JP2002070458A - 窓用の建築用カバー - Google Patents

窓用の建築用カバー

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JP2002070458A
JP2002070458A JP2001115058A JP2001115058A JP2002070458A JP 2002070458 A JP2002070458 A JP 2002070458A JP 2001115058 A JP2001115058 A JP 2001115058A JP 2001115058 A JP2001115058 A JP 2001115058A JP 2002070458 A JP2002070458 A JP 2002070458A
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JP2001115058A
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John A Corey
ジョン・エイ・コーリー
Vinny Grosso
ヴィニー・グロッソ
Arthur T Karis
アーサー・ティー・カリス
Rich Watkins
リッチ・ワトキンス
Raymond E Randall Jr
レイモンド・イー・ランドール，ジュニアー
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    • E06B9/24—Screens or other constructions affording protection against light, especially against sunshine; Similar screens for privacy or appearance; Slat blinds
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    • E06B9/24—Screens or other constructions affording protection against light, especially against sunshine; Similar screens for privacy or appearance; Slat blinds
    • E06B9/26—Lamellar or like blinds, e.g. venetian blinds
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    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Structural Engineering (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Blinds (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】ブラインドが回転可能なハンガーから吊り下が
っているタイプ等の窓のための建築カバーにおいて使用
されるベーンを改良する。 【解決手段】各ベーンは、比較的不透明な部分と横方向
に隣接し且つ比較的光をとおす部分とを含み、関連する
比較的不透明な部分から遠く離れた前記比較的光をとお
す部分の上端は、隣接するハンガーか隣接するベーンの
前記比較的不透明な部分の自由端かの少なくとも一つに
固定される。そして各ベーンの不透明部分が、閉じられ
た周囲を有するトルク管を形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、窓のための建築用
カバー部材の改良された構造に関し、より特別には、ご
く薄手の材料からなる別個の幅の狭いストリップと、内
部にストリップ部材を有するベーン（ｖａｎｅ：よろい
板）と、を備えた垂直又は水平ブラインドに関する。
【０００２】
【従来の技術】多くの窓又は透視ドアの用途において
は、窓又は透視ドアを通して入り込む光の量を制御する
ことが望ましい。例えば、暖かい季節におけるまぶしい
晴れの日は、オフィスで快適に仕事をするためには、太
陽が強すぎる（且つ熱すぎる）ばかりでなく、室内の家
具にダメージを与えて、家具が色褪せるか又は脆くなる
かもしれない。典型的には、光の全部又は一部を遮断す
るために、調和させたやり方で個々に回転させることが
できる遮光性の材料からなる多数のよろい板（ｓｌａ
ｔ）からなるブラインドが嵌められる。このようなよろ
い板が水平に並べられている場合には、このアセンブリ
は、一般に“ベネチアンブラインド”と呼ばれている。
【０００３】大きな窓又はドアにおいては、視野が遮ら
れないため又は硝子のうしろを清掃する必要があるとき
に、ベネチアンブラインドを完全に上げることは難し
い。従って、しばしば、回転可能なよろい板が個々の調
和された回転ハンガーを備えた横方向機構上で端部から
垂直に吊り下がっている、様々な呼び名がある“垂直ブ
ラインド”が嵌められる。垂直ブラインドは、大きな窓
がより一般的である市販の状態において最も多く使用さ
れてきた。残りの用途においては、パティオドア等のみ
が一般的にこれらのブラインドを使用して来た。
【０００４】公知の垂直ブラインドは、一般的に、個々
の回転可能なハンガーが設けられている天井の梁機構
（ｏｖｅｒｈｅａｄ ｔｒａｖｅｒｓｅ ｍｅｃｈａｎ
ｉｓｍ）から垂直方向に吊り下がっている遮光性材料か
らなる細長いストリップ又はよろい板を含んでいる。い
つくかの垂直ブラインド製品は、シーア（ｓｈｅｅｒ：
透けるほど薄い織物）を回転可能な遮光性の垂直よろい
板と組み合わせて、遮光性のよろい板間に入り込む光を
分散させるばかりでなく、まぶしい外部からビルの内部
がよく見えるのを見え難くすることによりプライバシー
をも付加する。
【０００５】このような組み合わせ垂直ブラインドの例
が、Ｈｙｍａｎに付与された米国特許第３，８４４，３
３４号及びＣｏｌｓｏｎらに付与された米国特許第５，
６３８，８８０号に開示されている。Ｃｏｌｓｏｎらの
特許においては、シーアを覆う空間上に永久的に取り付
けられた堅牢な織物からなるベーンとして一体化されて
いる。日本の株式会社タチカワが提案している垂直ブラ
インドは、交互のベーンが薄手で且つ遮光性であるが、
薄手のベーンのためのハンガーが被駆動回転子を備えて
おらず、従って、遮光性のベーンがそれらの透視位置へ
と回転せしめられるときに、互いに隣接する遮光性のベ
ーン間に平らな整合状態のまま維持する傾向がある。こ
の製品は、連続的なうねったカーテンの美的に好ましい
外観及びシーア間の切れ目を有しておらず、そうするこ
とを強制されないけれども織物が回転しないので、遮光
性が問題である。
【０００６】水平の日よけが実用的であるより小さい窓
においてさえも、光散乱装置に向かう動きがある。半透
明な目の粗い日よけ及び織物からなるベネチアンブライ
ンドは、窓の覆いに光散乱ガイド特性を付与するために
光フィルタ材料を使用して工夫されて来た。これらのう
ち、織物からなるベネチアンブラインドはまた、部分的
に開放的な視野を提供するために主要な光制御部材が配
置されるときにさえ、外部からの視野から部屋の中を部
分的に遮断するシーアからなる覆いをも提供している。
これは、垂直ブラインドのための所望の特徴でもあり且
つ２つの方法で提供される。すなわち、従来の堅牢なベ
ーンからなる垂直ブラインドを覆う織物カーテンの配置
及び覆い織物の空間上に永久的に取り付けられた堅牢な
織物ベーンとしてよろい板を一体化することである。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明の発明者は、公
知のシーアを備えた遮光性の（ｏｐａｑｕｅ−ｗｉｔｈ
−ｓｈｅｅｒ）垂直ブラインドの不利な点は、これらが
開口部全体を覆うために大きな面積の破れやすいシーア
を使用している点であることを認識した。これは、デリ
ケートな織物が終始目立つ欠陥及び損傷が無いままであ
ることを確実にするために、織物の質、取り扱い及び清
掃に極めて費用のかかる正確さを必要とする。製造装置
は、極めて大きく且つ高価なもの（典型的には、幅が
２．２８６ないし３．８１メートル（９０ないし１５０
インチ）の取り扱い製品である）でなければならず、こ
れは、最終製品のコストを増加させ且つ製造することが
できる色やスタイルの種類を制限する。種々の窓のサイ
ズに適合するように、このような製品から完成した日よ
けを製造する際の余剰な部分は極めて多い（典型的に
は、注意深く効率的に適合させたとしても、原材料製品
の２０％を越える）。このような大きくデリケートな薄
手の物の設置及び輸送は著しく注意が必要であり、洗濯
は殆ど不可能である。製品の一点が汚れるか損傷した場
合には、製品全体が廃棄物となる。それでもなお、消費
者は、回転可能なベーンを備えたこのような薄手の製品
によって提供される軟らかく光の散乱によるプライバシ
ー及び光の制御を獲得するために、この価格を容易に支
払う。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの実施形態
においては、建築用カバー材は、遮光性のストリップ又
はベーンと、覆いの薄手ストリップと、を含んでおり且
つベーンが湾曲（ｂｏｗｉｎｇ）又は弾性によって広げ
られない、垂直又は水平のブラインドを含んでいる。各
ベーンは、比較的遮光性の部分と、同比較的遮光性の部
分から上方端部を有している横方向に隣接した比較的不
透明な部分と、から構成されている一体化された複合体
を含んでいる。上方端部は、次の隣接するハンガー（典
型的には、次の隣接するベーンを担持している）か又は
このようなベーンが窓の開口部に設置されているとき
に、次の隣接するベーンの比較的遮光性の部分の自由端
かの少なくとも一つに固定されるようになされている。
本発明のこの実施形態は、遮光性のストリップが比較的
重く且つ頑丈である場合には、特に、より小さい窓及び
極めてたるんだシーアに対して有用である。
【０００９】本発明のもう一つ別の実施形態において
は、各々が平らで回転可能なストリップのオーバーレイ
アセンブリとして製造されている複数の別個の複合スト
リップを含んでいる垂直に嵌め付けられた窓及び戸口を
覆うように主として使用するための改良されたブライン
ドが開示されている。少なくとも一つのストリップが、
横方向に弾性的に湾曲せしめられ且つその自由端縁に沿
ってもう一つ別のストリップに取り付けられて、ねじり
及び曲げ強度のための広い断面を有する実質的に堅固な
周囲が閉じられた部材を形成することができる。
【００１０】断面の拡大は、種々の方法で達成すること
ができる。一つの方法は、それが係合するものよりも広
い横幅を有する一つのストリップを提供し且つ２つを巻
かれた状態から真っ直ぐ延びた状態へと取り外した後に
端縁と端縁とを結合させたときに、後者のストリップに
張力を形成するために、前者のストリップを弾性的に湾
曲させることによる。湾曲を達成することができるもう
一つ別の方法は、別個の弾性的に折り畳まれたストリッ
プを、ストリップの端縁を結合して基本的な複合体とす
ることによって形成された閉じられた周囲部材内に挿入
し、それによって、複合材ロールから真っ直ぐな状態ま
で取り出した後に、複合材の長さの実質的な部分内へ嵌
合される。更に別の方法においては、湾曲は、ローリン
グの前に閉じられた周囲複合材内に挿入することができ
る“Ｖ”、“Ｃ”又は“Ｓ”字の形態（又は同様のも
の）を有する弾性インサートを設け、それによって、弾
性インサートが平らな横方向形態を呈するが、ロールか
ら取り外されたときに、Ｖ，Ｃ又はＳ（又は同様のも
の）へと弾性的に戻るようにすることも達成してもよ
い。
【００１１】一つの実施形態においては、各複合材スト
リップは、少なくとも一つのシーア又は透明部分と、比
較的遮光性の部分と、を含んでおり、これら２つの部分
は、部分的に重なり、少なくともストリップの長さに沿
って且つ一つのストリップの一つの端縁（典型的には、
不透明）にほぼ沿って結合され且つ接合されている。も
う一つ別の実施形態においては、各複合材ストリップ
は、薄手の半透明な部分を含んでいない。製造される
と、ストリップ部分は、平らで、覆い重なっており、且
つ複合部材の巻き上げを可能にしている。日除けへの最
終的な製造においては、窓の高さ（又は幅）に対応する
切断長さは、少なくとも一つのストリップ（典型的に
は、不透明）を湾曲させることにより、及び横幅が等し
くないタイプの場合には、そのストリップの予め取り外
された端縁を別のストリップに接着して、湾曲された閉
じられた周囲部分を形成することにより、挿入タイプの
場合には、弾性ストリップを挿入するか又は予め挿入さ
れた部材を単にその自然な横方向形態に取り戻すことに
よって組み立てられる。弾力性を備えた堅牢化は、永久
的な損傷がなくそれらの弾性的耐性の限界を越す曲げを
許容するけれども、湾曲されたストリップは、それによ
って、ねじれに強く且つ曲げに対して強くなる。
【００１２】垂直の向きで使用される場合には、伸ばさ
れた複合ストリップは、次いで、（従来技術の垂直スト
リップブラインドに対して一般的に使用されるような）
個々のハンガーによって頭上のレールからそれらの頂端
によって吊り下げられ、もし備えられているならばシー
アか又はストリップの遮光性の部分に取り付けがなされ
る。本発明の好ましい実施形態においては、シーアは遮
光性の部分を横切って背後へ折り畳まれ、次いで、隣接
するハンガーに取り付けられて、シーアが互いに隣接す
る遮光性の部分間に広がるようにさせ且つ光制御ベーン
と組み合わせられた連続的なシーアのカーテンのイルー
ジョンを付与する。
【００１３】水平の向きで使用される場合には、広げら
れた複合ストリップは、存在する場合には連続的か又は
周期的な箇所で自由端縁に沿って隣接するストリップに
結合されたシーア部分と共に、一般的なベネチアンブラ
インド・ラダー・コード（ｌａｄｄａｒ ｃｏｒｄ）及
びアクチュエータ構造に組み立てられるか、又はこれら
のストリップは、それらの間に張られたシーアによって
相互に結合されて、支持と作動（ベーンの回転）との交
互の手段を提供することができる。
【００１４】この複合体の広げられた部材の部分は、シ
ーアが取り付けられないで作られて、軽量で、断熱性が
あり且つ任意的に一般的な堅固なベーンの遮光性の垂直
ブラインド又はベネチアンブラインドに対する光散乱代
替品を提供するようにすることもできることは注目され
るべきである。各ベーンの遮光性の部分は、２つの結合
ラインを備えた別個のストリップよりもむしろ折り返さ
れた一片の材料によって作ることができることにも注目
されるべきである。
【００１５】上記したように、本発明は、はるかに小さ
く且つ簡単な製造装置を必要とし、より容易にまとめ且
つ設置でき、最少コストで洗浄又は修理するために容易
に処理することができる、回転可能なベーンを備えた連
続的なシーアの外観及び機能を提供することができる新
規なストリップ構造を採用している。シーア部材を備え
ない実施形態は、水平のベネチアンブラインド又は垂直
ブラインド内の一般的な堅固なベーンのためであるが、
体積がより小さく且つ嵩を切りつめた、直接的な代替品
を提供する。シーアを備えた或いは備えていない別個の
インサート実施形態は、インサートが、従来の垂直ブラ
インド又はベネチアンブラインドと異なり、実質的に製
品の表面の色又は風合いを変えることなく、例えば、透
明、白色、くすんだ色、反射性、偏光性又は遮光性とす
ることが出来るので、更に、遮光特性において便利で且
つ低廉な選択肢を提供することができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下、図１及び２を参照して、本
発明の建築部材１０を説明する。本発明の目的のため
に、この建築部材は、一般的に、ウィンドウブラインド
１０と称される。しかしながら、建築部材１０は、ドア
上又はさもなければ住居の室内装飾を提供するような他
の目的のために、使用することができる。
【００１７】ウィンドウブラインド１０は、一以上のベ
ーン１２を含んでおり、各ベーン１２は、光制御部材を
形成している比較的不透明な部分すなわちストリップ１
４（より厚く図示されている）と、光散乱部材を形成し
ている比較的半透明のシーアすなわちストリップ１６
（より薄く図示されている）と、からなる一体化された
複合部材を含んでいる。ベーン１２は、以下に説明する
ように、種々の織物若しくは編み物によって、又は一端
を壁に接するか若しくは巻き付けるかに拘わらず、それ
らの共通の端縁に沿った接着、溶接、縫合又はその他の
手段によって不透明で且つシーア材料の似ていないスト
リップを接合することによって、形成することができ
る。別の方法として、シーア部分１６は、ベーン１２の
全幅を横切って延びることができ、不透明な部分１４
が、シーア部分１６の一部分に被覆されるか又は塗られ
る（液体形態で適用される）。
【００１８】ベーン１２の代替的な実施形態において
は、シーア部分１６は、以下に説明するように、シーア
部分１６がその幅の一部分のために折り返すことができ
且つそれ自体に結合されて不透明な部材がその中に嵌合
できる管状部分を形成することができるように、不透明
部分１４よりも幅を広くすることができる。
【００１９】ウィンドウブラインド１０は、広く、窓の
開口部（図示せず）に隣接した壁又は天井板から吊り下
げることが出来る従来の横型ヘッドレール１８を含んで
いる。ヘッドレール１８には、一般的な回転可能なハン
ガー２０（図１において円として図示されている）が設
けられており、各ハンガー２０から不透明な部分１４が
吊り下がっている。各シーア部分１６の自由な又は末端
の端縁２２が、次の隣接する複合ベーン１２のためのハ
ンガー２０に固定された状態で図示されている。各シー
アのうねりは、その端縁２２の間で、シーア材料からな
る連続的なカーテン状のシートのイルージョンを形成し
ている。
【００２０】ウィンドウブラインド１０は、一般的なハ
ンガー２０に取り付けるために、ベーン１２の上端２８
の近くに孔２６を含んでいる。典型的には、ハンガー２
０は、ハンガー２０の下端３４に対向したジグザグに配
置した側部３０，３２を含んでいる。一方の側部３０
は、外方に延びている突出部３６を含んでおり、他方の
側部３２は、垂直方向にずらされた外方に延びている突
出部３８を含んでいる。垂直ブラインド１０をハンガー
２０に取り付けるために、ベーン１２の上端２８は、ハ
ンガー２０の下端３４の対向したジグザグに配置された
側部３０，３２の間を通過せしめられる。従って、ベー
ン１２の孔２６は、ハンガー２０の２つの側部３０，３
２の突出部３６，３８によって形成されたジグザグに配
置された重なり部分によって捕獲される。各ベーン１２
の上端２８は、シーア部分１６がハンガー２０の二つの
側部３０，３２のジグザグに配置された重なり部分と結
合している構造的補強部分及び高い摩擦抵抗を提供する
ための堅牢部材３９を含んでいても良い。堅牢部材３９
は、接着剤によって裏打ちされた堅牢なポリエステルフ
ィルムのストリップ、例えば、デュポン・コーポレーシ
ョンによって市販されているマイラー（ＭＹＬＡＲ：登
録商標）の形態とすることができる。
【００２１】図１及び５により良く示されているよう
に、隣接するベーン１２の下端４２は、繊維を貫通して
押し込まれ且つトラック４０の可撓性のＴ型の端部形状
によって保持されている一般的なプラスチックの鋲４０
のような手段によって相互に緩く固定することができ
る。このタイプの鋲は、繊維のような織物上にふさ飾り
を保持するために一般的に使用されている。不透明な部
分１４の一端とシーア１６とは、互いに結合してベーン
１２の垂直方向の長さに沿った結合部５２を形成してい
る。
【００２２】各ベーン１２の構造は、いくつかの形態を
採ることができ、これらは全て、本発明の種々の実施形
態と一致している。ベーン１２は、隣接するか巻き付け
るかに拘わらず、それらの共通の端縁に沿った、接着
剤、溶接、縫合又はその他の取り付け手段による不透明
な材料とシーアとの異なったストリップの結合によっ
て、光透過能力が異なる２つの領域の特異な編み上げ又
は接合によって製造することができ、又はシーアは、複
合材の全幅を横切って延びることができ、不透明な部分
は、シーアの一部分を被覆するか又は塗装を施すことに
よって達成される。更に別の代替例は、最終的な複合ス
トリップよりも大きな幅を有する薄手のストリップを使
用して、ガイドワイヤシーアが折り畳まれて不透明な部
材が挿入できる筒状部分を形成できるようにすることで
ある。
【００２３】図１及び２から最も良く分かるように、本
発明の一つの特徴は、シーア部分１６が、従来のブライ
ンドにおけるような垂直ブラインド全体に対して一つの
シーアによって作られるよりもむしろシーア材料からな
る個々の幅の狭いストリップによって作られている点で
ある。各シーア部分１６の自由なすなわち末端端縁２２
が種々の異なる方法で次の隣接する不透明部分１４に固
定することができることは理解されるであろう。例え
ば、図３及び４は、隣接するベーン１２のためのハンガ
ー２０に対してベーン１２のシーア部分１６の自由端縁
すなわち末端端縁２２を固定するための代替的な手段を
示している。図３においては、自由端縁２２は、隣接す
るベーン１２の不透明な部分１４の一端２４の周囲に巻
かれ且つそのベーンのためのハンガー２０に固定するた
めに折り畳まれる。図４において、自由端縁２２は、隣
接するハンガー２０に固定される前に折り返される。
【００２４】図１に図示した実施形態においては、垂直
ブラインド１０が、製造中及び輸送のために巻くことが
できる均一に薄い可撓性のベーン１２によって作られる
ので、問題が起こるかもしれない。不幸にも、同じ特性
は、ベーン１２に、吊り下がっているときにカールし且
つヘッドレール１８においてハンガー２０によって強い
られる向きに従うよりもむしろ隣接する部材からの力に
応答してねじれて撓む傾向を付与する。このカール及び
撓みは、遮光位置における垂直ブラインド１０の完全な
閉成を阻止するかもしれない。
【００２５】この本質的な問題を解決するために、本発
明はまた、概して、閉じられた周囲トルク管に対して備
えられた新規なベーン構造にも関する。このトルク管
は、真っ直ぐでねじれ強度を受けやすいベーンを保持す
るが、巻き上げ及び輸送に対してベーンが平らにつぶれ
るのを許容する弾性的な膨張手段を含んでいても良い。
【００２６】図６及び７は、本発明の複合ベーン１２に
おいて使用するための薄板からなる不透明な部分の一つ
の実施形態を示している。図６に示されているように、
第１の弾性ストリップ４４は、一つの端縁又は自由端５
１に沿って第２のより狭いストリップ４６まで被覆され
ている。第１及び第２のストリップ４４，４６は、窓の
覆いに使用するのに充分適した軽さであり且つ直射日光
に晒された窓において一般的であると知られている温度
の下で破壊しないあらゆる可撓性の材料によって作るこ
とができる。第１及び第２のストリップ４４，４６は、
異なる厚みを有してもよい。例えば、第１のストリップ
４４は、第２のストリップ４６よりもより厚くても良
い。適切な材料は、アルミニウム、プラスチック、繊維
等を含んでいる。
【００２７】一時的に取り外し可能なカバー５０を備え
た感圧接着剤４８のような取り付け手段が、第１の弾性
ストリップ４４又は第２のより狭いストリップ４６の他
の端縁すなわち自由端５３に沿って設けられている。感
圧接着剤４８は、同技術において良く知られたタイプと
することができる。第１の弾性ストリップ４４の第１の
端部及び第２のより狭いストリップ４６は、接着、溶
接、縫合又はその他の取り付け手段によって相互に結合
して結合部５４を形成する。第１の弾性ストリップ４４
の第１の端部と第２のより狭いストリップ４６の第１の
端部とは、結合部５４を形成するために、接着、溶接、
縫合又はその他の取り付け手段によって相互に結合され
ている。複合ベーン１２内で使用するための薄板からな
る不透明部分１４を作るために、第１の弾性ストリップ
４４は、湾曲せしめられ且つそれらの自由端縁すなわち
端縁５３に沿った第２のより狭いストリップ４６に取り
付けられて第２のより狭いストリップ４６をその幅を横
切って強く引っ張る。図７に示されているように、複合
ベーン１２の不透明な部分１４の第１及び第２のストリ
ップ４４，４６の内側は、トルク管を形成している。
【００２８】図８及び９は、本発明の代替的な実施形態
による薄板からなる不透明な部分１４’を示している。
不透明部分１４と同様に、第１の弾性ストリップ４４
は、一つの端縁に沿って第２のより狭いストリップ４６
まで重ねて作られている。更に、第１の弾性ストリップ
４４の一つの端部及び第２のより狭いストリップ４６
は、接着 、溶接、縫合又はその他の取り付け手段によ
って相互に結合されて結合部５４を形成している。しか
しながら、不透明な部分１４’は、他の自由端５３に取
り付け手段４８を含んでおらず、むしろ接着剤６０によ
って第２のストリップ４６に固定された狭いストリップ
によって形成された受け入れポケット５６を含んでい
る。接着剤６０は、接着剤４８に類似していても良い。
複合ベーン１２において使用するための不透明な部分１
４’を製造するために、第１の弾性ストリップ４４は、
同第１の弾性ストリップ４４が受け入れポケット５６内
に受け入れられるまで、その幅を横切って第２のストリ
ップを強く引っ張るように湾曲せしめられている。複合
ベーン１２の不透明部分１４’の第１及び第２のストリ
ップ４４，４６の内側は、図９に示されているように、
トルク管を形成している。
【００２９】不透明部分１４，１４’は、製造前に貯蔵
するために容易に巻き付くが、従来のベーンと異なり、
複合ベーン１２の不透明な部分１４，１４’の真直性及
びねじれ強度を維持するように組み立てられたときにト
ルク管を形成することが理解出来るであろう。
【００３０】図１０ないし１２は、本発明の複合ベーン
１２内において使用するための薄板からなる不透明部分
のもう一つ別の実施形態１４”を示している。この実施
形態においては、複合ベーン１２の不透明部分１４”
は、以前の不透明部分１４，１４’と異なり、第１のス
トリップ６２と、第１のストリップ６２とほぼ同じ幅を
有している第２のストリップ６４と、を含んでいる。ス
トリップ６２，６４は、たるんだ又は弾性の材料によっ
て作られていても良く且つ異なる厚みを有してもよい。
例えば、第１のストリップ６２及び／又は第２のストリ
ップ６４は、カラー繊維等で作られてもよい。２つのス
トリップ６２，６４の両方の端縁又は自由端５１，５３
は、結合部５４を形成するために、接着、溶接、縫合又
はその他の取り付け手段によって相互に結合されてい
る。
【００３１】図１０に示されているように、シーア部分
１６は、不透明部分１４”を使用している複合ベーン１
２内では省略することができる。しかしながら、シーア
部分１６は、図１１に示されているように、シーア部分
１６を不透明部分１４”の一方の端縁５３に取り付ける
ことによって、複合ベーン１２内に含ませることができ
る。シーア部分１６もまた、図１２に示されているよう
に、シーア部分１６を他方の端縁５１に取り付けること
によって、複合ベーン１２内に含ませることができる。
図１０ないし１２の全ての形状においては、不透明部分
１４”を組み入れている複合ベーン１２は、製造及び輸
送中に容易に巻き上げることができる。
【００３２】図１３ないし１５は、本発明の複合ベーン
１２内で使用するための薄板からなる不透明部分に対す
る代替的な実施形態１４”’を示している。この実施形
態においては、不透明部分１４”’は、ただ一つの自由
端縁又は自由端部を有する、たるんだ又は弾性の材料に
よって作られたほぼＵ字形状の単一のストリップ６６に
よって形成されている。単一のストリップ６６は、色つ
きの繊維等によって作ってもよい。不透明部分１４”’
は、結合部５４を形成するために、接着、溶接、縫合等
によって相互に係合されている。
【００３３】不透明部分１４”と同様に、シーア部分１
６は、図１３に示されているように、不透明部分１
４”’を使用している複合ベーン１２内では省略するこ
とができる。しかしながら、シーア部分１６は、図１４
に示されているように、シーア部分１６を不透明部分１
４”’の端部６８に取り付けることによって、複合ベー
ン１２内に含ませることができる。シーア部分１６もま
た、図１５に示すように、シーア部分１６を自由端５１
に取り付けることによって、複合ベーン１２内に含ませ
ることができる。図１３ないし１５の全ての形状におい
ては、不透明部分１４”’を組み入れている複合ベーン
１２は、製造及び輸送の際に容易に巻き上げることがで
きる。
【００３４】図１６ないし１８を参照すると、本発明の
もう一つ別の特徴は、複合ベーン１２のための不透明部
分が、不透明部分１４の真直性及びねじれ強度を維持す
るために薄板状の不透明部分によって形成されたトルク
管内に挿入されている弾性挿入ストリップ又は部材７４
を含んでもよいということである。図示のために、スト
リップ７４は、薄板からなる不透明部分１４”によって
形成されたトルク管内に挿入された状態で示されてい
る。しかしながら、ストリップ７４は、不透明部分１
４，１４’，１４”’の既に述べた代替的な実施形態の
いずれにも挿入することができる。更に、図１６ないし
１８に示された図示した実施形態は、各々、“Ｖ”，
“Ｃ”，“Ｓ”字断面形状に形成された弾性ストリップ
７４を示している。しかしながら、弾性ストリップ７４
は、トルク管の真直性及びねじれ強度を維持することが
出来るあらゆる適当な平坦でない断面形状とすることが
できることは理解出来るであろう。
【００３５】弾性ストリップ７４は、薄板状の不透明部
分１４”とほぼ同じ全長を有するのが好ましい。弾性ス
トリップ７４は、２つのストリップ６２，６４が組み立
てられた後に、これら２つのストリップ６２，６４の間
に挿入することができる。しかしながら、薄板状の不透
明部分１３”を弾性ストリップ７４を覆うように組み付
けることが可能であり、ストリップ７４を形成している
材料の弾性が、巻きを戻されたときにストリップ７４が
広げられた真っ直ぐな形態を呈するようにさせるのに充
分であるならば、ブラインド１０（特に、“Ｃ”及び
“Ｓ”字断面形状）を巻き上げることができる。
【００３６】複合ベーン１２がシーア１６を含んでいる
とき、特に、シーア１６が頂部で作動させる垂直ブライ
ンド１０（例えば、図１に示されているような）内の隣
接するハンガー２０に取り付けられる場合には、ブライ
ンド１０の外観及び機能は、例えば、薄板からなる複合
ベーン１２の不透明部分１４”に対するシーア部分１６
の取り付け位置によって影響される。特に、シーア部分
１６が、ブラインド１０のうねったシーア面７８からよ
り遠くの不透明部分１４”の端縁７６に沿って取り付け
られている場合には、次いで、シーア１６は、図１９に
示されているように、相互に接触して横たわり且つ“連
続的な”シートのイルージョンを増す。シーア部分１６
がブラインド１０のうねったシーア面７８により近い不
透明部分１４”の端縁８０に取り付けられている場合に
は、次いで、端縁８０の外観は、図２０に示されている
ように、別個の部材として視野から有効に消える。これ
は大きな美的特徴であるので、どちらも好ましい実施形
態である。もし備えられている場合には、不透明部分１
４”の他の位置へのシーア部分１６の取り付けは、本発
明の範囲内において行うことができ、これらの異なり位
置によって異なる外観がもたらされることも明らかであ
る。
【００３７】複合ベーン１２がシーア部分１６を省略し
ている場合（図１０，１３及び１６）でさえ、複合ベー
ン１２は、付加された特徴を除いて従来の垂直ブライン
ドと極めて似た製品を製造するために、従来の垂直ブラ
インドヘッドレール及びハンガーに取り付けることが出
来る複合ベーン１２をもたらすことができる。付加的な
特徴はとしては、以下のようなものがある。 １）真直性は、ベーンの大きさ又はベーンの底端部にお
いて付加された重量よりもむしろ新規な構造によって生
じる著しく少ないベーンの重量。重量の低減は、作動力
及びハンガー上の摩耗を減らす。 ２）トルク管のベーンの優れた真直性及び強度によっ
て、ベーンが回転せしめられて遮光のために接触すると
きの改良された閉成。 ３）トルク管内に捕獲された空気による、改良された断
熱。垂直方向の空気の動きを減じるためにインサート上
に裏打ちされた軽い発泡材又は繊維を含むことによっ
て、断熱が更に高められる。 ４）共通の色が適合した外部仕上げ内でインサートの特
性を変えることによる、選択可能な光制御レベル。この
特徴は、夏には日光が問題になり、冬には日光が入るこ
とが望ましい季節的変化として有用であるかもしれな
い。 ５）新しい構造によって達成可能なベーンのエーロフォ
イル形状及び高い真直性における美点改良。 ６）ベーンが軽いことによる、より容易な設置。 ７）洗浄のために必要とされるように、インサート及び
ブラインドアセンブリを含む残りの部材から分離するこ
とができる、ベーンの洗浄可能性。
【００３８】これらの特徴は全て、図１１，１２，１
４，１５，１７及び１８に示されているシーアが取り付
けられた形態にも適用可能であり、これらの形態は、更
に、 １）透視モードにおけるシーアカバーによって付加され
るプライバシー。 ２）公知の他の全てのものは、より小さい操作可能なス
トリップではなく連続的なシーアシート（いくつかは、
永久的に取り付けられたベーンを備えている）を有して
いるので、垂直のシーアに対する独特の洗濯可能性。
【００３９】本発明の新規なベーン構造は、垂直ブライ
ンドだけではなく水平ブラインドにも適用可能である。
この用途においては、ベーンの強度及び大きさが小さい
ことが主要な利点であり、これは、例えば、ねじれ強度
は堅固なすなわち平らなベーンのベネチアンブラインド
（典型的には、木、ビニール又はアルミニウム）に対し
て一般的である捩れを防止するけれども、ラダーコード
支持部材同士の間に広い空隙を許容する。従来の水平作
動アセンブリは洗浄のために個々のベーンの取り外しを
邪魔するけれども、光制御程度及び断熱における利点の
殆どは、水平用途に対しても同様に適合する。
【００４０】水平ブラインドの従来のラダーコードアセ
ンブリにおいては、本発明の複合ベーン１２は、シーア
部分１６と共に又は無しで（各々、図２１及び２２）使
用することができる。しかしながら、複合ベーン１２が
シーア部分１６を含んでいる場合には、このシーア部分
１６は、ラダーコード８４を通過するためにスリット８
２を含んでいなければならない。この形状においては、
作動は、従来の垂直ブラインドと全く同様である。特
に、本発明のラダーコードアセンブリ１０’は、本発明
の複合ベーン１２を積み重ね状態へと引っぱることによ
って、窓（図示せず）から収納することができる。
【００４１】ベーン１２が積み重ねられると、本発明の
新しい複合ベーン１２の大きな利点が現れる。従来の大
きな形態のベネチアンブラインド（５．０８及び６．３
５センチ（２及び２．５インチ）幅が現在のところ一般
的である）においては、特に木又はプラスチックのベー
ンの厚さは厚い（典型的には、ベーン当たり、１．５２
４ないし３．８１ミリ（０．０６ないし０．１５イン
チ）である）。これらが引っ張られて積み重ねられる
と、ベーンの厚みの合計に等しい積み重ねの全高さは、
窓全体の高さの大部分となり得る。本発明の複合ベーン
１２においては、個々のベーンは、窓を横切って配列さ
れたときに従来のベーンと似た厚みを有することができ
るが、インサートストリップ７４は、複合ベーン１２が
ヘッドレール１８と底部レール（図示せず）との間に相
互に圧縮されて積み重ねられたときに、更につぶれるの
を容易に可能にする。厚みが０．７６２ミリ（０．０３
インチ）の典型的な潰されたベーンが容易に可能であ
り、これは、比較可能な堅固なベーンからなるベネチア
ンブラインドのせいぜい８０％の積み重ね量を付与する
（最も良好な目の粗い日除けのコンパクトさに近い）。
本発明の新しい複合ベーン１２の軽量な堅牢性はまた、
低コストで改良された美観のためのラダーコードのより
広い隙間をも許容する。更に、大型のベネチアンブライ
ンドのための改良された複合ベーン１２は、以下のよう
ないくつかの利点を有する。 １）木、金属又はプラスチックの堅固なベーンと比較し
てより少ない全重量 ２）改良された強度対重量比によって生じる支持部材間
の広い間隔 ３）途方もなく小さい積み重ね高さ ４）光散乱選択性 ５）織物又は印刷仕上げ ６）展開したときの複合ベーン内の美的に好ましい実質
的な厚み
【００４２】図２３を参照すると、ラダーコードアセン
ブリのもう一つ別の実施形態１０’が図示されている。
この実施形態においては、シーア部分１６は、薄板から
なる不透明部分１４”内に含まれており且つ同不透明部
分１４”の両端縁から延びている。本発明のインサート
ストリップ７４を備えた複合ベーン１２を含んでいる図
示した実施形態は、織物からなる平らなフラップのみを
備えたベーンを含んでいる従来の織物からなるベネチア
ンブラインドより優れた改良物である。更に、もう一つ
別の実施形態は、織物からなる平らなフラップを有する
従来のブラインドと比較して、閉じられたときに断熱を
提供し、優れた閉鎖を提供し、閉じられたときにより感
じの良い波形の表面を提供する。更に、インサートスト
リップ７４の弾性は、複合ベーン１２が、（堅固なベネ
チアンブラインドによるように）積み重ねの代わりに、
平らにされ且つ典型的には織物からなるベネチアンブラ
インドにおいて使用されるローラー８６の周囲に巻かれ
る（この場合には、横方向のカールである）のを可能に
する。
【００４３】複合ベーン１２は、広範囲の技術を使用す
ることによって製造することができることは理解出来る
であろう。例えば、複合ベーン１２は、本発明のトルク
管を形成するために押し出し成形することができるマイ
ラー（登録商標）等のような一片の押し出し成形可能な
材料によって作ることができる。マイラー（登録商標）
材料によって形成された複合ベーン１２は、約７．６２
ないし１０．１６センチ（３ないし４インチ）の幅を有
する複合ベーン１２に対して約０．０７６２ないし０．
１０１６ミリ（０．００３ないし０．０１０インチ）の
範囲の壁厚を有することができる。複合ベーン１２の壁
厚は、大まかには幅に比例することが理解できるであろ
う。従って、壁厚は、より狭い幅を有する複合ベーンに
対してはより薄くすることができ、また、その逆とする
ことができる。
【００４４】単一片材料を押し出し成形することによっ
て形成された複合ベーン１２の一つの利点は、複合ベー
ン１２が以前の実施形態におけるような接合ライン５４
を含んでいないということである。更に、ラグビーボー
ル形状の断面を有するトルク管と複合ベーン１２の厚み
との組み合わせによって、複合ベーン１２が、垂直ブラ
インドとして使用される間にその断面形状を維持するこ
とができるようなねじり強度を有することが可能にな
る。更に、断面形状と厚みとの組み合わせによって、複
合ベーン１２が水平ブラインドとして使用されていると
きに潰れることができ且つ積み重ねられていないときに
広がることができる。
【００４５】以上、本発明を特定の実施形態に関連して
特に説明したが、これは、図示のためのものであり且つ
限定的なものではなく、特許請求の範囲は従来技術が許
容する限り出来るだけ広く解釈されるべきであることは
理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本発明による、ブラインドのような、
窓のための建築用カバーの破断斜視図であり、本発明に
おいては、ブラインドの上方端部は一般的なハンガーか
ら吊り下がっており、下方端部は一般的なプラスチック
の鋲によって固定されている。
【図２】図２は、各ハンガーから吊り下がっている不透
明ストリップ又はよろい板を備えた回転可能なハンガー
が設けられた一般的な横方向タイプのヘッドレールの頂
部平面図である。
【図３】図３は、隣接する複合ベーンのハンガーに、複
合ベーンのシーア部分の自由端すなわち末端を固定する
ための代替的な手段を示している。
【図４】図４は、隣接する複合ベーンのハンガーに、複
合ベーンのシーア部分の自由端すなわち末端を固定する
ための代替的な手段を示している。
【図５】図１の線５−５に沿った断面図である。
【図６】本発明の第１の実施形態による広げられたベー
ンを備えたブラインドのための接着ストリップを備えた
回転可能な積層物を示している。
【図７】図６の組立状態の広げられたベーンを示してい
る。
【図８】本発明の代替的な実施形態による広げられたベ
ーンを備えたブラインドのための受け入れポケットを備
えた回転可能な積層物を示している。
【図９】図８の組立状態の広げられたベーンを示してい
る。
【図１０】本発明の複合ベーンにおいて使用するための
薄板からなる不透明部分の別の実施形態を示している。
【図１１】本発明の複合ベーンにおいて使用するための
薄板からなる不透明部分の別の実施形態を示している。
【図１２】本発明の複合ベーンにおいて使用するための
薄板からなる不透明部分の別の実施形態を示している。
【図１３】本発明の複合ベーンにおいて使用するための
薄板からなる不透明部分の代替的な実施形態を示してい
る。
【図１４】本発明の複合ベーンにおいて使用するための
薄板からなる不透明部分の代替的な実施形態を示してい
る。
【図１５】本発明の複合ベーンにおいて使用するための
薄板からなる不透明部分の代替的な実施形態を示してい
る。
【図１６】“Ｖ”字断面形状に形成された弾性のストリ
ップ又はインサートを含んでいる図１０の回転可能な積
層物を示している。
【図１７】“Ｃ”字断面形状に形成された弾性のストリ
ップ又はインサートを含んでいる図１１の回転可能な積
層物を示している。
【図１８】“Ｓ”字断面形状に形成された弾性のストリ
ップ又はインサートを含んでいる図１２の回転可能な積
層物を示している。
【図１９】ベーンの末端端縁に取り付けられたシーアを
備えた、図１８の組み立てられた垂直ブラインドの破断
斜視図である。
【図２０】ベーンの基端端縁に取り付けられたシーアを
備えた組立状態の図１８の垂直ブラインドの破断斜視図
である。
【図２１】“Ｓ”字断面形状に形成された弾性ストリッ
プを備えたベーンを含んでいるラダーに支持されたシー
ア面の水平ブラインドの破断斜視図を示している。
【図２２】シーアを備えていない図７のラダーによって
支持された水平ブラインドの破断斜視図である。
【図２３】“Ｓ”字断面形状に形成された弾性ストリッ
プを備えたベーンを含んでいるシーアに支持された水平
ブラインドの破断斜視図を示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アーサー・ティー・カリス アメリカ合衆国ニューヨーク州12168，ス ティーヴンタウン，グリフィン・ロード 34 (72)発明者 リッチ・ワトキンス アメリカ合衆国ニューヨーク州12846，レ イク・ルザーン，ビーチ・マウンテン・ド ライブ 97 (72)発明者 レイモンド・イー・ランドール，ジュニア ー アメリカ合衆国ニューヨーク州13413，ニ ュー・ハートフォード，メドウブルック・ ドライブ 28 Ｆターム(参考） 2E043 AA01 AA02 AA04 AA05 DA05 DB00

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 光を受け入れる位置と光を遮断する位置
    との間におけるブラインド位置を回転可能に調節するた
    めに、ブラインドが回転可能なハンガーから吊り下がっ
    ているタイプの窓のための建築用カバーにおいて使用す
    るための改良されたベーンであって、各ベーンは、比較
    的不透明な部分と横方向に隣接し且つ比較的光を透す部
    分とを含み、関連する比較的不透明な部分から遠く離れ
    た前記光を透す部分の上端は、隣接するハンガーか隣接
    するベーンの前記比較的不透明な部分の自由端かの少な
    くとも一つに固定されるようになされている、改良され
    たベーン。
  2. 【請求項２】 請求項１に記載の改良されたベーンであ
    って、 各ベーンの不透明部分が、閉じられた周囲を有するトル
    ク管を形成している、改良されたベーン。
  3. 【請求項３】 請求項２に記載の改良されたベーンであ
    って、 前記不透明部分が、第１及び第２のストリップを含み、
    第２のストリップは、前記第１のストリップよりも幅が
    狭く、前記第１のストリップの一つの端縁は、前記第２
    の狭いストリップの一つの端縁に取り付けられ、それに
    よって第１のストリップを湾曲させてトルク管を形成し
    ている、改良されたベーン。
  4. 【請求項４】 請求項２に記載の改良されたベーンであ
    って、 前記トルク管内に挿入された弾性のストリップを更に含
    んでいる、改良されたベーン。
  5. 【請求項５】 請求項４に記載の改良されたベーンであ
    って、 前記弾性のストリップが、平らでない断面形状によって
    形成されている、改良されたベーン。
  6. 【請求項６】 請求項１に記載の改良されたベーンであ
    って、 各ベーンの前記不透明部分が、第１の弾性ストリップ、
    第２のストリップ、及び同第１の弾性ストリップを同第
    ２のストリップに取り付けるための手段を含んでいる、
    改良されたベーン。
  7. 【請求項７】 光を受け入れる位置と光を遮断する位置
    との間におけるブラインド位置を回転可能に調節するた
    めに、ブラインドが回転可能なハンガーから吊り下がっ
    ているタイプの窓のための建築用カバーにおいて使用す
    るための改良されたベーンであって、各ベーンは、第１
    の弾性ストリップ、第２のより狭い弾性ストリップ及び
    同第１の弾性ストリップの一つの端縁を同第２のより狭
    いストリップの一つの端縁に取り付け、それによって前
    記第１のストリップを湾曲させてトルク管を形成するた
    めの手段、によって形成された閉じた周囲を有するトル
    ク管を含んでいる、改良されたベーン。
  8. 【請求項８】 請求項７に記載の改良されたベーンであ
    って、 前記トルク管の一つの端縁に取り付けられたシーア部分
    を更に含む、改良されたベーン。
  9. 【請求項９】 窓のための垂直及び水平ブラインドのう
    ちの一つにおいて使用するためのもののような建築用カ
    バーにおいて使用するための改良されたベーンであっ
    て、 各ベーンが、第１の弾性ストリップと、同第１の弾性ス
    トリップの一つの端縁を受け入れ、それによって前記第
    １の弾性ストリップを湾曲させてトルク管を形成するた
    めの受け入れポケットを含んでいる第２のより狭いスト
    リップと、によって形成された閉じた周囲を有するトル
    ク管を含んでいる、改良されたベーン。
  10. 【請求項１０】 請求項９に記載の改良されたベーンで
    あって、 前記トルク管内に受け入れられた付加的な弾性ストリッ
    プを更に含む、改良されたベーン。
  11. 【請求項１１】 窓のための建築用ベーンであって、 複数のベーンであって、各々が、第１のストリップ及び
    同第１のストリップとの間にトルク管を形成している第
    ２のストリップを含んでいる、複数のベーンを含む、建
    築用カバー。
  12. 【請求項１２】 請求項１１に記載の建築用カバーであ
    って、 前記第１及び第２のストリップによって形成されたトル
    ク管内に受け入れられた付加的な弾性ストリップを更に
    含む、建築用カバー。
  13. 【請求項１３】 請求項１２に記載の建築用カバーであ
    って、 前記付加的な弾性ストリップが、平らでない断面形状に
    よって形成されている、建築用カバー。
  14. 【請求項１４】 請求項１１に記載の建築用カバーであ
    って、 前記トルク管に取り付けられたシーアを更に含んでい
    る、建築用カバー。
  15. 【請求項１５】 請求項１１に記載の建築用カバーであ
    って、 前記第１のストリップが、前記第２のストリップと異な
    る幅を有している、建築用カバー。
  16. 【請求項１６】 窓のための建築用カバーであって、 各々が、第１及び第２の細長く且つ重なったストリップ
    を含む薄板からなる比較的不透明なストリップを含む、
    一以上のベーンであって、前記第１及び第２のストリッ
    プは、第１及び第２の長手方向に延びている端縁と、同
    第１及び第２のストリップの前記第１及び第２の長手方
    向に延びている端縁を相互に選択的に取り付けるための
    取り付け手段と、を含んでいる、一以上のベーンを含ん
    でいる、建築用カバー。
  17. 【請求項１７】 請求項１６に記載の建築用カバーであ
    って、 前記第１のストリップと第２のストリップとの間に形成
    された内側内に受け入れられた第３のストリップを更に
    含んでいる、建築用カバー。
  18. 【請求項１８】 請求項１７に記載の建築用カバーであ
    って、 前記第３のストリップが、前記第１のストリップと第２
    のストリップとを相互に分離させるために、平らでない
    断面形状を有している、建築用カバー。
  19. 【請求項１９】 請求項１６に記載の建築用カバーであ
    って、 前記ベーンが、前記第１及び第２のストリップの前記第
    １及び第２の長手方向に延びている端縁のうちの一つに
    取り付けられたシーア部分を更に含んでいる、建築用カ
    バー。
  20. 【請求項２０】 請求項１６に記載の建築用カバーであ
    って、 前記第１及び第２のストリップが異なる幅を有し、同第
    １のストリップが第２のストリップよりも幅が広く、且
    つその横方向において弾性があり、第２の取り付け手段
    が、前記第１及び第２のストリップの前記第１及び第２
    の長手方向に延びている端縁のうちの他方を選択的に相
    互に取り付け、前記第２のストリップが横方向の平らな
    状態へと付勢されている、建築用カバー。
  21. 【請求項２１】 請求項１６に記載の建築用カバーであ
    って、 前記第１及び第２のストリップがトルク管を形成してい
    る、建築用カバー。
  22. 【請求項２２】 請求項２１に記載の建築用カバーであ
    って、 前記トルク管内に受け入れられた第３のストリップを更
    に含む、建築用カバー。
  23. 【請求項２３】 請求項２２に記載の建築用カバーであ
    って、 前記第３のストリップが、第１及び第２のストリップを
    互いに分離させるために、平らな断面形状を有してい
    る、建築用カバー。
  24. 【請求項２４】 窓のための垂直及び水平ブラインドの
    うちの一つにおいて使用するためのもののような建築用
    カバーにおいて使用するための改良されたベーンであっ
    て、各ベーンが、自由端縁を有しており、同自由端縁
    は、周囲が閉じられたトルク管を形成するために、取り
    付け手段を使用して相互に結合されている、建築用カバ
    ー。
  25. 【請求項２５】 請求項２４に記載の建築用カバーであ
    って、 前記トルク管内に受け入れられた弾性ストリップを更に
    含む、建築用カバー。
  26. 【請求項２６】 請求項２５に記載の建築用カバーであ
    って、 前記弾性ストリップが、前記不透明部分を互いに分離さ
    せるために、平らでない断面形状を有している、建築用
    カバー。
  27. 【請求項２７】 請求項２４に記載の建築用カバーであ
    って、 前記不透明部分に取り付けられたシーア部分を更に含
    む、建築用カバー。
  28. 【請求項２８】 水平ブラインドのためのラダーコード
    アセンブリであって、 一以上の複合ベーンであって、各々が、第１及び第２の
    細長く且つ重なっているストリップであって、同第１及
    び第２のストリップは、第１及び第２の長手方向に延び
    ている端縁を含んでいる第１及び第２のストリップと、
    前記第１及び第２のストリップの同第１及び第２の長手
    方向に延びている端縁を選択的に相互に結合させるため
    の取り付け手段と、を含んでいるラダーコードアセンブ
    リ。
  29. 【請求項２９】 請求項２８に記載のラダーコードアセ
    ンブリであって、 前記第１及び第２のストリップの前記第１及び第２の長
    手方向に延びている端縁のうちの他方を相互に選択的に
    取り付けるための第２の取り付け手段を更に含み、前記
    第１及び第２のストリップ間に形成された内部に受け入
    れられた第３のストリップを更に含む、ラダーコードア
    センブリ。
  30. 【請求項３０】 請求項２９に記載のラダーコードアセ
    ンブリであって、 前記第３のストリップは、前記第１及び第２のストリッ
    プを互いに分離させるために、平らでない断面形状を有
    している、ラダーコードアセンブリ。
  31. 【請求項３１】 請求項２８に記載のラダーコードアセ
    ンブリであって、 前記水平ブラインドが、前記不透明部分に取り付けられ
    たシーア部分を更に含む、ラダーコードアセンブリ。
  32. 【請求項３２】 建築用カバーとして使用するための改
    良された複合ベーンであって、 展開されたときに弾性的に広がり、積み重ねられるとき
    に圧縮されるトルク管を形成するための断面形状及び壁
    厚を有する単一片の押し出し成形可能な材料を含んでい
    る、複合ベーン。
  33. 【請求項３３】 請求項３２に記載の複合ベーンであっ
    て、 前記壁厚が約０．０７６２ないし０．２５４ミリ（０．
    ００３ないし０．０１０インチ）である、複合ベーン。
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