JP2002077979A - 無線中継装置、無線中継方法および記録媒体 - Google Patents

無線中継装置、無線中継方法および記録媒体

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JP2002077979A
JP2002077979A JP2000256084A JP2000256084A JP2002077979A JP 2002077979 A JP2002077979 A JP 2002077979A JP 2000256084 A JP2000256084 A JP 2000256084A JP 2000256084 A JP2000256084 A JP 2000256084A JP 2002077979 A JP2002077979 A JP 2002077979A
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JP
Japan
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timing
carrier sense
wireless relay
communication
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Application number
JP2000256084A
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English (en)
Inventor
Hiroki Fujiwara
弘樹 藤原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
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  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 待ち受け時における通信制御情報の自営基地
局への送信タイミングを分散させ、複数の無線中継装置
間での相互干渉を回避した無線中継装置、無線中継方法
および記録媒体を提供することを目的とする。 【解決手段】 公衆基地局から1つの公衆制御キャリア
を受信するタイミングから次の公衆制御キャリアを受信
するタイミングまでの間に、自営制御キャリアを自営端
末に2回送信するものであり、送受信タイミング制御部
125において、先ず、第1チャネル(第1周波数)を
使用して自営端末へ送信する第1送信タイミングは、公
衆制御キャリアの受信タイミングから無線中継装置HA
固有の機器情報でランダムに分散設定し、第1チャネル
(第1周波数)を使用して自営端末へ送信する第2送信
タイミングは、第1送信タイミングを起点として、無線
中継装置HA固有の機器情報に基づき生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時分割多重通信
(TDMA)方式を使用して公衆基地局と自営端末の間
の無線通信を中継する無線中継装置、無線中継方法およ
び該無線中継方法を実行させるためのプログラムを記録
した記録媒体に係り、特に、待ち受け時における通信制
御情報の自営端末への送信タイミングを分散させ、複数
の無線中継装置間での相互干渉を回避した無線中継装
置、無線中継方法および記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、TDMA(時分割多重通信;
Time Division Multiple Access)方式の移動体通信に
おいては、公衆基地局と自営端末との距離が離れている
場合には、電波が十分に届かないことがあり、公衆基地
局と自営端末の間にホームアンテナと呼ばれる無線中継
装置を配置して無線通信接続を円滑に行う手法が提案さ
れている。図7は、このような無線中継装置を用いた移
動体通信システムの概念を説明する構成図である。同図
において、待ち受け時の自営端末PSは、供給電源の省
力化のために、公衆基地局CSから制御チャネルを使用
して間欠的に送信されてくる通信制御情報(LCCH)
を無線中継装置HAを介して受信し、公衆基地局CSに
対して従属同期を行っている。
【0003】制御チャネルは、通話チャネルの割り当て
等の点からチャネル数が限定されているが、隣接する公
衆基地局CS1およびCS2では、送信時の相互干渉を
網制御によるタイミング生成、公衆基地局間設置距離等
により計画的に回避している。無線中継装置HAは、公
衆基地局CSからの電波が届きにくい場所において各家
庭で使用されることがあり、1つの公衆基地局CS1に
対し各戸別に複数の無線中継装置HA1,HA2,HA
3が使用されることがある。各無線中継装置HA1,H
A2,HA3は、通信品質を高めるため、電波状況のよ
い公衆基地局の電波を中継することが望まれ、したがっ
て、基地局CS1とCS2の両方の電波を受信できる境
界の無線中継装置HA3は、電界強度レベルの高い公衆
基地局CS1に接続される。
【0004】ところが、公衆基地局CS1に接続される
複数の無線中継装置HA1,HA2,HA3において
は、同一公衆基地局CS1からの間欠受信タイミングが
一致するため、それぞれの無線中継装置の子機となる自
営端末PS1,PS2,PS3に対する送信タイミング
が一致しやすい。TDMA方式に限らず、一般に無線通
信方式においては、同一周波数の送信波に関して受信側
において希望の送信波であるか否かを判別することは困
難である。送信側でキャリアセンスを行うことで、この
ような相互干渉を回避することはできるものの、収容チ
ャネルの拡大や待ち受け側の負担の軽減のために限られ
た周波数割り当てを余儀なくされる制御チャネルにおい
ては、キャリアセンスしても干渉し合う確率が高い。特
に、TDMA方式においては、時間的な制約の上から同
期を取ることが必須であるため、制御チャネルの無線中
継装置どうしの相互干渉の確立は非常に高くなる。
【0005】このような問題点の対策として、特開平9
−238100号公報には、自営端末の待ち受け時に自
営端末へ通信制御情報を送信する際に、複数の無線中継
装置間の相互干渉を防止する「無線中継装置」が提案さ
れている。
【0006】図8は、この従来の無線中継装置による通
話チャネルの中継タイミングを例示するタイミングチャ
ートである。すなわち、図8(a)は公衆基地局CS、
図8(b)は無線中継装置、図8(c)は自営端末であ
り、また、それぞれ通信動作中のものを示し、上側に受
信スロットを、下側に送信スロットをそれぞれ示してい
る。さらに、本具体例では、1フレームを8スロットに
分割し、送信および受信にそれぞれ4スロットを割り当
てている。
【0007】先ず、公衆基地局CSからタイミングt1
で第1番目スロットを用いて無線中継装置HAに信号が
送信されると、無線中継装置HAでは、通話チャネルを
選択してタイミングt6で第6番目スロットを用いて自
営端末PSに対して送信し、通信の中継を行う。一方、
自営端末PSからの信号は、タイミングt2で第2番目
スロットを用いて送信され、無線中継装置HAでは、同
様にタイミングt5で第5番目スロットを用いて公衆基
地局CSに対して送信し、通信を中継する。
【0008】次に、本従来例の無線中継装置における相
互干渉を回避する手法について、図9および図10を参
照して説明する。図9は、待ち受け動作中において行わ
れる間欠送信のタイミング制御を説明するタイミングチ
ャートである。すなわち、図9(a)は公衆基地局C
S、図9(b)は無線中継装置、図9(c)は自営端末
であり、また、上側に受信を、下側に送信をそれぞれ示
し、図中のTHAは間欠送信周期である。
【0009】本従来例の無線中継装置では、公衆基地局
CSから制御チャネルを使用して間欠送信される通信制
御情報を受信した後、通信制御情報を自営端末PSへ送
信するタイミングは、無線中継装置HAに固有の認識I
D等でランダムに分散させるように設定されている。つ
まり、図9において、タイミングt1で公衆基地局CS
から制御チャネルを使用して通信制御情報が間欠送信さ
れると、無線中継装置HAは、タイミングt1から間隔
T1だけ遅れたタイミングt2で通信制御情報を自営端
末PSへ間欠送信している。ここで間隔T1は、無線中
継装置HAに固有の認識ID等でランダムに設定された
ものである。
【0010】また、図10は、待ち受け動作中において
他の無線中継装置との間で相互干渉が発生したときに行
われる間欠送信のタイミング制御を説明するタイミング
チャートである。すなわち、図10(a),(b),
(c)はそれぞれ第1、第2および第3無線中継装置で
あり、また、上側に受信を、下側に送信をそれぞれ示
し、図中のTHAは間欠送信周期である。
【0011】図10のタイミングt2で発生している相
互干渉は、例えば、第2および第3無線中継装置を備え
た移動体通信システムに第1無線中継装置を増設しよう
とする場合には、先ず、図9で説明した手法により、間
欠送信タイミングを設定するが、その設定タイミングが
他の(第2)無線中継装置と相互干渉を起こした場合に
起こる。この場合、第1無線中継装置では、該干渉発生
後にキャリアセンスを行って、それにより既に設定され
ている第2無線中継装置のタイミングと重なっているこ
とが判明するので、第1無線中継装置は相互干渉の少な
いタイミングt6に送信タイミングをシフトする。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の無線中継装置にあっては、以下のような事情や問題
点があった。第1に、待ち受け動作中の間欠送信タイミ
ング制御を、公衆基地局から間欠送信される通信制御情
報の受信タイミングを起点として、装置固有の認識ID
等でランダムに分散設定していたが、送信タイミングに
は限りがあるため、他の無線中継装置の間欠送信タイミ
ングと衝突するケースが存在するという事情があった。
【0013】第2に、他の無線中継装置との間で相互干
渉が無いことを確認できなければ、無線中継装置を使用
できない(無線通信が行えない)ことから、ユーザが干
渉検出動作を操作して干渉波の無い異なる送信タイミン
グに切り替えているが、相互干渉が発生してからでしか
干渉回避のための送信タイミング制御を行っていなかっ
た。第3に、他の無線中継装置との間で相互干渉が無い
ことを確認できなければ、無線中継装置を使用できない
(無線通信が行えない)ことから、ユーザが干渉検出動
作を操作して干渉波の無い異なる送信タイミングに切り
替えているが、干渉が発生している場合でユーザが気が
付かないケースもあり、着呼の取りこぼしが存在してい
た。
【0014】また第4に、相互干渉発生後に行われる送
信タイミング制御における選択条件に、干渉波電界強度
の情報しかなかったために、待ち受け状態での低消費電
力化が行われていなかった。さらに第5に、干渉波が衝
突する頻度によらず、干渉波の無いタイミングで送信タ
イミングを選んでいたため、公衆基地局や他の無線中継
装置が多数存在する環境下では、送信タイミングが他の
無線中継装置等で全て使われてしまう状況が存在し、送
信ができないという事情もあった。
【0015】本発明は、上記従来の事情や問題点に鑑み
てなされたものであって、時分割多重通信(TDMA)
方式を使用して公衆基地局と自営端末の間の無線通信を
中継する無線中継装置において、待ち受け時における通
信制御情報の自営端末への送信タイミングを分散させ、
複数の無線中継装置間での相互干渉を回避した無線中継
装置、無線中継方法および記録媒体を提供することを目
的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る無線中継装置は、時分割多
重通信(TDMA)方式を使用して公衆基地局と自営端
末の間の無線通信を中継する無線中継装置であって、通
信制御情報を前記自営端末へ送信する複数のタイミング
を生成するに際して、所定の通信制御情報の送信タイミ
ングを起点として、当該無線中継装置固有の機器情報に
基づき他の送信タイミングを生成するタイミング制御手
段を具備するものである。
【0017】また、請求項2に係る無線中継装置は、時
分割多重通信(TDMA)方式を使用して公衆基地局と
自営端末の間の無線通信を中継する無線中継装置であっ
て、最初の通信制御情報を前記自営端末へ送信する前
に、送信可能な全ての送信タイミングでキャリアセンス
を行うキャリアセンス制御手段と、前記キャリアセンス
の結果に基づき、干渉波の無いタイミングで、前記通信
制御情報を前記自営端末へ送信させるタイミング制御手
段とを具備するものである。
【0018】また、請求項3に係る無線中継装置は、時
分割多重通信(TDMA)方式を使用して公衆基地局と
自営端末の間の無線通信を中継する無線中継装置であっ
て、最初の通信制御情報を前記自営端末へ送信した後
に、所定間隔で定期的に通信制御情報の前記自営端末へ
の送信を間引いて相互干渉の検出を行い、該検出の結
果、相互干渉を検出したときに、送信可能な全ての送信
タイミングでキャリアセンスを行うキャリアセンス制御
手段と、前記キャリアセンスの結果に基づき、干渉波の
無い再設定タイミングで、前記通信制御情報を前記自営
端末へ送信させるタイミング制御手段とを具備するもの
である。
【0019】また、請求項4に係る無線中継装置は、時
分割多重通信(TDMA)方式を使用して公衆基地局と
自営端末の間の無線通信を中継する無線中継装置であっ
て、送信可能な全ての送信タイミングでキャリアセンス
を行うキャリアセンス制御手段と、前記キャリアセンス
の結果に基づき、干渉レベルが低く且つ前記公衆基地局
から送信される通信制御情報の受信タイミングから最も
近いタイミングで、通信制御情報を前記自営端末へ送信
させるタイミング制御手段とを具備するものである。
【0020】また、請求項5に係る無線中継装置は、時
分割多重通信(TDMA)方式を使用して公衆基地局と
自営端末の間の無線通信を中継する無線中継装置であっ
て、最初の通信制御情報を前記自営端末へ送信する前
に、送信可能な全ての送信タイミングでキャリアセンス
を行うキャリアセンス制御手段と、前記キャリアセンス
の結果、干渉波の無いタイミングが存在しないときに、
所定間隔以上の間に相互干渉の発生する干渉頻度が低い
タイミングで、前記通信制御情報を前記自営端末へ送信
させるタイミング制御手段とを具備するものである。
【0021】また、請求項6に係る無線中継方法は、時
分割多重通信(TDMA)方式を使用して公衆基地局と
自営端末の間の無線通信を中継する無線中継装置の無線
中継方法であって、通信制御情報を前記自営端末へ送信
する複数のタイミングを生成するに際して、所定の通信
制御情報の送信タイミングを起点として、当該無線中継
装置固有の機器情報に基づき他の送信タイミングを生成
するタイミング制御ステップを具備するものである。
【0022】また、請求項7に係る無線中継方法は、時
分割多重通信(TDMA)方式を使用して公衆基地局と
自営端末の間の無線通信を中継する無線中継装置の無線
中継方法であって、最初の通信制御情報を前記自営端末
へ送信する前に、送信可能な全ての送信タイミングでキ
ャリアセンスを行うキャリアセンス制御ステップと、前
記キャリアセンス制御ステップの結果に基づき、干渉波
の無いタイミングで、前記通信制御情報を前記自営端末
へ送信させるタイミング制御ステップとを具備するもの
である。
【0023】また、請求項8に係る無線中継方法は、時
分割多重通信(TDMA)方式を使用して公衆基地局と
自営端末の間の無線通信を中継する無線中継装置の無線
中継方法であって、最初の通信制御情報を前記自営端末
へ送信した後に、所定間隔で定期的に通信制御情報の前
記自営端末への送信を間引いて相互干渉の検出を行う干
渉検出ステップと、前記干渉検出ステップの結果、相互
干渉を検出したときに、送信可能な全ての送信タイミン
グでキャリアセンスを行うキャリアセンス制御ステップ
と、前記キャリアセンス制御ステップの結果に基づき、
干渉波の無い再設定タイミングで、前記通信制御情報を
前記自営端末へ送信させるタイミング制御ステップとを
具備するものである。
【0024】また、請求項9に係る無線中継方法は、時
分割多重通信(TDMA)方式を使用して公衆基地局と
自営端末の間の無線通信を中継する無線中継装置の無線
中継方法であって、送信可能な全ての送信タイミングで
キャリアセンスを行うキャリアセンス制御ステップと、
前記キャリアセンス制御ステップの結果に基づき、干渉
レベルが低く且つ前記公衆基地局から送信される通信制
御情報の受信タイミングから最も近いタイミングで、通
信制御情報を前記自営端末へ送信させるタイミング制御
ステップとを具備するものである。
【0025】また、請求項10に係る無線中継方法は、
時分割多重通信(TDMA)方式を使用して公衆基地局
と自営端末の間の無線通信を中継する無線中継装置の無
線中継方法であって、最初の通信制御情報を前記自営端
末へ送信する前に、送信可能な全ての送信タイミングで
キャリアセンスを行うキャリアセンス制御ステップと、
前記キャリアセンス制御ステップの結果、干渉波の無い
タイミングが存在しないときに、所定間隔以上の間に相
互干渉の発生する干渉頻度が低いタイミングで、前記通
信制御情報を前記自営端末へ送信させるタイミング制御
ステップとを具備するものである。
【0026】さらに、請求項11に係るコンピュータに
より読み取り可能な記録媒体は、請求項6、7、8、9
または10に記載の無線中継方法をコンピュータに実行
させるためのプログラムとして記憶したものである。
【0027】本発明の請求項1に係る無線中継装置、請
求項6に係る無線中継方法および請求項11に係る記録
媒体では、TDMA方式を使用して公衆基地局と自営端
末の間の無線通信を中継するが、タイミング制御手段
(タイミング制御ステップ)により、通信制御情報を自
営端末へ送信する複数のタイミングを生成するに際し
て、所定の通信制御情報の送信タイミングを起点とし
て、当該無線中継装置固有の機器情報に基づき他の送信
タイミングを生成するようにしている。ここで、当該無
線中継装置固有の機器情報には、識別ID、呼出符号等
が該当する。
【0028】例えば、先ず、従来と同様に公衆基地局か
ら間欠送信される通信制御情報の受信タイミングを起点
として、無線中継装置HAに固有の機器情報でランダム
に第1のチャネル(第1周波数)を用いて送信する第1
送信タイミングを設定し、次に、該第1送信タイミング
を起点として、当該無線中継装置固有の機器情報に基づ
き第2送信タイミングを生成し、該第2送信タイミング
で第2のチャネル(第2周波数)を用いて通信制御情報
を自営端末へ送信する。これにより、仮に第1送信タイ
ミングにおける通信制御情報の送信が他の無線中継装置
と衝突して相互干渉が発生したとしても、別の第2送信
タイミングで通信制御情報の送信が行われているので、
従来よりも送信タイミングの分散数を増加させて設定で
きるので、無線中継装置間の干渉をより確実に回避する
ことができる。
【0029】また、請求項2に係る無線中継装置、請求
項7に係る無線中継方法および請求項11に係る記録媒
体では、TDMA方式を使用して公衆基地局と自営端末
の間の無線通信を中継する際に、最初の通信制御情報を
自営端末へ送信する前に、キャリアセンス制御手段(キ
ャリアセンス制御ステップ)により、送信可能な全ての
送信タイミングでキャリアセンスを行い、タイミング制
御手段(タイミング制御ステップ)では、該キャリアセ
ンス(キャリアセンス制御ステップ)の結果に基づき、
干渉波の無いタイミングで通信制御情報を自営端末へ送
信させるようにしている。
【0030】このように、最初の通信制御情報を自営端
末へ送信する前にキャリアセンスを行って、干渉波の無
いタイミングで通信制御情報を自営端末へ送信するの
で、最初の通信制御情報の送信から干渉を回避すること
ができる。
【0031】また、請求項3に係る無線中継装置、請求
項8に係る無線中継方法および請求項11に係る記録媒
体では、TDMA方式を使用して公衆基地局と自営端末
の間の無線通信を中継する際に、最初の通信制御情報を
自営端末へ送信した後に、(干渉検出ステップによ
り、)所定間隔で定期的に通信制御情報の自営端末への
送信を間引いて相互干渉の検出を行い、該検出(干渉検
出ステップ)の結果、相互干渉を検出したときに、キャ
リアセンス制御手段(キャリアセンス制御ステップ)に
より、送信可能な全ての送信タイミングでキャリアセン
スを行い、タイミング制御手段(タイミング制御ステッ
プ)では、該キャリアセンス(キャリアセンス制御ステ
ップ)の結果に基づき、干渉波の無い再設定タイミング
で、通信制御情報を自営端末へ送信させるようにしてい
る。
【0032】このように、最初の通信制御情報を自営端
末へ送信した後にも、所定間隔で定期的に通信制御情報
の送信を間引いて相互干渉の検出を行い、相互干渉を検
出したときにはキャリアセンスを行って、干渉波の無い
再設定タイミングで通信制御情報を自営端末へ送信する
ので、干渉を回避することができると共に、従来のよう
に、干渉が発生している場合にユーザが気付かずに着呼
の取りこぼしが発生するといった問題も解消される。
【0033】また、請求項4に係る無線中継装置、請求
項9に係る無線中継方法および請求項11に係る記録媒
体では、TDMA方式を使用して公衆基地局と自営端末
の間の無線通信を中継する際に、キャリアセンス制御手
段(キャリアセンス制御ステップ)により、送信可能な
全ての送信タイミングでキャリアセンスを行い、タイミ
ング制御手段(タイミング制御ステップ)では、該キャ
リアセンス(キャリアセンス制御ステップ)の結果に基
づき、干渉レベルが低く且つ公衆基地局から送信される
通信制御情報の受信タイミングから最も近いタイミング
で、通信制御情報を自営端末へ送信させるようにしてい
る。
【0034】公衆基地局との同期を常に保持し、自営端
末に対しては±数[μ秒]の高精度の同期を確保するた
めには、公衆基地局から送信される通信制御情報の受信
タイミングから自営端末への通信制御情報の送信タイミ
ングまでの間を、相対的に高速クロックで動作させる必
要があり、消費電流も大きいことから、この間隔を短く
すればするほど、装置の低消費電力化を図ることができ
る。
【0035】さらに、請求項5に係る無線中継装置、請
求項10に係る無線中継方法および請求項11に係る記
録媒体では、TDMA方式を使用して公衆基地局と自営
端末の間の無線通信を中継する際に、キャリアセンス制
御手段(キャリアセンス制御ステップ)により、最初の
通信制御情報を自営端末へ送信する前に、送信可能な全
ての送信タイミングでキャリアセンスを行い、タイミン
グ制御手段(タイミング制御ステップ)では、該キャリ
アセンス(キャリアセンス制御ステップ)の結果、干渉
波の無いタイミングが存在しないときに、所定間隔以上
の間に相互干渉の発生する干渉頻度が低いタイミング
で、通信制御情報を自営端末へ送信させるようにしてい
る。
【0036】このように、干渉波の無いタイミングが存
在しないときには、所定間隔以上の間に相互干渉の発生
する干渉頻度が低いタイミングで、通信制御情報を自営
端末へ送信させるので、従来のように、公衆基地局や他
の無線中継装置が多数存在する環境下でも、送信タイミ
ングが他の無線中継装置等で全て使われてしまって送信
ができないという問題が発生しない。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の無線中継装置、無
線中継方法および記録媒体の実施の形態について、〔第
1の実施形態〕、〔第2の実施形態〕、〔第3の実施形
態〕、〔第4の実施形態〕、〔第5の実施形態〕の順に
図面を参照して詳細に説明する。なお、それぞれの実施
形態の説明では、本発明に係る無線中継装置および無線
中継方法について詳述するが、本発明に係る記録媒体に
ついては、無線中継方法を実行させるためのプログラム
を記録した記録媒体であることから、その説明は以下の
無線中継方法の説明に含まれるものである。
【0038】〔第1の実施形態〕図1は本発明の第1の
実施形態に係る無線中継装置の構成図である。本実施形
態の無線中継装置HAは、時分割多重通信(TDMA)
方式を使用して公衆基地局CSと自営端末PSの間の無
線通信を中継するものであり、図1において、アンテナ
101、無線部103、無線制御部105、TDMA処
理部107および制御部109を備えて構成されてい
る。
【0039】ここで、アンテナ101は送受信用のアン
テナであり、また無線部103は、主として無線信号の
送信および受信を行い、受信状態を検出する手段として
受信電界強度測定部(RSSI)115を備えている。
また、無線制御部105は、主として変調および復調を
行い、またTDMA処理部107、主としてエンコー
ド、デコード等の各種TDMA処理を行うものである。
【0040】さらに、処理部109は、送信電力制御部
121、キャリアセンス制御部123、送受信タイミン
グ制御部125および情報記憶部127を備えている。
キャリアセンス制御部123は、使用する各チャネル
(周波数)について、どのタイミングでキャリアセンス
を行うかを設定制御する。送受信タイミング制御部12
5は、特に、公衆基地局CSから間欠送信される公衆制
御キャリアをどのタイミングで受信し、自営制御キャリ
アを殿タイミングで自営端末PSに送信するかを設定制
御する。また情報記憶部127は、無線中継装置HAに
固有の機器情報を記憶するもので、固有の機器情報は識
別IDや呼出符号等である。
【0041】次に、本実施形態の無線中継装置HAの動
作について図2を参照して説明する。図2は、本実施形
態の無線中継装置HAにおいて、待ち受け動作中に行う
制御キャリアの間欠送受信のタイミング制御を説明する
タイミングチャートである。すなわち、図2(a)は公
衆基地局CS、図2(b)は無線中継装置HA、図2
(c)は自営端末PSであり、また、上側に受信を、下
側に送信をそれぞれ示す。
【0042】本実施形態の無線中継装置HAおよび無線
中継方法では、公衆基地局CSから1つの公衆制御キャ
リアを受信するタイミング(t1)から次の公衆制御キ
ャリアを受信するタイミング(t4)までの間に、自営
制御キャリアを自営端末に2回送信するものであり、送
受信タイミング制御部125(タイミング制御ステッ
プ)において、先ず、第1チャネル(第1周波数)を使
用して自営端末PSへ送信する第1送信タイミングは、
公衆制御キャリアの受信タイミングから無線中継装置H
A固有の機器情報でランダムに分散設定し、第1チャネ
ル(第1周波数)を使用して自営端末PSへ送信する第
2送信タイミングは、第1送信タイミングを起点とし
て、無線中継装置HA固有の機器情報に基づき生成す
る。
【0043】つまり、図2において、タイミングt1で
公衆基地局CSからの公衆制御キャリアを受信すると、
情報記憶部127内の機器情報(識別ID、呼出符号
等)を参照して、送受信タイミング制御部125により
第1送信タイミングt2を設定する。すなわち、タイミ
ングt1から識別ID等に基づく間隔T1だけ遅れた第
1送信タイミングt2で、第1チャネル(第1周波数)
を使用して無線部103から自営制御キャリアを自営端
末PSへ送信する。
【0044】次に、送受信タイミング制御部125は、
再び情報記憶部127内の機器情報(識別ID、呼出符
号等)を参照して、第1送信タイミングt2を起点とし
た第2送信タイミングを生成する。すなわち、タイミン
グt2から識別ID等に基づく間隔T2だけ遅れた第2
送信タイミングt3で、第2チャネル(第2周波数)を
使用して無線部103から自営制御キャリアを自営端末
PSへ送信する。
【0045】図2の具体例では、第1送信タイミングt
2において、自営制御キャリアの送受信が行われている
が、仮に第1送信タイミングt2における自営制御キャ
リアの送信が他の無線中継装置と衝突して相互干渉が発
生したとしても、別の第2送信タイミングt3で自営制
御キャリアの送信が行われているので、従来よりも送信
タイミングの分散数をより増加させることができ、無線
中継装置間の干渉をより確実に回避することができる。
【0046】〔第2の実施形態〕次に、第2の実施形態
に係る無線中継装置は、第1の実施形態と同様に、図1
に示される構成を備えている。また図3は、本実施形態
の無線中継装置HAが待ち受け動作中に、他の無線中継
装置との間で相互干渉が発生したときに行われる制御キ
ャリアの間欠送受信のタイミング制御を説明するタイミ
ングチャートである。すなわち、図3(a),(b),
(c)はそれぞれ第1、第2および第3無線中継装置で
あり、また、上側に受信を、下側に送信をそれぞれ示
す。
【0047】本実施形態の無線中継装置HAおよび無線
中継方法では、例えば、第2および第3無線中継装置を
備えた移動体通信システムに、本実施形態の第1無線中
継装置を増設しようとする場合には、最初の自営制御キ
ャリアを自営端末PSへ送信する前に、キャリアセンス
制御部123(キャリアセンス制御ステップ)により、
送信可能な全ての送信タイミングで送信前キャリアセン
スを行う。送受信タイミング制御部125(タイミング
制御ステップ)では、送信前キャリアセンスの結果に基
づき、第2および第3無線中継装置とは相互干渉が発生
しないタイミングt6で、自営端末PSに対して自営制
御キャリアの送信を開始する。
【0048】このように、最初の通信制御情報を自営端
末PSへ送信する前に送信前キャリアセンスを行って、
干渉波の無いタイミングで自営制御キャリアを自営端末
PSへ送信するので、最初の自営制御キャリアの送信か
ら干渉を回避することができる。
【0049】〔第3の実施形態〕次に、第3の実施形態
に係る無線中継装置は、第1の実施形態と同様に図1に
示される構成を備えている。また図4は、本実施形態の
無線中継装置HAにおいて、待ち受け動作中に行う制御
キャリアの間欠送受信のタイミング制御を説明するタイ
ミングチャートであり、上側に受信を、下側に送信をそ
れぞれ示す。
【0050】本実施形態の無線中継装置HAおよび無線
中継方法では、自営端末PSへの自営制御キャリアの送
信が開始された後に、所定間隔で定期的(t11,t2
1,t31,t41)に、自営制御キャリアの自営端末
PSへの送信を間引いて、受信電界強度測定部115等
によって干渉波の有無を測定する。例えば、タイミング
t21における干渉検出の結果、干渉波(相互干渉)を
検出したときには、キャリアセンス制御部123(キャ
リアセンス制御ステップ)によって、タイミングt21
からt31の間、送信可能な全ての送信タイミングでキ
ャリアセンスを行う。次に、送受信タイミング制御部1
25(タイミング制御ステップ)では、キャリアセンス
の結果に基づき、干渉波の無い再設定タイミングで、自
営端末PSへの自営制御キャリアの送信を再開する。
【0051】このように、本実施形態では、最初の自営
制御キャリアを自営端末PSへ送信した後にも、所定間
隔で定期的に自営制御キャリアの送信を間引いて相互干
渉の検出を行い、相互干渉を検出したときにはキャリア
センスを行って、干渉波の無い再設定タイミングで自営
制御キャリアを自営端末PSへ送信するので、干渉を回
避することができると共に、従来のように、干渉が発生
している場合にユーザが気付かずに着呼の取りこぼしが
発生するといった問題が解消される。
【0052】〔第4の実施形態〕次に、第4の実施形態
に係る無線中継装置は、第1の実施形態と同様に図1に
示される構成を備えている。また図5には、本実施形態
の無線中継装置におけるキャリアセンスの結果をタイミ
ング毎に例示する説明図である。
【0053】本実施形態の無線中継装置HAおよび無線
中継方法では、キャリアセンス制御部123(キャリア
センス制御ステップ)により、送信可能な全ての送信タ
イミングでキャリアセンスを行う。次に、送受信タイミ
ング制御部125(タイミング制御ステップ)では、キ
ャリアセンスの結果に基づき、干渉レベルが低く且つ公
衆基地局から送信される自営制御キャリアの受信タイミ
ングから最も近いタイミングで、自営制御キャリアを自
営端末PSへ送信させる。つまり、図5において、受信
電界強度測定部115による電界レベル判定結果が
「○」で干渉頻度が零であり、且つ最も早いタイミング
はt2であるので、自営制御キャリアの送信タイミング
はt2に設定されることになる。
【0054】無線中継装置HAが、公衆基地局CSとの
同期を常に保持し、自営端末PSに対して±数[μ秒]
の高精度の同期を確保するためには、公衆基地局CSか
ら送信される公衆制御キャリアの受信タイミングから自
営端末PSへの自営制御キャリアの送信タイミングまで
の間は、より高速なクロックで動作させる必要があり、
また消費電流も大きいことから、この間隔を短くすれば
するほど、装置の低消費電力化を図ることができること
になる。なお、本実施形態におけるキャリアセンスの手
法は、第2の実施形態のような自営制御キャリアの送信
開始前のキャリアセンス、または第3の実施形態のよう
な自営制御キャリアの送信が開始された後のキャリアセ
ンスの何れにも適用できる。
【0055】〔第5の実施形態〕次に、第5の実施形態
に係る無線中継装置は、第1の実施形態と同様に図1に
示される構成を備えている。また図6には、本実施形態
の無線中継装置におけるキャリアセンスの結果をタイミ
ング毎に例示する説明図である。
【0056】本実施形態の無線中継装置HAおよび無線
中継方法では、キャリアセンス制御部123(キャリア
センス制御ステップ)により、自営端末PSへの自営制
御キャリアの送信開始前に、送信可能な全ての送信タイ
ミングでキャリアセンスを行う。次に、送受信タイミン
グ制御部125(タイミング制御ステップ)では、キャ
リアセンスの結果、干渉波の無いタイミングが存在しな
いときに、所定間隔以上の間に相互干渉の発生する干渉
頻度が低いタイミングで、自営制御キャリアを自営端末
PSへ送信させる。つまり、図6において、受信電界強
度測定部115による電界レベル判定結果が「○」のタ
イミングが無いので、所定間隔以上(図6では、2つの
タイミングにまたがって)干渉頻度が最低値(図6で
は、「1」)であるタイミングはt1であるので、自営
制御キャリアの送信タイミングはt1に設定されること
になる。
【0057】このように、本実施形態では、キャリアセ
ンスを行った結果、干渉波の無いタイミングが存在しな
いときには、所定間隔以上の間に相互干渉の発生する干
渉頻度が低いタイミングを選択して、自営制御キャリア
を自営端末PSへ送信させるので、従来のように、公衆
基地局CSや他の無線中継装置が多数存在する環境下で
も、送信タイミングが他の無線中継装置等で全て使われ
てしまって、送信ができないという問題が発生しない。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の無線中継
装置、無線中継方法および記録媒体によれば、タイミン
グ制御手段(タイミング制御ステップ)により、通信制
御情報を自営端末へ送信する複数のタイミングを生成す
るに際して、所定の通信制御情報の送信タイミングを起
点として、当該無線中継装置固有の機器情報に基づき他
の送信タイミングを生成することとしたので、仮に1つ
の送信タイミングにおける通信制御情報の送信が他の無
線中継装置と衝突して相互干渉が発生したとしても、別
の送信タイミングで通信制御情報の送信が行われるの
で、従来よりも送信タイミングの分散数を増加させて設
定でき、無線中継装置間の干渉をより確実に回避するこ
とができる。
【0059】また、本発明によれば、最初の通信制御情
報を自営端末へ送信する前に、キャリアセンス制御手段
(キャリアセンス制御ステップ)により、送信可能な全
ての送信タイミングでキャリアセンスを行い、タイミン
グ制御手段(タイミング制御ステップ)では、該キャリ
アセンス(キャリアセンス制御ステップ)の結果に基づ
き、干渉波の無いタイミングで通信制御情報を自営端末
へ送信させるので、最初の通信制御情報の送信から干渉
を回避することができる。
【0060】また、本発明によれば、最初の通信制御情
報を自営端末へ送信した後に、(干渉検出ステップによ
り、)所定間隔で定期的に通信制御情報の自営端末への
送信を間引いて相互干渉の検出を行い、該検出(干渉検
出ステップ)の結果、相互干渉を検出したときに、キャ
リアセンス制御手段(キャリアセンス制御ステップ)に
より、送信可能な全ての送信タイミングでキャリアセン
スを行い、タイミング制御手段(タイミング制御ステッ
プ)では、該キャリアセンス(キャリアセンス制御ステ
ップ)の結果に基づき、干渉波の無い再設定タイミング
で、通信制御情報を自営端末へ送信させるので、干渉を
回避することができると共に、従来のように、干渉が発
生している場合にユーザが気付かずに着呼の取りこぼし
が発生するといった問題も解消される。
【0061】また、本発明によれば、キャリアセンス制
御手段(キャリアセンス制御ステップ)により、送信可
能な全ての送信タイミングでキャリアセンスを行い、タ
イミング制御手段(タイミング制御ステップ)では、該
キャリアセンス(キャリアセンス制御ステップ)の結果
に基づき、干渉レベルが低く且つ公衆基地局から送信さ
れる通信制御情報の受信タイミングから最も近いタイミ
ングで、通信制御情報を自営端末へ送信させるので、干
渉を回避できると共に、装置の低消費電力化を図ること
ができる。
【0062】さらに、本発明によれば、キャリアセンス
制御手段(キャリアセンス制御ステップ)により、最初
の通信制御情報を自営端末へ送信する前に、送信可能な
全ての送信タイミングでキャリアセンスを行い、タイミ
ング制御手段(タイミング制御ステップ)では、該キャ
リアセンス(キャリアセンス制御ステップ)の結果、干
渉波の無いタイミングが存在しないときに、所定間隔以
上の間に相互干渉の発生する干渉頻度が低いタイミング
で、通信制御情報を自営端末へ送信させるので、従来の
ように、公衆基地局や他の無線中継装置が多数存在する
環境下でも、送信タイミングが他の無線中継装置等で全
て使われてしまって送信ができないという問題が発生し
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る無線中継装置の
構成図である。
【図2】第1の実施形態の無線中継装置において、待ち
受け動作中に行う制御キャリアの間欠送受信のタイミン
グ制御を説明するタイミングチャートである。
【図3】第2の実施形態の無線中継装置が待ち受け動作
中に、他の無線中継装置との間で相互干渉が発生したと
きに行われる制御キャリアの間欠送受信のタイミング制
御を説明するタイミングチャートである。
【図4】第3の実施形態の無線中継装置において、待ち
受け動作中に行う制御キャリアの間欠送受信のタイミン
グ制御を説明するタイミングチャートである。
【図5】第5の実施形態の無線中継装置におけるキャリ
アセンスの結果をタイミング毎に例示する説明図であ
る。
【図6】第6の実施形態の無線中継装置におけるキャリ
アセンスの結果をタイミング毎に例示する説明図であ
る。
【図7】無線中継装置を用いた移動体通信システムの概
念を説明する構成図である。
【図8】従来の無線中継装置による通話チャネルの中継
タイミングを例示するタイミングチャートである。
【図9】従来の待ち受け動作中において行われる間欠送
信のタイミング制御を説明するタイミングチャートであ
る。
【図10】待ち受け動作中において他の無線中継装置と
の間で相互干渉が発生したときに行われる間欠送信のタ
イミング制御を説明するタイミングチャートである。
【符号の説明】
CS 公衆基地局 HA 無線中継装置 PS 自営端末 101 アンテナ 103 無線部 105 無線制御部 107 TDMA処理部 109 制御部 115 受信電界強度測定部 121 送信電力制御部 123 キャリアセンス制御部 125 送受信タイミング制御部 127 情報記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K028 AA04 AA11 AA15 BB04 CC02 DD04 HH02 HH03 KK12 LL11 MM12 NN41 RR01 TT01 5K067 AA03 BB04 BB08 CC04 EE02 EE06 EE10 EE72 GG03 GG09 JJ11 5K072 AA04 BB13 BB25 CC15 DD11 DD16 DD17 EE20 EE22 EE23 FF26 GG14 GG25

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時分割多重通信(TDMA)方式を使用
    して公衆基地局と自営端末の間の無線通信を中継する無
    線中継装置であって、 通信制御情報を前記自営端末へ送信する複数のタイミン
    グを生成するに際して、所定の通信制御情報の送信タイ
    ミングを起点として、当該無線中継装置固有の機器情報
    に基づき他の送信タイミングを生成するタイミング制御
    手段を有することを特徴とする無線中継装置。
  2. 【請求項2】 時分割多重通信(TDMA)方式を使用
    して公衆基地局と自営端末の間の無線通信を中継する無
    線中継装置であって、 最初の通信制御情報を前記自営端末へ送信する前に、送
    信可能な全ての送信タイミングでキャリアセンスを行う
    キャリアセンス制御手段と、 前記キャリアセンスの結果に基づき、干渉波の無いタイ
    ミングで、前記通信制御情報を前記自営端末へ送信させ
    るタイミング制御手段と、を有することを特徴とする無
    線中継装置。
  3. 【請求項3】 時分割多重通信(TDMA)方式を使用
    して公衆基地局と自営端末の間の無線通信を中継する無
    線中継装置であって、 最初の通信制御情報を前記自営端末へ送信した後に、所
    定間隔で定期的に通信制御情報の前記自営端末への送信
    を間引いて相互干渉の検出を行い、該検出の結果、相互
    干渉を検出したときに、送信可能な全ての送信タイミン
    グでキャリアセンスを行うキャリアセンス制御手段と、 前記キャリアセンスの結果に基づき、干渉波の無い再設
    定タイミングで、前記通信制御情報を前記自営端末へ送
    信させるタイミング制御手段と、を有することを特徴と
    する無線中継装置。
  4. 【請求項4】 時分割多重通信(TDMA)方式を使用
    して公衆基地局と自営端末の間の無線通信を中継する無
    線中継装置であって、 送信可能な全ての送信タイミングでキャリアセンスを行
    うキャリアセンス制御手段と、 前記キャリアセンスの結果に基づき、干渉レベルが低く
    且つ前記公衆基地局から送信される通信制御情報の受信
    タイミングから最も近いタイミングで、通信制御情報を
    前記自営端末へ送信させるタイミング制御手段と、を有
    することを特徴とする無線中継装置。
  5. 【請求項5】 時分割多重通信(TDMA)方式を使用
    して公衆基地局と自営端末の間の無線通信を中継する無
    線中継装置であって、 最初の通信制御情報を前記自営端末へ送信する前に、送
    信可能な全ての送信タイミングでキャリアセンスを行う
    キャリアセンス制御手段と、 前記キャリアセンスの結果、干渉波の無いタイミングが
    存在しないときに、所定間隔以上の間に相互干渉の発生
    する干渉頻度が低いタイミングで、前記通信制御情報を
    前記自営端末へ送信させるタイミング制御手段と、を有
    することを特徴とする無線中継装置。
  6. 【請求項6】 時分割多重通信(TDMA)方式を使用
    して公衆基地局と自営端末の間の無線通信を中継する無
    線中継装置の無線中継方法であって、 通信制御情報を前記自営端末へ送信する複数のタイミン
    グを生成するに際して、所定の通信制御情報の送信タイ
    ミングを起点として、当該無線中継装置固有の機器情報
    に基づき他の送信タイミングを生成するタイミング制御
    ステップを有することを特徴とする無線中継方法。
  7. 【請求項7】 時分割多重通信(TDMA)方式を使用
    して公衆基地局と自営端末の間の無線通信を中継する無
    線中継装置の無線中継方法であって、 最初の通信制御情報を前記自営端末へ送信する前に、送
    信可能な全ての送信タイミングでキャリアセンスを行う
    キャリアセンス制御ステップと、 前記キャリアセンス制御ステップの結果に基づき、干渉
    波の無いタイミングで、前記通信制御情報を前記自営端
    末へ送信させるタイミング制御ステップと、を有するこ
    とを特徴とする無線中継方法。
  8. 【請求項8】 時分割多重通信(TDMA)方式を使用
    して公衆基地局と自営端末の間の無線通信を中継する無
    線中継装置の無線中継方法であって、 最初の通信制御情報を前記自営端末へ送信した後に、所
    定間隔で定期的に通信制御情報の前記自営端末への送信
    を間引いて相互干渉の検出を行う干渉検出ステップと、 前記干渉検出ステップの結果、相互干渉を検出したとき
    に、送信可能な全ての送信タイミングでキャリアセンス
    を行うキャリアセンス制御ステップと、 前記キャリアセンス制御ステップの結果に基づき、干渉
    波の無い再設定タイミングで、前記通信制御情報を前記
    自営端末へ送信させるタイミング制御ステップと、を有
    することを特徴とする無線中継方法。
  9. 【請求項9】 時分割多重通信(TDMA)方式を使用
    して公衆基地局と自営端末の間の無線通信を中継する無
    線中継装置の無線中継方法であって、 送信可能な全ての送信タイミングでキャリアセンスを行
    うキャリアセンス制御ステップと、 前記キャリアセンス制御ステップの結果に基づき、干渉
    レベルが低く且つ前記公衆基地局から送信される通信制
    御情報の受信タイミングから最も近いタイミングで、通
    信制御情報を前記自営端末へ送信させるタイミング制御
    ステップと、を有することを特徴とする無線中継方法。
  10. 【請求項10】 時分割多重通信(TDMA)方式を使
    用して公衆基地局と自営端末の間の無線通信を中継する
    無線中継装置の無線中継方法であって、 最初の通信制御情報を前記自営端末へ送信する前に、送
    信可能な全ての送信タイミングでキャリアセンスを行う
    キャリアセンス制御ステップと、 前記キャリアセンス制御ステップの結果、干渉波の無い
    タイミングが存在しないときに、所定間隔以上の間に相
    互干渉の発生する干渉頻度が低いタイミングで、前記通
    信制御情報を前記自営端末へ送信させるタイミング制御
    ステップと、を有することを特徴とする無線中継方法。
  11. 【請求項11】 請求項6、7、8、9または10に記
    載の無線中継方法をコンピュータに実行させるためのプ
    ログラムとして記憶したコンピュータにより読み取り可
    能な記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011004372A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Ntt Docomo Inc 移動通信方法、無線基地局及びリレーノード
JP2012004825A (ja) * 2010-06-16 2012-01-05 Panasonic Electric Works Co Ltd 無線通信システム
JP2015119909A (ja) * 2013-12-25 2015-07-02 セイコーエプソン株式会社 生体情報測定装置、情報処理装置及び生体情報測定システム

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