)
を順次読み出し、所定の演算処理を施した後、演算投影
データ記憶部45に格納し、演算投影データ記憶部45
内の演算投影メモリに演算投影ヒストグラムデータを作
成する。なお、ハフ空間データ演算投影部42におい
て、生成した生成した頻度演算データの頻度演算値を、
周囲の頻度演算値を用いて平滑化することも可能であ
る。
【0077】最後に、角度検知部43での処理につい
て、図14を用いて説明する。図14(b)は、演算投
影データ記憶部45内の演算投影メモリに作成された演
算投影ヒストグラムデータである。角度検知部43で
は、図14(b)に示すような演算投影ヒストグラムデ
ータから、演算投影頻度が最大となる角度θを検出し、
検出した角度θを出力する。
【0078】すなわち、図14(c)に示すように、演
算投影頻度最大値maxを見つけ、この演算投影頻度最
大値maxをとるときの角度δを、演算投影頻度が最大
となる角度θとして検出し、この角度δを出力する。角
度検知部43から出力された角度δは、スキュー角検知
部13において検知されたスキュー角度として出力され
る。
【0079】なお、上記の説明では、輪郭2値画像デー
タに対してハフ変換を行って(2次元)ハフ空間データ
(ヒストグラム)を作成し、次にハフ空間データ(ヒス
トグラム)に対して所定の演算を行って演算投影ヒスト
グラムデータを作成しているが、この作成法に限られる
ものではない。
【0080】すなわち、輪郭2値画像データの全HIG
H画素に対してある角度でのハフ変換を行って(1次
元)ハフ空間データ(ヒストグラム)を作成し、次に、
生成した(1次元)ハフ空間データ(ヒストグラム)に
対し所定の演算を行って演算投影ヒストグラムデータを
作成する処理を、前記角度を順次変更しながら行うよう
にすることも可能である。この作成法を用いることで、
ハフ空間データ(ヒストグラム)を2次元から1次元に
することができ、処理に必要なメモリ容量を削減するこ
とができる。
【0081】以上説明したように、本発明の第1実施形
態に係る画像処理装置およびその処理方法では、文字・
線画・写真・網点等の混在した画像に対しても、スキュ
ー角度を検知するのにノイズとなる写真・網点中の画素
は抽出しないで適切に輪郭画像を抽出してハフ変換を実
施し、またハフ空間データからその密集度を検知できる
所定の演算を施して投影ヒストグラムに投影し、この投
影されたヒストグラムからスキュー角を検知することに
より、入力画像の種別に関係しない、高精度なスキュー
角の検出・補正処理を行うことが可能となる。
【0082】<第2実施形態>次に、本発明の第2実施
形態に係る画像処理装置について説明する。なお、以下
の説明の中で、第1実施形態と処理内容が同様の処理部
に関しては同一番号を付し、その説明については重複す
るので省略するものとする。すなわち、第2実施形態に
係る画像処理装置では、図1に示す画像処理装置の構成
例、図2に示すスキュー補正部5の構成例については、
第1実施形態と同じなのでここでの説明は省略し、第1実
施形態と構成が異なり、その具体的な構成を特徴とする
スキュー角検知部について説明を行うものとする。
【0083】図16は、本発明の第2実施形態に係る画
像処理装置におけるスキュー角検知部の構成例を示すブ
ロック図である。図16において、輪郭抽出部12から
入力された輪郭2値画像データは、縮小部46−1〜4
6−2およびハフ変換部41−3に入力される。縮小部
46−1では、後段のハフ変換部41−1・ハフ空間デ
ータ記憶部44・ハフ空間データ演算投影部42−1・
演算投影データ記憶部45・角度検知部43−1におい
て、第1のスキュー角の概算値を求める際の演算量やメ
モリ量を削減するために、入力された輪郭2値画像デー
タの縮小が行われる。
【0084】縮小の方法としては、例えば図17(a)
に示すように、画像を複数の4×4画素マトリクスに分
割し、同図(b)に示すように、1つの4×4画素マト
リクスを縮小後の1画素に割り当てる。その際、例えば
縮小前4×4画素=16画素のうち所定閾値以上がHI
GH画素ならば、縮小後の画素もHIGHに、所定閾値
未満のときは縮小後の画素をLOWとする。所定閾値と
しては、例えば16画素/2=8画素などが適当であ
る。この場合、図17(c)に示すような画像が入力さ
れると、同図(d)に示すような画像が縮小部46−1
から出力される。
【0085】縮小部46−1から出力された輪郭2値画
像データはハフ変換部41−1に入力される。図16に
示すように、ハフ変換部41−1には、輪郭2値画像デ
ータと、ハフ変換を行う角度の範囲の中心角度を示す
“center1”と、ハフ変換を行う角度の範囲を示
す“range1”と、ハフ変換を行う角度のステップ
(刻み幅)を示す“step1”が入力される。
【0086】ハフ変換部41−1では、入力された輪郭
2値画像データのHIGH画素に対して、center
1−range1≦θ<center1+range1
の範囲で、step1ごとにハフ変換を行い、ハフ空間
データ記憶部44内のハフ空間メモリに、図18(a)
に示すようなハフ空間データ(ヒストグラム)が作成さ
れる。なお、前記各値として例えば、center1=
π/2、range1=π/2、step1=5π/1
80などを用いる。ハフ変換部41−1の処理は、ハフ
変換部41と同様なので、ここでの説明は省略する。
【0087】ハフ空間データ演算投影部42−1では、
ハフ空間データ記憶部44内のハフ空間メモリに記憶さ
れているハフ空間データ(ヒストグラム)を順次読み出
し、所定の演算処理を施した後、演算投影データ記憶部
45に格納し、演算投影データ記憶部45内の演算投影
メモリに、図18(b)に示すような演算投影ヒストグ
ラムデータを作成する。ハフ空間データ演算投影部42
−1の処理は、ハフ空間データ演算投影部42と同様な
ので、ここでの説明は省略する。
【0088】角度検知部43−1では、図18(b)に
示すような演算投影ヒストグラムデータから、演算投影
頻度が最大となる角度δ1を検出し、検出した角度δ1
をハフ変換部41−2に対して出力する。角度検知部4
3−1の処理は、角度検知部43と同様なので、ここで
の説明は省略する。このようにして、縮小した輪郭2値
画像データに対して、粗い角度ステップでハフ変換を行
うことにより、第1のスキュー角の概算値(δ1)を求
める。
【0089】スキュー角検知部13に入力された輪郭2
値画像データは縮小部46−2にも入力される。縮小部
46−2では、後段のハフ変換部41−2・ハフ空間デ
ータ記憶部44・ハフ空間データ演算投影部42−2・
演算投影データ記憶部45・角度検知部43−2におい
て、第2のスキュー角の概算値を求める際の演算量やメ
モリ量を削減するために、入力された輪郭2値画像デー
タの縮小が行われる。
【0090】縮小の方法としては、例えば図19(a)
に示すように、画像を複数の2×2画素マトリクスに分
割し、図19(b)に示すように、1つの2×2画素マ
トリクスを縮小後の1画素に割り当てる。その際、例え
ば縮小前2×2画素=4画素のうち所定閾値以上がHI
GH画素ならば、縮小後の画素もHIGHに、所定閾値
未満のときは縮小後の画素をLOWとする。所定閾値と
しては、例えば4画素/2=2画素などが適当である。
この場合、図19(c)に示すような画像が入力される
と、図19(d)に示すような画像が縮小部46−2か
ら出力される。
【0091】縮小部46−2から出力された縮小2値画
像データはハフ変換部41−2に入力される。ハフ変換
部41−2には、縮小2値画像データと、角度検知部4
3−1から出力された第1のスキュー角の概算値(δ
1)と、ハフ変換を行う角度の範囲を示す“range
2”と、ハフ変換を行う角度のステップ(刻み幅)を示
す“step2”が入力される。
【0092】ハフ変換部41−2では、入力された輪郭
2値画像データのHIGH画素に対して、δ1−ran
ge2≦θ<δ1+range2の範囲でstep2ご
とにハフ変換を行い、ハフ空間データ記憶部44内のハ
フ空間メモリに図20(a)に示すようなハフ空間デー
タ(ヒストグラム)が作成される。なお、前記各値とし
ては、0<range2<range1、0<step
2<step1でないと意味は無く、例えば、rang
e2=step1=5π/180、step2=π/1
80などを用いる。ハフ変換部41−2の処理は、ハフ
変換部41と同様なので、ここでの説明は省略する。
【0093】ハフ空間データ演算投影部42−2では、
ハフ空間データ記憶部44内のハフ空間メモリに記憶さ
れているハフ空間データ(ヒストグラム)を順次読み出
し、所定の演算処理を施した後、演算投影データ記憶部
45に格納し、演算投影データ記憶部45内の演算投影
メモリに、図20(b)に示すような演算投影ヒストグ
ラムデータを作成する。ハフ空間データ演算投影部42
−2の処理は、ハフ空間データ演算投影部42と同様な
ので、ここでの説明は省略する。
【0094】角度検知部43−2では、図20(b)に
示すような演算投影ヒストグラムデータから、演算投影
頻度が最大となるδ2を検出し、検出した角度δ2をハ
フ変換部41−3に対して出力する。角度検知部43−
2の処理は、角度検知部43と同様なので、ここでの説
明は省略する。このようにして、縮小した輪郭2値画像
データに対して、粗い角度ステップでハフ変換を行うこ
とにより、第2のスキュー角の概算値(δ2)を求め
る。
【0095】スキュー角検知部12入力された輪郭2値
画像データはハフ変換部41−3にも入力される。ハフ
変換部41−3には、輪郭2値画像データと、角度検知
部43−2から出力された第2のスキュー角の概算値
(δ2)と、ハフ変換を行う角度の範囲を示す“ran
ge3”と、ハフ変換を行う角度のステップ(刻み幅)
を示す“step3”が入力される。
【0096】ハフ変換部41−3では、入力された輪郭
2値画像データのHIGH画素に対して、δ2−ran
ge3≦θ<δ2+range3の範囲でstep3ご
とにハフ変換を行い、ハフ空間データ記憶部44内のハ
フ空間メモリに図20(c)に示すようなハフ空間デー
タ(ヒストグラム)が作成される。なお、前記各値とし
ては、0<range3<range2、0<step
3<step2でないと意味は無く、例えば、rang
e3=step2=π/180、step3=π/18
00などを用いる。ハフ変換部41−3の処理は、ハフ
変換部41と同様なので、ここでの説明は省略する。
【0097】ハフ空間データ演算投影部42−3では、
ハフ空間データ記憶部44内のハフ空間メモリに記憶さ
れているハフ空間データ(ヒストグラム)を順次読み出
し、所定の演算処理を施した後、演算投影データ記憶部
45に格納し、演算投影データ記憶部45内の演算投影
メモリに、図20(d)に示すような演算投影ヒストグ
ラムデータを作成する。ハフ空間データ演算投影部42
−3の処理は、ハフ空間データ演算投影部42と同様な
ので、ここでの説明は省略する。
【0098】角度検知部43−3では、図20(d)に
示すような演算投影ヒストグラムデータから、演算投影
頻度が最大となる角度δ3を検出し、検出したδ3をス
キュー角検知部13の検知結果として出力する。角度検
知部43−3の処理は、角度検知部43と同様なので、
ここでの説明は省略する。
【0099】以上のように、大きい倍率で縮小した輪郭
2値画像データに対して、広い角度範囲・粗い角度ステ
ップでハフ変換を行って第1のスキュー角の概算値を求
め、次に小さい倍率で縮小した輪郭2値画像データに対
して、前よりは狭い角度範囲・前よりは細かい角度ステ
ップでハフ変換を行って第2のスキュー角の概算値を求
め、そして、輪郭2値画像データに対して、さらに狭い
角度範囲・さらに細かい角度ステップでハフ変換を行う
ことにより、少ない処理量・少ないメモリ容量で、高速
かつ高精度なスキュー角検知を行うことができる。
【0100】なお、本実施形態では、概算値から詳細値
まで3段階の構成でスキュー角の検知を行っているが、
2段階でもあるいは4段階以上でも構わない。
【0101】また、本実施形態では、スキュー角検知部
13を縮小部が2つ、ハフ変換部・ハフ空間データ演算
投影部・角度検知部がそれぞれ3つで構成しているが、
それぞれ1つにし、パラメータを変更しながら処理を行
うような構成にしても構わない。
【0102】以上説明したように、本発明の第2実施形
態に係る画像処理装置およびその処理方法では、文字・
線画・写真・網点等の混在した画像に対しても、スキュ
ー角度を検知するのにノイズとなる写真・網点領域中の
画素は抽出しないで適切に輪郭画像を抽出してハフ変換
を実施し、またハフ空間データからその密集度を検知で
きる所定の演算を施して投影ヒストグラムに投影し、こ
の投影されたヒストグラムからスキュー角を検知する処
理を多段階化することにより、入力画像の種別に関係し
ない、高速・高精度なスキュー角の検出・補正処理を行
うことが可能となる。
【0103】<第3実施形態>次に、本発明の第3実施
形態に係る画像処理装置について説明する。なお、以下
の説明の中で、第1,第2実施形態と処理内容が同様の
処理部に関しては同一番号を付し、その説明については
重複するので省略するものとする。すなわち、第3実施
形態に係る画像処理装置では、図1に示す画像処理装置
の構成例については、第1,第2実施形態と同じなので
ここでの説明は省略し、第1,第2実施形態と構成が異
なり、その具体的な構成を特徴とするスキュー補正部に
ついて説明を行うものとする。
【0104】図21は、本発明の第3実施形態に係る画
像処理装置におけるスキュー補正部の構成例を示すブロ
ック図である。図21において、スキュー補正部に入力
されたRGB画像データは、2値化部11および画像回
転部14に入力される。
【0105】2値化部11では、入力されたRGB画像
データから、例えば画像中に含まれる文字や線、絵柄や
写真などの領域に属する画素はHIGHとし,背景領域
に属する画素はLOWとした各画素1bit、即ち2値
化された2値画像データを作成して出力する。2値化部
11の詳細については前述しているので、ここでの説明
は省略する。2値化部11から出力された2値画像デー
タは、スキュー角検知部15に入力される。スキュー角
検知部15では、入力された2値画像データを用いて画
像データのスキュー角度を算出して出力する。スキュー
角検知部15の詳細については後述する。
【0106】スキュー角検知部15において検知された
スキュー角度は画像回転部14に入力される。また、画
像回転部14にはRGB画像データが入力され、スキュ
ー角検知部15において検知されたスキュー角度に基づ
き、RGB画像データのスキューが補正される。画像回
転の方法としては、例えばAffine変換などを用い
た周知の方法を用い得る。スキュー補正の行われたRG
B画像データ(スキュー補正後RGB画像データ)は、
スキュー補正部でのスキュー補正結果として出力され
る。
【0107】続いて、スキュー角検知部15の詳細につ
いて図22を用いて説明する。スキュー角検知部15に
入力された2値画像データは、縮小部46−1〜46−
2および輪郭抽出部12−3に入力される。縮小部46
−1では、入力された2値画像データの縮小処理を行
い、縮小2値画像データを輪郭抽出部12−1に出力す
る。縮小部46−1については前述しているので、ここ
での説明は省略する。
【0108】輪郭抽出部12−1では、縮小部46−1
から入力された縮小2値画像データのHIGH画素群の
輪郭を抽出・輪郭2値画像を生成し、ハフ変換部41−
1に出力する。輪郭抽出部12−1での処理は、輪郭抽
出部12と同様であり、その詳細については前述してい
るので、ここでの説明は省略する。
【0109】このように、第2実施形態とは異なり、2
値画像データに対し先に縮小処理を行い、その後縮小処
理の行われた画像に対して輪郭抽出処理を行うことによ
り、2値化部11で画像データの2値化を行った際に、
連続したHIGH画素として2値化できなかった写真・
網点領域なども、先に縮小処理を行うことにより連続し
たHIGH画素の領域とすることができ、その領域に対
して輪郭抽出を行うことにより、スキュー角度を検知す
るのに不要な輪郭の抽出を防止することができる。すな
わち、高速・少メモリ容量・高精度なスキュー角検知が
可能となる。
【0110】なお、上記で説明した以外の、縮小部46
−2、輪郭抽出部12−2〜12−3、ハフ変換部41
−1〜41−3、ハフ空間データ記憶部44、ハフ空間
データ演算投影部42−1〜42−3、演算投影データ
記憶部45、角度検知部43−1〜43−3の処理内容
および処理構成は、第2実施形態の場合と同様なので、
ここでの説明は省略する。
【0111】以上説明したように、本発明の第3実施形
態に係る画像処理装置およびその処理方法では、文字・
線画・写真・網点等の混在した画像に対しても、スキュ
ー角度を検知するのにノイズとなる写真・網点領域中の
画素は抽出しないで適切に輪郭画像を抽出してハフ変換
を実施し、またハフ空間データからその密集度を検知で
きる所定の演算を施して投影ヒストグラムに投影し、こ
の投影されたヒストグラムからスキュー角を検知する処
理を行うことにより、入力画像の種別に関係しない、高
速・高精度なスキュー角の検出・補正処理を行うことが
可能となる。
【0112】<第4実施形態>次に、本発明の第4実施
形態に係る画像処理装置について説明する。なお、以下
の説明の中で、第1,第2実施形態と処理内容が同様の
処理部に関しては同一番号を付し、その説明については
重複するので省略するものとする。すなわち、第4実施
形態に係る画像処理装置では、図1に示す画像処理装置
の構成例、図2に示すスキュー補正部5の構成例につい
ては、第1,第2実施形態と同じなのでここでの説明は
省略し、第2実施形態と構成が異なり、その具体的な構
成を特徴とするスキュー角検知部について説明を行うも
のとする。
【0113】図23は、本発明の第4実施形態に係る画
像処理装置におけるスキュー角検知部の構成例を示すブ
ロック図である。図23において、スキュー角検知部の
各処理部および処理構成は、第2実施形態を説明するの
に用いた図16と比較して、角度検知部47が異なるだ
けなので、ここでは角度検知部47の詳細について説明
し、それ以外に関しては説明を省略する。
【0114】角度検知部47での処理の詳細について、
図24および図25を用いて説明する。角度検知部47
は、演算投影データ記憶部45から演算投影ヒストグラ
ムデータを読み出し、所定の処理を施した後、ヒストグ
ラムが最大頻度をとる角度を検出し、検出した角度をハ
フ変換部41−2に出力する。
【0115】図24(a)は、演算投影データ記憶部4
5内の演算投影メモリに記憶された演算投影ヒストグラ
ムデータの例である。図24(a)に示す通り、0≦θ
<πの範囲の演算投影ヒストグラムデータ(hist
[θ])が作成され、記憶されているものとする。
【0116】図25のフローチャートに示すように、角
度検知部47ではまず、後述する演算投影ヒストグラム
データに対する演算結果を格納する演算投影メモリ(h
ist2[θ])の初期化を行う(ステップS30
1)。次に、0≦θ<πの範囲の演算投影ヒストグラム
データを、0≦θ<π/2とπ/2≦θ<πの範囲の2
つの演算投影ヒストグラムデータに分割し、それぞれの
対応する頻度を加算するために、θに“0”を代入する
(ステップS302)。
【0117】図24(b)には、分割した2つの演算投
影ヒストグラムデータを図示しており、曲線61が0≦
θ<π/2の範囲の演算投影ヒストグラムデータを、曲
線62がπ/2≦θ<πの範囲の演算投影ヒストグラム
データを示している。なお、同図(b)では、曲線62
の位相をπ/2ずらして記載してある。
【0118】次に、角度θとπ/2とを比較し(ステッ
プS303)、θ<π/2の場合には、θおよびθ+π
/2における演算投影ヒストグラムデータの頻度を加算
し、hist2[θ]に代入する(ステップS30
4)。そして、角度θをstep1だけ増分する(ステ
ップS305)。ここで、step1は、第2実施形態
を説明したのと同じで、ハフ変換部41−1がハフ変換
を行う際の角度ステップと同じ値である。
【0119】すなわち、ステップS302〜ステップS
305では、0≦θ<πの範囲の演算投影ヒストグラム
データ(第1の頻度演算データ)を、0≦θ<π/2と
π/2≦θ<πの範囲の2つの演算投影ヒストグラムデ
ータに分割し、この分割した2つの演算投影ヒストグラ
ムデータを、曲線62の方をπ/2位相をずらして頻度
を加算し、新たな演算投影ヒストグラム(hist2
[θ])を作成する。図24(b)の曲線63が、加算
された演算投影ヒストグラムデータ(第2の頻度演算デ
ータ)である。
【0120】一方、ステップ303の比較結果がθ≧π
/2の場合には、hist2[θ]において、最大頻度
をとる角度θをみつけ、それをδ4に代入する(ステッ
プ306)。続いて、元の演算投影ヒストグラムデータ
(hist[θ])におけるδ4およびδ4+π/2の
頻度を算出し、それぞれmax4とmax5に代入する
(ステップS307)。すなわち、図24(b)におい
て、角度がδ4における曲線61と曲線62の頻度、m
ax4とmax5を算出する。
【0121】次に、max4とmax5を比較し(ステ
ップS308)、max5の方がmax4よりも大きけ
れば、δ4をπ/2だけ増分する(ステップS30
9)。一方、maxの方がmax5よりも大きいか、も
しくは等しければ、ステップS310に進み、ステップ
S309の処理が終了した場合と同様に、最終的に、角
度検知部47はδ4を検出角度として出力する。
【0122】このようにして、角度検知部47では、上
述した一連の処理を実行して、縮小した輪郭2値画像デ
ータに対して、粗い角度ステップでハフ変換を行うこと
により、第4のスキュー角の概算値(δ4)を求める。
【0123】次に、角度検知部47での処理の他の例に
ついて、図26を用いて説明する。図26は、演算投影
データ記憶部45内の演算投影メモリに記憶された演算
投影ヒストグラムデータの例である。角度検知部47で
は、演算投影ヒストグラムデータから最大頻度(大きい
方の極大頻度)となる点、即ち図26における極大値6
4と、2番目の大きさの極大頻度となる点、即ち図26
における極大値65とを見つける。
【0124】次に、それぞれの極大頻度をとる角度、即
ち図26における角度δ5と角度δ6を算出する。そし
て、角度δ5と角度δ6の差がπ/2に近ければ、角度
検知部47は角度δ5を検出角度として出力する。近く
なければ、図23中に破線で示した信号線を用いて、ハ
フ変換部41に入力する“step1”などの値を変更
して、再度ハフ変換部41−1からのハフ変換処理を実
施したり、あるいはスキュー角度検知不能を示す信号を
出力しても構わない。
【0125】すなわち、このような構成にすることによ
り、概算で求めたスキュー角度の正確性を判定し、不正
確と判定した場合には、パラメータを変更して正確な概
算スキュー角度を検知することが可能である。
【0126】なお、上記の説明では、0≦θ<πの範囲
で演算投影ヒストグラムデータを作成しているため、一
般にθ=0およびstep1×i(step1×iは、
π未満の最大値、iは整数)では極大値をとらないが、
本発明では、hist[0]=hist[π]と考え、
例えばhist[0]>hist[step1]かつh
ist[0]>hist[step1×i]のとき、h
ist[0]は極大値であるとする。
【0127】また、上記の説明では、2つの極大頻度を
とる角度を算出し、その差分から検知した概算スキュー
角度の正確さを判定したが、逆に最大頻度(大きい方の
極大頻度)をとる角度を算出し、その角度にπ/2を加
算(あるいは減算)した角度付近に極大点が存在してい
るかを判定して、検知した概算スキュー角度の正確さを
判定しても構わない。
【0128】以上説明したように、本発明の第4実施形
態に係る画像処理装置およびその処理方法では、文字・
線画・写真・網点等の混在した画像に対しても、スキュ
ー角度を検知するのにノイズとなる写真・網点領域中の
画素は抽出しないで適切に輪郭画像を抽出してハフ変換
を実施し、またハフ空間データからその密集度を検知で
きる所定の演算を施して投影ヒストグラムに投影し、こ
の投影されたヒストグラムからスキュー角を検知する処
理の多段階化を行い、さらに最も粗い概算スキュー角度
検知処理の中で検知正確性の判定処理を行うことによ
り、入力画像の種別に関係しない、高速・高精度なスキ
ュー角の検出・補正処理を行うことが可能となる。
【0129】<第5実施形態>最後に、本発明の第5実
施形態に係る画像処理装置について説明する。なお、以
下の説明の中で、第1実施形態と処理内容が同様の処理
部に関しては同一番号を付して、その説明については重
複するので省略するものとする。すなわち、第5実施形
態に係る画像処理装置では、図1に示す画像処理装置の
構成例については、第1実施形態と同じなのでここでの
説明は省略し、第1実施形態と構成が異なり、その具体
的な構成を特徴とするスキュー補正部について説明を行
うものとする。
【0130】図27は、本発明の第5実施形態に係る画
像処理装置におけるスキュー補正部の構成例を示すブロ
ック図である。図27において、スキュー補正部に入力
された画像データ(解像度400dpi、各画素8bi
tのRGB画像信号)は、2値化部11および画像回転
部14に入力される。2値化部11では、入力されたR
GB画像データから、例えば文字や線、絵柄や写真など
の領域に属する画素はHIGHとし,背景領域に属する
画素はLOWとした各画素1bit、即ち2値化された
2値画像データを作成して出力する。2値化部11の詳
細についてはすでに述べているので、ここでの説明は省
略する。
【0131】2値化部11から出力された2値画像デー
タは輪郭抽出部12に入力される。輪郭抽出部12で
は、入力された2値画像データ中のHIGH画素領域の
輪郭を抽出し、抽出した輪郭画素による輪郭2値画像デ
ータを作成して出力する。輪郭抽出部12の詳細につい
てもすでに述べているので、ここでの説明は省略する。
輪郭抽出部12から出力された輪郭2値画像データは画
像部分抽出部16に入力される。画像部分抽出部16で
は、入力された輪郭2値画像データから所定の領域を抽
出し(切り出し)、抽出した部分抽出輪郭2値画像デー
タを作成して出力する。画像部分抽出部16の詳細につ
いては後述する。
【0132】画像部分抽出部16から出力された部分抽
出輪郭2値画像データは、スキュー角検知部13に入力
される。スキュー角検知部13では、入力された部分抽
出輪郭2値画像データを用いて画像データのスキュー角
度を算出して出力する。スキュー角検知部13の詳細に
ついてもすでに述べているので、ここでの説明は省略す
る。
【0133】スキュー角検知部13において検知された
スキュー角度は画像回転部14に入力される。また、画
像回転部14にはRGB画像データが入力され、スキュ
ー角検知部13において検知されたスキュー角度に基づ
き、RGB画像データのスキューが補正される。画像回
転の方法としては、例えばAffine変換などを用い
た周知の方法を用い得る。スキュー補正の行われたRG
B画像データ(スキュー補正後RGB画像データ)は、
スキュー補正部5でのスキュー補正結果として出力され
る。
【0134】続いて、図28および図29を用いて、画
像部分抽出部16での処理の詳細について説明する。例
えば、図28(a)に示すような原稿をスキャナなどか
ら読み込む際に、この原稿が本や雑誌などの場合に、綴
じ代部分がスキャナのコンタクトガラスに密着せず浮い
てしまうことにより、同図(b)に示すように、一部分
(図28(b)の領域70)が黒っぽくなった画像デー
タが入力されることがある。
【0135】また、図29(a)に示すような背景部が
濃色の原稿をスキャナなどから読み込むときに、この原
稿が本や雑誌などの1ページで、このページを曲がって
裁断してしまった場合に、同図(b)のように一部分
(図29(b)の領域72)が白くなった画像データが
入力される。そして、図28(b)や図29(b)に示
すような画像データに対して、2値化部11での2値化
処理および、輪郭抽出部12での輪郭抽出処理を行う
と、図28(c)や図29(c)のような輪郭2値画像
データが生成される。
【0136】しかしながら、図28(c)や図29
(c)に示すような輪郭2値画像データに対してスキュ
ー角検知処理を行った場合に、実際の原稿に対して垂直
あるいは水平とは異なる長い線分(図28(c)の線分
71や図29(c)の線分73)が存在するため、正確
なスキュー角検知ができなくなることがある。
【0137】そこで、画像部分抽出部16では、入力さ
れた輪郭2値画像データから、正確なスキュー角検知を
行える領域を抽出し、抽出した部分抽出輪郭2値画像デ
ータをスキュー角検知部13に出力する。すなわち、図
28(d)や図29(d)に示すように、通常は誤検知
を発生させる成分の少ない、画像の中央部領域の抽出を
行う。
【0138】また、図示はしていないが、入力された輪
郭2値画像データを複数の領域に分割し、それぞれの領
域あるいはその内のいくつかの領域を順次画像部分抽出
部16から出力し、複数の領域に対してスキュー角検知
部13で角度検知を行い、各領域ごとに検知された角度
に基づいて最終的なスキュー角度を得るようにすること
により、そのスキュー角度の正確性を上げることも可能
である。
【0139】なお、上述した第5実施形態の説明の中で
は、輪郭抽出部12の後段(スキュー角検知部13の前
段)に画像部分抽出部16を配置した例を用いたが、本
発明はこの構成に限定されるものではなく、例えば、2
値化部11の前段や、2値化部11の後段(輪郭抽出部
12の前段)に画像部分抽出部16を配置しても構わな
い。
【0140】以上説明したように、本発明の第5実施形
態に係る画像処理装置およびその処理方法では、原稿を
曲がって裁断したり、あるいは本・雑誌などをスキャナ
ーで読み込ませるときにコンタクトガラスから原稿が浮
くことなどによる、周辺部が歪んだ文字・線画・写真・
網点等の混在した画像に対しても、スキュー角度を検知
するのに不適当な画像周辺部や、ノイズとなる写真・網
点中の画素は抽出しないで適切に輪郭画像を抽出してハ
フ変換を実施し、またハフ空間データからその密集度を
検知できる所定の演算を施して投影ヒストグラムに投影
し、この投影されたヒストグラムからスキュー角を検知
することにより、入力画像の種別に関係しない、高精度
なスキュー角の検出・補正処理を行うことが可能とな
る。
【0141】以上説明した上記第1〜第5実施形態に係
る画像処理方法の処理動作をコンピュータに実行させる
ための画像処理プログラムは、フロッピーディスク、C
D−ROM、DVD−ROMなどの記録(記憶)媒体に
ソフトウェアとして格納される。この記録媒体に格納さ
れた画像処理プログラムは、必要に応じてコンピュータ
によって読み取りが行われ、コンピュータ内のメモリに
インストールされて用いられる。そして、インストール
された画像処理プログラムに基づいて、上記第1〜第5
実施形態に係る画像処理方法の処理動作、特に文書画像
のスキュー検出(傾き検出)が実行されることになる。
【0142】なお、上記各実施形態では、スキュー角検
知部13で検知されたスキュー角の検知結果に基づいて
画像のスキュー補正を行う画像回転部14を備えた画像
処理装置に適用した場合を例に採って説明したが、必ず
しも画像回転部14を備えている必要はなく、要は、ス
キュー角検知部13を備えた画像処理装置全般に適用可
能である。
【0143】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
文字・線画・写真・網点等の混在した画像について、画
像を入力する際に発生するスキューに対して、スキュー
角を検出するのに最適な画素を抽出し、抽出した画素に
基づいて大局的に角度検出を行うことができるため、画
像種別に関係なく高精度にスキューを補正することがで
きることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像処理装置の構成例を示すブ
ロック図である。
【図2】 本発明の第1実施形態に係るスキュー補正部
の構成例を示すブロック図である。
【図3】 2値化部の構成例を示すブロック図である。
【図4】 膨張部および収縮部での各処理内容を説明す
るためのである。
【図5】 膨張部および収縮部に用いる画素構成の他の
例を示す図である。
【図6】 浮動2値化部の構成例を示すブロック図であ
る。
【図7】 2値化部の他の構成例を示すブロック図であ
る。
【図8】 輪郭抽出部での処理内容を説明するための図
(その1)である。
【図9】 輪郭抽出部での処理内容を説明するための図
(その2)である。
【図10】 スキュー角検知部の構成例を示すブロック
図である。
【図11】 ハフ変換部およびハフ空間データ記憶部で
の各処理内容を説明するための図である。
【図12】 ハフ変換の概念を説明するための図であ
る。
【図13】 ハフ変換部での処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図14】 ハフ空間データ演算投影部および演算投影
データ記憶部での各処理内容を説明するための図であ
る。
【図15】 ハフ空間データ演算投影部の処理の流れを
示すフローチャートである。
【図16】 本発明の第2実施形態に係るスキュー角検
知部の構成例を示すブロック図である。
【図17】 第2実施形態に係るスキュー角検知部にお
ける一方の縮小部での処理内容を説明するための図であ
る。
【図18】 ハフ空間データ記憶部に記憶されるデータ
の一例を示す図である。
【図19】 第2実施形態に係るスキュー角検知部にお
ける他方の縮小部での処理内容を説明するための図であ
る。
【図20】 演算投影データ記憶部に記憶されるデータ
の一例を示す図である。
【図21】 本発明の第3実施形態に係るスキュー補正
部の構成例を示すブロック図である。
【図22】 第3実施形態に係るスキュー補正部におけ
るスキュー角検知部の構成例を示すブロック図である。
【図23】 本発明の第4実施形態に係るスキュー角検
知部の構成例を示すブロック図である。
【図24】 角度検知部での処理内容を説明するための
図である。
【図25】 角度検知部の処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図26】 角度検知部での他の処理内容を説明するた
めの図である。
【図27】 本発明の第5実施形態に係るスキュー補正
部の構成例を示すブロック図である。
【図28】 第5実施形態に係るスキュー補正部におけ
る画像部分抽出部の処理内容を示す図(その1)であ
る。
【図29】 第5実施形態に係るスキュー補正部におけ
る画像部分抽出部の処理内容を示す図(その2)であ
る。
【符号の説明】
1…画像入力部、2…データ記憶部、3…演算制御部、
5…スキュー補正部、8…画像出力部、11…2値化
部、12…輪郭抽出部、13,15…スキュー角検知
部、14…画像回転部、16…画像部分抽出部、21…
色成分選択部、22…浮動2値化部、23…膨張部、2
4…収縮部、25…明度信号生成部、26…網点抽出
部、41,41−1,41−2,41−3…ハフ変換
部、42,42−1,42−2,42−3…ハフ空間デ
ータ演算投影部、43,43−1,43−2,43−
3,47…角度検知部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/393 H04N 1/40 101Z Fターム(参考) 5B029 DD06 EE04 5B057 AA11 BA02 CA08 CA12 CA16 CD05 CE09 CE12 DB02 DB09 DC08 DC13 DC19 5C076 AA19 AA22 AA24 AA36 AA40 BA06 5C077 LL20 MP01 PP20 PP27 PP59 PQ19 PQ30 RR02 TT10 5L096 AA06 BA08 EA02 EA03 EA35 EA43 FA14 FA24 FA36 FA42 FA67

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを入力する入力手段と、 前記入力手段によって入力された画像データから2値画
    像データを生成する2値画像生成手段と、 前記2値画像生成手段によって生成された2値画像デー
    タから、前記入力手段によって入力された画像データの
    スキュー角を算出するスキュー角検知手段とを具備し、 前記スキュー角検知手段は、 前記2値画像生成手段によって生成された2値画像デー
    タに対してハフ変換を行ってハフ空間データを生成する
    ハフ変換手段と、 前記ハフ変換手段によって生成されたハフ空間データか
    らデータ中の各頻度に対して所定の演算を行い、得られ
    た演算結果を角度ごとに加算して第1の頻度演算データ
    を生成する頻度演算手段と、 前記頻度演算手段によって生成された第1の頻度演算デ
    ータから角度を算出する角度検知手段とを有することを
    特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記スキュー角検知手段として、各々検
    知条件が異なる複数のスキュー角検知手段を有すること
    を特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のスキュー角検知手段の各検知
    条件が段階的に異なることを特徴とする請求項2記載の
    画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記ハフ変換手段は、生成したハフ空間
    データの頻度を、周囲の頻度を用いて平滑化し、 前記頻度演算手段は、前記ハフ変換手段によって平滑化
    されたハフ空間データの頻度から第1の頻度演算データ
    を生成することを特徴とする請求項1、請求項2または
    請求項3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記頻度演算手段は、生成した第1の頻
    度演算データの頻度演算値を、周囲の頻度演算値を用い
    て平滑化し、 前記角度検知手段は、前記頻度演算手段によって平滑化
    された第1の頻度演算データの頻度演算値から角度を算
    出する ことを特徴とする請求項1、請求項2または請
    求項3記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記スキュー角検知手段は、前記2値画
    像生成手段によって生成された2値画像データの縮小処
    理を行う縮小手段を有し、 前記ハフ変換手段は、前記縮小手段によって縮小処理さ
    れた2値画像データに対してハフ変換を行ってハフ空間
    データを生成する ことを特徴とする請求項1記載の画
    像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記所定の演算は、頻度のn乗(n>
    1)の項を含む頻度の関数である ことを特徴とする請
    求項1記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記nは、n=2である ことを特徴と
    する請求項7記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記角度検知手段は、前記頻度演算手段
    によって生成された第1の頻度演算データから最大の頻
    度演算値を検出し、前記最大の頻度演算値をとる角度を
    検知する ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  10. 【請求項10】 前記角度検知手段は、前記頻度演算手
    段によって生成された第1の頻度演算データを、位相を
    π/2(rad)ずらして加算して第2の頻度演算デー
    タを生成し、前記第2の頻度演算データから最大の頻度
    演算値を検出し、前記最大の頻度演算値をとる角度を検
    知する ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  11. 【請求項11】 前記角度検知手段は、前記頻度演算手
    段によって生成された第1の頻度演算データから極大値
    を検出し、前記極大値をとる角度を検知することを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記角度検知手段は、前記頻度演算手
    段によって生成された第1の頻度演算データから少なく
    とも2つの最大値または極大値を検出し、前記最大値ま
    たは極大値をとる角度の差から角度を検知することを特
    徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記角度の差は、ほぼπ/2(ra
    d)であることを特徴とする請求項12記載の画像処理
    装置。
  14. 【請求項14】 前記2値画像生成手段は、前記入力手
    段によって入力された画像データに対して2値化処理を
    行う2値化手段と、前記2値化手段によって生成された
    2値画像データ中から画素塊を抽出する画素塊抽出手段
    と、前記画素塊抽出手段によって抽出された画素塊から
    画素塊代表点を抽出する代表点抽出手段とを有し、 前記スキュー角検知手段は、前記代表点抽出手段で抽出
    された画素塊代表点の2値画像データからスキュー角を
    算出することを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  15. 【請求項15】 前記ハフ変換手段は、前記代表点抽出
    手段によって抽出された代表点に対してハフ変換処理を
    行うことを特徴とする請求項14記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 前記2値画像生成手段は、前記画素塊
    抽出手段によって画素塊の抽出されている2値画像デー
    タを縮小処理して第1の画素塊を抽出する縮小手段を有
    し、 前記代表点抽出手段は、前記縮小手段によって抽出され
    た第1の画素塊から輪郭画素を抽出することを特徴とす
    る請求項14記載の画像処理装置。
  17. 【請求項17】 前記2値画像生成手段は、前記画素塊
    抽出手段によって抽出された画素塊の領域を膨張処理し
    て第2の画素塊を抽出する膨張手段を有し、前記代表点
    抽出手段は、前記膨張手段によって抽出された第2の画
    素塊から輪郭画素を抽出することを特徴とする請求項1
    6記載の画像処理装置。
  18. 【請求項18】 前記2値画像生成手段は、前記膨張手
    段によって抽出された第2の画素塊の領域を収縮処理し
    て第3の画素塊を抽出する収縮手段を有し、 前記代表点抽出手段は、前記収縮手段によって抽出され
    た第3の画素塊から輪郭画素を抽出することを特徴とす
    る請求項17記載の画像処理装置。
  19. 【請求項19】 前記2値化手段は、前記入力手段によ
    って入力された画像データに対して動的閾値2値化処理
    を行う浮動2値化手段であることを特徴とする請求項1
    4記載の画像処理装置。
  20. 【請求項20】 前記2値画像生成手段は、前記入力手
    段によって入力された画像データから網点領域を抽出す
    る網点抽出手段を有し、 前記代表点抽出手段は、前記浮動2値化手段および前記
    網点抽出手段から出力される各画像データの合成データ
    から画素塊代表点を抽出することを特徴とする請求項1
    4または請求項19記載の画像処理装置。
  21. 【請求項21】 前記2値画像生成手段はさらに、画像
    の一部を抽出する画像部分抽出手段を有し、前記スキュ
    ー角検知手段は、前記画像部分抽出部手段によって抽出
    された画像の一部に対してスキュー角の検知を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  22. 【請求項22】 前記2値画像生成手段はさらに、画像
    を複数の領域に分割する画像領域分割手段を有し、前記
    スキュー角検知手段は、前記画像領域分割手段によって
    分割された各領域に対して角度の検知を行い、検知され
    た複数の角度からスキュー角を検知することを特徴とす
    る請求項1記載の画像処理装置。
  23. 【請求項23】 入力された画像データから2値画像デ
    ータを生成し、この生成した2値画像データから入力さ
    れた画像データのスキュー角を検出する画像処理方法で
    あって、 前記2値画像データに対してハフ変換を行ってハフ空間
    データを生成するハフ変換ステップと、 前記ハフ変換ステップで生成されたハフ空間データから
    データ中の各頻度に対して所定の演算を行い、得られた
    演算結果を角度ごとに加算して第1の頻度演算データを
    生成する頻度演算ステップと、 前記頻度演算ステップで生成された第1の頻度演算デー
    タから角度を算出する角度検知ステップとの各処理を実
    行することを特徴とする画像処理方法。
  24. 【請求項24】 前記2値画像データの生成に際して、
    入力された画像データに対して2値化処理を行う2値化
    ステップと、前記2値化ステップにて生成された2値画
    像データ中から画素塊を抽出する画素塊抽出ステップ
    と、前記画素塊抽出ステップにて抽出された画素塊から
    画素塊の代表点を抽出する代表点抽出ステップとの各処
    理を実行し、 前記スキュー角検知ステップでは、前記代表点抽出ステ
    ップで抽出された画素塊代表点の2値画像データからス
    キュー角を算出するすることを特徴とする請求項23記
    載の画像処理方法。
  25. 【請求項25】 請求項23または請求項24記載の画
    像処理方法の処理手順をコンピュータに実行させるため
    の画像処理プログラムが格納されていることを特徴とす
    る記録媒体。
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