JP2002073422A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP2002073422A
JP2002073422A JP2000269161A JP2000269161A JP2002073422A JP 2002073422 A JP2002073422 A JP 2002073422A JP 2000269161 A JP2000269161 A JP 2000269161A JP 2000269161 A JP2000269161 A JP 2000269161A JP 2002073422 A JP2002073422 A JP 2002073422A
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data
memories
memory
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Application number
JP2000269161A
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English (en)
Inventor
Masahiro Sakiyama
雅弘 崎山
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個人情報等の機密情報を記憶している不揮発
性メモリが不正に装置本体から取り外された場合に、該
不揮発性メモリ内の情報が第三者に解析されることを確
実に防ぐ。 【解決手段】 データを保存するための複数のメモリ
1,2,…,nが設けられており、データ保存の際に
は、保存すべきデータを1つでは意味をなさない程度の
サイズのデータ片にまで分割し、このデータ片が上記各
メモリ1,2,…,nのアドレス上にある規則性に基づ
いて配置される。さらに、上記メモリ1,2,…,nが
不正に取り外されたことを検出する取り外し検出部32
と、該取り外し検出部32があるメモリの不正取り外し
を検出した場合に、他のメモリのデータを消去するデー
タ消去部33とが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファックスやネッ
トワークスキャナ等の機能を備えた情報処理装置に関
し、詳しくは、装置本体に対して着脱可能に設けられ、
ファックス番号や電子メールアドレス等の個人情報等の
機密情報を保持する不揮発性メモリを備えた情報処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、ファックスやネットワークスキャ
ナ等の機能を備えた複合機としての情報処理装置は、着
脱可能な不揮発性メモリにファックス番号や電子メール
アドレス等の個人情報を格納している。このような、装
置本体に対して着脱可能な不揮発性メモリに個人情報等
の機密情報を格納する情報処理装置では、該不揮発性メ
モリが装置本体から不正に取り出されてしまうと、該不
揮発性メモリに記憶されている個人情報の内容が第三者
に解析されてしまう虞れがある。
【0003】上記のような問題を解決するための技術と
して、例えば、特開平11−175406号公報には、
不揮発性メモリの不正取り外しを検出すると、該不揮発
性メモリに記憶されている情報のバックアップを行った
後に、不揮発性メモリ内の情報を破壊する、あるいは、
取り外した不揮発性メモリを他の機器に再接続した場合
に情報を破壊するような情報機器の補助記憶装置が開示
されている。
【0004】さらに、特開2000−99404号公報
には、電源供給後、不揮発性メモリに格納されているプ
ログラムを揮発性メモリに転送して該不揮発性メモリ上
の内容を消去しておき、筐体を開けてプログラムを解析
しようとした場合に揮発性メモリへの電源供給が絶たれ
て情報が破壊されるように構成された端末装置が開示さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平11−175406号公報に開示された構成では、
次のような問題が生じる。
【0006】上記従来公報の構成においては、不揮発性
メモリが不正に取り外された場合の保護動作(記憶され
た情報を破壊する動作)は、内蔵電池を電源として行わ
れる。そのため、該内蔵電池が取り外されたり、あるい
は回路の配線が切断されたりして、内蔵電池からの電源
供給が絶たれた状態で不揮発性メモリの不正取り出しが
行われる場合には、保護機能が動作しなくなってしま
う。
【0007】また、上記従来公報には、不揮発性メモリ
が不正に取り外される場合に、記憶されているデータを
暗号化する構成も開示されている。しかし、例え暗号化
されていたとしても、記憶されたデータは全て不揮発性
メモリ上に存在している。このため、何らかの手段にて
データ内容が取り出されて解析される虞れがある。
【0008】さらに、上記従来公報には、不揮発性メモ
リの不正取り外しを検出すると、普段は読み取ることが
できない別領域にデータをコピーし、通常記憶している
領域内のデータを破壊する構成も開示されている。しか
し、例え普段は読み取ることができない領域であったと
しても、記憶された情報は全て不揮発性メモリ上に存在
している。このため、何らかの手段にてデータ内容が取
り出されて解析される虞れがある。
【0009】さらに、上記従来公報には、不揮発性メモ
リの不正取り外しを判断した後にデータを取り出す場
合、記憶部と接続端子部との間に配されたバッファによ
り、該データが、本来記憶されていた内容とは異なる意
味のないデータに変換される構成も開示されている。し
かしながら、バッファを経由する正常な接続を行わず、
上記記憶部のみを取り外してデータの取り出しが行われ
てしまうと、その記憶内容が解析されてしまうという問
題がある。
【0010】さらに、上記従来公報には、不揮発性メモ
リの不正取り外しを検出すると、他の装置に再接続され
た際に、記憶しているデータを破壊するという構成も開
示されている。しかしながら、もし、補助記憶装置が再
接続を検出できないような装置に接続されると、データ
を取り出されてしまうという問題がある。ここで、再接
続を検出できない装置とは、同種の接続端子を備えてい
るが検出機能を備えておらず、汎用的に用いることが可
能な装置のことである。
【0011】以上のように、特開平11−175406
号公報に開示されている全ての構成において、不正に取
り出された際に記憶されたデータが完全な状態で不揮発
性メモリ上に残ってしまう。それゆえ、データ内容が何
らかの手段にて取り出されて解析される可能性があるた
め、情報保護に関して必ずしも安全であるとはいえな
い。
【0012】一方、特開2000−99404号公報に
開示された構成においては、消去されたデータを復元す
る手段が設けられていない。さらに、主電源からの電源
供給が絶たれた状態が続くと、バックアップ電源が常時
浪費されることになるため、主電源を入れることが稀な
装置の場合、記憶されている情報が消えてしまうことが
頻繁に生じ、使用上問題となる。
【0013】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
ので、個人情報等の機密情報を記憶している不揮発性メ
モリが不正に装置本体から取り外された場合に、該不揮
発性メモリ内の情報が第三者に解析されることを確実に
防ぐ情報処理装置を提供することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明に係る情報処理装置は、装置本体に対して
着脱可能な複数の不揮発性メモリと、機密情報を含む各
種データを、1つでは情報として意味を成さない所定サ
イズのデータ片に分割し、連続するデータ片を互いに異
なる不揮発性メモリに記憶させる情報記憶制御手段とを
備えたことを特徴としている。
【0015】上記の構成によれば、情報記憶制御手段
が、記憶させるデータを複数のデータ片に分割し、さら
に、連続するデータ片を互いに異なる不揮発性メモリに
記憶させるので、例え複数の不揮発性メモリのうちのい
くつかが不正に取り外されたとしても、データとしては
不完全である。すなわち、完全なデータを得るために
は、全ての不揮発性メモリを取り出さなければならな
い。
【0016】これにより、不正に不揮発性メモリを取り
外した第三者によって、個人情報やプログラム等の機密
情報のデータが解析されて不当に使用される虞れが少な
くなる。
【0017】さらに、上記の課題を解決するために、本
発明に係る情報処理装置は、各不揮発性メモリが不正に
取り外されたことを検出する検出手段と、上記検出手段
にて何れかの不揮発性メモリが取り外されたことを検出
すると、その他の不揮発性メモリ内のデータを消去する
データ消去手段とをさらに備えることが好ましい。
【0018】上記の構成によれば、ある不揮発性メモリ
が取り外された後に取り外される不揮発性メモリは、そ
のデータ内容がデータ消去手段により消去されてしまっ
ている。従って、不揮発性メモリが全て不正に取り外さ
れた場合であっても、一部のデータ片は消去されている
ので、完全なデータを得ることは困難である。
【0019】これにより、不正に不揮発性メモリを取り
外した第三者によって、個人情報やプログラム等の機密
情報のデータが解析されることを、より確実に防ぐこと
ができる。
【0020】さらに、上記の課題を解決するために、本
発明に係る情報処理装置は、上記不揮発性メモリのうち
少なくとも2つは層状に配置されており、且つ、下層側
に配置された不揮発性メモリが、装置基板内に埋め込ま
れていることが好ましい。
【0021】上記の構成によれば、不正に取り出される
際、層状に配された不揮発性メモリのうち下層側に配置
された不揮発性メモリは、上層側の不揮発性メモリの後
に取り出されることになる。従って、全ての不揮発性メ
モリが同時に取り出されることがなくなり、下層側の不
揮発性メモリのデータはデータ消去手段により確実に消
去される。従って、不揮発性メモリが全て不正に取り出
された場合であっても、下層側の不揮発性メモリに記憶
されたデータ片は消去されているので、完全なデータを
得ることは困難である。
【0022】これにより、不正に不揮発性メモリを取り
外した第三者によって、個人情報やプログラム等の機密
情報のデータが解析されることを、より確実に防ぐこと
ができる。
【0023】さらに、上記の課題を解決するために、本
発明に係る情報処理装置は、上記データ消去手段の供給
電源として用いられる内蔵電源が、上記下層側に配置さ
れた不揮発性メモリよりも下層側であって、且つ、装置
基板内に埋め込まれて配置されていることが好ましい。
【0024】上記の構成によれば、全ての不揮発性メモ
リが不正に取り出される前に内蔵電源が取り出されてし
まい、データ消去手段への電源供給が絶たれてしまう虞
れがなくなる。
【0025】これにより、不揮発性メモリ内のデータを
消去する前に全てのメモリが取り外されて、完全なデー
タが取り出されてしまうことを防ぐことができる。
【0026】さらに、上記の課題を解決するために、本
発明に係る情報処理装置は、外部に接続された端末に、
上記不揮発性メモリ内に記憶されているデータを出力す
るデータ出力手段と、上記端末から上記データを読み出
すデータ復元手段とをさらに備えることが好ましい。
【0027】上記の構成によれば、例えば、パラレルケ
ーブルやシリアルケーブル(パラレルポートやシリアル
ポート)、あるいはネットワークを介して接続される端
末に、不揮発性メモリ内に記憶されているデータを出力
しておき、さらに、必要な場合にこれらの端末からデー
タを読み出すことができる。
【0028】これにより、不揮発性メモリのデータのバ
ックアップおよび復元が可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図5に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。
【0030】図1には、本実施の形態に係る情報処理装
置1の構成を示すブロック図が示されている。本実施の
形態に係る情報処理装置1は、ファックスやネットワー
クスキャナ等の機能を備えた複合機である。
【0031】上記情報処理装置1には、CPU(Centra
l Processing Unit )(情報記憶制御手段)2と、該C
PU2が実行するプログラムデータ、及びファックス番
号や電子メールアドレス等の個人情報に関するデータを
記憶するデータ記憶部(データ記憶手段)3と、シリア
ルポート、パラレルポート、あるいはネットワーク等を
介して外部接続される各端末5と通信するための通信部
(通信手段)4とが設けられている。
【0032】上記データ記憶部3には、フラッシュメモ
リやROM等の不揮発性メモリであるn個のメモリ1,
2,3,…,nからなるメモリ群31が設けられてい
る。各メモリ1,2,3,…,nへのデータ保存方式の
詳細については、後述する。さらに、上記データ記憶部
3には、上記メモリ群31に記憶されたデータを保護す
る機能として、上記メモリ1,2,3,…,nのうち少
なくとも1つが不正に取り出された場合に、そのことを
検出する取り外し検出部(検出手段)32と、該取り外
し検出部32にてメモリi(i=1,2,3,…,n)
の不正取り出しが検出された際に、取り外されていない
上記メモリi以外のメモリのデータを消去するデータ消
去部(データ消去手段)33と、該データ消去部33に
電源を供給する内蔵電源34とが設けられている。
【0033】上記通信部4には、記憶されているデータ
を装置外部に保存する、または外部に保存されたデータ
を復元するための構成として、データ出力部(データ出
力手段)41とデータ復元部(データ復元手段)42と
が設けられている。これにより、本情報処理装置1は、
パラレルポートまたはシリアルポートにて接続された端
末5や、LAN等のネットワークにて接続された端末5
などとデータのやり取りが可能となる(図2参照)。
【0034】次に、各メモリ1,2,3,…,nへのデ
ータ保存方式の詳細について、図3を用いて説明する。
【0035】図3には、各メモリ1,2,3,…,nへ
のデータ保存を概念的に示す説明図が示されている。保
存対象のデータは、CPU2により、複数のメモリに分
割されて、ある規則性、例えば規則式や変換テーブル等
に基づいてメモリアドレス上に保存される。
【0036】本実施の形態の形態においては、図示する
ように、例えば、保存データが1バイトずつのデータ片
1,2,…,nに分割されて、データ片1はメモリ1
に、データ片2はメモリ2に記憶されるというように、
連続するデータ片が互いに異なるメモリ内に記憶される
ように制御される。つまり、1つのメモリ内には、保存
データを構成するデータ片のうち数個のデータ片のみが
記憶されている。このデータ片は1バイトのデータから
なるため、少なくとも連続した複数のデータ片が揃わな
ければ情報としての意味をなさない。従って、意味のあ
る情報を得るためには、メモリ群31を構成する全ての
メモリ1,2,…,nに記憶されているデータ片が必要
となる。尚、本実施の形態においては、各データ片を1
バイトのデータとしているが、データ片は単独では意味
を成さない程度のサイズであればよいため、数バイトで
あっても構わない。
【0037】また、上記メモリ群31から保存データを
読み出す際には、CPU2により、上記規則性が記録さ
れたテーブル(図示せず)を照合してデータ片を結合さ
せることにより、完全なデータを得ることが可能であ
る。
【0038】次に、図4を用いて、データ記憶部3の詳
細な構成について詳述する。図4には、装置基板6に取
り付けられているデータ記憶部3の断面図が示されてい
る。
【0039】図示するように、上記データ記憶部3は、
装置基板表面61に設けられた凹部62に配置されて、
装置基板6に埋め込まれたような状態で設けられてい
る。
【0040】上記データ記憶部3において、メモリ群3
1の各メモリ1,2,3,…,nは、装置基板表面61
と略平行な方向に層状に重なるように配置されており、
それぞれ、上記凹部62の側面62aに着脱可能に取り
付け得られている。また、上記各メモリ1,2,…,n
のうち、装置基板表面61に露出しているのはメモリ1
のみで、残りのメモリ2,…,nは、メモリ1よりも下
層に配置されている。このように、メモリ1以外のメモ
リ2,…,nは、メモリ1と装置基板6の凹部62とで
囲まれた空間内に層状に設けられているため、メモリ1
を装置基板6から取り外さなければ、装置本体から取り
外すことができない。すなわち、本情報処理装置1にお
いては、全てのメモリ1,2,…,nを同時に装置本体
から取り外すことができない構成となっている。
【0041】尚、ここでは、装置基板表面61側を上側
とし、上記凹部62の底面側を下側としている。
【0042】また、取り外し検出部32は、各メモリ
1,2,3,…,nと装置基板6との取り付け部分に設
けられたスイッチであり、各メモリ1,2,3,…,n
が装置本体から取り外された場合にスイッチが切り換わ
り、各メモリ1,2,3,…,nの取り外しを検出す
る。
【0043】データ消去部33は、上記凹部62の底面
に取り付けられており、メモリ1以外の各メモリ2,
3,…,n、及び各取り出し検出部32と接続されてい
る。該データ消去部33は、何れかのメモリが装置本体
から取り外されたことを取り出し検出部32が検出する
と、残りのメモリに記憶されたデータを消去する構成と
なっている。上述したように、本実施の形態に係る情報
処理装置1において、メモリ群31を構成する全てのメ
モリ1,2,…,nを、装置本体から同時に取り外すこ
とは不可能である。従って、本情報処理装置1において
は、あるメモリが不正に取り外された場合、残りのメモ
リのうち少なくとも1つのメモリ内のデータをデータ消
去部33にて消去する時間を、十分に確保することがで
きる。
【0044】また、上記データ消去部33は、内蔵電源
34を供給電源としているが、該内蔵電源34は、最下
層に配されたメモリnよりさらに下層に配置されて、装
置基板6の凹部62の底面に取り付けられている。すな
わち、メモリnが装置基板6から取り外されない限り、
内蔵電源34を取り外すことが不可能である機構となっ
ている。これにより、メモリ1,2,…,nが不正に取
り外される前に内蔵電源34が取り外されて、残りのメ
モリ内のデータ消去ができなくなることはない。
【0045】以下に、図5のフローチャートに沿って、
本情報処理装置1におけるデータ保護動作について説明
する。
【0046】まず、取り外し検出部32にて、メモリ
1,2,…,nのうちの何れかが不正に取り出されたこ
とが検出されると(S1)、最下層に位置するメモリn
のデータが消去される(S2)。最下層に位置するメモ
リnは、他のメモリ1,2,…,n−1が取り出された
後、一番最後まで残るメモリである。従って、少なくと
もこのメモリnのデータだけでも確実消去しておくこと
で、完全なデータが取り出されてしまうことを確実に防
ぐことができる。
【0047】次に、取り外されていないメモリのうち、
まだデータが消去されていないメモリがあるか否か判断
し(S3)、時間がある限り、データが消去されていな
い他のメモリについてもデータの消去を行う(S4)。
【0048】以上のように、本情報処理装置1は、保存
データが分割されて複数のメモリに保存されており、且
つ、全てのメモリに記憶されている情報の全部が取り出
されない構成となっている。従って、データ記憶部3に
記憶されている個人情報等の機密情報が不正に取り出さ
れることを防ぐことができる。
【0049】さらに、本情報処理装置1においては、通
信部4のデータ出力部41により、データ記憶部3に記
憶されたデータを、ネットワーク等を介して装置外部に
接続された端末5に出力して、この外部端末5にて本情
報処理装置1に記憶されたデータを保持することも可能
である。尚、データを端末5にダウンロードする際に
は、パスワードの入力が必要となる。さらに、通信部4
にはデータ復元部42が設けられているので、データ保
護の際に消去されたデータを端末5から読み出すことも
可能である。
【0050】以上のように、本情報処理装置1には、記
憶されているデータを装置外部に保存または外部に保存
されたデータを復元するためのI/O(Input/Output)
として、データ出力部41およびデータ復元部42が設
けられている。従って、本情報処理装置1とネットワー
ク等を介して接続された端末5に、本情報処理装置1の
メモリ群31に記憶されたデータを保持しておくことに
より、例えメモリの不正取り出しの際にメモリ内のデー
タが消去された場合であっても、消去された情報を復元
することが可能となる。
【0051】尚、本情報処理装置1においては、全ての
メモリ1〜nが層状に配置された構成となっているが、
全メモリ1〜nが同時に取り出されない構成であればよ
いため、少なくとも2つのメモリが層状に重なって配置
され、下層側のメモリが上層側のメモリと同時に取り出
されないような構成であればよい。
【0052】また、本情報処理装置1においては、デー
タ記憶部3が完全に装置本体の基板(装置基板6)に埋
め込まれている構成となっているが、必ずしもこれに限
らず、層状に設けられたメモリ1,2,3,…,nのう
ち、少なくとも最下層に配置されたメモリnが完全に装
置基板6内に埋め込まれて装置基板表面61に露出して
いない構成であればよい。この構成により、少なくとも
最下層に配置されたメモリnは他のメモリ1〜n−1と
同時に取り出されることがないので、最下層以外のメモ
リ1〜n−1全てが不正に取り出された場合であって
も、該最下層のメモリnのデータをデータ消去部33に
て消去することができる。これにより、少なくとも1つ
のメモリ内のデータを消去できるので、全メモリ1〜n
が不正に取り出された場合であっても、保存データを構
成する全データ片が揃わず、データ内容が解析される虞
れがなくなる。
【0053】また、本情報処理装置1においては、内蔵
電源34が装置基板6の凹部62の底面に取り付けられ
ている構成となっているが、最下層のメモリnに取り付
けられた構成とすることも可能である。
【0054】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る情報処理装
置は、装置本体に対して着脱可能な複数の不揮発性メモ
リと、機密情報を含む各種データを、1つでは情報とし
て意味を成さない所定サイズのデータ片に分割し、連続
するデータ片を互いに異なる不揮発性メモリに記憶させ
る情報記憶制御手段とを備えた構成である。
【0055】それゆえ、完全なデータを得るためには、
全ての不揮発性メモリを取り出さなければならず、例え
複数の不揮発性メモリのうちのいくつかが不正に取り外
されたとしてもデータとしては不完全である。これによ
り、不正に不揮発性メモリを取り外した第三者によっ
て、個人情報やプログラム等の機密情報のデータが解析
されて不当に使用される虞れが少なくなるという効果を
奏する。
【0056】さらに、本発明に係る情報処理装置は、各
不揮発性メモリが不正に取り外されたことを検出する検
出手段と、上記検出手段にて何れかの不揮発性メモリが
取り外されたことを検出すると、その他の不揮発性メモ
リ内のデータを消去するデータ消去手段とをさらに備え
る構成であることが好ましい。
【0057】それゆえ、不揮発性メモリが全て不正に取
り外された場合であっても、一部のデータ片は消去され
ているので、完全なデータを得ることは困難である。こ
れにより、不正に不揮発性メモリを取り外した第三者に
よって、個人情報やプログラム等の機密情報のデータが
解析されることを、より確実に防ぐことができるという
効果を奏する。
【0058】さらに、本発明に係る情報処理装置は、上
記不揮発性メモリのうち少なくとも2つは層状に配置さ
れており、且つ、下層側に配置された不揮発性メモリ
が、装置基板内に埋め込まれている構成であることが好
ましい。
【0059】それゆえ、不揮発性メモリが全て不正に取
り出された場合であっても、下層側の不揮発性メモリに
記憶されたデータ片は消去されているので、完全なデー
タを得ることは困難である。これにより、不正に不揮発
性メモリを取り外した第三者によって、個人情報やプロ
グラム等の機密情報のデータが解析されることを、より
確実に防ぐことができるという効果を奏する。
【0060】さらに、本発明に係る情報処理装置は、上
記データ消去手段の供給電源として用いられる内蔵電源
が、上記下層側に配置された不揮発性メモリよりも下層
側であって、且つ、装置基板内に埋め込まれて配置され
ている構成であることが好ましい。
【0061】それゆえ、全ての不揮発性メモリが不正に
取り出される前に内蔵電源が取り出されてしまい、デー
タ消去手段への電源供給が絶たれてしまう虞れがなくな
る。これにより、不揮発性メモリ内のデータを消去する
前に全てのメモリが取り外されて、完全なデータが取り
出されてしまうことを防ぐことができるという効果を奏
する。
【0062】さらに、本発明に係る情報処理装置は、外
部に接続された端末に、上記不揮発性メモリ内に記憶さ
れているデータを出力するデータ出力手段と、上記端末
から上記データを読み出すデータ復元手段とをさらに備
える構成であることが好ましい。
【0063】これにより、不揮発性メモリのデータのバ
ックアップおよび復元が可能となるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る情報処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】上記情報処理装置と外部端子との接続の様子を
概念的に示す説明図である。
【図3】上記情報処理装置のデータ保存方式において、
保存データをメモリ上に配置する様子を示す説明図であ
る。
【図4】上記情報処理装置のデータ記憶部が装置基板に
取り付けられた様子を示す断面図である。
【図5】上記情報処理装置のデータ保護動作を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 情報処理装置 2 CPU(情報記憶制御手段) 3 データ記憶部(データ記憶手段) 4 通信部(通信手段) 5 端末 6 装置基板 32 取り外し検出部(検出手段) 33 データ消去部(データ消去手段) 34 内蔵電源 41 データ出力部(データ出力手段) 42 データ復元部(データ復元手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体に対して着脱可能な複数の不揮発
    性メモリと、 機密情報を含む各種データを、1つでは情報として意味
    を成さない所定サイズのデータ片に分割し、連続するデ
    ータ片を互いに異なる不揮発性メモリに記憶させる情報
    記憶制御手段とを備えたことを特徴とする情報処理装
    置。
  2. 【請求項2】各不揮発性メモリが不正に取り外されたこ
    とを検出する検出手段と、 上記検出手段にて何れかの不揮発性メモリが取り外され
    たことを検出すると、その他の不揮発性メモリ内のデー
    タを消去するデータ消去手段とをさらに備えたことを特
    徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】上記不揮発性メモリのうち少なくとも2つ
    は層状に配置されており、且つ、下層側に配置された不
    揮発性メモリは、装置基板内に埋め込まれていることを
    特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】上記データ消去手段の供給電源として用い
    られる内蔵電源は、上記下層側に配置された不揮発性メ
    モリよりも下層側であって、且つ、装置基板内に埋め込
    まれて配置されていることを特徴とする請求項3に記載
    の情報処理装置。
  5. 【請求項5】外部に接続された端末に、上記不揮発性メ
    モリ内に記憶されているデータを出力するデータ出力手
    段と、 上記端末から上記データを読み出すデータ復元手段とを
    さらに備えたことを特徴とする請求項1ないし4の何れ
    か1つに記載の情報処理装置。
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