JP2002083756A - 基板温調装置 - Google Patents

基板温調装置

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JP2002083756A
JP2002083756A JP2000270323A JP2000270323A JP2002083756A JP 2002083756 A JP2002083756 A JP 2002083756A JP 2000270323 A JP2000270323 A JP 2000270323A JP 2000270323 A JP2000270323 A JP 2000270323A JP 2002083756 A JP2002083756 A JP 2002083756A
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wafer
plate
substrate
temperature control
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Naoaki Nishimura
直亮 西邑
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    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D23/00Control of temperature
    • G05D23/19Control of temperature characterised by the use of electric means
    • G05D23/1951Control of temperature characterised by the use of electric means with control of the working time of a temperature controlling device
    • GPHYSICS
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    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
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    • G05D23/19Control of temperature characterised by the use of electric means
    • G05D23/1919Control of temperature characterised by the use of electric means characterised by the type of controller

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬入されてくるウエハなどの基板の温度に対
して、適正な処理時間で基板の温調を行う。 【解決手段】 基板の温調を行うための温調手段1と、
該温調手段1に含まれるプレート2の温度を計測する温
度計測手段としての温度センサ5と、計測した該プレー
ト2の温度に基いて基板としてのウエハ6の温度調整時
間を決定し、温度センサ5によるプレート2の温度計測
結果に基いてウエハ6の初期温度を推測し、ウエハ6を
プレート2上に載置してから一定時間後の該プレート2
の温度に基いて、一定時間後からの該ウエハ6の温度調
整時間を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造システ
ムにおいて、ウエハなどの基板温度を対象として、ある
一定温度に温度管理を行う基板温調装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に半導体製造システムでは、複数の
処理をウエハなどの基板に行うことにより半導体が製造
されており、各々の処理において、各々の処理に適する
温度に温度管理された状態で処理が行われている。しか
しながら、装置の処理温度はそれぞれの処理で異なるた
め、各々の処理装置および搬送中にウエハの温度を管理
する必要性が出てきている。
【0003】特に半導体露光装置において、ウエハに不
均一な熱分布があると、ウエハに熱ひずみが発生し、い
くら投影光学系の解像力が良くても所望の線幅に露光で
きない、重ね合わせの精度が上がらないといった問題点
が出てくるので、ウエハの温度管理を行わなくてはいけ
ない。
【0004】そこで、従来のウエハ温調の方法として、
搬入されてくるウエハの温度に対して、ウエハの温調時
間を設定し、ウエハを一定時間だけウエハ温調プレート
に載置することによりウエハの温度管理を行っている。
【0005】また実際にウエハの温度をモニタし、ウエ
ハの温度がある一定の範囲内に入った段階でウエハの温
調を終了させ、ウエハの温度管理を行う方法もある。そ
れにより半導体ウエハの面内に生ずる温度差を低減させ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の温調手段のように、基板をある一定の温調時間だけ
温調する方法では、ウエハの温度にばらつきが有り、ウ
エハの目標温度範囲よりも低い温度のウエハが搬入され
てくると、必要以上にウエハの温調を行ってしまい、必
要以上に基板を温調している時間だけ装置全体の処理速
度が低下してしまう。また、ウエハの目標温度範囲より
も高い温度のウエハが搬入されてくると、ウエハの温調
時間が足りずに、十分温調できていないウエハを処理し
てしまうので、装置として精度が出ないといった問題が
生じてしまう。
【0007】また、ウエハの温度をモニタし、ウエハの
温度がある一定の温度範囲内に入った段階でウエハの温
調を終了させる方法では、ウエハの温度モニタを行う方
法が大変困難になってくる。接触式の温度センサでは、
ウエハ裏面をプレートと接触またはギャップ管理された
ウエハ温調ユニットの構成上、ウエハに温度センサを接
触させることは大変難しくなってくる。非接触式の温度
計では、ウエハの必要温度計測精度を得ることが難しく
なってくる。また基板温調ユニットをウエハの温度計に
設けることにより、装置自体の大きさも大きくなってし
まう。
【0008】上記のような課題がでてきたため、本発明
の目的は、搬入されてくるウエハなどの基板の温度に対
して、適正な処理時間で基板の温調を行う基板温調装置
を提供することにある。つまり、本発明の目的は、基板
をある一定の温度に温度制御を行う基板温調装置におい
て、ある一定時間後における温調手段のプレートなどの
温度を計測し、この計測温度により基板の温調時間を決
めて温調を行い、処理速度および温調性能を向上させる
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本出願に係る第1の発明は、基板の温調を行うため
の温調手段と、該温調手段の温度を計測する温度計測手
段とを備え、計測した該温調手段の温度に基いて前記基
板の温度調整時間を決定していくことを特徴とする基板
温調装置に関するものである。請求項2に記載の発明で
は、前記温度計測手段による前記温調手段の温度計測結
果に基いて前記基板の初期温度を推測することを特徴と
する。
【0010】請求項3に記載の発明では、前記基板を前
記温調手段上に載置してから一定時間後の該温調手段の
温度に基いて、一定時間後からの該基板の温度調整時間
を決定していくことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明に係る基板温調装置は、基板の温調を行
う際、基板を温調手段に含まれるプレート等の上に載置
してからある一定時間後の該プレートの温度を計測し、
この時のプレートの温度により搬入されてきた基板の温
度を推測し、温調時間を決め、基板の温調を終了させ基
板の搬送を行うので、搬入されてくる基板の温度にばら
つきがあるとき、基板を一定時間温調する方法よりも確
実に温調した基板を装置内に搬入することができる。ま
た基板の温度モニタをなくすことができるので基板温調
ユニットの必要スペースを小さくすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態としては、ウ
エハをある一定の温度に温度管理を行う均熱層、ペルチ
ェ素子層、および放熱層からなる温調プレートにおい
て、3本ピン上に搬入されたウエハをプレート上に載置
してウエハの温調を行う時、プレートの温度をモニタ
し、一定時間後のプレートの温度からウエハの温調時間
を決定し、温調時間経過後に3本ピンを上昇させて、ウ
エハを搬出位置まで移動させることが好ましい。また、
本発明に係る基板温調装置は、温調手段および温度計測
手段が、原版のパターンを基板に露光する露光装置に設
けられていることを特徴としてもよい。
【0013】
【実施例】[実施例1]以下、図面により本発明の実施
例を説明する。図1は、本発明の第1の実施例に係る基
板温調装置の側面図を示す。この実施例において、図1
に示すように、基板温調装置は、温調手段1を備えてい
て、搬入されてくる基板としてのウエハ6の温度管理を
該温調手段1により行っている。温調手段1は、三層構
造になっており、載置されるウエハ6に係合する一番上
の層としてプレート2、真ん中の層としてベルチェ3、
および一番下の層として放熱層4を備えて構成され、温
調プレート設置台17上に設置されており、プレート2
の中に温度センサ5が埋め込まれている。
【0014】また、基板温調装置は、温調手段1を貫通
している3本ピン7と、温調手段1の下方にあって該3
本ピン7を支持しているピン支持台8とを有しており、
3本ピン7を支持しているピン支持台8は、リニアガイ
ド10でガイドされながらボールネジ9をモータ11で
回転させることにより、3本ピンが矢印Aで示すように
上下動し、3本ピンは上端がプレート2の上面に対し出
没自在に上下方向の位置調整可能になっている。
【0015】そして、基板温調装置は、図示されていな
い基板搬送装置により3本ピン7上に、矢印Bの方向に
従って搬入されたウエハ6をこの3本ピン上下動駆動に
より、3本ピン7の上端が温調手段1のプレート2より
下方に位置するように下降させて、温調手段1のプレー
ト2上にウエハ6を載置し、また温調の終了したウエハ
6を温調手段1より下方に待機している3本ピン7を上
昇させることにより、前述の基板搬送装置の搬送位置ま
でウエハ6を運ぶことができる。
【0016】この実施例では、3本ピン7を温調手段1
より下方に下降させ、温調手段1のプレート2の上にウ
エハ6を載置してウエハ6の温調を行っているが、3本
ピン7を温調手段1より下方に下降させず、微少な隙間
でウエハ6が温調手段1上に保持されるように、3本ピ
ン7を駆動させてウエハ6の温調を行ってもよい。
【0017】温調手段1の温調の方法としては、ウエハ
6の温調を温調手段1が行っていないときは、プレート
2上の温度が一定な温度になるように、温度センサ5の
出力温度が設定温度になるように、ペルチェ層に組み込
まれていてペルチェ効果を有するペルチェ3に流す電流
値をPID制御などによって制御を行う。ペルチェ3は
ペルチェ層に間隔を置き複数箇所にまばらに配置されて
いる。
【0018】また、温調手段1は、ペルチェ3のプレー
ト2に接している反対側に放熱層4を設け、ペルチェ3
より下方に排出される熱が、放熱層4内に組み込まれて
いる放熱管12内に流されている流体により、該温調手
段1の外部に排出される。また、温調手段1は、ペルチ
ェ層の上にプレート2を配置することによって、ペルチ
ェ3がペルチェ層に間隔を置きまばらに配置されたこと
による不均一な熱分布をなくすことができる。このこと
により温調手段1はペルチェ層に流す電流値を制御する
ことにより、プレート2の面上を一定の均一な温度に制
御することができる。
【0019】温調手段1のウエハ6の温調方法として
は、以下の通りである。図示されていない基板搬送装置
により3本ピン7上に搬入されたウエハ6を、3本ピン
7を下降させることにより、温調手段1のプレート2上
に載置を行う。この時ウエハ6をプレート2に面接触さ
せてもよいが、プレート2上に微少なピンを配置してウ
エハ6とプレート2の間に微少なギャップが生じるよう
にしてもよいし、またはプレート2上にプロキシミティ
ボールを設けて、該プロキシミティボールによりウエハ
6を支持して、ウエハ6とプレート2の間に微少なギャ
ップが生じるようにしてもよい。
【0020】ウエハ6がプレート2上に載置されること
により、ウエハ6の熱量Qは徐々にプレート2に伝わり
プレート2の温度を上昇させ、プレート2の温度上昇に
伴うプレート2の中に埋め込まれた温度センサ5の温度
上昇に対して温度センサ5の温度が一定になるようにペ
ルチェ3に流す電流値をPID制御して、ペルチェ3が
プレート2の熱を奪っていくことにより、プレート2ご
とウエハ6の温度を目標温度に収束させていく。
【0021】その時のウエハ6およびプレート2の温度
変化は図2に示すグラフのようになっていく。このグラ
フは横軸が時間、縦軸が温度となっており、横軸のt=
0のところが温調手段1のプレート2の上にウエハ6を
載置した瞬間となっている。縦軸のT0がウエハの目標
温度およびプレート2のウエハ載置瞬間の初期温度とな
っており、搬入されてきたウエハ6の温度をTw1とす
る。ウエハ6がプレート2に載置された後、ウエハ6の
熱がプレート2に徐々に移り、t=t1秒後にプレート
2の温度が最高温度Tpまで上り、プレート2の温度と
ウエハ6の温度は徐々に下がっていく。ウエハ6の温度
が目標温度範囲T0±Twm度以内になるまでの経過時
間t=tm秒より長くプレート2上に載置すれば、ウエ
ハ6の温調を終了することができる。
【0022】このようなプレート2の温度変化は、ウエ
ハ6の初期温度Tw1、プレート2の初期温度T0、ウ
エハ6とプレート2間の熱伝達、プレート2の下面から
のペルチェ3の吸熱などにより一意に決まってくる。す
なわちウエハ6をプレート2上に載置してからta秒後
のプレート2の温度Tpaを計測することにより、プレ
ート2の温度変化が一意に推測され、プレート2の温度
変化のグラフにより、ウエハ6の温度Tw1を推測する
ことができ、ウエハ6が目標温度範囲T0±Twm度以
内になるまでの時間tmを決定することができる。
【0023】ウエハ6の温度Tw1’(<Tw1)がウ
エハ6上に載置されたその時のウエハ6およびプレート
2の温度変化は図3に示すようになっていて、ウエハ6
の温度がTw1のときと同様なことが言える。ウエハ6
の載置時間t=0のとき、ウエハ温度=Tw1’および
プレート温度=T0となっている。ウエハ6がプレート
2に載置されて後、ウエハ6の熱がプレート2に徐々に
移り、t=t1’秒後にプレート2の温度が最高温度T
P’まで上り、プレート2の温度とウエハ6の温度は徐
々に下がっていく。ウエハ6の温度が目標温度範囲T0
±Twm度以内になるまでの時間はウエハ6の温度がT
w1度であるときよりも短く、t=tm’秒後に目標温
度範囲T0±Twm度以内になる。
【0024】このようなプレート2の温度変化は、前述
と同様にウエハ6の初期温度、プレート2の初期温度、
ウエハ6とプレート2間の熱伝達、プレート2の下面か
らのペルチェ3の吸熱などによりに決定されてくるの
で、ウエハ6が載置されてからta秒後のプレート2の
温度Tpa’を計測することにより、プレート2の温度
変化が一意に推測され、プレート2の温度変化のグラフ
により、ウエハ6の温度Tw1’を推測することがで
き、ウエハ6が目標温度範囲T0±Twm度以内になる
までの時間tm’を決定することができる。このこと
は、ウエハ6の温度Tw1がプレート2の初期温度T0
より低い場合も同じようなことが言え、ウエハをプレー
ト上に載置してから経過した時間ta秒後のプレート2
の温度を計測することにより、ウエハ6の温調時間を一
意に決定することができる。
【0025】このようにプレート2上にウエハ6を載置
してから一定時間後のプレート2の温度を計測すること
により、ウエハ6の温度を推測することができるので、
最適ウエハ6の温調時間をウエハ毎に決定することがで
き、ウエハ6の処理効率を最大限に上げることができ、
また、確実にウエハ6の温調を行うことができる。
【0026】この実施例では、ペルチェ方式による冷却
方法を提案したが、プレート2とウエハ6を面接触、ま
たはピン接触、またはプロキシミティボールによるギャ
ップ管理、またはプレート2とウエハ6を微小ギャップ
による近接などにより、ウエハ6の熱をプレート2に伝
えて、プレート2ごとウエハ6の温調を行う方法、例え
ばプレート2内に冷却水を流す方法などでもよい。
【0027】また、本実施例では、温度センサ5として
プレート制御用の温度センサを用いていたが、プレート
制御用の温度センサとは別に専用の温度センサを設けて
もよい。専用の温度センサをプレート2内の熱的不感帯
に設けることにより、より大きくプレート2の温度変化
を計測することができるので、より正確にウエハ6の温
調を行うことができる。
【0028】[実施例2]図4は、本発明に係る基板温
調装置が設けられている露光装置を用いた第2の実施例
としての半導体製造システムを示す模式図である。同図
において、13はウエハを搭載しX、Y、Z、θおよび
チルト方向に駆動するウエハステージ、19はウエハの
プリアライメントを行うプリアライメント部である。
【0029】30はウエハにレジストを塗布するコータ
と露光後のウエハを現像するディベロッパを有するコー
ト・ディベロップ装置(以下CDSと表す)、31は露
光装置である。露光装置31は図示しない原版のパター
ンをウエハに露光する。また、32および33はインラ
インポート部(32は第1のポート部、33は第2のポ
ート部)、28および29は手動搬入搬出ポート部であ
り、どのポート部にもロードロック機能を備えている。
ここで、ロードロック機構は、例えば露光装置にウエハ
を搬入する際または露光装置内のウエハを搬出する際
に、ポート部の内部空間を外部と遮断し、ポート部の内
部の雰囲気を露光装置の内部雰囲気とほぼ同様の状態に
するための機構を有する。この場合、ウエハの搬送は、
ポート部の内部空間を外部空間と遮断するため扉を閉
じ、外部と遮断されたポート部の内部雰囲気を露光装置
の内部雰囲気と同様の状態にした後、ポート部と露光装
置との間の扉を開き、ウエハの搬送を行う。なお、ポー
ト部は、ポート部のロードロック機構として、ポート部
の内部空間を外部と遮断する遮断機構(例えば扉)と、
ポート部に内部気体を排気する排気機構(例えばポン
プ)と、ポート部に露光装置の内部雰囲気と同様の気体
を供給する供給機構とを備えている。そのため、インラ
インポート部32、33は、インタフェース部30b,
30cとの間に設けられた扉と、露光装置31との間に
設けられた扉と、インラインポート部内の気体を排出す
る排気ポンプと、露光装置31の内部雰囲気と同様の気
体を内部に供給するためにN2ガス供給機構とを有す
る。また、手動搬入搬出ポート部28、29は、外部と
の間に設けられた扉と、露光装置31との間に設けられ
た扉と、手動搬入搬出ポート部28、29内の気体を排
出する排気ポンプと、露光装置31の内部雰囲気と同様
の気体を内部に供給するためにN2ガス供給機構とを有
する。プリアライメント部19においてはウエハの伸縮
による測定不良を予防するため、所定温度のウエハに対
してプリアライメントを行う。34は、プリアライメン
トの前にウエハを上記所定温度に調節するための本発明
に係る基板温調装置である。
【0030】本実施例では、CDS30から露光装置3
1へのウエハの受け渡しを行う第1のインラインポート
部32に、ウエハの温度制御機構としての加熱部(加熱
器)32aおよび冷却部(冷却器)32bが設けられて
おり、露光装置31からCDS30へのウエハの受け渡
しを行う第2のインラインポート部33に、ウエハの加
熱部33aが設けられている。したがって、CDS30
には、レジスト塗布部30a、インタフェース部30
b,30c、高温加熱(ポスト・エクスポージャ・ベー
ク、以下PEBと称する)後の冷却部30d、現像部3
0eおよび現像後の加熱部30f、冷却部30gが設け
られている。
【0031】プリベークのための加熱部および冷却部並
びにPEBの冷却部は、インラインポート部32、33
に設けられているため、CDS30には必要ない。ま
た、基板温調装置34は、本実施例では冷却部32bで
一応の温度調節が完了しているため、ウエハの温度の微
調節を行う機能のみを有している。
【0032】本実施例では、完全にドライ環境でPEB
を行うとレジストの解像性能に悪影響がでる場合がある
ので、PEB時の環境雰囲気制御とウエハの搬送時の露
光装置31の筐体内の雰囲気を劣化させないために、P
EBを行う加熱部33aに湿度調整機能を設けておくこ
とが望ましい。
【0033】次に、本実施例のインラインポート部32
内部の構造を図5を用いて詳細に説明する。図5は、図
4のインラインポート部32のAA’断面模式図であ
る。同図において、42は搬送するウエハである。43
は不活性気体であるN2をインラインポート部に供給す
るための供給管、44はインラインポート部内を真空ま
たは減圧雰囲気にするための排気管である。45aはイ
ンラインポート部のCDS30側に設けられた扉、45
bはインラインポート部の露光装置31側に設けられた
扉であって、これらの扉が閉じているとき、インライン
ポート部は密閉される。46はウエハ42を冷却するた
めのクーリングプレート、47はペルチェ素子である。
48はウエハ42を加熱するためのホットプレート、4
9はヒータである。50はポート部32内でウエハ42
を搬送するためのウエハハンドである。
【0034】本実施例の製造システムでは、レジスト塗
布部においてレジストを塗布されたウエハ42がインタ
フェース30bから露光装置31に搬入されるときは、
インラインポート部32の露光装置31側の扉45bは
閉じており、ウエハ42がホットプレート48上に搬入
されると、インラインポート部32のCDS30側の扉
45aも閉じられる。次に、排気管44からの排気ポン
プによる吸気により内部が減圧されて真空雰囲気とされ
る。このインラインポート部の内部を減圧する間に、ヒ
ータ49によりホットプレート48が加熱され、ウエハ
42のプリベークが行われる。ウエハ42のプリベーク
が終了したら、ウエハハンド50によりウエハ42をク
ーリングプレート46上に移動させる。そして、ペルチ
ェ素子47によりクーリングプレート46上のウエハ4
2を冷却する。また、インラインポート部の内部雰囲気
が所望の真空雰囲気となったら供給管43からN2ガス
を供給して、インラインポート部の内部雰囲気を露光装
置31の内部と同じN2雰囲気にする。ウエハ42の冷
却が完了しインラインポート部32内が所定のN2雰囲
気に達したら、インラインポート部の露光装置31側の
扉45bが開放され、ウエハ42は露光装置31の搬送
ハンドによって基板温調装置34へ運ばれる。
【0035】基板温調装置34に搬送されたウエハ42
は、温度を微調整され、プリアライメント部19でプリ
アライメントが行われる。そして、ウエハ42のアライ
メントおよび露光が終了したら今度は、第2のインライ
ンポート部33に搬送され、この中の加熱部33aでP
EBを行う。
【0036】第2のインラインポート部33には、前述
の第1のインラインポート部32とほぼ同様に、インラ
インポート部を密閉するために露光装置側に設けられた
扉(不図示)と、CDS30側に設けられた扉が設けら
れている。
【0037】第2のインラインポート部33では、ウエ
ハ42が搬入される前にポート内の減圧およびパージが
完了している必要があるので、露光装置31から第2の
インラインポート部33にウエハ42を搬入した後は、
インタフェース部30cにウエハを搬送するまで第1の
インラインポート部32の場合ほど長時間の待機を必要
としない。したがって、第2のインラインポート部33
には、冷却部を設けずに、加熱部33aのみを設けるこ
ととしている。
【0038】なお、本発明の構成は、上記の構成に限ら
れるものではない。例えば、インタフェース部30b
が、ロードロック機構を備えていても良い。また、第1
のインラインポート部32の加熱部と冷却部を分離して
構成しても良い。また、本実施例では、第2のインライ
ンポート部33は加熱部33aのみしか備えていない
が、冷却部30dを第2のインラインポート部33に設
けても良い。
【0039】また、上記の説明では、第1のインライン
ポート部32の加熱部32がウエハを加熱する間にイン
ラインポート部32の内部雰囲気を排気し、冷却部32
bがウエハを冷却する間にN2を供給してインラインポ
ート部32の内部を露光装置31の内部雰囲気に近づけ
ていた。しかし、本発明は、これに限られるものではな
い。例えば、ウエハを加熱する時間がかかる場合、また
はN2の供給時間がかかる場合、インラインポート部3
2への排気後のN2の供給を、ウエハの加熱中に行って
も良い。同様に、ウエハを冷却する時間がかかる場合、
またはインラインポート部の排気に時間がかかる場合、
ウエハの冷却中にもインラインポート部の排気を続けて
いても良い。いずれの場合においても、少なくともウエ
ハの加熱処理が終了する前にインラインポート部の内部
雰囲気の排気を開始していることが望ましく、少なくと
もインラインポート部の露光装置側の扉が開く前(すな
わち、インラインポート部へのガス供給が終了する前)
にウエハの冷却処理が終了していることが望ましい。
【0040】本実施例によれば、処理速度および温調性
能を向上させ、しかも露光装置にウエハを搬入・搬出す
る時の装置内部の雰囲気劣化を防ぐことができる。ま
た、本実施例によれば、ウエハにレジストを塗布した
後、従来と比較して早い段階で、ウエハのおかれる雰囲
気が制御されるので、レジストの劣化に起因する像性能
の劣化を低減することができる。また、本実施例によれ
ば、雰囲気が制御されている場所で露光したウエハのP
EBが行われるため、レジストの劣化に起因する像性能
の劣化を低減することができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ウエハ等の基板を温調手段のプレート等の上に載置して
から一定時間後の該プレートの温度を計測し、その温度
により温調時間を決定していくので、基板の温度ばらつ
きが有っても効率的に確実に該基板の温調を行うことが
でき、装置全体の処理能力を向上させることができ、温
調された基板を用いることにより、より精度の高い基板
の処理を行うことができる。また、基板の温度モニタを
なくすことができるので、基板温調ユニットをスペース
的に小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る基板温調装置を示す
側面図である。
【図2】 本発明の実施例に係る基板温調装置による温
度Tw1度のウエハがプレート上に載置されたときのウ
エハとプレートの温度変化をグラフとして表した図であ
る。
【図3】 本発明の実施例に係る基板温調装置のプレー
ト上に温度Tw1’度のウエハが載置されたときのウエ
ハとプレートの温度変化をグラフとして表した図であ
る。
【図4】 本発明に係る基板温調装置が設けられている
露光装置を用いた第2の実施例としての半導体製造シス
テムを示す模式図である。
【図5】 図4のインラインポート部のAA’断面模式
図である。
【符号の説明】
1:温調手段、2:プレート、3:ぺルチェ、4:放熱
層、5:温度センサ、6:ウエハ、7:3本ピン、8:
ピン支持台、9:ボールネジ、10:リニアガイド、1
1:モータ、12:放熱管。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の温調を行うための温調手段と、該
    温調手段の温度を計測する温度計測手段とを備え、計測
    した該温調手段の温度に基いて前記基板の温度調整時間
    を決定していくことを特徴とする基板温調装置。
  2. 【請求項2】 前記温度計測手段による前記温調手段の
    温度計測結果に基いて前記基板の初期温度を推測するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の基板温調装置。
  3. 【請求項3】 前記基板を前記温調手段上に載置してか
    ら一定時間後の該温調手段の温度に基いて、一定時間後
    からの該基板の温度調整時間を決定していくことを特徴
    とする請求項1または2に記載の基板温調装置。
  4. 【請求項4】 前記温調手段および温度計測手段が、原
    版のパターンを基板に露光する露光装置に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の基
    板温調装置。
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