JP2002066475A - 基板洗浄装置 - Google Patents

基板洗浄装置

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JP2002066475A
JP2002066475A JP2000255412A JP2000255412A JP2002066475A JP 2002066475 A JP2002066475 A JP 2002066475A JP 2000255412 A JP2000255412 A JP 2000255412A JP 2000255412 A JP2000255412 A JP 2000255412A JP 2002066475 A JP2002066475 A JP 2002066475A
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JP
Japan
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ozone
substrate
ozone water
gas
chamber
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Application number
JP2000255412A
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English (en)
Inventor
Yusuke Muraoka
祐介 村岡
Tomonori Ojimaru
友則 小路丸
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板に付着した有機物を迅速に除去すること
ができる基板洗浄装置を提供する。 【解決手段】 処理槽20にはオゾン水供給源26から
オゾン水が供給されて貯留され、そのオゾン水中に基板
Wが保持されている。チャンバ10にはオゾンガス供給
源52からオゾンガスが供給される。そして、オゾンガ
ス供給によってチャンバ10内の気圧を大気圧よりも高
くしているため、処理槽20内のオゾン水の気液界面に
おける気圧も大気圧より大きくなり、処理槽20内にお
けるオゾンガスの発泡を抑制することができる。その結
果、処理槽20内のオゾン水のオゾン濃度の低下を防止
して、基板Wの表面に付着したレジスト等の有機物の分
解速度を速くすることができ、そのような有機物を迅速
に除去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板、液晶
表示装置用ガラス基板の如きFPD(FlatPane
l Display)用基板、フォトマスク用ガラス基
板および光ディスク用基板など(以下、単に「基板」と
称する)にオゾン水中に浸漬することによって当該基板
の表面洗浄処理、例えば基板に付着した有機物の除去処
理等を行う基板洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、上記基板の製造工程において
は、基板の洗浄処理が不可欠である。基板の洗浄処理を
行う洗浄装置の1つにオゾン水を用いた装置がある。こ
の装置は、基板をオゾン水中に浸漬し、オゾンによって
レジスト等の有機物を酸化することによりその有機物を
分解・除去して基板の表面洗浄を行う装置である。周知
のようにオゾンは極めて強力な酸化力を有しており、そ
のようなオゾンの強力な酸化力を利用して基板の洗浄処
理を行うのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】オゾン水を用いた洗浄
処理を行うときには、オゾン水中のオゾン濃度が高いほ
ど有機物の分解速度が速くなり、洗浄処理に要する時間
を短くすることができる。一般に気体の水に対する溶解
度は水の温度が低いほど大きくなり、オゾン水について
も同様の傾向を示す。すなわち、オゾン水の温度を下げ
るほど多量のオゾンが水中に溶解し、高濃度のオゾン水
を得ることができるのである。
【0004】ところが、有機物の分解速度は、反応時の
温度にも依存しており、低温のオゾン水を供給した場合
には、オゾン水中のオゾン濃度を高めることはできるも
のの、反応温度が低いために結果として有機物の分解速
度を顕著に速くすることはできない。逆に、高温のオゾ
ン水を供給した場合には、オゾン水中のオゾン濃度が低
く、やはり有機物の分解速度を顕著に速くすることはで
きない。
【0005】また、高圧のオゾン雰囲気下においてオゾ
ン水を生成することによっても、高濃度のオゾン水を得
ることができる。しかしながら、高圧下において高濃度
オゾン水を生成したとしても、配管経路中のバルブ等を
通過するごとに減圧されてオゾンガスの発泡が生じ、さ
らに基板の周辺に供給される段階では大気圧にまで減圧
されるため、オゾンガスが大きな泡となって放出される
こととなる。従って、生成時には高濃度であったオゾン
水も基板の表面処理に供されるときにはオゾン濃度が低
下し、その結果上記と同様に、有機物の分解速度を速く
することができないという問題が生じていた。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、基板に付着した有機物を迅速に除去することが
できる基板洗浄装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、基板をオゾン水中に浸漬するこ
とによって当該基板の表面洗浄処理を行う基板洗浄装置
であって、オゾン水を貯留する処理槽と、前記処理槽を
収容する密閉チャンバと、前記処理槽中に基板を保持す
る基板保持手段と、前記処理槽にオゾン水を供給するオ
ゾン水供給手段と、前記密閉チャンバにガスを供給して
前記密閉チャンバ内の気圧を大気圧よりも高くするガス
供給手段と、を備えている。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
に係る基板洗浄装置において、前記ガス供給手段に、前
記密閉チャンバに前記ガスとしてオゾンガスを供給させ
ている。
【0009】また、請求項3の発明は、請求項1の発明
に係る基板洗浄装置において、前記ガス供給手段に、前
記密閉チャンバに前記ガスとして不活性ガスを供給させ
ている。
【0010】また、請求項4の発明は、請求項1から請
求項3のいずれかの発明に係る基板洗浄装置において、
前記オゾン水供給手段に、前記処理槽に供給するオゾン
水を加熱する加熱手段を備えている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0012】<1.基板洗浄装置の全体構成>図1は、
本発明に係る基板洗浄装置の全体構成を示す図である。
また、図2は、図1の基板洗浄装置の一部を示す側面図
である。この基板洗浄装置1は、基板をオゾン水中に浸
漬し、当該基板表面に付着したレジスト等の有機物をオ
ゾン水によって分解除去する洗浄装置である。基板洗浄
装置1は、主としてオゾン水等を貯留する処理槽20
と、処理槽20を収容するチャンバ10と、チャンバ1
0内にオゾンガス等を供給するガス供給ノズル50と、
処理槽20にオゾン水等を供給する液供給ノズル21と
を備えている。
【0013】チャンバ10は、処理槽20を収納する筐
体であり、その上部にはオートカバー11が設けられて
いる。オートカバー11は、図示を省略する駆動機構に
よって水平方向にスライド移動する。オートカバー11
が閉じたとき(図1の状態)には、チャンバ10の本体
部とオートカバー11との隙間がO−リング15によっ
てシールされ、チャンバ10は密閉チャンバとなり、そ
の内部は密閉空間となる。この状態においては、チャン
バ10内のガスが外部に漏れ出ることはなく、またチャ
ンバ10の内部を大気圧よりも高い気圧の加圧状態や低
い気圧の減圧状態にすることができる。一方、オートカ
バー11が開いたときには、チャンバ10の内部は開放
空間となり、図外の基板搬送ロボットによって未処理の
基板Wをチャンバ10内に搬入することおよび処理済み
の基板Wをチャンバ10から搬出することができる。
【0014】チャンバ10の外側上部には拘束部12が
付設されている。拘束部12は、支持点13を中心にし
て回動することができる。オートカバー11が閉じたと
きには、拘束部12が図1に示す状態に位置してオート
カバー11を固定する。拘束部12がオートカバー11
を固定することにより、特にチャンバ10内部を加圧状
態としたときのガスの漏洩を防止することができる。な
お、オートカバー11を開ける際には、拘束部12を回
動させることによってそのロックを解除する。
【0015】チャンバ10内部には、処理槽20が固定
配置されている。処理槽20の底部内側には2本の液供
給ノズル21が設けられている。2本の液供給ノズル2
1は、いずれも長手方向を略水平方向にして配置された
中空の円筒形状の部材であり、その円筒外周面には複数
の吐出孔が設けられている。液供給ノズル21は、オゾ
ン水バルブ24を介してオゾン水供給源26に接続され
ている。オゾン水バルブ24を開放することによって、
オゾン水供給源26から送給されたオゾン水が液供給ノ
ズル21に設けられた複数の吐出孔から処理槽20内部
に供給される。
【0016】オゾン水供給源26は、純水中にオゾンガ
スを溶解してオゾン水を生成することができる。特に本
実施形態のオゾン水供給源26は、高圧のオゾン雰囲気
下においてオゾン水を生成することにより高濃度のオゾ
ン水を生成して、処理槽20に供給することができる。
【0017】また、オゾン水供給源26からオゾン水バ
ルブ24に至る経路途中にはヒータ25が設けられてい
る。ヒータ25は、オゾン水供給源26から処理槽20
に供給されるオゾン水を加熱して所定の温度にまで昇温
することができる。
【0018】また、液供給ノズル21は、純水バルブ2
2を介して純水供給源27に接続されるとともに、薬液
バルブ23を介して薬液供給源28に接続されている。
純水供給源27または薬液供給源28から液供給ノズル
21に送給される純水または薬液も、液供給ノズル21
に設けられた複数の吐出孔から処理槽20内部に吐出・
供給される。なお、本実施形態において用いられる薬液
は、例えばフッ酸等の基板Wの表面洗浄を行う液であ
る。また、本明細書中では、純水、薬液およびオゾン水
を総称して処理液とする。
【0019】液供給ノズル21から供給されたオゾン水
等の処理液は、処理槽20内部に貯留される。処理槽2
0に液供給ノズル21から処理液をさらに供給し続ける
と、やがて処理液は処理槽20から溢れ出て回収部29
に流れ込む。回収部29は、排液バルブ16および流量
調整弁17を介して排液ラインと接続されている。従っ
て、排液バルブ16を開放することによって、回収部2
9に流れ込んだ処理液は装置外の排液ラインへと排出さ
れる。なお、図1におけるオゾン水供給源26、純水供
給源27、薬液供給源28および排液ラインはいずれも
本発明に係る基板洗浄装置の外部に設けられているもの
である(例えば、本発明に係る基板洗浄装置が組み込ま
れている基板処理装置に配置されている)。この点に関
しては、以降において述べるオゾンガス供給源52、窒
素ガス供給源56、IPAベーパー供給源58、真空減
圧ラインおよび排気ラインについても同様である。
【0020】また、チャンバ10の内部にはリフターL
Hが設けられている(図2参照)。リフターLHは、リ
フターアーム6を鉛直方向に昇降させる機能を有してい
る。リフターアーム6には、3本の保持棒7a、7b、
7cがその長手方向が略水平(液供給ノズル21と平
行)となるように固設されている。そして、3本の保持
棒7a、7b、7cのそれぞれには基板Wの外縁部がは
まり込んで基板Wを起立姿勢にて保持する複数の保持溝
が所定間隔に配列して設けられている。
【0021】このような構成により、リフターLHは3
本の保持棒7a、7b、7cによって相互に平行に積層
配列されて支持された複数の基板Wを処理槽20中に保
持してそこに貯留された処理液に浸漬させることができ
る(図1に示す状態)。また、リフターLHは複数の基
板Wを処理液中に浸漬する位置とその処理液から引き揚
げた位置との間で昇降させることができる。なお、リフ
ターLHには、リフターアーム6を昇降させる機構とし
て、ボールネジを用いた送りネジ機構やプーリとベルト
を用いたベルト機構など種々の機構を採用することが可
能である。
【0022】また、チャンバ10の内部には、ガス供給
ノズル50が設けられている。ガス供給ノズル50は、
長手方向を略水平方向にして配置された中空の円筒形状
の部材であり、その円筒外周面には複数の吐出孔30a
が設けられている。ガス供給ノズル50は、オゾンガス
バルブ51を介してオゾンガス供給源52に接続されて
いる。オゾンガスバルブ51が開放されているときに
は、オゾンガス供給源52からガス供給ノズル50にオ
ゾンガスが送給される。送給されたオゾンガスは、オゾ
ンガス供給ノズル50に設けられた複数の吐出孔30a
からチャンバ10の内部に供給される。
【0023】また、ガス供給ノズル50は、窒素ガスバ
ルブ55を介して窒素ガス供給源56に接続されるとと
もに、IPAバルブ57を介してIPAベーパー供給源
58に接続されている。窒素ガスバルブ55またはIP
Aバルブ57を開放することによって、ガス供給ノズル
50からチャンバ10内部にそれぞれ窒素ガスまたはI
PA(イソプロピルアルコール)蒸気を供給することが
できる。なお、IPA蒸気は窒素ガスをキャリアガスと
してチャンバ10内に供給される。
【0024】また、本実施形態においては、チャンバ1
0に圧力トランスデューサ53を付設している。圧力ト
ランスデューサ53は、その内部にピエゾ素子等の圧電
素子を備えており、チャンバ10内の気圧を電気信号に
変換して圧力調整器54に伝達する。圧力調整器54
は、圧力トランスデューサ53からの信号を受信し、そ
の検出結果に基づいて、オゾンガスバルブ51または窒
素ガスバルブ55に制御信号を送信し、それらの開閉を
制御する。そして、圧力調整器54は、チャンバ10に
オゾンガスまたは窒素ガスを供給してチャンバ10内の
気圧が大気圧よりも高くなるように、オゾンガスバルブ
51または窒素ガスバルブ55を制御することができ
る。
【0025】さらに、チャンバ10は、真空減圧バルブ
19を介して真空減圧ラインに接続されるとともに、排
気バルブ18を介して排気ラインに接続されている。排
気バルブ18を開放することによってチャンバ10内部
のガスを装置外の排気ラインに排気することができると
ともに、真空減圧バルブ19を開放することによってチ
ャンバ10内を真空吸引して大気圧以下に減圧すること
ができる。
【0026】なお、本実施形態においては、リフターL
Hが基板保持手段に相当し、ガス供給ノズル50がガス
供給手段に相当し、液供給ノズル21がオゾン水供給手
段に相当し、ヒータ25が加熱手段に相当する。
【0027】<2.基板洗浄装置における処理内容>次
に、上記構成を有する基板洗浄装置1における処理内容
について説明する。図3は、基板洗浄装置1のチャンバ
10内におけるガス供給状態および気圧変化を示す図で
ある。
【0028】まず、チャンバ10内に基板Wが搬入され
た後(厳密には、複数の基板Wがロットとしてチャンバ
10の処理槽20内に搬入された後)、時刻t0にてオ
ゾンガスバルブ51が開放されてオゾンガス供給源52
から送給されたオゾンガスがガス供給ノズル50からチ
ャンバ10内に供給される。このときには、オートカバ
ー11が閉じられてチャンバ10内部が密閉空間とされ
るとともに、窒素ガスバルブ55およびIPAバルブ5
7が閉鎖されて窒素ガスおよびIPA蒸気の供給は停止
されている。また、排気バルブ18および真空減圧バル
ブ19も閉鎖されて、チャンバ10からのガス流出は停
止されている。そして、チャンバ10内の気圧は圧力ト
ランスデューサ53によって監視され、圧力調整器54
がオゾンガスバルブ51の開閉を制御することにより調
整される。
【0029】やがて、オゾンガス供給によってチャンバ
10内にオゾンガス雰囲気が形成され、チャンバ10内
の気圧が大気圧よりも高くなり、時刻t1にて所定の気
圧に達すると、オゾン水バルブ24が開放されて液供給
ノズル21から処理槽20にオゾン水が供給される。処
理槽20中にはリフターLHによって複数の基板Wが保
持されている。従って、リフターLHによって保持され
た基板Wは処理槽20に貯留されるオゾン水中に浸漬さ
れることとなる。その結果、基板Wの表面に付着したレ
ジスト等の有機物がオゾン水による酸化分解反応によっ
て除去される。このときに、チャンバ10内がオゾンガ
ス供給によって大気圧よりも高い気圧とされているた
め、処理槽20中におけるオゾン水のオゾン濃度の低下
が抑制されるのであるが、これについては後に詳述す
る。
【0030】オゾン水の酸化分解反応による有機物の除
去処理が終了すると、時刻t2にてオゾンガスバルブ5
1を閉鎖してオゾンガス供給を停止するとともに、排気
バルブ18を開放することによりチャンバ10内のオゾ
ンガスを排気ラインへと逃がし、チャンバ10内の圧力
を大気圧へと戻す。
【0031】時刻t3にてチャンバ10内の気圧が大気
圧にまで低下すると、窒素ガスバルブ55が開放され、
ガス供給ノズル50からチャンバ10内に窒素ガスが供
給されてチャンバ10内が窒素ガス雰囲気に置換され
る。また、純水バルブ22または薬液バルブ23のいず
れかが開放され、液供給ノズル21から処理槽20に純
水または所定の薬液が供給されて処理槽20内の処理液
も置換される。なお、このときには、オゾン水バルブ2
4は閉鎖され、処理槽20へのオゾン水供給は停止され
ている。
【0032】このようにして、時刻t3から時刻t4ま
での間は、大気圧の窒素雰囲気の下、処理槽20に純水
または薬液が交互に供給されて、基板Wの表面の薬液に
よる洗浄処理および純水によるリンス処理が交互に繰り
返される。
【0033】時刻t4にて洗浄処理およびリンス処理が
終了すると、窒素ガスバルブ55が閉鎖されるとともに
IPAバルブ57が開放され、ガス供給ノズル50から
チャンバ10内にIPA蒸気がキャリアガスである窒素
ガスとともに供給される。また、純水バルブ22が開放
されて処理槽20には純水が供給される。なお、このと
きにはオゾンガスバルブ51、オゾン水バルブ24およ
び薬液バルブ23は閉鎖されている。
【0034】この後時刻t4から時刻t5までの間にお
いては、基板Wの引き揚げ乾燥処理が行われる。引き揚
げ乾燥処理とは、純水中から基板Wを引き揚げつつIP
A蒸気を供給し、基板Wの表面に付着している水分をI
PAに置換する処理である。具体的には、リフターLH
によって基板Wを処理槽20の純水から引き揚げつつ、
ガス供給ノズル50からチャンバ10にIPA蒸気を供
給する。これによって、基板Wの周辺に供給されたIP
A蒸気が基板W表面の水分に置換し、基板Wの表面がI
PAによって覆われることとなる。
【0035】引き揚げ乾燥処理が終了すると、最後に時
刻t5から時刻t6までの間において減圧乾燥処理を行
う。減圧乾燥処理とは、IPAが付着した基板Wを大気
圧よりも気圧の低い減圧下におくことによってその付着
したIPAを気化させる処理である。具体的には、オゾ
ンガスバルブ51およびIPAバルブ57を閉鎖すると
ともに、真空減圧バルブ19を開放する(排気バルブ1
8は閉鎖する)ことによってチャンバ10内を真空吸引
し、基板Wを減圧下におく。なお、このときには、基板
WはリフターLHによって処理槽20から引き揚げられ
た位置に保持されている。また、窒素ガスバルブ55の
みはチャンバ10内の減圧制御のために開放されてい
る。減圧下に置かれることによって、基板Wを覆ってい
たIPAは蒸発し、基板Wは完全に乾燥されることとな
る。
【0036】その後、真空減圧バルブ19を閉鎖し、窒
素ガスバルブ55を開放してチャンバ10内を大気圧に
まで戻した後、時刻t6にてオートカバー11を開けて
基板Wを搬出し、一連の処理が終了する。以上の本実施
形態のようにすれば、基板Wに関連する全ての洗浄処理
(有機物除去処理、薬液処理、リンス処理等)を1つの
チャンバ10内にて行うことができるため、基板Wが大
気中に曝されることがなく、パーティクル等の汚染が生
じにくい。また、オゾンガスやIPA蒸気等が装置外部
に拡散することを容易に防止することができ、安全性も
高い。
【0037】また、時刻t1から時刻t2までの間は、
オゾンガスを供給することによってチャンバ10内の気
圧を大気圧よりも高くした状態の下でオゾン水による基
板Wの表面洗浄処理が行われている。従来のように、チ
ャンバ10内の気圧を大気圧とすると、処理槽20内の
オゾン水の気液界面における気圧も大気圧となるため、
オゾン水供給源26にて高圧のオゾン雰囲気下で高濃度
オゾン水を生成したとしても、処理槽20内ではオゾン
ガスが気泡として放出される。このため、オゾン水のオ
ゾン濃度が低下し、基板Wの表面に付着したレジスト等
の有機物の分解速度を速くすることができなかった。
【0038】これに対して、本実施形態のようにすれ
ば、オゾンガス供給によってチャンバ10内の気圧を大
気圧よりも高くしているため、処理槽20内のオゾン水
の気液界面における気圧も大気圧より大きくなり、オゾ
ン水供給源26にて高圧のオゾン雰囲気の下で高濃度オ
ゾン水を生成したとしても、処理槽20内におけるオゾ
ンガスの発泡を抑制することができる。その結果、処理
槽20内のオゾン水のオゾン濃度の低下を防止して、基
板Wの表面に付着したレジスト等の有機物の分解速度を
速くすることができ、そのような有機物を迅速に除去す
ることができるのである。
【0039】このことを図4を参照しつつさらに説明す
る。図4は、オゾン水の温度およびオゾン濃度を考慮し
た実際の有機物分解速度を説明するための図である。図
中の実線L1は、オゾン水の温度と有機物分解速度との
相関を示す曲線である(但し、オゾン濃度は一定)。同
図に示すように、オゾン濃度一定という条件下では、オ
ゾン水の温度が高くなるほど、酸化反応が活性化され、
有機物分解速度は速くなる。
【0040】また、図中の一点鎖線L2は、大気圧での
オゾン水の温度とオゾン濃度との相関を示す曲線であ
り、いわゆる大気圧でのオゾン水の溶解度曲線である。
一般的な気体と同様に、温度が高くなるほどオゾンの水
に対する溶解度は低下する。このことは、オゾン濃度が
高く、かつ温度の高いオゾン水、すなわち有機物の分解
に適したオゾン水を平衡状態(安定な形態)で得ること
が不可能であることを意味している。
【0041】そして、実線L1および一点鎖線L2は、
オゾン水中のオゾン濃度および有機物分解速度のそれぞ
れの温度に対する特性が相反することを示しており、既
述したように、従来においてはこのことに起因して有機
物の分解速度を顕著に速くすることができなかったので
ある。
【0042】このため、従来においては、有機物の分解
に最適なバランスが得られる温度およびオゾン濃度のオ
ゾン水を基板Wに供給するようにしていた。すなわち、
有機物分解速度およびオゾン濃度の双方に対する温度の
影響を包含した実際の有機物分解速度は図中の一点鎖線
L3のようになる。実際の有機物分解速度は温度に対し
て上に凸の曲線となり、曲線L3における有機物分解速
度が最大となる点P1が基板洗浄に最適な点である。従
って、従来の大気圧下でのオゾン水洗浄処理において
は、点P1に対応する温度T1のオゾン水を基板に供給
するようにしていた。
【0043】これに対して、本実施形態においては、処
理槽20内のオゾン水の気液界面における気圧が大気圧
よりも高いために、オゾンガスの発泡が抑制されてオゾ
ンの溶解度が上昇し、大気圧でのオゾン水の溶解度曲線
L2が高濃度側に移動して実線L4に移動する。つま
り、気圧が大気圧よりも高いチャンバ10内のオゾン水
については実線L4にて示すような温度とオゾン濃度と
の相関関係(溶解度曲線)となっている。
【0044】従って、有機物分解速度(実線L1)およ
びオゾン濃度(L4)の双方に対する温度の影響を包含
した実際の有機物分解速度も図中の実線L5のようにな
る。この有機物分解速度も温度に対して上に凸の曲線と
なり、一点鎖線L3と比較して全温度域において有機物
分解速度が向上する。よって、基板Wの表面に付着した
レジスト等の有機物の分解速度を速くすることができ、
そのような有機物を迅速に除去することができるのであ
る。
【0045】また、本実施形態においては、オゾンガス
の供給によってチャンバ10内の気圧を大気圧よりも高
くしているため、チャンバ10内の処理槽20周辺には
オゾンガス雰囲気が形成されており、そのオゾンガス雰
囲気によって洗浄処理中のオゾン水に対してオゾンの補
充を行うことができる。すなわち、処理槽20に供給さ
れたオゾン水が基板Wに付着した有機物を酸化分解する
ことによってオゾンが消費され、洗浄処理が進行するに
つれて徐々にオゾン水のオゾン濃度が低下することとな
るが、処理槽20周辺(厳密には気液界面)のオゾンガ
ス雰囲気からオゾンを再溶解・補充することによって、
オゾン濃度の低下を抑制することができる。その結果、
基板Wの表面に付着したレジスト等の有機物を安定して
迅速に除去することができる。
【0046】また、本実施形態においては、処理槽20
に供給するオゾン水をヒータ25によって加熱すること
ができる。オゾン水を加熱・昇温することにより、高温
かつ高濃度のオゾン水による洗浄処理が可能となり、基
板Wの表面に付着したレジスト等の有機物の分解速度を
さらに速くすることができる。オゾン水を高温に加熱し
たとしても、オゾンガスの供給によってチャンバ10内
の気圧が大気圧よりも高くなっているため、処理槽20
内におけるオゾンガスの発泡を抑制することができる。
【0047】但し、オゾン水をあまりに高温に加熱しす
ぎると高圧下であってもオゾンガスの発泡が多量に生
じ、オゾン水のオゾン濃度が低下して、有機物分解速度
が低下する。このため、ヒータ25によって適当な温度
にまでオゾン水を昇温することが好ましい。具体的に
は、図4の曲線L5における有機物分解速度が最大とな
る点P2が基板洗浄に最適な点であり、ヒータ25によ
ってオゾン水の温度を点P2に対応する温度T2とすれ
ば有機物分解速度を最高にすることができる。図4に示
すように、点P2の有機物分解速度は点P1の有機物分
解速度よりも速くなっており、基板Wに付着した有機物
を従来の最適条件よりも迅速に分解できる。
【0048】<3.変形例>以上、本発明の実施の形態
について説明したが、この発明は上記の例に限定される
ものではない。例えば、上記実施形態においては、オゾ
ンガス供給によってチャンバ10内の気圧を大気圧より
も高くしていたが、これに代えて不活性ガスを供給する
ことによってチャンバ10内の気圧を大気圧よりも高く
するようにしても良い。不活性ガスとしては、例えば窒
素ガスを用いることができる。具体的には、圧力トラン
スデューサ53によってチャンバ10内の気圧を監視し
つつ、圧力調整器54が窒素ガスバルブ55の開閉を制
御し、ガス供給ノズル50から窒素ガスを供給すること
によってチャンバ10内の気圧を大気圧よりも高くす
る。このようにしても、上記と同様に、処理槽20内の
オゾン水の気液界面における気圧が大気圧よりも高いた
めに、オゾンガスの発泡が抑制されてオゾンの溶解度が
上昇し、その結果オゾン濃度の低下を防止することがで
き、基板Wの表面に付着したレジスト等の有機物を迅速
に除去することができる。
【0049】また、窒素ガスの如き不活性ガスであれ
ば、オゾン水に溶解してその性質を変化させることがな
いため、オゾン水による洗浄処理を妨害するおそれもな
い。もっとも、消費されたオゾンをオゾンガス雰囲気か
らの溶解によって補充することができないため、上記実
施形態のように、オゾンガス供給によってチャンバ10
内の気圧を大気圧よりも高くする方がより好ましい。
【0050】また、上記実施形態では、複数の基板Wを
一括して処理するいわゆるバッチ式の装置であったが、
これを基板Wを一枚ずつ処理するいわゆる枚葉式の装置
としても本発明に係る技術を適用することができる。
【0051】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1の発明
によれば、密閉チャンバにガスを供給してその密閉チャ
ンバ内の気圧を大気圧よりも高くしているため、処理槽
内におけるオゾンガスの発泡を抑制してオゾン濃度の低
下を防止することにより、基板に付着したレジスト等の
有機物を迅速に除去することができる。
【0052】また、請求項2の発明によれば、密閉チャ
ンバにオゾンガスを供給しているため、そのオゾンガス
の溶解によって消費されたオゾンが補充されることとな
り、オゾン水中のオゾン濃度の低下を抑制して基板に付
着したレジスト等の有機物を安定して迅速に除去するこ
とができる。
【0053】また、請求項3の発明によれば、密閉チャ
ンバに不活性ガスを供給しているため、その不活性ガス
がオゾン水に溶解するおそれはなく、オゾン水の機能低
下を防止することができる。
【0054】また、請求項4の発明によれば、処理槽に
供給するオゾン水を加熱しているため、オゾン水による
酸化分解反応が活性化され、基板に付着した有機物をよ
り迅速に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基板洗浄装置の全体構成を示す図
である。
【図2】図1の基板洗浄装置の一部を示す側面図であ
る。
【図3】図1の基板洗浄装置のチャンバ内におけるガス
供給状態および気圧変化を示す図である。
【図4】オゾン水の温度およびオゾン濃度を考慮した実
際の有機物分解速度を説明するための図である。
【符号の説明】
1 基板処理装置 10 チャンバ 20 処理槽 21 液供給ノズル 25 ヒータ 50 ガス供給ノズル LH リフター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小路丸 友則 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 Fターム(参考) 3B201 AA03 AB08 AB42 BB04 BB82 BB93 BB96 BB98 CB12 CC01 CC11 CD11 CD22

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板をオゾン水中に浸漬することによっ
    て当該基板の表面洗浄処理を行う基板洗浄装置であっ
    て、 オゾン水を貯留する処理槽と、 前記処理槽を収容する密閉チャンバと、 前記処理槽中に基板を保持する基板保持手段と、 前記処理槽にオゾン水を供給するオゾン水供給手段と、 前記密閉チャンバにガスを供給して前記密閉チャンバ内
    の気圧を大気圧よりも高くするガス供給手段と、を備え
    ることを特徴とする基板洗浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板洗浄装置において、 前記ガス供給手段は、前記密閉チャンバに前記ガスとし
    てオゾンガスを供給することを特徴とする基板洗浄装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の基板洗浄装置において、 前記ガス供給手段は、前記密閉チャンバに前記ガスとし
    て不活性ガスを供給することを特徴とする基板洗浄装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の基板洗浄装置において、 前記オゾン水供給手段は、前記処理槽に供給するオゾン
    水を加熱する加熱手段を備えることを特徴とする基板洗
    浄装置。
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