JP2002052619A - 切削加工用熱可塑性樹脂成形体の製造方法 - Google Patents

切削加工用熱可塑性樹脂成形体の製造方法

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JP2002052619A JP2000242317A JP2000242317A JP2002052619A JP 2002052619 A JP2002052619 A JP 2002052619A JP 2000242317 A JP2000242317 A JP 2000242317A JP 2000242317 A JP2000242317 A JP 2000242317A JP 2002052619 A JP2002052619 A JP 2002052619A
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temperature
resin
cutting
hydrocarbon oil
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Atsushi Kaiya
篤 海谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切削時の変形を改善した切削加工用熱可塑性
樹脂成形体を提供する。 【解決手段】 炭化水素油、木質末およびゴム強化スチ
レン系樹脂を含む組成物から切削加工用成形体を製造す
る方法において、成形体の腑形後に、該成形体の表面温
度を50℃以上かつゴム強化スチレン系樹脂の熱変形温
度より10℃高い温度以下の範囲に保ちながら、該成形
体の表面温度以上かつ湿度50%〜100%の環境下で
12時間以上該成形体の形状を実質的に一定に保って切
削加工用成形体をうる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は切削時の変形を改善
した切削加工用熱可塑性樹脂成形体の製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】切削加工用の成形体は、家具、建具など
の建材類及び模型材用として有用である。ここで建材類
とは滑り性を必要とする家屋の敷居、引き戸、戸棚の引
戸部分などの建具類素材をいう。また、模型材とは鉄や
アルミニウム等の金属を鋳造する砂型を作るための模
型、石膏やエポキシ樹脂等の注型用模型、金属、樹脂及
び木材等を切削加工する際の倣い模型等の切削加工によ
り任意の形状を作るために用いる材料であり、近年発達
が著しい数値制御方式の工作機械の数値制御用プログラ
ムを検定する為の試削材等も包含するものである。
【0003】木質材としては、パーチクルボードおよび
ファイバーボードが汎用的に用いられている。これらは
主にミリメートル単位の木材小薄片または木材チップを
解繊して得たフィバーに、各種樹脂を結合剤として用
い、必要に応じて硬化促進剤を加えて、圧縮して作られ
る。これらはその使い勝手のよさからテーブル、カウン
ター、家具などの木製什器あるいは床材、壁材等の木製
建材の表面材として使用されている。また、熱可塑性木
質材としてはポリ塩化ビニル系樹脂とABS樹脂と木粉
の組成物が特公昭61−31447号公報で提案されて
いる。しかしこれには切削時の変形の改善については提
案されておらず、実用においては切削時のそり、変形の
少ない成形体が望まれる。
【0004】一方従来模型材としては檜、姫小松、杉、
マホガニ等の木材、エポキシ、ウレタン等の樹脂、石
膏、アルミニウム、亜鉛合金や徹党の金属が使用されて
きたが、模型材としての性能と価格の両面から満足でき
るものがなく、新しい材料の開発が望まれている。例え
ば模型材として最も要求が厳しい砂型用模型ではまず最
も安価で、切削加工が容易な木材(檜、姫小松等)で模
型(木型)を作り、これを砂型に転写して鉄やアルミニ
ウム等の鋳物を試験的に製造する。試作した鋳物に巣や
空隙が発生しないこと、強度や寸法精度が要求を満たす
こと等を試行錯誤的に模型を修正しながら確認し、最終
的には必要な鋳物の生産数量により、模型の材質が決め
られる。一般に生産数量が数100個程度以下の場合に
は木型がそのまま用いられ、5000個未満の場合には
主としてエポキシ樹脂模型が使用され、2〜3万個程度
の場合にはアルミニウム合金が、さらに多量の生産の場
合には鋼が使用される。このように模型材料が鋳物の生
産量により使い分けられるのは、鋳物砂による磨耗で、
模型の寸法が変化するからである。生産数量が少なくて
も、寸法精度を要求される模型あるいは木材では製造が
不可能な形状の模型では、鋼やアルミニウム合金が使用
される。
【0005】これら模型材料に要求される性能として
は、手加工及び機械加工での良好な切削加工性及び形
状の自由度、寸法安定性及び精度、適度の剛性、靱
性及び表面高度、接着性が要望され、砂型用模型では
さらに鋳物砂に対する耐磨耗性、鋳物砂に含まれる
硬化剤等に対する耐薬品性、鋳物砂からの離型性、
補修の容易さ等がある。
【0006】最も安価で広く使用されている模型材は
檜、姫小松、マホガニ等の天然木材であるが、近年木材
資源も徐々に枯渇し、模型剤に適する直径600mm以
上の大木は少なくなり、たとえ木材が入手できても模型
材として使用できるようになるには1〜2年の十分な乾
燥後である。木材は乾燥が不十分であると切削加工後に
著しい寸法変化、変形を起こし、場合によっては破損し
たりする。乾燥期間中の広い保管場所や在庫負担は無視
できない。
【0007】模型材としての木材の最大の欠点は吸湿に
よる著しい寸法変化であり、特に異方性(接線方向:放
射方向=10:5〜1:0.5)が大きいことである。
最も寸法精度が良く高級模型材である檜でさえも接線方
向の平均縮率(含水率15%の時の含推量1%減少する
ことによる寸法変化率)は、0.14〜0.17%もあ
る。また模型材として使用する木材は柾目材であり、板
目材は著しい反りが発生するので使用できず、また白太
等の樹皮に近い部分も除外される。木材は他の模型材に
比べて切削加工性が優れているとされるが、これは木型
職人によるノミ、カンナといった手加工による場合であ
り、工作機械による切削加工では、木材の成長方向で順
目及び逆目があり、逆目では木材が割れて切削加工がで
きない。
【0008】このため、木型では凸モデルが多く、型打
鍛造用倣い模型とする凹モデルは少ない。またボールエ
ンドミル加工では、木材繊維による毛羽立ちが生じ、刃
物による切削後にサンダーによる仕上げが必要となるば
かりか、金属加工用の機械による低回転の切削加工で
は、木材繊維が鋭く切断されず、毛羽立ちが生じるの
で、高速加工が可能な木工専用機が必要となる。空冷エ
ンジンの放熱版のように厚みが薄い部分や90°以下の
鋭角部分では木材の靱性不足から切削加工中に破損する
ことが多いので、模型の製作は困難を極める。多くの苦
労の末に切削が完了しても、天候の変化による吸湿で思
わぬ変形を起こす場合もあり、安定して高精度の模型を
木材で作ることには限界がある。
【0009】木材よりも寸法安定性が高く、耐磨耗性が
よい材料としてエポキシ樹脂が多量に使用されている
が、刃物による切削加工は殆ど不可能であることから、
これら樹脂模型は一旦木材で木型を作りこれを石膏で転
写し、さらにエポキシ樹脂で反転する注型法により製造
される。このためエポキシ樹脂を中心とする樹脂模型は
当然木型よりも高価であり、納期も長くなる。アルミニ
ウム合金や鋼では、切削加工性は木材に比べると著しく
劣ることは明白である。模型業界では模型の寸法の高精
度化と短納期化、ひいては低価格化を目指しており、こ
のためには前記〜の諸性能を満たす材料の開発を待
ち望んでいる。
【0010】この前記〜の諸性能を満たす材料とし
て、特公昭62−54570号公報は乾燥した木質末に
炭化水素油を添加処理した後、強化スチレン系樹脂に混
合・成型した模型材を提案している。しかし、この方法
により製造された模型材は、特に押出し成型時に与えら
れた応力ひずみを取り除くことなく切削加工を行うと、
大きな変形を生じてしまうという大きな欠点を有してい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、職人
によるノミ、カンナ等による手加工、高速度の木工用切
削加工機械及び低速度の金属用切削加工機械などの方法
によって切削する際、寸法安定性に優れ、滑り性を具備
した家具、建材、及び各種模型材に適した切削加工用の
ゴム強化スチレン系樹脂の製造方法を提供することにあ
り、特にゴム強化スチレン系成形体を従来の常識では考
えられない方法で成型時の応力ひずみを除去することで
切削時の変形を改善した、炭化水素油、木質末およびゴ
ム強化スチレン系樹脂を含む切削加工用成形体の製造方
法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、炭化水素油、
木質末およびゴム強化スチレン系樹脂を含む組成物から
切削加工用成形体を製造する方法において、成形体の腑
形後に、該成形体の表面温度を50℃以上かつゴム強化
スチレン系樹脂の熱変形温度より10℃高い温度以下の
範囲に保ちながら、該成形体の表面温度以上かつ湿度5
0%〜100%の環境下で該成形体の形状を実質的に一
定に保つ工程を含むことを特徴とする切削加工成形体の
製造方法である。
【0013】本発明では切削加工用成形体の基材として
炭化水素油、木質片及びゴム強化スチレン系樹脂を含む
組成物を用いることを不可欠とする。まずこの基材組成
物について説明するに、用いる炭化水素油に特に制限は
ないが、100°Fで測定した粘度が10〜500cs
tであることが、取り扱いの点から望ましく、さらに、
炭化水素油の中に含まれる芳香族環を形成する量(C
A )が20重量%以下であることが長期使用時の変色の
点から好ましい。具体的には、流動パラフィン、n−パ
ラフィン、イソパラフィン、ポリα−オレフィン、ポリ
デセンおよびスクワランなどを挙げられ、それらの混合
物等が例示できる。
【0014】炭化水素油の添加は、木質末とゴム強化ス
チレン系樹脂との混合を容易にするだけでなく刃物によ
る切削加工性を改善する目的で行われる。100°Fで
の粘度が10cst未満の炭化水素油では、一般に沸点
が低く、ゴム強化スチレン系樹脂と炭化水素油と木質末
との混練において、スクリュー押出機のダイス出口で発
泡が生じやすくなる傾向がある。他方100°Fでの粘
度が500cst以上の炭化水素油では木質末への含浸
が不十分となり、切削力が高くなり、混練した成型物の
表面にべとつきを生じることがある。CA が20重量%
より多い炭化水素油は一般に黒褐色や濃緑色に着色して
おり、成形体の色相に悪影響を及ぼす。ゴム強化スチレ
ン系樹脂と木質末と炭化水素油との混練りはいずれの方
法でも行うことができる。好ましくは混練りに先立って
木質末に炭化水素油を添加するが、さらに好ましくは木
質末を加熱しながら炭化水素油を添加処理する。その添
加量は木質末100重量部に対して10重量部以下では
混練の容易性や切削性の改良ができず、50重量部以上
では木質末に吸着や含浸されない遊離の炭化水素油が残
り、混練後の成形体の剛性を著しく低下させる等の弊害
が現れる。
【0015】本発明に用いる木質末としては木質系複合
材に一般に用いる木質末、例えば各種の木粉やパルプ粉
が使用できるが、気乾比重が低く、耐湿性が不足気味で
あるので、針葉樹、例えば、米ツガ、ヒマラヤ杉、檜、
姫小松等の木粉が好ましい。その含水率は気乾状態で1
3〜18%であり、標準含水率を15%としている。木
質末の粒経は60メッシュ(目開き0.246mm)の
篩を90%以上通過する大きさであり、好ましくは80
メッシュ(目開き0.175mm)を全通する程度が良
い。粒経が60メッシュよりも粗い木質末は成形体の表
面を荒くするので、建材類、模型材に使用する場合には
好ましくない。
【0016】好ましい木質末の量は、ゴム強化スチレン
系樹脂と木質末との合計中の10〜40重量%である。
10重量%未満では刃物による良好な切削加工性や機械
的強度が十分に得られず、他方40重量%以上ではゴム
強化スチレン系樹脂との混練性が悪くなったり、成形体
の可撓性や靱性が低下したり、切削加工時に鋭角のコー
ナー部分が欠落したり、肉薄の加工製品の製作が困難に
なる等の切削加工の自由度が低下することがある。
【0017】本発明に用いるゴム強化スチレン系樹脂
は、スチレンモノマーを含む連続相(マトリックス相)
とマトリックス成分を含有するゴム重合体分散相(ドメ
イン相)からなり、両者の界面にはグラフト共重合体が
存在する2相構造をもつスチレン系樹脂である。連続相
中のスチレン系樹脂成分を例示すれば、ポリスチレン、
アクリルニトリル−スチレン共重合体、これらと、アク
リル酸エステル、不飽和ジカルボン酸又はその無水物等
の共重合体を挙げることができる。分散相中のゴム重合
体成分を例示すれば、ポリブタジエン、ブタジエン−ス
チレン共重合体、ブタジエン−アクリロニトリル共重合
体等ブタジエンを主成分とするゴム質重合体、エチレン
−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)、ポリアク
リル酸エステル、が挙げることができる。
【0018】一般に、これらゴム強化スチレン系樹脂は
ゴム共重合体の反架橋粒子を連続相を構成するスチレン
系樹脂の重合工程中に存在させて製造する。このため、
連続相と分散相の界面にはグラフト共重合体が生成し、
強固な界面接着が構成される。本発明に使用できるゴム
強化スチレン系樹脂の具体例としては、ポリスチレン系
樹脂を連続相、ポリブタジエン系ゴムを分散相とする耐
衝撃ポリスチレン系樹脂、ポリスチレン−ポリアクリル
ニトリル共重合体系樹脂を連続相、ポリブタジエン系ゴ
ムを分散相とするABS系樹脂、ポリスチレン−ポリア
クリルニトリル共重合体系樹脂を連続相、エチレン−プ
ロピレン−ジエン共重合体(EPDM)系ゴムを分散相
とするAES系樹脂が挙げられる。
【0019】ゴム強化スチレン系樹脂中のゴム質成分は
5重量%〜40重量%であり、好ましくは10重量%〜
40重量%である。5重量%以下であれば、切削加工時
に薄肉部分や鋭角部分に折損を招く危険性が大きく、又
40重量%を超えると剛性が著しく低下することにな
る。
【0020】本発明におけるゴム強化スチレン系樹脂
は、建材類、模型材用途において、弾性や靱性を付与
し、薄肉部分や鋭角部分の切削加工を可能にし、建材
類、模型材の形状の自由度を増大させ、更に模型材が鋳
物木型代替で使用される際鋳物砂に対する耐摩耗性を高
める為に使用され、本目的に合致する範囲で任意に選択
でき、また、公知の添加材、強化材、顔料等を添加する
ことができる。
【0021】本発明の成形体は好ましくは次のように製
造される。例えば加熱が可能なジャケット付回転翼形混
合機(三井三池製作所ヘンシェルミキサー)を用い、3
kg/cm2 の低圧スチームを通し、混合槽壁面温度を
約140℃に昇温し、気乾状態の木質末を混合槽に投入
して回転翼を高速で回転させながら炭化水素油を徐々に
滴下する。木質末の含水率が高く乾燥不十分の場合に
は、炭化水素油を添加する前に適宜加熱乾燥することが
できる。通常気乾状態の木質末では混合槽壁面温度が1
00℃から150℃で炭化水素油の添加時間は5〜15
分間程度である。
【0022】木質末を200℃以上の温度で炭化水素油
を添加処理すると、木質末や炭化水素油が変質及び炭化
を起こしたり、炭化水素油の引火点からも着火の危険性
が増大するので避けなければならない。又常圧下100
℃以下では木質末からの水分の飛散及び木質末への炭化
水素油の吸着や含浸が不十分となり、成形体の成型時に
おいて水分の蒸発による空隙が発生しやすくなる。成形
体の空隙は建材類、模型材等の用途において致命的欠陥
となる。木質末の炭化水素油による事前の添加処理及び
その処理温度条件は、本発明の成形体の製造工程におい
て成形体内に大きな空隙を生じさせないことに大きな効
果を有する。
【0023】木質末に炭化水素油を添加処理後、木質末
とゴム強化スチレン系樹脂の合計量中木質末が10〜4
0重量%になるようにゴム強化スチレン系樹脂粉末を加
え、100から150℃の温度で15分間攪拌混合す
る。この後の成形体の製造工程から混合物は全体が一体
になった溶融物ではなく顆粒状であることが望ましいの
で、混合槽壁面温度は100〜150℃であることが望
ましい。得られた混合物は通常の熱可塑性樹脂用混練装
置である1軸または2軸のスクリュー押出機、混練ロー
ル、加圧ニーダー、バンバリーミキサー等とペレタイザ
ーの組み合わせによりゴム強化スチレン系樹脂を溶融状
態にして混練、造粒する。
【0024】この造粒時または上記の任意の工程中に、
顔料、酸化防止剤、紫外線防止剤、可塑剤、充填剤、発
泡剤等を適宜加えることができる。造粒されたペレット
を用いて、熱可塑性樹脂用の射出成型機、スクリュー押
出機及び加熱プレス等で任意の形状に腑形(成型)する
ことができる。建材、模型材として使用する場合はスク
リュー押出機により厚み5〜50mm程度の平板や直径
10〜50mm程度の丸棒に腑形(成型)しておくと便
利である。
【0025】本発明では、このように腑形(成型)され
た炭化水素油、木質末およびゴム強化スチレン形樹脂を
含む組成物から製造された切削加工用成形体を、該成形
体の表面温度を50℃〜ゴム強化スチレン系樹脂の熱変
形温度より10℃高い温度に保ちながら、該成形体の表
面温度以上かつ湿度50%〜100%の環境下で、該成
形体の形状を実質的に一定に保つことにより、加工時に
受けた応力披歴から生じた成形体内の残留応力を緩和・
開放し、切削時の反りおよび変形を改善し、寸法安定性
に優れた成形体とする。上記の湿潤環境下での処理時間
は通常12時間以上である。
【0026】一般に熱可塑性樹脂の成形後に加圧、加温
して焼きなましをすることで、成型時の残留応力を緩和
・開放させることはよく知られていることであるが、本
発明の成形体は気乾状態の木質末に炭化水素油を含浸さ
せた含油木質末を含んでいる為、単に加熱による焼きな
ましだけでは、切削加工時に反り、変形が生じ、実用に
支障をきたしている。反り、変形の改善を検討した結
果、加温と同時に湿度を与えて湿潤加熱処理すること
で、その目的が達成されることを見出した。
【0027】以下、本発明をさらに具体的に説明する。
腑形後の成形体が平板である場合には、一例として複数
枚の成形体を重ねて適当な重石を載せて形状を保持し、
温度制御ができる室または熱風乾燥炉の中で表面温度を
50℃以上ゴム強化スチレン系樹脂の熱変形温度より1
0℃高い温度まで、好ましくは、80℃〜110℃に設
定する。設定した温度において、熱風乾燥機内を該成形
体の表面温度以上でかつ湿度50%〜100%好ましく
は湿度80%〜100%に設定し、通常12時間以上、
好ましくは24時間以上72時間(3日間)程度、加
温、加湿状態に保持したのち徐冷して取り出す。温度が
50℃以下であると残留応力の緩和・開放が十分でな
く、切削時に大きな反り、変形等が生じる。またゴム強
化スチレン系樹脂の熱変形温度よりも10℃以上高いで
は成形物が流れ、成型時の形状を保つことができないく
らい変形を起こす危険性があり好ましくない。
【0028】湿度が50%以下であると成形体中の木質
末への吸湿が不十分で、切削時の反り、変形が使用に耐
えられない。また湿度が100%以上の状態では成形体
を切削加工した後、表面からの過分の水分の蒸発により
切削加工時に、そり、変形が実用に耐えられない。湿度
の加え方としてはスチーム、および/または、温水を使
用すること、例えば、成形体を温水に浸漬することで、
加温、加湿の条件を満足させることもできる。100℃
以上の温度を必要とするときは、高圧スチームを使用す
ることが好ましい。
【0029】処理時間が不足すると、ひずみ除去効果が
少なく、また72時間以上の長時間保持することはエネ
ルギーの無駄使いとなり、経済的に不利であると共に成
形体の原型を保てなくなる場合がある。処理時間は設定
温度が高ければ短くて済むが、急激な温度上昇は残留応
力の緩和・開放には好ましくなく、徐々に例えば1.5
〜3.0℃/hr程度の温度上昇で設定温度に到達させ
ることが好ましい。冷却も同様であり、急激な温度変化
は樹脂に対して温度ひずみを与えることになる。
【0030】加湿の効果は本発明の樹脂組成物を得るた
めに、炭化水素油の添加処理、樹脂成型時と2回にわた
る加熱工程を通ることで、木質末から水分が除去されて
しまい、常温付近の保存、切削時の温度での湿度との差
が大きくなり過ぎ、そのため吸湿することで変形する。
したがって、加熱による応力ひずみの除去と適度に吸湿
させることが変形を防止しているものと考察する。
【0031】実際の使用においての変形の許容量は、お
おむね0.1mm/10mm以下、即ち長さ方向での精
度1/100以下が好ましく、これ以上変形が大きいと
接着材、ボルト等での接合に支障をきたす。変形の評価
は後述の試験により、変形許容範囲の20%増しの0.
12mm/10mmを合否の判定基準とした。本発明の
方法にしたがって処理をした成形体は、ノミ、カンナ、
鋸、キリおよびサンドペーパー等による手加工で任意の
形に製作加工でき、エポキシ樹脂系およびウレタン樹脂
系接着剤等で任意に接着することができる。さらに目的
に応じてねじ穴をあけ金属ボルト等で他の金属または木
材と接合することができる。
【0032】本発明の各処理が成形体の残留応力の緩和
・開放にどのように影響しているかの詳細は不明である
が、以下の各構成要素が相乗的に機能しているものと考
えられる。 緩衝相としてのゴム強化スチレン系樹脂中のゴム分散
相の適量化 ゴム強化スチレン系樹脂中の連続相の分子運動を促進
する環境温度の適正化 ゴム分散相とポリスチレン系連続相の強固な接着によ
るの相互作用 系内に含有された炭化水素油の添加量および粘度の適
正化、その移動による残留応力の緩和・開放の促進 系内に含有された適量の炭化水素油による成形体の弾
性率低下効果。(木質末の柔軟効果を含む) 木質末形状の適切化 適切な外部応力による形状保持 適切な湿度環境による木末質の吸湿・柔軟化
【0033】本発明による成形体は、木工用切削加工機
械(丸ノコ、帯ノコ、機械カンナ、木工用旋盤、ドリ
ル、ルーター等)及び金属用切削加工機械(旋盤、ミリ
ングマシン、研削盤、ボーリングマシン等)で、木材や
金属と同様に切削加工をすることができる。
【0034】
【実施例及び効果】以下実施例により本発明を具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定される
ものではない。 実施例−1 (1)木質末の炭化水素油添加処理 ヘンシェルミキサーの加熱用ジャケットに3kg/cm
2 のスチームを通し、混合槽壁面温度を130℃に昇温
して、110℃で3時間乾燥したヒマラヤ杉の粉末(6
0メッシュ篩全通)を投入し、ヘンシェルミキサーの羽
根の回転数を180rpm.にして、木粉を攪拌しなが
ら炭化水素油(ナフテン系プロセスオイル:サンセン2
50、サンオイル(株)、粘度107cst(100°
F))を滴下した。10分経過後ヘンシェルミキサー止
め、木質末に炭化水素油が十分に吸着され、混合槽壁面
に遊離の炭化水素油が殆どないことを確認した。この時
の炭化水素油の添加量は木質末100重量部に対して2
0重量部であった。木質末への炭化水素油添加完了は十
分に攪拌混合後、混合槽壁面に遊離の炭化水素油が残っ
ていないこと、添加処理された木質末にべとつきがな
く、流動性がよいことから確認できる。 (2)ゴム強化スチレン系樹脂との混合 前記炭化水素油を添加処理した木質末にゴム成分を20
重量%を含むABS樹脂粉末(サイコラックEX12
1:熱変形温度89℃、宇部サイコン(株))を加え、
ABS樹脂と木質末の合計中木質末が20重量%となる
ようにし、15分間130℃で混合した。混合物は顆粒
状であった。
【0035】(3)スクリュー押出機による溶融混練と
造粒 前記混合物である顆粒を40mmφ 1軸スクリュー押
出機で混練し、一般の熱可塑性樹脂の造粒方法と同様に
直径約4mm長さ約5mmの円筒形ペレットとした。 (4)樹脂成型 造粒したペレットを用い65mmφ 1軸スクリュー押
出機で厚み30mm、幅500mmの平板を連続的に成
型し、1mの長さで切断した。 (5)焼きなまし(加熱、加湿)方法 1m×1mの木製パレット上に、厚さ5mmの合板を置
き、(4)で成型した厚さ30mm、幅500mmの成
形体の平板10枚を重ね、上部に厚さ5mmの合板を乗
せさらに重石として1個約10kgの鋳物を計3個乗せ
た。このパレットを2m×2m×2mの温度制御の可能
な循環熱風加熱炉の室に入れ、さらに容量20Lの金属
製のバケツに水を入れて同様に室に入れた。温度センサ
ーとしてCA熱電対を平板の4枚目と5枚目の間に、端
から10cmの位置に差し込んだ。循環熱風乾燥炉の設
定温度を110℃にし、室温25℃から3℃/時間で昇
温を開始した。約30時間後にCA熱電対は99℃に達
した。この時の室内湿度は100%であった。この状態
で72時間保持したのち加熱保持を止め、3℃/時間で
徐冷を開始し、約30時間で経過してCA熱電対での温
度はほぼ30℃になったことを確認して、CA熱電対を
差し込んだ上から5枚目の平板を1枚取り出し湿潤加熱
処理効果の切削加工評価用板とした。
【0036】(6)湿潤加熱処理効果の評価方法 湿潤加熱処理した平板から押出し方向に両端を30mm
づつ切落として、長さ120mm、幅220mmの切削
加工試験片2枚を電動ノコで切出した。 試験片の切削加工 2枚の試験片は図1に示したように試験片の真中を切削
するために、試験片の中心の位置5を基準点にして、8
点を測定点として選び切削前の変形量を測定した。その
後下記の条件で切削加工を行った。 工作機 : 小久保製小型フライス盤(KC−2) 刃物 : 20φ 2枚ハイス 回転数 : 1,680rpm 送り : 手動切削 : 10mm/回、短尺方向
は両端から20mmまで、長尺方向は両端から36.6
mmまで、厚み(深さ方向)は深さ20mmまで切削す
る。 そり、変形測定方法 基準点5の変形をゼロとして切削加工前後の変形をmμ
単位で測定した。2枚の試験片での各測定点での測定値
を平均し測定データとした。 評価方法 このような素材に対する変形の評価法としては規定がな
いため、対角の1,9および3,7の測定点での切削前
後の変形差の絶対値を変形量とし、1,3,7及び9の
変形量の平均値を変位量とした。また、測定点8点の変
形量の最大値と最小値の差を変位幅として評価の対象と
した。即ち変位量がゼロに近ければ切削加工前後の変形
が少なく、変位幅が小さければ小さいほど全体の変形が
少ないと評価される。許容変形は変位、変位幅とともに
100mμ以下として合否判定基準とした。(これは前
述の単位長さ方向の変形量で示すと、0.12mm/1
0mmに相当する。)
【0037】実施例−2 実施例−1に従い樹脂成型を行い、湿潤加熱条件の保持
時間を48時間とした。その他すべて実施例−1と同じ
に行った。評価方法も実施例−1と同じである。 実施例−3 実施例−1に従い樹脂成型を行い、湿潤加熱条件の保持
時間を24時間とした。その他すべて実施例−1と同じ
に行った。評価方法も実施例−1と同じである。 実施例−4 実施例−1に従い樹脂成型を行い、循環熱風乾燥炉の設
定温度を100℃とした。加熱は3℃/時間で昇温し
て、約20時間後にCA熱電対は90℃に達した。この
ときの室内湿度は98%を示した。この状態で72時間
保持した。72時間経過後実施例−1と同様の徐冷速度
で冷却し30℃に達してから試験用の樹脂成型平板を取
り出した。評価方法は実施例−1に従った。 実施例−5 実施例−1に従い樹脂成型を行い、循環熱風乾燥炉の設
定温度を65℃とした。加熱は3℃/時間で昇温して、
約15時間後にCA熱電対は55℃に達した。このとき
の室内湿度は90%を示した。この条件で保持時間を7
2時間としたのち、加熱を止め、3℃/時間で徐冷し、
30℃に達してから試験用の樹脂成型平板を取り出し
た。評価方法は実施例−1に従った。
【0038】比較例−1 実施例−1に従い樹脂成型を行い、湿潤加熱処理を行わ
ず実施例−1の切削加工条件で切削加工した。評価方法
は実施例−1と同じである。 比較例−2 実施例−1に従い樹脂成型を行い、熱風乾燥炉内に水を
入れたバケツは入れず、即ち加湿をせずに実施例−1と
同様の99℃で焼きなました。その時の室内湿度は5%
であった。この状態で、72時間保持した後、実施例と
同様に3℃/時間で徐冷し、30℃に達してから試験用
の樹脂成型平板を取り出した。評価方法も実施例−1と
同じである。 比較例−3 実施例−1に従い樹脂成型を行い、熱風乾燥炉内に水を
入れたバケツは入れず、即ち加湿をせずに熱風乾燥炉の
設定温度を55℃とし加熱した。加熱開始8時間後にC
A熱電対は45℃を示した。このときの室内湿度は14
%であった。この状態で24時間保持した後、3℃/時
間で徐冷し、30℃に達してから試験用の樹脂成型平板
を取り出した。評価方法も実施例−1と同じである。
【0039】表−1に焼きなまし条件、表−2に実施例
−1〜5及び比較例−1〜3を示した。表−2におい
て、本発明の切削加工前後の変形を少なくするには、加
熱だけの焼きなましだけではなく、加熱と同時に加湿す
ることが効果のあることが示された。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における成形体試験片の切削加工と変形
測定を説明する図。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 91/00 C08L 91/00 97/02 97/02 // B29K 105:16 B29K 105:16 511:14 511:14 Fターム(参考) 4F070 AA06 AA16 AA18 AA34 AA63 AA66 AB08 AE01 FA01 FB03 FB06 FB07 FC05 4F071 AA15X AA20X AA21X AA22X AA34X AA71 AA73 AA77 AA88 AD06 AF54 AG20 AH19 BA01 BB06 BC03 4F201 AA13K AA45K AB11 AB20 AB28 AG02 AH81 AK01 AM27 AR06 AR17 AR20 BA07 BC01 BC03 BR02 BR06 BR12 BR17 BR40 4J002 AE053 AH002 BN061 BN151 GT00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭化水素油、木質末およびゴム強化スチ
    レン系樹脂を含む組成物から切削加工用成形体を製造す
    る方法において、成形体の腑形後に、該成形体の表面温
    度を50℃以上かつゴム強化スチレン系樹脂の熱変形温
    度より10℃高い温度以下の範囲に保ちながら、該成形
    体の表面温度以上かつ湿度50%〜100%の環境下で
    該成形体の形状を実質的に一定に保つ工程を含むことを
    特徴とする切削加工成形体の製造方法。
  2. 【請求項2】 湿潤環境下での処理時間が12時間以上
    である請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 該組成物中のゴム強化スチレン系樹脂が
    90〜60wt%、木質末(気乾状態)が10〜40wt%
    (両者の合計を100wt%とする。)、かつ、木質末
    (気乾状態)100重量部に対する炭化水素油の量が1
    0〜50重量部であることを特徴とする請求項1記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 炭化水素油が粘度10〜500cst
    (100°F)であること特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 ゴム強化スチレン系樹脂が10〜40wt
    %以上のゴム成分を含有することを特徴とする請求項1
    〜4のいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 木粉末の含水率が気乾状態で13〜18
    %であり、粒径が60メッシュ(目開き0.246m
    m)の篩を90%以上通過することを特徴とする請求項
    1〜5のいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 該組成物がゴム強化スチレン系樹脂と木
    質末を混合する前に木質末に炭化水素油を添加処理して
    得られたものであることを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 湿潤環境がスチームおよび/または温水
    からなることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項
    記載の方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005226031A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Kureha Chem Ind Co Ltd 機械加工用素材及びその製造方法
JP2008081735A (ja) * 2006-08-29 2008-04-10 Purex:Kk 竹粉および/または木粉・熱可塑性樹脂複合体

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US8158240B2 (en) 2004-02-16 2012-04-17 Kureha Corporation Stock shape for machining
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