JP2002081842A - ショーケース - Google Patents

ショーケース

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JP2002081842A
JP2002081842A JP2000271337A JP2000271337A JP2002081842A JP 2002081842 A JP2002081842 A JP 2002081842A JP 2000271337 A JP2000271337 A JP 2000271337A JP 2000271337 A JP2000271337 A JP 2000271337A JP 2002081842 A JP2002081842 A JP 2002081842A
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JP
Japan
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display room
door
showcase
lower display
heat insulating
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Pending
Application number
JP2000271337A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Miyatake
俊明 宮武
Yutaka Matsuoka
豊 松岡
Masaki Negishi
正樹 根岸
Wataru Murono
亘 室野
Kazuo Tetsukawa
和夫 鉄川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Refrigerator Housings (AREA)
  • Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 下陳列室内の視認性を向上させることができ
るショーケースを提供する。 【解決手段】 それぞれ前面に開口を有する周囲を断熱
壁2にて構成する下陳列室11及び下陳列室11の上方
に位置する上陳列室6を構成し、上陳列室6及び下陳列
室11の各前面開口7、25を透視可能な上扉8、9及
び下扉26、27にてそれぞれ開閉自在に閉塞すると共
に、下陳列室11内を所定の温度に冷却してショーケー
スにおいて、下扉26、27は、前面26A、27Aと
前面26A、27A上部から連続して後退する上面26
B、27Bを備える形状を呈すると共に、上扉8、9前
側を経て下扉26、27の上面に送風する送風機52を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、それぞれ前面に開
口を有し周囲を断熱壁にて構成する下陳列室及び該下陳
列室の上方に位置する上陳列室を構成して成るショーケ
ースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来のショーケースは、前面に
開口を有し周囲を断熱壁にて構成する陳列室が構成され
ており、この陳列室は、断熱仕切板などによって、上陳
列室及び下陳列室に区画されている。そして、それぞれ
の陳列室の前面は、例えばガラス扉などの透明な扉によ
って開閉自在に閉塞されている。また、それぞれの陳列
室内には、商品を陳列するための棚が複数段形成されて
おり、係る棚上に商品を陳列することによって顧客に商
品のアピールを行っていた。
【0003】また、これらの陳列室内は、冷却器や電気
ヒータなどによってそれぞれの使用目的に応じた温度帯
に設定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のショーケースにおいて、特に下陳列室内に陳列され
る商品は、顧客の目線よりも低い位置に形成されている
ため、下陳列室内の商品を見るためには、腰を屈めるな
ど姿勢を変えなければ成らないという問題があった。
【0005】そこで、本発明は従来の技術的課題を解決
するために成されたものであり、下陳列室内の視認性を
向上させることができるショーケースを提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のショーケース
は、それぞれ前面に開口を有し周囲を断熱壁にて構成す
る下陳列室及び該下陳列室の上方に位置する上陳列室を
構成し、該上陳列室及び下陳列室の各前面開口を透視可
能な上扉及び下扉にてそれぞれ開閉自在に閉塞すると共
に、下陳列室内を所定の温度に冷却して成るものにおい
て、下扉は、前面と該前面上部から連続して後退する上
面を備える形状を呈すると共に、上扉前側を経て下扉の
上面に送風する送風手段を設けたことを特徴とする。
【0007】本発明によれば、それぞれ前面に開口を有
し周囲を断熱壁にて構成する下陳列室及び該下陳列室の
上方に位置する上陳列室を構成し、該上陳列室及び下陳
列室の各前面開口を透視可能な上扉及び下扉にてそれぞ
れ開閉自在に閉塞すると共に、下陳列室内を所定の温度
に冷却して成るショーケースにおいて、下扉は、前面と
該前面上部から連続して後退する上面を備える形状を呈
すると共に、上扉前側を経て下扉の上面に送風する送風
手段を設けたので、下扉の形状により、下陳列室内の視
認性を向上させることができるようになり、商品の陳列
性能を向上させることができるようになる。
【0008】また、前記送風手段により、上扉前側を経
て下扉の上面に送風されるため、下扉上面への結露を未
然に防止することができるようになる。
【0009】請求項2の発明のショーケースは、請求項
1の発明に加えて、上陳列室内は、冷却・加温切換使用
可能とされていることを特徴とする。
【0010】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
に加えて、上陳列室内は、冷却・加温切換使用可能とさ
れているので、上陳列室内を冷却するときの上扉前面へ
の結露防止することができるようになる。また、上陳列
室内を加熱するときはその熱を下扉上面の結露解消に利
用することができるようになる。
【0011】請求項3の発明のショーケースは、請求項
1又は請求項2の発明に加えて、断熱壁の側面を構成す
る側板を備え、該側板は上扉よりも前方に張り出すこと
を特徴とする。
【0012】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2の発明に加えて、断熱壁の側面を構成する側板を
備え、該側板は上扉よりも前方に張り出して形成されて
いるので、上方に形成される送風手段から送風された空
気を外方に逃げにくくすることができるようになり、結
露防止効果を向上させることができるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を詳述する。図1は本発明を適用したショーケー
ス1の正面図、図2はショーケース1の縦断側面図を示
している。ショーケース1は、駅の売店やコンビニエン
スストアなどに設置される冷却/加温ショーケースであ
り、前面に開口を有する断熱箱体(断熱壁)2及び詳細
は後述する側板28、28より本体が構成されている。
この断熱箱体2は前面に開口する鋼板製の外箱3と、こ
の外箱3内に間隔を存して組み込まれた前面に開口する
鋼板若しくは硬質合成樹脂製の内箱4と、外箱3及び内
箱4間に発泡充填された発泡ポリウレタンから成る断熱
材5とから構成されている。
【0014】そして、内箱4内方の例えば中央よりやや
上方には、断熱箱体2の前方から後方に渡って断熱仕切
板10が形成されており、係る断熱仕切板10の上方に
は上陳列室6が形成され、断熱仕切板10の下方には下
陳列室11が形成されている。この断熱仕切板10の前
端は、前記断熱箱体2の天井部を構成する天壁2Aの前
端よりも後部に位置しており、この天壁2Aの前端は少
許後部下方に向けて傾斜して形成されている。
【0015】そして、上陳列室6に対応する断熱箱体2
の背面には、後面開口12が形成されており、係る後面
開口12は、透視可能とされる引き戸式のガラス扉1
3、14によって開閉自在に閉塞されている。また、下
陳列室11に対応する断熱箱体2の背面には、後面開口
15が形成されており、係る後面開口15は、同じく透
視可能とされる引き戸式のガラス扉16、17によって
開閉自在に閉塞されている。
【0016】また、上陳列室6に対応する断熱箱体2の
前面には、天壁2Aの前端及び断熱仕切板10の前端に
よって囲繞される前面開口7が形成されており、係る前
面開口7には、透視可能とされる引き戸式の上扉8、9
によって開閉自在に閉塞されている。ここで、断熱仕切
板10の前端は、上述の如く断熱箱体2の天壁2Aの前
端よりも後部に位置しているため、係る上扉8、9は、
前方上部から後方下部に向けて所定の角度で傾斜して前
面開口7に設けられる。
【0017】これにより、上陳列室6内に陳列された商
品を取り出す際に、上扉8、9の下部を持って開閉する
ことができ、商品の取り出しを容易に行うことができる
ようになる。また、商品の収納を行う際においても、同
じく上扉8、9の下部を持って開閉することができ、効
率よく商品の収納を行うことができるようになる。
【0018】一方、下陳列室11に対応する断熱箱体2
の前面には、前面開口25が形成されており、係る前面
開口25には、透視可能とされる引き戸式の下扉26、
27によって開閉自在に閉塞されている。この下扉2
6、27は、前面26A、27Aと係る前面26A、2
7Aの上部から後方に延在する上面26B、27Bとに
より形成されている。そして、この前面26A、27A
上部と上面26B、27Bとは、所定曲率にて湾曲形状
とされている。
【0019】これにより、下陳列室11内は下扉26、
27の上面26B、27Bより視認することができるよ
うになり、商品の陳列性能を向上させることができるよ
うになる。そのため、顧客は、下陳列室11内に陳列さ
れた商品を見るために、腰を屈めるなど姿勢を変えるな
どの煩わしい行動をとることなく、下陳列室11内の商
品を視認することができるようになる。
【0020】一方、上陳列室6内には、前部より後部が
高く傾斜する棚20が複数段架設されており、これらの
棚20の前端には、商品を保持するための商品保持部材
19が形成されている。また、この商品保持部材19に
は、係る棚20上に陳列される商品のプライス等を表示
するための掲示部材が設けられているものとする。
【0021】これにより、上陳列室6に陳列される商品
をショーケース1の前部下方、即ち、顧客方向に向けて
陳列することができるようになる。また、ショーケース
1の前面から上陳列室6に載置された商品を容易に把握
することができるようになる。更に、商品の所謂フェイ
ス面を前部下方に向けてアピールすることによりディス
プレイ効果を向上させることができるようになり、顧客
の購買意欲を増加させることができるようになる。
【0022】また、上陳列室6内に架設される最下段の
棚20の下方には、前記断熱仕切板10上面との間に上
陳列室6の冷却室21が形成されている。この冷却室2
1内には、別置きで設置される図示しない圧縮機及び凝
縮器等と所謂冷凍サイクルを構成する冷却装置の冷却器
22が設置されている。そして、この冷却器22の近傍
には、この冷却器22にて冷却された冷気を上陳列室6
内に吐出するための送風機23が設置されている。ま
た、棚20には、電気ヒータ40が設置されている。
【0023】以上の構成により、上陳列室6内を低温と
して使用する際には、図示しないコントロールパネルを
操作することにより、上陳列室6内の冷却を行う。これ
により、別置きとされた圧縮機が運転されることにより
冷却室21に設置された冷却器22が冷却され、係る冷
却器22によって、冷却室21の空気が冷却される。ま
た、前記送風機23が運転されることにより、冷却器2
2によって冷却された冷気は、上陳列室6内に吐出され
る。上陳列室6内に吐出された冷気は上陳列室6内を循
環した後、最下段の棚20の前端から冷却室21内に帰
還する。これによって、上陳列室6内は所定の温度に冷
却される。
【0024】上記構成により、上陳列室6内を冷却する
ための冷却機器としての冷却器22及び送風機23は、
棚20下後部に形成されるデッドスペースに配設されて
いるため、陳列室6内のスペースを縮小することなく冷
却機器の配設を行うことができるようになる。
【0025】また、上陳列室6内を加温として使用する
際には、コントロールパネルを操作することにより、前
記電気ヒータ40によって上陳列室6内の加温を行う。
これにより、上陳列室6内は、所定の温度に加温され
る。
【0026】尚、上陳列室6と下陳列室11とは、断熱
仕切板10によって区画されているため、両陳列室6、
11から生じる熱の移動は無いものとする。
【0027】他方、上陳列室6の前部、即ち上陳列室6
内に位置する断熱箱体2の天壁2Aの前部には上陳列室
6内を照明するための照明装置として蛍光灯18が設け
られている。
【0028】断熱箱体2の天壁2Aの上面には、図3に
示す如く断熱箱体2の前端よりも所定寸法だけ前方に突
出して形成されると共に、透光性材料にて構成される上
部パネル50が設けられている。この上部パネル50の
前端は、下方に向けて略直角に折曲することにより形成
される正面部50Aと、この正面部50Aの下端を後方
に向けて略直角に折曲することにより形成される下面部
50Bとにより構成されている。そして、この下面部5
0Bの後端は、断熱箱体2の前端と少許隙間を形成する
と共に、この下面部50Bの後端から前記上扉8、9と
平行となる向きで風向板51が設けられている。
【0029】そして、この上部パネル50の前部には、
照明装置としての蛍光灯24が設けられており、この蛍
光灯24の後部には、送風機52が設けられている。ま
た、送風機52の上部に位置する上部パネル50には、
通気口53が形成されている。
【0030】以上の構成により、蛍光灯24が点灯され
ると共に、送風機52が運転されると、通気口53から
吸い込まれた空気は、蛍光灯24の熱によって加熱され
た後、前記風向板51によって、上扉8、9に向けて暖
気が吐出される。
【0031】これにより、上陳列室6内を冷却して使用
する場合には、送風機52の運転により上扉8、9への
結露を未然に防止することができるようになる。また、
送風機52によって吐出された暖気は、上扉8、9を経
た後、下扉26、27の上面26B、27Bに送風され
るため、下扉上面26B、27Bへの結露を未然に回避
することができるようになる。
【0032】また、上陳列室6内を加温して使用する場
合には、送風機52の運転により送風される空気を上扉
8、9前面によって更に加熱され、係る暖気を下扉上面
26B、27Bに送風することができ、より一層下扉2
6B、27B上面の結露解消に利用することができるよ
うになる。
【0033】更に、前記側板28、28は、断熱箱体2
の左右両側面を構成するものであり、係る側板28、2
8は、前記上扉8、9よりも前方に張り出して形成され
ている。
【0034】そのため、上部パネル50内に設置された
送風機52が運転されることにより送風された暖気は、
側板28、28により、外方に逃げにくくすることがで
きるため、積極的に上扉8、9前面に誘導され、上扉
8、9及びその下方に設けられる下扉26、27への結
露防止効果を向上させることができるようになる。
【0035】そして、この側板28、28の内面には、
全面、即ち、上扉8、9の前方に位置する側板28、2
8から上陳列室6、下陳列室11内に渡って鏡部材29
が設けられている。尚、係る鏡部材29は、上扉8、9
の前方に位置する側板28、28のみ又は、上扉8、9
の前方に位置する側板28、28及び上陳列室6内に設
けられていてもよいものとする。
【0036】これにより、鏡部材29に、上陳列室6内
に陳列される商品を映しだすことができるようになり、
陳列室内を広く感じさせることができるようになる。ま
た、これによって、ショーケース1前面から上陳列室6
に載置される商品の量感を増大させることができ、より
一層ディスプレイ効果を向上させることができるように
なる。
【0037】また、上陳列室6の天井面、即ち断熱箱体
2の天壁2Aの下面には、鏡部材30が設けられてい
る。これにより、棚20上に陳列される商品を天井の鏡
部材30に映し出すことができるようになり、陳列され
る商品の数を容易に把握することができるようになる。
【0038】そのため、後面に設けられたガラス扉1
3、14により商品の補充を行う際に、断熱箱体2の天
壁2Aに設けられた鏡部材30に棚20上に陳列される
商品を映し出すことができ、これにより、商品の補充を
行うタイミングを容易に把握することができるようにな
り、販売員の煩雑な商品管理を容易に行うことができる
ようになる。
【0039】一方、下陳列室11内には、例えば略中央
に前方から後方に渡って、詳細は後述する仕切部材とし
ての断熱仕切棚54が設けられている。これにより、下
陳列室11には、断熱仕切棚54より上方に上陳列部3
1が形成され、断熱仕切棚54より下方に下陳列部32
が形成される。上陳列部31及び下陳列部32内には、
それぞれ棚33が架設されている。本実施例では棚33
は上陳列部31及び下陳列部32にそれぞれ一段ずつ架
設されているが、複数であってもよい。また、これらの
棚33及び断熱仕切棚54の前端には、前記棚20と同
様に商品を保持するための商品保持部材34が形成され
ており、係る棚33上に陳列される商品のプライス等を
表示するための掲示部材が設けられているものとする。
【0040】また、断熱仕切板10の前端下部には、下
陳列室11の上陳列部31内を照明するための照明装置
としての蛍光灯35が設置されている。この蛍光灯35
の前方及び上方には、断面略L字状の反射板36が形成
されている。
【0041】更にまた、下陳列室11を上陳列部31及
び下陳列部32に区画形成する断熱仕切棚54の前端に
は、図4に示す如く透光性のシェード55が取付部材5
9によって取り付けられている。図4は、断熱仕切棚5
4前端の拡大側面図である。尚、図1において、係るシ
ェード55は、省略されている。
【0042】係るシェード55は、透光性のある板状部
材であり、一端には、商品保持部材34の前面と当接す
る当接面55Aが形成されており、この当接面55Aの
上端には、斜め上前方に所定の角度で折曲された傾斜面
55Bが形成されている。そして、この傾斜面55Bの
上端には、前記商品保持部材34の高さよりも低い位置
に置いて、水平面55Cが形成されている。また、この
シェード55の下面には、反射板56が当接して取り付
けられている。この反射板56は、シェード55の内面
と合致するように、当接面56Aと、傾斜面56Bと、
水平面56Cが形成されている。ここで傾斜面56Bに
は、反射板56の内方に取り付けられる蛍光灯57の照
明を上方に透過させるための開口部60が形成されてい
る。
【0043】更に、この反射板56の角隅部下側には、
照明装置としての蛍光灯57を取り付けるための取付部
材58が設けられており、係る取付部材58には蛍光灯
57が取り付けられている。
【0044】以上の構成により、照明装置としての蛍光
灯57が点灯されると、光は、反射板56に形成された
開口部60及びシェード55の傾斜面56Bを透過し
て、下陳列室11の上陳列部31内を照明することがで
きるようになる。また、蛍光灯57の光は、反射板56
に反射することにより、下陳列部32内をも照明するこ
とができるようになる。
【0045】これにより、一台の照明装置によって、上
陳列部31及び下陳列部32内の両陳列部を照明するこ
とができるようになり、効果的に商品の陳列を行うこと
ができるようになる。
【0046】一方、下陳列室11の下陳列部32の底部
には、断熱箱体2の底部と所定の間隔を存してデックパ
ン61が設けられおり、このデックパン61の下方に
は、断熱箱体2の底部との間に下陳列室11の冷却室3
7が形成されている。この冷却室37内には、別置きで
設置される図示しない圧縮機及び凝縮器等と所謂冷凍サ
イクルを構成する冷却装置の冷却器38が設置されてい
る。そして、この冷却器38の近傍には、係る冷却器3
8にて冷却された冷気を下陳列室11内に吐出するため
の送風機39が設置されている。
【0047】また、デックパン61の一方の側端部に
は、下陳列室11と連通する図示しない冷気吐出口が形
成されていると共に、他方の側端部には、同じく下陳列
室11と連通する図示しない冷気吸込口が形成されてい
る。そして、断熱仕切板54の両側端部には、上陳列部
31と下陳列部32を連通させるための図示しない連通
部がそれぞれ形成されており、この連通部には、それぞ
れ図示しないダンパーが設けられている。
【0048】これにより、係るダンパーの開閉切換を行
うことにより、上陳列部31と下陳列部32を異なる温
度に冷却することができるようになる。即ち、上陳列部
31内に例えばサンドイッチや米飯類などを陳列し、下
陳列部32内に飲料類などを陳列して使用する場合に
は、上陳列部31内を比較的高い冷却温度とし、下陳列
部32内を比較的低い冷却温度とする必要がある。係る
場合には、前記ダンパーを閉鎖し、図示しないコントロ
ールパネルを操作することにより、上陳列部31は消極
的な冷却を行い、下陳列部32は積極的な冷却を行う。
【0049】これにより、上陳列部31への冷気の流入
を抑え、下陳列部32のみ積極的に冷却することができ
るようになり、上陳列部31には、比較的温度の高い冷
却環境を形成することができると共に、下陳列部32に
は、上陳列部に比べて低い温度の冷却環境を形成するこ
とができる。
【0050】そのため、比較的高い冷却環境で冷却する
ことが望ましいサンドイッチや米飯類などを上陳列部3
1に陳列することができるようになると共に、比較的低
い冷却環境で冷却することが望ましい飲料類などを下陳
列部32に陳列することができるようになる。これによ
り、一台のショーケース1に比較的高い冷却環境で冷却
することが望ましいサンドイッチや米飯類と、比較的低
い冷却環境で冷却することが望ましい飲料類を同時に陳
列することができるようになり、特に、ショーケースの
設置面積が限定される設置場所において好適なものとな
る。
【0051】また、前記ダンパーを開放することによ
り、上陳列部31及び下陳列部32は同じ温度環境を形
成することができるため、下陳列室11内への多様な商
品の陳列パターンに対応することができるようになる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、それ
ぞれ前面に開口を有し周囲を断熱壁にて構成する下陳列
室及び該下陳列室の上方に位置する上陳列室を構成し、
該上陳列室及び下陳列室の各前面開口を透視可能な上扉
及び下扉にてそれぞれ開閉自在に閉塞すると共に、下陳
列室内を所定の温度に冷却して成るショーケースにおい
て、下扉は、前面と該前面上部から連続して後退する上
面を備える形状を呈すると共に、上扉前側を経て下扉の
上面に送風する送風手段を設けたので、下扉の形状によ
り、下陳列室内の視認性を向上させることができるよう
になり、商品の陳列性能を向上させることができるよう
になる。
【0053】また、前記送風手段により、上扉前側を経
て下扉の上面に送風されるため、下扉上面への結露を未
然に防止することができるようになる。
【0054】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
に加えて、上陳列室内は、冷却・加温切換使用可能とさ
れているので、上陳列室内を冷却するときの上扉前面へ
の結露防止することができるようになる。また、上陳列
室内を加熱するときはその熱を下扉上面の結露解消に利
用することができるようになる。
【0055】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2の発明に加えて、断熱壁の側面を構成する側板を
備え、該側板は上扉よりも前方に張り出して形成されて
いるので、上方に形成される送風手段から送風された空
気を外方に逃げにくくすることができるようになり、結
露防止効果を向上させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のショーケースの正面図である。
【図2】本発明のショーケースの縦断側面図である。
【図3】本発明のショーケースの上部パネル内を示す縦
断側面図である。
【図4】断熱仕切板前端の拡大縦断側面図である。
【符号の説明】
1 ショーケース 2 断熱箱体 6 上陳列室 7、25 前面開口 8、9 上扉 10 断熱仕切板 11 下陳列室 12、15 後面開口 13、14、16、17 ガラス扉 18、24、35、57 蛍光灯 19 商品保持部材 20 棚 21、37 冷却室 22、38 冷却器 23、39、52 送風機 26、27 下扉 28 側板 29、30 鏡部材 31 上陳列部 32 下陳列部 36、56 反射板 40 電気ヒータ 50 上部パネル 50A 正面部 50B 下面部 51 風向板 53 通気口 54 断熱仕切棚 55 シェード 55A 当接面 55B 傾斜面 55C 水平面 56A 当接面 56B 傾斜面 56C 水平面 58、59 取付部材 60 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根岸 正樹 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 室野 亘 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 鉄川 和夫 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3B110 AA07 AA17 CA10 3L045 AA02 AA04 AA07 BA01 CA02 DA02 EA01 NA07 NA21 PA04 3L102 JA03 KA08 KB18 KE10 LB01 LB10 LB36 LC40 LE04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ前面に開口を有し周囲を断熱壁
    にて構成する下陳列室及び該下陳列室の上方に位置する
    上陳列室を構成し、該上陳列室及び下陳列室の各前面開
    口を透視可能な上扉及び下扉にてそれぞれ開閉自在に閉
    塞すると共に、前記下陳列室内を所定の温度に冷却して
    成るショーケースにおいて、 前記下扉は、前面と該前面上部から連続して後退する上
    面を備える形状を呈すると共に、前記上扉前側を経て前
    記下扉の上面に送風する送風手段を設けたことを特徴と
    するショーケース。
  2. 【請求項2】 前記上陳列室内は冷却・加温切換使用可
    能とされていることを特徴とする請求項1のショーケー
    ス。
  3. 【請求項3】 前記断熱壁の側面を構成する側板を備
    え、該側板は前記上扉よりも前方に張り出すことを特徴
    とする請求項1又は請求項2のショーケース。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008025888A (ja) * 2006-07-19 2008-02-07 Sanyo Electric Co Ltd 低温ショーケース
WO2013106764A1 (en) * 2012-01-12 2013-07-18 EMS Mind Reader LLC Refrigerator
JP2017189462A (ja) * 2016-04-14 2017-10-19 福島工業株式会社 ショーケース
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