JP2002060459A - 変性イソシアネート化合物の製造方法 - Google Patents

変性イソシアネート化合物の製造方法

Info

Publication number
JP2002060459A
JP2002060459A JP2000251064A JP2000251064A JP2002060459A JP 2002060459 A JP2002060459 A JP 2002060459A JP 2000251064 A JP2000251064 A JP 2000251064A JP 2000251064 A JP2000251064 A JP 2000251064A JP 2002060459 A JP2002060459 A JP 2002060459A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
allophanate
organic polyisocyanate
isocyanate compound
catalyst
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000251064A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3952673B2 (ja
Inventor
Mitsunari Ikemoto
池本満成
Toshiaki Sasahara
笹原俊昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Polyurethane Industry Co Ltd filed Critical Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
Priority to JP2000251064A priority Critical patent/JP3952673B2/ja
Publication of JP2002060459A publication Critical patent/JP2002060459A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3952673B2 publication Critical patent/JP3952673B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 非極性有機溶剤さらには無臭溶剤に対する
「トレランス向上」を達成すると同時に、「低粘度化」
及び「硬度や乾燥性」との両立させた、変性イソシアネ
ート化合物の製造方法を提供する。 【解決手段】 アロファネート結合及びイソシアヌレー
ト結合含有変性イソシアネート化合物の製造方法であ
る。すなわち、モノアルコールと有機ポリイソシアネー
トとから順次あるいは同時にウレタン化、アロファネー
ト化し、次いでイソシアヌレート化した後、未反応の有
機ポリイソシアネートを除去する方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬化塗膜の諸物性
に優れた低粘度のアロファネート結合及びイソシアヌレ
ート結合含有変性イソシアネート化合物の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】塗料・塗装及び接着剤分野においては、
HDI、IPDIなどの脂肪族ジイソシアネート、脂環
族ジイソシアネートより誘導される無黄変ポリイソシア
ネートは耐候性に優れているが、その中でもイソシアヌ
レート結合を含有するポリイソシアネートタイプが、化
学的、熱的安定性が高く、特に耐候性、耐熱性、耐久性
に優れているため、その用途に応じて幅広く使用されて
おり、今後もより一層の用途展開が期待されている。
【0003】このイソシアヌレート結合を含有するタイ
プは、ビュレットタイプやウレタンタイプよりも溶剤溶
解性(以下、トレランスという。)に優れ、非極性の芳
香族炭化水素系溶剤であるトルエン、キシレンなどに溶
解するが、トルエン、キシレンなどの通常の溶剤はプラ
スチックを侵すほどの強い溶解性を有するため、塗装工
程において下地が硬化するまで塗り重ねができないな
ど、溶剤選択性の点において実用上の制約が存在してい
るのが現状である。これら従来技術の問題点を解決する
方法として、たとえば、特公昭62−51968号公
報、特開昭62−215662号公報の方法や、特開平
4−306218号公報の方法のように、ジイソシアネ
ートをアルコールによって変性して得られるイソシアヌ
レート結合含有ポリイソシアネートとアロファネート結
合含有ポリイソシアネートとの混合物により、非極性有
機溶剤に対するトレランスを向上させる方法が提案され
ている。さらには、悪臭防止の観点から非極性有機溶剤
では刺激臭がするため好ましくなく、将来的にはパラフ
ィン系炭化水素のような無臭溶剤を使用していく動きが
あるが、これに溶解性の良い硬化剤は得られていないの
が現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記特公昭62−51
968号公報、特開昭62−215662号公報で提案
されている方法のように、ジイソシアネートを炭素数の
長いジアルコールにより変性した場合には、生成する変
性ポリイソシアネートの分子量が大きくなるため粘度が
高くなり、非極性有機溶剤、とりわけその中でも溶解能
のないアニリン点の高い溶剤、そして無臭溶剤に対して
トレランスが低下し好ましくない。また、前記特開平4
−306218号公報の方法のように、炭素数の短いモ
ノアルコールにより変性した場合にも同様に、前記溶剤
に対するトレランスが不足する。
【0005】前記各公報に開示されている技術はいずれ
も、非極性有機溶剤に対するトレランスの向上のみを目
標に掲げたもので、種々の変性剤を用いることによりト
レランスの向上を図っているが、塗料組成物、接着剤組
成物として使用する際の硬度、乾燥性については、通常
の極性溶剤に溶解しやすい既存の硬化剤に比べて劣る傾
向にあり、硬度、乾燥性に配慮した技術ではなかった。
すなわち、非極性有機溶剤、とりわけその中でも溶解能
のないアニリン点の高い溶剤、そして無臭溶剤に対して
高いトレランスを有し、かつ、硬度、乾燥性にすぐれた
硬化剤は得られていないのが現状である。塗料、接着剤
分野においては、硬度低下は物性の低下につながり、乾
燥性の低下は作業性の低下につながり、一般的に短所と
して位置付けられるものとなり好ましくない。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
鋭意検討を重ね、非極性有機溶剤さらには無臭溶剤にも
溶解する変性イソシアネート化合物の開発に取組み、従
来技術よりもこれらの溶剤に対する「トレランス向上」
を達成すると同時に、「低粘度化」及び「硬度や乾燥
性」との両立を図るために、その製造について鋭意研究
した結果、まずポリイソシアネートの一部をモノアルコ
ールによりウレタン化し、これと同時に又は次いでアロ
ファネート化し、更にイソシアヌレート化するという順
序で反応を行なって、前記課題が解決できることを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は、モノアルコールと過
剰量の有機ポリイソシアネートとを反応させて有機ポリ
イソシアネートとウレタン基含有イソシアネート化合物
との混合物を合成し、この混合物をアロファネート化触
媒の存在下でアロファネート化し、次いでイソシアヌレ
ート化触媒の存在下でイソシアヌレート化した後、未反
応の有機ポリイソシアネートをその含有量が1.0質量
%以下となるように除去すること、を特徴とするアロフ
ァネート結合及びイソシアヌレート結合含有変性イソシ
アネート化合物の製造方法である。
【0008】本発明は、モノアルコールと過剰量の有機
ポリイソシアネートとを反応させて有機ポリイソシアネ
ートとウレタン基含有イソシアネート化合物との混合物
を合成し、この混合物をアロファネート化触媒の存在下
で70〜150℃でアロファネート化して実質的に全て
のウレタン基をアロファネート基に変換し、次いでイソ
シアヌレート化触媒の存在下で20〜70℃でイソシア
ヌレート化した後、未反応の有機ポリイソシアネートを
その含有量が1.0質量%以下となるように除去するこ
と、を特徴とする25℃での粘度が2,000mPa・
s以下のアロファネート結合及びイソシアヌレート結合
含有変性イソシアネート化合物の製造方法である。
【0009】本発明は、モノアルコールと過剰量の有機
ポリイソシアネートとをアロファネート化触媒の存在下
で反応させてアロファネート化し、次いでイソシアヌレ
ート化触媒の存在下でイソシアヌレート化した後、未反
応の有機ポリイソシアネートをその含有量が1.0質量
%以下となるように除去すること、を特徴とするアロフ
ァネート結合及びイソシアヌレート結合含有変性イソシ
アネート化合物の製造方法である。
【0010】本発明は、モノアルコールと過剰量の有機
ポリイソシアネートとをアロファネート化触媒の存在下
でモノアルコールの水酸基に対して1.8〜2.0倍モ
ル量のイソシアネート基を消費する範囲で70〜150
℃で反応させてアロファネート化し、次いでイソシアヌ
レート化触媒の存在下で20〜70℃でイソシアヌレー
ト化した後、未反応の有機ポリイソシアネートをその含
有量が1.0質量%以下となるように除去すること、を
特徴とする25℃での粘度が2,000mPa・s以下
のアロファネート結合及びイソシアヌレート結合含有変
性イソシアネート化合物の製造方法である。
【0011】また本発明は、前記有機ポリイソシアネー
トが脂肪族ジイソシアネート及び/又は脂環族ジイソシ
アネートである、前記の各アロファネート結合及びイソ
シアヌレート結合含有変性イソシアネート化合物の製造
方法である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
本発明において変性イソシアネート化合物を合成するた
めに用いる有機ポリイソシアネートとしては、4,4′
−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4′−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート、2,2′−ジフェニル
メタンジイソシアネート、2,4−トルエンジイソシア
ネート、2,6−トルエンジイソシアネート、4,4′
−ジフェニルエーテルジイソシアネート、2−ニトロジ
フェニル−4,4′−ジイソシアネート、2,2′−ジ
フェニルプロパン−4,4′−ジイソシアネート、3,
3′−ジメチルジフェニルメタン−4,4′−ジイソシ
アネート、4,4′−ジフェニルプロパンジイソシアネ
ート、1,2−フェニレンジイソシアネート、1,3−
フェニレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイ
ソシアネート、1,4−ナフタレンジイソシアネート、
1,5−ナフタレンジイソシアネート、3,3′−ジメ
トキシジフェニル−4,4′−ジイソシアネート等の芳
香族ジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソ
シアネート(以下、HDIという。)、1,4−テトラ
メチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート等
の脂肪族ジイソシアネート、o−キシレンジイソシアネ
ート、m−キシレンジイソシアネート、p−キシレンジ
イソシアネート、テトラメチルキシレンジイソシアネー
ト等の芳香脂肪族ジイソシアネート、イソホロンジイソ
シアネート、水素添加トルエンジイソシアネート、水素
添加キシレンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメ
タンジイソシアネート、水素添加テトラメチルキシレン
ジイソシアネート等の脂環族ジイソシアネート等が挙げ
られる。これらの有機ポリイソシアネートは単独で又は
2種以上を混合して使用することができる。これらの有
機ポリイソシアネートのうち、耐候性等を考慮した場合
には、脂肪族ジイソシアネート及び/又は脂環族ジイソ
シアネートが好ましく、HDI及び/又はイソホロンジ
イソシアネートが更に好ましい。
【0013】本発明における変性イソシアネート化合物
の合成において、モノアルコールは非極性有機溶剤及び
無臭溶剤に対するトレランスをさらに上げるために使用
されるものであり、炭素数1〜20のモノアルコールが
好ましい。モノアルコールの炭素数が20を超えると、
変性イソシアネート化合物のイソシアネート含量(以
下、NCO含量という。)が低下したり、例えばステア
リルアルコールの場合には低温で固化する傾向にある。
モノアルコールの具体例としては、メタノール、エタノ
ール、n−プロパノール、iso−プロパノール、n−
ブタノール、iso−ブタノール、n−ペンタノール、
iso−ペンタノール、n−ヘキサノール、n−ヘプタ
ノール、n−オクタノール、2−エチルヘキサノール、
エチルジメチル−1−ヘキサノール,メチル−1−ノナ
ノール、ジメチル−1−オクタノール、テトラメチル−
1−ヘキサノール、3−エチル−4,5,6−トリメチ
ルオクタノール、4,5,6,7−テトラメチルノナノ
ール、4,5,8−トリメチルデカノール、4,7,8
−トリメチルトリデカノール、トリデカノール、テトラ
デカノール、2−ヘキシルドデカノール、2−オクチル
ドデカノール、2−デシルテトラデカノール、2−ヘキ
サデシルオクタデカノールなどが挙げられる。これらは
単独で又は2種以上を混合して使用することができる。
【0014】モノアルコールの使用量は、有機ポリイソ
シアネートとの反応におけるウレタン化率が全イソシア
ネート基に対して2〜20モル%となる量であることが
好ましい。モノアルコールの使用量がウレタン化率2モ
ル%未満となる量では、収率が悪く非効率的である。ウ
レタン化率20モル%となる量を超えると、得られる変
性イソシアネートのNCO含量が少なくなり、また、塗
料組成物あるいは接着剤組成物としたときの硬度、乾燥
性及び耐候性の向上が達成できない。ウレタン化反応
は、20〜120℃の範囲で好適に行うことができる。
【0015】アロファネート化反応は、公知のアロファ
ネート化触媒を使用して行う。アロファネート化触媒と
しては、好適には、カルボン酸の金属塩又はこれと亜リ
ン酸エステルとの混合触媒を挙げることができる。カル
ボン酸の金属塩の原料であるカルボン酸としては、例え
ば、酢酸、プロピオン酸、酪酸、カプロン酸、オクチル
酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸、2−エチルヘキサン酸等の飽和脂肪族カルボン
酸、シクロヘキサンカルボン酸、シクロペンタンカルボ
ン酸等の飽和単環カルボン酸、ビシクロ(4.4.0)
デカン−2−カルボン酸等の飽和複環カルボン酸、ナフ
テン酸等の上記したカルボン酸の混合物、オレイン酸、
リノール酸、リノレン酸、大豆油脂肪酸、トール油脂肪
酸等の不飽和脂肪族カルボン酸、ジフェニル酢酸等の芳
香脂肪族カルボン酸、安息香酸、トルイル酸等の芳香族
カルボン酸が挙げられる。また、カルボン酸の金属塩に
おける金属としては、例えば、マグネシウム、カルシウ
ム、バリウム等のアルカリ土類金属、マンガン、鉄、コ
バルト、ニッケル、銅、亜鉛等の遷移金属、アルミニウ
ム等のホウ素族、スズ、鉛等の炭素族の金属が挙げられ
る。これらのカルボン酸の金属塩は単独で又は2種以上
を混合して使用することができる。これらのなかでは、
飽和脂肪族カルボン酸のスズ、亜鉛、鉛等の金属塩が好
ましい。
【0016】助触媒として使用される亜リン酸エステル
としては、亜リン酸ジエステルと亜リン酸トリエステル
が挙げられる。亜リン酸トリエステルの具体例として
は、トリエチルホスファイト、トリブチルホスファイ
ト、トリス(2−エチルヘキシル)ホスファイト、トリ
デシルホスファイト、トリラウリルホスファイト、トリ
ス(トリデシル)ホスファイト、トリステアリルホスフ
ァイト、トリフェニルホスファイト、トリス(ノニルフ
ェニル)ホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチ
ルフェニル)ホスファイト、ジフェニルデシルホスファ
イト、ジフェニル(トリデシル)ホスファイト等のモノ
ホスファイトなどが挙げられる。また、ジステアリルペ
ンタエリスリチルジホスファイト、ジトリデシルペンタ
エリスリトールジホスファイト、ジノニルフェニルペン
タエリスリトールジホスファイト、テトラフェニルテト
ラトリデシルペンタエリスリチルテトラホスファイト、
テトラフェニルジプロピレングリコールジホスファイ
ト、トリペンタエリスリトールトリホスファイトなどの
多価アルコールから誘導されたジ、トリあるいはテトラ
ホスファイト類も挙げられる。さらに、炭素数が1〜2
0のジアルキルビスフエノールAジホスファイト、4,
4′−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−t−ブチル
フェニル−ジトリデシル)ホスファイトなどのビスフェ
ノール系化合物から誘導されたジホスファイト類、水素
添加ビスフェノールAホスファイトポリマー(分子量2
400〜3000)等のポリホスファイト類、トリス
(2,3−ジクロロプロピル)ホスファイトも挙げられ
る。亜リン酸ジエステルの具体例としては、ジラウリル
ハイドロゲンホスファイト、ジフェニルハイドロゲンホ
スファイトなどが挙げられる。これらの亜リン酸エステ
ルは単独で又は2種以上を混合して使用することができ
る。カルボン酸の金属塩と亜リン酸エステルとを組合わ
せて使用すると、カルボン酸の金属塩自体の使用量はそ
れ単独で使用する場合よりも少ない量でよい。カルボン
酸の金属塩の使用量はその種類により異なるが、通常、
ウレタン基含有化合物に対して0.0005〜1質量%
が好ましく、0.001〜0.1質量%が更に好まし
い。ウレタン基含有化合物に対するカルボン酸の金属塩
の使用量が0.0005質量%未満であると、実質的に
反応が遅く、長時間を要し、他方、カルボン酸の金属塩
の使用量が1質量%を超えると、反応制御が難しく、ま
た、反応生成物を硬化剤とする二液型樹脂のポットライ
フが短くなる等の問題が生じることがある。亜リン酸エ
ステルの使用量は、ウレタン基を有する化合物に対して
0.005〜1質量%が好ましく、0.01〜0.5質
量%が更に好ましい。その使用量が0.005質量%未
満であると、助触媒としての作用が充分でなく、他方、
その使用量が1質量%を超えると、反応により得られた
生成物を利用した最終製品の物性に悪影響を及ぼすおそ
れがある。
【0017】アロファネート化率は、ウレタン基に対し
て0.8〜1.0倍モル量、すなわち、モノアルコール
の水酸基に対して1.8〜2.0倍モル量のイソシアネ
ート基を消費する範囲で行うのが好ましい。アロファネ
ート化率が水酸基に対して1.8倍モル量未満のイソシ
アネート基を消費する範囲で反応させて得られる生成物
は1官能成分が多量に残り、塗膜物性を悪化させ、2.
0倍モル量を超えるイソシアネート基が消費された場
合、イソシアヌレート化反応が起きていると考えられる
が、アロファネート化触媒でイソシアヌレート化させる
ことは効率的でなく、また、濁りも発生させやすい。ア
ロファネート化反応は、70〜150℃の範囲で行うの
が好ましい。反応温度が70℃未満では反応の進行が極
めて遅く、150℃を超えると着色しやすくなる。
【0018】前記アロファネート化反応生成物のイソシ
アヌレート化反応は、公知のイソシアヌレート化触媒を
使用して行う。イソシアヌレート化触媒の具体例として
は、トリエチルアミン、N−エチルピペリジン、N,
N′−ジメチルピペラジン、N−エチルモルフォリン、
フェノール化合物のマンニッヒ塩基等の第3級アミン、
テトラメチルアンモニウム、テトラエチルアンモニウ
ム、テトラブチルアンモニウム等のテトラアルキルアン
モニウムのハイドロオキサイドや有機弱酸塩、トリメチ
ルヒドロキシプロピルアンモニウム、トリメチルヒドロ
キシプロピルアンモニウム、トリエチルヒドロキシエチ
ルアンモニウム等のヒドロキシアルキルアンモニウムの
ハイドロオキサイドや有機弱酸塩、酢酸、プロピオン
酸、酪酸、カプロン酸、カプリン酸、吉草酸、オクチル
酸、ミリスチン酸、ナフテン酸等のカルボン酸のアルカ
リ金属塩などが挙げられる。これらは単独で又は2種以
上を混合して使用することができる。イソシアヌレート
化触媒は、有機ポリイソシアネートに対して0.000
1〜1.0質量%、特に0.001〜0.1質量%の量
を用いるのが好ましい。イソシアヌレート化反応は、2
0〜70℃の範囲で行うのが好ましい。反応温度が20
℃未満又は70℃を超えると反応の進行が極めて遅く、
また、70℃を超えると着色しやすいという不都合があ
る。
【0019】目的のイソシアヌレート化反応率に到達
後、リン酸、パラトルエンスルホン酸メチル等の停止剤
を添加してイソシアヌレート化反応を停止させ、反応混
合物中に存在している遊離の未反応の有機ポリイソシア
ネート(モノマー)を、例えばn−ヘキサンを用いる抽
出あるいは10〜100Paの高真空下での120〜1
40℃における薄膜蒸留といった適当な手段により、多
くとも1.0質量%の残留含有率まで除去して、目的と
する変性イソシアネート化合物を得る。
【0020】本発明により得られる変性イソシアネート
化合物は、不活性溶剤で希釈して、塗料や接着剤の硬化
剤として使用することができる。このような不活性溶剤
としては、ハウス(シェル化学製、アニリン点15
℃)、スワゾール310(丸善石油製、アニリン点16
℃)、エッソナフサNo.6(エクソン化学製、アニリ
ン点43℃)、ロウス(シェル化学製、アニリン点43
℃)、Aソルベント(日本石油製、アニリン点44.5
℃)などの非極性有機溶剤及び/又は無臭溶剤であるイ
ソペンタン、イソヘキサン、イソオクタン、イソドデカ
ンなどを挙げることができる。これらは単独で又は2種
以上を混合して使用することができる。また、これらの
不活性溶剤に極性有機溶剤を混合して使用することも好
ましい。
【0021】
【発明の効果】本発明により製造される変性イソシアネ
ート化合物は、モノアルコールにより有機ポリイソシア
ネートの一部をウレタン化し、これと同時に又は次いで
(ウレタン基のすべてを)アロファネート化し、更にイ
ソシアヌレート化しているので、低粘度で溶剤や多価ヒ
ドロキシル化合物との相溶性が良く、特に、非極性有機
溶剤及び/又は無臭溶剤に対するトレランスと、硬化
性、乾燥性、耐候性の両立した(ポリウレタン塗料組成
物や接着剤組成物の)硬化剤として使用することができ
る。そのため、金属、プラスチック、コンクリート、木
材等の広範囲の被塗物に良好な作業性で適用可能であ
る。また、従来の極性溶剤を使用した際と比較して、極
性溶剤に侵されやすい塗膜の上に塗り重ねる場合や補修
する際の塗膜のリフティングを発生させず、外観の良好
な塗膜を得ることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明について実施例及び比較例によ
り更に詳細に説明する。 実施例1 撹拌機、温度計及び還流冷却器を取り付けた四ッ口フラ
スコに、HDI(日本ポリウレタン工業株式会社製;N
CO含量=49.9%、固形分=100%)970gを
仕込み、次いでメタノール30gを仕込んだ。これを攪
拌しながら90℃に加熱し、同温度で2時間攪拌してウ
レタン化反応を行った。そしてその後、この反応液中に
アロファネート化触媒として2−エチルヘキサン酸鉛
0.2gを加え、90℃で3時間攪拌してアロファネー
ト化反応を行った。次いで、50℃に冷却し、この中に
イソシアヌレート化触媒としてカプリン酸カリウム0.
2gを加え、同温度で4時間攪拌してイソシアヌレート
化反応を行い、所定のNCO含量(反応停止時のNCO
含量)に到達した時点で反応停止剤であるリン酸0.2
gを加えて、1時間攪拌して反応を停止させた。未反応
のHDIを130℃、40Paで薄膜蒸留により除去
し、変性イソシアネートP−1を得た。使用した各原
料、それらの仕込み量、各反応条件、反応結果、変性イ
ソシアネートの性状などを表1にまとめて示す。なお、
残留の遊離HDI含有率はガスクロマトグラフィー分析
により求めた。変性イソシアネートの分析は、GPC分
析、IR分析、C13NMR分析により行った。
【0023】実施例2 撹拌機、温度計及び還流冷却器を取り付けた四ッ口フラ
スコに、HDI(日本ポリウレタン工業株式会社製;N
CO含量=49.9%、固形分=100%)980gを
仕込み、次いでこの中にメタノール20gとアロファネ
ート化触媒として2−エチルヘキサン酸鉛0.2gを加
え、90℃で3時間攪拌して(ウレタン化反応と同時
に)アロファネート化反応を行った。次いで、50℃に
冷却し、この中にイソシアヌレート化触媒としてカプリ
ン酸カリウム0.2gを加え、同温度で6時間攪拌して
イソシアヌレート化反応を行い、所定のNCO含量(反
応停止時のNCO含量)に到達した時点で反応停止剤で
あるリン酸0.2gを加えて、1時間攪拌して反応を停
止させた。未反応のHDIを130℃、40Paで薄膜
蒸留により除去し、変性イソシアネートP−2を得た。
使用した各原料、それらの仕込み量、各反応条件、反応
結果、変性イソシアネートの性状などを表1にまとめて
示す。
【0024】実施例3 実施例1において、HDIを950g使用し、ブタノー
ルを50g使用した以外は同様にして、変性イソシアネ
ートP−3を得た。使用した各原料、それらの仕込み
量、各反応条件、反応結果、変性イソシアネートの性状
などを表1にまとめて示す。
【0025】比較例1 撹拌機、温度計及び還流冷却器を取り付けた四ッ口フラ
スコに、HDI(日本ポリウレタン工業株式会社製;N
CO含量=49.9%、固形分=100%)970gを
仕込み、次いでメタノール30gを仕込んだ。これを攪
拌しながら90℃に加熱し、同温度で2時間攪拌してウ
レタン化反応を行った。そしてその後、この反応液中に
アロファネート化触媒として2−エチルヘキサン酸鉛
0.2gを加え、90℃で3時間攪拌してアロファネー
ト化反応を行い、所定のNCO含量(反応停止時のNC
O含量)に到達した時点で反応停止剤であるリン酸0.
1gを加えて、1時間攪拌して反応を停止させた。未反
応のHDIを130℃、40Paで薄膜蒸留により除去
し、変性イソシアネートP−4を得た。使用した各原
料、それらの仕込み量、各反応条件、反応結果、変性イ
ソシアネートの性状などを表1にまとめて示す。
【0026】比較例2 撹拌機、温度計及び還流冷却器を取り付けた四ッ口フラ
スコに、HDI(日本ポリウレタン工業株式会社製;N
CO含量=49.9%、固形分=100%)1000g
を仕込み、この中にイソシアヌレート化触媒としてカプ
リン酸カリウム1.0gを加え、50℃で7時間攪拌し
てイソシアヌレート化反応を行い、所定のNCO含量
(反応停止時のNCO含量)に到達した時点で反応停止
剤であるリン酸0.5gを加えて、1時間攪拌して反応
を停止させた。未反応のHDIを130℃、40Paで
薄膜蒸留により除去し、変性イソシアネートP−5を得
た。使用した各原料、それらの仕込み量、各反応条件、
反応結果、変性イソシアネートの性状などを表1にまと
めて示す。
【0027】比較例3 撹拌機、温度計及び還流冷却器を取り付けた四ッ口フラ
スコに、HDI(日本ポリウレタン工業株式会社製;N
CO含量=49.9%、固形分=100%)970gを
仕込み、次いでメタノール30gを仕込んだ。これを攪
拌しながら90℃に加熱し、同温度で2時間攪拌してウ
レタン化反応を行った。次いで、50℃に冷却し、この
中にイソシアヌレート化触媒としてカプリン酸カリウム
0.2gを加え、50℃で8時間攪拌してイソシアヌレ
ート化反応を行い、所定のNCO含量(反応停止時のN
CO含量)に到達した時点で反応停止剤であるリン酸
0.1gを加えて、1時間攪拌して反応を停止させた。
未反応のHDIを130℃、40Paで薄膜蒸留により
除去し、変性イソシアネートP−6を得た。使用した各
原料、それらの仕込み量、各反応条件、反応結果、変性
イソシアネートの性状などを表1にまとめて示す。
【0028】
【表1】
【0029】〔塗膜試験〕実施例1〜3、比較例1〜3
で得られた変性イソシアネートP−1〜6それぞれとア
クリルポリオール(アクリディックA−801、大日本
インキ化学工業株式会社製、水酸基価=50mgKOH
/g、NV50%)と溶剤(酢酸ブチル)とからなる組
成物をトリクロロエチレンで脱脂した鋼板(JIS G
3141〈3141−SB〉、仕様:PF−1077、
日本テストパネル工業株式会社製)に塗布し、20℃、
65%RHの環境下で1週間放置して、乾燥膜厚=30
〜40μの塗膜を形成させた。形成した塗膜をメチルエ
チルケトンで湿らせた脱脂綿で20往復回払拭し、塗膜
の外観を目視により判定した。組成物の組成と硬化性の
評価結果を表2に示す。
【0030】
【表2】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モノアルコールと過剰量の有機ポリイソ
    シアネートとを反応させて有機ポリイソシアネートとウ
    レタン基含有イソシアネート化合物との混合物を合成
    し、この混合物をアロファネート化触媒の存在下でアロ
    ファネート化し、次いでイソシアヌレート化触媒の存在
    下でイソシアヌレート化した後、未反応の有機ポリイソ
    シアネートをその含有量が1.0質量%以下となるよう
    に除去すること、を特徴とするアロファネート結合及び
    イソシアヌレート結合含有変性イソシアネート化合物の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 モノアルコールと過剰量の有機ポリイソ
    シアネートとを反応させて有機ポリイソシアネートとウ
    レタン基含有イソシアネート化合物との混合物を合成
    し、この混合物をアロファネート化触媒の存在下で70
    〜150℃でアロファネート化して実質的に全てのウレ
    タン基をアロファネート基に変換し、次いでイソシアヌ
    レート化触媒の存在下で20〜70℃でイソシアヌレー
    ト化した後、未反応の有機ポリイソシアネートをその含
    有量が1.0質量%以下となるように除去すること、を
    特徴とする25℃での粘度が2,000mPa・s以下
    のアロファネート結合及びイソシアヌレート結合含有変
    性イソシアネート化合物の製造方法。
  3. 【請求項3】 モノアルコールと過剰量の有機ポリイソ
    シアネートとをアロファネート化触媒の存在下で反応さ
    せてアロファネート化し、次いでイソシアヌレート化触
    媒の存在下でイソシアヌレート化した後、未反応の有機
    ポリイソシアネートをその含有量が1.0質量%以下と
    なるように除去すること、を特徴とするアロファネート
    結合及びイソシアヌレート結合含有変性イソシアネート
    化合物の製造方法。
  4. 【請求項4】 モノアルコールと過剰量の有機ポリイソ
    シアネートとをアロファネート化触媒の存在下でモノア
    ルコールの水酸基に対して1.8〜2.0倍モル量のイ
    ソシアネート基を消費する範囲で70〜150℃で反応
    させてアロファネート化し、次いでイソシアヌレート化
    触媒の存在下で20〜70℃でイソシアヌレート化した
    後、未反応の有機ポリイソシアネートをその含有量が
    1.0質量%以下となるように除去すること、を特徴と
    する25℃での粘度が2,000mPa・s以下のアロ
    ファネート結合及びイソシアヌレート結合含有変性イソ
    シアネート化合物の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記有機ポリイソシアネートが脂肪族ジ
    イソシアネート及び/又は脂環族ジイソシアネートであ
    る、請求項1〜4のいずれか一項に記載のアロファネー
    ト結合及びイソシアヌレート結合含有変性イソシアネー
    ト化合物の製造方法。
JP2000251064A 2000-08-22 2000-08-22 変性イソシアネート化合物の製造方法 Expired - Fee Related JP3952673B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000251064A JP3952673B2 (ja) 2000-08-22 2000-08-22 変性イソシアネート化合物の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000251064A JP3952673B2 (ja) 2000-08-22 2000-08-22 変性イソシアネート化合物の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002060459A true JP2002060459A (ja) 2002-02-26
JP3952673B2 JP3952673B2 (ja) 2007-08-01

Family

ID=18740529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000251064A Expired - Fee Related JP3952673B2 (ja) 2000-08-22 2000-08-22 変性イソシアネート化合物の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3952673B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004277710A (ja) * 2003-02-28 2004-10-07 Sk Kaken Co Ltd ポリウレタン樹脂塗料用硬化剤
JP2004292798A (ja) * 2003-03-07 2004-10-21 Sk Kaken Co Ltd 塗床材組成物
JP2006241393A (ja) * 2005-02-02 2006-09-14 Sk Kaken Co Ltd 塗料組成物及び塗装方法
WO2007034883A1 (ja) * 2005-09-22 2007-03-29 Asahi Kasei Chemicals Corporation ポリイソシアネート組成物及びそれを含む塗料組成物
WO2008047761A1 (fr) * 2006-10-16 2008-04-24 Asahi Kasei Chemicals Corporation Composition de revêtement à base de fluor
WO2008065732A1 (fr) * 2006-11-27 2008-06-05 Nippon Polyurethane Industry Co., Ltd. Procédé de production d'un mélange à base d'isocyanate modifié contenant une liaison allophanate et une liaison isocyanurate
JP2011153314A (ja) * 2003-02-28 2011-08-11 Sk Kaken Co Ltd ポリウレタン樹脂塗料用硬化剤
JP2014024930A (ja) * 2012-07-25 2014-02-06 Asahi Kasei Chemicals Corp ポリイソシアネート組成物

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004277710A (ja) * 2003-02-28 2004-10-07 Sk Kaken Co Ltd ポリウレタン樹脂塗料用硬化剤
JP2011153314A (ja) * 2003-02-28 2011-08-11 Sk Kaken Co Ltd ポリウレタン樹脂塗料用硬化剤
JP2004292798A (ja) * 2003-03-07 2004-10-21 Sk Kaken Co Ltd 塗床材組成物
JP2006241393A (ja) * 2005-02-02 2006-09-14 Sk Kaken Co Ltd 塗料組成物及び塗装方法
WO2007034883A1 (ja) * 2005-09-22 2007-03-29 Asahi Kasei Chemicals Corporation ポリイソシアネート組成物及びそれを含む塗料組成物
US8952120B2 (en) 2005-09-22 2015-02-10 Asahi Kasei Chemicals Corporation Polyisocyanate composition and coating composition containing the same
WO2008047761A1 (fr) * 2006-10-16 2008-04-24 Asahi Kasei Chemicals Corporation Composition de revêtement à base de fluor
US8344071B2 (en) 2006-10-16 2013-01-01 Asahi Kasei Chemicals Corporation Fluorine coating composition
JP5481859B2 (ja) * 2006-10-16 2014-04-23 旭硝子株式会社 フッ素塗料組成物
WO2008065732A1 (fr) * 2006-11-27 2008-06-05 Nippon Polyurethane Industry Co., Ltd. Procédé de production d'un mélange à base d'isocyanate modifié contenant une liaison allophanate et une liaison isocyanurate
JPWO2008065732A1 (ja) * 2006-11-27 2010-03-04 日本ポリウレタン工業株式会社 アロファネート結合及びイソシアヌレート結合含有変性イソシアネート混合物の製造方法
JP2014024930A (ja) * 2012-07-25 2014-02-06 Asahi Kasei Chemicals Corp ポリイソシアネート組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP3952673B2 (ja) 2007-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2008065732A1 (ja) アロファネート結合及びイソシアヌレート結合含有変性イソシアネート混合物の製造方法
US5672736A (en) Polyisocyanates containing allophanate groups
JP4612155B2 (ja) 非極性溶媒に良好な溶解性を有する耐光堅牢性ポリイソシアネート
US6730405B2 (en) Polyisocyanate composition of low viscosity having a high functionality and preparation process
JP3673328B2 (ja) 一成分系または二成分系ポリウレタン塗料
KR20060126402A (ko) 말론산 디이소프로필로 블록된 폴리이소시아네이트 및일액형 코팅 조성물에 있어서의 그 용도
EP0782592A1 (en) Polyisocyanates containing uretidione and allophanate groups
JP2002060459A (ja) 変性イソシアネート化合物の製造方法
US5688891A (en) T,3-dioxan-2-one group-containing oligourethanes
JP5042723B2 (ja) 水分散性イソシアネート組成物および水性ポリウレタン樹脂組成物
EP0825216B1 (en) Low viscosity polyisocyanates prepared from monomeric triisocyanates
JP3511622B2 (ja) アロファネート変性ポリイソシアネート組成物の製造方法
JP3419596B2 (ja) ポリイソシアネート硬化剤およびこれを用いた塗料組成物
US5925711A (en) Polyamines and their use in aqueous coating compositions
MXPA97006250A (en) Low viscosity polyisocianates prepared from triisocianatos monomeri
US8729259B2 (en) Method for producing 1:1 adducts having a low monomer content from hydroxyalkyl(meth)acrylates and diisocyanates
JP4498749B2 (ja) 高い官能価を有する低粘度ポリイソシアネート組成物及びその製造方法
AU2006201579A1 (en) Compounds containing allophanate, isocyanate and ortho ester groups and their use as binders
JP5136964B2 (ja) 変性ポリイソシアネート組成物及びこれを用いた2液型ポリウレタンコーティング剤組成物
JP5183025B2 (ja) ポリイソシアネート組成物の製造方法
JP4178363B2 (ja) アロファネート基含有ポリイソシアネートの製造方法
JPH08193114A (ja) 変性ポリイソシアネート混合物の製造方法
FR2822828A1 (fr) Composition polyisocyanate de faible viscosite possedant une fonctionnalite elevee et procede de preparation
JPH08193113A (ja) 変性ポリイソシアネート混合物、及びそれを用いたポリウレタン塗料組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040406

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060609

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060704

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060901

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060905

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070410

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070423

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130511

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160511

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees