JP2002062436A - 導光板、面光源装置及び液晶表示装置 - Google Patents

導光板、面光源装置及び液晶表示装置

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JP2002062436A
JP2002062436A JP2000247580A JP2000247580A JP2002062436A JP 2002062436 A JP2002062436 A JP 2002062436A JP 2000247580 A JP2000247580 A JP 2000247580A JP 2000247580 A JP2000247580 A JP 2000247580A JP 2002062436 A JP2002062436 A JP 2002062436A
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    • G02B6/0001Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems
    • G02B6/0011Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems the light guides being planar or of plate-like form
    • G02B6/0033Means for improving the coupling-out of light from the light guide
    • G02B6/0035Means for improving the coupling-out of light from the light guide provided on the surface of the light guide or in the bulk of it
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロントライティングへの適用性を高めた2
回反射方向転換型の導光板、面光源装置及び液晶ディス
プレイ。 【解決手段】 導光板10の背面14には、背面14の
一般面とほぼ平行な底面を持つ台形形状のマイクロレフ
レクタ20が設けられる。マイクロレフレクタ20への
主たる入力光H10は入射端面12へ入射し(a)、マ
イクロレフレクタ20にやや下向きに内部入力される。
内部入力光は、主として、斜面22、23で相次いで内
部反射され(b、c)、出射面13へ向かう内部出力光
IOとなる。内部出力光IOは、出射面13から出射さ
れ(d)、光拡散シートDFを通り(e、f)、液晶表
示パネルなどに供給される。フロントライティングへの
適用時には、液晶表示パネルからの戻り光がマイクロレ
フレクタで屈曲され難くなるため、像のぼけが防止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、側方から供給さ
れた光の進行方向を内部で転換し、出射面から出射させ
る態様で使用される導光板、及びそのような導光板を用
いた面光源装置に関し、更に、そのような面光源装置を
液晶表示パネルのライティング、特に、フロントライテ
ィングに採用した液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】導光板の側端面から光を導入し、導光板
の2つのメジャー面(端面に比して大面積の面)の内の
一方を出射面として用いる型の面光源装置は、例えば液
晶表示装置のバックライティングやフロントライティン
グなどに広く使用されている。この種の面光源装置にお
ける基本的な性能は使用する導光板に左右されるところ
が大きい。
【0003】導光板の基本的な役割は、側端面から導光
板の内部に導入された光の進行方向(導光板の出射面に
ほぼ平行)を転換して出射面から出射させることにあ
る。良く知られているように、導光板に単純な透明板を
そのまま用いたのでは方向転換が殆ど行なわれず、十分
な輝度が得られない。そこで、出射面からの出射を促進
する手段が必要になる。
【0004】導光板の出射を促進する手段は、(1)導
光板(散乱導光板)内部の散乱パワー、(2)光拡散性
の出射面(一方のメジャー面)、(3)光拡散性の背
面、(4)屈折性の凹凸形状を有する出射面、(5)屈
折性の凹凸形状を有する背面のいずれか1つまたはそれ
らの組合せの手法に支えられている。
【0005】(1)の手法は高効率で均一な出射光が得
られ易い。しかし、出射面からの優先的な出射方向が正
面方向から大きく傾いている(通常、出射面に立てた法
線に対して60度〜75度程度の傾斜)。従って、正面
方向への方向修正を行なう素子(プリズムシート)が必
要になる。光拡散シートを使用しても、正面方向の光が
ある程度増加するが、広範囲に光拡散が生じてエネルギ
効率が低下する。
【0006】(2)、(3)の手法は、高効率で出射光
を得ることが難しい。また、(1)の手法と同じく、出
射面からの出射は斜めに強く起る。光拡散性を強める
と、広範囲散乱や光拡散要素(白色インキ等)による吸
収等の要因で効率が上昇しない。
【0007】(4)の手法は出射面からの光の脱出を容
易にするが、積極的な方向転換が施されるものとは言い
難い。従って、高効率で出射光を得ることが難しい。特
に、導光板の背面から出射面へ向かう光が生成されない
ことは有利でない。
【0008】(5)の手法は、導光板の背面から出射面
へ向かう光を積極的に生成するものであり、また、広範
囲散乱も生じない。従って、正面方向に近い方向へ向か
うような指向性を持った出射光を効率的に生成出来る可
能性がある。
【0009】更に、近年多用されるようになっているフ
ロントライト型の液晶表示装置に対する適用性に比較的
優れているという利点がある。しかし実際には、従来の
技術では出射面からの出射光の進行方向の制御が十分で
なかった。
【0010】図1(a)〜図1(c)は、上記(5)の
手法の適用例を説明する図である。同図において、符号
1はアクリル樹脂等の透明材料からなる導光板を表わし
ており、その一つの側端面が入射端面2を提供してい
る。一次光源Lは入射端面2の近傍に配置され、入射端
面2に光を供給する。導光板1の2つのメジャー面3、
4の内一方が出射面3とされる。他方の面(「背面」と
呼ぶ)には、斜面5a、5bを有する断面形状の凹部5
が多数設けられている。
【0011】一次光源Lから発せられた光は入射端面2
を通って導光板1内に導入される。導光板1内を伝播す
る光(光線G1 、G2 で代表)が凹部5に遭遇する
と、一方の斜面5aで内部反射され、出射面3に向けら
れる。θは内部入射角で、G1'、G2'は、光線G1
、G2 に対応する出射光である。このように、他方の
斜面5bに比して入射端面2(一次光源L)に近い斜面
5aは、方向転換のための内部反射斜面を提供する。こ
のような作用は、エッジライティング効果と呼ばれるこ
ともある。
【0012】凹部5は、ドット状あるいは線溝状に形成
される。また、図1(a)〜図1(c)に示したよう
に、凹部5の形成ピッチdや深さh、あるいは斜面の傾
斜φが入射端面2からの距離に応じて変えられている。
これにより、出射面3の輝度が入射端面2からの距離に
依存して変化することが防止される。
【0013】しかし、図1(a)〜図1(c)に示した
ような従来技術には次のような問題点がある。1.入射
端面2から見て、斜面5bの背後に光が届き難い領域が
存在する。従って、形成ピッチdを小さくしても、方向
変換効率が上昇せず、また、出射面3の輝度にむらが発
生し易い。
【0014】2.入射端面2に平行な面内に関しての方
向制御が十分でない。例えば、図1(a)において、光
線G1 、G2 の伝播方向が出射面3に平行ではあるが
入射端面2に垂直ではない場合、出射光G1'、G2'は
入射端面2から見て右方向あるいは左方向へ発散してし
まうであろう。入射端面2に垂直でない光成分は実際の
導光板中にはかなり存在する。従って、出射光を空間的
に望ましい角度乃至角度範囲(入射端面2に関して垂
直、平行両方向に関して)に指向させることは困難であ
る。
【0015】3.出射面3へ向かう光を生成するための
方向転換を1回反射(斜面5a)で行なっているため
に、背面4からの漏光が生じ易い。即ち、方向転換のた
めの反射時に全反射条件が破られ易い。例えば、光線G
1 、G2 をほぼ正面方向へ向けるためには、内部入射
角θは45度程度とされる。これは典型的な材料である
アクリル樹脂−空気の臨界角とほぼ同じである。従っ
て、やや下向きに伝播する光の相当部分は斜面5aから
漏れる。
【0016】そこで、本発明者は先に図2(b)に示し
たような突起形状を持つ多数のマイクロレフレクタを背
面に設けた導光板と、この面光源装置及び液晶表示装置
への適用を提案した(特願平11−38977号)。図
2(a)は、マイクロレフレクタの周辺を拡大描示し、
内部入力光の光路について説明する斜視図である。な
お、説明の便宜上、マイクロレフレクタのサイズは誇張
描示されている。
【0017】図2(a)に示したように、導光板100
の背面114には、その一般面から突出するようにマイ
クロレフレクタ120が形成されている。ここに例示さ
れたマイクロレフレクタ120は、6個の面121、1
22、123、124、127、128を持つブロック
形状を有している。
【0018】面121、122は、方向転換のための光
入力を円滑に行なうための案内部を提供する斜面であ
る。面121、122は嶺126で出会っている。一
方、面123、124は、方向転換のための2回反射を
行ない、内部出力光を生成する斜面である。面123、
124は嶺125で出会っている。面127、128
は、マイクロレフレクタ120の幅を制限する側壁であ
る。マイクロレフレクタ120の配向方向は、嶺125
の延在方向で代表される。マイクロレフレクタ120の
配向方向は、光の主たる入力方向(到来方向)に整列さ
れ、それにより、マイクロレフレクタへの入力光がほぼ
最大化され、従って、方向転換効率もほぼ最大化され
る。
【0019】図2(a)において、入力光は、入射端面
112にほぼ垂直な光線H1、H2で代表されている。
但し、マイクロレフレクタ120へ実際に入力されるの
は、背面114の一般面に正確に平行な光ではなく、や
や下向きに進行する光である。背面114の一般面に正
確に平行な光や、出射面113に接近する光はマイクロ
レフレクタ120へ入力されずに奥へ進む。即ち、凹部
(図1参照)と異なり、マイクロレフレクタ120は光
進行を妨げず、光が届き難い領域を作らない。
【0020】光線H1、H2の立場で見ると、斜面12
3、124は谷を形成している。嶺125が谷底に対応
する。この谷は、徐々に狭く、且つ、浅くなっている。
従って、この谷に進入した光H1、H2はほぼ必ず一方
の斜面123または124で先ず内部反射され、次いで
他方の斜面124または123で再度内部反射される。
【0021】その結果、光の進行方向が2度に亙って転
換され、出射面113へ向かう内部出力光J1、J2が
生成される。内部出力光J1、J2の進行方向は、斜面
123、124の方位(空間的な方位)を調整すること
で、相当範囲で制御出来る。すべてのマイクロレフレク
タについて、光の主たる到来方向からの入力光H1、H
2から生成される内部出力光J1、J2が出射面113
に立てた法線方向にほぼ一致するように斜面123、1
24の方位を調整すれば、出射面113全体から、ほぼ
正面方向へ向かう平行光束に近い出射光が得られる。
【0022】しかし、このように改良された導光板、あ
るいはそれを適用した面光源装置にも解決が望まれる問
題点が残されている。それは、フロントライト型の液晶
表示装置に適用した場合に、表示のコントラストと解像
性に不満足な点があるということである。図3を参照し
てこれを説明する。
【0023】周知のように、フロントライティングの配
置においては、面光源装置の導光板の出射面を通して液
晶表示パネルへ供給された光は、表示情報に応じた強度
分布をもって導光板に戻って来る。戻り光は導光板の背
面から出射するが、一部はマイクロレフレクタにほぼ正
面方向から入射する。これを図3にR1、R2で示し
た。
【0024】ここで、マイクロレフレクタ120は図2
(b)に示した形状を有しているため、マイクロレフレ
クタ120への戻り光R1、R2の内部入射位置は、殆
どいずれかの斜面(図3では斜面121、122への入
射を例示)上に来る。その結果、S1、S2で例示した
ように戻り光R1、R2の屈曲出射が起こる。このよう
に屈曲出射された光は、当然、表示コントラストを低下
させ、また、表示情報の鮮明さの低下(表示像のぼけ)
を招く。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、上記従来技術の問題点を解決することにある。即
ち、本発明の1つの目的は、側端面(入射端面)から導
入された光を出射面から出射させるための導光板を改良
し、光の届き難い領域が出来ず、出射方向の制御が容易
で、フロントライティングへの適用性を向上させること
にある。
【0026】また、本発明のもう1つの目的は、そのよ
うな改良された導光板を採用することにより、プリズム
シートのような方向修正素子を使用しなくとも、入射端
面に垂直及び平行な平面内に関して出射方向が制御され
た照明光を効率的に生成することが出来る面光源装置を
提供することにある。
【0027】本発明の更にもう1つの目的は、上記面光
源装置を液晶表示装置のためのバックライティングある
いはフロントライティングに適用し、希望する方向から
観察し易い液晶表示装置を提供することにある。また、
特にフロントライティングに適用するに際して、表示像
のコントラストと鮮明さの劣化を防止することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明は、台地形状のマ
イクロレフレクタを導光板の背面に多数設け、台地形状
の頂面に隣接した斜面対による2回の内部反射によって
方向転換を行なうという基本的な考え方を採用すること
によって、上記技術課題を解決する。
【0029】先ず本発明は、出射面及び背面を提供する
2つのメジャー面と、光導入のための側端面とを備えた
導光板を改良する。本発明に従った導光板の背面には、
光進行方向転換のために多数のマイクロレフレクタが形
成されている。そして、各マイクロレフレクタは、背面
が延在する一般面から台地状に突出した突起を形成し、
その内部に平坦な底面と、同底面に隣接する谷を提供す
る。
【0030】マイクロレフレクタの底面は、背面が延在
する一般面とほぼ平行に延在しており、谷は、第1の斜
面及び第2の斜面を含み、且つ、底面から離れるに従っ
て幅が狭く、且つ、浅くなる傾向を持つように形成され
ている。
【0031】これにより、谷に到来した内部入力光が第
1の斜面及び第2の斜面の内の一方で内部反射され、次
いで、他方の斜面で内部反射され、導光板の出射面に向
かう内部出力光が生成される。谷の谷底の延在方向は、
背面上の位置に応じて変化する分布を有していても良
い。
【0032】次に、本発明は、少なくとも1つの一次光
源と、出射面と背面を提供する2つのメジャー面、並び
に前記一次光源からの光導入のための側端面を備えた導
光板を含む面光源装置を改良する。
【0033】本発明に従った面光源装置においては、導
光板の背面は光進行方向転換のために多数のマイクロレ
フレクタを備え、各マイクロレフレクタは、前記背面が
延在する一般面から台地状に突出した突起を形成し、各
マイクロレフレクタは、内部に平坦な底面と、前記底面
に隣接する谷を提供する。
【0034】そして、各マイクロレフレクタの底面は、
導光板背面が延在する一般面とほぼ平行に延在する。ま
た、マイクロレフレクタの谷は、第1の斜面及び第2の
斜面を含み、且つ、底面から離れるに従って幅が狭く、
且つ、浅くなる傾向を持つように形成されている。これ
により、マイクロレフレクタの谷に到来した内部入力光
は第1の斜面及び第2の斜面の内の一方で内部反射さ
れ、次いで、他方の斜面で内部反射され、導光板の出射
面に向かう内部出力光が生成される。谷の谷底の延在方
向は、背面上の位置に応じて変化する分布を有していて
も良い。
【0035】導光板への光導入は互いに異なる複数の方
向からなされても良い。この場合、多数のマイクロレフ
レクタを、それら複数の方向からなされる光導入に対応
してグループ分けし、各グループに属するマイクロレフ
レクタが、そのグループ分けに対応した分担で内部出力
光の生成を行なうように配向されていることが好まし
い。
【0036】このような改良された面光源装置は、液晶
パネルを照明する面光源装置に適用することが出来る。
特に、液晶パネルを前面から照明する面光源装置を備え
たフロントライト型の液晶表示装置に適用した場合に
は、液晶表示パネルからの戻り光(図3及び関連説明参
照)の屈曲出射を低減させることが出来るため、表示コ
ントラストや表示像の鮮明さを損ねないという利点が得
られる。
【0037】
【発明の実施の形態】(1)第1実施形態 図4(a)、(b)に本発明の第1実施形態の概略配置
を示した。図4(a)は導光板を背面側から見た平面図
で、図4(b)は図4(a)において左方から見た側面
図である。
【0038】図4(a)、図(b)を参照すると、アク
リル樹脂、ポリカーボネイト(PC)、シクロオレフィ
ン系樹脂等の透明材料からなる導光板10の1つの側端
面が、入射端面12を提供している。棒状の一次光源
(冷陰極管)L1が入射端面12に沿って配置され、入
射端面12に光を供給する。導光板10の2つのメジャ
ー面13、14の内一方が出射面13とされる。他方の
面(背面)14には、多数のマイクロレフレクタ20が
設けられている。
【0039】出射面13の外側には周知の液晶パネルP
Lが配置され、バックライト型の液晶表示装置が構成さ
れている。なお、寸法表示はあくまで例示で、単位はm
mである。
【0040】一次光源L1から発せられた光は、入射端
面12を通って導光板10内に導入される。導光板1内
を伝播する光がマイクロレフレクタ20内に入り込む
と、マイクロレフレクタ20内で主として2回反射が起
こり、出射面13に向かう光が生成される。マイクロレ
フレクタ20は方向転換手段であるから、「マイクロレ
フレクタ20への入力光が出射面13に向かう内部出力
光に変換される」と言うことが出来る。個々のマイクロ
レフレクタ20の形状及び作用の詳細は後述する。
【0041】図5(a)、図5(b)は、本実施形態に
おけるマイクロレフレクタ20の配列を説明する図で、
図3(a)には図2(a)の円A付近の配列を抽出描示
し、図3(b)には図2(a)の円B付近の配列を抽出
描示した。本例では、マイクロレフレクタ20の幅方向
及び奥行き方向の形成ピッチp、qが、円A付近ではp
1=q1=220μmとなっているのに対し、円B付近
ではp2=q2=130μmとなっている。
【0042】ピッチp、qの数値はあくまで例示である
が、マイクロレフレクタ20の形成密度は、入射端面1
2に比較的近いエリアでは比較的小さく、入射端面12
から比較的遠いエリアでは比較的大きく設定されてい
る。図示は省略したが、背面14の全体としては、入射
端面12からの距離に応じて形成ピッチが徐々に縮小し
ている。換言すれば、入射端面12からの距離に応じて
形成密度(被覆率)が徐々に増大している。具体的な数
値は設計的に定められるが、例えば入射端面12に近い
エリアAで約10%、遠いエリアBでは約30%とされ
る。このように被覆率に高低をつけることにより、出射
面13全体に亙り輝度が均一化される。なお、被覆率の
定義は、下記の通りである。 被覆率=S/(p×q) ここで、Sはマイクロレフレクタを背面14の一般面で
切った断面積、p、qは幅方向、奥行き方向の形成ピッ
チである。なお、「背面14の一般面」とは、マイクロ
レフレクタが除去されたと仮定した時に背面14が乗っ
ている平面のことである。
【0043】個々のマイクロレフレクタ20はほぼひし
形の断面を持つ台地形状の突起を形成している。輪郭
(ひし形)のサイズは、目視した時に個別認識困難な程
度とされている。また、個々のマイクロレフレクタ20
のサイズは形成ピッチの下限に対応するので、この観点
からも、小サイズであることが好ましい。何故ならば、
形成ピッチが大きいと、明暗模様として観察され易くな
るからである。サイズの一例は、図5中、r=約80μ
m、s=約120μmである。
【0044】ここで注意すべきことは、方向転換の機会
を均等化するために、光の主たる到来方向(本例では入
射端面12とほぼ垂直)に沿ってマイクロレフレクタ2
0が整列することは避けられていることである。即ち、
マイクロレフレクタ20の配列は正確な2次元マトリッ
クスからはずれていることが好ましい。このような配列
態様は、マイクロレフレクタ配列をできるだけ目だたな
くする上でも有利である。
【0045】次に、マイクロレフレクタ20の方向転換
作用について図6〜図8を参照して説明する。この説明
は、他の実施形態で採用されている導光板のマイクロレ
フレクタにも適用される。図6は、導光板10内へ導入
され、マイクロレフレクタ20を経て出射面13から出
射される代表的な経路を示したものである。なお、説明
の便宜上、マイクロレフレクタ20のサイズは誇張描示
されている。また、直交座標O−xyzを、xz平面が
入射端面12にほぼ平行、xy平面が出射面13にほぼ
平行となるように設定する。
【0046】更に、ここでは、図4の配置に対して、導
光板10の出射面13に沿って光拡散シートDFが付加
配置され、背面14に沿って正反射性の、あるいは、乱
反射性を有する反射シートRFが付加配置されている。
液晶表示パネルPLの図示は省略した。図7(a)、図
7(b)、図7(c)は、図6の配置において、マイク
ロレフレクタ20の方向転換の様子を3つの方向(順に
+z軸方向、+x軸方向、+y軸方向)から描いた図で
ある。
【0047】これらの図から判るように、マイクロレフ
レクタ20は、導光板10の背面14の一般面から突出
するように形成されている。各マイクロレフレクタ20
は、5個の面21〜25を持つ台地形状を有している。
入力光の方向転換は主として面22、23によって達成
される。そのために、面22、23は、xy平面、yz
平面、zx平面のいずれに対しても傾斜し、マイクロレ
フレクタ20の内部に谷を形成している。符号26aで
示した位置から符号26bで示した位置まで延びる谷底
(外側から見れば嶺)26は、斜面22、23が出会っ
て形成する交線に相当している。
【0048】本発明の特徴に従い、斜面22、23を含
む谷に隣接して、平坦な面21が設けられている。面2
1は、谷に隣接する「底面」を形成し、面22、23へ
の光入力を幅広く受け入れて方向転換を促すように斜面
22、23の手前(光入力側)に設けられている。ま
た、後述するように、フロントライト型のライティング
への適用性を高めるために、底面21は背面14の乗る
一般面に平行に延在している。従って、同一般面と底面
21との間の距離が台地形状のマイクロレフレクタ20
の「高さ」となる。各マイクロレフレクタ20の高さ
は、例えば10μm〜30μm程度の範囲にある。
【0049】また、マイクロレフレクタ20全体を同一
般面に射影した面積をS20、底面21を同一般面に射影
した面積をS21とした時、レシオS21/S20は自由に調
整出来る。このレシオS21/S20を十分大きくとること
で、斜面22、23への入射ルートを広く確保するとと
もに、フロントライティングへの適用性(弟6実施形態
を参照)を高めることが出来る。
【0050】その意味で、レシオS21/S20は、0.3
以上であることが好ましい。特に、0.4〜0.6は実
際的な範囲の一例である。但し、S21/S20を1.0に
近付け過ぎると、全体サイズが過大となり、視認され易
くなること、分布密度(個数密度)を高くし難くなるこ
とに注意すべきである。
【0051】ここでもう1つ重要なことは、谷底26は
底面21側の始端26aから終端26bに向かって背面
14の一般面に近付いていることである。換言すれば、
斜面22、23を含む谷は、底面21から遠ざかるに従
って次第に狭く、且つ、浅くなっている。
【0052】底面21に隣接する面24、25は、台地
形状の「崖」に相当する部分で、ほぼ垂直に切り立って
いることが好ましい。これは、フロントライト型の液晶
表示装置に適用時に戻り光が面24、25へ入射するこ
とを抑えるためである。
【0053】マイクロレフレクタ20の配向方向は、谷
底26の延在方向で代表され得る。ここでは、向きを考
慮して、図7(a)に示したように、面21側の始端2
6aから終端26bに向かうベクトルでマイクロレフレ
クタ20の配向を代表させる。
【0054】マイクロレフレクタ20の配向方向(ベク
トル26a→26b)は、光の主たる入力方向(到来方
向)に整列されることが好ましい。これにより、マイク
ロレフレクタ20への入力がほぼ最大化され、それに応
じて方向転換効率もほぼ最大化される。
【0055】図6、図7において、光の主たる到来方向
からの入力光は光線H10で代表されている。一次光源
L1(図4参照)を採用した配置では、光線H10は入
射端面12にほぼ垂直である。但し、マイクロレフレク
タ20へ実際に入力されるのは、背面14の一般面(x
y平面)に正確に平行な光ではなく、やや下向きに進行
する光(背面14に接近する光)である。背面14の一
般面に正確に平行な光や、出射面13に接近する光はマ
イクロレフレクタ20へ入力されずに奥へ進む。即ち、
凹部(図1参照)と異なり、マイクロレフレクタ20は
光進行を妨げず、光が届き難い領域を作らない。
【0056】斜面22、23を含む谷は、底面21から
離れるに従って狭く、且つ、浅くなっているから、この
谷に進入した光H10は一方の斜面22または23で先
ず内部反射され、次いで他方の斜面23または22で再
度内部反射される。その結果、光の進行方向が2度に亙
って3次元的に転換され、出射面13へ向かう内部出力
光IOが生成される。
【0057】内部出力光IOの進行方向は、斜面22、
23の方位(空間的な方位)を調整することで、相当範
囲で制御出来る。すべてのマイクロレフレクタについ
て、光の到来方向からの入力光H10から生成される内
部出力光IOが出射面13に立てた法線方向にほぼ一致
するように斜面22、23の方位を調整すれば、出射面
13全体から、ほぼ正面方向へ向かう出力光J10が得
られる。
【0058】また、斜面22、23の方位と配向(谷底
26の延在方向)を調整することで、出射面13から離
れた一点を目指すような収束性の出力光束も生成可能で
ある。斜面22の方位と斜面23の方位は、必ずしも谷
底26に関して対称でなくとも良い。この非対称性によ
り、出力光束の方位制御性は拡張される。
【0059】このようなマイクロレフレクタ20による
方向転換は3次元的に行なわれるので、入射端面12に
平行なzx平面内、垂直なyz平面内いずれに関しても
方向制御が可能である。そして、2回反射で方向転換を
行なうために、1回当りの方向転換角度は一般に小さく
て済む。従って、斜面22、23への入射角度は一般に
臨界角より十分大きく、漏光は生じ難い。図6、図7
(a)〜(c)中に示した光線H10の経路の概略をま
とめれば、次のようになる。先ず、入射端面12の入射
点aから導光板10内へ導入された光線H10は1つの
マイクロレフレクタ20に接近する。ここで光線H10
の立場で見ると、マイクロレフレクタ20の底面21
は、斜面22、23の手前で広い間口で入射を受け入れ
るエントランスに見える。マイクロレフレクタ20内へ
進入した光線H10は、斜面22、23のいずれか一方
22(または23)に対してかなり大きな入射角で入射
し、殆どが全反射される(点b)。次いで、他方の斜面
23(または22)で同様に内部反射(全反射)され
(点c)、内部出力IOとなる。
【0060】内部出力光IOは、出射面13から出力さ
れて出力光J10となる(点d)。本例では出力光J1
0は、更に、光拡散シートDFに入射し(点e)、そこ
から出射し(点f)、例えば液晶表示パネルPL(図4
参照)へ供給される。光拡散シートDFは弱い光拡散に
よって、マイクロレフレクタ20が有る位置と無い位置
の差に対応した微細な明暗ムラを防止するために、必要
に応じて設けられる。
【0061】上述した通り、内部出力光IOあるいは出
力光J10の進行方向は、斜面22、23の方位を調整
することで、相当の範囲で制御出来る。
【0062】なお、マイクロレフレクタ20への入力光
には底面21で内部反射される成分も含まれる。このよ
うな光の多くは、やはり斜面22、23による2回反射
を経て内部出力光に変換される。その進行方向は、底面
21による反射を経由しない内部出力光IOとは若干異
なる。その結果、それに対応する出力光の進行方向は主
たる出力光J10の進行方向(本例ではほぼ正面方向)
の周辺に分布する。
【0063】また、マイクロレフレクタ20を含めて背
面14からはいくらかの漏光がある。反射部材RFはこ
の漏光を導光板10へ戻す機能を持つ。このように反射
部材RFを経由した光が出射面13から脱出する時の位
置は非常に多様であり、マイクロレフレクタ20の位置
との対応も殆どなくなっていると考えられる。
【0064】従って、全体の出力光に主力の出力光J1
0以外にこれらの光が含まれることは、マイクロレフレ
クタ20が有る位置と無い位置の差に対応した微細な明
暗ムラを防止する上でむしろ有利なことである。
【0065】(2)第2実施形態 第2実施形態の概略配置は、図4(a)、(b)に示し
た第1実施形態の概略配置と類似しているが、採用され
る導光板が第1実施形態とは異なる。本実施形態では、
導光板10に代えて、図8に示した導光板30が採用さ
れる。導光板30は、アクリル樹脂、ポリカーボネイト
(PC)、シクロオレフィン系樹脂等の透明材料からな
り、その1つの側端面が入射端面32を提供している。
【0066】棒状の一次光源(冷陰極管)L2が入射端
面32に沿って配置され、入射端面32に光を供給す
る。ここで注意すべきことは、冷陰極管L2の発光部の
長さが入射端面32の長さよりやや短いことである。両
端は電極部EL1、EL2であり、発光しない。このよ
うな設計は、両端の電極部EL1、EL2が突出するこ
とを避けるためにしばしば採用される。
【0067】背面34には多数のマイクロレフレクタ2
0が設けられている。各マイクロレフレクタ20の形状
及びサイズは、導光板10のものと同じで良い。なお、
この点は、第3実施形態〜第6実施形態でも同様であ
る。多数のマイクロレフレクタ20の配列と配向につい
ては、次のような特徴がある。
【0068】1.被覆率は入射端面32からの距離に応
じて増大する傾向を持つ。これにより、入射端面32か
らの距離に依存した輝度変化が出射面に現れることが防
止される。
【0069】2.電極部EL1、EL2に近いコーナエ
リアC、Dでは、特に、高密度でマイクロレフレクタ2
0が配列されている。この配列は、下記4の配向と共
に、コーナエリアC、Dに対応する暗部が出射面上に現
われるのを防止する。
【0070】3.背面34の大部分において、マイクロ
レフレクタ20の配向は入射端面32にほぼ垂直に、奥
行き方向に整列している。即ち、各マイクロレフレクタ
20の底面21は、斜面22、23を含む谷よりも入射
端面32に近い位置にある。
【0071】4.コーナエリアC、Dでは、マイクロレ
フレクタ20の配向は入射端面32に対して斜めに傾
き、底面21が冷陰極管L2の発光部に向けられてい
る。これは、光の到来方向とマイクロレフレクタ20の
配向を対応させ、方向転換効率を高める。5.コーナエ
リアC、Dを除く両側部35、36では、マイクロレフ
レクタ20の配向は入射端面32に対して小角度傾き、
底面21が冷陰極管L2の発光部に向けられている。こ
れは、上記4と同様、光の到来方向とマイクロレフレク
タ20の配向を対応させ、方向転換効率を高める。
【0072】6.多数のマイクロレフレクタ20が直線
状に並ぶような秩序を持っていない。これにより、マイ
クロレフレクタ20がより目立たなくされる。また、液
晶ディスプレイに組み込んだ場合、マトリックス状の電
極配列との重なり関係によるモアレ縞発生が防止され
る。
【0073】(3)第3実施形態 第3実施形態の概略配置は、第1、第2実施形態の概略
配置と類似しているが、採用される導光板がそれらとは
異なる。本実施形態では、図9に示した導光板40が採
用される。導光板40は、アクリル樹脂、ポリカーボネ
イト(PC)、シクロオレフィン系樹脂等の透明材料か
らなり、2つの側端面が入射端面42a、42bを提供
している。
【0074】棒状の一次光源(冷陰極管)L3、L4が
入射端面42a、42bに沿って配置され、それぞれ入
射端面42a、42bに光を供給する。
【0075】背面44には多数のマイクロレフレクタ2
0が設けられている。その配列と配向は、次のような特
徴を有している。1.マイクロレフレクタの被覆率と配
向は次のように設計される。先ず一方の一次光源L3か
らの光供給のみを仮定して、出射面全体における輝度が
均一となるように被覆率と配向の分布(分布1と呼ぶ)
を設計する。次に、他方の一次光源L4からの光供給の
みを仮定して、出射面全体における輝度が均一となるよ
うに被覆率と配向の分布(分布2と呼ぶ)を設計する。
これら分布1と分布2を重ね合わせて本実施形態におけ
る被覆率及び配向の分布(分布1+分布2)とする。
【0076】分布1に対応するマイクロレフレクタ20
は第1のグループを形成し、分布2に対応するマイクロ
レフレクタ20は第2のグループを形成する。各グルー
プを構成するマイクロレフレクタ20はほぼ同数、ほぼ
同形状、ほぼ同サイズであることが好ましい。
【0077】グループ1による被覆率は、入射端面42
aからの距離に応じて増大する一方、第2のグループに
よるよる被覆率は入射端面42bからの距離に応じて増
大する傾向を持つ。従って、全体としては分布1、分布
2の勾配が相殺し合う傾向を持つ。図示された例では、
ほぼ均一な被覆率のケースが描かれている。
【0078】マイクロレフレクタ20の配向は、入射端
面42にほぼ垂直に整列している。但し、向きについて
は、グループ1のマイクロレフレクタ20については底
面21が入射端面42aに向けられ、グループ2のマイ
クロレフレクタ20については底面21が入射端面42
bに向けられている。
【0079】なお、このような光の導入方向に応じたグ
ループ分けの手法は、光の導入方向が3方向以上であっ
ても適用可能である。例えば、導光板への光供給が4つ
の端面を使って4方向から行なわれる場合、光入力方向
は4つあると考え、4つのグループに分けてマイクロレ
フレクタの被覆律分布と配向分布を設計すれば良い。全
体の被覆律分布と配向分布分布は、上記2グループの例
で説明したように、各グループに属するマイクロレフレ
クタの被覆律分布と配向分布の重ね合わせとすれば良
い。
【0080】2.第2実施形態と同様、多数のマイクロ
レフレクタ20が直線状に並ぶような秩序を持っていな
い。これにより、マイクロレフレクタ20がより目立た
なくされる。また、液晶ディスプレイに組み込んだ場
合、マトリックス状の電極配列との重なり関係によるモ
アレ縞発生が防止される。
【0081】(4)第4実施形態 第4実施形態の概略配置は、第1、第2、第3実施形態
の概略配置と類似しているが、採用される導光板と一次
光源がそれらとは異なる。本実施形態では、図10に示
した導光板50と一次光源L5が採用される。導光板5
0は、アクリル樹脂、ポリカーボネイト(PC)、シク
ロオレフィン系樹脂等の透明材料からなり、1つの側端
面52の中央部に形成された凹部52aが入射端面を提
供している。
【0082】一次光源L5は、例えば1個または複数の
LED(発光ダイオード)を用いた点状光源である。こ
こで、「点状光源」とは、入射端面52の拡がりに比べ
てはるかに小さな発光面積しか持っていない光源のこと
である。一次光源L5は、凹部52aを通して導光板へ
の光供給を行なうように配置される。背面54には多数
のマイクロレフレクタ20が設けられている。その配列
と配向は、次のような特徴を有している。
【0083】1.被覆率は凹部52aからの距離に応じ
て増大する傾向を持つ。これにより、凹部52a(点状
光源L5)からの距離に依存した輝度変化が出射面に現
れることが防止される。 2.背面54の全体に亙って、マイクロレフレクタ20
の配向は、凹部52a(点状光源の発光位置)から放射
状に定められている。各マイクロレフレクタ20の底面
21は、ほぼ凹部52aに向けられている。
【0084】3.点状光源L5の放射特性に正面方向へ
の指向性がある場合、側端面52の周辺で、マイクロレ
フレクタ20の被覆率が高められても良い。特に、コー
ナエリアE、Fについては被覆率が高められることが好
ましい。
【0085】4.多数のマイクロレフレクタ20が直線
状に並ぶような秩序を持っていない。これにより、マイ
クロレフレクタ20がより目立たなくされる。また、液
晶ディスプレイに組み込んだ場合、マトリックス状の電
極配列との重なり関係によるモアレ縞発生が防止され
る。
【0086】(5)第5実施形態 第5実施形態の概略配置は、上述の諸実施形態、特に第
4実施形態の概略配置と類似しているが、採用される導
光板と一次光源がそれらとは異なる。本実施形態では、
図11に示した導光板60と2個の一次光源L6、L7
が採用される。導光板60は、アクリル樹脂、ポリカー
ボネイト(PC)、シクロオレフィン系樹脂等の透明材
料からなり、1つの側端面62の2個所に形成された凹
部62a、62bが入射端面を提供している。
【0087】一次光源L6、L7は、第4実施形態で用
いたと同様の点状光源で、それぞれ凹部62a、62b
を通して導光板に光供給を行なうように配置される。背
面64には多数のマイクロレフレクタ20が設けられて
いる。その配列と配向は、次のような特徴を有してい
る。
【0088】1.被覆率と配向は凹部62a、62bと
の位置関係を考慮して、輝度変化が出射面に現れないよ
うに設計される。
【0089】先ず一方の一次光源L6からの光供給のみ
を仮定して、出射面全体における輝度が均一となるよう
に被覆率と配向の分布(分布3と呼ぶ)を設計する。こ
の分布3に従うマイクロレフレクタ群が1つのグループ
(グループ3と呼ぶ)を形成する。
【0090】次に、他方の一次光源L7からの光供給の
みを仮定して、出射面全体における輝度が均一となるよ
うに被覆率と配向の分布(分布4と呼ぶ)を設計する。
この分布4に従うマイクロレフレクタ群がもう1つのグ
ループ(グループ4と呼ぶ)を形成する。これら分布3
と分布4を重ね合わせて本実施形態における被覆率及び
配向の分布(グループ3が従う分布3+グループ4が従
う分布4)とする。
【0091】分布3による被覆率は一次光源L6からの
距離に応じて増大する一方、分布4による被覆率は一次
光源L7からの距離に応じて増大する傾向を持つ。従っ
て、全体としては分布3、分布4の勾配は相殺し合う傾
向を持つ。図示された例では、ほぼ均一な被覆率のケー
スが描かれている。
【0092】マイクロレフレクタ20の配向は、グルー
プ3については分布3に従って凹部62aから放射状に
定められ、グループ4については分布4に従って凹部6
2bから放射状に定められている。前者(グループ3)
の各マイクロレフレクタ20の底面21は凹部62a側
にあり、後者(グループ3)の各マイクロレフレクタ2
0の底面21は凹部62b側にある。
【0093】このように、1つの端面の複数の個所から
光供給がなされ、それによってマイクロレフレクタへの
主たる光導入方向が複数存在する場合にも、弟3実施形
態で述べたと同様のグループ分けが可能である。なお、
本実施形態では1つの端面の2個所から光供給が行なわ
れる例を示したが、3個所以上からの光供給が行なわれ
る場合であれば、それに応じてグループ数を増やして、
グループ毎に被覆率分布と配向分布を設計すれば良い。
【0094】2.多数のマイクロレフレクタ20が直線
状に並ぶような秩序を持っていない。これにより、マイ
クロレフレクタ20がより目立たなくされる。また、液
晶ディスプレイに組み込んだ場合、マトリックス状の電
極配列との重なり関係によるモアレ縞発生が防止され
る。
【0095】(6)第6実施形態 本発明の面光源装置は、図12に示したように、フロン
トライト型の液晶ディスプレイのフロントライティング
にも適用可能である。これを第6実施形態とする。
【0096】フロントライティングに用いられる面光源
装置の導光板70は、液晶パネルの前面(観察面側)に
配置される。液晶パネルは、散乱フィルム(光拡散シー
ト)101、偏光板102、第1のガラス基板103、
カラーフィルタ104、液晶セル105、鏡面反射電極
106、第2のガラス基板107から構成されている。
カラーフィルタ104は3原色領域R、G、Bを有して
いる。このような液晶パネルの構造及び動作原理は周知
であるから詳しい説明は省略する。
【0097】導光板70及び一次光源(図示省略)は、
第1実施形態〜第5実施形態のいずれに従っても良い。
【0098】フロントライティングに用いられる導光板
70は、出射面73が液晶パネルに正対するように配置
される。符号H、J、Kで示したように、導光板70内
を伝播する光Hがマイクロレフレクタ20に入力される
と、前述した2回内部反射により内部出力光Jに変換さ
れる。内部出力光Jは、出射面73からほぼ垂直に出射
され、液晶パネルに入射する。
【0099】内部出力光Jは、散乱フィルム(光拡散シ
ート)101、偏光板102、第1のガラス基板10
3、カラーフィルタ104、液晶セル105を経て鏡面
反射電極106で反射される。反射された光は、再度液
晶セル105、カラーフィルタ104、ガラス基板10
3を経て偏光板102に至る。偏光板102の透過/遮
断は、対応画素の鏡面反射電極106のON/OFF
(偏光状態)に依存して決まる。鏡面反射電極106が
偏光板102の透過を許容すれば、散乱フィルム(光拡
散シート)101、導光板70を経て背面74より表示
光Kとして出射される。
【0100】ここで重要なことは、背面74でマイクロ
レフレクタ20に遭遇した光についても、その多くは平
坦な底面21からほぼ正面方向に出射されることであ
る。図13はこの様子を表わしている。マイクロレフレ
クタ20は図7(a)〜(c)及び本図13に示したよ
うに台形形状を有しているため、液晶表示パネルから導
光板70内へ戻り、マイクロレフレクタ20に遭遇した
戻り光R10、R20の内部入射位置は、高い確率で底
面21上に来る。底面21は背面74の一般面とほぼ平
行であるから、そこからの出射は背面74のマイクロレ
フレクタ20の無い部分からの出射と等価的に起る。
【0101】液晶表示パネルへの光供給は通常ほぼ正面
方向に行なわれるから、戻り光R10、R20は底面2
1にほぼ垂直に入射し、屈曲なしでほぼ正面方向への出
射光S10、S20となる。これにより、表示コントラ
ストの低下と表示情報の鮮明さの低下(表示像のぼけ)
が防止される(図3及び関連説明と比較参照のこと)。
【0102】以上説明した諸実施形態、特に第6実施形
態で用いられる導光板の出射面は反射防止層で被覆され
ることが好ましい。図14は、反射防止層を導光板の出
射面に設けた場合の断面を表わしている。反射防止層A
Rは例えばMgF2 (屈折率:1.38)からなり、
厚さtは例えば99.6μmである。導光板はポリカボ
ネート(PC)製(屈折率:1.58)である。
【0103】出射面に内部入射した光は、PC−MgF
2 界面及びMgF2 −空気界面で一部は反射し、一部
は透過する。周知のように、反射防止層ARの厚さ、屈
折率、波長、入射角度の相互関係を、透過光Tが干渉で
強め合い、反射光Rが干渉で弱め合うように設定されれ
ば、反射防止層として機能する。
【0104】図15には、垂直入射光について、上記諸
条件における反射率(100%−出射率)を、反射防止
層なしのケースとともに、波長の関数で示した。同グラ
フから理解されるように、反射防止層なしのケース(N
CT)では、反射率はほぼ一定値3.8%である。一
方、上記反射防止層が用いられたケース(CT)では、
ほぼ400μm〜780μmの波長領域で、1%〜2%
程度の低い反射率が得られる。
【0105】従って、このような反射防止層を諸実施形
態、特に第6実施形態で用いられる導光板の出射面に設
ければ、出射面からの出射が円滑になり、反射光に由来
するノイズが低減される。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に従えば、
導光板の背面に分布させたマイクロレフレクタが、主と
して2回内部反射に基づいて効率的な方向転換機能を果
たす。その際の内部出力光の方向は、マイクロレフレク
タの平坦な面に隣接した谷に含まれる斜面対の方位で調
整可能である。
【0107】従って、散乱や拡散に頼る方向転換とは異
なり、無用な方向への光出射が防止される。また、プリ
ズムシートなしでも、正面方向あるいはその周辺方向へ
の出射が達成出来る。
【0108】更に、液晶表示パネルなどの被照明対象物
に対してフロントライティングの配置を採用しても、被
照明対象物からの戻り光の経路がマイクロレフレクタに
よって乱される程度が軽減される。特にフロントライテ
ィング型の液晶表示装置への適用時に、表示像のコント
ラストと鮮明さの劣化を防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術について説明する図で、(a)はエッ
ジライティング効果の原理、(b)及び(c)は、凹部
の形成態様を例示した図である。
【図2】先行技術(先願に係る関連発明)について説明
する図で、(a)はマイクロレフレクタの周辺を拡大描
示し、内部入力光の光路について説明する斜視図、
(b)はマイクロレフレクタの形状を示した斜視図であ
る。
【図3】図2に示した先行技術をフロントライティング
に適用した場合の問題点について説明する図である。
【図4】本発明の第1実施形態の概略配置を、(a)は
導光板の背面側から見た平面図で、(b)は図1(a)
において左方から見た側面図でそれぞれ表わしたもので
ある。
【図5】第1実施形態におけるマイクロレフレクタ20
の配列について、(a)は図4(a)の円A付近の配列
を抽出描示し、(b)は図4(a)の円B付近の配列を
抽出描示したものである。
【図6】導光板への入力光が、マイクロレフレクタによ
る方向転換を経て出射面から出射されるまでの代表的な
経路(メインルート)について説明する図である。
【図7】図6の配置において、マイクロレフレクタ20
の方向転換の様子を3つの方向から描いた図で、(a)
は+z軸方向から、(b)は+x軸方向から、(c)は
+y軸方向からの描示である。
【図8】第2実施形態におけるマイクロレフレクタ配列
を説明する平面図である。
【図9】第4実施形態におけるマイクロレフレクタ配列
を説明する平面図である。
【図10】第2実施形態におけるマイクロレフレクタ配
列を説明する平面図である。
【図11】第5実施形態におけるマイクロレフレクタ配
列を説明する平面図である。
【図12】フロントライト型の液晶ディスプレイのフロ
ントライティングに適用した第6実施形態を説明する断
面図である。
【図13】本発明をフロントライティングに適用した場
合の利点について説明する図である。
【図14】反射防止膜の作用を説明する図である。
【図15】反射防止膜の特性を例示したグラフである。
【符号の説明】
1、10、30、40、50、60、70、100 導
光板 2、12、32、42a、42b 入射端面 3、13、73 出射面(一方のメジャー面) 4、14、34、44、54、64、74 背面(他方
のメジャー面) 5 凹部 5a、5b 斜面 20、120 マイクロレフレクタ 21 底面) 22、23、121〜124 斜面 24、25 切り立った面 26 谷底 26a 谷底の始端 26b 谷底の終端 35、36 導光板の側部 52、62 導光板の側端面 52a、62a、62b 凹部(入射端面) 101 散乱フィルム(光拡散シート) 102 偏光板 103、107 ガラス基板 104 カラーフィルタ 105 液晶セル 106 鏡面反射電極 C、D、E、F 導光板のコーナエリア L、L1〜L7 一次光源 LP 液晶パネル

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出射面と背面を提供する2つのメジャー
    面と、光導入のための側端面を備えた導光板において;
    前記背面は光進行方向転換のために多数のマイクロレフ
    レクタを備え、 各マイクロレフレクタは、前記背面が延在する一般面か
    ら台地状に突出した突起を形成し、 各マイクロレフレクタは、内部に平坦な底面と、前記底
    面に隣接する谷を提供し、 前記底面は、前記背面が延在する一般面とほぼ平行に延
    在しており、 前記谷は、第1の斜面及び第2の斜面を含み、且つ、前
    記底面から離れるに従って幅が狭く、且つ、浅くなる傾
    向を持つように形成されており、 それにより、前記谷に到来した内部入力光が前記第1の
    斜面及び前記第2の斜面の内の一方で内部反射され、次
    いで、他方の斜面で内部反射され、前記出射面に向かう
    内部出力光が生成されるようになっている、前記導光
    板。
  2. 【請求項2】 前記谷の谷底の延在方向は、前記背面上
    の位置に応じて変化する分布を有している、請求項1に
    記載された導光板。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つの一次光源と、出射面と
    背面を提供する2つのメジャー面、並びに前記一次光源
    からの光導入のための側端面を備えた導光板を含む面光
    源装置において;前記背面は光進行方向転換のために多
    数のマイクロレフレクタを備え、 各マイクロレフレクタは、前記背面が延在する一般面か
    ら台地状に突出した突起を形成し、 各マイクロレフレクタは、内部に平坦な底面と、前記底
    面に隣接する谷を提供し、 前記底面は、前記背面が延在する一般面とほぼ平行に延
    在しており、 前記谷は、第1の斜面及び第2の斜面を含み、且つ、前
    記底面から離れるに従って幅が狭く、且つ、浅くなる傾
    向を持つように形成されており、 それにより、前記谷に到来した内部入力光が前記第1の
    斜面及び前記第2の斜面の内の一方で内部反射され、次
    いで、他方の斜面で内部反射され、前記出射面に向かう
    内部出力光が生成されるようになっている、前記面光源
    装置。
  4. 【請求項4】 前記谷の谷底の延在方向は、前記背面上
    の位置に応じて変化する分布を有している、請求項3に
    記載された面光源装置。
  5. 【請求項5】 前記光導入が互いに異なる複数の方向か
    らなされ、前記多数のマイクロレフレクタは、前記複数
    の方向からなされる光導入に対応してグループ分けされ
    ており、 各グループに属するマイクロレフレクタは、前記グルー
    プ分けに対応した分担で内部出力光の生成を行なうよう
    に配向されている、請求項3または請求項4に記載され
    た面光源装置。
  6. 【請求項6】 前記複数のグループは、それぞれほぼ同
    数、ほぼ同形状、ほぼ同サイズのマイクロレフレクタで
    構成されている、請求項5に記載された面光源装置。
  7. 【請求項7】 液晶パネルを照明する面光源装置を備え
    た液晶表示装置であって;前記面光源装置は、少なくと
    も1つの一次光源と、出射面と背面を提供する2つのメ
    ジャー面、並びに前記一次光源からの光導入のための側
    端面を備えた導光板を含み;前記背面は光進行方向転換
    のために多数のマイクロレフレクタを備え、各マイクロ
    レフレクタは、前記背面が延在する一般面から台地状に
    突出した突起を形成し、各マイクロレフレクタは、内部
    に平坦な底面と、前記底面に隣接する谷を提供し、 前記底面は、前記背面が延在する一般面とほぼ平行に延
    在しており、 前記谷は、第1の斜面及び第2の斜面を含み、且つ、前
    記底面から離れるに従って幅が狭く、且つ、浅くなる傾
    向を持つように形成されており、 それにより、前記谷に到来した内部入力光が前記第1の
    斜面及び前記第2の斜面の内の一方で内部反射され、次
    いで、他方の斜面で内部反射され、前記出射面に向かう
    内部出力光が生成されるようになっている、前記液晶表
    示装置。
  8. 【請求項8】 液晶パネルを前面から照明する面光源装
    置を備えたフロントライト型の液晶表示装置であって;
    前記面光源装置は、少なくとも1つの一次光源と、出射
    面と背面を提供する2つのメジャー面、並びに前記一次
    光源からの光導入のための側端面を備えた導光板を含
    み;前記背面は光進行方向転換のために多数のマイクロ
    レフレクタを備え、 各マイクロレフレクタは、前記背面が延在する一般面か
    ら台地状に突出した突起を形成し、 各マイクロレフレクタは、内部に平坦な底面と、前記底
    面に隣接する谷を提供し、 前記底面は、前記背面が延在する一般面とほぼ平行に延
    在しており、 前記谷は、第1の斜面及び第2の斜面を含み、且つ、前
    記底面から離れるに従って幅が狭く、且つ、浅くなる傾
    向を持つように形成されており、 それにより、前記谷に到来した内部入力光が前記第1の
    斜面及び前記第2の斜面の内の一方で内部反射され、次
    いで、他方の斜面で内部反射され、前記出射面に向かう
    内部出力光が生成されるようになっている、前記液晶表
    示装置。
  9. 【請求項9】 前記谷の谷底の延在方向は、前記背面上
    の位置に応じて変化する分布を有している、請求項7ま
    たは請求項8に記載された液晶表示装置。
  10. 【請求項10】 前記光導入が互いに異なる複数の方向
    からなされ、前記多数のマイクロレフレクタは、前記複
    数の方向からなされる光導入に対応してグループ分けさ
    れており、 各グループに属するマイクロレフレクタは、前記グルー
    プ分けに対応した分担で内部出力光の生成を行なうよう
    に配向されている、請求項7〜請求項9のいずれか1項
    に記載された液晶表示装置。
  11. 【請求項11】 前記複数のグループは、それぞれほぼ
    同数、ほぼ同形状、ほぼ同サイズのマイクロレフレクタ
    で構成されている、請求項10に記載された液晶表示装
    置。
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