JP2002055992A - アーカイヴシステム及びその検索方法 - Google Patents

アーカイヴシステム及びその検索方法

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JP2002055992A
JP2002055992A JP2000241515A JP2000241515A JP2002055992A JP 2002055992 A JP2002055992 A JP 2002055992A JP 2000241515 A JP2000241515 A JP 2000241515A JP 2000241515 A JP2000241515 A JP 2000241515A JP 2002055992 A JP2002055992 A JP 2002055992A
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Tatsuo Mori
達男 森
Kiyoshi Nosu
潔 野須
Shuichi Sumita
修一 住田
Hiroyuki Takahashi
寛幸 高橋
Makoto Mizuno
良 水野
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仲介者がコンテンツ提供者と、ユーザとの間
でコンテンツの著作権の調整を行い、ユーザへ合意のコ
ンテンツを提供し、ユーザからコンテンツの使用/利用
の対価を課金/徴収するアーカイヴシステムとその検索
方法を提供する。 【解決手段】 本願発明のアーカイヴシステムは、ユー
ザに提供する種々の映像コンテンツが蓄積された映像コ
ンテンツ格納DB11と、部分化映像コンテンツを生成する
検索用DB12と、検索用DB12からユーザの要求した部分化
映像コンテンツ情報を蓄積する添付データ蓄積部13と、
添付データ蓄積部13から部分化映像コンテンツを検索す
る蓄積データ検索部14と、添付データ蓄積部13の部分化
映像コンテンツ又は蓄積データ検索部14で検索された複
数の部分化映像コンテンツを表示する表示部15と、部分
化映像コンテンツを複製する映像複製部16と、部分化映
像コンテンツを編集する映像編集部17とを有するアーカ
イヴを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルコンテ
ンツ、特に映像情報の流通システム(アー力イヴシステ
ム)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、映像情報を提供する方法におい
て、例えば、映像のシーン単位の切り出し技術、文章
(あるいは音の情報)の意味を解析して表題を付与する
タグ付け技術、映像情報のデータベース検索技術、映像
再生技術、映像の通信/転送技術等個々の技術に関して
は、各々実現されている。
【0003】また、著作権管理に関しては、著作権情報
取り出し用鍵情報を使用して、かかる情報に利用条件を
任意に設定して利用形態を細かに規制し、選択肢の多様
化とともに著作物の保護をより充分に図る著作権管理シ
ステム(特開平10−294726号)がある。さら
に、著作物の使用に対する使用料金の課金に関しては、
ユーザ処理装置が課金センタから、欠落している関数を
取得してICカードに転送し、暗号化して保持すること
により、確実に使用料金を徴収できるようにするソフト
ウェア課金システム(特開平10−20958号)があ
る。加えて、登録に関しては、異なる構造の映像データ
ベースを持つものの間で、通信NW(ネットワーク)を
介して、画像情報の相互利用が可能な画像通信システム
(特開平10−149366号)等の如きである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例には、通信回線,コンピユータネットワーク等
のNWを介してサービスを受けようとする場合に、必ず
しも上記映像情報に対する著作権の取り扱いが明確とな
っていないという問題がある。また、従来例には、シス
テム上において、ユーザが自己に必要な映像情報を検索
するために、膨大な映像情報から必要な映像情報を検索
するために、長時間を要するという欠点がある。さら
に、従来例には、ユーザが得られた映像情報を加工及び
編集した後、二次情報(二次的著作物)として、アーカ
イヴサーバに登録する処理を行えない。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みなされたもの
であり、入手したい映像コンテンツ(例えば映像情報)
の検索が容易となり、このコンテンツの著作権の内容が
容易に検索でき、二次映像コンテンツを、容易にアーカ
イヴサーバに登録することが可能なアーカイヴシステム
とその検索方法を提供することを目的とする。すなわ
ち、ユーザの使用あるいは利用したい映像コンテンツに
対して、サービスプロバイダまたはコンテンツプロバイ
ダが仲介者となり、著作権コンテンツ提供者の提供条件
と、ユーザの使用条件との間で著作物の使用許諾のクリ
アランスを実施し、ユーザ(使用者あるいは利用者)に
対して合意された映像コンテンツ情報を提供し、ユーザ
からその映像コンテンツ情報の使用あるいは利用に対す
る料金を課金し、徴収する。ここで、著作権コンテンツ
提供者は、コンテンツプロバイダであり、映画会社,ク
リエータ,プロダクション,出版社,メーカー,インテ
グレータなどコンテンツを作成するものを指している。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明は、通信回線を介して接続されるユーザ端末
と、このユーザ端末に映像コンテンツを、ユーザの要求
に対応して提供するアーカイヴとを有するアーカイヴシ
ステムにおいて、前記アーカイヴが、予め利用者が入手
したい種々の映像コンテンツを蓄積しておく映像コンテ
ンツ格納データベースと、前記映像コンテンツのデータ
を細分化処理して検索用データを生成・蓄積する検索用
データベースと、前記検索用データベースから利用者の
要求に応じて生成された各種細分化データの組み合わせ
を一時的に蓄積しておく添付データ蓄積手段と、利用者
が前記細分化された添付データの中から自己の入手した
いデータを検索する蓄積データ検索手段と、前記添付デ
ータ蓄積手段で蓄積した若しくは蓄積データ検索手段で
ヒットした複数の情報を検索結果情報として表示する表
示手段と、前記映像コンテンツ格納データベースから受
信された編集情報に対応した映像を複製する映像複製手
段と、必要に応じて映像を編集する映像編集手段とから
構成されるアーカイヴとからなることを特徴とする。
【0007】本発明は、アーカイヴシステムにおいて、
前記検索用データベースが、前記映像コンテンツ格納デ
ータベースの内容を、所定の規則に基づき部分化する映
像コンテンツ部分化手段と、前記部分化した部分化映像
コンテンツに著作権データを添付する手段と、検索用デ
ータを添付する手段と、部分化映像コンテンツの関連デ
ータ及びこの関連データの利用に関する著作権データを
添付する手段とからなることを特徴とする。
【0008】本発明は、アーカイヴシステムにおいて、
前記表示手段により表示された検索結果情報が、部分化
した映像と、この利用に関する著作権データ,検索用デ
ータ,関連データ及び関連データ利用に関する著作権デ
ータであることを特徴とする。本発明は、アーカイヴシ
ステムにおいて、前記著作権データ添付手段により部分
化した部分化映像コンテンツに添付された利用に関する
著作権が、それぞれ複製、公衆送信、上映、頒布もしく
は貸与、翻訳・翻案を含む映像利用に対するものである
ことを特徴とする。
【0009】本発明は、アーカイヴシステムにおいて、
前記著作権データ添付手段により関連データに添付され
た著作権が、それぞれ複製、公衆送信、上映、頒布もし
くは貸与、翻訳・翻案を含む利用に対するものであるこ
とを特徴とする請求項3記載のアーカイヴシステム。本
発明は、アーカイヴシステムにおいて、前記著作権デー
タ添付手段が、前記部分化映像コンテンツ、及び関連デ
ータのそれぞれの利用に関する著作権データで、許され
ない利用希望を著作権者に照会する著作権者照会手段
と、前記著作権者の承諾が得られた場合に前記利用に関
する著作権データの追加登録を行う著作権データ追加登
録手段を有することを特徴とする。
【0010】本発明は、アーカイヴシステムにおいて、
前記検索結果情報として表示された単一または複数の部
分化映像コンテンツ,及び関連データに対する、複製も
しくは公衆送信もしくは上映もしくは頒布もしくは貸与
もしくは翻訳もしくは翻案の、全てもしくは一部の範囲
の加工及び編集が可能か否かの判定を、前記利用に関す
る著作権データに基づいて行う編集制御管理手段と、加
工及び編集が著作権データの範囲内であれば加工及び編
集を許可する許可データをこの部分化映像コンテンツ及
び関連データに添付する編集管理手段とを有することを
特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のアー
カイヴシステム。
【0011】本発明は、アーカイヴシステムにおいて、
前記加工編集手段が、前記許可データとして利用者端末
を特定する特定端末識別番号、及び加工及び編集を行う
利用者の加工編集者氏名を、利用者により加工及び編集
が行われる部分化映像コンテンツに添付することを特徴
とする。
【0012】本発明は、アーカイヴシステムにおいて、
前記部分化映像コンテンツ及び関連データに添付された
許可データが、暗号化する手段により暗号化されている
ことを特徴とする。本発明は、アーカイヴシステムにお
いて、前記部分化映像コンテンツ及び関連データに添付
された許可データが、電子すかしであることを特徴とす
る。本発明は、アーカイヴシステムにおいて、前記利用
者が入力したデータ入力が、前記利用者側端末から前記
通信回線を介して行われることを特徴とする。
【0013】本発明は、アーカイヴシステムにおいて、
前記利用者側端末が、前記検索結果情報を表示する表示
手段を有することを特徴とする。本発明は、アーカイヴ
システムにおいて、前記検索用データベースにおける部
分化処理が、人手を介さずに電子的手段で行うことを特
徴とする。本発明は、アーカイヴシステムにおいて、前
記利用者側端末が、前記利用者の入力データに応じ検索
した映像情報及び関連データを表示し複製する手段を有
することを特徴とする。本発明は、アーカイヴシステム
において、前記利用者側端末が、前記検索した複数の映
像情報を編集する二次映像加工編集手段を有することを
特徴とする。
【0014】本発明は、アーカイヴシステムにおいて、
前記アーカイヴが、前記利用者側端末の要求に基づき、
前記二次映像加工編集手段により編集した映像情報,関
連データ及びこの映像情報及び関連データの利用に関す
る著作権データを登録するアーカイヴ登録手段を有する
ことを特徴とする。本発明は、アーカイヴシステムにお
いて、前記通信回線には、前記ユーザの入力データによ
る検索処理、および加工編集処理内容のサービスに応じ
て課金し、この利用者に対し前記サービス内容に応じた
対価を請求をする課金処理手段が設けられていること特
徴とする。
【0015】本発明は、アーカイヴシステムの検索方法
において、予め利用者が入手したい種々の映像コンテン
ツを映像コンテンツ格納データベースに蓄積しておく工
程と、前記映像コンテンツのデータを細分化処理して検
索用データベースに検索用データを生成・蓄積する工程
と、前記検索用データベースから利用者の要求に応じて
生成された各種細分化データの組み合わせを一時的に添
付データ蓄積手段に蓄積しておく工程と、利用者が前記
細分化された添付データの中から自己の入手したいデー
タを蓄積データ検索手段により検索する工程と、前記添
付データ蓄積手段で蓄積した若しくは蓄積データ検索手
段でヒットした複数の情報を検索結果情報として表示手
段により表示する工程と、前記映像コンテンツ格納デー
タベースから受信された編集情報に対応した映像コンテ
ンツを映像複製手段により複製する工程と、必要に応じ
て映像コンテンツを映像編集手段により編集する工程と
からなることを特徴とする。
【0016】本発明は、アーカイヴシステムの検索方法
において、前記検索用データベースの生成が、前記映像
コンテンツ格納データベースの内容をある意味内容に基
づいて映像コンテンツ部分化手段により映像コンテンツ
を部分化する工程と、前記利用に関する著作権データを
添付する手段により該著作権データを添付する工程と、
検索用データを添付する工程と、関連データ及び関連デ
ータの利用に関する著作権データを添付する工程とから
なることを特徴とする。
【0017】本発明は、アーカイヴシステムの検索方法
において、前記表示手段により表示された検索結果情報
は、部分化した映像と、この利用に関する著作権デー
タ,検索用データ,関連データ及び関連データ利用に関
する著作権データであることを特徴とする。本発明は、
アーカイヴシステムの検索方法において、前記著作権デ
ータ添付手段が、前記部分化映像コンテンツ、及び関連
データのそれぞれの利用に関する著作権データで、許さ
れない利用希望を著作権者に照会する著作権者照会工程
と、前記著作権者の承諾が得られた場合に前記利用に関
する著作権データの追加登録を行う著作権データ追加登
録工程を有することを特徴とする。
【0018】本発明は、アーカイヴシステムの検索方法
において、前記検索結果情報として表示された単一また
は複数の部分化映像コンテンツ及び関連データに対す
る、複製もしくは公衆送信もしくは上映もしくは頒布も
しくは貸与もしくは翻訳もしくは翻案の、全てまたは一
部の範囲の加工及び編集が可能か否かの判定を、前記利
用に関する著作権データに基づいて行う編集制御管理工
程と、加工及び編集が著作権データの範囲内であれば加
工編集を許可する許可データをこの部分化コンテンツ及
び関連データに添付する編集管理工程とを有することを
特徴とする。
【0019】本発明は、アーカイヴシステムの検索方法
において、前記加工編集工程が、前記許可データとして
利用者端末を特定する特定端末識別番号、及び加工及び
編集を行う利用者の加工編集者氏名を、利用者により加
工及び編集の行われる部分化映像コンテンツに添付する
ことを特徴とする。本発明は、アーカイヴシステムの検
索方法において、前記部分化映像コンテンツ及び関連デ
ータに添付された許可データは、暗号化する工程により
暗号化されていることを特徴とする。
【0020】本発明は、アーカイヴシステムの検索方法
において、前記部分化映像コンテンツ及び関連データに
添付された許可データは、電子すかしであることを特徴
とする。本発明は、アーカイヴシステムの検索方法にお
いて、前記利用者が入力したデータ入力が、前記通信回
線を介して前記利用者側端末から行われることを特徴と
する。
【0021】本発明は、アーカイヴシステムの検索方法
において、前記検索結果情報の表示工程が、前記利用者
側端末で行われることを特徴とする。本発明は、アーカ
イヴシステムの検索方法において、前記映像コンテンツ
を所定の規則に基づき部分化する工程は、電子的手段に
より人手を介さずに行われることを特徴とする。本発明
は、アーカイヴシステムの検索方法において、前記利用
者の入力データに応じ検索した映像コンテンツ及び関連
データを表示し複製する工程が、前記利用者側端末で行
われることを特徴とする。
【0022】本発明は、アーカイヴシステムの検索方法
において、前記検索した複数の映像コンテンツ情報を編
集する二次映像加工編集工程が、前記利用者側端末で行
われることを特徴とする。本発明は、アーカイヴシステ
ムの検索方法において、前記利用者側端末からの要求に
基づき、前記二次映像コンテンツ加工編集工程により編
集した映像情報、及びこの関連データと各々の利用に関
する著作権データを登録するアーカイヴ登録工程を有す
ることを特徴とする。本発明は、アーカイヴシステムの
検索方法において、前記利用者の入力データによる検索
処理、および加工編集処理内容のサービスに応じて課金
し、この利用者に対し前記サービス内容に応じた対価を
請求をする課金処理工程が設けられていること特徴とす
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に
よるアーカイヴシステムの構成を示すブロック図であ
る。この図において、ユーザU1〜ユーザU4は、通信
回線,インターネット,コンピュータネットワーク等の
ネットワークIを介してコンテンツプロバイダ1のアー
カイヴ5に回線が接続される。アーカイヴ5は、ユーザ
各人が入手したい情報、例えば、映像コンテンツを、イ
ンターネットに代表されるネットワークIを介して対応
するユーザ(ユーザU1〜ユーザU4)へ提供する。ア
ーカイヴ5は、著作権管理用の装置であり、著作権コン
テンツ提供者(コンテンツプロバイダ1を含めて、コン
テンツプロバイダ2〜コンテンツプロバイダ4)が各々
著作権を有する映像情報(映像コンテンツ)を蓄積す
る。
【0024】次に、アーカイヴ5を図2を用いて説明す
る。図2は、アーカイヴ5の構成を説明するブロック図
である。映像コンテンツ格納データベース11は、予
め、著作権コンテンツ提供者が各々著作権を有する、種
々の映像コンテンツをデジタル画像データとして蓄積し
ている。この映像コンテンツ格納データベース11に記
憶されている映像コンテンツは、ユーザの検索に必要な
形態に加工されたり、整理されておらず、生データのま
まで存在しており、検索・加工・編集のための基礎デー
タとして蓄積されている。
【0025】また、映像コンテンツ格納データベース1
1には、分割されていない映像データ(例えば、映画1
本単位)と、コンテンツプロバイダの管理及び使用形態
に基づき、所定のカテゴリ毎に分割されている映像デー
タ(例えば、映画のシーン)とが格納されている。
【0026】検索用データベース12は、ユーザが必要
とする映像コンテンツを検索する検索用のデータベース
である。すなわち、検索用データベース12は、ユーザ
が検索しやすいように映像コンテンツを検索用の部分化
映像コンテンツに加工し、この加工後の部分化映像コン
テンツに著作権データを添付するものであり、映像コン
テンツ部分化部120,著作権データ添付部121,検
索データ添付部122及び内容紹介データ添付部123
を有している。
【0027】映像コンテンツ部分化部120は、映像コ
ンテンツ格納データ11に記憶され、検索のために分割
する必要のある映像コンテンツの映像データ(映画、ア
ニメーション、ビデオ等の動く画像データ)を、所定の
規則に基づいて、時間軸において分割することにより部
分化の処理を行う。このとき、映像コンテンツ部分化部
120は、映像データに付随する音声データも含めて分
割して、部分化された部分化映像コンテンツ(検索及び
ユーザへの配給に用いられる形態)を生成する。映像コ
ンテンツ部分化部120は、映像コンテンツ格納データ
ベース11に格納されている分割する必要のない映像デ
ータを、上述した部分化された部分化映像コンテンツと
同様に、部分化コンテンツとして以下の処理を行う。
【0028】また、分割に用いる上記所定の規則は、映
像コンテンツが映画の場合、例えば、この映画のシナリ
オから各シーン単位に分割したり、教育映画をシナリオ
における各章毎に分割したり、特定の建造物や風景が連
続して映って居る部分に対応して分割したり等、ユーザ
が使用,利用及び検索し易く部分化する分割の単位とし
て決められている。例えば、戦争映画を分割すると、
「戦闘シーン」,「行軍シーン」,「食事シーン」,
「訓練シーン」等の各シーンの単位により分割される。
【0029】また、映像コンテンツ部分化部120は、
以下に示す画像処理や音声処理を利用することにより、
人手を介さずにデジタル処理などの電子的手段により、
映像コンテンツを部分化映像コンテンツへ分割処理す
る。すなわち、映像コンテンツ部分化部120は、MP
EG(Motion Picture Expert Group)等の画像圧縮デ
ータ量の変化を判定し、シーン毎の区切りを認識させ、
映像コンテンツを、上記規則に対応した部分化映像コン
テンツへ分割させ、各シーンに対する画像認識によりシ
ーンの種類を判定し、映像名及びキーワードデータを抽
出して添付し、部分化映像コンテンツの映像データの構
成とすることも可能である。
【0030】また、映像コンテンツ部分化部120は、
映像コンテンツにおける音声データを音声認識させ、こ
の音声の意味内容から映像コンテンツにおける各シーン
を特定させ、映像コンテンツを、上記規則に対応した部
分化映像コンテンツへ分割させる。さらに、映像コンテ
ンツ部分化部120は、音声認識により各シーンの意味
内容を判定させて、映像名及びキーワードを抽出して添
付し、部分化映像コンテンツの映像データの構成とする
ことも可能である。
【0031】ここで、映像名は、映像コンテンツ部分化
部120が映像コンテンツを所定の規則により、分解さ
れた映像データ、すなわち、各部分化映像コンテンツの
シーンを特徴的に表す名称とする。例えば、戦争映画を
分割したとすると、各部分化映像コンテンツの名称は、
「上陸」,「戦車戦」,「白兵戦」,「上陸」,「食事
風景」,「行軍」,「砲撃」等が付けられる。
【0032】また、この映像名は、ユーザが入力するキ
ーワードデータに対応しており、最も部分化映像コンテ
ンツの特徴を表す単語である。さらに、部分化映像コン
テンツにおいて、他に複数の特徴部分が有れば、この特
徴部分は、映像コンテンツ部分化部120により、キー
ワードデータとして、この部分化映像コンテンツへ添付
される。そして、キーワードデータは、単数の場合も有
れば、複数の組み合わせ(オア検索またはアンド検索)
として、ユーザが利用者端末から入力する場合もある。
また、ユーザは、キーワードデータを利用者端末からキ
ーボードで文字入力することも、キーワードデータを表
示部32に表示される複数の単語から、単数または複数
をマウスなどによりクリックして選択することも可能で
ある。
【0033】著作権データ添付部121は、ユーザが部
分化映像コンテンツおよび内容紹介データ(関連デー
タ)各々の、使用または利用する場合の著作権の取扱い
等の条件が明確に記述された著作権データを、上記各部
分化映像コンテンツ及び内容紹介データに添付する。ま
た、著作権データ格納データベース10には、各部分化
映像コンテンツの分割前における各映像コンテンツ及び
この部分化映像コンテンツの内容紹介データ(関連デー
タ)の著作権データが格納されている。
【0034】例えば、上記著作権データには、部分化映
像コンテンツ及びこの部分化映像コンテンツの内容紹介
データをコピー(複写),編集等により二次的に利用す
る場合の条件について、この部分化映像コンテンツを自
由に使用してよいものであるのか、又は相当の使用の対
価を支払うことが必要であるのか、そして、必要であれ
ば、上記著作権データには、その対価の額はいくらであ
るか等の情報が記述されている。なお、ここでいう部分
化映像コンテンツ及び内容紹介データに対しての著作権
は、それぞれ複製,公衆送信,上映,頒布,貸与,翻訳
及び翻案を含み、この部分化映像コンテンツの加工編集
結果の二次映像に対する二次的な利用に関するものをい
う。
【0035】また、著作権データ添付部121は、図3
に示す様に、著作権者照会部1211a及び著作権デー
タ追加登録部1211bを具備している。著作権者照会
部1211aは、著作権データにおいて、ユーザの検索
した部分化映像コンテンツ及び内容紹介データが使用を
許可されていない場合、この部分化映像コンテンツの利
用の有無を、利用の範囲を示した利用希望の確認データ
を添付し、著作権コンテンツ提供者に照会する。このと
き、著作権者照会部1211aは、部分化映像コンテン
ツ及びこの部分化映像コンテンツの内容紹介データに対
して、ユーザが複製,公衆送信,上映,頒布,貸与,翻
訳及び翻案等のどの範囲の使用及び利用を行うかに基づ
き、著作権コンテンツ提供者に照会する。
【0036】すなわち、著作権者照会部1211aは、
部分化映像コンテンツ及びこの部分化映像コンテンツの
内容紹介データに対して、ユーザの使用及び利用の範囲
が著作権データにおいて示されていない場合に、この使
用及び利用の範囲を認めるか否かを、上記確認データに
基づき、著作権コンテンツ提供者に照会する。著作権デ
ータ追加登録部1211bは、上記使用及び利用の範囲
が著作権コンテンツ提供者の承諾を得られた場合に、著
作権データ格納データベース10に、承諾の得られた部
分化映像コンテンツ及び内容紹介データに対して、この
部分化映像コンテンツの新たに認められた使用及び利用
の範囲を、対応する著作権データへの追加登録する。
【0037】図2に戻り、検索データ添付部122は、
ユーザが部分化映像コンテンツの検索を行い易くするた
め、部分化した部分化映像コンテンツ毎に、検索のため
の検索データを付与する。この検索データは、具体的
に、ある映像コンテンツを部分化したとき、この部分化
された部分化映像コンテンツを識別するためのデータで
あり、すなわち、ファイルID,セグメント番号,キー
ワードデータ等である。
【0038】ここで、ファイルIDは、映像コンテンツ
格納データベース11に格納されている各映像コンテン
ツのファイル名である。セグメント番号は、部分化映像
コンテンツの映像化コンテンツにおける位置のデータ、
例えば、複数分割された場合に、映像コンテンツにおけ
る何番目の分割部分なのか、または、この部分化映像コ
ンテンツの映像コンテンツにおける時間軸上の開始時刻
及び終了時刻などを示している。
【0039】また、キーワードデータは、映像コンテン
ツを部分化映像コンテンツへ分割するときの、規則に対
応する項目である。例えば、キーワードデータは、部分
化映像コンテンツの各シーンの種類,建造物及び風景の
名称等、すなわち、部分化映像コンテンツの映像名を含
み、部分化映像コンテンツの映像データの特徴(例え
ば、登場している俳優,都市の名称,天気等)を示す。
このキーワードデータは、1つの部分化映像コンテンツ
に対して、1つの特徴しかない場合に単数、またはいく
つかの特徴が有る場合に各々の特徴に対応して複数が設
定されている。ここで、キーワードデータは、単数の場
合、部分化映像コンテンツの映像名と同一である。すな
わち、キーワードデータは、部分化映像コンテンツの映
像名を含み、部分化映像コンテンツの特徴を表す。
【0040】内容紹介データ添付部123は、映像コン
テンツにおいて、分割された部分化映像コンテンツであ
る映像シーンの先頭フレームの映像データ,シナリオ等
のテキストデータ,内容紹介の音声データ,BGM(バ
ックグランドミュージック)から構成される内容紹介デ
ータを、各部分化映像コンテンツへ添付する。ここで、
映像シーンの先頭フレームの映像データは、BMP(ビ
ットマップ)形式で添付しても良いし、また、BMP形
式に限定されることなく、例えばGIF(Graphic Inte
rchange Format),JPEG(Joint Photographic Exp
ert Group)などのいずれの形式であっても良い。添付
データ蓄積部13は、検索用データベース12から、ユ
ーザのキーワードデータに基づいて検索された、複数の
部分化映像コンテンツに対応する上記各種添付データの
組み合わせを一時的に蓄積しておくもの(一次的記憶用
のデータベース)である。
【0041】すなわち、添付データ蓄積部13は、図4
示すように、映像名領域,著作権データ領域,検索デー
タ領域、内容紹介データ領域から構成されたデータベー
スであり、各々の部分化映像コンテンツの各映像名と、
このそれぞれの部分化映像コンテンツに対応した著作権
データ,検索データ及び内容紹介データとを関連づけ
て、一時的に蓄積するものである。ここで、映像名は、
映像コンテンツ部分化部120が、映像コンテンツを所
定の規則により分割した、部分化映像コンテンツを特徴
的に表す名称等である。
【0042】この添付データ蓄積部13に記憶される図
4に示す情報は、ユーザからのキーワードデータに対応
して検索された、複数の部分化映像コンテンツを示す候
補リストとして、検索要求を行ったユーザへ提供され
る。また、表示部15は、ユーザのキーワードデータに
対応して検索された添付データ蓄積部13に記憶されて
いる、上記各部分化映像コンテンツに対応した映像名,
著作権データ,検索データ及び内容紹介データの表示を
行う。
【0043】蓄積データ検索部14は、ユーザが添付デ
ータ蓄積部13における部分化映像コンテンツの中か
ら、ユーザの必要に応じて絞り込み検索を行い、ユーザ
の入手したい部分化映像コンテンツを検索する。すなわ
ち、蓄積データ検索部14は、添付データ蓄積部13に
おいて蓄積されている部分化映像コンテンツ、または、
検索された複数の部分化映像コンテンツの中から、ユー
ザが、新たなキーワードデータを入力することにより、
絞り込み検索を行い、再度、ユーザの入手したい部分化
映像コンテンツの精度の高い検索を行う。
【0044】例えば、ユーザは、蓄積データ検索部14
における、新たなキーワードデータに基づく絞り込み検
索により、検索結果情報として、図5に示すn(nは自
然数)個の候補から、候補1,候補2及び候補3の各々
の部分化映像コンテンツの3つの候補の組合せの如きを
得る。このとき、もちろん、ユーザは、複数の部分化映
像コンテンツでなく、例えば、候補1の部分化映像コン
テンツ単独(単一)で指定することも可能なことは言う
までもない。
【0045】表示部15は、添付データ蓄積部13に格
納されている、複数の部分化映像コンテンツを、検索結
果の候補リストとして、図5に示す表示形式により可視
表示する。ここで、表示部15は、CRTディスプレ
イ、液晶表示等の可視表示が出来る装置であれば何でも
いい。映像複製部16は、映像コンテンツ格納データベ
ース11に記憶されている映像コンテンツの原映像か
ら、ユーザの要求(原映像のままの場合もあれば、編集
された場合もある)に応じて、単数または複数の部分化
映像コンテンツを複製し、この複製した部分化映像コン
テンツを保持する。
【0046】映像編集部17は、後に示すユーザからの
加工及び編集要求データに基づき、ユーザに選択され、
映像複製部16により複製された単数または複数の部分
映像コンテンツ及び内容紹介データの加工及び編集を行
う。ここで、部分化映像コンテンツに対する加工及び編
集は、デジタル画像データの追加及び削除を含み、すな
わち、部分化映像コンテンツが動画とすると画像データ
の追加,デジタル画像の部分的な削除、色の変更,キャ
ラクタの変更,背景の変更,部分化映像コンテンツの再
生時間の短縮,単数の部分化映像コンテンツに対する処
理だけではなく、他の部分化映像コンテンツとの(複数
の部分化映像コンテンツにおける)合成及び重ね合わせ
処理等が含まれている。編集管理部18は、図5に示す
検索結果情報として表示部15に表示された単一もしく
は複数の部分化映像コンテンツ及びこの部分化コンテン
ツの内容紹介データ各々の複製,公衆送信,上映,頒
布,貸与,翻訳,翻案の著作権において、ユーザの希望
する全てまたは1部の範囲の加工及び編集が可能である
かを示すデータを添付する。
【0047】ここで、編集管理部18は、編集管理制御
部19による判定の結果、ユーザの希望する加工及び編
集の範囲が著作権データに記述されている範囲内である
とき、使用が許可された部分化映像コンテンツ及び内容
紹介データに対して、著作権データで認められた加工編
集のみの処理を許すことを認めるデータを、検索結果情
報の部分化映像コンテンツに添付する。すなわち、編集
管理部18は、部分化映像コンテンツの加工編集を行う
ユーザの利用者端末を識別する特定端末識別番号と、加
工及び編集を行うユーザを識別する加工編集者氏名を上
記部分化映像コンテンツに添付する。
【0048】編集管理制御部19は、著作権データ格納
データベース10に格納されている著作権データにおい
て、ユーザの選択した部分化映像コンテンツ及び内容紹
介データに添付された利用に関して認められた利用及び
使用の範囲に、ユーザの希望する部分化映像コンテンツ
及び内容紹介データに対する加工及び編集の範囲が含ま
れるか否かの判定を行う。編集管理部18は、添付され
る特定端末識別番号及び加工編集者氏名を暗号化して部
分化映像コンテンツに添付する。ここで、暗号化方法と
しては、必要に応じて、上記編集加工映像に電子すかし
を埋め込むことも含まれる。
【0049】ネットワークIは、公衆回線網,コンピュ
ータネットワークまたはインターネットのいずれでもよ
く、ユーザの利用者端末と、アーカイヴ5の設けられて
いるコンテンツプロバイダ1との情報の送受信が行える
機能を有するものであればよい。図1に戻り、課金処理
部6は、ユーザがネットワークIを介して、アイカイヴ
5にアクセスした場合の通信料金と、検索された部分映
像コンテンツの参照,部分化映像コンテンツの取り寄
せ,及び部分映像コンテンツの利用にかかる料金とを課
金する。この課金処理部6は、著作権コンテンツ提供者
と、ユーザとの間で、部分化映像コンテンツの授受の仲
介を行う、コンテンツプロバイダまたはサービスプロバ
イダなどに設けられる。
【0050】利用者端末は、ユーザ(ユーザU1,ユー
ザU2,ユーザU3,及びユーザU4:クライアント)
側に設置されており、図6に示すように検索入力部3
1,表示部32,候補映像リスト表示部321,映像表
示部322,二次映像加工編集部34,アーカイヴ登録
部33,復号化部35を具備している。図6において、
検索入力部31は、キーボード、マウス等の、ユーザが
データを入力する装置であり、利用者端末に対してキー
ワードデータなどのデータ入力を行う。表示部32は、
CRT(Cathode Ray Tube)、液晶表示装置等の各種デ
ィスプレイであり、表示画面が、少なくとも、検索デー
タに基づく検索結果のデータを表示する候補映像リスト
表示部321の領域と、検索結果のコンテンツプロバイ
ダ1から送られる部分化映像コンテンツの画像データの
再生画像の表示を行う映像表示部322の領域とに分か
れて構成されている。
【0051】候補映像リスト表示部321は、ユーザが
アーカイヴ5に対して、検索をリクエスト(要求)した
キーワードデータに基づく、検索結果の部分化映像コン
テンツの図5に示す構成の候補リストを表示する領域で
ある。すなわち、候補リスト表示部321には、図5に
示すようにコンテンツプロバイダ1から入力される候補
としての部分化映像コンテンツの、部分化映像コンテン
ツの映像名,著作権データ及び内容紹介データ等が表示
される。この結果、ユーザがこの候補映像リスト表示部
321に表示される候補リストの部分化映像コンテンツ
の中から、欲しい部分化映像コンテンツを選択する
と、、利用者端末は、対応するファイルID及びセグメ
ント番号をコンテンツプロバイダ1へ送信することによ
り、この欲しい部分化映像コンテンツをコンテンツプロ
バイダ1へ要求する。
【0052】映像表示部322は、映像コンテンツ格納
データベース11に格納されている映像コンテンツから
上記ファイルID及びセグメント番号で検索されて送信
された部分化映像コンテンツの画像データの再生画像を
表示する。アーカイヴ登録部33は、ユーザからの操作
により、加工及び編集した部分化映像コンテンツ、すな
わち二次映像を、アーカイヴ5の映像コンテンツ格納デ
ータベース11へ、新たに映像コンテンツとしての登録
を要求する。
【0053】そして、アーカイヴ5は、部分化映像コン
テンツが加工及び編集され、登録を要求された二次映像
を、新たな映像コンテンツとして映像コンテンツ格納デ
ータベース11へ格納する。二次映像加工編集部34
は、ユーザの加工・編集要求に基づき、映像コンテンツ
格納データベース11から取得した単数または複数の部
分化映像コンテンツの映像データ及び内容紹介データに
対して、加工及び編集を行う。この加工編集は、上述し
た映像編集部17において説明した加工編集と同様の処
理が行われる。また、二次映像加工編集部34は、加工
及び編集前の部分化映像コンテンツと、加工及び編集後
の部分化映像コンテンツ、すなわち二次映像(内容紹介
データも含む)との差分データを、加工及び編集要求デ
ータに添付して、アーカイヴ5へ出力する。
【0054】復号化部35は、コンテンツプロバイダ1
より得られた部分化映像コンテンツの映像データが、編
集管理部18により暗号化されたものである場合、この
暗号化された映像データを元の部分化映像コンテンツの
映像データへ復号化する。ここで、暗号化方式の具体的
な例としては、部分化映像コンテンツを配信する際に、
秘密鍵で署名したものを添付し、ユーザ側で受信した部
分化映像コンテンツを公開鍵で検証するとか、また、複
製(コピー)を防止するために、ユーザに供給する部分
化映像コンテンツに電子透かしを入れる等が用いられ
る。
【0055】次に、図1,図2,図5および図7を参照
し、一実施形態の動作を説明する。図7は、一実施形態
によるアーカイヴシステムの動作例を示すフローチャー
トである。ステップS0において、アーカイヴ5は、ユ
ーザの認証を行う。すなわち、ユーザは、自己の利用者
端末をネットワークIを介してコンテンツプロバイダ1
へ回線を接続し、アーカイヴ5に対してのアクセスを行
う。このとき、アーカイヴ5は、ユーザが入力した、各
ユーザを識別するコード、例えば、ユーザ名、パスワー
ド等(図示せず)により、利用者端末からアクセスして
いる人間がアーカイヴシステムにユーザ登録されている
ユーザ本人であるかの認証を行う。
【0056】次に、ステップS1において、ユーザがユ
ーザ登録されている本人であることが確認されると、検
索データの入力画面が表示部32に表示され、ユーザ
は、利用者端末の検索入力部31から、得たい映像コン
テンツに対する検索のためのデータとして、キーワード
データを入力する。これにより、検索入力部31は、検
索要求データとともに、アーカイヴ5へ上記キーワード
データを送信する。
【0057】次に、ステップS2において、検索用デー
タベース12は、ユーザより送信されたキーワードデー
タに基づき、映像コンテンツ格納データベース11の映
像コンテンツを必要に応じて部分化し、各々部分化映像
コンテンツを生成する。そして、検索用データベース1
2は、ユーザが入手したい種々の部分化映像コンテンツ
を、分割されて生成された部分化映像コンテンツの中か
ら、ユーザの入力したキーワードデータに基づき、各々
の部分化映像コンテンツに添付されている検索データに
おけるキーワードデータにより検索する。ここで、表示
部15は、上記キーワードデータに対応して検索された
添付データ蓄積部13に記憶されている、上記各部分化
コンテンツに対応した映像名,著作権データ,検索デー
タ及び内容紹介データの表示を行う。
【0058】そして、検索用データベース12は、例え
ば、ユーザが入力したキーワードデータと、類似度の高
いキーワードデータを有する部分化映像コンテンツを候
補として検出し、この候補となった部分化映像コンテン
ツの個別情報を、候補リストにして対応するユーザへ送
る。ここで、個別情報とは、図5に示すデータ形式であ
り、少なくとも、映像名(またはこの映像名の類似
語),著作権データ添付部121により付与された著作
権データ,検索データ添付部122により添付された部
分化映像コンテンツの内容紹介データ添付部123によ
り内容紹介データの組み合わせを指す。
【0059】ここで、検索用データベース12は、ユー
ザのキーワードデータに応じて生成され、検索された各
種部分化映像コンテンツの組み合わせ、すなわち上記候
補リストを、一時的に添付データ蓄積部13に蓄積す
る。次に、ユーザは、添付データ蓄積部13に蓄積され
た上記候補リストにある部分化映像コンテンツの中か
ら、入手したい部分化映像コンテンツの映像データを得
るため、新たなキーワードを入力し、蓄積データ検索部
14により、絞り込みの検索を行う。
【0060】このときユーザは、新たなキーワードデー
タとともに、検索された部分化映像コンテンツの編集及
び加工の範囲を示す範囲データをアーカイヴ5へ出力す
る。そして、蓄積データ検索部14は、添付データ蓄積
部13に蓄積された中から、絞り込み検索された単数ま
たは複数の部分化映像コンテンツの個別情報を検索結果
情報として、図5に示す形式で表示部15に表示する。
【0061】このとき、編集管理制御部19は、ユーザ
からの上記範囲データに示された編集及び加工の範囲
が、検索結果の候補リストとして表示部15に表示され
た単一または複数の各々の部分化映像コンテンツ及び内
容紹介データの著作権データに記述された使用及び利用
の範囲、すなわち複製,公衆送信,上映,頒布,貸与,
翻訳,翻案等の編集及び加工の範囲に含まれるか否かの
判定を行う。
【0062】そして、編集管理部18は、編集管理制御
部19による上記判定結果に基づき、ユーザからの範囲
データの加工及び編集の範囲が、各部分化映像コンテン
ツ及び内容紹介データの著作権データの利用及び使用の
範囲に含まれる場合、可能とされた部分化映像コンテン
ツ及び内容紹介データへの加工及び編集が可能であるこ
とを示すデータを添付する。すなわち、編集管理部18
は、後に映像複製部16が映像コンテンツ格納データベ
ース11から上記部分化映像コンテンツを複製すると
き、部分化映像コンテンツの加工編集を行うユーザの利
用者端末を識別する特定端末識別番号と、加工及び編集
を行うユーザを識別する加工編集者氏名を、この複製さ
れた部分化映像コンテンツに添付する。
【0063】このとき、編集管理制御部19は、ユーザ
の加工及び編集が、利用する部分化映像コンテンツ及び
内容紹介データの著作権データで認められた利用及び使
用に示された加工及び編集の範囲のみで行われるよう
に、編集管理部18が加工及び編集が可能であることを
示す許可のデータの、部分化映像コンテンツへの添付を
制御する。
【0064】ここで、編集管理部18は、編集管理制御
部19により登録リストの部分化映像コンテンツが利用
又は使用可能である場合、特定端末識別番号及び加工編
集者氏名(ユーザ名)を、ユーザに転送するときに部分
化映像コンテンツの映像データに添付する。このとき、
編集管理部18は、特定端末識別番号及び加工編集者氏
名を暗号化して部分化映像コンテンツの映像データに添
付することも可能である。
【0065】そして、検索用データベース12における
著作権者照会部1211aは、著作権データにおいて、
ユーザの検索した部分化映像コンテンツ及び内容紹介デ
ータの加工及び編集の範囲が著作権データにおいて許可
されていない場合、この部分化映像コンテンツ及び内容
紹介データのユーザの加工及び編集の範囲の利用の可否
を、上記ユーザの範囲データとともに利用希望の確認デ
ータを添付し、著作権コンテンツ提供者に照会する。
【0066】次に、利用希望を著作権者照会部1211
aにより著作権コンテンツ提供者に照会した後、この著
作権コンテンツ提供者の回答をユーザに表示する。この
とき、ユーザの範囲データに対して、著作権コンテンツ
提供者の承諾が得られた場合、著作権データ追加登録部
1211bは、著作権データ格納データベース10の対
応する部分化映像コンテンツ及びこの部分化映像コンテ
ンツの内容紹介データの著作権データへ、著作権コンテ
ンツ提供者の承諾が得られた、すなわち、新たに認めら
れた利用及び使用の範囲の追加登録を行う。そして、検
索用データベース12は、この添付データ蓄積部13に
蓄積された、または蓄積データ検索部14で検索された
複数の部分化映像コンテンツの個別情報を検索結果情報
として表示部15により、図5に示す形式で表示し、ユ
ーザへ個別情報を候補リストとして再度送信する。
【0067】次に、ステップS3において、ユーザは、
アーカイヴ5から、絞り込み検索の検索結果情報として
送信された、候補映像リスト表示部321に表示された
図5に示す形式の候補リストから、利用したい部分化映
像コンテンツを指定する。例えば、ユーザは、アーカイ
ヴ5から利用者端末に送られる図5に示す候補リストの
中から利用したい部分化映像コンテンツを選択する。
【0068】これにより、映像表示部322には、表示
部32の制御により、選択された部分化映像コンテンツ
の内容紹介データとして、先頭フレームのBMP形式の
映像データが表示され、候補映像リスト表示部321に
著作権データ等が表示される。ここで、ユーザが見たい
部分化映像コンテンツを選択する場合、上記候補リスト
の該当個所を、マウスによりクリックすると、検索入力
部32は、アーカイヴ5に該当部分化映像コンテンツの
ファイルID及びセグメント番号を送信する。
【0069】次に、ステップS4において、アーカイヴ
5は、映像コンテンツ格納データベース11から対応す
る部分化映像コンテンツを、利用者端末より入力される
ファイルID及びセグメント番号に基づき検索する。そ
して、アーカイヴ5は、この部分化映像コンテンツを映
像複製部16により複製し、この複製された部分化映像
コンテンツの映像データを対応するユーザの利用者端末
に送信するととに、内部に保持する。このとき、編集管
理部18は、部分化映像コンテンツの加工編集を行うユ
ーザの利用者端末を識別する特定端末識別番号と、加工
及び編集を行うユーザを識別する加工編集者氏名を、こ
の複製された部分化映像コンテンツに添付する。これに
より、利用者端末において、映像表示部322は、表示
部32の制御により、映像表示部322に入力された部
分化映像コンテンツの映像データを表示し、この部分化
映像コンテンツの再生を行う。
【0070】次に、ステップS5において、ユーザは、
アーカイヴ5から送信された部分化映像コンテンツの映
像データをもとに、利用者端末における二次映像加工編
集部34により映像データの加工及び編集(複製も含
む)を行い二次映像を作成する。ユーザは、二次映像加
工編集部34により、上記加工及び編集の結果に得られ
た上記二次映像に、著作権保護における利用可能な範囲
を示すテロップ(テキスト文など)を付加しておく。
【0071】次に、ステップS6において、ユーザは、
利用者端末の二次映像加工編集部34から、元の部分化
映像コンテンツと、作成した二次映像との差分データ
を、この元の部分化映像コンテンツのファイルID及び
セグメント番号,登録要求データ,及び加工及び編集要
求データとともにアーカイヴ5へ出力する。この登録要
求データは、映像コンテンツ格納データベース11へ、
生成した二次映像を登録することを要求するデータであ
る。
【0072】これにより、アーカイヴ5は、映像複製部
16内部に記憶されている複製された部分化映像コンテ
ンツの中から、ユーザより要求されたファイルID及び
セグメント番号に対応した部分化映像コンテンツを、抽
出(検索)して映像編集部17へ出力する。そして、映
像編集部17は、複製された部分化映像コンテンツに対
して、上記差分データ及び加工及び編集要求データに対
応した加工及び編集を行い、二次映像を作成する。
【0073】このとき、アーカイヴ5の管理者は、生成
される二次映像が、ステップS2において、著作権デー
タにおける許可された範囲内で、部分化映像コンテンツ
及び内容紹介データの加工編集が行われたか否かの判定
を行う。この管理者は、上記二次映像が、著作権データ
における許可された範囲を超えて生成されたものと判断
した場合、ユーザに二次映像の加工及び編集(修正)の
要求を行う。
【0074】そして、アーカイヴ5は、この加工編集さ
れた二次映像を、映像コンテンツ格納データベース11
に、新たな映像コンテンツとして登録を行う。そして、
アーカイヴ5は、映像コンテンツ格納データベース11
に上記二次映像及び内容紹介データを映像コンテンツと
して登録するとともに、著作権保護に関する上記テロッ
プから抽出された二次映像とこの二次映像の内容紹介デ
ータの著作権データを、登録され映像コンテンツの著作
権データとして、著作権データ格納データベース10へ
格納する。上述した全ての処理は、差分データ等の抽出
処理の関係、及び複製による映像コンテンツの画質を保
持するためにデジタル信号処理により行われる。すなわ
ち、映像コンテンツ格納データベース11には、各映像
コンテンツがデジタル画像データとして蓄積されてい
る。
【0075】次に、ステップS7において、アーカイヴ
5は、映像コンテンツ格納データベース11に登録され
たデジタル画像の二次映像を、アナログの映像として出
力し、ユーザ(二次映像の作成者)に、使用可能な映像
コンテンツとして送信する。ここで、デジタル処理によ
り作成したデジタル画像データの二次映像を、アナログ
の映像としてユーザに供給するのは、この二次映像を複
製したときにアナログの映像であると画質が劣化するた
め、不正な使用を防止できるためである。また、コンテ
ンツプロバイダ1は、課金処理部6の課金情報に基づ
き、ユーザの入力したキーワードによる部分化映像コン
テンツの検索、及び加工及び編集のサービス内容に応じ
た対価を請求する。例えば、課金処理部6は、単数また
は複数の部分化映像コンテンツを検索/参照/取り寄せ
/利用、また部分化映像コンテンツのデータの大きさ、
さらに加工/編集の内容、ネットワークの接続料(通信
料金)等の処理に応じた料金を、ユーザからの上記処理
の要求毎に課金している。
【0076】上述した一実施形態のアーカイヴシステム
は、仲介者が、ユーザの使用あるいは利用したい映像コ
ンテンツに対して、著作権コンテンツ提供者の提供条件
とユーザとの使用条件との間で合意の取得を実施し、ユ
ーザ(使用者あるいは利用者)に対しては合意された映
像を提供し、その対価をユーザに課金し、一方、著作権
コンテンツ提供者及びプロバイダには対価を支払うアー
カイヴシステムとその方法を提供することができるとい
う作用効果を有する。
【0077】すなわち、一実施形態のアーカイヴシステ
ムは、ユーザが映像情報を通信回線またはコンピュータ
ネットワーク等のNW(ネットワーク)を介してサービ
スを受けようとする場合、仲介者がその映像情報の映像
著作権の取り扱いを明確にすることができ、また、ユー
ザの要求する映像を検索するために、映像コンテンツを
その意味内容から、部分化映像コンテンツに分割して部
分化する映像コンテンツ部分化部120を設けたので、
ユーザの必要な映像情報の検索時間を短縮することがで
きる。
【0078】さらに、一実施形態のアーカイヴシステム
は、得られた映像情報を加工、編集して二次映像として
利用できる二次加工編集部34を設け、この二次映像を
二次著作権物としてアーカイヴ5に登録することができ
るようにしたので、ユーザの作成した二次映像の著作権
の使用を含めて、映像コンテンツの配信において選択肢
が増加し、ユーザの利用に対する利便性が向上する。
【0079】なお、映像コンテンツ部分化部120は、
上述した記載において、映像コンテンツを論理的に部分
化、すなわち映像コンテンツ格納データベース11内の
映像コンテンツを指定するためにファイルIDを用い、
この映像コンテンツにおける部分化コンテンツの位置を
指定するためセグメント番号とを用いて、実際の分割を
行わず、部分化映像コンテンツの部分化データのみを検
索データとして生成している。しかしながら、映像コン
テンツ部分化部120において、実際に映像コンテンツ
格納データベース11の映像コンテンツを所定の規則に
対応させて部分化して、この部分化された部分化映像コ
ンテンツを映像コンテンツ格納データベース11へ格納
する様にしても良い。このとき、ファイルIDは、映像
コンテンツ格納DB11における、部分化されていない
映像コンテンツ及び部分化された部分化映像コンテンツ
のファイル名を示すこととなる。また、セグメント番号
は、部分化映像コンテンツの映像データを特定、すなわ
ち動画であれば部分化映像コンテンツ内の時間軸上の位
置を示すデータとなる。
【0080】また、この実施形態に限られるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっ
ても本発明に含まれる。例えば、ユーザがアーカイヴ5
の映像編集部17において、直接に部分化映像コンテン
ツの検索を行い 、二次映像の加工編集が行える様な構
成とする事も可能である。このときの、加工及び編集を
行う部分化映像コンテンツを得るまでの処理について
は、検索のキーワードデータをアーカイヴ5から入力す
る以外において、一実施形態に示した処理と同様であ
る。
【0081】また、アーカイヴ5の機能を利用者端末に
持たせる構成も可能である。例えば、無人のスタジオ等
に、このアーカイヴ5の機能を持たせた利用者端末を設
置することにより、誰でも自由に著作権の確認を自分で
することもなく、必要な課金処理を行うのみで、簡単に
映像コンテンツの取得及び加工・編集が行うことができ
る。このとき、ユーザは、部分化映像コンテンツの著作
権データを、著作権コンテンツ提供者に確認するための
みに、ネットワークIへの利用者端末の接続が必要であ
る。上述したアーカイヴの機能は、複数のコンピュータ
またはワークステーションに分散して構成することが可
能である。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアーカイ
ヴシステムによれば、ユーザが使用あるいは利用したい
コンテンツに対して、著作権コンテンツ提供者の提供条
件とユーザとの使用条件との間で著作権クリアランスを
実施し、使用(あるいは利用)者に対しては合意された
映像データを提供し、その対価をユーザに課金し、一方
プロバイダには対価を支払うアーカイヴシステムとその
方法を提供することができるという作用効果を有する。
【0083】すなわち、本発明のアーカイヴシステムに
よれば、ユーザが映像コンテンツの映像データを通信回
線,コンピュータネットワーク,インターネット等のネ
ットワーク(NW)を介してサービスを受けようとする
場合には、仲介者は、その映像コンテンツに対する著作
権の取り扱いを明確にすることができ、ユーザが要求す
る映像コンテンツを検索するため、映像コンテンツを所
定の規則に応じて部分化する映像コンテンツ部分化手段
を設けたので、ユーザの必要とする映像コンテンツの検
索の時間を短縮することができる。
【0084】また、本発明のアーカイヴシステムによれ
ば、得られた部分化映像コンテンツを加工及び編集して
二次映像として利用できる二次加工編集手段を設け、こ
れをアーカイヴ(映像コンテンツ格納データベース)に
登録することができるようにしたので、ユーザの一層の
便に供することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態によるアーカイヴシステ
ムの構成例を示すブロック図である。
【図2】 図1におけるアーカイヴ5の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】 図2における著作権データ添付部121に含
まれる構成を示すブロック図である。
【図4】 図2の添付データ蓄積部13の一次記憶用の
データベースの構成である。
【図5】 図2の表示部15に表示される候補リストの
表示例である。
【図6】 図1におけるユーザ側に設けられる利用者端
末の構成を示すブロック図である。
【図7】 本発明の一実施形態によるアーカイヴシステ
ムの動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,2,3,4 コンテンツプロバイダ 5 アーカイヴ 6 課金処理部 10 著作権データ格納データベース 11 映像コンテンツ格納データベース 12 検索用データベース 13 添付データ蓄積部 14 蓄積データ検索部 15 表示部 16 映像複製部 17 映像編集部 18 編集管理部 19 編集制御管理部 31 検索入力部 32 表示部 33 アーカイヴ登録部 34 二次映像加工編集部 35 復号化部 120 映像コンテンツ部分化部 121 著作権データ添付部 122 検索データ添付部 123 内容紹介データ添付部 321 候補映像リスト表示 322 映像表示部 1211a 著作権者照会部 1211b 著作権データ追加登録部 I ネットワーク U1,U2,U3,U4 ユーザ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 1/00 500 G06T 1/00 500B H04N 1/387 H04N 1/387 (72)発明者 住田 修一 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 高橋 寛幸 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 水野 良 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B049 AA05 AA06 FF01 GG00 5B057 AA20 CA19 CB19 5B075 KK54 ND12 PP02 PP03 PP13 PQ02 PQ05 PQ46 5C076 AA14 BA06

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介して接続されるユーザ端末
    と、このユーザ端末に映像コンテンツを、ユーザの要求
    に対応して提供するアーカイヴとを有するアーカイヴシ
    ステムにおいて、 前記アーカイヴが、 予め利用者が入手したい種々の映像コンテンツを蓄積し
    ておく映像コンテンツ格納データベースと、前記映像コ
    ンテンツのデータを細分化処理して検索用データを生成
    ・蓄積する検索用データベースと、前記検索用データベ
    ースから利用者の要求に応じて生成された各種細分化デ
    ータの組み合わせを一時的に蓄積しておく添付データ蓄
    積手段と、利用者が前記細分化された添付データの中か
    ら自己の入手したいデータを検索する蓄積データ検索手
    段と、前記添付データ蓄積手段で蓄積した若しくは蓄積
    データ検索手段でヒットした複数の情報を検索結果情報
    として表示する表示手段と、前記映像コンテンツ格納デ
    ータベースから受信された編集情報に対応した映像を複
    製する映像複製手段と、必要に応じて映像を編集する映
    像編集手段とから構成されるアーカイヴとからなること
    を特徴とするアーカイヴシステム。
  2. 【請求項2】 前記検索用データベースが、前記映像コ
    ンテンツ格納データベースの内容を、所定の規則に基づ
    き部分化する映像コンテンツ部分化手段と、前記部分化
    した部分化映像コンテンツに著作権データを添付する手
    段と、検索用データを添付する手段と、部分化映像コン
    テンツの関連データ及びこの関連データの利用に関する
    著作権データを添付する手段とからなることを特徴とす
    る請求項1記載のアーカイヴシステム。
  3. 【請求項3】 前記表示手段により表示された検索結果
    情報は、部分化した映像と、この利用に関する著作権デ
    ータ,検索用データ,関連データ及び関連データ利用に
    関する著作権データであることを特徴とする請求項1記
    載のアーカイヴシステム。
  4. 【請求項4】 前記著作権データ添付手段により部分化
    した部分化映像コンテンツに添付された利用に関する著
    作権が、それぞれ複製、公衆送信、上映、頒布もしくは
    貸与、翻訳・翻案を含む映像利用に対するものであるこ
    とを特徴とする請求項3記載のアーカイヴシステム。
  5. 【請求項5】 前記著作権データ添付手段により関連デ
    ータに添付された著作権が、それぞれ複製、公衆送信、
    上映、頒布もしくは貸与、翻訳・翻案を含む利用に対す
    るものであることを特徴とする請求項3記載のアーカイ
    ヴシステム。
  6. 【請求項6】 前記著作権データ添付手段が、前記部分
    化映像コンテンツ、及び関連データのそれぞれの利用に
    関する著作権データで、許されない利用希望を著作権者
    に照会する著作権者照会手段と、前記著作権者の承諾が
    得られた場合に前記利用に関する著作権データの追加登
    録を行う著作権データ追加登録手段を有することを特徴
    とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のアーカイ
    ヴシステム。
  7. 【請求項7】 前記検索結果情報として表示された単一
    または複数の部分化映像コンテンツ,及び関連データに
    対する、複製もしくは公衆送信もしくは上映もしくは頒
    布もしくは貸与もしくは翻訳もしくは翻案の、全てもし
    くは一部の範囲の加工及び編集が可能か否かの判定を、
    前記利用に関する著作権データに基づいて行う編集制御
    管理手段と、加工及び編集が著作権データの範囲内であ
    れば加工及び編集を許可する許可データをこの部分化映
    像コンテンツ及び関連データに添付する編集管理手段と
    を有することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれ
    かに記載のアーカイヴシステム。
  8. 【請求項8】 前記加工編集手段が、前記許可データと
    して利用者端末を特定する特定端末識別番号、及び加工
    及び編集を行う利用者の加工編集者氏名を、利用者によ
    り加工及び編集が行われる部分化映像コンテンツに添付
    することを特徴とする請求項7に記載のアーカイヴシス
    テム。
  9. 【請求項9】 前記部分化映像コンテンツ及び関連デー
    タに添付された許可データが、暗号化する手段により暗
    号化されていることを特徴とする請求項8記載のアーカ
    イヴシステム。
  10. 【請求項10】 前記部分化映像コンテンツ及び関連デ
    ータに添付された許可データが、電子すかしであること
    を特徴とする請求項8記載のアーカイヴシステム。
  11. 【請求項11】 前記利用者が入力したデータ入力が、
    前記利用者側端末から前記通信回線を介して行われるこ
    とを特徴とする請求項1記載のアーカイヴシステム。
  12. 【請求項12】 前記利用者側端末が、前記検索結果情
    報を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項
    1記載のアーカイヴシステム。
  13. 【請求項13】 前記検索用データベースにおける部分
    化処理が、人手を介さずに電子的手段で行うことを特徴
    とする請求項1記載のアーカイヴシステム。
  14. 【請求項14】 前記利用者側端末が、前記利用者の入
    力データに応じ検索した映像情報及び関連データを表示
    し複製する手段を有することを特徴とする請求項1〜請
    求項13のいずれかに記載のアーカイヴシステム。
  15. 【請求項15】 前記利用者側端末が、前記検索した複
    数の映像情報を編集する二次映像加工編集手段を有する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項14のいずれかに記
    載のアーカイヴシステム。
  16. 【請求項16】 前記アーカイヴが、前記利用者側端末
    の要求に基づき、前記二次映像加工編集手段により編集
    した映像情報,関連データ及びこの映像情報及び関連デ
    ータの利用に関する著作権データを登録するアーカイヴ
    登録手段を有することを特徴とする請求項1〜請求項1
    5のいずれかに記載のアーカイヴシステム。
  17. 【請求項17】 前記通信回線には、前記ユーザの入力
    データによる検索処理、および加工編集処理内容のサー
    ビスに応じて課金し、この利用者に対し前記サービス内
    容に応じた対価を請求をする課金処理手段が設けられて
    いること特徴とする請求項1から請求項16のいずれか
    に記載のアーカイヴシステム。
  18. 【請求項18】 予め利用者が入手したい種々の映像コ
    ンテンツを映像コンテンツ格納データベースに蓄積して
    おく工程と、前記映像コンテンツのデータを細分化処理
    して検索用データベースに検索用データを生成・蓄積す
    る工程と、前記検索用データベースから利用者の要求に
    応じて生成された各種細分化データの組み合わせを一時
    的に添付データ蓄積手段に蓄積しておく工程と、利用者
    が前記細分化された添付データの中から自己の入手した
    いデータを蓄積データ検索手段により検索する工程と、
    前記添付データ蓄積手段で蓄積した若しくは蓄積データ
    検索手段でヒットした複数の情報を検索結果情報として
    表示手段により表示する工程と、前記映像コンテンツ格
    納データベースから受信された編集情報に対応した映像
    コンテンツを映像複製手段により複製する工程と、必要
    に応じて映像コンテンツを映像編集手段により編集する
    工程とからなることを特徴とするアーカイヴシステムの
    検索方法。
  19. 【請求項19】 前記検索用データベースの生成が、前
    記映像コンテンツ格納データベースの内容をある意味内
    容に基づいて映像コンテンツ部分化手段により映像コン
    テンツを部分化する工程と、前記利用に関する著作権デ
    ータを添付する手段により該著作権データを添付する工
    程と、検索用データを添付する工程と、関連データ及び
    関連データの利用に関する著作権データを添付する工程
    とからなることを特徴とする請求項18記載のアーカイ
    ヴシステムの検索方法。
  20. 【請求項20】 前記表示手段により表示された検索結
    果情報は、部分化した映像と、この利用に関する著作権
    データ,検索用データ,関連データ及び関連データ利用
    に関する著作権データであることを特徴とする請求項1
    8記載のアーカイヴシステムの検索方法。
  21. 【請求項21】 前記著作権データ添付手段が、前記部
    分化映像コンテンツ、及び関連データのそれぞれの利用
    に関する著作権データで、許されない利用希望を著作権
    者に照会する著作権者照会工程と、前記著作権者の承諾
    が得られた場合に前記利用に関する著作権データの追加
    登録を行う著作権データ追加登録工程を有することを特
    徴とする請求項18〜請求項20のいずれかに記載のア
    ーカイヴシステム。
  22. 【請求項22】 前記検索結果情報として表示された単
    一または複数の部分化映像コンテンツ及び関連データに
    対する、複製もしくは公衆送信もしくは上映もしくは頒
    布もしくは貸与もしくは翻訳もしくは翻案の、全てまた
    は一部の範囲の加工及び編集が可能か否かの判定を、前
    記利用に関する著作権データに基づいて行う編集制御管
    理工程と、加工及び編集が著作権データの範囲内であれ
    ば加工編集を許可する許可データをこの部分化コンテン
    ツ及び関連データに添付する編集管理工程とを有するこ
    とを特徴とする請求項18〜請求項21のいずれかに記
    載のアーカイヴシステム。
  23. 【請求項23】 前記加工編集工程が、前記許可データ
    として利用者端末を特定する特定端末識別番号、及び加
    工及び編集を行う利用者の加工編集者氏名を、利用者に
    より加工及び編集の行われる部分化映像コンテンツに添
    付することを特徴とする請求項18〜請求項22のいず
    れかに記載のアーカイヴシステムの検索方法。
  24. 【請求項24】 前記部分化映像コンテンツ及び関連デ
    ータに添付された許可データは、暗号化する工程により
    暗号化されていることを特徴とする請求項23記載のア
    ーカイヴシステムの検索方法。
  25. 【請求項25】 前記部分化映像コンテンツ及び関連デ
    ータに添付された許可データは、電子すかしであること
    を特徴とする請求項23記載のアーカイヴシステムの検
    索方法。
  26. 【請求項26】 前記利用者が入力したデータ入力が、
    前記通信回線を介して前記利用者側端末から行われるこ
    とを特徴とする請求項18記載のアーカイヴシステムの
    検索方法。
  27. 【請求項27】 前記検索結果情報の表示工程が、前記
    利用者側端末で行われることを特徴とする請求項18記
    載のアーカイヴシステムの検索方法。
  28. 【請求項28】 前記映像コンテンツを所定の規則に基
    づき部分化する工程は、電子的手段により人手を介さず
    に行われることを特徴とする請求項18記載のアーカイ
    ヴシステムの検索方法の検索方法。
  29. 【請求項29】 前記利用者の入力データに応じ検索し
    た映像コンテンツ及び関連データを表示し複製する工程
    が、前記利用者側端末で行われることを特徴とする請求
    項18〜請求項28のいずれかに記載のアーカイヴシス
    テムの検索方法。
  30. 【請求項30】 前記検索した複数の映像コンテンツ情
    報を編集する二次映像加工編集工程が、前記利用者側端
    末で行われることを特徴とする請求項18から29記載
    のアーカイヴシステムの検索方法。
  31. 【請求項31】 前記利用者側端末からの要求に基づ
    き、前記二次映像コンテンツ加工編集工程により編集し
    た映像情報、及びこの関連データと各々の利用に関する
    著作権データを登録するアーカイヴ登録工程を有するこ
    とを特徴とする請求項18〜請求項30のいずれかに記
    載のアーカイヴシステムの検索方法。
  32. 【請求項32】 前記利用者の入力データによる検索処
    理、および加工編集処理内容のサービスに応じて課金
    し、この利用者に対し前記サービス内容に応じた対価を
    請求をする課金処理工程が設けられていること特徴とす
    る請求項18から請求項31のいずれかに記載のアーカ
    イヴシステムの検索方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006006278A1 (ja) * 2004-07-13 2006-01-19 Kazuo Ooyama インターネットで用いる課金・報酬支払いシステム
JP2010146584A (ja) * 2003-04-25 2010-07-01 Apple Inc ネットワークを隔てたメディアへのアクセス

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