JP2002066404A - 液体吐出装置およびこれを備えたポンプディスペンサ - Google Patents
液体吐出装置およびこれを備えたポンプディスペンサInfo
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- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B11/00—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
- B05B11/01—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
- B05B11/10—Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
- B05B11/1028—Pumps having a pumping chamber with a deformable wall
- B05B11/1029—Pumps having a pumping chamber with a deformable wall actuated by a lever
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Abstract
簡単で優れた液体吐出機能を実現することができる液体
吐出装置およびこれを備えたポンプディスペンサを提供
する。 【解決手段】 入口11aを有するボトムカップ11と
出口12aを有する可撓性カップ12とで形成される空
間13の液体を可撓性カップ12の変形により圧縮し
て、出口12aより液体を吐出する。ボトムカップ11
は半ドーナッツ状の凹壁部14を有し、可撓性カップ1
2を変形させて凹壁部14に接合することにより、両者
間に形成された空間13にある液体を可撓性カップ12
の出口12aから吐出する。
Description
するのに好適な液体吐出装置およびこれを備えたポンプ
ディスペンサに関する。
液体容器に取り付けられ、その容器から吸い上げたシリ
ンダ内の液体をトリガの移動力によってピストンを介し
て圧縮し、ノズルから噴出させるようになっている。例
えば、典型的なポンプディスペンサとして、実開平5−
24584号公報、特開平10−396号公報等が提供
されている。
うな形式のポンプディスペンサでは、ピストンはシリン
ダに対して液密性を保ちながら直線運動をする必要があ
る。液密性を保ちながら、両者間で円滑なピストン運動
を行なわせるためには摺接部分の機械的精度を確実にし
なければならず、成形加工に手間がかからざるを得な
い。また、摺接部分を有することから、ピストンとシリ
ンダの間で摩擦が生ずることは避けられなく、その耐久
性等が問題となり、つまりピストン等が磨損すると適正
機能が保証されなくなる。更にまた、ピストンを復帰す
るためのバネ体が必要であり部品も多くなり構造的にも
複雑である。
のである。すなわち、本発明の目的は、摺接部分がなく
て磨耗が少なく、且つ構造が簡単で優れた液体吐出機能
を実現することができる液体吐出装置およびこれを備え
たポンプディスペンサを提供することてある。
このような課題背景に対して鋭意研究を重ねた結果、摺
動部分を持たない新規な構成により上記の諸問題点を解
決することができることを見出し、この知見に基づいて
本発明を完成させたものである。
るボトムカップと出口を有する可撓性カップとで形成さ
れる空間の液体を可撓性カップの変形により圧縮して、
出口より液体を吐出する液体吐出装置に存する。
ツ状の凹壁部を有するボトムカップと出口を備えた可撓
性カップとからなり、可撓性カップを変形させてボトム
カップの前記凹壁部に接合することにより、両者間に形
成された空間にある液体を可撓性カップの出口から吐出
する液体吐出装置に存する。
ナッツ状の凹壁部を有するボトムカップと出口を備えた
可撓性カップとで形成される空間にある液体を圧縮し
て、前記出口より液体を吐出させるための液体吐出装置
であって、前記可撓性カップは、ボトムカップの前記凹
壁部に接合するように変形可能である液体吐出装置に存
する。
の中心部にあり、出口が可撓性カップの中心部にある液
体吐出装置に存する。
に液体を入れる方向にのみ作用するバルブを設け、出口
には、前記空間から液体を出す方向にのみ作用するバル
ブを設けた液体吐出装置に存する。
復帰力を有する液体吐出装置に存する。
ずれかの液体吐出装置を備えたポンプディスペンサであ
って、可撓性カップの出口にノズルを取り付け、ボトム
カップの入口に容器に接続可能なベース部を取り付け、
このベース部には可撓性カップの往復変形移動を行なう
ためのトリガ部を備えており、可撓性カップの往復変形
移動の戻りは、可撓性カップの復帰力により行なうポン
プディスペンサに存する。
入口を有するボトムカップと出口を有する可撓性カップ
とで形成される空間の液体を可撓性カップの変形により
圧縮して、出口より液体を吐出する。この場合、ボトム
カップは半ドーナッツ状の凹壁部を有し、可撓性カップ
の変形させてボトムカップの凹壁部に接合することによ
り、両者間に形成された空間にある液体を可撓性カップ
の出口から吐出する。このように従来のように摺動部分
を持たないため摩擦が発生しにくく、耐久性に優れ、円
滑かつ適正作動を保証することができる。また復帰力を
得るためのバネ体を必要とせず、部品数も少なくてす
む。
る液体吐出装置およびこれを備えたポンプディスペンサ
の好適な実施の形態を説明する。まず、図1は、本発明
の液体吐出装置の原理を説明する図である。液体吐出装
置10は、液体が流入する入口11aを有するボトムカ
ップ11と液体が吐出する出口12aを有する可撓性カ
ップ12とを有する。
在であり、ボトムカップは殆ど変形はしないで元の形状
を維持するものである。入口11aは、外から内へと一
方向(図でいう「左方」)にのみ液体を移動させること
が可能であり、また出口12aも、内から外へと同様に
一方向(図でいう「左方」)にのみ液体を移動させるこ
とが可能である。このような入口11aや出口12aの
機能は、そこにバルブ(逆止弁)を設けることにより可
能となる。初期状態で、可撓性カップ12とボトムカッ
プ11との間に空間が形成され、該空間に液体が充填さ
れているものとする(図1(A)参照)。
加えると、可撓性カップ12は変形移動してボトムカッ
プ11に近づく。それと共に、前記空間に充填されてい
た液体は圧縮され出口12aから吐出し始める(図1
(B)参照)。
にボトムカップ11の内壁面に接合する。この段階で
は、前記空間に充填されていた液体は出口12aから全
部吐出される(図1(C)参照)。
放すると、可撓性カップは自ら持つ復帰力により図でい
う左方に変形移動する。この際、可撓性カップ12とボ
トムカップ11との間の空間は、負圧化され入口11a
から新しい液体が吸い込まれてくる(図1(D)参
照)。
に戻り、空間には液体が充填されることになる(図1
(E)参照)。このようなことが繰り返えされる。以上
のように、入口を備えたボトムカップと出口を備えた可
撓性カップとの協働作用により、繰り返し液体が吐出さ
れるのである。
0を備えた例としてポンプディスペンサ1を示してお
り、図2(A)は縦断面図で、図2(B)は、A−A断
面である。このポンプディスペンサ1は、液体容器2に
取り付けることにより、液体容器2内の液体を液体吐出
装置10によって吐出させるようになっている。
体が流入する入口11aを有するボトムカップ11と液
体が吐出する出口12aを有する可撓性カップ12とで
形成される空間13の液体を可撓性カップ12の変形に
より圧縮して、出口12aより吐出するものである。な
お、可撓性カップ12は、基部12Aとそれより広がる
スカート部12Bを有し、その変形は、主としてスカー
ト部12Bにより行われる。入口11aはボトムカップ
11の中心部にあり、また出口12aは可撓性カップ1
2の中心部にある。
部14を有し、変形しないように十分な剛性強度を持つ
材料、例えば、ポリプロピレン等の合成樹脂により形成
される。可撓性カップ12は、復帰性のある材料、例え
ば、エラストマー、ゴム材等の弾性材料で形成され、前
記ボトムカップ11の凹壁部14に、スカート部12B
が接合するようになるまで変形可能である。
は、液密状態で結合しており、最終的に、可撓性カップ
12を変形させてボトムカップ11の凹壁部14に接合
することにより、両者間に形成された空間13にある液
体を全部可撓性カップ12の出口12aから吐出する。
の内壁面に可撓性カップ12の内壁面が略接触するま
で、可撓性カップ12のスカート部12Bが変形し、同
時に空間13の液体を圧縮することで吐出するのであ
る。可撓性カップ12は、自ら復帰力を有しているた
め、その変形後、自身の弾性により図示したような自然
状態に復帰することができる。
性カップ12の出口12aには、それぞれ、バルブ1
5,16が装着されており、可撓性カップ12の動きに
応じて、空間13に対する液体の出入を規制するように
なっている。すなわち、入口11aのバルブ15は、一
方向(図でいう「左方」)にのみ液体を流通させること
ができ、前記空間に液体を入れる方向にのみ作用する。
また、また出口12aのバルブ16も一方向(図でいう
「左方」)にのみ液体を流通させることができ、前記空
間から液体を出す方向にのみ作用する。
性カップ12の出口12aにノズル3が取り付けられ、
ボトムカップ11の入口11aに容器2にキャップ16
を介して接続可能なベース部4が取り付けられる。この
ベース部4には、可撓性カップ12の往復変形移動を行
なうためのトリガ部5が備わっており、トリガ部5の進
退移動に応じて可撓性カップ12が往復変形移動する。
ここで、トリガ部5はベース部4に薄肉のヒンジ部Hを
介して連結されており、またトリガ部5は可撓性カップ
12の基部12Aに外挿され、該基部12Aの一部に支
持されている。
12とは、ベース部4に液密的に取り付けられる。ボト
ムカップ11は、シール部17と一体化するかたちで形
成され、可撓性カップ12をベース部4に組み付ける
際、同時にボトムカップ11とシール部17とは切り離
されて組み付けられる。なお、この点の詳しい説明は省
略する。
リガ部5を引くことで液体を吐出することができる。こ
の作動を説明すると、まず、初期状態では、図2に示す
ように、可撓性カップ12とボトムカップ11とで形成
される空間13には、液体が満タンに充填されているも
のとする。なお、このとき2つのバルブ15およびバル
ブ16は閉じている。
(通常、把持した指で引く)、このトリガ部5によって
可撓性カップ12がボトムカップ11の方へ押圧され
る。このとき可撓性カップ12のスカート部12Bは、
ボトムカップ12の凹壁部14の形状に倣って変形し始
める。
の液体は圧縮されると同時に、バルブ16が開いてノズ
ル3から液体が吐出し始める。トリガ部5を更に引く
と、可撓性カップ12は更に変形して、最終的に、図4
に示すように、ボトムカップ11の凹壁部14に接合す
る。この時点で、両者間に形成された空間13に存在し
た液体はノズル3から、全量、吐出される。
れた後、トリガ部5を解放すると、可撓性カップ12
は、自身の弾性力(復帰力)により、図でいう左方に変
形移動する。この段階で、空間13は負圧化し、バルブ
15が開放され、流体が容器内から空間13に吸い上げ
られる(この時バルブ16は閉鎖されている)。更に復
帰力により可撓性カップ12が変形移動し元の初期状態
に戻ると、空間13には、液体が充填され満タンとな
る。
操作により可撓性カップ12を変形させることで、空間
13内の液体を外部に吐出させることができる。その場
合、上述のようにピストンとシリンダとによる摺接部分
がないため、摩擦の発生も殆どなく、極めて円滑かつ的
確な動作が行なわれる。
れるものでなく、本発明の範囲内で種々の変形等が可能
である。たとえば、液体吐出装置10を図1に示したよ
うなポンプディスペンサ1に適用する例を説明したが、
液体を吐出する必然性のある他の装置部分に適用可能で
ある。また、ポンプディスペンサ1に適用した場合は、
トリガ部5によって可撓性カップ12を変形させる場合
の他に、別の往復動機構によって変形させるようにして
もよい。また、最も単純な構成としては手動により手指
で可撓性カップ12を変形させるだけでも液体を吐出さ
せることができる。
種の液体吐出装置においてピストンとシリンダによる摺
接部分を持たない構造としたことにより、耐久性に優れ
た装置を実現し、円滑かつ適正作動を保証することがで
きる。部品数も少なく構造が簡単なため故障も少なく、
また製造工程を簡素化でき組立が容易で、実質的に低コ
スト化を図れる。この液体吐出装置を備えたポンプディ
スペンサも、同様なメリットがある。
る図である。
置を備えたポンプディスペンサを示す図である。
程を示す図である。
程を示す図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 入口を有するボトムカップと出口を有す
る可撓性カップとで形成される空間の液体を可撓性カッ
プの変形により圧縮して、出口より液体を吐出すること
を特徴とする液体吐出装置。 - 【請求項2】 入口を備えた半ドーナッツ状の凹壁部を
有するボトムカップと出口を備えた可撓性カップとから
なり、可撓性カップを変形させてボトムカップの前記凹
壁部に接合することにより、両者間に形成された空間に
ある液体を可撓性カップの出口から吐出することを特徴
とする液体吐出装置。 - 【請求項3】 入口を備えた半ドーナッツ状の凹壁部を
有するボトムカップと出口を備えた可撓性カップとで形
成される空間にある液体を圧縮して、前記出口より液体
を吐出させるための液体吐出装置であって、 前記可撓性カップは、ボトムカップの前記凹壁部に接合
するように変形可能であることを特徴とする液体吐出装
置。 - 【請求項4】 入口がボトムカップの中心部にあり、出
口が可撓性カップの中心部にあることを特徴とする請求
項1〜3のいずれかに記載の液体吐出装置。 - 【請求項5】 入口には、前記空間に液体を入れる方向
にのみ作用するバルブを設け、出口には、前記空間から
液体を出す方向にのみ作用するバルブを設けたことを特
徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液体吐出装
置。 - 【請求項6】 可撓性カップ自体が復帰力を有すること
を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液体吐出
装置。 - 【請求項7】 請求項1〜3のいずれかに記載の液体吐
出装置を備えたポンプディスペンサであって、 可撓性カップの出口にノズルを取り付け、ボトムカップ
の入口に容器に接続可能なベース部を取り付け、このベ
ース部には可撓性カップの往復変形移動を行なうための
トリガ部を備えており、可撓性カップの往復変形移動の
戻りは、可撓性カップの復帰力により行なうことを特徴
とするポンプディスペンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000259860A JP4588851B2 (ja) | 2000-08-29 | 2000-08-29 | ポンプディスペンサ |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JP4588851B2 JP4588851B2 (ja) | 2010-12-01 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006517861A (ja) * | 2003-02-18 | 2006-08-03 | インクロ リミテッド | ノズルデバイス |
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-
2000
- 2000-08-29 JP JP2000259860A patent/JP4588851B2/ja not_active Expired - Fee Related
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