JP2002052950A - 自動車運転装置 - Google Patents

自動車運転装置

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JP2002052950A
JP2002052950A JP2000240091A JP2000240091A JP2002052950A JP 2002052950 A JP2002052950 A JP 2002052950A JP 2000240091 A JP2000240091 A JP 2000240091A JP 2000240091 A JP2000240091 A JP 2000240091A JP 2002052950 A JP2002052950 A JP 2002052950A
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lever
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operation lever
accelerator
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Hidenori Yamauchi
秀範 山内
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Araco Co Ltd
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Araco Co Ltd
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  • Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性がよく消費電力の少ない自動車運転装
置を提供する。 【解決手段】 ブレーキ操作機構9は、断続ブレーキ機
構9Aと連続ブレーキ機構9Bからなり、断続ブレーキ
機構9Aにおいては、操作レバー10の傾動動作が、操
作力連絡手段40,12を介してブレーキペダル7を動
かし、連続ブレーキ機構9Bにおいては、操作レバー1
0を、断続ブレーキ操作とは異なる方向に傾動させるこ
とでロック状態となり、操作レバー10が断続ブレーキ
操作方向へ遊動できなくなるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1つの操作レバー
でアクセル操作とブレーキ操作を行えるようにした自動
車運転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車運転装置として、特に身体障害者
が運転操作し易いように1つの操作レバーによりアクセ
ル操作とブレーキ操作ができるようにした自動車運転装
置としては、登録実用新案公報第3057214号に開
示されたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に開示された
自動車運転装置においては、電磁アクチュエータを多用
しているため消費電力が大きく、バッテリーの消耗が早
い。したがって、1回の充電により使用できる時間及び
走行可能距離が短いという不具合がある。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、消費電力の少ない自動車運転装置を提
供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、1つ
の操作レバーを共有するアクセル操作機構とブレーキ操
作機構とを備え、前記ブレーキ操作機構は、前記操作レ
バーに操作力を付しているときにのみ制動力を発揮する
断続ブレーキ機構と、前記操作レバーへの操作力の付与
を解除した状態でも制動状態を保持可能な連続ブレーキ
機構からなり、前記断続ブレーキ機構は、前記操作レバ
ーに付与した傾動操作力を操作力連絡手段を介してブレ
ーキペダルに伝達する構成とされ、前記連続ブレーキ機
構は、前記断続ブレーキ機構により傾動操作されている
前記操作レバーを、その断続ブレーキ機構による傾動方
向とは異なる方向へ傾動させることで復帰を規制された
ロック状態とする構成とした。
【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載の発明
において、前記連続ブレーキ機構による前記操作レバー
の傾動操作は、前記断続ブレーキ機構による制動力が最
大に達した状態でのみ可能となる構成とした。請求項3
の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明におい
て、前記操作レバーはその長さ方向において先端側の連
続ブレーキ用傾動部材と基端側の断続ブレーキ用傾動部
材とに分割され、断続ブレーキ操作時には前記連続ブレ
ーキ用傾動部材と前記断続ブレーキ用傾動部材とが一体
となって傾動し、連続ブレーキ操作時には前記連続ブレ
ーキ用傾動部材だけが傾動する構成とされ、前記連続ブ
レーキ用傾動部材に設けたグリップのボタンを押すこと
で、前記連続ブレーキ用傾動部材のみの傾動動作を規制
するロック状態とそのロックを解除する状態とが切り替
わる構成とした。
【0007】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
のいずれかの発明において、前記操作レバーはその長さ
方向において先端側のアクセル用傾動部材と基端側のブ
レーキ用傾動部材とに分割され、アクセル操作時には前
記アクセル用傾動部材だけが傾動し、ブレーキ操作時に
は前記アクセル用傾動部材と前記ブレーキ用傾動部材と
が一体となって傾動する構成とした。請求項5の発明
は、請求項1乃至請求項4のいずれかの発明において、
前記操作レバーには、その操作レバーを握る手を載せる
ためのアームレストが設けられている構成とした。
【0008】
【発明の作用および効果】[請求項1の発明]ブレーキ
操作機構を、操作レバーと操作力連絡手段による機械式
としたので、バッテリーの電力を不要とし又は電力消費
を少なく抑えることができる。これにより、バッテリー
への1回の充電による使用時間と走行距離が長くなる。 [請求項2の発明]断続ブレーキ機構による制動力が最
大の状態のときに、連続ブレーキ機構が働くので、大き
な制動力でもって駐車しておくことができる。
【0009】[請求項3の発明]グリップのボタンを押
して傾動させるだけの簡単な操作により、断続ブレーキ
操作と連続ブレーキ操作の切替えを行うことができる。 [請求項4の発明]ブレーキ操作時には、操作レバーの
先端から傾動の支点までの距離が長いので、操作力が弱
くても確実にブレーキをかけることができる。 [請求項5の発明]アームレストに手を載せることで、
腕にかかる負担が軽減され、運転時に疲れ難い。
【0010】
【発明の実施の形態】[実施形態1]次に、本発明の実
施形態1を図1〜図7を参照して説明する。図1には本
発明に係る自動車運転装置を適用した身体障害者用自動
車1の全体図が示されている。身体障害者用自動車1
は、ハンドル2により繰られる前輪3、図示しない電動
モータにより駆動される後輪5を備え、フロア上には運
転シート6が設置されている。ハンドル2の下方のフロ
ア上にはブレーキペダル7(図2参照)が設置され、ま
た、ハンドル2の左方部にはアクセル操作やブレーキ操
作のための操作レバー10の上端部がインストルメント
パネル11(以下、インパネ11と略称する)上に突出
している。かかる身体障害者用自動車1は、1つの操作
レバー10を共有するアクセル操作機構8とブレーキ操
作機構9とを備えている 図2には操作レバー10とこれにより作動される操作力
連絡手段となるリンク機構12,コントロールケーブル
40やブレーキペダル7との連繋状態が側方視で示され
ている。なお、同図における矢線Aは身体障害者用自動
車1の前進方向を示す。操作レバー10は所定幅を有す
る鋼板等からなる板状物で形成されており、その基端部
の軸13が車体フレームに固定されたブラケット15に
軸支され、もって前後方向の揺動可能に支持されてい
る。
【0011】操作レバー10はその長さ方向の略中央部
において上部操作レバー10a(本発明の構成要件であ
る連続ブレーキ用傾動部材及びブレーキ用傾動部材)と
下部操作レバー10b(本発明の構成要件である断続ブ
レーキ用傾動部材及びブレーキ用傾動部材)に分割さ
れ、ヒンジ16により連結されている。上部操作レバー
10aは、ヒンジ16を傾動中心として図2の紙面裏側
(走行方向を向いて左側であり、操作レバー10の断続
ブレーキ操作時の傾動方向と交差する方向)への傾動が
可能となっている。
【0012】この上部操作レバー10aの上端部にはア
クセルレバー17(本発明の構成要件であるアクセル用
傾動部材)が軸18(操作レバー10のアクセル操作時
における傾動中心)によって回動自由に支持されてい
る。アクセルレバー17はその軸18周りに装着された
渦巻きバネ等の図示しないバネ部材によって図2におい
て時計方向(車体の前進方向)に回動付勢されている。そ
してアクセルレバー17の連結部を拡大して示した図3
に詳示するように、アクセルレバー17の前方側の端縁
には係合壁17aが突設されており、上記回動付勢力に
よりこの係合壁17aが上部操作レバー10aの前方側
の端縁に当接することで、アクセルレバー17が図3に
実線で示す復帰姿勢に保たれるようになっている。アク
セルレバー17は軸18の上方部がインパネ11に形成
されたスリット20を通して上方へ突出している。そし
てアクセルレバー17の上端部側面には操作時に握るた
めの円柱形のグリップ21が取り付けられている。
【0013】上部操作レバー10aの上端部側面には軸
18の下方部においてアクセルセンサ22が固定されて
おり、そのセンサアーム23先端のローラ24がアクセ
ルレバー17の係合壁17aの外側面に弾接している。
アクセルレバー17を復帰方向への上記付勢力に抗して
手前方向(車体の後進方向)に傾動させると、図3に想像
線で示すように、センサアーム23のローラ24がアク
セルレバー17の係合壁17aの外側面を転動すること
でセンサアーム23が揺動する。センサアーム23はそ
のアクセルレバー17の傾動角度に応じて揺動し、その
揺動角度に応じた信号を出力するようになっている。こ
の出力信号が図示外のコントローラに入力されて後輪駆
動用の電動モータ(図示せず)が駆動される。以上によ
り、アクセル操作機構8が構成されている。
【0014】次に、ブレーキ操作機構9について説明す
る。ブレーキ操作機構9は、操作レバー10に操作力を
付しているときにのみ制動力を発揮する断続ブレーキ機
構9Aと、操作レバー10への操作力の付与を解除した
状態でも制動状態を保持可能な連続ブレーキ機構9Bと
から構成される。上部操作レバー10aと下部操作レバ
ー10bとの連結部分を拡大して詳示した図4に示すよ
うに、上部操作レバー10aの下端部にはロック用フッ
ク25がピン26により回動自由に支持されている。一
方、下部操作レバー10bの上端部には、ロック用フッ
ク25の先端のフック部25aが係合可能な係合ピン2
7が植設されている。ロック用フック25の基端部に延
設されたアーム部25bの先端部が、上部操作レバー1
0aに固定されたソレノイド28のプランジャ30先端
部に、連結バー31を介して連結されている。上部操作
レバー10aが下部操作レバー10bに対して傾動して
いない状態においては、ソレノイド28に内蔵の復帰バ
ネの弾力によりプランジャ30が引き込まれ、連結バー
31を介してロック用フック25が図4に実線で示す姿
勢となっている。この状態にあってはロック用フック2
5のフック部25aが係合ピン27の拡径部27aの内
側に係合しており、これによって上部操作レバー10a
は、下部操作レバー10bに対する図4の紙面裏側への
傾動を不能にロックされている。
【0015】ソレノイド28は、グリップ21の自由端
面に取り付けられたボタンスイッチ29を介して図示し
ないバッテリーに接続されており、ボタンスイッチ29
の押しボタン29aを押すとソレノイド28が励磁され
てプランジャ30が突出し、連結バー31を介してロッ
ク用フック25がピン26を中心に回動する。これによ
り、図4に想像線で示すように、ロック用フック25の
フック部25aが係合ピン27から外れるため、上部操
作レバー10aが下部操作レバー10bに対して傾動可
能となり、ロック解除の状態となる。以上により、連続
ブレーキ機構9Bが構成される。
【0016】図2において、下部操作レバー10bの基
端部に延設された駆動アーム35の先端部は、ブラケッ
ト15に軸支されたベルクランク36の一方の腕端に、
連結アーム37を介して連結されている。上記駆動アー
ム35、ベルクランク36、連結アーム37によってリ
ンク機構12が構成されている。そしてベルクランク3
6の他方の腕端にはコントロールケーブル40(本発明
の構成要件であるケーブル)の一端が連結されている。
コントロールケーブル40はアウタチューブ43にイン
ナケーブル41を摺動自由に挿通したものであり、リン
ク機構12の下方部とブレーキペダル7の前方部との間
に配索されている。コントロールケーブル40の一端は
リンク機構12の下方部において車体に固定されたブラ
ケット45に固定され、他端はブレーキペダル7の前方
部において車体に固定されたブラケット44に固定され
ている。コントロールケーブル40のブラケット45に
固定された側の固定端から突出したインナケーブル41
の端部が連結部材46によってベルクランク36の他方
の腕端に連結されている。
【0017】図5にはブレーキペダル7の取付け部分が
拡大して示されている。ブレーキペダル7はその基端が
車体フレーム47に軸支されて前後方向の揺動自由に支
持されており、図示しない復帰バネの弾力により矢線A
方向に付勢され、ストッパとの当接によって常時は同図
の実線で示す姿勢に保持されている。ブレーキペダル7
の手前位置にはコントロールアーム50が配置され、そ
の基端部が車体フレーム47に軸支されてブレーキペダ
ル7と同方向への揺動自由に支持されている。コントロ
ールアーム50の自由端には、ブレーキペダル7のアー
ム部7aを押圧可能な押圧ローラ51が軸支されてい
る。コントロールアーム50の下方部には、コントロー
ルケーブル40のブラケット44に固定された端部から
突出したインナケーブル41の端部が、連結部材52に
よって連結されている。インナケーブル41にはコント
ロールアーム50の押圧ローラ51をブレーキペダル7
のアーム部7aに押圧させる方向に予張力が作用してお
り、これにより図5に実線で示すように、押圧ローラ5
1がアーム部7aに当接している。上記予張力は、例え
ば下部操作レバー10bの軸13周りに装着した図示し
ないトーションバネにより与えることができる。以上に
より、断続ブレーキ機構9Aが構成される。
【0018】なお、ブレーキペダル7は図示しないコン
トロールケーブル等によって前輪3および/または後輪
5のブレーキングシステムに連繋されており、ブレーキ
ペダル7を踏み込めば制動がかかり、ブレーキペダル7
の踏み込みを解除すれば制動力が解除されるようになっ
ており、また、ブレーキペダル7を大きく踏み込むほど
制動力が大となる。次に本実施形態の作用を説明する。
ブレーキペダル7が図5に実線で示す状態にあるとき、
すなわちブレーキペダル7が復帰位置にあってそのブレ
ーキペダル7に制動踏圧力が付与されていないときに
は、アクセルレバー17が図6に想像線で示すように、
インパネ11のスリット20の前後方向の略中間部に位
置したニュートラル状態となっている。尚、操作レバー
10に対する軸13を支点とする前後方向の傾動力の付
与が解除された状態では、図示しない復帰バネにより、
操作レバー10がニュートラル位置に復帰するようにな
っている。
【0019】さて、このニュートラル状態においてイグ
ニッションスイッチが入っていればグリップ21を握り
アクセルレバー17を後方へ傾動させると、上記したよ
うに、アクセルセンサ22からアクセルレバー17の傾
動角度に応じた信号が出力され、電動モータが駆動され
る。よってアクセルレバー17の傾動角度に応じたスピ
ードで走行する。なお、車体の前進と後退は、別途の前
後切替えスイッチ(図示せず)の操作によって切り替え
ることができる。上記のようにアクセルレバー17の傾
動操作によってアクセル操作が行われる。
【0020】そして、アクセルレバー17を復帰位置に
戻し、さらに前方に押動すると、上記したように上部操
作レバー10a及び下部操作レバー10bがアクセルレ
バー17と一体となって軸13を支点として前方に傾動
する。これにより、ベルクランク36が連結アーム37
を介して回動し、コントロールケーブル40のインナケ
ーブル41が引っ張られる。すると、ブレーキペダル7
の後方にあるコントロールアーム50が前方に揺動し、
図5に想像線で示すように、コントロールアーム50の
押圧ローラ51によりブレーキペダル7のアーム部7a
が押圧されることで、ブレーキペダル7が揺動する。こ
れによってブレーキングシステムが作動して制動がかか
るのであり、上部操作レバー10aと下部操作レバー1
0bからなる操作レバー10の傾動操作によって断続ブ
レーキ機構が果たされる。また、この操作レバー10の
前方への傾動角度が大きくなるほど、ブレーキペダル7
の揺動量が増大して制動力も増大し、操作レバー10の
傾動角度が最大となると、制動力も最大となる。
【0021】そして、図7に示すように、操作レバー1
0を略最大に傾動させた状態、即ち制動力が最大になっ
た状態でグリップ21の押しボタン29aを押すと、上
記したようにソレノイド28の作動によりロック用フッ
ク25が回動してロック解除がなされ、上部操作レバー
10aの左方向への傾動が可能となる。そこで、上部操
作レバー10aを傾動させるととも前方への押し力を緩
めると、ニュートラル方向への復帰力により、図6に想
像線で示すように、アクセルレバー17が僅かに後方へ
復動したところで、その後端縁が、インパネ11のスリ
ット20に形成されたストッパ部20aに当接し、操作
レバー10が前後方向への傾動を規制された状態にロッ
クされるとともに、スリット20に形成された突起20
bにより上部操作レバー10aの右方向への傾動が規制
される。これにより、グリップ21から手を離しても操
作レバー10は前後左右への遊動規制状態にロックされ
るのであって、上記のように上部操作レバー10aの左
方向への傾動操作によって連続ブレーキ機構9Bによる
制動機能が発揮される。
【0022】この連続ブレーキ状態を解除するには、グ
リップ21を握り、一旦前方へ押した後、右方向へ移動
させると、上部操作レバー10aが右方向へ傾動し、こ
れに伴ってロック用フック25のフック部25aが係合
ピン27の拡径部27aを乗り越し、上部操作レバー1
0aの傾動姿勢が完全に戻った状態でフック部25aが
係合ピン27に係合する。これによって上部操作レバー
10aが下部操作レバー10bに対してロック状態とな
る。なお、フック部25aの内側端縁には係合ピン27
の拡径部27aを乗り越すためのテーパ面が形成されて
いる。上部操作レバー10aが下部操作レバー10bに
対してロック状態となった時点ではまだ制動がかかった
状態であり、グリップ21の前方への押し力を緩めるこ
とで、制動力が解除される。
【0023】上述のように、本実施形態においては、ブ
レーキ操作機構9を、操作レバー10、操作力連絡手段
であるコントロールケーブル40及びリンク機構12に
よる機械式としたので、バッテリーの電力を不要とし又
は電力消費を少なく抑えることができる。これにより、
バッテリーへの1回の充電による使用時間と走行距離が
長くなる。また、断続ブレーキ機構9Aによる制動力が
最大の状態のときに、連続ブレーキ機構9Bが働くよう
にしたので、身体障害者用自動車1を大きな制動力でも
って駐車しておくことができる。
【0024】また、グリップ21のボタンスイッチ29
を押して上部操作レバー10aを傾動させるだけの簡単
な操作により、断続ブレーキ操作と連続ブレーキ操作の
切替えを行うことができる。また、ブレーキ操作時に
は、操作レバー10の先端から傾動の支点である軸13
までの距離が長いので、操作力が弱くても確実にブレー
キをかけることができる。なお、図8に示すように、操
作レバー10のアクセルレバー17に操作レバー10の
グリップ21を握る手の手首部分を載せるためのアーム
レスト57を設ければ、そのアームレスト57に手を載
せることで、腕にかかる負担が軽減され、運転時に疲れ
難くなる。
【0025】[変形例]本発明の技術的範囲は、上記し
た実施形態によって限定されるものではなく、例えば、
次に記載するようなものも本発明の技術的範囲に含まれ
る。 (1) 上記実施形態では、断続ブレーキ操作方向を前
後方向に設定したが、上下左右方向に設定してもよい。 (2) 上記実施形態では、連続ブレーキ操作方向を左
右方向に設定したが、前後、上下方向に設定してもよ
い。 (3) 上記実施形態では、操作レバーを3ピース構造
としたが、1ピース構造又は2ピース構造としてもよ
い。
【0026】(4) 上記実施形態では、アクセル操作
時とブレーキ操作時の傾動の支点を異ならせたが、双方
の操作の傾動の支点を同じとしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の身体障害者用自動車の斜視図
【図2】操作レバー、リンク機構、コントロールケーブ
ルの連繋状態を示す側面図
【図3】アクセルレバーの連結状態を示す拡大図
【図4】上部操作レバーと下部操作レバーの連結部を示
す拡大図
【図5】ブレーキペダル付近の連結状態を示す拡大図
【図6】操作レバーとスリットとの位置関係を示す説明
【図7】アクセルレバーとスリットとの位置関係を示す
斜視図
【図8】グリップにアームレストを装備した変形例の側
面図
【符号の説明】
1…身体障害者用自動車 7…ブレーキペダル 8…アクセル機構 9…ブレーキ機構 9B…連続ブレーキ機構 9A…断続ブレーキ機構 10…操作レバー 10a…上部操作レバー(連続ブレーキ用傾動部材、ブ
レーキ用傾動部材) 10b…下部操作レバー(断続ブレーキ用傾動部材、ブ
レーキ用傾動部材) 12…リンク機構 17…アクセルレバー(アクセル用傾動部材) 21…グリップ 29…ボタンスイッチ 40…コントロールケーブル(ケーブル) 57…アームレスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G05G 5/08 G05G 5/08 9/00 9/00 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの操作レバーを共有するアクセル操
    作機構とブレーキ操作機構とを備え、 前記ブレーキ操作機構は、前記操作レバーに操作力を付
    しているときにのみ制動力を発揮する断続ブレーキ機構
    と、前記操作レバーへの操作力の付与を解除した状態で
    も制動状態を保持可能な連続ブレーキ機構からなり、 前記断続ブレーキ機構は、前記操作レバーに付与した傾
    動操作力を操作力連絡手段を介してブレーキペダルに伝
    達する構成とされ、 前記連続ブレーキ機構は、前記断続ブレーキ機構により
    傾動操作されている前記操作レバーを、その断続ブレー
    キ機構による傾動方向とは異なる方向へ傾動させること
    で復帰を規制されたロック状態とする構成とされている
    ことを特徴とする自動車運転装置。
  2. 【請求項2】 前記連続ブレーキ機構による前記操作レ
    バーの傾動操作は、前記断続ブレーキ機構による制動力
    が最大に達した状態でのみ可能となる構成としたことを
    特徴とする請求項1に記載の自動車運転装置。
  3. 【請求項3】 前記操作レバーはその長さ方向において
    先端側の連続ブレーキ用傾動部材と基端側の断続ブレー
    キ用傾動部材とに分割され、断続ブレーキ操作時には前
    記連続ブレーキ用傾動部材と前記断続ブレーキ用傾動部
    材とが一体となって傾動し、連続ブレーキ操作時には前
    記連続ブレーキ用傾動部材だけが傾動する構成とされ、
    前記連続ブレーキ用傾動部材に設けたグリップのボタン
    を押すことで、前記連続ブレーキ用傾動部材のみの傾動
    動作を規制するロック状態とそのロックを解除する状態
    とが切り替わる構成としたことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の自動車運転装置。
  4. 【請求項4】 前記操作レバーはその長さ方向において
    先端側のアクセル用傾動部材と基端側のブレーキ用傾動
    部材とに分割され、アクセル操作時には前記アクセル用
    傾動部材だけが傾動し、ブレーキ操作時には前記アクセ
    ル用傾動部材と前記ブレーキ用傾動部材とが一体となっ
    て傾動する構成としたことを特徴とする請求項1乃至請
    求項3のいずれかに記載の自動車運転装置。
  5. 【請求項5】 前記操作レバーには、その操作レバーを
    握る手を載せるためのアームレストが設けられているこ
    とを特徴とする請求項1乃至は請求項4のいずれかに記
    載の自動車運転装置。
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