JP2002051426A - ワイヤハーネス用プロテクタ - Google Patents

ワイヤハーネス用プロテクタ

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JP2002051426A
JP2002051426A JP2000234254A JP2000234254A JP2002051426A JP 2002051426 A JP2002051426 A JP 2002051426A JP 2000234254 A JP2000234254 A JP 2000234254A JP 2000234254 A JP2000234254 A JP 2000234254A JP 2002051426 A JP2002051426 A JP 2002051426A
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智子 長谷川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の電線の収容作業性を向上させることが
できるワイヤハーネス用プロテクタを提供する。 【解決手段】 プロテクタ本体11と蓋体12との間に
複数の電線Wを並列して収容し、この収容された複数の
電線Wが捻られることによって複数の電線Wの並列方向
がハーネス収容室19,34の両端側では異なる方向と
なるワイヤハーネス用プロテクタ10において、プロテ
クタ本体11と蓋体12とを各々2分割形成し、これら
2分割された一方の第1プロテクタ本体13と第1蓋体
14及び他方の第2プロテクタ本体15と第2蓋体16
を、複数の電線Wをそれぞれ並列状態に平面配索した状
態で組み付け自在にすると共に、収容された複数の電線
Wを一体的に所定角度捻った方向で第1プロテクタ本体
13と第1蓋体14との組み付け体に対して第2プロテ
クタ本体15及び第2蓋体16を結合自在にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配索された複数の
電線が損傷を受けないように収容されると共に保護され
るワイヤハーネス用プロテクタに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車用の電装品は多種多様であ
り、これらの配線に使用される複数の電線(ワイヤハー
ネス)の配索条件も多種多様である。そのため、これら
複数の電線が損傷を受けないように保護するワイヤハー
ネス用プロテクタの形状も種々のものが求められ、例え
ばワイヤハーネス用プロテクタに収容された複数の電線
が一体的に捻られることによって該複数の電線の並列方
向がワイヤハーネス用プロテクタの出入口(両端側)で
は異なる方向となるものもある。
【0003】この種の従来のワイヤハーネス用プロテク
タを図12〜図14に示す。図12はワイヤハーネス用
プロテクタの斜視図、図13は図12中F−F線に沿う
断面図、図14は図12中G−G線に沿う断面図であ
る。
【0004】図12〜図14に示すように、ワイヤハー
ネス用プロテクタ1は、底面部2aとこの底面部2aの
両側に立設された両側壁部2b,2bとを有するプロテ
クタ本体2と、このプロテクタ本体2の上面側を覆うよ
うにして組み付けられる蓋体3とを備えている。組み付
けられたプロテクタ本体2と蓋体3との間にハーネス収
容室4が形成され、このハーネス収容室4内には例えば
高圧系の複数の電線Wが所定の並列状態で収容されてい
る。即ち、複数の電線Wは、図12の区間E1では図1
3に示すように横並び方向に配置され、図12の区間E
2では図14に示すように縦並び方向に配置され、これ
ら区間E1と区間E2との間の区間E3では捻れて配置
されている。これにより、ワイヤハーネス用プロテクタ
1の両端より突出する複数の電線Wの並列方向が約90
度異なる方向となっている。
【0005】次に、ワイヤハーネス用プロテクタ1にお
けるワイヤハーネスの収容作業を説明する。プロテクタ
本体2内の区間E1に複数の電線Wを横並びに平面配索
し、この横並び状態を例えば図示しない仮止め部材で保
持する。そして、複数の電線Wを一体的に約90度捻
り、この捻った部分をプロテクタ本体2内の区間E3に
捻り配索し、かつ、捻られた部分より前方側を区間E2
に縦並びに立体配索して配置する。最後に、プロテクタ
本体2の上方より蓋体3を被せてプロテクタ本体2に蓋
体3を結合すれば完了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のワイヤハーネス用プロテクタ1では、プロテクタ本
体2内の区間E1に複数の電線Wを横並びに配置し、こ
の横並び状態を仮止め部材等で保持する必要があるた
め、仮止め部材のような別部材が必要であり、その分部
品点数の増加になった。また、複数の電線Wを捻り、こ
の捻った部分を捻り復元力に抗しながらプロテクタ本体
2内に捻り配索及び立体配索する必要があるため、ワイ
ヤハーネスの収容作業性が悪かった。
【0007】一方、仮止め部材を使用せずにワイヤハー
ネスの収容作業を行う場合には、プロテクタ本体2内の
区間E1に収容された複数の電線Wの部分を手等で押さ
えながら複数の電線Wを捻り、かつ、捻った部分等をプ
ロテクタ本体2内に縦並びに立体配索しなければなら
ず、収容作業が非常に面倒であった。
【0008】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、仮止め部材のような別部材を
使用せず、かつ、複数の電線の収容作業性を向上させる
ことができるワイヤハーネス用プロテクタを提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、プロ
テクタ本体と蓋体とを組み付け、この組み付けられた前
記プロテクタ本体と前記蓋体との間にハーネス収容室を
設け、このハーネス収容室に複数の電線を並列状態に収
容し、この収容された複数の電線が前記ハーネス収容室
内で一体的に捻られることによって該複数の電線の並列
方向が前記ハーネス収容室の両端側では異なる方向とな
るワイヤハーネス用プロテクタにおいて、前記プロテク
タ本体及び前記蓋体を前記複数の電線が捻られる箇所を
ほぼ境にそれぞれ2分割して第1プロテクタ本体と第2
プロテクタ本体及び第1蓋体と第2蓋体とで構成し、こ
れら2分割された一方の第1プロテクタ本体と第1蓋体
及び他方の第2プロテクタ本体と第2蓋体をそれぞれ前
記複数の電線を並列状態に平面配索した状態で組み付け
自在にすると共に、前記第1プロテクタ本体及び前記第
1蓋体と前記第2プロテクタ本体及び前記第2蓋体との
間に収容された前記複数の電線を一体的に所定角度捻っ
た方向でこれら両者を結合自在にしたことを特徴とす
る。
【0010】このワイヤハーネス用プロテクタでは、第
1プロテクタ本体内に複数の電線を並列状態に平面配索
し、この第1プロテクタ本体に第1蓋体を組み付け、第
1プロテクタ本体と第1蓋体より突出した複数の電線を
第2プロテクタ本体内に並列状態で平面配索し、この第
2プロテクタ本体に第2蓋体を組み付けると共に第2プ
ロテクタ本体及び第2蓋体と第1プロテクタ本体及び第
1蓋体とを所定の方向で結合すれば良いものであり、第
1分割側の第1プロテクタ本体と第1蓋体及び第2分割
側の第2プロテクタ本体と第2蓋体ともに複数の電線を
平面配索すれば良く、捻り配索や立体配索をする必要が
ない。
【0011】請求項2の発明は、請求項1記載のワイヤ
ハーネス用プロテクタであって、前記2分割された一方
の第1プロテクタ本体と第1蓋体とに収容された前記複
数の電線の並列方向は横並び方向であり、前記2分割さ
れた他方の第2プロテクタ本体と前記第2蓋体とに収容
された前記複数の電線の並列方向は縦並び方向であるこ
とを特徴とする。
【0012】このワイヤハーネス用プロテクタでは、2
分割された一方の第1プロテクタ本体と第1蓋体との間
の複数の電線の並列方向と2分割された他方の第2プロ
テクタ本体と第2蓋体との間の複数の電線の並列方向と
が90度となるものについて、請求項1の発明と同様の
作用が得られる。
【0013】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
記載のワイヤハーネス用プロテクタであって、前記2分
割された他方の第2プロテクタ本体と第2蓋体は前記複
数の電線の並列方向を同一としつつ折り曲げる折曲部を
有することを特徴とする。
【0014】このワイヤハーネス用プロテクタでは、2
分割された他方の第2プロテクタ本体と第2蓋体との間
の複数の電線を並列方向を同一としつつ折り曲げるもの
について、請求項1又は請求項2の発明と同様の作用が
得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0016】図1〜図11は本発明の一実施形態を示
し、図1はワイヤハーネス用プロテクタの組み付け完了
時の斜視図、図2は同ワイヤハーネス用プロテクタの分
解斜視図、図3は第1プロテクタ本体の斜視図、図4は
第1蓋体の斜視図、図5は第2プロテクタ本体の斜視
図、図6は第2蓋体の斜視図、図7(A)は第1位置決
めインナー部材の底面図、図7(B)は第1位置決めイ
ンナー部材の正面図、図7(C)は図7(A)中D−D
線に沿う断面図、図8(A)は第2位置決めインナー部
材の平面図、図8(B)は第2位置決めインナー部材の
正面図、図8(C)は図8(A)中E−E線に沿う断面
図、図9は図1中A−A線に沿う断面図、図10は図1
中B−B線に沿う断面図、図11は図1中C−C線に沿
う断面図である。
【0017】図2に示すように、ワイヤハーネス用プロ
テクタ10は、高圧系の3本の電線W(ワイヤハーネ
ス)を収容すると共に保護するもので、合成樹脂製のプ
ロテクタ本体11と合成樹脂製の蓋体12とを有する。
このプロテクタ本体11と蓋体12は、3本の電線Wが
捻られる箇所をほぼ境としてそれぞれ2分割部材として
構成されている。即ち、2分割部材である各一方(第1
分割側)の第1プロテクタ本体13と第1蓋体14は、
3本の電線Wを並列状態に平面配索した状態で組み付け
自在になっている。また、2分割部材である各他方(第
2分割側)の第2プロテクタ本体15と第2蓋体16
は、第1分割側の第1プロテクタ本体13と第1蓋体1
4とは並列方向自体が約90度異なるが、3本の電線W
を同様に並列状態に平面配索した状態で組み付け自在に
なっている。
【0018】図3に示すように、第1プロテクタ本体1
3は、底面部17とこの底面部17の両側に一体突出形
成された両側面部18,18とを有し、この上方に第1
蓋体14が組み付けられることによってその内部に図9
に示す第1分割側のハーネス収容室19が形成される。
また、底面部17上には一端側から他端方向に向かって
2本の仕切リブ20が平行に一体突出形成されており、
第1プロテクタ本体13内に配索された3本の電線Wは
各仕切リブ20及び側面部18に規制されることで並列
状態に平面配索した状態で収容できるようになってい
る。さらに、各仕切リブ20と両側面部18,18との
各間には各電線Wを位置決めする円弧状の位置決めリブ
21が一体突出形成されている。
【0019】また、第1プロテクタ本体13はその他端
側近くで約90度折り曲げられており、第1プロテクタ
本体13の一方の出入口22に対して他方の出入口23
が約90度程度に方向変更されている。さらに、両側面
部18,18には第1蓋体14に結合するための係止爪
ロック部(係合部)24が適所に設けられていると共
に、第2蓋体16や第2プロテクタ本体15に結合する
ための係止爪(係止部)25が適所に設けられている。
【0020】図4に示すように、第1蓋体14は、一直
線状に伸びる平板状部26と、この平板状部26の他端
側に一体成形され、上方に傾斜しつつ約90度折り曲げ
られた方向に延びる傾斜立設部27とを備えている。平
板状部26の下面で、かつ、第1プロテクタ本体13の
各位置決めリブ21に対向する位置には同じく円弧状の
位置決めリブ28が一体突出形成されており、第1プロ
テクタ本体13と第1蓋体14とが組み付けられた場合
に双方の位置決めリブ21,28によって各電線Wが正
確に位置決めされるようになっている。
【0021】また、平板状部26の両側端で、かつ、第
1プロテクタ本体13の係止爪ロック部24に対向する
位置には係止爪(係止部)29がそれぞれ設けられてお
り、第1プロテクタ本体13と第1蓋体14とは各係止
爪29が各係止爪ロック部材24にそれぞれ係止される
ことによって組み付けられるようになっている。さら
に、第1蓋体14の傾斜立設部27には第2蓋体16や
第2プロテクタ本体15に結合するための係止爪(係止
部)30が適所に設けられている。
【0022】図5に示すように、第2プロテクタ本体1
5は、第1プロテクタ本体13の底面部17とは方向が
約90度異なる方向である底面部32とこの底面部32
の両側に一体突出形成された両側面部33,33とを有
し、この上方に第2蓋体16が組み付けられることによ
ってその内部に図10,図11に示す第2分割側のハー
ネス収容室34が形成される。また、底面部32上には
2本の仕切リブ35,35が平行に一体突出形成されて
おり、第2プロテクタ本体15内に配索された3本の電
線Wは各仕切リブ35及び側面部33に規制されること
で並列状態に平面配索した状態で収容できるようになっ
ている。
【0023】また、第2プロテクタ本体15の中央部分
は3本の電線Wの並列方向を同一としつつ約90度折り
曲げる折曲部36となっており、第2プロテクタ本体1
5の一方の出入口37に対して他方の出入口38が約9
0度程度に方向変更されている。この折曲部36の両側
近傍位置には第1位置決めインナー部材40と第2位置
決めインナー部材41とがそれぞれ装着されるための係
止溝(係止部)42が設けられている。さらに、折曲部
36の一方の近傍位置で装着される第1位置決めインナ
ー部材40の対向する位置には、3本の電線Wのそれぞ
れを位置決めするための3条の円弧状の位置決めリブ3
9が一体突出形成されている。
【0024】また、両側面部33,33には第2蓋体1
6に結合するための係止爪ロック部(係合部)43が適
所に設けられていると共に、第1蓋体14や第1プロテ
クタ本体13に結合するための係止爪ロック部(係合
部)44が適所に設けられている。
【0025】図6に示すように、第2蓋体16は、平板
状ベース部45と、この平板状ベース部45の他端側に
回転自在に設けられた平板状回転部46とを備えてお
り、平板状回転部46の一部は第2プロテクタ本体15
の折曲部36と同様に約90度折り曲げられた折曲部4
7として形成されている。また、平板状ベース部45及
び平板状回転部46の両側端で、かつ、第2プロテクタ
本体15の係止爪ロック部43に対向する位置には係止
爪(係止部)48がそれぞれ設けられており、第2プロ
テクタ本体15と第2蓋体16とは各係止爪48が各係
止爪ロック部43にそれぞれ係止されることによって組
み付けられる。さらに、第2蓋体16の平板状ベース部
45には第1蓋体14や第1プロテクタ本体13に結合
するための係止爪ロック部(係合部)49が適所に設け
られている。
【0026】図2,図7に示すように、第1位置決めイ
ンナー部材40は、上面部50とこの上面部50の両側
に一体突出形成された両側面部51,51とを有し、こ
の両側面部51,51には係止爪(係止部)52がそれ
ぞれ設けられている。第1位置決めインナー部材40は
第2プロテクタ本体15に挿入し、一対の係止爪52,
52を各係止溝42,42に係止することによって装着
される。上面部50の内面には円弧状の位置決めリブ5
3が3条一体突出形成されており、第1位置決めインナ
ー部材40が第2プロテクタ本体15に装着された状態
では、この位置決めリブ53と第2プロテクタ本体15
の位置決めリブ39とによって3本の電線Wがそれぞれ
位置決めされるようになっている。
【0027】図2,図8に示すように、第2位置決めイ
ンナー部材41は、インナーベース部55とこのインナ
ーベース部55にヒンジ部56を介して連結された蓋部
57とを備えており、蓋部57とインナーベース部55
とは互いのロック爪(係止部)58同士の係脱によって
着脱自在に設けられている。インナーベース部材55に
は一対の係止爪(係止部)59,59が設けられてい
る。そして、第2位置決めインナー部材41を第2プロ
テクタ本体15に挿入し、一対の係止爪59,59を各
係止溝42,42に係止することによって第2プロテク
タ本体15に装着されるようになっている。
【0028】また、インナーベース部55と蓋部57と
の互いの対向面側には位置決めリブ60が3条それぞれ
一体突出形成されており、この双方の位置決めリブ60
によって3本の電線Wを第2位置決めインナー部材41
の単独で位置決めできるようになっている。さらに、第
2プロテクタ本体15に装着された場合には3本の電線
Wを第2位置決めインナー部材41を介して第2プロテ
クタ本体15にそれぞれ位置決めできるようになってい
る。
【0029】次に、上記ワイヤハーネス用プロテクタ1
0におけるワイヤハーネスの収容作業を説明する。図2
に示すように、図示しない所定の治具上に第1プロテク
タ本体13と第2位置決めインナー部材41とを所定の
間隔を置いてセットする。そして、第1プロテクタ本体
13の底面部17に3本の電線Wを並列状態に平面配索
した状態で配置する。また、第1プロテクタ本体13内
に配索された3本の電線Wを第2位置決めインナー部材
41のインナーベース部55内に並列状態に平面配索し
た状態で配置する。
【0030】次に、第2位置決めインナー部材41のイ
ンナーベース部55に蓋部57を装着して第2位置決め
インナー部材41で3本の電線Wを位置決めした状態で
固定する。そして、第2位置決めインナー部材41で固
定された3本の電線Wを図2にて矢印で示す方向に約9
0度折り曲げ、この折り曲げられた3本の電線Wの箇所
を第1プロテクタ本体13の他方の出入口23上に配置
する。
【0031】次に、この状態を保持しつつ第1プロテク
タ本体13の上方から第1蓋体14を被せ、第1プロテ
クタ本体13の係止ロック部材24と第2蓋体16の係
止爪29とを係止することによって第1プロテクタ本体
13と第1蓋体14とを組み付ける。これによって3本
の電線Wは、図9に示すように、第1プロテクタ本体1
3と第1蓋体14との第1分割側のハーネス収容室19
内に横並び状態で収容される。
【0032】次に、第2位置決めインナー部材41で固
定された3本の電線Wを一体的に約90度捻り、この捻
った状態で3本の電線Wを固定している第2位置決めイ
ンナー部材41を第2プロテクタ本体15に装着すると
共に、3本の電線Wを第2プロテクタ本体15の底面部
32に並列状態に平面配索する。この平面配索は、3本
の電線Wが第2位置決めインナー部材41で位置決めさ
れているため容易にできる。
【0033】次に、第1位置決めインナー部材40を第
2プロテクタ本体15に装着し、第1位置決めインナー
部材40の位置決めリブ53と第2プロテクタ本体15
の位置決めリブ39にて位置決めされる。これで、3本
の電線Wはほぼ第2プロテクタ本体15に所定の並列状
態で仮固定されることになる。即ち、この実施形態で
は、第2位置決めインナー部材41と第1位置決めイン
ナー部材40の装着によって第2プロテクタ本体15に
おける3本の電線Wの並列状態の平面配索がほぼ完了す
る。
【0034】次に、第2プロテクタ本体15に第2蓋体
16を被せ、第2プロテクタ本体15の係止爪ロック部
43と第2蓋体16の係止爪48とを係止することによ
って第2プロテクタ本体15と第2蓋体16とを組み付
ける。これによって3本の電線Wは、図10,図11に
示すように、第2プロテクタ本体15と第2蓋体16と
の第2分割側のハーネス収容室34内に縦並び状態で収
容される。尚、第2分割側の他方の出入口38側は、直
立方向の縦並びに対して少し傾斜している。さらに、第
2プロテクタ本体15と第2蓋体16との組み付けと同
時に第2プロテクタ本体15及び第2蓋体16と第1プ
ロテクタ本体13及び第1蓋体14との間を係止爪30
及び係止爪ロック部49等で係止して結合すれば、3本
の電線Wの収容作業が完了する。尚、第2分割側と第1
分割側との結合作業は第2プロテクタ本体15と第2蓋
体16との組み付け作業よりも先に、または、同時に行
う場合もあり、作業の前後は各プロテクタ本体13,1
5と各蓋体14,16の設計態様による。
【0035】上記3本の電線Wの収容作業において、第
1プロテクタ本体13と第1蓋体14との収容作業、及
び、第2プロテクタ本体15と第2蓋体16との収容作
業で共に3本の電線Wを並列状態に平面配索すれば良
く、捻り配索や立体配索をする必要がないため、従来例
の仮止め部材のような別部材を使用せず、且つ、ワイヤ
ハーネスの収容作業が容易にできるという効果が得られ
る。
【0036】この実施形態では、第1プロテクタ本体1
3と第1蓋体14とに収容された3本の電線W(ワイヤ
ハーネス)の並列方向は横並び方向であり、第2プロテ
クタ本体15と第2蓋体16とに収容された3本の電線
Wの並列方向は縦並び方向であるので、第1分割側のワ
イヤハーネスの並列方向と第2分割側のワイヤハーネス
の並列方向とが90度となるものについて、従来例の仮
止め部材のような別部材を使用せず、かつ、ワイヤハー
ネスの収容作業性を向上させることができる。尚、この
実施形態では、ワイヤハーネスの捻れ角が90である
が、捻れ角の大きさに関係なく本発明が適用できること
は勿論である。捻れ角が大きくなればなるほど従来例で
は収容作業に困難を伴うが、本発明では捻れ角の大きさ
に係わらずワイヤハーネスの収容作業が容易であり、有
効である。
【0037】また、この実施形態では、第2プロテクタ
本体15と第2蓋体16とは、3本の電線Wの並列方向
を同一としつつ折り曲げる折曲部36,47を有するの
で、第2分割側のワイヤハーネスの並列方向を同一とし
つつ折り曲げるものについて従来例の仮止め部材のよう
な別部材を使用せず、かつ、ワイヤハーネスの収容作業
性を向上させることができる。
【0038】尚、前記実施形態では、ワイヤハーネス用
プロテクタ10は、3本の電線Wを収容するものを示し
たが、2本又は4本又はそれ以上の複数の電線を収容
し、その内部で複数の電線を一体的に捻り、その並列方
向が両端側で異なる方向とされるものであれば本発明が
適用できることは勿論である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、2分割された一方の第1プロテクタ本体内に複
数の電線を並列状態にそれぞれ平面配索し、この第1プ
ロテクタ本体に第1蓋体を組み付け、第1プロテクタ本
体と第1蓋体より突出した複数の電線を2分割された他
方の第2プロテクタ本体内に並列状態でそれぞれ平面配
索し、この第2プロテクタ本体に第2蓋体を組み付ける
と共に該第2プロテクタ本体及び第2蓋体と第1プロテ
クタ本体及び第1蓋体とを所定の方向で連結すれば良い
ものであり、2分割された一方の第1プロテクタ本体と
第1蓋体及び他方の第2プロテクタ本体と第2蓋体とも
に複数の電線を平面配索すれば良く、捻り配索や立体配
索をする必要がない。これにより、仮止め部材等の別部
材を使用せず、かつ、ワイヤハーネスの収容作業性をよ
り一段と向上させることができる。
【0040】請求項2の発明によれば、2分割された一
方の第1プロテクタ本体と第1蓋体との間に収容された
複数の電線の並列方向は横並び方向であり、2分割され
た他方の第2プロテクタ本体と第2蓋体との間に収容さ
れた複数の電線の並列方向は縦並び方向であるので、一
方の第1プロテクタ本体と第1蓋体との間の複数の電線
の並列方向と、他方の第2プロテクタ本体と第2蓋体と
の間の複数の電線の並列方向とが90度となるものにつ
いて請求項1の発明と同様の効果が得られる。
【0041】請求項3の発明によれば、2分割された他
方の第2プロテクタ本体と第2蓋体は複数の電線の並列
方向を同一としつつ折り曲げる折曲部をそれぞれ有する
ので、他方の第2プロテクタ本体と第2蓋体との間の複
数の電線を並列方向を同一としつつ折り曲げるものにつ
いて請求項1又は請求項2の発明と同様の効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、ワイヤハーネス用
プロテクタの組み付け完了時の斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を示し、ワイヤハーネス用
プロテクタの分解斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態を示し、第1プロテクタ本
体の斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態を示し、第1蓋体の斜視図
である。
【図5】本発明の一実施形態を示し、第2プロテクタ本
体の斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態を示し、第2蓋体の斜視図
である。
【図7】本発明の一実施形態を示し、(A)は第1位置
決めインナー部材の底面図、(B)は第1位置決めイン
ナー部材の正面図、(C)は図7(A)中D−D線に沿
う断面図である。
【図8】本発明の一実施形態を示し、(A)は第2位置
決めインナー部材の平面図、(B)は第2位置決めイン
ナー部材の正面図、(C)は図8(A)中E−E線に沿
う断面図である。
【図9】本発明の一実施形態を示し、図1中A−A線に
沿う断面図である。
【図10】本発明の一実施形態を示し、図1中B−B線
に沿う断面図である。
【図11】本発明の一実施形態を示し、図1中C−C線
に沿う断面図である。
【図12】従来例のワイヤハーネス用プロテクタの斜視
図である。
【図13】図12中F−F線に沿う断面図である。
【図14】図12中G−G線に沿う断面図である。
【符号の説明】
10 ワイヤハーネス用プロテクタ 11 プロテクタ本体 12 蓋体 13 第1プロテクタ本体 14 第1蓋体 15 第2プロテクタ本体 16 第2蓋体 19,34 ハーネス収容室 36,47 折曲部 W 電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H023 AA04 AB01 AC08 AC35 AC71 3H024 AA04 AB07 AC03 4E352 AA09 BB15 CC02 CC40 DD06 DR05 DR19 DR22 EE10 GG20 5G357 DA06 DB03 DC12 DD06 DE03 DG04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロテクタ本体と蓋体とを組み付け、こ
    の組み付けられた前記プロテクタ本体と前記蓋体との間
    にハーネス収容室を設け、このハーネス収容室に複数の
    電線を並列状態に収容し、この収容された複数の電線が
    前記ハーネス収容室内で一体的に捻られることによって
    該複数の電線の並列方向が前記ハーネス収容室の両端側
    では異なる方向となるワイヤハーネス用プロテクタにお
    いて、 前記プロテクタ本体及び前記蓋体を前記複数の電線が捻
    られる箇所をほぼ境にそれぞれ2分割して第1プロテク
    タ本体と第2プロテクタ本体及び第1蓋体と第2蓋体と
    で構成し、これら2分割された一方の第1プロテクタ本
    体と第1蓋体及び他方の第2プロテクタ本体と第2蓋体
    をそれぞれ前記複数の電線を並列状態に平面配索した状
    態で組み付け自在にすると共に、前記第1プロテクタ本
    体及び前記第1蓋体と前記第2プロテクタ本体及び前記
    第2蓋体との間に収容された前記複数の電線を一体的に
    所定角度捻った方向でこれら両者を結合自在にしたこと
    を特徴とするワイヤハーネス用プロテクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のワイヤハーネス用プロテ
    クタであって、 前記2分割された一方の第1プロテクタ本体と第1蓋体
    とに収容された前記複数の電線の並列方向は横並び方向
    であり、前記2分割された他方の第2プロテクタ本体と
    第2蓋体とに収容された前記複数の電線の並列方向は縦
    並び方向であることを特徴とするワイヤハーネス用プロ
    テクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のワイヤハー
    ネス用プロテクタであって、 前記2分割された他方の第2プロテクタ本体と前記第2
    蓋体は前記複数の電線の並列方向を同一としつつ折り曲
    げる折曲部を有することを特徴とするワイヤハーネス用
    プロテクタ。
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