JP2002079290A - 水中曝気装置 - Google Patents

水中曝気装置

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JP2002079290A
JP2002079290A JP2000216214A JP2000216214A JP2002079290A JP 2002079290 A JP2002079290 A JP 2002079290A JP 2000216214 A JP2000216214 A JP 2000216214A JP 2000216214 A JP2000216214 A JP 2000216214A JP 2002079290 A JP2002079290 A JP 2002079290A
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water
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treated
motor
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JP2000216214A
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English (en)
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Akio Nakao
彰夫 中尾
Kin Tomita
欣 富田
Toshihiko Abe
俊彦 安部
Norio Yamaguchi
則雄 山口
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UNOZAWA GUMI IRON WORKS
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Unozawa gumi Iron Works Ltd
Original Assignee
UNOZAWA GUMI IRON WORKS
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Unozawa gumi Iron Works Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)
  • Accessories For Mixers (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 故障が少なく、軽量で維持管理が容易である
水中曝気装置を提供すること。 【解決手段】 本発明の水中曝気装置10は、被処理水
の流入口20及び流出口12が形成されると共に、内部
に被処理水の流路が画成されたケーシング12と、ケー
シング内に回転可能に設けられた送水用のインペラー2
6と、気体をケーシング内に導入する給気管66と、イ
ンペラーを回転駆動するための水中電動機28と、水中
電動機内又は隣接して設けられた密閉空間44に配置さ
れた、水中電動機の回転速度を制御するためのインバー
タ等の回転速度制御回路42とを備えている。この構成
では、歯車式の減速機に代えて故障の少ない回転速度制
御回路により水中電動機の回転速度を制御することとし
たので、装置の軽量化を図ることができ、水質等の諸条
件に応じた制御が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水処理場、し尿
処理場、農村集落排水処理場、漁村集落排水処理場、産
業排水処理場等の液体処理設備で用いられる水中曝気装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】水中曝気装置は、例えば好気性微生物に
よる生物反応槽のような水処理槽内で用いられ、ガイド
パイプに導かれて被処理水中に降ろされ槽底部に設置さ
れた後、運転に供される。運転時、水中曝気装置は、被
処理水を撹拌すると共に、気泡を被処理水の流れに随伴
させる。
【0003】この種の水中曝気装置としては従来から多
々知られており、基本的には、被処理水の流入口及び流
出口を有すると共に内部に被処理水の流路が形成された
ケーシングと、その内部に配置された送水用のインペラ
ーと、インペラーを回転駆動する水中電動機と、空気等
の気体をケーシング内に供給する給気管とを備えてい
る。また、従来一般の水中曝気装置は、インペラーの回
転速度を適正なものとするため、水中電動機に直結され
た歯車式の減速機を備えている。このような構成では、
インペラーが水中電動機により回転駆動されると、被処
理水がケーシング内に取り込まれ、給気管から導入され
た空気の気泡と共に流出口からケーシングの外部に吐出
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
水中曝気装置は歯車式減速機を有しているため、減速機
を被処理水から隔離して歯車等の構成部品の保護を図る
必要があった。このため、従来においては、減速機を密
閉空間に収容し、その出力軸の回りにはオイルシールや
メカニカルシール等を施していた。
【0005】しかしながら、このオイルシールやメカニ
カルシールが損傷した場合、減速機の構成部品が被処理
水に接し、腐食や摩耗が進んで故障するおそれがある。
【0006】また、歯車式減速機は重量があるため、維
持管理のために水中曝気装置を処理槽上に引き上げ、そ
して再設置する際、多大な力を要し、維持管理に手間が
かかるという問題がある。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、故障が少なく、軽量で維持管理が
容易である水中曝気装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による水中曝気装置は、被処理水の流入口及
び流出口が形成されると共に、内部に被処理水の流路が
画成されたケーシングと、ケーシング内に回転可能に設
けられ、流路内にて流入口から流出口への被処理水の流
れを形成するインペラーと、流路内を流れる被処理水に
気体を随伴させるべく気体をケーシング内に導入する給
気管と、インペラーを回転駆動すべくインペラーに接続
された出力軸を有する水中電動機と、水中電動機内又は
隣接して設けられた密閉空間内に配置された、水中電動
機の回転速度を制御するための制御回路とを備えること
を特徴としている。
【0009】かかる構成においては、歯車式の減速機に
代えてインバータ等の回転速度制御回路により水中電動
機の回転速度を制御することとしたので、装置の軽量化
を図ることができ、水質等の諸条件に応じた制御が可能
となる。また、回転速度制御回路を水中曝気装置に内蔵
させたことにより、取扱いが容易となる。
【0010】また、本発明では、水中電動機の出力軸
が、減速機を介さず、インペラーに直接接続されること
になるので、出力軸の負荷側(すなわち、インペラー
側)の軸受部をメカニカルシール及びオイルシールによ
り二重に水密にシールすることが好ましい。
【0011】更に、前記密閉空間が水中電動機における
出力軸の反負荷側の軸受部に隣接して設けられている場
合において、この密閉空間を画成すると共に制御回路が
固定される壁体と、前記反負荷側の軸受部との間に所定
の間隙を形成することが好ましい。
【0012】このような間隙を形成した場合、被処理水
がこの間隙を流通することとなり、軸受部及び制御回路
を水冷することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って本発明の好適
な実施形態について詳細に説明する。
【0014】図1に示すように、本発明による水中曝気
装置10は上向流式のものであり、内部に被処理水の流
路が形成されたケーシング12を有している。このケー
シング12は、上部がフレア状に広がっている胴部ケー
シング14と、この胴部ケーシング14のフレア状上部
と協働して被処理水の流出口16を形成するフレア状の
上部ケーシング18とから構成されている。また、胴部
ケーシング14の下端部は開放され、被処理水の流入口
20となっている。
【0015】フレア状の上部ケーシングの18下端は胴
部ケーシング14の上下方向の中間部にて終端してお
り、その下側の隣接位置には、カップ状部材22が開放
端を下向きにしてケーシング12と同軸に回動可能に配
置されている。このカップ状部材22の外周面には複数
枚の羽根24が取り付けられており、送水用のインペラ
ー26を構成している。
【0016】ケーシング12の上部には、インペラー2
6の駆動手段としての交流型水中電動機28がボルト等
により固定されている。水中電動機28の出力軸30は
ケーシング12と同軸に配置され、下方に延び、カップ
状部材22の閉鎖端を貫通してそこに固着されている。
水中電動機28の出力軸30は、水中電動機28のハウ
ジング(以下「モータハウジング」という)32の下部
に延設されたシールボックス34により囲まれている。
このシールボックス34内にはメカニカルシール部36
とオイルシール部38が設けられており、この二重のシ
ール部により出力軸30の軸受部40、ひいてはモータ
ハウジング32内が水密にシールされている。
【0017】本実施形態においては、水中電動機28と
インペラー26との間に機械的な減速機は設けられてい
ない。そして、減速機に代えて、インバータ回路42が
用いられている。ここで、インバータ回路42は、交流
電源からの交流を整流器等で直流に変換した後、半導体
デバイス等によるスイッチングで任意の周波数の交流に
戻し出力する回路をいい、出力周波数を任意に変化させ
ることができるので水中電動機28の回転速度を自在に
制御することができる。
【0018】インバータ回路42は、水中電動機28の
上側、すなわち出力軸30とは反対側に隣接配置されて
いる。更に、インバータ回路42はカバーボックス44
により覆われている。カバーボックス44の下端部には
外向きフランジ46が設けられており、このフランジ4
6をモータハウジング32の上端部の外向きフランジ4
8に合わせボルト等より結合することで、カバーボック
ス44はモータハウジング32に取り付けられる。図示
実施形態では、カバーボックス44とモータハウジング
32との間には円板状のプレート50が配置されてい
る。このプレート50は、モータハウジング32の端板
及びカバーボックス44の端板となるものであり、水中
電動機28の内部及びカバーボックス44の内部を仕切
り、両者を密閉空間にしている。
【0019】なお、図示しないが、フランジ46,48
間、フランジ48とプレート50間、フランジ46とプ
レート50間のそれぞれにはパッキン又はガスケット状
シール部材が配置され、水中電動機28の内部及びカバ
ーボックス44の内部が水密に維持されている。
【0020】インバータ回路42には、外部の交流電源
(図示しない)から延びる動力用電源ケーブル52と、
外部の製造装置から延びる周波数制御用のケーブル54
とが接続される。このため、カバーボックス44の適所
には貫通孔56,58が設けられているが、これらの貫
通孔56,58は適当なシール手段60,62により水
密にシールされている。なお、小型モータを使用する場
合には、動力用電源ケーブル52と周波数制御用ケーブ
ル54とを1本にまとめ、カバーボックス44には貫通
孔をい1カ所のみ開けて、インバータ回路42と接続す
ることもできる。
【0021】また、円板状プレート50には、インバー
タ回路42の出力端子とモータハウジング32内にある
水中電動機28の入力端子とを接続するための配線64
を通すための貫通孔66が形成されているが、この貫通
孔66も適当なシール手段(図示しない)によりシール
されている。
【0022】更に、この水中曝気装置10は、空気等の
気体をケーシング12内に取り入れるための給気管66
を有している。給気管66の一端は図示しない外部のブ
ロアに接続されており、他端がケーシング12の下方か
らカップ状部材22内に挿入され配置されている。カッ
プ状部材22の側壁の上部には、複数の散気孔68が周
方向に等間隔に穿設されている。これらの散気孔68に
より、給気管66を通してカップ状部材22内に導入さ
れた気体がケーシング12内に分散される。
【0023】なお、図中、符号70は水中曝気装置10
の上げ降ろしのためのチェーン72が取り付けられるア
イリングである。また、符号74はガイド部材であり、
水中曝気装置10の上げ降ろしの際に当該水中曝気装置
10を案内するためのガイドバイプ76が通される貫通
孔78を有している。
【0024】次に、上記構成の水中曝気装置10を、好
気性微生物による汚水処理を行う生物反応槽で用いた場
合を想定して説明する。
【0025】生物反応槽には、好気性微生物からなる汚
泥を含む被処理水が入っており、この槽内に水中曝気装
置10をチェーン72で吊り下げ、ガイドパイプ76の
案内により降ろし、槽底部に設置する。
【0026】そして、インバータ回路42に動力用電源
ケーブル52を通して通電すると共に、周波数制御信号
を制御用ケーブル54により送信する。これにより、制
御信号に対応した周波数の交流がインバータ回路42か
ら水中電動機28に出力され、水中電動機28の出力軸
30は所望の回転速度をもって回転する。
【0027】水中電動機28が駆動されると、出力軸3
0と共にインペラー26が回転し、被処理水の上向きの
水流が生じる。すなわち、被処理水がケーシング12の
下部の流入口20から揚水され、ケーシング12内の流
路を通って、上部の流出口16から略水平外方に吐出さ
れる。
【0028】一方、ブロアが駆動され、空気が給気管6
6から供給される。この空気は、カップ状部材22内の
空間に一旦滞留し、空気溜りを形成する。そして、空気
塊として全ての散気孔68から流路側に押し出される。
この空気塊は、回転しているカップ状部材22の側壁の
散気孔68の内縁部により剪断されて気泡となる。そし
て、この気泡は、流路を上昇する被処理水と混合されて
気水混相流となり、流出口16から吐出される。その結
果、生物反応槽内に気水混相流の循環流が生じ、被処理
水全体に十分な酸素が供給され、好気性微生物による被
処理水の分解反応が促進されることになる。
【0029】ところで、生物反応槽は流入推量や温度、
水質等の種々の条件により、被処理水中の溶存酸素値を
調整する必要が生じることがある。かかる場合でも、イ
ンバータ回路42を用いているため、水中電動機28の
回転速度を任意に調整することができるので、ケーシン
グ内の流路を流通する被処理水の流速を変化させ、溶存
酸素値を調整することが可能となる。これは、多用な運
転管理を可能とするものである。
【0030】また、インバータ回路42は歯車式減速機
に比して相当に軽いため、水中曝気装置10自体の重量
は大幅に低減されている。従って、水中曝気装置10の
設置や、維持管理のための引き上げ等が容易となる。更
に、インバータ回路42が水中曝気装置10と一体化さ
れているため、取扱いが容易であり、また、水中曝気装
置10の密閉空間内に配置されているため、故障も極め
て少ないという利点がある。勿論、インバータ回路42
は、歯車式減速機のような腐食や摩耗による不具合はな
い。更には、インバータ回路42は加熱するので、一般
的にインバータ内蔵モータの場合は冷却ファンを設ける
ことが通常であるが、本発明では水中に設けるため、水
冷効果によりインバータ回路42が冷却され、冷却ファ
ンを削除することができるという利点もある。
【0031】上記実施形態の水中曝気装置10は上向流
式であるが、その他の型式、例えば下向流式等にも本発
明は適用することができる。図2は、本発明が適用され
た下向流式水中曝気装置100を示す断面図である。こ
の下向流式水中曝気装置100では、ケーシング112
の上部開口が被処理水の流入口120となり、下部開口
が流出口116となっている。ケーシング112の中間
部には、下向き送水用のインペラー126が配設され、
そのインペラー126の下流側に回転コーン180が設
けられている。この回転コーン180とケーシング11
2の底部との間には空気噴出間隙182が形成されてい
る。また、回転コーン180の下方には、空気を供給す
るための給気管166があり、回転コーン180とケー
シング112の底壁で囲まれた空間は空気室となってい
る。
【0032】以上は周知の構成であるが、本発明によれ
ば、図1の構成と同様に、水中電動機128の出力軸1
30はインペラー126に直接接続されている。また、
水中電動機128の上側の隣接位置にはカバーボックス
144により密閉空間が形成され、そこに回転速度制御
用のインバータ回路142が配置されている。なお、図
2において、図1と同一又は相当部分には同一符号を付
し、詳細な説明は省略する。
【0033】このように構成された下向流式水中曝気装
置100では、水中電動機128の出力軸130がイン
バータ回路142により所定の回転速度とされ、インペ
ラー126及び回転コーン180を回転する。被処理水
はインペラー126によりケーシング112内を下向き
に送水され、ケーシング112下部の流出口116から
吐出される。この時、空気は給気管166から回転コー
ン180内の空気室に噴き込まれ、空気噴出間隙182
から流路に噴出される際に、高速回転している回転コー
ン180の遠心力により薄い膜状とされ、かつ回転コー
ン180の周端によって剪断される。さらに、流路に噴
出された空気は、上方からの水流によって破砕されて微
細気泡となり、ケーシング112の流出口116方向に
移送されて処理槽内に吐出されるのである。勿論、この
図2の構成も図1の構成と同様、軽量となっており、維
持管理や設置の際の取扱い性が格段に向上している。
【0034】図3は、本発明による水中曝気装置の更に
別の実施形態を示す縦断面図であり、図4は図3のIV−
IV線に沿っての断面図である。図3及び図4に示す水中
曝気装置200は、インバータ回路42等の制御回路を
収容する密閉空間部と水中電動機28のモータハウジン
グ32との間に間隙が形成されている点を除き、基本的
には図1に示す水中曝気装置10と同様である。従っ
て、図3及び図4の構成において、図1のものと同一又
は相当部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略す
る。
【0035】この実施形態における水中曝気装置200
では、図3及び図4に示すように、インバータ回路42
を収容している密閉空間とモータハウジング32の内部
空間とを仕切るプレート250が、円板状の上部部分2
51と、円板状の下部部分253と、両者を結合する1
対の縦リブ255とからなる金属製の一体成形品となっ
ている。また、縦リブ255の中央部から外方に延び且
つ上部部分251と下部部分253とを結合する補強リ
ブ257が一体的に設けられている。
【0036】プレート250の上部部分251にはカバ
ーボックス44が水密に固定され、内部にインバータ回
路42が収容され密閉空間を形成している。インバータ
回路42は、熱伝導性の良い材料、例えば銅やアルミニ
ウム等の金属板263を介して、上部部分(密閉空間を
画成する壁体)251に固定されることが好ましい。或
いはまた、熱伝導性に優れたシリコン樹脂からなる接着
剤により、プレート250の上部部分251に直接的に
接着固定されてもよい。
【0037】プレート250の下部部分253は、モー
タハウジング32の端板を構成するものであり、その下
面には、水中電動機28における出力軸30の反負荷側
の端部を回転可能に支承する軸受部261が設けられて
いる。
【0038】1対の縦リブ255は、互いに所定の間隔
をもって平行に配置されている。これらの縦リブ255
の位置は、図4に示すように、インバータ回路42の縁
部に沿う位置が好ましい。
【0039】かかる構成の水中曝気装置200を生物反
応槽等の貯槽に浸漬させ、水中電動機28を駆動する
と、貯槽内の被処理水が循環を始める。これにより、プ
レート250の上部部分251、下部部分253及び1
対の縦リブ255により画成される間隙259を被処理
水が流通する。インバータ回路42は高熱を発するが、
その熱は熱伝導性の良い金属板263及びプレート25
0の上部部分251を介して、上部部分251の下面に
沿って流れる被処理水に吸収されるため、インバータ回
路42は効率的に冷却される。その結果、インバータ回
路42の性能が安定し、また消費電力の上昇を抑制する
ことが可能となる。
【0040】また、プレート250の下部部分253に
沿って流れる被処理水は、下部部分253に設けられた
水中電動機28の軸受部261が発生する熱も吸収す
る。従って、軸受部261の寿命、ひいては水中電動機
28の寿命を延ばすことが可能となる。
【0041】なお、インバータ回路42等の制御回路を
収容する部分と水中電動機28との間に形成される間隙
の形状は、図3及び図4に示すものに限定されず、被処
理水の流れの向きや速度等を考慮して適宜変更可能であ
る。
【0042】以上、幾つかの本発明の好適な実施形態に
ついて詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定
されないことは言うまでもない。
【0043】例えば、上記実施形態では、インバータ回
路42はモータハウジング32内とは別個に形成された
密閉空間に配置することとしているが、モータハウジン
グ32内の密閉度を維持することができ、また、インバ
ータ回路の発熱が問題とならないならば、当該モータハ
ウジング32内に配置してもよい。また、空気等の気体
の供給系を廃することで、本発明による水中曝気装置は
水中撹拌装置としても機能させることができる。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、機
械的な減速機に代えてインバータ回路等の制御回路を内
蔵配置したため、水中曝気装置の重量を低減させること
ができる。従って、水中曝気装置の設置や維持管理のた
めの上げ下ろしが容易となり、作業効率が格段に向上す
る。
【0045】また、インバータ回路は、水中電動機の回
転速度を細かく制御することができるので、所望の運転
性能を容易に得ることができ、この装置の処理能力も向
上させるものである。
【0046】更に、インバータ回路は、機械式の減速機
と異なり摩耗等の故障がなく、故障してもその交換が容
易であるので、長期にわたる使用が可能となる。
【0047】また、インバータ回路等の制御回路が高熱
を発する場合には、制御回路を収容する密閉空間部と水
中電動機との間に間隙を設けることで、効率的に制御回
路、並びに水中電動機の軸受部を冷却することができ、
制御回路の性能の安定化や長寿命化、水中電動機の軸受
部の長寿命化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による上向流式水中曝気装置を示す縦断
面図である。
【図2】本発明による下向流式水中曝気装置を示す縦断
面図である。
【図3】本発明による上向流式水中曝気装置の別の実施
形態を示す縦断面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿っての断面図である。
【符号の説明】
10,100,200…水中曝気装置、12,112…
ケーシング、16,116…流出口、20,120…流
入口、26,126…インペラー、28,128…水中
電動機、30,130…出力軸、32…シールボック
ス、36…メカニカルシール、38…オイルシール、4
0…軸受部、42,142…インバータ回路、44,1
44…カバーボックス(密閉空間)、66,166…吸
気管,250…プレート,259…間隙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01F 7/22 B01F 7/22 15/00 15/00 A C02F 3/20 C02F 3/20 Z (72)発明者 富田 欣 東京都品川区北品川五丁目9番11号 住友 重機械工業株式会社内 (72)発明者 安部 俊彦 東京都品川区北品川五丁目9番11号 住友 重機械工業株式会社内 (72)発明者 山口 則雄 東京都大田区下丸子二丁目36番40号 株式 会社宇野澤組鉄工所内 Fターム(参考) 4D029 AA09 AB05 CC06 CC07 4G035 AA01 AB14 AE02 4G037 AA01 DA01 EA04 4G078 AA13 AB20 BA05 CA15 CA19 CA20 CA23 DA19 DB08 EA10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理水の流入口及び流出口が形成され
    ると共に、内部に被処理水の流路が画成されたケーシン
    グと、 前記ケーシング内に回転可能に設けられ、前記流路内に
    て前記流入口から前記流出口への被処理水の流れを形成
    するインペラーと、 前記流路内を流れる被処理水に気体を随伴させるべく該
    気体を前記ケーシング内に導入する給気管と、 前記インペラーを回転駆動すべく該インペラーに接続さ
    れた出力軸を有する水中電動機と、 前記水中電動機内又は隣接して設けられた密閉空間に配
    置された、前記水中電動機の回転速度を制御するための
    制御回路と、を備える水中曝気装置。
  2. 【請求項2】 前記水中電動機における前記出力軸の負
    荷側の軸受部がメカニカルシール及びオイルシールによ
    り水密にシールされていることを特徴とする請求項1に
    記載の水中曝気装置。
  3. 【請求項3】 前記密閉空間が前記水中電動機における
    前記出力軸の反負荷側の軸受部に隣接して設けられてい
    る場合において、該密閉空間を画成すると共に前記制御
    回路が固定される壁体と、前記出力軸の反負荷側の軸受
    部との間に所定の間隙を形成したことを特徴とする請求
    項1又は2に記載の水中曝気装置。
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