JP2002084133A - アンテナ装置 - Google Patents
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- JP2002084133A JP2002084133A JP2000273306A JP2000273306A JP2002084133A JP 2002084133 A JP2002084133 A JP 2002084133A JP 2000273306 A JP2000273306 A JP 2000273306A JP 2000273306 A JP2000273306 A JP 2000273306A JP 2002084133 A JP2002084133 A JP 2002084133A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 安価に放射素子を構成し、かつアンテナ装置
の外径を小型化、ひいてはアンテナ装置全体を軽量化す
ることで、設置される建物の美観上好ましく、さらに設
置する際の作業性向上とコスト低減を実現する移動通信
系の基地局用ダイポール型偏波ダイバーシチアンテナ装
置を得る。 【解決手段】 ２つのダイポールアンテナを互いに直交
するように交差させて配置した放射素子を、地導体面上
に複数個配列して構成される、移動通信系の基地局用偏
波ダイバーシチアンテナ装置において、各ダイポールア
ンテナの放射器と、これを給電するための給電線路部分
を板金折り曲げで一体成形するとともに、放射器の幅広
面を地導体面と平行に配置し、２つの互いに直交するダ
イポールアンテナをプラスチック成形品で固定する。
の外径を小型化、ひいてはアンテナ装置全体を軽量化す
ることで、設置される建物の美観上好ましく、さらに設
置する際の作業性向上とコスト低減を実現する移動通信
系の基地局用ダイポール型偏波ダイバーシチアンテナ装
置を得る。 【解決手段】 ２つのダイポールアンテナを互いに直交
するように交差させて配置した放射素子を、地導体面上
に複数個配列して構成される、移動通信系の基地局用偏
波ダイバーシチアンテナ装置において、各ダイポールア
ンテナの放射器と、これを給電するための給電線路部分
を板金折り曲げで一体成形するとともに、放射器の幅広
面を地導体面と平行に配置し、２つの互いに直交するダ
イポールアンテナをプラスチック成形品で固定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として移動通
信系の基地局用偏波ダイバーシチアンテナ装置の改良に
関するものである。
信系の基地局用偏波ダイバーシチアンテナ装置の改良に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の移動通信系の基地局用偏波ダイバ
ーシチアンテナ装置について、図５及び図６を用いて説
明する。偏波ダイバーシチアンテナには±４５度偏波と
Ｖ／Ｈ偏波があるが、以下の説明においては、一例とし
て±４５度偏波を用いている。図５は従来の移動通信系
における基地局用偏波ダイバーシチアンテナ装置の透視
図であり、１は電波を送受信する放射素子で、図５に示
す如く同一直線上に複数の放射素子１を配列させること
により、アンテナ装置全体として所定の電波放射パター
ンを有する。放射素子１は、後述の如く、＋４５度方向
のダイポールアンテナと−４５度方向のダイポールアン
テナから構成される。２は紙面側に反射板としての機能
を持つ地導体、３は放射素子１と地導体２が風雨にさら
されることを覆って防ぐためのレドームで、通常、円筒
形で材料としては低誘電率のガラス繊維強化プラスチッ
クなどが用いられる。
ーシチアンテナ装置について、図５及び図６を用いて説
明する。偏波ダイバーシチアンテナには±４５度偏波と
Ｖ／Ｈ偏波があるが、以下の説明においては、一例とし
て±４５度偏波を用いている。図５は従来の移動通信系
における基地局用偏波ダイバーシチアンテナ装置の透視
図であり、１は電波を送受信する放射素子で、図５に示
す如く同一直線上に複数の放射素子１を配列させること
により、アンテナ装置全体として所定の電波放射パター
ンを有する。放射素子１は、後述の如く、＋４５度方向
のダイポールアンテナと−４５度方向のダイポールアン
テナから構成される。２は紙面側に反射板としての機能
を持つ地導体、３は放射素子１と地導体２が風雨にさら
されることを覆って防ぐためのレドームで、通常、円筒
形で材料としては低誘電率のガラス繊維強化プラスチッ
クなどが用いられる。
【０００３】図６（ａ）は、図５で示した放射素子１の
詳細構成例を説明するための斜視図、同図（ｂ）は＋４
５度方向のダイポールアンテナの構成を示す図である。
図６（ａ）において、４は＋４５度方向のダイポールア
ンテナで、両面に金属箔によって所定のパターンが形成
されたプリント化基板、５は−４５度方向のダイポール
アンテナで、＋４５度方向のダイポールアンテナ４と同
様に、両面に金属箔によって所定のパターンが形成され
たプリント化基板である。
詳細構成例を説明するための斜視図、同図（ｂ）は＋４
５度方向のダイポールアンテナの構成を示す図である。
図６（ａ）において、４は＋４５度方向のダイポールア
ンテナで、両面に金属箔によって所定のパターンが形成
されたプリント化基板、５は−４５度方向のダイポール
アンテナで、＋４５度方向のダイポールアンテナ４と同
様に、両面に金属箔によって所定のパターンが形成され
たプリント化基板である。
【０００４】これらのダイポールアンテナ４、５の構成
を図６（ｂ）を用いて説明する。ここでは一例として、
＋４５度方向のダイポールアンテナ５を示しているが、
−４５度方向のダイポールアンテナについても同様であ
る。一般にダイポールアンテナは、約１／４波長の長さ
を持つ２つの導体から構成されるが、以下の説明では、
この約１／４波長の長さの導体部分を放射器と呼ぶこと
にする。図６（ｂ）において、６、７は、それぞれ基板
の紙面側と紙面裏側に配置された放射器ａ、放射器ｂで
あり、８に示す給電線路によって給電される。図６
（ｂ）には紙面側の放射器ａ６を給電する給電線路８し
か示していないが、実際には紙面裏側に放射器ｂ７を給
電するための給電線路が配置されているのは言うまでも
ない。＋４５度方向のダイポールアンテナ４と−４５度
方向のダイポールアンテナ５は、互いに直交するように
配置されることで、放射素子１を構成するが、この場
合、例えば図６（ｂ）の９に示すような切欠きによって
組み合わされる。
を図６（ｂ）を用いて説明する。ここでは一例として、
＋４５度方向のダイポールアンテナ５を示しているが、
−４５度方向のダイポールアンテナについても同様であ
る。一般にダイポールアンテナは、約１／４波長の長さ
を持つ２つの導体から構成されるが、以下の説明では、
この約１／４波長の長さの導体部分を放射器と呼ぶこと
にする。図６（ｂ）において、６、７は、それぞれ基板
の紙面側と紙面裏側に配置された放射器ａ、放射器ｂで
あり、８に示す給電線路によって給電される。図６
（ｂ）には紙面側の放射器ａ６を給電する給電線路８し
か示していないが、実際には紙面裏側に放射器ｂ７を給
電するための給電線路が配置されているのは言うまでも
ない。＋４５度方向のダイポールアンテナ４と−４５度
方向のダイポールアンテナ５は、互いに直交するように
配置されることで、放射素子１を構成するが、この場
合、例えば図６（ｂ）の９に示すような切欠きによって
組み合わされる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の移動通信系の基
地局用偏波ダイバーシチアンテナ装置は、上記のように
構成されており、放射素子１が複数のプリント化基板で
構成され、かつ立体的な構造となっていたため、プリン
ト化による低コスト化の効果がなかった。また、プリン
ト化基板の構成数を減らすために図５及び図６に示すよ
うに、＋４５度方向のダイポールアンテナ４と−４５度
方向のダイポールアンテナ５に形成されている放射器の
幅広面をアンテナ装置の地導体２の表面に対して垂直と
し、＋４５度方向のダイポールアンテナ４と−４５度方
向のダイポールアンテナ５が互いに干渉しないよう、地
導体２の表面に対して段差を持つ構成となるため、放射
素子１の全体高が高くなり、レドーム３の外径増大に繋
がっていた。
地局用偏波ダイバーシチアンテナ装置は、上記のように
構成されており、放射素子１が複数のプリント化基板で
構成され、かつ立体的な構造となっていたため、プリン
ト化による低コスト化の効果がなかった。また、プリン
ト化基板の構成数を減らすために図５及び図６に示すよ
うに、＋４５度方向のダイポールアンテナ４と−４５度
方向のダイポールアンテナ５に形成されている放射器の
幅広面をアンテナ装置の地導体２の表面に対して垂直と
し、＋４５度方向のダイポールアンテナ４と−４５度方
向のダイポールアンテナ５が互いに干渉しないよう、地
導体２の表面に対して段差を持つ構成となるため、放射
素子１の全体高が高くなり、レドーム３の外径増大に繋
がっていた。
【０００６】レドーム３の外径が大きくなると、まず、
アンテナ装置を設置する建物の美観上好ましくない点と
共に、アンテナ装置全体の質量が重くなり、さらに、受
風荷重の増大からアンテナ装置を取付けるための支柱も
それに見合うように強度の強いものにする必要があった
ため、アンテナ装置を設置する際の作業性の悪化、支柱
コストの増大から、経済的な問題となっていた。
アンテナ装置を設置する建物の美観上好ましくない点と
共に、アンテナ装置全体の質量が重くなり、さらに、受
風荷重の増大からアンテナ装置を取付けるための支柱も
それに見合うように強度の強いものにする必要があった
ため、アンテナ装置を設置する際の作業性の悪化、支柱
コストの増大から、経済的な問題となっていた。
【０００７】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、安価に放射素子を構成し、か
つアンテナ装置の外径を小型化、ひいてはアンテナ装置
全体を軽量化することで、設置される建物の美観上好ま
しく、さらに設置する際の作業性向上とコスト低減を実
現するアンテナ装置を得ることを目的とする。
るためになされたもので、安価に放射素子を構成し、か
つアンテナ装置の外径を小型化、ひいてはアンテナ装置
全体を軽量化することで、設置される建物の美観上好ま
しく、さらに設置する際の作業性向上とコスト低減を実
現するアンテナ装置を得ることを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】第１の発明によるアンテ
ナ装置は、アンテナ装置を構成する各ダイポールアンテ
ナの放射器と、これを給電するための給電線路部分を折
り曲げで一体成形するとともに、放射器の幅広面を地導
体面と平行に配置し、２つの互いに直交するダイポール
アンテナをプラスチック成形品で固定するものである。
ナ装置は、アンテナ装置を構成する各ダイポールアンテ
ナの放射器と、これを給電するための給電線路部分を折
り曲げで一体成形するとともに、放射器の幅広面を地導
体面と平行に配置し、２つの互いに直交するダイポール
アンテナをプラスチック成形品で固定するものである。
【０００９】また、第２の発明によるアンテナ装置は、
アンテナ装置を構成する各ダイポールアンテナの放射器
を板金で成形するとともに、放射器を給電するための給
電線路部分をプラスチック成形品の両面に所定のパター
ンで蒸着させた金属で構成し、放射器の幅広面を地導体
面と平行に配置し、２つの互いに直交するダイポールア
ンテナをプラスチック成形品で固定するものである。
アンテナ装置を構成する各ダイポールアンテナの放射器
を板金で成形するとともに、放射器を給電するための給
電線路部分をプラスチック成形品の両面に所定のパター
ンで蒸着させた金属で構成し、放射器の幅広面を地導体
面と平行に配置し、２つの互いに直交するダイポールア
ンテナをプラスチック成形品で固定するものである。
【００１０】また、第３の発明によるアンテナ装置は、
アンテナ装置を構成するダイポールアンテナの放射器部
分をプラスチック成形品の両面に所定のパターンで蒸着
させた金属で成形し、放射器を給電するための給電線路
部分を板金で成形するとともに、給電線路を一定の間隔
で固定するためのプラスチック成形品と上記放射器の役
割を果たすプラスチック成形品で、放射器の幅広面が地
導体面と平行になるように固定するものである。
アンテナ装置を構成するダイポールアンテナの放射器部
分をプラスチック成形品の両面に所定のパターンで蒸着
させた金属で成形し、放射器を給電するための給電線路
部分を板金で成形するとともに、給電線路を一定の間隔
で固定するためのプラスチック成形品と上記放射器の役
割を果たすプラスチック成形品で、放射器の幅広面が地
導体面と平行になるように固定するものである。
【００１１】
【発明の実施の形態】実施の形態１．図１はこの発明の
実施の形態１を示す移動通信系の基地局用偏波ダイバー
シチアンテナ装置の透視図である。以下の説明において
は、従来装置の説明と同様に、一例として±４５度偏波
を用いている。図１において２、３は図５で示した従来
装置と同一のものである。１０は電波を送受信する放射
素子で、図１に示すように同一直線上に複数の放射素子
１０を配列させることにより、アンテナ装置全体として
所定の電波放射パターンを有する。放射素子１０は、＋
４５度方向のダイポールアンテナと−４５度方向のダイ
ポールアンテナから構成されている。
実施の形態１を示す移動通信系の基地局用偏波ダイバー
シチアンテナ装置の透視図である。以下の説明において
は、従来装置の説明と同様に、一例として±４５度偏波
を用いている。図１において２、３は図５で示した従来
装置と同一のものである。１０は電波を送受信する放射
素子で、図１に示すように同一直線上に複数の放射素子
１０を配列させることにより、アンテナ装置全体として
所定の電波放射パターンを有する。放射素子１０は、＋
４５度方向のダイポールアンテナと−４５度方向のダイ
ポールアンテナから構成されている。
【００１２】図２（ａ）は、図１で示した放射素子１０
の詳細構成例を説明するための斜視図、同図（ｂ）は、
＋４５度方向または−４５度方向のダイポールアンテナ
の構成を示す分解図であり、ここでは一例として＋４５
度方向のダイポールアンテナを示している。図２（ａ）
において、１１は＋４５度方向のダイポールアンテナ、
１２は−４５度方向のダイポールアンテナ、１３は＋４
５度方向のダイポールアンテナ１１と−４５度方向のダ
イポールアンテナ１２を固定するための支持部材ａであ
り、材料は、通常、低誘電率のＰＰＯ（ポリフェニレン
オキサイド又はポリフェニレンオキシド）などが用いら
れる。
の詳細構成例を説明するための斜視図、同図（ｂ）は、
＋４５度方向または−４５度方向のダイポールアンテナ
の構成を示す分解図であり、ここでは一例として＋４５
度方向のダイポールアンテナを示している。図２（ａ）
において、１１は＋４５度方向のダイポールアンテナ、
１２は−４５度方向のダイポールアンテナ、１３は＋４
５度方向のダイポールアンテナ１１と−４５度方向のダ
イポールアンテナ１２を固定するための支持部材ａであ
り、材料は、通常、低誘電率のＰＰＯ（ポリフェニレン
オキサイド又はポリフェニレンオキシド）などが用いら
れる。
【００１３】また、図２（ｂ）において、１４、１５は
それぞれ放射器ａ、放射器ｂであり、機能上は従来装置
の放射器ａ６または放射器ｂ７と同一である。１６、１
７はそれぞれ放射器ａ１４と放射器ｂ１５を給電するた
めの給電線路ａ、給電線路ｂであり、放射器ａ１４と給
電線路ａ１６、及び放射器ｂ１５と給電線路ｂ１７は、
それぞれ板金で一体成形され、１８に示す支持部材ｂに
より所定の間隔で取付けられている。支持部材ｂ１８の
材質は、支持部材ａ１３と同等のものが使用される。
それぞれ放射器ａ、放射器ｂであり、機能上は従来装置
の放射器ａ６または放射器ｂ７と同一である。１６、１
７はそれぞれ放射器ａ１４と放射器ｂ１５を給電するた
めの給電線路ａ、給電線路ｂであり、放射器ａ１４と給
電線路ａ１６、及び放射器ｂ１５と給電線路ｂ１７は、
それぞれ板金で一体成形され、１８に示す支持部材ｂに
より所定の間隔で取付けられている。支持部材ｂ１８の
材質は、支持部材ａ１３と同等のものが使用される。
【００１４】以上により、＋４５度方向のダイポールア
ンテナ１１と−４５度方向のダイポールアンテナ１２
は、それぞれの放射器の幅広面が地導体２の表面と平
行、かつ互いに直交するように、支持部材ａ１３や支持
部材ｂ１８などにより固定される構成となっている。
ンテナ１１と−４５度方向のダイポールアンテナ１２
は、それぞれの放射器の幅広面が地導体２の表面と平
行、かつ互いに直交するように、支持部材ａ１３や支持
部材ｂ１８などにより固定される構成となっている。
【００１５】実施の形態２．図３（ａ）はこの発明の実
施の形態２を示す図であり、図２と同様に図１に示す放
射素子１０の詳細構成例を説明するための斜視図、図３
（ｂ）は、＋４５度方向または−４５度方向のダイポー
ルアンテナの一般的な構成を示す分解図で、ここでは一
例として、＋４５度方向のダイポールアンテナの構成を
示してある。図３（ａ）において、１３は図２で示した
ものと同一である。１９は＋４５度方向のダイポールア
ンテナ、２０は−４５度方向のダイポールアンテナであ
り、各ダイポールアンテナは、図３（ｂ）に示すよう
に、放射器ａ２１、放射器ｂ２２、給電線路部材２３か
ら構成される。放射器ａ２１と放射器ｂ２２は、機能
上、従来装置の放射器ａ６または放射器ｂ７と同一であ
り、それぞれ板金で形成される。また、給電線路部材２
３は、低誘電率のプラスチック成形品の両面に所定のパ
ターンで金属を蒸着することで給電線路を形成し、放射
器ａ２１と放射器ｂ２２を給電するものである。
施の形態２を示す図であり、図２と同様に図１に示す放
射素子１０の詳細構成例を説明するための斜視図、図３
（ｂ）は、＋４５度方向または−４５度方向のダイポー
ルアンテナの一般的な構成を示す分解図で、ここでは一
例として、＋４５度方向のダイポールアンテナの構成を
示してある。図３（ａ）において、１３は図２で示した
ものと同一である。１９は＋４５度方向のダイポールア
ンテナ、２０は−４５度方向のダイポールアンテナであ
り、各ダイポールアンテナは、図３（ｂ）に示すよう
に、放射器ａ２１、放射器ｂ２２、給電線路部材２３か
ら構成される。放射器ａ２１と放射器ｂ２２は、機能
上、従来装置の放射器ａ６または放射器ｂ７と同一であ
り、それぞれ板金で形成される。また、給電線路部材２
３は、低誘電率のプラスチック成形品の両面に所定のパ
ターンで金属を蒸着することで給電線路を形成し、放射
器ａ２１と放射器ｂ２２を給電するものである。
【００１６】以上により、＋４５度方向のダイポールア
ンテナ１９と−４５度方向のダイポールアンテナ２０
は、それぞれの放射器の幅広面が地導体２の表面と平
行、かつ互いに直交するように、支持部材ａ１３や給電
線路部材２３により固定される構成となっている。
ンテナ１９と−４５度方向のダイポールアンテナ２０
は、それぞれの放射器の幅広面が地導体２の表面と平
行、かつ互いに直交するように、支持部材ａ１３や給電
線路部材２３により固定される構成となっている。
【００１７】実施の形態３．図４は、この発明の実施の
形態３を示す図であり、図２と同様に図１に示す放射素
子１０の詳細構成例を説明するためのもので、図４
（ａ）は放射素子１０の斜視図、同図（ｂ）は同じく放
射素子１０の分解図である。図４（ａ）において、２４
は低誘電率のプラスチック成形品の両面に所定の放射器
形状が金属の蒸着によって形成された放射器部材であ
る。これらの金属蒸着による放射器は、各放射素子１０
ごとに４つあり、２５、２６はそれぞれ＋４５度方向ダ
イポールアンテナ用の放射器ａ、放射器ｂであり、ここ
では一例として放射器部材２４の紙面側に配されてい
る。また、２７、２８は−４５度方向ダイポールアンテ
ナ用の放射器ｃ、放射器ｄであり、ここでは一例として
放射器部材２４の紙面裏側に配されている。＋４５度方
向ダイポールアンテナ用の放射器ａ２５、放射器ｂ２６
と、−４５度方向ダイポールアンテナ用の放射器ｃ２
７、放射器ｄ２８は互いに直交するように配置されてい
る。
形態３を示す図であり、図２と同様に図１に示す放射素
子１０の詳細構成例を説明するためのもので、図４
（ａ）は放射素子１０の斜視図、同図（ｂ）は同じく放
射素子１０の分解図である。図４（ａ）において、２４
は低誘電率のプラスチック成形品の両面に所定の放射器
形状が金属の蒸着によって形成された放射器部材であ
る。これらの金属蒸着による放射器は、各放射素子１０
ごとに４つあり、２５、２６はそれぞれ＋４５度方向ダ
イポールアンテナ用の放射器ａ、放射器ｂであり、ここ
では一例として放射器部材２４の紙面側に配されてい
る。また、２７、２８は−４５度方向ダイポールアンテ
ナ用の放射器ｃ、放射器ｄであり、ここでは一例として
放射器部材２４の紙面裏側に配されている。＋４５度方
向ダイポールアンテナ用の放射器ａ２５、放射器ｂ２６
と、−４５度方向ダイポールアンテナ用の放射器ｃ２
７、放射器ｄ２８は互いに直交するように配置されてい
る。
【００１８】図４（ｂ）において、２９、３０、３１、
３２はそれぞれ板金で形成された給電線路ａ、給電線路
ｂ、給電線路ｃ、給電線路ｄであり、それぞれ、給電線
路ａ２９は放射器ａ２５を、給電線路ｂ３０は放射器ｂ
２６を給電し、給電線路ｃ３１は放射器ｃ２７、給電線
路ｄ３２は放射器ｄ２８を給電する構成となる。３３
は、給電線路ａ２９と給電線路ｂ３０を所定の間隔で固
定し、放射器部材２４を支えるための支持部材ａ、３４
は、同様に給電線路ｃ３１と給電線路ｄ３２を所定の間
隔で固定し、支持部材ａ３３とともに放射器部材２４を
支えるための支持部材ｂである。支持部材ａ３３、支持
部材ｂ３４はともに低誘電率のプラスチック成形品で、
例えばＰＰＯ等を用いている。
３２はそれぞれ板金で形成された給電線路ａ、給電線路
ｂ、給電線路ｃ、給電線路ｄであり、それぞれ、給電線
路ａ２９は放射器ａ２５を、給電線路ｂ３０は放射器ｂ
２６を給電し、給電線路ｃ３１は放射器ｃ２７、給電線
路ｄ３２は放射器ｄ２８を給電する構成となる。３３
は、給電線路ａ２９と給電線路ｂ３０を所定の間隔で固
定し、放射器部材２４を支えるための支持部材ａ、３４
は、同様に給電線路ｃ３１と給電線路ｄ３２を所定の間
隔で固定し、支持部材ａ３３とともに放射器部材２４を
支えるための支持部材ｂである。支持部材ａ３３、支持
部材ｂ３４はともに低誘電率のプラスチック成形品で、
例えばＰＰＯ等を用いている。
【００１９】以上により放射器部材２４は、給電線路ａ
２９、給電線路ｂ３０、給電線路ｃ３１、給電線路ｄ３
２、及び支持部材ａ３３、支持部材ｂ３４により地導体
２の表面に対して平行に設置される構成となっている。
２９、給電線路ｂ３０、給電線路ｃ３１、給電線路ｄ３
２、及び支持部材ａ３３、支持部材ｂ３４により地導体
２の表面に対して平行に設置される構成となっている。
【００２０】
【発明の効果】第１の発明によれば、アンテナ装置を構
成する各ダイポールアンテナの放射器と、これを給電す
るための給電線路部分を折り曲げで一体成形するととも
に、放射器の幅広面を地導体面と平行に配置し、２つの
互いに直交するダイポールアンテナをプラスチック成形
品で固定することで、放射素子を安価に構成し、かつア
ンテナ装置外径の小型化、ひいてはアンテナ装置全体を
軽量化を可能にし、設置される建物の美観上好ましく、
さらに設置する際の作業性向上とコスト低減を実現する
アンテナ装置を得ることができる。
成する各ダイポールアンテナの放射器と、これを給電す
るための給電線路部分を折り曲げで一体成形するととも
に、放射器の幅広面を地導体面と平行に配置し、２つの
互いに直交するダイポールアンテナをプラスチック成形
品で固定することで、放射素子を安価に構成し、かつア
ンテナ装置外径の小型化、ひいてはアンテナ装置全体を
軽量化を可能にし、設置される建物の美観上好ましく、
さらに設置する際の作業性向上とコスト低減を実現する
アンテナ装置を得ることができる。
【００２１】また、第２の発明によれば、アンテナ装置
を構成する各ダイポールアンテナの放射器を板金で成形
するとともに、放射器を給電するための給電線路部分を
プラスチック成形品の両面に所定のパターンで蒸着させ
た金属で構成し、放射器の幅広面を地導体面と平行に配
置し、２つの互いに直交するダイポールアンテナをプラ
スチック成形品で固定することで上記と同一の効果を有
する。
を構成する各ダイポールアンテナの放射器を板金で成形
するとともに、放射器を給電するための給電線路部分を
プラスチック成形品の両面に所定のパターンで蒸着させ
た金属で構成し、放射器の幅広面を地導体面と平行に配
置し、２つの互いに直交するダイポールアンテナをプラ
スチック成形品で固定することで上記と同一の効果を有
する。
【００２２】第３の発明によれば、アンテナ装置を構成
するダイポールアンテナの放射器部分をプラスチック成
形品の両面に所定のパターンで蒸着させた金属で成形
し、放射器を給電するための給電線路部分を板金で成形
するとともに、給電線路を一定の間隔で固定するための
プラスチック成形品と上記放射器の役割を果たすプラス
チック成形品で、放射器の幅広面が地導体面と平行にな
るように固定することで上記と同一の効果を有する。
するダイポールアンテナの放射器部分をプラスチック成
形品の両面に所定のパターンで蒸着させた金属で成形
し、放射器を給電するための給電線路部分を板金で成形
するとともに、給電線路を一定の間隔で固定するための
プラスチック成形品と上記放射器の役割を果たすプラス
チック成形品で、放射器の幅広面が地導体面と平行にな
るように固定することで上記と同一の効果を有する。
【図１】 本発明の実施の形態１を示すアンテナ装置の
透視図である。
透視図である。
【図２】 本発明の実施の形態１を示すアンテナ装置の
放射素子の構成例を示す斜視図及び分解図である。
放射素子の構成例を示す斜視図及び分解図である。
【図３】 本発明の実施の形態２を示すアンテナ装置の
放射素子の構成例を示す斜視図及び分解図である。
放射素子の構成例を示す斜視図及び分解図である。
【図４】 本発明の実施の形態３を示すアンテナ装置の
放射素子の構成例を示す斜視図及び分解図である。
放射素子の構成例を示す斜視図及び分解図である。
【図５】 従来のアンテナ装置の透視図である。
【図６】 従来のアンテナ装置の放射素子の構成例を示
す斜視図及びダイポールアンテナの構成図である。
す斜視図及びダイポールアンテナの構成図である。
２ 地導体、３ レドーム、１０ 放射素子、１１ ＋
４５度方向のダイポールアンテナ、１２ −４５度方向
のダイポールアンテナ、１３ 支持部材ａ、１４ 放射
器ａ、１５ 放射器ｂ、１６ 給電線路ａ、１７ 給電
線路ｂ、１８支持部材ｂ、１９ ＋４５度方向のダイポ
ールアンテナ、２０ −４５度方向のダイポールアンテ
ナ、２１ 放射器ａ、２２ 放射器ｂ、２３ 給電線路
部材、２４ 放射器部材、２５ 放射器ａ、２６ 放射
器ｂ、２７ 放射器ｃ、２８放射器ｄ、２９ 給電線路
ａ、３０ 給電線路ｂ、３１ 給電線路ｃ、３２ 給電
線路ｄ、３３ 支持部材ａ、３４ 支持部材ｂ。
４５度方向のダイポールアンテナ、１２ −４５度方向
のダイポールアンテナ、１３ 支持部材ａ、１４ 放射
器ａ、１５ 放射器ｂ、１６ 給電線路ａ、１７ 給電
線路ｂ、１８支持部材ｂ、１９ ＋４５度方向のダイポ
ールアンテナ、２０ −４５度方向のダイポールアンテ
ナ、２１ 放射器ａ、２２ 放射器ｂ、２３ 給電線路
部材、２４ 放射器部材、２５ 放射器ａ、２６ 放射
器ｂ、２７ 放射器ｃ、２８放射器ｄ、２９ 給電線路
ａ、３０ 給電線路ｂ、３１ 給電線路ｃ、３２ 給電
線路ｄ、３３ 支持部材ａ、３４ 支持部材ｂ。
Claims (3)
- 【請求項１】 ２つのダイポールアンテナを互いに直交
するように交差させて配置した放射素子を、地導体面上
に複数個配列して構成されるアンテナ装置において、各
ダイポールアンテナの放射器と上記ダイポールアンテナ
を給電するための給電線路部分を折り曲げで一体成形す
るとともに、放射器の幅広面を地導体面と平行に配置
し、かつ２つの互いに直交する上記ダイポールアンテナ
をプラスチック成形品で固定することを特徴とするアン
テナ装置。 - 【請求項２】 ２つのダイポールアンテナを互いに直交
するように交差させて配置した放射素子を、地導体面上
に複数個配列して構成されるアンテナ装置において、各
ダイポールアンテナの放射器を板金で成形するととも
に、放射器を給電するための給電線路部分をプラスチッ
ク成形品の両面に所定のパターンで蒸着させた金属で構
成し、放射器の幅広面を地導体面と平行に配置し、２つ
の互いに直交するダイポールアンテナをプラスチック成
形品で固定することを特徴とするダイバーシチアンテナ
装置。 - 【請求項３】 ２つのダイポールアンテナを互いに直交
するように交差させて配置した放射素子を、地導体面上
に複数個配列して構成されるアンテナ装置において、上
記２つのダイポールアンテナの放射器部分をプラスチッ
ク成形品の両面に所定のパターンで蒸着させた金属で成
形し、放射器を給電するための給電線路部分を板金で成
形するとともに、給電線路を一定の間隔で固定するため
のプラスチック成形品と上記放射器の役割を果たすプラ
スチック成形品で、放射器の幅広面が地導体面と平行に
なるように固定することを特徴とするアンテナ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000273306A JP2002084133A (ja) | 2000-09-08 | 2000-09-08 | アンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000273306A JP2002084133A (ja) | 2000-09-08 | 2000-09-08 | アンテナ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002084133A true JP2002084133A (ja) | 2002-03-22 |
Family
ID=18759274
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000273306A Pending JP2002084133A (ja) | 2000-09-08 | 2000-09-08 | アンテナ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002084133A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005086658A (ja) * | 2003-09-10 | 2005-03-31 | Nippon Dengyo Kosaku Co Ltd | 偏波共用アンテナ |
| JP2009130620A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-06-11 | Yagi Antenna Co Ltd | アンテナ給電装置 |
| CN103715519A (zh) * | 2013-06-09 | 2014-04-09 | 京信通信技术(广州)有限公司 | 双极化阵列天线及其辐射单元 |
-
2000
- 2000-09-08 JP JP2000273306A patent/JP2002084133A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2014198165A1 (zh) * | 2013-06-09 | 2014-12-18 | 京信通信***（中国）有限公司 | 双极化阵列天线及其辐射单元 |
| EP3010087A4 (en) * | 2013-06-09 | 2017-01-25 | Comba Telecom Technology (Guangzhou) Ltd. | Dual polarization array antenna and radiation units thereof |
| TWI581503B (zh) * | 2013-06-09 | 2017-05-01 | Dual Polarization Array Antenna and Its Radiation Unit | |
| US9711865B2 (en) | 2013-06-09 | 2017-07-18 | Comba Telecom Technology (Guangzhou) Ltd. | Dual polarization array antenna and radiation units thereof |
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