JP2002077747A - 送信装置および送信方法、受信装置および受信方法、並びに記録媒体 - Google Patents

送信装置および送信方法、受信装置および受信方法、並びに記録媒体

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JP2002077747A JP2000253895A JP2000253895A JP2002077747A JP 2002077747 A JP2002077747 A JP 2002077747A JP 2000253895 A JP2000253895 A JP 2000253895A JP 2000253895 A JP2000253895 A JP 2000253895A JP 2002077747 A JP2002077747 A JP 2002077747A
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Masami Yamashita
雅美 山下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信契約に関する情報量を抑え、かつ、契約
内容を容易に変更できるようにする 【解決手段】 送信装置1は、受信装置5との視聴契約
に基づいて生成する個別情報に含まれるサービスIDを、
タグ情報とビットマップ情報に分けて記述する。視聴者
がチャンネル300,301,302の視聴を希望する
場合、送信装置1は、個別情報のタグ情報として「契
約」を示すフラグと、「300番台」を示す情報を記述
する。また、送信装置1は、ビットマップ情報として、
タグ情報による指示の対象となる放送チャンネルを指定
する第1,2,3ビットを「1」と、タグ情報による指
示の対象とならない放送チャンネルを指定する第4乃至
第100ビットを「0」と記述する。送信装置1は、受
信装置5に対して個別情報を送信し、受信装置5の契約
情報記憶装置62に記憶させることにより、視聴可能な
放送チャンネルとして認識させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信装置および方
法、受信装置および方法、並びに記録媒体に関し、特
に、受信契約に関する情報量を抑え、かつ、契約内容を
容易に変更できるようにした送信装置および方法、受信
装置および方法、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば、スカイパーフェクTV(商
標)のようなディジタル衛星放送が普及しつつある。デ
ィジタル衛星放送は、既存のアナログ放送に較べて高品
質の信号を伝送することが可能であるとともに、多チャ
ンネル化が図られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、視聴者が希
望する番組の視聴契約を結んだ場合、テレビジョン放送
波の受信側と送信側で、視聴契約に関する様々な情報の
設定が必要となる。例えば、視聴者が放送チャンネル3
00乃至放送チャンネル399までの全ての放送チャン
ネルを視聴する契約を結んだ場合、受信装置は、それぞ
れの放送チャンネルを識別する情報を記憶する必要があ
る。また、送信装置は、受信装置がそれぞれの放送チャ
ンネルを識別できるような情報を、それぞれの放送チャ
ンネル毎に設定して、テレビジョン番組のビデオデータ
やオーディオデータとともに送信する必要がある。
【0004】すなわち、受信装置は、放送チャンネル3
00を受信対象の放送チャンネルを表す数字として記憶
するには、10進数の300は2進数で〔100101
100〕と表されるため、9ビットの情報を記憶する必
要がある。このため、上述した放送チャンネル300乃
至放送チャンネル399の全ての放送チャンネルの番号
を記憶するには、受信装置は、9(ビット)×100
(放送チャンネル数)=900(ビット)もの情報を記
憶する必要がある。また、送信装置も、受信装置と同様
に、上述したビット数の情報を生成し、放送する必要が
ある。
【0005】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、受信契約に関する情報量を抑え、かつ、契
約内容を容易に変更できるようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の送信装置は、デ
ィジタルコンテンツの放送チャンネルを識別する識別情
報として、放送チャンネルを表す番号のうちの第1の桁
番号を示す第1の情報と、第1の桁番号につづく残りの
第2の桁番号をビットマップで表す第2の情報とで構成
される識別情報を生成する生成手段と、生成手段により
生成された識別情報を送信する送信手段とを含むことを
特徴とする。
【0007】本発明の送信装置の送信方法は、ディジタ
ルコンテンツの放送チャンネルを識別する識別情報とし
て、放送チャンネルを表す番号のうちの第1の桁番号を
示す第1の情報と、第1の桁番号につづく残りの第2の
桁番号をビットマップで表す第2の情報とで構成される
識別情報を生成する生成ステップと、生成ステップの処
理により生成された識別情報を送信する送信ステップと
を含むことを特徴とする。
【0008】本発明の記録媒体のプログラムは、ディジ
タルコンテンツの放送チャンネルを識別する識別情報と
して、放送チャンネルを表す番号のうちの第1の桁番号
を示す第1の情報と、第1の桁番号につづく残りの第2
の桁番号をビットマップで表す第2の情報とで構成され
る識別情報を生成する生成ステップと、生成ステップの
処理により生成された識別情報を送信する送信ステップ
とを含むことを特徴とする。
【0009】本発明の受信装置は、送信装置により送信
されたディジタルコンテンツの放送チャンネルを識別す
る識別情報であって、放送チャンネルを表す番号のうち
の第1の桁番号を示す第1の情報と、第1の桁番号につ
づく残りの第2の桁番号をビットマップで表す第2の情
報とで構成される識別情報を受信する受信手段と、受信
手段により受信された識別情報に基づいて、受信する放
送チャンネルを選択する選択手段とを含むことを特徴と
する。
【0010】本発明の受信装置の受信方法は、送信装置
により送信されたディジタルコンテンツの放送チャンネ
ルを識別する識別情報であって、放送チャンネルを表す
番号のうちの第1の桁番号を示す第1の情報と、第1の
桁番号につづく残りの第2の桁番号をビットマップで表
す第2の情報とで構成される識別情報を受信する受信ス
テップと、受信ステップの処理により受信された識別情
報に基づいて、受信する放送チャンネルを選択する選択
ステップとを含むことを特徴とする。
【0011】本発明の記録媒体のプログラムは、送信装
置により送信されたディジタルコンテンツの放送チャン
ネルを識別する識別情報であって、放送チャンネルを表
す番号のうちの第1の桁番号を示す第1の情報と、第1
の桁番号につづく残りの第2の桁番号をビットマップで
表す第2の情報とで構成される識別情報を受信する受信
ステップと、受信ステップの処理により受信された識別
情報に基づいて、受信する放送チャンネルを選択する選
択ステップとを含むことを特徴とする。
【0012】本発明の送信装置および方法、並びに記録
媒体のプログラムにおいては、ディジタルコンテンツの
放送チャンネルを識別する識別情報として、放送チャン
ネルを表す番号のうちの第1の桁番号を示す第1の情報
と、第1の桁番号につづく残りの第2の桁番号をビット
マップで表す第2の情報とで構成される識別情報が生成
され、生成された識別情報が送信される。
【0013】本発明の受信装置および方法、並びに記録
媒体のプログラムにおいては、送信装置により送信され
たディジタルコンテンツの放送チャンネルを識別する識
別情報であって、放送チャンネルを表す番号のうちの第
1の桁番号を示す第1の情報と、第1の桁番号につづく
残りの第2の桁番号をビットマップで表す第2の情報と
で構成される識別情報が受信され、受信された識別情報
に基づいて、受信する放送チャンネルが選択される。
【0014】本発明の送信装置および方法、受信装置お
よび方法、並びに記録媒体のプログラムによれば、受信
契約に関する情報量を抑え、かつ、契約内容を容易に変
更できる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した放送シ
ステムの一実施の形態の構成を示す図である。なお、こ
の放送システムにおいては、例えば、映像、音声、その
他の情報からなる番組のデータが、ディジタル化され、
かつ、スクランブル処理が施されて送信される。また、
本実施の形態の説明においては、衛星放送を例に挙げて
説明するが、本発明は、他の放送形態、例えば、ディジ
タル地上波放送やケーブルテレビジョン放送などに適用
することも可能である。
【0016】送信装置1は、番組にスクランブル処理を
施し、個別情報を付加した後、アンテナ(パラボラアン
テナ)2により、電波として送出する。この電波は、衛
星(放送衛星または通信衛星)3を介して、受信側のア
ンテナ(パラボラアンテナ)4により受信され、受信装
置5へ供給される。受信装置5は、アンテナ4から供給
される受信信号から個別情報を抽出した後、番組に対し
てデスクランブル処理を施し、得られた情報をモニタ6
に表示させたり、スピーカ7に出力させる。また、受信
装置5は、受信信号から抽出した個別情報に含まれてい
る制御情報に対応する処理を実行する。
【0017】ネットワーク8は、インターネットなどの
公衆回線網より構成され、各視聴者が視聴した番組の視
聴履歴を、定期的、あるいは、必要なときに受信装置5
から送信装置1へ伝送する際に使用される。送信装置1
は、受信装置5から伝送された視聴履歴を受信し、その
情報に基づいて、課金処理や視聴率の算出処理などを行
う。
【0018】図2は、送信装置1の詳細な構成例を示し
ている。送信装置1のエンコーダ21は、番組ソース
(主放送信号としての映像信号および音声信号)をMPEG
(Moving Picture Experts Group)2方式で圧縮符号化
し、多重化器22に出力する。多重化器22は、エンコ
ーダ21からの主放送信号、スクランブル制御システム
25から供給される個別情報(EMM(Entitlement Manage
ment Message))、並びに関連情報送出装置26から供
給される共通情報(ECM(Entitlement Control Messag
e))を時分割多重化して、MPEG2方式のトランスポート
ストリームを生成する。生成されたトランスポートスト
リームは、スクランブラ23に供給される。
【0019】スクランブラ23は、関連情報送出装置2
6から供給されるスクランブル鍵を用いて、多重化器2
2から入力されるディジタル信号(トランスポートスト
リーム)のうちの、主放送信号にスクランブルを施し、
アンテナ2に出力する。番組制御システム24は、所定
の制御信号を発生して、エンコーダ1を制御する。ま
た、番組制御システム24は、エンコーダ21で圧縮符
号化される主放送信号に対応する番組の番組IDや放送チ
ャンネルID等を含む番組情報を関連情報送出装置26に
出力する。スクランブル制御システム25は、ワーク鍵
を関連情報送出装置26に供給するとともに、受信装置
5に対応する固有な個別鍵を用いて暗号化したワーク鍵
を含む個別情報を生成して多重化器22に出力する。
【0020】図3(A)は、スクランブル制御システム
25により生成される個別情報の例を示している。個別
情報は、主にヘッダ部、契約情報部、および制御情報部
より構成される。ヘッダ部には、後述する受信装置5の
セキュリティーモジュール42を特定するカードID、お
よび個別情報の種類などが記述される。契約情報部に
は、ワーク鍵を特定するワーク鍵番号、スクランブル鍵
にかけられた暗号を復号するワーク鍵、契約条件を示す
契約タイプ、契約した放送チャンネルを示すサービスI
D、および契約内容の有効期限が記述される。制御情報
部には、受信装置5で視聴した番組に関する視聴情報
を、どのタイミングで送信するかをセキュリティーモジ
ュール42に対して指示する情報や、送信先の電話番号
などが記述される。
【0021】関連情報送出装置26は、スクランブル鍵
をスクランブラ23に供給する。また、関連情報送出装
置26は、スクランブル制御システム25から供給され
るワーク鍵を用いて暗号化したスクランブル鍵を含む共
通情報を生成して多重化器22に出力する。
【0022】図3(B)は、関連情報送出装置26によ
り生成される共通情報の例を示している。共通情報は、
主に、ヘッダ部およびデータ部より構成される。ヘッダ
部には、ワーク鍵を識別するワーク鍵番号や共通情報の
種類を識別する情報などが記述される。データ部には、
暗号化されたスクランブル鍵、サービスの形態を示す情
報としてペイパービュー料金、プレビュー(視聴)時
間、プレビュー(視聴)制限回数などが記述される。ま
た、データ部には、放送チャンネルを示すサービスID、
番組を示すイベントID、現在時刻などが記述される。
【0023】顧客管理システム27は、受信装置5から
ネットワーク8を介して入力される視聴情報等を処理
し、契約情報としてスクランブル制御システム25に出
力する。また、顧客管理システム27は、受信装置5の
個別鍵を記憶しており、受信装置5からネットワーク8
を介して視聴要求情報が送信されてきた場合、契約情報
に個別鍵を含めてスクランブル制御システム25に出力
する。
【0024】図4は、受信装置5の構成例を示すブロッ
ク図である。受信装置5は、セットトップボックス41
とセキュリティモジュール42により構成される。セキ
ュリティモジュール42は、セットトップボックス41
と着脱可能な、例えば、ICカードなどにより構成され
る。衛星3を介して送信装置1から送信された信号は、
変換アンテナ4(図1)により受信され、所定の中間周
波数とされる。中間周波数にされた信号は、セットトッ
プボックス41の復調器(図示せず)に入力され、ダウ
ンコンバートや、その他の必要な処理が施された後、所
定の放送チャンネル(視聴者が所望とする放送チャンネ
ル)の信号が復調される。そして、この復調された信号
は、誤り訂正部(図示せず)により、誤り訂正が施さ
れ、デマルチプレクサ51に供給される。
【0025】デマルチプレクサ51は、誤り訂正部から
出力されるトランスポートストリームパケット(以下、
TSパケットと称する)が、番組データを含むTSパケット
であるか、または、共通情報もしくは個別情報(以下、
共通情報と個別情報のそれぞれを個々に区別する必要が
ない場合、まとめて関連情報と称する)を含むTSパケッ
トであるかを、そのヘッダ(パケットID)を参照して識
別する。誤り訂正部から出力されるTSパケットが、番組
データを含む場合、そのTSパケットは、デスクランブラ
52に供給される。また、誤り訂正部から出力されるTS
パケットが、関連情報を含むTSパケットである場合、デ
マルチプレクサ51は、そのTSパケットをセキュリティ
モジュール42の共通・個別情報解析装置61に供給す
る。
【0026】デマルチプレクサ51から供給された関連
情報のTSパケットが個別情報のTSパケットである場合、
共通・個別情報解析装置61は、契約情報記憶装置62
から受信装置5に固有のデコーダIDを読み出し、このデ
コーダIDと個別情報に含まれているデコーダ識別番号と
を比較する。そして、共通・個別情報解析装置61は、
デコーダIDとデコーダ識別番号とが一致した場合のみ、
契約情報記憶装置62から個別鍵を読み出す。
【0027】個別鍵は、送信装置1の顧客管理システム
27に記憶されている個別鍵と同一の鍵である。従っ
て、個別鍵により、個別情報に含まれ、暗号化されてい
るワーク鍵を復号することができる。また、共通・個別
情報解析装置61は、契約情報記憶装置62から読み出
した個別鍵を用いて、個別情報に含まれるワーク鍵を復
号し、得られたワーク鍵を用いてスクランブル鍵を取得
する。共通・個別情報解析装置61は、スクランブル鍵
などの情報を視聴制御情報としてデスクランブラ52に
供給する。
【0028】デスクランブラ52は、共通・個別情報解
析装置61から供給されるスクランブル鍵を用いて、デ
マルチプレクサ51から供給される番組データを含むTS
パケットをデスクランブルし、デコーダ53に供給す
る。デコーダ53は、デスクランブルされた番組データ
をMPEG2方式でデコード処理し、ビデオデータをモニタ
6に、オーディオデータをスピーカ7に出力する。な
お、デスクランブラ52でデスクランブル処理が開始さ
れた後、そのデスクランブルされている番組が終了する
か、あるいは、視聴者が所定の操作を行うことにより、
その番組の視聴を中止すると、共通・個別情報解析装置
61は、スクランブル鍵の供給を停止する。これによ
り、デスクランブルが停止されるので、番組は、視聴不
可能となる。
【0029】更に、デスクランブラ52によりデスクラ
ンブル処理が開始されると、その番組が、例えば、ペイ
パービュー契約の番組の場合、共通・個別情報解析装置
61は、デスクランブルされている番組の番組番号を共
通情報から抽出し、これを、視聴情報として、視聴情報
記憶装置63に記憶させる。このように視聴情報記憶装
置63に記憶された視聴情報は、個別情報の制御情報部
に記述されているタイミングに基づいて一定期間経過
後、または、共通・個別情報解析装置61が、個別情報
により強制発呼の指示を認識したとき、セットトップボ
ックス41に設けられているモデム54から、ネットワ
ーク8を介して送信装置1に対して送信される。
【0030】図5は、本発明を適用した個別情報に含ま
れるサービスIDのフォーマットの例を示している。図5
(A)に示されるように、視聴者が受信契約した放送チ
ャンネルを表すサービスIDは、タグ情報とビットマップ
情報により構成される。受信装置5は、どの放送チャン
ネルの視聴を契約しているのかを、セキュリティーモジ
ュール42の契約情報記憶装置62に予め記憶されてい
る個別情報中のサービスID(タグ情報とビットマップ情
報)に基づいて判断する。
【0031】図5(B)は、タグ情報が記述されるタグ
部の例を示している。タグ部には、記述する放送チャン
ネルが、契約対象の放送チャンネルを示すのか、または
解約対象の放送チャンネルを示すのかを表すフラグと、
その放送チャンネルを表す数字(10進数)の最上位の
桁で規定される数字(何番台の放送チャンネルであるか
を表す数字)が記述される。送信装置1の管理者は、1
つの個別情報により契約または解約を指定する放送チャ
ンネル数を設定することができ、チャンネル1乃至9、
チャンネル10乃至19までのように10チャンネル毎
に設定したり、または、チャンネル100乃至199、
チャンネル200乃至299のように100チャンネル
毎に設定し、契約または解約情報を管理することができ
る。図5(B)の例においては、チャンネル番号が30
0番台であり、後述するビットマップ情報で指定される
放送チャンネル(放送チャンネル300乃至399のう
ちの放送チャンネル)が視聴契約対象とされている。
【0032】なお、送信装置1は、「契約」、「解約」
以外のフラグにも、様々なフラグを設定し、受信装置5
に認識させることにより、処理を実行させることができ
る。例えば、送信装置1は、タグ部に「追加」を指示す
るフラグを設定し、ビットマップ部で「追加」の対象と
なる放送チャンネルを指定することにより、受信装置5
は、それに基づいて視聴可能な放送チャンネルを追加す
ることができる。
【0033】図5(C)は、ビットマップ情報が記述さ
れるビットマップ部の例を示している。ビットマップ情
報は、タグ情報で指定される最上位の桁に続く下位の桁
の数字を指定する情報である。すなわち、図5(C)の
例においては、100ビットが用意され、各ビットは、
放送チャンネルを示す300乃至399の数字に対応し
ている。タグ部のフラグによる指示の対象とされる数字
のビットは「1」とされ、対象とされないビットは
「0」とされる。
【0034】この例では、第1ビット乃至第3ビットが
「1」とされ、残りの第4ビット乃至第100ビットは
「0」とされているので、チャンネル300乃至302
が対象(この例の場合、契約対象)とされ、他のチャン
ネル303乃至399は、非対象(非契約対象)とされ
る。なお、図5(C)の例においては「対象」を「1」
と、「非対象」を「0」としたが、「対象」を「0」
で、「非対象」を「1」で示すように設定することもで
きる。
【0035】上述した放送チャンネルの指定方法で、送
信装置1および受信装置5の間で送受信される視聴契約
または視聴解約の対象とされる放送チャンネルを表すこ
とにより、例えば、放送チャンネル300乃至399
の、それぞれの放送チャンネルを9ビットで表す場合に
較べて、送受信する情報量を抑えることができる。
【0036】以下、図6および図7を参照して、視聴契
約する放送チャンネルを変更する場合について説明す
る。
【0037】受信装置5の視聴者が、放送チャンネル3
00,301,302を、既に視聴契約しているとする
と、契約情報記憶装置62には、図6(A)に示される
ような個別情報が記憶される。タグ部は、チャンネル番
号が「300番台」の放送チャンネルについて、ビット
マップ情報で指定されている放送チャンネルが「契約」
対象であることを示している。そして、ビットマップ部
の第1乃至第3ビット(図5(C))は、「ON(1)」
と記述される。なお、この例においても、視聴契約対象
とされている状態を「1」で、視聴契約対象とされてい
ない状態を「0」で、それぞれ表している。有効期限部
には、指定される視聴契約の有効期限が「2010年1
0月1日 午前0時」と記述されている。有効期限が経
過した個別情報は、消去され、消去された個別情報で視
聴可能とされていた放送チャンネルは、それ以降、視聴
できなくなる。有効期限部には、個別情報の有効期限の
他、タグ部に「解約」のフラグが設定されている個別情
報の場合には、解約日時が、タグ部に「追加」のフラグ
が設定されている個別情報の場合には、視聴開始日時
が、それぞれ記述される。
【0038】このような契約状態において、受信装置5
の視聴者が申込用紙などで送信装置1の管理者に放送チ
ャンネル301の解約を申し込んだ場合について説明す
る。この場合、送信装置1の管理者は、申し込みに応じ
て、図6(B)および図6(C)の個別情報を受信装置5
に対して送信し、セキュリティーモジュール42の契約
情報記憶装置62に記憶させる。
【0039】図6(B)の個別情報において、タグ部
は、チャンネル番号が「300番台」の放送チャンネル
について、ビットマップ情報で指定される放送チャンネ
ルを「解約」とすることを示している。ビットマップ部
は、第2ビット(図5(C))が「ON(1)」とされて
いる。すなわち、放送チャンネル301が解約の対象で
あることが記述されている。また、解約日時は、「20
00年10月1日 午前0時」と記述されている。
【0040】図6の(C)の個別情報において、タグ部
は、チャンネル番号が「300番台」の放送チャンネル
について、ビットマップ情報で指定されている放送チャ
ンネルを「契約」状態とすることを示している。ビット
マップ部は、第1および第3ビット(図5(C))が「O
N(1)」とされている。また、有効期限は、「201
0年10月1日 午前0時」と記述されている。
【0041】送信装置1から図6(B)と図6(C)に示
される個別情報が送信されてくると、受信装置5は、こ
れを契約情報記憶装置62に記憶させる。図6(C)の
個別情報は、図6(A)に示される個別情報の上に上書
きされる。図6(B)の個別情報に基づき、放送チャン
ネル301は、2000年10月1日午前0時の直前ま
で視聴可能であるが、それ以降は、視聴できなくなる。
放送チャンネル300と302は、従前と同様に視聴可
能とされる。
【0042】なお、図6(C)の個別情報は、放送する
のではなく、図6(B)の個別情報を受信したセキュリ
ティーモジュール42において、自動的に更新するよう
にしてもよい。
【0043】次に、図7を参照して、契約状態を変更す
る他の実施の形態について説明する。
【0044】図7(A)の個別情報の例においては、受
信装置5の視聴者は、放送チャンネル300,301
を、既に視聴契約している。このため、タグ部は、チャ
ンネル番号が「300番台」の放送チャンネルについ
て、ビットマップ情報で指定される放送チャンネルが
「契約」対象であることを示している。そして、ビット
マップ部の第1および第2ビット(図5(C))は、「O
N(1)」とされている。有効期限部には、契約の有効
期限が「2010年10月1日 午前0時」までと記述
されている。
【0045】図7(A)の契約状態において、受信装置
5の視聴者が申込用紙などで送信装置1の管理者に放送
チャンネル302の視聴契約の追加を申し込んだ場合に
ついて説明する。この場合、送信装置1の管理者は、申
し込みに応じて、図7(B)および図7(C)の個別情報
を受信装置5に対して送信し、セキュリティーモジュー
ル42の契約情報記憶装置62に記憶させる(図7
(A)の個別情報を図7(C)の個別情報で上書きさせ
る)。
【0046】図7(B)の個別情報において、タグ部
は、チャンネル番号が「300番台」の放送チャンネル
について、ビットマップ情報で指定される放送チャンネ
ルを「追加」することを示している。ビットマップ部
は、第3ビット(図5(C))が「ON(1)」とされて
いる。また、視聴開始日時は、「2000年12月1日
午前0時」と記述されている。
【0047】図7(C)の個別情報において、タグ部
は、チャンネル番号が「300番台」の放送チャンネル
について、ビットマップ情報で指定されている放送チャ
ンネルを「契約」状態とすることを示している。ビット
マップ部は、第1乃至第3ビット(図5(C))が
「1」とされている。また、有効期限は、「2010年
10月1日 午前0時」と記述されている。
【0048】受信装置5は、送信装置1から送信されて
きた図7(B)と図7(C)に示される個別情報を受信し
た場合、セキュリティーモジュール42の契約情報記憶
装置62に記憶されている個別情報(図7(A))を図
7(C)の個別情報で書き換える。そして、2000年
12月1日午前0時となったとき、図7(B)の個別情
報により、視聴者は、放送チャンネル302を視聴でき
るようになる。
【0049】なお、図7(C)の個別情報は、放送する
のではなく、図7(B)の個別情報を受信したセキュリ
ティーモジュール42において、自動的に更新するよう
にしてもよい。
【0050】以下、図8乃至図10のフローチャートを
参照して、送信装置1が上述したサービスIDを含む個別
情報を送信し、受信した受信装置5が個別情報に基づい
て契約情報を登録し、ディジタルコンテンツを視聴処理
する一連の処理について説明する。
【0051】始めに、図8のフローチャートを参照し
て、送信装置1が個別情報およびテレビジョン番組など
を生成し、送信する処理について説明する。
【0052】ステップS1において、スクランブル制御
システム25は、顧客管理システム27から転送されて
きた契約情報に基づいて、個別情報のサービスIDに含ま
れるタグ情報を生成する。顧客管理システム27は、ネ
ットワーク8を介して受信装置5から送信されてきた視
聴要求情報、または、視聴者が申込用紙で申し込んだ視
聴要求情報から契約情報を生成し、スクランブル制御シ
ステム25に転送する。
【0053】例えば、いずれの放送チャンネルをも視聴
契約していない視聴者が、放送チャンネル300,30
1および302の視聴を希望している場合、スクランブ
ル制御システム25は、図5(B)のタグ部の例に示す
ように、「契約」を示すフラグと、「300番台」を示
す情報を記述する。
【0054】ステップS2において、スクランブル制御
システム25は、顧客管理システム27から転送されて
きた契約情報に基づいて、ステップS1の処理で生成し
たタグ情報の対象となる放送チャンネルを指定するビッ
トマップ情報を生成する。
【0055】すなわち、スクランブル制御システム25
は、ステップS1の処理で生成したタグ情報による指示
(「契約」)の対象となる放送チャンネルとして、図5
(C)のビットマップ部の例に示すように、第1乃至第
3ビットを「1」とし、第4乃至第100ビットを
「0」とする。このタグ情報とビットマップ情報を含む
個別情報を受信した受信装置5は、個別情報を記憶し、
放送チャンネル300乃至302を視聴可能とする。
【0056】ステップS3において、スクランブル制御
システム25は、ステップS1およびステップS2の処理
で生成したタグ情報とビットマップ情報(個別情報)の
有効期限を示す情報を生成する。スクランブル制御シス
テム25は、例えば、「2010年10月1日 午前0
時」まで、視聴契約が有効であることを示す情報を生成
する。受信装置5は、記憶した個別情報の有効期限が経
過したと判定した場合、その個別情報を消去し、それ以
降、個別情報により指定されている放送チャンネルを視
聴不可とする。受信装置5の処理については、後述す
る。
【0057】ステップS4において、多重化器22は、
エンコーダ21が番組ソースから生成したMPEG-2方式
のディジタルデータ、ステップS1乃至S3の処理でスク
ランブル制御システム25が生成した個別情報、および
関連情報送出装置26から供給された共通情報を時分割
多重化し、トランスポートストリームを生成する。
【0058】ステップS5において、スクランブラ23
は、多重化器22から供給されたトランスポートストリ
ームを、関連情報送出装置26から提供されるスクラン
ブル鍵を利用してスクランブル処理する。スクランブラ
23は、スクランブル処理したトランスポートストリー
ムを、図示せぬ送出装置に出力する。
【0059】ステップS6において、送出装置(図示せ
ず)は、スクランブラ23がスクランブル処理したトラ
ンスポートストリームをアンテナ2から送信する。送信
されたトランスポートストリームは、衛星3を介して受
信装置5に設けられているアンテナ4により受信され、
受信装置5において、契約情報の登録処理が行われる。
【0060】次に、図9のフローチャートを参照して、
トランスポートストリームに含まれる個別情報を受信し
た受信装置5の視聴契約情報の登録処理について説明す
る。デマルチプレクサ51は、アンテナ4から供給され
たトランスポートストリームから、主放送信号と、関連
情報(共通情報および個別情報)を抽出し、主放送信号
をデスクランブラ52に、関連情報を共通・個別情報解
析装置61にそれぞれ転送する。
【0061】ステップS21において、共通・個別情報
解析装置61は、デマルチプレクサ51から個別情報が
転送されてきたか否かを判定する。共通・個別情報解析
装置61は、個別情報が転送されてくるまで待機し、デ
マルチプレクサ51から個別情報が転送されてきたと判
定した場合、処理はステップS22に進む。
【0062】ステップS22において、共通・個別情報
解析装置61は、契約情報記憶装置62に記憶されてい
る個別鍵を利用して、送信装置1により暗号化された個
別情報を復号し、個別情報に含まれるタグ部に「契約」
のフラグが設定されているか否かを判定する。すなわ
ち、共通・個別情報解析装置61は、タグ部に記述され
ている内容を確認し、それに基づいて契約情報記憶装置
62に記憶されている契約情報を更新する(まだ、契約
情報記憶装置62に契約情報が記憶されていない場合、
新規登録する)。
【0063】ステップS22において、共通・個別情報
解析装置61は、転送されてきた個別情報に「契約」の
フラグが設定されていない(「追加」または「解約」が
設定されている)と判定した場合、処理はステップS2
3に進む。
【0064】ステップS23において、契約情報記憶装
置62は、共通・個別情報解析装置61から転送されて
きた個別情報を記憶する。すなわち、転送されてきた個
別情報のタグ部に「追加」、または「解約」のフラグが
設定されている場合、契約情報記憶装置62は、個別情
報をそのまま登録する。
【0065】一方、ステップS22において、共通・個
別情報解析装置61は、転送されてきた個別情報のタグ
部に「契約」のフラグが設定されていると判定した場
合、処理はステップS24に進む。
【0066】ステップS24において、共通・個別情報
解析装置61は、契約情報記憶装置62に問い合わせ、
契約情報記憶装置62からの通知に基づいて、登録済み
の個別情報で、かつ、タグ部に「契約」のフラグが設定
されている個別情報があるか否かを判定する。視聴者が
初めて送信装置1に視聴要求情報を送信し、それに応じ
て送信装置1から送信されてきた個別情報である場合、
契約情報記憶装置62には、契約情報が記憶されていな
いので、処理はステップS23に進み、契約情報記憶装
置62は、個別情報を新規登録する。例えば、新規登録
された個別情報が図6(A)で示される個別情報である
場合、視聴者は、放送チャンネル300乃至302を視
聴することができる。
【0067】ステップS24において、共通・個別情報
解析装置61は、契約情報記憶装置62からの通知に基
づいて、既に、タグ部に「契約」のフラグが設定されて
いる個別情報が記憶されていると判定した場合、処理は
ステップS25に進む。
【0068】ステップS25において、契約情報記憶装
置62は、既に記憶されている個別情報の上に、共通・
個別情報解析装置61から新たに転送されてきた個別情
報を上書きし、登録情報を更新する。既に記憶されてい
る個別情報が、図6(A)の個別情報であり、転送され
てきた個別情報が図6(B)と図6(C)の個別情報であ
る場合、図6(C)の個別情報の記述内容で、契約情報
が更新登録され、放送チャンネル300および放送チャ
ンネル302が視聴可能となる。また、視聴者は、ステ
ップS23の処理で登録される図6(B)の個別情報によ
り、解約日時(2000年10月1日午前0時)となる
まで、放送チャンネル301を視聴できる。
【0069】ステップS26において、契約情報記憶装
置62は、有効期限が満了した個別情報があるか否かを
判定する。契約情報記憶装置62は、有効期限が満了し
た個別情報がないと判定した場合、処理はステップS2
1に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
【0070】ステップS26において、契約情報記憶装
置62は、有効期限が満了した個別情報があると判定し
た場合、処理はステップS27に進む。
【0071】ステップS27において、契約情報記憶装
置62は、有効期限が満了した個別情報を消去する。契
約情報記憶装置62により消去される個別情報が、図6
(B)の個別情報である場合、それ以降、視聴者は、放
送チャンネル301を視聴できなくなる。その後、処理
はステップS21に戻り、それ以降の処理が繰り返し実
行される。
【0072】次に、図10のフローチャートを参照し
て、受信装置5のディジタルコンテンツの視聴処理につ
いて説明する。
【0073】ステップS41において、共通・個別情報
解析装置61は、視聴者が受信することを指定した放送
チャンネルのチャンネル番号を、デマルチプレクサ51
から転送されてきた共通情報に基づいて取得する。
【0074】ステップS42において、共通・個別情報
解析装置61は、取得した放送チャンネルのチャンネル
番号が、「契約」のフラグが設定されている個別情報中
に登録されているか否かを、契約情報記憶装置62に問
い合わせることにより判定する。
【0075】ステップS42において、共通・個別情報
解析装置61は、契約情報記憶装置62からの通知に基
づいて、ステップS41の処理で取得したチャンネル番
号が「契約」のフラグが設定されている個別情報中に登
録されていると判定した場合、処理はステップS43に
進む。
【0076】ステップS43において、共通・個別情報
解析装置61は、取得した放送チャンネルのチャンネル
番号が、「追加」のフラグが設定されている個別情報中
に登録されているか否かを、契約情報記憶装置62に問
い合わせることにより判定する。例えば、「契約」のフ
ラグが設定されている個別情報(図7(C))により登
録されているチャンネル302であっても、「追加」の
フラグが設定されている個別情報(図7(B))によ
り、視聴開始日がまだ経過していないため、視聴処理が
禁止されている場合があるためである。そこで、共通・
個別情報解析装置61は、契約情報記憶装置62からの
通知に基づいて、ステップS41の処理で取得したチャ
ンネル番号が、「追加」のフラグが設定された個別情報
中に登録されていないと判定した場合、処理はステップ
S44に進む。
【0077】ステップS44において、共通・個別情報
解析装置61は、ディジタルコンテンツの視聴処理を行
う。上述したように、共通・個別情報解析装置61は、
契約情報記憶装置62から提供された個別鍵を利用して
個別情報を復号し、さらに、個別情報から得られたワー
ク鍵で共通情報を復号し、復号した共通情報から得られ
たスクランブル鍵をデスクランブラ52に供給する。デ
スクランブラ52は、デマルチプレクサ51から供給さ
れた主放送信号を、提供されたスクランブル鍵でデスク
ランブルし、デコーダ53に出力する。デコーダ53
は、供給されたディジタルデータをデコードし、アナロ
グ信号をモニタ6またはスピーカ7に出力する。
【0078】図10に戻り、ステップS43において、
共通・個別情報解析装置61は、契約情報記憶装置62
からの通知に基づいて、ステップS41の処理で取得し
たチャンネル番号が、「追加」のフラグが設定された個
別情報中に登録されていると判定した場合、共通・個別
情報解析装置61は、視聴開始日時が経過するまで視聴
処理が禁止されていると認識し、処理はステップS45
に進む。
【0079】ステップS45において、共通・個別情報
解析装置61は、視聴不可のメッセージをモニタ6に出
力させる。なお、モニタ6に表示されるメッセージは、
例えば、「視聴開始日が経過していないため 視聴処理
できません」等のメッセージである。
【0080】一方、ステップS42において、共通・個
別情報解析装置61は、取得した放送チャンネルのチャ
ンネル番号が、「解約」のフラグが設定されている個別
情報中に登録されているか否かを、契約情報記憶装置6
2に問い合わせ、その通知に基づいて判定する。
【0081】ステップS46において、共通・個別情報
解析装置61は、取得した放送チャンネルのチャンネル
番号が、「解約」のフラグが設定されている個別情報中
に登録されていると判定した場合、視聴者が指令した放
送チャンネルは、解約日時まで視聴処理が許可されてい
ると認識し、ステップS44の処理に進み、視聴処理を
実行する。例えば、図6(B)および図6(C)の例で
は、図6(C)の個別情報により登録されていなくと
も、図6(B)の個別情報により、チャンネル302
は、解約日時(2000年10月1日午前0時)まで視
聴可能となっている。
【0082】ステップS46おいて、共通・個別情報解
析装置61は、取得した放送チャンネルのチャンネル番
号が、「解約」のフラグが設定されている個別情報中に
登録されていないと判定した場合、取得した放送チャン
ネルのチャンネル番号が、いずれの個別情報中にも登録
されておらず、視聴処理することができないと認識し、
処理はステップS45に進む。
【0083】ステップS45において、共通・個別情報
解析装置61は、視聴不可のメッセージをモニタ6に表
示させる。表示させるメッセージは、例えば、「契約し
ていないため視聴できません」等のメッセージである。
【0084】以上においては、個別情報のサービスIDを
タグ情報とビットマップ情報に分けて記述することとし
たが、送信装置1は、タグ情報とビットマップ情報のみ
により構成される情報を生成することも可能である。受
信装置5は、その情報のヘッダの記述内容を判断し、タ
グ情報とビットマップ情報だけが記述された情報である
と認識し、契約情報を登録する。これにより、送信装置
1は、契約情報をまとめて送信することができ、効率の
良い、データの送信ができる。
【0085】上述した一連の処理は、ハードウェアによ
り実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行
させることもできる。この場合、例えば、送信装置1お
よび受信装置5は、図11に示されるようなパーソナル
コンピュータにより構成される。
【0086】図11において、CPU(Central Processin
g Unit)81は、ROM(Read Only Memory)82に記憶
されているプログラム、または、記憶部88からRAM(R
andomAccess Memory)83にロードされたプログラムに
従って各種の処理を実行する。RAM83にはまた、CPU8
1が各種の処理を実行する上において必要なデータなど
も適宜記憶される。
【0087】CPU81、ROM82、およびRAM83は、バ
ス84を介して相互に接続されている。このバス84に
はまた、入出力インタフェース85も接続されている。
入出力インタフェース85には、キーボード、マウス
などよりなる入力部86、CRT、LCDなどよりなるディス
プレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部87、ハー
ドディスクなどより構成される記憶部88、モデム、タ
ーミナルアダプタなどより構成される通信部89が接続
されている。通信部89は、ネットワーク8を介しての
通信処理を行う。
【0088】入出力インタフェース85にはまた、必要
に応じてドライブ90が接続され、磁気ディスク91、
光ディスク92、光磁気ディスク93、或いは半導体メ
モリ94などが適宜装着され、それから読み出されたコ
ンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部88にイ
ンストールされる。
【0089】一連の処理をソフトウエアにより実行させ
る場合には、そのソフトウエアを構成するプログラム
が、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュー
タ、または、各種のプログラムをインストールすること
で、各種の機能を実行することが可能な、例えば、汎用
のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録
媒体からインストールされる。
【0090】この記録媒体は、図11に示すように、装
置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために
配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク
91(フロッピディスクを含む)、光ディスク92(CD
-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital V
ersatile Disk)を含む)、光磁気ディスク93(MO(Mag
net- Optiacl)を含む)、もしくは半導体メモリ94な
どよりなるパッケージメディアにより構成されるだけで
なく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供
される、プログラムが記録されているROM82や、記憶
部88に含まれるハードディスクなどで構成される。
【0091】なお、本明細書において、記録媒体に記録
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0092】また、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0093】
【発明の効果】本発明の送信装置および方法、受信装置
および方法、並びに記録媒体によれば、ディジタルコン
テンツの放送チャンネルを識別する識別情報として、放
送チャンネルを表す番号のうちの第1の桁番号を示す第
1の情報と、第1の桁番号につづく残りの第2の桁番号
をビットマップで表す第2の情報とで構成される識別情
報を生成し、生成した識別情報を送信するようにしたの
で、受信契約に関する情報量を抑え、かつ、契約内容を
容易に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した放送システムの構成例を示す
図である。
【図2】図1の送信装置の構成例を示すブロック図であ
る。
【図3】図1の送信装置が生成する情報の例を示す図で
ある。
【図4】図1の受信装置の構成例を示すブロック図であ
る。
【図5】図1の送信装置が送信する個別情報の例を示す
図である。
【図6】図1の送信装置が送信する個別情報の他の例を
示す図である。
【図7】図1の送信装置が送信する個別情報のさらに他
の例を示す図である。
【図8】図1の送信装置の送信処理を説明するフローチ
ャートである。
【図9】図1の受信装置の契約情報の登録処理を説明す
るフローチャートである。
【図10】図1の受信装置の視聴処理を説明するフロー
チャートである。
【図11】パーソナルコンピュータの構成例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 送信装置, 2 アンテナ, 4 アンテナ, 5
受信装置, 21エンコーダ, 22 多重化器,
23 スクランブラ, 24 番組制御システム, 2
5 スクランブル制御システム, 26 関連情報送出
装置, 27顧客管理システム, 41 セットトップ
ボックス, 42 セキュリティモジュール, 51
デマルチプレクサ, 52 デスクランブラ, 53
デコーダ, 54 モデム, 61 共通・個別情報解
析装置, 62 契約情報記憶装置, 63 視聴情報
記憶装置, 81 CPU, 82 ROM, 83 RAM,
84 バス, 85 入出力インタフェース, 86
入力部, 87 出力部, 88 表示部, 89
記憶部, 90 通信部, 91 ドライブ,92 磁
気ディスク, 93 光ディスク, 94 光磁気ディ
スク, 95半導体メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/16 (72)発明者 吉田 洋之 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C025 AA01 AA23 BA14 CB05 DA01 DA04 DA05 5C063 AA01 AB03 AB07 AC10 CA23 CA36 DA07 DA13 5C064 AC08 AC13 AD14 BA01 BA07 BC06 BC16 BC23 BC27

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルコンテンツの放送チャンネル
    を識別する識別情報として、前記放送チャンネルを表す
    番号のうちの第1の桁番号を示す第1の情報と、前記第
    1の桁番号につづく残りの第2の桁番号をビットマップ
    で表す第2の情報とで構成される識別情報を生成する生
    成手段と、 前記生成手段により生成された前記識別情報を送信する
    送信手段とを含むことを特徴とする送信装置。
  2. 【請求項2】 ディジタルコンテンツの放送チャンネル
    を識別する識別情報として、前記放送チャンネルを表す
    番号のうちの第1の桁番号を示す第1の情報と、前記第
    1の桁番号につづく残りの第2の桁番号をビットマップ
    で表す第2の情報とで構成される識別情報を生成する生
    成ステップと、 前記生成ステップの処理により生成された前記識別情報
    を送信する送信ステップとを含むことを特徴とする送信
    方法。
  3. 【請求項3】 ディジタルコンテンツの放送チャンネル
    を識別する識別情報として、前記放送チャンネルを表す
    番号のうちの第1の桁番号を示す第1の情報と、前記第
    1の桁番号につづく残りの第2の桁番号をビットマップ
    で表す第2の情報とで構成される識別情報を生成する生
    成ステップと、 前記生成ステップの処理により生成された前記識別情報
    を送信する送信ステップとを含むことを特徴とするコン
    ピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている
    記録媒体。
  4. 【請求項4】 送信装置により送信されたディジタルコ
    ンテンツの放送チャンネルを識別する識別情報であっ
    て、前記放送チャンネルを表す番号のうちの第1の桁番
    号を示す第1の情報と、前記第1の桁番号につづく残り
    の第2の桁番号をビットマップで表す第2の情報とで構
    成される識別情報を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された前記識別情報に基づい
    て、受信する前記放送チャンネルを選択する選択手段と
    を含むことを特徴とする受信装置。
  5. 【請求項5】 送信装置により送信されたディジタルコ
    ンテンツの放送チャンネルを識別する識別情報であっ
    て、前記放送チャンネルを表す番号のうちの第1の桁番
    号を示す第1の情報と、前記第1の桁番号につづく残り
    の第2の桁番号をビットマップで表す第2の情報とで構
    成される識別情報を受信する受信ステップと、 前記受信ステップの処理により受信された前記識別情報
    に基づいて、受信する前記放送チャンネルを選択する選
    択ステップとを含むことを特徴とする受信方法。
  6. 【請求項6】 送信装置により送信されたディジタルコ
    ンテンツの放送チャンネルを識別する識別情報であっ
    て、前記放送チャンネルを表す番号のうちの第1の桁番
    号を示す第1の情報と、前記第1の桁番号につづく残り
    の第2の桁番号をビットマップで表す第2の情報とで構
    成される識別情報を受信する受信ステップと、 前記受信ステップの処理により受信された前記識別情報
    に基づいて、受信する前記放送チャンネルを選択する選
    択ステップとを含むことを特徴とするコンピュータが読
    み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
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JP2008271256A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 送信側装置およびそれを備える視聴制御システムならびに視聴制御方法

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