JP2002073124A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2002073124A
JP2002073124A JP2000254785A JP2000254785A JP2002073124A JP 2002073124 A JP2002073124 A JP 2002073124A JP 2000254785 A JP2000254785 A JP 2000254785A JP 2000254785 A JP2000254785 A JP 2000254785A JP 2002073124 A JP2002073124 A JP 2002073124A
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switch
mode
input
output terminal
slide switch
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JP2000254785A
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English (en)
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Terunori Moritsuka
輝紀 森塚
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コストの増加を抑えつつ、マンマシンインター
フェースを改善し、使用者の操作性に優れた電子機器を
提供することにある。 【解決手段】アクセスポイント10においてその本体1
4の底面14fに設けられたスライドスイッチ34a及
び34bにより動作モードを設定する際に、その近傍に
配設されたロータリスイッチ35に近い位置と遠い位
置、及びモジュラジャック側の位置かRS232Cコネ
クタ側の位置かに関連付けてモード設定するようにし、
コストの増加を招くこと無く、使用者の操作性を向上さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器に関し、
他の電子機器同士の間でデータ通信を行なう電子機器に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ(以下、
パソコンと称する)を用いてインターネット接続を行な
う際、パソコンと公衆回線との間に介在し無線通信を利
用して双方を接続可能とした無線通信接続機器が市場に
投入されている。この無線通信接続機器によれば、モジ
ュラケーブルを介して公衆回線に接続するとともに、パ
ソコンとは無線通信によってデータの送受信を行なうこ
とにより、パソコンと公衆回線とを接続するものであ
る。この装置を用いることによって、パソコンとモジュ
ラジャックとが離れている場合でも使用でき、モジュラ
ケーブルの接続や引き回しの煩雑さを無くし、パソコン
の設置場所等を自由に選択することができる点で優れて
いる。
【0003】しかしながらこのような装置は、通常の使
用状態であればスイッチのオン/オフ以外は使用者が操
作するようなことが少ないため、コスト的な観点からマ
ンマシンインターフェースに優れた構成になっていな
い。例えば、無線通信機でも使用者が扱うことを考慮し
た場合には、特開平7−221665号に開示されてい
るように装置の多機能化に対応して複数モードの切換設
定をスイッチで行ない、ここで設定されたモードを表示
する表示装置を有するものがある。あくまでもこのよう
な装置は使用者の操作が多いために必要になるものであ
って、使用頻度が極めて少ない場合は単にコストアップ
の原因になってしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような電子機器
は、マンマシンインターフェースが十分でないことか
ら、モード切換の度にマニュアルを持ち出して操作する
必要が有るし、スイッチが意図しないモードに設定され
ていたとしてもその原因が分かり難く、使用者をいたず
らに混乱させる等という問題が有る。
【0005】そこで本発明は、コストの増加を抑えつ
つ、マンマシンインターフェースを改善し、使用者の操
作性に優れた電子機器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る電子機器は、ユーザが使用する第1
のモードと保守作業用の第2のモードとを切り換えるス
イッチと、このスイッチに隣接して設けられ、上記スイ
ッチに近い位置と遠い位置とで移動可能であり、上記第
1のモードにおいて、通常モードとメンテナンスモード
とを切り換えるスライドスイッチと、上記第1のモード
において、上記スライドスイッチが上記近い位置にある
と上記メンテナンスモードを設定し、上記スライドスイ
ッチが上記遠い位置にあると上記通常モードを設定する
設定手段とを具備することを特徴とする。
【0007】また、この発明に係る電子機器は、ユーザ
が使用する第1のモードと保守作業用の第2のモードと
を切り換えるスイッチと、このスイッチに隣接して設け
られ、上記スイッチに近い第1の位置と遠い第2の位置
とで移動可能であり、上記第1のモードにおいて、通常
モードとメンテナンスモードとを切り換える第1のスラ
イドスイッチと、第1の外部入出力端子と、第2の外部
入出力端子と、上記第1の入出力端子に近い第3の位置
と上記第2の入出力端子に近い第4の位置とで移動可能
な第2のスライドスイッチと、上記第1のモードで、上
記第1のスライドスイッチが上記第1の位置にあり、且
つ上記第2のスライドスイッチが上記第3の位置にある
場合は上記第1の外部入出力端子を使用したメンテナン
スモードを、上記第2のスライドスイッチが上記第4の
位置にある場合は上記第2の外部入出力端子を使用した
メンテナンスモードを設定し、上記第1のスライドスイ
ッチが上記第2の位置にあり、且つ上記第2のスライド
スイッチが上記第3の位置にある場合は上記第1の外部
入出力端子を使用した通常モードを、上記第2のスライ
ドスイッチが上記第4の位置にある場合は上記第2の外
部入出力端子を使用した通常モードを設定する設定手段
と、を具備することを特徴とする。
【0008】さらに本発明に係る電子機器は、ユーザが
使用する第1のモードと保守作業用の第2のモードとを
切り換えるスイッチと、このスイッチに隣接して設けら
れ、上記スイッチに近い第1の位置と遠い第2の位置と
で移動可能であり、上記第1のモードにおいて、通常モ
ードとメンテナンスモードとを切り換える第1のスライ
ドスイッチと、入出力端子と、上記入出力端子に近い第
3の位置と上記入出力端子に遠い第4の位置とで移動可
能な第2のスライドスイッチと、上記第2のモードで、
上記第1のスライドスイッチが上記第2の位置にあり、
且つ上記第2のスライドスイッチが上記第4の位置にあ
る場合は上記入出力端子を用いた保守作業用のモードを
設定することを特徴とする設定手段と、を具備すること
を特徴とする。
【0009】上記のように構成された電子機器によれ
ば、コストの増加を抑えつつ、マンマシンインターフェ
ースを改善し、使用者の操作性に優れたものとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明を無線通信接続機器であるアクセスポイントに適用し
た実施の形態について詳細に説明する。
【0011】図1は、本実施の形態に係るアクセスポイ
ント10と2台のパソコン1との間で無線通信を行なう
システムを示している。パソコン1はキーボード2を上
面部に保持した本体4と、この本体4に回動可能に設け
られた液晶ディスプレイ6を備えている。本体4には内
部にコネクタを有するカードスロット8が形成されてお
り、PCMCIA規格のPCカードが挿入可能になって
いる。アクセスポイント10の本体14の上部にも後述
の通り同様のスロットが形成されている。従って、アク
セスポイント10および各パソコン1には、ブルートゥ
ース(Bluetooth、以下、BTと称する)と称
される無線通信規格のアンテナ及びモジュールが搭載さ
れたPCカード(以下、BT−PCカードと称する)2
0が脱着自在に装着されるため、アクセスポイント10
とパソコン1との間で無線通信を行なうことが可能にな
る。つまりアクセスポイント10は、モジュラケーブル
12を介して公衆回線に有線接続され、BT−PCカー
ド20を利用して、各パソコン1から無線送信されたデ
ータを公衆回線に転送するとともに公衆回線から入力さ
れたデータをパソコンに無線送信する。
【0012】図2ないし図6に示すように、アクセスポ
イント10の本体14は、例えば合成樹脂等によりほぼ
矩形状に形成されている。この本体14は、僅かに湾曲
した前面14a、この前面と対向したほぼ平坦な背面1
4b、前面側から見て左側の左側面14c、同じく右側
の右側面14d、上面14e、および底面14fを有し
ている。そして、本体14の底面14fおよび背面14
bはそれぞれ第1および第2設置面を構成している。
【0013】アクセスポイント10は、図3および図4
に示すように本体14を縦置きとして使用する場合、第
1の設置面である底面14fが机面等の載置面に対向し
て置かれることになる。また図5に示しように本体14
を横置きとして使用する場合、第2の設置面である背面
14bが机面等の載置面に対向して置かれることにな
る。また、背面14bには、2つの係合凹部16が形成
されており、これらの係合凹部16と壁面から突出させ
たピンやフック等とを係合させることにより、本体14
をその背面が壁と対向した状態とし、壁掛け式としても
使用することができる。
【0014】本体14の左側面14cには、押しボタン
式の電源スイッチ18が設けられている。右側面14d
には、RS232Cコネクタ22および電源接続用のA
Cアダプタ端子23が設けられている。前面14aに
は、アクセスポイント10の動作状態を示す表示部とし
て、5個のLED24が横一列に並んで設けられてい
る。動作状態としては、例えば、電源オン(POWER )、
送信(SD)、受信(RD)、オフフック(OH)、後述する
BT−PCカード20のスタンバイ/アクティブ(STB/
ACT )状態等を表示する。
【0015】本体14の上面14eには、カードスロッ
ト26のカード挿入口28が形成されており、このカー
ド挿入口28の端部近傍にイジェクトボタン30が突没
可能に設けられている。また、底面14fには、図6に
示すようにアクセスポイント10を公衆回線に接続する
ためのモジュラケーブル12を接続可能な2つのモジュ
ラジャック32、後述する左右一対のスライドスイッチ
34a、34b、および1つのロータリスイッチ35が
設けられている。
【0016】底面14fには、その周縁部に沿ってスカ
ート部36が立設され、その一部には切欠37が形成さ
れている。このスカート部36は、本体14を縦置きと
して使用する際に脚部として機能するとともに、上記モ
ジュラジャック32に接続されたモジュラケーブル12
は、切欠37を通して外部に引き出される。従って、モ
ジュラジャック32にモジュラケーブル12を接続した
状態で本体14を縦置きとして使用する場合でも、モジ
ュラケーブルが邪魔になることなく、スカート部36に
より本体14を安定して支持することができる。
【0017】上面14eに形成されたカードスロット2
6には、カード挿入口28を通して、BT−PCカード
20を脱着自在に装着可能となっている。BT−PCカ
ード20は、PCMCIAの規格に準拠したカード本体
40と、カード本体の一端側から突出しているとともに
BT規格に準拠した送受信部42と、を備えている。カ
ード本体40は、その挿入端側に、アクセスポイント1
0のカードスロット26内に設けられたコネクタと係合
するコネクタ44を備えている。カード本体40の他端
部側に位置する送受信部42は、データを無線で送受信
するために用いられるアンテナを内蔵しており、さらに
送受信時に点灯するLED47、およびヘッドフォンや
マイクロフォン等を接続するためのヘッドセット部48
が設けられている。送受信部42は、アンテナが外観上
目視できないよう、LED47は露出するよう、そして
ヘッドセット部48はヘッドセットの接続可能なように
適宜孔が形成された合成樹脂製のキャップ51により覆
われている。
【0018】BT−PCカード20をカードスロット2
6に装着すると、例えば、図5に示すように、カード本
体40のみがカードスロット26内に収納され、送受信
部42は外部に露出した状態に保持される。このように
装着状態においてBT−PCカード20のアンテナを内
蔵した送受信部42を本体14外に露出させることによ
り安定したデータ通信を行なうことができる。
【0019】装着されたBT−PCカード20を取り出
す場合には、イジェクトボタン30を押下することによ
り、図示しない機構によりカード本体40がカード挿入
口28側へ押し出され、取り出しが可能となる。
【0020】本体14を縦置きで使用する場合、カード
挿入口28が設けられている上面14dは、設置面とし
ての底面14eとほぼ平行に位置するため、このカード
挿入口を通して機器本体内にゴミ、塵等が侵入する恐れ
がある。そこで、図2および図3に示すように、アクセ
スポイント10は、機器本体14の上面14dに脱着自
在なカバー63を備えている。このカバー63は、透光
性を有した非金属、例えば、透明な樹脂で形成されてい
る。そして、機器本体14を縦置きで使用する場合に
は、カバー63を機器本体の上面14dに装着すること
により、カードスロット26のカード挿入口28および
装着されたBT−PCカード20を覆い、ゴミ、塵等の
侵入を防止することができる。
【0021】また、カバー63は透光性を有しているこ
とから、BT−PCカード20の装着の有無を外部から
容易に視認することができるとともに、BT−PCカー
ドに設けられたLED47の点灯状態、つまり、作動状
態をカバー63を被せた状態でも外部から視認すること
ができる。
【0022】次に、上述したアクセスポイント10およ
びBT−PCカード20の内部構造について説明する。
図7に示すように、アクセスポイント10は、アクセス
ポイント全体の動作を制御するCPU72を有し、この
CPU72に、LED24、スライドスイッチ34a、
34bおよびロータリスイッチ35、インターフェース
コネクタとしてのコネクタ73が接続されている。ま
た、CPU72には、メモリバスを介してメインメモリ
74、ROM76が接続されているとともに、ACアダ
プタ端子23から供給される電源は、電源供給部77を
介してCPUに供給される。なお、CPU72はこの発
明における設定手段としても機能する。
【0023】更に、アクセスポイント10は、モジュラ
ケーブル12およびモジュラジャック32を介して公衆
回線に接続されるモデム部70を有し、このモデム部お
よびRS232Cコネクタ22は、スライドスイッチ3
4bの操作により切り換えられる切換部78を介してC
PU72に接続されている。なお、モデム部70および
モジュラジャック32は送受信部として機能する。
【0024】メインメモリ74は、アクセスポイント1
0の動作プログラム、デバイスドライバ、および無線通
信プロトコルを含むドライバソフトを格納したメモリデ
バイスであり、複数のDRAMにより構成されている。
ROM76は、無線通信および公衆回線との通信プロト
コル等を格納している。
【0025】モデム部70は、BT−PCカード20か
ら入力されたデジタルデータをアナログデータに変換
し、モジュラジャック32を介して公衆回線に転送し、
また、モジュラジャック32を介して公衆回線から入力
されたアナログデータをデジタルデータに変換し、CP
U72に転送する。
【0026】RS232Cコネクタ22は、図示しない
RS232Cケーブルを介してパソコン1等の他の電子
機器とアクセスポイント10とをシリアル接続するため
に設けられている。例えば、RS232Cコネクタ22
およびRS232Cケーブルを介してアクセスポイント
10にISDNターミナルアダプタに接続し、BT−P
Cカード20から入力されたデジタルデータをそのまま
伝送することも可能である。また、後述するアクセスポ
イント10の動作状態設定時、RS232Cコネクタ2
2およびRS232Cケーブルを介してアクセスポイン
トとパソコン1とを接続し、パソコンにより動作状態設
定処理をすることができる。
【0027】切換部78は、モデム部70およびモジュ
ラジャック32による公衆回線との接続と、RS232
Cコネクタ22による他の電子機器との接続とを切り換
える。
【0028】一方、BT−PCカード20は、BT規格
の無線モジュールとして、アンテナ80、高周波回路部
(以下、RF部と称する)82、ベースバンド部84、
メモリ86、水晶発振部87、ヘッドセット部48、A
D/DA変換部88、及びLED47を備えている。
【0029】BT−PCカード20とアクセスポイント
10とのデータの送受信は、インターフェースコネクタ
としてのコネクタ44を介して行なう。アンテナ80
は、無線通信を実行するための電波の送信、受信を行
い、使用する周波数帯域は、2.4〜2.5GHzとな
っている。RF部82は、使用する所定の無線電波の周
波数で通信が実行可能な信号処理を行なう。
【0030】ベースバンド部84は、アンテナ80、及
びRF部82を介して入力されたデータをデジタル処理
し、アクセスポイント10で処理可能なデータに変換し
てメモリ86に格納し、アクセスポイントとの間でデー
タの授受を行なう。LED47は、データの送受信時に
点灯する。なお、メモリ86には、無線プロトコルが格
納されている。
【0031】水晶発振部87は、RF部82で使用する
基準波を供給する。ヘッドセット部48は、ヘッドフォ
ンとマイクロフォンとを有するヘッドセットを接続し、
音声信号の入出力を行なう。また、AD/DA変換部8
8は、ヘッドセット部48から入力されたアナログデー
タをデジタルデータに変換するとともに、アクセスポイ
ント10からベースバンド部84を介して入力されたデ
ジタルデータをアナログデータに変換してヘッドセット
部48に送信する。
【0032】アクセスポイント10と無線通信を行なう
各パソコン1は、前述の通り、本体4にはカードスロッ
ト8が設けられており、このカードスロット8にはBT
−PCカード20が脱着自在に装着される。カードスロ
ット8の構成は上述したアクセスポイント10のカード
スロット26とほぼ同一であるとともに、BT−PCカ
ード20は共通である。
【0033】図8に示される通り、パソコン1のカード
スロット8内部には、BT−PCカード20との間でデ
ータの送受信を行なうPCMCIA規格のインターフェ
ースコネクタ120と、このコネクタおよびパソコン全
体の動作を制御するMPU122と、機能拡張する際の
インターフェースとなるUSB124と、を備えてい
る。このUSB124は、例えば、アクセスポイント1
0とRS232Cコネクタ22を介してシリアル接続す
る際に使用する。
【0034】上述のように構成されたアクセスポイント
10について、スライドスイッチ34a、34b、及び
ロータリスイッチ35を用いたモード切換動作を図9を
用いて説明する。
【0035】スライドスイッチ34aは、アクセスポイ
ント10の動作モードを切り換えるものであって、図9
において左側に位置するよう移動させた状態で「通常モ
ード」を、また右側に移動させた状態で「メンテナンス
モード」を設定する。
【0036】スライドスイッチ34bは、同様に左側に
位置するよう移動させた状態で「モデム選択モード」
を、また右側に移動させた状態で「ターミナルアダプタ
/CPU選択モード」を設定する。
【0037】ロータリスイッチ35は、0〜9までのポ
ジションがあり、各々のポジションによってモード設定
を行なう。まず、ポジション0,2,4,6のいずれか
の場合は「ノーマルモード」となり、上述のスライドス
イッチ34a、34bの配置位置に従って(1)「通常
モード」+「モデム選択モード」、(2)「通常モー
ド」+「ターミナルアダプタ/CPU選択モード」、
(3)「メンテナンスモード」+「モデム選択モー
ド」、(4)「メンテナンスモード」+「ターミナルア
ダプタ/CPU選択モード」のいずれかを許容する。ポ
ジション1,3,5,7のいずれかの場合は、アクセス
ポイント10に異常が発生した場合の保守作業用に使用
するための「再設定+解析用モード」を設定する。ポジ
ション8,9のいずれかの場合製品出荷時に使用するた
めの、BTの「テストモード」を設定する。
【0038】上述のモード設定時のスライドスイッチ3
4a、34bの位置は、ユーザの操作性向上を図るた
め、RS232Cコネクタ22、ロータリスイッチ3
5、及びモジュラジャック32の位置に関連して決めら
れている。つまり、スライドスイッチ34aを右側に移
動させるということは、メンテナンスを行なうためのロ
ータリスイッチ35側に近づけることになるため、「メ
ンテナンスモード」を設定することになり、逆に左側に
移動させることは、ロータリスイッチから遠ざけること
になるため「通常モード」を設定することになる。スラ
イドスイッチ34bの場合は、これを右側に移動させる
ということはISDNターミナルアダプタに接続するR
S232Cコネクタ22に近づけることになるため「タ
ーミナルアダプタ/CPUモード」を設定することにな
る。そしてスライドスイッチ34bを左側に移動させる
ということは、公衆回線に繋がるモジュラジャック32
に近づけることになるため「モデムモード」を設定す
る。
【0039】スライドスイッチ34a、ロータリスイッ
チ35、モジュラジャック32、及びスライドスイッチ
34bは、底面14fにおいてこの順に略直線状に並ぶ
よう配置されている。RS232Cコネクタ22は右側
面14dに設けられているが、スライドスイッチ34b
の載置面である底面14fに投影すると、図10に示す
ように、スライドスイッチ34a、ロータリスイッチ3
5、モジュラジャック32、スライドスイッチ34b、
及びRS232Cコネクタの投影部22aは全て略直線
状となるよう配置されていることになる。これは、ユー
ザがスライドスイッチ34aや34bを操作する場合
に、底面14f側から見ることになり、底面14fに投
影した場合に、モジュラジャック32、スライドスイッ
チ34b、及びRS232Cコネクタ22が略直線状に
並んで見えることになるため好ましい。但し全て略直線
状にならなくても、スライドスイッチ34aの移動方向
にロータリスイッチ35が位置し、スライドスイッチ3
4bの移動方向の一方にモジュラジャック32が他方に
RS232Cコネクタの投影部22aが位置することで
も構わない。
【0040】これらスライドスイッチ34a、34bの
位置を考慮した動作モードの設定と、モードが特殊なた
めにスライドスイッチ34a、34bの位置を特に考慮
しない動作モードについて、まとめると図11のように
なる。前者は動作モードの(1)〜(4)と(7)であ
り、後者はそれ以外である。(5)初期化1モード、及
び(6)初期化2モードは、いずれもアクセスポイント
10の設定を工場出荷時に戻すためのものであり保守作
業のためのモードである。また(8)BTテスト1モー
ド,及び(9)BTテスト2モードは文字通りBTのテ
スト用に用いられるものであり製品出荷時に使用するも
のである。つまり、(5)、(6)、(8)及び(9)
の各モードはいずれも一般のユーザが行なうものではな
く、スライドスイッチ34a、34bの位置と各モード
とに対応関係が無くても問題はない。。
【0041】(1)〜(4)及び(7)の各モードにつ
いて以下に詳述する。これらのモード設定は、ROM7
6内のプログラムを用いてCPU72が行なうものであ
る。
【0042】(1)通常+モデムモード このモードは、アクセスポイント10とパソコン1との
間をBTにより無線接続し、且つアクセスポイント10
と公衆回線とをモジュラケーブル12を介して接続し、
モデム機能を活用する際に使用するモードである。スラ
イドスイッチ34aを左側に位置させて「通常モード」
とすると共に、モジュラジャック32を介して公衆回線
に接続しモデムを使用するのでスライドスイッチ34b
を左側に位置させて「モデムモード」とする。このと
き、ロータリスイッチ35は、0,2,4,6のいずれ
かに位置させ「ノーマルモード」とする。
【0043】(2)通常+ターミナルアダプタモード このモードは、アクセスポイント10とパソコン1との
間をBTにより無線接続し、且つアクセスポイント10
をISDNターミナルアダプタを介して公衆回線に接続
し、モデム機能を活用する際に使用するモードである。
スライドスイッチ34aを左側に位置させて「通常モー
ド」とすると共に、RS232Cコネクタ22からクロ
スケーブルによりISDNターミナルアダプタに接続し
て使用するので、スライドスイッチ34bを右側に位置
させて「ターミナルアダプタ/CPUモード」とする。
このとき、ロータリスイッチ35は、0,2,4,6の
いずれかに位置させ「ノーマルモード」とする。
【0044】(3)メンテナンス+モデムモード このモードは、アクセスポイント10のRS232Cコ
ネクタ22とパソコンのシリアルポートとをクロスケー
ブルで接続し、モデムのファームウェアのバージョンア
ップを行なうモードである。メンテナンスモードなの
で、スライドスイッチ34aを右側に位置させて「メン
テナンスモード」とすると共に、モデムのファームウェ
ア関連ということから、スライドスイッチ34bをモジ
ュラジャック32のある左側に位置させて「モデムモー
ド」とする。このとき、ロータリスイッチ35は、0,
2,4,6のいずれかに位置させ「ノーマルモード」と
する。
【0045】(4)メンテナンス+CPUモード このモードは、アクセスポイント10のRS232Cコ
ネクタ22とパソコンのシリアルポートとをクロスケー
ブルにて接続し、アクセスポイント10のCPU73に
BTの無線接続認証時に使用するPINコードの変更を
行なわせるモードである。これもメンテナンスモードな
のでスライドスイッチ34aを右側に位置させて「メン
テナンスモード」とすると共に、RS232Cコネクタ
22からクロスケーブルによりパソコンに接続するの
で、スライドスイッチ34bを右側に位置させて「ター
ミナルアダプタ/CPUモード」とする。このとき、ロ
ータリスイッチ35は、0,2,4,6のいずれかに位
置させ「ノーマルモード」とする。
【0046】(7)テストモード このモードは、アクセスポイント10のRS232Cコ
ネクタ22とパソコンのシリアルポートとをクロスケー
ブルにて接続し、アクセスポイント10のCPU73に
ROM76内のファームウェアのバージョンアップを行
なわせたり、プリント基板の検査を行なわせるためのモ
ードである。これもメンテナンスモードなので、スライ
ドスイッチ34aを右側に位置させて「メンテナンスモ
ード」とすると共に、RS232Cコネクタ22からク
ロスケーブルによりパソコンに接続するので、スライド
スイッチ34bを右側に位置させて「ターミナルアダプ
タ/CPUモード」とする。このとき、ロータリスイッ
チ35は、1,3,5,7のいずれかに位置させ「再設
定+解析用モード」に設定する。この(7)のモードは
(1)〜(4)の各モードのようにユーザが扱うモード
とは異なり、保守作業時に使用するモードである。しか
しながら、保守作業員にとってもスライドスイッチ34
a、34bの位置が上記のように分かり易い位置に設定
されることは、作業ミスの低減や作業効率の向上に繋が
るため望ましいものとなる。
【0047】以上詳述した通り、アクセスポイント10
は、アクセスポイント10に装着されたBT−PCカー
ド20とパソコン1に装着されたBT−PCカード20
との間でデータを送受信することにより、アクセスポイ
ント10とパソコン1との間でデータの無線通信を行な
うものである。従って通常ユーザが操作する機会は少な
く優れたマンマシンインターフェースを持つものではな
いが、そのモード設定において、スライドスイッチ34
a、及び34bの位置をRS232Cコネクタ22、モ
ジュラージャック32、及びロータリスイッチ35の設
置位置に関連して設定しているため、製造コストを増加
させずともユーザにとって極めて分かり易く操作性に優
れ、また所望しないモードに設定されているときにもモ
ード設定間違いを容易に判別することができる。
【0048】なお、この発明は上述した実施の形態に限
定されることなく、この発明の主旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能である。例えば各スイッチ及び入出力端子
の配置も本実施の形態に限るものでなく、スライドスイ
ッチのスライド方向と入出力端子やロータリスイッチの
位置に関連性が認められるものであれば良い。また各ス
イッチと関連端子全てが略直線状に配置されずに、関連
するもの同士、つまり例えばスライドスイッチ及びロー
タリスイッチの組合せと、モジュラジャック、スライド
スイッチ、及びRS232Cコネクタの組合せとで、そ
れぞれは略直接上に並べるものの、全てが直線状になく
ても構わない。
【0049】またアクセスポイントにBT機能を付加す
るためにBT−PCカードを使用しているが、BTモジ
ュールを内蔵するものでも構わない。また通信手段もB
Tに限らない。例えばPHSや無線LANを用いたもの
でもよい。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
コストの増加を抑えつつ、マンマシンインターフェース
を改善し、使用者の操作性に優れた電子機器を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るアクセスポイント
を備えた無線通信システム全体を概略的に示す斜視図。
【図2】上記アクセスポイント、BT−PCカード、カ
バーを示す分解斜視図。
【図3】上記アクセスポイントを縦置きで使用した状態
を示す斜視図。
【図4】上記アクセスポイントの背面側を示す斜視図。
【図5】上記アクセスポイントを横置きで使用した状態
を示す斜視図。
【図6】上記アクセスポイントの底面側を示す斜視図。
【図7】上記アクセスポイントおよびBT−PCカード
の構成を概略的に示すブロック図。
【図8】上記アクセスポイントとデータ通信を行なうパ
ソコンおよびBT−PCカードの構成を概略的に示すブ
ロック図。
【図9】上記アクセスポイントの底面側及び右側面を示
し、スイッチ切換え位置とモードとの関係を示す図。
【図10】上記アクセスポイントの底面側を示し、スイ
ッチ切換に考慮される構成の底面への投影状態を示す
図。
【図11】上記アクセスポイントのスイッチ切換え位置
と動作状態との割当てを示す図。
【符号の説明】
10…アクセスポイント 12…モジュラケーブル 14…本体 14f…底面 20…BT−PCカード 22…RS232Cコネクタ 22a…底面におけるRS232Cコネクタの投影部 26…カードスロット 28…カード挿入口 32…モジュラジャック 34a、34b…スライドスイッチ 35…ロータリスイッチ 70…モデム部 72…CPU 76…ROM

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユーザが使用する第1のモードと保守作業
    用の第2のモードとを切り換えるスイッチと、 このスイッチに隣接して設けられ、上記スイッチに近い
    位置と遠い位置とで移動可能であり、上記第1のモード
    において、通常モードとメンテナンスモードとを切り換
    えるスライドスイッチと、 上記第1のモードにおいて、上記スライドスイッチが上
    記近い位置にあると上記メンテナンスモードを設定し、
    上記スライドスイッチが上記遠い位置にあると上記通常
    モードを設定する設定手段と、を具備することを特徴と
    する電子機器。
  2. 【請求項2】上記スイッチが回転可能で、位置に応じて
    モードを切り換えるロータリスイッチであることを特徴
    とする請求項1記載の電子機器。
  3. 【請求項3】ユーザが使用する第1のモードと保守作業
    用の第2のモードとを切り換えるスイッチと、 このスイッチに隣接して設けられ、上記スイッチに近い
    第1の位置と遠い第2の位置とで移動可能であり、上記
    第1のモードにおいて、通常モードとメンテナンスモー
    ドとを切り換える第1のスライドスイッチと、 第1の外部入出力端子と、 第2の外部入出力端子と、 上記第1の入出力端子に近い第3の位置と上記第2の入
    出力端子に近い第4の位置とで移動可能な第2のスライ
    ドスイッチと、 上記第1のモードで、上記第1のスライドスイッチが上
    記第1の位置にあり、且つ上記第2のスライドスイッチ
    が上記第3の位置にある場合は上記第1の外部入出力端
    子を使用したメンテナンスモードを、上記第2のスライ
    ドスイッチが上記第4の位置にある場合は上記第2の外
    部入出力端子を使用したメンテナンスモードを設定し、 上記第1のスライドスイッチが上記第2の位置にあり、
    且つ上記第2のスライドスイッチが上記第3の位置にあ
    る場合は上記第1の外部入出力端子を使用した通常モー
    ドを、上記第2のスライドスイッチが上記第4の位置に
    ある場合は上記第2の外部入出力端子を使用した通常モ
    ードを設定する設定手段と、を具備することを特徴とす
    る電子機器。
  4. 【請求項4】上記第1の入出力端子は、公衆回線に接続
    するためのモジュラジャックであり、上記第2の入出力
    端子は外部機器に接続するためのシリアル入出力端子で
    あることを特徴とする請求項3記載の電子機器。
  5. 【請求項5】上記第1及び第2のスライドスイッチ、上
    記スイッチ、上記第1の入出力端子は本体底面に配設さ
    れていることを特徴とする請求項3記載の電子機器。
  6. 【請求項6】上記第2のスライドスイッチと上記第1及
    び第2の入出力端子は上記第2のスライドスイッチの載
    置面に投影した場合略直線状に並ぶよう配置されている
    ことを特徴とする請求項3記載の電子機器。、
  7. 【請求項7】上記第1のスライドスイッチ、上記スイッ
    チ、上記第1の入出力端子、上記第2のスライドスイッ
    チ、及び上記第2の入出力端子は、上記第1及び第2の
    スライドスイッチの載置面に投影した場合略直線状に並
    ぶよう配置されていることを特徴とする請求項3記載の
    電子機器。
  8. 【請求項8】上記第1又は第2の入出力端子を介して入
    出力されるデータを無線を用いて外部機器へ送受信する
    無線通信手段を有することを特徴とする請求項3記載の
    電子機器。
  9. 【請求項9】ユーザが使用する第1のモードと保守作業
    用の第2のモードとを切り換えるスイッチと、 このスイッチに隣接して設けられ、上記スイッチに近い
    第1の位置と遠い第2の位置とで移動可能であり、上記
    第1のモードにおいて、通常モードとメンテナンスモー
    ドとを切り換える第1のスライドスイッチと、 入出力端子と、 上記入出力端子に近い第3の位置と上記入出力端子に遠
    い第4の位置とで移動可能な第2のスライドスイッチ
    と、 上記第2のモードで、上記第1のスライドスイッチが上
    記第2の位置にあり、且つ上記第2のスライドスイッチ
    が上記第4の位置にある場合は上記入出力端子を用いた
    保守作業用のモードを設定することを特徴とする設定手
    段と、を具備することを特徴とする電子機器。
  10. 【請求項10】上記入出力端子は外部機器に接続するた
    めのシリアル入出力端子であることを特徴とする請求項
    9記載の電子機器。
  11. 【請求項11】上記第1のスライドスイッチ、上記スイ
    ッチ、上記第2のスライドスイッチ、及び上記入出力端
    子は、上記第1及び第2のスライドスイッチの載置面に
    投影した場合略直線状に並ぶよう配置されていることを
    特徴とする請求項9記載の電子機器。
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