JP2002059762A - 薬剤散布車の操作パネル構造 - Google Patents

薬剤散布車の操作パネル構造

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JP2002059762A
JP2002059762A JP2000248620A JP2000248620A JP2002059762A JP 2002059762 A JP2002059762 A JP 2002059762A JP 2000248620 A JP2000248620 A JP 2000248620A JP 2000248620 A JP2000248620 A JP 2000248620A JP 2002059762 A JP2002059762 A JP 2002059762A
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driver
panel structure
operation panel
spraying
lever
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JP2000248620A
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Inventor
Kinshi Ito
謹司 伊東
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Maruyama Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Maruyama Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 右手でハンドルを操舵しつつ、左手で容易に
変速操作や散布操作が行える薬剤散布車の操作パネル構
造を提供する。 【解決手段】 走行系操作器具の主要部分は、運転手4
1に近く配設されている。また、散布系操作器具は運転
手41が左手を伸ばした状態で届く範囲に配設されてい
る。また各操作器具が直線状に配置されているので、目
を落とさなくても自然に左手で各操作器具を操作可能で
ある。運転手41から見て前方より45度程度の範囲に
各操作器具が納まっているので左手での操作は一層自然
に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薬剤散布車の操作パ
ネル構造に係わり、特に右手でハンドルを操舵しつつ、
左手で容易に変速操作や散布操作が行える薬剤散布車の
操作パネル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に従来のスピードスプレーヤ10の
後方斜視図、図4にこのスピードスプレーヤ10の運転
席回りの操作パネル構造を示す。図3において、運転席
1の後方には薬剤タンク3が配設され、その後方にはエ
ンジン室5が配設されている。
【0003】エンジン室5内に搭載されたエンジンによ
り送風機7が駆動され、図示しない噴霧用ポンプにより
圧送され、ノズル9より放出された噴霧はこの送風機7
の風により搬送されて機体に対し放射状に飛ばされる。
【0004】図4において、運転席1の前方にはハンド
ル11、ブレーキペダル13及びクラッチペダル15が
配設されている。運転席1の左側には副変速レバー19
が配設されている。主変速レバー21、送風機クラッチ
レバー23は、レバー被覆ボックス25に設けられた各
案内孔に沿って切替え動作可能なようになっている。
【0005】副変速レバー19は高速、低速の2段変速
であるが、主変速レバー21(前進3段、行進1段)と
組み合わせることで前進6段、行進2段の変速が可能で
ある。また、送風機クラッチレバー23をON、OFF
させることで、送風機7の運転停止が可能である。
【0006】このレバー被覆ボックス25の左前方には
噴霧メインコック27と3つの噴霧コック29が配設さ
れている。噴霧メインコック27はすべてのノズル9か
らの噴霧及び停止が切り換え動作可能であり、噴霧コッ
ク29により3系統に配備したノズルに対し各系統毎に
噴霧の切り換えが可能である。
【0007】ワンタッチ調圧弁31は噴霧用ポンプの吐
出圧力を段階的に調節可能である。スロットルレバー3
3はエンジン回転数をほぼ一定に調節可能である。フロ
ントパネル35にはエンジン始動のためのキースイッチ
37、左右の方向指示を操作するターンシグナルスイッ
チ39が配設されている。
【0008】従来は、このように、操作レバー、コック
等がハンドルの左側方、左右前方に分散していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スピードス
プレーヤ10の防除作業は走行しながら散布する。この
ため、ハンドル11を持つ手と散布作業をする手とがあ
り、作業の途中でハンドル11を持つ手が右手になった
り、左手になったり頻繁に行われるため、誤操作の原因
となっていた。
【0010】また、左右にレバー、コック等が分散して
いる場合、操作時、視界をあちこちに向けなければなら
ず、前方の確認が一時的におろそかになることがあっ
た。
【0011】本発明はこのような従来の課題に鑑みてな
されたもので、右手でハンドルを操舵しつつ、左手で容
易に変速操作や散布操作が行える薬剤散布車の操作パネ
ル構造を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため本発明(請求項
1)は、薬剤散布車(20)の運転席(1)回りに配設
され、運転手(41)により操作される走行に関わる複
数の走行用操作レバー(19、21、43)と、薬剤の
散布に関わる少なくとも一つの薬剤散布用操作レバー
(23)、少なくとも一つのコック(27、29)及び
/又は少なくとも一つの弁(31)とを備える薬剤散布
車(20)の操作パネル構造において、前記走行用操作
レバー(19、21、43)、前記薬剤散布用操作レバ
ー(23)、前記コック(27、29)及び前記弁(3
1)が前記運転手(41)とハンドル(11)を通る第
1の仮想線(51)及び該運転手(41)を中心として
左方にほぼ45度傾斜された第2の仮想線(53)の範
囲内で、かつ前記運転手(41)の左手の届く範囲に配
置されたことを特徴とする。
【0013】走行用操作レバー(19、21、43)、
薬剤散布用操作レバー(23)、コック(27、29)
及び弁(31)を第1の仮想線(51)及び第2の仮想
線(53)の範囲内で、かつ運転手(41)の左手の届
く範囲に配置する。
【0014】運転手(41)から見て前方よりほぼ45
度の範囲に各操作器具が納まっているので左手での操作
は自然に行える。右手はハンドル操作に、左手は散布操
作に集中でき、各手の作業割付が明確になり安全性が向
上する。
【0015】また、各操作器具は運転手(41)の左側
に配列するため、足元スペースの確保になる。更に、各
操作器具は分散されず、一部に集中するためコストが低
減できる。
【0016】また、本発明(請求項2)は、前記走行用
操作レバー(19、21、43)、前記薬剤散布用操作
レバー(23)、前記コック(27)及び前記弁(3
1)の内の主要操作器具は前記運転手(41)を中心と
する2本の直線にほぼ沿って配置されたことを特徴とす
る。
【0017】各操作器具がほぼ直線上に配置されている
ので、目を落とさなくても自然に左手で変速操作に加え
散布操作を行うことが可能である。散布作業が単純化
し、誤操作が無くなり適所防除ができる。
【0018】更に、本発明(請求項3)は、走行に関わ
る複数のスイッチ(37、39、47、49)及び複数
のランプは前記ハンドル(11)の前方かつ右側に一つ
のユニット(45)として配置されたことを特徴とす
る。
【0019】走行系のスイッチ類とランプ類が一括され
ていることで操作や監視がし易い。
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。本発明の実施形態であるスピードスプレーヤ
20の運転席回りの操作パネル構造を図1に示す。ま
た、図2には各操作器具の配置をより明確にするために
運転席回りの平面図を示す。なお、図3及び図4と同一
要素のものについては同一符号を付して説明は省略す
る。
【0020】図1及び図2において、運転席1の運転手
41の前方にはハンドル11が配設されている。運転手
41の左前方下部には駐車レバー43が配設されてい
る。この駐車レバー43、主変速レバー21、副変速レ
バー19は走行系操作器具として常時使用されるもので
あるので、運転手41に近く配設されている。
【0021】そして、ワンタッチ調圧弁31、噴霧メイ
ンコック27、送風機クラッチレバー23は、散布系操
作器具として走行系操作器具の前方に配置されている。
【0022】また、駐車レバー43、主変速レバー2
1、ワンタッチ調圧弁31は運転手41の左前方にほぼ
直線的に配置され、副変速レバー19、送風機クラッチ
レバー23、噴霧メインコック27も同様にほぼ直線的
に配置されている。3つの噴霧コック29はハンドル1
1のほぼ前方に配置されている。
【0023】これらすべての走行系操作器具及び散布系
操作器具は運転手41とハンドル11を通る仮想線51
及びこの運転手41を中心として左方に45度傾斜され
た仮想線53の範囲内に納められている。
【0024】フロントパネル45は、ハンドル11の右
前方に配設され、このフロントパネル45にはキースイ
ッチ37、ターンシグナルスイッチ39、前照灯を切り
換えるライトスイッチ47、ホーンスイッチ49が取り
付けられている。
【0025】次に、本発明の実施形態の動作を説明す
る。日本の自動車は右ハンドルが多い。スピードスプレ
ーヤ等の作業用自動車も同様である。そのため、運転手
41も右手でハンドル11、左手でシフトレバーを操作
することに慣れている。
【0026】本発明は、この習慣をそのままにし、右手
はハンドル11を操舵しつつ、左手では変速操作に加え
散布操作を行うことを可能とするものである。
【0027】走行系操作器具の主要部分は、運転手41
に近く配設されているので、常時の運転は楽である。ま
た、散布系操作器具は運転手41が左手を伸ばした状態
で届く範囲に配設されており、また各主要操作器具が直
線状に配置されているので目を落とさなくても自然に左
手で各操作器具を操作可能である。
【0028】運転手41から見て前方よりほぼ45度の
範囲に主要操作器具が納まっているので左手での操作は
一層自然に行える。
【0029】なお、45度としたのは、この範囲を定め
るに当たっては運転手41の個性や感覚による所が大き
く、相当数の人の感覚の平均値として設定したものであ
る。そして、45度の範囲に納まっているときが最も多
くの人にとって操作し易く、60度までは多少の不便は
感ずるものの配置は可能なものである。
【0030】以上により、左手による散布作業は単純化
され、誤操作無く適所防除が可能である。そして、右手
はハンドル操作に、左手は散布操作に専念でき、各手の
作業割付が明確になり安全性が向上する。
【0031】各主要操作器具は運転手41の左側に配列
するため、足元スペースの確保になる。また、各操作器
具は分散されず、一部に集中するためコストが低減でき
る。更に、前方より45度程度の範囲に各操作器具を納
めたことで、操作時でも前方視界を損なうことがない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、運
転手(41)から見て前方より45度程度の範囲に各操
作器具を納めて構成したので、左手での操作は自然に行
える。右手はハンドル操作に、左手は散布操作に集中で
き、各手の作業割付が明確になり安全性が向上する。
【0033】また、各操作器具をほぼ直線上に配置した
ことで、目を落とさなくても自然に左手で変速操作に加
え散布操作を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態であるスピードスプレーヤ
の操作パネル構造
【図2】 運転席回りの平面図
【図3】 従来のスピードスプレーヤの後方斜視図
【図4】 従来のスピードスプレーヤの操作パネル構造
【符号の説明】
1 運転席 3 薬剤タンク 5 エンジン室 7 送風機 9 ノズル 11 ハンドル 19 副変速レバー 20 スピードスプレーヤ 21 主変速レバー 23 送風機クラッチレバー 27 噴霧メインコック 29 噴霧コック 31 ワンタッチ調圧弁 33 スロットルレバー 37 キースイッチ 39 ターンシグナルスイッチ 41 運転手 43 駐車レバー 45 フロントパネル 47 ライトスイッチ 49 ホーンスイッチ 51、53 仮想線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬剤散布車(20)の運転席(1)回り
    に配設され、運転手(41)により操作される走行に関
    わる複数の走行用操作レバー(19、21、43)と、
    薬剤の散布に関わる少なくとも一つの薬剤散布用操作レ
    バー(23)、少なくとも一つのコック(27、29)
    及び/又は少なくとも一つの弁(31)とを備える薬剤
    散布車(20)の操作パネル構造において、前記走行用
    操作レバー(19、21、43)、前記薬剤散布用操作
    レバー(23)、前記コック(27、29)及び前記弁
    (31)が前記運転手(41)とハンドル(11)を通
    る第1の仮想線(51)及び該運転手(41)を中心と
    して左方にほぼ45度傾斜された第2の仮想線(53)
    の範囲内で、かつ前記運転手(41)の左手の届く範囲
    に配置されたことを特徴とする薬剤散布車の操作パネル
    構造。
  2. 【請求項2】 前記走行用操作レバー(19、21、4
    3)、前記薬剤散布用操作レバー(23)、前記コック
    (27)及び前記弁(31)の内の主要操作器具は前記
    運転手(41)を中心とする2本の直線にほぼ沿って配
    置されたことを特徴とする請求項1記載の薬剤散布車の
    操作パネル構造。
  3. 【請求項3】 走行に関わる複数のスイッチ(37、3
    9、47、49)及び複数のランプは前記ハンドル(1
    1)の前方かつ右側に一つのユニット(45)として配
    置されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    薬剤散布車の操作パネル構造。
JP2000248620A 2000-08-18 2000-08-18 薬剤散布車の操作パネル構造 Pending JP2002059762A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012055864A (ja) * 2010-09-13 2012-03-22 M & S Technology:Kk スピードスプレーヤ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20061226