JP2002078386A - ステッピングモータ駆動回路 - Google Patents

ステッピングモータ駆動回路

Info

Publication number
JP2002078386A
JP2002078386A JP2000250865A JP2000250865A JP2002078386A JP 2002078386 A JP2002078386 A JP 2002078386A JP 2000250865 A JP2000250865 A JP 2000250865A JP 2000250865 A JP2000250865 A JP 2000250865A JP 2002078386 A JP2002078386 A JP 2002078386A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stepping motor
voltage
rotation
converter
generated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000250865A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3546821B2 (ja
Inventor
Hiroshi Kirita
洋 桐田
Shinji Asai
伸司 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP2000250865A priority Critical patent/JP3546821B2/ja
Publication of JP2002078386A publication Critical patent/JP2002078386A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3546821B2 publication Critical patent/JP3546821B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステッピングモータのスルーアップまたはス
ルーダウンを実行するときに、必要以上の回転トルクの
発生を防止して騒音や振動を抑えることが可能な、安価
なステッピングモータ駆動回路を提供する。 【解決手段】 制御部11がD/A変換器13に高速回
転時の電圧に相当するデジタル値を入力すると、D/A
変換器13は入力されたデジタル値に基づいて電圧を発
生する。このときの電圧変化は、遅延フィルタ14によ
って平滑化され、モータドライバ18に入力される基準
電圧は徐々に変化する。モータドライバ18は、基準電
圧に対応した電流値によりステッピングモータ19を駆
動する。これによって、低速時には基準電圧を低く抑
え、ステッピングモータ19の回転トルクを小さくする
ことによって、過大な回転トルクによる機構部のガタつ
きを防ぎ、騒音や振動を低減させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステッピングモー
タを駆動するステッピングモータ駆動回路に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のステッピングモータ駆動
回路のブロック図である。図中、11はステッピングモ
ータ駆動回路、12は制御部、13はD/A変換器、1
8はモータドライバ、19はステッピングモータであ
る。ここで用いるステッピングモータ19は、定電流駆
動、いわゆるチョッパ駆動するものとする。
【0003】制御部12は、D/A(デジタル/アナロ
グ)変換器13を介して、ステッピングモータ19を駆
動する際の電流値の基準となる電圧をモータドライバ1
8に入力する。モータドライバ18は、D/A変換器1
3から入力された電圧に対応する電流によってステッピ
ングモータ19を駆動する。また制御部12は、ステッ
ピングモータ19の回転速度を決定する駆動信号を発生
し、モータドライバ18に入力する。駆動信号として
は、例えば、ステッピングモータ19の回転に応じた周
波数のクロック信号してモータドライバ18に入力され
る。モータドライバ18は、入力された駆動信号に基づ
いて、励磁相を発生してステッピングモータ19を駆動
する。
【0004】しかし、ステッピングモータ19において
は、急激に所定の回転速度で駆動させたり、急激に停止
させることはできない。そこで、従来より、ステッピン
グモータ19の回転を開始するときには徐々に駆動信号
の周波数を高めてゆき、ステッピングモータ19の回転
速度を徐々に速くしてゆくスルーアップを実行する。ま
た、停止するときには徐々に駆動信号の周波数を低下さ
せてゆき、ステッピングモータ19の回転速度を徐々に
遅くするスルーダウンを実行している。
【0005】一般に、ステッピングモータを定電流駆動
する場合には、ステッピングモータ19の駆動時の周波
数が低く、低速で回転させるほどモータの回転トルクを
必要としない。上述のように、ステッピングモータ19
の回転開始からしばらくの間は上述したスルーアップが
実行されているため、駆動開始時においては駆動周波数
が低く、回転トルクはそれほど必要としない。しかし従
来は、駆動開始時からステッピングモータ19には高速
回転時と同じ電流値で駆動されるため、駆動開始時には
必要以上の回転トルクが発生することになる。このた
め、ステッピングモータ19から動力を伝達される機構
がガタついて、騒音や振動が発生してしまう。また、ス
テッピングモータ19の回転を停止するときも上述のよ
うにスルーダウンを実行するため、回転数が低下するほ
ど必要以上の回転トルクがステッピングモータ19で発
生し、機構部のガタつきなどによって騒音や振動が発生
していた。
【0006】このような騒音や振動などの問題を解決す
る方法としては、スルーアップの実行時に、駆動周波数
を高めるにつれて、モータドライバ18に入力する電圧
値を徐々に上げる方法が考えられる。このようにすれ
ば、モータドライバ18がステッピングモータ19を駆
動するときの電流を徐々に大きくすることができ、ステ
ッピングモータ19の回転開始直後の回転トルクを小さ
くし、その後、回転トルクを所定値まで徐々に大きくす
ることができる。これによって、スルーアップの実行時
に過大なトルクが発生するのを防止し、ガタつきなどに
よる騒音や振動を抑えることが可能になる。同様に、ス
ルーダウンの実行時には、駆動周波数を下げるとともに
モータドライバ18に入力された電圧値を徐々に下げる
ことによって、回転数が低下したときの回転トルクを小
さくし、同じくガタつきなどによる騒音や振動を抑える
ことが可能になる。
【0007】しかし、上述のようにスルーアップおよび
スルーダウン時にモータドライバ18に入力する電圧値
を徐々に変更するためには、D/A変換器13から出力
される電圧値をスルーアップおよびスルーダウンを実行
している短時間の間に細かく変更してゆく必要がある。
このように高速に電圧値を変更するためには、高価なD
/A変換器が必要であり、ステッピングモータ駆動回路
11の製造コストの増大を招く要因になる。また、制御
部12がD/A変換器を短い間隔で制御する必要もあ
り、制御部12の負担も大きくなるという問題があっ
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、ステッピングモータのスル
ーアップまたはスルーダウンを実行するときに、必要以
上の回転トルクの発生を防止して騒音や振動を抑えるこ
とが可能な、安価なステッピングモータ駆動回路を提供
することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ステッピング
モータ駆動回路において、指定された電圧を発生する電
圧発生手段と、その電圧発生手段に対して電圧を指定し
てステッピングモータの駆動制御を行う制御手段と、電
圧発生手段で発生する電圧を平滑化するフィルタ手段
と、フィルタ手段からの出力電圧値に基づいてステッピ
ングモータを駆動する駆動手段を有することを特徴とす
るものである。例えばステッピングモータの駆動開始時
に、電圧発生手段で所定の電圧を発生させると、駆動手
段に与えられる電圧は、フィルタ手段で徐々に変化する
ように平滑化される。そのため、ステッピングモータの
駆動開始直後のスルーアップ時にはステッピングモータ
の駆動電流が小さくなって回転トルクが抑えられる。こ
れによって、ステッピングモータにより駆動される機構
部における低速時の過大なトルクによるガタつきを抑制
し、騒音や振動の発生を抑えることができる。また、ス
ルーダウン時にも、スルーダウン開始時点で電圧発生手
段で発生する電圧を所定の値に低下させ、あるいは0V
とすることによって、その後のスルーダウンの実行中は
フィルタ手段から徐々に低下する電圧が駆動手段に与え
られる。そのため、スルーダウンによってステッピング
モータの回転が低速になってきた時点では駆動手段に与
えられる電圧は小さくなっており、ステッピングモータ
の駆動電流が小さくなって回転トルクが抑えられる。こ
れによって、低速回転時の過大なトルクによる機構部の
ガタつきを抑制して騒音や振動の発生を抑えることがで
きる。また、このような騒音や振動の発生を抑える構成
として、フィルタ手段を追加するという簡単な構成で実
現しているため、安価にステッピングモータ駆動回路を
構成することが可能であり、制御手段における電圧の制
御のための負荷もほとんどない。
【0010】このような構成において、制御手段は、前
記ステッピングモータの回転速度に関する駆動信号を発
生し、駆動手段は、制御手段で発生した駆動信号に基づ
いて励磁相を発生してステッピングモータを駆動するよ
うに構成することができる。上述のフィルタ手段による
電圧の上昇あるいは下降の遅延時間をスルーアップある
いはスルーダウンの時間に合わせておけば、制御手段
は、スルーアップやスルーダウン時に、フィルタ手段に
よる電圧の上昇あるいは下降に合わせてステッピングモ
ータの回転速度を制御することが可能であり、簡単な制
御によって良好なスルーアップ、スルーダウンを実現す
ることができる。
【0011】また制御手段は、ステッピングモータがス
ルーアップおよびスルーダウンの少なくとも一方の動作
を実行するときに、その動作の途中で電圧発生手段に対
して電圧の指定を変化させるように制御することができ
る。これによって、フィルタ手段から出力される電圧波
形を目標とする電圧波形に近づけることができ、スルー
アップおよびスルーダウン時のステッピングモータの回
転トルク制御をより精確に行うことができるようにな
る。そのため、より低騒音、低振動でのステッピングモ
ータの起動および停止を行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のステッピングモ
ータ駆動回路の第1の実施の形態を示すブロック図であ
る。図中、11はステッピングモータ駆動回路、12は
制御部、13はD/A変換器、14は遅延フィルタ、1
5はコンデンサ、16は抵抗器、17はアンプ、18は
モータドライバ、19はステッピングモータである。ス
テッピングモータ駆動回路11は、ステッピングモータ
19の駆動制御を行う。特に、ステッピングモータ19
の起動時には上述のようにスルーアップを実行し、ま
た、ステッピングモータ19の停止時には上述のように
スルーダウンを実行する。ステッピングモータ19は、
定電流駆動されるものとし、モータドライバ18からの
入力電流によって回転する。なお、ステッピングモータ
19には、2相励磁、1−2相励磁、さらには3相、4
相、5相など各種の励磁方式のモータを適用できる。
【0013】制御部12は、ステッピングモータ駆動回
路11の各部を介して、ステッピングモータ19の駆動
を制御する。特に、ステッピングモータ19を回転駆動
させるために与える電流値を規定する電圧値をD/A変
換器13に出力する。後述するように、ステッピングモ
ータ19の起動時(スルーアップ開始時)に、ステッピ
ングモータ19の回転時の電圧値に設定し、回転中はそ
の設定値を維持する。また、ステッピングモータ19を
停止させる際にはスルーダウン開始時に0Vあるいは所
定の電圧値に変更し、ステッピングモータ19の停止中
はその値を維持する。なお、スルーアップ中およびスル
ーダウン中に数回の電圧値の変更を行ってもよい。また
制御部12は、ステッピングモータの回転速度に関する
駆動信号を発生し、モータドライバ18に対して出力す
る。駆動信号としては、例えば、ステッピングモータ1
9の回転に応じた周波数のクロック信号としてモータド
ライバ18に入力することができる。この駆動信号の周
波数を次第に高くしてゆくことによりスルーアップを実
行させ、その後、一定の周波数の駆動信号を出力するこ
とで所定の速度でステッピングモータを回転させること
ができる。また、ステッピングモータ19を停止させる
際には、駆動信号の周波数を次第に低下させてスルーダ
ウンを実行する。停止中は駆動信号を与えなくてよい。
さらに制御部12は、モータドライバ18に対して回転
方向の設定や励磁モードの設定など、各種の設定などを
行うことができるように構成されていてもよい。
【0014】D/A変換器13は、制御部12から入力
されたデジタルの電圧値に基づいて、指定された電圧を
発生させる電圧発生手段として機能する。発生した電圧
は、遅延フィルタ14に対して出力される。
【0015】遅延フィルタ14は、この例ではコンデン
サ15、抵抗器16、アンプ17から構成される。この
コンデンサ15および抵抗器16からなるCR回路によ
って、D/A変換器13で発生した電圧を平滑化する。
このCR回路の時定数によって、電圧が定常状態に達す
るまでの時間が決定されるが、この時間をスルーアップ
あるいはスルーダウンに要する時間に合わせておくな
ど、ステッピングモータ19を駆動する電流の制御に応
じた時定数となるように回路を構成することができる。
また、スルーアップとスルーダウンの時間が異なる場合
には、異なる時定数回路を切り換えて用いるように構成
してもよい。CR回路で平滑化された電圧は、アンプ1
7で増幅した上で、モータドライバ18に入力してい
る。なお、この遅延フィルタ14の構成は、このような
CR回路に限られるものではなく、電圧波形の平滑化を
行う任意のフィルタ回路を適用することが可能である。
【0016】モータドライバ18は、遅延フィルタ14
から入力された電圧を基準電圧とし、この電圧に基づい
てステッピングモータ19を駆動する際の電流値を決定
する。さらに、制御部12から送られてくる駆動信号に
基づき、例えば2相、1−2相、3相など予め設定され
ている励磁方式に従って励磁相を発生し、決定した電流
値によりステッピングモータ19を駆動する。これによ
ってステッピングモータ19は、与えられた電流値に対
応する回転トルクによって回転することになる。
【0017】図2は、本発明のステッピングモータ駆動
回路の第1の実施の形態における動作の一例の説明図で
ある。図2(D)において駆動信号は、モータドライバ
18に指示あるいは入力する1秒あたりのパルス数を示
しており、この例では1秒あたり600パルスでステッ
ピングモータ19を定速駆動する場合を一例として示し
ている。ステッピングモータ19を動作させる場合に
は、上述のように、まずスルーアップによって所定の速
度まで徐々に加速し、定速で回転させる。また、停止さ
せる場合には、スルーダウンによって徐々に減速して停
止させる。以下、特にスルーアップ時およびスルーダウ
ン時の動作について述べる。
【0018】ステッピングモータ19の駆動を開始する
際には、まず制御部12がD/A変換器13に定速駆動
時の基準電圧に対応するデジタル値をセットする。D/
A変換器13は、制御部12から入力された信号に基づ
いて、図2(A)に示すように電圧を変化させる。この
D/A変換器13から出力された電圧は遅延フィルタ1
4に入力される。遅延フィルタ14は、CR回路によっ
て入力された電圧を平滑化する。これによって遅延フィ
ルタ14からの出力電圧は、図2(B)に示すように次
第に高くなるように変化し、この電圧が基準電圧として
モータドライバ18に入力される。モータドライバ18
は、基準電圧に応じた駆動電流によりステッピングモー
タ19を駆動する。従って、ステッピングモータ19の
回転開始直後では小さな駆動電流によりステッピングモ
ータ19が駆動されるので、ステッピングモータ19で
発生する回転トルクは小さい。そして次第に駆動電流が
大きくなってゆくに従い、ステッピングモータ19で発
生する回転トルクは大きくなる。このようにして、ステ
ッピングモータ19の回転トルクは図2(C)に示すよ
うに変化することになる。
【0019】さらに、このようにして基準電圧、駆動電
流、回転トルクが変化している間に、ステッピングモー
タ19を回転駆動させる駆動信号を図2(D)に示すよ
うに変化させ、ステッピングモータ19の回転速度を徐
々に上げて行く。この例では、当初200pps(パル
ス/秒)で回転させる命令を送り、以降300pps、
400pps、500ppsと駆動を指示するパルス数
を増加させ、ステッピングモータ19の回転速度を所定
の速度まで上昇させる。
【0020】従来のステッピングモータ駆動回路では、
図2(A)に示すD/A変換器13の出力電圧波形と同
様にステッピングモータ19の回転開始当初から大きな
回転トルクがステッピングモータ19で発生していた。
そのため、駆動開始直後の低速回転時にも不必要に大き
な回転トルクが発生しており、機構部のガタつきなどに
よる騒音や振動の原因となっていた。しかし本発明で
は、図2(C)に示すように、低速回転時には回転トル
クが小さく、機構部などにおいてガタつきの発生が抑え
られ、騒音や振動を低減することができる。
【0021】ステッピングモータ19を停止させる際に
は、上述のようにスルーダウンを行う。本発明では、ス
ルーダウンの開始時に制御部12はD/A変換器13に
与えるデジタル値を0または所定の値に設定してしま
う。しかしこれによってモータドライバ18に入力され
る基準電圧が急激に変化するわけではなく、遅延フィル
タ14によって図2(B)に示すように基準電圧は徐々
に低下してゆくことになる。そのため、モータドライバ
18はステッピングモータ19への駆動電流を徐々に少
なくすることになる。したがって、ステッピングモータ
19で発生する回転トルクも図2(C)に示すように徐
々に小さくなってゆく。
【0022】また、制御部12は、D/A変換器13へ
与えるデジタル値を0または所定の値に設定した後に、
モータドライバ18に送る駆動信号を図2(D)に示す
ように変化させ、ステッピングモータ19の回転速度を
徐々に下げてゆく。この例では、600ppsから順
次、500pps,400pps,300pps,20
0ppsと駆動を指示するパルス数を低減させ、ステッ
ピングモータ19の回転速度を遅くしてゆき、停止させ
ている。このようにして、ステッピングモータ19の回
転トルクを徐々に小さくしながら回転速度を遅くしてゆ
き、スルーダウンを行うことができる。
【0023】従来はステッピングモータ19が停止する
までD/A変換器13の出力電圧は同じ値に保たれてい
た。そのため、スルーダウンによってステッピングモー
タ19の回転が低速になっても高速回転時と同じ回転ト
ルクが発生しており、機構部のガタつきなどによる騒音
や振動が発生していた。しかし本発明では、図2(C)
に示すように、ステッピングモータ19の回転が低速に
なると、発生する回転トルクも小さくなり、機構部など
においてガタつきの発生が抑えられ、騒音や振動を低減
することができる。
【0024】このように、スルーアップおよびスルーダ
ウン時に、ステッピングモータ19の回転速度に応じて
ステッピングモータ19の駆動電流を制御できるので、
低速回転時には小さな回転トルクを発生させ、高速回転
時には所定の回転トルクが発生するように駆動制御する
ことができる。そのため、低速回転時に過大な回転トル
クによって機構部ががたつくことはなく、騒音や振動の
発生を抑えることができる。
【0025】なお、ステッピングモータ19やステッピ
ングモータ駆動回路11の性能、D/A変換器13の応
答特性にはばらつきがあり、ステッピングモータ19の
回転を開始しようとしても基準電圧が0で回転トルクが
発生しなかったり、ステッピングモータ19が停止する
前にトルクが消滅して急停止することが想定される。こ
のような問題を回避するため、図2に示した例では、ス
テッピングモータ19の停止時およびスルーダウン時に
は、D/A変換器13に与えるデジタル値として0では
なく、所定の値を与え、基準電圧にオフセットを設けて
いる。これによって、ステッピングモータ19の駆動開
始直後や停止直前に回転トルクが0になることはなく、
急加速や急停止を防止することができる。なお、オフセ
ット電圧の発生方法は任意であり、D/A変換器13の
出力が0でもオフセット電圧が発生するような種々の回
路を構成することができる。
【0026】同様にスルーアップ開始時に回転トルクが
なくなるのを防止する別の方法として、駆動信号を与え
る前からD/A変換器13により所定の電圧を発生さ
せ、遅延フィルタ14によってある程度の電圧が出力さ
れるタイミングで、駆動信号の送出を開始するように構
成してもよい。この場合、遅延フィルタ14の出力電圧
が所定電圧に達するまでの時間は、スルーアップに要す
る時間よりも多少長く設定しておくことになる。また、
このように遅延フィルタ14の出力電圧が所定電圧から
0Vに低下するまでの時間をスルーダウンに要する時間
よりも多少長く設定しておくことによって、スルーダウ
ン終了時に回転トルクがなくなるのを防止することがで
きる。
【0027】図3は、本発明のステッピングモータ駆動
回路の第2の実施の形態を示すブロック図である。図
中、図1と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略
する。20は電圧調整部、21,22,24は抵抗器、
23は切替スイッチである。この第2の実施の形態は、
電圧調整部20を設けてモータドライバ18へ入力する
基準電圧を切り替えるようにした点が上述の第1の実施
の形態と異なる。
【0028】電圧調整部20は、抵抗器21,22,2
4、切替スイッチ23から構成された電圧発生手段であ
り、発生する電圧を2段階に切り替えることができる。
発生した電圧は、遅延フィルタ14に出力される。
【0029】抵抗器21,22は、それぞれ異なる抵抗
値を有しており、電圧調整部20に並列に設けられてい
る。切替スイッチ23は、制御部12に制御されて抵抗
器21,22のいずれか一方のみが抵抗器24と直列に
接続される。そして電源電圧が抵抗器24と抵抗器21
または抵抗器22により分圧され、出力される。抵抗器
21の抵抗値は、抵抗器21が抵抗器24と接続された
時に発生する電圧が、ステッピングモータ19が高速回
転駆動時に必要とする電圧となるように設定されてい
る。また、抵抗器22の抵抗値は、抵抗器22が抵抗器
24と接続されたときに発生する電圧が、例えば基準電
圧がオフセット電圧となるように設定されている。
【0030】制御部12は、ステッピングモータ19の
スルーアップ開始時に電圧調整部20に対して抵抗器2
2から抵抗器21への切り替えを指示し、また、スルー
ダウン開始時に抵抗器21から抵抗器22への切り替え
を指示する。これによって、上述の図2(A)に示すよ
うな電圧が発生して遅延フィルタ14に入力されること
になる。そのほかのスルーアップ時およびスルーダウン
時の動作は上述の第1の実施の形態と同様であるので説
明を省略する。
【0031】次に、本発明の本発明のステッピングモー
タ駆動回路の第3の実施の形態について説明する。ここ
では回路構成は図1に示したものと同様であるとする。
この第3の実施の形態では、スルーアップあるいはスル
ーダウンの途中においてD/A変換器13で発生する電
圧を変更可能な場合について説明する。図4は、スルー
アップ途中で発生する電圧を変更する場合の電圧波形と
ステッピングモータにおけるトルクの変化の説明図であ
る。図4(A)は、D/A変換器13で発生する電圧出
力、すなわち遅延フィルタ14へ入力される電圧を示し
ている。また、図4(B)はモータドライバ18に入力
される基準電圧の変化を示し、さらに図4(C)にはス
テッピングモータ19の回転トルクの変化を示してい
る。
【0032】図4に示した例では、スルーアップ途中の
時刻t1において、D/A変換器13で発生する電圧が
変化している。例えばスルーアップ開始から時刻t1ま
では、その後の電圧の60%程度とすることができる。
もちろん、この電圧値は任意に制御部12から設定可能
である。
【0033】このように2段階に発生する電圧を変化さ
せることによって、遅延フィルタ14から出力される2
つの平滑化された電圧波形の組合せにより、ある程度、
電圧波形を制御することが可能になる。例えば低回転ト
ルクの期間を伸ばしたい場合には、最初に発生させる電
圧を低めに設定したり、電圧を切り換えるまでの時間t
1を長めに設定すればよい。特に機構部におけるガタつ
きは、移動開始当初において発生しやすいので、このガ
タつきを吸収するための時間は低トルクの状態としてお
き、その後、回転トルクを次第に大きくしてゆくような
制御が可能である。このようにして、機構部におけるガ
タつきをなくし、騒音や振動をさらに減少させることが
可能になる。もちろん、最初に発生させる電圧値や電圧
を切り換えるまでの時間は、各部の状態に応じて設定す
ることが可能である。
【0034】上述の例では、スルーアップ時に発生する
電圧を2段階に変化させたが、これに限らず、3段階以
上であってもよい。しかし、あまり細かくすると、D/
A変換器13の応答特性の高速なものを用いる必要が生
じ、コストアップとなる。本発明では遅延フィルタ14
などの平滑化を行うフィルタ手段を併用することによっ
て、D/A変換器13における発生電圧の変更を最小限
にとどめ、D/A変換器13のコストを低減することが
できる。
【0035】また上述の例ではスルーアップ時について
説明したが、スルーダウン時においても同様に制御する
ことが可能である。さらに、上述の例では図1に示した
D/A変換器13を用いた構成を用いて説明したが、例
えば図3に示した構成のように、抵抗器を切り換える構
成においても、切替可能な抵抗器を増やすことによって
対応することができる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、電圧発生手段で発生した電圧をフィルタ手段
によって平滑化して、ステッピングモータの駆動電流を
制御するための基準電圧として駆動手段に入力するの
で、電圧発生手段で発生する電圧を変化させた場合に、
基準電圧を徐々に変化させることができる。これによっ
て、例えばスルーアップ時あるいはスルーダウン時に基
準電圧を徐々に変化させることによって、低速回転時の
回転トルクを小さくし、機構部に過大な負荷をかけない
で移動を開始あるいは停止することができるので、機構
部のガタつきを防止し、騒音や振動の発生を低減するこ
とができる。また、フィルタ手段を設けるだけでこのよ
うな回転トルクの制御を行うことから安価に構成でき、
また、応答速度の速いD/A変換器などは必要なく、低
コストのステッピングモータ駆動回路を提供することが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のステッピングモータ駆動回路の第1の
実施の形態を示すブロック図である。
【図2】本発明のステッピングモータ駆動回路の第1の
実施の形態における動作の一例の説明図である。
【図3】本発明のステッピングモータ駆動回路の第2の
実施の形態を示すブロック図である。
【図4】スルーアップ途中で発生する電圧を変更する場
合の電圧波形とステッピングモータにおけるトルクの変
化の説明図である。
【図5】従来のステッピングモータ駆動回路のブロック
図である。
【符号の説明】
11…ステッピングモータ駆動回路、12…制御部、1
3…D/A変換器、14…遅延フィルタ、15…コンデ
ンサ、16…抵抗器、17…アンプ、18…モータドラ
イバ、19…ステッピングモータ、20…電圧調整部、
21,22,24…抵抗器、23…切替スイッチ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指定された電圧を発生する電圧発生手段
    と、該電圧発生手段に対して電圧を指定してステッピン
    グモータの駆動制御を行う制御手段と、前記電圧発生手
    段で発生する電圧を平滑化するフィルタ手段と、該フィ
    ルタ手段からの出力電圧値に基づいてステッピングモー
    タを駆動する駆動手段を有することを特徴とするステッ
    ピングモータ駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記ステッピングモー
    タの回転速度に関する駆動信号を発生し、前記駆動手段
    は、前記制御手段で発生した前記駆動信号に基づいて励
    磁相を発生して前記ステッピングモータを駆動すること
    を特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ駆動
    回路。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記ステッピングモー
    タがスルーアップおよびスルーダウンの少なくとも一方
    の動作を実行するときに、該動作の途中で前記電圧発生
    手段に対して電圧の指定を変化させることを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載のステッピングモータ駆
    動回路。
JP2000250865A 2000-08-22 2000-08-22 ステッピングモータ駆動回路 Expired - Fee Related JP3546821B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000250865A JP3546821B2 (ja) 2000-08-22 2000-08-22 ステッピングモータ駆動回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000250865A JP3546821B2 (ja) 2000-08-22 2000-08-22 ステッピングモータ駆動回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002078386A true JP2002078386A (ja) 2002-03-15
JP3546821B2 JP3546821B2 (ja) 2004-07-28

Family

ID=18740366

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000250865A Expired - Fee Related JP3546821B2 (ja) 2000-08-22 2000-08-22 ステッピングモータ駆動回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3546821B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007159205A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Ricoh Co Ltd ステッピングモータの駆動制御方法及びその装置、原稿搬送装置並びに画像形成装置
JP2008131799A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Melec:Cc ステッピングモータ駆動回路とその制御方法
JP2014168317A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Fujitsu General Ltd モータ駆動装置
CN104158451A (zh) * 2014-09-01 2014-11-19 苏州博众精工科技有限公司 简易电机控制器
KR101506643B1 (ko) 2013-06-03 2015-04-10 알에스오토메이션주식회사 스텝 모터의 제어장치
JP2017006706A (ja) * 2010-09-24 2017-01-12 ペルキュフロー, エルエルシー 注入ポンプ
US10159786B2 (en) 2014-09-30 2018-12-25 Perqflo, Llc Hybrid ambulatory infusion pumps
US10272196B2 (en) 2010-09-24 2019-04-30 Perqflo, Llc Infusion pumps
US10737016B2 (en) 2015-02-18 2020-08-11 Medtronic Minimed, Inc. Ambulatory infusion pumps and reservoir assemblies for use with same
US10940264B2 (en) 2016-02-12 2021-03-09 Medtronic Minimed, Inc. Ambulatory infusion pumps and assemblies for use with same
US10967124B2 (en) 2010-11-20 2021-04-06 Medtronic Minimed, Inc. Infusion pumps
US11260171B2 (en) 2017-07-04 2022-03-01 Medtronic Minimed, Inc. Ambulatory infusion pumps and assemblies for use with same

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007159205A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Ricoh Co Ltd ステッピングモータの駆動制御方法及びその装置、原稿搬送装置並びに画像形成装置
JP2008131799A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Melec:Cc ステッピングモータ駆動回路とその制御方法
JP2020096953A (ja) * 2010-09-24 2020-06-25 メドトロニック ミニメッド, インコーポレイテッド 注入ポンプ
US11547792B2 (en) 2010-09-24 2023-01-10 Medtronic Minimed, Inc. Infusion pumps
JP2017006706A (ja) * 2010-09-24 2017-01-12 ペルキュフロー, エルエルシー 注入ポンプ
JP2018196753A (ja) * 2010-09-24 2018-12-13 ペルキュフロー, エルエルシー 注入ポンプ
US10272196B2 (en) 2010-09-24 2019-04-30 Perqflo, Llc Infusion pumps
US10967124B2 (en) 2010-11-20 2021-04-06 Medtronic Minimed, Inc. Infusion pumps
JP2014168317A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Fujitsu General Ltd モータ駆動装置
KR101506643B1 (ko) 2013-06-03 2015-04-10 알에스오토메이션주식회사 스텝 모터의 제어장치
CN104158451A (zh) * 2014-09-01 2014-11-19 苏州博众精工科技有限公司 简易电机控制器
US10946137B2 (en) 2014-09-30 2021-03-16 Medtronic Minimed, Inc. Hybrid ambulatory infusion pumps
US10159786B2 (en) 2014-09-30 2018-12-25 Perqflo, Llc Hybrid ambulatory infusion pumps
US10737016B2 (en) 2015-02-18 2020-08-11 Medtronic Minimed, Inc. Ambulatory infusion pumps and reservoir assemblies for use with same
US11684712B2 (en) 2015-02-18 2023-06-27 Medtronic Minimed, Inc. Ambulatory infusion pumps and reservoir assemblies for use with same
US10940264B2 (en) 2016-02-12 2021-03-09 Medtronic Minimed, Inc. Ambulatory infusion pumps and assemblies for use with same
US11672909B2 (en) 2016-02-12 2023-06-13 Medtronic Minimed, Inc. Ambulatory infusion pumps and assemblies for use with same
US11260171B2 (en) 2017-07-04 2022-03-01 Medtronic Minimed, Inc. Ambulatory infusion pumps and assemblies for use with same

Also Published As

Publication number Publication date
JP3546821B2 (ja) 2004-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3546821B2 (ja) ステッピングモータ駆動回路
JP4542668B2 (ja) パルス発振ic並びにそのicを使用したモータの位置決め制御方法とその装置
JP2000293234A (ja) モータ制御ゲイン切替方法
JP4340080B2 (ja) カメラ移動装置
JPH07186063A (ja) ねじ締め方法及びその装置
JPH09103094A (ja) ステッピングモータの緩起動・緩停止・速度変更方法
JP2003052197A (ja) ステッピングモータの駆動方法及び駆動回路
JPH11235092A (ja) ステッピングモータのトルク制御方法
JPS6258899A (ja) ステツプモ−タの安定化方法および装置
JP2002010689A (ja) パルスモータ制御方式
JP2003319689A (ja) モータ制御装置
JP2559197B2 (ja) 交流電動機の制御装置
JPS60141197A (ja) ステツプモ−タ駆動方式
JPH03215194A (ja) ステッピングモータの速度制御方法
JPH11103593A (ja) 速度制限装置
JP4972318B2 (ja) ステッピングモータの駆動方法および、その駆動装置
JP3459530B2 (ja) ステッピングモータの駆動回路
JP2023175455A (ja) モータ制御装置
JP3419190B2 (ja) インバータ装置
JP2002095293A (ja) ステッピングモータ制御装置及び制御方法
JPS6162388A (ja) 同期電動機の制御方法
JPH0315299A (ja) パルスモータドライブ回路
JP4024453B2 (ja) ステッピングモータの制御方法及び装置
JP2002084794A (ja) ステッピングモータの制御装置
JPH06233590A (ja) インバータの制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040323

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040405

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3546821

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110423

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120423

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120423

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140423

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees