JP2002054256A - 家屋構築用のパネル体及び家屋 - Google Patents

家屋構築用のパネル体及び家屋

Info

Publication number
JP2002054256A
JP2002054256A JP2001165215A JP2001165215A JP2002054256A JP 2002054256 A JP2002054256 A JP 2002054256A JP 2001165215 A JP2001165215 A JP 2001165215A JP 2001165215 A JP2001165215 A JP 2001165215A JP 2002054256 A JP2002054256 A JP 2002054256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
house
panel body
members
flat plate
panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001165215A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4598991B2 (ja
Inventor
Tadashi Ueki
忠史 植木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ueki House KK
Original Assignee
Ueki House KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ueki House KK filed Critical Ueki House KK
Priority to JP2001165215A priority Critical patent/JP4598991B2/ja
Publication of JP2002054256A publication Critical patent/JP2002054256A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4598991B2 publication Critical patent/JP4598991B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、極めて商品価値の高い画期的な家
屋構築用のパネル体及び家屋を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 家屋構築用のパネル体1であって、対向
する桟部材2,3間に少なくとも二枚の平板部材4が所
定の間隙Sを介して配設されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家屋構築用のパネ
ル体及び家屋に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、家屋構築用のパネル体が提案されており、このパネ
ル体を使用した建築法(通称パネル工法)は、それ以前
から行われていた工法に比して施工期間を短くさせるこ
とができ注目されている。
【0003】本出願人はこの家屋構築用のパネル体につ
いて更なる研究実験を重ね、その結果、セールスポイン
トのある画期的な家屋構築用のパネル体及び家屋を発明
した。
【0004】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0005】家屋構築用のパネル体1であって、対向す
る桟部材2,3間に少なくとも二枚の平板部材4が所定
の間隙Sを介して配設されていることを特徴とする家屋
構築用のパネル体に係るものである。
【0006】また、請求項1記載の家屋構築用のパネル
体において、前記二枚の平板部材4の間の空間Sの両端
は適宜な部材で閉塞され、該空間Sは真空若しくは真空
に近い状態に設定されていることを特徴とする家屋構築
用のパネル体に係るものである。
【0007】また、木造家屋を構成する土台6,柱7,
梁8,鴨居,束,垂木などの骨材5間に請求項1、2い
ずれか1項に記載のパネル体1が嵌合されていることを
特徴とする家屋に係るものである。
【0008】また、請求項3記載の家屋において、骨材
5にはパネル体1の平板部材4間に嵌合される突部5a
が形成されていることを特徴とする家屋に係るものであ
る。
【0009】
【発明の作用及び効果】本発明は、対向する桟部材2,
3間に少なくとも二枚の平板部材4が所定の間隙Sを介
して配設される構成であるから、この平板部材4同志間
の間隙Sは断熱空間として機能し、しかも、この複数の
平板部材4によりパネル体1の強度が増加することにな
る。
【0010】よって、本発明は、断熱機能を発揮し且つ
耐荷重性能を飛躍的に向上することができるなど家屋を
構成する部材として極めて秀れることになり、ひいては
質の高い家屋を提供し得ることになるなど極めて商品価
値の高い画期的な家屋構築用のパネル体となる。
【0011】また、請求項2記載の発明においては、前
記請求項1記載の発明の作用効果に加え、二枚の平板部
材4の間の空間Sの両端は適宜な部材で閉塞され、該空
間Sは真空若しくは真空に近い状態に設定されているか
ら、簡易且つ確実に良好な断熱構造が得られることにな
り、より一層質の高い家屋を提供し得ることになるなど
極めて商品価値の高い画期的な家屋構築用のパネル体と
なる。
【0012】また、請求項3記載の発明においては、高
断熱性及び高耐久性を備えた質の高い家屋を簡易且つ迅
速に構築し得ることになるなど極めて商品価値の高い画
期的な家屋となる。
【0013】また、請求項4記載の発明においては、前
記請求項3記載の発明の作用効果に加え、家屋を構成す
る骨材5へのパネル体1の堅固な設置が簡易且つ迅速に
行われることになり、より一層質の高い家屋を構築し得
ることになるなど極めて商品価値の高い画期的な家屋と
なる。
【0014】
【発明の実施の態様】図1〜3は本発明の第一実施例、
図4,5は第二実施例であり、以下に説明する。
【0015】第一実施例について説明する。
【0016】第一実施例は、家屋構築用のパネル体1で
あり、このパネル体1は、左右の桟部材2,3間に二枚
の平板部材4を所定の間隙Sを介して配設されたもので
ある。
【0017】桟部材2,3は、図1,2に図示したよう
に適宜な木製の角状部材であり、この内面2a,3aの
巾方向ほぼ中央位置には平板部材4を連設する二本の凹
溝2b,3bが桟部材2,3の長さ方向に延設されてい
る。
【0018】尚、この凹溝2b,3bは平板部材4の枚
数に応じて適宜増設するものである。
【0019】平板部材4は、図1,2に図示したように
適宜な木製の部材を板状に形成したものであり、前記凹
溝2b,3bに嵌合されて配設される。
【0020】また、第一実施例ではこの二枚の平板部材
4間の空間Sの上下両端部をアルミ箔で閉塞し、真空ポ
ンプで該空間S内の空気を抜き出し、真空若しくは真空
近似状態としている。
【0021】この第一実施例に係るパネル体1を土台
6,柱7,梁8,鴨居,束,垂木などの骨材5間に第3
図のように配設して家屋を構築する。この際、前記アル
ミ箔に上部材及び下部材を配設して枠状のパネル体1と
してから骨材5間に配設しても良いし、この上部材及び
下部材を使用せず、そのまま骨材5間に配設しても良
い。
【0022】尚、桟部材2には適宜断熱材を設けてもよ
い。
【0023】第一実施例は上述のように、対向する桟部
材2,3間に少なくとも二枚の平板部材4が所定の間隙
Sを介して配設される構成であるから、この平板部材4
同志間の間隙Sは断熱空間として機能し、しかも、この
複数の平板部材4によりパネル体1の強度が増加するこ
とになる。
【0024】また、第一実施例は、パネル体1の桟部材
2,3が柱7や梁8などの骨材5として機能するように
使用することも可能である。
【0025】よって、第一実施例によれば、断熱機能を
発揮し且つ耐荷重性能を飛躍的に向上することができる
など家屋を構成する壁材として極めて秀れることにな
り、ひいては質の高い家屋を提供し得ることになる。
【0026】また、第一実施例は、二枚の平板部材4の
間の空間Sの両端は適宜な部材で閉塞され、該空間Sは
真空若しくは真空に近い状態に設定されているから、簡
易且つ確実に良好な断熱構造が得られることになり、よ
り一層質の高い家屋を提供し得ることになる。
【0027】次に、第二実施例について説明する。
【0028】第二実施例は、図4,5に図示したように
桟側部材2,3の上下端部に凹部2c,3cを形成し、
この凹部2c,3c及び二枚の平板部材4間に骨材5に
形成した突部5aを嵌合した場合である。
【0029】従って、家屋を構成する骨材5へのパネル
体の堅固な設置が簡易且つ迅速に行われることになり、
より一層質の高い家屋を提供し得ることになる。
【0030】その余は第一実施例と同様である。
【0031】ところで、桟部材の内面にして該桟部材の
正面及び裏面から所定の距離だけ奥まった位置に平板部
材が設けられた所謂H型パネルは、強度の点でも非常に
秀れている。以下、このH型パネルの強度実験の結果に
ついて説明する。
【0032】この強度実験は、富山県林業技術センター
に依頼して行った。また、実験方法は、JIS A 1
414に規定のある面内せん断試験に準じて行った。ま
た、負荷方式は日本式を採用した。
【0033】具体的には、土台と、二本の柱と、桁梁と
によって囲繞される空間部にパネル体を嵌合止着し、土
台を固定し、桁梁には水平方向への荷重を作用せしめる
実験を行った。
【0034】実験結果を下記表1及び2に示す。
【0035】尚、表1は、二本の柱間1705mm、土台
と桁間2610mmの空間部にH型パネルを左右四枚並設
するか、若しくは、従来のパネル、即ち、上下左右に囲
繞状態で配設された枠部材の一側に平板部材を付設し、
更に、左右の枠部材の中間に補強桟を一本配設したパネ
ルを左右に二枚並設した場合、表2は、二本の柱間35
35mm、土台と桁間2730mmの空間部にH型パネルを
左右に六枚並設し、中間の四枚のH型パネルの上下中間
部分をくり抜いて窓枠を形成した場合である。表中、面
材は平板部材を意味する。また、Larixが従来のパ
ネルである。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】以上のように、H型パネルは従来のパネル
に比し非常に強度が秀れていることが確認された。特に
壁倍率は、従来のパネルで平板部材として用いたカラマ
ツ構造用合板により非常に強度の劣るSPF,OSB,
パーティクルボードを用いたにもかかわらず、4.1〜
5.1という極めて秀れた数値となった。SPF製の従
来のパネルの壁倍率は1.2〜1.5程度であり、故に、
本実験によれば、H型パネルは従来のパネルの3〜5倍
という極めて高い強度を有していることが確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例を説明する斜視図である。
【図2】第一実施例に係る要部の断面図である。
【図3】第一実施例の使用状態説明図である。
【図4】第二実施例を説明する斜視図である。
【図5】第二実施例の使用状態説明図である。
【符号の説明】
S 間隙・空間 1 パネル体 2 桟部材 3 桟部材 4 平板部材 5 骨材 5a 突部 6 土台 7 柱 8 梁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04B 1/76 E04B 1/76 T 1/80 1/80 K 2/74 551 2/74 551G E04C 2/12 E04C 2/12 E Fターム(参考) 2E001 DD01 DH39 EA09 FA03 FA06 FA07 GA12 GA42 GA45 GA48 HB04 HC01 HC02 HC04 HF11 KA07 LA07 MA01 2E002 EA01 FA03 FA09 FB07 FB08 FB12 HA02 HB04 JA02 JB04 MA07 MA33 2E162 BA05 BB08 CB08 CC03 CC05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家屋構築用のパネル体であって、対向す
    る桟部材間に少なくとも二枚の平板部材が所定の間隙を
    介して配設されていることを特徴とする家屋構築用のパ
    ネル体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の家屋構築用のパネル体に
    おいて、前記二枚の平板部材の間の空間の両端は適宜な
    部材で閉塞され、該空間は真空若しくは真空に近い状態
    に設定されていることを特徴とする家屋構築用のパネル
    体。
  3. 【請求項3】 木造家屋を構成する土台,柱,梁,鴨
    居,束,垂木などの骨材間に請求項1、2いずれか1項
    に記載のパネル体が嵌合されていることを特徴とする家
    屋。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の家屋において、骨材には
    パネル体の平板部材間に嵌合される突部が形成されてい
    ることを特徴とする家屋。
JP2001165215A 2000-05-31 2001-05-31 家屋 Expired - Fee Related JP4598991B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001165215A JP4598991B2 (ja) 2000-05-31 2001-05-31 家屋

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-163469 2000-05-31
JP2000163469 2000-05-31
JP2001165215A JP4598991B2 (ja) 2000-05-31 2001-05-31 家屋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002054256A true JP2002054256A (ja) 2002-02-20
JP4598991B2 JP4598991B2 (ja) 2010-12-15

Family

ID=26593110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001165215A Expired - Fee Related JP4598991B2 (ja) 2000-05-31 2001-05-31 家屋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4598991B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011094309A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Yoichiro Kuroiwa 木造住宅の建築方法及び壁パネル
JP2017206941A (ja) * 2016-05-11 2017-11-24 久信 大本 耐震パネル

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5142655Y2 (ja) * 1971-10-15 1976-10-16
JPH02292438A (ja) * 1989-05-02 1990-12-03 Yoshinori Okura 木造家屋の建築構造
JPH07127156A (ja) * 1993-11-05 1995-05-16 Suchiraito Kogyo Kk 建物の遮音断熱構造

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5142655Y2 (ja) * 1971-10-15 1976-10-16
JPH02292438A (ja) * 1989-05-02 1990-12-03 Yoshinori Okura 木造家屋の建築構造
JPH07127156A (ja) * 1993-11-05 1995-05-16 Suchiraito Kogyo Kk 建物の遮音断熱構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011094309A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Yoichiro Kuroiwa 木造住宅の建築方法及び壁パネル
JP2017206941A (ja) * 2016-05-11 2017-11-24 久信 大本 耐震パネル

Also Published As

Publication number Publication date
JP4598991B2 (ja) 2010-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7051484B2 (en) Metal stud frame element construction panel
JP2002054256A (ja) 家屋構築用のパネル体及び家屋
JP4093491B2 (ja) 耐力壁配置構造及びそれに用いる耐力壁
JPH11152852A (ja) 壁用パネル構造材
JP2002129703A (ja) 家屋構築用のパネル体及びパネル体により構築された家屋
JP4005527B2 (ja) 間仕切耐力壁
JP4004947B2 (ja) 鉄骨造建物における無柱大空間形成のための構造
JPH0321374Y2 (ja)
JPS634093Y2 (ja)
JPH09235821A (ja) 外壁パネル
JP2708711B2 (ja) ユニット住宅及びその構築方法
WO2001009451A1 (fr) Élément de paroi structurel et son procédé de fabrication
JPS6223936Y2 (ja)
JP3841747B2 (ja) 家屋構築用軸パネル構造、軸組パネル工法および木質パネル
JP2024056573A (ja) 建物
WO2001012912A1 (fr) Structure d'un plancher et procede de production associe
FI116576B (fi) Arinapalkisto
JP2023119918A (ja) 建築構造物の建築方法及び建築構造物
JP2000145017A (ja) ジベル筋及びこれを用いた半プレキャストコンクリート板
JPH10115030A (ja) 建築用壁パネル
JP2003074121A (ja) ユニット式建物
JPH11172772A (ja) 建物ユニット及びユニット式建物
JP2001317155A (ja) 耐力パネル構造及び製造方法
JP2019183617A (ja) 耐力壁及び水平構面
JPH116208A (ja) 高倍率壁耐力付与用パネルに用いる筋かい材連結接手

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080512

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100527

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100902

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100927

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131001

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees