JP2002062883A - オーディオ変調機能を持つオーディオ再生装置及び方法、その装置を適用したリミキシング装置及び方法 - Google Patents

オーディオ変調機能を持つオーディオ再生装置及び方法、その装置を適用したリミキシング装置及び方法

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JP2002062883A
JP2002062883A JP2001122226A JP2001122226A JP2002062883A JP 2002062883 A JP2002062883 A JP 2002062883A JP 2001122226 A JP2001122226 A JP 2001122226A JP 2001122226 A JP2001122226 A JP 2001122226A JP 2002062883 A JP2002062883 A JP 2002062883A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 オーディオ信号の再生速度、再生方向又は再
生音圧などの再生因子のうち少なくとも一つ以上にオー
ディオ信号を変調させて再生及びリミキシングできるオ
ーディオ変調機能を持つオーディオ再生装置及び方法、
その装置を適用したリミキシング装置及び方法を提供す
る。 【解決手段】 所定の第1記録媒体に記録された第1オ
ーディオ信号を再生するこの再生装置は、外部の使用者
により可変となる第1及び第2変位値のうち少なくとも
一つを分析して生成した再生制御信号を出力する再生制
御部10及び再生制御信号に応答して第1オーディオ信
号を変調して再生するオーディオ再生部20を備えるこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーディオ信号の
再生に係り、特に、オーディオ信号を変調させて再生で
きるオーディオ変調機能を持つオーディオ再生装置及び
方法と、その再生装置を適用したリミキシング装置及び
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】変調やミキシングなどの種々のオーディ
オ信号加工技術は、現代の音楽産業において一般的に行
われている。その中でも、電子的な音響効果を得るため
の一般的な音楽演奏技術であるリミキシング技法は、た
とえばテクノやヒップホップなどの新しいジャンルの音
楽を創造するために広く用いられている。
【0003】リミキシング技法とは、再生速度及び/又
は再生方向を人為的に操作して変調した曲を、通常の再
生速度、再生方向で再生する曲と、同時に再生する方法
である。例えば、LP(Long-Playing)レ
コードを各々搭載した二台のターンテーブルを駆動させ
て二つの曲を同時に再生する場合、ディスクジョッキー
が二台のターンテーブルのうちの一方のターンテーブル
の回転速度及び回転方向を人為的に操作して可変させる
と、元の曲から変調された曲が生成される。このとき、
変調された曲を、正常な再生速度及び再生方向でターン
テーブルを回転させて再生した変調されていない曲にミ
キシングすると、リミキシングされた曲が得られる。こ
こで、正常な再生方向とは、レコードの通常の再生方向
を意味する。このようなターンテーブルの再生速度及び
再生方向を変える操作を行うことをスクラッチング技法
という。
【0004】このように、従来のリミキシング装置での
リミキシング技法、LPレコード用ターンテーブルを用
いるため、次のような問題点を持つ。第一に、LPレコ
ードを搭載し、通常一定の速度で回転するターンテーブ
ルの回転速度を強制的に変える過程で、オーディオ信号
を記録したレコードとオーディオ信号を読み出す判読用
針とが接触し続けるため、音質を格段に低下させ、判読
用針の寿命を短縮させるという問題。さらに、LPレコ
ードに収録された情報を失う可能性があるという問題。
また、ターンテーブルの回転速度を速くしすぎると、判
読用針が現在判読中のレコードの溝からから外れてしま
うという問題である。
【0005】第二に、急速にLPレコードに取って代わ
りつつあるコンパックディスク(CD:Compact
Disc)記録媒体、テープ又はメモリなどに記録さ
れた曲をリミキシングできないという問題である。例え
ば、従来のリミキシング装置を用いて、例えばCDなど
の記録媒体に記録された曲を、LPレコードに記録され
た他の曲とをリミキシングしようとすると、CDに記録
された曲をLPレコードに一旦復刻しなければならない
という面倒さがある。
【0006】これら問題点を解決する一般的なオーディ
オ信号処理装置としては、スイスのアンドレ・リックリ
ー(Andre Rickli)が開示した、「オーデ
ィオ信号のためのデジタル処理装置(Digital
Processing Device for Audi
o Signal)」(国際出願番号第WO 09701
168号)という装置がある。そのオーディオ信号処理
装置では、モータにより設定された速度で回転する回転
円板の回転速度及び回転方向についての情報を検出し、
検出したこれらの情報をセンサを通じて読み取る。そし
て、この読み取られた情報に基づいてオーディオ信号の
再生を制御する。
【0007】しかし、このような従来のオーディオ信号
処理装置は、情報を得るためにアナログLPターンテー
ブル又はLPターンテーブルと類似した回転円板を用い
るため、回転円板を駆動させるための機械的な駆動部を
必要とする。従って、機械的な駆動部を持つ従来のオー
ディオ信号処理装置は小型化する上で不利であり、その
製作コストが高いという問題点を持つ。また、デジタル
オーディオ信号が高い解像度を持つ場合、使用者はデジ
タルオーディオ信号のサンプリング率に合わせてリミキ
シング作業を行えないという問題点を持つ。
【0008】さらに、従来のオーディオ信号処理装置及
びリミキシング装置は、回転円板を用いるため、次のよ
うな問題点を持つ。第一に、回転円板の慣性質量によ
り、回転速度を微細に調整できないという問題。第二
に、回転円板の1次元的な軌跡(ここで、1次元的な軌
跡とは、判読用針が位置した地点と回転円板の中心との
間の距離を半径として持つ円の円周に該当する)上で得
た情報を用いて回転速度及び回転方向だけを変調できる
だけであって、オーディオ信号を様々に変調できないと
いう問題である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する第1目的は、オーディオ信号の再生速度、再生方向
又は再生音圧などの再生因子のうち少なくとも一つ以上
においてオーディオ信号を変調させて再生できるオーデ
ィオ変調機能を持つオーディオ再生装置を提供するとこ
ろにある。
【0010】本発明が解決しようとする第2目的は、前
記オーディオ変調機能を持つオーディオ再生装置を用い
たオーディオ再生方法を提供するところにある。
【0011】本発明が解決しようとする第3目的は、前
記オーディオ変調機能を持つオーディオ再生装置を利用
して複数の曲をリミキシングできるリミキシング装置を
提供することにある。
【0012】本発明が解決しようとする第4目的は、前
記リミキシング装置を用いたリミキシング方法を提供す
るところにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記第1目的を達成する
ために、好ましくは、所定の第1記録媒体に記録された
第1オーディオ信号を再生する本発明によるオーディオ
変調機能を持つオーディオ再生装置は、外部の使用者に
より可変となる第1及び第2変位値のうち少なくとも一
つを分析して生成した再生制御信号を出力する再生制御
部及び前記再生制御信号に応答して前記第1オーディオ
信号を変調して再生するオーディオ再生部より構成され
る(請求項1〜13に相当)。
【0014】前記第2目的を達成するために、好ましく
は、前記オーディオ変調機能を持つオーディオ再生装置
で行われる本発明によるオーディオ再生方法は、前記第
1オーディオ信号を変調しようとするか否かを判断する
段階と、前記第1オーディオ信号を変調しないと判断さ
れれば、前記第1オーディオ信号を変調せずに再生する
段階、及び前記第1オーディオ信号を変調しようとする
と判断されれば、前記再生制御信号に応じて前記第1オ
ーディオ信号を変調させて再生する段階より構成される
(請求項14、請求項15に相当)。
【0015】前記第3目的を達成するために、好ましく
は、前記オーディオ再生装置を適用した本発明によるリ
ミキシング装置は、前記第1オーディオ信号を選択的に
変調して再生する前記オーディオ再生装置と、第2記録
媒体に記録された第2オーディオ信号を再生するオーデ
ィオ再生器及び前記オーディオ再生装置及び前記オーデ
ィオ再生器から出力される再生された前記第1及び前記
第2オーディオ信号を合成し、合成された結果をリミキ
シングされたオーディオ信号として出力する信号合成器
より構成される(請求項16に相当)。
【0016】前記第4目的を達成するために、好ましく
は、前記リミキシング装置で行われる本発明によるリミ
キシング方法は、前記第1オーディオ信号及び前記第2
オーディオ信号を再生する段階及び再生された前記第1
オーディオ信号及び再生された前記第2オーディオ信号
を合成して前記リミキシングされたオーディオ信号を求
める段階より構成される(請求項17に相当)。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明のオーディオ変調機
能を持つオーディオ再生装置1の構成及び動作を添付図
面を適宜参照しながら説明する。
【0018】図1は、本発明のオーディオ変調機能を持
つオーディオ再生装置1のブロック図である。このオー
ディオ変調機能を持つオーディオ再生装置(以下、オー
ディオ再生装置という)1は、再生制御部10及びオー
ディオ再生部20より構成される。このオーディオ再生
装置1の再生制御部10は、本オーディオ再生装置1の
使用者又は演奏者(以下、操作者という)の操作に応じ
て可変となる第1変位値及び/又は第2変位値を分析し
て再生制御信号を生成し、生成した再生制御信号をオー
ディオ再生部20へ出力する。ここで、前記第1変位値
はオーディオ信号の再生速度や再生方向を、前記第2変
位値はオーディオ信号の音圧をそれぞれ変調させるもの
である。
【0019】本発明のオーディオ再生装置1の再生制御
部10は、軌跡検出部6及び再生制御信号生成部8を備
えている(図1参照)。再生制御部10の軌跡検出部6
は、操作者により操作され、当該操作に基づいて検出し
た第1変位値及び/又は第2変位値からなる軌跡座標信
号を、再生制御信号生成部8へ出力する。この軌跡検出
部6としては、タッチパッド、第1マウス、第2マウス
と回転円板との組み合わせ、又はジョグシャトルダイヤ
ルなどが適宜利用可能である。
【0020】図2(a)乃至図2(c)は、この再生制
御部10として好適な態様を説明した図である。図2
(a)の再生制御部10Aは、軌跡検出部6として十字
状のマーク34を持つタッチパッド6A、変換操作キー
30,32を備えて構成される。図2(b)の再生制御
部10Bは、軌跡検出部6として回転円板36、第2マ
ウス38、変換操作キー30,32を備えて構成され
る。図2(c)の再生制御部10Cは、軌跡検出部6と
してジョグシャトルダイヤル6B、変換操作キー30,
32を備えて構成される。
【0021】以下、この再生制御部10の前記軌跡検出
部6として、タッチパッド6A(図2(a)参照)を用
いた第1の態様について説明する。このタッチパッド6
Aでは、タッチパッド6Aの上面に形成された十字状の
マーク34を、操作者が上下左右に2次元的に操作する
と、当該操作時のタッチパッド6Aの軌跡が操作結果と
して検出される。そして、当該軌跡の開始位置及び終了
位置の座標値から第1変位値及び/又は第2変位値を算
出し、算出した第1変位値及び/又は第2変位値を有す
る軌跡座標信号を、再生制御信号生成部8へ出力する。
【0022】このタッチパッド6Aとしては様々なもの
が利用可能である。例えば、タッチパッド6Aは、第1
方向に沿って所定間隔をおいて平行に形成された第1電
極ライン(図示せず)と、前記第1電極ライン(図示せ
ず)と直交する方向に、当該第1電極ラインと第2電極
ラインとの間に絶縁物質又は高抵抗物質を充填すること
で、前記第一電極ラインから所定間隔を開けて平行に形
成された第2電極ライン(図示せず)と、タッチパッド
6Aの操作を電気的な短絡により検出する座標検出部
(図示せず)とを含む構成とすることが可能である。
【0023】このような構成を持つタッチパッド6Aの
座標検出部(図示せず)は、第1電極ライン(図示せ
ず)及び第2電極ライン(図示せず)を順次スキャニン
グすることで、操作者の操作により第1電極ライン(図
示せず)及び第2電極ライン(図示せず)が短絡した座
標値を検出する。
【0024】また、この第1の態様の軌跡検出部6は、
タッチパッド6Aの代わりに、第1マウス(図示せず)
を用いることも可能である。この場合、操作者が前記第
1マウスを上下左右に移動させた軌跡が操作結果として
検出される。そして、検出された軌跡の開始位置及び終
了位置の座標値から第1変位値及び/又は第2変位値を
有する軌跡座標信号を生成し、当該軌跡座標信号を前記
再生制御信号生成部8へ出力する。このように、軌跡座
標信号は、操作者のタッチパッド6Aの操作の代わり
に、第1マウスの移動操作により得られる。
【0025】従来のオーディオ再生装置では、この再生
制御部10の軌跡検出部6の機能は、ターンテーブル及
び判読用針が担っている。従って、従来のオーディオ再
生装置では、第1変位値(ここで、第1変位値は前記位
置情報に該当する)のみが検出可能であり、第2変位値
は検出できない。一方、前記軌跡検出部6の第1の態様
として挙げた2種類の例では、ターンテーブルを使わず
に、タッチパッド6Aや第1マウス(図示せず)を使う
ので、第1変位値と同様に第2変位値も検出できる。そ
の結果、後述するように、従来のオーディオ再生装置よ
りも一層多様に、再生されるオーディオ信号を変調する
ことが可能である。
【0026】以下に、この再生制御部10の軌跡検出部
6の第2の態様として、図2(b)に示す回転円板36
及び第2マウス38を用いた場合について説明する。こ
の第2の態様では、前記回転円板36は、操作者の操作
により回転する一般的なターンテーブルである。前記第
2マウス38は、従来のオーディオ再生装置の判読用針
(図示せず)が設置されていた位置に設けられ、従来の
オーディオ装置の判読用針が行う機能と同様の機能を行
う。この第2マウス38は回転円板36と接触し、当該
回転円板36の回転速度及び回転方向を検出し、その検
出結果から第1変位値を有する軌跡座標信号を求め、再
生制御信号生成部8へ出力する。
【0027】図2(b)に示す再生制御部10Bは、判
読用針の代わりに第2マウス38を用いる点を除いて、
ターンテーブル及び判読用針を操作して曲を変調させる
従来のオーディオ再生装置と同様の構成及び機能を備え
る。この第2の態様で示す軌跡検出部6は、従来のオー
ディオ再生装置と同様に回転円板36の第1変位値だけ
を検出するが、従来のオーディオ再生装置とは異なり、
判読用針の代わりに第2マウス38を用いている。従っ
て、判読用針を使うことにより生じうる問題を解消でき
る。
【0028】ここで、前記第1の態様、第2の態様で用
いられた第1マウス及び第2マウス(図示せず)のは一
般的に広く知られているパーソナルコンピュータの周辺
機器であって、その構成及び動作についての詳細な説明
は省略する。
【0029】次に、この再生制御部10の軌跡検出部6
の第3の態様として、図2(c)に示すジョグシャトル
ダイヤル6Bを用いた場合について説明する。この円形
状のジョグシャトルダイヤル6Bは、操作者の操作によ
り時計回り方向や反時計回り方向に回動自在となるよう
に構成されている。従って、この軌跡検出部6では、こ
のジョグシャトルダイヤル6Bの回転を検知し、第1変
位値を有する軌跡座標信号を生成し、再生制御信号生成
部8へ出力する。
【0030】このジョグシャトルダイヤル6Bは、ビデ
オ映像を所望の速度で観覧可能にするジョグシャトル機
能の操作に一般的に用いられるジョグシャトルダイヤル
6Bである。よって、その構成及び動作についての説明
は省略する。
【0031】この軌跡検出部6の第3の態様であるジョ
グシャトルダイヤル6Bは、第1変位値だけを検出でき
るので、オーディオ信号を多様に変調することはできな
い。しかし、使用者は慣性質量を持つ回転円板の代わり
に、ジョグシャトルダイヤル6Bを使うことで、回転速
度を微細に調整することが可能となる。
【0032】次に、本発明のオーディオ再生装置1の、
再生制御部10の軌跡検出部6の構成及び動作を説明す
る。図3は、前記軌跡検出部6の一例である軌跡検出部
6Cのブロック図である。図3に示すように、軌跡検出
部6Cは、接触部40、記録媒体42、アナログ/デジ
タル変換部(ADC:Analog to Digita
l Converter)44及び信号処理部46より
構成される。
【0033】軌跡検出部6Cの記録媒体42は、操作者
により操作され、その回転方向及び回転速度は操作者に
より決定される。この記録媒体42の螺旋状のサウンド
グローブ上には、所定数の凹部と凸部からなる凹凸パタ
ーンが繰り返し設けられている。軌跡検出部6Cの接触
部40は、前記記録媒体42が操作される際に、当該記
録媒体42上に設けられた前記凹凸パターンに接触し、
その記録媒体42が時計回り方向に回転するのか、ある
いは反時計回り方向に回転するのかを検知し、記録媒体
42の回転方向を示す方向情報を有するアナログ信号を
生成しADC44へ出力する。
【0034】ここで、接触部40及び記録媒体42をよ
り理解するために、接触部40及び記録媒体42の一例
を以下に示す。
【0035】図4は、図3の接触部40及び記録媒体4
2の一態様図である。この図において、接触部40A
は、カートリッジ41A、オーディオ信号を読み取る判
読用針(以下、判読用針という)41Bとを備えて構成
されている。また、前記記録媒体42は、ここではLP
レコードである。
【0036】ターンテーブル上に載置され、操作者の操
作に応じた方向及び速度で回転するLPレコード42A
の螺旋状のサウンドグローブ45の表面43には、前記
判読用針41Bの進行方向に沿って、所定数の凹部、凸
部を備えた凹凸パターンが形成されている。
【0037】従って、LPレコードが回転した際に、判
読用針41BがLPレコード42Aのサウンドグローブ
45の表面43に形成された凹凸に接触すると、カート
リッジ41Aは、LPレコードが回転している間、その
LPレコード42Aの回転方向を示すアナログ信号を生
成する。そして、生成したアナログ信号を、出力端子O
UT2を介して、ADC44に出力する。
【0038】例えば、カートリッジ41Aに取り付けら
れた判読用針41Bを、LPレコード42Aの縁部から
中心側に向けて設けられた螺旋状のサウンドグローブ4
5に接触させると、カートリッジ41Aは前記回転方向
を示すアナログ信号を生成し、生成したアナログ信号を
ADD44へ出力する。ここで、前記アナログ信号の電
圧レベルは、サウンドグローブ45の表面に形成された
凹凸パターンに応じて適宜変化する。
【0039】ここで、サウンドグローブ45の表面に形
成された凹凸パターンについてより詳細に説明する。図
5は、記録媒体上に形成される一般的な凹凸パターンの
例を示す図である。図5に示すように、単位周期Tごと
に所定数(ここでは、所定数=6)の凹凸が設けられて
いる。この3つある凹状の断面の中で、2つの凹状の断
面は同一の長さを有し、一方、3つの凸状の断面はそれ
ぞれ相異なる長さを有している。ここで、凸状の断面の
長さがそれぞれ相異なる長さを持つ理由は、アナログ信
号に方向情報を持たせるためである。
【0040】判読用針41Bが記録媒体の表面43上に
形成された凹凸パターンと接触する際に、前記カートリ
ッジ41Aにより生成されるアナログ信号の電圧レベル
は、LPレコード42Aの回転方向に応じて変化する。
ここで、前記判読用針41Bが、図5において左から右
方向に向かって示すような凹凸順序で凹凸を感知したと
きは、レコード42Aは正方向に回転していることを意
味し、一方、図5において右から左方向に向かって示す
ような凹凸順序で凹凸を感知したときは、レコード42
Bは逆方向に回転していることを意味する。
【0041】図6は、図3に示した接触部40及び記録
媒体42の他の態様を説明する図である。ここで、前記
記録媒体42は光ディスク42Bであり、前記接触部4
0は、光照射部47及び光センシング部48を備えた接
触部42Bである。ここで、光照射部47は光ディスク
42Bに光を照射する。光センシング部48は、前記光
照射部47より照射され、光ディスク42Bから反射さ
れた光を感知して、感知された光量に応じた電圧レベル
のアナログ信号を生成し、出力端子OUT3を介してA
DC44に出力する。
【0042】このとき、光ディスク42Bが操作者の操
作に応じた方向及び速度で移動すると、光センシング部
48はアナログ信号を生成する。ここで、この生成され
たアナログ信号の電圧のレベルは、当該光センシング部
48で感知した光量に応じて可変であり、当該光量は光
ディスク42Bに照射された光が、光ディスク上に形成
された凹部に照射されたか、凸部に照射されたかによっ
て変化する。従って、光ディスク42Bの表面49上に
は、光ディスク42Bの縁部から中春側に向けて螺旋状
のサウンドググローブが設けられており、当該サウンド
グローブ上には、凹凸パターンが、その回転方向に沿っ
て周期的に繰り返して設けられている。
【0043】軌跡検出部6CのADC44は、接触部4
0から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換
し、変換されたデジタル信号を信号処理部46へ出力す
る。ここで、接触部40から出力されるアナログ信号の
電圧強度は、図5に示したように、判読用針41Bが前
記サウンドグローブ上を正方向に移動するか、あるいは
逆方向に移動するかによって相異する。従って、ADC
44は記録媒体42の回転方向によって、異なるビット
パターンを有するデジタル信号を出力する。
【0044】軌跡検出部6Cの信号処理部46は、AD
C44から出力されたデジタル信号のビットパターンを
分析して、記録媒体42の移動方向及び移動速度を決定
する。そして、決定された方向及び速度を用いて求めた
第1変位値を有する軌跡座標信号を、再生制御部10の
再生制御信号生成部8へ出力する(図1参照)。
【0045】例えば、信号処理部46は、デジタル信号
のビットパターンによって記録媒体42の移動方向が正
方向であるか、あるいは逆方向であるかを決定すると同
時に、デジタル信号のビットパターンの入力速度に応答
して記録媒体42の移動速度を決定する。そして、信号
処理部46は移動方向に応じて第1変位値の符号を決定
し、移動速度に応じて第1変位値の絶対値を決定する。
【0046】再制御部10の再生制御信号生成部8は、
軌跡検出部6から出力される軌跡座標信号が有する第1
変位値及び/又は第2変位値を分析し、分析された結果
に基づいて生成した再生制御信号をオーディオ再生部2
0へ出力する(図1参照)。
【0047】本発明の一実施例によれば、再生制御信号
生成部8は、所定のサンプリング時間(Δt)における
第1変位値の符号及び絶対値を検査し、検査された第1
変位値の符号に応答して方向制御信号を生成し、検査さ
れた第1変位値の絶対値に応答して速度制御信号を生成
する。そして、生成された方向制御信号及び速度制御信
号を再生制御信号としてオーディオ再生部20へ出力す
る。
【0048】本発明の他の実施例によれば、再生制御信
号生成部8は、所定のサンプリング時間(Δt)におけ
る第2変位値の符号及び絶対値を検査し、検査された第
2変位値の符号に応答して第1音圧制御信号を生成し、
検査された第2変位値の絶対値に応じて第2音圧制御信
号を生成する。ここで、第1音圧制御信号とは、再生さ
れるオーディオ信号の音圧を増やすか減らすかの決定に
用いられる。第2音圧信号とは、音圧の変調率に対する
情報を持つ信号のことである。この再生制御信号生成部
8は、前記生成された第1音圧制御信号及び第2音圧制
御信号を再生制御信号としてオーディオ再生部20へ出
力する。
【0049】従って、前記軌跡検出部6から前記再生制
御信号生成部8に出力された軌跡座標信号が第1変位値
及び第2変位値を持つ場合、再生制御信号生成部8から
オーディオ再生部20へ出力される再生制御信号には、
速度制御信号、方向制御信号、第一音圧制御信号、及び
第2音圧制御信号を含むことができる。
【0050】再生制御部10の再生制御信号生成部8
は、変換操作キー30及び32をさらに備えることがで
きる(図2(a)乃至図2(c)参照)。この変換操作
キー30及び32は操作者により操作されるものであ
る。そして、その操作結果に基づいて、所定の変換係数
の中から少なくとも一つの変換係数を選択する。そし
て、再生制御信号生成部8は、変換操作キー30及び3
2の操作に基づいて選択された一つの変換係数を、前記
第1変位値及び第2変位値のうち少なくとも一つに乗算
し、乗算された結果を再生制御信号としてオーディオ再
生部20へ出力する。ここで、所定の変換係数は再生制
御信号生成部8に予め貯蔵されるか、あるいは外部から
入力される。
【0051】以下、図1に示す再生制御部10におけ
る、速度制御信号、方向制御信号、第1音圧制御信号、
及び/又は第2音圧制御信号を含む再生制御信号の生成
を図7を参照して説明する。ここで、前記軌跡検出部6
において、操作者のタッチパッド6Aや、マウス(図示
せず)の操作に基づいて検出した軌跡を2次元の軌跡と
いう。
【0052】図7は、前記再生制御部10における再生
制御信号の発生過程を説明するための2次元の軌跡a及
びbを示した図である。ここで、2次元の軌跡aの開始
位置のX軸座標及びY軸座標は(x1,y1)とし、2次
元の軌跡aの終了位置のX軸座標及びY軸座標は
(x2,y1)とする。また、2次元の軌跡bの開始位置
のX軸座標及びY軸座標は(x3,y3)とし、2次元の
軌跡bの終了位置のX軸座標及びY軸座標は(x4
4)とする。
【0053】もし、所定のサンプリング時間(Δt)の
間に、操作者がタッチパッド6AをX軸方向にのみ操
作、あるいは、第1マウスをX軸方向のみに移動させた
場合、その際の軌跡は、図7の2次元の軌跡aに示すよ
うな軌跡となる。このとき、タッチパッド6A又は第1
マウスのX軸方向の移動距離(X2-X1)から第1変位
値(ΔX)を持つ軌跡座標信号が生成され、再生制御信
号生成部8へ出力される。
【0054】このとき、再生制御部10の再生制御信号
生成部8は、所定のサンプリング時間(Δt)において
X軸方向の第1変位値(ΔX)の符号がプラス(+)で
あれば再生方向を正方向(すなわち、オリジナル曲の再
生方向)に決定する。一方、前記符号がマイナス(-)
であれば再生方向を逆方向に決定する。そして、この再
生制御信号生成部8は、決定された再生方向についての
情報を含む方向制御信号をオーディオ再生部20へ出力
する。
【0055】さらに、再生制御信号生成部8は、所定の
サンプリング時間(Δt)におけるX軸方向の第1変位
値(ΔX)の絶対値│ΔX│=│X2-X1│から速度値│
ΔX/Δt│を算出し、算出された速度値│ΔX/Δt
│を含む速度制御信号をオーディオ再生部20へ出力す
る。
【0056】このとき、再生制御信号生成部8は、算出
された速度値│ΔX/Δt│に、新しい速度値を得るた
めになされたコントロールキー30の操作に基づいて、
複数の変換係数の中から選択された変換係数Cを乗じ
て、新しい速度値│ΔX/Δt│×Cを求め、求められ
た新しい速度値│ΔX/Δt│×Cを有する速度制御信
号をオーディオ再生部20へ出力する。
【0057】ここで、変換係数を速度値に乗じるのは、
以下のような理由による。従来のオーディオ再生装置に
おいて、LPレコード用ターンテーブルを用いてオーデ
ィオ信号を変調しようとすると、操作者は一定の速度で
回転するターンテーブルに所定の力を加えることでター
ンテーブルの回転速度の調節を行う。 従って、このよ
うな速度制御法に慣れている操作者が、従来のLP用タ
ーンテーブルに加えていた力と等しい力で、図2(a)
に示すタッチパッド6Aを操作する際に、従来のLPタ
ーンテーブルから生じる速度値(これは、前述した位置
情報に該当する)に等しい速度値が、タッチパッド6A
からも算出されるようにするために、変換係数Cが速度
値│ΔX/Δt│に乗じられるのである。ここで、所定
の変換係数は、操作者がターンテーブルに加えた手の動
きをモデリングして前もって決定される。
【0058】タッチパッド6A又は第一マウスの操作に
よるY軸方向の変位に基づいて計算された第2変位値
は、オーディオ信号を異なった方法で変調するための特
別の再生制御信号として活用できる。例えば、使用者が
タッチパッド6A又は第1マウス(図示せず)をY軸方
向に操作すると、その操作によりY軸方向の第2変位値
(ΔY)を有する軌跡座標信号が生成され、生成された
軌跡座標信号が再生制御信号生成部8へ出力される。
【0059】この再生制御信号生成部8は、Y軸方向の
第2変位値(ΔY)の符号に基づいて第1音圧制御信号
を生成し、ついで、オーディオ再生部20へ出力する。
ここで、所定のサンプリング時間(Δt)における前記
Y軸方向の第2変位値(ΔY)の符号がプラス(+)の
場合、前記第1音圧制御信号は、音圧を増やすという情
報を有する。一方、マイナス(-)の場合、前記第1音
圧制御信号は、音圧を減らすという情報を有する。
【0060】また、再生制御信号生成部8は、Y軸方向
の第2変位値の絶対値(│ΔY│)から音圧の変調率に
関する情報を有する第2音圧制御信号を生成してオーデ
ィオ再生部20へ出力する。
【0061】例えば、所定のサンプリング時間(Δt)
において、操作者がタッチパッド6AのX軸及びY軸方
向の操作や、第1マウスのX軸及びY軸方向の移動を行
った場合、その際の軌跡は図7に示す軌跡bのようにな
る。このとき、タッチパッド6Aや第1マウスのX軸方
向の移動距離(X2-X1)から第1変位値(ΔX)を有
する軌跡座標信号が生成され、当該軌跡座標信号が再生
制御信号生成部8へ出力される。この場合、タッチパッ
ド6A又は第1マウス(図示せず)は、2次元の軌跡の
開始位置(x3,y3)と終了位置(x4,y4)との間の
X、Y軸上での移動距離(X4-X3及びY4-Y3)から第
1変位値及び第2変位値(ΔX及びΔY)を求めて再生
制御信号生成部8へ出力する。
【0062】ここで、前述したように、再生制御信号生
成部8は、第1変位値(ΔX)の符号及び絶対値から方
向制御信号及び速度制御信号を生成し、第2変位値(Δ
Y)の符号及び絶対値から第1音圧制御信号及び第2音
圧制御信号を生成してオーディオ再生部20へ出力す
る。
【0063】本発明のオーディオ再生装置1のオーディ
オ再生部20は、前記再生制御部10から出力された、
再生制御信号(速度制御信号、方向制御信号、第1音圧
制御信号及び第2音圧制御信号)に基づいて、第1記録
媒体から読み込んだオーディオ信号の音圧、再生方向、
及び速度の中の少なくとも一つを変調する。
【0064】以下、図1に示す本発明のオーディオ再生
部20の好適な一態様の構成、及び当該オーディオ再生
部20でのオーディオ信号の再生方法について説明す
る。
【0065】図8は、図1に示すオーディオ再生部20
でのオーディオ信号の再生方法を説明するフローチャー
トである。このオーディオ信号の再生は、再生制御信号
が再生御制御部10から送られてきた軌跡座標信号に含
まれているか否かに基づいて、第1オーディオ信号を変
調して再生するのか、あるいは、変調せずに再生するの
かを判断することで行われる(第50〜第54段階)。
【0066】本実施の形態におけるオーディオ再生部2
0は、アドレス発生部22、バッファ24及び再生器2
6より構成される(図1参照)。この構成を持つオーデ
ィオ再生部20では、第1オーディオ信号を次のように
変調させて再生する。
【0067】はじめに、アドレス発生部22は、操作者
に第1オーディオ信号を変調する意志があるか否かを判
断するために、再生制御部10から再生制御信号(速度
制御信号、方向制御信号、第1音圧制御信号又は第2音
圧制御信号)が入力されたか否かを判断する(第50段
階)。
【0068】この際、速度制御信号、方向制御信号、第
1音圧制御信号及び第2音圧制御信号のうち少なくとも
一つを有する再生制御信号が前記再生制御部10から入
力されると、オーディオ再生部20は、第1オーディオ
信号を変調すると判断し、入力された速度制御信号、方
向制御信号、第1音圧制御信号及び第2音圧制御信号に
基づいて、第1オーディオ信号を変調し、変調された第
1オーディオ信号を再生する(第52段階)。
【0069】第52段階において、再生制御部10から
再生制御信号が入力されると、アドレス発生部22は、
入力された再生制御信号に基づいて再生速度及び再生順
序を決定し、その内容を示すアドレスをバッファ24へ
出力する。バッファ24では、第1記録媒体に記録され
た第1オーディオ信号を入力端子INを介して受け取
り、当該第1オーディオ信号をバッファリングし、アド
レス発生部22から出力されたアドレスに基づいてバッ
ファリングされた第1オーディオ信号を、再生器26へ
出力する。
【0070】より具体的に説明すると、アドレス発生部
22は、前記再生制御部10より入力された速度制御信
号に基づいて再生速度を分析し、分析した結果を用い
て、バッファ24にバッファリングされた第1オーディ
オ信号を速く読み出すか、あるいは遅く読み出すかを指
示するアドレスを生成する。また、アドレス発生部22
は、前記再生制御部10より入力された方向制御信号か
ら、第1オーディオ信号の再生方向を分析し、分析した
結果を用いて第1オーディオ信号がバッファリングされ
た順序で第1オーディオ信号を読み出すか、あるいはそ
の反対の順序で第1オーディオ信号を読み出すかを決定
する。このとき、アドレス発生部22は、決定された結
果によりアドレスを生じる。
【0071】言い換えるならば、アドレス発生部22に
おいて割り当てられたアドレスに基づいてバッファ24
から、第1オーディオ信号が出力される間隔と速度を調
節することで、第1オーディオ信号は変調される。前記
再生器26では、バッファ24からの変調された第1オ
ーディオ信号を再生する。
【0072】一方、速度制御信号、方向制御信号、第1
音圧制御信号及び第2音圧制御信号のうち少なくとも一
つを有する再生制御信号が前記再生制御部10から入力
されない場合には、操作者が第1オーディオ信号を変調
しないと判断し、オーディオ再生部20は第1オーディ
オ信号を変調せずに再生する(第54段階)。すなわ
ち、再生制御信号が再生制御部10から出力されなけれ
ば、アドレス発生部22はバッファ24にバッファリン
グされた第1オーディオ信号が所定の基本速度及び順序
で読み出されるようにアドレスを与える。従って、再生
器26は、バッファ24からの第1オーディオ信号を通
常のな速度及び順序で再生する。
【0073】本発明の一実施例によれば、MP-3プレ
ーヤ、デジタルオーディオテーププレーヤ(DAT:D
igital Audio Tape player)、
CD-プレーヤ又はカラオケ演奏機器などのデジタル又
はアナログ音楽再生装置が、図1に示されたオーディオ
再生部20の役目を担えるように構成することができ
る。
【0074】この場合、再生制御部10は本体部とは別
に製作され、オプションとしてオーディオ再生装置の本
体部に接続するオーディオ再生部20として供給され
る。このとき、オーディオ再生部20は、第1オーディ
オ信号の安定した再生のために、音飛び防止機能を備え
ることができる。この際には、バッファ24は、再生さ
れる第1オーディオ信号を10秒から40秒の間バッフ
ァリングする。
【0075】本発明の他の実施例によれば、前記デジタ
ル又はアナログ音楽再生装置は、再生制御部10及びオ
ーディオ再生部20の機能を両方備えた構成とすること
も可能である。
【0076】本発明のさらに他の実施例によれば、オー
ディオ再生部20を、パーソナルコンピュータ(図示せ
ず)などに内蔵した構成とすることも可能である。この
場合、再生制御部10は、パーソナルコンピュータの本
体部とは別の装置として製作され、所望に応じてパーソ
ナルコンピュータと適当なPASS等を介して接続でき
るように構成される。このとき、バッファ24として、
パーソナルコンピュータの持つメモリ(図示せず)を利
用する構成とすることも可能である。また、図1に示さ
れたオーディオ再生部20の入力端子INを通じて入力
される第1オーディオ信号は、パーソナルコンピュータ
(図示せず)を通じて再生可能である。この場合パーソ
ナルコンピュータに記憶させるデータの形式としては、
「.cda」という拡張子を持つCD-ROMファイ
ル、「.mp3」という拡張子を持つMP3ファイル、
「.wav」という拡張子を持つウェブファイル又はR
A(Real Audio)ファイルなど適宜選択可能
である。
【0077】以下、本発明をより理解するために、再生
制御部10Aとして、図2(a)に示されたタッチパッ
ド6Aを用い、この再生制御部10Aがオーディオ再生
部20を内蔵するパーソナルコンピュータと接続された
場合を例に挙げて、パーソナルコンピュータの構成、パ
ーソナルコンピュータと再生制御部10Aとの間の接続
関係及び連携動作を、添付図面を参照しながら説明す
る。
【0078】図9は、パーソナルコンピュータ58と再
生制御部10Aとが接続された様子を示した図である。
図9に示されたパーソナルコンピュータ58及び再生制
御部10Aは、例えば、汎用のシリアルバス(USB:
Univeral Serial Bus)により接続で
きる。これは、USBは他のバスに比べて一層高速のデ
ータ伝送率を持つからである。
【0079】図10は、図9に示す再生制御部10Aと
パーソナルコンピュータ58とを接続した様子を表すブ
ロック図である。図9及び図10に示された再生制御部
10Aは、図2Aに示された再生制御部10Aと同様の
構成及び機能を備えているので、ここではその説明を省
略する。図10に示すように、パーソナルコンピュータ
58は、中央処理装置(CPU:Central Pr
ocessor Unit)60、表示装置62、入力
装置64、オーディオ再生部72及びオーディオファイ
ル74を持つ記憶装置66、サウンドカード68、スピ
ーカ70及びCDプレーヤ76より構成される。
【0080】図11は、図10に示されたオーディオ再
生部72の好適な一態様を説明する説明図である。この
図において、オーディオ再生部88は、デコーディング
部80と、アドレス発生部22A及びバッファ24Aよ
り構成される。
【0081】このオーディオ再生部88は、オーディオ
ファイル74又は通信網を通じて外部から直接入力した
第1オーディオ信号をデコーディングするためのデコー
ディング部80をさらに設けることを除けば、図1に示
されたオーディオ再生部20と同様の構成及び機能を持
つ。すなわち、アドレス発生部22A及びバッファ24
Aは図1のアドレス発生部22及びバッファ24と各々
同様の機能を行う。
【0082】以下、オーディオ再生部88による第1オ
ーディオ信号の変調および再生を説明する。
【0083】パーソナルコンピュータ58のCPU60
が、記憶装置66以外の他のメモリ(図示せず)から読
み出したオーディオ再生部88用プログラムを実行する
と、表示装置62に曲選択メニューが表示される。この
曲選択メニューに表示された中から、作業者が再生した
い曲を、入力装置64を用いて選択すると、選択された
曲に該当する第1オーディオ信号がオーディオファイル
74から読み出され、オーディオ再生部88へ入力され
る。
【0084】ここで、オーディオファイル74は、各種
の圧縮方式により第1オーディオ信号を貯蔵できるよう
に構成されている。例えば、オーディオファイル74は
CD-ROMファイル81、ウェブファイル84、MP
3ファイル86又はRAファイルなどになりうる。
【0085】このとき、オーディオ再生部88のデコー
ディング部80は、オーディオファイル74から読み出
された曲に該当する第1オーディオ信号を、Windo
ws(登録商標)標準のオーディオファイルであるwa
vファイルにデコーディングし、デコーディングされた
第1オーディオ信号をバッファ24Aへ出力する。ここ
で、バッファ24Aへ入力されたデコーディングされた
第1オーディオ信号は、時間値(タイミング値)につい
ての情報をもち、再生制御信号に応じてサウンドカード
68へ読み出される。
【0086】このようにして、アドレス発生部22と同
様に、アドレス発生部22Aは再生制御装置10から出
力された再生制御信号(速度制御信号、方向制御信号、
第1及び第2音圧制御信号のうち少なくとも一つを持
つ)を分析し、その分析結果に基づいてアドレスを生成
し、生成したアドレスをバッファ24Aへ出力する。ま
た、アドレス発生部22Aは、再生制御信号が入力され
ないとき、バッファ24Aへバッファリングされた第1
オーディオ信号が標準の速度及び順序で出力されるよう
に指定したアドレスをバッファ24Aへ出力する。もし
くは、アドレス発生部22Aはアドレスの発生を中断し
て、バッファ24Aから第1オーディオ信号が読み出さ
れることを防ぐこともできる。
【0087】このように、バッファ24Aを通じて出力
される第1オーディオ信号はサウンドカード68及びス
ピーカ70を通じ、変調されたり、あるいは変調されて
ない第1オーディオ信号を再生され、操作者に提供され
る。
【0088】本発明の他の実施の形態として、図10の
オーディオ再生部72は図11に示す構成以外の形態と
することも可能である。すなわち、オーディオ再生部7
2は、図1に示された再生器26の役目だけを行える。
この場合、図1のアドレス発生部22の役目はCPU
60が担い、図1のバッファ24の役目は記憶装置66
の他のメモリ(図示せず)が担うことになる。
【0089】以下、図1に示されたオーディオ再生装置
1を適用したリミキシング装置2の構成及び動作と、そ
のリミキシング装置で行われるリミキシング方法を、添
付した図面に基づき、次のように説明する。
【0090】図12は、図1に示すオーディオ再生装置
1を備えたリミキシング装置2のブロック図である。こ
のリミキシング装置2は、オーディオ再生装置1、オー
ディオ再生器92及び信号合成器94より構成される。
【0091】図13は、前記リミキシング装置2でのリ
ミキシング方法を説明するフローチャートである。リミ
キシングされたオーディオ信号を得るために、前記リミ
キシング方法は、第1オーディオ信号及び第2オーディ
オ信号を別々に再生する段階と、再生された第1及び第
2オーディオ信号を合成してリミキシングされたオーデ
ィオ信号とする段階(第100及び第102段階)より
構成される。
【0092】図12に示すように、再生制御部10及び
オーディオ再生部20より構成されるオーディオ再生装
置1は、図1に示されたオーディオ再生装置1に該当す
るため、ここではその説明を省略する。
【0093】先ず、リミックスされたオーディオ信号を
得るために、第1オーディオ信号及び第2オーディオ信
号を再生する(第100段階)。特に、図12に示され
たオーディオ再生装置1は、前述のような動作により第
1オーディオ信号を選択的に変調して、変調された第1
オーディオ信号を生成する。そして、生成された第1オ
ーディオ信号を信号合成器94へ出力する。このとき、
オーディオ再生器92は、第2記録媒体に記録された第
2オーディオ信号を通常の速度及び正方向で再生し、再
生された第2オーディオ信号を信号合成器94へ出力す
る。ここで、オーディオ再生器92は前述したアナログ
又はデジタル音楽再生装置になりうる。
【0094】つづいて、再生された第1オーディオ信号
及び再生された第2オーディオ信号を合成してリミキシ
ングされたオーディオ信号とする(第102段階)。こ
のため、具体的にはミキサーなどである信号合成器94
は、オーディオ再生装置90及びオーディオ再生器92
から各々出力された第1及び第2オーディオ信号を合成
し、合成した結果をリミキシングされたオーディオ信号
として出力端子OUT4を介して出力する。
【0095】図12に示す本発明のリミキシング装置2
は、ただ2つのオーディオ信号だけをミキシングする。
しかし、本発明によるリミキシング装置2はこの構成に
限定されるものではなく、多数のオーディオ信号をミキ
シングする構成とすることも可能である。このため、図
12に示すリミキシング装置2とは異なり、オーディオ
再生器92と同様のオーディオ再生器を多数設ける他リ
ミキシング装置とすることも可能である。
【0096】一方、2つの曲をミキシングするためのオ
ーディオ再生器92として、例えばCDプレーヤ76を
用い、当該CDプレイヤー76を図10に示したパーソ
ナルコンピュータ58に内蔵させた構成とすることも可
能である。この場合、パーソナルコンピュータ58に信
号合成器94を内蔵させる構成や、信号合成器94の働
きをCPU60に行わせる構成とすることも可能であ
る。さらに、リミキシングされたオーディオ信号を記憶
装置66に記憶させ、スピーカ70を通じて使用者に提
供させる構成とすることも可能である。
【0097】もし、リミキシングされたオーディオ信号
が記憶装置66に記憶される場合、記憶装置66はミキ
シングに関わる情報だけをファイルの形で貯蔵する。
【0098】ここで、ミキシングに関わる情報とは、例
えば、オーディオ再生部72が第1オーディオ信号をオ
ーディオファイル74から読み込むための情報、第1オ
ーディオ信号を変調するための情報、又はCDプレイヤ
ー76からの第1オーディオ信号及び第2オーディオ信
号のミキシングに関わる情報を意味する。
【0099】従って、実際にリミキシングされたオーデ
ィオ信号に該当する変調された曲についてのデータは貯
蔵されないため、記憶装置66の容量を低減でき、貯蔵
された小容量のファイルはウェブ(WEB)を通じて容
易に共有できる。
【0100】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるオーデ
ィオ変調機能を持つオーディオ再生装置及び方法、その
装置を適用したリミキシング装置及び方法は、1次元的
な軌跡から得た一つの変位値だけを用いてオーディオ信
号を変調及び再生していた従来のオーディオ再生装置と
は異なって、2次元的な軌跡から得た一つ以上の変位値
を用いてオーディオ信号の再生方向、再生速度及び再生
音圧など、多数個の再生因子のうち少なくとも一つ以上
にオーディオ信号を各種に変調して再生でき、回転円板
無しでもオーディオ信号を変調して制御できる。よっ
て、簡単な構造をもち、製作コストを節減でき、微細に
曲を変調でき、回転円板を使うばとしても判読用針の代
わりにマウスを使うので、判読用針の存在により生じう
る各種の問題を根本的に除去でき、デジタルオーディオ
信号をさらにLPレコードに復元せずにも変調させて再
生できるだけでなく、高解像度のデジタルオーディオ信
号のサンプリング比率を正確に合わせつつ、そのデジタ
ルオーディオ信号を変調して再生できるという効果をも
つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるオーディオ変調機能を持つオーデ
ィオ再生装置の一実施例のブロック図である。
【図2】(a)乃至(c)は、図1に示された再生制御
部に対する本発明による好ましい実施例を説明するため
の図である。
【図3】図1に示された軌跡検出部6のブロック図であ
る。
【図4】図3に示された接触部及び記録媒体についての
一態様図である。
【図5】記録媒体上に形成される凹凸パターンを説明す
る説明図である。
【図6】図3に示された接触部及び記録媒体の他の態様
図である。
【図7】再生制御信号の発生過程を説明するための2次
元な軌跡を説明した説明図である。
【図8】図1に示されたオーディオ再生部で行われるオ
ーディオ再生方法を説明するためのフローチャートであ
る。
【図9】本発明の一実施の形態におけるパーソナルコン
ピュータと再生制御部との接続状態を示す図である。
【図10】図9に示した、パーソナルコンピュータのブ
ロック図である。
【図11】図10に示されたオーディオ再生部の一態様
図である。
【図12】図1に示されたオーディオ再生装置を適用し
た本発明によるリミキシング装置のブロック図である。
【図13】図12に示された装置でのリミキシング方法
を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・オーディオ変調機能を持つオーディオ再生装置 2・・・リミキシング装置 6・・・軌跡検出部 8・・・再生制御信号生成部 10・・再生制御部 20・・オーディオ再生部 22・・アドレス発生部 24・・バッファ 26・・再生器 30,32・変換操作キー 40・・接触部 42・・記録媒体 44・・アナログ/デジタル変換部 46・・信号処理部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の第1記録媒体に記録された第1オ
    ーディオ信号を再生するオーディオ再生装置において、 外部の使用者により可変となる第1変位値及び第2変位
    値のうち少なくとも一つを分析して生成した再生制御信
    号を出力する再生制御部と、 前記再生制御部から出力された再生制御信号に基づい
    て、前記第1オーディオ信号を変調して再生するオーデ
    ィオ再生部とを備えることを特徴とするオーディオ変調
    機能を持つオーディオ再生装置。
  2. 【請求項2】 前記再生制御部は、 前記使用者により操作され、操作された結果から検出し
    た前記第1変位値及び前記第2変位値のうち少なくとも
    一つを持つ軌跡座標信号を出力する軌跡検出部と、 前記軌跡座標信号が持つ前記変位値を分析し、分析され
    た結果に応じた前記再生制御信号を生成して前記オーデ
    ィオ再生部へ出力する再生制御信号生成部とを備えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のオーディオ変調機能を
    持つオーディオ再生装置。
  3. 【請求項3】 前記オーディオ再生部は、 再生する前記第1オーディオ信号をバッファリングし、
    バッファリングされた前記第1オーディオ信号をアドレ
    スに応じて読み出すバッファと、 前記再生制御信号に基づいて決定した速度及び順序を指
    示するアドレスを生じるアドレス発生部と、 前記バッファから出力される前記第1オーディオ信号を
    再生する再生部とを備えることを特徴とする請求項1に
    記載のオーディオ変調機能を持つオーディオ再生装置。
  4. 【請求項4】 前記再生制御信号生成部は、所定のサン
    プリング時間における前記第1変位値の符号及び絶対値
    を検査し、検査された前記符号に応じた方向制御信号、
    及び、検査された前記絶対値に応じた速度制御信号を生
    成し、生成された前記方向制御信号及び前記速度制御信
    号を前記再生制御信号として前記オーディオ再生部へ出
    力し、 前記オーディオ再生部は、前記速度制御信号に応じた再
    生速度及び/又は前記方向制御信号に応じた再生方向
    で、前記第1オーディオ信号を再生することを特徴とす
    る請求項2に記載のオーディオ変調機能を持つオーディ
    オ再生装置。
  5. 【請求項5】 前記再生制御信号生成部は、所定のサン
    プリング時間における前記第2変位値の符号及び絶対値
    を検査し、 前記検査された第2の変位値の符号に基づいて、再生さ
    れる前記第1オーディオ信号の音圧を増やすか、あるい
    は減らすかについての情報を持つ第1音圧制御信号を前
    記第2変位値の検査された前記符号に応答して生成し、 前記検査された第2変位値の絶対値に基づいて、前記音
    圧の変調率についての情報を持つ第2音圧制御信号を生
    成し、生成された前記第1音圧制御信号及び前記第2音
    圧制御信号を前記再生制御信号として前記オーディオ再
    生部へ出力し、 前記オーディオ再生部は、前記第1音圧制御信号及び前
    記第2音圧制御信号に応じた音圧で前記第1オーディオ
    信号を再生することを特徴とする請求項2又は4に記載
    のオーディオ変調機能を持つオーディオ再生装置。
  6. 【請求項6】 前記軌跡検出部は、 使用者が上下左右に操作した軌跡を操作された結果とし
    て検出し、検出された軌跡の座標値から算出した前記第
    1変位値及び前記第2変位値を持つ前記軌跡座標信号を
    前記再生制御信号生成部へ出力するタッチパッドを備え
    ることを特徴とする請求項2に記載のオーディオ変調機
    能を持つオーディオ再生装置。
  7. 【請求項7】 前記軌跡検出部は、 使用者が上下左右に移動させた軌跡を操作された結果と
    して検出し、検出された軌跡の座標値から算出した前記
    第1変位値及び前記第2変位値を持つ前記軌跡座標信号
    を前記再生制御信号生成部へ出力する第1マウスを備え
    ることを特徴とする請求項2に記載のオーディオ変調機
    能を持つオーディオ再生装置。
  8. 【請求項8】 前記軌跡検出部は、 使用者により操作されて回転する回転円板と、 前記回転円板と接触して前記回転円板の回転速度及び回
    転方向をセンシングし、センシングされた結果から検出
    した第1変位値を持つ軌跡座標信号を前記再生制御信号
    生成部へ出力する第2マウスとを備えることを特徴とす
    る請求項2に記載のオーディオ変調機能を持つオーディ
    オ再生装置。
  9. 【請求項9】 前記軌跡検出部は、 使用者の操作により回転し、回転された結果をセンシン
    グし、センシングされた結果から検出した第1変位値を
    持つ前記軌跡座標信号を前記再生制御信号生成部へ出力
    するジョグシャトルダイヤルを備えることを特徴とする
    請求項2に記載のオーディオ変調機能を持つオーディオ
    再生装置。
  10. 【請求項10】 前記軌跡検出部は、 使用者の操作に応じた方向及び速度で動かされ、その螺
    旋状のサウンドグローブの表面上に所定数の凹凸を持つ
    記録媒体と、 前記サウンドグローブに接触して、前記記録媒体の移動
    により生じた前記方向性を持つアナログ信号を出力する
    接触部と、 前記アナログ信号をデジタル信号に変換して出力するア
    ナログ/デジタル変換部と、 前記デジタル信号を分析して決定した前記方向及び前記
    速度から検出した前記第1変位値を持つ前記軌跡座標信
    号を前記オーディオ再生部へ出力する信号処理部とを備
    えることを特徴とする請求項2に記載のオーディオ変調
    機能を持つオーディオ再生装置。
  11. 【請求項11】 前記記録媒体はLPレコードに該当
    し、前記接触部は前記断面に接触して生じた前記アナロ
    グ信号を前記アナログ/デジタル変換部へ出力する判読
    用針及びカートリッジを備えることを特徴とする請求項
    10に記載のオーディオ再生装置。
  12. 【請求項12】 前記記録媒体は光ディスクに該当し、
    前記接触部は、 前記光ディスクに光を照射する光照射部と、 前記光ディスクから反射される光をセンシングし、セン
    シングされた光量に応じた電圧レベルを持つアナログ信
    号を前記アナログ/デジタル変換部へ出力する光センシ
    ング部と備えることを特徴とする請求項10に記載のオ
    ーディオ再生装置。
  13. 【請求項13】 前記再生制御信号生成部は、 使用者の操作に応じて所定の変換係数の中の少なくとも
    一つの変換係数を選択し、選択された少なくとも一つの
    変換係数を出力する変換操作キーをさらに備え、 前記再生制御信号生成部は、前記変換操作キーから出力
    された少なくとも一つの変換係数を前記第1変位値及び
    前記第2変位値の少なくとも一つに乗算し、乗算された
    結果を前記再生制御信号として前記オーディオ再生部へ
    出力することを特徴とする請求項6乃至請求項12のい
    ずれか一項に記載のオーディオ変調機能を持つオーディ
    オ再生装置。
  14. 【請求項14】 (a)前記第1オーディオ信号を変調
    するか否かを判断する段階と、(b)前記第1オーディ
    オ信号を変調しない場合、前記第1オーディオ信号を変
    調せずに再生する段階と、(c)前記第1オーディオ信
    号を変調する場合、前記再生制御信号に応じて前記第1
    オーディオ信号を変調させて再生する段階とを備えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のオーディオ変調機能を
    持つオーディオ再生装置のオーディオ再生方法。
  15. 【請求項15】 前記(a)段階は、前記第1オーディ
    オ信号を変調するか否かを判断するために、前記再生制
    御信号が生じたか否かを判断し、 前記再生制御信号は使用者により可変となる前記第1変
    位値及び前記第2変位値のうち少なくとも一つを分析し
    た結果に基づいて求められることを特徴とする請求項1
    4に記載のオーディオ変調機能を持つオーディオ再生装
    置のオーディオ再生方法。
  16. 【請求項16】 前記オーディオ再生装置を適用したリ
    ミキシング装置において、 前記第1オーディオ信号を選択的に変調して再生する前
    記オーディオ再生装置と、 第2記録媒体に記録された第2オーディオ信号を再生す
    るオーディオ再生器と、 前記オーディオ再生装置から出力された第1オーディオ
    信号及び前記オーディオ再生器から出力された前記第2
    オーディオ信号を合成し、合成された結果をリミキシン
    グされたオーディオ信号として出力する信号合成器とを
    備えることを特徴とする請求項1に記載のオーディオ変
    調機能を持つオーディオ再生装置を適用したリミキシン
    グ装置。
  17. 【請求項17】 前記第1オーディオ信号及び前記第2
    オーディオ信号を再生する段階と、 再生された前記第1オーディオ信号及び前記第2オーデ
    ィオ信号を合成して前記リミキシングされたオーディオ
    信号を求める段階とを備えることを特徴とする請求項1
    6に記載のリミキシング装置で行われるリミキシング方
    法。
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