JP2002075544A - 多極シールド型電気コネクタ - Google Patents
多極シールド型電気コネクタInfo
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- JP2002075544A JP2002075544A JP2000259212A JP2000259212A JP2002075544A JP 2002075544 A JP2002075544 A JP 2002075544A JP 2000259212 A JP2000259212 A JP 2000259212A JP 2000259212 A JP2000259212 A JP 2000259212A JP 2002075544 A JP2002075544 A JP 2002075544A
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- insulating block
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 多極シールド型電気コネクタは、ケース
と、該ケースの区画の各々に組み付けられる複数の端子
ブロックとを備え、端子ブロックの各々は、コンタクト
群を保持する絶縁ブロックを有し、該絶縁ブロックの、
少なくとも一方の側面にはシールド被膜が施されてい
る。 【効果】 別個のシールド板が不要となり、部品点数を
減らし、そのための組み込み作業も不要となり、組立て
工程が簡素化され、全体として安価なものとされる。
と、該ケースの区画の各々に組み付けられる複数の端子
ブロックとを備え、端子ブロックの各々は、コンタクト
群を保持する絶縁ブロックを有し、該絶縁ブロックの、
少なくとも一方の側面にはシールド被膜が施されてい
る。 【効果】 別個のシールド板が不要となり、部品点数を
減らし、そのための組み込み作業も不要となり、組立て
工程が簡素化され、全体として安価なものとされる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、多極シールド型電
気コネクタに関するものであり、特に、隣接するコンタ
クト間をシールドする型の電気コネクタに関するもので
ある。
気コネクタに関するものであり、特に、隣接するコンタ
クト間をシールドする型の電気コネクタに関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】従来より、プリント基板とプリント基板
とを互いに平行な状態で接続したり、互いに直交するよ
うな状態で接続したりするための多極電気コネクタが知
られている。今後、これらの多極電気コネクタは、極め
て高い周波数の電気信号を伝送するような回路間の接続
に使用されることが多くなり、このような場合において
は、信号のタイムラグや信号の反射を抑えるためにイン
ピーダンス整合させ且つコンタクト間のクロストークを
防止するため隣接するコンタクト間をシールドする必要
が出てくる。
とを互いに平行な状態で接続したり、互いに直交するよ
うな状態で接続したりするための多極電気コネクタが知
られている。今後、これらの多極電気コネクタは、極め
て高い周波数の電気信号を伝送するような回路間の接続
に使用されることが多くなり、このような場合において
は、信号のタイムラグや信号の反射を抑えるためにイン
ピーダンス整合させ且つコンタクト間のクロストークを
防止するため隣接するコンタクト間をシールドする必要
が出てくる。
【０００３】隣接するコンタクト間をシールドした型の
多極シールド型電気コネクタとしては、例えば、特開平
６−３２５８２９号公報に開示されたようなものがあ
る。この従来の多極シールド型電気コネクタは、多数の
挿入区画を有したハウジングモジュールを備え、コンタ
クト群を絶縁ウエブと一体成形してなるコンタクトモジ
ュールを、ハウジングモジュールの各挿入区画に対して
背面から１つ１つ挿入していくことにより組立てられる
ものである。各コンタクトモジュールの絶縁ウエブの側
面には、シールド板が組み付け固定されている。したが
って、ハウジングモジュールの挿入区画に挿入固定され
た隣接するコンタクトモジュールに一体成形されたコン
タクト群の間には、シールド板が介在することになり、
このシールド板の存在により、コンタクト間のクロスト
ーク等を防止できる構成とされている。
多極シールド型電気コネクタとしては、例えば、特開平
６−３２５８２９号公報に開示されたようなものがあ
る。この従来の多極シールド型電気コネクタは、多数の
挿入区画を有したハウジングモジュールを備え、コンタ
クト群を絶縁ウエブと一体成形してなるコンタクトモジ
ュールを、ハウジングモジュールの各挿入区画に対して
背面から１つ１つ挿入していくことにより組立てられる
ものである。各コンタクトモジュールの絶縁ウエブの側
面には、シールド板が組み付け固定されている。したが
って、ハウジングモジュールの挿入区画に挿入固定され
た隣接するコンタクトモジュールに一体成形されたコン
タクト群の間には、シールド板が介在することになり、
このシールド板の存在により、コンタクト間のクロスト
ーク等を防止できる構成とされている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の多極シールド型電気コネクタの構造では、次
のような問題がある。先ず、別個に形成したシールド板
を絶縁ウエブに組み込む構造であるため、部品点数がそ
れだけ多く、且つ組み込み作業が必要であるので、組立
作業に手数がかかり価格もそれだけ増していた。また、
シールド板と絶縁ウエブ内の接地用コンタクトとの電気
的接続を、シールド板に形成した接触片で行うようにし
ているので、組立てにより接触力にバラツキが生じ易く
安定性に欠けるものであった。さらにまた、予め別個に
形成したシールド板を絶縁ウエブに組み付けるものであ
るので、絶縁ウエブの全面に対してシールドを施すよう
なことは困難であった。また、予め別個に形成したシー
ルド板の接触片の位置によって絶縁ウエブ内のコンタク
トのうちどれを接地用コンタクトとするかが固定的に決
まってきてしまうので、接地用コンタクトの位置を目的
に応じて変更したいような場合に容易には対応できるも
のではなかった。
うな従来の多極シールド型電気コネクタの構造では、次
のような問題がある。先ず、別個に形成したシールド板
を絶縁ウエブに組み込む構造であるため、部品点数がそ
れだけ多く、且つ組み込み作業が必要であるので、組立
作業に手数がかかり価格もそれだけ増していた。また、
シールド板と絶縁ウエブ内の接地用コンタクトとの電気
的接続を、シールド板に形成した接触片で行うようにし
ているので、組立てにより接触力にバラツキが生じ易く
安定性に欠けるものであった。さらにまた、予め別個に
形成したシールド板を絶縁ウエブに組み付けるものであ
るので、絶縁ウエブの全面に対してシールドを施すよう
なことは困難であった。また、予め別個に形成したシー
ルド板の接触片の位置によって絶縁ウエブ内のコンタク
トのうちどれを接地用コンタクトとするかが固定的に決
まってきてしまうので、接地用コンタクトの位置を目的
に応じて変更したいような場合に容易には対応できるも
のではなかった。
【０００５】本発明の目的は、前述したような従来の技
術の問題点を解消しうるような多極シールド型電気コネ
クタを提供することである。
術の問題点を解消しうるような多極シールド型電気コネ
クタを提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
区画を有したケースと、該ケースの前記区画の各々に組
み付けられる複数の端子ブロックとを備えた多極シール
ド型電気コネクタにおいて、前記端子ブロックの各々
は、コンタクト群を保持する絶縁ブロックを有してお
り、該絶縁ブロックの、少なくとも一方の側面にはシー
ルド被膜が施されていることを特徴とする多極シールド
型電気コネクタが提供される。
区画を有したケースと、該ケースの前記区画の各々に組
み付けられる複数の端子ブロックとを備えた多極シール
ド型電気コネクタにおいて、前記端子ブロックの各々
は、コンタクト群を保持する絶縁ブロックを有してお
り、該絶縁ブロックの、少なくとも一方の側面にはシー
ルド被膜が施されていることを特徴とする多極シールド
型電気コネクタが提供される。
【０００７】本発明の一つの実施の形態によれば、前記
多極シールド型電気コネクタは、更に、前記ケースおよ
び該ケースに組み付けられた複数の端子ブロックの絶縁
ブロックに対して組み付けられ、少なくとも前記ケース
の上面、および前記絶縁ブロックの上面および背面の大
部分を覆うようにする包囲グランド板を備える。
多極シールド型電気コネクタは、更に、前記ケースおよ
び該ケースに組み付けられた複数の端子ブロックの絶縁
ブロックに対して組み付けられ、少なくとも前記ケース
の上面、および前記絶縁ブロックの上面および背面の大
部分を覆うようにする包囲グランド板を備える。
【０００８】本発明の別の実施の形態によれば、前記各
端子ブロックの絶縁ブロックは、それが保持すべきコン
タクト群と一体成形されており、前記コンタクト群中の
接地用コンタクトとして使用されるコンタクトと前記シ
ールド被膜との電気的接続は、該絶縁ブロックに形成さ
れた穴を通して形成された該シールド被膜の延長部分を
介して行われている。
端子ブロックの絶縁ブロックは、それが保持すべきコン
タクト群と一体成形されており、前記コンタクト群中の
接地用コンタクトとして使用されるコンタクトと前記シ
ールド被膜との電気的接続は、該絶縁ブロックに形成さ
れた穴を通して形成された該シールド被膜の延長部分を
介して行われている。
【０００９】本発明の別の実施の形態によれば、前記各
端子ブロックの絶縁ブロックは、予め２つ割として成形
した第１の絶縁半ブロックと第２の絶縁半ブロックとで
構成され、前記各端子ブロックのコンタクト群は、該コ
ンタクト群を挟んで前記第１の絶縁半ブロックと前記第
２の絶縁半ブロックとを組み合わせることにより保持固
定され、前記コンタクト群のうちの接地用コンタクトと
して使用されるコンタクトには、接触片が設けられてお
り、該接地用コンタクトと前記シールド被膜との電気的
接続は、前記接触片が該シールド被膜の一部分に接触す
ることによって行われる。
端子ブロックの絶縁ブロックは、予め２つ割として成形
した第１の絶縁半ブロックと第２の絶縁半ブロックとで
構成され、前記各端子ブロックのコンタクト群は、該コ
ンタクト群を挟んで前記第１の絶縁半ブロックと前記第
２の絶縁半ブロックとを組み合わせることにより保持固
定され、前記コンタクト群のうちの接地用コンタクトと
して使用されるコンタクトには、接触片が設けられてお
り、該接地用コンタクトと前記シールド被膜との電気的
接続は、前記接触片が該シールド被膜の一部分に接触す
ることによって行われる。
【００１０】本発明のさらに別の実施の形態によれば、
前記シールド被膜は、前記絶縁ブロックの表面に対する
樹脂めっきによって与えられている。
前記シールド被膜は、前記絶縁ブロックの表面に対する
樹脂めっきによって与えられている。
【００１１】本発明のさらに別の実施の形態によれば、
前記シールド被膜は、前記絶縁ブロックの上面および両
側面に施されている。
前記シールド被膜は、前記絶縁ブロックの上面および両
側面に施されている。
【００１２】
【発明の実施の形態】次に、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態および実施例について本発明をより詳細
に説明する。
明の実施の形態および実施例について本発明をより詳細
に説明する。
【００１３】図１は、本発明の一実施例としての多極シ
ールド型電気コネクタの正面図であり、図２は、その側
面図であり、図３は、その平面図であり、図４は、その
底面図であり、図５は、その背面図である。また、図６
は、図１のＡ−Ａ線拡大断面図である。これら図に示さ
れるように、この実施例の多極シールド型電気コネクタ
は、多数の区画を有したケース１０と、このケース１０
の区画の各々に組み付けられる多数の端子ブロック２０
と、ケース１０と多数の端子ブロック２０とに対して組
み付けられる包囲グランド板３０とを備えてなってい
る。
ールド型電気コネクタの正面図であり、図２は、その側
面図であり、図３は、その平面図であり、図４は、その
底面図であり、図５は、その背面図である。また、図６
は、図１のＡ−Ａ線拡大断面図である。これら図に示さ
れるように、この実施例の多極シールド型電気コネクタ
は、多数の区画を有したケース１０と、このケース１０
の区画の各々に組み付けられる多数の端子ブロック２０
と、ケース１０と多数の端子ブロック２０とに対して組
み付けられる包囲グランド板３０とを備えてなってい
る。
【００１４】ケース１０は、例えば、プラスチック材料
にて一体成形されてなるもので、図１および図６によく
示されるように、相手コネクタ（図示していない）との
嵌合側にコンタクトの接触部を収納する接触部収納部１
１を有している。この接触部収納部１１の前面には、各
区画毎に縦に、例えば、５つの相手コネクタのコンタク
トの接触部を受け入れるための開口１１Ａが形成されて
いる。図６によく示されるように、ケース１０には、接
触部収納部１１の後端の上下から後方に延びて、多数の
区画を定める区画部１２が形成されている。この区画部
１２の上下の内壁面には、接触部収納部１１の各縦５つ
の開口１１Ａとそれぞれ整列する区画を規制するための
規制突条が形成されている。また、ケース１０には、図
１、図２、図３、図４および図６によく示されているよ
うに、相手コネクタとの嵌合を案内するための嵌合案内
ポスト１３が形成されている。さらにまた、ケース１０
には、図２、図４および図６によく示されるように、こ
の多極シールド型電気コネクタをプリント回路基板（図
示していない）上に搭載する場合の位置決めおよび支持
作用を果たす位置決め支持ポスト１４も形成されてい
る。ケースは、金属材料から成っても良い。
にて一体成形されてなるもので、図１および図６によく
示されるように、相手コネクタ（図示していない）との
嵌合側にコンタクトの接触部を収納する接触部収納部１
１を有している。この接触部収納部１１の前面には、各
区画毎に縦に、例えば、５つの相手コネクタのコンタク
トの接触部を受け入れるための開口１１Ａが形成されて
いる。図６によく示されるように、ケース１０には、接
触部収納部１１の後端の上下から後方に延びて、多数の
区画を定める区画部１２が形成されている。この区画部
１２の上下の内壁面には、接触部収納部１１の各縦５つ
の開口１１Ａとそれぞれ整列する区画を規制するための
規制突条が形成されている。また、ケース１０には、図
１、図２、図３、図４および図６によく示されているよ
うに、相手コネクタとの嵌合を案内するための嵌合案内
ポスト１３が形成されている。さらにまた、ケース１０
には、図２、図４および図６によく示されるように、こ
の多極シールド型電気コネクタをプリント回路基板（図
示していない）上に搭載する場合の位置決めおよび支持
作用を果たす位置決め支持ポスト１４も形成されてい
る。ケースは、金属材料から成っても良い。
【００１５】次に、端子ブロック２０の詳細構造につい
て説明するに、図７は、多数（この実施例では、２２
個）の端子ブロックのうちの一つを取り出して、拡大斜
視図にて示している。この図７によく示されるように、
端子ブロック２０は、５つのコンタクト２１、２２、２
３、２４および２５と、絶縁ブロック２６とからなる。
この実施例においては、絶縁ブロック２６は、プラスチ
ック等の合成樹脂材料にて、コンタクト２１、２２、２
３、２４および２５を所定間隔に保持固定するように一
体成形されている。このような絶縁ブロック２６の成形
においては、絶縁ブロック２６の成形金型に対して５つ
のコンタクト２１、２２、２３、２４および２５を所定
位置に配置し、各コンタクトの接触部２１Ａ、２２Ａ、
２３Ａ、２４Ａおよび２５Ａが絶縁ブロック２６の前端
面より突き出し、各コンタクトの接続部２１Ｃ、２２
Ｃ、２３Ｃ、２４Ｃおよび２５Ｃが絶縁ブロック２６の
下面から突き出すようにする。図７に示されるように、
成形後の絶縁ブロック２６の側面に形成された凹所２６
Ａは、絶縁ブロック２６と５つのコンタクト２１〜２５
との一体成形時に、５つのコンタクト２１〜２５を所定
位置に保持するための押え治具が挿入されていたために
形成されたものである。したがって、図６によく示され
るように、この凹所２６Ａの底面には、各コンタクトの
中間部２１Ｂ、２２Ｂ、２３Ｂ、２４Ｂおよび２５Ｂの
一部分が露出している。
て説明するに、図７は、多数（この実施例では、２２
個）の端子ブロックのうちの一つを取り出して、拡大斜
視図にて示している。この図７によく示されるように、
端子ブロック２０は、５つのコンタクト２１、２２、２
３、２４および２５と、絶縁ブロック２６とからなる。
この実施例においては、絶縁ブロック２６は、プラスチ
ック等の合成樹脂材料にて、コンタクト２１、２２、２
３、２４および２５を所定間隔に保持固定するように一
体成形されている。このような絶縁ブロック２６の成形
においては、絶縁ブロック２６の成形金型に対して５つ
のコンタクト２１、２２、２３、２４および２５を所定
位置に配置し、各コンタクトの接触部２１Ａ、２２Ａ、
２３Ａ、２４Ａおよび２５Ａが絶縁ブロック２６の前端
面より突き出し、各コンタクトの接続部２１Ｃ、２２
Ｃ、２３Ｃ、２４Ｃおよび２５Ｃが絶縁ブロック２６の
下面から突き出すようにする。図７に示されるように、
成形後の絶縁ブロック２６の側面に形成された凹所２６
Ａは、絶縁ブロック２６と５つのコンタクト２１〜２５
との一体成形時に、５つのコンタクト２１〜２５を所定
位置に保持するための押え治具が挿入されていたために
形成されたものである。したがって、図６によく示され
るように、この凹所２６Ａの底面には、各コンタクトの
中間部２１Ｂ、２２Ｂ、２３Ｂ、２４Ｂおよび２５Ｂの
一部分が露出している。
【００１６】このようにして絶縁ブロック２６を一体成
形した後、本発明により、絶縁ブロック２６の両側面お
よび上面の大部分を覆うように樹脂めっきによるシール
ド被膜２７を施している。シールド被膜２７は、少なく
とも一方の側面を覆うようにされていれば良く絶縁ブロ
ック２６をケース１０に組み付けたとき、大部分が覆わ
れていれば良い。この樹脂めっきを行う際には、絶縁ブ
ロック２６の凹所２６Ａの底面に露出しているコンタク
トの中間部２１Ｂ、２２Ｂ、２３Ｂ、２４Ｂおよび２５
Ｂの部分にめっきがなされてしまって短絡等の問題を起
こさないようにするために、凹所２６Ａの部分をマスク
しておく必要がある。また、この樹脂めっきは、例え
ば、銅下地の上にニッケルめっきを行うようなものであ
ってよい。
形した後、本発明により、絶縁ブロック２６の両側面お
よび上面の大部分を覆うように樹脂めっきによるシール
ド被膜２７を施している。シールド被膜２７は、少なく
とも一方の側面を覆うようにされていれば良く絶縁ブロ
ック２６をケース１０に組み付けたとき、大部分が覆わ
れていれば良い。この樹脂めっきを行う際には、絶縁ブ
ロック２６の凹所２６Ａの底面に露出しているコンタク
トの中間部２１Ｂ、２２Ｂ、２３Ｂ、２４Ｂおよび２５
Ｂの部分にめっきがなされてしまって短絡等の問題を起
こさないようにするために、凹所２６Ａの部分をマスク
しておく必要がある。また、この樹脂めっきは、例え
ば、銅下地の上にニッケルめっきを行うようなものであ
ってよい。
【００１７】この実施例では、図７によく示されるよう
に、５つのコンタクトのうちの中央のコンタクト２３の
中間部２３Ｂの部分に突き当たる位置に穴２６Ｂが形成
されるような金型成形としておき、その穴２６Ｂの底部
にコンタクト２３の中間部２３Ｂの一部分が露出される
ようにしておき、前述の樹脂めっきによるシールド被膜
２７の形成時にコンタクト２３の中間部２３Ｂにシール
ド被膜２７が電気的に接続されるようにしている。この
場合には、コンタクト２３が接地用コンタクトとして使
用されることになる。しかし、本発明はこれに限定され
るものでなく、任意のコンタクトを接地用コンタクトと
して使用することができ、これは、絶縁ブロック２６に
形成する穴２６Ｂの位置を変更するだけで容易に行える
ことは理解できよう。また、すべてのコンタクトについ
て、その一部分に突き当たるような複数の穴を絶縁ブロ
ックに予め形成しておき、シールド被膜を形成するため
の樹脂めっきの際に、接地用コンタクトとして使用した
いコンタクトに突き当たっている穴以外の穴については
マスクを施すようにしてもよい。さらにまた、このよう
な穴は、シールド被膜の形成後に所望の位置に形成し
て、シールド被膜と接地用コンタクトとの電気的接続は
その他の手段で設けるようにしてもよい。
に、５つのコンタクトのうちの中央のコンタクト２３の
中間部２３Ｂの部分に突き当たる位置に穴２６Ｂが形成
されるような金型成形としておき、その穴２６Ｂの底部
にコンタクト２３の中間部２３Ｂの一部分が露出される
ようにしておき、前述の樹脂めっきによるシールド被膜
２７の形成時にコンタクト２３の中間部２３Ｂにシール
ド被膜２７が電気的に接続されるようにしている。この
場合には、コンタクト２３が接地用コンタクトとして使
用されることになる。しかし、本発明はこれに限定され
るものでなく、任意のコンタクトを接地用コンタクトと
して使用することができ、これは、絶縁ブロック２６に
形成する穴２６Ｂの位置を変更するだけで容易に行える
ことは理解できよう。また、すべてのコンタクトについ
て、その一部分に突き当たるような複数の穴を絶縁ブロ
ックに予め形成しておき、シールド被膜を形成するため
の樹脂めっきの際に、接地用コンタクトとして使用した
いコンタクトに突き当たっている穴以外の穴については
マスクを施すようにしてもよい。さらにまた、このよう
な穴は、シールド被膜の形成後に所望の位置に形成し
て、シールド被膜と接地用コンタクトとの電気的接続は
その他の手段で設けるようにしてもよい。
【００１８】図７に斜視図にて示したような端子ブロッ
ク２０は、前述したようなケース１０の後端から、コン
タクト２１から２５の接触部２１Ａから２５Ａのそれぞ
れが対応する接触収納部１１の各開口１１Ａに臨む位置
に収納され、且つ絶縁ブロック２６の前端部がケース１
０の区画部１２の対応する隣接した規制突条の間に挿入
されてそこに固定保持されるように、ケース１０に対し
て組み付けられる。この実施例では、２２個の端子ブロ
ック２０がケース１０に対して組み付けられる。図８
は、このようにしてケース１０に対して組み付けられた
状態の複数の端子ブロック２０のみ（ケース１０を省い
ている）を拡大側面図にて示しており、図９は、図８の
Ａ−Ａ線部分断面図である。これら図８および図９から
分かるように、ケース１０に組み付けられた状態におい
て、隣接する端子ブロック２０のコンタクト２１から２
５の中間部２１Ｂから２５Ｂは、互いに各端子ブロック
２０の絶縁ブロック２６の側面に施されたシールド被覆
２７によって分離され互いにシールドされることにな
る。そして、各端子ブロック２０のコンタクトのうち中
央の接地用コンタクト２３の中間部２３Ｂは、その絶縁
ブロック２６の両側面に形成した穴２６Ｂの周壁から底
面まで入り込むようにして施されたシールド被膜２７の
部分２７Ａを介してシールド被膜２７に電気的に接続さ
れていることが分かろう。本発明は、樹脂めっきによる
シールド被膜２７を行う実施例を説明したが、吹き付
け、塗装、蒸着、その他の方法により、シールド被膜を
施しても良い。また、絶縁ブロック２６の側面には、成
形時の歪みを防止するための凹部２６Ｂが形成されてい
るが、凹部であっても、シールド被覆を施すことができ
る。
ク２０は、前述したようなケース１０の後端から、コン
タクト２１から２５の接触部２１Ａから２５Ａのそれぞ
れが対応する接触収納部１１の各開口１１Ａに臨む位置
に収納され、且つ絶縁ブロック２６の前端部がケース１
０の区画部１２の対応する隣接した規制突条の間に挿入
されてそこに固定保持されるように、ケース１０に対し
て組み付けられる。この実施例では、２２個の端子ブロ
ック２０がケース１０に対して組み付けられる。図８
は、このようにしてケース１０に対して組み付けられた
状態の複数の端子ブロック２０のみ（ケース１０を省い
ている）を拡大側面図にて示しており、図９は、図８の
Ａ−Ａ線部分断面図である。これら図８および図９から
分かるように、ケース１０に組み付けられた状態におい
て、隣接する端子ブロック２０のコンタクト２１から２
５の中間部２１Ｂから２５Ｂは、互いに各端子ブロック
２０の絶縁ブロック２６の側面に施されたシールド被覆
２７によって分離され互いにシールドされることにな
る。そして、各端子ブロック２０のコンタクトのうち中
央の接地用コンタクト２３の中間部２３Ｂは、その絶縁
ブロック２６の両側面に形成した穴２６Ｂの周壁から底
面まで入り込むようにして施されたシールド被膜２７の
部分２７Ａを介してシールド被膜２７に電気的に接続さ
れていることが分かろう。本発明は、樹脂めっきによる
シールド被膜２７を行う実施例を説明したが、吹き付
け、塗装、蒸着、その他の方法により、シールド被膜を
施しても良い。また、絶縁ブロック２６の側面には、成
形時の歪みを防止するための凹部２６Ｂが形成されてい
るが、凹部であっても、シールド被覆を施すことができ
る。
【００１９】図１０は、各端子ブロック２０に対して一
体成形により固定保持されるコンタクト２１から２５の
形状と配列状態を分かり易くするため、端子ブロック２
０の絶縁ブロック２６を取り除いた状態で示す側面図で
ある。この図１０によく示されているように、コンタク
ト２１は、接触部２１Ａと、中間部２１Ｂと、接続部２
１Ｃとを備えている。以下同様に、コンタクト２２は、
接触部２２Ａと、中間部２２Ｂと、接続部２２Ｃとを備
え、コンタクト２３は、接触部２３Ａと、中間部２３Ｂ
と、接続部２３Ｃとを備え、コンタクト２４は、接触部
２４Ａと、中間部２４Ｂと、接続部２４Ｃとを備え、コ
ンタクト２５は、接触部２５Ａと、中間部２５Ｂと、接
続部２５Ｃとを備えている。これらコンタクトは、ばね
性のある導電材料シートからの打ち抜き加工により形成
されたものでよい。なお、この実施例においては、各コ
ントクトの接触部は、雌型とされているのであるが、本
発明は、これに限らず雄型であってもよいものである。
体成形により固定保持されるコンタクト２１から２５の
形状と配列状態を分かり易くするため、端子ブロック２
０の絶縁ブロック２６を取り除いた状態で示す側面図で
ある。この図１０によく示されているように、コンタク
ト２１は、接触部２１Ａと、中間部２１Ｂと、接続部２
１Ｃとを備えている。以下同様に、コンタクト２２は、
接触部２２Ａと、中間部２２Ｂと、接続部２２Ｃとを備
え、コンタクト２３は、接触部２３Ａと、中間部２３Ｂ
と、接続部２３Ｃとを備え、コンタクト２４は、接触部
２４Ａと、中間部２４Ｂと、接続部２４Ｃとを備え、コ
ンタクト２５は、接触部２５Ａと、中間部２５Ｂと、接
続部２５Ｃとを備えている。これらコンタクトは、ばね
性のある導電材料シートからの打ち抜き加工により形成
されたものでよい。なお、この実施例においては、各コ
ントクトの接触部は、雌型とされているのであるが、本
発明は、これに限らず雄型であってもよいものである。
【００２０】次に、包囲グランド板３０の構造および作
用について説明するに、この包囲グランド板３０は、図
３および図６によく示されるように、ケース１０に対し
て複数の端子ブロック２０を組み付けた状態で、ケース
１０の上面、およびこれら端子ブロック２０の上面およ
び背面を全体的に覆うようにして、ケース１０および端
子ブロック２０に対して組み付けられる構造とされてい
る。この包囲グランド板３０も、ばね性のある導電材料
シートから打ち抜きおよび折り曲げ加工によって形成さ
れたものでよい。図６によく示されるように、包囲グラ
ンド板３０は、ケース１０の頂面の前端に形成された多
数の係止溝１５のそれぞれに挿入されて係止する係止突
片３１と、相手コネクタのグランドコンタクト等と電気
的に接触するための弾性接触片３２と、各対応する端子
ブロック２０の絶縁ブロック２６の頂面に形成された凹
溝２６Ｃ内に入り込んで凹溝２６Ｃの表面に施されたシ
ールド被膜２７と電気的に接触する係止接触片３３と、
各対応する端子ブロック２０の絶縁ブロック２６の背面
に形成された凹溝２６Ｄに入り込んで係止を行う打出し
凸部３４と、この多極シールド型電気コネクタをプリン
ト回路基板上に搭載する場合においてそのプリント回路
基板のグランド導体部と電気的に接続するような接続突
片３５とを備えている。こうして、包囲グランド板３０
は、この多極シールド型電気コネクタの全体の外側シー
ルドとして作用しうるものとなる。
用について説明するに、この包囲グランド板３０は、図
３および図６によく示されるように、ケース１０に対し
て複数の端子ブロック２０を組み付けた状態で、ケース
１０の上面、およびこれら端子ブロック２０の上面およ
び背面を全体的に覆うようにして、ケース１０および端
子ブロック２０に対して組み付けられる構造とされてい
る。この包囲グランド板３０も、ばね性のある導電材料
シートから打ち抜きおよび折り曲げ加工によって形成さ
れたものでよい。図６によく示されるように、包囲グラ
ンド板３０は、ケース１０の頂面の前端に形成された多
数の係止溝１５のそれぞれに挿入されて係止する係止突
片３１と、相手コネクタのグランドコンタクト等と電気
的に接触するための弾性接触片３２と、各対応する端子
ブロック２０の絶縁ブロック２６の頂面に形成された凹
溝２６Ｃ内に入り込んで凹溝２６Ｃの表面に施されたシ
ールド被膜２７と電気的に接触する係止接触片３３と、
各対応する端子ブロック２０の絶縁ブロック２６の背面
に形成された凹溝２６Ｄに入り込んで係止を行う打出し
凸部３４と、この多極シールド型電気コネクタをプリン
ト回路基板上に搭載する場合においてそのプリント回路
基板のグランド導体部と電気的に接続するような接続突
片３５とを備えている。こうして、包囲グランド板３０
は、この多極シールド型電気コネクタの全体の外側シー
ルドとして作用しうるものとなる。
【００２１】図１１は、本発明の別の実施例としての端
子ブロックを示す図８と同様の図であり、図１２は、図
１１のＡ−Ａ線部分断面図である。この端子ブロックの
構成は、前述した端子ブロックの構成と大部分において
同じであるので、同様の構成部分については同様の参照
符号を付して示すだけとし、以下異なる構成についての
み説明する。
子ブロックを示す図８と同様の図であり、図１２は、図
１１のＡ−Ａ線部分断面図である。この端子ブロックの
構成は、前述した端子ブロックの構成と大部分において
同じであるので、同様の構成部分については同様の参照
符号を付して示すだけとし、以下異なる構成についての
み説明する。
【００２２】この実施例の端子ブロック２０Ａは、前述
の端子ブロック２０がコンタクトを一体成形した絶縁ブ
ロック２６としたのと違って、絶縁ブロックを２つ割の
絶縁ブロックとして、コンタクト２１から２５の中間部
２１Ｂから２５Ｂを２つ割ブロックの間に挟み込むこと
により固定保持するようにしている。図１２の断面図に
よく示されるように、この実施例の端子ブロック２０Ａ
における絶縁ブロック２６′は、プラスチック等の絶縁
樹脂材料にてモールド成形した第１の絶縁半ブロック２
６′Ａと第２の絶縁半ブロック２６′Ｂとで構成してい
る。第１の絶縁半ブロック２６′Ａの内側面には、挟持
すべきコンタクト２１〜２５の中間部２１Ｂから２５Ｂ
の一部分がそれぞれはまり込みうるような凹部Ｒと、下
端部に切欠き部Ｃとが形成されている。同様に、第２の
絶縁半ブロック２６′Ｂの内側面には、挟持すべきコン
タクト２１〜２５の中間部２１Ｂから２５Ｂの一部分が
それぞれはまり込みうるような凹部Ｒが形成されてい
る。第１の絶縁半ブロック２６′Ａの上面および外側面
には、前述した端子ブロック２０の絶縁ブロック２６に
施されたシールド被膜と同様のシールド被膜２７が施さ
れており、このシールド被膜２７は、切欠き部Ｃの内壁
面の上まで延びる被膜部分２７Ｂを有するように与えら
れている。同様に、第２の絶縁半ブロック２６′Ｂの上
面および外側面にも、同様のシールド被膜２７が施され
ている。
の端子ブロック２０がコンタクトを一体成形した絶縁ブ
ロック２６としたのと違って、絶縁ブロックを２つ割の
絶縁ブロックとして、コンタクト２１から２５の中間部
２１Ｂから２５Ｂを２つ割ブロックの間に挟み込むこと
により固定保持するようにしている。図１２の断面図に
よく示されるように、この実施例の端子ブロック２０Ａ
における絶縁ブロック２６′は、プラスチック等の絶縁
樹脂材料にてモールド成形した第１の絶縁半ブロック２
６′Ａと第２の絶縁半ブロック２６′Ｂとで構成してい
る。第１の絶縁半ブロック２６′Ａの内側面には、挟持
すべきコンタクト２１〜２５の中間部２１Ｂから２５Ｂ
の一部分がそれぞれはまり込みうるような凹部Ｒと、下
端部に切欠き部Ｃとが形成されている。同様に、第２の
絶縁半ブロック２６′Ｂの内側面には、挟持すべきコン
タクト２１〜２５の中間部２１Ｂから２５Ｂの一部分が
それぞれはまり込みうるような凹部Ｒが形成されてい
る。第１の絶縁半ブロック２６′Ａの上面および外側面
には、前述した端子ブロック２０の絶縁ブロック２６に
施されたシールド被膜と同様のシールド被膜２７が施さ
れており、このシールド被膜２７は、切欠き部Ｃの内壁
面の上まで延びる被膜部分２７Ｂを有するように与えら
れている。同様に、第２の絶縁半ブロック２６′Ｂの上
面および外側面にも、同様のシールド被膜２７が施され
ている。
【００２３】図１３は、図１１および図１２の実施例の
端子ブロック２０Ａにおいて使用するコンタクト群を示
す図１０と同様の側面図であり、図１４は、図１３のコ
ンタクト群の平面図であり、図１５は、図１３のＡ−Ａ
線断面図である。これらコンタクトも真中のコンタクト
以外は、前述のコンタクトの構造と同じであるので、同
様の構成部分には同様の参照符号を付して示すにとど
め、異なる部分についてのみ以下説明する。図１３およ
び図１５によく示されるように、コンタクト群２１〜２
５のうちの真中のコンタクト２３′は、接地用コンタク
トとして使用されるもので、中間部２３′Ｂに接触片２
３Ｄを有している。
端子ブロック２０Ａにおいて使用するコンタクト群を示
す図１０と同様の側面図であり、図１４は、図１３のコ
ンタクト群の平面図であり、図１５は、図１３のＡ−Ａ
線断面図である。これらコンタクトも真中のコンタクト
以外は、前述のコンタクトの構造と同じであるので、同
様の構成部分には同様の参照符号を付して示すにとど
め、異なる部分についてのみ以下説明する。図１３およ
び図１５によく示されるように、コンタクト群２１〜２
５のうちの真中のコンタクト２３′は、接地用コンタク
トとして使用されるもので、中間部２３′Ｂに接触片２
３Ｄを有している。
【００２４】図１２によく示されるように、コンタクト
群の中間部を挟持するように第１の絶縁半ブロック２
６′Ａと第２の絶縁半ブロック２６′Ｂとを組み合わせ
るとき、接地用コンタクトとして作用するコンタクト２
３′の中間部２３′に形成された接触片２３Ｄが第１の
絶縁半ブロック２６′Ａの切欠き部Ｃの内壁面に与えら
れたシールド被膜部分２７Ｂに押圧接触させられる。こ
れにより、接地用コンタクト２３′とシールド被膜２７
との電気的接続がなされる。
群の中間部を挟持するように第１の絶縁半ブロック２
６′Ａと第２の絶縁半ブロック２６′Ｂとを組み合わせ
るとき、接地用コンタクトとして作用するコンタクト２
３′の中間部２３′に形成された接触片２３Ｄが第１の
絶縁半ブロック２６′Ａの切欠き部Ｃの内壁面に与えら
れたシールド被膜部分２７Ｂに押圧接触させられる。こ
れにより、接地用コンタクト２３′とシールド被膜２７
との電気的接続がなされる。
【００２５】
【発明の効果】隣接するコンタクト間のシールドが、各
コンタクトを保持した端子ブロックの表面に施されたシ
ールド被膜によって行われるので、別個のシールド板が
不要となり、部品点数を減らし、そのための組み込み作
業も不要となるので、組立て工程が簡素化され、全体と
して安価な多極シールド型電気コネクタを提供できる。
コンタクトを保持した端子ブロックの表面に施されたシ
ールド被膜によって行われるので、別個のシールド板が
不要となり、部品点数を減らし、そのための組み込み作
業も不要となるので、組立て工程が簡素化され、全体と
して安価な多極シールド型電気コネクタを提供できる。
【００２６】シールド板を組み込むようなものでないの
で、組立て寸法のバラツキを小さくでき、端子ブロック
毎のシールド特性のバラツキも小さくできる。
で、組立て寸法のバラツキを小さくでき、端子ブロック
毎のシールド特性のバラツキも小さくできる。
【００２７】シールドを樹脂めっきによるシールド被膜
によって与えるようにしているので、全面シールドが容
易となり、端子ブロックの上面、下面等表面の任意の箇
所にシールドを設けることが可能となる。
によって与えるようにしているので、全面シールドが容
易となり、端子ブロックの上面、下面等表面の任意の箇
所にシールドを設けることが可能となる。
【００２８】コンタクト群に対して絶縁ブロックを一体
成形する型の端子ブロックとする場合には、接地用コン
タクトとシールド被膜との電気的接続を、シールド被膜
を与えるめっき工程と同じ工程において与えられるめっ
き被膜にて行うことができるので、特別な接触片等を不
要とすることができ、それだけ簡単で安価なものとする
ことができる。しかも、このようなめっき被膜による電
気的接続は、接触片等による機械的接触による電気的接
続よりも安定なものであるので、信頼性を向上させるこ
とができる。
成形する型の端子ブロックとする場合には、接地用コン
タクトとシールド被膜との電気的接続を、シールド被膜
を与えるめっき工程と同じ工程において与えられるめっ
き被膜にて行うことができるので、特別な接触片等を不
要とすることができ、それだけ簡単で安価なものとする
ことができる。しかも、このようなめっき被膜による電
気的接続は、接触片等による機械的接触による電気的接
続よりも安定なものであるので、信頼性を向上させるこ
とができる。
【００２９】さらにまた、コンタクト群に対して絶縁ブ
ロックを一体成形する型の端子ブロックとする場合に
は、絶縁ブロックに形成する穴の位置を変更したり別の
穴を追加するだけで、コンタクト群のうちの任意のコン
タクトを接地用コンタクトとして使用することが可能と
なり、それだけ融通性のある電気コネクタとすることが
できる。
ロックを一体成形する型の端子ブロックとする場合に
は、絶縁ブロックに形成する穴の位置を変更したり別の
穴を追加するだけで、コンタクト群のうちの任意のコン
タクトを接地用コンタクトとして使用することが可能と
なり、それだけ融通性のある電気コネクタとすることが
できる。
【図１】本発明の一実施例としての多極シールド型電気
コネクタの正面図である。
コネクタの正面図である。
【図２】図１の電気コネクタの側面図である。
【図３】図１の電気コネクタの平面図である。
【図４】図１の電気コネクタの底面図である。
【図５】図１の電気コネクタの背面図である。
【図６】図１のＡ−Ａ線拡大断面図である。
【図７】図１の多極シールド型電気コネクタを構成する
多数の端子ブロックのうちの一つを取り出して示す拡大
斜視図である。
多数の端子ブロックのうちの一つを取り出して示す拡大
斜視図である。
【図８】図１の電気コネクタにおいてケースに対して組
み付けられた状態の複数の端子ブロック２０のみを示す
拡大側面図である。
み付けられた状態の複数の端子ブロック２０のみを示す
拡大側面図である。
【図９】図８のＡ−Ａ線部分断面図である。
【図１０】図１の電気コネクタにおいて各端子ブロック
に対して一体成形により固定保持されるコンタクト群の
形状と配列状態を示す側面図である。
に対して一体成形により固定保持されるコンタクト群の
形状と配列状態を示す側面図である。
【図１１】本発明の別の実施例としての端子ブロックを
示す図８と同様の図である。
示す図８と同様の図である。
【図１２】図１１のＡ−Ａ線部分断面図である。
【図１３】図１１の実施例の端子ブロックにおいて使用
するコンタクト群を示す図１０と同様の側面図である。
するコンタクト群を示す図１０と同様の側面図である。
【図１４】図１３のコンタクト群の平面図である。
【図１５】図１３のＡ−Ａ線断面図である。
１０ ケース １１ 接触部収納部 １１Ａ 開口 １２ 区画部 ２０ 端子ブロック ２１ コンタクト ２２ コンタクト ２３ コンタクト ２４ コンタクト ２５ コンタクト ２６ 絶縁ブロック ２６Ｂ 穴 ２７ シールド被膜 ２７Ａ シールド被膜部分 ３０ 包囲グランド板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5E021 FA05 FA11 FB01 FC20 FC23 FC32 LA09 LA12 LA15 LA20 5E023 AA04 AA16 BB02 BB11 BB22 CC22 EE08 GG02 HH12 HH15 HH17 5E321 AA23 GG01 GG07
Claims (6)
- 【請求項１】 複数の区画を有したケースと、該ケース
の前記区画の各々に組み付けられる複数の端子ブロック
とを備えた多極シールド型電気コネクタにおいて、前記
端子ブロックの各々は、コンタクト群を保持する絶縁ブ
ロックを有しており、該絶縁ブロックの、少なくとも一
方の側面にはシールド被膜が施されていることを特徴と
する多極シールド型電気コネクタ。 - 【請求項２】 前記ケースおよび該ケースに組み付けら
れた複数の端子ブロックの絶縁ブロックに対して組み付
けられ、少なくとも前記ケースの上面、および前記絶縁
ブロックの上面および背面の大部分を覆うようにする包
囲グランド板を備える請求項１に記載の多極シールド型
電気コネクタ。 - 【請求項３】 前記各端子ブロックの絶縁ブロックは、
それが保持すべきコンタクト群と一体成形されており、
前記コンタクト群中の接地用コンタクトとして使用され
るコンタクトと前記シールド被膜との電気的接続は、該
絶縁ブロックに形成された穴を通して形成された該シー
ルド被膜の延長部分を介して行われている請求項１また
は２に記載の多極シールド型電気コネクタ。 - 【請求項４】 前記各端子ブロックの絶縁ブロックは、
予め２つ割として成形した第１の絶縁半ブロックと第２
の絶縁半ブロックとで構成され、前記各端子ブロックの
コンタクト群は、該コンタクト群を挟んで前記第１の絶
縁半ブロックと前記第２の絶縁半ブロックとを組み合わ
せることにより保持固定され、前記コンタクト群のうち
の接地用コンタクトとして使用されるコンタクトには、
接触片が設けられており、該接地用コンタクトと前記シ
ールド被膜との電気的接続は、前記接触片が該シールド
被膜の一部分に接触することによって行われる請求項１
または２に記載の多極シールド型電気コネクタ。 - 【請求項５】 前記シールド被膜は、前記絶縁ブロック
の表面に対する樹脂めっきによって与えられている請求
項１または２または３または４に記載の多極シールド型
電気コネクタ。 - 【請求項６】 前記シールド被膜は、前記絶縁ブロック
の上面および両側面に施されている請求項１から５のう
ちのいずれか１つに記載の多極シールド型電気コネク
タ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000259212A JP2002075544A (ja) | 2000-08-29 | 2000-08-29 | 多極シールド型電気コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000259212A JP2002075544A (ja) | 2000-08-29 | 2000-08-29 | 多極シールド型電気コネクタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002075544A true JP2002075544A (ja) | 2002-03-15 |
Family
ID=18747415
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000259212A Pending JP2002075544A (ja) | 2000-08-29 | 2000-08-29 | 多極シールド型電気コネクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002075544A (ja) |
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008293950A (ja) * | 2007-04-26 | 2008-12-04 | Kyocera Elco Corp | コネクタ及びコネクタの製造方法 |
| JP2009524183A (ja) * | 2006-01-20 | 2009-06-25 | タイコ エレクトロニクス ネーデルランド ビーヴイ | 電気コネクタ |
| JP2010123274A (ja) * | 2008-11-17 | 2010-06-03 | Kyocera Elco Corp | コネクタ及びコネクタの製造方法 |
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-
2000
- 2000-08-29 JP JP2000259212A patent/JP2002075544A/ja active Pending
Cited By (21)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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