JP2002081571A - 流量制御弁 - Google Patents

流量制御弁

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JP2002081571A
JP2002081571A JP2000273885A JP2000273885A JP2002081571A JP 2002081571 A JP2002081571 A JP 2002081571A JP 2000273885 A JP2000273885 A JP 2000273885A JP 2000273885 A JP2000273885 A JP 2000273885A JP 2002081571 A JP2002081571 A JP 2002081571A
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valve
actuator
valve body
egr
negative pressure
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Tokuaki Ono
徳昭 小野
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Lift Valve (AREA)
  • Fluid-Driven Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 流量制御弁に関し、微小流量を安定して制御
できるとともに、弁体/弁座を大径化することなく大流
量を確保できるようにする。 【解決手段】 流体通路3,4に形成された第1弁座8
と、第1弁座8に着座する第1弁体23と、第1弁体2
3に一端を連結された第1弁軸22と、第1弁軸22を
軸方向に移動させる第1アクチュエータ10とを備え、
第1アクチュエータ10により第1弁体23を第1弁座
8に接離させるように構成するとともに、第1弁体23
に形成された第2弁座25と、第2弁座25に着座する
第2弁体29と、第1弁軸22と同軸上に設けられ第2
弁体29に一端を連結された第2弁軸28と、第1弁軸
22と一体的に設けられ第2弁軸28を軸方向に移動さ
せる第2アクチュエータ30とを備え、第2アクチュエ
ータ30により第2弁体29を第2弁座25に接離させ
るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弁開度により流体の流
量を制御する流量制御弁に関し、特に、内燃機関のEG
R制御等に使用されるEGRバルブとして用いて好適
の、流量制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディーゼルエンジン等の内燃機関
においては、NOxの発生を抑制するための手法として
排気ガス再循環装置(Exhaust Gas Recirculation Syst
em、以下、単にEGR装置と言う)が用いられている。
EGR装置は、エンジンの排気通路と吸気通路とをEG
R通路により接続し、このEGR通路を介して排気ガス
(EGRガス)を吸気通路内に再循環させるものであ
り、その排気ガスの再循環量(EGR量)は、EGR通
路に備えられた流量制御弁であるEGRバルブによって
制御される。
【0003】例えば、小型ディーゼルエンジンでは、ダ
イヤフラムアクチュエータ式のEGRバルブが主として
用いられている。図5に示すように、この従来のEGR
バルブ50は、バルブボディ51と一体にダイヤフラム
61を有するアクチュエータ60が取り付けられてい
る。バルブボディ51内には、弁室52と弁室52に連
通する排気側ポート53及び吸気側ポート54とが形成
されており、弁室52と排気側ポート53との間には弁
座55が設けられている。一方、アクチュエータ60
は、その内部をダイヤフラム61によって負圧室62と
大気圧室63とに区画されている。そして、負圧室62
には負圧が導入される配管64が接続されるとともに、
その内部にはダイヤフラム61を下方へ付勢するスプリ
ング65が備えられている。また、ダイヤフラム61に
は、弁室52へ向かって延びる弁軸57の後端部が取り
付けられている。弁軸57の先端部には弁体56が取り
付けられており、この弁体56が弁座55に着座するこ
とにより、両ポート53,54の間が遮断されるように
なっている。そして、配管64から負圧室62に負圧が
導入され、ダイヤフラム61が負圧室62側へ変位する
ことにより弁軸57が変位して弁体56と弁座55との
間の開度が調節されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ディーゼルエンジンの
EGR制御では、低負荷時には高EGR率、高負荷時に
は低EGR率となるようにEGRバルブ50の開度制御
が行なわれる。特に高負荷時には、EGRガスの微小な
制御のため、弁体56の弁座55に対する繊細なリフト
制御が要求される。
【0005】ところが、ディーゼルエンジンの排ガス脈
動は振幅が大きく、特にEGRバルブ50が低リフト時
(EGRガス小流量時)にはEGRバルブ50の前後差
圧の拡大によりハンチングが生じ、安定したリフト制御
を維持することができない。このため、従来のEGRバ
ルブ50では、高負荷時に所望のEGR率を得ることが
できず排ガス性能が悪化してしまうという課題がある。
【0006】また、近年では、更なるNOx排出量の低
減のため、低負荷時のEGRガスの流量をより大きくす
ることが望まれている。EGRガスの流量を大きくする
には弁体56の径を大きくすることが考えられるが、弁
体56を大径化して高流量を確保しようとすると、高回
転,高負荷時にスプリング65の付勢力が排圧に負けて
しまい、弁体56が開いて排煙濃度が悪化してしまう虞
がある。また、弁体56を大径化すると、排気側ポート
53をはじめEGRバルブ50全体の大型化を招いてし
まうという課題もある。
【0007】なお、上記課題を解決するための先行技術
としては、例えば、特開平8−312470号公報に開
示された技術が挙げられる。この技術は、正圧によりエ
アシリンダを作動させてバルブをリフトさせ、EGRガ
スの流量を調整する正圧式の流量制御弁に関する技術で
あり、EGR通路に形成された弁座に着座する第1の弁
体を有する第1バルブを備えるとともに、第1の弁体に
形成された弁座に着座する小径の第2の弁体を有する第
2バルブを第1バルブと同軸上に備えたことを特徴とし
ている。そして、第2バルブを駆動して第2の弁体のリ
フト量を制御することにより微小流量の制御を行なうと
ともに、第1バルブを駆動して第1の弁体を開くことに
より大流量の制御を行なうようにしている。なお、この
技術では、構造上、第1バルブが開いたときには第2バ
ルブは閉じるようになっている。
【0008】上記の技術では、径の異なる弁体を有する
2つのバルブを同軸上に備えることによって簡単な構成
で微小流量の安定した制御と大流量の確保とを可能にし
ている。しかしながら、上記の技術では、EGRガスの
最大流量は従来同様に第1バルブの弁体の径で決まるた
め、最大流量を大きくするためには第1の弁体の径を大
きくせざるを得ず、従来同様に流量制御弁全体の大型化
を招いてしまう。
【0009】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、微小流量を安定して制御できるとともに、弁
体/弁座を大径化することなく大流量を確保できるよう
にした、流量制御弁を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の流量制御弁は、流体通路に形成された第1
弁座と、該第1弁座に着座する第1弁体と、該第1弁体
に一端を連結された第1弁軸と、該第1弁軸を軸方向に
移動させる第1アクチュエータとを備え、該第1アクチ
ュエータにより該第1弁体を該第1弁座に接離させるよ
うに構成されるとともに、該第1弁体に形成された第2
弁座と、該第2弁座に着座する第2弁体と、該第1弁軸
と同軸上に設けられ該第2弁体に一端を連結された第2
弁軸と、該第1弁軸と一体的に設けられ該第2弁軸を軸
方向に移動させる第2アクチュエータとを備え、該第2
アクチュエータにより該第2弁体を該第2弁座に接離さ
せるように構成されたことを特徴としている。
【0011】上記構成により、該第1弁体/該第1弁座
間の開度と該第2弁体/該第2弁座間の開度とは互いに
独立して制御される。したがって、該第1弁体/該第1
弁座間は閉じた状態で、該第2アクチュエータにより該
第2弁体/該第2弁座間の開度を制御することにより微
小流量の制御が行なわれる。また、該第2弁体/該第2
弁座間は閉じた状態で、該第1アクチュエータにより該
第1弁体/該第1弁座間を開くことにより大流量が確保
される。また、該第1アクチュエータにより該第1弁体
/該第1弁座間を開いた状態で、更に該第2アクチュエ
ータにより該第2弁体/該第2弁座間を開くことにより
更に大流量が確保される。
【0012】なお、該第1アクチュエータ及び該第2ア
クチュエータの形式には限定はなく、例えば、エアシリ
ンダやダイヤフラムアクチュエータを用いることができ
る。また、弁体/弁座間の開閉形式は、弁軸により弁体
を引くことで弁体/弁座間を開く引き開き形式でもよ
く、弁軸により弁体を押すことで弁体/弁座間を開く押
し開き形式でもよいが、より大きな流量を確保する上で
は、弁軸が弁座の開口を塞ぐことのない引き開き形式と
することが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1〜図4は、本発明の一実
施形態としての流量制御弁について示すものであり、本
実施形態では、本発明の流量制御弁をディーゼルエンジ
ンのEGR装置に備えられるEGRバルブとして構成し
ている。まず、本実施形態にかかるEGRバルブの構造
について図1を用いて説明する。
【0014】図1(a)に示すように、EGRバルブ1
は金属製のバルブボディ2を備え、その上部に第1アク
チュエータ10が取り付けられている。バルブボディ2
内には弁室3が形成され、弁室3から第1アクチュエー
タ10が取り付けられた側とは反対側に向けて排気側ポ
ート4が形成されている。この排気側ポート4と弁室3
との間には円環状の弁座(第1弁座)8が配設されてい
る。また、弁室3から排気側ポート4に対して略直角方
向に向けて吸気側ポート5が形成されている。これら弁
室3及び両ポート4,5はEGR管(流体通路)の一部
を形成しており、排気側ポート4及び吸気側ポート5は
エンジンの排気管及び吸気管にそれぞれ接続される(図
示略)。
【0015】第1アクチュエータ10は負圧式のダイヤ
フラムアクチュエータであり、金属製のケーシング11
内にダイヤフラム12を備えている。ケーシング11内
はダイヤフラム12により区画され、バルブボディ2側
の部屋は大気圧が導入される大気圧室13とされ、反対
側の部屋は負圧を導入される負圧室14とされている。
負圧室14への負圧の導入は、負圧室14側のケーシン
グ11に接続された配管15を介して行なわれるように
なっている。また、負圧室14内にはダイヤフラム12
をバルブボディ2側に付勢するスプリング16が備えら
れている。ダイヤフラム12の上下面には皿状のプレー
ト17,18が取り付けられており、スプリング16
は、ケーシング11とプレート17との間に介装されて
いる。
【0016】更に、負圧室14内には第2アクチュエー
タ30が備えられている。第2アクチュエータ30も負
圧式のダイヤフラムアクチュエータであり、金属製のケ
ーシング31内にダイヤフラム32を備えている。ケー
シング31は、スプリング16内に収まり、その底部が
プレート17に固定されている。ケーシング31の高さ
は、負圧室14への負圧の導入によるダイヤフラム12
の変位時に、ケーシング31の上部が負圧室14の天井
部に干渉しない高さに設定されている。ケーシング31
内はダイヤフラム32により区画され、第1アクチュエ
ータ10と同様にバルブボディ2側の部屋は大気圧が導
入される大気圧室33とされ、反対側の部屋は負圧を導
入される負圧室34とされている。図1(b)に示すよ
うに負圧室34側のケーシング31には金属配管35a
が固設されており、この金属配管35aに第1アクチュ
エータ10のケーシング11に取り付けられた金属配管
35cをゴム配管35bを介して接続することにより、
負圧室34内に負圧が導入されるようになっている。ま
た、ダイヤフラム32の上下面には皿状のプレート3
7,38が取り付けられており、ケーシング31とプレ
ート37との間には、ダイヤフラム32をバルブボディ
2側に付勢するスプリング36が介装されている。
【0017】第1アクチュエータのダイヤフラム12及
び上下プレート17,18には弁室3へ向かって延びる
弁軸(第1弁軸)22の後端部が取り付けられている。
バルブボディ2の第1アクチュエータ10が取り付けら
れた面には、弁室3に連通する挿通孔6が穿設されてお
り、弁軸22はこの挿通孔6を通って弁室3内に延設さ
れるとともに、軸受け7を介して軸方向に摺動自在に軸
支されている。弁軸22の先端には弁体(第1弁体)2
3が取り付けられており、この弁体23と弁座8とで第
1バルブ40を構成している。この第1バルブ40が閉
じることにより、即ち、弁体23が弁座8に着座するこ
とにより両ポート4,5間が遮断されるようになってい
る。
【0018】弁体23は円筒形であり、その内部には吸
気側ポート5側に開口した弁室(第2弁室)24が形成
されている。弁体23の底部の中央部には弁室24を排
気側ポート5側に連通させる開口が穿設されており、そ
の縁部の弁室24側には弁座(第2弁座)25が形成さ
れている。一方、弁軸22には弁室24から第2アクチ
ュエータ30の大気圧室33まで通じる挿通孔26が同
軸上に穿設されている。この挿通孔26内には、弁室2
4から第2アクチュエータ30まで延びる弁軸(第2弁
軸)28が挿通されており、軸受け27を介して軸方向
に摺動自在に軸支されている。弁軸28の後端部は第2
アクチュエータのダイヤフラム32及び上下プレート3
7,38に取り付けられており、弁軸28はダイヤフラ
ム32の変位に連動して軸方向に変位するようになって
いる。一方、弁軸28の弁室24側端部には弁体(第2
弁体)29が取り付けられており、この弁体29と弁座
25とで第2バルブ41を構成している。この第2バル
ブ41が閉じることにより、即ち、弁体29が弁座25
に着座することにより弁室24を経由したEGRガスの
流路が遮断されるようになっている。
【0019】次に、上述のように構成された本実施形態
にかかるEGRバルブ1の動作について、図1(a),
図2〜図4を用いて説明する。まず、第1アクチュエー
タの負圧室14,第2アクチュエータの負圧室34とも
に負圧を導入しない場合は、図1(a)に示すようにダ
イヤフラム12,32がスプリング16,36によりそ
れぞれバルブボディ2側に付勢され、ダイヤフラム1
2,32にそれぞれ弁軸22,28を介して連結されて
いる弁体23,29が弁座8,25にそれぞれ着座し、
第1バルブ40,第2バルブ41が共に閉じられる。こ
のように第1バルブ40,第2バルブ41が共に閉弁す
ることにより両ポート4,5間の連通は完全に遮断され
る。
【0020】第1アクチュエータの負圧室14には負圧
を導入せず、第2アクチュエータの負圧室34にのみス
プリング36の付勢力を上回る圧力の負圧が導入した場
合は、この負圧室34への負圧の導入により、図2に示
すようにダイヤフラム32が負圧室34内側に変位し、
ダイヤフラム32に弁軸28を介して連結されている弁
体29が弁座25からリフトして第2バルブ41が開弁
される。これにより、第2バルブ41の開口面積及びリ
フト量に応じた流量のEGRガスが、排気側ポート4か
ら吸気側ポート5へ弁室24内を通って還流される。
【0021】また、第2アクチュエータの負圧室34に
は負圧を導入せず、第1アクチュエータの負圧室14に
のみスプリング16の付勢力を上回る圧力の負圧を導入
した場合には、この負圧室14への負圧の導入により、
図3に示すようにダイヤフラム12が負圧室14内側に
変位し、ダイヤフラム12に弁軸22を介して連結され
ている弁体23が弁座8からリフトして第1バルブ40
が開弁される。これにより、第1バルブ40の開口面積
及びリフト量に応じた流量のEGRガスが、排気側ポー
ト4から吸気側ポート5へ弁室3内を通って還流され
る。また、このときの第1バルブ40の開口面積は、第
2バルブ41の開口面積に比べて大きいので、図2に示
す場合よりも大量のEGRガスが環流される。
【0022】そして、第1アクチュエータの負圧室14
にスプリング16の付勢力を上回る圧力の負圧を導入す
るとともに、第2アクチュエータの負圧室34にもスプ
リング36の付勢力を上回る圧力の負圧を導入した場合
には、この負圧室14,34への負圧の導入により、図
4に示すようにダイヤフラム12,32がそれぞれ負圧
室14,34内側に変位して弁体23,29が弁座8,
25からそれぞれリフトして開弁される。これにより、
第1バルブ40の開口面積及びリフト量に応じた流量の
EGRガスが、排気側ポート4から吸気側ポート5へ弁
室3内を通って還流されるとともに、更に第2バルブ4
1の開口面積及びリフト量に応じた流量のEGRガス
が、弁室24内を通って還流される。
【0023】以上のように、本EGRバルブ1によれ
ば、同軸上に径の異なる2つのバルブ、即ち、第1バル
ブ40(弁体23/弁座8),第2バルブ41(弁体2
9/弁座25)を備えるとともに、これら第1バルブ4
0及び第2バルブ41を互いに干渉することなく独立し
て制御できるので、エンジンの負荷状態に応じた効率的
なEGR制御が可能になる。
【0024】即ち、エンジンの高負荷領域においては、
図2に示すように小径の第2バルブ41によってEGR
ガスの流量を制御することにより、排ガス脈動の影響を
受けることなく微小流量の安定した繊細な制御が可能に
なる。また、エンジンの負荷が低下したときには、図3
に示すように小径の第2バルブ41から大径の第1バル
ブ40へ制御を切り換えることにより、エンジンの負荷
状態に応じたより多くのEGRガスを還流させることが
可能になる。そして、エンジンの低負荷領域において
は、図4に示すように大径の第1バルブ40に加えて小
径の第2バルブ41も開弁し、双方を最大に開くことに
よって大流量のEGRガスを確保することができ、更な
るNOx排出量の低減が可能になる。
【0025】また、本EGRバルブ1によれば、大径の
第1バルブ40と小径の第2バルブ41とを同軸上に備
え、双方共に最大に開くことによって大流量を確保でき
るので、第1バルブ40、即ち弁体23/弁座8を大径
化する必要はない。したがって、例えば、従来のEGR
バルブにおける弁体/弁座の径のままでも、十分にEG
Rガスの流量を確保してNOx排出量を低減することが
可能であり、EGRバルブ全体の大型化を防止すること
ができる。
【0026】以上、本発明の流量制御弁の一実施形態に
ついて説明したが、本発明は上述の実施形態のものに限
定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲
で種々の変形が可能である。例えば、本実施形態では、
ダイヤフラム式のEGRバルブとして構成したが、エア
シリンダ式のEGRバルブとして構成することも勿論可
能である。また、ディーゼルエンジンのみならずガソリ
ンエンジンにも適用できることは言うまでもない。
【0027】また、本発明の流量制御弁は、EGRバル
ブのみならず種々の用途に用いることができ、特に、脈
動の大きい流体や高圧の流体の流量を段階的に制御する
のに用いて好適である。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の流量制御
弁によれば、第1弁体/第1弁座間は閉じた状態で小径
の第2弁体/第2弁座間の開度を制御することにより微
小流量を安定して制御できるとともに、第1弁体/第1
弁座間と小径の第2弁体/第2弁座間とを共に開くこと
により、第1弁体/第1弁座を大径化せずとも大流量を
確保できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるEGRバルブの構
成を示す断面図であり、(a)は側断面図であって第1
バルブ,第2バルブ共に閉じた状態を示す図、(b)は
(a)のA−A断面図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかるEGRバルブの構
成を示す側断面図であり、第1バルブが閉じ、第2バル
ブが開いた状態を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかるEGRバルブの構
成を示す側断面図であり、第2バルブが閉じ、第1バル
ブが開いた状態を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかるEGRバルブの構
成を示す側断面図であり、第1バルブ,第2バルブとも
に開いた状態を示す図である。
【図5】従来の一般的なEGRバルブの構成を示す側断
面図であり、バルブが閉じた状態を示す図である。
【符号の説明】
1 EGRバルブ 2 バルブボディ 3 弁室 8 弁座(第1弁座) 10 第1アクチュエータ 11,31 ケーシング 12,32 ダイヤフラム 16,36 スプリング 22 弁軸(第1弁軸) 23 弁体(第1弁体) 25 弁座(第2弁座) 28 弁軸(第2弁軸) 29 弁体(第2弁体) 30 第2アクチュエータ 40 第1バルブ 41 第2バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G062 AA01 CA07 CA08 DA01 EA05 EC03 3H052 AA01 BA03 CA12 CB12 CD02 EA01 EA16 3H056 AA03 BB01 BB24 BB32 CA07 CB03 CD08 DD04 DD08 EE01 GG03 GG18

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体通路に形成された第1弁座と、 該第1弁座に着座する第1弁体と、 該第1弁体に一端を連結された第1弁軸と、 該第1弁軸を軸方向に移動させて該第1弁体を該第1弁
    座に接離させる第1アクチュエータと、 該第1弁体に形成された第2弁座と、 該第2弁座に着座する第2弁体と、 該第1弁軸と同軸上に設けられ該第2弁体に一端を連結
    された第2弁軸と、 該第1弁軸と一体的に設けられ該第2弁軸を軸方向に移
    動させて該第2弁体を該第2弁座に接離させる第2アク
    チュエータとを備えたことを特徴とする流量制御弁。
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