JP2002051607A - 農作業機の前後進切り換え制御装置 - Google Patents

農作業機の前後進切り換え制御装置

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JP2002051607A
JP2002051607A JP2000240011A JP2000240011A JP2002051607A JP 2002051607 A JP2002051607 A JP 2002051607A JP 2000240011 A JP2000240011 A JP 2000240011A JP 2000240011 A JP2000240011 A JP 2000240011A JP 2002051607 A JP2002051607 A JP 2002051607A
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Tomoyuki Ishida
智之 石田
Osamu Hyodo
兵頭  修
Yutaka Kajino
楫野  豊
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 枕地でのトラクタの旋回操作を簡単に行いつ
つ、前後進切り換え制御を実行するタイミングを最適に
して枕地をできる限り狭くする。 【解決手段】 前後進切り換え制御スイッチが「入」で
あって、車速が規定値以下且つ作業状態のときに、車体
前方の畦を感知したときは、ブザーを作動して畦の感知
を告知する。然るときは、車体の前進走行停止、作業機
の上昇、車体の所定距離後進等の前後進切り換え制御が
実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトラクタや田植機と
いった農作業機の前後進切り換え制御装置に関するもの
であり、特に、圃場の端部で畦を感知して車体を後進さ
せる農作業機の前後進切り換え制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】トラク
タや田植機等といった農作業機の車体後部に作業機を連
結して農作業を行う場合、圃場端部で旋回する際に該作
業機の引き摺りを防止するために、該作業機を所定高さ
の非作業位置まで上昇させている。例えばトラクタで耕
耘作業を行うときに、トラクタが旋回する部分は枕地と
称されて未耕耘部分が残り、最終段階でトラクタが枕地
を往復して未耕耘部分をなくしている。枕地が広い場合
はトラクタが2工程(即ち1往復)以内で未耕耘部分を
解消することができず、作業工程が増えて効率が悪化す
る。枕地作業を効率的に行うために、作業機の耕耘幅を
広く設定したり、或いは、車体のホイールベースを短く
することが試みられているが、一つの圃場で数十回以上
繰り返される旋回動作について、枕地をすべて2工程以
内に抑えるにはかなりの熟練と集中力が要求される。
【0003】このため、車体前方の畦を感知する畦感知
手段を設け、該畦感知手段にて畦を感知したときは、車
体後部の作業機を上昇させるとともに、トラクタが畦に
接触せずに旋回できる最小限のスペースを得るために、
車体を所定距離若しくは所定時間だけ後進させるような
前後進切り換え制御装置が考えられる。しかし、畦を感
知して前後進切り換え制御を実行するタイミングが適切
でない場合は、オペレータの操作に違和感が生じたり、
却って圃場を荒らす虞もある。
【0004】そこで、枕地での農作業機の旋回操作を簡
単に行いつつ、前後進切り換え制御を実行するタイミン
グを最適にして枕地をできる限り狭くするために解決す
べき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課
題を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、車体前方の畦を感知
する畦感知手段42を設け、該畦感知手段42にて畦4
9を感知したときは、車体後部の作業機16を上昇させ
るとともに、車体を所定距離L若しくは所定時間だけ後
進させるように構成した農作業機の前後進切り換え制御
装置に於いて、車速を検出する手段39と、作業状態を
検出する手段45,46とを備え、前後進切り換え制御
が開始されてから、規定値以上高速の車速であるとき、
または、非作業状態であるときは、作業機16の上昇及
び車体の後進を牽制するように構成した農作業機の前後
進切り換え制御装置、及び、車体前方の畦を感知する畦
感知手段42を設け、該畦感知手段42にて畦49を感
知したときは、車体後部の作業機16を上昇させるとと
もに、車体を所定距離L若しくは所定時間だけ後進させ
るように構成した農作業機の前後進切り換え制御装置に
於いて、ブレーキ操作を検出する手段43を備え、前後
進切り換え制御が開始されてから、ブレーキ操作を検出
したときは車体の後進を停止するように構成した農作業
機の前後進切り換え制御装置、及び、車体前方の畦を感
知する畦感知手段42を設け、該畦感知手段42にて畦
49を感知したときは、車体後部の作業機16を上昇さ
せるとともに、車体を所定距離L若しくは所定時間だけ
後進させるように構成した農作業機の前後進切り換え制
御装置に於いて、前進直進走行にて農作業を施した距離
を演算する手段60を備え、この演算結果が所定距離未
満であるときは、作業機16の上昇及び車体の後進を牽
制するように構成した農作業機の前後進切り換え制御装
置、及び、車体前方の畦を感知する畦感知手段42を設
け、該畦感知手段42にて畦49を感知したときは、車
体後部の作業機16を上昇させるとともに、車体を所定
距離L若しくは所定時間だけ後進させるように構成した
農作業機の前後進切り換え制御装置に於いて、作業機1
6を非作業位置まで任意に上昇させる操作手段36を設
け、畦49を感知している間に作業機上昇操作を行った
ときには、該操作に連動して、車体を所定距離L若しく
は所定時間だけ後進させるように構成した農作業機の前
後進切り換え制御装置を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に従って詳述する。図1は農作業機の一例としてトラ
クタ10を示し、該トラクタ10は左右一対の前輪1
1,11と後輪12,12を有し、車体前部にエンジン
13を搭載するとともに車体中央部から後部にかけてミ
ッションケース14を設け、車体の後部にはリンク装置
15によりロータリ等の作業機16が連結される。ミッ
ションケース14の上方に運転席17を設け、運転席1
7の前方にステアリングハンドル18を設けて前輪1
1,11を操向する。
【0007】前記エンジン13の回転動力はミッション
ケース14内に設けられた変速装置により減速され、後
輪12または前後輪11,12に伝達されるとともに、
PTO軸19に伝達されて作業機16が駆動される。前
記エンジン13にはエンジン回転数センサ20が設けら
れている。ミッションケース14の上部にリフトシリン
ダ21を設けてあり、該リフトシリンダ21の伸縮にて
リフトアーム22を回動すれば、前記リンク機構15が
上下動して作業機16が昇降する。リフトアーム22の
回動角はリフトアーム角センサ23にて検出し、この検
出値に基づきコントローラ60が作業機16の高さを演
算する。また、作業機16のメインカバー24の後端に
リヤカバー25を回動自在に取り付け、リヤカバーセン
サ26にてリヤカバー25の回動角を検出し、この検出
値に基づきコントローラ60が作業機16の耕深量を演
算する。
【0008】運転席17の近傍には作業機16の高さを
変更するポジションレバー30、作業機16の耕耘深さ
を設定する耕深設定ダイヤル31、前後進切り換え制御
スイッチ32、変速レバー33等が設けられている。変
速レバー33には変速位置をアップ若しくはダウン指令
する一対のスイッチ28,29を設けてあり、該スイッ
チ28または29の押圧操作により、変速装置のギヤ組
合わせが高速側または低速側に1段ずつ変速される。運
転席17の前方にはハンドルポスト34を設け、このハ
ンドルポスト34に前記ステアリングハンドル18をは
じめとして、車体の前後進を選択するための前後進切り
換えレバー35、作業機を作業位置から非作業位置へ連
続的に上昇または非作業位置から作業位置へ連続的に下
降させる操作手段としての作業機昇降レバー36を装着
してある。前記ステアリングハンドル18の回転操作は
操向装置37へ伝達され、操向量に応じて前輪11が回
向する。前輪11の操向量はステアリング切れ角センサ
38によって検出される。尚、39は車体の走行速度を
検出するための車速センサであり、40は左右のブレー
キペダルである。
【0009】ここで、車体の前部には、前方の畦を感知
する畦感知手段として赤外線センサ42が設けられてい
る。該赤外線センサ42は車体の左右に1個ずつ設置さ
れており、夫々の赤外線の照射方向は車体の進行方向に
対してやや外側へオフセットさせ、且つ、夫々の赤外線
の波長を異にして左右どちらの赤外線センサ42が感知
したかを判別できるようにしてある。
【0010】例えば、図2(a)に示すように、車体前
方に畦49が存在するときは、左右の赤外線センサ4
2,42の双方が感知信号を出力し、図2(b)に示す
ように、枕地荒れ等の凸部50が存在するときは、片側
の赤外線センサ42のみが感知信号を出力する。このこ
とから、左右の赤外線センサ42,42が双方ともに感
知信号を出力したときは、車体前方に畦49が存在する
ことが判別でき、後述するコントローラ60の指令によ
って前後進切り換え制御が実行され、車体後部の作業機
16を非作業位置まで上昇させるとともに、車体を所定
距離L(若しくは所定時間)だけ後進させて、トラクタ
10及び作業機16が畦49に接触せずに旋回できる最
小限のスペースを確保する。
【0011】図3は前後進切り換え制御系のブロック図
であり、各センサやスイッチ、レバー等の検出信号がコ
ントローラ60へ入力され、各バルブやブザー等へ指令
信号が出力される。例えば、前後進切り換えレバー35
の操作により、前後進切り換えバルブ62が駆動されて
前後進クラッチが前進側または後進側に接続され、或い
は中立位置に保持される。また、リフトシリンダ切り換
えバルブ63が駆動されると作業機16が昇降し、車体
旋回時には旋回内側のブレーキバルブ64を駆動して片
ブレーキをかけるとともに、前輪増速バルブ65を駆動
して前輪11の回転速度を増速させる。尚、43はブレ
ーキ操作を検出する手段として、左右のブレーキペダル
40に設けられたポテンショメータ式のブレーキペダル
センサ、44は主クラッチ入り切り用クラッチペダルの
踏み込み操作を検出するクラッチペダルセンサ、45は
四駆二駆を切換えるための4WDスイッチ、46は作業
機16への動力伝達を入り切りするためのPTOスイッ
チである。また、66は畦49を感知したことを告知す
る手段としてのブザーである。
【0012】図4は前後進切り換え制御スイッチ32を
示し、「旋回」位置では、ステアリング切れ角から旋回
動作を検出し、旋回時には作業機16を非作業位置へ上
昇するとともに、旋回内側の後輪に片ブレーキをかける
旋回制御を実行する。このときに、前輪の回転速度を後
輪よりも増速する前輪増速動作を併用してもよい。また
「枕地旋回」位置では、後述するように畦49を検出し
たときに、車体が自動停止して作業機16を自動上昇さ
せた後、所定距離Lだけ車体を自動的に後進させる前後
進切り換え制御を実行する。
【0013】図5は前後進切り換え制御の一例を示すフ
ローチャートであり、いま、前後進切り換え制御スイッ
チ32が「枕地旋回」位置に「入」の状態でトラクタ1
0が圃場を前進走行中に(ステップ102)、車速センサ
39が検出したトラクタ10の車速が規定値以下の低速
であり(ステップ103)、且つ、4WDスイッチ45が
「入」またはPTOスイッチ46が「入」で作業状態と
見做されており(ステップ104)、セフティーモードが
解除でポジションレバー30が耕深制御可能領域にセッ
トされた状態で(ステップ105)、赤外線センサ42に
より車体前方の畦49を感知したときは(ステップ10
6)、ブザー66を作動して畦49を感知したことをオ
ペレータに告知し(ステップ107)、続いて枕地前後進
制御を実行する(ステップ108)。即ち、車速が規定値
を超える高速走行のとき(副変速装置が「高速」である
ときを含む)、4WDスイッチ45またはPTOスイッ
チ46の何れかが「切」のとき、エンジン始動直後等の
セフティモードにあるときの何れか一つでも該当すると
きは、畦感知に基づく枕地前後進制御を実行しない。
【0014】図6は枕地前後進制御の一例を示すフロー
チャートであり、前述したように、畦49を感知したこ
とをブザー66が告知したときに、オペレータが意図的
に作業機昇降レバー36を操作して、作業機上昇スイッ
チを「入」にすれば(ステップ201)、コントローラ6
0から前後進切り換えバルブ62に中立指令が出力され
て走行系クラッチである前後進クラッチが「切」になる
と同時に(ステップ202)、コントローラ60からリフ
トシリンダ切り換えバルブ63に指令が出力されて作業
機16が非作業位置へ上昇する(ステップ203)。
【0015】このとき、前後傾斜センサ47により車体
の前後傾斜量が一定値以上の場合は(ステップ204)、
作業機上昇開始指令に続いて、コントローラ60からブ
レーキバルブ64に指令が出力され(ステップ205)、
左右のブレーキを作動させて車体に制動をかける。この
ように、走行系クラッチ「切」と作業機上昇とを略同時
に行うことにより、ダッシング等による車体のオーバー
ランを防止でき、更に、ブレーキ圧設定ダイヤルに応じ
た左右ブレーキ出力することにより、圃場の硬さに適し
た制動力にてショックの発生を抑止しつつ、車体を確実
に停止できる。また、作業機上昇後の車体停止時にバッ
クブザー出力し(ステップ206)、次の後進動作に移行
することをオペレータに告知する。そして、一定時間が
経過したら(ステップ207)、コントローラ60から前
後進切り換えバルブ62に後進指令が出力され、車体が
後進を開始する(ステップ208)。バックブザー作動後
に直ちに後進開始するのではなく、一定時間ウエイトを
かけることにより、オペレータは車体の後進動作に対し
て身構えることが可能となる。
【0016】後進出力中はブレーキ操作の有無を監視し
(ステップ209)、ブレーキ操作がなければ、予め設定
された所定距離Lだけ後進して停止する(ステップ210
→212)。一方、後進出力中にブレーキペダルセンサ4
3がブレーキ操作を検出したときは、そのブレーキ力の
大きさに応じてエンジン回転を自動減速し(ステップ20
9→211)、更に強くブレーキペダル40が踏まれたとき
には、前後進切り換えクラッチを中立に切換えて後進出
力を停止する(ステップ211→212)。このように、ブレ
ーキ操作を検出して後進出力を停止することにより、オ
ペレータの操作感に合わせて後進距離を調整することが
できる。
【0017】尚、上記後進出力の停止判断は、ポテンシ
ョメータ式のブレーキペダルセンサ43にてブレーキペ
ダル40の踏み込み量を検出して行うほか、エンジン回
転数センサ20によってエンジン回転数が一定値以下に
低下したときに行ってもよい。或いは、ステップ209に
於いて、ブレーキ操作に代えてクラッチペダル操作の有
無を監視し、クラッチペダル操作があったときはオペレ
ータが危険回避のために走行停止の意思があると判断し
て、後進出力を停止するようにしてもよい。また、前後
進切り換えレバー35の操作があったときも同様に、オ
ペレータの危険回避動作があったと判断して、後進出力
を停止してもよい。
【0018】更に、前進直進走行にて農作業を施した距
離を車速に基づいて演算する手段を前記コントローラ6
0に設けておき、この演算結果が所定距離(例えば2m
程度)未満であるときは、作業機自動上昇と車体の自動
後進を牽制する。これは、圃場の端から耕耘を開始した
直後に、誤って枕地前後進制御が実行された場合は、オ
ペレータの意に反して車体が後進し、圃場から脱輪する
虞があるからである。
【0019】一方、ステップ201に於いて、オペレータ
が意図的に作業機昇降レバー36を操作することによ
り、作業機自動上昇と車体の自動後進が行われるように
制御されるが、これに代えて、前後進切り換えレバー3
5の先端部に枕地前後進制御スイッチ(図示せず)を設
けておき、畦49を感知したことをブザー66が告知し
たときに、オペレータが意図的にこの枕地前後進制御ス
イッチを操作することにより、ステップ202以降の制御
を実行するように構成してもよい。
【0020】そして、ステップ202以降の制御を実行し
ているときは、図7に示すように、メータパネル53の
中央部等オペレータが視認し易い位置にモニタ54を設
け、該モニタ54に自動前後進制御中であることを表示
する。このモニタ54は、制御実行中または制御停止中
を常に明確に表示するものであり、制御の有無によって
表示文字を変更するほか、点灯または点滅、或いは表示
色を変える等適宜方法で表示することができる。
【0021】ここで、車体の後進が停止した後に、車体
を前進させて旋回する手順について説明する。フローチ
ャートは省略するが、オペレータの操作によって前後進
切り換えレバー35を前進側へ操作することにより、前
後進切り換えバルブ62に指令が出力されて前後進クラ
ッチが前進側に接続されて車体が前進する。また、ステ
アリングハンドル18を回転して車体の旋回操作を開始
することにより、旋回内側のブレーキバルブ64が駆動
されて片ブレーキがかけられるとともに、前輪増速バル
ブ65が駆動されて前輪11の回転速度が増速され、ト
ラクタ10及び作業機16が畦49に接触せずに小回り
旋回でき、枕地をできる限り狭くすることができる。
【0022】尚、車体の後進停止後に車体を前進させる
際には、ステアリング切れ角センサ38の検出値が一定
値以内のとき、即ち、ステアリングハンドル18が略直
進状態にあるときに前進を開始し、ステアリングハンド
ル18が左右何れかに操舵されている場合には前進出力
を牽制する。また、オペレータがステアリングハンドル
18を直進状態に把持する位置にスイッチ(図示せず)
を設け、ステアリングハンドル18が直進位置に操作さ
れたときにオペレータが該スイッチを一定時間以上操作
して、自動的に前進操作できるように構成することもで
きる。
【0023】而して、本発明は、本発明の精神を逸脱し
ない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明
が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0024】
【発明の効果】本発明は上記一実施の形態に詳述したよ
うに、請求項1記載の発明は畦感知手段にて畦を感知し
たときに車体を所定距離若しくは所定時間だけ後進させ
る場合に、規定値以上高速の車速であるとき、または、
非作業状態であるときは、作業機の上昇及び車体の後進
を牽制するため、高速走行中や非作業走行中では前後進
切り換え制御が行われず、制御の実施を作業中のみに限
定できる。
【0025】請求項2記載の発明は、ブレーキ操作を検
出したときは車体の後進を牽制するため、オペレータの
操作感にあわせて後進距離を調整することができる。
【0026】請求項3記載の発明は前進直進走行にて農
作業を施した距離が所定距離未満であるときは、作業機
の上昇及び車体の後進を牽制するため、確実な前後進切
り換え制御を実行することができ、脱輪などの危険を回
避することができる。
【0027】請求項4記載の発明は、畦を感知したとき
にオペレータが作業機を非作業位置まで上昇操作を行っ
たときは、該操作に連動して車体が自動的に所定距離若
しくは所定時間だけ後進するので、オペレータの確実な
意図にて前後進切り換え制御を実行できるとともに、既
存の操作手段を利用するため新たな部品を追加する必要
がない。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施の形態を示すものである。
【図1】トラクタの側面図。
【図2】(a)前方の畦に対する赤外線センサの作動状
態を示す平面図図。 (b)前方の凸部に対する赤外線センサの作動状態を示
す平面図図。
【図3】前後進切り換え制御系のブロック図。
【図4】前後進切り換え制御スイッチの正面図。
【図5】前後進切り換え制御の一例を示すフローチャー
ト。
【図6】枕地前後進制御の一例を示すフローチャート。
【図7】メータパネルの正面図。
【符号の説明】
10 トラクタ 16 作業機 32 前後進切り換え制御スイッチ 35 前後進切り換えレバー 36 作業機昇降レバー 39 車速センサ 42 赤外線センサ 43 ブレーキペダルセンサ 49 畦 45 4WDスイッチ 46 PTOスイッチ 60 コントローラ L 所定距離
フロントページの続き (72)発明者 楫野 豊 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B043 AA04 AB19 BA02 BB03 BB06 EA02 EA13 EA35 EB09 EB14 EB16 EB23 EB29 EC13 EC14 EC15 EC19 ED12 ED14 EE05 2B304 KA08 KA16 LA02 LA06 LB05 LC03 MA01 MA02 MB03 MC13 MD02 QA05 QA11 QA17 QB13 QB17 QC03 QC08 QC14 RA01 RA27

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体前方の畦を感知する畦感知手段42
    を設け、該畦感知手段42にて畦49を感知したとき
    は、車体後部の作業機16を上昇させるとともに、車体
    を所定距離L若しくは所定時間だけ後進させるように構
    成した農作業機の前後進切り換え制御装置に於いて、車
    速を検出する手段39と、作業状態を検出する手段4
    5,46とを備え、前後進切り換え制御が開始されてか
    ら、規定値以上高速の車速であるとき、または、非作業
    状態であるときは、作業機16の上昇及び車体の後進を
    牽制するように構成したことを特徴とする農作業機の前
    後進切り換え制御装置。
  2. 【請求項2】 車体前方の畦を感知する畦感知手段42
    を設け、該畦感知手段42にて畦49を感知したとき
    は、車体後部の作業機16を上昇させるとともに、車体
    を所定距離L若しくは所定時間だけ後進させるように構
    成した農作業機の前後進切り換え制御装置に於いて、ブ
    レーキ操作を検出する手段43を備え、前後進切り換え
    制御が開始されてから、ブレーキ操作を検出したときは
    車体の後進を停止するように構成したことを特徴とする
    農作業機の前後進切り換え制御装置。
  3. 【請求項3】 車体前方の畦を感知する畦感知手段42
    を設け、該畦感知手段42にて畦49を感知したとき
    は、車体後部の作業機16を上昇させるとともに、車体
    を所定距離L若しくは所定時間だけ後進させるように構
    成した農作業機の前後進切り換え制御装置に於いて、前
    進直進走行にて農作業を施した距離を演算する手段60
    を備え、この演算結果が所定距離未満であるときは、作
    業機16の上昇及び車体の後進を牽制するように構成し
    たことを特徴とする農作業機の前後進切り換え制御装
    置。
  4. 【請求項4】 車体前方の畦を感知する畦感知手段42
    を設け、該畦感知手段42にて畦49を感知したとき
    は、車体後部の作業機16を上昇させるとともに、車体
    を所定距離L若しくは所定時間だけ後進させるように構
    成した農作業機の前後進切り換え制御装置に於いて、作
    業機16を非作業位置まで任意に上昇させる操作手段3
    6を設け、畦49を感知している間に作業機上昇操作を
    行ったときには、該操作に連動して、車体を所定距離L
    若しくは所定時間だけ後進させるように構成したことを
    特徴とする農作業機の前後進切り換え制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220147046A1 (en) * 2019-02-28 2022-05-12 Yanmar Power Technology Co., Ltd. Autonomous Traveling System

Cited By (1)

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US20220147046A1 (en) * 2019-02-28 2022-05-12 Yanmar Power Technology Co., Ltd. Autonomous Traveling System

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