JP2002055637A - 表示体および時計 - Google Patents

表示体および時計

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JP2002055637A
JP2002055637A JP2000245379A JP2000245379A JP2002055637A JP 2002055637 A JP2002055637 A JP 2002055637A JP 2000245379 A JP2000245379 A JP 2000245379A JP 2000245379 A JP2000245379 A JP 2000245379A JP 2002055637 A JP2002055637 A JP 2002055637A
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Application number
JP2000245379A
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Kazuhiko Suda
一彦 須田
Mitsuo Oyama
光雄 大山
Mitsuru Yajima
充 矢島
Takashi Murase
高志 村瀬
Masami Shiobara
雅美 塩原
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Nemoto and Co Ltd
Original Assignee
Nemoto and Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好で詳細な印刷画像が得られ十分な発光機
能を有する表示体を提供する。 【解決手段】 ケース体内に配設する表示板2の表面側
に短針4および長針5を回動可能に配置した計時手段3
を裏面側に配設して時計3を形成する。金属円板状の基
板6の表面に、光の反射性の高い反射機能を有する反射
層7を設ける。反射層7の表面に、蛍光顔料および蓄光
顔料のうちの少なくともいずれか一方と有機結合剤とを
主成分とした輝度層8を設ける。輝度層8の表面に、蛍
光顔料、蓄蓄光顔料および光拡散顔料の少なくといずれ
か一方の骨材と親水性結合剤とを主成分とし水性インク
を受容する受容層9を設ける。受容層9に画像の変更が
容易で詳細な印刷ができるインクジェット印刷にて着色
層10を設ける。高い発光輝度および詳細な印刷画像が得
られ、表現性や装飾性を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光性機能を有す
る蛍光顔料および蓄光性機能を有する蓄光顔料の少なく
ともいずれか一方を含有する輝度層を有し水性インクが
印刷される表示体およびこの表示体を備えた時計に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば時計において、金属板など
の基板表面にスクリーン印刷などにより文字や記号、図
形などの画像を印刷した文字板を備えた構成が知られて
いる。この文字板に利用されるスクリーン印刷は、同一
画像を大量に高速印刷できるが、版の作製に時間および
コストを要するため、少量の印刷には利用されないとと
もに、使用する色の組み合わせも使用する版の数に対応
することから、使用する色の数にも制約を受ける。
【0003】そこで、版を用いず、色の制限もなく、写
真画像のような精細な画像印刷も可能なインクジェット
印刷を用いて画像を印刷することが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このインク
ジェット印刷では、印刷画像の解像度などにより水性イ
ンクが広く利用されている。このため、金属板などの基
板の表面にインクジェット印刷により画像を形成する場
合、水性インクが基板上に良好に保持されず、印刷画像
が不鮮明となったり、印刷画像が接触する他の部位に転
写されてしまい、良好な印刷画像が得られない。
【0005】このことから、例えば水性インクを安定し
て保持して良好な画像を形成する方法として、例えば特
開2000−11660号公報に記載のように、水性イ
ンクを受容する受容層を基板の表面に形成する構成が知
られている。
【0006】ところで、基板の表面に蛍光顔料や蓄光顔
料を含有する塗料を印刷形成して形成した輝度層を設け
た文字板を用いた時計も知られている。そして、この蛍
光顔料や蓄光顔料を含有する塗料は、蛍光顔料や蓄光顔
料の分散性や取扱性、安定保持性などの点で疎水性の結
合剤を用いた塗料が一般的に利用されている。このこと
から、この輝度層の表面にインクジェット印刷にて画像
を形成すると、上述したように水性インクを安定して保
持できず、良好な印刷画像が得られない。このため、例
えば特開平11−246810号公報に記載のように、
蓄光顔料を含有し水性インクを受容する受容層を形成す
るインクが知られている。
【0007】しかしながら、この特開平11−2468
10号公報に記載のようなインクを用いて受容層を形成
しても、蓄光顔料の含有量に制約があり、十分な残光が
得られない。すなわち、十分な残光を得るために蓄光顔
料の含有量を多くすると、受容層の表面が粗くなり、水
性インクがにじむなど、鮮明な印刷画像が得られない。
【0008】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、良好で詳細な印刷画像が得られ十分な発光機能す
なわち、高光輝度、長残光性機能を有する表示体および
この表示体を備えた時計を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の表示体
は、基体と、この基体の表面に設けられ蛍光性機能を有
する蛍光顔料および蓄光性機能を有する蓄光顔料のうち
の少なくともいずれか一方、および、親水性結合剤を含
有した輝度層と、この輝度層の表面に設けられ水性イン
クを受容する受容層とを具備したものである。
【0010】そして、基体の表面に設けられ蛍光性機能
を有する蛍光顔料および蓄光性機能を有する蓄光顔料の
うちの少なくともいずれか一方、および、親水性結合剤
を含有した輝度層の表面に、水性インクを受容する受容
層を設けることにより、十分な発光輝度が得られるとと
もに、例えば印刷画像の変更が容易で詳細な印刷画像が
得られるインクジェット印刷が利用可能となり、良好な
画像が得られる。
【0011】請求項2記載の表示体は、請求項1記載の
表示体において、基体と輝度層との間に設けられ、少な
くとも前記輝度層からの光を反射する反射層を具備した
ものである。
【0012】そして、基体と輝度層との間に少なくとも
輝度層からの光を反射する反射層を設けることにより、
発光輝度の向上が容易に得られる。
【0013】請求項3記載の表示体、請求項1または2
記載の表示体において、水性インクにより受容層の表面
に所定の画像を構成して設けられた着色層を具備したも
のである。
【0014】そして、水性インクにより所定の画像を構
成した着色層を設けることにより、例えば詳細な印刷画
像が容易に得られるインクジェット印刷が利用可能で、
表現性や装飾性が向上する。
【0015】請求項4記載の表示体は、請求項1ないし
3いずれか一記載の表示体において、受容層は、蛍光顔
料、蓄光顔料および光拡散顔料のうちの少なくともいず
れか一つと、親水性結合剤とを具備したものである。
【0016】そして、蛍光顔料、蓄光顔料および光拡散
顔料のうちの少なくともいずれか一つと親水性結合剤と
を有した受容層を設けることにより、水性インクの受容
が容易に得られるとともに、受容層自体の発光や光拡散
機能により、発光輝度の向上が容易に得られる。
【0017】請求項5記載の表示体は、請求項4記載の
表示体において、受容層は、蛍光顔料、蓄光顔料および
光拡散顔料の合計質量比10に対して親水性結合剤の質
量比が3以上10以下で配合されたものである。
【0018】そして、蛍光顔料、蓄光顔料および光拡散
顔料の合計質量比10に対して親水性結合剤の質量比が
3以上10以下で配合して受容層を形成することによ
り、水性インクのにじみなどによる印刷画像の不鮮明化
を防止しつつ水性インクが良好に受容され、良好な印刷
画像が得られる。ここで、蛍光顔料、蓄光顔料および光
拡散顔料の合計質量比10に対して親水性結合剤の質量
比が3より少なくなると、蛍光顔料、蓄光顔料および光
拡散顔料の含有量が多くなり、表面が粗くなって水性イ
ンクのにじみなどによる印刷画像の不鮮明化が生じるお
それがある。また、蛍光顔料、蓄光顔料および光拡散顔
料の合計質量比10に対して親水性結合剤の質量比が1
0より多くなると、蛍光顔料、蓄光顔料および光拡散顔
料が親水性結合剤にて充填される状態となり、水性イン
クが安定して受容できなくなるおそれがある。このた
め、発光顔料、蓄光顔料および光拡散顔料の合計質量比
10に対して親水性結合剤の質量比を3以上10以下に
設定する。
【0019】請求項6記載の表示体は、請求項4または
5記載の表示体において、受容層は、蛍光顔料、蓄光顔
料および光拡散顔料の粒径がD−50で1μm以上25
μm以下であるものである。
【0020】そして、受容層の蛍光顔料、蓄光顔料およ
び光拡散顔料の粒径をD−50で1μm以上25μm以
下とすることにより、水性インクを受容するための受容
層の表面が良好な凹凸状態となり、水性インクが安定し
て保持されるとともに水性インクのにじみなどを生じず
に鮮明な印刷画像が得られる。ここで、受容層の蛍光顔
料、蓄光顔料および光拡散顔料の粒径がD−50で1μ
mより細かくなると、受容層の表面が平坦緻密化し、安
定して水性インクを保持できなくなるとともに、顔料の
輝度も低下する。また、受容層の蛍光顔料、蓄光顔料お
よび光拡散顔料の粒径がD−50で25μmより粗くな
ると、受容層の表面が粗くなり、水性インクのにじみな
どによる印刷画像の不鮮明化が生じるおそれがある。こ
のため、受容層の蛍光顔料、蓄光顔料および光拡散顔料
の粒径をD−50で1μm以上25μm以下に設定す
る。
【0021】請求項7記載の表示体は、請求項1ないし
6いずれか一記載の表示体において、蓄光顔料は、Mが
Sr,Ca,Baのうちの少なくともいずれか一つのア
ルカリ土類金属で、MAl24:Eu,Dy、M4Al
1425:Eu,Dy、MAl24:Eu,NdおよびZ
nS:Cuで表される蓄光体の群のうちの少なくともい
ずれか一つを含有するものである。
【0022】そして、MがSr,Ca,Baのうち少な
くともいずれか一つのアルカリ土類金属で、MAl
24:Eu,Dy、M4Al1425:Eu,Dy、MA
24:Eu,Ndで表される蓄光体の群のうち少なく
ともいずれか一つを含有する蓄光顔料を用いるので、長
期間安定した残光輝度の発光が得られるとともに、蛍光
顔料や着色顔料との組み合わせにより表現性あるいは装
飾性が向上する。
【0023】請求項8記載の表示体は、請求項1ないし
7いずれか一記載の表示体において、蛍光顔料は、Mが
La、Gd、Yのうちの少なくともいずれか一つの元素
で、RがSr、Ca、Ba、Mg、Ceのうちの少なく
ともいずれか1つの元素で、M22S:Eu、ZnS:
Mn、BaMg2Al1627:Eu,Mn、ZnS:C
u、SrAl24:Eu、ZnO:Zn、Sr4Al14
25:Eu、3(Ba,Ca,Mg)3(PO4)2・(Ba,
Ca,Mg)Cl2:Eu、Sr4Al1425:Eu,D
y、R10(PO4)6Cl2:Eu、BaMg2Al1627
Eu、BaMgAl1017:Eu、ZnS:Agで表さ
れる蛍光体の群のうちの少なくともいずれか一つを含有
するものである。
【0024】そして、MがLa、Gd、Yのうち少なく
ともいずれか一つの元素で、RがSr、Ca、Ba、M
g、Ceのうち少なくともいずれか1つの元素で、M2
2S:Eu、ZnS:Mn、BaMg2Al1627:E
u,Mn、ZnS:Cu、SrAl24:Eu、Zn
O:Zn、Sr4Al1425:Eu、3(Ba,Ca,M
g)3(PO4)2・(Ba,Ca,Mg)Cl2:Eu、Sr4
Al1425:Eu,Dy、R10(PO4)6Cl2:Eu、
BaMg2Al1627:Eu、BaMgAl1017:E
u、ZnS:Agで表される蛍光体の群のうち少なくと
もいずれか一つを含有する蛍光顔料を用いるので、35
0nm以上420nm以下に発光ピークを有する紫外線
を含む光により高輝度な発光が得られ、小型の発光ダイ
オードを利用可能で、小型化が容易に図れるとともに、
蓄光顔料や蛍光顔料との組み合わせにより表現性あるい
は装飾性が向上する。
【0025】請求項9記載の表示体は、請求項1ないし
8いずれか一記載の表示体において、着色層は、インク
ジェット印刷により形成されたものである。
【0026】そして、インクジェット印刷により着色層
を形成することにより、例えば写真調画像のような多彩
で詳細な印刷画像が容易に得られ、表現性や装飾性が向
上するとともに、画像の変更が容易で、各種画像が容易
に形成可能で、汎用性が向上する。
【0027】請求項10記載の表示体は、請求項1ない
し9いずれか一記載の表示体において、基体は、シート
状に形成され、輝度層が設けられる面と反対側の面に取
付手段が設けられたものである。
【0028】そして、シート状に形成した基体の輝度層
が設けられる面と反対側の面に取付手段を設けることに
より、いずれのものにも発光輝度が高く良好な印刷画像
を設けることが可能となり、表現性および装飾性の向上
が容易となる。
【0029】請求項11記載の時計は、請求項1ないし
10いずれか一記載の表示体と、計時手段とを具備した
ものである。
【0030】そして、発光輝度が高く良好な印刷画像が
得られる請求項1ないし10いずれか一記載の表示体を
用いることにより、表現性や装飾性が得られるととも
に、良好な印刷画像の変更が容易で少量生産のものでも
容易に対応可能で、差別化が容易に得られる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の時計の一実施の形
態を図面を参照して説明する。
【0032】図1は時計の表示板を示す断面図である。
【0033】図1に示すように、1は時計で、この時計
1は、図示しない硬質ガラスなどの透光性部材が閉塞す
る窓を開口するケース体と、このケース体内に表示面と
なる表面が窓に臨んで配設された文字板である表示体2
と、この表示体2の裏面側に配設された計時手段3とを
備えている。この計時手段3は、表示体2の表面側に位
置して回動可能に配設された指針である短針4および長
針5を備えている。
【0034】そして、表示体2は、基体としての例えば
金属板などの略円板状の基板6を備えている。また、基
板6の表示面となる表面には、例えば黒度の値が小さい
白色顔料や金属めっきによる光の反射性の高い反射機能
を有する反射層7が設けられている。なお、反射層7を
設けることなく基板6の表面を鏡面加工して反射特性を
高くしてもよい。
【0035】また、反射層7の表面には、発光性材料が
例えば印刷や塗布、吹き付けなどにて厚膜形成された輝
度層8が設けられている。この輝度層8を形成する発光
性材料は、蛍光性機能を有する蛍光顔料および蓄光性機
能を有する蓄光顔料のうちの少なくともいずれか一方
と、有機結合剤とを主成分としたものである。なお、有
機結合剤としては、親水性で基板との接着性が高いもの
が好ましい。
【0036】さらに、輝度層8の表面には水性インクを
受容する受容層9が厚膜形成され、この受容層9の表面
には例えば水性インクを用いるインクジェット印刷にて
文字や記号、図形、模様、風景、写真画などの所定の画
像を形成する着色層10が設けられている。
【0037】そして、受容層9は、骨材と親水性結合剤
とを主成分とした水性塗料が例えば印刷や塗布、吹き付
けなどにて厚膜状に形成されている。なお、骨材として
は、例えば蛍光性機能を有する蛍光顔料、蓄光性機能を
有する蓄光顔料および光拡散顔料の少なくといずれか一
方が用いられる。さらに、骨材として、可視光下で所定
の色を示す着色顔料を用いたり、着色顔料を混合したも
のを用いてもよい。
【0038】また、光拡散顔料としては、例えば炭酸カ
ルシウム(CaCO3)(ルミパール(商品名:根本特
殊化学株式会社販売))あるいは酸化アルミニウム(A
23)などの黒度の小さいものや、ガラスビーズなど
の光を拡散する特性が高いものが用いられる。
【0039】そして、輝度層8および受容層9に用いら
れる蓄光顔料は、例えばMがSr,Ca,Baのうち少
なくともいずれか一つのアルカリ土類金属で、MAl2
4:Eu,Dy、M4Al1425:Eu,Dy、MAl
24:Eu,NdおよびZnS:Cuで表される蓄光体
の群のうち少なくともいずれか一つを含有するものであ
る。なお、他のいずれの蓄光体を用いてもよいが、長期
間安定して高輝度が得られるSrAl24:Eu,Dy
(緑色発光,発光ピーク530nm)、Sr4Al1425:E
u,Dy(青緑色発光,発光ピーク490nm)およびCa
Al24:Eu,Nd(紫色発光,発光ピーク440nm)
の少なくともいずれか一つが好ましく、特に視認により
最も明るく感じられるSrAl24:Eu,Dyを主成
分とする蓄光顔料(根本特殊化学株式会社販売 商品
名:N夜光 ルミノーバ)が好ましい。
【0040】また、蛍光顔料は、350nm以上420
nm以下に発光ピークを有する近紫外線領域の紫外線を
含む光により発光する部材が好ましく、例えば表1およ
び図2に示すような蛍光顔料、すなわちMがLa、G
d、Yのうち少なくともいずれか一つの元素で、M22
S:EuであるLa22S:EuやGd22S:Euあ
るいはY22S:Eu、さらにZnS:Mn、BaMg
2Al1627:Eu,Mn、ZnS:Cu、SrAl2
4:Eu、ZnO:Zn、Sr4Al1425:Eu、3
(Ba,Ca,Mg)3(PO4)2・(Ba,Ca,Mg)C
2:Eu、Sr4Al1425:Eu,またRがSr、C
a、Ba、Mg、Ceのうち少なくともいずれか1つの
元素で、R10(PO4)6Cl2:EuであるDy、(Sr,
Ca,Ba,Ce)10(PO4)6Cl2:Eu、や(Sr,
Ca,Ba)10(PO4)6Cl2:Eu、そしてさらにBa
Mg2Al1627:Eu、BaMgAl1017:Eu、
ZnS:Ag、Sr5(PO4)3Cl:Euで表される蛍
光体の群のうち少なくともいずれか一つを含有するもの
で、特に赤色系では図3に示すような励起スペクトルお
よび発光スペクトルを有するLa22S:Eu、オレン
ジ色系ではZnS:Mn、緑色系では図4に示すような
励起スペクトルおよび発光スペクトルを有するBaMg
2Al1627:Eu,Mn、青緑色系ではSr4Al14
25:Eu、青色系では図5に示すような励起スペクトル
および発光スペクトルを有する(Sr,Ca,Ba,C
e)10(PO4)6Cl2:Euが高輝度であることから好ま
しい。
【0041】なお、表1に示す輝度は、同色系において
最も輝度が高いもの、すなわち赤系では図3に示す番号
1のLa22S:Eu、緑系では図4に示す番号9のB
aMg2Al1627:Eu,Mn、青緑系では番号16
のSr4Al1425:Eu、青系では図5に示す番号1
9の(Sr,Ca,Ba,Ce)10(PO4)6Cl2:Eu
の輝度を100%として、相対的に表示した。また、図
2は、色度座標として、実用上使用可能である相対輝度
50%の蛍光体の発光色を色度図にプロットしたもので
ある。
【0042】
【表1】 なお、これら蓄光体および蛍光体は、可視光下では、略
乳白色を示す。また、色度図からわかるように、紫外線
の照射にて発光させる色としては、上記各蛍光顔料およ
び蓄光顔料を適宜の割合で混合することにより、任意に
設定される。
【0043】また、輝度層8で用いられる蛍光顔料およ
び蓄光顔料は、例えば粒径がD−10で0.5μm以上
5μm以下、D−50で2μm以上50μm以下および
D−90で4μm以上100μm以下のものである。こ
こで、D−10の値は、レーザ回折散乱法による粒度分
布の測定により、細かい側からの延べ体積積算値が全体
積積算値の10%に達する粒径、すなわち、粒径が細か
い側からの延べ体積積算値が10%となる位置で粒径で
0.5μm以上5μm以下の範囲となることを意味す
る。D−50の値も同様で、延べ体積積算値が全体積積
算値の50%に達する粒径を表し、D−90は延べ体積
積算値が全体積積算値の90%に達する粒径を表す。
【0044】なお、粒径がD−10で0.5μm、D−
50で2μm、D−90で4μmより細かくなると、蛍
光顔料の蛍光体自体および蓄光顔料の蓄光体自体の輝度
が低下し高輝度が得られなくなる。また、粒径がD−1
0で5μm、D−50で50μm、D−90で100μ
mより粗くなると、基板6と輝度層8との接着性や輝度
層8と受容層9との接着性が低下するとともに、輝度層
8の凹凸が顕著となり、この凹凸が受容層9の表面性に
悪影響を与えて良好なインク保持ができなくなる。さら
には、凝集が生じて有機結合剤への均一な分散混合が困
難となり、輝度層8の硬化時に内部応力が生じやすくな
り、亀裂や剥離などが生じて良好な層状に形成できなく
なるおそれがある。このため、輝度層8での蛍光顔料お
よび蓄光顔料の粒径をD−10で0.5μm以上5μm
以下、D−50で2μm以上50μm以下およびD−9
0で4μm以上100μm以下に調整することが好まし
い。
【0045】また、受容層9に用いる蛍光顔料や蓄光顔
料、光拡散顔料の粒径は、例えばD−50で1μm以上
25μm以下である。ここで、受容層9におけるの蛍光
顔料、蓄光顔料および光拡散顔料の粒径がD−50で1
μmより細かくなると、受容層9の表面が平坦緻密化
し、着色層10を形成するための水性インクを安定して保
持できなくなるとともに、顔料の輝度が低下する。ま
た、粒径がD−50で25μmより粗くなると、受容層
9の表面が粗くなり、水性インクのにじみなどによる着
色層10の印刷画像の不鮮明化が生じるおそれがある。こ
のため、受容層9の蛍光顔料、蓄光顔料および光拡散顔
料の粒径をD−50で1μm以上25μm以下に設定す
る。
【0046】そして、受容層9を形成する水性塗料は、
蛍光顔料、蓄光顔料および光拡散顔料の合計質量比10
に対して親水性結合剤の質量比が3以上10以下の割合
で配合されたものを用いる。ここで、蛍光顔料、蓄光顔
料および光拡散顔料の合計質量比10に対して親水性結
合剤の質量比が3より少なくなると、蛍光顔料、蓄光顔
料および光拡散顔料の含有量が多くなり、受容層9の表
面が粗くなって着色層10を形成するための水性インクの
にじみなどが生じて着色層10の印刷画像の不鮮明化が生
じるおそれがある。また、蛍光顔料、蓄光顔料および光
拡散顔料の合計質量比10に対して親水性結合剤の質量
比が10より多くなると、蛍光顔料、蓄光顔料および光
拡散顔料の粒子間が親水性結合剤にて充填された状態と
なり、水性インクが安定して受容、すなわち微細気孔へ
の浸透による保持ができなくなり、他の部位が接触した
り組み付け作業者が触れると転写すなわちいわゆる色移
りが生じるおそれがある。このため、蛍光顔料、蓄光顔
料および光拡散顔料の合計質量比10に対して親水性結
合剤の質量比を3以上10以下に設定することが好まし
い。
【0047】また、時計1には、表示体2の表面に、紫
外線を含む光を照射する紫外線ランプとしての発光スペ
クトルとして350nm以上420nm以下に発光ピー
クを有するUV−Aである近紫外線領域の光を照射する
紫外線照射手段としての図示しない発光ダイオードが設
けられている。
【0048】次に、上記実施の形態の動作を図面を参照
して説明する。
【0049】まず、例えば黄銅などの金属板の表面に、
表示体2の型抜位置毎に略円形に例えば黒度の値の小さ
い白色顔料を含有する反射塗料を印刷や塗布、吹き付け
などにて層状に設けて乾燥硬化し反射層7を形成する。
なお、反射塗料は、例えば親水性結合剤などを含有する
水性のものが輝度層8との結合性から好ましい。
【0050】そして、この反射層7の表面に、あらかじ
め調製した発光性材料を例えば印刷や塗布、吹き付けな
どにて層状に設けて乾燥硬化し輝度層8を設ける。
【0051】さらに、この輝度層8の表面に、あらかじ
め調製した水性塗料を例えば印刷や塗布、吹き付けなど
にて層状に設けて乾燥硬化し受容層9を設ける。
【0052】そして、この受容層9の表面に、例えば水
性インクを用いるインクジェット印刷にて文字や記号、
図形、模様、風景、写真画などの所定の画像を形成する
着色層10を設け、打抜位置毎に打ち抜いて時計1の文字
板となる表示体2を形成する。
【0053】この後、表示体2の裏面側である受容層9
が設けられた表面と反対側の面に計時手段3を取り付
け、表面側に突出する計時手段3のシャフト18の先端部
に短針4および長針5の一端部を一体的に取り付け、図
示しないケース体内に組み付けて時計1を形成する。
【0054】次に、上記実施の形態の作用を実験例1な
いし4を参照して説明する。
【0055】(実験例1)まず、受容層9の結合剤を選
定する実験をした。
【0056】基板6としては、厚さ寸法が0.48mm
の黄銅鋼板を用い、一面に白色の反射層7を設けたもの
を用いた。そして、表2に示すように、適宣調製した各
種塗料を用いて受容層9をスクリーン印刷にて約110
μmの層状に形成した。なお、塗料は、骨材として蓄光
顔料であるSrAl24:Eu,Dyで粒径が図6に示
すD−50で約25μmのもの(根本特殊化学株式会社
販売 商品名:N夜光ルミノーバ)を用いた。さらに、
塗料の結合剤としては、蓄光顔料の結合剤として広く利
用されている疎水性の結合剤(タナカケミカル株式会社
製 商品名:コーテックスメジューム)ならびに親水性
の結合剤(十条ケミカル株式会社製商品名:アクアセッ
トインキ 5100)を選択して用いた。また、蓄光顔料と
結合剤とを質量比で10:6となる割合で混合して水性
塗料を調製した。そして、それぞれ形成した受容層9の
表面に、水性インクによるインクジェット印刷にて着色
層10を形成して、印刷画像の鮮明度を観察した。その結
果を表2に示す。なお、受容層9の代わりに従来のイン
クジェット印刷用の受容層9を形成したものを比較試料
とした。そして、表2において、画像の鮮明度は、従来
のインクジェット印刷用の受容層9に形成した印刷画像
に対する良否で、同等以上の鮮明度であれば○、従来の
印刷画像より劣る場合は×で評価した。
【0057】
【表2】 この表2に示す結果から、疎水性の結合剤を用いた塗料
により受容層9を形成した試料1では、受容層9の表面
で水性インクがはじいてしまい、ほとんど画像を形成す
ることできなかった。一方、親水性の結合剤を用いた塗
料により受容層9を形成した試料2では、従来のインク
ジェット用の受容層9を設けた比較試料と同様に、水性
インクが良好に保持され、解像度の高い良好な印刷画像
の着色層10が得られた。このことから、受容層9では、
水性インクをはじくことなく保持するために親水性の結
合剤を用いた水性塗料により形成する必要があることが
わかる。
【0058】(実験例2)次に、基板6と受容層9との
間に輝度層8を設けて発光輝度の向上を図る実験2をし
た。
【0059】基板6としては、実験例1と同様に、厚さ
寸法が0.48mmの黄銅鋼板を用い、一面に白色の反
射層7を設けたものを用いた。そして、この反射層7の
表面に調製した発光性材料を用いてスクリーン印刷にて
約100μmの厚さ寸法の輝度層8を形成した。さら
に、この輝度層8の表面に、親水性の結合剤を含有する
水性塗料にて受容層9を膜厚寸法が約50μmで形成し
て試料とした。なお、比較試料として、輝度層8を設け
ずに受容層9を形成したものを用いた。
【0060】そして、受容層9は、粒径が図7に示すD
−50で約2.4μmの蓄光顔料であるSrAl24
Eu,Dy(根本特殊化学株式会社販売 商品名:N夜
光ルミノーバ)と、実験例1で良好な結果を示した親水
性の結合剤(十条ケミカル株式会社製 商品名:アクア
セットインキ 5100)とを、質量比で10:4の割合で
混合して調製した水性塗料を用いて形成した。
【0061】また、輝度層8は、蓄光顔料の主成分であ
るSrAl24:Eu,Dy(根本特殊化学株式会社販
売 商品名:N夜光 ルミノーバ)の粒径が図6に示す
D−50で約25μmのものと図8に示すD−50で約
18μmのものを用いた。さらに、輝度層8の結合剤と
しては、受容層9との親和性を考慮し、受容層9と同一
の親水性の結合剤(十条ケミカル株式会社製 商品名:
アクアセットインキ5100)を用いた。また、輝度層8
は、蓄光顔料と親水性の結合剤とを質量比で10:6と
なる割合で混合調製した発光性材料を用いて形成した。
【0062】そして、各試料の受容層9の表面に、水性
インクにてインクジェット印刷により着色層10を形成
し、印刷画像の鮮明度を比較評価した。また、各試料の
表面、すなわち着色層10が設けられた面にD65常用光源
を用いて500lxの照度で10分照射し、輝度計(ミ
ノルタ株式会社製 商品名:LS−100)を用いて残
光輝度を測定するとともに、暗所での視認性を比較評価
した。その結果を表3および図9に示す。なお、この表
3において、暗所の視認性は△、○、◎の三段階で評価
し、輝度のかっこ内の数値は輝度層8を設けない比較試
料に対する相対輝度を示す。また、画像の鮮明度は、実
験例1の場合と同様に、従来のインクジェット印刷用の
受容層9に形成した印刷画像に対する良否で、同等以上
の鮮明度であれば○、従来の印刷画像より劣る場合は×
で評価した。
【0063】
【表3】 この表3に示す結果から、実験例1で従来のインクジェ
ット印刷用の受容層9と同等の画像鮮明度が得られる比
較例でも、暗所では暗くかつ残光輝度が低く、十分な視
認性が得られなかった。一方、輝度層8を設けた試料1
および試料2では、比較例と同様、すなわち従来のイン
クジェット印刷用の受容層9に形成した印刷画像と同様
の詳細な印刷画像が得られ、暗所でも明るくかつ長時間
視認できる十分な輝度が得られ、十分な視認性が得られ
た。このように、輝度層8を設けることにより、良好な
印刷画像が得られる受容層9を設ける構成でも、十分な
発光機能が得られることがわかる。
【0064】(実験例3)次に、受容層9における骨材
と親水性結合剤との配合比を検討する実験をした。
【0065】受容層9を構成する骨材としては、蓄光顔
料であるSrAl24:Eu,Dy(根本特殊化学株式
会社販売 商品名:N夜光 ルミノーバ)で粒径が図7
に示すD−50で約2.4μmのものを用い、親水性結
合剤としては実験例1で使用したもの(十条ケミカル株
式会社製 商品名:アクアセットインキ 5100)を用い
た。そして、あらかじめ黄銅板上に形成した反射層7の
表面に実験例2の試料2の発光性材料を用いてスクリー
ン印刷にて膜厚寸法50μmの輝度層8を塗膜形成した
ものを用い、この輝度層8の表面に所定の配合比で適宜
混合して調製した水性塗料をスクリーン印刷にて膜厚寸
法50μmの受容層9を塗膜形成して試料とした。これ
ら試料の受容層9に水性インクをインクジェット印刷で
画像を形成し、得られた印刷画像の鮮明度を比較評価し
た。その結果を表4に示す。なお、この表4において、
画像の鮮明度は、◎、○、△、×の4段階で、従来のイ
ンクジェット印刷用の受容層9と同等の画像の鮮明度が
得られるものを○として、比較評価した。
【0066】
【表4】 この表4に示す結果から、骨材である蓄光顔料の質量比
10に対して、親水性結合剤の質量比が3で水性インク
が多少にじみを生じ、親水性結合剤の質量比が2では水
性インクがにじんで印刷画像が不鮮明となった。すなわ
ち、骨材である蓄光顔料の質量比10に対して、親水性
結合剤の質量比が3より少なくなると、蓄光顔料の粒界
における気孔径が大きくなって水性インクが気孔内に浸
透して水性インクににじみが生じて印刷画像の鮮明度が
低下するものと考えられる。
【0067】また、親水性結合剤の質量比が10となる
と、水性インクが受容層に保持されにくくなり、親水性
結合剤の質量比が12となると、水性インクが受容層に
保持されず画像を形成できなくなった。すなわち、蓄光
顔料の粒界が親水性結合剤にて充填される状態となり、
水性インクを保持できなくなって印刷画像の鮮明度が低
下するものと考えられる。
【0068】そして、骨材である蓄光顔料の質量比10
に対して、親水性結合剤の質量比が3以上10以下、好
ましくは4以上6以下、特に好ましくは4程度では、に
じみを生じずに良好に水性インクが保持されて、鮮明な
印刷画像が得られることがわかった。
【0069】(実験例4)次に、受容層の骨材の粒径を
検討する実験をした。
【0070】受容層9を構成する骨材としては、蓄光顔
料であるSrAl24:Eu,Dy(根本特殊化学株式
会社販売 商品名:N夜光 ルミノーバ)で図6、図7
および図10ないし図13に示す異なる粒径のもの、お
よび、蛍光顔料であるBaMgAl1017:Euで粒径
が図14に示すD−50で約3.8μmのもの(根本特
殊化学株式会社販売 商品名:特殊蛍光体D−118
0)および図15に示すD−50で約1.2μmのもの
(根本特殊化学株式会社販売 商品名:特殊蛍光体AL
N−BP4)を用いた。そして、これら蓄光顔料あるい
は蛍光顔料を実験例1で用いた親水性結合剤(十条ケミ
カル株式会社製 商品名:アクアセットインキ 5100)
を用い、蓄光顔料あるいは蛍光顔料の質量比10に対し
て6の割合で混合して水性塗料を調製した。この調製し
た水性塗料を、実験例3と同様に輝度層8の表面に約5
0μmの膜厚でスクリーン印刷して受容層9を形成し、
インクジェット印刷にて画像を形成し、印刷画像の鮮明
度を比較評価した。その結果を表5に示す。なお、蓄光
顔料および蛍光顔料の粒径は、粒度分布測定装置(SKLA
SER MICRON SIZER PRO-7000S 株式会社セイシン企業
製)によるレーザ回折散乱法にて測定した粒度分布に基
づく。また、画像の鮮明度は、○、△、×の3段階で、
従来のインクジェット印刷用の受容層9と同等の画像の
鮮明度が得られるものを○として、比較評価した。
【0071】
【表5】 この表5に示す結果から、蓄光顔料の粒径がD−50で
18μmまでは、従来のインクジェット印刷用の受容層
9と同等の良好な画像の鮮明度が得られたが、D−50
で25μm以上では粒径が大きくなるにしたがって画像
の鮮明度が低下した。これは、蓄光顔料の粒子が大きく
なって粒子間の気孔径が大きくなり、水性インクが気孔
内に浸透して水性インクににじみが生じて画像の鮮明度
が低下したものと考えられる。また、蛍光顔料の粒径が
D−50で試料8の1.2μmでも良好な画像の鮮明度
が得られた。なお、蓄光顔料や蛍光顔料は、ある程度の
粒径より細かくなると輝度が低下する。
【0072】このことから、受容層9を構成する骨材の
粒径は、D−50で1μm以上25μm以下に設定する
ことがよいことがわかる。
【0073】上述したように、基体の表面に設けられ蛍
光性機能を有する蛍光顔料および蓄光性機能を有する蓄
光顔料のうちの少なくともいずれか一方と親水性結合剤
とを含有した輝度層8の表面に、水性インクを受容する
受容層9を設けるため、例えば画像形成のための版が不
要で印刷画像の変更が容易で詳細な印刷画像が得られる
水性インクを用いるインクジェット印刷が利用でき、鮮
明な画像を形成することができるとともに、十分な発光
輝度が得られ、鮮明な印刷画像と高輝度の発光機能とに
より表現性や装飾性を向上できる。また、インクジェッ
ト印刷により印刷画像を形成することにより、写真画像
などの鮮明な印刷画像が容易に形成できるとともに、印
刷画像の変更も容易にで、例えば時計1の文字板に用い
る場合には各種異なる印刷画像の時計1が得られ、少量
生産でも容易に対応でき、差別化が容易にできるととも
に汎用性も向上できる。
【0074】そして、基板6と輝度層8との間に、輝度
層8からの光を反射する反射層7を設けるため、輝度層
8の発光により光が反射するとともに、反射した光によ
り輝度層8の蛍光顔料や蓄光顔料が励起されて、発光輝
度を容易に向上できる。
【0075】また、受容層9を蛍光顔料、蓄光顔料およ
び光拡散顔料のうちの少なくともいずれか一つと親水性
結合剤とを用いて形成するため、水性インクを容易に受
容して鮮明な印刷画像を形成できるとともに、受容層9
自体の発光や光拡散機能により、発光輝度を容易に向上
できる。
【0076】そして、蛍光顔料、蓄光顔料および光拡散
顔料の合計質量比10に対して親水性結合剤の質量比が
3以上10以下で配合して受容層9を形成するため、水
性インクのにじみなどにより印刷画像が不鮮明となるこ
とを防止でき、水性インクを良好に受容して鮮明な良好
の印刷画像を形成できる。
【0077】さらに、受容層9の蛍光顔料、蓄光顔料お
よび光拡散顔料の粒径をD−50で1μm以上25μm
以下とするため、水性インクを受容するための受容層9
の表面が良好な凹凸状態となり、水性インクを安定して
保持できるとともに水性インクのにじみなどを生じるこ
とを防止でき、鮮明な良好の印刷画像を形成できる。
【0078】また、MがSr,Ca,Baのうち少なく
ともいずれか一つのアルカリ土類金属で、MAl24
Eu,Dy、M4Al1425:Eu,Dy、MAl
24:Eu,Ndで表される蓄光体の群のうち少なくと
もいずれか一つを含有する蓄光顔料を用いるため、長期
間安定した輝度の発光が得られるとともに、蛍光顔料や
着色顔料との組み合わせにより多彩な発光が得られ、表
現性や装飾性を向上できる。
【0079】さらに、MがLa、Gd、Yのうち少なく
ともいずれか一つの元素で、M22S:Eu、ZnS:
Mn、BaMg2Al1627:Eu,Mn、ZnS:C
u、SrAl24:Eu、ZnO:Zn、Sr4Al14
25:Eu、3(Ba,Ca,Mg)3(PO4)2・(Ba,
Ca,Mg)Cl2:Eu、Sr4Al1425:Eu,D
y、RがSr、Ca、Ba、Mg、Ceのうち少なくと
もいずれか1つの元素で、R10(PO4)6Cl2:Eu、
BaMg2Al1627:Eu、BaMgAl1017:E
u、ZnS:Ag、Sr5(PO4)3Cl:Euで表され
る蛍光体の群のうち少なくともいずれか一つを含有する
蛍光顔料を用いるため、350nm以上420nm以下
に発光ピークを有する紫外線を含む光により高輝度な発
光が得られ、小型の発光ダイオードを利用でき小型化が
容易に図れるとともに、蓄光顔料との組み合わせにより
多彩な発光が得られ、表現性あるいは装飾性を向上でき
る。
【0080】また、例えば基板6の輝度層8が設けられ
る側と反対側の面に粘着層を設けることにより、いずれ
のものにも写真画像のような鮮明な印刷画像を設けるこ
とができ、表現性や装飾性の向上が容易にできる。
【0081】なお、上記実施の形態において、時計1を
対象として説明したが、例えば自動車の速度メータや圧
力計などの計器の表示盤、玩具、安全帯、標識など、さ
らには曲面を有する部材、例えば人形の顔など、他のい
ずれのものイキものに用いることができ、発光ダイオー
ドなどの紫外線照射装置を備えないものでも適用でき
る。
【0082】そして、例えば基板6を可撓性を有する薄
膜シート状に形成し、この基板6の輝度層8が設けられ
る側と反対側の面に粘着層や接着層などの取付手段を設
けてもよい。この構成によれば、いずれのものにも写真
画像のような鮮明な印刷画像および高輝度の発光機能を
設けることができ、表現性や装飾性の向上が容易にでき
る。なお、取付手段としては、粘着層や接着層に限らず
被取付体に取り付け可能ないずれの構成でない。
【0083】また、輝度層8の発光性材料としては、1
種類の蓄光体を含有するものに限らず、複数種類の蓄光
体を配合した蓄光顔料あるいは複数種類の蛍光顔料を適
宜用いてもよく、実験例のような蓄光顔料のみ、あるい
は蛍光顔料のみでもできる。同様に、受容層9も、蓄光
顔料、蛍光顔料および光拡散顔料のいずれか1種類の
み、あるいは適宜混合したものでもできる。
【0084】そして、蓄光顔料や蛍光顔料は、表1に記
載のものに限らず他の物質のものでもよい。
【0085】また、表示体としては、印刷画像を形成す
る前の受容層9を有したもの、あるいは印刷画像を形成
した受容層9を有するものでもよく、印刷画像はインク
ジェット印刷にて形成するものに限らず、いずれの方法
により形成してもよい。なお、画像の鮮明度が高く画像
の変更が容易な水性インクを用いるインクジェット印刷
が好ましい。
【0086】
【発明の効果】請求項1記載の表示体によれば、基体の
表面に設けられ蛍光性機能を有する蛍光顔料および蓄光
性機能を有する蓄光顔料のうちの少なくともいずれか一
方と親水性結合剤とを含有した輝度層の表面に、水性イ
ンクを受容する受容層を設けるため、例えば印刷画像の
変更が容易で詳細な印刷画像が得られるインクジェット
印刷が利用可能で、良好な印刷画像を形成できるととも
に、十分な発光輝度が得られ、鮮明な印刷画像と高輝度
の発光機能とにより表現性や装飾性を向上できる。
【0087】請求項2記載の表示体によれば、請求項1
記載の表示体の効果に加え、基体と輝度層との少なくと
も間に輝度層からの光を反射する反射層を設けるため、
発光輝度を容易に向上できる。
【0088】請求項3記載の表示体によれば、請求項1
または2記載の表示体の効果に加え、水性インクにより
所定の画像を構成した着色層を設けるため、例えば詳細
な印刷画像が容易に得られるインクジェット印刷が利用
可能となり、表現性や装飾性を向上できる。
【0089】請求項4記載の表示体によれば、請求項1
ないし3いずれか一記載の表示体の効果に加え、蛍光顔
料、蓄光顔料および光拡散顔料のうちの少なくともいず
れか一つと親水性結合剤とを有した受容層を設けるた
め、水性インクの受容が容易に得られるとともに、受容
層自体の発光や光拡散機能により発光輝度を容易に向上
できる。
【0090】請求項5記載の表示体によれば、請求項4
記載の表示体の効果に加え、蛍光顔料、蓄光顔料および
光拡散顔料の合計質量比10に対して親水性結合剤の質
量比が3以上10以下で配合して受容層を形成するた
め、水性インクのにじみなどによる印刷画像の不鮮明化
を防止して水性インクを良好に受容でき、良好な印刷画
像を形成できる。
【0091】請求項6記載の表示体によれば、請求項4
または5記載の表示体の効果に加え、受容層の蛍光顔
料、蓄光顔料および光拡散顔料の粒径をD−50で1μ
m以上25μm以下とするため、水性インクを受容する
ための受容層の表面が良好な凹凸状態となり、水性イン
クを安定して保持できるとともに水性インクのにじみな
どの発生を防止でき、鮮明な印刷画像を形成できる。
【0092】請求項7記載の表示体によれば、請求項1
ないし6いずれか一記載の表示体の効果に加え、MがS
r,Ca,Baのうち少なくともいずれか一つのアルカ
リ土類金属で、MAl24:Eu,Dy、M4Al14
25:Eu,Dy、MAl24:Eu,Ndで表される蓄
光体の群のうち少なくともいずれか一つを含有する蓄光
顔料を用いるため、長期間安定した輝度の発光が得られ
るとともに、蛍光顔料や着色顔料との組み合わせにより
多彩化して表現性あるいは装飾性を向上できる。
【0093】請求項8記載の表示体によれば、請求項1
ないし7いずれか一記載の表示体の効果に加え、MがL
a、Gd、Yのうち少なくともいずれか一つの元素で、
RがSr、Ca、Ba、Mg、Ceのうち少なくともい
ずれか1つの元素で、M22S:Eu、ZnS:Mn、
BaMg2Al1627:Eu,Mn、ZnS:Cu、S
rAl24:Eu、ZnO:Zn、Sr4Al1425
Eu、3(Ba,Ca,Mg)3(PO4)2・(Ba,Ca,
Mg)Cl2:Eu、Sr4Al1425:Eu,Dy、R
10(PO4)6Cl2:Eu、BaMg2Al1627:Eu、
BaMgAl10 17:Eu、ZnS:Agで表される蛍
光体の群のうち少なくともいずれか一つを含有する蛍光
顔料を用いるため、350nm以上420nm以下に発
光ピークを有する紫外線を含む光により輝度の大きい発
光が得られ、小型の発光ダイオードを利用可能で、小型
化が容易に図れるとともに、蓄光顔料との組み合わせに
より多彩化して表現性あるいは装飾性を向上できる。
【0094】請求項9記載の表示体によれば、請求項1
ないし8いずれか一記載の表示体の効果に加え、インク
ジェット印刷により着色層を形成するため、多彩で詳細
な良好な印刷画像を容易に形成でき、表現性や装飾性を
向上できるとともに、画像の変更が容易で、各種画像を
容易に形成でき、汎用性を向上できる。
【0095】請求項10記載の表示体によれば、請求項
1ないし9いずれか一記載の表示体の効果に加え、シー
ト状に形成した基体の輝度層が設けられる面と反対側の
面に取付手段を設けるため、いずれのものにも発光輝度
が高く良好な印刷画像を設けることが可能となり、表現
性および装飾性の向上が容易にできる。
【0096】請求項11記載の時計によれば、発光輝度
が高く良好な印刷画像が得られる請求項1ないし10い
ずれか一記載の表示体を用いるため、高い表現性や装飾
性が得られるとともに、良好な印刷画像の変更が容易で
少量生産のものでも容易に対応で、差別化が容易にでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における時計を示す一部
を切り欠いた断面図である。
【図2】同上蛍光顔料および蓄光顔料の発光する色を示
す色度座標のグラフである。
【図3】同上赤色系の蛍光顔料であるLa22S:Eu
の励起および発光の波長と強度との関係を示すグラフで
ある。
【図4】同上緑色系の蛍光顔料であるBaMg2Al16
27:Eu,Mnの励起および発光の波長と強度との関
係を示すグラフである。
【図5】同上青色系の蛍光顔料である(Sr,Ca,B
a,Ce)10(PO4)6Cl2:Euの励起および発光の波
長と強度との関係を示すグラフである。
【図6】同上SrAl24:Eu,Dy(D10:8.
2μm、D50:25.1μm、D90:54.0μ
m)の粒度分布を示すグラフである。
【図7】同上SrAl24:Eu,Dy(D10:0.
64μm、D50:2.4μm、D90:5.0μm)
の粒度分布を示すグラフである。
【図8】同上SrAl24:Eu,Dy(D10:5.
8μm、D50:17.3μm、D90:37.3μ
m)の粒度分布を示すグラフである。
【図9】同上実験例2における輝度層の有無による残光
輝度を示すグラフである。
【図10】同上SrAl24:Eu,Dy(D10:
1.0μm、D50:9.3μm、D90:27.6μ
m)の粒度分布を示すグラフである。
【図11】同上SrAl24:Eu,Dy(D10:
1.9μm、D50:18.4μm、D90:48.2
μm)の粒度分布を示すグラフである。
【図12】同上SrAl24:Eu,Dy(D10:2
2.5μm、D50:41.5μm、D90:82.9
μm)の粒度分布を示すグラフである。
【図13】同上SrAl24:Eu,Dy(D10:3
2.5μm、D50:56.8μm、D90:95.9
μm)の粒度分布を示すグラフである。
【図14】同上BaMgAl1017:Eu(D10:
1.0μm、D50:3.8μm、D90:9.9μ
m)の粒度分布を示すグラフである。
【図15】同上BaMgAl1017:Eu(D10:
0.3μm、D50:1.2μm、D90:2.1μ
m)の粒度分布を示すグラフである。
【符号の説明】
1 時計 2 表示体 6 基体である基板 7 反射層 8 輝度層 9 受容層 10 着色層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 11/64 CPM C09K 11/73 CPX 11/73 CPX 11/84 CPD 11/84 CPD B41J 3/04 101Z (72)発明者 矢島 充 東京都杉並区上荻1−15−1 丸三ビル 根本特殊化学株式会社内 (72)発明者 村瀬 高志 東京都杉並区上荻1−15−1 丸三ビル 根本特殊化学株式会社内 (72)発明者 塩原 雅美 東京都杉並区上荻1−15−1 丸三ビル 根本特殊化学株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA04 FB01 FC06 4H001 CA02 CA04 CC13 CC14 XA08 XA12 XA13 XA15 XA16 XA17 XA20 XA30 XA38 XA39 XA56 XA57 XA58 XA64 YA25 YA29 YA37 YA39 YA60 YA63 YA66 5C096 AA00 CA03 CA26 CC36 CC37 EA03 EA04 FA00 FA12 FA20

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体と、 この基体の表面に設けられ蛍光性機能を有する蛍光顔料
    および蓄光性機能を有する蓄光顔料のうちの少なくとも
    いずれか一方、および、親水性結合剤を含有した輝度層
    と、 この輝度層の表面に設けられ水性インクを受容する受容
    層とを具備したことを特徴とした表示体。
  2. 【請求項2】 基体と輝度層との間に設けられ、少なく
    とも前記輝度層からの光を反射する反射層を具備したこ
    とを特徴とした請求項1記載の表示体。
  3. 【請求項3】 水性インクにより受容層の表面に所定の
    画像を構成して設けられた着色層を具備したことを特徴
    とした請求項1または2記載の表示体。
  4. 【請求項4】 受容層は、蛍光顔料、蓄光顔料および光
    拡散顔料のうちの少なくともいずれか一つと、親水性結
    合剤とを具備したことを特徴とした請求項1ないし3い
    ずれか一記載の表示体。
  5. 【請求項5】 受容層は、蛍光顔料、蓄光顔料および光
    拡散顔料の合計質量比10に対して親水性結合剤の質量
    比が3以上10以下で配合されたことを特徴とした請求
    項4記載の表示体。
  6. 【請求項6】 受容層は、蛍光顔料、蓄光顔料および光
    拡散顔料の粒径がD−50で1μm以上25μm以下で
    あることを特徴とした請求項4または5記載の表示体。
  7. 【請求項7】 蓄光顔料は、MがSr,Ca,Baのう
    ちの少なくともいずれか一つのアルカリ土類金属で、M
    Al24:Eu,Dy、M4Al1425:Eu,Dy、
    MAl24:Eu,NdおよびZnS:Cuで表される
    蓄光体の群のうちの少なくともいずれか一つを含有する
    ことを特徴とした請求項1ないし6いずれか一記載の表
    示体。
  8. 【請求項8】 蛍光顔料は、MがLa、Gd、Yのうち
    の少なくともいずれか一つの元素で、RがSr、Ca、
    Ba、Mg、Ceのうちの少なくともいずれか1つの元
    素で、M22S:Eu、ZnS:Mn、BaMg2Al
    1627:Eu,Mn、ZnS:Cu、SrAl24:E
    u、ZnO:Zn、Sr4Al1425:Eu、3(Ba,
    Ca,Mg)3(PO4)2・(Ba,Ca,Mg)Cl2:E
    u、Sr4Al1425:Eu,Dy、R10(PO4)6
    2:Eu、BaMg2Al1627:Eu、BaMgAl
    1017:Eu、ZnS:Agで表される蛍光体の群のう
    ちの少なくともいずれか一つを含有することを特徴とし
    た請求項1ないし7いずれか一記載の表示体。
  9. 【請求項9】 着色層は、インクジェット印刷により形
    成されたことを特徴とした請求項1ないし8いずれか一
    記載の表示体。
  10. 【請求項10】 基体は、シート状に形成され、輝度層
    が設けられる面と反対側の面に取付手段が設けられたこ
    とを特徴とした請求項1ないし9いずれか一記載の表示
    体。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10いずれか一記載の
    表示体と、 計時手段とを具備したことを特徴とした時計。
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